JP5744293B2 - ビス(アリール)アセタール化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリアセタールの合成において有用なビス(アリール)アセタールに関する。
ポリアセタールはマイクロリソグラフィーにおけるいくつかの使用法を有する公知のポリマーである(本明細書において使用される時、簡潔性のために、「アセタール」という用語は「アセタール」および「ケタール」に対する総称と理解すべきであり、「オリゴアセタール」という用語は「オリゴアセタール」および「オリゴケタール」に対する総称と理解すべきであり、「ポリアセタール」という用語は「ポリアセタール」および「ポリケタール」に対する総称と理解すべきである)。ポリアセタールの合成は、典型的には、重合反応の間にアセタールモイエティを形成する重縮合反応に依存する。反応物は、アセタール形成において消費される遊離ヒドロキシル基または保護ヒドロキシル基を含み、そのため典型的には、生じたポリマーは、典型的なアセタール形成反応を妨害するかまたはその反応において消費される、遊離ヒドロキシル基または他の官能基を含有しない。
オリゴアセタールおよびポリアセタールの合成に使用することができる材料および方法の必要性がある。方法が、オリゴアセタールおよびポリアセタールの形成のための重縮合条件と適合性がない遊離ヒドロキシル基および他の官能基が有りおよび無しで、オリゴアセタールおよびポリアセタールの形成にとって一般的であるならば、その方法は望ましいだろう。
一実施形態は、式
Figure 0005744293
を有するビス(アリール)アセタールであって、式中、YおよびYの各々は、独立して、クロロ、ブロモ、ヨード、メシレート、トシレート、トリフレート、またはBであり、ただしYおよびYは両者ともクロロ、ブロモおよびヨードから選択されず;Bの各々の出現は、独立して、ホウ素原子を介してArまたはArへ結合されるホウ素含有官能基であり;ArおよびArの各々は、独立して、非置換もしくは置換されたC6−18アリーレンまたは非置換もしくは置換されたC3−18ヘテロアリーレンであり;ただしArおよびArは、−Ar−O−C−O−Ar−を含む環構造を形成するようには互いへ共有結合で連結されず;RおよびRの各々は、独立して、水素、非置換もしくは置換されたC1−18の直鎖状もしくは分岐状のアルキル、非置換もしくは置換されたC3−20シクロアルキル;非置換もしくは置換されたC6−18アリール、または非置換もしくは置換されたC3−20ヘテロアリールであり;RおよびRは、任意で−R−C−R−を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結される、ビス(アリール)アセタールである。
これおよび他の実施形態は詳細に以下に記載される。
本明細書において記載される分子のファミリー(以後「ビス(アリール)アセタール」)は、骨格アセタール官能基を有するオリゴアセタールおよびポリアセタールの合成を、合成の最後の工程の間にアセタール形成反応に依存する必要なしに可能にする。その代りに、ビス(アリール)アセタールは、遷移金属で触媒されるクロスカップリング反応(例えば鈴木カップリング)における唯一のモノマーまたはコモノマーとして役立つ。この特徴があるので、ビス(アリール)アセタールは骨格中にアセタール官能基を備えたオリゴマーおよびポリマーの合成を可能にし、それは、高価な保護/脱保護戦略に依存する必要なしに、多くのアセタール形成反応と適合性がない官能基(例えば遊離フェノール(それはアセタール形成反応において競合するだろう)が含まれる遊離ヒドロキシル基、および/または酸不安定もしくは塩基不安定な側鎖)によりさらに置換することができる。
骨格中にアセタール官能基を含有するオリゴマーおよびポリマーは、ブレンステッド酸もしくはルイス酸による処理に際して、または電子衝撃もしくはイオン化に際して、より小さな分子へとフラグメント化する能力のために有用な化合物である。かかるフラグメント化を使用して、オリゴマーまたはポリマーを含む材料または配合の物理化学的性質(可溶性、凝集状態、ガラス転移温度、融点および蒸気圧を含む)を改変することができる。例えば、アセタール含有のオリゴマーおよびポリマーはフォトレジスト組成物において有用である。
一実施形態は、式
Figure 0005744293
を有するビス(アリール)アセタールであって、式中、YおよびYの各々は、独立して、クロロ、ブロモ、ヨード、メシレート、トシレート、トリフレート、またはBであり、ただしYおよびYは両者ともクロロ、ブロモおよびヨードから選択されず;Bの各々の出現は、独立して、ホウ素原子を介してArまたはArへ結合されるホウ素含有官能基であり;ArおよびArの各々は、独立して、非置換もしくは置換されたC6−18アリーレンまたは非置換もしくは置換されたC3−18ヘテロアリーレンであり;ただしArおよびArは、−Ar−O−C−O−Ar−を含む環構造を形成するようには互いへ共有結合で連結されず;RおよびRの各々は、独立して、水素、非置換もしくは置換されたC1−18の直鎖状もしくは分岐状のアルキル、非置換もしくは置換されたC3−18シクロアルキル;非置換もしくは置換されたC6−18アリール、または非置換もしくは置換されたC3−18ヘテロアリールであり;RおよびRは、任意で−R−C−R−を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結される、ビス(アリール)アセタールである。ホウ素原子を介してArまたはArへ結合されるというBについての記述は、ホウ素原子がArまたはArの芳香族炭素へ直接共有結合されることを意味する。−Ar−O−C−O−Ar−を含む環構造を形成するようには互いへ共有結合で連結されないというArおよびArについての記述は、ArおよびArが互いへ直接共有結合されず、さらに−Ar−O−C−O−Ar−を含有する環を完成する二価基を介してそれらが連結されないことを意味する。任意で−R−C−R−を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結されるというRおよびRについての記述は、RおよびRが互いへ直接共有結合することができるか、またはさらに−R−C−R−を含有する環を完成する二価基を介して連結できることを意味する。
さらに本明細書において使用される時、「置換された」とは、ハロゲン(すなわちF、Cl、Br、I)、ヒドロキシル、アミノ、チオール、カルボキシル、カルボキシレート、アミド、ニトリル、スルフィド、ジスルフィド、ニトロ、C1−18アルキル、C1−18アルコキシル、C6−18アリール、C6−18アリールオキシル、C7−18アルキルアリールまたはC7−18アルキルアリールオキシル等の少なくとも1つの置換基を含むことを意味する。式に関して本明細書において開示される任意の基または構造は、特別に定められるか、またはかかる置換が、生じた構造の所望される特性に有意に悪影響を及ぼさない限り、そのように置換され得ることは理解されるだろう。さらに、「フッ素化」とは基の中へ1つまたは複数のフッ素原子を取り込むことを意味する。例えば、C1−18フルオロアルキル基が示される場合、フルオロアルキル基は、1つもしくは複数のフッ素原子、例えば単一のフッ素原子、2つのフッ素原子(例えば1,1−ジフルオロエチル基として)、3つのフッ素原子(例えば2,2,2−トリフルオロエチル基として)、または各々の炭素の自由原子価でのフッ素原子(例え(−CFまたは−Cまたは−Cまたは−C等のペルフルオロ化基として)を含むことができる。
上記のビス(アリール)アセタール式のいくつかの実施形態において、YおよびYのうちの少なくとも1つはBである。いくつかの実施形態において、YおよびYのうちの一つはBであり、他のものは、クロロ、ブロモ、ヨード、メシレート、トシレートおよびトリフレートから選択される。かかる実施形態において、ビス(アリール)アセタールは、コモノマーの必要性なしに鈴木カップリングを介して重合することができる。
いくつかの実施形態において、YおよびYは各々、メシレート、トシレートおよびトリフレートから独立して選択される。
いくつかの実施形態において、YおよびYの各々は、独立してBであり、そこで、Bの各々の出現は、−BF (式中、Mの各々の出現は、独立して、アルカリ金属カチオンまたは非置換もしくは置換されたアンモニウムイオンである);−B(OH)
Figure 0005744293
(式中、RおよびRの各々は、独立して、C1−18アルキル、C3−18シクロアルキルまたはC6−18アリールであり;RおよびRは、任意で−R−O−B−O−R−を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結される);および
Figure 0005744293
(式中、R15およびR16の各々は、独立して、水素、非置換もしくは置換されたC1−18の直鎖状もしくは分岐状のアルキル、非置換もしくは置換されたC3−18シクロアルキル;非置換もしくは置換されたC6−18アリール、非置換もしくは置換されたC3−18ヘテロアリール、または
Figure 0005744293
式中、Y、Ar、Ar、RおよびRは上で定義された通りである)からなる群から独立して選択される。
いくつかの実施形態において、Bの各々の出現は、
Figure 0005744293
(式中、RおよびRの各々は、独立して、C1−18アルキル、C3−18シクロアルキルまたはC6−18アリールであり;RおよびRは、任意で−R−O−B−O−R−を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結される)である。
種の実例には、
Figure 0005744293
Figure 0005744293
が含まれる。
上記のビス(アリール)アセタール構造中で、ArおよびArの各々は、独立して、非置換もしくは置換されたC6−18アリーレンまたは非置換もしくは置換されたC3−18ヘテロアリーレンであり、ただしArおよびArは、−Ar−O−C−O−Ar−を含む環構造を形成するようには互いへ共有結合で連結されない。ArおよびArの具体的な実例には、非置換または置換された1,2−フェニレン、非置換または置換された1,3−フェニレン、非置換または置換された1,4−フェニレン、非置換または置換された4,4’−ビフェニレン、非置換または置換された4,4’’−p−テルフェニレン、非置換または置換された3,3’’−p−テルフェニレン、非置換または置換された4,4’’−m−テルフェニレン、非置換または置換された4,4’’−p−テルフェニレン、非置換または置換された4,4’’−o−テルフェニレン、非置換または置換された2,2’’−o−テルフェニレン、非置換または置換された1,4−ナフチレン、非置換または置換された2,7−ナフチレン、非置換または置換された2,6−ナフチレン、非置換または置換された1,5−ナフチレン、非置換または置換された2,3−ナフチレン、非置換または置換された1,7−ナフチレン、非置換または置換された1,8−ナフチレン、非置換または置換されたイミダゾ−2,4−イルエン、2,4−ピリジレン、2,5−ピリジレン、非置換または置換された1,8−アントラセニルエン、非置換または置換された9,10−アントラセニルエン、非置換または置換された2,7−フェナントレニレン、非置換または置換された9,10−フェナントレニレン、非置換または置換された3,6−フェナントレニレン、非置換または置換された2,7−ピレニレン、非置換または置換された1,6−ピレニレン、非置換または置換された1,8−ピレニレン、非置換または置換された2,5−フラニルエン、非置換または置換された3,4−フラニルエン、非置換または置換された2,3−フラニルエン、非置換または置換された2,5−チオフラニルエン、非置換または置換された3,4−チオフラニルエン、非置換または置換された2,3−チオフラニルエン、非置換または置換された2,5−オキサゾリルエン、非置換または置換された2,7−フルオレニレン、非置換または置換された2,5−ベンゾフラニルエン、非置換または置換された2,7−ベンゾフラニルエン、非置換または置換された5,7−ベンゾフラニルエン、非置換または置換された5,7−[1,3−ベンゾオキサゾール]、非置換または置換されたジチエノ[3,2−b:2′,3′−d]チオフェン、および非置換または置換された2,7−キサンテニレン(xanthenylene)が含まれる。
いくつかの実施形態において、ArおよびArのうちの少なくとも1つは、ヒドロキシル、アセタール、ケタール、エステルおよびラクトンからなる群から選択される少なくとも1つの官能基により置換される。アセタールは、構造−O−C(H)(R)−OR(式中、RおよびRは、非置換または置換されたC1−18の直鎖状または分岐状のアルキル、非置換または置換されたC3−18シクロアルキル、非置換または置換されたC6−18アリール、および非置換または置換されたC3−18ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;RまたはRは、任意で、アセタールが環構造の一部であるようにポリマー骨格へ共有結合で連結され、ただし環構造はAr−O−C−O−Arを含まない)を有する一価アセタールであり得る。いくつかの実施形態において、RおよびRは、環構造を形成するように互いへ共有結合で連結される。構造−O−C(H)(R)−ORを有する一価アセタールの具体的な実例には、
Figure 0005744293
が含まれる。アセタールは、構造
Figure 0005744293
(式中、Arは、ArもしくはAr、またはArおよびArの組み合わせ(例えば、1つのアセタール酸素がArへ直接および他のものがArへ直接結合される場合)であり;R10は、非置換または置換されたC1−18の直鎖状または分岐状のアルキル、非置換または置換されたC3−18シクロアルキル、非置換または置換されたC6−18アリールおよび非置換または置換されたC3−18ヘテロアリールからなる群から選択され;O−C(H)(R10)−Oは環構造の一部であり、ただし環構造はAr−O−C(R)(R)−O−Arを含まない)において示されるように、酸素原子を介してArまたはArへ付加された二価環状アセタールでもあり得る。
ケタールは、構造−O−C(R)(R)−OR(式中、R、RおよびRは、非置換または置換されたC1−18の直鎖状または分岐状のアルキル、非置換または置換されたC3−18シクロアルキル、非置換または置換されたC6−18アリール、および非置換または置換されたC3−18ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;R、RまたはRは、任意で、アセタールが環構造の一部であるようにポリマー骨格へ共有結合で連結され、ただし環構造はAr−O−C−O−Arを含まない)を有する一価ケタールであり得る。ケタールは、構造
Figure 0005744293
(式中、ArはArもしくはAr、またはArおよびArの組み合わせであり(例えば、1つのケタール酸素がArへ直接および他のものがArへ直接結合される場合);R11およびR12は、非置換または置換されたC1−18の直鎖状または分岐状のアルキル、非置換または置換されたC3−18シクロアルキル、非置換または置換されたC6−18アリール、および非置換または置換されたC3−18ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;O−C(R11)(R12)−Oは環構造の一部であり、ただし環構造はAr−O−C(R)(R)−O−Arを含まない)において示されるように、酸素原子を介してArまたはArへ付加された二価環状ケタールでもあり得る。
エステルは、構造−(O)−(L−C(=O)−OR13(式中、aは0または1であり、bは0または1であり、ただしaが1である場合そのときbは1であり;R13は、非置換または置換されたC1−20の直鎖状または分岐状のアルキル(例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、ジフェニルメチル、2−フェニルプロパン−2−イル、1,1−ジフェニルエタン−1−イル、トリフェニルメチル)、非置換または置換されたC3−20シクロアルキル(例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキサン−1−イル、エチルシクロヘキサン−1−イル、1−ノルボルニル、1−アダマントリル、2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、1−アダマントリル、2−メチルアダマンタン−2−イル)、非置換または置換されたC6−20アリール(例えばフェニル、1−ナフチルおよび2−ナフチル)、および非置換または置換されたC3−20ヘテロアリール(例えば2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、2−ピリジル、3−ピリジルおよび4−ピリジル)からなる群から選択され;式中、Lは、非置換または置換されたC1−20の直鎖状または分岐状のアルキレン(例えばメタン−1,1−ジイル(−CH−)、エタン−1,2−ジイル(−CHCH−)、エタン−1,1−ジイル(−CH(CH)−)、プロパン−2,2−ジイル(−C(CH−))、非置換または置換されたC3−20シクロアルキレン(例えば1,1−シクロペンタンジイル、1,2−シクロペンタンジイル、1,1−シクロヘキサンジイル、1,4−シクロヘキサンジイル)、非置換または置換されたC6−20アリーレン(例えば1,3−フェニレン、1,4−フェニレン、1,4−ナフチレン、1,5−ナフチレン、2,6−ナフチレン)、および非置換または置換されたC3−20ヘテロアリーレン(例えばイミダゾ−2,4−イルエン、2,4−ピリジレン、2,5−ピリジレン)からなる群から選択される)を有することができる。いくつかの実施形態において、R13およびLは、ラクトンを形成するように互いへ共有結合で連結される。いくつかの実施形態において、R13は第三炭素原子を介して隣接するエステル酸素原子へ結合され、例えば
Figure 0005744293
である。
あるいは、エステルは、構造−(O)−(L−O−C(=O)−R14(式中、cは0または1であり、dは0または1であり、ただしcが1である場合そのときdは1であり;R14は、非置換または置換されたC1−20の直鎖状または分岐状のアルキル(例えばメチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、ジフェニルメチル、2−フェニルプロパン−2−イル、1,1−ジフェニルエタン−1−イルおよびトリフェニルメチル)、非置換または置換されたC3−20シクロアルキル(例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、1−ノルボルニル、1−アダマントリル、2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、2−メチルアダマンタン−2−イル)、非置換または置換されたC6−20アリール(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル)、および非置換または置換されたC3−20ヘテロアリール(例えば2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)からなる群から選択され;式中、Lは、非置換または置換されたC1−20の直鎖状または分岐状のアルキレン(例えばメタン−1,1−ジイル(−CH−)、エタン−1,2−ジイル(−CHCH−)、エタン−1,1−ジイル(−CH(CH)−)、プロパン−2,2−ジイル(−C(CH−)、2−メチルプロパン−1,2−ジイル(−CHC(CH−)、ジフェニルメチレン(−C(C−)、1−フェニルメタン−1,1−ジイル(−CH(C)−)、2−フェニルプロパン−1,2−ジイル(−CHC(CH)(C)−)、1,1−ジフェニルエタン−1,2−ジイル(−CHC(C−))、非置換または置換されたC3−20シクロアルキレン(例えば1,1−シクロペンタンジイル、1,2−シクロペンタンジイル、1,1−シクロヘキサンジイル、1,4−シクロヘキサンジイル、エチルシクロヘキサン−1,4−ジイル、4−メチルアダマンタン−1,4−ジイル)、非置換または置換されたC6−20アリーレン(例えば1,3−フェニレン、1,4−フェニレン、1,4−ナフチレン、1,5−ナフチレン、2,6−ナフチレン)、および非置換または置換されたC3−20ヘテロアリーレン(例えばイミダゾ−2,4−イルエン、2,4−ピリジレン、2,5−ピリジレン)からなる群から選択される)を有することができる。いくつかの実施形態において、R14およびLは、ラクトンを形成するように互いへ共有結合で連結される。構造−(O)−(L−O−C(=O)−R14を有するエステルの具体的な実例は、
Figure 0005744293
である。
ラクトンは、構造
Figure 0005744293
(式中、eは0または1であり;fは0または1であり;gは1、2、3または4(特に2)であり;R50は、水素、非置換もしくは置換されたC1−18の直鎖状または分岐状のアルキル、非置換もしくは置換されたC3−18シクロアルキル、非置換もしくは置換されたC6−18アリール、または非置換もしくは置換されたC3−18ヘテロアリールであり;Lは、非置換または置換されたC1−20の直鎖状または分岐状のアルキレン(例えば非置換または置換されたC3−20シクロアルキレン(例えば1,1−シクロペンタンジイル、1,2−シクロペンタンジイル、1,1−シクロヘキサンジイル、1,4−シクロヘキサンジイル))、非置換または置換されたC6−20アリーレン(例えば1,3−フェニレン、1,4−フェニレン、1,4−ナフチレン、1,5−ナフチレン、2,6−ナフチレン)、および非置換または置換されたC3−20ヘテロアリーレン(例えばイミダゾ−2,4−イルエン、2,4−ピリジレン、2,5−ピリジレン)からなる群から選択される)
を有することができる。
いくつかの実施形態において、ArおよびArのうちの少なくとも1つは、少なくとも40モルパーセントの複数の反復単位中でヒドロキシルにより置換される。他の実施形態において、ArおよびArの各々の出現は、独立して、1,3−フェニレンまたは1,4−フェニレンである。
ポリマーが酸へ曝露されてそのフラグメント化が促進されるという適用において使用される場合、ポリマーのArおよびAr環の間の強固な連結を除くことが所望されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、ArおよびArは、−Ar−O−C−O−Ar−を含む環構造を形成するようには互いと共有結合で連結されない。
上記のビス(アリール)アセタール式のいくつかの実施形態において、ArおよびArの各々は、独立して、1,3−フェニレンまたは1,4−フェニレン、特に1,4−フェニレンである。他の実施形態において、ArおよびArのうちの少なくとも1つはヒドロキシルにより置換される。
上記のビス(アリール)アセタール構造において、RおよびRの各々は、独立して、水素、非置換もしくは置換されたC1−18の直鎖状または分岐状のアルキル(例えばメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、1メチル−2−プロピル、ジフェニルメチル、2−フェニルプロパン−2−イル、1,1−ジフェニルエタン−1−イルおよびトリフェニルメチル)、非置換もしくは置換されたC3−20シクロアルキル(例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、1−ノルボルニル、1−アダマントリル、2−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、2−メチルアダマンタン−2−イル);非置換もしくは置換されたC6−18アリール(例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、アントラセニル)、または非置換もしくは置換されたC3−18ヘテロアリール(例えば2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル)であり;RおよびRは、任意で−R−C−R−を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結される。いくつかの実施形態において、RおよびRのうちの少なくとも1つは水素またはメチルである。いくつかの実施形態において、Rは水素であり、Rは、フェニル、オルト−メトキシフェニル、メタ−メトキシフェニルおよびパラ−メトキシフェニルから選択される。いくつかの実施形態において、Rは水素であり、Rは非置換または置換されたフェニルである。Rが置換されたフェニルである場合、それは、ヒドロキシル基、アセタール基、エステル基(ラクトンを含む)、またはアセタール生成重縮合を介するポリアセタール形成と適合性がないかもしくは所望されないポリマー架橋を引き起こす他のかかる基により置換することができる。同時出願された出願中で記載されるように、本発明者は、ポリアセタールがビス(アリール)アセタールから合成される鈴木カップリング反応において、かかる基が許容されることを確定した。RおよびRが−R−C−R−を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結されるビス(アリール)アセタール化合物の2つの具体的な実例は、
Figure 0005744293
である。
ビス(アリール)アセタールの具体的な実例には、
Figure 0005744293
Figure 0005744293
Figure 0005744293
Figure 0005744293
Figure 0005744293
Figure 0005744293
Figure 0005744293
が含まれる。
上記のビス(アリール)アセタールの式の非常に具体的な実施形態において、YおよびYの各々はBであり;Bの各々の出現は、
Figure 0005744293
であり;ArおよびArは1,4−フェニレンであり;Rは水素であり;Rは、フェニル、オルト−メトキシフェニル、メタ−メトキシフェニルおよびパラ−メトキシフェニルから選択される。
以下のものは上記の式のビス(アリール)アセタールの合成の実施例であり、それにおいて、YおよびYの各々は、クロロ、ブロモ、ヨード、メシレート、トシレートおよびトリフレートから独立して選択され、ただしYおよびYは両者ともクロロ、ブロモおよびヨードから選択されない。クロロ、ブロモ、ヨード、メシレート、トシレートまたはトリフレートにより置換された2当量のフェノール(ただしフェノールの両当量はクロロフェノール、ブロモフェノールおよびヨードフェノールから選択されない)を、1当量のRが置換された1,1−ジハロメタンおよび2当量の水素化ナトリウムと反応させて、所望される産物を産出する。
Figure 0005744293
上記の式のビス(アリール)アセタール(式中、YはBであり、Yは、クロロ、ブロモ、ヨード、メシレート、トシレートおよびトリフレートから選択される)を形成するために、産物(YおよびYの各々が、クロロ、ブロモ、ヨード、メシレート、トシレートおよびトリフレートから独立して選択される、対応するビス(アリール)アセタール)を、1当量のブチルリチウム、続いて1当量のボロン酸エステルと、以下に示すように反応させて、所望される産物の形成することができる。ブチルリチウムおよびボロン酸エステルの使用に対する代替物として、ビス(ピコリナト)ジボロンによるパラジウム触媒ホウ素化を使用することができる。
Figure 0005744293
上記の式のビス(アリール)アセタール(式中、YおよびYは両者ともBである)を形成するために、従来の反応を修飾して、以下に示すように、2当量のブチルリチウム、続いて2当量のボロン酸エステルの各々を使用する。この場合もやはり、ビス(ピコリナト)ジボロンによるパラジウム触媒ホウ素化を、ブチルリチウムおよびボロン酸エステルの使用に対する代替物として使用することができる。
Figure 0005744293
本発明は以下の実施例によってさらに例証される。
一般的な手順
すべての溶媒および試薬は、商業的に入手可能な品質のpurum、puriss.またはp.a.で得られた。無水溶媒は、インハウスの精製/分配装置(ヘキサン、トルエン、テトラヒドロフランおよびジエチルエーテル)から得るか、またはSigma−Aldrich、Fisher ScientificもしくはAcrosから購入した。水感受性化合物に関するすべての実験は、窒素雰囲気下のオーブン乾燥ガラス器中でまたはグローブボックス中で行った。反応は、プレコートアルミニウムプレート(VWR 60 F254)上で分析的薄層クロマトグラフィー(TLC)によってモニタリングし、UV光および/または過マンガン酸カリウム染色によって可視化した。フラッシュクロマトグラフィーはGRACERESOLV(商標)カートリッジを備えたIsco COMBIFLASHTMシステム上で実行した。
プロトン核磁気共鳴(H−NMR)スペクトル(500メガヘルツ(MHz)または400MHz)は、特に断りのない限り、30℃でVarian VNMRS−500またはVNMRS−400スペクトロメーター上で得た。化学シフトは、CDCl中のテトラメチルシラン(TMS)(δ=0.00)、ベンゼン−d中のベンゼン−d(7.15)またはTHF−d中のテトラヒドロフラン−d(THF−d;δ3.58(使用された)および1.73)を参照した。必要であるならば、ピーク指定は、COSY、HSQCまたはNOESY実験の支援により実行した。13C−NMRスペクトル(125MHzまたは100MHz)はVarian VNMRS−500またはVNRMS−400スペクトロメーター上で得て、化学シフトは溶媒シグナルまたは標準シグナルであった(0.0−CDCl中のTMS、128.02−ベンゼン−d、67.57(53.37)−THF−d)。NMRが定量化目的のために使用されたならば、単一スキャン実験または≧30秒の緩和遅延が使用された。
特別の言及の無い限り、高解像度質量分析は以下のように実行した。ESI/MSおよびESI/LC/MS/MSの試験のために、3マイクロリットルのサンプルのアリコートを、メタノール中の1ミリグラム/ミリリットルの溶液として、Agilent 6520 QToF(陽イオン(PI)モードにおいて操作するデュアルスプレーエレクトロスプレー(ESI)インターフェースを介する四極子−飛行時間型質量分析システム)へカップルされたAgilent 1200SLバイナリー勾配液体クロマトグラフ上で注入した。以下の解析条件を使用した。カラム:無し−フローインジェクション;カラム温度:40℃;移動相:メタノール中の0.3M酢酸アンモニウム;フロー:0.25ミリリットル/分;UV検出:ダイオードアレー210〜600ナノメートル;ESI条件:ガス温度−350℃、ガスフロー−8ミリリットル/分、キャピラリー−3.5キロボルト、ネビュライザー−45ポンド毎平方インチ、フラグメンター−145ボルト;自動MSMS条件:モード−±TOFMSおよび±TOFMSMS;セントロイド解像度12000(+)2Ghz拡張されたダイナミックレンジ、スキャン−100〜1700の原子質量単位(amu)(±MS)、比率−4スキャン/秒、スキャン−50〜1700の原子質量単位(±MS/MS)、比率−4スキャン/秒、衝突エネルギー:5ボルト+5ボルト/100原子質量単位、衝突ガス:窒素、4原子質量単位についての分離幅、参照イオン:121.050873:922.009798(+);112.985587、1033.988109。
赤外スペクトルは、4センチメートル−1および16スキャン(90秒のおよその捕捉時間)の名目上の解像度で、Perkin Elmer Spectrum One FT−IRおよびUniversal ATR Sampling Accessoryにより捕捉された。Universal ATR Sampling Accessoryは一回反射ダイヤモンド/ZnSe結晶を装備していた。
融点はクリンプしたアルミニウムパン中で示差走査熱量測定(DSC)測定によって得た。サンプル(約8ミリグラム)を秤量し、アルミニウム気密性(P/N 900793.901パンおよび900794.901蓋)DSCパン中で密封し、オートサンプラー、50ミリリットル/分の窒素パージおよび機械式冷却アクセサリーを装備したTA装置Q2000 DSC(示差走査熱量計)(P/N 970001.901)においてスキャンした。運転パラメータは、単一加熱の10℃/分で20℃〜300℃であった。スキャンはUniversal Analysis V4.3Aソフトウェアを使用して解析した。
調製実施例1
Figure 0005744293
ビス(4−ブロモフェノキシ)メタン。窒素雰囲気下の0℃のN−メチルピロリドン(NMP;120ミリリットル)中の4−ブロモフェノール(17.3グラム、100ミリモル、1.0当量)の撹拌された溶液へ、水素化ナトリウム(NaH; 2.50グラム、104ミリモル、1.04当量)を、1時間の期間にわたって4分割で添加した。この溶液を0℃でもう1時間撹拌し、これへ塩化メチレン(25ミリリットル)を徐々に添加した。0℃で1時間撹拌した後に、混合物を室温まで暖め、次いで40℃まで18時間加熱した。この混合物を冷水(200ミリリットル)の中へ注いだ。混合物をヘキサン中の5%酢酸エチル(3×150ミリリットル)により抽出し、合わせた有機層を水およびブラインにより洗浄した。無水硫酸マグネシウムの上で乾燥した後に、溶媒を除去し、残留物をヘキサン中の10%の酢酸エチルを使用してフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、産物(16.1グラム、45.0ミリモル、90%)を白色固体の形態で産出した。H−NMR(CDCl)δ7.40(dd,J=6.8Hzおよび2.2Hz,4H),6.97(dd,J=6.8Hzおよび2.2Hz,4H)および5.66(s,2H);13C−NMR(CDCl)δ155.84,132.48,118.28,115.10,および91.18.
調製実施例2
Figure 0005744293
ビス(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェノキシ)メタン。窒素雰囲気下の−78℃でTHF(50mL)中のビス(4−ブロモフェノキシ)メタン(4.00グラム、11.2ミリモル、1.00当量)の撹拌された溶液へ、n−ブチルリチウム(n−BuLi;13.6ミリリットル、ヘキサン中の2.5M溶液、33.5ミリモル、3.00当量)を、徐々に添加した。1時間後に、2−イソ−プロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3−2−ジオキサボロラン(6.8ミリリットル、33ミリモル、3.0当量)を添加し、撹拌を−78℃でさらに3時間継続した。反応混合物を室温まで暖め、18時間さらに撹拌した。揮発性物質を回転蒸発によって除去し、残留物を粉砕した氷により処理し、塩化メチレンにより抽出した。有機層を水およびブラインにより洗浄し、無水硫酸マグネシウムの上で乾燥した。溶媒の除去、続いてペンタンからの再結晶により、ジボロン酸エステル(4.11グラム、9.09ミリモル、81%)が白色固体の形態で与えられた。H−NMR(CDCl)δ7.76(d,J=8.6Hz,4H0,7.08(d,J=8.6Hz,4H),5.77(s,2H)および1.33(s,24H);13C−NMR(CDCl)δ159.38,136.53,115.61,90.32,83.62および24.83.
調製実施例3
Figure 0005744293
1−ブロモ−4−(ビニルオキシ)ベンゼン。窒素下で、250ミリリットルの丸底フラスコに、4−ブロモフェノール(8.00グラム、46.2ミリモル、1.0当量)、酢酸ナトリウム(2.28グラム、27.7ミリモル、0.6当量)およびビス(1,5−シクロオクタジエン)ジイリジウム(I)ジクロライド(233ミリグラム、347ミクロモル、0.0075当量)をチャージした。トルエン(75ミリリットル)をこれへ添加し、酢酸ビニル(8.5ミリリットル、92ミリモル、2.0当量)はシリンジを介して添加した。反応物を102℃まで3時間加熱し、次いで室温へ冷却した。粗製反応物を回転蒸発装置上で濃縮し、シリカのプラグを介して濾過した。溶媒を回転蒸発によって除去し、高真空下で産物を乾燥した。最終的な化合物は、無色〜わずかに黄色の油(6.97グラム、35.0ミリモル、76%)の形態で得られた。HNMR(500MHz,CDCl)δ7.44−7.37(m,2H),6.91−6.84(m,2H),6.56(dd,J=13.7,6.1Hz,1H),4.77(dd,J=13.7,1.8Hz,H),4.45(dd,J=6.1,1.8Hz,1H).
調製実施例4
Figure 0005744293
4,4’−(エタン−1,1−ジイルビス(オキシ)ビス(ブロモベンゼン)。窒素下で、250ミリリットルの丸底フラスコに、1−ブロモ−4−(ビニルオキシ)ベンゼン(6.97グラム、35.0ミリモル、1.00当量)、ジオキサン(50ミリリットル)、4−ブロモフェノール(6.67グラム、38.5ミリモル、1.10当量)および撹拌子をチャージした。トリフルオロ酢酸(1.21ミリリットル、15.75ミリモル、0.45当量)を添加し、フラスコは不活性雰囲気を維持する一方でコンデンサーを装備していた。反応混合物を一晩加熱還流し、冷却し、トリエチルアミン(2.00ミリリットル)によりクエンチした。混合物は、220グラムのGrace順相シリカカラム(ヘキサン中の5%の酢酸エチル)を使用する自動化フラッシュカラムクロマトグラフィーを介して分離された。濃縮物から無色油(9.69グラム、26.0ミリモル、74%)の形態で産物が与えられた。HNMR(400MHz,CDCl)δ7.41−7.32(m,4H),6.91−6.81(m,4H),5.86(q,J=5.3Hz,1H),1.62(dd,J=5.3,0.4Hz,3H);13C−NMR(101MHz,CDCl)δ154.71,132.46,119.59,115.19,98.44,20.10.
調製実施例5
Figure 0005744293
2,2’−((エタン−1,1−ジイルビス(オキシ))ビス(4,1−フェニレン))ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン)。窒素下で、250ミリリットルの丸底フラスコに、4.4−(エタン−1,1−ジイルビス(オキシ)ビス(ブロモベンゼン)(9.56グラム、25.7ミリモル、1.00当量)、テトラヒドロフラン(50ミリリットル)および撹拌子をチャージし、ドライアイス/アセトン浴中で−78℃まで冷却した。n−ブチルリチウム(ヘキサン中で2.5M、25.7ミリリットル、64.2ミリモル、2.50当量)を、−78〜−70℃の間の内部温度を維持しながら添加した。次いで反応混合物を−78℃で1時間さらに撹拌した。ジオキサボロラン(15.7ミリリットル、77.1ミリモル、3.00当量)を30分の期間にわたって溶液へ添加し、反応混合物を一晩撹拌し、周囲温度まで徐々に暖めた。溶液を濃縮し、酢酸エチル中で溶解し、溶出液として酢酸エチルを使用してCELITETM 545のプラグを通して濾過した。粗製産物を濃縮し、最小量の熱アセトニトリル(〜150−200ミリリットル)中で溶解し、熱いうちに濾過し、−20℃まで徐々に冷却することによって再結晶させた。結晶を濾過によって単離し、冷アセトニトリルにより洗浄し、真空オーブン中で乾燥して、無色結晶性粉末(6.56グラム、14.7ミリモル、55%)の形態で最終的な産物を産出した。母液を濃縮し、熱アセトニトリルの最小量を溶解した。−20℃での結晶、続いて濾過による単離、冷アセトニトリルによる洗浄および高真空下での乾燥は、産物の第2のクロップ(547mg)を産出し、7.10g(15.2ミリモル、59%)の全収率をもたらした。HNMR(400MHz,CDCl)δ7.75−7.67(m,4H),6.97−6.89(m,4H),6.05(q,J=5.2Hz,1H),1.68(d,J=5.2Hz,3H),1.32(s,24H);13CNMR(101MHz,cdcl3)δ158.50,136.51,116.50,97.43,83.63,24.86,20.42.
調製実施例6
Figure 0005744293
4,4’−((フェニルメチレン)ビス(オキシ))ビス(ブロモベンゼン)。窒素パージしたグローブボックスの内部で、無水1−メチル−2−ピロリジノン(100ミリリットル)中で溶解された4−ブロモフェノール(12.0グラム、69.4ミリモル、2.5当量)の溶液へ、小ポーション中の95%水素化ナトリウム(1.82グラム、72.1ミリモル、2.6当量)を、30分の期間にわたって添加した。反応物を室温で追加の90分間撹拌した。α,α−ジクロロトルエン(4.13ミリリットル、27.7ミリモル、1.0当量)を添加し、反応物を70℃まで一晩加熱した。反応物を水(200ミリリットル)への添加によってクエンチした。水相をジエチルエーテルおよび酢酸エチルの1:1混合物(3×120ミリリットル)により抽出した。次いで合わせた有機相を脱イオン化した水(5×100ミリリットル)、ブライン(1×100ミリリットル)により洗浄し、硫酸マグネシウムの上で乾燥した。濾過および回転蒸発装置での濃縮物後に、残留物をジエチルエーテル(60ミリリットル)中に採取し、塩基性アルミナのプラグを介して濾過した。産物を追加のジエチルエーテル(700ミリリットル)により完全に溶出し、回転蒸発装置上で濃縮した。数日間高真空下でさらに乾燥することにより経時的に結晶する黄色油の形態で産物を定量的に産出し、灰白色固体(12.0グラム、27.7ミリモル、100%)を得た。m.p.:50.8℃;H−NMR(400MHz,CDCl)δ7.59−7.51(m,2H),7.44−7.37(m,3H),7.37−7.29(m,4H),6.93−6.82(m,4H),6.59(s,1H);13C−NMR(101MHz,CDCl)δ155.07,136.58,132.59,129.65,128.86,126.78,119.60,115.42,100.77;FTIR:605,658,674,694,741,792,816,848,886,928,984,1031,1060,1100,1115,1167,1178,1210,1242,1280,1304,1363,1449,1483,1584,1689,3033,3065cm−1;紫外線/可視光線223(段部)、237、278nm;432、434、436[M](2×Br同位体パターン);261、263[Br−C−O−CHPh](1×Br同位体パターン);182[C−O−CHPh]・+;HRMS(ESI):C1913Br [M+Na]についての計算は430.9288、見出されたものは430.9287であった。
調製実施例7
Figure 0005744293
2,2’−(((フェニルメチレン)ビス(オキシ))ビス(4,1−フェニレン))−ビス(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン)。窒素下の無水THF(120ミリリットル)中の4,4’−((フェニルメチレン)ビス(オキシ))ビス(ブロモベンゼン)(12.0グラム、27.6ミリモル、1.0当量)を、アセトン/ドライアイス浴を使用して、−78℃まで冷却した。n−ブチルリチウム(ヘキサン中で1.6M、42ミリリットル、65.5ミリモル、2.4当量)を60分の期間にわたって添加した。反応物を−78℃で90分間撹拌した。2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(17ミリリットル、83.1ミリモル、3.00当量)を、30分の経過にわたって滴下して反応物へ添加した。反応物を室温まで一晩暖めた。反応物を水(2ミリリットル)の滴下による添加によって慎重にクエンチし、続いて10分間撹拌した。ジクロロメタン(200ミリリットル)を添加し、反応混合物を硫酸マグネシウムの上で乾燥した。固体を濾過により除き、有機相を濃縮した。残留物をジクロロメタン(100ミリリットル)中で溶解し、CELITETMの層によりカバーされるシリカのプラグを介して濾過した。生産されたものを追加のジクロロメタン(400ミリリットル)により完全に溶出し、合わせた有機相を濃縮した。プラグ濾過プロセスを追加の2回反復した。最終的な濃縮後に、残留物を沸騰アセトニトリルの最小量から再結晶させ、それを5℃まで徐々に一晩冷却した。無色結晶を濾過によって単離し、冷アセトニトリルの小アリコートにより洗浄し、65℃の真空下で一晩乾燥した。最終的な産物は70%(10.2グラム、19.3ミリモル)の収率で得られた。H−NMR(400MHz,CDCl)δ7.72−7.66(m,4H),7.63−7.58(m,2H),7.43−7.35(m,3H),7.00−6.92(m,4H),6.76(s,1H),1.31(s,24H);13CNMR(101MHz,cdcl)δ158.67,137.10,136.46,129.27,128.62,126.69,116.53,99.72,83.63,24.86,24.85(1つの重複するピーク);FTIR:578,632,651,697,733,756,832,855,884,919,964,996,1065,1084,1096,1141,1173,1210,1247,1272,1322,1359,1400,1458,1573,1604,2927,2977cm−1;紫外線/可視光線:242nm;ESI:549,550,551,552,553[M+Na](2×Bおよび31×Cと一致する同位体パターン),308,309(bp),310[pinB−C−O−CHPh](Bおよび19×Cと一致する同位体パターン);HRMS(ESI):C3138B2NaO [M+Na]についての計算は551.2752、見出されたものは551.2762であった。

Claims (9)


  1. Figure 0005744293
    を有するビス(アリール)アセタールであって、
    式中、
    およびYの各々は、独立して、クロロ、ブロモ、ヨード、メシレート、トシレート、トリフレート、またはBであり、ただしYおよびY同時にクロロ、ブロモヨード、またはこれらの組み合わせではなく
    の各々の出現は、独立して、ホウ素原子を介してArまたはArへ結合されるホウ素含有官能基であり;
    の各々の出現が、−BF −M (式中、M の各々の出現は、独立して、アルカリ金属カチオンまたは非置換もしくは置換されたアンモニウムイオンである);
    −B(OH)
    Figure 0005744293
    式中、R およびR の各々は、独立して、C 1−18 アルキル、C 3−18 シクロアルキルまたはC 6−18 アリールであり;R およびR は、任意で
    −R −O−B−O−R
    を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結される);および
    Figure 0005744293
    (式中、R 15 およびR 16 の各々は、独立して、水素、非置換もしくは置換されたC 1−18 の直鎖状もしくは分岐状のアルキル、非置換もしくは置換されたC 3−18 シクロアルキル;非置換もしくは置換されたC 6−18 アリール、非置換もしくは置換されたC 3−18 ヘテロアリール、または
    Figure 0005744293
    そこで、Y 、Ar 、Ar 、R およびR は上記または下記の定義の通りである)からなる群から独立して選択され、
    ArおよびArの各々は、独立して、非置換もしくは置換されたC6−18アリーレンまたは非置換もしくは置換されたC3−18ヘテロアリーレンであり;ただしArおよびArは、
    −Ar−O−C−O−Ar
    を含む環構造を形成するようには互いへ共有結合で連結されず;
    およびRの各々は、独立して、水素、非置換もしくは置換されたC1−18の直鎖状もしくは分岐状のアルキル、非置換もしくは置換されたC3−20シクロアルキル;非置換もしくは置換されたC6−18アリール、または非置換もしくは置換されたC3−20ヘテロアリールであり;RおよびRは、任意で
    −R−C−R
    を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結される、
    ビス(アリール)アセタール。
  2. およびYの少なくとも1つがBである、請求項1に記載のビス(アリール)アセタール。
  3. およびYの各々が独立してBである、請求項1に記載のビス(アリール)アセタール。
  4. の各々の出現が、
    Figure 0005744293
    (式中、RおよびRの各々は、独立して、C1−18アルキル、C3−18シクロアルキルまたはC6−18アリールであり;RおよびRは、任意で
    −R−O−B−O−R
    を含む環を形成するように互いへ共有結合で連結される)
    である、請求項1〜のいずれか一項に記載のビス(アリール)アセタール。
  5. ArおよびArの各々が独立して1,3−フェニレンまたは1,4−フェニレンである、請求項1〜のいずれか一項に記載のビス(アリール)アセタール。
  6. ArおよびArの各々が独立して1,4−フェニレンである、請求項1〜のいずれか一項に記載のビス(アリール)アセタール。
  7. が水素であり;Rが非置換または置換されたフェニルである、請求項1〜のいずれか一項に記載のビス(アリール)アセタール。
  8. が水素であり;Rがフェニル、オルト−メトキシフェニルおよびメタ−メトキシフェニルおよびパラ−メトキシフェニルから選択される、請求項1〜のいずれか一項に
    記載のビス(アリール)アセタール。
  9. Figure 0005744293
    Figure 0005744293
    Figure 0005744293
    Figure 0005744293
    Figure 0005744293
    からなる群から選択される、請求項1に記載のビス(アリール)アセタール。
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