JP2010259015A - インターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法 - Google Patents

インターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010259015A
JP2010259015A JP2009109970A JP2009109970A JP2010259015A JP 2010259015 A JP2010259015 A JP 2010259015A JP 2009109970 A JP2009109970 A JP 2009109970A JP 2009109970 A JP2009109970 A JP 2009109970A JP 2010259015 A JP2010259015 A JP 2010259015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
visitor
message
unit
identification information
prompt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009109970A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Murakami
晃 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2009109970A priority Critical patent/JP2010259015A/ja
Publication of JP2010259015A publication Critical patent/JP2010259015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】被訪問者が発信する情報を、訪問者の呼び出しに応じて、訪問者ごとに提供する。
【解決手段】本発明のインターフォン装置は、訪問者の呼出を受け付けたときに、該訪問者が所持する通信端末装置3から、近距離無線通信部131が受信した、該訪問者を一意に識別するための識別情報を取得する識別情報取得部11と、訪問者ごとにあらかじめ作成された、各訪問者からの呼出に応じて各訪問者に個別に提供する即答伝言のうち、呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言を、識別情報取得部11が取得した識別情報に基づいて特定する伝言特定部13と、伝言特定部13が特定した即答伝言を出力するように伝言出力部に指示する出力指示部14とを備えていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、訪問者が被訪問者と通話するためのインターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法に関するものであり、特に、訪問者の通信端末装置と通信可能なインターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法に関するものである。
従来、屋外に設置された、被訪問者(居住者、在宅者)を呼び出すためのインターフォン装置−子機(以下、子機という)と、屋内に設置された、訪問者の呼出に応答するためのインターフォン装置−親機(以下、親機という)とを備えた、訪問者と被訪問者とが通話するためのインターフォンシステムがある。訪問者は、子機の呼び鈴、ブザーなどを鳴らすことによって、被訪問者に対して訪問したことを伝えることができ、被訪問者は、親機の応答手段を用いることによって、親機を子機と接続し、屋外に出ることなく訪問者と通話することができる。また、訪問者は、子機の呼び鈴を鳴らした後、被訪問者からの応答がない場合、被訪問者が不在であると判断することができる。
近年、インターフォン装置は、訪問者を識別する機能を備えており、訪問者の呼出に応じて、識別結果を利用した動作を行うことが可能になってきている。例えば、訪問者の情報を被訪問者の通信端末装置に送信するインターフォン装置が実現されている。
具体的には、特許文献1には、子機の表示部にメッセージを表示して、訪問者の携帯電話端末からIrデータの送信を促し、該Irデータから訪問者の電話番号を確認するインターフォン装置(親機)が開示されている。親機は、上記電話番号を内部データベースの電話番号と比較、検索し、その検索結果に応じて、指定する(被訪問者の)携帯電話等にメール送信する。これにより、被訪問者は、自分の携帯電話に送信されたメールを確認して、不在時でも、自分宛の訪問者の存在(訪問日時)と、その訪問者の正体とを知ることができる。
特開2005−198069号公報(2005年7月21日公開)
しかしながら、上記特許文献1に記載のインターフォン装置は、訪問者の通信端末装置と通信を行っているものの、この通信は、被訪問者が訪問者の正体を知るための情報収集のために行われている。このため、訪問者に対して被訪問者の情報を発信することは行われておらず、また、被訪問者から訪問者に対する応答は、メールを受信した後の被訪問者の判断に任されている。したがって、訪問者は、被訪問者が不在の場合、その場で被訪問者の情報を得ることができないという問題があった。
また、特許文献1に記載のインターフォン装置では、Irデータの送信を訪問者に促すなど、訪問者に対してメッセージを発信することが行われている。しかしながら、訪問者が居住者の期待する訪問者であるとは限らない(勧誘・営業目的の訪問者や、詐欺・盗難目的の犯罪者など)。結果として、特許文献1に記載の技術では、意図しない訪問者に対して不要なメッセージを発信してしまう虞があるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被訪問者が発信する情報を、訪問者の呼び出しに応じて、訪問者ごとに提供するインターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法を実現することにある。
本発明のインターフォン装置は、上記課題を解決するために、訪問者による被訪問者宛ての呼出を受け付けて、被訪問者に上記訪問者の来訪を通知するためのインターフォン装置において、上記訪問者の呼出を受け付けたときに、該訪問者が所持する通信端末装置から、近距離無線通信部が受信した、該訪問者を一意に識別するための識別情報を取得する識別情報取得手段と、訪問者ごとにあらかじめ作成された、各訪問者からの呼出に応じて各訪問者に個別に提供する即答伝言のうち、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言を、上記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて特定する伝言特定手段と、上記伝言特定手段が特定した即答伝言を出力するように伝言出力部に指示する出力指示手段とを備えていることを特徴としている。
本発明のインターフォンシステムは、上記課題を解決するために、屋内に設置される、被訪問者が訪問者からの呼出に応答するための親機と、屋外に設置される、訪問者が被訪問者を呼び出すための子機とを備え、上記親機と上記子機とが通信可能に接続されているインターフォンシステムにおいて、上記親機は、上述の識別情報取得手段と、伝言特定手段と、出力指示手段とを備え、上記子機は、上述の近距離無線通信部と、伝言出力部とを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、まず、訪問者が訪問時にインターフォン装置にて呼出行為(例えば、呼出ボタンを押下するなど)を行うと、近距離無線通信部は、上記訪問者が所持する通信端末装置と通信可能な状態となる。そして、近距離無線通信部は、訪問者の通信端末装置と通信し、通信端末装置から識別情報を受信する。近距離無線通信部が受信した識別情報は、識別情報取得手段が取得する。この識別情報は、インターフォン装置において、各訪問者を識別することができる情報であれば何でもよい。
次に、伝言特定手段は、識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて、上記訪問者に個別に提供するべき即答伝言を特定する。即答伝言は、訪問者ごとに宛ててあらかじめ作成されているものである。
最後に、出力指示手段は、上記伝言特定手段が特定した即答伝言を出力するように伝言出力部に指示する。
これにより、出力指示手段からの指示にしたがって、伝言出力部は、識別情報に基づいて特定された即答伝言を、訪問者の呼出行為に応答して、その場で訪問者が閲覧可能なように出力することが可能となる。
上述の手順によって出力された即答伝言は、訪問者の識別情報によって特定されたものであるので、被訪問者が該訪問者個別に宛ててあらかじめ用意しておいた内容となっている。
以上のことから、被訪問者が発信する情報を、訪問者の呼び出しに応じて、訪問者ごとに提供することが可能になるという効果を奏する。
上記伝言出力部は、訪問者が所持する上記通信端末装置と通信可能な上記近距離無線通信部であり、上記出力指示手段は、上記伝言特定手段が特定した即答伝言を、上記通信端末装置に送信するように上記近距離無線通信部に指示してもよい。
上記構成によれば、出力指示手段からの指示にしたがって、伝言出力部としての近距離無線通信部は、識別情報に基づいて特定された即答伝言を、訪問者が所持する上記通信端末装置に送信することができる。
これにより、訪問者は、訪問者の呼出行為に応答して出力された即答伝言を、その場で自分の通信端末装置から閲覧することが可能となる。
上記伝言出力部は、上記訪問者が閲覧可能に設けられた訪問者用表示部であり、上記出力指示手段は、上記伝言特定手段が特定した即答伝言を表示するように上記訪問者用表示部に指示してもよい。
上記構成によれば、出力指示手段からの指示にしたがって、伝言出力部としての訪問者用表示部は、識別情報に基づいて特定された即答伝言を、訪問者が閲覧可能なように表示することができる。
これにより、訪問者は、訪問者の呼出行為の応答として表示された即答伝言を、その場で閲覧することが可能となる。
上記インターフォン装置は、各訪問者に個別に提供するべき即答伝言を、上記識別情報に関連付けて記憶する伝言記憶部を備え、上記伝言特定手段は、上記伝言記憶部に記憶されている即答伝言のうち、上記近距離無線通信部が受信した識別情報に関連付けられている即答伝言を、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言として特定してもよい。
上記構成によれば、識別情報取得手段によって取得された識別情報を直接、即答伝言を特定するために利用することができるので、訪問者個別に提供する即答伝言を特定するための、インターフォン装置の構成を簡素化することが可能となる。
上記インターフォン装置は、上記近距離無線通信部が受信した識別情報に基づいて、該識別情報に対応する訪問者の訪問者名を特定する訪問者特定手段と、各訪問者に個別に提供するべき即答伝言を、訪問者名に関連付けて記憶する伝言記憶部とを備え、上記伝言特定手段は、上記伝言記憶部に記憶されている即答伝言のうち、上記訪問者特定手段が特定した訪問者名に関連付けられている即答伝言を、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言として特定してもよい。
上記構成によれば、識別情報は、訪問者名と対応づけられており、各即答伝言は、その訪問者名と関連付けて記憶されている。よって、識別情報と即答伝言との対応関係が頻繁に変化するような場合でも、識別情報と訪問者名との対応関係を修正するだけでよく、伝言記憶部における即答伝言のデータベースのメンテナンスが不要となる。例えば、同じ宅配業者を利用しているが、実際に荷物を配達する配達人(および所持する通信端末装置)が頻繁に変更される場合などには、識別情報と訪問者名との対応関係をメンテナンスするだけで済み、伝言記憶部の即答伝言についてメンテナンスが不要となるので、被訪問者の情報更新の手間が減り、特に効果が大きい。
被訪問者の在宅時と不在時とで場合分けされた即答伝言が、訪問者ごとにそれぞれ伝言記憶部に記憶されており、上記伝言特定手段は、当該インターフォン装置が、被訪問者の在宅時または不在時のいずれのシーンに合わせたモードで動作しているのかに応じて、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言をさらに特定することが好ましい。
同じ訪問者宛ての即答伝言であっても、被訪問者は、自分が家にいるときと留守にしているときとで伝えたい内容が変化するのが一般的である。そこで、上記構成によれば、一人の訪問者について、在宅時用の即答伝言と、不在時用の即答伝言とを伝言記憶部に記憶しておくことができる。そして、訪問者が呼出行為を行ったときのインターフォン装置のモード(在宅モードか不在モードか)に応じて、伝言特定手段は、上記訪問者に対して、より適切な即答伝言を特定することができる。これにより、シーンに応じたより適切な内容の即答伝言を訪問者に提供することが可能となる。
訪問者ごとに作成された即答伝言ごとに、該即答伝言の送信要否を示す情報が対応付けて伝言記憶部に記憶されており、上記伝言特定手段は、特定した即答伝言に、送信不要の情報が対応付けられている場合は、個別に提供する即答伝言を提供しないと判断することが好ましい。
上記構成によれば、伝言記憶部に記憶されている即答伝言は、送付要の情報が付与されているもののみ、個別に即答伝言として訪問者にその場で提供される。
普段は即答伝言を利用するが、一時的に該即答伝言を訪問者に提供したくない場合、あるいは、その逆の場合に、上記即答伝言の送信要否を示す情報の切り替えを行えば、即答伝言そのものを削除したり再び作成したりしなくて済むので、被訪問者の利便性が向上する。
上記近距離無線通信部は、赤外線信号によって上記通信端末装置と通信することが好ましい。
上記構成によれば、識別情報は、通信端末装置から、限られた方向、距離にて赤外線信号としてインターフォン装置に送信されるので、第3者に傍受される虞がなくなる。また、即答伝言が近距離無線通信部から通信端末装置に送信される場合にも安全性を確保できる。他人に知られたくない、その訪問者に宛てた即答伝言を、赤外線通信にて、他人に傍受されることなく安全に、インターフォン装置から通信端末装置に供給することが可能となる。
上記訪問者特定手段は、上記識別情報に基づいて訪問者名を特定することによって、上記呼出を行った訪問者を認証し、上記伝言特定手段は、上記訪問者特定手段が、上記訪問者の認証に失敗した場合に、個別に提供する即答伝言を提供しないと判断することが好ましい。
上記構成によれば、識別情報取得手段が取得した識別情報が、インターフォン装置にあらかじめ登録されておらず、したがって、訪問者が誰であるのかを特定できないということは、その訪問者は、被訪問者にとって訪問を予期しない訪問者である可能性が高い。それどころか、被訪問者が望まない訪問者である可能性もある。そこで、このような認証不可能な訪問者に対しては、不用意に情報を提供してしまわないようにして、トラブルを未然に回避することができる。
上記近距離無線通信部は、上記伝言出力部が出力した即答伝言に対する応答としての返信伝言を、上記訪問者が所持する上記通信端末装置から受信することができる。
上記構成によれば、被訪問者が用意した即答伝言を確認した上で、訪問者が、さらに、被訪問者に宛てて伝達したいことがある場合に、訪問者は、それを返信伝言として当該インターフォン装置に入力し、被訪問者に伝えることが可能となる。
これにより、被訪問者と訪問者とがリアルタイムに直接コミュニケーションが取れない状況下においても、両者は円滑にコミュニケーションを取ることができる。
上記インターフォン装置は、上記伝言出力部が出力した即答伝言に対する応答として、上記訪問者によって自装置に入力された返信伝言を、上記訪問者の識別情報と関連付けて訪問履歴記憶部に格納する履歴管理手段を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、被訪問者が訪問者に個別に宛てた即答伝言に対する応答として、訪問者は、被訪問者に宛てて返信伝言を作成し入力することが可能となる。
これにより、被訪問者と訪問者とが直接連絡する術や機会を持たない場合でも、上記インターフォン装置を介して、円滑にコミュニケーションを図ることが可能となる。被訪問者が不在時には、メリットが特に大きい。
上記出力指示手段は、上記返信伝言が自装置に入力されたとき、該返信伝言を発信した訪問者に宛てたメッセージをさらに出力するように上記伝言出力部に指示することが好ましい。
これにより、被訪問者と訪問者とがリアルタイムに直接コミュニケーションが取れない状況下においても、両者はさらにコミュニケーションを進めることができる。
上記返信伝言が自装置に入力されたとき、取得した該返信伝言を、上記被訪問者が所有する他の端末装置に転送する通信制御手段を備えていてもよい。
上記構成によれば、訪問者が被訪問者に宛てた返信伝言を、被訪問者が他の端末装置を所持(利用)中である場合に、すぐに確認することができる。したがって、両者のコミュニケーションは、あたかも直接やりとりしているかのように円滑に進む。
上記インターフォン装置は、上記訪問者の呼出を受け付けたときに省電力モードを解除して、上記近距離無線通信部および上記伝言出力部の少なくともいずれか一方をアクティブにする構成でもよい。
上記近距離無線通信部および上記伝言出力部は、訪問者が訪れているその場で動作するだけでよく、訪問者がいないときは動作する必要がない。そこで、訪問者が来たときだけ、動作するように各部を制御し、無駄な消費電力を抑えることができる。
上記インターフォン装置は、上記被訪問者が閲覧可能に設けられた被訪問者用表示部を備えていることが好ましい。
上記構成によれば、インターフォン装置は、自装置が保有する各種情報を、上記被訪問者が閲覧できるように被訪問者用表示部に表示することができる。上記各種情報としては、例えば、被訪問者が作成した各訪問者宛の即答伝言、訪問者が入力した返信伝言、履歴管理手段が管理している訪問履歴、などが挙げられる。また、被訪問者用表示部は、上記即答伝言を、被訪問者が編集可能なように表示してもよい。
本発明のインターフォン装置の制御方法は、上記課題を解決するために、訪問者による被訪問者宛ての呼出を受け付けて、被訪問者に上記訪問者の来訪を通知するためのインターフォン装置の制御方法であって、上記訪問者の呼出を受け付けたときに、該訪問者が所持する通信端末装置から、近距離無線通信部が受信した、該訪問者を一意に識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、訪問者ごとにあらかじめ作成された、各訪問者からの呼出に応じて各訪問者に個別に提供する即答伝言のうち、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言を、上記識別情報取得ステップにて取得された識別情報に基づいて特定する伝言特定ステップと、上記伝言特定ステップにて特定された即答伝言を出力するように伝言出力部に指示する出力指示ステップとを含むことを特徴としている。
なお、上記インターフォン装置および上記インターフォンシステムの各機器は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記インターフォン装置(インターフォンシステムの各機器)をコンピュータにて実現させるインターフォン装置(インターフォンシステムの各機器)の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明のインターフォン装置は、上記課題を解決するために、訪問者による被訪問者宛ての呼出を受け付けて、被訪問者に上記訪問者の来訪を通知するためのインターフォン装置において、上記訪問者の呼出を受け付けたときに、該訪問者が所持する通信端末装置から、近距離無線通信部が受信した、該訪問者を一意に識別するための識別情報を取得する識別情報取得手段と、訪問者ごとにあらかじめ作成された、各訪問者からの呼出に応じて各訪問者に個別に提供する即答伝言のうち、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言を、上記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて特定する伝言特定手段と、上記伝言特定手段が特定した即答伝言を出力するように伝言出力部に指示する出力指示手段とを備えていることを特徴としている。
本発明のインターフォンシステムは、上記課題を解決するために、屋内に設置される、被訪問者が訪問者からの呼出に応答するための親機と、屋外に設置される、訪問者が被訪問者を呼び出すための子機とを備え、上記親機と上記子機とが通信可能に接続されているインターフォンシステムにおいて、上記親機は、上述の識別情報取得手段と、伝言特定手段と、出力指示手段とを備え、上記子機は、上述の近距離無線通信部と、伝言出力部とを備えていることを特徴としている。
本発明のインターフォン装置の制御方法は、上記課題を解決するために、訪問者による被訪問者宛ての呼出を受け付けて、被訪問者に上記訪問者の来訪を通知するためのインターフォン装置の制御方法であって、上記訪問者の呼出を受け付けたときに、該訪問者が所持する通信端末装置から、近距離無線通信部が受信した、該訪問者を一意に識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、訪問者ごとにあらかじめ作成された、各訪問者からの呼出に応じて各訪問者に個別に提供する即答伝言のうち、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言を、上記識別情報取得ステップにて取得された識別情報に基づいて特定する伝言特定ステップと、上記伝言特定ステップにて特定された即答伝言を出力するように伝言出力部に指示する出力指示ステップとを含むことを特徴としている。
したがって、被訪問者が発信する情報を、訪問者の呼び出しに応じて、訪問者ごとに提供することが可能になるという効果を奏する。
本発明のインターフォン装置としての親機の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明のインターフォンシステムの全体構成の模式図である。 本発明のインターフォンシステムにおける処理の概要を示すシーケンス図である。 訪問者情報記憶部に記憶されている訪問者情報の具体例を示す図である。 伝言記憶部に記憶されている即答伝言の具体例を示す図である。 訪問履歴記憶部に記憶されている訪問履歴情報の具体例を示す図である。 本発明のインターフォン装置としての親機における即答伝言提供処理の流れを示すフローチャートである。 親機の即答伝言提供処理のうち、伝言特定処理の流れを詳細に示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面に基づいて説明すると以下の通りである。
以下で説明する実施形態では、一例として、本発明のインターフォンシステムを一般家庭宅に敷設し、本発明のインターフォン装置を宅内に設置される親機に適用した場合について説明する。ここでは、上記宅の居住者を呼び出すために子機を操作する操作者を訪問者と称し、上記訪問者の訪問を受ける側の親機の操作者を、被訪問者と称する。
≪実施形態1≫
〔インターフォンシステムの概要〕
図2は、本発明のインターフォンシステム100の全体構成の模式図である。
図2に示すとおり、本実施形態に係るインターフォンシステム100は、宅内に設置される、訪問者からの呼び出しに応答するための親機(インターフォン装置)1と、玄関や門などの宅外に設置される、被訪問者を呼び出すための子機2とを少なくとも含む構成となっている。本実施形態では、一例として、親機1と子機2とは、有線の専用回線によって、互いに通信可能に接続されているものとする。ただし、これに限らず、親機1と子機2とは、通信網(家庭内LAN(Local Area Network)9など)を介して、有線または無線接続され、音声データや映像データなどをやりとりして通話することが出来るようになっていてもよい。
子機2は、被訪問者の音声を子機2の外部に出力するためのスピーカなどとしての音声出力部71と、訪問者の音声を子機2の内部に入力するためのマイクなどとしての音声入力部61と、子機2が保持する各種情報を訪問者に提示するための表示部51と、訪問者が子機2を操作するための操作部41と、近距離無線通信手段による信号を送受信するための近距離無線通信部131とを備えている。なお、操作部41は、在宅の被訪問者を呼び出すための呼出ボタンとして実現されてもよいし、さらに、表示部51、タッチパネルコントローラ、パネル制御基板などと一体に形成されたタッチパネルとして実現されてもよい。例えば、表示部51に表示された伝言を訪問者が確認し、確認したことを履歴として残すために、同じく表示部51に表示された確認ボタンを訪問者がタッチするなどの利用方法が想定される。
近距離無線通信部131は、本実施形態では、一例として、赤外線受光部および発光部として実現されている。近距離無線通信部131により、子機2は、訪問者が所持する通信端末装置3から送出される赤外線信号を受信したり、通信端末装置3に対して赤外線信号を送信したりすることができる。
子機2の各部は、図1に示す子機の制御部110によって統括的に制御されている。子機の制御部110は、外部の機器と通信するための通信部130(図1)も制御しており、上述の近距離無線通信部131に加えて、親機1との通信を専用回線を介して行う専用線通信部132も制御している。
なお、近距離無線通信部131に採用される近距離無線通信手段は、特に限定されない。例えば、IrSimple(登録商標)のような高速赤外線通信、または、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)のような近距離用無線通信などの各種無線通信技術が採用される。
親機1は、子機2と同様に、訪問者と通話するための音声出力部70(スピーカなど)および音声入力部60(マイクなど)と、表示部50(液晶表示パネル、EL(Electro Luminescence)パネルなど)と、被訪問者が親機1を操作するための操作部40とを備えている。操作部40は、訪問者の子機2からの呼び出しに応答するための応答ボタンとして実現されてもよいし、さらに、表示部50、タッチパネルコントローラ、パネル制御基板などと一体に形成されたタッチパネルとして実現されてもよい。
また、親機1は、操作部40として、文字入力キー、数字を入力するためのテンキー、十字キー、決定キーなどを備えたキーボードを備えていてもよい。これにより、被訪問者は、訪問者に向けて発信する情報(伝言)を容易に編集し、親機1に登録することが可能となる。上記キーボードは、タッチパネルによって実現されてもよい。
さらに、本実施形態では、本発明を限定する意図はないが、親機1は、家庭内LAN9などの構内通信網を介してホームゲートウェー(HGW)4と接続されていてもよい。親機1は、HGW4を介して、他の端末装置、例えば、宅内のデジタルテレビ5やパソコン6と通信することができる。さらに、インターネット8などの広域通信網を介して、他の端末装置、例えば、宅外の携帯電話7と通信することができる。
親機1は、上述の各部を統括制御する制御部10(図1参照)を備えており、さらに、被訪問者が訪問者に対して発信する情報(伝言)を、訪問者の呼び出しに応じて提供し、即答する機能(即答伝言提供機能)を有する。また、親機1は、子機2(訪問者)とやりとりした情報を他の端末装置に転送する機能(訪問情報転送機能)を有していてもよい。
これらの機能を有する親機1を含む本発明のインターフォンシステム100では、図3に示す流れで、訪問者に対して被訪問者の情報(伝言)が提供される。インターフォンシステム100における各装置の処理の流れをおおまかに説明すると以下のとおりである。
図3は、本発明のインターフォンシステム100における処理の概要を示すシーケンス図である。
訪問者は、宅を訪問すると、子機2の操作部41(呼出ボタン)を押下して、被訪問者を呼び出す(S101)。子機2は、入力された呼出信号を親機1に送信する(S102)。親機1は、S102の呼出信号に応じて報知動作を実行し(ブザー音を出力するなど)、応答可能状態に遷移するとともに、子機2に対して赤外線受信可能状態に遷移するよう指示する(S103)。ここで、親機1は、訪問者の来訪を、宅内外の他の端末装置(5〜7・・・)に通知してもよい(S102’)。
子機2は、S103の指示にしたがって、赤外線受信可能状態に遷移する。ここで、子機2は、赤外線受信が可能になった旨を表示部51に表示し、訪問者に赤外線通信を促す(S104)。訪問者は、S104の表示にしたがって、自身が保持する通信端末装置3を操作する。通信端末装置3は、子機2との間で赤外線通信を行って、自装置の識別情報を子機2に送信する(S105)。子機2は、受信した通信端末装置3の識別情報を親機1に転送する(S106)。
親機1は、S106の識別情報を受信することができれば受信完了の通知を、何らかの理由で受信に失敗すれば受信エラーの通知を子機2に返してもよい(S107)。上記通知を受け取った子機2は、識別情報受信完了または受信エラーの通知を表示部51に表示する。受信エラーの場合には、識別情報の再送を促すメッセージを表示してもよい(S108)。
続いて親機1は、S106にて受信した通信端末装置3の識別情報に基づいて、訪問者に対して提供する即答伝言を特定する処理(伝言特定処理)を実行する(S109)。具体的には、親機1は、上記識別情報に基づいて訪問者を特定し、その訪問者宛てに被訪問者が予め用意していた即答伝言を特定する。なお、親機1は、特定した訪問者の情報を他の端末装置(被訪問者が保持する携帯電話7など)に送信してもよい(S109’)。親機1は、S109で特定した、被訪問者から上記訪問者に宛てた即答伝言を子機2に送信して、訪問者に提供するように指示する(S110)。
子機2は、親機1から受信した即答伝言を通信端末装置3に赤外線通信にて送信したり、または、自機の表示部51に表示したりする(S111)。あるいは、子機2は、即答伝言の通信端末装置3への送信と、表示部51への表示を両方同時に行ってもよい。訪問者は、自分宛てに訪問者から送信された即答伝言を、その場で確認することができる。ここで、訪問者は、即答伝言を確認した旨を通知する操作を子機2に対して行ってもよい(S112)。例えば、タッチパネルに表示される確認済みボタンを押下するなどの操作を行う。子機2は、入力された確認済信号を親機1に送信する(S113)。
さらに、訪問者は、通信端末装置3を操作して、上記即答伝言に対する返信伝言を作成し、それを子機2に再び赤外線通信で送信してもよい(S114)。子機2は、受信した返信伝言を親機1に転送する(S115)。親機1は、受信した返信伝言を、携帯電話7などの他の端末装置に送信してもよい(S115’)。
親機1は、S115の返信伝言を受信することができれば受信完了の通知を、受信に失敗すれば受信エラーの通知を子機2に返してもよい(S116)。上記通知を受け取った子機2は、返信伝言受信完了または受信エラーの通知を表示部51に表示する。受信エラーの場合には、識別情報の再送を促すメッセージを表示してもよい(S117)。なお、S116、S117にて、返信伝言に対する応答として親機1が訪問者に宛てて出力するメッセージの内容は、これに限らない。メッセージは、返信伝言を入力してくれたお礼を訪問者に伝達するものであってもよいし、被訪問者が予め返信伝言を受け取ることを予測して準備しておいたメッセージであってもよい。
訪問者は、上記即答伝言を確認したことにより、被訪問者の状況を知ったり、被訪問者が望む対応を知ったりすることができるので、その後適切な対応をとることができる。
訪問者が去り、子機2が一定時間以上通信端末装置3との通信を行わない状態が継続すれば、親機1は、訪問者が去ったと判断して、赤外線受信可能状態を終了するように子機2に指示してもよい(S118)。
上記方法によれば、被訪問者が発信する情報を、訪問者の呼び出しに応じて、その場で、訪問者に提供することができる。また、訪問者ごとに伝言の内容を変えることができるので、応答不要な訪問者に、不用意に大切な情報を流す虞もなくなる。
次に、以上の処理を実現するための親機1の構成および機能について詳細に説明する。
〔親機の構成〕
図1は、本発明のインターフォン装置としての親機1の要部構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すとおり、親機1は、制御部10、記憶部20、通信部30、操作部40、表示部50、音声入力部60および音声出力部70を備える構成となっている。図2に基づいて説明した部材と同じ機能を有する部材には同じ符号を付与している。既に説明した部材については説明を省略する。
通信部30は、外部の機器とデータの送受信を行うものである。詳細には、通信部30は、HGW4を介して宅内外の他の端末装置と通信を行う構内通信部31と、専用回線を通じて子機2と通信を行う専用線通信部32とを含む。
操作部40は、上述したとおり、応答ボタン、タッチパネル、キーボードなどで実現される。被訪問者は、操作部40を操作して、訪問者へ発信する伝言を作成したり、親機1の動作モード(在宅モードと不在モード)を切り替えたり、即答伝言提供機能、訪問情報転送機能などの各機能のON/OFFを切り替えたりすることができる。
表示部50は、親機1が保持する各種情報を表示するものである。例えば、即答伝言を作成・編集するための操作画面や、訪問履歴記憶部23に記憶されている訪問履歴などを表示する。なお、本実施形態では、表示部50は、タッチパネルで実現されており、操作部40としても機能する。
記憶部20は、制御部10が実行する制御プログラムおよびOSプログラム、ならびに、制御部10が、親機1が有する各種機能(即答伝言提供機能/訪問情報転送機能など)を実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。具体的には、記憶部20には、訪問者情報記憶部21、伝言記憶部22、訪問履歴記憶部23および設定記憶部24が含まれている。
訪問者情報記憶部21は、宅を訪問する(予定の)訪問者の情報を記憶するものである。訪問者の情報(以下、訪問者情報)の詳細は、図4に基づいて後述する。
伝言記憶部22は、訪問者からの呼び出しに応じて、被訪問者から訪問者に対して即時発信する即答伝言を記憶するものである。伝言記憶部22には、即答伝言テーブルが構成されており、訪問者に対応付けて即答伝言を記憶することが可能である。即答伝言テーブルの詳細は、図5に基づいて後述する。
訪問履歴記憶部23は、親機1が子機2(訪問者)とやりとりした記録を訪問履歴情報として記憶するものである。訪問履歴情報の詳細は、図6に基づいて後述する。
設定記憶部24は、被訪問者が親機1に対して設定した各種情報を記憶するものである。例えば、本実施形態では、親機1の動作モードを、在宅モード(被訪問者が家に居る状況)と不在モード(被訪問者が留守にしている状況)との2パターンで切り替えることができ、親機1が状況に応じた動作を行えるようになっている。被訪問者は、操作部40を用いていずれのモードを選択するのかを入力する。設定記憶部24は、親機1が、在宅モードまたは不在モードのいずれのモードを設定されているのかを示すモード情報を記憶する。
制御部10は、親機1の動作を統括して制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)等で構成することができる。制御部10は、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される一時記憶部(図示しない)を作業領域として動作する。制御部10は、機能ブロックとしての、識別情報取得部11、訪問者検索部12、伝言特定部13、出力指示部14、履歴管理部15および通信制御部16を備えている。これらの機能ブロックは、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)等で実現された記憶装置(記憶部30)に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。
識別情報取得部11は、子機2が訪問者の通信端末装置3から受信した識別情報を、専用線通信部32を介して子機2から取得するものである。
上記識別情報は、訪問者を一意に識別できる情報であれば何でもよい。また、訪問者が個人ではなく法人に属している場合には、訪問者個人ではなく、該訪問者が属する法人が一意に識別できるのであればどのような情報であってもよい。識別情報としては、例えば、通信端末装置3の製造シリアル番号、加入者識別番号、メールアドレス、電話番号、IPアドレスなどや、通信端末装置3に設定されているユーザ名、ユーザID、所属団体名、所属団体ID、所属団体の代表電話番号などであってもよい。
識別情報取得部11は、取得した識別情報を訪問者検索部12に供給する。
訪問者検索部12は、識別情報取得部11から供給された識別情報を、訪問者情報記憶部21に記憶されている訪問者情報の中から検索、照合して、訪問者を特定するものである。訪問者検索部12は、特定した訪問者を伝言特定部13に伝達する。
伝言特定部13は、訪問者検索部12が特定した訪問者に基づいて、該訪問者に提供すべき即答伝言を特定するものである。伝言特定部13は、伝言記憶部22に記憶されている即答伝言テーブルにおいて、訪問者に対応付けられている即答伝言を、シーンに合わせて特定する。例えば、伝言特定部13は、設定記憶部24を参照し、親機1において、在宅モードまたは不在モードのどちらが設定されているか、即答伝言提供機能はON/OFFどちらが設定されているか、即答伝言が訪問者個別に登録されているか否かなどを判断する。そして、伝言特定部13は、シーンに応じて、個別の即答伝言を提供する要否を判断し、要の場合、提供すべき訪問者別の即答伝言を特定する。不要の場合は、デフォルト(全員に共通)の伝言を特定したり、何の伝言も特定しなかったりする。シーン別即答伝言の特定手順は、例えば以下のとおりである。
本実施形態では、訪問者検索部12は、訪問者の特定だけではなく、訪問者の認証を行っている。すなわち、訪問者検索部12は、識別情報取得部11が取得した識別情報と、訪問者情報記憶部21に記憶されている訪問者情報の識別情報とを比較照合する。訪問者検索部12は、訪問者情報記憶部21に子機2から取得した識別情報と一致するものが格納されていると判断すれば、現在来訪した訪問者は、被訪問者にとって訪問することが予定されていた正当な訪問者であると認証することができる。訪問者検索部12が認証に失敗した訪問者は、被訪問者にとって予期せぬ訪問者であって、不当な訪問者(営業、勧誘、犯罪目的の訪問者)である可能性が高まる。したがって、伝言特定部13は、訪問者検索部12の認証結果に基づいて、このように認証失敗の訪問者に対しては、即答伝言を提供しないと判断してもよいし、誰に知られても支障のないデフォルトの伝言を特定してもよい。
伝言特定部13は、特定した伝言を出力指示部14に供給する。
出力指示部14は、専用線通信部32を制御して、子機2の制御部110に対して、必要な情報を出力するように指示するものである。例えば、出力指示部14は、子機2に対して、情報を表示部51に表示するように指示したり、近距離無線通信部131を用いて情報を通信端末装置3に送信するように指示したりする。
出力指示部14が出力を指示する情報としては、例えば、訪問者に対して赤外線通信を促す通知、訪問者からの情報を無事に受信した旨(あるいは受信できなかった旨)の通知、および、伝言特定部13が特定した即答伝言などが想定される。
履歴管理部15は、訪問者(通信端末装置3、子機2)と、親機1との間で行われたやりとりの記録を取得して、訪問履歴情報として訪問履歴記憶部23に格納するものである。訪問者と親機1とのやりとりの記録としては、具体的には、訪問者が子機2の呼び出しボタンを押下した日時、通信端末装置3から送信された識別情報、訪問者検索部12が特定した訪問者の情報、訪問者宛てに送信された即答伝言、それが訪問者によって確認されたか否か、さらに訪問者によって入力された返信伝言などが含まれる。
なお、制御部10は、通信制御部16を備えていてもよい。通信制御部16は、構内通信部31を制御して、HGW4およびその他の端末装置に接続し、他の端末装置に対して、各種情報を送信するものである。例えば、図3に示すS102’、S109’、S115’などのように、通信制御部16は、訪問者の呼出信号、訪問者検索部12が特定した訪問者の情報、および、履歴管理部15が訪問履歴記憶部23に保存した、訪問者との一連のやりとりの記録を、構内通信部31を介してHGW4に送信してもよい。
〔訪問者情報〕
図4は、訪問者情報記憶部21に記憶されている訪問者情報の具体例を示す図である。図4に示すとおり、訪問者情報は、訪問者名と、該訪問者を識別するための識別情報とが対応付けられた状態で訪問者リストに格納されている。本実施形態では、訪問者を識別するための識別情報とは、厳密には、訪問者(個人でも、法人でも)が所有する通信端末装置3に対応付けられている識別情報である。識別情報は、通信端末装置3から供給されるものであって、この識別情報によって訪問者を一意に識別できるものであればどのような情報でもよい。親機1の訪問者検索部12は、上記識別情報によって通信端末装置3を識別し、通信端末装置3を所有する訪問者を特定することができる。
図4の訪問者リストにおいて、訪問者名のフィールドには、個人であれば訪問者の名前あるいは法人であれば実際の訪問者が所属する団体名・会社名などが格納される。識別情報のフィールドには、通信端末装置3に対応付けられている識別情報、例えば、携帯電話番号、メールアドレス、機器の製造シリアル番号、または、法人の代表電話番号などが格納される。
例えば、運送会社「白猫通運」に所属する宅配業者が、会社から支給された携帯電話(通信端末装置3)を用いて、子機2と赤外線通信すると、上記携帯電話の電話番号「090−5555−0001」が、子機2から親機1へ供給される。訪問者検索部12は、図4の訪問者リストを参照し、上記電話番号に基づいて、訪問者が、『運送会社「白猫通運」』であることを特定することが可能となる。
〔即答伝言〕
図5は、伝言記憶部22に記憶されている即答伝言の具体例を示す図である。図5に示すとおり、即答伝言は、少なくとも、訪問者名と即答伝言とが対応付けられた状態で即答伝言テーブルに格納されている。本実施形態では、一例として、即答伝言は、伝言IDによって一元管理されており、伝言IDに関連付けて、訪問者名と即答伝言に加えてさらに、「モード」、「即答可否」、「転送可否」の情報が格納されている。
「モード」のフィールドには、当該即答伝言が、在宅モードまたは不在モードのいずれのシーンで提供するべきものであるのかを示す情報が格納される。例えば、伝言ID000の即答伝言は、「モード:在宅」が関連付けられているので、伝言特定部13は、親機1が在宅モードであるときに提供される伝言であると判断できる。
「即答可否」のフィールドには、当該即答伝言の提供の要否を示す情報が格納される。普段は即答伝言によって個別の伝言を訪問者に提供するが、特別な事情で即答が不要になる場合がある。このようなときは、被訪問者は、即答が不要な伝言について一時的にOFFを設定し、その間は当該即答伝言が提供されないようにすることができる。伝言特定部13は、このフィールドにOFFが設定されている場合は、即答不要と判断する。
「転送可否」のフィールドには、当該即答伝言が訪問者との間でやりとりされたときの記録を他の端末装置に転送する要否を示す情報および要の場合その転送先が格納される。例えば、図5に示す例では、各宅配業者に対して、不在時に、即答伝言101〜103が提供された場合には、通信制御部16が、被訪問者の携帯電話7にやりとりの記録を転送するように転送可否が設定されている。
伝言特定部13は、この即答伝言テーブルを参照し、訪問者検索部12が特定した訪問者に基づいて、シーンに合わせて適切な即答伝言を特定することができる。また、場合によっては、即答不要と判断することができる。
本実施形態では、被訪問者が親機1の在宅モードと不在モードとを切り替えることができる。被訪問者は、2つのモードを使用することによって、同じ訪問者に対してでも、在宅時と不在時とで即答伝言の内容を変えることができる。
したがって、図5に示すとおり、本実施形態の即答伝言テーブルによれば、一人の訪問者に対して、在宅用の即答伝言と、不在用の即答伝言とを関連付けて記憶することが可能である。
なお、図5に示す即答伝言テーブルのデータ構造は、本発明の理解を容易にするために用いた具体例に過ぎず、本発明を限定する意図はない。即答伝言テーブルは、訪問者名と即答伝言とが対応付けられた状態であれば、どのようなデータ構造を有していてもよい。
例えば、即答伝言テーブルを、訪問者名および在宅(不在)モードに、さらに、「時間帯」のフィールドを複合キーに加えて、提供するべき即答伝言を記憶する構成としてもよい。
例えば、同じ訪問者に対して、同じ不在のシーンで伝言を提供したい場合でも、午前と午後とでは伝えたい内容が変化する場合がある。このような場合に、上記即答伝言テーブルに構成によれば、「訪問者名」、「モード(不在)」および「時間帯:午前」に対応付けて、午前に訪問者が来訪した場合の即答伝言を用意し、「訪問者名」、「モード(不在)」および「時間帯:午後」に対応付けて、別の内容の即答伝言を用意することができる。このように、時間帯を考慮して、最適な即答伝言を予め用意し、時間帯に応じて適切な応答を訪問者に対してその場で行うことができる。
〔訪問履歴情報〕
図6は、訪問履歴記憶部23に記憶されている訪問履歴情報の具体例を示す図である。図6に示すとおり、訪問履歴情報は、訪問IDによって一元管理されており、一例として、訪問IDに関連付けて、「訪問日時」、「訪問者名」、「識別情報」、「即答伝言」、「確認済」、「返信伝言」、「荷物保管場所」、および、「添付データ」の情報が格納されている。そして、ひとつの訪問についてひとつのレコードが作成され、いくつもの訪問履歴情報が格納されて、データベース化されている。
本実施形態では、例えば、履歴管理部15は、図3に示す、S102、S106、S109、S110、S113、S115などのイベントが親機1において発生したときに、やりとりの記録を訪問履歴情報として訪問履歴データベース(DB)に格納する。
履歴管理部15は、S102のイベント発生時の日時を「訪問日時」のフィールドに格納し、S106で識別情報取得部11が取得した識別情報を「識別情報」のフィールドに格納し、S109で訪問者検索部12が特定した訪問者名を「訪問者名」のフィールドに格納し、S110で出力指示部14が送信した即答伝言の伝言IDを「即答伝言」のフィールドに格納し、S113で専用線通信部32が確認済信号を受信した場合に、「確認済」のフィールドにOKの値を格納し、S115で専用線通信部32が、訪問者からの返信伝言を受信した場合に、「返信伝言」のフィールドに上記返信伝言を格納する。なお、履歴管理部15は、S115で、返信伝言とともに添付データを受信した場合には、ファイル名を「添付データ」のフィールドに格納してもよい。また、訪問者が、被訪問者宛ての荷物を所定の保管場所に預けて、その保管場所を子機2に入力した場合には、履歴管理部15は、S115で受信した荷物保管場所の情報を「荷物保管場所」のフィールドに格納する。
履歴管理部15が上述のとおり格納した、子機2(訪問者)とのやりとりの記録(訪問履歴情報)を閲覧すれば、被訪問者は、いつ誰が訪問したのかを知ることができる上に、訪問者に対してどのような情報を発信したのか、それは訪問者によって確認されたのか、それに対して訪問者はどのように対応したのか、など、訪問者と被訪問者との間の双方向のやりとりを把握することが可能となる。
なお、図6に示す訪問履歴DBのデータ構造は、本発明の理解を容易にするために用いた具体例に過ぎず、本発明を限定する意図はない。訪問履歴DBは、被訪問者が訪問者の履歴を確認する上で便利なように、適宜のフィールドを設けたデータベースとして構築されればよい。
〔即答伝言提供処理〕
図7は、本発明のインターフォン装置としての親機1における、訪問者に対する応答処理、すなわち、即答伝言提供処理の流れを示すフローチャートである。以下では、主に親機1の応答処理について説明するが、一部の処理については、親機1から子機2に指示する処理があるため、子機2の処理も併せて説明する。
インターフォンシステム100は、通常、子機2の呼出ボタンが押下されるのを待機する状態にある(S1)。具体的には、親機1の制御部10は、子機2の操作部41が押下されたことを示す呼出信号を、専用線通信部32を介して受信するのを待つ。
ここで、訪問者が子機2の呼出ボタンを押下して被訪問者を呼び出すと、つまり、専用線通信部32が、子機2から呼出信号を受信すると(S1においてYES)、識別情報取得部11は、子機2に対して識別情報を取得するように指示する(S2)。子機2は、上記指示を受けて、近距離無線通信部35を起動して赤外線受信可能状態(赤外線受信モード)に遷移するとともに、表示部51に訪問者に対して、識別情報を赤外線送信するよう依頼するメッセージを表示する。ここで、親機1の履歴管理部15は、訪問履歴記憶部23の訪問履歴DBに訪問履歴情報のレコードを1つ新規作成し、制御部10が子機2の操作部41が押下された日時を記憶する。なお、親機1および子機2は、通常、省電力モード(スリープモード)であって、訪問者の呼出ボタン押下をトリガにして、制御部10、制御部110のそれぞれが、省電力モードを解除し、自機の各部をアクティブにしてもよい。親機1の制御部10が、子機2の各部(表示部51や近距離無線通信部131など)をアクティブにするよう子機2に指示してもよい。
次に、ここで、子機2が赤外線受信モードを開始してから一定時間以内に、赤外線信号(識別情報)を受信しない場合は(S3においてNO、S4においてYES)、親機1は、一定時間を過ぎても識別情報が受信できないため、訪問者が去ったと判断し、赤外線受信モードを終了するように子機2に指示する(S13)。
一定時間以内に、子機2が訪問者の通信端末装置3から赤外線信号によって識別情報を受信する(S3でYES)と、子機2は、受信した識別情報を親機1に対して専用線通信部34を介して送信する。そして、親機1の識別情報取得部11は、専用線通信部32を介して子機2から受信した識別情報を正しく受信したか否かを確認する(S5)。
識別情報取得部11が識別情報を正常に受信できなかった場合は(S5においてNO)、出力指示部14は、識別情報の受信に失敗した旨を子機2に通知し、受信エラーと再送依頼を訪問者に通知するように子機2に対して指示してもよい(S6)。この指示にしたがい、子機2は、識別情報の受信エラーメッセージ、および、識別情報再送を依頼するメッセージを表示部51に表示する。そして、親機1は、再びS3の識別情報待機状態に遷移する。
一方、識別情報取得部11が識別情報を正常に受信した場合は(S5においてYES)、出力指示部14は、識別情報を正しく受信した旨を子機2に対して通知し、受信完了報告を訪問者に対して行うように子機2に指示してもよい(S7)。この指示にしたがい、子機2は、識別情報の受信完了のメッセージを表示部51に表示する。なお、履歴管理部15は、識別情報取得部11が取得した識別情報を訪問履歴記憶部23に記憶してもよい。
親機1の制御部10では、識別情報取得部11が取得した識別情報に基づいて、訪問者検索部12および伝言特定部13が、上記訪問者に即答するための即答伝言を特定する伝言特定処理を実行する(S8)。伝言特定処理の詳細は後述する。
次に、出力指示部14は、伝言特定部13が特定した即答伝言を上記訪問者に提供するように子機2に指示する(S9)。子機2は、上記指示を受けて、表示部51に伝言を表示する。あるいは、赤外線通信にて、上記即答伝言を通信端末装置3宛てに送信してもよい。ここで、子機2は、訪問者に対して、伝言の確認依頼および伝言に対する返答(返信伝言)の入力依頼のメッセージを表示部51に表示してもよい。なお、履歴管理部15は、出力指示部14が子機2に伝言の表示を指示したタイミングで、即答伝言が出力されたという記録を訪問履歴記憶部23に保存してもよい。
また、訪問者が、即答伝言を確認した後、子機2に対して、確認済ボタンを押下するなどの操作を行った場合には、履歴管理部15は、訪問者が上記即答伝言を確認したという記録を訪問履歴記憶部23に保存してもよい。
即答伝言を確認した訪問者が、該伝言を受けて、さらに被訪問者に返信伝言を残したい場合には、訪問者は、通信端末装置3または子機2を操作して、返信伝言を子機2に入力する。専用線通信部32が、子機2を介して上記返信伝言を受信すると(S10においてYES)、履歴管理部15が訪問者の返信伝言を訪問履歴記憶部23に記憶する(S11)。ここで、出力指示部14は、返信伝言を正常に受信した場合、子機2に対して正常に受領したことを表示するように指示してもよいし、返信伝言を正常に受信できなかった場合は、子機2に対して、返信伝言の再入力を訪問者に依頼する表示を行うように指示してもよい。
なお、返信伝言には、図6の即答伝言テーブルのフィールド「返信伝言」、「荷物保管場所」に示す文字情報が含まれていてもよいし、「添付データ」に示すテキストファイル、PDFファイル、HTMLファイルなどのマルチメディアファイルが含まれていてもよい。また、訪問者が行う伝言確認(伝言確認ボタンを押下すること)の代わりに、子機2が訪問者から返信伝言を受信したことをもって訪問者が伝言を確認したと制御部10が判断してもよい。
一方、子機2が返信伝言を受信しないうちに、一定時間が経過した場合には(S10においてNO、S12においてYES)、親機1は、訪問者が去ったと判断し、子機2に赤外線受信モードを終了するように指示する(S13)。この指示を受けて、子機2は、近距離無線通信部35の動作を停止し、赤外線受信モードを終了する。
〔伝言特定処理〕
次に、S8の伝言特定処理の詳細について図8を用いて説明する。図8は、親機1の訪問者検索部12および伝言特定部13による伝言特定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、訪問者検索部12は、識別情報取得部11が取得した識別情報と、訪問者情報記憶部21に記憶されている訪問者リストとを照合する(S21)。訪問者リストに格納されている識別情報と、識別情報取得部11が取得した識別情報とが一致すれば(認証成功すれば)、訪問者検索部12は、上記識別情報に基づいて、図7のS1にて来訪した訪問者を特定することができる。
訪問者検索部12が、取得された識別情報と訪問者リストとを照合して訪問者の特定に成功すると(S21においてYES)、伝言特定部13は、まず、設定記憶部24を参照して、親機1が在宅モードであるか不在モードであるかを確認する(S22)。
親機1に不在モードが設定されている場合(S22においてB)、伝言特定部13は、伝言記憶部22に記憶されている即答伝言テーブルを参照し、訪問者検索部12が特定した訪問者に対応付けられている即答伝言のうち、不在モード用の即答伝言を検索する(S23)。伝言特定部13は、特定した訪問者に対応付けられた不在用即答伝言を検索できた場合には(S24においてYES)、その検索した不在用即答伝言を訪問者に提供するための即答伝言として特定する(S25)。
一方、伝言特定部13が即答伝言テーブルを検索した結果、特定した訪問者に対応付けられた不在用伝言がない場合(S24においてNO)、伝言特定部13は、発信先を特定しない不在用デフォルト伝言(例えば、図5の伝言ID001)を、訪問者に提供する即答伝言として特定する(S26)。
親機1に在宅モードが設定されている場合(S22においてA)、伝言特定部13は、伝言記憶部22の即答伝言テーブルから、訪問者検索部12が特定した訪問者に対応付けられた在宅用即答伝言を検索する(S27)。伝言特定部13が即答伝言テーブルを検索した結果、特定した訪問者に対応付けられた在宅用即答伝言を検索できた場合(S28においてYES)、伝言特定部13は、検索した在宅用即答伝言を訪問者に提供する即答伝言として特定する(S29)。
一方、伝言特定部13が即答伝言テーブルを検索した結果、特定した訪問者に対応付けられた在宅用伝言がない場合(S28においてNO)、伝言特定部13は、在宅用デフォルト伝言(例えば、図5の伝言ID000)を、訪問者に提供する即答伝言として特定する(S30)。
上述のようにして伝言特定部13が特定した即答伝言は、出力指示部14に伝達され、伝言特定処理は終了する。
なお、伝言特定部13は、S24またはS28にてシーンに合致する即答伝言を検索できた場合であっても、該即答伝言に、「即答可否:OFF」の値が関連付けられている場合には、その検索した訪問者用の即答伝言を供給せずに、デフォルトの即答伝言を出力指示部14に供給してもよいし、即答不要と判断してもよい。
ところで、訪問者検索部12が、識別情報取得部11によって取得された識別情報と訪問者リストとを照合した結果、一致する識別情報がなく、訪問者が特定できなかった場合には(S21においてNO)、伝言特定部13は、正体不明の訪問者に対して即答伝言の提供は不要であると判断してもよい。あるいは、正体不明の訪問者に対しては、一律、デフォルトの即答伝言を提供すると判断してもよい。
この場合、伝言特定部13は、S22と同様に、親機1が在宅モードであるか不在モードであるかを確認する(S31)。親機1が不在モードの場合(S31においてB)、伝言特定部13は、不在用デフォルト伝言を訪問者への即答伝言として特定し(S26)、親機1が在宅モードの場合(S31においてA)、伝言特定部13は、在宅用デフォルト伝言を訪問者への即答伝言として特定する(S30)。なお、デフォルト即答伝言を用意しない場合、伝言特定部13は、正体不明の訪問者に対しては、即答不要であると判断し、その結果を出力指示部14に供給する。
なお、親機1の即答伝言提供機能について、統括的に該機能のON/OFFを切り替えられる場合(すべての伝言に対して、一括して、即答可否のON/OFFを切り替えられる場合)、伝言特定部13は、S21の前に、設定記憶部24を参照して、即答伝言提供機能のON/OFFを確認する。そして、ONの設定の場合のみ、上述の伝言特定処理を継続する構成であってもよい。一方、OFFの設定の場合は、伝言特定部13は、訪問者、在宅/不在モードなどに関係なく、デフォルトの伝言を訪問者への即答伝言として特定してもよいし、もしくは、訪問者への即答を不要と判断してもよい。
〔補足〕
なお、伝言特定部13が、訪問者に対して提供するべき即答伝言を特定したとき(例えば、図8のフローチャートのS25、S26、S29、S30の後、または、図7のフローチャートのS9の後)に、通信制御部16は、親機1が接続可能な宅内外の他の端末装置(デジタルテレビ5、パソコン6、携帯電話7など)に対して、訪問者宛てに即答伝言を提供した旨を通知してもよい。
ここで、通信制御部16は、即答伝言テーブル(図5)において、伝言特定部13が特定した即答伝言に対応する「転送可否」フィールドを参照して、転送先の他の端末装置を決定する。例えば、図5の即答伝言テーブルにおける、特定された即答伝言の「転送可否」のフィールドに、「ALL」の値が設定されている場合には、通信制御部16は、親機1が接続可能な宅内外のすべての他の端末装置(デジタルテレビ5、パソコン6、携帯電話7)に対して、訪問者に即答伝言を提供した旨を通知してもよい。また、「転送可否」のフィールドに、「携帯電話7」の識別情報が設定されている場合には、通信制御部16は、上記通知を携帯電話7に対してのみ行う。さらに、子機2および親機1が、訪問者から返信伝言を取得した場合には(図7のS10にてYES)、通信制御部16は、S10以降の任意のタイミングで、「転送可否」のフィールドに設定されている他の端末装置に対して、取得した上記返信伝言を転送してもよい。
その他、通信制御部16は、被訪問者が在宅時であっても、子機2にて呼出ボタンが押下されたときには、訪問者の来訪を報知する情報をデジタルテレビ5、パソコン6、携帯電話7などに、音声、映像、文字情報として供給してもよい。これにより、被訪問者は、テレビ視聴中であっても、すぐに、訪問者の存在に気づくことができる。
以上、本発明のインターフォン装置の構成および制御方法について説明してきた。上記構成および方法によれば、インターフォン装置としての親機1は、訪問者の通信端末装置と通信を行って、訪問者の情報を収集するだけでなく、訪問者の正体を特定した上で、上記訪問者に個別に用意されている即答伝言を訪問者に即時提供することが可能となる。上記即答伝言は、被訪問者が訪問者別に任意に作成し、用意しておくものである。そして、訪問者の呼出に応じて親機1からその場で提供されるものである。
したがって、被訪問者が不在であったり、多忙な状況であったりして、すぐに訪問者の呼出に応答できない場合であっても、被訪問者は、必要な情報を、必要な訪問者にだけ即時提供することが可能となる。結果として、訪問者は、被訪問者がたとえ不在でも、その場で被訪問者から発信された情報を得ることができるという効果を奏する。
また、本願発明のインターフォン装置によれば、訪問者を識別し、訪問者ごとに内容の異なる即答伝言を提供している。これにより、被訪問者は、即時応答したい訪問者に対してのみ必要な情報を提供することが可能となる。例えば、宅配業者や友人に対しては即答伝言を発信し、勧誘や営業目的の訪問者に対しては何ら情報を発信しないといった制御が可能となる。以上のように、意図しない訪問者に対して不要な情報を発信してしまうことを回避することが可能となる。
なお、上述の実施形態では、親機1と子機2とを含むインターフォンシステム100において、本発明のインターフォン装置の機能(即答伝言提供機能、訪問情報転送機能)を親機1が備えている態様について説明したが、これに限らず、両機能を子機2が備えていてもよい。あるいは、各機能を実現するための親機1の制御部10の各部が、親機1と子機2とに分散して設けられていてもよい。この場合、親機1と子機2とを含むインターフォンシステム100全体が、本発明のインターフォン装置として機能する。
また、上述の実施形態では、親機1において、訪問者検索部12が、通信端末装置3から取得される識別情報に基づいて訪問者名を特定し、伝言特定部13が、特定された訪問者名に基づいて、訪問者ごとの個々の即答伝言を特定する構成としたが、本発明のインターフォン装置は上記構成に限定されない。
親機1は、訪問者を一意に識別するための識別情報に、即答伝言を直接対応付けた即答伝言テーブルを伝言記憶部22に有していてもよい。これにより、伝言特定部13は、上記即答伝言テーブルを参照して、子機2の近距離無線通信部131が受信した識別情報に基づいて、呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言を特定することができる。
〔応用例〕
本発明のインターフォンシステム100は、例えば、宅配業者や、電気・水道設備業者などの業者が訪問した場合に、被訪問者が不在であるときでも、訪問者と被訪問者との間でコミュニケーションが図れるので、双方が円滑に目的を達成することができ、特に、効果が大きい。このように、訪問者が、被訪問者にとって来訪を期待する存在でありながら、家族や友人などのように携帯電話で連絡できるような間柄ではない場合には、本発明のインターフォンシステム100は、特に大きな効力を発揮する。
例えば、宅配業者が荷物を配達しに来たとき、宅配業者が子機2の呼出ボタンを押下すると、子機2は、親機1の指示にしたがって、赤外線通信による識別情報の入力を宅配業者に促す。宅配業者は、通信端末装置3としてのPOS端末を用いて、会社の代表番号や、自身の携帯電話番号などの識別情報を子機2に赤外線で送信する。
親機1の訪問者検索部12は、上記識別情報に基づいて、訪問者を、配達の予定があった宅配業者であると特定したとする。伝言特定部13は、上記訪問者(宅配業者)に対応付けられた、即答伝言を即答伝言テーブルから検索し、特定する。被訪問者が不在であれば、例えば、「ただいま留守にしています。明日のお昼ごろに再配達してください。」
「ただいま留守にしています。後日連絡します。」「宅配物保管場所に預けてください。」などの不在用即答伝言が選択され、不在用即答伝言が出力指示部14によって子機2に供給される。
子機2は、出力指示部14から出力を指示された上記不在用即答伝言を、自機の表示部51に表示したり、宅配業者の通信端末装置3に送信したりして、不在用即答伝言を宅配業者に伝える。これにより、宅配業者は、被訪問者が在宅の時間に再配達すべきである、また再配達はいつごろなら可能である、あるいは、荷物を所定の場所に保管するべきであるなど、適切な対応をその場で判断することができる。
さらに、本願発明のインターフォンシステム100によれば、宅配業者は、上記即答伝言に対する返事をさらに子機2、親機1に対して追加入力することが可能である。宅配業者は、例えば、「4月2日の12時に再度お届けにお伺いします。」、「再配達のご都合のよい時間をご連絡ください。不在票を添付します。」、「宅配物保管場所に預けました。」など、即答伝言を受けて対応した内容を被訪問者宛てに発信することが可能である。このようにして入力された返信伝言は、親機1の履歴管理部15が、訪問者名と対応付けて訪問履歴記憶部23に記憶する。これにより、被訪問者は、帰宅時に訪問履歴情報を確認して、訪問者からの返信伝言を確認することができる。
従来、宅配業者と不在の被訪問者とのやりとりは、不在票などの紙媒体で行われていたが、それが紛失される虞があった。また、帰宅が宅配業者に連絡がつく時間に間に合わず、荷物を受領するタイミングが遅くなるという不都合があった。
また、不在の被訪問者が、宅配業者の存在を携帯電話のメールなどで知る手段は従来存在するが、被訪問者がすぐに気づかなかったり、多忙で電話をかけることができなかったりして、その場で宅配業者とコミュニケーションをとることができなかった。
しかし、本願発明のインターフォンシステム100によれば、宅配業者と不在の被訪問者とは、親機1と子機2との間で送受信される即答伝言および返信伝言の電子データを用いて情報を交換するので、不在票の紛失を回避し、応答の即時性を維持することが可能となる。また、即答伝言の発信は、その場で子機2に表示したり、宅配業者の通信端末装置3に対して赤外線で送信したりする方法で行われるので、無関係な第3者に傍受されることなく安全に情報を提供することが可能となる。
なお、宅配業者とのやりとりに限らず、家族内において、親が留守の間に子供が帰宅した場合に、親子でコミュニケーションとるために、本発明のインターフォンシステム100を用いることもできる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、インターフォン装置(親機1、子機2)の各ブロック、特に、識別情報取得部11、訪問者検索部12、伝言特定部13、出力指示部14、履歴管理部15および通信制御部16は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、インターフォン装置は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるインターフォン装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記インターフォン装置に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、インターフォン装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、訪問者による被訪問者宛ての呼出を受け付けて、被訪問者に上記訪問者の来訪を通知するためのインターフォン装置、または、訪問者が操作する子機と、被訪問者が操作する親機とが互いにデータを送受信することが可能なインターフォンシステムに適用することができる。
1 親機(インターフォン装置)
2 子機(インターフォン装置)
3 通信端末装置
4 ホームゲートウェー(HGW)
5 デジタルテレビ(他の端末装置)
6 パソコン(他の端末装置)
7 携帯電話(他の端末装置)
8 インターネット
9 家庭内LAN
10 制御部
11 識別情報取得部(識別情報取得手段)
12 訪問者検索部(訪問者特定手段)
13 伝言特定部(伝言特定手段)
14 出力指示部(出力指示手段)
15 履歴管理部(履歴管理手段)
16 通信制御部(通信制御手段)
20 記憶部
21 訪問者情報記憶部
22 伝言記憶部
23 訪問履歴記憶部
24 設定記憶部
30 通信部
31 構内通信部
32 専用線通信部
34 専用線通信部
35 近距離無線通信部
40 操作部
41 操作部
50 表示部(被訪問者用表示部)
51 表示部(伝言出力部/訪問者用表示部)
60 音声入力部
61 音声入力部
70 音声出力部
71 音声出力部
100 インターフォンシステム
110 制御部
130 通信部
131 近距離無線通信部(伝言出力部)
132 専用線通信部

Claims (17)

  1. 訪問者による被訪問者宛ての呼出を受け付けて、被訪問者に上記訪問者の来訪を通知するためのインターフォン装置において、
    上記訪問者の呼出を受け付けたときに、該訪問者が所持する通信端末装置から、近距離無線通信部が受信した、該訪問者を一意に識別するための識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    訪問者ごとにあらかじめ作成された、各訪問者からの呼出に応じて各訪問者に個別に提供する即答伝言のうち、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言を、上記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて特定する伝言特定手段と、
    上記伝言特定手段が特定した即答伝言を出力するように伝言出力部に指示する出力指示手段とを備えていることを特徴とするインターフォン装置。
  2. 上記伝言出力部は、訪問者が所持する上記通信端末装置と通信可能な上記近距離無線通信部であり、
    上記出力指示手段は、
    上記伝言特定手段が特定した即答伝言を、上記通信端末装置に送信するように上記近距離無線通信部に指示することを特徴とする請求項1に記載のインターフォン装置。
  3. 上記伝言出力部は、上記訪問者が閲覧可能に設けられた訪問者用表示部であり、
    上記出力指示手段は、
    上記伝言特定手段が特定した即答伝言を表示するように上記訪問者用表示部に指示することを特徴とする請求項1または2に記載のインターフォン装置。
  4. 各訪問者に個別に提供するべき即答伝言を、上記識別情報に関連付けて記憶する伝言記憶部を備え、
    上記伝言特定手段は、上記伝言記憶部に記憶されている即答伝言のうち、上記近距離無線通信部が受信した識別情報に関連付けられている即答伝言を、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言として特定することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  5. 上記近距離無線通信部が受信した識別情報に基づいて、該識別情報に対応する訪問者の訪問者名を特定する訪問者特定手段と、
    各訪問者に個別に提供するべき即答伝言を、訪問者名に関連付けて記憶する伝言記憶部とを備え、
    上記伝言特定手段は、上記伝言記憶部に記憶されている即答伝言のうち、上記訪問者特定手段が特定した訪問者名に関連付けられている即答伝言を、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言として特定することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  6. 被訪問者の在宅時と不在時とで場合分けされた即答伝言が、訪問者ごとにそれぞれ伝言記憶部に記憶されており、
    上記伝言特定手段は、
    当該インターフォン装置が、被訪問者の在宅時または不在時のいずれのシーンに合わせたモードで動作しているのかに応じて、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言をさらに特定することを特定する請求項1から5までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  7. 訪問者ごとに作成された即答伝言ごとに、該即答伝言の送信要否を示す情報が対応付けて伝言記憶部に記憶されており、
    上記伝言特定手段は、
    特定した即答伝言に、送信不要の情報が対応付けられている場合は、個別に提供する即答伝言を提供しないと判断することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  8. 上記近距離無線通信部は、赤外線信号によって上記通信端末装置と通信することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  9. 上記訪問者特定手段は、
    上記識別情報に基づいて訪問者名を特定することによって、上記呼出を行った訪問者を認証し、
    上記伝言特定手段は、
    上記訪問者特定手段が、上記訪問者の認証に失敗した場合に、個別に提供する即答伝言を提供しないと判断することを特徴とする請求項5に記載のインターフォン装置。
  10. 上記近距離無線通信部は、
    上記伝言出力部が出力した即答伝言に対する応答としての返信伝言を、上記訪問者が所持する上記通信端末装置から受信することを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  11. 上記伝言出力部が出力した即答伝言に対する応答として、上記訪問者によって自装置に入力された返信伝言を、上記訪問者の識別情報と関連付けて訪問履歴記憶部に格納する履歴管理手段を備えていることを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  12. 上記出力指示手段は、
    上記返信伝言が自装置に入力されたとき、該返信伝言を発信した訪問者に宛てたメッセージをさらに出力するように上記伝言出力部に指示することを特徴とする請求項10または11に記載のインターフォン装置。
  13. 上記返信伝言が自装置に入力されたとき、取得した該返信伝言を、上記被訪問者が所有する他の端末装置に転送する通信制御手段を備えていることを特徴とする請求項10から12までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  14. 上記訪問者の呼出を受け付けたときに省電力モードを解除して、上記近距離無線通信部および上記伝言出力部の少なくともいずれか一方をアクティブにすることを特徴とする請求項1から13までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  15. 上記被訪問者が閲覧可能に設けられた被訪問者用表示部を備えていることを特徴とする請求項1から14までのいずれか1項に記載のインターフォン装置。
  16. 屋内に設置される、被訪問者が訪問者からの呼出に応答するための親機と、屋外に設置される、訪問者が被訪問者を呼び出すための子機とを備え、上記親機と上記子機とが通信可能に接続されているインターフォンシステムにおいて、
    上記親機は、
    請求項1に記載の識別情報取得手段と、伝言特定手段と、出力指示手段とを備え、
    上記子機は、
    請求項1に記載の近距離無線通信部と、伝言出力部とを備えていることを特徴とするインターフォンシステム。
  17. 訪問者による被訪問者宛ての呼出を受け付けて、被訪問者に上記訪問者の来訪を通知するためのインターフォン装置の制御方法であって、
    上記訪問者の呼出を受け付けたときに、該訪問者が所持する通信端末装置から、近距離無線通信部が受信した、該訪問者を一意に識別するための識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    訪問者ごとにあらかじめ作成された、各訪問者からの呼出に応じて各訪問者に個別に提供する即答伝言のうち、上記呼出を行った訪問者に提供するべき即答伝言を、上記識別情報取得ステップにて取得された識別情報に基づいて特定する伝言特定ステップと、
    上記伝言特定ステップにて特定された即答伝言を出力するように伝言出力部に指示する出力指示ステップとを含むことを特徴とするインターフォン装置の制御方法。
JP2009109970A 2009-04-28 2009-04-28 インターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法 Pending JP2010259015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009109970A JP2010259015A (ja) 2009-04-28 2009-04-28 インターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009109970A JP2010259015A (ja) 2009-04-28 2009-04-28 インターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010259015A true JP2010259015A (ja) 2010-11-11

Family

ID=43319380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009109970A Pending JP2010259015A (ja) 2009-04-28 2009-04-28 インターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010259015A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042459A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Aiphone Co Ltd インターホン装置
JP2015126317A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 アイホン株式会社 インターホンシステム
JP5910842B1 (ja) * 2015-04-01 2016-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 テレビドアホン装置
JP2016148998A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 三菱電機株式会社 状況通知制御装置および状況通知システム
JP2016184846A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 パイオニア株式会社 住宅用インターホンシステム、住宅用インターホン方法、住宅用インターホンプログラムおよび記録媒体
JP2017092798A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 集合用インターホン居室親機及び集合用インターホン装置
JP2019061473A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 株式会社日本総合研究所 面談予定調整装置、面談予定調整方法及びプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042459A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Aiphone Co Ltd インターホン装置
JP2015126317A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 アイホン株式会社 インターホンシステム
JP2016148998A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 三菱電機株式会社 状況通知制御装置および状況通知システム
JP2016184846A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 パイオニア株式会社 住宅用インターホンシステム、住宅用インターホン方法、住宅用インターホンプログラムおよび記録媒体
JP5910842B1 (ja) * 2015-04-01 2016-04-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 テレビドアホン装置
US9635322B2 (en) 2015-04-01 2017-04-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Video intercom device
JP2017092798A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 集合用インターホン居室親機及び集合用インターホン装置
JP2019061473A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 株式会社日本総合研究所 面談予定調整装置、面談予定調整方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010259015A (ja) インターフォン装置、インターフォンシステム、および、インターフォン装置の制御方法
WO2011152398A1 (ja) 通信機器、配信システム、配信データの処理方法、および配信データの処理プログラム
KR20080021003A (ko) 전화 장치 및 전화 장치의 제어 방법
CN109391476B (zh) 网络通话方法、装置及系统
US20080002224A1 (en) Communication apparatus
JP6746456B2 (ja) 掲示板管理システム、掲示板サーバ、および、集合住宅管理装置
US8064487B1 (en) Virtual office presence bridge
JP4376069B2 (ja) メンバー管理システム及びメンバー管理方法
JP4668120B2 (ja) 通信装置、通信装置の制御プログラム、および通信装置の制御プログラムを記録した記録媒体
JP5340249B2 (ja) ドアホン装置、ドアホンシステム、ドアホン装置制御方法及びプログラム
US20110153850A1 (en) Network system, communication device, communication method, and communication program
KR102053344B1 (ko) 이동통신 시스템에서 컨퍼런스콜 서비스를 제공하기 위한 장치 및 방법
US20140169546A1 (en) Communication device and method for performing call transfer function
JP2009130438A (ja) データ通信装置、データ通信装置の制御方法、データ通信装置制御プログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4906604B2 (ja) 入退室管理システム
CN108886552A (zh) 对讲系统以及该系统涉及的数据转发方法
JP2019145972A (ja) 電話制御装置及び電話制御方法
JP5067621B2 (ja) 通信端末装置及びプログラム
JP5020955B2 (ja) 機器連係動作システム、連係動作実行方法、連係動作が可能な機器、サーバ装置およびプログラム
CN105869236A (zh) 楼宇门禁方法与门禁终端
JP6161213B2 (ja) 音声通知システム、音声管理サーバ、及び端末管理サーバ
JP5298584B2 (ja) 情報端末、サーバ装置および情報処理方法
JP5869768B2 (ja) 携帯電話端末、転送制御プログラムおよび転送制御システム
JP2012065259A (ja) 遠隔利用制御システム
JP2005109816A (ja) 情報検索装置、情報検索方法、および情報検索プログラム