JP5744721B2 - 炭化方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、木材装入物から木炭または/および活性炭を製造するための方法に関する。
本発明は同様に、木材装入物を収容できるように設計されたケージを炭化チャンバ内に受入れることができるように設計され、この方法を実施することにより木炭または/および活性炭を製造するためのキルンモジュールにおいて、前記炭化チャンバが上流側チャンバと下流側チャンバの間に位置づけされており、前記装入物の外部にあって第1の非酸化性高温燃焼ガスを生成できるように設計された少なくとも1つの加熱手段を含むかまたはこの加熱手段に連結されているキルンモジュールにも関する。
本発明は同様に、複数のキルンモジュールを含む、1つのこのような方法による、特に木炭または/および活性炭の製造のための炭化設備にも関する。
本発明は、任意の含水量のリグノセルロース材料を用いた木炭の製造の分野に入る。
木材の炭化を実施するために、木材装入物の温度は公知の要領で上昇させられる。装入物内の一定の温度レベルに対応する或る段階において、熱分解が開始する。熱分解反応がひとたび完了すると、反応の結果得られる生成物は木炭である。より焼成度の高い木炭を得るために装入物の温度を高くすることも可能である。次に、加熱手段は停止させられ、木炭装入物は冷却される。
加熱手段に応じて炭化装置を分類することができる。すなわち、
部分燃焼キルンは、一般的に従来のキルンである;木材装入物の一部分が燃焼されて、残りの装入物を炭化する;
外部加熱型キルンは、付加的なエネルギー源を使用する;
高温ガス接触キルンは、上述の型式の間の折衷策であり、特に工業用連続キルンとして使用される。
先行技術は、数多くの問題が正しく解決されていないことから、完全なものではない。生木または湿った木材を使用するのは困難でかつコストが高くつく。したがって、木炭製造の上流側において、3〜6ヶ月間、木材あるいは伐採作業または製材作業の残材を乾燥させる必要があることが多い。この乾燥作業は多くの場合、乾燥機または別のキルン内で実施され、これには多大なエネルギー支出が必要となる。
既存のキルンは寸法が小さいため、特に工業用連続キルンについては装入物を予め小片に切断する必要がある。
従来のキルンについては、炭化装置は木炭を冷却するために固定化されており、このため、キルンのサイズに応じてサイクル時間が2〜12日間と延長されている。
プロセスの監視はオペレータにより行われ、燃焼排ガスの主観的な、嗅覚および視覚による監視で構成されている。一部の工業的設備では、温度センサーによりプロセスを監視することができるようになっている。
現行のキルンは、プロセス中の炭化温度を均質に制御できない。実際、キルンには所望の温度よりもはるか高温の部分と比較的低温の部分が存在する。結果として得られた木炭は、全く均質性が高いとは言い難く、そのため得られる木炭の量は低下し、所望の品質にとって不利である。
多くのプロセスで、炭化および/または冷却の間に木炭の取扱いが必要となり、こうして微粉の量は増大するが、微粉はサイズが小さくその価値は低い。
さまざまな装置がこれらの問題を解決しようと試みた。こうして、仏国特許第2,604181号から、高温ガスが、400℃未満の温度で装入物を通して上部から底部へ循環しているコンテナーケージ内で木炭を製造するためのキルンが知られている。
仏国特許第2586031号は、各チャンバが乾燥、炭化、通気という木炭製造方法の1ステップに対応し、各チャンバに2つのボイラーが備わっている、多重チャンバ装置について記述している。燃焼空気はファンにより導入される。
欧州特許第330,784号は、対を成して機能するキルンにおいて、1つのキルンが炭化用であり、反応中に生成された高温ガスは、湿ったまたは緑の木材を乾燥するのに用いられるもう一方のキルンまで搬送されるキルンについて記述している。
木材の炭化以外の分野では、設備内の反応の結果として得られるガスを少なくとも部分的に再利用する設備が公知である。こうして、連続ループ内で機能する焼却を介して廃棄物を処理するための炉について記述する英国特許第1440236号が公知であり、ここでは、炉のチャンバ内で反応の結果得られる蒸留ガスが、再処理すべき不純物およびタールを再注入できるようにするのみ必要な浄化の後に2つの部分へと分離され、これらの部分は別々の回路を流れる。第1の部分は、必然的に洗浄処理を受け、次に燃料として再加熱炉内に注入された後、大気に放出される。第2の部分は、この再加熱炉内で第1の部分のガス流と接触することなく熱交換により再加熱され、その後焼却炉に再注入される。この方法では、再利用できるようにガスの浄化または/および洗浄処理が絶対に必要である。設備は複雑で、個別のガス回路を含み、ガス温度の制御はむずかしい。どの構成も、炭化処理のために、酸素ガスOを含まないガスを装入物に注入する必要性を考慮していない。このような炉は、炭化プロセスを実施するためには使用できない。
国際公開第02/48292号は、チャンバ内で、蒸気および二酸化炭素の存在下で非常に高温(1300℃)まで上昇させられた炭素ベースの廃棄物をガス化するための連続プロセスについて記述している。反応の結果得られた熱分解ガスの一部分が燃料として直接使用される。特に始動のために燃料を注入する可能性を除いて、再循環ガスを制御する可能性は全く存在しない。その上、この再循環ガスはその義務的な燃焼を通してしか再利用されない。
廃棄物焼却のために提供されるこのような設備は、専用のキルンの暴走を回避しながら木材装入物の不完全な燃焼を発生させること、ひいてはこの装入物の内部温度を作業中常時制御することを必要とする精緻なプロセスである木材炭化用にはあまり適していない。
既存の炭化用キルンでは、キルンの滞留時間は長いものであり続けており、このため、装入物の乾燥、炭化および冷却作業を実施するために複数のキルンを列状に据えつけることが必要となる。
本発明の目的は、優れたエネルギー効率で滞留時間を短縮しかつ装入物の良好な回転を得ることを可能にする、専用に設計されたキルンモジュール内で、生木または湿った木材から出発して炭化プロセスを実施するための特定の方法を提案することにより、先行技術の欠点を克服することにある。
本発明は同様に、使用されるさまざまなガスの流れおよび温度を制御することにより、木材装入物内部の良好な炭化反応を調節するための条件を提供することも提案している。本発明は、特に木材装入物内における温度分布の最適な制御を介した最適な効率での炭化反応および優良な品質の木炭の生産を開始または/および維持するための最良のパラメータで流入ガスを装入物の上流側に導入することを目的として、設備のさまざまな点に存在するさまざまなガスの適切な混合を行なうことにより方法を実施するために、装置内を循環するガスを使用している。
本発明は、設備のさまざまな点に存在するガスに浄化、洗浄または類似の処理を行なうことなくそのままの状態で使用し、こうして装置を可能なかぎり単純なものにしている。本発明は同様に、再循環されたガスの燃焼を可能なかぎり回避する。
この目的で、本発明は、木材装入物から木炭または/および活性炭を製造する方法において、
前記装入物の外部にある少なくとも1つの加熱手段を介して、気体形態の酸素Oを含まない第1の非酸化性高温燃料ガスが生成されることと;
前記第1の高温燃料ガスが第2の希釈ガスと混合されて、気体形態の酸素Oを含まない非酸化性流入ガスの混合物を形成することと;
前記流入ガスの混合物が上流側で前記装入物内に送られ、その中で熱分解前線を生成することと;
前記装入物の上流側端部と下流側端部の間に加圧状態が作り出され、こうして前記熱分解前線は強制的に装入物内を上流側端部から下流側端部への一方向に通過させられることと;
前記装入物の下流側で、第3の退出ガスが回収され、その少なくとも第一の部分が搬送手段により前記第2の希釈ガス流の形で搬送され、前記第1の部分と相補的な第2の部分が搬送手段により第4の用役ガスの流れの形で出口オリフィスに向かって排出されることと、
を特徴とする方法に関する。
本発明は同様に、木材装入物を収容できるように設計されたケージを炭化チャンバで受入れることができるように設計された、上記の方法を実施することにより木炭または/および活性炭を製造するためのキルンモジュールにおいて、前記炭化チャンバが上流側チャンバと下流側チャンバの間に位置づけされており、前記装入物の外部にあって第1の非酸化性高温燃焼ガスを生成できるように設計された少なくとも1つの加熱手段を含むかまたはこの加熱手段に連結されているキルンモジュールであって、前記上流側チャンバの上流側にある混合用チャンバが含まれており、この混合用チャンバが一方では前記第1の燃料ガスをそして他方では前記下流側チャンバと連通する搬送手段に由来する第2の希釈ガスを収容できるように設計されており、こうして流入ガスの混合物が形成される、キルンモジュールに関する。
本発明は同様に、複数のこのようなキルンモジュールを含む、特に1つのこのような方法における請求された通りの木炭または/および活性炭の製造のための炭化設備において、連結されている少なくとも2つのキルンモジュールのための燃料ガスを生成する少なくとも1つの中央炉を含む設備にも関する。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照しながら本発明の非限定的な実施形態についての以下の詳細な説明から明らかになる。
本発明を実施するための装置を、概略的に、部分的にかつ断面図で表わす。 同様の要領で、本発明に係る方法の第1段階である始動の初期の間の図1由来の装置を表わす。 同様の要領で、本発明に係る方法の第1段階である始動の残りの部分の間の、第1由来の装置を表わす。 同様の要領で、本発明に係る方法の2段階である炭化の間の、図1由来の装置を表わす。 同様の要領で、本発明に係る方法の3段階である冷却の間の、図1由来の装置を表わす。
本発明は、より詳細には木材装入物6から木炭または/および活性炭を製造するための方法およびキルンモジュール100に関する。本発明の第1の実施形態が、図面中に示されている。
本発明は、炭化チャンバ25内に置かれた木材装入物6から木炭または/および活性炭を製造するために革新的な方法を使用し、この方法の顕著な特徴は、装入物6の外部にあるかまたはこの炭化チャンバ25が内蔵されているキルンモジュール100の外部にある少なくとも1つの加熱手段によって、熱分解前線20を開始させ、それに続いてこの熱分解前線を制御下で伝播させるという点にある。この目的で、方法は次のステップを含む:
前記装入物6の外部にある少なくとも1つの加熱手段を介して、非酸化性燃料ガスとして公知の第1の高温ガス(G1)、すなわち気体形態の酸素Oを含まないガスが生成され、この目的で、好ましくは、気体酸素Oが枯渇しているガスを入口において消費し、出口では気体酸素を全く含まないガスを送り出す還元ボイラーが使用されるステップ;
これらの第1の高温燃料ガスG1が希釈ガスとして公知の第2のガスG2と混合されて、気体形態の酸素Oを含まない非酸化性流入ガスG0の混合物を形成するステップ;
この流入ガスG0の混合物が装入物6内に上流側で送られ、その中で熱分解前線20を生成するステップ;
装入物6の上流側端部と下流側端部の間に加圧状態が作り出され、こうして前記熱分解前線20は強制的に装入物内を上流側端部から下流側端部への一方向に通過させられるステップ;
装入物6の下流側で下流側チャンバ19において、管路21内の退出ガスとして公知の第3のガスG3が回収され、このガスG3の少なくとも第一の部分が搬送手段4により前記第2の希釈ガスG2の流れの形で搬送され、前記希釈ガスG2で構成された第1の部分と相補的である、用役ガスとして公知のガスG4で構成されたその第2の部分が、搬送手段8によりこれらの第4の用役ガスG4の流れの形で出口オリフィスまたは使用オリフィスに排出されて例えばとこれらの用役ガスG4を再利用する目的でボンベに充填するかまたは乾燥機などの別の設備に供給を行うステップ。
本発明の好ましい実施形態において、本明細書の残りの部分で「木材」と呼ぶ木材または/および伐採または製材製品またはその他の植物は、少なくとも1つのケージ7内で装入物6を形成するように配置され、このケージは、装入物6を通して気体または/および液体流体の循環を可能にする。これらの木材は、炭化作業および実際の炭化後の冷却作業の持続時間全体を通してこのケージ7内にとどまる。木材装入物6を収納するこのケージ7は、原料および完成品の両方のための穿孔パレットとして同時に貯蔵パレットとしても使用されてよい。このケージ7は、例えば長さ数メートルの非常に大きなサイズのものであってよい。このケージには特に、森林内において木材を直接投入してよい。これによって、樹種、含水率および寸法が不均質な装入物を処理することが可能になる。このケージは、垂直または水平の配置が本発明の好ましい実施形態であるにせよ、必ずしも垂直または水平ではなくさまざまな方向性で位置づけされてよい。
本発明に係る方法はこのとき、以下のステップを含む:
装入物6が第1の上流側チャンバ18と第2の下流側チャンバ19の間で、密閉装置内の少なくとも1つのケージ7内に置かれるステップ;
装入物6の外部にある少なくとも1つの加熱手段を介して第1の高温燃料ガスG1が生成され、これが混合用チャンバ15内に導入されるステップ;
第2の希釈ガスG2が前記混合用チャンバ15内に導入されるステップ;
循環手段5を介して、前記第1の燃料ガスG1と第2の希釈ガスG2からなる流入ガスの混合物G0が第1の上流側チャンバ18内で第2の下流側チャンバ19と比べた加圧状態へと送られ、こうして装入物6内で熱分解前線20を生成し、この前線が前記循環手段5の作用下で、強制的に第1の上流側チャンバ18から第2の下流側チャンバ19へと一方向に装入物内を通過させられるステップ;
第3の退出ガスG3が第2の下流側チャンバ19内で回収されるステップ;
第3の退出ガスG3の少なくとも一部分が、第2の希釈ガスG2の流れの形で回収され、この希釈ガスG2が搬送手段4により前記混合チャンバ15まで搬送されるステップ。
有利には、第2の希釈ガスG2の前記流れは、搬送手段4により、第1の高温燃料ガスG1とは個別に混合チャンバ15に搬送される。
炭化サイクルを完了した後、装入物の冷却時間を短縮する目的で、装入物6は、有利には、流入ガスG0の混合物流内に水をスプレーすることによって、完全な熱分解の後に冷却される。
付加内部の炭化プロセスの制御がもつ全ての利点の恩恵を享受するために、流入ガスG0の流れおよび温度は調節され、ガスループは燃料ガスG1および希釈ガスG2の前記流れの制御によって管理され、流れのこの制御は流入ガスG0の温度を管理することができるように設計されており、流入ガスG0の流速は循環手段5により制御される。
経済的観点から見ると、本発明に係る方法では、あらゆる洗浄、燃焼、酸化、再加熱または冷却、圧縮または膨張処理を除き、場合によって凝縮物を排出すること以外に退出ガスG3の処理は一切行なわれない。
好ましくはそして有利にも、熱分解前線20が生成され、木材装入物6内に発生する自然対流とは反対の方向に前進し、このことはすなわち、装入物6中の上流側端部にあるガスの入口が好ましくはこの装入物の下流側端部にあるガスの出口と同じかそれより高い位置あることを意味している。
酸を含まない流入ガスG0の導入を保証するために、第1の非酸化性高温燃焼ガスG1は、第1の燃料ガスG1が酸素ガスOを含まないように不完全燃焼が起こる中央還元炉において生成される。この中央炉は、好ましくは、複数の炭化チャンバに供給を行なうことができるように設計され、これらの炭化チャンバの各々は1つの異なる装入物6を含み、この装入物はこの同じ中央路を使用する流入ガスの混合物が補給するその他の装入物6とは独立した炭化プロセスに付される。
図を見れば分かるように、1つの変形形態において、装入物6の投入の間に装入物と共に導入された空気を排出する目的で、希釈ガスG2を形成するために使用されない退出ガスG3の部分は、特に煙突の形をした排出および通気用手段17または/および搬送手段16に搬送され、ここでこの部分は、炉または乾燥機などの燃焼手段に供給を行なうかまたは直接的にまたはボンベなどの内への用役ガスの充填を通してその他のあらゆる用途に供給することのできる用役ガスG4を構成する。
より優れた効率を得ることを可能にする、本発明に係る方法を実施する特に有利な方法においては、加圧下で熱分解が実施され、この目的で装入物6の直ぐ上流側の第1の上流側チャンバ18と同様、装入物6の直ぐ下流側の第2の下流側チャンバ19も、大気圧より高い圧力に付される。この圧力は、チャンバ内においておよそ数千Paの加圧状態で大気圧よりごくわずかに高いものであってよいが、10・10〜30・10Paの間の値を選択するのが有利である。
本発明は、ユーカリまたはココナッツの殻またはその他の類似の熱帯植物の炭化に特に適している。
本発明は同様に、方法を実施するように設計されたキルンモジュール100にも関する。
このキルンモジュール100は可動式であってよい。現場で得られる木炭の重量は木材の4分の1前後と軽量である。この可動性により、輸送コストを軽減することができる。
この方法を実施することにより木炭または/および活性炭を製造するように設計されたこのキルンモジュール100は、木材装入物6を収容できるように設計されたケージ7を炭化チャンバ25で受入れることができるように設計されている。この炭化チャンバ25は、上流側チャンバ18と下流側チャンバ19の間に位置づけされている。
キルンモジュール100は、第1の非酸化性高温燃料ガスG1を生成できるように設計された、装入物6の外部にある少なくとも1つの加熱手段を含んでいてよい。この加熱手段は同様に、それが連結されているキルンモジュール100の外部にあってもよい。
本発明によると、キルンモジュール100は、上流側チャンバ18の上流側にありこのチャンバと連通している混合用チャンバ15を含んでおり、この混合用チャンバは、一方ではこれらの第1の高温燃料ガスG1を、そして他方では下流側チャンバ19と連通する搬送手段4に由来する第2の希釈ガスG2を収容できるように設計されており、こうして流入ガスG0の混合物が形成される。
このケージ7、あるいは上流側チャンバ18と下流側チャンバ19の間にキルンモジュール100を含みケージ7を収容できるように設計されたハウジング22は、上流側チャンバ18内を除いて装入物6の外部での流入ガスG0のあらゆる通過を妨げることができるように設計されている。キルンモジュール100は、下流側チャンバ19に比べた上流側チャンバ18内の加圧状態へと流入ガスG0の混合物を送ることができるように設計された循環手段5を含んでいる。
キルンモジュール100は、前記流入ガスG0の流れおよび温度を管理し調節するための手段を含み、この手段は、一方では流入ガスG0の温度を管理するために作用できるように設計されている。この目的でこれらの手段は、燃料ガスG1の経路内にある流れ分配手段131、特にバルブまたはダンパーなどの閉鎖手段、希釈ガスG2の経路内にある流れ分配手段122、装入物6からの退出ガスG3の作業ガスG4で構成された部分の経路内にある管路16上のガス流分配手段134に対し作用し、退出ガスG3のその他の相補的部分は希釈ガスG2を構成する。
流入ガスG0の流れおよび温度を管理し調節するためのこれらの手段は同様に、他方では、流入ガスG0の流速を制御するために上流側チャンバ18と下流側チャンバ19の間の正の圧力差を生成できるように設計された循環手段5に対し作用できるように設計されている。これらの管理および調節用手段は同様に、燃料ガスG1を生成する炉の運転を制御できるようにも設計されている。
好ましくは、キルンモジュール100は、少なくとも1つのこのようなケージ7を収容することのできるベース3と、ベース3上で密閉した形で各々のケージ7の頂部に置くことができるように設計されたカバー1を含む。
このケージ7は、木材装入物6を収容できるように設計され、上流側チャンバ18と下流側チャンバ19の間に位置づけされている。
有利には、キルンモジュール100は、カバー1上に密閉した形で置かれ、酸素の偶発的吸込みが万一発生した場合に炭化中に考えられるあらゆる気体の爆発を補償するために開閉できるトラップ11を含んでいる。
好ましくは、ケージ7はその2つの端部が開放しているかまたは穿孔されており、気体または/および液体の通過を可能にしている。これらの端部は、一方は上流チャンバ18とそしてもう一方は下流チャンバ19と連通する。このときケージ7は、その他の面が気密な形で封止されている。
1つの変形実施形態において、義務的ではないものの好ましくは、ハウジング22内のケージ7の相対的滑動運動特に垂直滑動運動が提供される。提供されるべきシールの観点から見てそれにより実施が困難になるとしても、そのとき、そのハウジング22自体が気密であることを条件としてケージ7を全面的に穿孔することが可能である。
装入物6の一部分を燃焼させ、これにより酸素の遮断前にキルン装入物の温度上昇を促進させるべく予備乾燥作業をその時必要とし得る部分燃焼プロセスの先行技術とは異なり、本発明によると、調節された温度で、流入ガスG0がケージ7内にある装入物6を通して循環することが保証される。
非酸化性燃料ガスG1は好ましくは、用役ガスG4の不完全燃焼の結果得られる。有利には、これらの用役ガスG4は、装入物6または、別の近隣のキルン100が含む装入物6の下流側で回収される。
本発明によると、上流側チャンバ18の上流側にありそれと連通している混合用チャンバ15は、一方では加熱手段に由来する第1の高温燃料ガスG1そして他方では下流側チャンバ19の下流側で管路21と連通する搬送手段4に由来する第2の希釈ガスG2を収容することができる。このチャンバは、装入物6の炭化に由来する退出ガスG3を回収できるように設計されている。搬送手段4は希釈ガスG2として知られる退出ガスG3の少なくとも一部分を燃料ガスG1とは別に混合用チャンバ15に向かって搬送する。燃料ガスG1と希釈ガスG2はこの混合用チャンバ15の中で混合されて、流入ガスG0の混合物を形成する。
退出ガスG3の一部分は、特に熱分解によって生成されたガスの圧力の作用下で少なくとも1本の管路16を介して用役ガス流G4の形で排出される。希釈ガスG2として知られる退出ガスG3由来の相補的部分は、好ましくはバイパス管路4で構成される搬送手段内を循環する。希釈ガスG2は、第1の高温燃料ガスG1とは個別に混合用チャンバ15に到達する。
管路8を介して排出される第4の用役ガスG4は、本発明の実施により生産されるガスループ内の退出ガスG3の余剰部分である。
キルンモジュール100は同様に下流側チャンバ19に比べた上流側チャンバ18内の加圧状態へと流入ガスG0の混合物を送ることができるように設計された循環手段5をも含んでいる。流入ガスG0の混合物の混合も実施しかつ好ましくは少なくとも1つのタービンまたはファンで構成されているこれらの循環手段5は、上流側チャンバ18から下流側チャンバ19まで装入物6を通して単一の循環方向に熱分解前線20を押すために充分な圧力を維持できるようにサイズ決定される。したがって、混合用チャンバ15のエネルギーは、装入物6を通してキルン内の循環速度を設定する循環手段5によって抽出される。熱分解段階の間、蒸気が木材装入物6の最も上流側の層から抽出されると直ちに、熱分解から放出された熱は、装入物6の下流側すなわち図に示された通りの垂直キルンの場合には底部において直接消費される。熱分解に起因する熱の放出は、装入物6の木材の残りを乾燥させ、自律的である内部反応を開始させるのに充分高いものである。
図3は、装入物6の上流部分における熱分解前線20の開始を示しており、燃料ガスG1は単独でエネルギー供給を提供し、希釈ガスG2は、下流チャンバ19においてなお低温であるガスでのみ構成されている。ガスの循環は最低作動条件下にあり、こうしてキルンモジュール100内の余剰ガスの用役ガスG4としての排出を可能にしている。
分岐24は、一方では希釈ガスG2を閉鎖手段またはバタフライバルブ132が備わった搬送手段またはバイパス管路4へと分離し、他方では用役ガスG4を閉鎖手段またはバタフライバルブ134の備わった搬送手段または少なくとも1本の管路16へと分離する。
一変形実施形態において、装置は、好ましくはこの分岐24の下流側で管路8の後に、特に木材装入物6自体と共に空気の形で中に導入されてキルン内の存在する気体酸素を蒸発させるように設計された特に煙突17である抽出管路への連結用のT字管を含んでいる。設備の始動の間、新しい木材装入物6の投入後、管路16の閉鎖手段134は閉鎖され、こうして、用役ガスG4のあらゆる流れを阻止し、抽出管路または煙突17は、低温で気体酸素を含有する退出ガスG3を排出する。煙突17を退出する最初の蒸気が出現した時点で、下流側端部へ向かう用役ガスG4の通路を解放するのには、煙突に備わった閉鎖手段135を封止し管路16の閉鎖手段134を再び開放するだけで充分である。
図4は、連続運転中のシステムを示しており、熱分解前線20は装入物6の下流側端部まで前進し、熱分解は必要なエネルギーを提供し、燃料ガスG1によるエネルギー供給は温度を維持するためだけの最小限のものであり、ガスはバイパスを通して循環する。
循環手段5は好ましくはキルンモジュール100の上部部分内に設置され、これらのガスG0を自然対流とは反対に装入物6を通って頂部から底部に強制的に循環させる。
本発明においては、有利にはキルンモジュール100の外部にある少なくとも1つの加熱手段を用いて燃料ガスG1が生産され、このガスは木材装入物6の最も上流側の部分の熱分解の開始に必要なエネルギーを提供するために使用される。この加熱手段は、気体酸素Oを生成しないように還元炉を含んでいる。この加熱手段は、特に第4の用役ガスG4を使用してよい。この用役ガスを使用可能にする設備がない場合、設備100は、それを燃焼させるための酸化用開放炉を含むかまたはそれに連結されており、大気中へのガスの放出は人間の健康に無害である。
好ましい実施形態においては、ベース3は下流側チャンバ19と連通するかまたはこのチャンバを内蔵し、出口管路8と同様バイパス管路4をも含んでいる。このベース3は埋込み式でも床置き式でもよい。有利にはこれは、その最下点に蓄積された凝縮物のための出口バルブ10を含む。
このベース3は同様に、下流側チャンバ19すなわち垂直に取付けられたケージ7の場合には下部チャンバを構成してもよく、そこから希釈ガスG2が混合用チャンバ15に向かって搬送され、用役ガスG4で構成される退出ガスG3の残りの部分は以上で説明された通り好ましくは燃焼による使用装置または処理装置へと排出される。こうして、システムは、木材装入物6内の温度の精確な管理を可能にするガス循環ループを含む。
本発明の1つの重要な利点は、新たな装入物を処理する前に長期間にわたりキルンを停止させ装入物が冷却するのを待つ必要性が関係する先行技術の問題を克服するという点にある。
好ましい一実施形態において、ケージ7は炭化チャンバ25において、少なくとも1つの投入扉が備わったハウジング22に内蔵されている。このハウジング22は、少なくともそのケージ7の周囲に少なくとも1つの熱交換器23を含んでおり、この熱交換器は、装入物6を通る以外に上流側チャンバ18から下流側チャンバ19への前記流入ガスG0の通過を一切阻止するよう封止された形で設計されている。
本発明によると、熱分解および完全な炭化の後、所望の段階において、上流側端部を介しておよび好ましくは上面を介して、装入物6上に水がスプレーされる。このゾーンにおける温度は、装入物6と接触してこの水が蒸発するものの装入物を湿潤状態にすることがないように制御される。こうして、装入物6を収納するキルンのチャンバの温度を急速に低下させこのチャンバ内のエネルギー量を削減することが可能である。
こうして、ガス混合物G0の流れの中に水をスプレーすることにより、装入物6の有効かつ急速な冷却が得られる。この目的で、キルンモジュール100には、混合用チャンバ15内または上流側チャンバ18またはその両方の中にある注入手段9例えば注入ノズルまたは/およびスプレーノズルまたは/および噴霧ノズルを含む冷却手段が含まれている。チャンバ18内に直接スプレーすることで、循環手段がファンで構成されている場合に、循環手段5内に熱衝撃を作り出すことなくケージの上面またはケージ7に水を吹込むことが可能となる。
図5は、水スプレーを示し、ガスの循環はその最大限に維持されている。ガスG1のための入口は閉鎖され、もはやエネルギーは提供されず、このガスはG4で排出され、その後凝縮物および流出水は10で、特に少なくとも1つのバルブにおいて放出される。
水の蒸発温度は装入物6の上部部分において急速に達成され、冷却はこの装入物の下部における温度が充分低くなった時点、すなわち通常は水の蒸発温度よりわずかに高い温度になった時点で終了したとみなされ、キルンからケージ7が降ろされる。キルン100を開放した時点で、周囲空気からの酸素と接触して装入物が発火するかもしれない。この場合はケージ7を、ベル型消し炭壷内に1日か2日放置し、好ましくは梱包前の通過ゾーンにおいて木炭の冷却を終了させる。
好ましくは、装入物の上部および底部温度または/および圧力センサー12そしてタービンを通過したガスの流速または/および圧力または/および温度センサー12が、循環手段5または/および注入手段9およびバルブ10を制御できるように設計されたプログラマブルコントローラ、コンピュータまたはそれに類するものの形をしたオペレータ無しで設備内のプロセスを実施するための自動化制御システムの入力端を構成する。このような制御システムはまた、1つ以上の制御ダンパー13、詳細には第1の燃料ガスG1の131または/および第2の希釈ガスG2の132も圧力または/および流速に関し制御し、または/かつ管路16の制御手段134および煙突17の135をも制御する。
装入物6の上流側端部と下流側端部の間の温度差を測定することにより、炭化のタイプを簡単かつ精確に制御することができ、したがって、その焼成度によって、ニーズに応じて「低焼成度」品質から「高焼成度」品質までの均質な木炭を得ることができる。これは従来のキルンでは不可能で、先行技術の工業的システムの大部分においても非常にむずかしいことであった。
燃料ガスG1を生成するために特にボイラーまたは炉といった加熱手段に提供されるエネルギーは、木材、ガス、熱分解ガスまたはその他のガス、または混合燃料などのあらゆる燃料から結果としてもたらされる。
キルンへの投入前および冷却後に装入物を計量することにより、キルンモジュールの効率を制御することが可能となる。
サイクル時間は、ガスが通過すべき装入物6の厚みによって左右され、一般に、特に熱帯林において先行技術にしたがって同一キルン内で12日のサイクルを1ヶ月に2回しか実施しないことが公知である先行技術の方法よりも短い。
本発明では、加熱手段を構成するボイラーにおいて充分に安定化されたパラメータで、次の装入物の処理へときわめて迅速に移行することが可能である。
好ましくは、キルンモジュール100は断熱されている。
特に湿っているかまたは樹液が充満した木材を乾燥させている間に熱分解前線20を開始させることが問題となる始動時には、加熱手段は、炭化のために使用される全てのエネルギーのうちのわずかな部分しか提供しないという点に留意すべきである。加熱手段は、熱分解前線20の開始を可能にするように、そして特により吸熱性である炭化の終了時については温度を維持できるようにサイズ決定されなくてはならない。したがって、加熱手段は、点火スターターとして挙動する。こうして、1つの同じ加熱手段を同時に、炭化の進行度の異なる複数の装入物に割当てることができるということがわかる。したがって、1つの特定の実施形態において、1つの同じ加熱手段は、加熱手段の近くに星型、直線状にまたはその他の形で配置された複数の炭化ゾーンに供給を行なうことができる。この組織は、複数の炭化ゾーンに由来する用役ガスG4をこの加熱手段に補給してよい場合において非常に有利である。その上、異なる炭化段階にある複数の装入物6を管理して、それらの炭化サイクルをずらし装入物および装入物除去作業を順序づけすることが可能である。
加熱手段の周囲に配分された1つの装入物を各々含むキルンモジュール100で構成された生産設備の設計も同様に、特にアクセスが困難であることの多い熱帯林において設備の搬送を容易にする。
本発明は同様に、各々以上で記述した通りの装置100を複数含む、上述の方法にしたがった特に木炭または/および活性炭の製造用の1つのこのような炭化設備にも関する。この設備は、それに連結されている少なくとも2つの装置100のための燃料ガスG1を生成する少なくとも1つの中央炉を含む。
加熱手段が木材を用いて作動している場合、ひとたび加熱手段により提供されたエネルギーが木炭の質量と処理された木材装入物の質量の間で演繹された場合の正味効率は、先行技術における通常20%未満の効率に比べ82%に近い炭素含有量で25%を超えることから、本発明を用いた場合きわめて有利である。
要するに、燃料ガスG1は、キルンモジュール内部の装入物6にエネルギーを供給して装入物への温度提供と温度維持を保証するものである。これらの燃料ガスは、装入物6の外部にあるもののキルンモジュール100内に一体化された加熱手段の結果、またはこのキルンモジュール100自体の外部にある加熱手段の結果であってよい。
希釈ガスG2は、ガスループを形成することを可能にし、混合用チャンバ15内に燃料ガスG1との混合物として到達するガスである。
この混合の結果として得られ循環装置5により適切な圧力にされている流入ガスG0は、真に炭化を制御するためのガスである。
本発明は、次のような新規の利点を提供する:
過熱箇所の制限;
高温ガス流により提供される装入物の温度の均一化;
本方法を実施するための物理的数値と同様、得られる製品の特性の限定。
要するに、本発明によると、ガスを直接燃焼させる代りにガスの一部分のみをループとして循環させて、装入物内の温度および流速に関して制御されているガス流を得ており、装置の優れた効率のおかげで、反応に由来するガスの大部分を別の用途に利用できるようにとっておくことが可能となる。
本方法の自動化は、温度、処理能力、圧力、流速の制御に関して完全なものであり得る。
循環手段5の存在により、炭化を減速させてそのパラメータを制御することができる。このようにして、特に連続モードでの先行技術のキルンの特徴である暴走は全て確実に回避されることになる。
装置全体が可動で、容易に輸送可能である。
本発明は、高温炭化が可能であることと同様に蒸気注入も可能であることから、活性炭を製造するために使用可能である。
スプレー作業は最終的に、生産された木炭のための溶剤および洗浄剤として作用する蒸気を発生させ、そのため一部の業界が必要とするよりも点火性の良好な清浄な製品の納入が可能になることの結果としてもたらされる別の利点を有する。
温度が非常に異なり再現可能性が低い静的処理という通常のケースと異なり、装入物の所与の層内部の温度をガス流の通過が均一化することから炭化されない製品の量が非常に少ないため、本発明の品質面の利点には顕著なものがある。
本発明は同様に、装入物が落下し破壊する通常の垂直キルンと異なり、大型片を保持することを可能にし、発生する微粒子は極めて少量である。装入物取扱い作業の削減も同じく、大型片の保持にとって有利な要因である。

Claims (14)

  1. 木材装入物(6)から木炭または/および活性炭を製造する方法において、
    前記装入物(6)が、第の上流側チャンバ(18)と第2の下流側チャンバ(19)の間で密封装置内の少なくとも1つのケージ(7)内に置かれていることと
    前記装入物(6)の外部にある少なくとも1つの加熱手段を介して、酸ガス を含まない非酸化性の第1の高温燃料ガス(G1)が生成されることと
    前記第1の高温燃料ガス(G1)が混合用チャンバ(15)内に導入されることと
    前記混合用チャンバ(15)内で前記第1の高温燃料ガス(G1)が第2の希釈ガス(G2)と混合されて、酸ガス を含まない非酸化性流入ガス(G0)の混合物を形成することと
    前記流入ガス(G0)の混合物が前記装入物(6)内に上流側で送られ、前記装入物(6)内で熱分解前線(20)を生成することと
    前記装入物(6)の上流側端部と下流側端部の間に加圧状態が作り出され、前記熱分解前線(20)が前記装入物(6)内を前記上流側端部から前記下流側端部まで一方向に強制的に通過させられることと
    前記加圧状態は、10・10 Pa〜30・10 aの値を有する大気圧より高い圧力に付された状態であり、前記熱分解前線(20)が前記装入物(6)内の自然対流に対抗して前記装入物(6)内を前進することと
    前記装入物(6)の下流側で、第3の退出ガス(G3)が回収され、前記第3の退出ガス(G3)の少なくとも第の部分が直接混合用チャンバ(15)内に搬送手段(4)により前記第2の希釈ガス(G2)の流れの形で搬送されて前記第1の高温燃料ガス(G1)と混合され、前記第1の部分と相補的な前記第3の退出ガス(G3)の第2の部分が搬送手段(8)により第4の用役ガス(G4)の流れの形で出口オリフィスに向かって排出されることとを特徴とする方法。
  2. 循環手段(5)を介して、前記流入ガス(G0)の混合物前記第の上流側チャンバ(18)内、前記装入物(6)の下流側にある前記第2の下流側チャンバ(19)に対して加圧状態にするために送られ、前記装入物(6)内で前記熱分解前線(20)を生成し、前記熱分解前線(20)前記循環手段(5)の作用下で、前記装入物(6)を前記第の上流側チャンバ(18)から前記第2の下流側チャンバ(19)まで一方向に強制的に通過させられることと
    前記第3の退出ガス(G3)が前記第2の下流側チャンバ(19)内で回収されることと
    前記第3の退出ガス(G3)の少なくとも一部分が、前記第2の希釈ガス(G2)の流れの形で回収され、前記第2の希釈ガス(G2)は搬送手段(4)により直接前記混合チャンバ(15)まで搬送されることと、を特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の希釈ガス(G2)の流れが、前記搬送手段(4)により、前記第1の高温燃料ガス(G1)とは個別に前記混合チャンバ(15)に搬送されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記装入物(6)が、前記流入ガス(G0)の混合物の流れの中に水をスプレーすることによって、完全な熱分解の後に冷却されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記流入ガス(G0)の流れおよび温度が調節されること、ガスループが前記第1の高温燃料ガス(G1)および前記第2の希釈ガス(G2)の流れの制御によって管理され、前記流れの制御は前記流入ガス(G0)の温度を管理することができるように設計されていること、および、前記流入ガス(G0)の流速が循環手段(5)により制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の高燃料ガス(G1)は、前記第1の高温燃料ガス(G1)が酸素ガスO を含まないように不完全燃焼が起こる中央炉において生成され、前記中央炉は、複数の炭化チャンバに供給を行なうことができるように設計され、前記炭化チャンバの各々が、1つの異なる装入物(6)を含み、当該装入物は他の記装入物(6)とは独立した炭化プロセスに付されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第2の希釈ガス(G2)を形成するために使用されない前記第3の退出ガス(G3)の部分は、特に煙突の形をした排出および通気用手段(17)または/および搬送手段に導かれ、前記部分は、炉または乾燥機などの燃焼手段に供給を行なうことができる、若しくは、直接的にまたはボンベなどの中への前記第4の用役ガス(G4)の充填を通してその他のあらゆる用途に供給することできる前記第4の用役ガス(G4)を構成することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 木材装入物(6)を収容することができるように設計されたケージ(7)を炭化チャンバ(25)で収容することができるように設計された、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法を実施することにより木炭または/および活性炭を製造するためのキルンモジュール(100)であって、前記炭化チャンバ(25)が上流側チャンバ(18)と下流側チャンバ(19)の間に位置づけされており、前記キルンモジュール(100)は、前記装入物(6)の外部にあって非酸化性の第1の高燃料ガス(G1)を生成することができるように設計された少なくとも1つの加熱手段を含むまたは当該加熱手段に連結されており前記キルンモジュール(100)は、前記上流側チャンバ(18)の上流側にあって前記上流側チャンバ(18)と連通している混合用チャンバ(15)を備え前記混合用チャンバ(15)一方では前記第1の高温燃料ガス(G1)を収容し、他方では前記下流側チャンバ(19)と連通する搬送手段(4)に由来する第2の希釈ガス(G2)を収容することができるように設計されて、流入ガス(G0)の混合物が形成され、前記キルンモジュール(100)は、前記下流側チャンバ(19)に対して前記上流側チャンバ(18)を加圧状態にするために前記流入ガス(G0)の混合物を送ることができるように設計された循環手段(5)も備え、前記加圧状態は、10・10 Pa〜30・10 aの値を有する大気圧より高い圧力に付された状態であり、熱分解前線(20)が前記装入物(6)内の自然対流に対抗して前記装入物(6)内を前進することを特徴とする、キルンモジュール(100)
  9. 前記キルンモジュール(100)は、木材装入物(6)を収容することができるように設計された少なくとも1つのケージ(7)を備え、前記ケージ(7)が前記上流側チャンバ(18)と前記下流側チャンバ(19)の間に配置されることができるように設計されていること、および、前記キルンモジュール(100)は、前記上流側チャンバ(18)の上流側にあって前記上流側チャンバ(18)と連通している混合用チャンバ(15)を備え前記混合用チャンバが一方では前記第1の高温燃料ガス(G1)を収容し、他方では前記下流側チャンバ(19)と連通する搬送手段(4)に由来する第2の希釈ガス(G2)を収容することができるように設計されており、流入ガス(G0)の混合物が形成されることを特徴とする請求項8に記載のキルンモジュール(100)。
  10. 前記ケージ(7)または前記ケージ(7)を収容することができるように設計されたハウジング(22)が、前記上流側チャンバ(18)内を除いて前記装入物(6)の外部での前記流入ガス(G0)のあらゆる通過を妨げることができるように設計されていることを特徴とする請求項8または9に記載のキルンモジュール(100)。
  11. 前記キルンモジュール(100)は、前記流入ガス(G0)の流れおよび温度を管理および調節するための手段を備え当該手段が、一方では前記流入ガス(G0)の温度を管理するために、前記第1の高温燃料ガス(G1)の経路内にあるガス流分配手段(131)、前記第2の希釈ガス(G2)の経路内にあるガス流分配手段(132)、前記装入物(6)からの退出ガス(G3)の用役ガス(G4)で構成された部分の経路内にあるガス流分配手段(134に対し作用することができ前記退出ガス(G3)のその他の相補的部分は前記第2の希釈ガス(G2)を構成しており、他方では、前記流入ガス(G0)の前記流速を制御するために前記上流側チャンバ(18)と前記下流側チャンバ(19)の間圧力差を生成することができるように設計された循環手段(5)に対し作用できるように設計されており、前記管理および調節するための手段は前記第1の高温燃料ガス(G1)を生成する炉の運転を制御することができるようにも設計されていることを特徴とする請求項8に記載のキルンモジュール(100)。
  12. 前記キルンモジュール(100)が、少なくとも1つの前記ケージ(7)を収容することできるベース(3)と前記ベース(3)上で密閉した形で各々の前記ケージ(7)の頂部に配置されることができるように設計されたカバー(1)と、備えること、前記ケージ(7)または前記ケージ(7)を収容することができるように設計されたハウジングが、前記上流側チャンバ(18)および前記下流側チャンバ(19)内を除いて前記装入物(6)の外部でのガスのあらゆる通過を妨げることができるように設計されていること、前記キルンモジュール(100)が、前記下流側チャンバ(19)に対して前記上流側チャンバ(18)内加圧状態にするために前記流入ガス(G0)の混合物を送ることができるように設計された循環手段(5)を備えること、および、前記キルンモジュール(100)が、前記装入物(6)に由来する退出ガス(G3)を回収することができるように設計された、前記下流側チャンバ(19)からの搬送手段(4)を備え、希釈ガス(G2)として知られる前記退出ガス(G3)の少なくとも一部分、前記第1の高温燃料ガス(G1)とは個別に前記混合用チャンバ(15)に搬送されること、を特徴とする請求項8に記載のキルンモジュール(100)。
  13. 前記ベース(3)が前記下流側チャンバ(19)と連通するかまたは前記下流側チャンバ(19)を内蔵しており、前記装入物(6)を退出した時点で前記下流側チャンバ(19)内に収容された第3の退出ガス(G3)に由来する用役ガス(G4)を排出するための少なくとも1本の管路(8)、および第2の希釈ガス(G2)として知られる、前記第3の退出ガス(G3)のうちの前記用役ガス(G4)と相補的な部分を搬送するためのバイパス(4)と、備えること、を特徴とする請求項12に記載のキルンモジュール(100)。
  14. 前記循環手段(5)を制御することができるように設計された温度または/および圧力センサー(12)、および前記第1の高温燃料ガス(G1)または/および前記第2の希釈ガス(G2)を制御するためのダンパー(13)を含む炭化および冷却の管理用手段、または/および前記上流側チャンバ(18)内に位置づけされた水噴射手段(9)、を備えることを特徴とする請求項8に記載のキルンモジュール(100)。
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