JP5752872B2 - ストレッチ織物 - Google Patents
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(1)セルロース系繊維フィラメント糸の沸水収縮率(A)とポリエステル繊維フィラ メント糸の沸水収縮率(B)との沸水収縮率差(B−A)が4.2〜13.8% (2)セルロース系繊維フィラメント糸の混率が50〜87%
ポリエステル繊維フィラメント糸の混率が10〜47%
弾性繊維の混率が3〜40%
(3)撚係数が5000〜25000
(4)弾性繊維の破断伸度が400〜800%
1dtex当たり0.034cNの張力下で試長1mの10回巻カセを準備し、1dtex当たり0.034cNの荷重を負荷して初期カセ長(L0)を測定し、そのカセを無荷重状態で沸騰水中に30分間浸漬した後、再び荷重をかけて測定カセ長(L1)を測定し、次式より算出した。
沸水収縮率(%)=[(L0−L1)/L0]×100
織物に分散染料にて下記条件で染色加工を行った。
染料:Dianix Red 2BSL−FS(ダイスタージャパン社製)
染料濃度:2% (対繊維重量)
浴比:1:20
温度、時間:120℃×40分
セルロース系繊維フィラメント糸としてBWSが3.0%のセルローストリアセテートフィラメント糸66dtex/40フィラメント(f)(三菱レイヨン社製商品名ソアロン)、ポリエステル繊維フィラメント糸としてBWSが7.2%のポリエチレンテレフタレートフィラメント糸22dtex/12f(三菱レイヨン社製商品名ソルーナ)、弾性繊維としてポリウレタン系弾性繊維22dtex(旭化成工業社製商品名ロイカ)22dtexを用い、合糸機上で、セルローストリアセテートフィラメント糸とポリエチレンテレフタレートフィラメント糸と弾性繊維とを、弾性繊維を伸長率2.5倍に伸長しつつ、エアー交絡処理を施し、パーンに巻き取った。次いで、ダブルツイスターを用い、撚数1400回/m(撚係数13775)、撚方向Sで合撚を施し、合撚混合糸条を作成した。得られた合撚混合糸における各繊維の混率は、セルローストリアセテートフィラメント糸68.2%、ポリエチレンテレフタレートフィラメント糸22.7%、ポリウレタン系弾性繊維9.1%であった。
セルロース系繊維フィラメント糸としてBWSが2.8%のセルローストリアセテートフィラメント糸135dtex/33f(三菱レイヨン社製)、ポリエステル繊維フィラメント糸としてBWSが7.2%のポリエチレンテレフタレートフィラメント糸22dtex/12f(三菱レイヨン社製)、弾性繊維としてポリウレタン系弾性繊維33dtex(旭化成工業社製)を用い、合糸機上で、セルローストリアセテートフィラメント糸とポリエチレンテレフタレートフィラメント糸と弾性繊維とを、弾性繊維を伸長率2.5倍に伸長しつつ、エアー交絡処理を施し、パーンに巻き取った。次いでダブルツイスターを用い、撚数1000回/m(撚係数13050)、撚方向Sで合撚を施し、合撚複合糸を作成した。得られた合撚混合糸における各繊維の混率は、セルローストリアセテートフィラメント糸79.3%、ポリエチレンテレフタレートフィラメント糸12.9%、ポリウレタン系弾性繊維7.8%であった。
セルロース系繊維フィラメント糸としてBWSが2.7%のセルローストリアセテートフィラメント糸50dtex/34f(三菱レイヨン社製)と、ポリエステル繊維フィラメント糸としてBWSが16.5%のポリエチレンテレフタレートフィラメント糸33dtex/24f(三菱レイヨン社製)とを、エアー交絡処理し、混繊糸を作成した。この混繊糸と、弾性繊維として用いたポリウレタン系弾性繊維33dtex(旭化成工業社製)とを、弾性繊維を伸長率2.5倍に伸長しつつ、合糸機上でエアー交絡処理を施し、パーンに巻き取った。次いでダブルツイスターを用い、撚数1000回/m(撚係数9808)、撚方向Sで合撚を施し、合撚複合糸を作成した。得られた合撚混合糸における各繊維の混率は、セルローストリアセテートフィラメント糸52.0%、ポリエチレンテレフタレートフィラメント糸34.3%、ポリウレタン系弾性繊維13.7%であった。
実施例1において、ポリエステル繊維フィラメント糸として、BWS3.0%のポリエチレンテレフタレートフィラメント糸22dtex/12f(三菱レイヨン社)を用いた以外は、実施例1と同様にして合撚複合糸を作成し、製織し、染色仕上げ加工を施し、最終仕上げ幅143cm、仕上げ密度160本/吋、緯密度90本/吋の織物を得た。得られた織物は、染色時の押し込みシワは少ないものの、膨らみ感の少ないストレッチ織物であった。
セルロース系繊維フィラメント糸としてBWSが3.0%のセルローストリアセテートフィラメント糸40dtex/9f(三菱レイヨン社製)、ポリエステル繊維フィラメント糸としてBWSが9.6%のポリエチレンテレフタレートフィラメント糸56dtex/24f(三菱レイヨン社製)、弾性繊維としてポリウレタン系弾性繊維22dtex(旭化成工業社製)を用い、合糸機上で、セルローストリアセテートフィラメント糸とポリエチレンテレフタレートフィラメント糸と弾性繊維とを、弾性繊維を伸長率2.5倍に伸長しつつ、エアー交絡処理を施し、パーンに巻き取った。次いで、ダブルツイスターを用い、撚数1400回/m(撚係数14332)、撚方向Sの合撚を施し、合撚複合糸を作成した。得られた合撚混合糸における各繊維の混率は、セルローストリアセテートフィラメント糸37.9%、ポリエチレンテレフタレートフィラメント糸53.7%、ポリウレタン系弾性繊維8.4%であった。
セルロース系繊維フィラメント糸としてBWSが3.0%のセルローストリアセテートフィラメント糸84dtex/20f(三菱レイヨン社製)、弾性繊維としてポリウレタン系弾性繊維22dtex(旭化成工業社製)を用い、合糸機上で、セルローストリアセテートフィラメント糸と弾性繊維とを、弾性繊維を伸長率2.5倍に伸長しつつ、エアー交絡処理を施し、パーンに巻き取った。次いで、ダブルツイスターを用い、撚数1400回/m(撚係数13487)、撚方向Sの合撚を施し、合撚複合糸を作成した。得られた合撚混合糸における各繊維の混率は、セルローストリアセテートフィラメント糸90.5%、ポリウレタン系弾性繊維9.5%であった。得られた合撚複合糸を用い、実施例1と同様にして、製織し、染色仕上げ加工を施し、最終仕上げ幅141cm、仕上げ密度118本/吋、緯密度100本/吋の織物を得た。得られた織物は、鮮明な赤色を呈し、清涼感はあるものの、膨らみ感、ハリコシ感が少なく、染色時の押し込み皺のあるストレッチ織物であった。
実施例2において、ダブルツイスターを用いて合撚する際、撚数を2000回/m(撚係数26092)とした以外は、実施例2と同様にして合撚複合糸を作成し、製織し、染色仕上げ加工を施し、最終仕上げ幅143cm、仕上げ密度160本/吋、緯密度90本/吋の織物を得た。得られた織物は、染色時の押し込み皺は少ないものの、膨らみ感のない、風合いの硬いストレッチ織物であった。
実施例2において、ダブルツイスターを用いて合撚する際、撚数を350回/m(撚係数4566)とした以外は、実施例2と同様にして合撚複合糸を作成し、製織し、染色仕上げ加工を施し、最終仕上げ幅143cm、仕上げ密度160本/吋、緯密度90本/吋の織物を得た。得られた織物は、清涼感が少なく、織物表面がシボ立った目面の悪いストレッチ織物であった。
Claims (3)
- セルロース系繊維フィラメント糸、エチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステルから構成されたポリエステル繊維フィラメント糸及び弾性繊維からなる合撚複合糸であって、下記の要件(1)、(2)、(3)及び(4)を満足する合撚複合糸を、経糸及び緯糸の少なくとも一方に用いて構成したストレッチ織物。
(1)セルロース系繊維フィラメント糸の沸水収縮率(A)とポリエステル繊維フィラ メント糸の沸水収縮率(B)との沸水収縮率差(B−A)が4.2〜13.8%
(2)セルロース系繊維フィラメント糸の混率が50〜87%
ポリエステル繊維フィラメント糸の混率が10〜47%
弾性繊維の混率が3〜40%
(3)撚係数が5000〜25000
(4)弾性繊維の破断伸度が400〜800% - 合撚複合糸が、セルロース系繊維フィラメント糸、エチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステルから構成されたポリエステル繊維フィラメント糸及び弾性繊維をエアー交絡処理した後に、合撚することによる複合糸である請求項1に記載のストレッチ織物。
- セルロース系繊維フィラメント糸が、セルロースアセテート繊維フィラメント糸である請求項1または請求項2に記載のストレッチ織物。
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