JP2009209090A - 殺虫剤及び該殺虫剤に含まれる化合物、並びに該化合物の使用方法 - Google Patents

殺虫剤及び該殺虫剤に含まれる化合物、並びに該化合物の使用方法 Download PDF

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裕之 勝田
Akiyoshi Kai
章義 甲斐
Takeo Wakita
健夫 脇田
Kei Yoshida
圭 吉田
Yumi Kobayashi
由実 小林
Yusuke Takahashi
祐介 高橋
Kiyoshi Takahashi
高橋  清
Hidetaka Tsukada
英孝 塚田
Michikazu Nomura
路一 野村
Hidenori Daido
英則 大同
Nobuyuki Kawahara
信行 河原
Shinichi Inomata
伸一 猪俣
Atsuko Kawahara
敦子 河原
Junji Maki
准司 槇
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Abstract

【課題】低薬量で高い殺虫効果を示す殺虫剤を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)
【化1】
Figure 2009209090


{LはQまたはD、LはQまたはD(式中D、Dは種々の結合様式を示し、Qは、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、置換フェニル基、置換複素環基などを示し、Qは、置換フェニル基、置換複素環基等を示す。)を示し、Xは水素原子、ハロゲン原子、nは0から4の整数を示し、AはXで置換されても良い炭素原子、窒素原子などを示し、Kは、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員または6員の芳香族環に由来する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す。}で表される化合物およびこれを有効成分として含有する殺虫剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、殺虫剤及び該殺虫剤に含まれる化合物、並びに該化合物の使用方法に関する。
国際公開第2005/21488号パンフレット、国際公開第2005/73165号パンフレット、国際公報第2006/137376号パンフレット、国際公報第2006/137395号パンフレットには、本発明化合物と類似した化合物の記載が認められるが、本発明における特許請求の範囲外の化合物であることが明らかである。
国際公開第2005/21488号パンフレット 国際公開第2005/73165号パンフレット 国際公報第2006/137376号パンフレット 国際公報第2006/137395号パンフレット
本発明の目的は、低薬量で高い殺虫効果を有する殺虫剤、及び該殺虫剤に有効成分として含有される化合物、並びに、高い病害虫防除効果を有する該化合物の使用方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明の化合物は文献未記載の新規な化合物であり、顕著に優れた殺虫効果を有することから、殺虫剤としての新規な用途を見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
<1> 下記一般式(1)(化1)
Figure 2009209090

{式中、LはQまたはDを示し、
は、−C(R1a)(R2a)−、−C(R3a)(R4a)C(R5a)(R6a)−、−C(R7a)=C(R8a)−、−C≡C−、−O−、−C(R9a)(R10a)O−、−OC(R11a)(R12a)−、−S−、−C(R13a)(R14a)S−、−SC(R15a)(R16a)−、−S(=O)−、−C(R17a)(R18a)S(=O)−、−S(=O)C(R19a)(R20a)−、−S(=O)(=O)−、−C(R21a)(R22a)S(=O)(=O)−、−S(=O)(=O)C(R23a)(R24a)−、−N(R25a)−、−C(R26a)(R27a)N(R28a)−、−C(R29a)(R30a)N(R31a)C(=O)−、−C(R32a)(R33a)N(R34a)C(=O)O−、−C(R35a)(R36a)N(R37a)C(=O)N−、−N(R38a)C(R39a)(R40a)−、−N=C(R41a)−、−C(R42a)=N−、−C(R43a)=NO−、−ON=C(R44a)−、−C(=O)−、−C(R45a)(R46a)C(=O)−、−C(R47a)(R48a)C(=O)N(R49a)−、−C(=O)C(R50a)(R51a)−、−C(=S)−、−C(R52a)(R53a)C(=S)−、−C(=S)C(R54a)(R55a)−、−C(=O)O−、−OC(=O)−、−C(=O)S−、−SC(=O)−、−C(=S)O−、−OC(=S)−、−C(=S)S−、−SC(=S)−、−C(=O)N(R56a)−、−N(R57a)C(=O)−、−C(=S)N(R58a)−、−N(R59a)C(=S)−、−OC(=O)O−−OC(=O)N(R60a)−、−N(R61a)C(=O)O−、−OC(=S)N(R62a)−、−N(R63a)C(=S)O−、−N(R64a)C(=O)N(R65a)−、−N(R66a)C(=S)N(R67a)−、−S(=O)(=O)N(R68a)−、−S(=O)(=O)O−、OS(=O)(=O)−、−N(R69a)S(=O)(=O)−、−N(R70a)N(R71a)C(=O)−、−C(=O)N(R72a)N(R73a)−、−N(R74a)N(R75a)−、−N=C(R76a)N(R77a)−、−N(R78a)C(R79a)=N−、−S(=O)(=O)N(R80a)C(=O)N(R81a)−、又は−N(R82a)C(=O)N(R83a)S(=O)(=O)−を示し、
は、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいナフチル基、置換基を有していてもよい複素環基、一般式 −E−Z−Tで表される基、又は一般式 −E−Tで表される基を示す(式中、EはC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C2−C4アルキニレン基、またはC3−C4ハロアルキニレン基を示し、Tは水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいナフチル基、又は置換基を有していてもよい複素環基を示し、Zは−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)(=O)−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−OC(=O)−、−N(T)−、−C(=O)N(T)−、または−N(T)C(=O)−(Tは水素原子、C1−C6アルキル基、C2−C7アルキルカルボニル基、C2−C7ハロアルキルカルボニル基、C2−C7アルコキシカルボニル基、あるいはC2−C7ハロアルコキシカルボニル基を示す)を示す。また、EはC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C2−C4アルキニレン基、またはC3−C4ハロアルキニレン基を示し、Tは、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいナフチル基、又は置換基を有していてもよい複素環基を示す)。
尚、Q、T及びTにおいて、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C2−C7アルキルカルボニル基、C2−C7ハロアルキルカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルオキシ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C2−C7アルコキシカルボニル基、C2−C7ハロアルコキシカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルアミノ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、及びペンタフルオロサルファニル基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
また、Q、T及びTにおいて、複素環基とはピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジル基、フリル基、テトラヒドロフリル基、チエニル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロピラニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、あるいはテトラゾリル基を示す)。
はQまたはDを示し、
は、−C(R1b)(R2b)−、−C(R3b)(R4b)C(R5b)(R6b)−、−C(R7b)=C(R8b)−、−C≡C−、−O−、−C(R9b)(R10b)O−、−OC(R11b)(R12b)−、−S−、−C(R13b)(R14b)S−、−SC(R15b)(R16b)−、−S(=O)−、−C(R17b)(R18b)S(=O)−、−S(=O)C(R19b)(R20b)−、−S(=O)(=O)−、−C(R21b)(R22b)S(=O)(=O)−、−S(=O)(=O)C(R23b)(R24b)−、−N(R25b)−、−C(R26b)(R27b)N(R28b)−、−C(R29b)(R30b)N(R31b)C(=O)−、−C(R32b)(R33b)N(R34b)C(=O)O−、−C(R35b)(R36b)N(R37b)C(=O)N−、−N(R38b)C(R39b)(R40b)−、−N=C(R41b)−、−C(R42b)=N−、−C(R43b)=NO−、−ON=C(R44b)−、−C(=O)−、−C(R45b)(R46b)C(=O)−、−C(R47b)(R48b)C(=O)N(R49b)−、−C(=O)C(R50b)(R51b)−、−C(=S)−、−C(R52b)(R53b)C(=S)−、−C(=S)C(R54b)(R55b)−、−C(=O)O−、−OC(=O)−、−C(=O)S−、−SC(=O)−、−C(=S)O−、−OC(=S)−、−C(=S)S−、−SC(=S)−、−C(=O)N(R56b)−、−N(R57b)C(=O)−、−C(=S)N(R58b)−、−N(R59b)C(=S)−、−OC(=O)O−−OC(=O)N(R60b)−、−N(R61b)C(=O)O−、−OC(=S)N(R62b)−、−N(R63b)C(=S)O−、−N(R64b)C(=O)N(R65b)−、−N(R66b)C(=S)N(R67b)−、−S(=O)(=O)N(R68b)−、−S(=O)(=O)O−、OS(=O)(=O)−、−N(R69b)S(=O)(=O)−、−N(R70b)N(R71b)C(=O)−、−C(=O)N(R72b)N(R73b)−、−N(R74b)N(R75b)−、−N=C(R76b)N(R77b)−、−N(R78b)C(R79b)=N−、−S(=O)(=O)N(R80b)C(=O)N(R81b)−、又は−N(R82b)C(=O)N(R83b)S(=O)(=O)−、を示し、
は、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、または、置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基を示す。
ここで、Qにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基の置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C2−C7アルキルカルボニル基、C2−C7ハロアルキルカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルオキシ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C2−C7アルコキシカルボニル基、C2−C7ハロアルコキシカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルアミノ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いフェニル基、及び置換基を有していても良い複素環基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
(置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、T及びTにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。また、複素環基は、Q、T及びTにおける複素環基と同義である)
更に、Qにおける複素環基は、ピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す。
1a〜R83a、R1b〜R83bはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、一般式 −L−Q で表される置換基、または、一般式 −N(Lww)(Lxx)で表される置換基を示す。(式中、Lは単結合、−C(=O)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)N(R)−、−O−、−S−、−S(=O)−、又は−S(=O)(=O)−を示し、Qは置換基を有していても良いC1−C6アルキル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C8シクロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C8ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基、置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基、置換基を有していてもよいフェニル基、又は置換基を有していてもよい複素環基を示す。
またL、Lはそれぞれ独立に、単結合、−C(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)N(R)−あるいはスルホニル基を示す。
また、R、R、R、Rはそれぞれ独立して、水素原子、ニトロ基、シアノ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキル基、置換基を有していても良いC1−C4ハロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C8シクロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C8ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基、置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基、置換基を有していても良いフェニル基、あるいは置換基を有していても良い複素環基、を示す。
尚、Q、R、R、R、Rにおける置換基を有していても良いフェニル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、T及びTにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。
また、Q、R、R、R、Rにおける複素環基は、Q、T及びTにおける複素環基と同義である。
Aは、炭素原子(メチン基)、酸素原子、窒素原子、酸化された窒素原子、又は硫黄原子を示す。
Kは、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員または6員の芳香族環(ここでいう5員または6員の芳香族環とは、ベンゼン、ピリジン−N−オキシド、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、フラン、チオフェン、オキサジアゾール、又はトリアゾールを示す)に由来し、LとLとを連結する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す。
Xは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していても良いC1−C6アルキル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C8シクロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C8ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基,置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルチオ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルチオ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルフィニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルフィニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、置換基を有していても良いC2−C7アルキルカルボニル基、置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニル基、置換基を有していても良いC2−C7アルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC2−C7アルコキシカルボニル基、置換基を有していても良いC2−C7ハロアルコキシカルボニル基、置換基を有していても良いC2−C7アルキルカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、置換基を有していても良いカルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルアミノ基、置換基を有していても良いフェニル基、または置換基を有していても良い複素環基を示し、Xが複数ある場合、それぞれのXは互いに同一または異なっていても良い。
尚、Xにおける置換基を有していても良いフェニル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、T及びTにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。
また、Xにおける複素環基は、Q、T及びTにおける複素環基と同義である。
nは、0から4の整数を示す。
ただし、以下の(1)〜(6)の場合を除く。
(1)Dが−N(R57a)C(=O)−、−N(R59a)C(=S)−、−N(R61a)C(=O)O−、又は−N(R63a)C(=S)O−を示し、Dが−C(=O)N(R56b)−、又は−C(=S)N(R58b)−である場合。
(2)Dが−C(=O)N(R56a)−、又は−C(=S)N(R58a)−を示し、Dが−N(R57b)C(=O)−、−N(R59b)C(=S)−、−N(R61b)C(=O)O−、又は−N(R63b)C(=S)O−である場合。
(3)Dが−N(R25a)−、又は−N(R69a)S(=O)(=O)−を示し、Dが−C(=O)N(R56b)−、又は−C(=S)N(R58b)−を示し、Qが、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、又は置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基を示す場合。
(4)Dが−C(=O)N(R56a)−、又は−C(=S)N(R58a)−を示し、Dが−N(R25b)−、−N(R69b)S(=O)(=O)−を示す場合。
(5)Dが−N(R25a)−、又は−N(R69a)S(=O)(=O)−を示し、Dが−C(=O)N(R56b)−、又は−C(=S)N(R58b)−を示し、
Kが、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員の芳香族環(ここでいう5員の芳香環とは、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、フラン、チオフェン、オキサジアゾール、又はトリアゾールを示す)に由来する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す場合。
(6)Dが−C(=O)N(R56a)−、又は−C(=S)N(R58a)−を示し、Dが−N(R25b)−、又は−N(R69b)S(=O)(=O)−を示し、Kが、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員の芳香族環(ここでいう5員の芳香環とは、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、フラン、チオフェン、オキサジアゾール、又はトリアゾールを示す)に由来する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す場合。}
で表される化合物。
<2> 前記<1>に記載の化合物の少なくとも1種を有効成分として含有する殺虫剤。
<3> 前記<1>に記載の化合物の有効量を、有害生物から有用作物を保護するために、対象とする有用作物もしくは土壌に処理することを特徴とする前記<1>に記載の化合物の使用方法。
本発明によれば、低薬量で高い殺虫効果を有する殺虫剤、及び該殺虫剤に有効成分として含有される化合物、並びに、高い病害虫防除効果を有する該化合物の使用方法を提供することにある。
本発明の一般式(1)などの一般式において使用される文言はその定義においてそれぞれ以下に説明されるような意味を有する。
「ハロゲン原子」とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を示す。
「Ca−Cb(a、bは1以上の整数を表す)」との表記、例えば、「C1−C3」とは炭素原子数が1〜3個であることを意味し、「C2−C6」とは炭素原子数が2〜6個であることを意味し、「C1−C4」とは炭素原子数が1〜4個であることを意味する。
「n−」とはノルマルを意味し、「i−」はイソを意味し、「s−」はセカンダリーを意味し、「t−」はターシャリーを意味する。
本発明における「C1−C6アルキル基」とは例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、2−ペンチル、ネオペンチル、4−メチル−2−ペンチル、n−ヘキシル、3−メチル−n−ペンチルなどの直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を示す。
「C1−C6ハロアルキル基」とは例えば、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピル、ヘプタフルオロ−i−プロピル、2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、2−ヨードエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2,2,2−トリブロモエチル、1,3−ジフルオロ−2−プロピル、1,3−ジクロロ−2−プロピル、1−クロロ−3−フルオロ−2−プロピル、1,1,1−トリフルオロ−2−プロピル、2,3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル、4,4,4−トリフルオロ−n−ブチル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−クロロ−2−プロピル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ブロモ−2−プロピル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−クロロ−n−プロピル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−ブロモ−n−プロピル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−ブロモ−2−プロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−n−プロピル、3−フルオロ−n−プロピル、3−クロロ−n−プロピル、3−ブロモ−n−プロピル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチル、ノナフルオロ−n−ブチル、ノナフルオロ−2−ブチル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチル、3−クロロ−n−ペンチル、4−ブロモ−2−ペンチルなどの同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜6個のアルキル基を示す。
「C2−C6アルケニル基」とは例えば、ビニル、アリル、2−ブテニル、3−ブテニルなどの炭素鎖の中に二重結合を有する炭素原子数2〜6個のアルケニル基を示す。
「C2−C6ハロアルケニル基」とは例えば、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル、3,3−ジクロロ−2−プロペニル、3,3−ジブロモ−2−プロペニル、2,3−ジブロモ−2−プロペニル、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル、3,4,4−トリブロモ−3−ブテニルなどの同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された炭素鎖の中に二重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜6個のアルケニル基を示す。
「C2−C6ハロアルケニル基」とは例えば、同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された炭素鎖の中にニ重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜6個のアルケニル基を示し、
「C2−C6アルキニル基」とは例えば、プロパルギル、1−ブチン−3−イル、1−ブチン−3−メチル−3−イルなどの炭素鎖の中に三重結合を有する炭素原子数2〜6個のアルキニル基を示す。
「C2−C6ハロアルケキニル基」とは例えば、同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された炭素鎖の中に三重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜6個のアルケキニル基を示す。
「C3−C8シクロアルキル基」とは例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、2−メチルシクロペンチル、3−メチルシクロペンチル、シクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3−メチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシルなどの環状構造を有する炭素原子数3〜8個のシクロアルキル基を示す。
「C3−C8ハロシクロアルキル基」とは例えば、2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチル、2−クロロシクロヘキシル、4−クロロシクロヘキシルなどの同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された環状構造を有する炭素原子数3〜8個のシクロアルキル基を示す。
「C1−C4アルキレン基」とは例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、ジメチルメチレン、イソブチレンなどの直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜4個のアルキレン基を示す。
「C1−C4ハロアルキレン基」とは例えば、クロロメチレン、クロロエチレン、ジクロロメチレン、ジフルオロメチレンなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数1〜4個のアルキレン基を示す。
「C2−C4アルケニレン基」とは、炭素鎖の中に二重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜4個のアルケニレン基を示す。
「C2−C4ハロアルケニレン基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された炭素鎖の中に二重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜4個のアルケニレン基を示す。
「C2−C4アルキニレン基」とは、炭素鎖の中に三重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数2〜4個のアルキニレン基を示す。
「C3−C4ハロアルキニレン基」とは、同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された炭素鎖の中に三重結合を有する直鎖状または分岐鎖状の炭素原子数3〜4個のアルキニレン基を示す。
「C2−C7アルキルカルボニル基」とは例えば、アセチル、プロピオニル、i-プロピルカルボニル、シクロプロピルカルボニル、n-ブチルカルボニル、s−ブチルカルボニル、t−ブチルカルボニル、n−ペンチルカルボニル、2−ペンチルカルボニル、ネオペンチルカルボニル、シクロペンチルカルボニルなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数2〜7個のアルキルカルボニル基を示す。
「C2−C7ハロアルキルカルボニル基」とは例えば、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロピオニル、2−クロロプロピオニル,2,2,2−トリフルオロプロピオニル、ヘプタフルオロ−n−プロピルカルボニル、ヘプタフルオロ−i−プロピルカルボニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルカルボニル、3−フルオロ−n−プロピルカルボニル、1−クロロシクロプロピルカルボニル、2−ブロモシクロプロピルカルボニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルカルボニル、ノナフルオロ−n−ブチルカルボニル、ノナフルオロ−2−ブチルカルボニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルカルボニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルカルボニル、3−クロロ−n−ペンチルカルボニル、4−ブロモ−2−ペンチルカルボニル、4−クロロブチルカルボニル、2−ヨード−n−プロピルカルボニルなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数2〜7個のアルキルカルボニル基を示す。
「C2−C7アルコキシカルボニル基」とは例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、シクロプロポキシカルボニル、n-ブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−ペンチルオキシカルボニル、2−ペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニルなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数2〜7個のアルコキシカルボニル基を示す。
「C2−C7ハロアルコキシカルボニル基」とは例えば、トリフルオロメトキシカルボニル、ペンタフルオロエトキシカルボニル、2−クロロエトキシカルボニル,2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル、ヘプタフルオロ−n−プロポキシカルボニル、ヘプタフルオロ−i−プロポキシカルボニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロポキシカルボニル、3−フルオロ−n−プロポキシカルボニル、1−クロロシクロプロポキシカルボニル、2−ブロモシクロプロポキシカルボニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブトキシカルボニル、ノナフルオロ−n−ブトキシカルボニル、ノナフルオロ−2−ブトキシカルボニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルオキシカルボニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルオキシカルボニル、3−クロロ−n−ペンチルオキシカルボニル、4−ブロモ−2−ペンチルオキシカルボニル、4−クロロブチルオキシカルボニル、2−ヨード−n−プロピルオキシカルボニルなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数2〜7個のアルコキシカルボニル基を示す。
「C1−C6アルコキシ基」とは例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、i-プロピルオキシ、シクロプロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ、i−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、i−ペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ、シクロヘキシルオキシなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルコキシ基を示す。
「C1−C6ハロアルコキシ基」とは例えば、トリフルオロメトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、ヘプタフルオロ−n−プロポキシ、ヘプタフルオロ−i−プロポキシ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロポキシ、3−フルオロ−n−プロポキシ、1−クロロシクロプロポキシ、2−ブロモシクロプロポキシ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブトキシ、ノナフルオロ−n−ブトキシ、ノナフルオロ−2−ブトキシ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルオキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルオキシ、3−クロロ−n−ペンチルオキシ、4−ブロモ−2−ペンチルオキシ、4−クロロブチルオキシ、2−ヨード−n−プロピルオキシなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルコキシ基を示す。
「C1−C6アルキルチオ基」とは例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、i-プロピルチオ、シクロプロピルチオ、n−ブチルチオ、s−ブチルチオ、i−ブチルチオ、t−ブチルチオ、n−ペンチルチオ、i−ペンチルチオ、n−ヘキシルチオ、シクロヘキシルチオなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルチオ基を示す。
「C1−C6ハロアルキルチオ基」とは例えば、トリフルオロメチルチオ、ペンタフルオロエチルチオ、2−クロロエチルチオ、2,2,2−トリフルオロエチルチオ、ヘプタフルオロ−n−プロピルチオ、ヘプタフルオロ−i−プロピルチオ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルチオ、3−フルオロ−n−プロピルチオ、1−クロロシクロプロピルチオ、2−ブロモシクロプロピルチオ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルチオ、ノナフルオロ−n−ブチルチオ、ノナフルオロ−2−ブチルチオ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルチオ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルチオ、3−クロロ−n−ペンチルチオ、4−ブロモ−2−ペンチルチオ、4−クロロブチルチオ、2−ヨード−n−プロピルチオなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルチオ基を示す。
「C1−C6アルキルスルフィニル基」とは例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−プロピルスルフィニル、i-プロピルスルフィニル、シクロプロピルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、s−ブチルスルフィニル、i−ブチルスルフィニル、t−ブチルスルフィニル、n−ペンチルスルフィニル、i−ペンチルスルフィニル、n−ヘキシルスルフィニル、シクロヘキシルスルフィニルなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルフィニル基を示す。
「C1−C6ハロアルキルスルフィニル基」とは例えば、トリフルオロメチルスルフィニル、ペンタフルオロエチルスルフィニル、2−クロロエチルスルフィニル,2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル、ヘプタフルオロ−n−プロピルスルフィニル、ヘプタフルオロ−i−プロピルスルフィニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルスルフィニル、3−フルオロ−n−プロピルスルフィニル、1−クロロシクロプロピルスルフィニル、2−ブロモシクロプロピルスルフィニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルスルフィニル、ノナフルオロ−n−ブチルスルフィニル、ノナフルオロ−2−ブチルスルフィニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルスルフィニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルスルフィニル、3−クロロ−n−ペンチルスルフィニル、4−ブロモ−2−ペンチルスルフィニル、4−クロロブチルスルフィニル、2−ヨード−n−プロピルスルフィニルなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルフィニル基を示す。
「C1−C6アルキルスルホニル基」とは例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、i-プロピルスルホニル、シクロプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、s−ブチルスルホニル、i−ブチルスルホニル、t−ブチルスルホニル、n−ペンチルスルホニル、i−ペンチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニル、シクロヘキシルスルホニルなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニル基を示す。
「C1−C6ハロアルキルスルホニル基」とは例えば、トリフルオロメチルスルホニル、ペンタフルオロエチルスルホニル、2−クロロエチルスルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、ヘプタフルオロ−n−プロピルスルホニル、ヘプタフルオロ−i−プロピルスルホニル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルスルホニル、3−フルオロ−n−プロピルスルホニル、1−クロロシクロプロピルスルホニル、2−ブロモシクロプロピルスルホニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルスルホニル、ノナフルオロ−n−ブチルスルホニル、ノナフルオロ−2−ブチルスルホニル、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルスルホニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルスルホニル、3−クロロ−n−ペンチルスルホニル、4−ブロモ−2−ペンチルスルホニル、4−クロロブチルスルホニル、2−ヨード−n−プロピルスルホニルなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニル基を示す。
「C2−C7アルキルカルボニルオキシ基」とは例えば、アセトキシ、プロピオニルオキシ、n−プロピルカルボニルオキシ、i-プロピルカルボニルオキシ、シクロプロピルカルボニルオキシ、n−ブチルカルボニルオキシ、s−ブチルカルボニルオキシ、i−ブチルカルボニルオキシ、t−ブチルカルボニルオキシ、n−ペンチルカルボニルオキシ、i−ペンチルカルボニルオキシ、n−ヘキシルカルボニルオキシ、シクロヘキシルカルボニルオキシなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数2〜7個のアルキルカルボニルオキシ基を示す。
「C2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基」とは例えば、トリフルオロアセトキシ、ペンタフルオロプロピオニルオキシ、2−クロロプロピオニルオキシ、2,2,2−トリフルオロプロピオニルオキシ、ヘプタフルオロ−n−プロピルカルボニルオキシ、ヘプタフルオロ−i−プロピルカルボニルオキシ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルカルボニルオキシ、3−フルオロ−n−プロピルカルボニルオキシ、1−クロロシクロプロピルカルボニルオキシ、2−ブロモシクロプロピルカルボニルオキシ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルカルボニルオキシ、ノナフルオロ−n−ブチルカルボニルオキシ、ノナフルオロ−2−ブチルカルボニルオキシ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルカルボニルオキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルカルボニルオキシ、3−クロロ−n−ペンチルカルボニルオキシ、4−ブロモ−2−ペンチルカルボニルオキシ、4−クロロブチルカルボニルオキシ、2−ヨード−n−プロピルカルボニルオキシなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数2〜7個のアルキルカルボニルオキシ基を示す。
「C1−C6アルキルスルホニルオキシ基」とは例えば、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、n−プロパンスルホニルオキシ、i-プロパンスルホニルオキシ、シクロプロパンスルホニルオキシ、n−ブタンスルホニルオキシ、s−ブタンスルホニルオキシ、i−ブタンスルホニルオキシ、t−ブタンスルホニルオキシ、n−ペンタンスルホニルオキシ、i−ペンタンスルホニルオキシ、n−ヘキサンスルホニルオキシ、シクロヘキサンスルホニルオキシなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニルオキシ基を示す。
「C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基」とは例えば、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ペンタフルオロプロパンスルホニルオキシ、2−クロロプロパンスルホニルオキシ、2,2,2−トリフルオロプロパンスルホニルオキシ、ヘプタフルオロ−n−プロパンスルホニルオキシ、ヘプタフルオロ−i−プロパンスルホニルオキシ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパンスルホニルオキシ、3−フルオロ−n−プロパンスルホニルオキシ、1−クロロシクロプロパンスルホニルオキシ、2−ブロモシクロプロパンスルホニルオキシ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブタンスルホニルオキシ、ノナフルオロ−n−ブタンスルホニルオキシ、ノナフルオロ−2−ブタンスルホニルオキシ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンタンスルホニルオキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンタンスルホニルオキシ、3−クロロ−n−ペンタンスルホニルオキシ、4−ブロモ−2−ペンタンスルホニルオキシ、4−クロロブタンスルホニルオキシ、2−ヨード−n−プロパンスルホニルオキシなどの同一または異なっていてもよい1以上のハロゲン原子によって置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルスルホニルオキシ基を示す。
「C2−C7アルキルカルボニルアミノ基」とは例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、n−プロピルカルボニルアミノ、i-プロピルカルボニルアミノ、シクロプロピルカルボニルアミノ、n−ブチルカルボニルアミノ、s−ブチルカルボニルアミノ、i−ブチルカルボニルアミノ、t−ブチルカルボニルアミノ、n−ペンチルカルボニルアミノ、i−ペンチルカルボニルアミノ、n−ヘキシルカルボニルアミノ、シクロヘキシルカルボニルアミノなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数2〜7個のアルキルカルボニルアミノ基を示す。
「C2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基」とは例えば、トリフルオロアセチルアミノ、ペンタフルオロプロピオニルアミノ、2−クロロプロピオニルアミノ、2,2,2−トリフルオロプロピオニルアミノ、ヘプタフルオロ−n−プロピルカルボニルアミノ、ヘプタフルオロ−i−プロピルカルボニルアミノ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルカルボニルアミノ、3−フルオロ−n−プロピルカルボニルアミノ、1−クロロシクロプロピルカルボニルアミノ、2−ブロモシクロプロピルカルボニルアミノ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルカルボニルアミノ、ノナフルオロ−n−ブチルカルボニルアミノ、ノナフルオロ−2−ブチルカルボニルアミノ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルカルボニルアミノ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルカルボニルアミノ、3−クロロ−n−ペンチルカルボニルアミノ、4−ブロモ−2−ペンチルカルボニルアミノ、4−クロロブチルカルボニルアミノ、2−ヨード−n−プロピルカルボニルアミノなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数2〜7個のアルキルカルボニルアミノ基を示す。
「C1−C6アルキルアミノ基」とは例えば、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、n−プロピルアミノ、i-プロピルアミノ、シクロプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、s−ブチルアミノ、i−ブチルアミノ、t−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、i−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、シクロヘキシルアミノなどの直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルアミノ基を示す。
「C1−C6ハロアルキルアミノ基」とは例えば、トリフルオロメチルアミノ、ジトリフルオロメチルアミノ、ペンタフルオロエチルアミノ、ジペンタフルオロエチルアミノ、2−クロロエチルアミノ、2,2,2−トリフルオロエチルアミノ、ヘプタフルオロ−n−プロピルアミノ、ヘプタフルオロ−i−プロピルアミノ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロピルアミノ、3−フルオロ−n−プロピルアミノ、1−クロロシクロプロピルアミノ、2−ブロモシクロプロピルアミノ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブチルアミノ、ノナフルオロ−n−ブチルアミノ、ノナフルオロ−2−ブチルアミノ、5,5,5−トリフルオロ−n−ペンチルアミノ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ペンチルアミノ、3−クロロ−n−ペンチルアミノ、4−ブロモ−2−ペンチルアミノ、4−クロロブチルアミノ、2−ヨード−n−プロピルアミノなどの同一または異なっていても良い1個以上のハロゲン原子により置換された直鎖状または分岐鎖状または環状の炭素原子数1〜6個のアルキルアミノ基を示す。
本発明において、「置換基を有していても良いC1−C6アルキル基」、「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキル基」、「置換基を有していても良いC3−C8シクロアルキル基」、「置換基を有していても良いC3−C8ハロシクロアルキル基」、「置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基」、「置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基」、「置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基」、「置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基」、「置換基を有していても良いC1−C6アルコキシ基」、「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシ基」、「置換基を有していても良いC1−C6アルキルチオ基」、「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルチオ基」、「置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルフィニル基」、「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルフィニル基」、「置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニル基」、「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニル基」、「置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニルオキシ基」、「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基」、「置換基を有していても良いC2−C7アルキルカルボニル基」、「置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニル基」、「置換基を有していても良いC2−C7アルキルカルボニルオキシ基」、「置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基」、「置換基を有していても良いC2−C7アルコキシカルボニル基」、「置換基を有していても良いC2−C7ハロアルコキシカルボニル基」、「置換基を有していても良いC2−C7アルキルカルボニルアミノ基」、「置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基」、「置換基を有していても良いカルバモイル基」、「置換基を有していても良いC1−C6アルキルアミノ基」、及び「置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルアミノ基」における置換基とは、それぞれ、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C2−C7アルキルカルボニル基、C2−C7ハロアルキルカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルオキシ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C2−C7アルコキシカルボニル基、C2−C7ハロアルコキシカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルアミノ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良い複素環基、置換基を有していても良いベンジル基、置換基を有していても良いフェニルカルボニル基、及び置換基を有していても良いフェニルアミノ基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
「置換基を有していても良いフェニル基」、「置換基を有していても良いベンジル基」、「置換基を有していても良いフェニルカルボニル基」および「置換基を有していても良いフェニルアミノ基」における置換基とは、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C2−C7アルキルカルボニル基、C2−C7ハロアルキルカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルオキシ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C1−C6アルコキシカルボニル基、C1−C6ハロアルコキシカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルアミノ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、及びペンタフルオロサルファニル基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
本発明の一般式(1)で表される化合物は、その構造式中に、1個または複数個の不斉炭素原子または不斉中心を含む場合があり、2種以上の光学異性体が存在する場合もあるが、本発明は各々の光学異性体及びそれらが任意の割合で含まれる混合物をも全て包含するものである。また、本発明の一般式(1)で表される化合物は、その構造式中に、炭素−炭素二重結合に由来する2種以上の幾何異性体が存在する場合もあるが、本発明は各々の幾何異性体及びそれらが任意の割合で含まれる混合物をも全て包含するものである。
本発明における有用作物としては、例えば、水稲、果樹、野菜、その他作物及び花卉等を挙げることができる。
また、本発明における有害生物とは、農園芸分野又は畜産、衛生分野における害虫を意味する。本発明の一般式(1)で表される化合物の少なくとも1種を有効成分として含有する殺虫剤は、水稲、果樹、野菜、その他作物及び花卉などを加害する各種農林、園芸、貯穀害虫や衛生害虫あるいは線虫などの害虫防除に適している。
また、本発明の一般式(1)で表される化合物の有効量としては、有害生物の種類及び有用作物の種類等に応じて適宜選択することができる。
それらの害虫(有害生物)としては、例えば、
鱗翅目(LEPIDOPTERA)として、コウモリガ(Endoclyta excrescens)、キマダラコウモリ(Endoclyta sinensis)、シロテンコウモリ(Palpifer sexnotata)、バラハマキ(Acleris comariana)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes sp.)、リンゴモンハマキ(Archips breviplicanus)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、カクモンハマキ(Archips xylosteanus)、イグサシンムシガ(Bactra furfurana)、ホソバハイイロハマキ(Cnephasia cinereipalpana)、クリミガ(Cydia kurokoi)、クリミドリシンクイガ(Eucoenogenes aestuosa)、リンゴコシンクイ(Grapholita inopinata)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、チャハマキ(Homona magnanima)、リンゴオオハマキ(Hoshinoa adumbratana)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、ダイズサヤムシガ(Matsumuraeses falcana)、マメヒメサヤムシガ(Matsumuraeses phaseoli)、クワヒメハマキ(Olethreutes mori)、リンゴハイイロハマキ(Spilonota lechriaspis)、リンゴシロヒメハマキ(Spilonota ocellana)、ブドウホソハマキ(Eupoecillia ambiguella)、クワイホソハマキ(Phalonidia mesotypa)、ヨモギオオホソハマキ(Phtheochroides clandestina)、コドリンガ(Cydia pomonella)、ブドウヒメハマキ(Endopiza viteana)、ミノガ(Bambalina sp.)、オオミノガ(Eumeta japonica)、チャミノガ(Eumeta minuscula)、コクガ(Nemapogon granellus)、イガ(Tinea translucens)、ナシチビガ(Bucculatrix pyrivorella)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella)、マメホソガ(Caloptilia soyella)、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、リンゴホソガ(Caloptilia zachrysa)、カキホソガ(Cuphodes diospyrosella)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)、ナシホソガ(Spulerina astaurota)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ブドウハモグリガ(Phyllocnistis toparcha)、ネギコガ(Acrolepiopsis sapporensis)、ヤマノイモコガ(Acrolepiopsis suzukiella)、コナガ(Plutella xylostella)、リンゴヒメシンクイ(Argyresthia conjugella)、ブドウスカシバ(Paranthrene regalis)、コスカシバ(Synanthedon hector)、カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)、イモキバガ(Brachmia triannulella)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、モモシンクイガ(Carposina niponensis)、リンゴハマキクロバ(Illiberis pruni)、クロシタアオイラガ(Latoia sinica)、イラガ(Monema flavescens)、ナシイラガ(Narosoideus flavidorsalis)、アオイラガ(Parasa consocia)、ヒメクロイラガ(Scopelodes contracus)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、モモノゴマダラノメイガ(Conogethes punctiferalis)、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)、ナシマダラメイガ(Ectomyelois pyrivorella)、チャマダラメイガ(Ephestia elutella)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、シロイチモジマダラメイガ(Etiella zinckenella)、クロフタモンマダラメイガ(Euzophera batangensis)、クワノメイガ(Glyphodes pyloalis)、ハイマダラノメイガ(Hellulla undalis)、イネタテハマキ(Marasmia exigua)、マメノメイガ(Maruca testulalis)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、アズキノメイガ(Ostrinia scapulalis)、フキノメイガ(Ostrinia zaguliaevi)、シバツトガ(Parapediasia teterrella)、ウコンノメイガ(Pleuroptya ruralis)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、サンカメイガ(Scirpophaga incertulas)、イチモンジセセリ(Parnara guttata)、モンキアゲハ(Papilio helenus)、キアゲハ(Papilio machaon hippocrates)、アゲハ(Papilio xuthus)、モンキチョウ(Colias erate poliographus)、モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)、ウラナミシジミ(Lampides boeticus)、スモモエダシャク(Angerona prunaria)、ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)、トビモンオオエダシャク(Biston robustum)、ウメエダシャク(Cystidia couaggaria)、マツカレハ(Dendrolimus spectabilis)、オビカレハ(Malacosoma neustria testacea)、リンゴカレハ(Odonestis pruni japonensis)、オオスカシバ(Cephonodes hylas)、ブドウスズメ(Acosmeryx castanea)、ツマアカシャチホコ(Clostera anachoreta)、セグロシャチホコ(Clostera anastomosis)、モンクロシャチホコ(Phalera flavescens)、オオトビモンシャチホコ(Phalerodonta manleyi)、シャチホコガ(Stauropus fagi persimilis)、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)、モンシロドクガ(Euproctis similis)、ドクガ(Euproctis subflava)、マイマイガ(Lymantria dispar)、ヒメシロモンドクガ(Orgyia thyellina)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、クワゴマダラヒトリ(Spilosoma imparilis)、ミツモンキンウワバ(Acanthoplusia agnata)、ナカジロシタバ(Aedia leucomelas)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、ワタアカキリバ(Anomis flava)、アカキリバ(Anomis mesogona)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、タバコガ(Helicoverpa assulta)、ツメクサガ(Heliothis maritima)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、スジキリヨトウ(Spodoptera depravata)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、リンゴケンモン(Triaena intermedia)、ナシケンモン(Viminia rumicis)、シロモンヤガ(Xestia c−nigrum)等、
半翅目(HEMIPTERA)の異翅類(Heteroptera)として、マルカメムシ(Megacopta punctatissimum)、ムラサキカメムシ(Carpocoris purpureipennis)、ブチヒゲカメムシ(Dolycoris baccarum)、ヒメナガメ(Eurydema pulchrum)、ナガメ(Eurydema rugosum)、マルシラホシカメムシ(Eysarcoris guttiger)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、ツヤアオカメムシ(Glaucias subpunctatus)、アカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)、イネカメムシ(Lagynotomus elongatus)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、イチモンジカメムシ(Piezodorus hybneri)、チャバネアオカメムシ(Plautia stali)、イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、イワサキカメムシ(Starioides iwasakii)、ホオズキカメムシ(Acanthocoris sordidus)、オオクモヘリカメムシ(Anacanthocoris striicornis)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、ヒメハリカメムシ(Cletus trigonus)、オオヘリカメムシ(Molipteryx fulginosa)、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、タイワンクモヘリカメムシ(Leptocorisa oratorius)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、アカヒメヘリカメムシ(Aeschynteles maculatus)、スカシヒメヘリカメムシ(Liorhyssus hyalinus)、カンシャコバネナガカメムシ(Cavelerius saccharivorus)、ホソコバネナガカメムシ(Macropes obnubilus)、ヒラタヒョウタンナガカメムシ(Pachybrachius luridus)、クロアシホソナガカメムシ(Paromius exguus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、アカホシカメムシ(Dysdercus cingulatus)、ヒメアカホシカメムシ(Dysdercus poecilus)、キクグンバイ(Galeatus spinifrons)、ヤナギグンバイ(Metasalis populi)、クスグンバイ(Stephanitis fasciicarina)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)、ヒメグンバイ(Uhlerites debile)、クルミグンバイ(Uhlerites latius)、ヒゲナガカスミカメ(Adelphocoris lineolatus)、ブチヒゲクロカスミカメ(Adelphocoris triannulatus)、コアオカスミカメ(Apolygus lucorum)、ツマグロアオカスミカメ(Apolygus spinolai)、アカホシカスミカメ(Creontiades pallidifer)、タバコカスミカメ(Cyrtopeltis tennuis)、オオクロトビカスミカメ(Ectometopterus micantulus)、クロトビカスミカメ(Halticiellus insularis)、リンゴクロカスミカメ(Heterocordylus flavipes)、マキバカスミカメ(Lygus disponsi)、マダラカスミカメ(Lygus saundersi)、テンサイカスミカメ(Orthotylus flavosparsus)、ムギカスミカメ(Stenodema calcaratum)、フタスジカスミカメ(Stenotus binotatus)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、ウスモンミドリカスミカメ(Taylorilygus pallidulus)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus coelestialium)等、
同翅類(Homoptera)として アブラゼミ(Graptopsaltria nigrofuscata)、マエキアワフキ(Aphrophora costalis)、マツアワフキ(Aphrophora flavipes)、ブドウアワフキ(Aphrophora vitis)、ヒメフタテンナガアワフキ(Clovia punctata)、ホソアワフキ(Philaenus spumarius)、ツマグロオオヨコバイ(Bothrogonia japonica)、オオヨコバイ(Cicadella viridis)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)、カシヒメヨコバイ(Aguriahana quercus)、ハンノヒメヨコバイ(Alnetoidia alneti)、カンキツヒメヨコバイ(Apheliona ferruginea)、フタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicalis)、ミドリヒメヨコバイ(Edwardsiana flavescens)、バラヒメヨコバイ(Edwardsiana rosae)、マツヒメヨコバイ(Empoasca abietis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii) 、イネキイロヒメヨコバイ(Thaia subrufa)、ミカンヒメヨコバイ(Zyginella citri)、(Macrosteles fascifrons)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、リンゴマダラヨコバイ(Orientus ishidai)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、ムギヨコバイ(Sorhoanus tritici)、ハンノナガヨコバイ(Speusotettix subfusculus)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、サトウノウスイロウンカ(Numata muiri)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、ヒエウンカ(Sogatella panicicola)、クワキジラミ(Anomoneura mori)、セグロヒメキジラミ(Calophya nigridorsalis)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ヤマアサキジラミ(Mesohomotoma camphorae)、トドキジラミ(Psylla abieti)、ハンノキジラミ(Psylla alni)、ヤマトキジラミ(Psylla jamatonica)、リンゴキジラミ(Psylla mali)、クロリンゴキジラミ(Psylla malivorella)、ナシジキラミ(Psylla pyrisuga)、トベラキジラミ(Psylla tobirae)、クストガリキジラミ(Trioza camphorae)、クリトガリキジラミ(Trioza quercicola)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、ブドウコナジラミ(Aleurolobus taonabae)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifolii)、リンゴネアブラムシ(Aphidounguis mali)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、サトウキビネワタムシ(Geoica lucifuga)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis citricola)、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、ヤナギアブラムシ(Aphis farinose yanagicola)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、チューリップネアブラムシ(Dysaphis tulipae)、カバワタフキマダラアブラムシ(Euceraphis punctipennis)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、キクヒメヒゲナガアブラムシ(Macrosiphoniella sanborni)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ソラマメヒゲナガアブラムシ(Megoura crassicauda)、ナシコフキアブラムシ(Melanaphis siphonella)、リンゴコブアブラムシ(Myzus malisuctus)、ウメコブアブラムシ(Myzus mumecola)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ネギアブラムシ(Neotoxoptera formosana)、リンゴミドリアブラムシ(Ovatus malicolens)、ハスクビレアブラムシ(Rhopalosiphum nymphaeae)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、オカボノアカアブラムシ(Rhopalosiphum rufiabdominalis)、ナシマルアブラムシ(Sappaphis piri)、ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)、ムギヒゲナガアブラムシ(Sitobion akebiae)、イバラヒゲナガアブラムシ(Sitobion ibarae)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、モモコブアブラムシ(Tuberocephalus momonis)、タイワンヒゲナガアブラムシ(Uroleucon formosanum)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、オオワラジカイガラムシ(Drosicha corpulenta)、イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)、マツモトコナカイガラムシ(Crisicoccus matsumotoi)、マツコナカイガラムシ(Crisicoccus pini)、ナシコナカイガラムシ(Dysmicoccus wistariae)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、ミカンヒメコナカイガラムシ(Pseudococcus citriculus)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、ミカンヒラタカイガラムシ(Coccus discrepans)、ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、カンキツカタカイガラムシ(Coccus pseudomagnoliarum)、イボタロウムシ(Ericerus pela)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、チャノカタカイガラムシ(Lecanium persicae)、ミカンワタカイガラムシ(Pulvinaria aurantii)、ミカンヒメワタカイガラムシ(Pulvinaria citricola)、クワワタカイガラムシ(Pulvinaria kuwacola)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleae)、カンキツカイガラムシ(Andaspis kashicola)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、キマルカイガラムシ(Aonidiella citrina)、ウスイロマルカイガラムシ(Aspidiotus destructor)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、アカホシマルカイアガラムシ(Chrysomphalus ficus)、ナシマルカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、クロカタマルカイガラムシ(Duplaspidiotus claviger)、ミカンカキカイガラムシ(Lepidosaphes beckii)、リンゴカキカイガラムシ(Lepidosaphes ulmi)、ナシシロナガカイガラムシ(Lopholeucaspis japonica)、ナシクロホシカイガラムシ(Parlatoreopsis pyri)、ツバキクロホシカイガラムシ(Parlatoria camelliae)、チャノクロホシカイガラムシ(Parlatoria theae)、ヒメクロカイガラムシ(Parlatoria ziziphi)、ハランナガカイガラムシ(Pinnaspis aspidistrae)、ミカンマルカイガラムシ(Pseudaonidia duplex)、チャノマルカイガラムシ(Pseudaonidia paeoniae)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ウメシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis prunicola)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)等、
甲虫目(COLEOPTERA)として、チャイロコガネ(Adoretus tenuimaculatus)、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、ハナムグリ(Eucetonia pilifera)、アオハナムグリ(Eucetonia roelofsi)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、コフキコガネ(Melolontha japonica)、コガネムシ(Mimela splendens)、コアオハナムグリ(Oxycetonia jucunda)、マメコガネ(Popillia japonica)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ヒメカツオブシムシ(Attagenus unicolor japonicus)、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、ガイマイデオキスイ(Carpophilus dimidiatus)、クリヤケシキスイ(Carpophilus hemipterus)、オオニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctomaculata)、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)、インゲンテントウ(Epilachna varivestis)、ヒメゴミムシダマシ(Alphitobius laevigatus)、ゴミムシダマシ(Neatus picipes)、ヒメコクヌストモドキ(Palorus ratzeburgii)、コヒメコクヌストモドキ(Palorus subdepressus)、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)、マメハンミョウ(Epicauta gorhami)、キマダラカミキリ(Aeolesthes chrysothrix)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)、キボシカミキリ(Psacothea hilaris)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)、アオスジカミキリ(Xystrocera globosa)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides obtectus)、アズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、ヨツモンマメゾウムシ(Callosobruchus maculatus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、チャイロサルハムシ(Basilepta balyi)、カメノコハムシ(Cassida nebulosa)、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)、イモサルハムシ(Colasposoma dauricum)、ジュウシホシクビナガハムシ(Crioceris quatuordecimpunctata)、イネネクイハムシ(Donacia provosti)、ルリハムシ(Linaeidea aenea)、キアシノミハムシ(Luperomorpha tunebrosa)、フタスジヒメハムシ(Medythia nigrobilineata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ヒメキバネサルハムシ(Pagria signata)、ダイコンハムシ(Phaedon brassicae)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、コーンルートワーム類(Diabrotica sp.)、ウメチョッキリゾウムシ(Involvulus cupreus)、モモチョッキリゾウムシ(Rhynchites heros)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、リンゴハナゾウムシ(Anthonomus pomorum)、ダイコンサルゾウムシ(Ceuthorhynchidius albosuturalis)、クリシギゾウムシ(Curculio sikkimensis)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、ツメクサタコゾウムシ(Hypera nigrirostris)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costirostris)、リンゴコフキゾウムシ(Phyllobius armatus)、チビコフキゾウムシ(Sitona japonicus)、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)、ココクゾウムシ(Sitophilus oryzae)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、シバオサゾウムシ(Sphenophrus venatus vestitus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)等、
アザミウマ目(THYSANOPTERA)として、クサキイロアザミウマ(Anaphothrips obscurus)、ヒゲブトアザミウマ(Chirothrips manicatus)、チャノクロアザミウマ(Dendrothrips minowai)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ユリキイロアザミウマ(Frankliniella lilivora)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、コスモスアザミウマ(Microcephalothrips abdominalis)、ダイズアザミウマ(Mycterothrips glycines)、クワアザミウマ(Pseudodendrothrips mori)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、アカオビアザミウマ(Selenothrips rubrocinctus)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、ネギクロアザミウマ(Thrips alliorum)、ビワハナアザミウマ(Thrips coloratus)、キイロハナアザミウマ(Thrips flavus)、ハナアザミウマ(Thrips hawaiiensis)、クロゲハナアザミウマ(Thrips nigropilosus)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ミカンキイロアザミウマ(Franklinella occidentalis)、ダイズウスイロアザミウマ(Thrips setosus)、グラジオラスアザミウマ(Thrips simplex)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)、シナクダアザミウマ(Haplothrips chinensis)、ハナクダアザミウマ(Haplothrips kurdjumovi)、ツメクサクダアザミウマ(Haplothrips niger)、シイオナガクダアザミウマ(Leeuwenia pasanii)、クスクダアザミウマ(Liothrips floridensis) 、ユリノクダアザミウマ(Liothrips vaneeckei)、シイマルクダアザミウマ(Litotetothrips pasaniae)、カキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)等、
直翅目(ORTHOPTERA)として、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、ヒメチャバネゴキブリ(Blattella lituricollis)、ヒメクサキリ(Homorocoryphus jezoensis)、クサキリ(Homorocoryphus lineosus)、ケラ(Gryllotalpa sp.)、コイナゴ(Oxya hyla intricata)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)等、
双翅目(DIPTERA)として、キリウジガガンボ(Tipula aino)、チビクロバネキノコバエ(Bradysia agrestis)、ダイズサヤタマバエ(Asphondylia sp.)、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、ミカンコミバエ(Dacus dorsalis)、ミカンバエ(Dacus tsuneonis)、オウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)、イネミギワバエ(Hydrellia griseola)、イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)、オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)、イネキモグリバエChlorops oryzae)、ムギキモグリバエ(Meromyza nigriventris)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、ナスハモグリバエ(Liriomyza bryoniae)、ネギハモグリバエ(Liriomyza chinensis)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、アシグロハモグリバエ(Liriomyza huidobrensis)、タマネギバエ(Delia antiqua)、タネバエ(Delia platura)、テンサイモグリハナバエ(Pegomya cunicularia)、クロキンバエ(Phormia regina)、イエバエ(Musca domestica)、アカイエカ(Culex pipiens pallens)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)、チカイエカ(Culex pipiens molestus)等、
膜翅目(HYMENOPTERA)として、ニホンカブラハバチ(Athalia japonica)、カブラハバチ(Athalia rosae ruficornis)、リンゴハバチ(Arge mali)、チュウレンジハバチ(Arge pagana)、クリタマバチ(Dryocosmus kuriphilus)、クロヤマアリ(Formica japonica)等、
ダニ目(ACARINA)として、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、シクラメンホコリダニ(Steneotarsonemus pallidus)、アシボソホコリダニ(Tarsonemus waitei)、シラミダニ(Pyemotes ventricosus)、ムギダニ(Penthaleus major)、ブドウヒメハダニ(Brevipalpus lewisi)、チャノヒメハダニ(Brevipalpus obovatus)、パイナップルヒメハダニ(Dolichotetranychus floridanus)、カキヒメハダニ(Tenuipalpus zhizhilashviliae)、ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)、ナミケナガハダニ(Tuckerella pavoniformis)、クローバーハダニ(Bryobia praetiosa)、ニセクローバーハダニ(Bryobia rubrioculus)、アンズハダニ(Eotetranychus boreus)、ミチノクハダニ(Eotetranychus geniculatus)、クリハダニ(Eotetranychus pruni)、コウノシロハダニ(Eotetranychus sexmanaculatus)、スミスハダニ(Eotetranychus smithi)、クルミハダニ(Eotetranychus uncatus)、スギノハダニ(Oligonychus hondoensis)、チビコブハダニ(Oligonychus ilicis)、カラマツハダニ(Oligonychus karamatus)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、オウトウハダニ(Tetranychus viennensis)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theae)、チューリップサビダニ(Aceria tulipae)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、モモサビダニ(Aculus fockeui)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、ブドウサビダニ(Calepitrimerus vitis)、ナシサビダニ(Epitrimerus pyri)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、アシブトコナダニ(Acarus siro)、ムギコナダニ(Aleuroglyphus ovatus)、ロビンネダニ(Rhizoglyphus robini)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、アカツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)、タテツツガムシ(Leptotrombidium scutellaris)、フトゲツツガムシ(Leptotrombidium pallidum)等、
ハリセンチュウ目(TYLENCHIDA)として、ベントグラスセンチュウ(Anguina agrostis)、コムギツブセンチュウ(Anguina tritici)、イモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)、ナミイシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus claytoni)、マーチンイシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus martini)、イシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus sp.)、イマムラネモグリセンチュウ(Hirschmanniella imamuri)、イネネモグリセンチュウ(Hirschmanniella oryzae)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、スズランネグサレセンチュウ(Pratylenchus convallariae)、キクネグサレセンチュウ(Pratylenchus fallax)、チャネグサレセンチュウ(Pratylenchus loosi)、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、ネグサレセンチュウ(Pratylenchus sp.)、ナミラセンセンチュウ(Helicotylenchus dihystera)、チャラセンセンチュウ(Helicotylenchus erythrinae)、ラセンセンチュウ(Helicotylenchus sp.)、ヤリセンチュウ(Hoplolaimus sp.)、ニセフクロセンチュウ(Rotylenchulus reniformis)、ブラキュルムラセンセンチュウ(Scutellonema brachyurum)、ムギシストセンチュウ(Bidera avenae)、サボテンシストセンチュウ(Cactodera cacti)、ニセシストセンチュウ(Cryphodera sp.)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、イネシストセンチュウ(Heterodera elachista)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、クローバーシストセンチュウ(Heterodera trifolii)、アレナリアネコブセンチュウ(Meloidogyne arenaria)、ツバキネコブセンチュウ(Meloidogyne camelliae)、シバネコブセンチュウ(Meloidogyne graminis)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ネコブセンチュウ(Meloidogyne sp.)、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans)、ニセネグサレセンチュウ(Aphelenchus avenae)等、
ニセハリセンチュウ目(DORYLAIMIDA)として、クワナガハリセンチュウ(Longidorus martini)、ナガハリセンチュウ(Longidorus sp.)、アメリカオオハリセンチュウ(Xiphinema americanum)、オオハリセンチュウ(Xiphinema sp.)、ユミハリセンチュウ(Trichodorus sp.)等、
シミ目(THYSANURA)として、ヤマトシミ(Ctenolepisma villosa)、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)、マダラシミ(Thermobia domestica)等、
シロアリ目(ISOPTERA)として、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)等、
チャタテムシ目(PSOCOPTERA)として、ヒラタチャタテ(Liposcelis bostrychophilus)等、
ノミ目(SIPHONAPTERA)として、イヌノミ(Ctenocephalides canis)等、
シラミ目(ANOPLURA)として、アタマジラミ(Pediculus humanus humanus)等、
節足動物唇脚綱(CHILOPODA)として、ゲジ(Thereuronema tuberculata)等、
節足動物倍脚綱(DIPLOPODA)として、ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)等、
軟体動物門(MOLLUSCA)として、ナメクジ(Incilaria bilineata)等が挙げられる。
本発明の一般式(1)で表される化合物の有用作物又は土壌への処理方法について、以下に説明する。
本発明の一般式(1)で表される化合物を有効成分とする殺虫剤は、水田作物、畑作物、果樹、野菜、その他の作物及び花卉などの有用作物に被害を与える前記害虫に対して顕著な防除効果を有するものであるので、害虫の発生が予測される時期に合わせて、害虫の発生前または発生が確認された時点で、水田、畑、果樹、野菜、その他の作物、花卉などの水田水、茎葉または土壌に処理することにより本発明の殺虫剤としての効果が得られるものである。
本発明の殺虫剤は、農園芸薬剤における製剤上の常法に従い、使用上都合の良い形状に製剤して使用するのが一般的である。すなわち、一般式(1)で表される化合物はこれらを適当な不活性担体に、または必要に応じて補助剤と一緒に適当な割合に配合して溶解、分離、懸濁、混合、含浸、吸着もしくは付着させ、適宜の剤形、例えば、懸濁剤、乳剤、液剤、水和剤、粒剤、粉剤、錠剤などに製剤して使用すればよい。
本発明で使用できる不活性担体としては固体または液体のいずれであっても良く、固体の不活性担体になりうる材料としては、例えば、ダイズ粉、穀物粉、木粉、樹皮粉、鋸粉、タバコ茎粉、クルミ殻粉、ふすま、繊維素粉末、植物エキス抽出後の残渣、粉砕合成樹脂などの合成重合体、粘土類(例えばカオリン、ベントナイト、酸性白土など)、タルク類(例えばタルク、ピロフィライドなど)、シリカ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、ホワイトカーボン〔含水微粉珪素、含水珪酸ともいわれる合成高分散珪酸で、製品により珪酸カルシウムを主成分として含むものもある。〕)、活性炭、イオウ粉末、軽石、焼成珪藻土、レンガ粉砕物、フライアッシュ、砂、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどの無機鉱物性粉末、硫安、燐安、硝安、尿素、塩安などの化学肥料、堆肥などを挙げることができ、これらは単独でもしくは2種以上の混合物の形で使用される。
液体の不活性担体になりうる材料としては、それ自体が溶媒能を有するものの他、溶媒能を有さずとも補助剤の助けにより有効成分化合物を分散させうるものから適宜選択される。例えば代表例として次に挙げる担体を例示できるが、これらは単独で、もしくは2種以上の混合物の形で使用される。例えば、水、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコールなど)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノンなど)、エーテル類(例えばジエチルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなど)、脂肪族炭化水素類(例えばケロシン、鉱油など)、芳香族炭化水素類(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼンなど)、エステル類(例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチルなど)、アミド類(例えばジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)、ニトリル類(例えばアセトニトリルなど)等を挙げることができる。
補助剤としては、次に例示する代表的な補助剤を挙げることができ、これらの補助剤は目的に応じて使用され、単独で、ある場合は2種以上の補助剤を併用し、またある場合には全く補助剤を使用しないことも可能である。
有効成分化合物の乳化、分散、可溶化及び/または湿潤の目的のために界面活性剤が使用され、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、アルキルアリールスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステルなどの界面活性剤を示すことができる。
また、有効成分化合物の分散安定化、粘着及び/または結合の目的のために、次に例示する補助剤を使用することができ、例えば、カゼイン、ゼラチン、澱粉、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、松根油、糠油、ベントナイト、キサンタンガム、リグニンスルホン酸塩などの補助剤を使用することができる。
固体製品の流動性改良のために次に挙げる補助剤を使用することもでき、例えばワックス、ステアリン酸塩、燐酸アルキルエステルなどの補助剤を使用することができる。懸濁性製品の解こう剤として、例えばナフタレンスルホン酸縮合物、縮合燐酸塩などの補助剤を使用することもできる。消泡剤としては、例えばシリコーン油などの補助剤を使用することもできる。
なお、本発明の一般式(1)で表される化合物は光、熱、酸化などに安定であるが、必要に応じ酸化防止剤あるいは紫外線吸収剤、例えばBHT(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)のようなフェノール誘導体、ビスフェノール誘導体、またフェニル−α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフチルアミン、フェネチジンとアセトンの縮合物などのアリールアミン類あるいはベンゾフェノン系化合物類を安定剤として適量加えることによって、より効果の安定した組成物を得ることができる。
本発明の一般式(1)で表される化合物の殺虫剤における有効成分量は、通常粉剤では0.5〜20重量%、乳剤では5〜50重量%、水和剤では10〜90重量%、粒剤では0.1〜20重量%およびフロアブル製剤では10〜90重量%である。一方それぞれの剤型における担体の量は、通常粉剤では60〜99重量%、乳剤では40〜95重量%、水和剤では10〜90重量%、粒剤では80〜99重量%、およびフロアブル製剤では10〜90重量%である。また、補助剤の量は、通常粉剤では0.1〜20重量%、乳剤では1〜20重量%、水和剤では0.1〜20重量%、粒剤では0.1〜20重量%およびフロアブル製剤では0.1〜20重量%である。
各種害虫を防除するためにそのまま、または水などで適宜希釈し、もしくは懸濁させた形で病害防除に有効な量を当該害虫の発生が予測される作物もしくは発生が好ましくない場所に適用して使用すればよい。その使用量は種々の因子、例えば目的、対象害虫、作物の生育状況、害虫の発生傾向、天候、環境条件、剤型、施用方法、施用場所、施用時期などにより変動するが、一般に有効成分0.0001〜5000ppm、好ましくは0.01〜1000ppmの濃度で使用するのが好ましい。また、10aあたりの施用量は、一般に有効成分で1〜300gである。
本発明の一般式(1)で表される化合物を有効成分として含有する殺虫剤は単独で水稲、果樹、野菜、その他作物及び花卉などを加害する各種農林、園芸、貯穀害虫や衛生害虫あるいは線虫などの害虫防除に使用してもよいが、更に、同時に発生する多種多様な病害虫の防除に対して、さらに優れた防除効果を得るために、他の殺虫剤及び/または殺菌剤の1種以上を組み合わせて使用してもよい。
次の実施例により本発明の代表的な実施例を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本実施例において、DMFはN,N−ジメチルホルムアミドを、THFはテトラヒドロフランを、IPEはイソプロピルエーテルを、CDIはカルボニルジイミダゾールをそれぞれ意味する。また、特記しない限り「%」は質量基準である。
[実施例1]
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−フェノキシ−ベンズアミド(化合物番号1)の製造
Figure 2009209090
2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン0.098g(0.34mmol)とピリジン0.040g(0.51mmol)のTHF溶液5mlに3−フェノキシベンゾイルクロリド0.091g(0.39mmol)を加え、室温で攪拌した。酢酸エチル5mlを加え、1モル/L水酸化ナトリウム水溶液5mlと1モル/L塩酸水溶液5mlで洗浄した後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製することによって、目的物0.12g(収率72%)を固体として得た。
H−NMR(CDCl)δ2.34(6H,s),7.06(2H,d,J=7.8Hz),7.17(1H,t,J=7.8Hz),7.19(1H,s),7.35−7.40(5H,m),7.47(1H,t,J=7.8Hz),7.55(1H,s),7.61(1H,d,J=7.3Hz).
[実施例2]
<1−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(3−ニトロ−フェニル)−チオウレアの製造>
Figure 2009209090
3−ニトロフェニルイソチオシアネート0.50g(1.1mmol)と2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン0.80g(2.8mmol)をトルエン10mlに装入し、100℃で9時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製し、目的物 0.32g(収率26%)を固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.46(6H,s),7.45(2H,s),7.50−7.67(3H,m),7.86(1H,d,J=8.3),8.11(1H,d,J=8.3),8.27(1H,t,J=2.0).
<1−(3−アミノ−フェニル)−3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−チオウレアの製造>
Figure 2009209090
1−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(3−ニトロ−フェニル)−チオウレア0.30g(0.64mmol), 塩化スズ(II) 0.50g(2.60mmol)をエタノール8mlに装入し、濃塩酸0.5mlを添加した。70℃で5時間攪拌し、氷水に排出した。炭酸カリウムでアルカリ性にした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1→1/2)にて精製し、目的物0.23g(83%)を固体として得た。
<N−(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロ−エチル)−フェニル]−チオウレイド}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号2−a)の製造>
Figure 2009209090

1−(3−アミノ−フェニル)−3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−チオウレア0.11g(0.25mmol)、ピリジン0.04g(0.5mmol)をTHF 3mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.04g(0.28mmol)を添加し、室温で1時間半攪拌した。酢酸エチルを装入後、2モル/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製し、目的物0.048g(収率35%)を得た.
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.37(6H,s),7.30−7.52(8H,m),7.84(2H,dd,J=1.5,J=7.3),7.95(1H,s),8.13(1H,br.).
実施例2と同様にして、以下の化合物を製造した。
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−チオウレイド}−フェニル)−カルバミン酸 2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号2−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.38(6H,s),4.86(2H,s),7.02(1H,s),7.23−7.26(2H,m),7.39(2H,s),7.46(1H,d,J=8.3),7.66(1H,s).
(3−{3−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−チオウレイド}−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号2−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.40(3H,s),4.86(2H,s),7.00(1H,br.),7.27−7.60(7H,m),7.77(1H,br.),8.14(1H,d,J=8.8)
N−(3−{3−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−チオウレイド}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号2−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.39(3H,s),7.46−7.57(6H,m),7.61(2H,d,J=1.0),7.88(2H,dd,J=1.0,J=8.3),7.98(1H,s),8.04−8.06(2H,m).
[実施例3]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−チオウレイド}−ベンズアミド(化合物番号3−a)の製造>
Figure 2009209090

(3−カルボキシ)フェニルイソチオシアネート0.40g(1.80mmol)、チオニルクロライド0.40g(3.4mmol)、DMF0.01gをトルエン10mlに装入し、70℃で4時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、粗酸クロリド0.58gを得た。.
得られた粗酸クロライドをTHF3mlに希釈し、その溶液にテトラヒドロフラン2ml、トリエチルアミン0.26g(2.6mmol)、エタノール0.12g,(2.6mmol)からなる混合溶液を、5℃で3分かけて滴下した。.1時間攪拌した後、2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン0.70g(2.4mmol)を室温で滴下、2時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)にて精製し、目的物0.13g(収率9.8%)を無色固体として得た。
H−NMR(DMSO,ppm)δ2.28(6H,s),2.32(6H,s),7.39(2H,s),7.44(2H,s),7.58(1H,d,J=7.8Hz),7.70(1H,d,J=7.8Hz),8.02(2H,d,J=2.9Hz), 9.20(1H,s),9.92(1H,s).
実施例3において副生成物として、以下の化合物を製造した。
3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−チオウレイド}−ベンゾイックアシッド エチルエステル(化合物番号3−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.39(3H,t,J−7.3Hz),2.43(6H,s),4.30(2H,q,J=7.3Hz),7.29−7.96(8H,m).
[実施例4]
<N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−イソフタル酸メチルエステル(化合物番号4−a)の製造>
Figure 2009209090

イソフタル酸モノメチルエステル0.70g(3.77mmol)、塩化チオニル1.35g(11.35mmol)をトルエン10mlに装入し、DMF1滴加えて、80℃で3時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、粗酸クロリド体を得た。 2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン1.00g(3.63mmol)、トリエチルアミン0.40g(3.95mmol)をTHF10mlに装入し、先に調製した粗酸クロリドを添加した。 60℃で3時間攪拌後、酢酸エチルを加え、1モル/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)にて精製し、目的物 1.42g(収率86%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.43(3H,s),3.97(3H,s),7.48−7.65(3H,m),7.80(1H,s),8.12−8.15(1H,m),8.22−8.27(2H,m),8.51(1H,t,J=1.7).
実施例4と同様にして、以下の化合物を製造した。
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−イソフタル酸 メチル(化合物番号4−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.36(6H,s),3.98(3H,s),7.37(2H,s),7.45(1H,br.),7.63(1H,t,J=8.1),8.18(1H,d,J=8.1),8.27(1H,d,J=8.1),8.55(1H,s).
[実施例5]
<N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−イソフタル酸(化合物番号5)の製造>
Figure 2009209090

N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル
−エチル)−フェニル]−イソフタル酸メチルエステル1.20g(2.75mmol)、95%水酸化カリウム0.30g(5.10mmol)をメタノール10mlに装入し、還流下2時間攪拌した。2モル/L塩酸で酸性化した後、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をアセトンで洗浄することで、目的物0.73g(収率63%)を白色固体として得た。
[実施例6]
<N−イソプロピル−N’−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−イソフタル酸アミド(化合物番号6−a)の製造>
Figure 2009209090

N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−イソフタル酸0.30g(0.71mmol)、塩化チオニル0.40g(3.36mmol)、DMF1滴をトルエン5mlに装入し、還流下1時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧下溶媒を留去し、粗酸クロリドを得た。
イソプロピルアミン50mg(0.84mmol)、トリエチルアミン84mg(0.84mmol)をTHF5mlに装入し、先に得られた粗酸クロリドを滴下した。50℃で4時間攪拌し、酢酸エチルを装入し、2モル/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製し、目的物0.07g(収率:21%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.29(6H,d,J=6.6),2.43(3H,s),4.27−4.36(1H,m),6.05(1H,br.),7.48−7.54(2H,m),7.60(1H,t,J=7.8),7.86(1H,s),7.97(1H,d,J=7.8),8.01(1H,d,J=7.8),8.22(1H,d,J=8.6),8.30(1H,d,J=1.7).
実施例6と同様にして、以下の化合物を製造した。
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−イソプロピル−イソフタル酸アミド(化合物番号6−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.29(6H,d,J=6.6),2.35(6H,s),4.26−4.36(1H,m),6.06(1H,d,J=6.6),7.37(2H,s),7.52−7.61(2H,m),7.95(1H,d,J=7.8),8.07(1H,d,J=7.8),8.36(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−イソブチル−イソフタル酸アミド(化合物番号6−c)
Figure 2009209090

N−(2,2−ジメチル−プロピル)−N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−イソフタル酸アミド(化合物番号6−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.00(9H,s),2.35(6H,s),3.31(2H,d,J=6.6),3.94−3.99(1H,m),6.28(1H,br.),7.37(2H,s),7.59−7.64(2H,m),7.96(1H,d,J=8.1),8.10(1H,d,J=8.1),8.38(1H,d,J=6.6).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−(2−フルオロ−フェニル)−イソフタル酸アミド(化合物番号6−e)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.36(6H,s),7.11−7.24(3H,m),7.37(2H,s),7.56(1H,s),7.69(1H,t,J=7.8Hz),8.09(1H,d,J=7.8Hz),8.15(1H,s),8.17(1H,s),8.43(1H,t,J=7.8Hz),8.48(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ −1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−フェニル−イソフタル酸アミド(化合物番号6−f)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),7.19(1H,t,J=7.8Hz),7.37(2H,s),7.40−7.41(2H,m),7.59(1H,s),7.64−7.68(3H,m),7.98(1H,s),8.08−8.12(2H,m),8.46(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−メチル−N’−フェニル−イソフタル酸アミド(化合物番号6−g)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.27(6H,s),3.54(3H,s),7.08(2H,d,J=7.3Hz),7.17−7.30(5H,m),7.34(2H,s),7.49(1H,d,J=7.8Hz),7.82(1H,s),7.85(1H,s).
N−アゼパン−1−イル−N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−イソフタル酸アミド(化合物番号6−h)
Figure 2009209090

H−NMR(DMSO−d,ppm)δ1.64(4H,brs),1.91(4H,brs),2.31(6H,s),3.53(4H,brs),7.44(2H,s),7.72(1H,t,J=7.8Hz),8.11(1H,d,J=7.8Hz),8.24(1H,d,J=7.8Hz),8.31(1H,s),8.58(1H,s),10.21(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ −1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−イソフタル酸アミド(化合物番号6−i)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.30(6H,s),2.79(3H,d,J=4.4Hz),3.16−3.27(6H,m),3.44(2H,d,J=7.8Hz),7.45(2H,s),7.65(1H,t,J=7.8Hz),8.02(1H,d,J=7.8Hz),8.15(1H,d,J=7.8Hz),8.53(1H,s),10.13(1H,s),10.24(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ −1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−モルフォリン−4−イル−イソフタル酸アミド(化合物番号6−j)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl)δ2.35(6H,s),3.70(4H,brs),7.97(4H,brs),7.33(2H,s),7.36(1H,s),7.49(1H,t,J=7.8Hz),7.95(1H,d,J=7.8Hz),8.14(1H,d,J=7.8Hz),8.84(1H,s),9.28(1H,s).
[実施例7]
N−イソプロピル−3−{N−イソプロピル−N’−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−カルバミミドイル}−ベンズアミド(化合物番号7−a)の製造
Figure 2009209090

実施例6の副生成物として、標記化合物0.11g(収率31%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.22−1.31(12H,m),2.27(3H,s),4.22−4.32(2H,m),4.53(1H,br.),5.62(1H,br.),6.44(1H,br.),7.06(1H,br.),7.20−7.63(6H,m).
実施例6において、N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−イソプロピル−イソフタル酸アミド(化合物番号6−b)製造時の副生成物として、以下の化合物を得た。
3−{N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−イソプロピル−カルバミミドイル}−N−イソプロピル−ベンズアミド(化合物番号7−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.21−1.38(12H,m),2.13(6H,s),4.21−4.26(2H,m),4.52(1H,br.),5.57(1H,br.),6.99−7.64(6H,m).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−イソプロピルカルバモイル−ベンズイミドイル クロリド(化合物番号7−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.30(6H,d,J=6.6),2.16(6H,s),4.30−4.37(1H,m),5.97(1H,br.d,J=6.8),7.32(2H,s),7.59(1H,t,J=7.8),7.99−8.01(1H,m),8.31−8.34(1H,m),8.53(1H,t,J=1.7).
実施例6において、N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−N’−イソブチル−イソフタル酸アミド(化合物番号6−c)製造時の副生成物として、以下の化合物を得た。
3−(2,2−ジメチル−プロピルカルバモイル)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズイミドイルクロリド(化合物番号7−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.01(9H,s),2.16(6H,s),3.32(2H,d,J=6.6),6.20(1H,br.),7.31(2H,s),7.60(1H,t,J=7.8),7.88−8.01(1H,m),8.32−8.35(1H,m),8.57(1H,d,J=1.7).
[実施例8]
<3−クロロメチル−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

3−クロロメチル−安息香酸1.24g(7.27mmol)のトルエン溶液10mlに塩化チオニル0.95g(7.99mmol)を加え、還流攪拌した。室温にもとした後、溶媒を減圧下留去し、残渣をTHF(10ml)に溶解し、2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−アニリン2.0g(7.27mmol)のTHF溶液20mlに室温で滴下した。酢酸エチルを加えて、1モル/L塩酸水溶液、1モル/L水酸化ナトリウム溶液で洗浄した後、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することによって目的物2.76g(収率89%)を黄土色結晶として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.42(3H,s),4.67(2H,s),7.47−7.59(3H,m),7.62−7.64(1H,m),7.57(1H,br),7.80−7.82(1H,m),7.92(1H,s),8.25(1H,d).
<3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルメチル)−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド>
Figure 2009209090

3−クロロメチル−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド2.0g(4.68mmol)のDMF溶液(10ml)にフタル酸イミドカリウム塩(0.95g、5.13mmol)を加え、加熱攪拌した。溶媒を減圧下留去し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することによって目的物を2.07g(収率82%)得た。白色結晶。
H−NMR(CDCl,ppm)δ 2.40(3H, s), 4.93(2H, s), 7.45−7.50(3H, m), 7.64−7.88(7H, m), 7.94(1H, s), 8.26(1H, d).
<3−アミノメチル−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イルメチル)−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド1.6g(2.97mmol)のメタノール溶液(20ml)にヒドラジン一水和物0.3g(5.99mmol)を加え、60℃で加熱攪拌した。室温に戻した後、沈殿物をロ別した。ろ液を酢酸エチルで希釈した後、水で洗浄し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することによって目的物1.21g(定量的)を肌色結晶として得た。
H−NMR(DMSO−d)δ2.38(3H,s),3.34(2H,br),4.13(2H,s),7.52−7.61(3H,m),7.68−7.89(2H,m),8.02(1H,d),8.19(1H,s),10.17(1H,s).
<{3−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−ベンジル}−カルバミン酸 2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号8−a)の製造>
Figure 2009209090


3−アミノメチル−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド0.4g(0.98mmol)とトリエチルアミン0.15g(1.48mmol)のTHF溶液(10ml)にクロロ炭酸2,2,2−トリクロロエチル0.21g(0.99mmol)を加え、室温で攪拌した。酢酸エチルを加え、1モル/L塩酸水溶液で洗浄した後、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=5/1→1/1)で精製することによって目的物0.108g(収率19%)を白色結晶として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.41(3H,s),4.15(2H,s),4.52(2H,s),4.86(1H,brt),7.47−7.54(4H,m),7.76−7.78(2H,m),7.87(1H,br),8.25(1H,d).
実施例8と同様にして、以下の化合物を製造した。
{3−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ −1−トリフルオロメチル −エチル)−フェニルカルバモイル]−ベンジル}−カルバミン酸 2−プロピニルエステル(化合物番号8−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.42(3H,s),2.47(1H,s),4.48(2H,d),4.73(2H,s),5.24(1H,brs),7.48−7.55(4H,m),7.75−7.84(3H,m),8.26(1H,d).
[実施例9]
<3−(3−イソプロピル−ウレイドメチル)−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド(化合物番号9)の製造>
Figure 2009209090


3−アミノメチル−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド0.4g(0.98mmol)とトリエチルアミン0.15g(1.48mmol)、イソシアン酸イソプロピル0.08g(0.99mmol)を用いて実施例9−4と同様の方法により、目的物0.15g(収率31%)を得た。
H−NMR(DMSO−d,ppm)δ1.13(6H,d),2.41(3H,s),3.89(1H,septet),4.44(2H,s),5.27(1H,br),5.89(1H,br),7.42−7.53(4H,m),7.80−7.97(3H,m),8.87(1H,s).
[実施例10]
<N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−[(3,3,3−トリフルオロ−プロピオニルアミノ)−メチル]−ベンズアミド(化合物番号10)の製造>
Figure 2009209090

3,3,3−トリフルオロプロピオン酸0.08g(0.625mmol)のTHF溶液10mlに0℃でCDI 0.10g(0.62mmol)を加え、30分間攪拌した後、3−アミノメチル−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド0.23g(0.563mmol)を加え、氷浴を取り除いて室温に戻した。酢酸エチルを加えて希釈し、水で洗浄した後、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することによって、目的物を0.050g(収率17%)得た。
H−NMR(CDCl,ppm)2.41(3H,s),3.16(2H,q,J=10Hz),4.50(2H,d,J=6Hz),7.44−7.51(4H,m),7.85−7.91(3H,m),8.36(1H,brs),9.03(1H,brs).
[実施例11]
<5−(1,3−ジメチル−ブチルアミノ)−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−2−ニトロ−ベンズアミド(化合物番号11)の製造>
Figure 2009209090

5−フルオロ−N−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−2−ニトロ−ベンズアミド0.30g(0.68mmol)、1,3−ジメチルブチルアミン0.28g(2.77mmol)、炭酸カリウム0.39g(2.82mmol)をDMF 5mlに装入し、80℃で15時間攪拌した。酢酸エチルを装入後、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、目的物0.16g(収率45%)を黄色油状物として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ0.91(3H,d,J=6.6Hz),0.95(3H,d,J=6.6Hz),1.20(3H,d,J=6.3Hz),1.30−1.40(1H,m),1.42−1.52(1H,m),1.60−1.75(1H,m),2.32(3H,s),3.55−3.70(1H,m),4.45−4.20(1H,m),6.50−6.55(2H,m),7.35−7.50(3H,m),8.03(1H,d,J=9.3Hz),8.10−8.20(1H,m).
[実施例12]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミドの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン0.40g(1.40mmol)、ピリジン0.15g(1.90mmol)をTHF5mlに装入し、室温で3−ニトロベンゼンスルホニルクロリド0.29g(1.30mmol)を添加した。室温で2時間攪拌後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=6/1)にて精製し、目的物0.52g(収率84%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.21(6H,s),7.14(3H,s),7.90(1H,t,J=8.1),8.37−8.40(1H,m),8.60−8.63(1H,m),8.90(1H,t,J=2.0).
<3−アミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンゼンスルホンアミドの製造>
Figure 2009209090

N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド0.35g(0.74mmol)、10%Pd−C(wet)0.25gをメタノール15mlに装入し、水素雰囲気下、室温で2時間反応させた。触媒を濾過した後、濾液を減圧下留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製し、目的物0.09g(収率27%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.15(6H,s),3.84(2H,br),5.89(1H,s),6.84−6.87(1H,m),6.91(1H,t,J=2.0),7.07(1H,dd,J=0.9,J=2.0),7.22−7.30(2H,m).
<{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルスルファモイル]−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号12−a)の製造>
Figure 2009209090

3−アミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンゼンスルホンアミド0.09g(0.20mmol)、ピリジン0.03g(0.38mmol)をTHF4mlに装入し、クロロ蟻酸2,2,2−トリクロロエチル0.05g(0.23mmol)を室温で添加した。3時間攪拌した後、酢酸エチルを装入し、2モル/L−塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1)にて精製し、目的物0.08g(収率65%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.37(6H,s),4.85(2H,s),7.07(1H,br.),7.39(2H,s),7.45(1H,t,J=8.1),7.61−7.68(2H,m),8.11(1H,s),8.69(1H,s).
実施例12と同様にして、以下の化合物を製造した。
N−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルスルファモイル]−フェニル}−ベンズアミド(化合物番号12−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.59(6H,s),7.43−7.49(3H,m),7.51−7.52(4H,m),7.68(1H,s),7.78−7.83(2H,m),7.92(1H,d,J=7.3Hz),8.43−8.44(1H,m),9.25(1H,s).
2−クロロ−N−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルスルファモイル]−フェニル}−ニコチン酸アミド(化合物番号12−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.16(6H,s),7.21(2H,s),7.38(1H,dd,J=4.9,7.8Hz),7.45−7.48(2H,m),7.92(1H,dd,J=2.0,7.3Hz),8.05−8.08(1H,m),8.21(1H,d,J=2.0Hz),8.49(1H,dd,J=2.0,4.8Hz),8.98(1H,s),10.42(1H,s).
[実施例13]
<N−[3−[{2,6−ジメチル−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル}アミノカルボニル]フェニル]−N’−(2−プロピル)−N”−ニトログアニジン(化合物番号13)の製造>
Figure 2009209090

N−[3−[{2,6−ジメチル−4−(ヘプタフルオロイソプロピル)フェニル}アミノカルボニル]フェニル]−S−メチル−N’−ニトロイソチオウレア0.10g(1.90mmol)をTHF1mlに装入し、イソプロピルアミン0.40gを添加し、室温で1時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製し、目的物0.1gを得た(収率98%)。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.13(6H,d,J=6.6),2.40(6H,s),4.09−4.16(1H,m),5.92(1H,d,J=7.5),7.24−7.45(2H,m),7.61(1H,d,J=7.5),7.71(1H,d,J=6.6),7.90(1H,d,J=7.5),8.04(1H,s),8.08(1H,s),10.3(1H,s).
[実施例14]
<3−ベンジルオキシ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド(化合物番号14)の製造>
Figure 2009209090

3−ベンジルオキシ−安息香酸3.0g(13.1mmol)、DMF 5滴をトルエン40mlに装入し、塩化チオニル1.72g(14.5mmol)を添加し、還流下2時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧下溶媒を留去し、粗酸クロリドを得た。
2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン3.61g(12.5mmol)、ピリジン1.98g(25.0mmol)をTHF25mlに装入し、先に調製した粗酸クロリドをTHF10mlに希釈し、このTHF溶液を滴下した。室温で3時間攪拌した後、2モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=10/1)にて精製し、目的物4.86g(収率78%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.33(6H,s),5.14(2H,s),7.19(1H,dd,J=1.5,8.3Hz),7.32−7.48(10H,m),7.56(1H,s).
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−ヒドロキシ−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

3−ベンジルオキシ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド4.53g(9.07mmol)、10%Pd−C(wet)0.6gをメタノール60mlに加えて、常圧で水素添加反応を行った。3時間後、所定の水素吸収量を確認した。触媒を濾去した後、溶媒を減圧下で留去し、酢酸エチルと無水硫酸マグネシウムを加えた。乾燥剤を濾去して、濾液を減圧下で濃縮することにより、目的物0.59g(収率87%)を白色アモルファスとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.91(1H,broad),2.30(6H,s),6.99−7.02(1H,m),7.28−7.37(4H,m),7.51(1H,t,J=2.0Hz),7.57(1H,s).
<イソプロピル−カルバミン酸3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−フェニルエステル(化合物番号15)の製造>
Figure 2009209090

N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−ヒドロキシ−ベンズアミド0.30g(0.733mmol)、イソプロピルイソシアナート0.22g(2.57mmol)、DMAP小さじ1杯をアセトニトリル5mlに加えて室温で8時間撹拌した。酢酸エチルとシリカゲルを加えて減圧下で濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、目的物0.24g(収率66%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.26(6H,d,J=6.3Hz),2.34(6H,s),3.86−3.95(1H,m),4.96(1H,d,J=7.8Hz),7.35(3H,s),7.50(1H,t,J=7.8Hz),7.56−7.59(1H,m),7.69(1H,s),7.74(1H,d,J=7.8Hz).
[実施例16]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−イソブトキシ−ベンズアミド(化合物番号16−a)の製造>
Figure 2009209090

N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−ヒドロキシ−ベンズアミド0.25g(0.611mmol)、イソブチルブロミド0.5g(3.65mmol)、炭酸カリウム0.17g(1.22mmol)、ヨウ化カリウム小さじ1杯をDMF5mlに装入し、80℃で9時間攪拌した。酢酸エチルと水を加えて、有機層を分取し、水で2回洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥してから、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、目的物0.13g(収率46%)を無色油状物として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.04(6H,d,J=6.3Hz),2.04−2.15(1H,m),2.34(6H,s),3.80(2H,d,J=6.3Hz),7.10−7.13(1H,m),7.35(2H,s), 7.37−7.52(4H,m).
実施例16と同様にして、以下の化合物を製造した。
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(3−メチル−ブトキシ)−ベンズアミド(化合物番号16−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ0.98(6H,d,J=6.8Hz),1.68−1.74(2H,m),1.81−1.91(1H,m),2.34(6H,s),4.07(2H,t,J=6.6Hz),7.10−7.13(1H,m), 7.35 (2H,s),7.39−7.47(4H,m).
3−(1,3−ジメチル−ブトキシ)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド(化合物番号16−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ0.93(3H,d,J=6.6Hz),0.96(3H,d,J=6.6Hz),1.31(3H,d,J=5.9Hz),1.36−1.43(1H,m),1.69−1.85(2H,m),2.33(6H,s),4.50−4.56(1H,m),7.07−7.11(1H,m),7.35(2H,s),7.36−7.46(4H,m).
[実施例17]
<6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミドの製造>
Figure 2009209090

6−クロロピリジン−2−カルボン酸2.3g(14.9mmol)、塩化チオニル2.14g(17.9mmol)をトルエン20mlに装入し、DMF3滴を加え、還流下2時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧下溶媒を留去し、粗酸クロリド体を得た。2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン3.83g(13.5mmol)、ピリジン1.28g(16.2mmol)をTHF15mlに装入し、先に調製した粗酸クロリドを添加し、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを装入し、2モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をヘキサンで洗浄することで目的物3.90g(収率61%)を白色固体として得た。
<6−メトキシ−ピリジン−2−カルボン酸[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド(化合物番号17)の製造>
Figure 2009209090

6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド3.08g(7.18mmol)、28%アンモニア水30ml、メタノール70ml、硫酸銅0.2gをオートクレーブに装入し、145℃で3時間反応させた。減圧下、減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣に酢酸エチルを装入し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=6/4)にて精製し、目的物2.9g(収率95%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.38(6H,s),4.01(3H,s),7.00(1H,dd,J=8.3,0.9Hz),7.37(2H,s),7.80(1H,dd,J=8.3,7.1Hz),7.91(1H,dd,J=7.1,0.9Hz), 9.30 (1H,brs).
[実施例18]
<6−(4−メトキシ−ベンジルアミノ)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)フェニル]−ピリジン−2−カルボン酸アミド(化合物番号18−a)の製造>
Figure 2009209090

6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド0.3g(0.700mmol)、4−メトキシ−ベンジルアミン 2mlをDMF 4mlに装入し、150℃で4時間攪拌した。室温まで冷却後、酢酸エチルを装入し、水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=10/1→4/1→2/1)にて精製し、目的物57mg(収率15%)をオイルとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.29(6H,s),3.77(3H,s),4.52(2H,d,J=5.3Hz),4.94 (1H,brs),6.64(1H,d,J=6.8Hz),6.88(2H,d,J=8.8Hz),7.27−7.33(5H,m),7.52−7.62(1H,m),9.37(1H,brs).
実施例18と同様にして、以下の化合物を製造した。
6−ベンジルアミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)フェニル]−ピリジン−2−カルボン酸アミド(化合物番号18−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.22(6H,s),4.60(2H,d,J=5.4Hz),5.02(1H,brs),6.66(1H,d,J=7.3Hz),7.28−7.39(7H,m),7.58−7.64(2H,m),9.35(1H,brs).
[実施例19]
<6−(4−クロロ−フェニルチオ)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)フェニル]−ピリジン−2−カルボン酸アミド(化合物番号19−a)の製造>
Figure 2009209090

6−クロロ−ピリジン−2−カルボン酸[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド0.2g(0.466mmol)、炭酸カリウム83mg(0.606mmol)、4−クロロチオフェノール76mg(0.606mmol)をDMF5mlに装入し、80℃で6時間攪拌した。酢酸エチルを装入後、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=10/1→8/2)で精製することで、目的物0.23g(収率92%)を固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.24(6H,s),7.22(1H,dd,J=8.8,0.9Hz),7.33(2H,s),7.39−7.44(2H,m),7.55−7.58(2H,m),7.73(1H,t,J=8.3Hz),8.00(1H,d,J=8.3Hz),9.10(1H,brs).
実施例19と同様にして、以下の化合物を製造した。
6−p−トリルスルファニル−ピリジン−2−カルボン酸[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド(化合物番号19−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.24(6H,s),2.37(3H,s),7.16(1H,dd,J=8.8,1.0Hz),7.26−7.28(2H,m),7.32(2H,s),7.51−7.53(2H,m),7.66−7.70(1H,m),7.95(1H,dd,J=7.8,1.0Hz),9.18(1H,brs).
6−(ナフタレン−2−イルスルファニル)−ピリジン−2−カルボン酸[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド(化合物番号19−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.10(6H,s),7.25(2H,s),7.36(1H,s),7.52−7.57(2H,m),7.65(1H,dd,J=8.3,1.9Hz),7.70(1H,t,J=8.3Hz),7.83−7.93 (3H,m),7.95(1H,dd,J=8.3,1.9Hz),8.18(1H,s),9.07(1H, brs).
6−o−トリルスルファニル−ピリジン−2−カルボン酸 [2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド(化合物番号19−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.22(6H,s),2.43(3H,s),7.13(1H,d,J=8.3Hz),7.28−7.31(3H,m),7.36−7.38(2H,m),7.63(1H,d,J=7.8Hz),7.69(1H,t,J=7.8Hz),7.93(1H,d,J=8.3Hz),9.08(1H,brs).
6−m−トリルスルファニル−ピリジン−2−カルボン酸[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド(化合物番号19−e)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.24(6H,s),2.37(3H,s),7.18(1H,d,J=7.8Hz),7.23−7.37(4H,m),7.44−7.46(2H,m),7.70(1H,t,J=7.8Hz),7.96(1H,d,J=7.8Hz),9.18(1H,brs).
[実施例20]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−イソフタル酸ベンジルエステル(化合物番号20−a)の製造>
Figure 2009209090

イソフタロイルクロリド6.09g(30.0mmol)のTHF溶液60mlにベンジルアルコール3.24g、(30.0mmol)とピリジン2.85g(36mmol)の混合物を室温で滴下した。2時間攪拌した後、氷浴下2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−アニリン8.67g(30.0mmol)とピリジン2.85g(36mmol)のTHF溶液10mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチル50mlで希釈し、1モル/L塩酸水溶液で洗浄した。溶媒を留去した後、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=9/1→4/1)で精製することによって目的物9.5g(収率:60%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.33(6H,s),5.41(2H,s),7.34−7.48(7H,m),7.56(1H,s),7.61(1H,t,J=7.8Hz),8.17(1H,t,J=7.8Hz),8.28(1H,d,J=7.8Hz),8.57(1H,s).
実施例20と同様にして、以下の化合物を製造した。
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−トリフルオロメチル−プロピル)−フェニル]−イソフタル酸ベンジルエステル(化合物番号20−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),5.42(2H,s),7.35−7.48(8H,m),7.63(1H,t,J=7.8Hz),8.18(1H,d,J=7.8Hz),8.29(1H,d,J=7.8Hz),8.57(1H,s).
[実施例21]
<6−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−ピリジン−2−カルボン酸ベンジルエステル(化合物番号21)の製造>
Figure 2009209090

2,6−ピリジンジカボニルジクロリド4.08g(20.0mmol)をTHF30mlに装入し、ピリジン1.74g(22.0mmol)とベンジルアルコール2.16g(20.0mmol)を混合させたTHF溶液10mlを室温で滴下した。室温で15分攪拌後、ピリジン1.74g(22.0mmol)と2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−アニリン5.78g(20.0mmol)を混合させたTHF溶液10mlを室温で滴下した後、室温で3時間攪拌した。 酢酸エチルを装入後、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチルとヘキサン混合溶液で洗浄し、濾過した。濾液を濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=10/1→7/3)にて精製し、目的物3.70g(収率:35%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),5.46(2H,s),7.29−7.43(5H,m),7.47−7.50(2H,m),8.08(1H,t,J=7.8Hz),8.32(1H,dd,J=7.8,1.0Hz),8.47(1H,d,J=7.8Hz),9.67(1H,brs).
[実施例22]
<6−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−ピリジン−2−カルボン酸の製造>
Figure 2009209090

6−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−ピリジン−2−カルボン酸ベンジルエステル3.50g(6.63mmol)、10%Pd−C0.35gをメタノール20mlに装入し、水添反応を室温で2時間行った。窒素で置換した後、濾過でPd−Cを除去し、濾液を減圧下に濃縮することで、目的物2.95g(定量的)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.27(6H,s),7.33(2H,s),8.10(1H,t,J=7.8Hz),8.32(1H,dd,J=7.8,1.0Hz),8.52(1H,dd,J=7.8,1.0Hz),9.69(1H,brs).
(COOHのプロトンは検出されず)
<6−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−ピリジン−2−カルボン酸3−フルオロ−2−フルオロメチル−プロピルエステル(化合物番号22−a)の製造>
Figure 2009209090

6−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−ピリジン−2−カルボン酸0.5g(1.14mmol)、1,3−ジフルオロ−2−プロパノール0.55g(5.71mmol)、アジ化ジフェニルホスホリル0.38g(1.37mmol)、トリエチルアミン0.18g(1.82mmol)をトルエン5mlに装入し、60℃で2時間攪拌した。室温まで冷却後、酢酸エチルを装入し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=10/1→3/1)にて精製し、標記化合物0.22g(収率36%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.38(6H,s),4.72−4.73(2H,m),4.84−4.85(2H,m),5.51−5.63(1H,m),7.37(2H,s),8.13(1H,t,J=7.8Hz),8.36(1H,dd,J=7.8,1.0Hz),8.51(1H,dd,J=7.8,1.0Hz),9.68(1H,brs).
実施例22と同様にして、以下の化合物を製造した。
6−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−ピリジン−2−カルボン酸2,2−ジフルオロ−エチルエステル(化合物番号22−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl)δ2.38(6H,s),4.62(2H,dt,J=13.7,3.9Hz),6.13(1H,tt,J=54.6,3.9Hz),7.37(2H,s),8.13(1H,t,J=7.8Hz),8.35(1H,d,J=7.8Hz),8.52(1H,d,J=7.8Hz),9.63(1H,brs).
[実施例23]
<ベンゾイックアシッド3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−フェニルエステル(化合物番号23−a)の製造>
Figure 2009209090

N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−ヒドロキシ−ベンズアミド0.30g(0.73mmol)、ピリジン0.17g(2.19mmol)をTHF5mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.21g(1.46mmol)を添加した。室温で1時間攪拌後、酢酸エチルを装入し、2モル/L−塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル)にて精製し、目的物0.30g(収率79%)を得た。
H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.29(6H,s),7.45(2H,s),7.58−7.70(5H,s),7.77(1H,d,J=7.3Hz),7.90(1H,s),7.97(1H,d,J=7.8Hz),8.18(1H,d,J=7.3Hz),10.06(1H,s).
実施例23と同様にして、以下の化合物を製造した。
2−フルオロ−ベンゾイックアシッド3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−フェニルエステル(化合物番号23−b)
Figure 2009209090

H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.30(6H,s),7.31−8.15(9H,m),9.71(1H,s),10.09(1H,s).
カルボニックアシッド 3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−フェニルエステル 2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号23−c)
Figure 2009209090

H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.29(6H,s),5.10(2H,s),7.44(2H,s),7.58(1H,d,J=7.9Hz),7.67(1H,t,J=7.9Hz),7.90(1H,s),7.99(1H,d,J=7.9Hz),10.10(1H,s).
[実施例24]
<(3−アミノ−ベンジル)−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミンの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン2.00g(6.92mmol)、炭酸カリウム2.00g(14.5mmol)、98%3−ニトロベンジルブロミド1.50g(6.80mmol)をアセトニトリル20mlに装入し、70℃で6時間攪拌した。固形物を濾過し、濾液を減圧下留去し、粗アニリンをオイルとして得た。
上記で得た粗アニリン、塩化スズ(II)3.80g(20.2mmol)をEtOH20mlに装入し、濃塩酸3mlを添加し、70℃で4時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1→2/1)にて精製し、目的物0.94g(収率34%)をオイルとして得た。
<N−(3−{[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミノ]−メチル}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号24)の製造>
Figure 2009209090

(3−アミノ−ベンジル)−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミン0.50g(1.27mmol)、ピリジン0.15g(1.9mmol)をTHF8mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.18g(1.28mmol)を添加した。室温で3時間攪拌した後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1)にて精製し、目的物0.28g(収率:44%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.32(6H,s),4.24(2H,s),7.13(1H,d,J=7.3Hz),7.20(2H,s),7.34−7.88(10H,m).
[実施例25]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−ニトロ−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン20.0g、ピリジン11.0gをテトラヒドロフラン100mlに加えて室温で撹拌した溶液に、テトラヒドロフラン20mlに溶解した3−ニトロベンゾイルクロリド13.0gをゆっくりと滴下装入した。室温で、10時間撹拌した後、酢酸エチルと水を反応溶液に加えた。分液操作を行ってから、有機層を分取して、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を濾過して、その濾液を集め、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を、ヘキサン−ジイソプロピルエーテル混合溶媒で洗浄することにより、目的物26.0g(収率85%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl、ppm)δ2.33(6H,s),7.37(2H,s),7.68(1H,s),7.72(1H,t,J=8.1Hz),8.28(1H,d,J=8.1Hz),8.44(1H,dd,J=1.2Hz,8.1Hz),8.75(1H,t,J=1.2Hz)
<3−アミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−ニトロ−ベンズアミド0.90g、塩化スズ無水物1.56gをエタノール25mlに加えて室温で撹拌した溶液に、濃塩酸2mlを加えて、60℃で1時間加熱撹拌した。室温に戻した後、反応溶液を水に注ぎ、炭酸カリウムを用いて中和操作を行った。酢酸エチルを加えて、不溶物を濾去した後、有機層を分取して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この溶液を濾過して、その濾液を集め、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣を、ヘキサンで洗浄することにより、目的物0.44g(収率53%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl、ppm)δ2.34(6H,s),3.87(2H,broad),6.86−6.89(1H,m),7.20−7.35(6H,m)
<3−(ジメチルアミノ−メチレンアミノ)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド(化合物番号25)の製造>
Figure 2009209090

トシルクロリド(0.21g,1.1mmol)、3−アミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル−ベンズアミド(0.30g,0.74mmol)をDMF3mlに室温で添加し、10分攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に4M 炭酸カリウム水溶液5mlを添加した。EtOAc30mlで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/メタノール=1/0→2/1)にて精製し、目的物0.23g(収率68%)を固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.33(6H,s),3.14(3H,brs),3.17(3H,brs),7.32(2H,s),7.33−7.38(2H,m),7.70−8.40(3H,m).
[実施例26]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−メチルアミノ−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

3−アミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド20.0g、37%ホルムアルデヒド水溶液4.40g、10%パラジウム−カーボン2.0g、酢酸エチル200mlの混合物を水素雰囲気下、常圧室温で撹拌した。反応溶液の不溶物を濾別し、濾集物を酢酸エチルで洗浄した。濾液を集めて、減圧下で溶媒を留去して得られた残渣をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、目的物13.5g(収率65%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),2.91(3H,s),6.82(1H,d,J=7.3Hz),7.18−7.52(7H,m).
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−[メチル−(1−フェニル−エチル)−アミノ]−ベンズアミド(化合物番号26)の製造>
Figure 2009209090

N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−メチルアミノ−ベンズアミド0.50g(1.18mmol)、1−ブロモエチルベンゼン0.44g(2.37mmol)、炭酸カリウム0.49g(3.54mmol)、ヨウ化カリウム触媒量をDMF10mlに加え、80℃で3時間撹拌した。室温に戻した後、酢酸エチルと水を加え、有機相を分取し、水で1回洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥してから、溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製することにより、目的物0.20g(収率32%)を白色アモルファスとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.57(3H,d,J=6.8Hz),2.28(6H,s),2.74(3H,s),5.18(1H,q,J=6.8Hz),6.99(1H,dd,J=2.4,8.3Hz),7.15(1H,d,J=7.3Hz),7.22−7.35(8H,m),7.41(1H,s),7.55(1H,s).
[実施例27]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−チオウレイド−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

3−アミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド2.04g(5.0mmol)のキシレン15mlと水0.3mlの混合溶液にチオシアン酸ナトリウム0.50g(6.2mmol)と濃塩酸0.3mlを加え、90℃で攪拌した。その後、1時間おきに2回濃塩酸0.3mlを加えた。室温に戻した後、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した後、溶媒を減圧下留去し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することによって目的物を1.26g(収率54%)得た。
H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.28(6H,s),7.44(2H,s),7.50(1H,d,J=7.8Hz),7.71−7.75(2H,m),7.96(1H,s),9.89(1H,s),9.95(1H,s).
(C(=S)NHのプロトンは見えない.)
<3−シアノアミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミドの製造.>
Figure 2009209090

N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−チオウレイド−ベンズアミド0.50g(1.1mmol)と水酸化カリウム0.6g(11mmol)の水15mlとジオキサン7mlの溶液に110℃で酢酸鉛(3水和物)0.45g(1.2mmol)を加えた。5分間110℃で攪拌した後、氷浴し、生じた沈殿を濾別し、濾液に酢酸を加えて中和した。生じた沈殿を濾取し、IPEでスラッジングすることによって目的物を0.40g(収率85%)得た。
H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.28(6H,s),7.19(1H,d,J=8.3Hz),7.44(2H,s),7.52−7.56(2H,m),7.68(1H,d,J=8.3Hz),10.05(1H,s),10.46(1H,s).
<3−(シアノ−2−プロピニル−アミノ)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド(化合物番号27−a)の製造>
Figure 2009209090

3−シアノアミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド0.50g(1.2mmol)と炭酸カリウム0.25g(2.1mmol)のアセトン懸濁液20mlにプロパルギルブロミド0.15g(1.3mmol)を加えた後、50℃で攪拌した。ろ過後、ろ液を濃縮して目的物を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),2.54(1H,t,J=2.4Hz),4.46(2H,d,J=2.4Hz),7.37(2H,s),7.43−7.45(2H,m),7.52(1H,t,J=7.8Hz),7.66(1H,d,J=7.8Hz),7.75(1H,s).
実施例27と同様にして、以下の化合物を製造した。
3−(シアノ−(4−フルオロ−ベンジル)−アミノ)−N−(2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミド(化合物番号27−b)の製造
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.33(6H,s),4.84(2H,s),7.09(2H,t,J=8.8Hz),7.36−7.41(6H,m),7.51(1H,t,J=7.8Hz),7.59(1H,d,J=7.8Hz),7.70(1H,s).
3−(シアノ−ピリジン−3−イルメチル−アミノ)−N−(2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミド(化合物番号27−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.33(6H,s),4.91(2H,s),7.34−7.40(4H,m),7.44(1H,s),7.53(1H,t,J=7.8Hz),7.61(1H,t,J=7.8Hz),7.72(1H,s),7.76(1H,d,J=7.8Hz),8.63(1H,dd,J=1.4,4.8Hz),8.69(1H,s).
3−(シアノ−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−アミノ)−N−(2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミド(化合物番号27−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.32(6H,s),4.95(2H,s),7.36−7.39(4H,m),7.50−7.54(3H,m),7.59(1H,d,J=7.8Hz),7.66−7.68(3H,m).
3−(シアノ−(3−ニトロ−ベンジル)−アミノ)−N−(2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミド(化合物番号27−e)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.33(6H,s),5.00(2H,s),7.36(2H,s),7.40−7.41(2H,m),7.54(1H,t,J=7.8Hz),7.59−7.64(2H,m),7.70(1H,s),7.75(1H,d,J=7.8Hz),8.24(1H,s),8.26(1H,s).
[実施例28]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−イソプロピルアミノ−ベンズアミド(化合物番号28)の製造>
Figure 2009209090

3−アミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド3.0g(7.35mmol)、4Åモレキュラーシーブ7.5g(粉末)のアセトン溶液 50mlを5℃で3日間放置した。これをセライトろ過後、濃縮し、メタノール20ml溶液とした。これに水素化ホウ素ナトリウム0.56g(14.7mmol)を5℃で加え3時間室温で攪拌した。水20mlを加え反応を停止した後、酢酸エチル300mlで希釈し、有機層を分離後、水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた粗目的物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1/3)で精製、目的物1.40g(収率63%)を白色アモルファスとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.22(6H,d,J=5.86Hz),2.31(6H,s),3.66−3.70(1H,m),6.74−6.76(1H,m),7.10−7.15(2H,m),7.23−7.28(2H,m),7.33(2H,s),7.47(1H,br.s.).
[実施例29]
<[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジン塩酸塩の製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン5.0g(17.3mmol)を濃塩酸15mlに加えて、0℃で撹拌した。次いで、水12mlに溶解した亜硝酸ナトリウム1.31gを内温が5℃以下になるように、40分間かけて滴下装入した。引き続き0℃付近で2時間撹拌した後、反応溶液を塩化スズ(II)9.84g(51.9mmol)を濃塩酸40mlに加えた溶液に、滴下装入した。室温で1時間撹拌し、析出した固体を濾集した。濾集物を水でよく洗浄した後、IPEで軽く洗浄した。この固体を減圧下で乾燥することにより、目的物3.95g(収率67%)を白色固体として得た。
H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.48(6H,s),6.98(1H,broad−s),7.38(2H,s),9.91(3H,broad−s).
<N−(3−{N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジノカルボニル}−フェニル)−N−メチル−ベンズアミド(化合物番号29)の製造>
Figure 2009209090

3−(ベンゾイル−メチル−アミノ)−ベンゾイックアシッド5.0g(19.6mmol)、塩化チオニル2.80g(23.5mmol)をトルエン40mlに装入し、DMF5滴を添加して、80℃〜90℃で5時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧下溶媒を留去して、残渣を粗酸クロリドとした。[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジン塩酸塩0.40g(1.18mmol)、トリエチルアミン0.22g(2.21mmol)をTHF5mlに装入し、先に調製した粗酸クロリド0.36g(1.32mmol)を添加し、室温で13時間攪拌した。酢酸エチルを装入後、1モル/L塩酸水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1→1/1)にて精製し、目的物0.18g(収率28%)を白色アモルファスとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.48(6H,s),3.51(3H,s),6.31(1H,s),7.17−7.35(9H,m),7.43(1H,d,J=2.0Hz),7.48−7.51(1H,m),7.56(1H,s).
[実施例30]
<3−ニトロ−ベンゾイックアシッドN’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジドの製造>
Figure 2009209090

[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジン塩酸塩1.09g(5.89mmol)、トリエチルアミン1.19g(11.8mmol)をTHF20mlに装入し、THF5mlで希釈した3−ニトロベンゾイルクロリド1.09g(5.89mmol)を滴下した。室温で3時間攪拌後、酢酸エチルを装入し、1モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)により精製し、目的物1.63g(収率61%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.56(6H,s),6.40(1H,broad−s),7.24(2H,s),7.69(1H,t,J=7.8Hz),7.96(1H,s),8.11−8.14(1H,m),8.40−8.43(1H,m),8.60(1H,t,J=2.0Hz).
<3−アミノ安息香酸 N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジドの製造>
Figure 2009209090

3−ニトロ−ベンゾイックアシッドN’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジド1.50g(3.31mmol)、塩化スズ(II)2.51g(13.2mmol)をエタノール20mlに装入し、塩酸3mlを添加し、60℃で2時間攪拌した。室温まで冷却後、氷水に排出し、6N−NaOHで中和し、酢酸エチルを加えた後、セライト濾過した。濾液の有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/2→1/1)にて精製し、目的物1.41g(定量的)をオイルとして得た。
<N−(3−{N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジノカルボニル}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号30−a)の製造>
Figure 2009209090

3−アミノ安息香酸N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジド0.30g(0.709mmol)、ピリジン0.07g(0.850mmol)をTHF5mlに装入し。ベンゾイルクロリド0.10g(0.711mmol)を添加し、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを装入後、2モル/L塩酸水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をジイソプロピルエーテルで洗浄し、目的物0.31g(収率83%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.55(6H,s),6.38(1H,broad),7.21(2H,s),7.44(1H,t,J=7.8Hz),7.48−7.60(4H,m),7.73−7.76(1H,m),7.84−7.87(2H,m),7.98(1H,s),8.07(1H,s),8.15(1H,s).
実施例30と同様にして、以下の化合物を製造した。
2−クロロ−N−(3−{N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジノカルボニル}−フェニル)−ニコチン酸アミド(化合物番号30−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.55(6H,s),6.39(1H,broad),7.22(2H,s),7.41(1H,dd,J=4.9,7.3Hz),7.48(1H,t,J=7.8Hz),7.57(1H,d,J=7.8Hz),7.78(1H,d,J=7.8Hz),8.01(1H,s),8.17(1H,s),8.20(1H,dd,J=2.0,7.3Hz),8.39(1H,s),8.53(1H,dd,J=2.0,4.9Hz).
(3−{N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジノカルボニル}−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号30−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.55(6H,s),4.84(2H,s),6.39(1H,broad),7.05(1H,broad),7.21(2H,s),7.42(1H,t,J=8.3Hz),7.48−7.51(1H,m),7.55(1H,d,J=8.3Hz),7.92(2H,s).
N−(2−クロロ−3−{N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジノカルボニル}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号30−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.54(6H,s),6.42(1H,broad),7.23−7.26(3H,m),7.40(1H,t,J=7.8Hz),7.51−7.56(2H,m),7.59−7.63(1H,m),7.69(1H,s),7.90−7.93(2H,m),8.51(1H,s),8.67(1H,dd,J=1.5,8.3Hz).
(2−クロロ−3−{N’−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ヒドラジノカルボニル}−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号30−e)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.52(6H,s),4.86(2H,s),6.39(1H,broad),7.19−7.23(3H,m),7.35(1H,t,J=7.8Hz),7.45(1H,broad−s),7.70(1H,s),8.26(1H,d,J=7.8Hz).
[実施例31]
<1−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(3−ニトロ−フェニル)−ウレアの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン2.00g(6.92mmol)、3−ニトロフェニルイソシアネート1.36g(8.30mmol)をジクロロメタン20mlに加え室温で6時間攪拌した。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をIPE洗浄することにより、目的物2.98g(収率95%)を白色結晶として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.37(6H,s),7.31(2H,s),7.43−7.46(1H,m),7.58(1H,s),7.79−7.86(2H,m),8.37(1H,t,J=2.0Hz),8.95(1H,s).
<3−(3−アミノ−フェニル)−1−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレアの製造>
Figure 2009209090

1−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(3−ニトロ−フェニル)−ウレア2.98g(6.58mmol)をエタノール30mlに装入し、塩化スズ(II)3.87g(20.4mmol)、濃塩酸8.5mlを順に添加した。60℃で3時間攪拌した後、室温まで冷却し、6N−NaOHでpH10に調整した。酢酸エチルを装入し、セライト濾過した後、濾液の有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をジイソプロピルエーテルで洗浄することで、目的物1.86g(収率:66.9%)を淡褐色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),3.91(2H,br),6.33(1H,dd,J=2.4,7.8Hz),6.61(1H,dd,J=1.5,7.8Hz),7.01(1H,t,J=7.8Hz),7.09(1H,t,J=2.0Hz),7.27(2H,s),7.50(1H,s),8.18(1H,s).
<N−(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号31−a)の製造>
Figure 2009209090

3−(3−アミノ−フェニル)−1−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレア0.2g(0.47mmol)、ピリジン0.06g(0.56mmol)をTHF5mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.08g(0.56mmol)を添加した後、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを装入し、1モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)にて精製し、目的物0.23g(収率93%)をアモルファスとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.36(6H,s),7.22−7.31(4H,m),7.36−7.39(1H,m),7.44−7.48(2H,m),7.51−7.53(2H,m),7.89−7.92(2H,m),7.96(1H,t,J=2.0Hz),8.45(1H,s),8.87(1H,s).
実施例31と同様にして、以下の化合物を製造した。
N−(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−2−フルオロ−ベンズアミド(化合物番号31−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),6.53(1H,s),6.70(1H,s),7.14−7.24(4H,m),7.28−7.30(1H,m),7.34(2H,s),7.50(1H,dd,J=2.0,5.4Hz),7.87(1H,s),8.07(1H,t,J=7.8Hz),8.45(1H,d,J=15.6Hz).
2−クロロ−N−(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−ニコチン酸アミド(化合物番号31−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.41(6H,s),6.04(1H,s),6.40(1H,s),7.23−7.24(1H,m),7.31−7.33(2H,m),7.39−7.42(3H,m),7.83(1H,s),8.15−8.17(2H,m),8.51−8.52(1H,m).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号31−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.36(6H,s),4.79(2H,s),6.32(1H,s),6.56(1H,s),6.99−7.07(3H,m),7.21(1H,t,J=7.8Hz),7.36(2H,s),7.64(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸2,2,3,3−テトラフルオロ−プロピルエステル(化合物番号31−e)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.33(6H,s),4.50−4.56(2H,m),5.73(1/4H,t,J=3.4Hz),5.86(1/2H,t,J=3.4Hz),5.99(1/4H,t,J=3.4Hz),6.44(1H,br),6.70(1H,s),7.01−7.03(3H,m),7.18(1H,t,J=7.8Hz),7.34(2H,s),7.62(1H,br).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸シクロプロピルメチルエステル(化合物番号31−f)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ0.28−0.31(2H,m),0.54−0.59(2H,m),1.13−1.15(1H,m),2.38(6H,s),4.24(2H,d,J=7.3Hz),7.03−7.08(3H,m),7.20(1H,t,J=7.8Hz),7.36−7.38(2H,m),7.41−7.46(2H,m),7.61(1H,s).
N−(3−{3−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号31−g)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.08(3H,s),6.66(1H,d,J=7.8Hz),6.89(1H,d,J=7.8Hz),6.98(1H,t,J=7.8Hz),7.25(2H,s),7.29−7.47(3H,m),7.52−7.59(1H,m),7.83−7.87(3H,m),7.94−7.97(1H,m),8.13(1H,s),8.30(1H,s).
(3−{3−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロエチルエステル(化合物番号31−h)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.21(3H,s),4.79(2H,s),6.81(1H,s),7.03−7.08(3H,m),7.18−7.25(2H,m),7.37−7.41(2H,m),7.64(1H,s),7.92(1H,d,J=8.3Hz).
N−{3−[3−(4−ブロモ−2,6−ジメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−ベンズアミド(化合物番号31−i)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.27(6H,s),7.19−7.23(3H,m),7.31(1H,d,J=8.8Hz),7.37(2H,s),7.46−7.51(3H,m),7.93−7.95(3H,m),8.46(1H,s),9.55(1H,s).
{3−[3−(4−ブロモ−2,6−ジメチル−フェニル)−ウレイド]−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロエチルエステル(化合物番号31−j)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.26(6H,s),4.82(2H,s),7.05(1H,d,J=7.8Hz),7.16(1H,d,J=7.8Hz),7.20(2H,s),7.26(1H,s),7.34(1H,d,J=7.8Hz),7.64(1H,s),8.40−8.41(1H,m),8.91(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸イソプロピルエステル(化合物番号31−k)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.29(6H,d,J=6.3Hz),2.35(6H,s),4.95−5.01(1H,m),6.98(1H,d,J=8.3Hz),7.16(1H,t,J=8.3Hz),7.28(2H,s),7.31(1H,d,J=8.3Hz),7.45(1H,s),7.64(1H,s),7.67(1H,s),8.40(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸メチルエステル(化合物番号31−l)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),3.74(3H,s),7.01(1H,d,J=8.3Hz),7.16(1H,t,J=8.3Hz),7.28(2H,s),7.30−7.31(1H,m),7.45(1H,s),7.59(1H,s),7.94(1H,s),8.38(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸p−クロロフェニルエステル(化合物番号31−m)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),7.07−7.15(3H,m),7.19(1H,t,J=8.3Hz),7.27(2H,s),7.33−7.36(3H,m),7.52(1H,s),7.64(1H,s),8.50(1H,s),9.16(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸p−トルイルエステル(化合物番号31−n)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.34(9H,s),7.03−7.09(3H,m),7.16−7.21(3H,m),7.27(2H,s),7.30−7.36(1H,m),7.46(1H,s),7.61(1H,s),8.39(1H,s),8.68(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸ベンジルエステル(化合物番号31−o)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.26(6H,s),5.15(2H,s),6.40−6.41(1H,m),6.62−6.63(1H,m),6.74−6.75(1H,m),7.13(1H,t,J=7.8Hz),7.19−7.29(7H,m),7.32(2H,s),7.81(1H,s).
3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸4−クロロベンジルエステル(化合物番号31−p)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),5.14(2H,s),7.00(1H,d,J=8.3Hz),7.15(1H,t,J=8.3Hz),7.27(2H,s),7.30−7.40(5H,m),7.48(1H,s),7.61(1H,t,J=2.0Hz),8.40(1H,s),8.44(1H,s).
3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸2−イソプロピルスルファニル−エチルエステル(化合物番号31−q)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.25(6H,d,J=6.8Hz),2.36(6H,s),2.79(2H,t,J=6.8Hz),2.90−3.00(1H,m),4.27(2H,t,J=6.8Hz),6.47−6.48(1H,m),6.59−6.60(1H,m),6.99−7.00(1H,m),7.05(2H,d,J=7.3Hz),7.18(1H,t,J=7.3Hz),7.35(2H,s),7.63(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸エチルエステル(化合物番号31−r)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.27(3H,t,J=6.8Hz),2.36(6H,s),4.18(2H,q,J=6.8Hz),6.43−6.44(1H,m),6.55−6.56(1H,m),6.81−6.82(1H,m),7.02(2H,d,J=7.8Hz),7.17(1H,t,J=7.8Hz),7.35(2H,s),7.64(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸プロピルエステル(化合物番号31−s)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ0.98(3H,t,J=7.3Hz),1.66−1.75(2H,m),2.35(6H,s),4.09(2H,t,J=6.8Hz),7.00(1H,d,J=8.3Hz),7.14(1H,t,J=8.3Hz),7.27(2H,s),7.33(1H,d,J=8.3Hz),7.55(1H,s),7.59(1H,s),8.47(1H,s),8.52(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸メトキシエチルエステル(化合物番号31−t)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),3.37(3H,s),3.63(2H,t,J=4.9Hz),4.27(2H,t,J=4.9Hz),7.01(1H,d,J=8.3Hz),7.13(1H,t,J=8.3Hz),7.29(2H,s),7.36(1H,d,J=8.3Hz),7.56−7.60(2H,m),8.56(1H,s),8.81(1H,s).
(3−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリフルオロエチルエステル(化合物番号31−u)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),4.56(2H,q,J=8.8Hz),7.01(1H,d,J=8.3Hz),7.16(1H,t,J=8.3Hz),7.30(2H,s),7.40(1H,d,J=8.3Hz),7.52(1H,s),7.62(1H,s),8.56(1H,s),9.31(1H,s).
(3−{3−[2−ブロモ−6−エチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロエチルエステル(化合物番号31−v)
Figure 2009209090

H−NMR(DMSO−d,ppm)δ1.15(3H,t,J=7.3Hz),2.74(2H,q,J=7.3Hz),4.93(2H,s),7.07−7.10(1H,m),7.16−7.24(2H,m),7.56(1H,s),7.68(1H,s),7.75(1H,d,J=1.5Hz),8.08(1H,s),9.11(1H,s),10.12(1H,s).
N−(3−{3−[2−ブロモ−6−エチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ウレイド}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号31−w)
Figure 2009209090

H−NMR(DMSO−d,ppm)δ1.16(3H,t,J=7.3Hz),2.76(2H,q,J=7.3Hz),7.21−7.28(2H,m),7.35(1H,d,J=7.3Hz),7.50−7.61(4H,m),7.76(1H,d,J=2.0Hz),7.93−7.99(3H,m),8.10(1H,s),9.12(1H,s),10.23(1H,s).
[実施例32]
<2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノールの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン5.0g(17.29mmol)を酢酸24mlに加え、氷冷下で濃硫酸3.5gを加えた。次いで亜硝酸ナトリウム1.3g(19.0mmol)の水溶液4.3mlを液温が0℃以下になるよう滴下装入し、氷冷下で30分間攪拌した。反応液に水3mlを加え、80℃に昇温し5時間攪拌した後、反応液を室温で一晩放置した。反応液にヘキサン、酢酸エチルを加え、有機層を飽和水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することにより、目的物2.72g(収率54%)を黄色結晶として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.29(6H,s),4.90(1H,s),7.19(2H,s).
<3−ニトロ−安息香酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステルの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノール1.2g(4.14mmol)、ピリジン0.49g(4.97mmol)をTHF20mlに装入し、3−ニトロベンゾイルクロリド0.92g(4.97mmol)を添加し、室温で8時間攪拌した。3−ニトロベンゾイルクロリド0.5g(2.69mmol)を追加し、50℃で2時間攪拌した。酢酸エチルを装入し、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=8/1)にて精製し、目的物1.47g(収率81%)をオイルとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.26(6H,s),7.37(2H,s),7.78(1H,t,J=7.8Hz),8.53−8.57(2H,m),9.07(1H,t,J=2.0Hz).
<3−アミノ−安息香酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステルの製造>
Figure 2009209090

3−ニトロ−安息香酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステル1.47g(3.35mmol)をエタノール10mlに装入し、塩化スズ(II)1.97g(10.4mmol)、濃塩酸2.09gを順に添加し、60℃で6時間攪拌した。室温まで冷却後、20%NaOHでpHを6に調整した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でpH8に調整した。酢酸エチルを装入し、セライト濾過した後、濾液の有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1)により精製し、目的物0.72g(収率:53%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.24(6H,s),3.78(2H,br),6.95−6.98(1H,m),7.28−7.48(3H,m),7.51(1H,t,J=2.0Hz),7.60−7.63(1H,m).
<3−ベンゾイルアミノ−ベンゾイックアシッド2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステルの製造(化合物番号32−a)>
Figure 2009209090

3−アミノ−安息香酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステル0.20g(0.49mmol)、ピリジン0.05g(0.64mmol)をTHF5mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.08g(0.54mmol)を添加した。室温で12時間攪拌した後、酢酸エチルを装入し、1モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=5/1)にて精製し、目的物0.19g(収率76%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.26(6H,s),7.34(2H,s),7.46−7.61(4H,m),7.89−7.91(2H,m),7.97(1H,s),8.02(1H,dd,J=2.0,7.8Hz),8.15−8.17(1H,m),8.35(1H,t,J=2.0Hz).
実施例32と同様にして、以下の化合物を製造した。
3−[(2−クロロ−ピリジン−3−カルボニル)−アミノ]−安息香酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステル(化合物番号32−b)の製造
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.26(6H,s),7.35(2H,s),7.44(1H,dd,J=4.9,7.8Hz),7.60(1H,t,J=7.8Hz),8.07(1H,d,J=7.8Hz),8.11(1H,d,J=7.8Hz),8.25(1H,dd,J=2.0,7.8Hz),8.39(2H,m),8.54(1H,dd,J=2.0,4.9Hz).
[実施例33]
<3−[(2−クロロ−ピリジン−3−カルボニル)−メチル−アミノ]−安息香酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステル(化合物番号33)の製造>
Figure 2009209090

3−[(2−クロロ−ピリジン−3−カルボニル)−メチル−アミノ]−安息香酸0.30g(1.03mmol)、DMF1.0mlをトルエン10mlに加え塩化チオニル0.11ml(1.44mmol)を滴下し、90℃で4時間攪拌した。反応液を減圧下で留去して得られた残渣を2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノール0.23g(0.79mmol)のピリジン溶液に加え、90℃で6時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、有機層を1モル/L塩酸、飽和水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、目的物0.04g(収率7%)を白色アモルファスとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.18(6H,s),3.59(3H,s),7.14(1H,dd,J=4.9,7.8Hz),7.33(2H,s),7.40−7.48(2H,m),7.61(1H,dd,J=2.0,7.8Hz),7.95(1H,s),8.01(1H,d,J=7.3Hz),8.27(1H,dd,J=2.0,4.9Hz).
[実施例34]
<1,3−ジメチル−2−(3−ニトロ−ベンジルオキシ)−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼンの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノール2.00g(6.89mmol)、炭酸セシウム2.24g(6.89mmol)をDMF20mlに加え室温で30分間攪拌した。反応液に3−ニトロベンジルブロミド1.71g(7.92mmol)を加え、同温度で6時間攪拌した後、一晩放置した。反応液に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=20/1)で精製することにより、目的物0.79g(収率27%)を淡黄色結晶として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),4.95(2H,s),7.28(2H,s),7.60(1H,t,J=7.8Hz),7.81(1H,d,J=7.8Hz),8.23(1H,dd,J=1.5,7.8Hz),8.36(1H,s).
<3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノキシメチル]−フェニルアミンの製造>
Figure 2009209090

1,3−ジメチル−2−(3−ニトロ−ベンジルオキシ)−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼン0.95g(2.23mmol)をエタノール10mlに装入し、塩化スズ(II)1.31g(6.92mmol)、濃塩酸0.49gを順に添加した。60℃で6時間攪拌後、冷却し、2モル/L水酸化ナトリウム水溶液でpH10に調整した。酢酸エチルを装入後、セライト濾過し、濾液を20%水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=8/1)にて精製し、目的物0.69g(収率78%)をオイルとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.34(6H,s),3.72(2H,br),4.75(2H,s),6.66−6.69(1H,m),6.81−6.84(2H,m),7.18(1H,t,J=7.8Hz),7.25(2H,s).
<N−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノキシメチル]−フェニル}−ベンズアミドの製造(化合物番号34−a)>
Figure 2009209090

3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノキシメチル]−フェニルアミン0.20g(0.51mmol)、ピリジン0.06g(0.77mmol)をTHF10mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.09g(0.61mmol)を添加した。室温で6時間攪拌後、酢酸エチルを装入し、1モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=6/1)にて精製し、目的物0.20gを得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.36(6H,s),4.86(2H,s),7.25−7.28(3H,m),7.42(1H,t,J=7.8Hz),7.46−7.52(2H,m),7.56(1H,d,J=7.8Hz),7.63(1H,d,J=8.3Hz),7.82(1H,s),7.87−7.89(3H,m).
実施例34と同様にして、以下の化合物を製造した。
2−クロロ−N−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノキシメチル]−フェニル}−ニコチン酸アミド(化合物番号34−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.36(6H,s),4.88(2H,s),7.26−7.27(2H,m),7.32(1H,d,J=7.8Hz),7.40−7.46(2H,m),7.62(1H,d,J=7.8Hz),7.83(1H,s),8.21(1H,d,J=2.0Hz),8.23(1H,d,J=2.0Hz),8.53(1H,dd,J=2.0,4.4Hz).
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノキシメチル]−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号34−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.34(6H,s),4.83(2H,s),4.85(2H,s),6.92(1H,s),7.21−7.25(3H,m),7.36−7.40(2H,m),7.59(1H,s).
[実施例35]
<(3−ニトロ−フェニル)−カルバミン酸 2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステルの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノール0.60g(2.07mmol)、ピリジン0.19g(2.42mmol)、3−ニトロフェニルイソシアネート0.32g(1.94mmol)のジクロロメタン溶液を室温で6時間攪拌した後、同温度で一晩放置した。反応液に酢酸エチルを加え、有機層を1モル/L塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をIPEで洗浄し、濾液を減圧下で濃縮してカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=8/1)で精製することにより、目的物0.67g(定量的)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.31(6H,s),7.34−7.35(3H,s),7.54(1H,t,J=8.3Hz),7.85(1H,d,J=8.3Hz),7.98(1H,dd,J=2.4,8.3Hz),8.39(1H,t,J=2.4Hz).
<(3−アミノ−フェニル)−カルバミン酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステルの製造>
Figure 2009209090

(3−ニトロ−フェニル)−カルバミン酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステル0.61g(1.34mmol)のメタノール溶液に触媒量のPd/Cを加え、室温で強攪拌しながら水素ガス(90ml)を吹き込んだ。反応液をセライト濾過し、濾液を減圧下で濃縮後、得られた残渣をアセトンで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、目的物0.54g(収率96%)を得た。
<(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−カルバミン酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステル(化合物番号35―a)>
Figure 2009209090

(3−アミノ−フェニル)−カルバミン酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステル0.18g(0.42mmol)、ピリジン0.05g(0.64mmol)をTHF5mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.07g(0.50mmol)を添加した。室温で4時間攪拌後、酢酸エチルを装入し、水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=8/1)にて精製し、目的物0.19g(収率86%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.29(6H,s),7.25−7.26(1H,m),7.31(2H,s),7.31−7.33(1H,m),7.35−7.36(2H,m),7.49−7.50(2H,m),7.53−7.57(1H,m),7.84−7.87(3H,m),7.98(1H,s).
実施例35に記載した方法に従い、以下の化合物を製造した。
{3−[(2−クロロ−ピリジン−3−カルボニル)−アミノ]−フェニル}−カルバミン酸2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルエステル(化合物番号35−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.28(6H,s),7.31(2H,s),7.35−7.39(5H,m),7.98(1H,s),8.15(1H,dd,J=2.0,7.8Hz),8.30(1H,s),8.48(1H,dd,J=2.0,4.9Hz).
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェノキシカルボニルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号35−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.29(6H,s),4.82(2H,s),6.96(1H,s),7.10−7.13(2H,m),7.22(1H,d,J=7.8Hz),7.29−7.30(1H,m),7.33(2H,s),7.76(1H,s).
[実施例36]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−2−(3−ニトロ−フェニル)−アセトアミドの製造>
Figure 2009209090

3−ニトロフェニル酢酸2.0g(11.0mmol)、塩化チオニル1.58g(13.2mmol)をトルエン20mlに装入し、DMF5滴を添加し、90℃で2時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧下溶媒を留去し、粗酸クロリドを得た。
2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン1.50g(5.19mmol)、ピリジン0.62g(7.78mmol)をTHF20mlに装入し、THF5mlに希釈した粗酸クロリドを滴下し、室温で2時間攪拌した。酢酸エチルを装入し、1モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)にて精製し、目的物1.73g(収率74%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.18(6H,s),3.86(2H,s),6.97(1H,s),7.28(2H,s),7.56(1H,t,J=7.8Hz),7.74(1H,d,J=7.8Hz),8.16−8.20(1H,m),8.26(1H,t,J=2.0Hz).
<2−(3−アミノ−フェニル)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アセタミドの製造>
Figure 2009209090

N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−2−(3−ニトロ−フェニル)−アセトアミド1.55g(3.43mmol)、塩化スズ(II)2.60g(13.7mmol)をエタノール20mlに装入し、塩酸3mlを加え2時間攪拌した。水に排出し、2モル/L水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、酢酸エチルを加え、セライト濾過した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得れれた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製し、目的物1.10g(収率76%)を黄色オイルとして得た。
<N−(3−{[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−メチル}−フェニル)−ベンズアミドの製造(化合物番号36−a)>
Figure 2009209090

2−(3−アミノ−フェニル)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アセタミド0.26g(0.62mmol)、ピリジン0.07g(0.92mmol)をTHF5mlに装入し、ベンゾイルクロリド86mg(0.616mmol)を添加した。室温で3時間攪拌後、酢酸エチルを装入し、1モル/L塩酸水溶液、0.5N水酸化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をヘキサン:ジイソプロピルエーテル=1:1の溶液で洗浄することで、目的物0.26g(収率:80%)を白色固体として得た。
H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.20(6H,s),3.70(2H,s),7.13(1H,d,J=7.8Hz),7.32(1H,d,J=7.8Hz),7.35(2H,s),7.51−7.55(2H,m),7.57−7.61(1H,m),7.65(1H,d,J=7.8Hz),7.87(1H,s),7.94−7.96(2H,m),9.71(1H,s),10.26(1H,s).
実施例36と同様にして、以下の化合物を製造した。
(3−{[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル−]−メチル}−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号36−b)
Figure 2009209090

H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.18(6H,s),3.66(2H,s),4.94(2H,s),7.07(1H,d,J=7.8Hz),7.28(1H,t,J=7.8Hz),7.35(2H,s),7.37(1H,d,J=7.8Hz),7.60(1H,s),9.70(1H,s),10.16(1H,s).
[実施例37]
<1,3−ジメチル−2−[2−(3−ニトロ−フェニル)−ビニル]−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼンの製造>
Figure 2009209090

2−ヨード−1,3−ジメチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼン(0.38g,0.84mmol)をN,N−ジメチルアセタミド8.4mlに装入し、3−ニトロスチレン141μl(1.01mmol)とKPO251mg(1.18mmol)を室温で添加した。140℃に加熱し、酢酸パラジウムを触媒量加え、2時間攪拌した。室温まで冷却後、酢酸エチルを装入し、水、飽和食塩水で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製し、目的物0.25g(収率69%)を黄色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.43(6H,s),6.71(1H,d,J=16.6Hz),7.22(1H,d,J=16.6Hz),7.31(2H,s),7.57(1H,t,J=7.8Hz),7.79(1H,d,J=7.8Hz),8.15(1H,m),8.36(1H,t,J=2.4Hz).
<3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオル−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ビニル}−フェニルアミンの製造>
Figure 2009209090

1,3−ジメチル−2−[2−(3−ニトロ−フェニル)−ビニル]−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼン241mg(0.57mmol)をエタノール5.7mlに装入し、塩化スズ(II)325mg(1.71mmol)と濃塩酸0.3mlを室温で添加した。70℃で1時間攪拌後、室温まで冷却し、2モル/L水酸化ナトリウム水溶液で中和した。酢酸エチルを装入後、セライト濾過し、濾液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=7/1)にて精製し、目的物197mg(収率88%)を淡黄色オイルとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.41(6H,s),3.76(2H,brs),6.56(1H,d,J=16.6Hz),6.65(1H,dd,J=7.8,1.5Hz),6.84(1H,t,J=1.5Hz),6.91(1H,d,J=7.8Hz),7.02(1H,d,J=16.6Hz),7.18(1H,t,J=7.8Hz),7.27(2H,s).
<N−(3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ビニル}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号37−a)の製造>
Figure 2009209090

3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオル−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ビニル}−フェニルアミン96.2mg(0.25mmol)、ピリジン38.9mg(0.49mmol)をTHF4mlに装入し、ベンゾイルクロリド41.5mg(0.30mmol)を室温で滴下した。室温で30分攪拌後、酢酸エチルを装入し、NaOH水溶液、塩酸水溶液、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をヘキサンで洗浄することで、目的物119mg(収率98%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.42(6H,s),6.66(1H,d,J=17.1Hz),7.11(1H,d,J=16.6Hz),7.29−7.31(3H,m),7.39(1H,t,J=7.8Hz),7.49−7.60(4H,m),7.86−7.91(4H,m),
実施例37と同様にして、以下の化合物を製造した。
2−クロロ−N−(3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオル−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ビニル}−フェニル)−ニコチン酸アミド(化合物番号37−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.43(6H,s),6.67(1H,d,J=16.6Hz),7.12(1H,d,J=16.6Hz),7.29(2H,s),7.35−7.44(3H,m),7.54(1H,d,J=8.3Hz),7.87(1H,s),8.19(1H,s),8.23(1H,dd,J=7.8,2.0Hz),8.54(1H,dd,J=4.9,2.0Hz),
[実施例38]
<3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−エチル}−フェニルアミンの製造>
Figure 2009209090

1,3−ジメチル−2−[2−(3−ニトロ−フェニル)−ビニル]−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼン415mg(0.99mmol)をTHF20mlに装入した後、触媒量のパラジウムカーボン、濃塩酸を数滴THF20mlに添加した。7時間常圧で水添反応を行った後、濾過でパラジウムカーボンを除去した後、酢酸エチルを装入し、水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=5/1)にて精製し、目的物317mg,(収率82%)をオイルとして得た。.
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.39(6H,s),2.64−2.68(2H,m),2.89−2.94(2H,m),3.65(2H,brs),6.52−6.53(1H,m),6.55−6.58(1H,m),6.64(1H,d,J=7.8Hz),7.11(1H,t,J=7.8Hz),7.22(2H,s).
<N−(3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−エチル}−フェニル)−ベンズアミド(化合物番号38−a)の製造>
Figure 2009209090

3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−エチル}−フェニルアミン0.15g(0.388mmol)、ピリジン0.061g(0.775mmol)をTHF4mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.065g(0.465mmol)を添加し、室温で15分攪拌した。酢酸エチルを装入し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、塩酸水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=6/1)にて精製し、目的物0.17g(収率:89%)を固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.40(6H,s),2.76−2.80(2H,m),2.95−2.99(2H,m),7.01(1H,d,J=7.3Hz),7.23(2H,s),7.32(1H,t,J=7.8Hz),7.47−7.59(5H,m),7.77(1H,s),7.87−7.89(2H,m).
実施例38と同様にして、以下の化合物を製造した。
2−クロロ−N−(3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオル−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−エチル}−フェニル)−ニコチン酸アミド(化合物番号38−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.40(6H,s),2.77−2.82(2H,m),2.95−3.00(2H,m),7.06(1H,d,J=7.8Hz),7.23(2H,s),7.34(1H,t,J=7.8Hz),7.42(1H,dd,J=7.8,4.9Hz),7.49(1H,d,J=8.3Hz),7.54(1H,s),8.10(1H,brs),8.22(1H,dd,J=7.8,2.0Hz),8.53(1H,dd,J=4.9,2.0Hz).
[実施例39]
<2’,6’−ジメチル−4’−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ビフェニル−3−イルアミンの製造>
Figure 2009209090

2−ヨード−1,3−ジメチル−5−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼン1.06g(2.65mmol)をトルエン20mlに装入し3−アミノフェニルボロン酸545mg(3.98mmol)、炭酸セシウム1.73g(5.30mmol),トリス(ジメチルアミノ)ホスフィン43.3mg(0.27mmol)を添加した。さらに、触媒量の酢酸パラジウムを添加し、80℃で6.5時間攪拌した。室温まで冷却後、酢酸エチルを装入し、水、飽和食塩水で順次洗浄した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=9/1→4/1→1/1)にて精製し、目的物0.19g(収率:20%)を橙色オイルとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.11(6H,s),3.71(2H,brs),6.47(1H,brs),6.52(1H,d,J=7.3Hz),6.71(1H,brs),7.23(1H,t,J=7.3Hz),7.28(2H,s).
<N−[2’,6’−ジメチル−4’−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ビフェニル−3−イル]−ベンズアミド(化合物番号39−a)の製造>
Figure 2009209090

2’,6’−ジメチル−4’−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ビフェニル−3−イルアミン0.085g(0.259mmol)、ピリジン0.0462g(0.584mmol)をTHF4mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.0437g(0.311mmol)を添加し、室温で1時間攪拌した。酢酸エチルを装入し、水、塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=10/1)にて精製し、目的物0.090g(収率74%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.12(6H,s),6.96(1H,ddd,J=7.3,1.5,1.5Hz),7.32(2H,s),7.45−7.59(5H,m),7.64−7.66(1H,m),7.84−7.89(3H,m).
実施例39に記載した方法に従い、以下の化合物を製造した。
2−クロロ−N−(3−{2−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオル−1−トリフルオロメチル−エチル)−ビフェニル−3−イル]−ニコチン酸アミド(化合物番号39−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.13(6H,s),7.00(1H,d,J=7.3Hz),7.32(2H,s),7.43(1H,dd,J=7.3,4.4Hz),7.47−7.51(2H,m),7.64−7.67(1H,m),8.24−8.27(2H,m),8.53(1H,dd,J=4.9,2.0Hz).
[実施例40]
<2−(3−ベンゾイル−フェニル)−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−プロピオナミド(化合物番号40)の製造>
Figure 2009209090

ケトプロフェン3g(11.8mmol)をトルエン40mlに装入し、DMF0.1mlを添加した後、塩化チオニル1.40g(11.8mmol)を滴下した。90℃で3時間攪拌後、室温まで冷却し、減圧下溶媒を留去することで、粗酸クロリド体を得た。
2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン0.50g(1.73mmol)をピリジン10mlに装入し、触媒量のDMAPを加えた後、先に調製した粗酸クロリド体0.52g(1.90mmol)を添加し、90℃で攪拌した。室温まで冷却後、1モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=8/1→4/1)にて精製し、目的物0.37g(収率:41%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ1.69(3H,d,J=6.8Hz),2.12(6H,s),3.91(1H,q,J=6.8Hz),6.67(1H,s),7.24(2H,m),7.47−7.54(3H,m),7.61(1H,t,J=7.3Hz),7.68−7.73(2H,m),7.78−7.80(2H,m),7.90(1H,m).
[実施例41]
<3−ベンゾイルスルフェニル−安息香酸の製造>
Figure 2009209090

3−メルカプト安息香酸5.0g(32.5mmol)のトルエン溶液100ml)に水酸化ナトリウム3.25g(81.3mmol)水溶液50mlを加え氷冷した。これにベンゾイルクロライド4.55g(32.5mmol)のトルエン溶液20mlを5℃で加えた。6時間攪拌後、酢酸エチル300mlで希釈し、有機層を分離後、水洗し、硫酸マグネシウムによって乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル)で精製することで目的物5.0g(収率60%)を白色固体として得た。
H−NMR(DMSO−d,ppm)δ7.40−7.46(1H,m),7.52−7.57(2H,m),7.58−7.74(2H,m),7.87(1H,d,J=7.8Hz),7.99−8.02(2H,m),8.10−8.14(2H,m).
<チオ安息香酸3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルカルバモイル]−フェニルエステル(化合物番号41)の製造>
Figure 2009209090

3−ベンゾイルスルフェニル−安息香酸1.0g(3.88mmol)及び塩化チオニル0.69g(5.82mmol)のトルエン溶液50mlにDMFを1滴加え60℃で3時間煮沸した。室温まで冷却後、反応液を濃縮し、粗酸クロライドを得た。
粗酸クロライド0.48g(1.73mmol)、2,6−ジメチル−1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン0.50g(1.73mmol)、ピリジン0.27g(3.46mmol)およびTHF10mlからなる溶液に加えた。室温で5時間攪拌後、酢酸エチル100ml及び水50mlで反応液を希釈し、有機層を分離後、水洗し、硫酸マグネシウムによって乾燥した。減圧下、溶媒を留去し、得られた粗生成物をヘキサンで洗浄することで目的物0.58g(収率63%)を得た。
H-NNMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),7.35(2H,s),7.52−7.53(3H,m),7.61−7.64(1H,m),7.74−7.82(1H,m),7.91−8.06(4H,m),8.19(1H,br.s.).
[実施例42]
<N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−ベンズアミド(化合物番号42−a)の製造>
Figure 2009209090

3−アミノ−N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−ベンズアミド0.25g(0.612mmol)をピリジン5mlに加えた溶液に、1−プロピルスルホニルクロリド0.10g(0.673mmol)を滴下装入した。室温で2時間撹拌した後、酢酸エチルを反応溶液に加え、さらに、水層が酸性を示すまで、1モル/L塩酸を加えた。有機層を分取して飽和重曹水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、目的物0.21g(収率67%)を白色固体として得た。
H−NMR(DMSO−d,ppm)δ1.02(3H,t,J=7.3Hz),1.80−1.90(2H,m),2.35(6H,s),3.05−3.09(2H,m),7.32(2H,s),7.42(1H,t,J=7.8Hz),7.50−7.53(1H,m),7.71(1H,d,J=7.8Hz),7.86(1H,d,J=2.0Hz),8.54(1H,s),9.24(1H,s).
実施例42と同様にして、以下の化合物を製造した。
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−エタンスルホニルアミノ−ベンズアミド(化合物番号42−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.35(3H,t,J=7.3Hz),2.32(6H,s),3.14(2H,q,J=7.3Hz),7.29(1H,s),7.35(2H,s),7.42−7.48(2H,m),7.66−7.71(2H,m),7.80(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(プロパン−2−スルホニルアミノ)−ベンズアミド(化合物番号42−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.37(6H,d,J=6.8Hz),2.32(6H,s),3.31(1H,septet,J=6.8Hz),7.24(1H,s),7.35(2H,s),7.41−7.49(2H,m),7.66(1H,d,J=7.3Hz),7.71(1H,s),7.81(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(エタンスルホニル−メチル−アミノ)−ベンズアミド(化合物番号42−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.33(3H,t,J=7.3Hz),2.27(6H,s),3.03(2H,q,J=7.3Hz),3.35(3H,s),7.33(2H,s),7.44(1H,t,J=7.8Hz),7.57(1H,d,J=7.8Hz),7.79(1H,d,J=7.8Hz),7.97(1H,s),8.05(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−[メチル−(プロパン−1−スルホニル)−アミノ]−ベンズアミド(化合物番号42−e)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.01(3H,t,J=7.8Hz),1.77−1.87(2H,m),2.28(6H,s),2.97(2H,t,J=7.8Hz),3.35(3H,s),7.34(2H,s),7.45(1H,t,J=7.8Hz),7.57(1H,d,J=7.8Hz),7.80(1H,d,J=7.8Hz),7.97(2H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(N,N−ジメチルスルファモイル−アミノ)−ベンズアミド(化合物番号42−f)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.34(6H,s),2.87(6H,s),6.88(1H,broad−s),7.36(2H,s),7.38−7.47(2H,m),7.52(1H,s),7.62(1H,d,J=7.3Hz),7.73(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−フェニルメタンスルホニルアミノ−ベンズアミド(化合物番号42−g)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.35(6H,s),4.37(2H,s),6.72(1H,s),7.27−7.37(8H,m),7.43−7.47(2H,m),7.62(1H,d,J=2.0Hz),7.68(1H,d,J=7.8Hz).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホニルアミノ)−ベンズアミド(化合物番号42−h)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.27(6H,s),3.73(2H,q,J=8.8Hz),7.33(2H,s),7.39−7.45(2H,m),7.68−7.71(1H,m),7.83−7.85(2H,m),8.09(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−[メチル−(2,2,2−トリフルオロ−エタンスルホニル)−アミノ]]−ベンズアミド(化合物番号42−i)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.27(6H,s),3.40(3H,s),3.75(2H,q,J=8.8Hz),7.34(2H,s),7.51(1H,t,J=7.8Hz),7.58(1H,d,J=7.8Hz),7.86(1H,d,J=7.8Hz),7.90(1H,s),7.97(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−エテンスルホニルアミノ−ベンズアミド(化合物番号42−j)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.25(6H,s),5.87(1H,d,J=9.8Hz),6.19(1H,d,J=16.1Hz),6.46(1H,dd,J=9.8,16.1Hz),7.23−7.35(5H,m),7.61(1H,s),7.75(1H,s),7.94(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(エテンスルホニル−メチル−アミノ)−ベンズアミド(化合物番号42−k)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.28(6H,s),3.25(3H,s),6.03(1H,d,J=9.8Hz),6.18(1H,d,J=16.6Hz),6.42(1H,dd,J=9.8,16.6Hz),7.33(2H,s),7.44(1H,t,J=7.8Hz),7.51(1H,d,J=7.8Hz),7.80(1H,d,J=7.8Hz),7.91(1H,s),7.94(1H,s).
N−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−3−(メタンスルホニル−メチル−アミノ)−ベンズアミド(化合物番号42−l)
Figure 2009209090

H−NMR(DMSO−d,ppm)δ2.29(6H,s),2.85(3H,s),3.35(3H,s),7.34(2H,s),7.49(1H,t,J=7.8Hz),7.58(1H,dd,J=1.0,7.8Hz),7.80−7.83(2H,m),7.96(1H,s).
N−[2−ブロモ−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−6−(テトラヒドロ−フラン−3−イロキシ)−フェニル]−3−メタンスルホニルアミノ−ベンズアミド(化合物番号42−m)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.07−2.14(1H,m),2.17−2.27(1H,m),2.98(3H,s),3.81−3.86(1H,m),3.89−3.97(3H,m),4.99−5.02(1H,m),7.06(1H,d,J=1.0Hz),7.42(1H,t,J=7.8Hz),7.48−7.50(2H,m),7.66−7.68(1H,m),7.78(1H,t,J=2.0Hz),7.88(1H,s),7.95(1H,s).
[実施例43]
<(3−ニトロ−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの製造>
Figure 2009209090

3−ニトロイソシアネート1.5g(9.14mmol)とピリジン3滴のTHF溶液10mlに2,2,2−トリクロロエタノール(1.5g、10.0mmol)を加え、60℃で過熱攪拌した。反応溶液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することによって目的物1.91g(収率:67%)を黄色オイルとして得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ4.86(2H,s),7.20(1H,brs),7.53(1H,t,J=8Hz),7.79(1H,brd,J=7Hz),7.97−8.00(1H,m),8.34(1H,t,J=2Hz).
<(3−アミノ−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステルの製造>
Figure 2009209090

(3−ニトロ−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル3.56g(11.4mmol)、10%Pd−C(50%wet)0.3gをメタノール50mlに装入し、接触水素添加反応を行った。濾過でPd−Cを除去した後、濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)にて精製し、目的物0.87g(収率27%)を黒色固体としてを得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ3.62(2H,brs),4.81(2H,s),6.44(1H,ddd,J=0.7,2.2,8.0Hz),6.36−6.66(1H,m),6.72(1H,brs),6.97(1H,brs),7.09(1H,t,J=8Hz).
<1−ヨード−2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゼンの製造>
Figure 2009209090

2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミン5.0g(18.2mmol)、よう素4.6g、ヨウ化銅(I)3.8g(20.0mmol)をアセトニトリル100mlに装入し。亜硝酸ターシャリーブチル2.8g(27.3mmol)を添加し、80℃で1時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に酢酸エチルと水を装入し、不溶物を濾過した。有機層を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=10/1→7/3)にて精製し、目的物5.4g(77%)を褐色オイルとして得た。
<2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾニトリルの製造>
Figure 2009209090

DMF20mlに2.0g(5.18mmol)、シアン化銅(I)0.49g(5.44mmol)を装入し、140℃で3時間攪拌した。室温まで冷却後、水に排出し、酢酸エチルを装入した。セライトを加え濾過した後、濾液を酢酸エチルで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=1/0→10/1→8/2)にて精製し、目的物1.2g(収率81%)を黄色オイルとして得た。
<2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−安息香酸の製造>
Figure 2009209090

ブタノール6mlと水1mlの混合溶液に、2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾニトリル0.6g(2.10mmol)、水酸化ナトリウム0.34g(8.41mmol)を装入し、130℃で4時間攪拌した。室温まで冷却後、水に排出し、濃塩酸でpH1に調整した。ジエチルエーテルで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去することで目的物0.63g(収率:99%)を黄色固体として得た。
<{3−[2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号43−a)の製造>
Figure 2009209090

2−メチル−4−(1,2,2,2−テトラフロロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−安息香酸0.22g(0.72mmol)とDMF2滴のトルエン溶液10mlに塩化チオニル0.1g(0.84mmol)を加え、加熱還流した。溶媒を留去して得られた残渣をTHF5mlに溶解し、(3−アミノ−フェニル)−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル0.13g(0.46mmol)とピリジン0.12g(1.52mmol)のTHF溶液5mlに加え、室温で攪拌した。酢酸エチルで希釈し、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することによって目的物を0.20g(収率76%)得た。
H−NMR(CDCl,ppm).H−NMR(CDCl)δ2.56(3H,s),4.83(2H,s),7.00(1H,brs),7.25(1H,brs),7.34−7.35(2H,m),7.53(2H,brs),7.59−7.61(2H,m),7.90(1H,brs).
実施例43と同様にして、以下の化合物を製造した。
{3−[4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号43−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ4.83(2H,s),7.05(1H,brs),7.20−7.23(1H,m),7.33−7.40(2H,m),7.76(2H,d,J=8Hz),7.93(2H,brs),7.90(2H,d,J=8Hz).
[実施例44]
<2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾニトリル7.7g(25.8mmol)、水酸化ナトリウム4.1g(103.0mmol)をブタノール35mlに装入し、120℃で5時間攪拌した。その後、水3ml加え、120℃で6時間攪拌した。室温まで冷却後、水に排出し、濃塩酸でpH1に調整した。酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去することで目的物8.0g(収率98%)を固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.44(6H,s),5.73(1H,brs),6.15(1H,brs),7.28(2H,s).
<2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)安息香酸の製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミド3.27g(10.3mmol)をアセトニトリル15mlに装入し、8℃まで冷却した。テトラフルオロホウ酸ニトロソニウム1.44g(12.3mmol)を加えた後、50℃で1時間攪拌した。室温まで冷却後、テトラフルオロホウ酸ニトロソニウム0.45g(3.86mmol)を加え、50℃で1時間攪拌した。室温まで冷却後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=10/1→8/2)にて精製し、目的物1.52g(収率46%)を固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.50(6H,s),7.31(2H,s).
<{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号44―a)の製造>
Figure 2009209090

実施例43と同様の方法で、目的物を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.44(6H,s),4.82(2H,s),7.00(1H,brs),7.28−7.38(5H,m),7.46(1H,brs),7.90(1H,brs).
実施例44と同様にして、以下の化合物を製造した。
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−2−メチル−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号44−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.30(3H,s),2.45(6H,s),4.83(2H,s),6.69(1H,brs),7.22(1H,d,J=8.3Hz),7.30(2H,s), 7.38 (1H,s),7.62(1H,brd,J=6.4Hz),7.91(1H,s).
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−4−メチル−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号44−c)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.27(3H,s),2.48(6H,s),4.82(2H,s),7.19−7.32(5H,m),7.41(1H,brs),8.01(1H,d,J=1.9Hz).
{2−クロロ−5−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸2,2,2−トリクロロ−エチルエステル(化合物番号44−d)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.41(6H,s),4.81(2H,s),7.30(2H,s),7.38−7.42(2H,m),7.8(1H,brd),7.89(1H,brs),8.17(1H,d,J=2.4Hz).
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−4−メチル−フェニル}−カルバミン酸エチルエステル(化合物番号44−e)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.32(3H,t,J=7.1Hz),2.26(3H,s),2.49(6H,s),4.22(2H,q,J=7.1Hz),6.67(1H,s),7.00−7.34(5H,m),7.98(1H,d,J=2.2Hz).
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸イソプロピルエステル(化合物番号44―f)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.29(6H,d,J=6.1Hz),2.43(6H,s),5.00(1H,septet,J=6.1Hz),6.61(1H,s),7.15−7.17(1H,m),7.22−7.40(5H,m),7.82(1H,t,J=2.0Hz).
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸エチルエステル(化合物番号44―g)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ1.28(3H,t,J=7Hz),2.38(6H,s),4.16(2H,q,J=7Hz),6.64(1H,s),7.08−7.11(1H,m),7.29−7.33(3H,m),7.45−7.46(1H,m),7.65(1H,s),7.81(1H,t,J=2Hz).
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸sec−ブチルエステル(化合物番号44−i)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ0.94(3H,t,J=7Hz),1.27(3H,d,J=6Hz),1.55−1.69(2H,m),2.44(6H,s),4.81−4.87(1H,m),6.64(1H,s),7.17−7.39(6H,m),7.83(1H,t,J=2Hz).
{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−カルバミン酸1−メチル−ブチルエステル(化合物番号44−j)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ0.93(3H,t,J=8Hz),1.26(3H,d,J=6Hz),1.28−1.65(4H,m),2.47(6H,s),4.87−4.91(1H,m),6.63(1H,s),7.14−7.17(1H,m),7.28−7.37(4H,m),7.54(1H,s),7.83(1H,t,J=2Hz).
[実施例45]
<2,6−ジメチル−N−(3−ニトロ−フェニル)−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)安息香酸0.5g(1.57mmol)をトルエン5mlい装入し、塩化チオニル0.2g(1.69mmol)、DMF1滴を加え、90℃で2時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、粗酸クロリドを得た。3−ニトロアニリン0.22g(1.59mmol)、ピリジン0.1gをTHF5mlに装入し、先に調製した酸クロリドを添加し、室温で1時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル=3/1)にて精製し、目的物0.34g(収率49%)を得た。
<N−(3−アミノ−フェニル)−2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミドの製造>
Figure 2009209090

2,6−ジメチル−N−(3−ニトロ−フェニル)−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミド0.34g(0.78mmol)、塩化スズ(I)0.5g(2.64mmol)をエタノール5mlに装入し、濃塩酸1mlを加え、60℃で5時間攪拌した。室温まで冷却後、水に排出し、1モル/L−NaOHで中和した。酢酸エチルを加え、固形物をセライト濾過し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去することで、目的物0.27g(収率85%)を得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.45(6H,s),6.51(1H,dd,J=2.0,7.8Hz),6.71(1H,dd,J=2.0,7.8Hz),7.14(1H,t,J=7.8Hz),7.23(1H,s),7.31(2H,s),7.34(1H,t,J=2.0Hz).
<N−(3−ベンゾイルアミノ−フェニル)−2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミド(化合物番号45−a)の製造>
Figure 2009209090

N−(3−アミノ−フェニル)−2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンズアミド0.13g(0.32mmol)、ピリジン0.04g(0.50mmol)をTHF5mlに装入し、ベンゾイルクロリド0.05g(0.36mmol)を添加し、1時間攪拌した。酢酸エチルを装入後、1モル/L塩酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をヘキサンで洗浄することで、目的物0.11g(収率68%)を白色固体として得た。
H−NMR(CDCl,ppm)δ2.42(6H,s),7.28(2H,s),7.40−7.46(4H,m),7.50(1H,t,J=7.8Hz),7.56−7.58(1H,m),7.65(1H,s),7.84−7.87(3H,m),8.15(1H,t,J=2.0Hz).
実施例45と同様にして、以下の化合物を製造した。
2−クロロ−N−{3−[2,6−ジメチル−4−(1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチル)−ベンゾイルアミノ]−フェニル}−ニコチン酸アミド(化合物番号45−b)
Figure 2009209090

H−NMR(CDCl,ppm)δ2.46(6H,s),7.32(2H,s),7.32−7.52(5H,m),8.11(1H,t,J=2.0Hz),8.16(1H,d,J=7.8Hz),8.25(1H,s),8.53(1H,t,J=2.0Hz).
次に、本発明の一般式(1)で表された化合物を有効成分として含有する製剤例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、製剤例中、部とあるのは重量部を示す。
[製剤例1]
一般式(1)で表される本発明化合物20部、ソルポール355S(東邦化学工業製、界面活性剤)10部、キシレン70部、以上を均一に攪拌混合して乳剤を得た。
[製剤例2]
一般式(1)で表される本発明化合物10部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム1部、ホワイトカーボン5部、珪藻土82部、以上を均一に攪拌混合して水和剤を得た。
[製剤例3]
一般式(1)で表される本発明化合物0.3部、ホワイトカーボン0.3部を均一に混合し、クレー99.2部、ドリレスA(ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル、三共社製)0.2部を加えて、均一に粉砕混合し、粉剤を得た。
[製剤例4]
一般式(1)で表される本発明化合物2部、ホワイトカーボン2部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ベントナイト94部、以上を均一に粉砕混合後、水を加えて混練し、造粒乾燥して粒剤を得た。
[製剤例5]
一般式(1)で表される本発明化合物20部およびポリビニルアルコールの20%水溶液5部を十分攪拌混合した後、キサンタンガムの0.8%水溶液75部を加えて、再び攪拌混合してフロアブル剤を得た。
さらに、本発明の一般式(1)で表される化合物が優れた殺虫活性を有することを明確にするために、以下に試験例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[試験例1]
<ハスモンヨトウ(Spodopteralitura)に対する殺虫試験>
試験化合物を所定濃度に希釈した薬液にキャベツ葉片を30秒間浸漬し風乾後、7cmのポリエチレンカップに入れハスモンヨトウ2齢幼虫を放虫した。25℃恒温室にて放置し、6日後に生死虫数を調査した。1区5匹2連制で行った。
その結果、1000ppmにおいて、化合物番号2−a、2−c、2−d、3−a、3−b、6−b、7−c、7−d、13、19-d、24、25、26、30−c、31−b、31−h、32−b、34−b、42−a、42−b、42−c、42−d、42−e、42−f、42−g、42−l、43−b、44−a、45−bが70%以上の死虫率を示した。
[試験例2]
<コナガ(Plutellaxylostella)に対する殺虫試験>
試験化合物を所定濃度に希釈した薬液にキャベツ葉片を30秒間浸漬し風乾後、7cmのポリエチレンカップに入れコナガ2齢幼虫を放虫した。25℃恒温室にて放置し、6日後に生死虫数を調査した。1区5匹2連制で行った。
その結果、1000ppmにおいて、化合物番号2−a、2−c、2−d、4−a、6−a、6−b、6−g、13、25、31−a、31−b、31−c、31−d、31−n、32−b、33、34−b、42−b、42−d、42−e、42−f、42−g、42−h、42−i、42−j、42−l、44−g、45−bが70%以上の死虫率を示した。
[試験例3]
<ヒメトビウンカ(Laodelphaxstriatellus)に対する殺虫試験>
試験化合物を所定濃度に希釈したアセトン溶液をイネ幼苗に散布し風乾後、ヒメトビウンカ10匹を供試した。薬剤は全て原体を用いた。25℃恒温室にて放置し、処理6日後に生存虫数を調査した。1区10匹1連制で行った。
その結果、1000ppmにおいて、化合物番号31−f、42−eが70%以上の死虫率を示した。
上記のように、本発明の一般式(1)で表される化合物は、低薬量で殺虫剤として優れた防除効果を示した。
また、本発明の一般式(1)で表される化合物は、他の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、生物農薬などと組合せて使用することによっても優れた防除効果を示すものである。

Claims (3)

  1. 下記一般式(1)(化1)
    Figure 2009209090


    {式中、LはQまたはDを示し、
    は、
    −C(R1a)(R2a)−、−C(R3a)(R4a)C(R5a)(R6a)−、
    −C(R7a)=C(R8a)−、
    −C≡C−、
    −O−、−C(R9a)(R10a)O−、−OC(R11a)(R12a)−、
    −S−、−C(R13a)(R14a)S−、−SC(R15a)(R16a)−、
    −S(=O)−、−C(R17a)(R18a)S(=O)−、−S(=O)C(R19a)(R20a)−、
    −S(=O)(=O)−、−C(R21a)(R22a)S(=O)(=O)−、−S(=O)(=O)C(R23a)(R24a)−、
    −N(R25a)−、−C(R26a)(R27a)N(R28a)−、−C(R29a)(R30a)N(R31a)C(=O)−、
    −C(R32a)(R33a)N(R34a)C(=O)O−、−C(R35a)(R36a)N(R37a)C(=O)N−、
    −N(R38a)C(R39a)(R40a)−、
    −N=C(R41a)−、−C(R42a)=N−、
    −C(R43a)=NO−、−ON=C(R44a)−、
    −C(=O)−、−C(R45a)(R46a)C(=O)−、−C(R47a)(R48a)C(=O)N(R49a)−、
    −C(=O)C(R50a)(R51a)−、
    −C(=S)−、−C(R52a)(R53a)C(=S)−、−C(=S)C(R54a)(R55a)−、
    −C(=O)O−、−OC(=O)−、
    −C(=O)S−、−SC(=O)−、
    −C(=S)O−、−OC(=S)−、
    −C(=S)S−、−SC(=S)−、
    −C(=O)N(R56a)−、
    −N(R57a)C(=O)−、
    −C(=S)N(R58a)−、
    −N(R59a)C(=S)−、
    −OC(=O)O−
    −OC(=O)N(R60a)−、−N(R61a)C(=O)O−、
    −OC(=S)N(R62a)−、−N(R63a)C(=S)O−、
    −N(R64a)C(=O)N(R65a)−、
    −N(R66a)C(=S)N(R67a)−、
    −S(=O)(=O)N(R68a)−、
    −S(=O)(=O)O−、OS(=O)(=O)−、
    −N(R69a)S(=O)(=O)−、
    −N(R70a)N(R71a)C(=O)−、−C(=O)N(R72a)N(R73a)−、
    −N(R74a)N(R75a)−、
    −N=C(R76a)N(R77a)−、−N(R78a)C(R79a)=N−、
    −S(=O)(=O)N(R80a)C(=O)N(R81a)−、又は−N(R82a)C(=O)N(R83a)S(=O)(=O)−を示す。

    C1−C6アルキル基、
    C1−C6ハロアルキル基、
    C2−C6アルケニル基、
    C2−C6ハロアルケニル基、
    C2−C6アルキニル基、
    C2−C6ハロアルキニル基、
    C3−C8シクロアルキル基、
    C3−C8ハロシクロアルキル基、
    置換基を有していてもよいフェニル基、
    置換基を有していてもよいナフチル基、
    置換基を有していてもよい複素環基、
    一般式 −E−Z−Tで表される基、
    又は、一般式 −E−Tで表される基を示す
    (式中、
    はC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C2−C4アルキニレン基、又はC3−C4ハロアルキニレン基を示し、
    は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C6ハロアルケニル基、C2−C6アルキニル基、C2−C6ハロアルキニル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいナフチル基、又は置換基を有していてもよい複素環基を示し、
    は−O−、−S−、−S(=O)−、−S(=O)(=O)−、−C(=O)−、−C(=O)O−、−OC(=O)−、−N(T)−、−C(=O)N(T)−、または−N(T)C(=O)−(Tは水素原子、C1−C6アルキル基、C2−C7アルキルカルボニル基、C2−C7ハロアルキルカルボニル基、C2−C7アルコキシカルボニル基、又はC2−C7ハロアルコキシカルボニル基を示す)を示す。
    また、EはC1−C4アルキレン基、C1−C4ハロアルキレン基、C2−C4アルケニレン基、C2−C4ハロアルケニレン基、C2−C4アルキニレン基、またはC3−C4ハロアルキニレン基を示し、
    は、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいナフチル基、又は置換基を有していてもよい複素環基を示す)。
    尚、Q、T及びTにおいて、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C2−C7アルキルカルボニル基、C2−C7ハロアルキルカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルオキシ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C2−C7アルコキシカルボニル基、C2−C7ハロアルコキシカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルアミノ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、及びペンタフルオロサルファニル基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
    また、Q、T及びTにおいて、複素環基とはピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジル基、フリル基、テトラヒドロフリル基、チエニル基、テトラヒドロチエニル基、テトラヒドロピラニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、あるいはテトラゾリル基を示す)。

    はQまたはDを示し、
    は、
    −C(R1b)(R2b)−、−C(R3b)(R4b)C(R5b)(R6b)−、
    −C(R7b)=C(R8b)−、
    −C≡C−、
    −O−、−C(R9b)(R10b)O−、−OC(R11b)(R12b)−、
    −S−、−C(R13b)(R14b)S−、−SC(R15b)(R16b)−、
    −S(=O)−、−C(R17b)(R18b)S(=O)−、−S(=O)C(R19b)(R20b)−、
    −S(=O)(=O)−、−C(R21b)(R22b)S(=O)(=O)−、−S(=O)(=O)C(R23b)(R24b)−、
    −N(R25b)−、−C(R26b)(R27b)N(R28b)−、−C(R29b)(R30b)N(R31b)C(=O)−、
    −C(R32b)(R33b)N(R34b)C(=O)O−、−C(R35b)(R36b)N(R37b)C(=O)N−、
    −N(R38b)C(R39b)(R40b)−、
    −N=C(R41b)−、−C(R42b)=N−、
    −C(R43b)=NO−、−ON=C(R44b)−、
    −C(=O)−、−C(R45b)(R46b)C(=O)−、−C(R47b)(R48b)C(=O)N(R49b)−、
    −C(=O)C(R50b)(R51b)−、
    −C(=S)−、−C(R52b)(R53b)C(=S)−、−C(=S)C(R54b)(R55b)−、
    −C(=O)O−、−OC(=O)−、
    −C(=O)S−、−SC(=O)−、
    −C(=S)O−、−OC(=S)−、
    −C(=S)S−、−SC(=S)−、
    −C(=O)N(R56b)−、
    −N(R57b)C(=O)−、
    −C(=S)N(R58b)−、
    −N(R59b)C(=S)−、
    −OC(=O)O−
    −OC(=O)N(R60b)−、−N(R61b)C(=O)O−、
    −OC(=S)N(R62b)−、−N(R63b)C(=S)O−、
    −N(R64b)C(=O)N(R65b)−、
    −N(R66b)C(=S)N(R67b)−、
    −S(=O)(=O)N(R68b)−、
    −S(=O)(=O)O−、OS(=O)(=O)−、
    −N(R69b)S(=O)(=O)−、
    −N(R70b)N(R71b)C(=O)−、−C(=O)N(R72b)N(R73b)−、
    −N(R74b)N(R75b)−、
    −N=C(R76b)N(R77b)−、−N(R78b)C(R79b)=N−、
    −S(=O)(=O)N(R80b)C(=O)N(R81b)−、又は−N(R82b)C(=O)N(R83b)S(=O)(=O)−、
    を示す。

    置換基を有していても良いフェニル基、
    置換基を有していても良いナフチル基、
    置換基を有していても良い複素環基、
    または、置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基を示す。
    ここで、Qにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、及び置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基の置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C3−C8シクロアルキル基、C3−C8ハロシクロアルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチオ基、C1−C6アルキルスルフィニル基、C1−C6ハロアルキルスルフィニル基、C1−C6アルキルスルホニル基、C1−C6ハロアルキルスルホニル基、C2−C7アルキルカルボニル基、C2−C7ハロアルキルカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルオキシ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基、C1−C6アルキルスルホニルオキシ基、C1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、C2−C7アルコキシカルボニル基、C2−C7ハロアルコキシカルボニル基、C2−C7アルキルカルボニルアミノ基、C2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基、C1−C6アルキルアミノ基、C1−C6ハロアルキルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いフェニル基、及び置換基を有していても良い複素環基から選択される1以上の置換基を示し、置換基が2以上ある場合には、それぞれの置換基は同一であっても異なっていても良い。
    (置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、T及びTにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。また、複素環基は、Q、T及びTにおける複素環基と同義である)
    更に、Qにおける複素環基は、ピリジル基、ピリジン−N−オキシド基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジル基、フリル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジアゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、ピラゾリル基、またはテトラゾリル基を示す。

    1a〜R83a、R1b〜R83bはそれぞれ独立に、
    水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、
    一般式 −L−Q で表される置換基
    または、一般式 −N(Lww)(Lxx)で表される置換基を示す。
    (式中、
    は単結合、−C(=O)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)N(R)−、−O−、−S−、−S(=O)−、又は−S(=O)(=O)−を示し、
    は置換基を有していても良いC1−C6アルキル基、
    置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキル基、
    置換基を有していても良いC3−C8シクロアルキル基、
    置換基を有していても良いC3−C8ハロシクロアルキル基、
    置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基、
    置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基、
    置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基、
    置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基、
    置換基を有していてもよいフェニル基、
    又は置換基を有していてもよい複素環基を示す。

    またL、Lはそれぞれ独立に、単結合、−C(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)N(R)−あるいはスルホニル基を示す。

    また、R、R、R、Rはそれぞれ独立して、
    水素原子、ニトロ基、シアノ基、
    置換基を有していても良いC1−C6アルキル基、
    置換基を有していても良いC1−C4ハロアルキル基、
    置換基を有していても良いC3−C8シクロアルキル基、
    置換基を有していても良いC3−C8ハロシクロアルキル基、
    置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基、
    置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基、
    置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基、
    置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基、
    置換基を有していても良いフェニル基、
    あるいは置換基を有していても良い複素環基を示す。
    尚、Q、R、R、R、Rにおける置換基を有していても良いフェニル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、T及びTにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。
    また、Q、R、R、R、Rにおける複素環基は、Q、T及びTにおける複素環基と同義である。

    Aは、炭素原子、酸素原子、窒素原子、酸化された窒素原子、又は硫黄原子を示す。

    Kは、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員または6員の芳香族環(ここでいう5員または6員の芳香族環とは、ベンゼン、ピリジン−N−オキシド、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、フラン、チオフェン、オキサジアゾール、又はトリアゾールを示す)に由来し、LとLとを連結する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す。

    Xは、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していても良いC1−C6アルキル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C8シクロアルキル基、置換基を有していても良いC3−C8ハロシクロアルキル基、置換基を有していても良いC2−C6アルケニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルケニル基,置換基を有していても良いC2−C6アルキニル基、置換基を有していても良いC2−C6ハロアルキニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルコキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルコキシ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルチオ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルチオ基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルフィニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルフィニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニル基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルスルホニルオキシ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルスルホニルオキシ基、置換基を有していても良いC2−C6アルキルカルボニル基、置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニル基、置換基を有していても良いC2−C7アルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニルオキシ基、置換基を有していても良いC2−C7アルコキシカルボニル基、置換基を有していても良いC2−C7ハロアルコキシカルボニル基、置換基を有していても良いC2−C7アルキルカルボニルアミノ基、置換基を有していても良いC2−C7ハロアルキルカルボニルアミノ基、アミノ基、カルバモイル基、置換基を有していても良いカルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、ペンタフルオロサルファニル基、置換基を有していても良いC1−C6アルキルアミノ基、置換基を有していても良いC1−C6ハロアルキルアミノ基、置換基を有していても良いフェニル基、又は置換基を有していても良い複素環基を示し、
    Xが複数ある場合、それぞれのXは互いに同一または異なっていても良い。
    尚、Xにおける置換基を有していても良いフェニル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基は、Q、T及びTにおける置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、及び置換基を有していても良い複素環基の置換基と同義である。
    また、Xにおける複素環基は、Q、T及びTにおける複素環基と同義である。

    nは、0から4の整数を示す。

    ただし、以下の(1)〜(6)の場合を除く。
    (1)Dが−N(R57a)C(=O)−、−N(R59a)C(=S)−、−N(R61a)C(=O)O−、又は−N(R63a)C(=S)O−を示し、
    が−C(=O)N(R56b)−、又は−C(=S)N(R58b)−である場合。
    (2)Dが−C(=O)N(R56a)−、又は−C(=S)N(R58a)−を示し、
    が−N(R57b)C(=O)−、−N(R59b)C(=S)−、−N(R61b)C(=O)O−、又は−N(R63b)C(=S)O−である場合。
    (3)Dが−N(R25a)−、又は−N(R69a)S(=O)(=O)−を示し、
    が−C(=O)N(R56b)−、又は−C(=S)N(R58b)−を示し、
    が、置換基を有していても良いフェニル基、置換基を有していても良いナフチル基、置換基を有していても良い複素環基、又は置換基を有していても良いテトラヒドロナフタレン基を示す場合。
    (4)Dが−C(=O)N(R56a)−、又は−C(=S)N(R58a)−を示し、
    が−N(R25b)−、又は−N(R69b)S(=O)(=O)−を示す場合。
    (5)Dが−N(R25a)−、又は−N(R69a)S(=O)(=O)−を示し、
    が−C(=O)N(R56b)−、又は−C(=S)N(R58b)−を示し、
    Kが、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員の芳香族環(ここでいう5員の芳香環とは、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、フラン、チオフェン、オキサジアゾール、又はトリアゾールを示す)に由来し、LとLとを連結する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す場合。
    (6)Dが−C(=O)N(R56a)−、又は−C(=S)N(R58a)−を示し、
    が−N(R25b)−、又は−N(R69b)S(=O)(=O)−を示し、
    Kが、Aと、Aが結合する2個の炭素原子と共に、5員の芳香族環(ここでいう5員の芳香環とは、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、チアジアゾール、フラン、チオフェン、オキサジアゾール、又はトリアゾールを示す)に由来し、LとLとを連結する環状連結基を形成するのに必要な非金属原子群を示す場合。}
    で表される化合物。
  2. 請求項1に記載の化合物の少なくとも1種を有効成分として含有する殺虫剤。
  3. 請求項1に記載の化合物の有効量を、有害生物から有用作物を保護するために、対象とする有用作物もしくは土壌に処理することを特徴とする請求項1に記載の化合物の使用方法。
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