JP5718698B2 - 鞍乗型車両のシート構造 - Google Patents

鞍乗型車両のシート構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5718698B2
JP5718698B2 JP2011068121A JP2011068121A JP5718698B2 JP 5718698 B2 JP5718698 B2 JP 5718698B2 JP 2011068121 A JP2011068121 A JP 2011068121A JP 2011068121 A JP2011068121 A JP 2011068121A JP 5718698 B2 JP5718698 B2 JP 5718698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
outer frame
disposed
vehicle
frame portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011068121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012201237A (ja
Inventor
慎治 川谷
慎治 川谷
幸紀 倉川
幸紀 倉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011068121A priority Critical patent/JP5718698B2/ja
Priority to US13/423,582 priority patent/US9016780B2/en
Publication of JP2012201237A publication Critical patent/JP2012201237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5718698B2 publication Critical patent/JP5718698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/12Box-shaped seats; Bench-type seats, e.g. dual or twin seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/18Covers for saddles or other seats; Paddings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/18Covers for saddles or other seats; Paddings
    • B62J1/26Paddings involving other resilient material, e.g. sponge rubber with inflatable compartments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

本発明は、鞍乗型車両におけるシート構造に関する。
従来、自動二輪車等の鞍乗型車両においては、シート底板と、このシート底板の上面に配置されるウレタンスポンジ等のクッション材と、このクッション材の上面側を覆うシート表皮と、を備える乗員着座用のシートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−211460号公報
上記従来技術では、クッション材を撓ませることでシートのクッション性を確保している。そのため、シートのクッション性を十分に確保しようとすると、クッション材の厚みが増し、シート高が高くなってしまう。その結果、鞍乗型車両において、シート高が高くなってしまうことによる、乗車時の足つき性の低下を招いてしまう。そこで、シートのクッション性を確保しながらシート高を低くする技術が求められている。
従って、本発明は、シートのクッション性を確保しながらシート高を低くできる鞍乗型車両のシート構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車体と、該車体の上方に配置され乗員が着座するシートと、を備える鞍乗型車両のシート構造であって、少なくとも前記乗員が着座する着座位置に形成される貫通孔、及び車両の左右側面に沿って配置される左右枠部を有する外枠部と、弾性力を有し所定の張力が付加された状態で前記外枠部に固定されると共に、前記貫通孔に面する部分を覆うように配置されるシート表皮と、前記左右枠部に形成され、車幅方向の内側に向かって凹む凹部と、少なくとも前記凹部が形成される前記左右枠部の上面及び車幅方向の外側面において、該左右枠部と前記シート表皮との間に配置されるクッション材と、を備え、前記クッション材は、前記外枠部と前記シート表皮との間における前記貫通孔に面する部分を除く位置に配置され、前記外枠部の外縁部は、前記凹部を除く部分において、前記クッション材よりも外側に配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の構成に加えて、前記シートは、前記着座位置の左右両側において前記シート表皮が湾曲して形成されるラウンド形状部を有し、前記左右枠部は、前記ラウンド形状部の下方に配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、車両の前後方向において前記外枠部における前記凹部と重なる位置に設けられ、前記車体に前記シートの荷重を伝達するシート支持部を更に備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、シート構造を、貫通孔が形成された外枠部と、この外枠部に所定の張力が付加された状態で固定されると共に、貫通孔を覆うシート表皮と、外枠部とシート表皮との間に配置されるクッション材と、を含んで構成した。これにより、シートの着座位置を、貫通孔に面する部分に配置されるシート表皮により構成できるので、シートの着座位置におけるクッション性を、着座位置にクッション材を配置することなくシート表皮の弾性変形で確保できる。よって、シートのクッション性を確保しながらシート高を低くできる。
また、シート構造を、左右枠部に形成した凹部と、この凹部が形成される左右枠部の上面及び外側面における左右枠部とシート表皮との間に配置されたクッション材とを含んで構成した。これにより、シートに着座した乗員の足を凹部に位置させて、足を接地できるので、良好な足つき性を確保できる。また、乗員の足が凹部に接触した場合に、足に柔らかな感触を与えることができるので、シートに着座した乗員の快適性を向上させられる。
また、クッション材を、外枠部とシート表皮との間における貫通孔に面する部分を除く位置に配置した。これにより、着座位置の周辺部分におけるシートの形状をクッション材により所望の形状に構成できる。よって、貫通孔の周囲に配置されるクッション材により、乗員の荷重があまり付加されない着座位置の周辺部分において、乗員の足に好適なフィット感を与えられるので、シートに着座した乗員に与える快適性を向上できる。
また、外枠部を、凹部を除く部分において、クッション材よりも外側に配置した。これにより、凹部を除く部分において、シート表皮に付加される張力を外枠部で受けられる。よって、着座位置におけるシート表皮の張力を十分に確保することができるので、シートに着座した乗員の快適性を向上できる。
鞍乗型車両では、乗員は、着座位置に座る定常姿勢と、旋回等を行う場合に着座位置から車幅方向に身体をずらして着座する傾斜姿勢とを繰り返す。そこで、請求項2に記載の発明によれば、シート構造を、ラウンド形状部を含んで構成し、このラウンド形状部の下方に左右枠部を配置した。これにより、定常姿勢では、シート表皮の弾性力によってクッション性を確保できる。また、傾斜姿勢では、ラウンド形状部及びこのラウンド形状部の下方に位置する左右枠部において乗員の荷重を直接受け止められる。よって、傾斜姿勢において、乗員の荷重を鞍乗型車両に対してダイレクトに伝達できるので、車両の旋回時等における運転操作の軽快性を向上できる。
請求項に記載の発明によれば、シート構造を、外枠部における車両の前後方向で凹部と重なる位置に設けられるシート支持部を含んで構成した。これにより、外枠部に加わる荷重を、シート支持部を介して車体に伝達できる。よって、旋回時等において、凹部に外側から荷重がかかった場合、外枠部全体の弾性変形を抑制しつつ、外枠部におけるシート支持部よりも車幅方向の外側に位置する部分及びクッション材を効果的に弾性変形させられる。その結果、乗員の快適性を更に向上できる。また、外枠部におけるシート支持部よりも車幅方向の外側に位置する部分を効果的に弾性変形させられるので、快適性を損なうことなく外枠部に配置されるクッション材の厚さを薄く構成できる。よって、シートのクッション性を確保しながらシート高をより低くできる。
本発明のシート構造を備える鞍乗型車両としての自動二輪車を示す左側面図である。 図1に示す自動二輪車のシート構造を示す平面図である。 図2の平面図において、シートを省略して示した図である。 図1に示す自動二輪車のシート構造を示す左側面図である。 図1に示す自動二輪車のシートを示す平面図である。 図5のA−A線断面図である。 図5のB−B線断面図である。 図5のC−C線断面図である。
以下、本発明の鞍乗型車両のシート構造の好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係るシート構造を備える鞍乗型車両としての自動二輪車1の全体構成について説明する。図1は、本発明のシート構造を備える自動二輪車1の一実施形態を示す左側面図である。
尚、以下の説明における前後、左右及び上下の方向の記載は、特に明記がない限り、自動二輪車に乗車する乗員(運転者)から見た方向に従う。また、図中、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示す。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車1は、ヘッドパイプ11を含んで構成される車体フレーム10と、この車体フレーム10の前方に配置される前輪21と、この前輪21の上方に配置されるフロントフェンダ211と、前輪21を軸支する左右一対のフロントフォーク22と、このフロントフォーク22を、ボトムブリッジ221及びトップブリッジ222を介してヘッドパイプ11に対して左右に回動自在に支持するステアリングステム23と、ステアリングステム23及び一対のフロントフォーク22の上端に連結されるハンドル24と、車体フレーム10に対して上下に揺動可能に懸架されるスイングアーム26と、スイングアーム26に回転自在に支持される後輪25と、この後輪25の上方に配置されるリアフェンダ251と、車体フレーム10に懸架されるエンジン30と、乗員着座用のシート50と、このシート50の前方に配置される燃料タンク28と、車体フレーム10を覆うボディカバー60と、を主体として構成される。
車体フレーム10は、複数種の鋼材が溶接等により一体的に結合されて構成される。図1に示すように、車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、メインフレーム12と、シートレール13と、リアステー14と、複数のクロスメンバ(図示せず)と、を備える。
ヘッドパイプ11は、車体フレーム10の前端部に配置される。
メインフレーム12は、左右に一対設けられている。一対のメインフレーム12は、前端側がヘッドパイプ11に連結されている。一対のメインフレーム12は、側面視で、ヘッドパイプ11から斜め下後方に延び、途中で屈曲して下方に延びる。
シートレール13は、左右に一対設けられている。一対のシートレール13は、前端側が一対のメインフレーム12の屈曲部分に連結されている。一対のシートレール13は、側面視で、一対のメインフレーム12との連結部から斜め上後方に延びる。
リアステー14は、シートレール13の後端側に連結されて、斜め下後方に延びる。このリアステー14には、方向指示器141及びナンバープレート(図示せず)が取り付けられる。
クロスメンバ(図示せず)は、例えば、左右方向に延びるパイプ部材からなり、左右に一対のフレーム(メインフレーム12、シートレール13等)を左右方向に連結する。
エンジン30は、自動二輪車1の原動機であり、図1に示すように、車両の前後方向の略中央部に搭載される。エンジン30は、複数の支持点(図示せず)において、メインフレーム12に懸架される。エンジン30で発生した駆動力は、動力伝達装置27を介して後輪25に伝達される。
スイングアーム26は、メインフレーム12と後輪25との間に配置される。
スイングアーム26の前端部は、メインフレーム12の下端部から所定高さ上方に設けられたピボット軸261に取り付けられ、このピボット軸261を中心として上下に揺動可能に支持される。スイングアーム26の後端部は、後輪25に連結され、後輪25を回動自在に支持する。
スイングアーム26は、メインフレーム12との間に設置されるリアクッション(図示せず)によって、メインフレーム12に対して懸架される。
シート50は、一対のシートレール13の上方に配置される。このシート50の構造の詳細については、後述する。
燃料タンク28は、シート50の前方で、かつ、エンジン30の上方における一対のメインフレーム12の間の空間に配置される。
ボディカバー60は、車体フレーム10の前面を覆うフロントカウル61と、フロントカウル61の後部に連なり車体フレーム10の前部の両側面を覆うサイドカウル62と、サイドカウル62の下部に連なり車体フレーム10の下部を覆うアンダーカバー63と、シート50の下方でこのシート50の下方及び車両の側面を覆うフェンダカウル64(図4参照)と、車体フレーム10の後部を覆うリアカウル65と、を含んで構成される。
次に、第1実施形態のシート50の構造につき、説明する。図2は、自動二輪車1におけるシート構造部分を拡大して示す平面図であり、図3は、図2の平面図におけるシート50を省略して示す図である。図4は、自動二輪車1におけるシート構造部分を拡大して示す左側面図である。図5は、シート構造を模式的に示す平面図である。図6は、図5のA−A線断面図であり、図7は、図5のB−B線断面図である。図8は、図5のC−C線断面図である。
本実施形態のシート50は、図2〜図4に示すように、燃料タンク28の後方において、一対のシートレール13の上面側に配置される。シート50は、図5及び図6に示すように、外枠部51と、この外枠部51の上面側に配置されるシート表皮52と、外枠部51とシート表皮52との間に配置されるクッション材53と、外枠部51の下面に配置されるシート支持部材54と、を備える。また、シート50は、このシート50の上面の中央部に形成される着座位置55と、この着座位置55の左右両側に形成されるラウンド形状部56と、外枠部51の下面に設けられるシート支持部57と、を備える。
外枠部51は、硬質樹脂等の硬質材で一体的に形成され、シート50の骨格を構成する。この外枠部51は、図5及び図6に示すように、左右枠部511と、前枠部512と、後枠部513と、貫通孔514と、左右枠部511に形成される凹部515と、一対の締結部516と、一対の突起部517と、支持部材取付部518と、を備える。
左右枠部511は、外枠部51の左側部及び右側部を構成し、車両の前後方向に沿うように配置される。左右枠部511の外縁は、図5に示すように、平面視において、車両の前後方向における中央部よりも前部寄りの位置において、車幅方向の内方に凹むように湾曲している。
左右枠部511の外縁部は、図7及び図8に示すように、車幅方向の外方に向かって斜め下方に延びている。
前枠部512は、外枠部51の前端部を構成し、車幅方向に沿うように配置される。前枠部512の外縁は、平面視において、後方に向けて凹むように湾曲している。前枠部512の外縁部は、図6に示すように、前方に向かって斜め上方に延びている。
後枠部513は、外枠部51の後端部を構成し、車幅方向に沿うように配置される。後枠部513の外縁は、平面視において、前方に向けて凹むように湾曲している。後枠部513の外縁部は、後方に向かって斜め上方に延びている。
貫通孔514は、着座位置55に対応する位置に形成される。具体的には、貫通孔514は、外枠部51の略中央部に形成される。
凹部515は、左右枠部511における凹んだ部分により構成される。
一対の締結部516は、図5及び図6に示すように、左右枠部511の前部の下面に配置され、下方に突出する。一対の締結部516は、板状に形成され、一対のシートレール13の内面に沿うように配置される(図2参照)。
一対の突起部517は、左右枠部511の後部の下面に配置される。一対の突起部517は、左右枠部511の下面から下方に延びた後屈曲して、先端が後方を向いて突出している。
支持部材取付部518は、図5〜図8に示すように、外枠部51の下面の前部と後部に、それぞれ一対形成される。この支持部材取付部518は、外枠部51の一部が部分的に下方に膨出して形成される。また、支持部材取付部518の中心部には、図7及び図8に示すように、貫通穴518aが形成される。外枠部51の前部に形成される支持部材取付部518は、車両の前後方向において外枠部51における凹部515と重なる位置、即ち、外枠部51の下面において、凹部515の車幅方向の内側に配置される。また、外枠部51の後部に形成される支持部材取付部518は、外枠部51の下面において、一対の突起部517の前方に配置される。
シート表皮52は、弾性力を有し、外枠部51の上面側の全域を覆う。このシート表皮52は、図6〜図8に示すように、外枠部51側に配置される弾性シート部材521と、この弾性シート部材521の上面に配置される表皮シート部材522と、を備える。
弾性シート部材521は、所定の弾性力を有する。弾性シート部材521としては、ポリエステル繊維をメッシュ状に編みこんで形成した伸縮性を有するメッシュファブリック等を用いることができる。
表皮シート部材522は、防水性及び耐候性を有する。表皮シート部材522としては、塩化ビニル等の合成樹脂素材により構成されるシート材を用いることができる。
クッション材53は、外枠部51の上面とシート表皮52との間に配置される。クッション材53は、図5〜図8に示すように、外枠部51の上面とシート表皮52との間における貫通孔514に面する部分を除く領域の大部分に配置される。
より具体的には、クッション材53は、図7に示すように、左右枠部511における凹部515が形成された部分では、左右枠部511の上面及び車幅方向の外側面において、左右枠部511とシート表皮52との間に配置される。
また、図5、図6及び図8に示すように、外枠部51における凹部515を除く部分では、クッション材53は、外枠部51の外縁部よりも内側の位置に配置される。つまり、外枠部51の外縁部は、凹部515を除く部分において、クッション材53よりも外側に位置している。
以上のシート50は、外枠部51の上面における貫通孔514が形成されていない部分の所定の領域に、クッション材53が配置された後、クッション材53の上面側がシート表皮52により覆われて構成される。
ここで、シート表皮52は、車両の前後方向に所定の張力が発生するように引っ張られた状態で、このシート表皮52の周縁部が外枠部51の外縁部の下面側に巻き返されて金属クリップ等(図示せず)により固定される。
シート支持部材54は、外枠部51の下面に形成された二対(4つ)の支持部材取付部518に取り付けられる。シート支持部材54は、ゴム等の弾性を有する部材により構成される。シート支持部材54は、図7及び図8に示すように、円柱状の本体部541と、この本体部541から突出する突起542と、を備える。シート支持部材54は、突起542を外枠部51の下面に形成された支持部材取付部518の貫通穴518aに差し込むことで外枠部51に取り付けられる。
ラウンド形状部56は、図7及び図8に示すように、着座位置55の左右両側においてシート表皮52が湾曲して形成される。本実施形態では、ラウンド形状部56は、シート50の左右の側部の略全長に亘って形成される。ラウンド形状部56においては、湾曲したシート表皮52の下方に、クッション材53を介して左右枠部511が配置される。
シート支持部57は、上述の支持部材取付部518及びシート支持部材54により構成される。即ち、本実施形態では、シート支持部57は、外枠部51の下面の前部と後部に、それぞれ一対形成される。より具体的には、外枠部51の前部に設けられるシート支持部57は、車両の前後方向において外枠部51における凹部515と重なる位置に配置される。また、外枠部51の後部に設けられるシート支持部57は、外枠部51の下面において、一対の突起部517の前方に配置される。
以上のシート支持部57は、シート50が車体フレーム10に取り付けられた状態において、車体フレーム10に支持される。そして、シート50に付加された荷重は、シート支持部57を介して車体フレーム10に伝達される。
次に、シート50と車体フレーム10との連結構造について、説明する。
本実施形態では、図2に示すように、一対のシートレール13において、シート50が配置される位置である燃料タンク28の後方には、車幅方向の内側に延出する一対の第1延出部131、及び一対の第1延出部131よりも後方に配置され車幅方向の内方に延出する一対の第2延出部132が形成される。
また、フェンダカウル64は、図2〜図4に示すように、一対のシートレール13の車幅方向における内側面に沿って配置される部分を有して構成される。そして、フェンダカウル64の後部は、図3に示すように、一対のシートレール13の内側面に沿う部分の上端から車幅方向の外方に延出して、一対のシートレール13の上面側を覆っている。つまり、一対のシートレール13の上面におけるシート50が配置される位置の前部は、一対のシートレール13が露出しており、シート50が配置される位置の後部は、フェンダカウル64により覆われている。
また、図2に示すように、フェンダカウル64の後部における一対の第2延出部132の前方に位置する部分には、一対の貫通穴641が形成されている。
ここで、シート50は、図2に示すように、外枠部51の前部の下面に設けられた一対のシート支持部57が一対の第1延出部131に配置され、外枠部51の後部の下面に設けられた一対のシート支持部57がフェンダカウル64におけるシートレール13の上面を覆っている部分に配置されるように、一対のシートレール13の上面側に配置される。
そして、シート50は、図4及び図6に示すように、左右枠部511の下面から突出した一対の締結部516がボルトにより一対のシートレール13の内側面に締結されて固定される。また、左右枠部511の下面に配置され、先端側が後方に向けて突出した一対の突起部517が、一対の貫通穴641を通って、一対の第2延出部132の下方の空間に差し込まれる。これにより、シート50は、シート支持部57において、シートレール13に直接的又は間接的に支持された状態で、車体フレーム10(シートレール13)に固定される。
以上説明した本実施形態のシート構造によれば、以下のような効果を奏する。
シート構造を、貫通孔514が形成された外枠部51と、この外枠部51に所定の張力が付加された状態で固定されると共に、貫通孔514を覆うシート表皮52と、外枠部51とシート表皮52との間に配置されるクッション材53と、を含んで構成した。これにより、シート50の着座位置55を、貫通孔514に面する部分に配置されるシート表皮52により構成できるので、シート50の着座位置55におけるクッション性を、着座位置55にクッション材53を配置することなくシート表皮52の弾性変形で確保できる。よって、シート50のクッション性を確保しながらシート高を低くできる。
また、シート構造を、左右枠部511に形成された凹部515と、この凹部515が形成される左右枠部511の上面及び外側面における左右枠部511とシート表皮52との間に配置されたクッション材53と、を含んで構成した。これにより、シート50に着座した乗員の足を凹部515に位置させて、足を接地できるので、良好な足つき性を確保できる。また、乗員の足が凹部515に接触した場合に、足に柔らかな感触を与えることができるので、シート50に着座した乗員の快適性を向上させられる。
また、自動二輪車1では、乗員は、着座位置55に座る定常姿勢と、旋回等を行う場合に着座位置55から車幅方向に身体をずらして着座する傾斜姿勢とを繰り返す。そこで、シート構造を、ラウンド形状部56を含んで構成し、このラウンド形状部56の下方に左右枠部511を配置した。これにより、定常姿勢では、シート表皮52の弾性力によって着座位置55におけるクッション性を確保できる。また、傾斜姿勢では、ラウンド形状部56及びこのラウンド形状部56の下方に位置する左右枠部511において、乗員の荷重を直接受け止められる。よって、傾斜姿勢において、乗員から自動二輪車1に対して荷重をダイレクトに伝達できるので、車両の旋回時等における運転操作の軽快性を向上できる。
また、クッション材53を、外枠部51とシート表皮52との間における貫通孔514に面する部分を除く位置に配置した。これにより、着座位置55の周辺部分におけるシート50の形状を、クッション材53により所望の形状に構成できる。よって、貫通孔514の周囲に配置されるクッション材53により、乗員の荷重が大きくは付加されない着座位置55の周辺部分において、乗員の足に好適なフィット感を与えられるので、シート50に着座した乗員に与える快適性を向上できる。
また、外枠部51の外縁部を、凹部515を除く部分において、クッション材53より外側に配置した。これにより、凹部515を除く部分、特に、シート表皮52が引っ張られる方向に位置する前枠部512の外縁部及び後枠部513の外縁部において、シート表皮52に付加される張力を、直接外枠部51で受けられる。よって、着座位置55におけるシート表皮52の張力を十分に確保することができるので、シート50に着座した乗員の快適性を向上できる。
また、シート構造を、外枠部51における車両の前後方向で凹部515と重なる位置に設けられるシート支持部57を含んで構成した。これにより、外枠部51に加わる荷重を、シート支持部57を介して車体フレーム10(シートレール13)に伝達できる。よって、旋回時等において、凹部515に外側から荷重がかかった場合、外枠部51全体の弾性変形を抑制しつつ、外枠部51におけるシート支持部57よりも車幅方向の外側に位置する部分及びクッション材53を効果的に弾性変形させられる。その結果、乗員の快適性を更に向上できる。また、外枠部51におけるシート支持部57よりも車幅方向の外側に位置する部分を効果的に弾性変形させられるので、快適性を損なうことなく外枠部51に配置されるクッション材53の厚さを薄く構成できる。よって、シート50のクッション性を確保しながらシート高をより低くできる。
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、本実施形態では、外枠部51における凹部515を除く部分において、外枠部51の外縁部をクッション材53よりも外側に配置したが、これに限らない。即ち、外枠部のうちの、シート表皮に張力を付与する前枠部及び後枠部のみにおいて、外縁部をクッション材よりも外側に配置してもよい。
また、本実施形態では、シート表皮52を、弾性シート部材521と、表皮シート部材522とにより構成したが、これに限らない。即ち、シート表皮を、弾性シート部材のみにより構成してもよい。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
10 車体フレーム(車体)
50 シート
55 着座位置
51 外枠部
52 シート表皮
53 クッション材
55 着座位置
56 ラウンド形状部
57 シート支持部
511 左右枠部
514 貫通孔
515 凹部

Claims (3)

  1. 車体(10)と、該車体(10)の上方に配置され乗員が着座するシート(50)と、を備える鞍乗型車両(1)のシート構造であって、
    少なくとも前記乗員が着座する着座位置(55)に形成される貫通孔(514)、及び車両の左右側面に沿って配置される左右枠部(511)を有する外枠部(51)と、
    弾性力を有し所定の張力が付加された状態で前記外枠部(51)に固定されると共に、前記貫通孔(514)に面する部分を覆うように配置されるシート表皮(52)と、
    前記左右枠部(511)に形成され、車幅方向の内側に向かって凹む凹部(515)と、
    少なくとも前記凹部(515)が形成される前記左右枠部(511)の上面及び車幅方向の外側面において、該左右枠部(511)と前記シート表皮(52)との間に配置されるクッション材(53)と、を備え
    前記クッション材(53)は、前記外枠部(51)と前記シート表皮(52)との間における前記貫通孔(514)に面する部分を除く位置に配置され、
    前記外枠部(51)の外縁部は、前記凹部(515)を除く部分において、前記クッション材(53)よりも外側に配置される鞍乗型車両(1)のシート構造。
  2. 前記シート(50)は、前記着座位置(55)の左右両側において前記シート表皮(52)が湾曲して形成されるラウンド形状部(56)を有し、
    前記左右枠部(511)は、前記ラウンド形状部(56)の下方に配置される請求項1に記載の鞍乗型車両(1)のシート構造。
  3. 車両の前後方向において前記外枠部(51)における前記凹部(515)と重なる位置に設けられ、前記車体(10)に前記シート(50)の荷重を伝達するシート支持部(57)を更に備える請求項1又は2に記載の鞍乗型車両(1)のシート構造。
JP2011068121A 2011-03-25 2011-03-25 鞍乗型車両のシート構造 Active JP5718698B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011068121A JP5718698B2 (ja) 2011-03-25 2011-03-25 鞍乗型車両のシート構造
US13/423,582 US9016780B2 (en) 2011-03-25 2012-03-19 Seat structure for saddle-ride type vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011068121A JP5718698B2 (ja) 2011-03-25 2011-03-25 鞍乗型車両のシート構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012201237A JP2012201237A (ja) 2012-10-22
JP5718698B2 true JP5718698B2 (ja) 2015-05-13

Family

ID=46876735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011068121A Active JP5718698B2 (ja) 2011-03-25 2011-03-25 鞍乗型車両のシート構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9016780B2 (ja)
JP (1) JP5718698B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9821868B2 (en) 2012-06-28 2017-11-21 Ts Tech Co., Ltd. Cushioning-material structure for vehicle seat
WO2014003091A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 テイ・エス テック株式会社 車両用シートのボトムプレート構造
JP1518183S (ja) * 2014-08-29 2015-02-23
US10252761B2 (en) 2015-07-24 2019-04-09 Indian Motorcycle International, LLC Two-wheeled vehicle
US10384737B2 (en) * 2017-03-23 2019-08-20 Harley-Davidson Motor Company Group, LLC Motorcycle seat assembly with hammock-type suspension
WO2018198463A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 本田技研工業株式会社 跨座式シート
WO2018198462A1 (ja) * 2017-04-27 2018-11-01 本田技研工業株式会社 跨座式シート
JP6722356B2 (ja) * 2017-06-30 2020-07-15 本田技研工業株式会社 シート
DE102017125524B4 (de) * 2017-10-31 2020-11-05 Ktm Ag Motorradsitzanordnung
JP7098589B2 (ja) * 2019-09-24 2022-07-11 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5356198B1 (en) * 1992-08-07 1996-05-28 Western States Import Company Bicycle and exerciser seat
US5348369A (en) * 1993-03-01 1994-09-20 Yu Tsai Yun Saddle for a bicycle
JP4717982B2 (ja) * 2000-05-31 2011-07-06 テイ・エス テック株式会社 車両用シート及び車両用シートの製造方法
JP4027045B2 (ja) 2001-01-18 2007-12-26 本田技研工業株式会社 自動二輪車のシート構造
JP4579130B2 (ja) * 2005-10-31 2010-11-10 本田技研工業株式会社 自動二輪車のシート構造
JP4722778B2 (ja) * 2006-06-21 2011-07-13 本田技研工業株式会社 車両用シート
JP2010000813A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP5723664B2 (ja) * 2010-11-22 2015-05-27 本田技研工業株式会社 車両用シート構造
JP5718699B2 (ja) * 2011-03-25 2015-05-13 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のシート構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012201237A (ja) 2012-10-22
US9016780B2 (en) 2015-04-28
US20120242122A1 (en) 2012-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5718698B2 (ja) 鞍乗型車両のシート構造
JP5718699B2 (ja) 鞍乗型車両のシート構造
JP5723664B2 (ja) 車両用シート構造
EP2647558B1 (en) Straddle type vehicle
JP5579000B2 (ja) 鞍乗型車両
JP7445151B2 (ja) 乗り物用シート装置
JP5749482B2 (ja) 跨座式車両
JP6151799B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP4519690B2 (ja) 鞍乗型車両のシート構造
JP5460563B2 (ja) 鞍乗り型車両のシート
JP4501539B2 (ja) 自動二輪車のシート装置
JP4380449B2 (ja) 車両用シート構造
JP5599562B2 (ja) シート用クッション体
JP4813607B2 (ja) 車両用鞍乗り型シート
JP5005591B2 (ja) 自動二輪車におけるグラブレール構造
JP7044966B2 (ja) 跨座式シート
JP6596457B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5005647B2 (ja) スクータ型車両
JP5980074B2 (ja) 鞍乗型車両のシート
JP2011148446A (ja) 鞍乗り型車両の後部構造
JP7214683B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP4379883B2 (ja) 鞍乗車両のステップ構造
JP6283544B2 (ja) リヤグリップを備える鞍乗り型車両
JP6279445B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2013023030A (ja) 鞍乗型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5718698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150