JP5741557B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザー露光によって画像を形成する画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置は、一様に帯電させた感光体にレーザー光を照射して静電潜像を形成する。その後、静電潜像にトナーを付着させ、得られたトナー像を用紙に転写する。静電潜像を形成するレーザー露光過程では、静電潜像のドットパターンに応じた画像パルス信号に従ってレーザー発光を断続させる。レーザー光源として用いられるレーザーダイオード(LD)は発振閾値電流を超える駆動電流が供給されるとレーザー発光するので、レーザー発光を断続させるために駆動電流を発振閾値電流以上にしたりしなかったりする電流制御が行なわれる。
画像パルス信号における発光期間を指定するパルスのオンエッジでレーザー光源に対する駆動電流の供給を開始すると、レーザー発光の開始が遅れ、そのために画像パルス信号のパルスのパルス幅よりもレーザー発光時間が短くなってしまう。すなわち、いわゆるパルス細りが生じる。画像パルス信号に忠実なレーザー露光を行なう上で、パルス細り量を少なくする必要がある。
パルス細り量の低減に関して、レーザー光源に発振閾値電流よりも僅かに小さいにバイアス電流をレーザー光源に流しておき、それによってレーザー発光の応答性を速める手法が知られている。特許文献1では、レーザー光源の応答性のバラツキや環境温度の変動にかかわらず応答性が一定になるように、発光量の検出結果に応じてバイアス電流を制御する画像形成装置が開示されている。
また、パルス細り量を低減する他の手法として、特許文献2の開示のように、画像パルス信号のパルスのオフエッジでレーザー発光を停止させずに、オフエッジから所定時間が経過した時点でレーザー発光を停止させる“パルス拡張”と呼ばれる手法がある。この手法では、画像パルス信号のパルスに遅れたタイミングで、拡張されたパルスのパルス幅分の時間にわたってレーザー発光をさせることになる。
特開2002−067376号公報 特開2011−167898号公報
パルス細り量は、“発振遅れ時間”と呼称する時間と“立上がり時間”と呼称する時間との和である。発振遅れ時間は、レーザー光源の駆動電流の増大を開始する時点(画像パルス信号のパルスのオンエッジ)からレーザー発光が始まるまでの時間である。立上がり時間は、レーザー発光が始まってから発光量が露光に必要な所定量になるまでの時間である。
発振遅れ時間は、動作環境温度によって大きく変わる。動作環境温度が低いときには発振遅れ時間は短く、動作環境温度が高いときには発振遅れ時間は長い。また、レーザー光源には、その経時変化として、発振遅れ時間および立上がり時間がともに長くなる傾向がある。
上述のバイアス電流によるパルス細り量の低減では、立上がり時間分のパルス細りを無くすことができない。また、動作環境温度が低いときには発振閾値電流が小さいためにバイアス電流の調整範囲が狭いので、十分にパルス細り量を低減することができない。
一方、上述のパルス拡張によるパルス細り量の低減では、制御回路のクロックで決まる分解能の制約があり、パルス拡張量をきめ細かに設定することができない。クロック周波数を高くすると、ノイズの発生するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑み、露光に必要な光量のレーザー光を発するレーザー発光時間を、発光期間を指定する画像パルス信号のパルス幅に一致させることを目的としている。
上記目的を達成する画像形成装置は、感光体上に潜像を形成するためのレーザー露光を行なう画像形成装置であって、レーザー光源と、前記潜像のドットパターンに応じた画像パルス信号に従って前記レーザー光源に駆動電流を供給する駆動回路と、前記レーザー光源に前記駆動電流の一部として供給されるバイアス電流を増減する電流調整部と、前記駆動回路に入力される前記画像パルス信号のパルス幅を拡張するパルス幅拡張部と、発光開始特性に関わる前記レーザー光源の状態を示す状態データを取得する状態検知部と、前記状態データに基づいて、前記画像パルス信号の各パルスのパルス幅と同じ長さの時間にわたってレーザー発光するように、前記バイアス電流の値および前記パルス幅の拡張量の両方を設定する調整制御部と、を備え、前記調整制御部は、前記パルス幅の拡張量が前記バイアス電流の値の設定に基づくレーザー発光時間の調整量より多くなるように前記バイアス電流の値および前記パルス幅の拡張量を設定する
本発明によれば、レーザー光源の状態に応じて、レーザー発光の終了を遅らせるパルス幅の拡張とレーザー発光の開始時期を変更するバイアス電流の調整とを行なうことにより、感光体上に潜像を形成するのに必要な光量のレーザー光を発するレーザー発光時間と発光期間を指定する画像パルス信号のパルス幅とを、より正確に一致させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の要部の構成を示す図である。 レーザースキャナーの光学系の構成を示す図である。 レーザー光源の発光開始特性を示す図である。 レーザー発光の制御に係るハードウェア構成の第1例を示す図である。 温度特性テーブルの一例を示す図である。 パルス細りの補正を示すタイミングチャートである。 レーザー光源の制御の第1例のフローチャートである。 パルス細りに対応する発光制御の具体例を示す図である。 レーザー発光の制御に係るハードウェア構成の第2例を示す図である。 発光開始特性の経時変化を示す図である。 経時変化測定データのデータ項目の一例を示す図である。 レーザー光源の制御の第2例のフローチャートである。 パルス細りに対する調整量の設定ルーチンのフローチャートである。 パルス細りに対応する発光制御の具体例を示す図である。
図1に例示される画像形成装置1は、電子写真法によってカラー画像を印刷するMFP(Multi-functional Peripheral)である。ただし、プリンター、複写機、ファクシミリ機であってもよい。
画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナー像を形成する四つのイメージングステーションUY,UM,UC,UKを有する。イエローのトナー像を形成するイメージングステーションUYは、筒状の感光体11、帯電チャージャー12、現像器13、およびクリーナー14を備える。他のイメージングステーションUM,UC,UKの構成は、現像器内のトナーの色が異なることを除いて、イメージングステーションUYの構成と同様である。
イメージングステーションUY,UM,UC,UKによって順に形成される4色のトナー像を、転写チャージャー22,23,24,25が順次に転写ベルト20に一次転写する。これと並行して、給紙ローラー31がストッカー30から図示しない用紙を搬送路32へ送り出す。そして、一次転写によって重なり合った4色のトナー像を、二次転写ローラー36が用紙に二次転写する。その後、搬送路32上の図示しない定着器が加熱および加圧によってトナー像を用紙に定着させる。
トナー像の形成プロセスは、一様に帯電した感光体表面を画像データに応じてパターン露光する潜像形成を含む。例示の画像形成装置1では、潜像形成のための露光ビームを射出するプリントヘッド15が、水平方向に沿って並ぶイメージングステーションUY,UM,UC,UKの上方に配置されている。プリントヘッド15は、イメージングステーションUM,UC,UKにそれぞれ対応するレーザースキャナー16,17,18,19を有している。レーザースキャナー16,17,18,19の構成は同様であるので、以下では代表としてレーザースキャナー16の構成を説明する。
レーザースキャナー16の光学系の全体構成が図2(A)に示され、ポリゴンモーター38と感光体11との位置関係が図2(B)に示されている。図2(A)、(B)における上下方向は、レーザースキャナー16が上述の画像形成装置1に組み込まれて使用されるときの鉛直方向またはそれに近い方向に相当する。
図2(A)のように、レーザースキャナー16は、ポリゴンミラー40、レーザー光源41、コリメータレンズ42、スリット43、走査レンズ44,45、ウインドウ46、およびSOS(Start of Scanning)センサー47を有している。ポリゴンミラー40は図2(B)のように基板37に取り付けられたポリゴンモーター38によって、感光体11の上方で回転する。レーザー光源41から放射されたレーザービームは、コリメータレンズ42を通過することによって略平行なビームとなり、スリット43で整形されてポリゴンミラー40に入射する。
ポリゴンミラー40で反射したレーザービームは、走査レンズ44,45およびウインドウ46を透過して感光体11を照射する。ポリゴンミラー40の回転によってレーザービームが偏向されるので、感光体11上の照射スポットは一方向に移動する。レーザー光源42の出力制御とレーザービームの偏向とにより、感光体11に対する主走査が行なわれる。走査レンズ44,45は、レーザービームを感光体11の表面に集光する結像特性と、ポリゴンミラー40で等角速度偏向されたレーザービームを主走査方向において等速度に移動させるいわゆるfθ特性とを有している。レーザースキャナー16による主走査と、感光体11の回転による副走査とによって、2次元の静電潜像が感光体11上に形成される。SOSセンサー47は、偏向されたビームの光路のうちの主走査範囲外に配置される光センサーであり、画像データに基づくレーザー光源41の出力制御をレーザービームの偏向に同期させるのに用いられる。
図3(A)は、レーザー光源41に供給する駆動電流Iとレーザー光量Poとの関係を示している。図示のとおり、レーザー光源41は、駆動電流Iが発振閾値電流Ithよりも小さいときはレーザー発光をせず、駆動電流Iが発振閾値電流Ith以上のときにレーザー発光をする。ただし、駆動電流Iが発振閾値電流Ithであるときのレーザー光量Poは、感光体の露光における必要光量P1よりも少ない。必要光量P1のレーザー光を射出させるには、レーザー光源41に発振閾値電流Ithよりも大きい駆動電流Iを供給する必要がある。
発振閾値電流Ithは、レーザー光源41の動作環境温度によって変わる。レーザー光源41の動作が保障される温度範囲(例えば10〜60℃)において、温度が低いほど発振閾値電流Ithは小さい。動作環境温度に依存する発振閾値電流Ithに応じた大きさのバイアス電流Ibを駆動電流Iの一部としてレーザー光源41に流しておけば、発光指示に対するレーザー発光の応答性を高めることができる。バイアス電流Ibを、動作環境温度の微妙な変動や外乱を考慮した若干のマージン分だけ発振閾値電流Ithより小さい値に設定すれば、応答性は最大限に高まる。
図3(B)は、バイアス電流を流さずに駆動電流Iを零から増大させる場合の経過時間とレーザー光量Poとの関係を示している。駆動電流Iの増大を開始する時点t1から駆動電流Iが発振閾値電流Ithになってレーザー発光が始まる時点t2までの時間が発振遅れ時間Taである。時点t2からレーザー光量Poが必要光量P1になる時点t3までの時間が立上がり時間Tbである。そして、発振遅れ時間Taと立上がり時間Tbとの和がパルス細り量T10に相当する。
画像形成装置1では、パルス細り量T10を零にするように、レーザー発光の開始を早めるバイアス電流の設定とレーザー発光の終了を遅らせるパルス幅拡張とを行なう。この発光制御に関わるハードウェア構成が図4に示される。
〔ハードウェア構成の第1例〕
図4において、レーザースキャナー16は、レーザー光源41の駆動回路としてのLDドライバー60、パルス幅拡張回路62、バイアス電流調整回路64、レーザー光源41の動作環境温度を測定するための温度センサー72、およびポリゴンモーター38を駆動するモータードライバー39を有する。
LDドライバー60は、パルス幅拡張回路62からの駆動パルス信号S62に従って、レーザー光源41のレーザーダイオード(LD)41Aによるレーザー発光を断続させる。その際、LDドライバー60は、バイアス電流調整回路64から供給されるバイアス電流Ibをレーザーダイオード41Aに流す。そして、発光中は、レーザー光源41に組み込まれているフォトダイオード41Bの出力に基づいて、レーザー光量Poを必要光量P1に保つように、レーザーダイオード41Aに流す駆動電流を調整する。
このようなレーザースキャナー16およびレーザースキャナー16と同様のレーザースキャナー17,18,19を制御するコントローラー50は、CPU(Central Processing Unit)51、画像メモリ54および不揮発性のメモリ55を有している。
CPU51は、メモリ55によって記憶されている温度特性テーブル551を参照する。温度特性テーブル551は、図5のように動作保障範囲の例えば1℃刻みの各温度における発振閾値電流Ithおよびパルス細り量T10を示す。CPU51は、温度センサー72によって検出された温度に対応する発振閾値電流Ithおよびパルス細り量T10を温度特性テーブル551から取得し、パルス幅拡張量およびバイアス電流の値を設定する。そして、CPU51は、設定した拡張量のパルス幅拡張をパルス幅拡張回路62に指示し、設定した値のバイアス電流の供給をバイアス電流調整回路64に指示する。これら指示に従って、パルス幅拡張回路62が画像メモリ54から画像パルス信号として入力される画像データVIDEOに対応する駆動パルス信号S62を出力し、バイアス電流調整回路64がバイアス電流Ibを出力する。
画像メモリ54に対して、CPU51は水平同期信号(HSYNC)と画像要求信号(TOD)とを与える。TODがトリガーとなって、画像メモリ54内の図示しない副走査カウンターによるHSYNCのカウントが開始され、カウント値に応じたラインの画像データVIDEOが読み出されてパルス幅拡張回路62へ送られる。
図6(A)は、パルス細り対策を行なわない場合のレーザー発光制御のタイミングチャートである。画像データVIDEO(画像パルス信号)における発光期間を指定するパルス(例示ではローアクティブ)のオンエッジ(時点t1)で駆動パルス信号S62がアクティブにされ、画像データVIDEOのパルスのオフエッジ(時点t4)で駆動パルス信号S62はノンアクティブにされる。したがって、駆動パルス信号S62がアクティブである期間T1の長さは、画像データVIDEOのパルスのパルス幅と等しい。しかし、駆動パルス信号S62がアクティブになって駆動電流Iの増大が始まってから所定時間が経過するまで、レーザー発光の光量は必要光量にならない。すなわち、時点t1からレーザー発光の光量が必要光量になる時点t3までは実質的にレーザー発光は無い。このため、有効なレーザー発光が生じている期間T2は、期間T1よりも短い。期間T1と期間T2との差がパルス細り量T10である。
図6(B)は、パルス細り対策を行なう画像形成装置1におけるレーザー発光制御のタイミングチャートである。図6(A)と同様に、画像データVIDEOのパルスのオンエッジ(時点t1)で駆動パルス信号S62はアクティブになる。しかし、図6(A)とは違って、画像データVIDEOのパルスのオフエッジ(時点t4)ではなく時点t4より後の時点t5で駆動パルス信号S62はノンアクティブにされる。つまり、駆動パルス信号S62がアクティブである期間T1aの長さは、画像データVIDEOのパルスのパルス幅よりも長い。時点t4から時点t5までの時間がパルス幅の拡張量T11である。拡張量T11はパルス細り対策としての発光制御における粗調量となる。
パルス幅拡張による粗調とともにバイアス電流による微調が行なわれる。それによって時点t3より以前の時点t3’で有効なレーザー発光が始まる。バイアス電流を流しておくことにより、時点t1での駆動電流の増大の開始(開始時点の電流値はバイアス電流値)からレーザー発光(発振)の始まるまでの時間が短くなり、その分だけレーザー光量が必要光量になるのが早まる。時点t3’から時点t3までの期間T12は、パルス細り量T10とパルス幅の拡張量T11とを差を補うように設定される。期間T12はパルス細り対策としての発光制御における微調量となる。
粗調および微調によって、有効なレーザー発光の生じる期間T2aは画像データVIDEOのパルスのパルス幅と等しくなる。すなわち、画像データVIDEOが示すドットパターンに忠実なレーザー露光を実現することができる。
図7のフローチャートはCPU51が行なうレーザー光源の制御の概要を示している。画像形成装置1には操作パネルを用いる直接の操作またはネットワークを介する外部装置からのアクセスによってコピージョブやプリントジョブが与えられる。印刷動作を要求するジョブが与えられたとき(#11でYES)、CPU51は以下の処理を実行する。
温度センサー72の出力を取り込んでレーザー光源41の動作環境の温度を検知する(#12)。温度特性テーブル551から温度に対応した発振閾値電流Ithの値およびパルス細り量T10を読み込む(#13)。このとき、温度特性テーブル551における1℃刻みの温度の中に検知した温度と一致する温度がなければ、検知した温度に最も近い温度を選択する。パルス幅の拡張量を設定してパルス幅拡張回路62にパルス幅拡張を指示し(#14)、バイアス電流の値を設定してバイアス電流調整回路64にバイアス電流の供給を指示する(#15)。これら一連の準備処理を終えた後、CPU51は印刷のための発光制御を行なう(#16)。発光制御では、画像メモリ54にデータ処理手段によって露光用の画像データが書き込まれた後、画像メモリ54に画像データVIDEOを出力させ、レーザースキャナー16にレーザー光を射出させる。
図8では、パルス細りに対応する発光制御の具体例として、温度センサー72によって検知した動作環境温度が10℃、25℃または60℃であった場合におけるパルス幅の拡張量(粗調量)とバイアス電流による調整量(微調量)との配分が示されている。
例示において、動作環境温度が10℃であった場合、温度特性テーブル551から読み出されるパルス細り量T10は6.5nsであり、同じく発振閾値電流Ithは5.1mAである。発振閾値電流Ithの微妙な変動分を0.1mAと見込むとすると、この場合におけるバイアス電流可変範囲は、発振閾値電流Ithよりも0.1mAだけ小さい5mA以下の範囲(0〜5mA)となる。
CPU51は、レーザー光源41に対する駆動電流Iの供給の過渡特性を示す図示しないデータに基づいて、バイアス電流可変範囲を時間に換算した調整可能範囲を求める。例示での調整可能範囲は0〜2.1nsである。ここで、レーザー発光ではない不要の発光(いわゆるLED発光)を低減する上で、バイアス電流は小さいほど良い。そこで、CPU51は、バイアス電流による調整代を残しつつ、パルス幅の拡張量がより多くなるように、パルス幅拡張のステップ幅(単位拡張量)を決める。具体的には、バイアス電流による調整可能範囲の上限値である2.1nsからその少数点以下を差し引いた2mAをステップ幅とする。上限値が少数であった場合はステップ幅は0nsとなり、パルス幅拡張は行なわれないことになる。ステップ幅とは、パルス幅拡張回路62においてパルスのオフエッジを遅らせるのに用いるディレイアレイの各ディレイの遅延量である。
CPU51は、ステップ幅のm倍(mは1以上の整数)でかつパルス細り量T10の6.5nsよりも短い範囲内で最も長い時間をパルス幅の拡張量T11に設定する。10℃の場合の拡張量T11は、ステップ幅の3倍の6nsである。拡張量T11が決まれば、バイアス電流による調整量T12が決まる。パルス細り量T10と拡張量T11との差が調整量T12である。10℃の場合の調整量T12は0.5nsである。CPU51は、レーザー発光の開始を調整量T12の0.5nsだけ早めるようなバイアス電流値Ibを、図示しない上述の過渡特性を示すデータに基づいて設定する。例示ではバイアス電流値Ibは1.3mAに設定される。
同様の要領でCPU51は動作環境温度に応じて、パルス幅の拡張量T11およびバイアス電流値Ibを設定する。25℃の場合、バイアス電流による調整可能範囲の上限値は4.8nsであり、パルス幅拡張のステップ幅は4nsとされる。つまり、パルス幅拡張回路62において遅延量が4nsのディレイが用いられる。パルス幅の拡張量T11はステップ幅の1倍の4nsに設定され、バイアス電流による調整量T12はパルス細り量T10の6.6nsから拡張量T11の4nsを差し引いた時間である2.6nsになる。バイアス電流値Ibは5.4mAに設定される。60℃の場合、パルス幅拡張のステップ幅は6nsとされ、パルス幅の拡張量T11はステップ幅の1倍の6nsに設定される。バイアス電流による調整量T12は0.7nsになり、バイアス電流値Ibは2.3mAに設定される。
〔ハードウェア構成の第2例〕
図9はレーザー発光の制御に係るハードウェア構成の第2例を示している。第2例に係る画像形成装置1bの構成は、上述の第1例に係る画像形成装置1の構成と基本的に同様である。第2例に係る画像形成装置1bは、第1例のレーザースキャナー16,17,18,19に代えてレーザースキャナー16b,17b,18b,19bを有し、第1例のコントローラローザー50に代えてコントローラー50bを有する。
図9において、レーザースキャナー16bは、第1例のレーザースキャナー16の構成に加えて、レーザー光源41bの発光開始特性の経時変化を検知するための光検出回路71を備える。この光検出回路71は、レーザー光源41bに備わるフォトダイオード41Bの出力に基づいて、レーザーダイオード41Abによるレーザー発光の有無およびレーザー光量を示す検出データをコントローラー50bに送る。
コントローラー50bのCPU51bは、所定の時期にLDドライバー60に指示を与えてレーザー光源41bを発光させ、レーザー光源41の発光開始特性の経時変化を示すデータを取得する。詳しくは、レーザー光源41bに供給する駆動電流Iを徐々に増大させ、光検出回路71からの検出データに基づいて発振閾値電流Ithおよびレーザー光量Poが必要光量P1になる駆動電流Iの値を取得する。そして、後述する経時変化測定データ552を作成して不揮発性のメモリ55bに記憶させる。経時変化測定データ552は、印刷時の発光制御において、温度特性テーブル551bに基づく制御の補正に用いられる。
図10は発光開始特性の経時変化を示している。図10(A)のように、動作環境の温度をA℃とし、温度特性テーブル551bが示すA℃の発振閾値電流Ithを便宜的にIth(1)とする。この発振閾値電流Ith(1)は経時変化の生じる前の値である。画像形成装置1bの累積使用時間が増えるにつれて、発振閾値電流Ithが大きくなる経時変化が生じる。変化した後の発振閾値電流Ithを便宜的にIth(2)とする。また、図10(A)から分かるとおり、経時変化として、レーザー発光が始まってから後の光量の増大が緩やかになる。
経時変化の検知では、計時をしながら駆動電流Iを徐々に増大させて、図10(B)に示される発振遅れ時間Ta’およびパルス細り量T10’を測定する。発振遅れ時間Ta’は駆動電流Iを零から増大させたときのレーザー発光が始まるまでの所要時間であり、図中の時点t0から時点t2’までの時間である。パルス細り量T10’はレーザー光量Poが必要光量P1になるまでの所要時間、すなわち図中の時点t0から時点t3’までの時間である。
パルス細り量T10’から発振遅れ時間Ta’を差し引く演算により、測定を行なったときの動作環境の温度(A℃)における立上がり時間Tb’が求まる。また、温度特性テーブル551におけるA℃のデータによって特定される発振遅れ時間Taと測定した発振遅れ時間Ta’との差、すなわち発振遅れ時間の経時変化分ΔTaを求めることができる。求められた立上がり時間Tb’および発振遅れ時間の経時変化分ΔTaが、図11のように測定時の温度とともに経時変化測定データ552として記憶される。
発振遅れ時間の経時変化分ΔTaと温度との間には所定の関係があるので、経時変化を検知したときの温度と印刷時の温度とが異なっていても、印刷時における発振遅れ時間の経時変化分ΔTaを算出することができる。したがって、印刷時においてバイアス電流による調整可能範囲を特定する際に、温度特性データ551のデータで定まる調整可能範囲に対して、経時変化分ΔTaを加算する補正を行えばよい。発振遅れ時間の経時変化分ΔTaに温度依存性がほとんどない場合では、経時変化測定データ552として記憶されている経時変化分ΔTaをそのまま加算する補正を行えばよい。
本実施形態において、立上がり時間Tb’には実質的に温度依存性がない。したがって、印刷時においてそのときの温度に対応するよう補正した発振遅れ時間Taに経時変化測定データ552として記憶されている立上がり時間Tb’を加算すれば、パルス細り量T10が求まる。
図12はレーザー光源の制御の第2例のフローチャートである。CPU51bは、画像形成装置1bの累積使用時間または累積印刷枚数が設定値になったとき、環境温度が急激に変化したとき、といった予め決められた設定時期に、レーザー光源41の発光開始特性の経時変化を検知する。まず、レーザー光源41の動作環境の温度を検知し(#22)、レーザー光源41を発光させて発振遅れ時間Ta’およびパルス細り量T10’を測定する(#23)。続いて、発振遅れ時間の経時変化分ΔTaを算出し(#24)、立上がり時間Tb’を算出する(#25)。そして、経時変化分ΔTaおよび立上がり時間Tb’を経時変化測定データ552としてメモリ55bに記憶させる(#26)。
画像形成装置1bが印刷を行なうとき(#27でYES)、CPU51bはパルス細りに対する調整量の設定処理を実行し(#28)、その後に発光制御処理を実行する(#29)。
図13はパルス細りに対する調整量の設定ルーチンのフローチャートである。CPU51bは、温度センサー72の出力を取り込んでレーザー光源41の動作環境の温度を検知する(#71)。温度特性テーブル551から現在の温度に対応した発振閾値電流Ithを読み込み(#72)、経時変化測定データ552である立上がり時間Tb’および発振遅れ時間の経時変化分ΔTaを読み込む(#73、#74)。
次に、CPU51bは、パルス細り量T10を算出し(#75)、パルス幅の仮の拡張量とパルス細り量T10との差分(ΔT11)を算出する(#76)。仮の拡張量は、パルス幅拡張の単位拡張量Xのm倍でかつパルス細り量T10より短い範囲内の最も長い時間である。
差分ΔT11と単位拡張量Xの半分とを比較し(#77)、比較結果に応じて粗調量および微調量を設定する。本例では、不要の発光を生じさせるバイアス電流をできるだけ流さないように最大限の粗調量が設定される。
差分ΔT11が単位拡張量Xの半分以下であれば(#77でYES)、仮の拡張量とした単位拡張量Xのm倍の時間をパルス幅の拡張量T11(粗調量)に設定する(#78)。そして、パルス細り量T10と拡張量T11との差を補うように、バイアス電流による調整量T12を設定する(#79)。
一方、差分ΔT11が単位拡張量Xの半分を超える場合(#77でNO)、単位拡張量Xの(m+1)倍の時間をパルス幅の拡張量T11(粗調量)に設定する(#80)。そして、パルス細り量T10と拡張量T11との差を補うように、バイアス電流による調整量T12を設定する(#81)。この場合、粗調のみを行なうと、図6(B)に示したレーザー発光の生じる期間T2aが、画像データVIDEOがアクティブとなる期間(t1からt4まで)よりも単位拡張量Xの半分以下の長さだけ長くなってしまう。したがって、微調(バイアス電流による補正)はレーザー発光が時点t3の前ではなく後に始まるようにするものとなる。つまり、レーザー発光の開始を意図的に若干遅らせる。そのために、例えば発振遅れ時間が長くなるように、駆動電流Iを供給する回路の回路定数を切り替える。
図14はレーザー光源の経時変化を考慮したパルス細りの補正の具体例を示している。図14では、温度センサー72によって検知した動作環境温度が10℃、25℃または60℃であった場合におけるパルス幅の拡張量(粗調量)とバイアス電流による調整量(微調量)との配分が示されている。
動作環境温度が10℃である場合、温度特性テーブル551bから読み出されるパルス細り量T10が6.3nsであり、同じく発振閾値電流Ithが5.0mAであるとする。また、経時変化測定データ552として記憶されている発振遅れ時間の経時変化分ΔTaが0.1nsであり、同じく立上がり時間Tb’が0.3nsであるとする。ここでは、経時変化分ΔTaおよび立上がり時間Tb’が共に温度にかかわらず一定であるとする。
10℃の場合において、経時変化測定データ552に基づく補正後の経時変化を見込んだパルス細り量T10’は6.5nsであり、バイアス電流による調整の最大調整量は2.1nsである。パルス幅拡張のステップ幅(単位拡張量X)は、パルス幅拡張回路62の構成の上で最も短い時間(分解能)であり、例えば1nsである。
補正すべきパルス細り量T10’が6.5nsであるので、仮の拡張量は単位拡張量Xの6倍(つまり、m=6)の6nsとされる。パルス細り量T10’と仮の拡張量との差分ΔT11が単位拡張量Xの半分である0.5ns以下であるので、この場合は仮の拡張量がそのままパルス幅の拡張量T11に設定される。パルス幅拡張回路62は、例えば遅延量が1nsのディレイを6個繋げたディレイアレイを用いて、設定されたパルス幅拡張を実現する。
拡張量T11が決まれば、バイアス電流による調整量T12が決まる。パルス細り量T10’と拡張量T11との差が調整量T12である。10℃の場合の調整量T12は0.5nsである。CPU51は、レーザー発光の開始を調整量T12の0.5nsだけ早めるバイアス電流値Ibを設定する。例示ではバイアス電流値Ibは1.3mAに設定される。
動作環境温度が25℃である場合、温度特性テーブル551bから読み出されるパルス細り量T10が6.4nsであり、同じく発振閾値電流Ithが10.0mAであるとする。経時変化を見込んだパルス細り量T10’は6.6nsであり、バイアス電流による補正の最大調整量は4.8nsである。単位拡張量Xは1nsである。
25℃の場合も10℃の場合と同じく仮の拡張量は6nsとされる。パルス細り量T10’と仮の拡張量との差分ΔT11である0.6nsは単位拡張量Xの半分である0.5nsを超える時間であるので、この場合は仮の拡張量に単位拡張量Xの一つ分を加えた時間(7ns)がパルス幅の拡張量T11に設定される。拡張量T11は単位拡張量Xの(m+1)倍である。
拡張量T11が決まれば、バイアス電流による調整量T12が決まる。パルス細り量T10’と拡張量T11との差が調整量T12である。25℃の場合の調整量T12は−0.4nsである。調整量T12が負数であることは、バイアス電流Ibを零にしたときよりも遅くレーザー発光を開始させることを意味する。CPU51は、バイアス電流値Ibを0mAに設定するとともに、LDドライバー60bによって駆動電流Iを供給する際の電流増加率を低減させてレーザー発光の開始を遅らせる。
動作環境温度が60℃である場合、仮の拡張量は6nsとされ、パルス細り量T10’と仮の拡張量との差分ΔT11との差分ΔT11は0.7nsとなる。差分ΔT11が単位拡張量Xの半分を超えるので、この場合も拡張量T11は7nsに設定される。バイアス電流による調整量T12は−0.3nsである。CPU51は、バイアス電流値Ibを0mAに設定するとともに、LDドライバー60bに駆動電流Iの電流増加率を低減させる。
以上の第2例によれば、レーザー光源44bのレーザーダイオード41Abの発光開始特性に無視できない経時変化が生じる場合にも、画像データVIDEOによって指定されるパターンどおりのレーザー露光を実現することができる。所定の時期のみに経時変化を検知するので、印刷ごとに経時変化を検知するのと比べて、検知のための強制発光の回数が少なく、レーザー光源41bの経時変化が低減される。ただし、印刷ごとに経時変化を検知して、レーザー光源41bの実際の状態に応じた発光制御を行なってもよい。
上述の実施形態において、温度特性テーブル551を、予め温度ごとに求めたパルス幅の拡張量T11およびバイアス電流Ibのそれぞれの設定値を示すルックアップテーブルとし、検知した動作環境温度に対応する設定値をレーザースキャナー16の制御に適用してもよい。温度センサー72によって検知した温度と一致する温度についてのデータが温度特性テーブル551に無い場合、検知した温度に近い温度のデータに基づく補間演算によって必要なデータを取得するようにしてもよい。
レーザー光源41,41bの発光特性に関わる状態を示す状態データは、レーザー光源41,41bの使用時間、画像形成装置1,1bの使用時間または印刷枚数といった使用実績をカウントしたカウント値であってもよい。つまり、使用実績から現在の発光特性を推定してパルス細り対策としての発光制御の調整量を設定することができる。
上述の実施形態において、画像形成装置1,1bの構成を本発明に沿う範囲内で適宜変更することができる。例えば、複数のディレイデバイスによってパルスのオフエッジを遅らせるパルス幅拡張回路62の機能をソフトウェアによって実現してもよい。
1,1b 画像形成装置
41,41b レーザー光源
41B フォトダイオード(光センサー)
S62 駆動パルス信号(画像パルス信号)
I 駆動電流
Ib バイアス電流
51,51b CPU(状態検知部、調整制御部)
60,60b LDドライバー(駆動回路)
62 パルス幅拡張回路(パルス幅拡張部)と、
64 バイアス電流調整回路(電流調整部)
P1 必要光量(設定量)
T10,T10’ パルス細り量(所要時間)
T11 パルス幅の拡張量
551,551b 温度特性データ(温度特性情報)
72 温度センサー
55,55b メモリ
71 光検出回路
Tb 立上がり時間
11 感光体

Claims (6)

  1. 感光体上に潜像を形成するためのレーザー露光を行なう画像形成装置であって、
    レーザー光源と、
    前記潜像のドットパターンに応じた画像パルス信号に従って前記レーザー光源に駆動電流を供給する駆動回路と、
    前記レーザー光源に前記駆動電流の一部として供給されるバイアス電流を増減する電流調整部と、
    前記駆動回路に入力される前記画像パルス信号のパルス幅を拡張するパルス幅拡張部と、
    発光開始特性に関わる前記レーザー光源の状態を示す状態データを取得する状態検知部と、
    前記状態データに基づいて、前記画像パルス信号の各パルスのパルス幅と同じ長さの時間にわたってレーザー発光するように、前記バイアス電流の値および前記パルス幅の拡張量の両方を設定する調整制御部と、を備え
    前記調整制御部は、前記パルス幅の拡張量が前記バイアス電流の値の設定に基づくレーザー発光時間の調整量より多くなるように前記バイアス電流の値および前記パルス幅の拡張量を設定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記調整制御部は、前記パルス幅の拡張の単位拡張量のm倍(mは1以上の整数)で、かつ前記レーザー光源の前記駆動電流を零から発光量が設定量になるまで増大させるときの所要時間以下の最も長い時間を、前記パルス幅の拡張量に設定し、当該拡張量と前記所要時間との差を補うように前記バイアス電流の値を設定する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記調整制御部は、前記パルス幅調整部によるパルス幅の拡張の単位拡張量のm倍(mは1以上の整数)で、かつ前記レーザー光源の前記駆動電流を零から発光量が設定量になるまで増大させるときの所要時間以下の最も長い仮の拡張量と当該所要時間との差分を求め、当該差分が前記単位拡張量の半分以下である場合は前記仮の拡張量を前記パルス幅の拡張量に設定し、前記差分が前記単位拡張量の半分を超える場合は前記単位拡張量の(m+1)倍の時間を前記パルス幅の拡張量に設定し、これらいずれの場合も設定した拡張量と前記所要時間との差を補うように前記バイアス電流の値を設定する
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記レーザー光源の動作環境温度を検出する温度センサーと、
    前記レーザー光源の発振閾値電流値および前記駆動電流を零から発光量が設定量になるまで増大させるときの所要時間のそれぞれと前記動作環境温度との関係を示す温度特性情報を記憶するメモリとを備え、
    前記状態検知部は、前記動作環境温度を前記状態データとして取得し、
    前記調整制御部は、前記動作環境温度に対応する前記発振閾値電流値および前記所要時間に応じて、前記バイアス電流の値および前記パルス幅の拡張量の両方を設定する
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記レーザー光源から射出されるレーザー光を検出する光センサーを備え、
    前記状態検知部は、前記レーザー光源をレーザー発光させることによって、前記レーザー光源の発振閾値電流値およびレーザー発光開始から発光量が設定量になるまでの立上がり時間を前記状態データとして取得し、
    前記調整制御部は、前記発振閾値電流値および前記立上がり時間に応じて、前記バイアス電流の値および前記パルス幅の拡張量の両方を設定する
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記レーザー光源から射出されたレーザー光を検出する光センサーと、
    前記レーザー光源の動作環境温度を検出する温度センサーと、
    前記レーザー光源の発振閾値電流値と前記動作環境温度との関係を示す温度特性情報を記憶するメモリと、を備え、
    前記状態検知部は、予め当該画像形成装置の経時変化を見込んで定められた時期に、前記レーザー光源をレーザー発光させて、レーザー発光開始から発光量が設定量になるまでの立上がり時間を前記状態データとして取得して記憶し、かつ当該画像形成装置が潜像を形成するごとに前記動作環境温度を前記状態データとして取得し、
    前記調整制御部は、当該画像形成装置が画像形成動作を行なうごとに、検出された前記動作環境温度に対応する発振閾値電流値と記憶されている前記立上がり時間とに応じて、前記バイアス電流の値および前記パルス幅の拡張量の両方を設定する
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
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