JP4302722B2 - 試料冷却装置及びそれを備えた電子線照射型分析/観察装置 - Google Patents
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この電子線照射型分析/観察装置としては、例えば、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)、電子線プローブX線マイクロアナライザ(Electron Prove x-ray MicroAnalyser:EPMA)、オージェ電子分光装置(Auger Electron Spectroscopy:AES)、電子線回折装置(electron diffractometer)等が挙げられる。
これらの装置では、測定源として電子線を使用するため、試料室内を真空に保つ必要がある。また、SEM、EPMA、AES等において試料の導電性が低い場合には、照射された電子線の電荷が試料面に蓄積される、いわゆるチャージアップと称される現象が生じ、試料の観察不良、分析不良等の不具合が生じる。そこで、真空蒸着法やスパッタ法等を用いて試料の表面に金属や炭素(カーボン)等の導電性物質を成膜したり、試料測定位置に開口部を形成した金属箔で試料を覆うことにより、チャージアップを防止することが行われている。
従来の電子線照射型分析/観察装置においては、測定を行なう場合に発生する熱の影響を如何に防ぐかが重要な点となるが、加熱により劣化・損傷を起こしやすい試料、すなわち樹脂などの有機材料の測定においては、いわゆる電子線損傷と称される試料の劣化、及び試料の劣化に伴う測定精度の低下が生じる。したがって、従来の電子線照射型分析/観察装置は、有機材料の観察・分析を行うには不向きであった。
また、この他の方法としては、真空蒸着法やスパッタ法等を用いて試料の表面に金等の熱伝導性の高い薄膜を成膜する方法、あるいは試料を薄片化する方法等が採られてきた。
また、試料の加熱を防ぐ他の方法として、試料自体を冷却する方法がある。従来から、試料の測定状態を安定化させるために、試料ホルダまたは試料ステージに、加熱ヒータ等の加熱装置、あるいは液体窒素もしくは特殊な低温ガスを用いる冷却装置等を設置して試料を恒温に保つ方法があり、その応用として試料を冷却する方法もある。
例えば、電子顕微鏡の場合には、試料ステージまたは試料ホルダにペルチェ素子を設け、このペルチェ素子により試料を冷却して固化・凍結する方法が採られている(特許文献1)。
このペルチェ素子は、一方の面を冷却面とすると、この面に対向する他方の面は発熱面となるという特性を有しており、冷却面側の温度を十分に下げるためには、発熱面側にて発生する熱を十分に放熱させる必要がある。そこで、通常、ペルチェ素子の発熱面側に冷却ファンあるいは放熱フィンを設け、この冷却ファンあるいは放熱フィンにより発生する熱を放熱するようになっている。
また、試料台にペルチェ素子やヘリウム冷凍機を設けることで試料を間接的に冷却するもの、あるいは試料台に冷却媒体を流動させる冷媒管を設けることで試料を間接的に冷却するものも提案されている(特許文献3)。
さらに、ペルチェ素子の冷却面と試料ホルダとの間を熱伝導性部材で接続したものや試料台に冷媒管を設けたものでは、熱伝導性部材や配管に柔軟性を持たせた様な場合であっても、これらが試料台の動きを制限するので、試料の観察を十分に行うことができないという問題点があった。
これにより、ペルチェ素子の冷却面の温度を下げることが可能になり、試料を効率的に冷却することが可能になる。しかも、この試料が加熱により劣化・損傷が生じ易い樹脂等の有機材料であっても、この試料は加熱されることなく効率的に冷却され、劣化・損傷が減少する。
また、ステージとペルチェ素子との間に熱伝導性を有するホルダを設けたことにより、ペルチェ素子の発熱面で発生する熱をステージに逃がすことがさらに容易になり、冷却面の温度をさらに下げることが可能となる。
この試料冷却装置では、前記ステージを金属および/またはセラミックスとしたことで、ペルチェ素子の発熱面で発生する熱をステージに容易に放熱することが可能となり、冷却面の温度を十分に下げることが可能となる。
この試料冷却装置では、前記ホルダを金属および/またはセラミックスとしたことで、ペルチェ素子の発熱面で発生する熱をホルダを介してステージに逃がすことが可能となり、冷却面の温度を十分に下げることが可能となる。
この試料冷却装置では、前記ステージまたは前記ホルダに、前記ペルチェ素子に前記試料を固定する固定部材を設け、この固定部材の少なくとも一部に、導電性及び熱絶縁性を有する材料を用いたことにより、電子線が試料に照射された場合に、試料に蓄積される電荷が固定部材を介して散逸するとともに、ステージまたはホルダからの熱を固定部材により遮断し、この熱が試料に流入するのを防止する。これにより、外部からの熱により試料の冷却が妨げられる虞がなくなる。
この試料冷却装置では、前記ステージまたは前記ホルダに、前記ペルチェ素子に前記試料を固定する固定部材を設け、この固定部材と前記試料との間に、導電性及び熱絶縁性を有する材料からなる試料固定用補助具を設けたことにより、電子線が試料に照射された場合に、試料に蓄積される電荷が試料固定用補助具を介して散逸するとともに、固定部材が設けられているステージまたはホルダからの熱を試料固定用補助具により遮断し、この熱が試料に流入するのを防止する。これにより、外部からの熱により試料の冷却が妨げられる虞がなくなる。
この試料冷却装置では、前記ステージまたはホルダに、前記ペルチェ素子を駆動する電池を備えたことにより、外部駆動用電源からペルチェ素子への配線が無くなり、ステージの動きを制限することが無くなり、試料の測定/観察位置、方向、角度をより広い範囲で設定することが可能になる。よって、試料の観察を十分に行うことが可能になる。
この電子線照射型分析/観察装置では、試料室内に、本発明の試料冷却装置を備えたことにより、試料が加熱により劣化・損傷が生じ易い樹脂等の有機材料であっても、この試料を加熱することなく効率的に冷却することが可能になる。これにより、試料に照射電子線による加熱に起因する劣化・損傷が減少し、しかも、試料の位置や方向等の自由度を低下させることなく、分析や観察を行うことが可能になる。
したがって、この試料が加熱により劣化・損傷が生じ易い樹脂等の有機材料であっても、この試料を加熱することなく効率的に冷却することができ、加熱に起因する劣化・損傷を減少させることができる。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明の第1の実施形態の試料ステージ(試料冷却装置)を示す斜視図であり、電子線照射により分析や観察を行う電子線照射型分析/観察装置として電子線プローブX線マイクロアナライザ(EPMA)の試料室内に設けられる試料ステージに適用した例である。
図1において、1は試料ステージであり、ステージ2と、このステージ2の表面(一主面)2aに設けられたペルチェ素子3と、ステージ2の表面2aにペルチェ素子3を挟んで設けられた一対の固定アーム(固定部材)4、4とにより構成されている。
ここで、試料5としては、加熱により劣化・損傷が生じ易い樹脂等の有機材料が用いられる。この有機材料の形態は、フィルム状、シート状、ブロック状等、用途に応じて適宜選択される。
このように、配線6を、一旦コネクタ7に接続した上で電気導入部(図示せず)を通して外部の電源に接続することにより、試料5の取り付けやメンテナンス時に、ステージ2を試料室から取り出す際の取り扱いが容易になる。
このペルチェ素子3を熱伝導性を有する材料を介してステージ2の表面2aに固定したことにより、ペルチェ素子3をステージ2の表面2aに載置した場合と比べてペルチェ素子3の発熱面で発生する熱をステージ2に逃がすことが可能となり、ペルチェ素子3の冷却面の温度をさらに下げることが可能となる。
この熱伝導性を有する材料は、ペルチェ素子3とステージ2を固定する際に、塑性変形、弾性変形のいずれか、または双方により両者に密着するものであってもよい。また、ペルチェ素子3とステージ2間を固定する際には液状であり、分析/観察時には固化するような熱伝導性材料であってもよい。
この導電性及び熱絶縁性を有する材料としては、例えば、表面の一部に金属箔を形成したプラスチックやセラミックス等が好適である。
この固定アーム4では、試料5に照射された電子線の電荷をアーム12、12及び支持部11、11により逃がすことができるとともに、固定アーム4が取り付けられているステージ2からの熱が、固定アーム4を介して試料5に流入し、試料5の冷却を妨げることを防止している。これにより、試料5の冷却が妨げられるのを防止することができる。
また、ステージ2を、このステージ2の表面に垂直な軸線(Z軸方向に平行な軸線)の回りに回転24させることができる。さらに、このステージ2を、このステージ2の表面内の1つの軸線を中心として傾斜25させることもできる。このように、ステージ2を試料室内にて任意の方向に移動、傾斜、回転させることが可能になるので、試料5を任意の位置、方向、角度から分析/観察することができる。
また、ステージ2の表面2aに試料5を保持するペルチェ素子3を挟んで固定アーム4、4を設け、固定アーム4、4の少なくとも一部に導電性及び熱絶縁性を有する材料を用いたので、電子線が試料5に照射された場合に、試料5に蓄積される電荷を固定アーム4、4を介してステージ2に逃がすとともに、ステージ2からの熱が固定アーム4、4を介して試料5に流入し、試料の冷却を妨げることを防止することができる。
図2は、本発明の第2の実施形態の試料ステージ(試料冷却装置)を示す斜視図であり、本実施形態の試料ステージ31が第1の実施形態の試料ステージ1と異なる点は、第1の実施形態の試料ステージ1では、ステージ2の表面2aに直接、ペルチェ素子3と固定アーム4、4を設けたのに対し、本実施形態の試料ステージ31では、ステージ2の表面2aに矩形板状のホルダ32を設け、このホルダ32の表面32aにペルチェ素子3及び固定アーム4、4を設けた点である。
さらに、液体を金属材中に封入した熱伝導材等を用いてもよい。
また、このホルダ32自体の熱容量を大きくすれば、ペルチェ素子3の発熱面側で発生する熱をより多く吸収することができるので、より好ましい。したがって、ホルダ32の寸法や形状は、測定の障害にならない範囲で大きい形状が好ましい。
これにより、ペルチェ素子3の発熱面で発生する熱を、このホルダ32を介してステージ2に容易に逃がすことが可能となり、冷却面の温度を十分に下げることが可能になる。
ここでは、配線6をホルダ32の側面に設けられたコネクタ7を介して外部の電源に接続したが、第1の実施の形態と同様、コネクタ7は、ホルダ32の側面に設けてもよく、ペルチェ素子3に直接接続してもよい。また、コネクタ7を省いた構成としてもよい。
また、ホルダ32の表面32aに試料5を保持するペルチェ素子3を挟んで固定アーム4、4を設けたので、電子線が試料5に照射された場合に、試料5に蓄積される電荷を固定アーム4、4及びホルダ32を介してステージ2に逃がすとともに、ステージ2からの熱がホルダ32及び固定アーム4、4を介して試料5に流入し、試料の冷却を妨げることを防止することができる。
図3は、本発明の第3の実施形態の試料ステージ(試料冷却装置)を示す斜視図であり、本実施形態の試料ステージ41が第1の実施形態の試料ステージ1と異なる点は、第1の実施形態の試料ステージ1では、ステージ2の表面2aに1つのペルチェ素子3を設けたのに対し、本実施形態の試料ステージ41では、ステージ2の表面2aに、複数個のペルチェ素子42〜44を、これらペルチェ素子42〜44それぞれの占有面積がステージ2側から試料5側に向かって順次狭くなるように重ね合わせた点である。
この試料ステージ41では、ペルチェ素子42〜44のうちより小型のものが試料5側になるように重ね合わせたので、試料5を冷却する小型のペルチェ素子44の発熱面側で発生する熱を、より大型のペルチェ素子42、43を用いて冷却することが可能になる。これにより、冷却面側の温度をさらに下げることが可能になる。
図4は、本発明の第4の実施形態の試料ステージ(試料冷却装置)を示す斜視図であり、本実施形態の試料ステージ51が第1の実施形態の試料ステージ1と異なる点は、第1の実施形態の試料ステージ1では、固定アーム4を構成する金属からなる支持部11、11及びアーム12、12の一部に導電性及び熱絶縁性を有する材料を用いたのに対し、本実施形態の試料ステージ51では、固定アーム(固定部材)52を構成する支持部53、53及びアーム54、54を、例えば、ステンレススチール、リン青銅等の金属とし、ステージ2の表面2aにて支持部53を固定するリング状の固定部55、55を導電性及び熱絶縁性を有する材料、例えば、表面の一部に金属箔を形成したプラスチックやセラミックス等により構成した点である。
図5は、本発明の第5の実施形態の試料ステージ(試料冷却装置)を示す斜視図であり、本実施形態の試料ステージ61が第1の実施形態の試料ステージ1と異なる点は、第1の実施形態の試料ステージ1では、固定アーム4を構成する金属からなる支持部11、11及びアーム12、12の一部に導電性及び熱絶縁性を有する材料を用いたのに対し、本実施形態の試料ステージ61では、固定アーム(固定部材)52を構成する支持部53、53及びアーム54、54を、例えば、ステンレススチール、リン青銅等の金属とし、アーム54、54と試料5との間に、導電性及び熱絶縁性を有する材料からなる試料固定用補助具62を設けた点である。
この試料ステージ61では、電子線が試料5に照射された場合に、試料5に蓄積される電荷が試料固定用補助具62、支持部52、52及びアーム53、53を介して散逸するとともに、ステージ2からの熱を試料固定用補助具62により遮断する。これにより、ステージ2からの熱が試料5に流入し、試料5の冷却を妨げることを防止する。
図6は、本発明の第6の実施形態の電池内蔵型の試料ステージ(試料冷却装置)を示す一部破断斜視図であり、本実施形態の試料ステージ71が第1の実施形態の試料ステージ1と異なる点は、第1の実施形態の試料ステージ1では、ペルチェ素子3の配線6をステージ2の側面に設けられたコネクタ7を介して外部の電源に接続したのに対し、本実施形態の試料ステージ71では、例えば、ステンレススチール製のブロックで形成されたステージ72の内部に密閉型の電池ケース73を設け、この電池ケース73にペルチェ素子3を駆動する電池74を収納し、この電池74にペルチェ素子3の配線6を直接接続し、電池内蔵型とした点である。
図7は、本発明の第7の実施形態の太陽電池型の試料ステージ(試料冷却装置)を示す斜視図であり、本実施形態の試料ステージ81が第6の実施形態の試料ステージ71と異なる点は、第6の実施形態の試料ステージ71では、ステージ72の内部に設けられた密閉型の電池ケース73内の電池74にペルチェ素子3の配線6を直接接続したのに対し、本実施形態の試料ステージ81では、ステージ72の側面に太陽電池82を密着させ、試料室内かつ太陽電池82の照射領域82a上に、この照射領域82aに太陽電池82の特性に合った波長の光のみを選択照射する波長選択フィルタ(調整手段)83を介して光を照射する太陽電池駆動用光源84を設けた点である。
また、太陽電池82をステージ72の側面に密着させることで、太陽電池82からの熱をステージ72を介して放熱するようになっている。
また、太陽電池82をステージ72の側面に密着させる構成としたが、太陽電池82とステージ72の側面との間に、熱伝導性を有する板やシートを設けてもよい。
また、太陽電池82または太陽電池駆動用光源84に、太陽電池駆動用光源84の照射光量を制御する照射光量制御装置(制御手段)を設ければ、太陽電池駆動用光源84の照射光量を制御することができ、太陽電池82の起電力を制御することができる。
この電源回路は、回路内のコンデンサ等が真空中あるいは減圧下で破裂するのを防止するために、密閉容器等に収納することが好ましい。
図8は、本発明の第8の実施形態の太陽電池型の試料ステージ(試料冷却装置)を示す斜視図であり、本実施形態の試料ステージ91が第7の実施形態の試料ステージ81と異なる点は、第7の実施形態の試料ステージ81では、試料室内かつ太陽電池82の照射領域82a上に、波長選択フィルタ83を介して光を照射する太陽電池駆動用光源84を設けたのに対し、本実施形態の試料ステージ91では、試料室内かつ太陽電池82の照射領域82a上に、ステージ72とは熱的に遮断され中央部に開口92が形成された遮光板(調整手段)93を設け、この遮光板93により照射領域82a以外の光を遮断した点である。
なお、第7の実施形態と同様、太陽電池82と太陽電池駆動用光源84との間に波長選択フィルタ83を設けた構成としてもよい。
この構成によれば、太陽電池82の発熱をより抑えることができ、その結果、試料ステージ91の加熱をより抑えることができる。
また、透過型電子顕微鏡(TEM)では、検出、測定する電子線は試料を透過した電子線であるから、上述した試料ステージを電子線が透過できる構造とすることにより、同様に適用することができる。
2 ステージ
2a 表面
3 ペルチェ素子
3a 冷却面
3b 発熱面
4 固定アーム
5 試料
6、6a〜6f 配線
7 コネクタ
11 支持部
12 アーム
21 X軸方向の移動
22 Y軸方向の移動
23 Z軸方向の移動
24 回転
25 傾斜
31 試料ステージ
32 ホルダ
32a 表面
41 試料ステージ
42〜44 ペルチェ素子
45 コネクタ
51 試料ステージ
52 固定アーム
53 支持部
54 アーム
55 固定部
61 試料ステージ
62 試料固定用補助具
63 円板
64 開口
65 金属箔
66 金属箔片
71 試料ステージ
72 ステージ
73 電池ケース
74 電池
75 蓋
76 ネジ
81 試料ステージ
82 太陽電池
82a 照射領域
83 波長選択フィルタ
84 太陽電池駆動用光源
85 X軸方向の移動
86 Y軸方向の移動
87 Z軸方向の移動
91 試料ステージ
92 開口
93 遮光板
Claims (7)
- 電子線照射により分析や観察を行う試料を冷却する装置であって、
熱伝導性を有するステージと、このステージの表面に熱伝導性を有する材料を介して固定され熱伝導性を有するホルダと、このホルダの表面に熱伝導性を有する材料を介して固定され前記ステージと反対側の面が前記試料を保持する保持面とされたペルチェ素子とを備え、
このペルチェ素子は、前記保持面を前記試料を冷却する冷却面とすると共に、前記ステージ側の面を発熱面とし、この発熱面から発生する熱を前記ホルダを介して前記ステージに逃がすことを特徴とする試料冷却装置。 - 前記ステージは、金属および/またはセラミックスからなることを特徴とする請求項1記載の試料冷却装置。
- 前記ホルダは、金属および/またはセラミックスからなることを特徴とする請求項1または2記載の試料冷却装置。
- 前記ステージまたは前記ホルダに、前記ペルチェ素子に前記試料を固定する固定部材を設け、
この固定部材の少なくとも一部に、導電性及び熱絶縁性を有する材料を用いてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の試料冷却装置。 - 前記ステージまたは前記ホルダに、前記ペルチェ素子に前記試料を固定する固定部材を設け、
この固定部材と前記試料との間に、導電性及び熱絶縁性を有する材料からなる試料固定用補助具を設けてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の試料冷却装置。 - 前記ステージまたはホルダに、前記ペルチェ素子を駆動する電池を備えてなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の試料冷却装置。
- 試料室内に、請求項1ないし6のいずれか1項記載の試料冷却装置を備えてなることを特徴とする電子線照射型分析/観察装置。
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