JP5741804B2 - 画像形成装置及びこれに使用する廃トナー回収容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、現像剤としてトナーを使用した画像形成装置及びこれに使用する廃トナー回収容器に関する。ここに画像形成装置には、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の単機能機のみならず、印刷機能の他にスキャナ機能や送受信機能等の他の機能を備えた複合機などの各種の機器類が含まれる。また、トナーとは画像の構成要素たる粉体(現像剤)を総称するものであり、一成分方式であると二成分方式であるとを問わない。
トナーを使用した電子写真方式の画像形成装置では、廃トナーが発生する。フルカラーの画像形成装置の場合は、イエロー画像形成ユニット、マゼンタ画像形成ユニット、シアン画像形成ユニット、ブラック画像形成ユニットの画像形成ユニットにおける各現像装置とクリーニング装置から廃トナーが排出されると共に、二次転写ベルト(中間転写ベルト)からも廃トナーが排出される。これらの廃トナーは、着脱式の廃トナー回収容器に収容されるようになっている(例えば特許文献1)。
さて、廃トナーの回収構造は様々であるが、フルカラーの画像形成装置では、廃トナー回収容器を画像形成ユニットの群の並び方向に長く延びる細長い形状に形成して、廃トナー回収容器に、各色の画像形成ユニットに対応した廃トナー受入口と二次転写ベルトからの廃トナーに対応した廃トナー受入口とを設けているタイプがある。
このタイプにおいて、1つ又は複数の廃トナー受入口を廃トナー回収容器の上面に設けているタイプがある。例えば、各画像形成ユニットに対応した廃トナー受入口は廃トナー回収容器の側面部に設ける一方、二次転写ベルトから回収された廃トナーの廃トナー受入口を廃トナー回収容器の端部の上面に設ける場合であり、廃トナー回収容器のコンパクト化や廃トナーの搬送経路の単純化等のため、このような構造を採用する場合がある。
このように廃トナー受入口を廃トナー回収容器の上面に設ける場合、廃トナー受入口を廃トナー回収容器の長手軸心の上に位置させると、廃トナーは廃トナー回収容器の底に向かって自然落下するため問題はないが、コンパクト化や画像形成ユニットとの干渉を回避するため、廃トナー回収容器の上部に水平方向に突出した張り出し部を設けて、この張り出し部に廃トナー受入口を設けねばならない場合があり、この場合は、廃トナーが廃トナー回収容器の底に向かって流れるように張り出し部の側面を鉛直線に対して傾斜させることになる。
しかるに、トナーは樹脂を成分としていて流動性が低いため、張り出し部の側面が傾斜していると、廃トナーが傾斜した側面に付着して塊化する現象を生じすやい。そこで、張り出し部の側面に当接する掻き込み部材を配置し、掻き込み部材を上下動させて廃トナーを廃トナー回収容器の底部に向けて強制的に移動させることが行われている。
特開2007−164096号公報
さて、廃トナー回収容器は画像形成装置から取り外す必要があるが、取り外した状態で転倒したり傾いたりすることにより、廃トナーが廃トナー回収容器の廃トナー受入口からこぼれ出るおそれがある。この点については、廃トナー受入口にシャッター手段を設けることが考えられるが、これはコストが嵩み、また、スペースの問題でシャッター手段を配置できない場合もある。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は画像形成装置の廃トナー回収容器に係り、上向きに開口した廃トナー受入口を有する容器本体を有しており、前記容器本体のうち前記廃トナー受入口の下方には、落下した廃トナーを廃トナー回収容器の底に向けて移動させる傾斜面が形成されており、前記傾斜面上には廃トナーを下向きに強制移動させる掻き込み部材が配置され、前記掻き込み部材は、前記廃トナー受入口側の先端が前記傾斜面に当接させた状態を維持しつつ前記傾斜面に沿って往復動するとともに、前記先端以外の部分が前記傾斜面に対して近づくことと離反することとを繰り返すように駆動する廃トナー回収容器であって、前記掻き込み部材に、前記傾斜面と反対側に突出した複数の壁部が多段に配置されており、前記複数の壁部は、前記掻き込み部材の先端側に行くほど前記傾斜面からの突出寸法が小さくなるように設けられている。
上記廃トナー回収容器において、前記容器本体の内部には廃トナーを搬送し均すスクリュー軸が略水平状に配置されており、前記傾斜面は前記スクリュー軸の軸線方向から見た状態で傾斜しており、かつ、前記スクリュー軸に設けたクランク体に前記掻き込み部材を取り付けることにより、前記掻き込み部材が上下動するようになっているものとしても構わない
上記廃トナー回収容器において、前記掻き込み部材は、前記傾斜面に沿ってスクリュー軸から上方に延びる縦枠に略水平方向と平行になる横枠が多段に設けられた梯子形の形態であり、複数の前記横枠板状の前記壁部を設けているものとしても構わない。
上記廃トナー回収容器において、前記壁部は側面視で前記傾斜面の垂線の方向に突出しているものとしても構わない。他方、前記壁部は側面視で前記傾斜面の垂線に対して傾斜しているものとしても構わない。
上記廃トナー回収容器において、前記容器本体は水平方向に長い形状であって、前記廃トナー受入口は前記容器本体の長手方向に向いた一端部又は他端部に形成されていると共に、前記傾斜面は容器本体の長手方向から見て傾斜しており、かつ、前記掻き込み部材は、略上下方向に延びる縦枠に略水平方向に延びる横枠が多段に設けられた梯子形の形態であり、前記横枠に前記壁部が設けられ、前記横枠及び壁部は、前記容器本体の長手方向に沿って前記容器本体の中間部に寄った部位が高くなるように傾斜しているものとしても構わない。
本願発明の画像形成装置は、上記いずれかに記載した廃トナー回収容器を有する。
本願発明によると、掻き込み部材に設けた壁部が廃トナーの逆流阻止ストッパー(或いは逆止弁)として機能するため、シャッター装置のような複雑な機構を設けなくとも、取り外した廃トナー回収容器を倒したり傾けたりしたときに廃トナーが上向き開口の廃トナー受入口からこぼれ出ることを防止又は著しく抑制できる。
本願発明によると、スクリュー軸の軸心回りに回動するクランク体で掻き込み部材を上下動させる構成を採用すると、掻き込み部材はスクリュー軸の軸心方向から見て姿勢を変えながら上下動するため、廃トナーを下方に的確に掻き込むことができる。
すなわち、仮に掻き込み部材が全体的に傾斜面に密着したままで上下動するに過ぎない場合は、掻き込み部材の上昇動に伴って廃トナーを押し上げる現象が生じるおそれがあるが、クランク体を利用して上下動させると、掻き込み部材は、上昇過程では傾斜面から離れるように姿勢を変化させて、下降過程では傾斜面に近づくように姿勢を変化させることができ、このため、傾斜面に付着した廃トナーを的確に掻き込むことができる。この場合、壁部の存在により、掻き込み機能を一層向上させることができる。
掻き込み部材は様々な構造を採用できるが、梯子形の形態を採用すると、横枠が多段に配置されていることにより、廃トナーを的確に掻き込みできる利点がある。また、横枠を板状に形成することで壁部が構成されるため、構造も簡単である。更に、複数の横枠に壁部を設けると逆流防止機能を向上できて好適である。
廃トナー回収容器が転倒した場合、廃トナーは傾斜面に沿って逆流するので、壁部を傾斜面の垂線方向に突設すると、できるだけ少ない突出寸法で高い逆流防止機能を得ることができる。他方、壁部を傾斜面の垂線に対して側面視で傾斜させてもよいのであり、この場合は、掻き込み部材の上下動によって壁部が廃トナーに対して滑る状態になるため、廃トナーが壁部にこびり付くことを防止できる。
壁部を多段に設けると廃トナーの逆流防止機能に優れているが、この場合、壁部を側面視で傾斜面の垂線に対して傾斜しているように構成すると、廃トナーが廃トナー受入口から廃トナー回収容器に落ち込むことは阻害することなく、逆流防止機能をより一層向上できる。
既述のとおり壁部は廃トナーの掻き込み機能も有するが、掻き込み部材を、傾斜面に沿ってスクリュー軸から上方に延びる縦枠に略水平方向と平行となる横枠が多段に設けられた梯子形の形態とするとともに横枠に壁部を設け、横枠及び壁部を、容器本体の長手方向と直交した水平方向から見て、容器本体の中間部に寄った部位が高くなるように傾斜させると、壁部が下降動するときのガイド作用により、廃トナーは廃トナー回収容器の長手中央部に寄せられるように掻き込まれる。従って、廃トナーが傾斜面の下方に山盛り状になることを抑制できると共に、スクリューのような搬送・均し手段を設けている場合、その機能を的確に発揮させることができる。
本願発明を適用した画像形成装置の概略図である。 図1のII-II 視部分側面図である。 図2のIII-III 視正面図である。 (A)は廃トナー回収容器の斜視図、(B)は掻き込み部材の斜視図である。 図4(A)の V-V視断面図である。 図5のVI-VI 視断面図である。 作用を示す図である。 第2実施形態を示す図である。 第3実施形態を示す図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).画像形成装置の概要
まず、画像形成装置の概要を図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態の画像形成装置はフルカラー対応機であり、図1に示すように、画像形成装置は、二次転写ベルト2にトナー像を形成する画像形成部1、用紙カセット3、用紙カセット3から取り出されて搬送途中の用紙Pに二次転写ベルト2からトナー像を転写させる二次転写部4、トナー像を用紙Pに熱定着させる定着ローラ5等を有しており、画像が形成された用紙Pは排紙ローラ6で排紙トレー7に放出される。
二次転写ベルト2は駆動ローラ8と従動ローラ9に巻き掛けられており、二次転写部4において用紙Pを二次転写ローラ10で駆動ローラ8に向けて押圧することにより、二次転写ベルト2のトナー像が用紙Pに転写される。二次転写ベルト2の下面部には、二次転写ベルト2の送り方向に向かって順に、イエロー画像形成ユニット11Y、マゼンタ画像形成ユニット11M、シアン画像形成ユニット11C、ブラック画像形成ユニット11Kが配置されている。
各画像形成ユニット11Y〜11Kは、二次転写ベルト2の外周面に下方から接触した感光体ドラム12を有しており、感光体ドラム12の周囲に、感光体ドラム12の外周に帯電させる帯電器13、感光体ドラム12の外周に現像剤を転移させる現像装置14、二次転写ベルト2に転写されずに残った現像剤を感光体ドラム12から除去するクリーニング装置15、感光体ドラム12の外周面を無帯電状態にリセットする除電装置16が配置されている。
画像形成部1の下方には露光装置17が配置されており、外周面全体に帯電した感光体ドラム12の外周面に露光装置17からレーザ光等の光を照射することにより、感光体ドラム12の外周に静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置14から現像剤を転移させることで感光体ドラム12にトナー像が形成される。感光体ドラム12のトナー像は一次転写部18で二次転写ベルト2に転写されて、二次転写ベルト2に各色の複合画像が形成される。
用紙Pに転写されずに二次転写ベルト2に残ったトナーは、転写ベルトクリーニング装置19で除去される。現像装置14はハウジングや現像スリーブ等を有しているが、本願発明との関係は薄いので説明は省略する。
図2,3に示すように、各画像形成ユニット11Y〜11Kの上方にはトナーボトル22が配置されている。トナーボトル22に収容されたトナーは、トナーボトル22の一端部に接続されたトナー供給ユニット23から現像装置14に供給される。そして、現像装置14の群の外側には廃トナー回収容器24を配置している。
(2).廃トナー回収容器
廃トナー回収容器24は、画像形成ユニット11Y〜11Kの並び方向に長く延びる細長い形状の容器本体25を有している。容器本体25は、基本的には断面長方形の箱状になっており、画像形成ユニット11Y〜11Kに向いた部位に、図5に示すように、イエロー画像形成ユニット11Yからの廃トナーが投入される2つの第1廃トナー受入口26、マゼンタ画像形成ユニット11Mからの廃トナーが投入される2つの第2廃トナー受入口27、シアン画像形成ユニット11Yからの廃トナーが投入される2つの第3廃トナー受入口28、ブラック画像形成ユニット11Kからの廃トナーが投入される2つの第4廃トナー受入口29が設けられている。これら第1〜第4の廃トナー受入口26〜29には、廃トナー回収容器24を取り外した後に転倒させても廃トナーがこぼれ出ないようにシャッター手段を設けている。
なお、第1〜第4の廃トナー受入口26〜29は2つずつ設けているが、2つのうちの1つは現像装置14から排出された廃トナーの受入口であり、他の1つはクリーニング装置15から排出された廃トナーの受入口である。
容器本体25の一端部には、転写ベルトクリーニング装置19の側に突出した張り出し部30が形成されており、張り出し部30の上面に、上向きに開口した第5廃トナー受入口31が形成されている。張り出し部30のうち転写ベルトクリーニング装置19に向いた側面は、下に行くに従って容器本体25の底25aに近づくように傾斜した傾斜面30aになっている。傾斜面30aは容器本体25の中途高さで終わっており、傾斜面30aの下端よりも下方の部位では、内外の側板は底面25aからほぼ平行に立ち上がっている。
容器本体25は樹脂製であり、2つの部材を重合固定することで構成されている。そして、その内部のうち概ね中間高さ位置には、容器本体25の長手方向に長く延びるスクリュー軸32が回転自在に保持されている。スクリュー軸32は左右端部(長手端部)と中途部位とが軸受け部33,34で回転自在に支持されており、張り出し部30と反対側の端部を容器本体25の外側に突出させてこれにギア34を取付けている。従って、モータ等の動力はギア35を介してスクリュー軸32に伝達される。
スクリュー軸32にはスクリュー羽根36を設けている。この場合、中間の軸受け34を挟んだ両側でスクリュー羽根36のピッチと向きを変えている。従って、容器本体25の内部に溜まった廃トナーは、均されつつ搬送されて概ね長手中間部で盛り上がる状態になり、その盛り上がりがセンサーで検知される。
容器本体25の内部のうち張り出し部30の箇所には、掻き込み部材37を配置している。掻き込み部材37は、容器本体25の長手方向に離反した状態で平行に延びる左右一対の縦枠38と、スクリュー軸32と平行に延びる多段の横枠39とを有しており、各横枠39に、傾斜面30aと反対側に突出した壁部40を一体に設けている。この場合、縦枠38を傾斜面30aに全体的に重ねた状態で、壁部40は、スクリュー軸32の軸心方向から見た側面視で傾斜面30aの垂線Oの方向に突出している(換言すると、壁部40は側面視で縦枠38と略直交した姿勢になっている。)。壁部40の群の突出寸法Hは、最上段から最下段に向けて高くなるように設定している。
掻き込み部材37における左右の縦枠38の下端は1本のアーム41に収束しており、アーム41はスクリュー軸32に向けて延びている。他方、スクリュー軸32の一端部には、当該スクリュー軸32を分断した状態でクランク体42が一体に形成されており、クランク体42のクランクピン42aに掻き込み部材37におけるアーム41の先端が相対回転可能に嵌まっている。アーム41の先端は弾性変形によってクランクピン42aに嵌まり込むように、略C型の抱持部41aになっている。
(3).まとめ
以上の構成において、スクリュー軸32の回転により、掻き込み部材37はその先端を傾斜面30aに当接させた状態を維持しつつ、楕円状の軌跡を描きながら上下方向に往復動する。このため、第5廃トナー受入口21に投入された廃トナー43は、傾斜面30aに付着することなく容器本体25の底25aに向けて掻き込まれ、かつ、スクリュー羽根36が当たる程に溜まると、基準高さ以上の廃トナー43は容器本体25の中央部に向けて搬送されていく。このため、廃トナー43は容器本体25の内部に広がるように搬送されていく。
そして、図7に示すように、取り外した廃トナー回収容器24を転倒させることがあり得るが、この場合、掻き込み部材37に壁部40を設けているため、廃トナー回収容器24が転倒しても、廃トナー43が第5廃トナー受入口31から流出することを防止又は著しく抑制できる(廃トナー43は流動性が低いため、壁部40によって流出を効果的に抑制できる。)。
また、図6に一点鎖線で示すように、掻き込み部材37は最も上昇した状態ではその上端のみが傾斜面30aに当接して、各横枠39及び壁部40は傾斜面30aから離反しており、各横枠39及び壁部40は下降しつつ傾斜面30aに近づいていく。このため、壁部40を設けたことによって廃トナー43の掻き込み機能が阻害されることはない。
また、廃トナー回収容器24を転倒させた場合、廃トナー43は傾斜面30aに流れ込むが、傾斜面30aに流れ込んだ廃トナー43の高さは、第5廃トナー受入口31に近づくに従って低くなる。そして、本実施形態では、壁部40の突出寸法Hを最上段から最下段に向けて高くなるように設定しているため、廃トナー43が傾斜面30aから第5廃トナー受入口31に流出することを壁部40で的確に阻止できると共に、廃トナー43が第5廃トナー受入口31から容器本体25の内部に落下することは阻害しない。
図6に二点鎖線で一部だけ示すように、壁部40は縦枠38の垂線Oに対して傾斜させることも可能である。図6の二点鎖線では、壁部40は下向きに倒れた姿勢になっているが、上向きに起きた姿勢とすることも可能である。
(4).他の実施形態
図8に示す第2実施形態では、各横枠39及び壁部40は、容器本体25の中間部に向いた部分が高くなるように、傾斜面30aと対向した方向から見て傾斜させている。このため、掻き込み部材37の下降動により、廃トナー43は容器本体25の左右中間部の方向に流れるようにガイドされる。このため、廃トナー43が傾斜面30aの下方に堆積することを防止して、均した状態で容器本体25の内部に収納できる。
図9に示す実施形態では、1本の縦枠38に複数の横枠39を設けて、各横枠39に壁部40を設けている。この実施形態とは逆に、3本以上の縦枠を採用することも可能である。
(5).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも具体化できる。例えば、各画像形成ユニットに対応した各廃トナー受入口をそれぞれ上向き開口させてその下方を傾斜面と成し、各傾斜面の箇所に本願発明の掻き込み部材を配置することも可能である。逆に、容器本体に1つの廃トナー受入口のみを設けて、この廃トナー受入口に各画像形成ユニットの廃トナーと二次転写ベルトの廃トナーとを集めて投入することも可能である。
容器本体の形状は必要に応じて任意に設定できる。画像形成装置のコンパクト化に伴って容器本体の形状も制約を受けることが多く、このような制約のために容器本体に張り出し部を設けてこれに廃トナー受入口を形成せねばならない場合が多くなると言えるが、本願発明はこのような場合に的確に対応できる。
本願発明は、複合機やプリンタ等の画像形成装置に適用して有用性を発揮する。従って、産業上利用できる。
2 二次転写ベルト
11Y〜11K 画像形成ユニット
14 現像装置
15 感光体ドラムのクリーニング装置
19 転写ベルトクリーニング装置
22 トナーボトル
23 トナー供給ユニット
24 廃トナー回収容器
25 容器本体
26〜29 画像形成ユニットからの廃トナー受入口
30 張り出し部
30a 傾斜面
31 二次転写ベルトの廃トナーが投入される第5廃トナー受入口
32 スクリュー軸
37 掻き込み部材
38 縦枠
39 横枠
40 壁部
41 アーム
42 クランク体

Claims (12)

  1. 上向きに開口した廃トナー受入口を有する容器本体を有しており、前記容器本体のうち前記廃トナー受入口の下方には、落下した廃トナーを廃トナー回収容器の底に向けて移動させる傾斜面が形成されており、前記傾斜面上には廃トナーを下向きに強制移動させる掻き込み部材が配置され、前記掻き込み部材は、前記廃トナー受入口側の先端が前記傾斜面に当接させた状態を維持しつつ前記傾斜面に沿って往復動するとともに、前記先端以外の部分が前記傾斜面に対して近づくことと離反することとを繰り返すように駆動する廃トナー回収容器であって、
    前記掻き込み部材に、前記傾斜面と反対側に突出した複数の壁部が多段に配置されており、
    前記複数の壁部は、前記掻き込み部材の先端側に行くほど前記傾斜面からの突出寸法が小さくなるように設けられている、
    画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  2. 前記容器本体の内部には廃トナーを搬送し均すスクリュー軸が略水平状に配置されており、前記傾斜面は前記スクリュー軸の軸線方向から見た状態で傾斜しており、かつ、前記スクリュー軸に設けたクランク体に前記掻き込み部材を取り付けることにより、前記掻き込み部材が上下動するようになっている、
    請求項1に記載した画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  3. 前記掻き込み部材は、前記傾斜面に沿って前記スクリュー軸から上方に延びる縦枠に略水平方向と平行になる横枠が多段に設けられた梯子形の形態であり、複数の前記横枠板状の前記壁部を設けている、
    請求項2に記載した画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  4. 前記壁部は側面視で前記傾斜面の垂線の方向に突出している、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載した画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  5. 前記壁部は側面視で前記傾斜面の垂線に対して傾斜している、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載した画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  6. 前記容器本体は水平方向に長い形状であって、前記廃トナー受入口は前記容器本体の長手方向に向いた一端部又は他端部に形成されていると共に、前記傾斜面は容器本体の長手方向から見て傾斜しており、かつ、前記掻き込み部材は、前記傾斜面に沿って前記スクリュー軸から上方に延びる縦枠に略水平方向と平行になる横枠が多段に設けられた梯子形の形態であり、前記横枠に前記壁部が設けられ、前記横枠及び壁部は、前記容器本体の長手方向に沿って前記容器本体の中間部に寄った部位が高くなるように傾斜している、
    請求項1〜5のうちのいずれかに記載した画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  7. 複数の前記壁部は、前記廃トナー受入口方向へ行くほど前記傾斜面からの突出寸法が小さくなるように設けられている、
    請求項1〜6のうちのいずれかに記載した画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  8. 画像形成装置における画像を形成する画像形成部からの廃トナーを受け入れる第2の廃トナー受入口を備える、
    請求項1〜7のうちのいずれかに記載した画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  9. 前記廃トナー回収容器の一端部には、突出した張り出し部が設けられており、当該張り出し部の上面に前記廃トナー受入口が形成され、当該張り出し部の側面に、前記傾斜面が形成されている、
    請求項1〜8のうちのいずれかに記載した画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  10. 上向きに開口した廃トナー受入口を有する容器本体を有しており、前記容器本体のうち前記廃トナー受入口の下方には、落下した廃トナーを廃トナー回収容器の底に向けて移動させる傾斜面が形成されており、前記傾斜面上には廃トナーを下向きに強制移動させる掻き込み部材が配置され、前記掻き込み部材は、前記廃トナー受入口側の先端を前記傾斜面に当接させた状態を維持しつつ前記傾斜面に沿って往復動するとともに、前記先端以外の部分が前記傾斜面に対して近づくことと離反することとを繰り返すように駆動する廃トナー回収容器であって、
    前記掻き込み部材に、前記傾斜面と反対側に突出した壁部を設けており、
    前記容器本体の内部には廃トナーを搬送し均すスクリュー軸が略水平状に配置されており、前記傾斜面は前記スクリュー軸の軸線方向から見た状態で傾斜しており、かつ、前記スクリュー軸に設けたクランク体に前記掻き込み部材を取り付けることにより、前記掻き込み部材が上下動するようになっている、
    画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  11. 上向きに開口した廃トナー受入口を有する容器本体を有しており、前記容器本体のうち前記廃トナー受入口の下方には、落下した廃トナーを廃トナー回収容器の底に向けて移動させる傾斜面が形成されており、前記傾斜面上には廃トナーを下向きに強制移動させる掻き込み部材が配置され、前記掻き込み部材は、前記廃トナー受入口側の先端を前記傾斜面に当接させた状態を維持しつつ前記傾斜面に沿って往復動するとともに、前記先端以外の部分が前記傾斜面に対して近づくことと離反することとを繰り返すように駆動する廃トナー回収容器であって、
    前記掻き込み部材に、前記傾斜面と反対側に突出した壁部を設けており、
    前記容器本体は水平方向に長い形状であって、前記廃トナー受入口は前記容器本体の長手方向に向いた一端部又は他端部に形成されていると共に、前記傾斜面は容器本体の長手方向から見て傾斜しており、かつ、前記掻き込み部材は、前記傾斜面に沿う形状の縦枠に略水平方向と平行になる横枠が多段に設けられた梯子形の形態であり、複数の前記横枠に前記壁部が設けられ、前記横枠及び壁部は、前記容器本体の長手方向に沿って前記容器本体の中間部に寄った部位が高くなるように傾斜している、
    画像形成装置用の廃トナー回収容器。
  12. 請求項1〜11のうちのいずれかに記載した廃トナー回収容器を有する画像形成装置。
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