JP5741894B2 - イチゴ葉縁退緑病の病原体CandidatusPhlomobacterfragariaeの検出方法 - Google Patents
イチゴ葉縁退緑病の病原体CandidatusPhlomobacterfragariaeの検出方法 Download PDFInfo
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Description
(1)(a)配列番号1〜5のいずれか1つに示す配列;
(b)(a)の配列の少なくとも95%の同一性を有するか、ストリンジェントな条件下でその相補鎖とハイブリダイズするか、もしくはその配列において1もしくは数個の置換、付加および/もしくは欠失を含む改変配列;
(c)(a)もしくは(b)の少なくとも10ヌクレオチドを含むフラグメント配列;または
(d)(a)、(b)もしくは(c)の相補鎖配列
を含む核酸分子。
(2)配列番号1の212−232位、配列番号1の330−351位、配列番号1の715−733位、配列番号1の715−738位、配列番号1の749−766位、配列番号1の769−788位、配列番号1の789−813位、配列番号1の814−838位、配列番号1の838−858位、配列番号1の841−862位、配列番号1の870−889位、配列番号1の890−911位、配列番号1の928−949位、配列番号2の596−620位、配列番号2の715−738位、配列番号3の847−861位、配列番号3の919−943位、配列番号4の572−591位、配列番号4の672−691位、配列番号5の123−144位、配列番号5の214−232位、配列番号5の2230−2250位および配列番号5の2376−2399位からなる群より選択される少なくとも1つの配列またはその相補配列の少なくとも10ヌクレオチドを含む、項目1に記載の核酸分子。
(3)配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、プライマーセット。
(4)配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、項目3に記載のプライマーセット。
(5)配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、項目3または4に記載のプライマーセット。
(6)前記プライマーセットは、Candidatus Phlomobacter fragariaeまたはイチゴ葉縁退緑病を検出するためのものである、項目3〜5のいずれかに記載のプライマーセット。
(7)配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドと、標識とを含む、プローブ。
(8)配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドと、標識とを含む、項目7に記載のプローブ。
(9)配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドと、標識とを含む、項目7または8に記載のプローブ。
(10)前記プローブは、Candidatus Phlomobacter fragariaeまたはイチゴ葉縁退緑病を検出するためのものである、項目7〜9のいずれかに記載のプローブ。
(11)Candidatus Phlomobacter fragariaeまたはイチゴ葉縁退緑病を検出するためのキットであって、該キットは:
(A)配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、プライマーセット、または配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち少なくとも10ヌクレオチドと標識とを含むプローブ;ならびに
(B)核酸増幅用試薬
を含む、キット。
(12)前記プライマーセットは、配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子とを含み、あるいは、前記プローブは配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドと、標識とを含む、項目11に記載のキット。
(13)前記プライマーセットは、配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、あるいは、前記プローブは配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドと、標識とを含む、項目11または12に記載のキット。
(14) Candidatus Phlomobacter fragariaeまたはイチゴ葉縁退緑病を検出するための方法であって、
(A)被験サンプルを鋳型として用い、配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、プライマーセットをプライマーとして用いて核酸増幅反応を行う工程;および
(B)増幅された核酸分子に基づいて、該被験サンプル中にCandidatus Phlomobacter fragariaeがあるかどうかを決定する工程
を包含する、方法。
(15)前記プライマーセットは、配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子とを含み、あるいは、前記プローブは配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドと、標識とを含む、項目14に記載の方法。
(16)前記プライマーセットは、配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、あるいは、前記プローブは配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドと、標識とを含む、項目14または15に記載の方法。
(17)前記決定する工程は、Candidatus Phlomobacter fragariaeに感染したイチゴから抽出したサンプルを陽性コントロールとして使用することを特徴とする、項目14〜16のいずれかに記載の方法。
(18)前記核酸増幅反応は、リアルタイムPCRまたはLAMP法によって行われる、項目14〜17のいずれかに記載の方法。
(19)Candidatus Phlomobacter fragariaeを検出するためのプライマーであって、配列番号6〜25に記載の配列から選択される配列を含むプライマー。
(20)Candidatus Phlomobacter fragariaeを検出するためのプライマーであって、配列番号6および7のセット、配列番号8および9のセット、配列番号10〜11のセット、配列番号12〜13のセット、配列番号14〜15のセット、配列番号16〜21のセット、配列番号22〜23のセット、配列番号24〜25のセットに記載の配列から選択される配列セットを含むプライマーセット。
(21)Candidatus Phlomobacter fragariaeまたはイチゴ葉縁退緑病を検出するための装置であって、該装置は:
(A)核酸増幅反応を行うための手段;
(B)配列番号は1〜5に示す配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号は1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも10ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、プライマーセット、または配列番号は1〜5に示す配列またはその相補配列のうち少なくとも10ヌクレオチドと標識とを含むプローブ;ならびに
(C)該核酸分子または該標識を検出するための手段
を含む、装置。
(22)Candidatus Phlomobacter fragariaeを検出するためのLAMP増幅用核酸プライマーセットであって、
片方の鎖が配列番号1〜5のいずれかに示す配列を有する2本鎖DNAの第1のDNA鎖上にある標的配列の3’末端から該DNA鎖の3’末端方向に向かって順に第1の任意配列F1cおよび第2の任意配列F2cをそれぞれ選択し、また該標的配列の5’末端から該DNA鎖の5’末端方向に向かって順に第3の任意配列R1および第4の任意配列R2をそれぞれ選択したとき、以下のA)およびB)からなるインナープライマー:
A)該F2cに相補的な配列F2および該F1cと同一の配列を3’側から5’側にこの順で含むプライマー、または
該F2cに相補的な配列F2、以下の制限酵素の認識配列および該F1cと同一の配列を3’側から5’側にこの順で含むプライマー
a)3’末端が突出した断片を形成し、かつ
b)切断後のそれぞれの断片の1本鎖領域の塩基配列が異なる
ように切断可能な制限酵素
B)該R2と同一の配列、該制限酵素の認識配列および該R1に相補的な配列R1cを3’側から5’側にこの順で含むプライマー
を含むプライマーセット。
本明細書において「Candidatus Phlomobacter fragariae」とは、イチゴ葉縁退緑病の原因病原菌であるバクテリア様微生物をいう。
(a)配列番号26に示すアミノ酸配列またはそのフラグメントからなる、ポリペプチド;
(b)配列番号26に示すアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有し、かつ、生物学的活性(例えば、Rep遺伝子の機能)を有する、ポリペプチド;
(c)配列番号1(または配列番号5のうちの配列番号1に対応する部分)に示す塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体によってコードされる、ポリペプチド;
(d)配列番号26に示すアミノ酸配列の種相同体である、ポリペプチド;
(e)(a)〜(d)のいずれか1つのポリペプチドに対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド;または
(f)(a)〜(d)のいずれか1つのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドとストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチドであり得る。
(a)配列番号1(または配列番号5のうちの配列番号1に対応する部分)に示す塩基配列またはそのフラグメント配列を有するポリヌクレオチド;
(b)配列番号26に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドまたはそのフラグメントをコードするポリヌクレオチド;
(c)配列番号26に示すアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号1(または配列番号5のうちの配列番号1に対応する部分)に示す塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号26に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェント条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドであり得る。
(a)配列番号27に示すアミノ酸配列またはそのフラグメントからなる、ポリペプチド;
(b)配列番号27に示すアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド;
(c)配列番号2(または配列番号5のうちの配列番号2に対応する部分)に示す塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体によってコードされる、ポリペプチド;
(d)配列番号27に示すアミノ酸配列の種相同体である、ポリペプチド;
(e)(a)〜(d)のいずれか1つのポリペプチドに対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド;または
(f)(a)〜(d)のいずれか1つのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドとストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチドであり得る。
(a)配列番号2(または配列番号5のうちの配列番号2に対応する部分)に示す塩基配列またはそのフラグメント配列を有するポリヌクレオチド;
(b)配列番号27に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドまたはそのフラグメントをコードするポリヌクレオチド;
(c)配列番号27に示すアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号2(または配列番号5のうちの配列番号2に対応する部分)に示す塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号27に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェント条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドであり得る。
(a)配列番号28に示すアミノ酸配列またはそのフラグメントからなる、ポリペプチド;
(b)配列番号28に示すアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド;
(c)配列番号3(または配列番号5のうちの配列番号3に対応する部分)に示す塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体によってコードされる、ポリペプチド;
(d)配列番号28に示すアミノ酸配列の種相同体である、ポリペプチド;
(e)(a)〜(d)のいずれか1つのポリペプチドに対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド;または
(f)(a)〜(d)のいずれか1つのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドとストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチドであり得る。
(a)配列番号3(または配列番号5のうちの配列番号3に対応する部分)に示す塩基配列またはそのフラグメント配列を有するポリヌクレオチド;
(b)配列番号28に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドまたはそのフラグメントをコードするポリヌクレオチド;
(c)配列番号28に示すアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号3(または配列番号5のうちの配列番号3に対応する部分)に示す塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号28に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェント条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドであり得る。
(a)配列番号29に示すアミノ酸配列またはそのフラグメントからなる、ポリペプチド;
(b)配列番号29に示すアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド;
(c)配列番号4(または配列番号5のうちの配列番号4に対応する部分)に示す塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体によってコードされる、ポリペプチド;
(d)配列番号29に示すアミノ酸配列の種相同体である、ポリペプチド;
(e)(a)〜(d)のいずれか1つのポリペプチドに対する同一性が少なくとも70%であるアミノ酸配列を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチド;または
(f)(a)〜(d)のいずれか1つのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドとストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによりコードされるアミノ酸配列を有し、かつ、生物学的活性を有する、ポリペプチドであり得る。
(a)配列番号4(または配列番号5のうちの配列番号4に対応する部分)に示す塩基配列またはそのフラグメント配列を有するポリヌクレオチド;
(b)配列番号29に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドまたはそのフラグメントをコードするポリヌクレオチド;
(c)配列番号29に示すアミノ酸配列において、1以上のアミノ酸が、置換、付加および欠失からなる群より選択される少なくとも1つの変異を有する改変体ポリペプチドであって、生物学的活性を有する改変体ポリペプチドをコードする、ポリヌクレオチド;
(d)配列番号4(または配列番号5のうちの配列番号4に対応する部分)に示す塩基配列のスプライス変異体または対立遺伝子変異体である、ポリヌクレオチド;
(e)配列番号29に示すアミノ酸配列からなるポリペプチドの種相同体をコードする、ポリヌクレオチド;
(f)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドにストリンジェント条件下でハイブリダイズし、かつ生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;または
(g)(a)〜(e)のいずれか1つのポリヌクレオチドまたはその相補配列に対する同一性が少なくとも70%である塩基配列からなり、かつ、生物学的活性を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチドであり得る。
本明細書において「LAMP(Loop−Mediated Isothermal Amplification)方法」とは、核酸の増幅方法で、インナープライマー対あるいはこれにアウタープライマー対、さらにループプライマー対を加えた、2種、4種あるいは6種の特異的プライマーと、鎖置換型ポリメラーゼおよび基質であるヌクレオチドを用いて、等温条件下(65℃前後)でDNAまたはRNAを迅速かつ安価に増幅する方法であ る。LAMP法の概要については、Notomi, T et al.:Nucleic Acids Res.28(12):e63(2000)、国際公開WO00/28082号、あるいは栄研化学(株)ウェブサイト(http://www.loopamp.eiken.co.jp/)を参照。Nagamine et.al.,Clinical Chemistry(2001),Vol.47,No.9,1742−1743、国際公開WO01/34838、国際公開WO02/34709等)等もまた参酌することができ、その記載の全体は、参照として本明細書中において援用される。
A)該F2cに相補的な配列F2および該F1cと同一の配列を3’側から5’側にこの順で含むプライマー、または
該F2cに相補的な配列F2、以下の制限酵素の認識配列および該F1cと同一の配列を3’側から5’側にこの順で含むプライマー
a)3’末端が突出した断片を形成し、かつ
b)切断後のそれぞれの断片の1本鎖領域の塩基配列が異なる
ように切断可能な制限酵素
B)該R2と同一の配列、該制限酵素の認識配列および該R1に相補的な配列R1cを3’側から5’側にこの順で含むプライマーを含む。
(i)インナープライマー2種、あるいはさらにアウタープライマー2種、あるいはさらにループプライマー2種
(ii)鎖置換型ポリメラーゼ
(iii)基質ヌクレオチド。
本発明はまた、核酸定量のための装置を提供する。該装置は、核酸分子の運動の自由度が実質的に2次元以下に制限された単一の空間を備える容器内に、核酸検出試薬、基質ヌクレオチド、プライマー、およびDNAポリメラーゼを導入する手段と;前記容器を一定温度に加熱して核酸増幅反応を行わせるための手段と;前記増幅反応によって得られた増幅産物を計測するための手段と;得られた計測結果を解析して、標的核酸の初期量を定量するための手段とを備える。
本明細書において使用される技術は、そうではないと具体的に指示しない限り、当該分野の技術範囲内にある、糖鎖科学、マイクロフルイディクス、微細加工、有機化学、生化学、遺伝子工学、分子生物学、微生物学、遺伝学および関連する分野における周知慣用技術を使用する。そのような技術は、例えば、以下に列挙した文献および本明細書において他の場所おいて引用した文献においても十分に説明されている。
以下に好ましい実施形態の説明を記載するが、この実施形態は本発明の例示であり、本発明の範囲はそのような好ましい実施形態に限定されないことが理解されるべきである。当業者はまた、以下のような好ましい実施例を参考にして、本発明の範囲内にある改変、変更などを容易に行うことができることが理解されるべきである。
(b)(a)の配列の少なくとも95%の同一性を有するか、ストリンジェントな条件下でその相補鎖とハイブリダイズするか、もしくはその配列において1もしくは数個の置換、付加および/もしくは欠失を含む改変配列;
(c)(a)もしくは(b)の少なくとも10ヌクレオチドを含むフラグメント配列;または
(d)(a)、(b)もしくは(c)の相補鎖配列
を含む核酸分子を提供する。
配列番号1の212−232位、配列番号1の330−351位、配列番号1の715−733位、配列番号1の769−788位、配列番号1の789−813位、配列番号1の814−838位、配列番号1の838−858位、配列番号1の841−862位、配列番号1の870−889位、配列番号1の890−911位、配列番号1の928−949位、配列番号2の596−620位、配列番号2の715−738位、配列番号3の847−861位、配列番号3の919−943位、配列番号4の572−591位、配列番号4の672−691位、配列番号5の123−144位、配列番号5の214−232位、配列番号5の2230−2250位、および配列番号5の2376−2399位からなる群より選択される少なくとも1つの配列またはその相補配列の少なくとも10ヌクレオチド、少なくとも15ヌクレオチド、少なくとも17ヌクレオチド、少なくとも20ヌクレオチド、あるいは最低限の長さはそれより長くありうる。
片方の鎖が配列番号1〜5のいずれかに示す配列を有する2本鎖DNAの第1のDNA鎖上にある標的配列の3’末端から該DNA鎖の3’末端方向に向かって順に第1の任意配列F1cおよび第2の任意配列F2cをそれぞれ選択し、また該標的配列の5’末端から該DNA鎖の5’末端方向に向かって順に第3の任意配列R1および第4の任意配列R2をそれぞれ選択したとき、以下のA)およびB)からなるインナープライマー:
A)上記F2cに相補的な配列F2および上記F1cと同一の配列を3’側から5’側にこの順で含むプライマー、または
上記F2cに相補的な配列F2、以下の制限酵素の認識配列および上記F1cと同一の配列を3’側から5’側にこの順で含むプライマー
a)3’末端が突出した断片を形成し、かつ
b)切断後のそれぞれの断片の1本鎖領域の塩基配列が異なる
ように切断可能な制限酵素
B)上記R2と同一の配列、上記制限酵素の認識配列および上記R1に相補的な配列R1cを3’側から5’側にこの順で含むプライマー
を含むプライマーセットを提供する。
PCR:ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)
LAMP:ループ媒介定温増幅(Loop-Mediated Isothermal Amplification)
(調製実施例)
本調整実施例では、葉縁退緑病に感染したイチゴから、イチゴの葉柄組織からCTAB法で粗核酸を抽出する方法(Nakashima et al. 1991. Applied and Environmental Microbiology 57:3570−3575)に従って、2%セチルトリメチルアンモニウムブロミド、100mM Tris−HCl (pH8.0)、1.4M NaCl、20mM EDTA (pH8.0)、1%ポリビニルピロリドン(PVP−10)を用いて核酸を調製し、ORF−1、ORF−2、ORF−3、およびORF−4をクローニングし、新規配列であることを確認した。ORF−1はRep遺伝子であることが判明した。
○試料:Ca.P.fragariae 分離株C−12に感染したイチゴからCTAB法で抽出した粗核酸原液を100倍に希釈したもの
○試薬:タカラバイオ社 TaKaRa LA Taq
○機器:バイオ・ラッド社 iCycler
○プライマーセット:
PfRep-RF1/PfRep−RR1あるいは
PfRep−RF1/B12−S2
各プライマーの配列は以下のとおりである。
PfRep−RF1:ATATCCCTTACGATTCGAATAACCCTTACG(配列番号30)
PfRep−RR1:CTGAAGAAAGATTGATGATGAGAAGGTAGG(配列番号31)
B12−S2:TGGTTCTGAGGATACGGCAAG(配列番号32)
○PCR反応液
調製
滅菌蒸留水 28.5μl
10x LA PCR Buffer 5 μl(終濃度1×)
dNTP(各2.5mM) 8 μl(終濃度各0.4mM)
Mg2+溶液(25mM) 5 μl(終濃度2.5mM)
プライマー1(10mM) 1 μl(終濃度0.2μM)
プライマー2(10mM) 1 μl(終濃度0.2μM)
TaKaRa LA Taq(5units/μl)0.5μl
鋳型DNA(試料) 1 μl
計 50 μl
○PCRのプログラム
1 95℃ 1分
2 1)95℃ 30秒
2)55℃ 30秒
3)72℃ 6分
30回繰り返す
3 72℃ 4分。
PCR終了後、得られたPCR産物を以下の緩衝液に入れ、電気泳動にかけた。
緩衝液:1xTAE
泳動槽:ミューピッド
泳動条件:50Vで1.5時間程度
ゲルは、エチジウムブロマイドで染色し、UVトランスイルミネーター上で蛍光を励起して、写真撮影した。
1)PfRep−RF1/PfRep−RR1では約1500および1000塩基対の二種のDNAが増幅した。
2)PfRep−RF1/B12−S2では、約1900塩基対および6400塩基対の二種のDNAが増幅した。
以下のように、PCR増幅産物を電気泳動後にMinElute Gel Extraction Kit(QIAGEN)を用いてアガロースゲルから回収、精製した。
1)泳動後のアガロースゲルから目的とする増幅DNAを含む箇所を切り出してマイクロチューブに移し、重量を測定した(通常100−200mg程度)。
2)マイクロチューブにキット付属のPG液をゲル重量の3倍量加えた。
3)チューブを50℃の恒温装置に移し、時々混ぜながら10分間置き完全に溶かした。
4)ゲルと等量の2−プロパノールを加えて混和した。
5)溶液をMinEluteカラム(カラムはキット付属の2mlチューブの上にセットしてある)に通した。
6)13,000rpm、1分間、室温で遠心分離した。
7)2mlチューブに落ちたろ液を捨てた。
8)カラムに500μlのPG液を加えた。
9)13,000rpm、1分間、室温で遠心分離した。
10)2mlチューブに落ちたろ液を捨てた。
11)カラムに750μlのキット付属のPE液を加えた。
12)3分間静置した。
13)13,000rpm、1分間、室温で遠心分離した。
14)2mlチューブに落ちたろ液を捨てた。
15)13,000rpm、1分間、室温で遠心分離する。
16)カラムを新しい1.5mlチューブに移した。
17)10μlのキット付属EB液をカラムの中心に加えた。
18)1分間静置した。
19)13,000rpm、1分間、室温で遠心分離した。
20)マイクロチューブに落ちたDNA溶液を回収し、使用時まで−20℃で保存した。
○ 配列決定反応
プライマーセット、PfRep−RF1/PfRep−RR1を用いたPCRで増幅した約1500および1000塩基対のDNA断片については、直接の配列決定(Direct Sequencing)によって塩基配列を決定した。
PfRep−RF1 ATATCCCTTACGATTCGAATAACCCTTACG(pPFC12−S1、S2共)(配列番号30)
B12Inv−F2 ATCAGTATGAGCACGCTTAC(pPFC12−S1、S2共)(配列番号33)
B12Inv−F3 ATCCGACTCATCTTGCTC(pPFC12−S1のみ)(配列番号34)
PfRep−RR1 CTGAAGAAAGATTGATGATGAGAAGGTAGG(pPFC12−S1、S2共)(配列番号31)
B12Inv−R2 TGTGAGCAAGATGAGTCG(pPFC12−S1のみ)(配列番号35)
B12Inv−R3 AGTCATCTTCTGTTAGTACC(pPFC12−S1のみ)(配列番号36)
B12Inv−R4 TGTGACGATCGAACGTC(pPFC12−S2のみ)(配列番号37)。
0.2mlのPCRチューブ1本あたり
Ready Reaction Premix 4μl
BigDye Sequencing Buffer(5x) 2μl
プライマー(1.6pmol/μl) 2μl
テンプレート(ゲル精製したDNA、約20ng/μl) 2μl
滅菌脱イオン水 10μl
になるように反応液を調製する。
2)サーマルサイクラーを用いた配列決定反応
以下の条件を使用してサーマルサイクラーを用いた配列決定反応を行った。
カラム:Centri−Sepスピンカラム(CS−901,アプライドバイオシステムズ社)
プログラム:
(1)96℃ 1分
(2)96℃ 10秒
50℃ 5秒
60℃ 4分
を25サイクル
(3)4℃
3)PCR産物の精製
PCR産物は、以下のようにCentri−Sep spin columns を用いてプロトコール通りに精製した。
(1)反応終了後のPCR産物に2%SDS溶液を2μl加え混和した。
(2)サーマルサイクラー(バイオ・ラッド社製 iCcycler)にセットして熱処理(98℃5分→25℃10分)した。
(3)あらかじめ(二時間以上前)、0.8mlの蒸留水を加えて膨潤させておいたカラムの上下のフタをとり、水を自然落下させた。
(4)カラムを付属のウォッシュチューブにセットし、730xg、2分間遠心分離した。
(5)カラムを付属のサンプルコレクションチューブにセットした。
(6)(2)のSDS処理後の反応液をカラム中央に加えた。
(7)730xg、2分間遠心分離した。
(8)カラムを捨て、サンプルコレクションチューブに落下した反応液を遠心エバポレーターで乾燥させた(20〜30分間)。
配列決定は、3130 ジェネティックアナライザ(ABI社)を用いて以下の手順で行った。
(1)乾燥させたPCR産物に20μlのHi−Di Formamide(ABI社)を加えて溶かした。
(2)溶液を95℃、2分間の熱変性処理を行った後、氷水上に移し急冷し、そのまま5分間静置した。
(3) 溶液をマイクロプイレート(MicroAmp Optical 96−well reaction Plate (ABI社)に移し、プレートベースに乗せ、プレートセプタ、プレートリテーナーをセットした。
(4)3130ジェネティックアナライザにセットし、配列を決定した。
図1に得られたORF−1〜ORF−4の核酸が含まれる各々のプラスミドの模式図を示す。左側に示すプラスミド(pPFC12−L)は、6,840 bp長であり、ORF1〜ORF4を含む。中央のプラスミド(pPFC12−S1)は、2250bp長であり、ORF1のみが含まれる。右側のプラスミド(pPFC12−S2)は、1635bp長であり、ORF1のみが含まれる。
プライマーセットPfRep−RF1/B12−S2を用いたPCRで増幅した約および6400塩基対のDNA断片については、大腸菌にクローニング後、デリーションクローンを作製し、それぞれから精製したプラスミドを鋳型に配列決定反応を行い、塩基配列の決定を行った。
Invitrogen社 TOPO XL PCR Cloning Kit(K4700−20)を用いてマニュアルに準じて以下のようにクローニングを行った。
(1)滅菌済マイクロチューブにゲル精製済みのPCR産物4μlおよびpCR−XL−TOPO vector 1μlを入れ混和した。
(2)室温で5分間反応させた。
(3)6×TOPO Cloning Stop Solutionを加えて混和し、反応を停止する。
(4)短時間遠心して反応液をチューブの底に集め氷上に静置した。
作製したベクターをE.coli Pulser(バイオ・ラッド社)を用いてエレクトロポレーション法で以下のように大腸菌に導入した。
(1)キット付属のTOP10 Elecrocompetent Cellを氷上で溶解し、2μlの1)の反応液を加え穏やかに混和した。
(2)氷上で冷やしておいた0.1cmキュベットに(1)の液を移した。
(3)1.8kVの電圧でエレクトロポレーションを行った。
(4)速やかにキュベットに450μlのSOC液体培地(室温)を加えた。
(5)キュベットから液体を滅菌済のチューブ(ファルコン2059)に移し、37℃で1時間浸透培養した。
(6)Competent Cell培養液を、カナマイシン(50μg/ml)を含むLB寒天培地にシャーレ1枚当たり50−100μl塗布し、37℃で一晩培養した。
(7)LB寒天培地上に形成されたコロニーを、滅菌済み爪楊枝を用いて、新しいLB寒天培地に移植して菌株を保存した。同時にコロニーPCRを行い、目的のDNAがプラスミドに挿入されているか確認した。
(8)目的のDNAが挿入されていることが確認された菌株を、カナマイシン(50μg/ml)を含むLB液体培地(3ml)に植菌し、37℃で一晩(約14時間)培養した。
(9)培養液を、QIAGEN Plasmid Mini Kit(キアゲン社)でプラスミドを精製した。
(10)精製プラスミドを、制限酵素ApaI、XbaI、XhoI、NotI、EcoRV、PstI、SacI、BamHI、SpeIで消化し、目的遺伝子内の制限酵素サイトの有無を確認した。
(11)精製プラスミドを制限酵素SacIおよびSpeIで消化し、消化産物をフェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈殿し、遠心エバポレーターで乾燥させた。
(12)精製した制限酵素消化産物をKilo−Sequence用 Deletion Kit(タカラバイオ社)を用いて、プラスミドに挿入されている目的DNA断片を段階的に短く欠損させた(デリーション)。
(13)Kilo−Sequence用 Deletion Kitで作製したデリーション産物をライゲーションして、環状プラスミドに戻し、(2)−(6)と同様にエレクトロポレーションにより、大腸菌にクローニングした。
(14)(7)と同様にLB寒天培地上に形成されたコロニーについて、菌株保存およびコロニーPCRを行い、挿入DNAの全長をカバーするようにデリーションクローンの菌株を選抜した。
(15)デリーション前の全長プラスミド、および選抜されたデリーションクローンから精製したプラスミドを鋳型に、M13 forward(−20)プライマー<TGTAAAACGACGGCCAGT(配列番号38)>、M13 Reverse プライマー<CAGGAAACAGCTATGACC(配列番号39)>を用いて配列決定を行った。
(16)得られた配列決定結果を、DNA解析ソフトウエア(DNASIS Pro、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社)で解析してPCR増幅産物の全長塩基配列を決定し、さらにInverted PCRの基となったDNA断片B12の塩基配列とあわせて染色体外DNAの全長塩基配列を決定した。本発明において、ORF以外の配列であっても、別の箇所において説明したように、検出に使用しうることが明らかになった。
以上により、pPFC12−L等の塩基配列が判明した。ORF−1〜ORF−4の配列は、配列番号1〜4に示すとおりである。pPFC12−Lの全塩基配列は、配列番号5に示す。
本実施例では、Ca.P.fragariaeのRep遺伝子を標的としたプライマーセットを用いたリアルタイムPCR法による検出・定量系を構築した。これにより、従前の技術と比べて、検出限界が10−100倍以上向上し、非特異的な増幅は認められず、病原体の定量が可能であり、検出までの時間も短縮(反応時間が短く、電気泳動の必要がない)されることを実証した。
当該分野で公知の文献(例えば、Dieffenbach,C.W. and Dveksler,G.S.(Eds.)PCR Primer:A Laboratory Manual, Cold Spring harbor Laboratory Press, New York,(1995).)に基づきリアルタイムPCRを行った。
本実験に使用した試験材料は、千葉県館山市の圃場から採集した。Ca.P.fragariaeに感染したイチゴ(品種、とちおとめ)を、中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)の精密温室内(夏期24℃、冬季22℃に設定)で維持増殖した株(以後C−12株)を、感染試料として用いた。また同様に維持増殖した健全なイチゴ(品種、とちおとめ)を陰性対照試料として用いた。核酸抽出は、約0.1gのイチゴ試料(葉柄)からCTAB法(前述)により抽出し、最終的に50μlのTE−RNase緩衝液(10mM Tris−HCl、1mM EDTA、20μg/ml RNase A)に溶解したものをの原液(1倍)とし、TE緩衝液(10mM Tris−HCl、1mM EDTA、20μg/ml)で10倍ずつ段階希釈したものを検出限界の測定に供した。健全試料については、TE緩衝液で100倍に希釈したものを用いた。
タカラバイオ社製のSYBR Premix EX Taq(登録商標)II (Perfect Real Time)を用いてリアルタイムPCR反応液を調製した。一検体あたりの反応液は25μlで組成は以下のとおりである。
SYBR Premix EX Taq II (2×) 12.5μl
滅菌蒸留水 9.5μl
フォワードプライマー(10mM) 0.5μl
リバースプライマー(10mM) 0.5μl
(検定試料) 2μl
合計 25μl
。
PCRチューブはタカラバイオ社製 0.2ml 8−strip tube, individual Flat caps(NJ600)、あるい同社製は96well Hi−Plate for Real Time(NJ400)を用い、NJ400を用いる際は、同社製Sealing Film for Real Time(NJ500)を用いてシーリングを行った。
検定試料を加えた反応液は、速やかにリアルタイムPCR装置(タカラバイオ社製 Thermal Cycler Dice(登録商標) Real Time system (TP800)にセットし、反応及び蛍光測定を行った。
[2step PCRによる増幅反応]
1.95℃、10秒 1サイクル
2.95℃、5秒 → 60℃、30秒 40サイクル
[増幅産物の融点の測定]
3.95℃、15秒 → 60℃、30秒 1サイクル
で、行った。
○1)ORF−1のリアルタイムPCR用プライマーセット(B12−L2/B12−R2)
配列番号6:B12−L2 GGTGCGCTAAAAGATGTGACC (配列番号1の838−858)
配列番号7:B12−R2 ATCTTGCCGTATCCTCAGAACC(配列番号1の928−949の相補鎖)
2)Rep−L212/Rep−R351
リアルタイムPCR用プライマーセット Rep−L212/Rep−R351
Rep−L212 CTCCTGAAACGGGTGAACTTG (配列番号8:配列番号1の212−232)
リアルタイムPCR用プライマーセット Rep−L212/Rep−R351
Rep−R351 GTCTTCAGCAACAACAGGAAGG (配列番号9:配列番号1の330−351の相補鎖)。
○リアルタイムPCRプライマーの設計手順
1)primer3plus
(http://www.bioinformatics.nl/cgi−bin/primer3plus/primer3plus.cgi)のサイトにアクセスした。なお、プライマー設計は、このウェブサイト以外にも、例えば、DNASIS Pro(日立ソフト)などに組み込まれており、これらのスタンドアローンソフトウェアを利用することもできる。
2)「Main」タブで検出対象DNAの塩基配列をペーストした。
「Task」を「detection」に(デフォルト値)し、
「Pick left primer or use left primer below.」にチェック(デフォルト値)し、
「Pick right primer or use right primer」にチェック(デフォルト値)した。
3)「General Settings」タブで、「Product Size Range」に「80−150」を入力し、
「Primer Size」「Min:」に「17」、「Opt:」に「20」、「Max:」に「25」を入力し、
「Primer Tm」「Min:」に「60」、「Opt:」に「62」、「Max:」に「65」を入力し、
「Primer GC%」「Min:」に「45」、「Opt:」に「50」、「Max:」に「55」を入力し、
「Maximum Tm Difference」に「4」を入力し、他はデフォルト値のままで行った。
4)「Advanced Setteings」タブで、
「Max Poly−X」に「4」を入力し、
「Number To Return」に適当な数値(表示したいプライマーセット候補の数)を入力し、
「Max Self Complementarity」に「8」を入力(デフォルト値)し、
「Max 3’ Self Complementarity」に「3」を入力(デフォルト値)し、他はデフォルト値のままで行った。
5)「Penalty Weights」タブで、
「For Primers」の列の、
「Tm」「Lt:」に「0.5」、「Gt:」に「0.5」を入力し、
「Self Complementarity」に「0.5」を入力し、
「3’ Self Complementarity」に「1.0」を入力し、
「For Primer Pairs」の列の、
「Tm Difference」に「0.5」を入力し、
「Any Complementarity」に「0.5」を入力し、
「3’ Self Complementarity 」に「1.0」を入力し、
他の欄は全て「0」にして行った。
6)「Pick Primers」ボタンを押した。
(プライマーセット候補が表示された)。
7)ソフトでは対応していない注意点であって、本実施例で注意すべき点(3’末端領域のGC%の偏り、3’末端は「G」か「C」にするなど)をチェックした。
8)BLAST(http://blast.ddbj.nig.ac.jp/top−j.htmlなど)で、特異性を確認した。
9)プライマー合成を注文し、入手した(製造:北海道システムサイエンス株式会社 簡易カラム精製)
10)陽性対照(感染イチゴから抽出した粗核酸)、陰性対照(健全イチゴから抽出した粗核酸)、陰性対照(鋳型核酸なし、緩衝液のみ)を用いて、実際にリアルタイムPCR装置で、特異性、増幅性を検証した。
本実施例の結果を図2に示す。具体的には、図2に示されるように、Rep遺伝子(ORF−1)またはORF−2〜ORF−4を標的にしたリアルタイムPCRによる検出限界が実証された。
従来入手可能であったリボゾームRNA遺伝子の 配列情報に基づいて可能であったPCR法ではCa.P.fragariaeの検出限界は、同様の手順で抽出した核酸を用いた場合に103〜104倍希釈であり、本実施例ではその10〜100倍の検出感度の向上が認められる。一方で健全イチゴ試料や鋳型DNAを含まない検体における非特異的な増幅は全く認められなかった。また、従来のPCR法ではCa.P.fragariaeの検出に、PCR反応及び電気泳動を合わせて5時間程度必要であったが、本実施例では1時間30分程度に短縮された。これらの結果はCa.P.fragariaeに特異的かつ細胞内のコピー数が多い、染色体外DNAをPCRの標的DNAに用いた効果と考えられる。
実施例1と同様のプロトコールを用いて、ORF−2,ORF−3およびORF−4の配列を用いて、同様にリアルタイムPCRによるCa.P.fragariaeの検出実験を行った。
実施例1と同様のものを利用したが、以下を変更して使用した。
○ORF−2検出に有効なリアルタイムPCR用プライマーセット
ExORF2−L596/ExORF2−R738
ExORF2−L596:AACCGAAAGCGGCGGAATCTTCATC (596−620)(配列番号10)
ExORF2−R738: ATCTTGCCGTATCCTCAGAACC(715−738)の相補鎖)(配列番号11)
○ORF−3検出に有効なリアルタイムPCR用プライマーセット
ExORF3−L847/ExORF3−R943
ExORF3−L847:TTGTCTGTTCGGTGGCGTATTGCTG (847−861)(配列番号12)
ExORF3−R943:AGGATTCGATCCTGAGTTGCCCCTG(919−943)の相補鎖)(配列番号13)
○ORF−4検出に有効なリアルタイムPCR用プライマーセット
ExORF4−L572/ExORF4−R691
ExORF4−L572:TGGTGGTTTCGGCGTATGTC(572−591)(配列番号14)
ExORF4−R691:ATCCCGCTTCCTTACCCATC(672−691)の相補鎖)(配列番号15)。
結果を図5〜7に示す。
Inverted PCR法により複数の環状の染色体外DNAが見出され、そのサイズや全体の塩基配列は多様であったが、Rep遺伝子のほか、ORF2、ORF3およびORF4についても、遺伝子診断の標的遺伝子として適していると判断される。これらの結果から、ORF1(Rep遺伝子)を標的DNAに用いた場合と同様に、従来のPCR法に比べて検出感度及び精度の向上が認められる。
本実施例では、本発明で同定したCa.P.fragariaeのRep遺伝子の配列情報に基づいて、LAMP法による検出を実証した。
(LAMP法のための試薬・装置)
本実施例におけるLAMP法のために、以下の試薬、および装置を使用した。
本実施例におけるLAMP法のために、以下の試薬を使用した。
DNA増幅を肉眼で明瞭に観察したい場合には、試薬に栄研化学 Loopamp(登録商標)蛍光・目視検出試薬(LMP201)を加えて、反応後にUVトランスイルミネーター等を用いて蛍光を観察する。
Loopamp(登録商標)リアルタイム濁度測定装置 LA−200(テラメックス株式会社;LAMP反応と同時に濁度を測定する場合に使用する。蛍光は測定できない)または
アルミブロック恒温槽 CoolThermoUnit CTU−N(タイテック社;LAMP反応のみを行う、結果は反応終了後に濁度あるいは蛍光を肉眼で観察する)
UVトランスイルミネーター TM−40(フナコシ株式会社;蛍光観察する場合)
反応チューブ:栄研化学Loopamp(登録商標)反応チューブ(LMP905)。
サンプルとして用いたプライマーは北海道システム・サイエンス株式会社の受託DNA合成サービスにより、合成およびHPLC精製されたものを利用した。
Ca.P.fragariaeに対するLAMP法のプライマーの設計は、製造業者のマニュアル(Primer Explorer Ver.4;栄研化学株式会社)にしたがって行った。
その配列は以下のとおりである。
LAMP法用のプライマーセット
B12−F3 GCGTTATTAGAGACCACGA(配列番号1の715−733)(配列番号16)
B12−B3 TCCTCCGTATAAATCAAATCCT(配列番号1の890−911の相補鎖)(配列番号17)
B12−FIP TTGAACCTGCTCAAAATAACTCAAC−CGGTGAAACCTGAGGAAT(配列番号1の789−813の相補鎖−配列番号1の749−766)(配列番号18)
B12−BIP CGTTTGAAATTCATTACGTCTGGTG−CATCCGTCTCTTTTTTCGTC(配列番号1の814−838−配列番号1の869−888の相補鎖)(配列番号19)
B12−LF GCCCATTCTGGATCTGCCTC(配列番号1の769−788の相補鎖)
(配列番号20)
B12−LB GCGCTAAAAGATGTGACCAAGC(配列番号1の841−862)(配列番号21)。
本実施例におけるLAMP法は、製造業者のマニュアルに基づいて以下のように行った。
葉縁退緑病に感染したイチゴおよび健全イチゴの葉柄からCTAB法により抽出した粗核酸を検出用試料として用いた。
製造業者のマニュアルに基づき、クリーンベンチ内で、以下を調製した。
Loopamp(登録商標) DNA増幅試薬キットに含まれる、2x ReactionMix.、stilled Water(DW)、Bst DNA polymerase。
調製した上記試薬に、上記調整したDNAまたはRNAを添加した。
60〜65℃(または、使用した酵素または他の条件の変更に応じて他の適切な温度)に15分〜1時間または目的物の視認もしくは別の手段での検出が可能になるまでインキュベートした。
図3は、本実施例の結果を示し、Rep遺伝子を標的にしたLAMP法による検出限界の比較(1)を示す。図中、B12+L、Ca.P.fragariaeのRep遺伝子の塩基配列から設計したプライマーセット(ループプライマー添加)を使用した。また、CPF2+L、Ca.P.fragariaeの16S rDNAを標的にしたプライマーセット(ループプライマー添加)を使用した。濃度を示す10−1〜10−4、Ca.P.fragariaeに感染したイチゴから抽出した粗核酸試料の10〜104倍希釈液を示す。
Ca.P.fragariaeのRep遺伝子を標的としたプライマーセットを用いたLAMP法による検出・定量系を構築した。これにより、従前の技術と比べて、検出限界が10−100倍以上向上し、非特異的な増幅は認められず、病原体の定量が可能であり、検出までの時間も短縮(反応時間が短く、電気泳動の必要がない)されることが実証された。
実施例3と同様のプロトコールを用いて、ORF−2,ORF−3およびORF−4の配列を用いて、同様にLAMP法によるCa.P.fragariaeの検出実験を行うことができる。
実施例1と同様のプロトコールを用いて、染色体外遺伝子のORF領域以外の領域の配列を用いて、同様にリアルタイムPCR法によるCa.P.fragariaeの検出実験を行った。
実施例1と同様のものを利用したが、以下を変更して実施した。
○ Rep遺伝子(ORF1)とORF−2の間の領域に存在
する一本鎖結合タンパク質(Single Stand binding protein)(SSB)遺伝子に相同性のあるDNA領域から設計したリアルタイムPCR用プライマーセット
検出に有効なリアルタイムPCR用プライマーセット
ExSSB-L096/ExSSB−R265
ExSSB-L096:GCCTGCCGACGATTCTTATTC(配列番号5の中の2230−2250)(配列番号22)
ExSSB−R265: CAAGCCACATTCTGAGTTCTTCAC(配列番号5の中の2376−2399)(配列番号23)
○ORF−4とORF1の間のDNA領域から設計したリアルタイムPCR用プライマーセット
ExExd−L236/ExExd−R345
ExExd−L236:AATTTACCCTGCGTTAGCATCC(配列番号5の中の123−144)(配列番号24)
ExExd−R345:TAAAGGCCTCACGCACCAC(配列番号5の中の214−232の相補鎖)(配列番号25)
(プログラム) 以上のプライマーセットを用いると、他のプライマーセットを用いた場合と同様にリアルタイムPCR反応において40サイクルの増幅反応を行うと、35サイクル以降にプライマーダイマーの生成が生じることが多いため、PCR増幅反応を35サイクルに短縮した。
すなわち、PCRプログラムは
[2step PCRによる増幅反応]
1.95℃、10秒 1サイクル
2.95℃、5秒 → 60℃、30秒 35サイクル
[増幅産物の融点の測定]
3.95℃、15秒 → 60℃、30秒 1サイクル
で、行った。
結果を図8〜図9に示す。図8は、pPFC12−L上のRep遺伝子とORF-2の間のDNA領域を標的にしたリアルタイムPCRによる検出限界を示す図である。プライマーセットとしてExSSB-L096(配列番号22)/ExSSB−R265(配列番号23)を使用し、実施例1に記載の手順に基づいて、リアルタイムPCRを行った結果である。
Inverted PCR法により多数の染色体外遺伝子が見いだされ、そして染色体外遺伝子のORF領域以外の領域について、そのサイズや全体の塩基配列は多様であったが、染色体外遺伝子に関しては安定して存在しており、遺伝子診断の標的遺伝子として適していると判断される。
実施例3と同様のプロトコールを用いて、染色体外遺伝子のORF領域以外の領域の配列を用いて、同様の方法にもとづいて、適宜変更を加えCa.P.fragariaeの検出実験を行うことができる。
本検出法を用いて、人為的に病原体を獲得させた昆虫試料からの検出に成功している。
北海道栗山町で採集したヒシウンカ(学名Pentastridius apicalis)雌成虫を、筒状のケージ内でCa.P.fragariaeが感染したイチゴ(品種、とちおとめ)及び健全イチゴ上に放飼して産卵させる。イチゴ上で孵化したヒシウンカ幼虫は少なくとも半年程度はイチゴの根を吸汁して生存が可能である。孵化から約2ヶ月後に、ヒシウンカ幼虫をとりだし、1頭づつCTAB法により核酸抽出を行い、最終的に20μlのTE−RNase緩衝液(10mM Tris−HCl、1mM EDTA、20μg/ml RNase A)に再懸濁した核酸溶液をTE緩衝液(10mM Tris−HCl、1mM EDTA)で20倍希釈したものを試料として、実施例1で記したプライマーセットB12−L2/B12−R2を用いたリアルタイムPCR法により、Ca.P.fragariaeの検出を試みた。
実施例1と同様のものを利用したが、以下を変更して実験を行った。
図10の結果で示した増幅曲線から、感染イチゴを吸汁したヒシウンカ幼虫は5頭中3頭の試料で、20サイクル前後から明瞭な増幅が認められ、幼虫体内におけるCa.P.fragariaeの存在(増殖)が検知できた。一方で、健全イチゴを吸汁したヒシウンカ幼虫の試料ではPCR産物の増幅は認められなかった。
(考察)
従来の16SリボソームRNA遺伝子を標的にしたCa.P.fragariaeの遺伝子診断技術では、Ca.P.fragariaeが昆虫共生細菌及び腸内細菌に近縁であることから、特異的にCa.P.fragariaeを検出することは困難であったが、本実施例が示すように、Ca.P.fragariaeの染色体外DNAを標的にすることで、特異性の高い検出が可能である。この技術は、Ca.P.fragariaeの媒介昆虫の特定や保毒虫率の検定に利用することができる。
ATGAGTCAAAAGGACGTTAAGTGGGATAGTAAGCGTGCTCATACTGATATGTTGGCGGAATTTTTAGCTAATTTTTCTGGCAGTAATTCGTTACTACAAAATTCTTACCCACATCTTTTCCTTAAATTTGCTGATTGCAGCATAAAATGGCAGAAATGGGCGAACAGAATGGTTGACTGTTCTGGTTTTCTTCGTTTTGCCATGGTCATTTCTCCTGAAACGGGTGAACTTGCGTTAAAATTAAGACAGGCATATTTTTGTCATTTCAGACATTGTCCTGTTTGTAATTGGAGACGCCAGTTGAAATTATTAGCTCGTTTTTTGGAATACCTTCCTGTTGTTGCTGAAGACAATCCTAAATCCCGTTGGGTTTTTATGACTTTAACGGTGCCAAATGTGCCTATTGAATATCTGCGCGAAGAATTAAACAACATGAATAAGGCGTGGAATCGTTTAAAAGGGCGCAAAGAGTTTAAGCCAGTTAAAGGCTGGGTTCGTACTACGGAAGTCACTCGTGAAGGTAGCCGTAAGGGTTATTCGAATCGTAAGGGATATGCCCATCCGCATTTTCATTGTTTGTTAATGGTGCCGTCTTATTGGTTTACTAGCGCATATACGAAGCAGAACAGATGGGCTGAAATCTGGGGTGAGTGTATGCGCGCGGATTCGGATTTGATGGTTGATATTCGGGCGGTGAAAAATGGTGTCGATAAAGCGTTATTAGAGACCACGAAAACATTTACTTATTCGGTGAAACCTGAGGAATTAGAGGCAGATCCAGAATGGGCGTTGAGTTATTTTGAGCAGGTTCAACGTTTGAAATTCATTACGTCTGGTGGTGCGCTAAAAGATGTGACCAAGCGGATTGAGACGAAAAAAGAGACGGATGAGGATTTGATTTATACGGAGGATAATCCAGCGCCTGATGGTTCTGAGGATACGGCAAGATTGGCCTTTAAATGGGGAAATGCAGAAAAAAGATTTAAGCGTTTTCCTAAGGGGGATGTGAAGTGA
配列番号2:本発明のORF−2(1161塩基対)
ATGCGCTTGGGCGGTTATACAAGGATTGGACTCCTGATTTTTTCCATTTTTTTTGCGGGCTTTTCGTCGGCGCAGGTGTGGGAAAGCGTCAAGATATTGAAGCATACGGCGTTTAAGGTGGGCGATGATGAAAATGATGGGCAAGCGAAAACAAAAGCCTGTGAGGAAGCAAAAGCCGAAGTATGGGGTTTGTTTGAATCTCATAAAAGAAATTTTAGTCGTCAGTATCCGGATGCCACTTATCGTCTTTTGATGGATGGGAATTGCCAGTTTGATATGACGAAATATAGGGATTATGTCCGTTTTTCAGCAACCATATCGGGCGATATGCAGCGGTCATTTGTCGATAAAACCGCAAAGTCACCAGAGCAGATTTGTAAAGAGAAGCCGATTTTAAATCAAACAGCATTGGGTGTTTCTCGTAAGGTTGGTTCTGATTATTTTGTTTATCTTGATGGCTGTGAATATATTGCCACCGGGGTGATTTTACTGGTTGGCGGTAATGTTACTGCAGACTGGAAGACGACGGGTGAAGTGGCAGGTGATGGTGATGGTAAGGTGAGTGGGACGATGGCGTCTGTTTCGTCGCAGGATAAACCGAAAGCGGCGGAATCTTCATCATCGGAGTTGTTATCACAGGGAGAGGCGGATAAGTCATCTGGTTTGATTAAAGGTACGCCGGTTAGTCCGGGGAGTGCCAGTCATTCAGCATCGGTTTCTCCGCAGCATTCAGGCGTTTCCGCAGAGGCGGGAAAAATGCCATCAGAGGGTGGTTTATCTCGTTCGGAAAATGAGCCTAGGAAGCAGTCTTTCAGTCCGTTAGCGGCGGATCATGCGTCTTCGGCTTCTGGTATATCTGTGGGTAGGGGAGGGCAAGGTGATAGGCTGGATCTATCTCATCCTGATAAGGGTGAACCTGATTTGGATCCACCGACAGCTGAGAAGATTTTATCACCGTTGCAAAATTTGTTTCCTTTCCTGAAAAAGTTCAGTTTGCCGGAACGTCAGGTCAAATGTCCGGTGGTAAGTTTTGATGTGTTTGATCGTCATTATGTGATGGATTCCCATTGTTTTCTGTTTGAAAAAGTCCGTGACCTGTTAAGGCTTTTTTCCATGATTTGCTGGTCTTTTCTTGGGCTGCGTATTGTGCTGTCTGCTTAA
配列番号3:本発明のORF−3(1029塩基対)
ATGGCGATTTCTGCGTATGTTGGGATCCCGGGCAGCGGTAAATCCTATGAAGTGGTTTGTAATGTCATTATTCCGGCTTTTATGAAGGGTCGGCGGGTAGTGACCAATATTTATGGTCTTTCGGTAGAAAAGATCACTGCTTATTGTCTGGAGAAGAAAAAGGCGGATGAAAGTCAGTTTGGCGAGCTGGTTTTTGTTGAAAATGAACGGATTAAAGAAGGTAATTTTTTCCCATTTAAAACGGAAACGGGGATAGCAGAGGATACGTTTTGTCAGGCAGGGGATTTGATTTGTATTGATGAAGCGTGGTGCGTTTGGAAGAGTGATAAAATTTTGCCACAACATCGCTCATTCATTGCCGAACATCGGCATTTTGTTAATGCAGAAGGTGTTACCTGTGATTTGGTGGTATTAAATCAGTCGGTGTCGGGTTTGCCAAAGTTTATTAAAGATCGGATTGAGACGACTTATCAAATGACCAAACTGGTGATGTTAGGATTACGCAGTCGTTATCGGGTTGATGTGTATCCCGGTATTAAGGTGGCCAAAAACAATCGTACCTCATCTTATCAGTGCAGTTATGACAAAGCGATTTTCCCACTTTATCATTCTTATGAAGGCGGTCATGGACAGGAACAGGTGGTTGATAAGCGTCAGAGTATTTTTAGTCTGCGTCGAGTTTTGATAATCGGATTGGTGTTTTTGTTGATGCTGTCTTTCTCGTTTTATTATCTGAGTCGTTTTTTTTCTGGTCAGGCGATGATCCCTAAAAATCAGTCGGCGTCTGAATCTGTTAATAAGCCAGTAATGGGGCAAAATTCATTTCAGAATTCGTCGCAACAGAATTTGTCTGTTCGGTGGCGTATTGCTGGCAAGGTCAGTCAGCGGGGTCAGGCGTGGGTAGTATTATTGGGTGATCAGGGGCAACTCAGGATCGAATCCTTGTCGAAATTTCGTTTTTCGGATTTGCGTATGATGGGTGAGATTGAGGGTGATGTTGTAACAACATACTCAGGAGCCGTCAAATGA
配列番号4:本発明のORF−4(1218塩基対)
ATGAAAAAGGCAGTGTTAGGCGTATTATGTTTGATGAGTCCGTTACTTTTTGCCAAAGGGGTAATGGTAGAGTTGAATAGTGTGCCGTTACCGCAAGCCTTGAATGTGCTTTACAGTCAGGTTTTTTTGCGTCCTTTCATGTTATCGCCAGAGTTGATCAATGATCCCCGTAAAGTGACTTTTCGTATTACTCAAGATATTGATGAACGGGCTTTTGTTAAGCGTTATTTGCATAATTTACAGATTGCGATCCATGAACGTGAAGGTGTTGATTATTTGGTCACGTTTACGCCAAGGCAGCCGATTGTGCTTAAGGAAACTTATGTCTATCAACCAGTTTATCGTTCAGTTGAATATTTGTCTGATTTGTTACGCGGTCAGTTTGCAGGTAATTTTAATGCGTTGGGACAGGGGATTTCTGGTAGTCAAATAGCACCACAGGATGCGGTATCAGGTACGGCGTCTGATTTTTTGAACCGGACGGGCGATGTACTGGTTTATTACGGTACCCGAGCGGATATTGTACGGTTAAAGGCACTGTTACCGAAAATTGATACGGTGACTGATGAGGTGGTGGTTTCGGCGTATGTCTTTGAAGTACAGACAGCGGAGCGTAATGGTTCAGGCTTGGCGCTGGCAGCTAAACTGGTTTCCGGTAAATTGAATATAGGGATGGGTAAGGAAGCGGGATTTGATAATTTTGTTCGTTTTAATTTAGGTTCATTGGATGCTTTGTATGAGCTGTTTCGGACGGATAGCCGTTTCCATGTGGTGAGTTCGCCGAGACTGCGGGTAAAAAATGGGGCGAGGGCGTCGTTTCTGGTGGGCTCTGAGGTGCCGGTATTAGGTCAGGTCAGTTATGCCGATAATAAGCCTGTTCAGTCGATAGAATATCGCTCTAGTGGGGTTATCTTGAATGTGCGTCCGCAAATTCGGCAACAGGGCGTTGATTTAATTATTGACCAGCAATTATCCAATTTTGCGAAAACGGAAACGGGCGTGAATAACAGTCCAACCCTTATCAAGCGTGAAGTGAGTACGCAGGTGAGTGTGGCGGATGGCGATATTATCCTGTTAGGCGGTTTGGCGGAAAACAAGCTGACAGAAGCGGATACCGGATTTTCGTTTTTTCCAAAAGGTGTGTTTACCGGTGCTTCGGCGGAGAATAATAAGACTGATATTTTAGTGGTTTTGCAGGTTAAGAAGGTTAAACGTTAG
配列番号5:pPFC12−Lの全塩基配列(6840塩基対)
TATAAAACGGGAAGTGTGAGTCAGCTTTTTTGATGGCGTTAGCCATGTAAGGCGACTAGTTGGATATTTAGGGGGCGTTTTAAGTCCATTCGCCGATACAGAGAGTGGACTTATCGAGTAGCAATTTACCCTGCGTTAGCATCCTGCTAGACGGGTTTTTTGGGGTAGTCTCTTCTTAAATTTATAATACAGATGGTGTTTCAAACTTTTTTTGTGGTGCGTGAGGCCTTTACTGGCGTGGGTTTTGTGGGAAACTTGACATAACGAAGAAAACCTTGTAGATTTAATGGAGTCTAAGCCAAAATCAAACAAGGTTTTTTTCTGTGACGATCGGACGTCTTAATCATTATTGTAGCGAGAAAATTTGCGGATGCAATAGGGGAAGTGAGATTTCTTCTGTTGAATCTGATATTTTTTTGTCGGATATGAGTCAAAAGGACGTTAAGTGGGATAGTAAGCGTGCTCATACTGATATGTTGGCGGAATTTTTAGCTAATTTTTCTGGCAGTAATTCGTTACTACAAAATTCTTACCCACATCTTTTCCTTAAATTTGCTGATTGCAGCATAAAATGGCAGAAATGGGCGAACAGAATGGTTGACTGTTCTGGTTTTCTTCGTTTTGCCATGGTCATTTCTCCTGAAACGGGTGAACTTGCGTTAAAATTAAGACAGGCATATTTTTGTCATTTCAGACATTGTCCTGTTTGTAATTGGAGACGCCAGTTGAAATTATTAGCTCGTTTTTTGGAATACCTTCCTGTTGTTGCTGAAGACAATCCTAAATCCCGTTGGGTTTTTATGACTTTAACGGTGCCAAATGTGCCTATTGAATATCTGCGCGAAGAATTAAACAACATGAATAAGGCGTGGAATCGTTTAAAAGGGCGCAAAGAGTTTAAGCCAGTTAAAGGCTGGGTTCGTACTACGGAAGTCACTCGTGAAGGTAGCCGTAAGGGTTATTCGAATCGTAAGGGATATGCCCATCCGCATTTTCATTGTTTGTTAATGGTGCCGTCTTATTGGTTTACTAGCGCATATACGAAGCAGAACAGATGGGCTGAAATCTGGGGTGAGTGTATGCGCGCGGATTCGGATTTGATGGTTGATATTCGGGCGGTGAAAAATGGTGTCGATAAAGCGTTATTAGAGACCACGAAAACATTTACTTATTCGGTGAAACCTGAGGAATTAGAGGCAGATCCAGAATGGGCGTTGAGTTATTTTGAGCAGGTTCAACGTTTGAAATTCATTACGTCTGGTGGTGCGCTAAAAGATGTGACCAAGCGGATTGAGACGAAAAAAGAGACGGATGAGGATTTGATTTATACGGAGGATAATCCAGCGCCTGATGGTTCTGAGGATACGGCAAGATTGGCCTTTAAATGGGGAAATGCAGAAAAAAGATTTAAGCGTTTTCCTAAGGGGGATGTGAAGTGAAAAAATTTGTGGTTTCTACTTCTAATATGAATTTTACACCTAAATTTTTTAGTTCCAAGAATTTAGCGGGTGAGTACTGTTTAAGGAATAATGCTTATTACTTTTTTGAGATGCGTGAGAATTCTGTTGATTACCCAAAAAGAGTTTGGGTGGTTAAAAGACAGGCGGGTTCGTTGAAATATAACTTTTTCACGTGGGAAGAGTATTCATTATTGAAGGATCTTTTTTCTTGTTATGCCGAAGGTAGTCGTCAATGTAAATTGTTACATTAGTTTTTTGTTCTAGGCGCTGTATAGCCGGACTGAGAATCCGACCATACAGCTATCACACAAACCTTTCATGGGAGGTTCATATGAGTCGTTCCGATCTTAATAACTTTTCAGATTTGTTCAAGGCTATTTCTGTGCTTTGTGATTCAGTTGATTCAATTCAGCTGGCCGCTTATCAGTTGCCGTCTTCGTCAGATGATATGAGTTTTTTCGTGAAGTTGTGTGATGACTGTCAGTTAAATTTGACGCATTTGCGCGAAGAGCTTTTCATCTTGCTTGAAGAACCATTTAAAAATTCCCCTAAAACGTCCTGAGAGCCATTCTAAGCCTTTTTTTAGGTTTTGGAATGTTATGTCATGGATTGTGATTCTTTACGTCTTAAGGGAGCGTTTTAGGCTTTTCTGTTGACATGTAGGAGAAAGTATTATGGCAGTTTCAAGTATTAATAAAGCGTTTATTACTGGGAAGATCCTTAAATCTGAGAATTCCGATAAAGGGGAGTTTTATACGTTGGTGGTTTTGCCTGCCGACGATTCTTATTCATTGCCGCCAGTTGTGAAGGTCAGTTCTAAACGTCGTTTAGGGGCACAGGGTGATGTCGTTAATGATCTGGCTTGCCGTTTTCGGGGTTTTGTTAGGACTTTTACGCTTAGTTCCGGAGGAAAAGGTGAAGAACTCAGAATGTGGCTTGAATTGGTGGAGTAAGAGATCGTGATGCGTTTTTTCGGCAATATTATCGGACGATTGATGGCGAATATCGTAATGATTTCGGCGCTTTTTGTTGCGGGTATTTCCGTTTCTTATGGCGATGAGATGAATGTGAAATTATTGAAGGTTGAATCTTTGGTAATTTCCAGTCAGGGAGGTCTTGATATTGATTATGCTCAGGCAGCTCAGTTTTGGGGTCTTTCTTTTACGACGGTCATTTCCCTTTGGTTATTTTCGAAAGGGGTAGAGGCAGTCATTAATATGTTTAAAGGAGGTTAGTTATGGTTAAGCAAATTAAGCGTATTTTGCTGGGTTTATCGGTGGCGATGTTTTCTGCGGTTTCAGTTGCAGGGGATCCGCCTAAAATGGATTTTTCTTCATTGACCAATTCGATTAATTTGGAAGCGGTTATTACGGGCGTTTTGGGGATCGCAGCAGCACTTCTTTTTATCTATGTTGCTGTTAAGGGTGCAAAAACGTTGGTTGCTTTCTTCAGAGGGGCTTAATGAGGATAGGGGCAGATAAATGCCCCTTTTTTTGCGTATGTTACCTGTAATGTTTAATTATCTGTGTTTCCTCTGGGGGTTGTTATGCGCTTGGGCGGTTATACAAGGATTGGACTCCTGATTTTTTCCATTTTTTTTGCGGGCTTTTCGTCGGCGCAGGTGTGGGAAAGCGTCAAGATATTGAAGCATACGGCGTTTAAGGTGGGCGATGATGAAAATGATGGGCAAGCGAAAACAAAAGCCTGTGAGGAAGCAAAAGCCGAAGTATGGGGTTTGTTTGAATCTCATAAAAGAAATTTTAGTCGTCAGTATCCGGATGCCACTTATCGTCTTTTGATGGATGGGAATTGCCAGTTTGATATGACGAAATATAGGGATTATGTCCGTTTTTCAGCAACCATATCGGGCGATATGCAGCGGTCATTTGTCGATAAAACCGCAAAGTCACCAGAGCAGATTTGTAAAGAGAAGCCGATTTTAAATCAAACAGCATTGGGTGTTTCTCGTAAGGTTGGTTCTGATTATTTTGTTTATCTTGATGGCTGTGAATATATTGCCACCGGGGTGATTTTACTGGTTGGCGGTAATGTTACTGCAGACTGGAAGACGACGGGTGAAGTGGCAGGTGATGGTGATGGTAAGGTGAGTGGGACGATGGCGTCTGTTTCGTCGCAGGATAAACCGAAAGCGGCGGAATCTTCATCATCGGAGTTGTTATCACAGGGAGAGGCGGATAAGTCATCTGGTTTGATTAAAGGTACGCCGGTTAGTCCGGGGAGTGCCAGTCATTCAGCATCGGTTTCTCCGCAGCATTCAGGCGTTTCCGCAGAGGCGGGAAAAATGCCATCAGAGGGTGGTTTATCTCGTTCGGAAAATGAGCCTAGGAAGCAGTCTTTCAGTCCGTTAGCGGCGGATCATGCGTCTTCGGCTTCTGGTATATCTGTGGGTAGGGGAGGGCAAGGTGATAGGCTGGATCTATCTCATCCTGATAAGGGTGAACCTGATTTGGATCCACCGACAGCTGAGAAGATTTTATCACCGTTGCAAAATTTGTTTCCTTTCCTGAAAAAGTTCAGTTTGCCGGAACGTCAGGTCAAATGTCCGGTGGTAAGTTTTGATGTGTTTGATCGTCATTATGTGATGGATTCCCATTGTTTTCTGTTTGAAAAAGTCCGTGACCTGTTAAGGCTTTTTTCCATGATTTGCTGGTCTTTTCTTGGGCTGCGTATTGTGCTGTCTGCTTAAGGGGGTGAGAGATGTATGCATTGATTGTCTCGGCGCTTAATGGCATGTTGGCGTTTATATTTCGTACCCTTGTCGTTAAGTTTGTGGTTTTTTCTGTGCTGTTTCTTATTGTGTCGGAATTTTTGCCGATTTTACTGTCTTTGTTACCTGCGTCGACTAATTTGCCGGATCTGTTTCAGAAGTTACCTGATAGTGCGTGGTATTTCATGAATATGTTTGCCGTGACAGAGGGCGTGAAGATCGTGATTTCAGCTTATCTGACTCGTTTTACGATCCGACGTATTCCAGTTATAGGGTGATTTATGGCGATTTCTGCGTATGTTGGGATCCCGGGCAGCGGTAAATCCTATGAAGTGGTTTGTAATGTCATTATTCCGGCTTTTATGAAGGGTCGGCGGGTAGTGACCAATATTTATGGTCTTTCGGTAGAAAAGATCACTGCTTATTGTCTGGAGAAGAAAAAGGCGGATGAAAGTCAGTTTGGCGAGCTGGTTTTTGTTGAAAATGAACGGATTAAAGAAGGTAATTTTTTCCCATTTAAAACGGAAACGGGGATAGCAGAGGATACGTTTTGTCAGGCAGGGGATTTGATTTGTATTGATGAAGCGTGGTGCGTTTGGAAGAGTGATAAAATTTTGCCACAACATCGCTCATTCATTGCCGAACATCGGCATTTTGTTAATGCAGAAGGTGTTACCTGTGATTTGGTGGTATTAAATCAGTCGGTGTCGGGTTTGCCAAAGTTTATTAAAGATCGGATTGAGACGACTTATCAAATGACCAAACTGGTGATGTTAGGATTACGCAGTCGTTATCGGGTTGATGTGTATCCCGGTATTAAGGTGGCCAAAAACAATCGTACCTCATCTTATCAGTGCAGTTATGACAAAGCGATTTTCCCACTTTATCATTCTTATGAAGGCGGTCATGGACAGGAACAGGTGGTTGATAAGCGTCAGAGTATTTTTAGTCTGCGTCGAGTTTTGATAATCGGATTGGTGTTTTTGTTGATGCTGTCTTTCTCGTTTTATTATCTGAGTCGTTTTTTTTCTGGTCAGGCGATGATCCCTAAAAATCAGTCGGCGTCTGAATCTGTTAATAAGCCAGTAATGGGGCAAAATTCATTTCAGAATTCGTCGCAACAGAATTTGTCTGTTCGGTGGCGTATTGCTGGCAAGGTCAGTCAGCGGGGTCAGGCGTGGGTAGTATTATTGGGTGATCAGGGGCAACTCAGGATCGAATCCTTGTCGAAATTTCGTTTTTCGGATTTGCGTATGATGGGTGAGATTGAGGGTGATGTTGTAACAACATACTCAGGAGCCGTCAAATGAAAAAGGCAGTGTTAGGCGTATTATGTTTGATGAGTCCGTTACTTTTTGCCAAAGGGGTAATGGTAGAGTTGAATAGTGTGCCGTTACCGCAAGCCTTGAATGTGCTTTACAGTCAGGTTTTTTTGCGTCCTTTCATGTTATCGCCAGAGTTGATCAATGATCCCCGTAAAGTGACTTTTCGTATTACTCAAGATATTGATGAACGGGCTTTTGTTAAGCGTTATTTGCATAATTTACAGATTGCGATCCATGAACGTGAAGGTGTTGATTATTTGGTCACGTTTACGCCAAGGCAGCCGATTGTGCTTAAGGAAACTTATGTCTATCAACCAGTTTATCGTTCAGTTGAATATTTGTCTGATTTGTTACGCGGTCAGTTTGCAGGTAATTTTAATGCGTTGGGACAGGGGATTTCTGGTAGTCAAATAGCACCACAGGATGCGGTATCAGGTACGGCGTCTGATTTTTTGAACCGGACGGGCGATGTACTGGTTTATTACGGTACCCGAGCGGATATTGTACGGTTAAAGGCACTGTTACCGAAAATTGATACGGTGACTGATGAGGTGGTGGTTTCGGCGTATGTCTTTGAAGTACAGACAGCGGAGCGTAATGGTTCAGGCTTGGCGCTGGCAGCTAAACTGGTTTCCGGTAAATTGAATATAGGGATGGGTAAGGAAGCGGGATTTGATAATTTTGTTCGTTTTAATTTAGGTTCATTGGATGCTTTGTATGAGCTGTTTCGGACGGATAGCCGTTTCCATGTGGTGAGTTCGCCGAGACTGCGGGTAAAAAATGGGGCGAGGGCGTCGTTTCTGGTGGGCTCTGAGGTGCCGGTATTAGGTCAGGTCAGTTATGCCGATAATAAGCCTGTTCAGTCGATAGAATATCGCTCTAGTGGGGTTATCTTGAATGTGCGTCCGCAAATTCGGCAACAGGGCGTTGATTTAATTATTGACCAGCAATTATCCAATTTTGCGAAAACGGAAACGGGCGTGAATAACAGTCCAACCCTTATCAAGCGTGAAGTGAGTACGCAGGTGAGTGTGGCGGATGGCGATATTATCCTGTTAGGCGGTTTGGCGGAAAACAAGCTGACAGAAGCGGATACCGGATTTTCGTTTTTTCCAAAAGGTGTGTTTACCGGTGCTTCGGCGGAGAATAATAAGACTGATATTTTAGTGGTTTTGCAGGTTAAGAAGGTTAAACGTTAGATGAATCGGCTCTTCCCGTTTTTTTTCAACTGAAGAAAGATTGATGATGAGAAGGTAGGGGACACACCACAGCGAGAGTCGAGCGAGGAGTGACCCCTATCTTCGAAGAAGAAAACAATAAGCAGAAG
配列番号6:実施例1で用いたORF−1増幅に使用したプライマー(ORF−1のリアルタイムPCR用プライマーセット(B12−L2;配列番号1の838−858位)):GGTGCGCTAAAAGATGTGACC
配列番号7:実施例1で用いたORF−1増幅に使用したプライマー(ORF−1のリアルタイムPCR用プライマーセット(B12−R2;配列番号1の928−949位の相補鎖)):ATCTTGCCGTATCCTCAGAACC
配列番号8:実施例1で用いたリアルタイムPCR用プライマーRep−L212(配列番号1の212−232位):CTCCTGAAACGGGTGAACTTG
配列番号9:実施例1で用いたリアルタイムPCR用プライマーRep−R351(配列番号1の330−351位の相補鎖):GTCTTCAGCAACAACAGGAAGG
配列番号10:実施例2で用いたプライマーExORF2−L596(配列番号2の596−620位):AACCGAAAGCGGCGGAATCTTCATC
配列番号11:実施例2で用いたプライマーExORF2−R738(配列番号2の715−738位の相補鎖):AACGCCTGAATGCTGCGGAGAAAC
配列番号12:実施例2で用いたプライマーExORF3−L847(配列番号3の847−861位):TTGTCTGTTCGGTGGCGTATTGCTG
配列番号13:実施例2で用いたプライマーExORF3−R943(配列番号3の919−943位の相補鎖):AGGATTCGATCCTGAGTTGCCCCTG
配列番号14:実施例2で用いたプライマーExORF4−L572(配列番号4の572−591位):TGGTGGTTTCGGCGTATGTC
配列番号15:実施例2で用いたプライマーExORF4−R691(配列番号4の672−691位の相補鎖):ATCCCGCTTCCTTACCCATC
配列番号16:実施例3で用いたLAMP法用のプライマーB12−F3(配列番号1の715−733位):GCGTTATTAGAGACCACGA
配列番号17:実施例3で用いたLAMP法用のプライマーB12−B3(配列番号1の890−911位の相補鎖):TCCTCCGTATAAATCAAATCCT
配列番号18:実施例3で用いたLAMP法用のプライマーB12−FIP(配列番号1の789−813位の相補鎖−配列番号1の749−766位):TTGAACCTGCTCAAAATAACTCAAC−CGGTGAAACCTGAGGAAT
配列番号19:実施例3で用いたLAMP法用のプライマーB12−BIP(配列番号1の814−838位−配列番号1の870−889位の相補鎖):CGTTTGAAATTCATTACGTCTGGTG−CATCCGTCTCTTTTTTCGTC
配列番号20:実施例3で用いたLAMP法用のプライマーB12−LF(配列番号1の769−788位の相補鎖):GCCCATTCTGGATCTGCCTC
配列番号21:実施例3で用いたLAMP法用のプライマーB12−LB(配列番号1の841−862位):GCGCTAAAAGATGTGACCAAGC
配列番号22:実施例5で用いたExSSB-L096(配列番号5の2230−2250位):GCCTGCCGACGATTCTTATTC
配列番号23:実施例5で用いたExSSB−R265(配列番号5の2376−2399位の相補鎖):CAAGCCACATTCTGAGTTCTTCAC
配列番号24:実施例5で用いたExExd−L236(配列番号5の123−144位):AATTTACCCTGCGTTAGCATCC
配列番号25:実施例5で用いたExExd−R345(配列番号5の214−232位の相補鎖):TAAAGGCCTCACGCACCAC
配列番号26:配列番号1がコードするアミノ酸配列
配列番号27:配列番号2がコードするアミノ酸配列
配列番号28:配列番号3がコードするアミノ酸配列
配列番号29:配列番号4がコードするアミノ酸配列
配列番号30:調製実施例で用いたPfRep−RF1プライマー:ATATCCCTTACGATTCGAATAACCCTTACG
配列番号31:調製実施例で用いたPfRep−RR1プライマー:CTGAAGAAAGATTGATGATGAGAAGGTAGG
配列番号32:調製実施例で用いたB12−S2プライマー:TGGTTCTGAGGATACGGCAAG
配列番号33:調製実施例で用いたB12Inv−F2プライマー:ATCAGTATGAGCACGCTTAC
配列番号34:調製実施例で用いたB12Inv−F3プライマー:ATCCGACTCATCTTGCTC
配列番号35:調製実施例で用いたB12Inv−R2プライマー:TGTGAGCAAGATGAGTCG
配列番号36:調製実施例で用いたB12Inv−R3プライマー:AGTCATCTTCTGTTAGTACC
配列番号37:調製実施例で用いたB12Inv−R4プライマー:TGTGACGATCGAACGTC
配列番号38:調製実施例で用いたM13 forward(−20)プライマー
TGTAAAACGACGGCCAGT
配列番号39:調製実施例で用いたM13 Reverseプライマー
CAGGAAACAGCTATGACC
Claims (15)
- (a)配列番号1〜5のいずれか1つに示す配列;
(b)(a)の配列の少なくとも95%の同一性を有するか、ストリンジェントな条件下でその相補鎖とハイブリダイズするか、もしくは(a)の配列において1もしくは数個の置換、付加および/もしくは欠失を含む改変配列;
(c)(a)もしくは(b)の少なくとも15ヌクレオチドを含むフラグメント配列;または
(d)(a)、(b)もしくは(c)の相補鎖配列
を含む核酸分子であって、
該ストリンジェントな条件は、洗浄条件が0.1倍濃度のSSC、65℃での洗浄を含む、
カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)またはイチゴ葉縁退緑病を検出することができる核酸分子。 - 配列番号1〜5中以下の箇所:配列番号1の212−232位、配列番号1の330−351位、配列番号1の715−733位、配列番号1の715−738位、配列番号1の749−766位、配列番号1の769−788位、配列番号1の789−813位、配列番号1の814−838位、配列番号1の838−858位、配列番号1の841−862位、配列番号1の870−889位、配列番号1の890−911位、配列番号1の928−949位、配列番号2の596−620位、配列番号2の715−738位、配列番号3の847−861位、配列番号3の919−943位、配列番号4の572−591位、配列番号4の672−691位、配列番号5の123−144位、配列番号5の214−232位、配列番号5の2230−2250位および配列番号5の2376−2399位からなる群より選択される少なくとも1つの配列またはその相補配列の少なくとも15ヌクレオチドを含む、請求項1に記載の核酸分子。
- 配列番号1〜5に示す配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)またはイチゴ葉縁退緑病を検出するためのプライマーセット。
- 配列番号1〜5に示す配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、請求項3に記載のカンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)またはイチゴ葉縁退緑病を検出するためのプライマーセット。
- 配列番号1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドと、標識とを含む、カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)またはイチゴ葉縁退緑病を検出するためのプローブ。
- 配列番号1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドと、標識とを含む、請求項5に記載のカンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)またはイチゴ葉縁退緑病を検出するためのプローブ。
- カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)またはイチゴ葉縁退緑病を検出するためのキットであって、該キットは:
(A)配列番号1〜5に示す配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、プライマーセット、または配列番号1〜5に示す配列またはその相補配列のうち少なくとも15ヌクレオチドと標識とを含むプローブ;ならびに
(B)核酸増幅用試薬
を含む、キット。 - 前記プライマーセットは、配列番号1〜5に示す配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、あるいは、前記プローブは配列番号1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドと、標識とを含む、請求項7に記載のキット。
- カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)またはイチゴ葉縁退緑病を検出するための方法であって、
(A)被験サンプルを鋳型として用い、配列番号1〜5に示す配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、プライマーセットをプライマーとして用いて核酸増幅反応を行う工程;および
(B)増幅された核酸分子に基づいて、該被験サンプル中にカンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)があるかどうかを決定する工程
を包含する、方法。 - 前記プライマーセットは、配列番号1〜5に示す配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、あるいは、前記プローブは配列番号1〜5に示す配列またはその相補配列のうち、少なくとも17ヌクレオチドと、標識とを含む、請求項9に記載の方法。
- 前記決定する工程は、カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)に感染したイチゴから抽出したサンプルを陽性コントロールとして使用することを特徴とする、請求項9に記載の方法。
- 前記核酸増幅反応は、リアルタイムPCRまたはLAMP法によって行われる、請求項9に記載の方法。
- カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)を検出するためのプライマーであって、配列番号6〜25に記載の配列から選択される配列を含むプライマー。
- カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)を検出するためのプライマーセットであって、配列番号6および7のセット、配列番号8および9のセット、配列番号10〜11のセット、配列番号12〜13のセット、配列番号14〜15のセット、配列番号16〜21のセット、配列番号22〜23のセット、配列番号24〜25のセットからなる群から選択される配列セットを含むプライマーセット。
- カンジダツス・フロモバクター・フラガリエ(Candidatus Phlomobacter fragariae)またはイチゴ葉縁退緑病を検出するための装置であって、該装置は:
(A)核酸増幅反応を行うための手段;
(B)配列番号1〜5に示す配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子と、配列番号1〜5に示す配列の相補配列のうち、少なくとも15ヌクレオチドを含む核酸分子とを含む、プライマーセット、または配列番号1〜5に示す配列またはその相補配列のうち少なくとも15ヌクレオチドと標識とを含むプローブ;ならびに
(C)該核酸分子または該標識を検出するための手段
を含む、装置。
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