JP5748551B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
このように、利用者は原稿データの種類ごとにアプリケーションプログラムを使い分けるのが一般的である。しかし、利用者が作成しようとする文書としては、例えば文字のみや、表のみ、画像のみといった1種類の原稿データのみから構成される文書よりも、文字と表、文字と画像等、複数種類の原稿データから構成される文書の方が一般的である。そこで複数種類の原稿データを一つの目的文書にまとめて作成するための統合アプリケーションとしての文書処理システムが提供されている。
文書処理システムでは、印刷設定の一つとして、文書の区切りであるインデックス紙(タブ紙)の設定を行うことで、プリンタが出力する用紙の意図した位置にインデックス紙を挿入することを可能としている。
従来の文書処理システムでは、インデックス紙のインデックス(耳)部分の文字列を含む原稿データに対して、画像の印字位置をシフトすることで、インデックス(耳)部分への文字列の印字を実現する技術が知られている(参考文献1参照。)。
即ち、原稿データとして図16の1601に示すようなページ画像(画像サイズ:インデックス紙のサイズ、本文部分の画像:「A」、インデックス(耳)部分の画像:「ABCDEFG」)が含まれているとする。この場合、原稿データにおける他のページと同等の印字領域1602に画像を配置すると、印字領域外に存在するインデックス(耳)部分の画像が削除(クリップ)される。そのため、プリンタが出力するインデックス紙にはインデックス(耳)部分の画像が欠けて印字されてしまう(1603)。また、インデックス(耳)部分の画像が印字領域1602に含まれるようにページ画像をシフトして配置すると、本文部分の印字領域外にシフトされた画像が削除(クリップ)される。そのため、プリンタが出力するインデックス紙には本文部分の画像が欠けて印字されてしまう(1604)。
また、利用者がアプリケーションで作成する原稿データの形式は様々である。即ち、上述するように、インデックス紙に印刷するページにインデックス(耳)部分の画像を含み、画像サイズがインデックス紙と同等サイズである場合や、インデックス(耳)部分の画像を含まない場合である。また、画像サイズがインデックス紙へ印刷しない他の原稿ページと同等サイズである場合等である。文書処理システムにおいては、このような様々な形式の原稿データに対しても利用者が望むとおりのインデックス紙への印字結果を得るための処理が必要となる。
実施形態1の文書処理システムについて、図1〜図14を参照して説明する。
<文書処理システムのソフトウェア構成例>
図1は、文書処理システムのソフトウェア構成等の一例を示す図である。文書処理システムは、文書処理装置(情報処理装置)の好適な実施形態であるデジタルコンピュータ100(以下、ホストコンピュータとも呼ばれる)によって実現されている。一般アプリケーション101は、ワードプロセッシングやスプレッドシート、フォトレタッチ、ドロー或いはペイント、プレゼンテーション、テキスト編集等の機能を提供するアプリケーションプログラムである。一般アプリケーション101は、オペレーティングシステム(OS)に対する印刷機能を有している。これらのアプリケーションは、作成された文書データや画像データ等のアプリケーションデータ(原稿データ)を印刷するにあたって、OSにより提供される所定のインターフェース(一般にGDIと呼ばれる)を利用する。即ち、一般アプリケーション101は、作成した印刷データを印刷するために、前記インタフェースを提供するOSの出力モジュールに対して、予め定められている、OSに依存する形式の出力コマンド(GDI関数と呼ばれる)を送信する。出力コマンドを受けた出力モジュールは、プリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式にそのコマンドを変換し、変換されたコマンド(DDI関数と呼ばれる)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式はデバイスの種類やメーカ、機種等によって異なるために、出力デバイスごとにデバイスドライバが提供されている。OSではこのデバイスドライバを利用してコマンドの変換を行い、印刷データを生成し、JL(Job Language)でくくることにより印刷ジョブを生成する。OSとしてマイクロソフト社のウィンドウズ(登録商標)を利用する場合には、前述した出力モジュールとしてはGDI(Graphic Device Interface)と呼ばれるモジュールが相当する。
一般アプリケーション101により電子原稿ライタ102を利用させる場合には、出力に使用するデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してから印刷を実行させる。但し、電子原稿ライタ102によって作成されたままの電子原稿ファイルは、電子原稿ファイルとしての全ての形式を備えていない。そのため、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定するのは製本アプリケーション104であり、その管理下でアプリケーションデータの電子原稿ファイルへの変換が実行される。製本アプリケーション104は、電子原稿ライタ102が生成した新規の電子原稿ファイルを後述する形式を備えた電子原稿ファイルとして完成させる。以下では、この点を明瞭に識別する必要がある際には、電子原稿ライタ102によって作成されたファイルを電子原稿ファイルと呼び、製本アプリケーションによって構造を与えられた電子原稿ファイルをブックファイルと呼ぶ。また、特に区別する必要がない場合は、アプリケーションにより作成されるドキュメントファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルを何れも文書ファイル(又は文書データ)と呼ぶ。
このようにデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定し、一般アプリケーション101によりそのデータを印刷させる。このことで、アプリケーションアプリケーションデータは一般アプリケーション101によって定義されたページ(以後、「論理ページ」或いは「原稿ページ」と呼ぶ)を単位とする電子原稿形式に変換される。そして、電子原稿ファイル103としてハードディスク等の記憶媒体に格納される。尚、ハードディスクは、本実施形態の文書処理システムを実現するコンピュータが備えられているローカルドライブであっても良いし、ネットワークに接続されている場合にはネットワーク上に提供されるドライブであっても良い。
製本アプリケーション104によって編集されたブックファイル103を印刷する際には、製本アプリケーション104によって電子原稿デスプーラ105が起動される。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーション104と共にコンピュータ内にインストールされるプログラムモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーション104で利用するドキュメント(ブックファイル)を印刷する際に、プリンタドライバへ描画データを出力するために使用されるモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、指定されたブックファイルをハードディスクから読み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを印刷するために、前述したOSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、不図示の出力モジュールに出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ107のプリンタドライバ106がデバイスドライバとして指定される。出力モジュールは、指定されたプリンタ107のプリンタドライバ106を用いて受信した出力コマンドを、プリンタ107で解釈実行可能なデバイスコマンドに変換する。そしてデバイスコマンドはプリンタ107に送信され、プリンタ107によってコマンドに応じた画像が印刷される。
図2は、文書処理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、ホストコンピュータ100は、ROM203内のプログラム用ROM或いは外部メモリ211に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU201を備える。CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスをCPU201が総括的に制御する。ROM203内のプログラム用ROM或いは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム等を記憶する。ROM203内のフォント用ROM或いは外部メモリ211には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM203内のデータ用ROM或いは外部メモリ211には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード(KB)209や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)等の外部メモリ211とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)208は、双方向性インタフェース(インタフェース)21を介してプリンタ107に接続されて、プリンタ107との通信制御処理を実行する。NC212は、ネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
CPU201がROM又は外部メモリに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって、図1に示されるようなホストコンピュータ100のソフトウェア構成及び後述するフローチャートの各ステップの処理が実現される。
CPU312は、入力部318を介してホストコンピュータ100との通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ100に通知できる。RAM319は、CPU312の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。尚、RAM319は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ314は、メモリコントローラ(MC)320によりアクセスを制御される。外部メモリ314は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、操作部321には前述した操作パネルで、操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配されている。
また、前述した外部メモリ314は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。更に、図示しないNVRAMを有し、操作部321からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
製本アプリケーション104の詳細を言及する前に、ブックファイルのデータ形式を説明する。ブックファイルは紙媒体の書物を模した3層の層構造を有する。上位層は「ブック」と呼ばれ、1冊の本を模しており、その本全般に係る属性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章ごとの属性が定義できる。下位層は「ページ」であり、アプリケーションプログラムで定義された各ページに相当する。各ページについてもページごとの属性が定義できる。一つのブックは複数の章を含んでいてよく、また、一つの章は複数のページを含むことができる。
図3は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。この例のブックファイルにおける、ブック、章、ページは、それぞれに相当するノードにより示されている。一つのブックファイルは一つのブックを含む。ブック、章は、ブックとしての構造を定義するための概念であるから、定義された属性値と下位層へのリンクとをその実体として含む。ページは、アプリケーションプログラムによって出力されたページごとの原稿データを実体として有する。そのため、ページは、その属性値のほか、原稿ページの実体(原稿ページデータ)と各原稿ページデータへのリンクとを含む。尚、紙媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表示されず、ブック、章、ページ各階層における属性として表示される。
図3では、ブックファイルが1つの完結したブックである必要はないので、「ブック」を「文書」として一般化して記載している。
章情報405も406〜408の3つのパートに大別できる。章制御情報406は、章の名称等の情報を保持する。章設定情報407は、その章特有のページレイアウトやステイプルの情報を保持し、章の属性に相当する。章ごとに設定情報を持つことで最初の章は2UPのレイアウトその他の章は4UPのレイアウトのように複雑なレイアウトを持った文書を作成することが可能である。ページ情報リスト408は、各章を構成する原稿ページの集合リスト形式で保持している。ページ情報リスト408が指示するのは、ページ情報409である。
ページ情報409も410〜412の3つのパートに大別される。ページ制御情報410は、ツリー上に表示するページ番号等の情報を保持する。ページ設定情報411は、ページ回転角やページの配置位置情報等の情報を保持し、原稿ページの属性に相当する。ページデータリンク412は、ページに対応する原稿データである。この例では、ページ情報409が直接原稿データを持つのではなく、リンク情報だけを持ち、実際の原稿データは、ページデータリスト413で保持する構成としている。
ブック属性に固有の項目は、印刷方法、製本詳細、表紙/裏表紙、合紙、章区切りの5項目である。これらは、ブックを通して定義される項目である。印刷方法属性としては、片面印刷、両面印刷、製本印刷の3つの値を指定できる。製本印刷とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式で印刷する方法である。製本詳細属性としては、製本印刷が指定されている場合に、見開き方向や、束になる枚数等が指定できる。
表紙/裏表紙属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙及び裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。
合紙属性は、章の区切りとして、インサータから或いは給紙カセットから供給される用紙の挿入の指定、及び、合紙を挿入する場合には、給紙元の指定等を含む。
章区切り属性は、章の区切り目において、新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用するか、特に何もしないか等の指定を含む。片面印刷時には新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意味を持つ。両面印刷時には、「新たな用紙の使用」を指定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得る。
章属性に関しては、章に固有の項目はなく、全てブック属性に包含される。したがって、通常は、章属性における定義とブック属性における定義とが異なれば、章属性で定義された値が優先する。しかし、下位層の属性値を優先するか否かを選択可能にしても良い。
ブック属性と章属性に共通する項目は、用紙サイズ、用紙方向、N−up印刷指定、拡大縮小、ウォーターマーク、ヘッダ・フッタ、排紙方法、インデックス紙の8項目である。このうち、N−up印刷指定属性は、1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可能な配置としては、1×1や1×2、2×2、3×3、4×4等がある。排紙方法属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。
ページ属性に固有の項目には、ページ回転指定、ウォーターマーク、ヘッダ・フッタ、ズーム、配置位置、アノテーション、Variable項目、ページ分割、インデックス紙等がある。ページ回転属性は、原稿ページを印刷ページに配置する際の回転角度を指定するための項目である。ズーム属性は、原稿ページの変倍率を指定するための項目である。変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズを100%として指定される。仮想論理ページ領域とは、原稿ページを、N−up等の指定に応じて配置した場合に、1原稿ページが占める領域である。例えば1×1であれば、仮想論理ページ領域は1印刷ページに相当する領域となり、1×2であれば、1印刷ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。インデックス紙属性は、前述した章区切りの挿入指定だけではなく、ページ単位での挿入の指定(ON/OFFの指定)が可能である。
(ブックファイルの生成手順例)
ブックファイルは、上述したような構造及び内容を有している。次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によってブックファイルを作成する手順を説明する。ブックファイルの作成は、製本アプリケーション104によるブックファイルの編集操作の一環として実現される。
図7は、製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の手順を示すフローチャートである。
まず、製本アプリケーション104は、開こうとするブックファイルが、新規作成すべきものであるか、それとも既存のものであるか判定する(ステップS701)。新規作成の場合には、製本アプリケーション104は、章を含まないブックファイルを新規に作成する(ステップS702)。新規に作成されるブックファイルは、図3の例で示せば、文書情報401のみ有し、章のノードに対するリンク(章情報リスト404)が存在しないブックのノードとなる。ブック属性(文書設定情報403)は、新規作成用として予め用意された属性のセットが適用される。そして、製本アプリケーション104は、新規ブックファイルを編集するためのユーザインターフェース(UI)画面を表示する(ステップS704)。図8は、新規にブックファイルが作成された際のUI画面の一例を示す図である。この場合には、ブックファイルは実質的な内容を持たないために、UI画面800には何も表示されない。
一方、既存のブックファイルがあれば、製本アプリケーション104は、指定されたブックファイルを開き(ステップS703)、そのブックファイルの構造、属性、内容に従ってユーザインターフェース(UI)画面を表示する(ステップS704)。図9は、既存のブックファイルを開いた際のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。UI画面900は、ブックの構造を示すツリー部901と印刷された状態を表示するプレビュー部902とを含む。ツリー部901には、ブックに含まれる章、各章に含まれるページが、図3のような木構造が分かるように表示される。ツリー部901に表示されるページは原稿ページである。プレビュー部902には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序は、ブックの構造を反映したものとなっている。
図10は、電子原稿インポートの手順例を示すフローチャートである。
まず、製本アプリケーション104は、指定されたアプリケーションデータを生成したアプリケーションプログラムを起動し、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してアプリケーションデータを印刷出力させる。このことで、アプリケーションデータが、電子原稿データに変換される(ステップS801)。変換を終えたなら、製本アプリケーション104は、変換されたデータが画像データであるか否かを判定する(ステップS802)。製本アプリケーション104は、この判定を、ウィンドウズOSの下であれば、アプリケーションデータのファイル拡張子に基づいて行うことができる。例えば、製本アプリケーション104は、拡張子が「bmp」であればウィンドウズビットマップデータであり、「jpg」であればJPEG圧縮された画像データ、「tiff」であればtiff形式の画像データであると判定できる。また、製本アプリケーション104は、このような画像データの場合はS801のようにアプリケーションを起動せずに、画像データから直接電子原稿ファイルを生成することが可能であるため、S801の処理を省略することもできる。
画像データである場合には、製本アプリケーション104は、原則として新たな章を追加せず、指定されている章に、ステップS801で生成された電子原稿ファイルに含まれる各原稿ページを追加する(ステップS804)。但し、ブックファイルが新規作成されたファイルであれば、新たな章が作成されて、その章に属するページとして電子原稿ファイルの各ページが追加される。通常、ページ属性は、上位層の属性と共通のものについてはその属性値が与えられ、アプリケーションデータにおいて定義された属性を電子原稿ファイルに引き継いでいるものについてはその値が与えられる。例えば、N−up指定等がアプリケーションデータにおいてされていた場合には、その属性値が引き継がれる。このようにして、新規なブックファイルが作成され、或いは、新規な章が追加される。しかし、下位層の属性値を優先するか否かを選択できるようにしても良い。
まず、電子原稿ライタ102は、新たな電子原稿ファイルを作成してそれを開く(ステップS901)。電子原稿ライタ102は、指定されたアプリケーションデータに対応するアプリケーションを起動し、電子原稿ライタ102をデバイスドライバとして、OSの出力モジュールに対して出力コマンドを送信させる。出力モジュールは、受信した出力コマンドを電子原稿ライタによって電子原稿形式のデータに変換し、出力する(ステップS902)。出力先はステップS901で開いた電子原稿ファイルである。電子原稿ライタ102は、指定されたデータ全てについて変換が終了したか判定し(ステップS903)、終了していれば電子原稿ファイルを閉じる(ステップS904)。電子原稿ライタ102によって生成される電子原稿ファイルは、図3に示した、原稿ページデータの実体を含むファイルである。
以上のようにして、アプリケーションデータからブックファイルを作成することができる。生成されたブックファイルについては、製本アプリケーション104が表示するユーザインターフェースを用いて、章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙設定
(10)合紙設定
(11)インデックス紙設定
(12)各原稿ページに対するページレイアウト(レイアウト変更、ブランクページの新規追加等)
このほか、一旦行った編集操作を取り消す操作や、更に取り消した操作をやり直す操作が可能である。これら編集機能により、例えば複数のブックファイルの統合、ブックファイル内で章やページの再配置、ブックファイル内で章やページの削除、原稿ページのレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入等といった編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、図4から図6までに示す属性に操作結果が反映されたり、或いはブックファイルの構造に反映されたりする。例えば、ブランクページの新規追加操作が行われれば、指定された箇所にブランクページが挿入される。このブランクページは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りといった属性に反映される。
図12は、製本アプリケーション104の「インデックス紙の設定」ウインドウ1200の一例を示す図である。
このウインドウでは、文書設定情報403におけるインデックス紙(No12)の属性を表示/設定することができる。このウインドウは、図9のアプリケーション操作画面にあるPrint Formメニューの「Setting for Index Paper」メニュー或いはツールバー上の「Setting for Index Paper」ボタンから起動される。「インデックス紙の設定」ウインドウは、文書に挿入するインデックス紙の属性を設定するためのウインドウである。このウインドウでは、インデックス紙のON/OFF及び用紙サイズ、形態、用紙種類を指定することができる。また、インデックス紙に原稿を印刷するか否か、印字領域をインデックス紙の耳の領域(タブサイズ)まで広げて原稿を配置(面付け)するか否か、インデックス紙の耳に章の名称を印字するか否かを指定することができる。
尚、インデックス紙の属性については、章やページに対しても不図示のユーザインターフェースから表示/設定することができる。
以上のように作成・編集されるブックファイルは印刷出力を最終目的としている。利用者が図9に示す製本アプリケーションのUI画面900からファイルメニューを選択し、そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスにより印刷出力される。この際、まず製本アプリケーション104は、現在開かれているブックファイルを保存し、電子原稿デスプーラ105に保存先のファイルパスを渡す。電子原稿デスプーラ105は、保存先から取得したブックファイルの属性をOSの出力コマンド、例えばウィンドウズのGDIコマンドに変換し、ブックファイルにおける原稿データに対して面付け処理を行う。電子原稿デスプーラ105は、それを出力モジュール、例えばGDIに送信する。出力モジュールは、指定されたプリンタドライバ106によってデバイスに適したコマンドを生成し、そのデバイスに送信する。
即ち、図示しない出力モジュールのグラフィックエンジンは、印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ106を外部メモリ211からRAM202にロードし、出力をプリンタドライバ106に設定する。そして、出力モジュールは、受け取ったGDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ106へDDI関数を出力する。プリンタドライバ106は、出力モジュールから受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能なプリンタ制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM202にロードされたシステムスプーラを経てインタフェース21経由でプリンタ107へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
図13は、文書処理システムにおいて電子原稿デスプーラ105が原稿データを面付けする処理の手順例を示すフローチャートである。
まず、製本アプリケーション104からブックファイルを受け付けた電子原稿デスプーラ105は、面付け処理を行うページを原稿データの先頭ページ(Nページ=1)にセットする(ステップS1301)。電子原稿デスプーラ105は、処理対象のページの印字領域(原稿画像を面付けする領域)を基準サイズ(図4の用紙サイズ(No2))に設定する(ステップS1302)。電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性から対象のページがインデックス紙であるかを判定する(ステップS1303)。より具体的には、処理対象のページのページ属性を参照しインデックス紙の指定が有効になっているか否かを判定することでS1303の処理が実現される。電子原稿デスプーラ105は、インデックス紙であると判定した場合はステップS1304へ処理を移行し、インデックス紙ではないと判定した場合、ステップS1314へ処理を移行する。インデックス紙である場合、電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性に印字領域の拡大指示がされているか(図4におけるインデックス紙の有効印字領域に拡大指示がされているか(No12))を判定する(ステップS1304)。なお、有効印字領域の拡大指示は、図12の1202のチェックボックスがチェックされることで実現される。電子原稿デスプーラ105は、拡大指示がされていると判定した場合、ステップS1305へ処理を移行し、拡大指示がされていないと判定した場合はステップS1314へ処理を移行する。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーション104から受け取った原稿データのサイズである原稿サイズ(原稿データの処理対象のページの画像データのサイズ)を取得する(ステップS1305)。
電子原稿デスプーラ105は、処理対象のページの原稿サイズがインデックス紙のサイズ(図4(又は図5、図6)のインデックス紙の用紙サイズ)と同じであるかを判定する(ステップS1306)。処理対象のページの原稿サイズがインデックス紙と同じサイズである場合、電子原稿デスプーラ105は、処理対象のページの印字領域をインデックス紙のサイズに拡大する(ステップS1310)。ステップS1306において、処理対象のページの原稿サイズがインデックス紙と異なるサイズである場合、電子原稿デスプーラ105は、原稿サイズがインデックス紙のサイズより大きいかを判定する(ステップS1307)。原稿サイズがインデックス紙のサイズより大きい場合、電子原稿デスプーラ105は、原稿データの画像をインデックス紙のサイズに圧縮(縮小)し(ステップS1308)、ステップS1310へ処理を移行する。ステップS1307において、原稿サイズがインデックス紙のサイズより小さい場合、電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性にインデックス紙へ文字列を印刷することが指定されているかを判定する(ステップS1309)。なお、インデック紙への文字列印字は、図12の「インデックスタブに章の名前を印刷する」がチェックされることで有効となり、図4におけるインデックス紙の文字列印字を参照することで判定される。電子原稿デスプーラ105は、インデックス紙への文字列の印字が指定されている場合はステップS1310へ処理を移行し、印字設定がされていない場合はステップS1313へ処理を移行する。
ステップS1309において、インデックス紙へ文字列を印字することが指定されていない場合、電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーション104へ結果を通知する。製本アプリケーション104は、警告メッセージとしてインデックス紙のインデックス部に文字列が印刷されないことを示すメッセージ)を表示する(ステップS1313)。
ステップS1314では、電子原稿デスプーラ105は、印字領域の中心に対象ページの原稿データの中心を面付けする。このとき、電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性における他の設定(とじ代/とじ方向やN−up印刷、拡大縮小等)に応じて面付け処理を実施する。
電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性にウォーターマーク又はヘッダ・フッタの設定がされているかを判定する(ステップS1315)。ウォーターマーク又はヘッダ・フッタの設定がされている場合、電子原稿デスプーラ105は、基準サイズに合わせて原稿データにウォーターマーク又はヘッダ・フッタを面付けする(ステップS1316)。これは、インデックス紙のサイズにまで拡大された印字領域を基準にウォーターマーク等を配置すると、インデックス紙とは異なる紙に印刷される他のページとウォーターマークの位置が異なることになるのを防ぐためである。
電子原稿デスプーラ105は、処理対象のページをカウントアップし(ステップS1317)、ページ数が原稿データのページ数に達しているかを判定する(ステップS1318)。電子原稿デスプーラ105は、原稿データのページ数に達していない場合はステップS1302へ処理を移行し、達している場合は処理を終了する。
図14は、電子原稿デスプーラ105が図13のフローチャートに従ってインデックス紙へ原稿データを面付け処理し、プリンタ107において印刷処理が実行された結果の一例を示す図である。この例では、インデックス紙のサイズの原稿データ(1401)が入稿された場合のインデックス紙へ面付け処理及び印刷処理の結果を示している。インデックス紙のサイズの原稿データ1401が入稿された場合、電子原稿デスプーラ105は、拡大した有効印字領域1402の中心と原稿データ1401の中心とを合わせることにより面付けする。その後、プリンタ107では、インデックス紙1403へ印刷処理が実行される。
以上に示したように、一般アプリケーション101が生成したインデックス紙の原稿データの形式に合わせてインデックス紙への面付け方法を設定できるようにし、また、設定に応じて印字領域を変更して面付け処理を行うようにした。このことで、原稿データの形式に応じて柔軟にインデックス紙への印刷を実現できる。即ち、インデックス紙へ印字する原稿データのページにインデックス(耳)部分の画像を含む場合や含まない場合、画像サイズがインデックス紙のサイズと等しい場合や等しくない場合等、様々な形式の原稿データに応じたインデックス紙への印刷を実現できる。
実施形態1では、一般アプリケーション101が生成した原稿データの形式に合わせて製本アプリケーション104へインデックス紙の面付け方法をユーザが設定することで、インデックス紙への面付け処理を行う方法を開示した。
しかし、電子原稿デスプーラ105において、一般アプリケーション101から入稿された原稿データの形式を判定し、インデックス紙への面付けを自動的に行うようにしても良い。
以下に本実施形態において、電子原稿デスプーラ105においてインデックス紙への面付けを自動的に行う場合の実施形態を、主に実施形態1と異なる部分について図面を参照して詳細に説明する。
<本実施形態におけるブック属性、章属性>
本実施形態における図4及び図5のブック属性のインデックス紙(No12、No8)は、有効印字領域の情報を含まず、その他の原稿印刷、文字列印字、用紙サイズ、用紙種類、形態の指定情報を含む。
図15は、実施形態2の文書処理システムにおいて電子原稿デスプーラ105が原稿データを面付けする処理の手順例を示すフローチャートである。なお、図15は、図13のS1304の指示がない点で図13とは異なるが、その他の処理は基本的に図13と同じである。
まず、製本アプリケーション104からブックファイルを受け付けた電子原稿デスプーラ105は、面付け処理を行うページを原稿の先頭ページ(Nページ=1)にセットする(ステップS1501)。電子原稿デスプーラ105は、処理対象のページの印字領域(原稿画像を面付けする領域)を基準サイズ(図4の用紙サイズ(No2))に設定する(ステップS1502)。電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性から対象のページがインデックス紙であるかを判定する(ステップS1503)。電子原稿デスプーラ105は、対象ページがインデックス紙であると判定した場合はステップS1504へ処理を移行し、インデックス紙ではないと判定した場合、ステップS1313へ処理を移行する。インデックス紙である場合、電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーション104から受け取った原稿データの原稿サイズを取得する(ステップS1504)。電子原稿デスプーラ105は、処理対象のページの原稿サイズがインデックス紙のサイズ(図4(又は図5、図6)のインデックス紙の用紙サイズ)と同じであるかを判定する(ステップS1505)。インデックス紙と同じサイズである場合、電子原稿デスプーラ105は、処理対象のページの印字領域をインデックス紙のサイズに拡大する(ステップS1509)。ステップS1505において、インデックス紙と異なるサイズである場合、電子原稿デスプーラ105は、原稿サイズがインデックス紙のサイズより大きいかを判定する(ステップS1506)。原稿サイズがインデックス紙のサイズより大きい場合、電子原稿デスプーラ105は原稿データの画像をインデックス紙のサイズに圧縮(縮小)し(ステップS1507)、ステップS1509へ処理を移行する。ステップS1506において、原稿サイズがインデックス紙のサイズより小さい場合、電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性にインデックス紙へ文字列を印字することが指定されているかを判定する(ステップS1508)。電子原稿デスプーラ105は、インデックス紙へ文字列を印刷することが指定されている場合はステップS1509へ処理を移行し、印刷することが指定されていない場合はステップS1512へ処理を移行する。
S1505の処理、又はS1505〜S1508の処理は、原稿データのサイズに基づいて印字領域をタブの領域まで広げるか否かの判断の処理の一例である。
ステップS1513では、電子原稿デスプーラ105は、印字領域の中心に対象ページの原稿データの中心を面付けする。このとき、電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性における他の設定(とじ代/とじ方向やN−up印刷、拡大縮小等)に応じて面付け処理を実施する。
電子原稿デスプーラ105は、ブックファイルの属性にウォーターマーク又はヘッダ・フッタの設定がされているかを判定する(ステップS1513)。ウォーターマーク又はヘッダ・フッタの設定がされている場合、電子原稿デスプーラ105は、基準サイズに合わせて原稿データにウォーターマーク又はヘッダ・フッタを面付けする(ステップS1514)。
電子原稿デスプーラ105は、処理対象のページをカウントアップし(ステップS1515)、ページ数が原稿データのページ数に達しているかを判定する(ステップS1516)。電子原稿デスプーラ105は、原稿データのページ数に達していない場合はステップS1502へ処理を移行し、達している場合は処理を終了する。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (9)
- 複数ページを含む原稿データにおいてタブ紙に印刷されるページを特定する特定手段と、
印字領域をタブの領域まで広げるか否かを選択するための選択画面を表示する表示制御手段と、
前記選択画面を介した操作に応じて、印字領域をタブの領域まで広げるか否かを設定する設定手段と、
前記設定手段により印字領域をタブの領域まで広げることが設定された場合、前記特定手段により特定されたページの印字領域をタブ紙用の印字領域に拡大する拡大手段と、
前記設定手段により印字領域をタブの領域まで広げることが設定された場合は、前記拡大手段により拡大された印字領域を用いて前記タブ紙に印刷されるページの印刷データを生成し、前記設定手段により印字領域をタブの領域まで広げることが設定されない場合は、前記特定手段により特定されたページの印字領域を用いて前記タブ紙に印刷されるページの印刷データを生成する生成手段と、
を有する情報処理装置。 - 前記生成手段は、
前記原稿データの属性情報にウォーターマークの設定がされていて、かつ、前記設定手段により印字領域をタブの領域まで広げることが設定された場合は、前記拡大手段により拡大された印字領域にウォーターマークの画像を面付けして前記タブ紙に印刷されるページの印刷データを生成し、
前記原稿データの属性情報にウォーターマークの設定がされていて、かつ、前記設定手段により印字領域をタブの領域まで広げることが設定されない場合は、前記特定手段により特定された印字領域にウォーターマークの画像を面付けして前記タブ紙に印刷されるページの印刷データを生成する請求項1記載の情報処理装置。 - 前記選択画面は、さらに、タブ紙に原稿を印刷するかを選択するためのオブジェクトを含み、
前記設定手段は、前記選択画面を介した操作に応じて、さらに、タブ紙に原稿を印刷することを設定する請求項1又は2記載の情報処理装置。 - 前記選択画面は、さらに、前記タブの領域に章の名前を印刷するかを選択するためのオブジェクトを含み、
前記設定手段は、前記選択画面を介した操作に応じて、さらに、前記タブの領域に章の名前を印刷することを設定する請求項1乃至3何れか1項記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
複数ページを含む原稿データにおいてタブ紙に印刷されるページを特定する特定ステップと、
印字領域をタブの領域まで広げるか否かを選択するための選択画面を表示する表示制御ステップと、
前記選択画面を介した操作に応じて、印字領域をタブの領域まで広げるか否かを設定する設定ステップと、
前記設定ステップにより印字領域をタブの領域まで広げることが設定された場合、前記特定ステップにより特定されたページの印字領域をタブ紙用の印字領域に拡大する拡大ステップと、
前記設定ステップにより印字領域をタブの領域まで広げることが設定された場合は、前記拡大ステップにより拡大された印字領域を用いて前記タブ紙に印刷されるページの印刷データを生成し、前記設定ステップにより印字領域をタブの領域まで広げることが設定されない場合は、前記特定ステップにより特定されたページの印字領域を用いて前記タブ紙に印刷されるページの印刷データを生成する生成ステップと、
を有する情報処理方法。 - 前記生成ステップでは、
前記原稿データの属性情報にウォーターマークの設定がされていて、かつ、前記設定ステップにより印字領域をタブの領域まで広げることが設定された場合は、前記拡大ステップにより拡大された印字領域にウォーターマークの画像を面付けして前記タブ紙に印刷されるページの印刷データを生成し、
前記原稿データの属性情報にウォーターマークの設定がされていて、かつ、前記設定ステップにより印字領域をタブの領域まで広げることが設定されない場合は、前記特定ステップにより特定された印字領域にウォーターマークの画像を面付けして前記タブ紙に印刷されるページの印刷データを生成する請求項5記載の情報処理方法。 - 前記選択画面は、さらに、タブ紙に原稿を印刷するかを選択するためのオブジェクトを含み、
前記設定ステップでは、前記選択画面を介した操作に応じて、さらに、タブ紙に原稿を印刷することを設定する請求項5又は6記載の情報処理方法。 - 前記選択画面は、さらに、前記タブの領域に章の名前を印刷するかを選択するためのオブジェクトを含み、
前記設定ステップでは、前記選択画面を介した操作に応じて、さらに、前記タブの領域に章の名前を印刷することを設定する請求項5乃至7何れか1項記載の情報処理方法。 - コンピュータに、請求項5乃至8何れか1項記載の情報処理方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
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