JP5717588B2 - インターホン装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、呼出先の選択数に柔軟性がなく、レイアウト変更によって新たな呼出先が発生した場合にはインターホン装置全体を変更して対応するしか方法がなく、コスト高なものとなっていた。
この構成によれば、呼出先を選択するための呼出子機と、通話するための通話子機とを別体としたことにより、呼出先の名称やインターホン親機の数等が変更された場合に、インターホン子機の変更は呼出子機のみで済み、通話子機を変更する必要がなく比較的低コストで実施できる。そして、インターホン親機の数の変更に対してはタッチパネルのボタン表示等を変更すること対応でき、インターホン装置の設置環境の変化に柔軟に対応できる。
この構成によれば、訪問者が呼出子機の操作方法に戸惑っているような場合は、音声案内が行われる。そのため、訪問先の呼び出しに役立つ。
この構成によれば、訪問者が呼出子機の操作がわからない場合でも、呼出子機のディスプレイの表示が点滅等するため、呼出操作が促され呼び出しを行うことができる。
この構成によれば、呼出先のインターホン親機から応答する人物の映像がインターホン子機に表示されるため、訪問者は通話し易いし安心できる。また、操作部を利用して映像を表示するので、別途表示手段を設ける必要がない。
この構成によれば、呼出操作後にガイダンス画像が呼出子機に表示されるので、訪問者は呼出状況を画像で認識でき、呼出状況を把握でき安心できる。また、操作部を利用して映像を表示するので、別途表示手段を設ける必要がない。
この構成によれば、故障等で呼出子機が動作しない場合でも、特定のインターホン親機が呼出動作する。よって、呼出信号が出力されないことで訪問者が居住者不在と判断してしまうことがない。
この構成によれば、呼出先を選択するための呼出子機と、通話するための通話子機とを別体としたことにより、呼出先の名称やインターホン親機の数等が変更された場合に、インターホン子機の変更は呼出子機のみで済み、通話子機を変更する必要がない。よって、装置の変更を比較的低コストで実施できる。
また、呼出子機として訪問者が携行している携帯電話やタブレット端末を使用することが可能であり、この場合は玄関に設置するのは通話子機のみで済み、住戸側に設置する機器を安価に構成できる。
この構成によれば、インターホン親機の数の変更に対してはタッチパネルのボタン表示等を変更することで対応でき、インターホン装置の設置環境の変化に柔軟に対応できる。
この構成によれば、登録されていない携帯型呼出子機からの呼出信号は受け付けないため、携帯型呼出子機が汎用の携帯型端末であっても、悪意を持った訪問者からの通話路の確立要求を拒否できる。
この構成によれば、無線LAN信号の強度が所定のレベル以下であれば、即ち携帯型呼出子機が通話子機の近くに無ければ、登録された機器から呼出信号が送信されても受け付けないので、近隣の住戸で登録された携帯型呼出子機が操作されても、自身が呼び出されていると認識することがなく、誤動作を防止できる。
この構成によれば、故障等で携帯型呼出子機の呼び出し機能が動作しない場合でも、特定のインターホン親機が呼出動作する。よって、呼出信号が出力されないことで訪問者が居住者不在と判断してしまうことがない。
更に、呼出子機を訪問者が携行する携帯型呼出子機とすれば、玄関に設置するのは通話子機のみで済み、住戸側に設置する機器を安価に構成できる。
そして、通話子機1と呼出子機2とで訪問者が訪問先を呼び出して通話するインターホン子機(以下、単に「子機」と称する)3を構成している。
玄関に訪問者が来ると、通話子機1の人感センサ14が訪問者を感知する(S1)。この感知を受けて、通話子機CPU16は記憶部15に記憶されている呼出子機2のIPアドレスを参照して、呼出子機2に対して起動信号を送信する(S2)。
尚、各種信号の送信は、同様にIPアドレスを送信先に設定して行われるため、以下この記載を省略する。
さらに親機CPU47は、画像記憶部45からガイダンス画像を読み出して呼出子機2に送信する(S12)。画像信号を受信した呼出子機CPU24は、子機ディスプレイ21に受信したガイダンス画像を表示する(S13)。こうして、子機ディスプレイ12には、例えばオフィスビルの子機3である場合は「ただいま、総務部を呼び出しています」の文字情報から成るガイダンス画像が表示される。また、例えば呼出先の親機4から他の親機4に転送される場合は、「しばらくお待ちください」等のガイダンス画像が表示される。この表示により、応答待ちの訪問者に対して呼出状況を通知することができる。
このように、呼出操作後にガイダンス画像が子機3に表示されるので、訪問者は呼出状況を認識でき、安心できる。
通話路形成信号を受信した通話子機CPU16は、スピーカ12を能動として親機4との通話路を形成し、通話を可能とする。また、映像信号を受信した呼出子機CPU24は子機ディスプレイ21に親機カメラ46の撮像映像を表示させる。
このように、呼出先の親機4から応答する人物の映像が呼出子機2に表示されるため、訪問者は通話し易いし安心できる。また、タッチパネル22を利用して映像を表示するので、別途表示手段を設ける必要がない。
また、訪問者が呼出子機2の操作方法に戸惑っているような場合は、音声案内やガイダンス動作が行われるため、訪問先の呼び出しに役立つし、故障等で呼出子機2から呼出信号が出力されない場合は、特定のインターホン親機4が呼出動作するため、呼出信号が出力されないことで訪問者が居住者不在と判断してしまうようなことがない。
この携帯型呼出子機6としては、IPアドレス、MACアドレス、或いは携帯電話番号等の識別用IDを有している携帯電話やタブレット端末等が使用できる。また、HUB5は無線LAN通信を実施する通信アンテナ5aを有し、携帯電話網やインターネット等の外部ネットワークNに接続さている。そのため、携帯型呼出子機6が携帯電話である場合は、外部ネットワークNを介して本インターホン装置と通信が可能であるし、無線LANを使用して通信することも可能となっている。
尚、携帯型呼出子機6の存在は、無線信号ではなく通話子機1のマイク13が集音可能な超音波信号やDTMF信号を携帯型呼出子機6に出力させ、それを通話子機1に検知させることで認識させても良い。
通話子機1が備えられた玄関において、携帯型呼出子機6が起動(S101)され、引き続き所定の表示操作を受けたら呼出先(呼出ボタン)が表示(S102)される。この表示により、携帯型子機CPU64が、無線LANにより予め登録されている訪問先の通話子機1のIPアドレスに対して携帯型呼出子機6のID情報を含む起動信号を送信する。
起動した携帯型呼出子機6は、所定の操作で複数の呼出ボタンから成る呼出先一覧が表示され、いずれかが押下されて呼出操作される(S103でYES)と、呼出先親機4のID情報を含む呼出信号がHUB5を介して通話子機1に送信される(S104)。呼出信号は、無線LAN通信で実施され、通話子機1のIPアドレスに対して送信される。
通話路形成信号を受信した通話子機CPU16は、スピーカ12を能動として親機4との通話路を形成し、通話を可能とする。また、映像信号を受信した携帯型呼出子機CPU64は、子機ディスプレイ61に親機カメラ46の撮像映像を表示する。
また、登録されていない携帯型呼出子機6からの呼出信号は受け付けないため、携帯型呼出子機6が汎用の携帯型端末であっても、悪意を持った訪問者からの通話路の確立要求を拒否できる。
更に、無線LAN信号の強度が所定のレベル以下であれば、即ち携帯型呼出子機6が通話子機1の近くに無ければ、登録された機器から呼出信号が送信されても受け付けないので、近隣の住戸で登録された携帯型呼出子機6が操作されても、自身が呼び出されていると認識することがなく、誤動作を防止できる。
また、故障等で携帯型呼出子機6の呼び出し機能が動作しない場合は、特定の親機4が呼び出される。よって、呼出信号が出力されないことで訪問者が居住者不在と判断してしまうことがない。
Claims (11)
- 複数の呼出先から訪問先を選択して呼び出すための操作部、及び通話のためのマイク/スピーカを備えたインターホン子機と、呼び出しに応答するためのマイク/スピーカを備えた複数のインターホン親機とを有し、IPプロトコル等の汎用データプロトコルにより相互に通信を実施するインターホン装置であって、
前記インターホン子機は、前記操作部をタッチパネルで構成した呼出子機と、マイク/スピーカを備えた通話子機とに分離して形成されると共に、前記呼出子機、前記通話子機、前記インターホン親機がHUBを介して通信線によりそれぞれ接続されて相互間で通信を実施し、
前記インターホン親機は、前記操作部の操作を受けて前記呼出子機から出力された呼出信号を基に前記通話子機と通話路を形成するための通話操作部を有することを特徴とするインターホン装置。 - 前記通話子機は、訪問者の接近を検知する人感センサと、前記人感センサが検知動作してから所定時間が経過しても前記呼出子機から呼出信号の送信がなかったら、前記通話子機のスピーカから呼出操作を促すための音声ガイダンスを報音させる音声ガイダンス制御部とを有することを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
- 前記タッチパネルは画像を表示可能なディスプレイ上に設けられ、
前記通話子機は、訪問者の接近を検知する人感センサと、前記人感センサが検知動作してから所定時間が経過しても前記呼出子機から呼出信号の送信がなかったら、前記呼出子機に滞留信号を送信する滞留通知制御部を有し、
前記呼出子機は前記滞留信号を受けて前記ディスプレイの表示を点滅等変化させる表示制御部を有することを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。 - 前記インターホン親機は、応答する人物を撮像するための親機カメラと、前記親機カメラの撮像映像を前記呼出子機に送信する映像制御部とを有し、
前記呼出子機の前記表示制御部は、前記ディスプレイに前記親機カメラの撮像映像を表示することを特徴とする請求項3記載のインターホン装置。 - 前記インターホン親機は、訪問者に対して呼出状況を通知するための文字情報から成るガイダンス画像を記憶する画像記憶部と、前記呼出信号を受けて前記呼出子機にガイダンス画像を送信するガイダンス制御部とを有し、
前記呼出子機の前記表示制御部は、受信した前記ガイダンス画像を前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項3又は4記載のインターホン装置。 - 前記通話子機は、訪問者の接近を検知する人感センサと、前記人感センサが感知動作してから一定時間が経過しても前記呼出子機から呼出信号の送信がなかったら、予め指定したインターホン親機へ呼出信号を送信する自動呼出制御部とを有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のインターホン装置。
- 複数の呼出先から訪問先を選択して呼び出すための操作部、及び通話のためのマイク/スピーカを備えたインターホン子機と、呼び出しに応答するためのマイク/スピーカを備えた複数のインターホン親機とを有し、IPプロトコル等の汎用データプロトコルにより相互に通信を実施するインターホン装置であって、
前記インターホン子機は、前記操作部を備えた呼出子機とマイク/スピーカを備えた通話子機とに分離して形成されると共に、
前記通話子機と前記複数のインターホン親機とはHUBを介した通信線により接続される一方、前記呼出子機が訪問者が携行する携帯型呼出子機であって、前記HUBに前記携帯型呼出子機と無線LAN通信を実施する無線通信部を備えて前記通話子機及びインターホン親機の双方と通信を実施でき、
前記インターホン親機は、前記操作部の操作により前記呼出子機から出力される呼出信号を基に前記通話子機と通話路を形成するための通話操作部を有することを特徴とするインターホン装置。 - 前記携帯型呼出子機の前記操作部は、画像を表示可能なディスプレイ上に設けたタッチパネルで構成され、前記ディスプレイに呼出先一覧を表示する表示制御部を有することを特徴とする請求項7記載のインターホン装置。
- 前記操作部の操作により前記呼出子機から出力される呼出信号は、前記通話子機を経由して前記インターホン親機に送信される一方、前記通話子機は前記携帯型呼出子機のIPアドレスを登録したアドレス記憶部を有し、
登録された携帯型呼出子機の呼出信号のみ受け付ける呼出監視部を有することを特徴とする請求項8記載のインターホン装置。 - 前記通話子機は、前記携帯型呼出子機から出力される無線LAN信号の強度を検知する携帯機器検知部を有し、
前記呼出監視部は、前記携帯機器検知部が所定のレベル以上の前記無線LAN信号を検知したら、前記登録された携帯型呼出子機の呼出信号を受け付けることを特徴とする請求項9記載のインターホン装置。 - 前記通話子機は、前記携帯機器検知部が前記携帯型呼出子機の存在を認識してから一定時間が経過しても前記携帯型呼出子機から呼出信号がなかったら、予め指定されたインターホン親機を呼び出す自動呼出制御部を有することを特徴とする請求項10記載のインターホン装置。
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