JP5724378B2 - 洗米装置 - Google Patents
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水加減工程で洗米タンク内の水量を調節するのに、流量センサによる流量調節により設定水量を供給する第一水加減制御を行なうか、満水検出センサが満水を検出してから設定水量になるまで水を排水する第二水加減制御を行なうかを利用者が任意に選択する選択手段を設け、
第二水加減制御時に水の供給開始から設定時間以上経過しても満水検出センサが水を検出しないときには、満水検出センサを異常とし、水供給管からの水の供給を停止し、洗浄水排水管を設定時間開放して洗米タンク内の水を排水した後、洗浄水排水管を閉鎖し、第一水加減制御に基づく水の供給を再開する制御部を設けることを特徴とする洗米装置とする。
水加減工程で洗米タンク内の水量を調節するのに、流量センサによる流量調節により設定水量を供給する第一水加減制御を行なうか、満水検出センサが満水を検出してから設定水量になるまで水を排水する第二水加減制御を行なうかを利用者が任意に選択する選択手段を設け、
第一水加減制御時に流量センサの異常を判定した場合には、水供給管からの水の供給を停止し、洗浄水排水管を設定時間開放して洗米タンク内の水を排水した後、洗浄水排水管を閉鎖し、第二水加減制御に基づく水の供給を再開する制御部を設けることを特徴とする洗米装置とする。
機体フレーム1に貯米庫2を取り付け、貯米庫2の下部には洗米器3を取り付けている。洗米器3の下方には炊飯釜4を設け、炊飯釜4は引き出し5に載置され、前側に引き出し可能に構成している。この実施の形態の洗米炊飯装置は炊飯釜4を左右に2個並列して設け、貯米庫2と洗米器3とが一体となって機体フレーム1に沿って左右の炊飯釜4の上方をスライド移動できる構成としている。
洗米器3は円錐状のホッパ形状の洗米タンク7を形成している。洗米タンク7の側面には洗米タンク7内の点検用の開閉窓8を形成し、内部には縦軸芯に回転する攪拌棒18を設け、下端部には周囲を覆う平面視円型の覆い体19を取り付けている。覆い体19には洗米タンク7内の下部から洗浄用の水を給水する下給水管9と、洗米タンク7内で洗浄時に気泡を起すための空気を給水する空気管10と、洗浄水を排水するための洗浄水排水管11と、水加減水を排水する水加減用水排水管12を取り付けている。
作業者が操作盤6で炊飯する米の量を設定してスタートスイッチ(図示せず)を操作すると貯米庫内の米を繰出し回転体(図示せず)で設定した米量分、洗米タンク7に供給する(米供給工程)。
また、洗米炊飯の作業形態として操作盤6で設定すると即時に洗米炊飯工程を行なう通常機能と、操作盤6で予め決まった日時を指定して洗米・炊飯する予約機能による洗米・炊飯が可能である。すなわち、この予約機能は前日の夜に、例えば翌日の朝に炊飯された米が完成しているように予め設定する機能である。
第一水加減制御は流量センサにより通過水量を検出して水加減水量を供給する制御で、流量センサとは流れる水で羽根車を回転を行い、その回転パルスで流量を検出する形態である。
次に制御部が2つの制御を判定する場面として、作業者の設定する洗米・炊飯する米量に応じて2つの水加減制御を使い分ける。作業者が洗米炊飯する米量が設定量以下又は未満(例えば4升以下又は未満)を設定すると、水加減工程時に流量センサ22による第一水加減制御による水量調節を行なう(S4)。また、設定量より多く又は以上(例えば4升より多い又は以上)を設定すると、水加減工程時に洗米タンク7内を一旦満水にして、洗米タンク7内が必要な水量になるまで設定時間排水する第二水加減制御を行なう(S9)。これは米量が少ないときに第二水加減制御を行なうと、満水から設定水量になるまで抜取る水の量が増えてしまうため、無駄な水量が多くなったり、排水するのに時間がかかるという欠点を防止するために流量センサ22による逐次式に水供給する第一水加減制御を行なうものである。一方、米量が多いときは水加減に要する水量も増加する分、流量センサ22の誤差が大きくなる場合があるため第二水加減制御を行なうメリットがある。また、同じ米量でも米の粒径や状態で必要な水加減量は変化するが、第二水加減制御は米の体積に影響され難いというメリットがある。
使用している水加減制御が異常を検出した場合(S6又はS7)、例えば第一水加減制御なら流量センサ22を異常と判定した場合や、第二水加減制御なら満水検出センサ13を異常と判定した場合等に制御部Bは以下の処理を行なう。
11 洗浄水排水管
12 水加減用排水管
13 満水検出センサ
16 水供給管
22 流量センサ
26 洗浄水排水バルブ
B 制御部
Claims (3)
- 投入した米を洗浄する洗浄工程と、炊飯用の水加減工程を洗米タンクで行なう洗米装置において、洗米タンクに水を供給する水供給管と、水供給管から供給する水量を検出する流量センサと、洗浄工程時の洗浄水を排水するときに使用する洗浄水排水管と、洗米タンク内の水が満水量になったことを検出する満水検出センサと、満水検出センサが満水を検出してから設定水量になるまで水を排水するときに使用する水加減水排水管とを設け、
水加減工程で洗米タンク内の水量を調節するのに、流量センサによる流量調節により設定水量を供給する第一水加減制御を行なうか、満水検出センサが満水を検出してから設定水量になるまで水を排水する第二水加減制御を行なうかを利用者が任意に選択する選択手段を設け、
第二水加減制御時に水の供給開始から設定時間以上経過しても満水検出センサが水を検出しないときには、満水検出センサを異常とし、水供給管からの水の供給を停止し、洗浄水排水管を設定時間開放して洗米タンク内の水を排水した後、洗浄水排水管を閉鎖し、第一水加減制御に基づく水の供給を再開する制御部を設けることを特徴とする洗米装置。 - 投入した米を洗浄する洗浄工程と、炊飯用の水加減工程を洗米タンクで行なう洗米装置において、洗米タンクに水を供給する水供給管と、水供給管から供給する水量を検出する流量センサと、洗浄工程時の洗浄水を排水するときに使用する洗浄水排水管と、洗米タンク内の水が満水量になったことを検出する満水検出センサと、満水検出センサが満水を検出してから設定水量になるまで水を排水するときに使用する水加減水排水管とを設け、
水加減工程で洗米タンク内の水量を調節するのに、流量センサによる流量調節により設定水量を供給する第一水加減制御を行なうか、満水検出センサが満水を検出してから設定水量になるまで水を排水する第二水加減制御を行なうかを利用者が任意に選択する選択手段を設け、
第一水加減制御時に流量センサの異常を判定した場合には、水供給管からの水の供給を停止し、洗浄水排水管を設定時間開放して洗米タンク内の水を排水した後、洗浄水排水管を閉鎖し、第二水加減制御に基づく水の供給を再開する制御部を設けることを特徴とする洗米装置。 - 第一水加減制御または第二水加減制御の異常を判定したときに他方の水加減制御で水加減を再開するのは、予約で洗米作業を設定操作したときに行なうことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の洗米装置。
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