JP5752928B2 - 能動型振動騒音抑制装置 - Google Patents
能動型振動騒音抑制装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5752928B2 JP5752928B2 JP2010265891A JP2010265891A JP5752928B2 JP 5752928 B2 JP5752928 B2 JP 5752928B2 JP 2010265891 A JP2010265891 A JP 2010265891A JP 2010265891 A JP2010265891 A JP 2010265891A JP 5752928 B2 JP5752928 B2 JP 5752928B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplitude
- filter coefficient
- value
- phase
- sine wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Description
また、本発明において、前記振幅更新式の第二加減算項は、前記正弦波制御信号にステップサイズパラメータを乗じた項であり、且つ、前回更新された前記振幅フィルタ係数に対して減算し、前記能動型振動騒音抑制装置は、前記位相フィルタ係数の更新値に基づいて算出される発散判定値が所定閾値を超えた場合に制御が発散状態であると判定し、制御が発散状態であると判定された場合に、前記ステップサイズパラメータを大きくなるように可変に設定する発散処理部を備えるようにしてもよい。
(能動型振動騒音抑制装置の概要)
能動型振動騒音抑制装置の概要について説明する。能動型振動騒音抑制装置は、種々の発生源が振動または騒音(以下、「抑制対象振動等」と称する)を発生する場合に、所望の位置において当該振動または騒音を能動的に抑制するために、制御振動または制御音(以下、「制御振動等」と称する)を発生させる装置である。つまり、抑制対象振動等に対して制御振動等を合成させることで、所定位置(評価点)において、制御振動等が抑制対象振動等を打ち消すように作用する。その結果、評価点において、抑制対象振動等が抑制されることになる。
次に、第一実施形態の能動型振動騒音抑制装置100の詳細について、図1を参照して説明する。図1に示すように、能動型振動騒音抑制装置100は、エンジン10によって発生される抑制対象振動等が伝達系Cを介して評価点20に伝達する場合に、評価点20における振動または騒音を低減するための装置である。
ここで、上述したように、外乱や経年変化などによって、実際の伝達関数Gの位相Φと推定伝達関数Ghの推定位相Φhとにずれ(以下、単に「位相ずれ」と称する)が生じている場合には、評価点20において抑制対象振動等fnを抑制せずに、発散することがある。そこで、実際の伝達関数Gの位相Φと推定伝達関数Ghの推定位相Φhとのずれを変化させた場合に、抑制対象振動等fnを収束させることができるか、それとも発散するかについて解析を行った。
上述した式(5)(6)に、振幅フィルタ係数anの更新式および位相フィルタ係数φnの更新式を示した。これらの更新式の導き方について、以下に説明する。
第二実施形態の能動型振動騒音抑制装置200について、図3〜図11を参照して説明する。ここで、本実施形態の能動型振動騒音抑制装置200において、第一実施形態の能動型振動騒音抑制装置100と同一構成については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。本実施形態の能動型振動騒音抑制装置200は、図3に示すように、角周波数算出部110と、正弦波制御信号生成部120と、発生装置130と、残留信号検出部140と、推定伝達関数記憶部150と、フィルタ係数更新部260と、発散処理部270とを備えている。
次に、位相ずれを90°とした場合と、位相ずれを120°とした場合について、解析を行った。位相ずれが90°の場合について、図6〜図8を参照して説明する。図6に示すように、初期において、残留信号検出部140により検出される残留信号enが大きくなっている。このとき、図7に示すように、正弦波制御信号ynが大きくなる。その結果、図6に示すように、残留信号enが低減されていく。ここで、図8に示すように、調整発散判定値Δawmn+1は0からスタートし、収束判定用閾値Th2以下の場合には、式(20)に従って、今回の振幅第二加減算項ステップサイズパラメータμy+1を前回のμyに対して調整量αの分だけ小さくする。
第二実施形態の発散処理部270において、振幅フィルタ係数の更新値の絶対値Δaw1n+1により発散判定を行ったが、この他に、位相フィルタ係数φnの更新値の絶対値により発散判定を行うこともでき、さらには、残留信号enの絶対値により発散判定を行うこともできる。
100,200:能動型振動騒音抑制装置、 110:角周波数算出部
120:正弦波制御信号生成部、 130:発生装置、 140:残留信号検出部
150:推定伝達関数記憶部、 160,260:フィルタ係数更新部
270:発散処理部
Claims (5)
- 正弦波制御信号に応じた制御振動または制御音を出力して、評価点における振動または騒音を能動的に抑制する能動型振動騒音抑制装置であって、
振動または騒音の発生源の周波数、適応フィルタとしての振幅フィルタ係数および位相フィルタ係数により構成される前記正弦波制御信号を生成する正弦波制御信号生成部と、
前記正弦波制御信号に応じた制御振動または制御音を出力する制御振動制御音発生装置と、
前記評価点において前記発生源による振動または騒音と前記制御振動または制御音との干渉による残留信号を検出する残留信号検出部と、
前記制御振動制御音発生装置から前記評価点までの伝達関数の推定値を予め記憶する推定伝達関数記憶部と、
前回更新された前記振幅フィルタ係数に対して、前記伝達関数の推定値および前記残留信号に基づき算出される振幅更新式の第一加減算項を加減算すると共に、前記正弦波制御信号に基づき算出される振幅更新式の第二加減算項を加減算することにより、前記正弦波制御信号の前記振幅フィルタ係数を更新する振幅フィルタ係数更新部と、
前回更新された前記位相フィルタ係数に対して、前記伝達関数の推定値および前記残留信号に基づき算出される位相更新式の加減算項を加減算することにより、前記正弦波制御信号の前記位相フィルタ係数を更新する位相フィルタ係数更新部と、
を備え、
前記位相更新式の加減算項には、前記正弦波制御信号に基づき算出される項は含まれない能動型振動騒音抑制装置。 - 請求項1において、
前記振幅更新式の第二加減算項は、前記正弦波制御信号にステップサイズパラメータを乗じた項であり、
前記ステップサイズパラメータは、予め設定した一定値である能動型振動騒音抑制装置。 - 請求項1または2において、
前記振幅更新式の第二加減算項は、前記正弦波制御信号にステップサイズパラメータを乗じた項であり、且つ、前回更新された前記振幅フィルタ係数に対して減算し、
前記能動型振動騒音抑制装置は、前記振幅フィルタ係数の更新値に基づいて算出される発散判定値が所定閾値を超えた場合に制御が発散状態であると判定し、制御が発散状態であると判定された場合に、前記ステップサイズパラメータを大きくなるように可変に設定する発散処理部を備える能動型振動騒音抑制装置。 - 請求項1または2において、
前記振幅更新式の第二加減算項は、前記正弦波制御信号にステップサイズパラメータを乗じた項であり、且つ、前回更新された前記振幅フィルタ係数に対して減算し、
前記能動型振動騒音抑制装置は、前記位相フィルタ係数の更新値に基づいて算出される発散判定値が所定閾値を超えた場合に制御が発散状態であると判定し、制御が発散状態であると判定された場合に、前記ステップサイズパラメータを大きくなるように可変に設定する発散処理部を備える能動型振動騒音抑制装置。 - 請求項3または4において、
前記発散判定値は、今回の前記振幅フィルタ係数の更新値の絶対値、前記位相フィルタ係数の更新値の絶対値および前記残留信号の絶対値の少なくとも何れかと、過去の前記振幅フィルタ係数の更新値の絶対値、前記位相フィルタ係数の更新値の絶対値および前記残留信号の絶対値の少なくとも何れかとに基づいて算出された調整発散判定値を適用する能動型振動騒音抑制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010265891A JP5752928B2 (ja) | 2010-11-30 | 2010-11-30 | 能動型振動騒音抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010265891A JP5752928B2 (ja) | 2010-11-30 | 2010-11-30 | 能動型振動騒音抑制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012119800A JP2012119800A (ja) | 2012-06-21 |
JP5752928B2 true JP5752928B2 (ja) | 2015-07-22 |
Family
ID=46502189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010265891A Active JP5752928B2 (ja) | 2010-11-30 | 2010-11-30 | 能動型振動騒音抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5752928B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7531979B2 (ja) | 2021-01-12 | 2024-08-13 | パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社 | 能動騒音低減装置、移動体装置、及び、能動騒音低減方法 |
CN114910556B (zh) * | 2022-05-10 | 2023-08-04 | 江苏恒尚节能科技股份有限公司 | 建筑幕墙型材加工噪声控制方法及系统 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2751685B2 (ja) * | 1991-09-18 | 1998-05-18 | 日産自動車株式会社 | 能動型騒音制御装置 |
JPH0793037A (ja) * | 1993-09-27 | 1995-04-07 | Tokai Rubber Ind Ltd | アクティブマウントの制御方法 |
JPH07238986A (ja) * | 1994-02-24 | 1995-09-12 | Tokai Rubber Ind Ltd | アクティブマウントの制御装置とそれを用いた防振装置およびアクティブマウントの制御方法 |
JPH1011074A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-01-16 | Toa Corp | 電子消音装置 |
JP2000002293A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Nissan Motor Co Ltd | 能動型騒音振動制御装置 |
JP3767177B2 (ja) * | 1998-06-29 | 2006-04-19 | 東海ゴム工業株式会社 | アクティブ制御装置 |
JP3842643B2 (ja) * | 2001-12-25 | 2006-11-08 | 東海ゴム工業株式会社 | 適応制御法を用いた能動的振動制御方法 |
JP2008113371A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Oki Electric Ind Co Ltd | エコーキャンセラ及びエコーキャンセル方法 |
-
2010
- 2010-11-30 JP JP2010265891A patent/JP5752928B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012119800A (ja) | 2012-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013002140A1 (ja) | 能動型振動騒音抑制装置 | |
JP5713958B2 (ja) | 能動型騒音制御装置 | |
JP4079831B2 (ja) | 能動型騒音低減装置 | |
JP4967000B2 (ja) | 効果音発生装置 | |
JP5312604B2 (ja) | 能動型振動騒音制御装置 | |
JP5757346B2 (ja) | 能動振動騒音制御装置 | |
CN106796783B (zh) | 有源型噪声降低装置 | |
WO2017188133A1 (ja) | 能動型騒音低減装置及び能動型騒音低減方法 | |
WO2014128857A1 (ja) | 能動振動騒音制御装置 | |
WO2016151624A1 (ja) | 能動振動騒音制御装置 | |
JP2007269244A (ja) | 能動型騒音制御装置及び能動型振動制御装置 | |
JP5752928B2 (ja) | 能動型振動騒音抑制装置 | |
JP4945425B2 (ja) | 能動型防振適応制御装置 | |
JP3430795B2 (ja) | 周期性信号の適応制御方法 | |
JP5846776B2 (ja) | 能動型振動騒音抑制装置 | |
JP5674569B2 (ja) | 能動型振動騒音抑制装置 | |
JP5674568B2 (ja) | 能動型振動騒音抑制装置 | |
JP2012201241A (ja) | 能動型振動騒音抑制装置 | |
JP2021162857A (ja) | 能動型振動騒音低減装置 | |
JP2012168283A (ja) | 能動型振動騒音抑制装置 | |
JP3611181B2 (ja) | 周期性信号の適応制御方法 | |
JP2012168282A (ja) | 能動型振動騒音抑制装置 | |
JP2018204662A (ja) | 能動型振動騒音制御装置 | |
US11594209B2 (en) | Active noise control device | |
US20230290328A1 (en) | Active noise reduction system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130805 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150521 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5752928 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |