JP5732006B2 - 試料冷却ホルダー及び冷却源容器 - Google Patents

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Description

本発明は、荷電粒子装置(例えば集束イオンビーム加工観察装置(FIB装置)、透過型電子顕微鏡(TEM)、走査透過型電子顕微(STEM))で使用する試料冷却ホルダーに関する。また、本発明は、試料冷却ホルダーに装着して好適な冷却源容器に関する。
FIB装置は、集束させた荷電粒子を試料に照射することにより、試料を任意の形状に加工できる装置である。特に、マイクロプローブを有するFIB装置は、試料の任意の場所から微小試料を抽出することができる。この抽出手法は、FIBマイクロサンプリング法と呼ばれている。FIBマイクロサンプリング法は、ナノテクノロジーの研究対象である数nmオーダーの状態解析や構造解析を電子顕微鏡などで行う際に必要となる試料の作製に適した方法である(特許文献1)。
特許第2774884号公報 特開平11−96953号 特開平10−275582号 米国特許第5,986,270号 特表2000−513135 特表2004−508661 特開2010−257617
Ohnishi T., Koike H., Ishitani T., Tomimatsu S., Umemura K., and Kamino T., Proc. 25th Int. Symp. Test. And Fail. Anal. (1999) 449-453.
ところで、作製された薄膜試料を電子顕微鏡で観察する場合、電子線の影響により、試料の温度が上昇し、試料本来の状態や構造の解析が困難になる場合がある。特に、熱的損傷を受け易い試料は一般に熱伝導率が低く、試料のチャージアップと熱伝導特性が熱的損傷に大きく寄与する。この問題に対し、観察中の試料を冷却する方法が提案されている(特許文献2)。しかし、特許文献2で提案されている試料冷却ホルダーは、冷却源の熱を効率良く試料に伝達することができず、試料をかろうじて冷すことができる程度である。
また、薄膜試料を電子顕微鏡で観察するには、電子線を薄膜面に対して垂直に照射する必要がある。このため、この種の試料冷却ホルダーには、試料の向きを傾斜できる機構が必要となる。例えば結晶性の試料を観察するには、少なくとも一軸の傾斜機構が必要となる。ところが、既存の試料冷却ホルダーの場合、冷却源(例えば液体窒素)を入れた容器(以下「冷却源容器」という)は傾斜機構に固定されている。このため、試料冷却ホルダーを傾斜すると容器も傾斜し、容器内の液体窒素の液面位置が変化して沸騰(バブリング)する。この沸騰による振動は、試料冷却ホルダーを通じて試料に伝播し、試料の観察を困難にする。このため、熱伝導率の低い試料を効率良く冷やしながら観察することが可能な傾斜機構付の試料冷却ホルダーが求められている。
なお、FIB装置による加工時にも、加工条件により、試料の温度が上昇することがある。特に熱に弱い樹脂、低融点金属、低温相変化物などを加工対象とする場合には、試料を冷却しながら加工することが好ましい。
一般に、加工位置に衝突した荷電粒子のエネルギーの一部はスパッタリングのために使用されるが、残りは試料内に取り込まれて熱エネルギーに変化する。この熱エネルギーは試料内を伝播して冷却部位に拡散し、一定時間後、試料の温度は目的温度の近傍で安定する。
しかし、荷電粒子の照射が与える熱エネルギーが、冷却源から冷却部位に与えられる熱伝達量を上回る場合、試料の温度は上昇してしまう。従って、試料を冷却しつつ荷電粒子で加工するためには、試料の熱伝達特性や形態を考慮し、冷却温度、荷電粒子の照射条件等を適正に調整する必要がある。ところが、既存の試料冷却ホルダーは、前述したように、熱伝導量が非常に小さいため、その調整自体が困難である。
また、FIB装置による加工では、薄膜面に平行方向からイオンビームを照射しながら加工する必要がある。しかし、前述の通り、既存の試料冷却ホルダーでは、冷却源(例えば液体窒素)を入れた容器が傾斜機構に固定されており、試料冷却ホルダを傾斜させると、容器も一緒に傾斜してしまう。結果的に、液体窒素が沸騰(バブリング)し、その振動が加工対象である試料に伝播する。このため、FIB装置の場合にも、熱伝導率の低い試料を効率良く冷やしつつ、同時に加工することができる傾斜機能付きの試料冷却ホルダーの実現が求められている。
本発明は、以上の課題を考慮してなされたもので、傾斜機能付きの試料冷却ホルダーにあって、加工又は観察中における試料の冷却を可能とする試料冷却ホルダー及びそのための冷却源容器を提供する。
上記課題を解決するため、本発明に係る試料冷却ホルダーは、加工又は観察に適した向きに試料を傾斜しても、冷却源容器の姿勢を一定方向に保持しながら試料を冷却できる機構を有する。また、本発明に係る冷却源容器は、冷却源を保持する内側容器を外気から真空断熱する外側容器に真空保持機構を有する。
本発明に係る試料冷却ホルダーによれば、試料を効率的に冷却しつつ、荷電粒子を用いた加工又は観察に適した向きに試料を傾斜することが可能となる。また、本発明に係る冷却源容器を用いれば、観察又は加工に際して真空断熱性能を向上させることが可能になり、冷却源による試料の冷却を長期間維持することが可能になる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
試料冷却用試料台の概略図であり、加工用荷電粒子装置での試料と荷電粒子の位置関係を示す図。 試料冷却用試料台の概略図であり、観察用荷電粒子装置での試料と荷電粒子の位置関係を示す図。 荷電粒子装置に対する試料冷却ホルダーの取り付け状態と、その断面構造を説明する図。 試料に対して水平に荷電粒子を照射する場合における、試料と荷電粒子の位置関係と試料冷却ホルダーと冷却源容器の位置関係を説明する図。 試料に対し垂直に荷電粒子を照射する場合における、試料と荷電粒子の位置関係と試料冷却ホルダーと冷却源容器の位置関係を説明する図。 試料加工・観察時における試料冷却ホルダーの使用状態と、雰囲気遮断時における試料冷却ホルダーの使用状態を説明する図。 試料冷却ホルダーの先端部を示す斜視図。 冷却試料台の試料冷却ホルダーへの取り付け構造を説明する斜視図。 冷却試料台の試料冷却ホルダーへの取り付け構造を説明する平面図。 試料冷却ホルダーに装着する冷却源容器の断面構造を説明する図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明の実施の態様は、後述する形態例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲において、種々の変形が可能である。
まず、加工時と観察時おける荷電粒子と試料との位置関係の違いを説明する。図1Aは加工時における荷電粒子と試料との位置関係を示し、図1Bは観察時における荷電粒子と試料との位置関係を示している。
試料1は、例えばFIBマイクロサンプリング法などで作製された微小試料である。試料1に設けられる加工・観察領域2は、通常の加工・観察の場合、10μm平方以下である。なお、試料1は、冷却源により冷却される冷却試料台3に直接接着されている。
加工時(図1A)、微小領域には、空間4を通じ、試料1の薄膜面に水平な方向から荷電粒子5(例えばイオンビーム)が照射される。一方、観察時(図1B)、微小領域には、空間4を通じ、試料1の薄膜面に垂直な方向から荷電粒子6(例えば電子線)が照射される。いずれの場合も、試料1を冷却しながらの加工・観察が可能である。なお、いずれの場合にも、冷却効果を高めるには、微小領域で発生した熱を効率よく冷却試料台3に排出する必要がある。本実施例の場合、加工・観察領域2が冷却試料台3から数μm以下の距離で近接した構造をとる。このため、高い冷却効果を期待できる。
なお、観察の際(図1B)、試料1から出力されるシグナル7(例えば特性X線、2次電子(反射電子))は、空間4を通過し、効率良く検出器で検出される。図1A及び図1Bでは不図示であるが、冷却試料台3の取り付け先であるホルダーには紙面縦方向に試料を傾斜できる機構が設けられており、目的に応じた加工・観察が可能である。
[実施例1]
(全体構成)
図2に、冷却源容器を装着した試料冷却ホルダー13を、荷電粒子装置のホルダー受け部11に取り付けた状態を表している。試料冷却ホルダー13は、O−リング12を通じ、ホルダー受け部11に対してスライド及び/又は回動可能に取り付けられている。
試料冷却ホルダーは、外筒を構成するシャッター19と、内筒を構成する熱シールド18と、内筒内にロッドの一部が収容されるL字形状の冷却ロッド14と、熱シールド18を回転可能に保持すると共に冷却ロッド14を保持する冷却源容器装着部15を有している。冷却源容器装着部15は、その下面側に設けられた開口内に冷却ロッド14の一部を差し込んだ状態で保持している。冷却ロッド14の一部は、冷却源容器装着部15の下面から突き出ており、冷却源容器を冷却源容器装着部15の下面に装着した際に、ロッドの一部が冷却源16と接触する。
ここで、冷却ロッド14は、熱シールド18の内側とも、冷却源容器装着部15の内側とも固定されていない。熱シールド18の内側に対して冷却ロッド14を固定したい場合には、ロック機構26を使用する。この実施例におけるロック機構26は、押し込むと冷却ロッド14を熱シールド18の内側に押し付けてロックし、再度押し込むとロック状態を解除する。
後述するように、冷却源容器装着部15には、ネジ等を通じ、冷却源容器が固定的に装着される。因みに、冷却源容器装着部15と熱シールド18は、O−リング20により回動可能に取り付けられている。シャッター19は、O−リング20を通じ、熱シールド18の表面に沿って往復可能に取り付けられている。
この実施例の場合、熱シールド18の先端部分(試料取り付け側)は、対向する2本の腕が軸方向に突き出るように部分的に切断されており、その2本の腕の間に冷却試料台支持台10を保持できるよう構成されている。ここで、冷却試料台支持台10と冷却ロッド14とは、フレキシブル冷却伝達部材(例えば筒状金属メッシュ)17を通じて連結されている。フレキシブル冷却伝達部材17は、変形自在な部材である。このため、冷却試料台支持台10は冷却ロッド14から分離され、冷却試料台支持台10だけを冷却ロッド14に対して独立に傾斜(熱シールド18の軸方向に回転)することができる。
冷却試料台支持台10には、試料1を取り付けた冷却支持台3が装着されている。従って、冷却試料台支持台10を冷却ロッド14に対して独立に傾斜できることは、試料1を冷却ロッド14に対して独立に傾斜できることを意味する。試料1を冷却試料台3に固定するまでのプロセスは既存である(非特許文献1)。このため、プロセスの説明は省略する。
前述の通り、冷却試料台支持台10は熱シールド18に固定されているため、熱シールド18を冷却源容器装着部15に対して回転すると、冷却試料台支持台10も熱シールド18と一体に回転し、試料1の向きが回転する。前述したように、冷却試料台支持台10と熱シールド18の回転が可能なのは、フレキシブル冷却伝達部材17を通じて、冷却試料台支持台10と冷却ロッド14が連結されているためである。
冷却試料台3は、加工・観察の終了後、冷却試料台支持台10から取り外すことができる。勿論、再度の加工・観察時には、冷却試料台3を冷却試料台支持台10に装着可能である。冷却試料台3を冷却試料台支持台10に対して着脱可能に取り付けるための構造は後述する。
また、熱シールド18の先端部には、ホルダー先端シールド9とホルダー先端シールド押え8が順番に取り付けられている。ホルダー先端シールド9は、シャッター19を熱シールド18の軸に沿って先端方向にスライドさせた場合に、シャッター19の端部と密着し、シャッター19内を密閉する部材である。また、ホルダー先端シールド押え8は、ホルダー先端シールド9の脱落を防ぐ部材である。
冷却源容器は、冷却源(例えば液体窒素)16を保持する内側冷却源容器23と、内側冷却源容器23を熱シールド22を挟んで収容する外側冷却源容器21の二重容器構造を有している。熱シールド22は真空状態に保たれている。このため、内側冷却源容器23は、熱シールド22により、外側冷却源容器21の外界から熱的に完全に隔離される。
内側冷却源容器23の上面には2つの開口が形成されており、一方の開口には冷却ロッド14が挿入され、他方の開口は冷却源の導入に使用される。
この実施例の場合、外側冷却源容器21の下面には真空排気口24が形成されており、真空排気口24には真空保持キャップ25が取り付けられている。真空排気口24は、熱シールド22の真空排気に使用する。真空保持キャップ25は、真空排気後の熱シールド22の高真空状態を保持するために用いられる。前述したように、冷却源容器は試料冷却ホルダーに対してネジ等を用いて着脱可能である。
(使用時の試料の向き)
図3Aに試料を加工する場合における試料と荷電粒子の位置関係、試料冷却ホルダーと冷却源容器の位置関係を示す。また、図3Bに試料を観察する場合における試料と荷電粒子の位置関係と試料冷却ホルダーと冷却源容器の位置関係を示す。なお、図3A及び図3Bの右図においては、紙面垂直方向が試料冷却ホルダー13の長手方向である。
薄膜試料を作製するFIB装置においては、図3Aに示すように、不図示の対物レンズから放出される荷電粒子5(ここではイオンビーム)に対して平行に試料1を配置し、加工・観察面の表裏を交互に加工することにより、冷却した状態のまま薄膜試料を作製する。なお、冷却源16からの熱は冷却ロッド14、フレキシブル冷却伝達部材17、冷却試料台支持台10及び冷却試料台3を通じて試料1に伝播する。
この際、冷却ロッド14は、ロック解除状態にある。ロックが解除されているので、試料1の傾斜角を変更しても(すなわち、熱シールド18を中心軸の周りに回転させても)、冷却ロッド14が熱シールド18と共に回転することはなく、冷却源容器が冷却源容器装着部15と共に回転することはない。すなわち、冷却源容器内に保持されている冷却源16は水平状態のまま保持される。仮に、外部要因等により冷却源16にバブリングが発生した場合でも、その振動は、専らフレキシブル冷却伝達部材17を通じて伝播し、かつ、減衰される。従って、加工精度や観察精度の低下を効果的に防止できる。
作製された薄膜試料を観察する電子顕微鏡においては、図3Bに示すように、薄膜試料は荷電粒子6(ここでは電子線)に対してほぼ直角に配置される。図3Bにおける試料1の配置は、図3Aにおける薄膜試料作製時の方向から90度傾斜している。勿論、冷却ロッド14はロック解除状態にある。また、シャッター19と熱シールド18の一体的な回転は、フレキシブル冷却伝達部材17の捩れ方向の変形により吸収される。従って、シャッター19と熱シールド18の回転(傾斜)は、冷却ロッド14の回転(傾斜)には影響しない。
電子顕微鏡では、試料1を冷却した状態のまま、透過波などを用いた観察が実行される。試料から発せられるシグナル7(例えば特性X線)は、不図示の空間4を通過し、効率良く検出器で検出され、試料評価に利用される。ここでの観察は、前述したように、結晶構造を採る試料1を紙面縦方向・面内方向に傾斜する必要がある。このための、シャッター19及び熱シールド18(又は熱シールド18のみ)の回転(傾斜)は、試料冷却ホルダー13を保持する装置ステージの傾斜機構を用いて実行しても良いし、手動で行っても良い。
勿論、観察時にも、ロック機構26はロック解除状態とする。これにより、薄膜試料の加工・観察方向にとらわれることなく、内側冷却源容器23に保持される冷却源16の水平状態を保つことができる。
(シャッター機能)
続いて、シャッター19の使用例を説明する。シャッター19は、試料冷却ホルダー13を装置間で搬送する場合における試料破損、汚れを回避するために設けられている。図4の上段に示す使用例(a)は、試料加工・観察時におけるシャッター19の位置を示し、図4の下段に示す使用例(b)は、搬送中におけるシャッター19の位置を示している。搬送時には、外筒を構成するシャッター19が内筒を構成する熱シールド18の表面に沿って先端方向にスライドし、ホルダー先端シールド9に端面が当たった状態で密閉空間を形成する。
図5に、試料冷却ホルダー13の先端部の構造を示す。ホルダー先端シールド9の材質は任意である。ホルダー先端シールド9として、遮断性能を有する材質(例えばゴム)を用いる場合、熱シールド18の筐体に形成された真空排気口28を通じて真空排気することにより、試料1を試料冷却ホルダー13内を真空に保ったまま装置間を移動することができる。また、ホルダー先端シールド9として、樹脂製で耐熱性を有する材質(例えばフッ素樹脂)を用いる場合、試料冷却ホルダー13の先端部を冷却媒体に直接漬けて、試料1を急速凍結することができる。
(冷却試料台の取り付け構造)
ここでは、図6A及び図6Bを用い、冷却試料台3の試料冷却ホルダー13への取り付け構造を示す。図6Aは、冷却試料台3の取り付け面に対して裏側の取り付け構造を示し、図6Bは冷却試料台3の取り付け面側から見た構成を示す。本実施例の場合、冷却試料台支持台10と冷却試料台押え29により冷却試料台3を両側から挟み、固定ネジ27で固定する構造を採用する。
なお、固定ネジ27の頭に形成する一文字のネジ溝は、頭の両端まで突き抜けておらず、図6Aに示すように、ネジ溝の両端が頭の内側に留まり、両端部が矩形形状又は両端部が半円形状の細長い穴を形成する。このネジ溝形状の採用により、冷却試料台3の装着・取り外し時にも、マイナスドライバの先端がネジ溝から滑って外れ難い。
また、図6Bに示すように、冷却試料台支持台10は、冷却源16から冷却ロッド14、フレキシブル冷却伝達部材17を通じて伝播された熱を確実に試料1に伝えるため、熱シールド18に設けられた腕の両側から突出する4つの尖り先パーツ30で固定されている。
(冷却源容器)
図7に、冷却源容器に断面構造を示す。試料冷却ホルダー13に着脱可能な冷却源容器は、冷却源(例えば液体窒素)16を保持する円筒状の内側冷却源容器23と、熱シールド22を挟んで内側冷却源容器23を収容する円筒状の外側冷却源容器21で構成されている。
内側冷却源容器23の上面には2つの開口が形成されており、この2つ開口からそれぞれ上方に筒状の管が取り付けられている。この2つの管の一端は外側冷却源容器21に設けられた同形状の穴と連結されている。この連結により、内側冷却源容器23と外側冷却源容器21で囲まれた空間は熱シールド22を形成する。なお、2つの開口のうち一方は冷却ロッド14を挿入する冷却ロッド挿入口31aとして用いられ、他方は冷却源16を導入するための冷却源導入口31bとして用いられる。なお、冷却ロッド挿入口31aと冷却源導入口31bの名称は便宜的なものであり、どちらを冷却ロッド14の挿入に使用し、他方を冷却源16の導入に使用しても良い。
また、外側冷却源容器21の下面には真空排気口24が形成されており、真空排気口24には真空保持キャップ25が取り付けられている。真空排気口24は、熱シールド22の真空排気に使用する。真空保持キャップ25は、真空排気後の熱シールド22の高真空状態を保持するために用いられる。
(まとめ)
以上説明したように、試料冷却ホルダー13を用いることにより、加工や観察のために試料の向き(傾斜)を変更しても、試料冷却ホルダー13の冷却源容器装着部15に取り付けられた冷却源容器の向きを常に自重方向に維持することができる。よって、試料冷却ホルダー13を用いれば、試料の向き(傾き)が変化しても冷却源16としての液体窒素や液体ヘリウム等がバブリングすることがない。結果的に、バブリングによる振動が試料1に伝播することがなく、観察及び加工精度を高めることができる。
勿論、試料1に対しては、冷却ロッド14、フレキシブル冷却伝達部材17、冷却試料台支持台10及び冷却試料台3を通じて冷却源16の温度が伝播される。従って、試料1を冷却しながらの観察・加工も行うことができる。なお、フレキシブル冷却伝達部材17は熱伝導性に優れるため、十分な熱量を試料1に伝播させることができる。
以上の技術的な効果は、試料冷却ホルダー13が以下の特徴を有することにより実現される。
(1)試料1及び冷却試料台3を搭載する冷却試料台支持台10が、少なくともねじり方向に変形可能な冷却ロッド14を通じて接続され、試料1を冷却ロッド14から独立した状態で回転(傾斜)できること
(2)冷却ロッド14が内筒を構成する熱シールド18及び冷却源容器装着部15に固定されていないこと
また、本実施例に係る冷却源容器は、試料冷却ホルダー13(具体的には、冷却源容器装着部15)に対して着脱可能である。このため、試料1を冷却する必要が無い場合には、冷却源容器を試料冷却ホルダー13から取り外すことができる。また、本実施例に係る冷却源容器では、外筒を構成する外側冷却源容器21に真空保持キャップ25が設けられており、観察や加工のたびに真空引きを行えば、真空度が常に高い状態で観察や加工を行うことができる。このため、冷却源の温度が長時間維持できるようになり、連続して長時間作業することが可能になる。また、連続作業が可能になることで、加工及び観察に必要なトータルの作業時間を大幅に短縮することができる。これにより、材料解析及び研究の急速な発展を実現することができる。特に、方位性のある材料解析や研究の分野において幅広い適用が期待できる。
[他の実施例]
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の一部の構成を他の構成に置換すること、実施例の構成に他の構成を追加することも可能である。また、実施例の構成の一部を削除することも可能である。
1…試料、2…加工・観察領域、3…冷却試料台、4…空間、5…荷電粒子、6…荷電粒子、7…シグナル、8…ホルダー先端シールド押え、9…ホルダー先端シールド、10…冷却試料台支持台、11…ホルダー受け部、12…O−リング、13…試料冷却ホルダー、14…冷却ロッド(第2の熱伝導部材)、15…冷却源容器装着部、16…冷却源、17…フレキシブル冷却伝達部材(第1の熱伝導部材)、18…熱シールド(第1の筒部材)、19…シャッター(第2の筒部材)、20…O−リング、21…外側冷却源容器、22…熱シールド、23…内側冷却源容器、24…真空排気口、25…真空保持キャップ、26…ロック機構、27…固定ネジ、28…真空排気口、29…冷却試料台押え、30…尖り先パーツ、31a…冷却ロッド挿入口、31b…冷却源導入口。

Claims (9)

  1. 荷電粒子により加工又は観察する試料を載置した冷却試料台を装着する冷却試料台支持台と、
    冷却源から伝達された熱を前記冷却試料台支持台に伝達すると共に、前記試料の向きの変化に応じて変形する第1の熱伝導部材と、
    前記冷却源の熱を前記第1の熱伝導部材に伝達する第2の熱伝導部材と、
    先端部が前記冷却試料台支持台に固定されると共に、前記第1及び前記第2の熱伝導部材を内空間に可動状態で収容する第1の筒部材と、
    前記第1の筒部材を回動可能に取り付けると共に、前記冷却源を収容する冷却源容器を着脱可能に装着する冷却源容器装着部と
    を有する試料冷却ホルダー。
  2. 請求項1に記載の試料冷却ホルダーにおいて、
    前記第1の筒部材を内側に収容する第2の筒部材と、
    前記第1の筒部材の先端に配置され、前記第1の筒部材の外表面に沿って先端方向にスライドされた前記第2の筒部材の先端側端面と接触して密閉空間を生成するホルダー先端シールドと
    を有することを特徴とする試料冷却ホルダー。
  3. 請求項2に記載の試料冷却用ホルダーにおいて、
    前記第1の筒部材には、前記密閉空間を真空排気する際に使用する真空排気口を有する
    ことを特徴とする試料冷却用ホルダー。
  4. 請求項2に記載の試料冷却用ホルダーにおいて、
    前記ホルダー先端シールドは、真空遮断用パッキンである
    ことを特徴とする試料冷却用ホルダー。
  5. 請求項2に記載の試料冷却用ホルダーにおいて、
    前記ホルダー先端シールドは、耐熱性を有する樹脂製部材である
    ことを特徴とする試料冷却用ホルダー。
  6. 請求項1に記載の試料冷却ホルダーにおいて、
    前記冷却試料台は、マイナス形状のネジ溝の両端がネジ頭の端部に達しない形状の固定ネジにより前記冷却試料台支持台に装着される
    ことを特徴とする試料冷却用ホルダー。
  7. 請求項1に記載の試料冷却ホルダーにおいて、
    前記冷却試料台支持台は、点接触により前記第1の筒部材に固定される
    ことを特徴とする試料冷却用ホルダー。
  8. 少なくとも請求項1に記載の試料冷却ホルダーを構成する前記第2の熱伝導部材の一端側を差し込む開口とを有し、外部から導入された冷却源を内空間に保持する内側冷却源容器と、
    前記内側冷却源容器を真空断熱する外側冷却源容器と、
    前記外側冷却源容器の一部に形成された真空排気口に取り付けられ、前記密閉空間の真空状態を保持する真空保持キャップと
    を有する冷却源容器。
  9. 請求項8に記載の冷却源容器において、
    前記内側冷却源容器は、冷却源を導入するための専用の開口を、前記第2の熱伝導部材の一端側を差し込む開口とは別に有する
    ことを特徴とする冷却源容器。
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