JP5715767B2 - 画像形成装置、金銭登録機、画像形成プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、金銭登録機、画像形成プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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本発明は、同一の電源部に接続される画像形成部と負荷機器とを並列に稼働させる画像形成装置、金銭登録機、画像形成プログラムおよび記録媒体に関する。
画像形成装置の典型的な従来技術は、たとえば特許文献1にサ−マルヘッド駆動装置として記載されている。サ−マルヘッド駆動装置は、サ−マルヘッドと、シフトレジスタと、ラツチ回路と、発熱要素と、黒ドットカウンタとを含んで構成される。ラツチ回路は、シフトレジスタに入力された画信号をラツチする。複数の発熱要素を駆動させるサ−マルヘッドには、画信号中の黒ドット数を計数する黒ドットカウンタが接続される。黒ドットカウンタは、感熱記録を行う1ライン分のデータ中に含まれる印字すべきデータの数を計数する。計数したデータの数を、同時に発熱できる発熱要素の最大数で除して、余りがないときにはその商が示す整数を、余りがあるときにはその商が示す整数に1を加算した整数を算出して、算出した整数を分割数とする。サ−マルヘッド駆動装置は、1ライン分のデータを印字するとき、サーマルヘッドを駆動させる回数を前記分割数に分けて順次印字する。これによって、サ−マルヘッド駆動装置は、予め定められた電源の容量内でサーマルヘッドを駆動させる。
画像形成装置の他の従来技術は、たとえば特許文献2に取引処理装置として記載されている。取引処理装置は、プリンタと、キャッシュボックスと、制御部とを含んで構成される。取引処置装置は、プリンタの動作指示およびキャッシュボックスの動作指示を制御部の動作指示記憶エリアに書き込む。制御部は、動作指示記憶エリアに動作指示が書き込まれていると、書き込まれている動作指示がキャッシュボックスの動作指示であるかを判定する。制御部は、キャッシュボックスの動作指示が書き込まれていると判定すると、キャッシュボックスを動作させる。制御部は、キャッシュボックスの動作指示が書き込まれておらず、かつプリンタの動作指示の動作指示が書き込まれていると判定すると、プリンタの動作指示を実行する。取引処理装置は、キャッシュボックスをプリンタよりも優先させて動作させる。これによって、取引処理装置は、キャッシュボックスとプリンタとを同時に動作させることを防止し、取引処理装置内で流れる電流の量が大きくなることを防止する。
画像形成装置のさらに他の従来技術は、たとえば特許文献3に売上データ処理装置として記載されている。売上データ処理装置は、メインCPUと、ドロア/プリンタ制御部と、印字部と、メインドロアと、サブドロアとを含んで構成される。メインCPUは、電子式キャッシュレジスタの全体を制御し、売上データの登録処理などを実行する。ドロア/プリンタ制御部は、印字部、メインドロア、およびサブドロアの動作を監視してそれらの動作を制御する。メインCPUは、印字データおよび印字部に印字を開始させる印字開始コマンドを発行し、発行した印字データおよび印字開始コマンドを、ドロア/プリンタ制御部に与える。またメインCPUは、メインドロアまたはサブドロアを開放させるドロアオープンコマンドを発行し、発行したドロアオープンコマンドをドロア/プリンタ制御部に与える。印字部、メインドロア、およびサブドロアを駆動させるには、大きな電流が必要であるので、ドロア/プリンタ制御部は、印字部、メインドロア、およびサブドロアが同時に動作しないように制御する。
特開昭58−12777号公報 特開平7−210759号公報 特開平8−16921号公報
特許文献1に記載のサ−マルヘッド駆動装置は、予め定められた電源の容量内でサーマルヘッドを効率良く駆動させることを目的としているので、電源に負荷機器が接続されたときに、負荷機器が駆動するための十分な電力を供給できる構成ではない。
特許文献2に記載の取引処理装置は、キャッシュボックスをプリンタよりも優先させて動作させるので、プリンタでの印字処理の開始が遅れることがある。キャッシュボックスとプリンタとを、択一的に動作させるので、キャッシュボックスを動作させているときに、プリンタの動作が停止する。したがって、プリンタの印字処理に要する時間が長くなる。
特許文献3に記載の売上データ処理装置は、印字部、メインドロアおよびサブドロアの複数の機器が同時に動作しないように制御するので、印字部、メインドロアおよびサブドロアのうちの一の機器が動作状態であると、前記一の機器を除く他の機器を動作させることができない。印字部、メインドロアおよびサブドロアを択一的に動作させるので、印字部、メインドロアおよびサブドロアのそれぞれの動作を迅速に開始させることができない。
本発明の目的は、消費電力を大きくすることなく、画像形成部と負荷機器とを並列に稼働させることができる画像形成装置、金銭登録機、画像形成プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、稼働することによって電力を消費する、金銭を収容する金銭収容部が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する電源部であって、前記最大電力値は、前記金銭収容部で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される電源部と、
感熱記録紙を装着可能であり、前記電源部から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して前記感熱記録紙に画像形成を行う画像形成部であって、
消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定され、
前記消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても前記電源部の最大電力値以下に設定される画像形成部と、
前記画像形成部が前記画像形成を行うときに、前記画像形成部によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する消費電力値予測部と、
前記総電力値を表す総電力値情報を取得する電力値取得部と、
前記画像形成部、前記消費電力値予測部、および前記電力値取得部に接続され、前記総電力値情報が表す総電力値と、前記消費電力値予測部の予測結果とに基づいて、前記画像形成部の稼働状態を制御する制御部であって、
前記消費電力値予測部の予測結果が前記最大電力値と前記総電力値との差分値以下となる範囲において、前記複数の稼働状態のうち、前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、前記画像形成部を制御する制御部とを含み、
前記制御部には、前記金銭収容部の稼働を要求する稼働要求情報が入力され、
前記制御部は、前記画像形成部が予め定める量の画像を形成するごとに、前記稼働要求情報が入力されているか否かを判定し、稼働要求情報が入力されていると判定したとき、稼働が要求された前記金銭収容部で消費される電力を前記総電力値として前記最大電力値と該総電力値との差分値を算出し、前記画像形成部の稼働状態を、前記予測結果が、算出した差分値以下となる範囲で前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に変更し、前記金銭収容部を稼働させるとともに変更した稼働状態で前記画像形成部を稼働させることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、前記消費電力値予測部は、前記画像形成部の各稼働状態における消費電力の最大値を、予測結果として出力することを特徴とする。
また本発明は、前記画像は、加熱によって感熱記録紙に形成される有色画素と、非加熱によって感熱記録紙に形成される無色画素とから成る複数の画素列によって構成され、
前記感熱記録紙に形成する予定の画像を表す画像情報を入力する入力部をさらに含み、
前記消費電力値予測部は、前記入力部に入力された画像情報から各画素列に含まれる有色画素を計数する計数部を含み、前記計数部の計数結果に基づいて消費電力値を予測することを特徴とする。
また本発明は、前記画像形成装置と、前記金銭収容部とを含むことを特徴とする金銭登録機である。
また本発明は、稼働することによって電力を消費する金銭を収容する金銭収容部と、
前記金銭収容部が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する電源部であって、前記最大電力値は、前記金銭収容部で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される電源部と、
感熱記録紙を装着可能であり、前記電源部から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して前記感熱記録紙に画像形成を行う画像形成部であって、
消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定され、
前記消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても前記電源部の最大電力値以下に設定される画像形成部とに接続されるコンピュータを、
前記画像形成部が前記画像形成を行うときに、前記画像形成部によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する消費電力値予測部、
前記総電力値を表す総電力値情報を取得する電力値取得部、ならびに、
前記画像形成部、前記消費電力値予測部、および前記電力値取得部に接続され、前記総電力値情報が表す総電力値と、前記消費電力値予測部の予測結果とに基づいて、前記画像形成部の稼働状態を制御する制御部であって、
前記消費電力値予測部の予測結果が前記最大電力値と前記総電力値との差分値以下となる範囲において、前記複数の稼働状態のうち、前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、前記画像形成部を制御し、
前記金銭収容部の稼働を要求する稼働要求情報が入力され、
前記画像形成部が予め定める量の画像を形成するごとに、前記稼働要求情報が入力されているか否かを判定し、稼働要求情報が入力されていると判定したとき、稼働が要求された前記金銭収容部で消費される電力を前記総電力値として前記最大電力値と該総電力値との差分値を算出し、前記画像形成部の稼働状態を、前記予測結果が、算出した差分値以下となる範囲で前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に変更し、前記金銭収容部を稼働させるとともに変更した稼働状態で前記画像形成部を稼働させる制御部として機能させるための画像形成プログラムである。
また本発明は、前記画像形成プロブラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、画像形成装置は、電源部と、画像形成部と、消費電力値予測部と、電力値取得部と、制御部とを含んで構成される。電源部は、稼働することによって電力を消費する、金銭を収容する金銭収容部が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する。最大電力値は、前記金銭収容部で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される。画像形成部は、感熱記録紙を装着可能であり、電源部から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して感熱記録紙に画像形成を行う。画像形成部は、消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定される。消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても電源部の最大電力値以下に設定される。消費電力値予測部は、画像形成部が画像形成を行うときに、画像形成部によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する。電力値取得部は、総電力値を表す総電力値情報を取得する。制御部は、画像形成部、消費電力値予測部、および電力値取得部に接続される。制御部は、総電力値情報が表す総電力値と、消費電力値予測部の予測結果とに基づいて、画像形成部の稼働状態を制御する。制御部は、消費電力値予測部の予測結果が最大電力値と総電力値との差分値以下となる範囲において、複数の稼働状態のうち、消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、画像形成部を制御する。さらに、前記制御部には、前記金銭収容部の稼働を要求する稼働要求情報が入力され、前記制御部は、前記画像形成部が予め定める量の画像を形成するごとに、前記稼働要求情報が入力されているか否かを判定し、稼働要求情報が入力されていると判定したとき、稼働が要求された前記金銭収容部で消費される電力を前記総電力値として前記最大電力値と該総電力値との差分値を算出し、前記画像形成部の稼働状態を、前記予測結果が、算出した差分値以下となる範囲で前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に変更し、前記金銭収容部を稼働させるとともに変更した稼働状態で前記画像形成部を稼働させる。
これによって、制御部は、負荷機器が稼働状態および停止状態のいずれのときであっても、電源部の最大電力値の範囲内で画像形成部を稼働させることができる。したがって、画像形成装置は、電源部の最大電力値を増加させることなく、画像形成部および負荷機器を同時に並列に稼働させることができる。
また、画像形成部の消費電力を変化させることなく、電源部の最大電力値を大きくすることによって、画像形成部および金銭収容部を並列に稼働させる構成に比べて、画像形成装置は、電源部を小形化させ、かつ電源部からの発熱量が増大することを抑制することができる。これによって、画像形成装置は、設計の自由度を高めることができる。
制御部は、稼働要求情報の検出前には、画像形成部を単独で稼働させて最大電力値の電力によって画像を高速に形成させることができる。また、制御部は、金銭収容部の稼働を迅速に開始することができる。
また本発明によれば、消費電力値予測部は、画像形成部の各稼働状態における消費電力の最大値を、予測結果として出力する。これによって、画像形成装置は、画像形成部の消費電力を、電源部の最大電力値と負荷機器の総電力値との差分値以下にすることができる。
また本発明によれば、画像は、複数の画素列によって構成される。画素列は、加熱によって感熱記録紙に形成される有色画素と、非加熱によって感熱記録紙に形成される無色画素とから成る。画像形成装置は、感熱記録紙に形成する予定の画像を表す画像情報を入力する入力部をさらに含む。消費電力値予測部は、入力部に入力された画像情報から各画素列に含まれる有色画素を計数する計数部を含む。消費電力値予測部は、計数部の計数結果に基づいて消費電力値を予測する。
これによって、消費電力値予測部は、画像形成部の消費電力を画素列ごとに予測することができる。したがって、制御部は、画像形成部の稼働状態を、画素列ごとに制御することができる。
また本発明によれば、金銭登録機は、前記画像形成装置と、前記金銭収容部とを含んで構成される。
これによって、金銭登録機は、金銭収容部と画像形成部とを並列に稼働させることができる。したがって、金銭登録機は、画像形成部が画像を形成中、すなわちレシートを印字中に、ドロアなどの金銭収容部を開放させることができる。
また、画像形成部の消費電力を変化させることなく、電源部の最大電力値を大きくすることによって、画像形成部および負荷機器を並列に稼働させる構成に比べて、金銭登録機は、電源部を小形化させ、かつ電源部からの発熱量が増大することを抑制することができる。これによって、金銭登録機は、設計の自由度を高めることができる。
また本発明によれば、コンピュータは、金銭を収容する金銭収容部と、電源部と、画像形成部とに接続される。前記金銭収容部は、稼働することによって電力を消費する。電源部は、前記金銭収容部が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する。最大電力値は、前記金銭収容部で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される。画像形成部は、感熱記録紙を装着可能であり、電源部から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して感熱記録紙に画像形成を行う。画像形成部は、消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定される。消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても電源部の最大電力値以下に設定される。
画像形成プログラムは、コンピュータを、消費電力値予測部、電力値取得部および制御部として機能させる。消費電力値予測部は、画像形成部が画像形成を行うときに、画像形成部によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する。電力値取得部は、総電力値を表す総電力値情報を取得する。制御部は、画像形成部、消費電力値予測部、および電力値取得部に接続される。制御部は、総電力値情報が表す総電力値と、消費電力値予測部の予測結果とに基づいて、画像形成部の稼働状態を制御する。制御部は、消費電力値予測部の予測結果が最大電力値と総電力値との差分値以下となる範囲において、複数の稼働状態のうち、消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、画像形成部を制御する。制御部には、前記金銭収容部の稼働を要求する稼働要求情報が入力され、制御部は、前記画像形成部が予め定める量の画像を形成するごとに、前記稼働要求情報が入力されているか否かを判定し、稼働要求情報が入力されていると判定したとき、稼働が要求された前記金銭収容部で消費される電力を前記総電力値として前記最大電力値と該総電力値との差分値を算出し、前記画像形成部の稼働状態を、前記予測結果が、算出した差分値以下となる範囲で前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に変更し、前記金銭収容部を稼働させるとともに変更した稼働状態で前記画像形成部を稼働させる。
これによって、コンピュータを、画像形成装置の一部である消費電力値予測部、電力値取得部および制御部として機能させることができる。
また本発明によれば、コンピュータ読取り可能な記録媒体は、前記画像形成プロブラムを記録する。
本発明の第1実施形態に係る金銭登録機1の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る印字制御部24によるプリンタ7およびドロア8の制御を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る印字制御部24がドロア8を制御する処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る印字制御部24がプリンタ7を制御する処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る印字制御部24がプリンタ7を制御する処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る金銭登録機1の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る印字制御部24によるプリンタ7およびドロア8の制御を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る印字制御部24がプリンタ7を制御する処理を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る印字制御部24がプリンタ7を制御する処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る金銭登録機1の構成を示すブロック図である。本実施形態の金銭登録機1は、電子レジスタ、キャッシュレジスタ、またはPOS(Point Of Sale system)レジスタなどである。金銭登録機1は、店舗などに設置され、図示しないキーボード、バーコードスキャナなどの入力部から、取引に係る商品の情報を入力して、売上登録を行う。金銭登録機1は、売上登録のとき、入力された商品の情報を、その都度または売上登録完了後に一括して、プリンタ7によってレシート用紙に印字する。レシート用紙は、ロール状に形成される感熱記録用紙である。商品情報が印字されたレシート用紙は、切離されてレシートとして顧客に渡される。また金銭登録機1は、商品の情報を、店舗などの売上管理データとして保管する。
金銭登録機1は、画像形成装置と、ドロア8である金銭収容部とを含んで構成される。画像形成装置は、電源部6と、画像形成部であるプリンタ7と、プリンタドライバ14と、ドロアドライバ15と、ホスト11と、プリンタ制御部12と、負荷機器制御部13とを含んで構成される。プリンタ制御部12は、印字データバッファ21と、データ変換部22と、消費電力値予測部23と、制御部である印字制御部24と、電力値取得部25と、稼働要求情報取得部26とを含む。
電源部6は、稼働することによって電力を消費する1または複数の負荷機器が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する。最大電力値は、1または複数の負荷機器で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される。本実施形態では、負荷機器は、ドロア8によって実現される。電源部6は、一定の電圧値、たとえば24Vで、プリンタ7とドロア8とに電力を供給する。
プリンタ7は、感熱記録紙を装着可能であり、電源部6から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して感熱記録紙に画像形成を行う。プリンタ7は、消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定される。消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても電源部6の最大電力値以下に設定される。
感熱記録紙に形成される画像は、複数の画素列によって構成される。画素列は、加熱によって感熱記録紙に形成される有色画素と、非加熱によって感熱記録紙に形成される無色画素とから成る。画素列は、たとえば直線状に配列される448個の画素から成る。
プリンタ7は、サーマルプリンタであり、感熱記録紙を加熱するプリントヘッドと、感熱記録紙を移動させる紙送りモータとを含む。プリントヘッドは、電圧が印加されることによって発熱する複数の発熱素子を有する。複数の発熱素子は、たとえば448個であり、予め定める配列方向に直線状に配列される。各発熱素子は、1つの画素列を構成する各画素に対応する。
プリンタ7は、プリントヘッドによって、1つの画素列の画像を感熱記録紙に形成し、紙送りモータによって感熱記録紙を配列方向に垂直な向きに1つの画素列分移動させ、新たに他の画素列の画像を感熱記録紙に形成することによって、順次印字、すなわち画像を形成する。
プリンタ7は、複数の稼働状態、たとえば2分割制御状態および4分割制御状態で印字を行う。2分割制御は、プリントヘッドの領域を2分割し、2分割された領域のうちの一の領域で印字し、その後に2分割された領域のうちの他の領域で印字することによって、1つの画素列の画像を形成する。また、4分割制御は、プリントヘッドの領域を4分割し、4分割された領域によって、1列の画素列を順次印字する。
プリントヘッドに配列される全ての発熱素子の数を「n」とすると、プリントヘッドの全領域を用いて1列の画素列を一度に印字する全使用制御の場合には、最大でn個の発熱素子を同時に発熱させることになる。同時に発熱させる発熱素子の最大数は、2分割制御では、「2分のn」個となり、4分割制御では、「4分のn」個となる。したがって、2分割制御状態では、全使用制御状態に比べて、プリントヘッドの最大消費電力値が「2分の1」となる。同様に、4分割制御状態では、全使用制御状態に比べて、プリントヘッドの最大消費電力値が「4分の1」となる。
本実施形態のプリンタ7は、サーマルプリンタであるので、プリンタ7の消費電力の多くを発熱素子が消費する。したがって、プリントヘッドの最大消費電力値を減少させることによって、プリンタ7全体の消費電力値を減少させることになる。
ドロア8は、売上金、釣銭などの金銭を収容するための引出式の金庫である。ドロア8は、入力操作によって駆動して開放する。本実施形態では、金銭登録機1が負荷機器としてドロア8を含んで構成されるけれども、他の実施形態では、金銭登録機1が、負荷機器として自動釣銭機、モータ式磁気カードリーダなどを含んで構成されてもよい。
ホスト11と、プリンタドライバ14と、ドロアドライバ15と、プリンタ制御部12と、負荷機器制御部13とは、1または複数のコンピュータによって実現される。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)および記憶装置を含んで構成される。
ホスト11は、プリンタ制御部12の印字データバッファ21と接続され、印字データを印字データバッファ21に送る。印字データは、感熱記録紙に形成する予定の画像を表す画像情報である。
印字データバッファ21は、ホスト11から送られた印字データを、一時的に記憶する。印字データバッファ21は、印字データが入力される入力部としても機能する。印字データバッファ21は、ホスト11から受取った印字データをデータ変換部22に送る。データ変換部22は、印字データバッファ21から受取った印字データを、キャラクタ形式からイメージ形式に変換する。データ変換部22は、変換した印字データを、消費電力値予測部23に送る。
消費電力値予測部23は、データ変換部22から印字データを受取り、受取った印字データを印字制御部24に送る。消費電力値予測部23は、プリンタ7が画像形成を行うときに、プリンタ7によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する。消費電力値予測部23は、プリンタ7の各稼働状態における消費電力の最大値を、予測結果として出力する。
負荷機器制御部13は、キーボードからの入力操作によってドロア8の開放の指示を受けると、ドロア8の稼働を要求する稼働要求情報と、ドロア8の稼働に必要な電力値を表す電力値情報とを、プリンタ制御部12へ送る。負荷機器制御部13は、稼働要求情報を稼働要求情報取得部26に送り、電力値情報を電力値取得部25に送る。
電力値取得部25は、総電力値を表す総電力値情報を取得する。総電力値情報とは、画像形成装置に複数の負荷機器が接続されているとき、稼働を要求している全ての負荷機器の消費電力値の合計値を示す。本実施形態では、画像形成装置に1つの負荷機器が接続される構成であるので、総電力値情報が示す電力値と、電力値情報が示す電力値とは同一である。電力値取得部25は、負荷機器制御部13から受取った電力値情報を、総電力値情報として印字制御部24に送る。
稼働要求情報取得部26は、負荷機器制御部13から受取った稼働要求情報を、印字制御部24に送る。
印字制御部24は、消費電力値予測部23から印字データを受取り、受取った印字データをプリンタ7へ送る。印字制御部24は、電力値取得部25から総電力値情報を受取り、稼働要求情報取得部26から稼働要求情報を受取る。印字制御部24は、総電力値情報が表す総電力値と、消費電力値予測部23の予測結果とに基づいて、プリンタ7の稼働状態を制御する。印字制御部24は、消費電力値予測部23の予測結果が最大電力値と総電力値との差分値以下となる範囲において、複数の稼働状態のうち、消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、プリンタ7を制御する。
本実施形態では、プリンタ7の稼働状態は、2分割制御状態と、4分割制御状態とがある。2分割制御状態および4分割制御状態については、後に詳述する。
印字制御部24は、稼働要求情報を受取ると、ドロア8を稼働させる。具体的には、印字制御部24は、プリンタ7が予め定める量の画像を形成するごとに、稼働要求情報が入力されているか否かを判定し、稼働要求情報が入力されていると判定したとき、ドロア8を稼働させる。
印字制御部24は、プリンタドライバ14を介してプリンタ7と接続され、ドロアドライバ15を介してドロア8と接続される。プリンタドライバ14は、プリンタ7を制御するためのプログラムによって実現され、ドロアドライバ15は、ドロア8を制御するためのプログラムによって実現される。印字制御部は、プリンタドライバでの同時稼働ドット数を制御し、さらに紙送りモータの稼働を制御する。同時稼働ドット数とは、プリントヘッドに配列される複数の発熱画素のうち、発熱状態または非発熱状態のいずれかに稼働させる発熱画素の数をいう。
図2は、本発明の第1実施形態に係る印字制御部24によるプリンタ7およびドロア8の制御を説明するための図である。図2において、2分割された印字データを「D1」で示し、4分割された印字データを「D2」で示し、また縦軸は時間を示す。たとえばプリンタは、2分割制御状態において1列の画素列を印字するのに要する時間が1250μsである。ドロアは、稼働を開始してから稼働が終了して解放状態になるまでの時間が50msである。時刻t1から、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働させている。時刻t2では、印字制御部24は、稼働要求情報取得部26から稼働要求情報を受取る。
時刻t3では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働させ、同時にドロア8の稼働を開始させる。時刻t4では、プリンタ7は、4分割制御で稼働しており、ドロア8は、稼働が終了して解放状態になる。時刻t5では、印字制御部24は、ドロア8の稼働が終了しているので、プリンタ7を2分割制御で稼働させる。時刻t6で、プリンタ7での印字が終了する。
本実施形態では、電源部6の最大電力値は、プリンタ7が2分割制御で稼働しているときの最大消費電力値と同一に設定される。ドロア8が稼働中に消費する電力の電力値は、電源部6の最大電力値の2分の1に設定され、この電力値は、プリンタ7が4分割制御で稼働しているときの最大消費電力値と同一に設定される。したがって、電源部6の最大電力値を「Max」とすると、プリンタ7の最大消費電力値は、2分割制御状態で「Max」となり、4分割状態で「Max/2」となる。ドロア8が消費する電力値は、「Max/2」となる。
時刻t1から時刻t3までの時間、および時刻t5から時刻t6までの時間は、プリンタ7のみが2分割制御で稼働している。時刻t3から時刻t4までの時間は、プリンタ7が4分割制御で稼働し、ドロア8が稼働している。時刻t4から時刻t5までの時間は、プリンタ7のみが4分割制御で稼働している。
ドロア8が稼働中の時刻t3から時刻t4までの時間では、消費電力値予測部23によって予測されるプリンタ7の消費電力値に基づいて、印字制御部24は、プリンタ7の稼働状態を決定する。時刻t3から時刻t4までの時間では、消費電力値予測部23は、2分割制御状態のプリンタ7の最大消費電力値が「Max」になり、4分割制御状態のプリンタ7の最大消費電力値が「Max/2」になると判断する。これによって、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働させる。
したがって、時刻t1から時刻t6までのいずれの時刻においても、プリンタ7の最大消費電力値とドロア8の消費電力値との合計値が、電源部6の最大電力値「Max」よりも大きくなることはない。
図3は、本発明の第1実施形態に係る印字制御部24がドロア8を制御する処理を示すフローチャートである。印字制御部24が稼働要求情報取得部26から稼働要求情報を受取ると、ステップa0に進んで処理が開始される。ステップa1では、印字制御部24は、「リクエストフラグ(略称「RF」)=1」と設定し、リクエストフラグを立てる。
ステップa2では、印字制御部24は、「稼働フラグ(略称「DF」)=1」であるか否か、すなわち稼働フラグが立っているか否かを判定する。稼働フラグについては、後に詳述する。印字制御部24によって、稼働フラグが立っていると判定されるとステップa3に進み、稼働フラグが立っていないと判定されると再びステップa2での処理が行われる。
ステップa3では、印字制御部24は、稼働要求情報によって稼働の要求が行われたドロア8などの負荷機器を稼働させる。ステップa4では、印字制御部24は、「RF=0」と設定し、リクエストフラグを下ろす。ステップa5では、印字制御部24は、「DF=0」と設定し、稼働フラグを下ろして、ステップa6に進んで処理が終了する。
図4は、本発明の第1実施形態に係る印字制御部24がプリンタ7を制御する処理を示すフローチャートである。ホスト11からプリンタ制御部12に印字データが送られると、ステップb0に進んで処理が開始される。
ステップb1では、印字制御部24は、「RF=1」であるか否か、すなわちリクエストフラグが立っているか否かを判定する。印字制御部24によって、リクエストフラグが立っていると判定されるとステップb2に進み、リクエストフラグが立っていないと判定されるとステップb4に進む。
ステップb2では、印字制御部24は、「DF=1」と設定し、稼働フラグを立てる。ステップb3では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働し、1ライン、すなわち1つの画素列を印字させて、ステップb5に進む。ステップb4では、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働し、1ラインを印字させて、ステップb5に進む。
ステップb5では、印字制御部24は、プリンタ7で全ての印字が終了したか否か、すなわち印字データによって表わされる画像が感熱記録紙に全て形成されたか否かを判定する。印字制御部24によって、プリンタ7で全ての印字が終了していないと判定されるとステップb1に進み、プリンタ7で全ての印字が終了したと判定されるとステップb6に進んで処理が終了する。
(第2実施形態)
第2実施形態の金銭登録機1は、第1実施形態の金銭登録機1と同一に構成されるので、重複を避けるために説明を省略する。本実施形態の印字処理部は、第1実施形態の印字処理部と同一の処理、すなわち図3で示したフローチャートを用いて説明した処理によって、ドロア8を制御する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る印字制御部24がプリンタ7を制御する処理を示すフローチャートである。ホスト11からプリンタ制御部12に印字データが送られると、ステップc0に進んで処理が開始される。
ステップc1では、印字制御部24は、「RF=1」であるか否か、すなわちリクエストフラグが立っているか否かを判定する。印字制御部24によって、リクエストフラグが立っていると判定されるとステップc2に進み、リクエストフラグが立っていないと判定されるとステップc4に進む。
ステップc2では、印字制御部24は、「DF=1」と設定し、稼働フラグを立てる。ステップc3では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働し、1ラインを印字させて、ステップc9に進む。
ステップc4では、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働し、1ラインの前半の半分、すなわち1つの画素列を構成する全画素中の前半の半分の画素を印字させて、ステップc5に進む。
ステップc5では、印字制御部24は、「RF=1」であるか否か、すなわちリクエストフラグが立っているか否かを判定する。印字制御部24によって、リクエストフラグが立っていると判定されるとステップc6に進み、リクエストフラグが立っていないと判定されるとステップc8に進む。
ステップc6では、印字制御部24は、「DF=1」と設定し、稼働フラグを立てる。ステップc7では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働し、1ラインの後半の半分、すなわち1つの画素列を構成する全画素中の後半の半分の画素を印字させて、ステップc9に進む。
ステップc8では、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働し、1ラインの後半の半分を印字させて、ステップc9に進む。
ステップc9では、印字制御部24は、プリンタ7で全ての印字が終了したか否かを判定する。印字制御部24によって、プリンタ7で全ての印字が終了していないと判定されるとステップc1に進み、プリンタ7で全ての印字が終了したと判定されるとステップc10に進んで処理が終了する。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係る金銭登録機1の構成を示すブロック図である。本実施形態の金銭登録機1は、第1実施形態の金銭登録機1に比べて消費電力値予測部23のみが異なる構成であるので、同一の構成には同一の参照符を付して、重複を避けるために説明を省略する。本実施形態の印字処理部は、第1実施形態の印字処理部と同一の処理、すなわち図3で示したフローチャートを用いて説明した処理によって、ドロア8を制御する。
消費電力値予測部23は、計数部28と、比較部29とを含んで構成される。計数部28は、データ変換部22から印字データを受取り、受取った印字データを比較部29に送る。比較部29は、計数部28から印字データを受取り、受取った印字データを印字制御部24に送る。
計数部28は、入力された画像情報から各画素列に含まれる有色画素を計数する。比較部29は、計数部28によって計数された有色画素の数と、予め定める画素数とを比較する。消費電力値予測部23は、計数部28の計数結果に基づいて消費電力値を予測する。
図7は、本発明の第3実施形態に係る印字制御部24によるプリンタ7およびドロア8の制御を説明するための図である。図7において、2分割された印字データを「D1」で示し、4分割された印字データを「D2」で示し、また縦軸は時間を示す。時刻t11から、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働させている。時刻t12では、印字制御部24は、稼働要求情報取得部26から稼働要求情報を受取る。
時刻t13では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働させ、同時にドロア8の稼働を開始させる。時刻t14から時刻t15では、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働させる。
時刻t15から時刻t17では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働させる。時刻t16では、ドロア8は、稼働が終了して解放状態になる。時刻t17では、印字制御部24は、ドロア8の稼働が終了しているので、プリンタ7を2分割制御で稼働させる。時刻t18で、プリンタ7での印字が終了する。
時刻t11から時刻t13までの時間、および時刻t17から時刻t18までの時間は、プリンタ7のみが2分割制御で稼働している。時刻t13から時刻t14までの時間および時刻t15から時刻t16までの時間は、プリンタ7が4分割制御で稼働し、ドロア8が稼働している。時刻t14から時刻t15までの時間は、プリンタ7が2分割制御で稼働し、ドロア8が稼働している。時刻t16から時刻t17までの時間は、プリンタ7のみが4分割制御で稼働している。
ドロア8が稼働中の時刻t13から時刻t16までの時間では、消費電力値予測部23によって予測されるプリンタ7の消費電力値に基づいて、印字制御部24は、プリンタ7の稼働状態を決定する。
時刻t14から時刻t15までの時間では、消費電力値予測部23は、1列の画素列に含まれる有色画素の数が予め定める画素数よりも少ないので、2分割制御状態のプリンタ7の最大消費電力値が「Max」とはならず、「Max/2」になると判断する。これによって、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働させる。
また時刻t13から時刻t14までの時間および時刻t15から時刻t17までの時間では、消費電力値予測部23は、1列の画素列に含まれる有色画素の数が予め定める画素数以上なので、2分割制御状態のプリンタ7の最大消費電力値が「Max」になり、4分割制御状態のプリンタ7の最大消費電力値が「Max/2」になると判断する。これによって、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働させる。
したがって、時刻t11から時刻t18までのいずれの時刻においても、プリンタ7の最大消費電力値とドロア8の消費電力値との合計値が、電源部6の最大電力値「Max」よりも大きくなることはない。
図8は、本発明の第3実施形態に係る印字制御部24がプリンタ7を制御する処理を示すフローチャートである。ホスト11からプリンタ制御部12に印字データが送られると、ステップd0に進んで処理が開始される。
ステップd1では、計数部28は、1ライン中の有色画素のドット数をカウント、すなわち1列の画素列を構成する複数の画素の中から有色画素を計数する。1ライン中の有色画素の数を「LC」とする。
ステップd2では、印字制御部24は、「RF=1」であるか否か、すなわちリクエストフラグが立っているか否かを判定する。印字制御部24によって、リクエストフラグが立っていると判定されるとステップd3に進み、リクエストフラグが立っていないと判定されるとステップd6に進む。ステップd3では、印字制御部24は、「DF=1」と設定し、稼働フラグを立てる。
稼働ステップd4では、比較部29は、「LC<n/4」であるか否かを判定する。「n」は、1ラインを構成する全ての画素の数とする。したがって、比較部29は、計数部28によって計数された1ライン中の有色画素の数が、1ライン中の全画素の4分の1よりも少ないか否かを判定する。この「n」は、プリントヘッドに配列される発熱素子の数と一致するので、「LC」が少ないと、プリンタの消費電力が少なくなる。「LC<n/4」であるときには、2分割制御状態でのプリンタの最大消費電力値が「Max/2」以下となる。「LC≧n/4」であるときには、2分割制御状態でのプリンタの最大消費電力値が「Max/2」よりも大きくなるので、4分割制御でプリンタを稼働させる。比較部29によって、「LC<n/4」であると判定されるとステップd6に進み、「LC<n/4」でないと判定されるとステップd5に進む。
ステップd5では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働し、1ラインを印字させて、ステップd7に進む。ステップd6では、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働し、1ラインを印字させて、ステップd7に進む。
ステップd7では、印字制御部24は、プリンタ7で全ての印字が終了したか否かを判定する。印字制御部24によって、プリンタ7で全ての印字が終了していないと判定されるとステップd1に進み、プリンタ7で全ての印字が終了したと判定されるとステップd8に進んで処理が終了する。
(第4実施形態)
第4実施形態の金銭登録機1は、第3実施形態の金銭登録機1と同一に構成されるので、重複を避けるために説明を省略する。本実施形態の印字処理部は、第1実施形態の印字処理部と同一の処理、すなわち図3で示したフローチャートを用いて説明した処理によって、ドロア8を制御する。
図9は、本発明の第4実施形態に係る印字制御部24がプリンタ7を制御する処理を示すフローチャートである。ホスト11からプリンタ制御部12に印字データが送られると、ステップe0に進んで処理が開始される。
ステップe1では、計数部28は、1ライン中の有色画素のドット数をカウントし、さらにこの1ラインの前半に含まれる有色画素の数と、1ラインの後半に含まれる有色画素の数とをカウントする。1ラインの前半に含まれる有色画素の数を「LCF」とし、1ラインの後半に含まれる有色画素の数を「LCL」とする。
ステップe2では、印字制御部24は、「RF=1」であるか否か、すなわちリクエストフラグが立っているか否かを判定する。印字制御部24によって、リクエストフラグが立っていると判定されるとステップe3に進み、リクエストフラグが立っていないと判定されるとステップe6に進む。
ステップe3では、印字制御部24は、「DF=1」と設定し、稼働フラグを立てる。ステップe4では、比較部29は、「LCF<n/4」であるか否かを判定する。すなわち、比較部29は、計数部28によって計数された1ラインの前半に含まれる有色画素の数が、1ライン中の全画素の4分の1よりも少ないか否かを判定する。比較部29によって、「LCF<n/4」であると判定されるとステップe6に進み、「LCF<n/4」でないと判定されるとステップe5に進む。
ステップe5では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働し、1ラインの前半の半分を印字させて、ステップe7に進む。ステップe6では、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働し、1ラインの前半の半分を印字させて、ステップe7に進む。
ステップe7では、印字制御部24は、「RF=1」であるか否か、すなわちリクエストフラグが立っているか否かを判定する。印字制御部24によって、リクエストフラグが立っていると判定されるとステップe8に進み、リクエストフラグが立っていないと判定されるとステップe11に進む。
ステップe8では、印字制御部24は、「DF=1」と設定し、稼働フラグを立てる。ステップe9では、比較部29は、「LCL<n/4」であるか否かを判定する。すなわち、比較部29は、計数部28によって計数された1ラインの後半に含まれる有色画素の数が、1ライン中の全画素の4分の1よりも少ないか否かを判定する。比較部29によって、「LCL<n/4」であると判定されるとステップe11に進み、「LCL<n/4」でないと判定されるとステップe10に進む。
ステップe10では、印字制御部24は、プリンタ7を4分割制御で稼働し、1ラインの後半の半分を印字させて、ステップe12に進む。ステップe11では、印字制御部24は、プリンタ7を2分割制御で稼働し、1ラインの後半の半分を印字させて、ステップe12に進む。
ステップe12では、印字制御部24は、プリンタ7で全ての印字が終了したか否かを判定する。印字制御部24によって、プリンタ7で全ての印字が終了していないと判定されるとステップe1に進み、プリンタ7で全ての印字が終了したと判定されるとステップe13に進んで処理が終了する。
上述した実施形態では、金銭登録機1が図示しない記憶部に記憶されるプログラムを実行することによって、上述した機能を実現するが、上述した機能を実現するためのプログラムは、金銭登録機1に記憶されることに限定されるものではなく、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置を金銭登録機1に設け、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能な記録媒体であってもよいし、あるいは他の装置の記憶装置であってもよい。
いずれの記録媒体であっても、記憶されているプログラムがコンピュータからアクセスされて実行される構成であればよい。あるいはいずれの記録媒体であっても、プログラムが読み出され、読み出されたプログラムが、記憶装置のプログラム記憶エリアに記憶されて、そのプログラムが実行される構成であってもよい。
金銭登録機1と分離可能に構成される記録媒体は、たとえば磁気テープ/カセットテープなどのテープ系の記録媒体、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクもしくはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)/MO(Magneto
Optical disk)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)/CD−R(
Compact Disk Recordable)/ブルーレイディスクなどの光ディスクのディスク系の記録媒体、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、またはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable Read Only
Memory)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)/フラッシュROMなどの半導体メモリを含む固定的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。
また、金銭登録機1を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area
Network)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、VAN(Value Added
Network)、CATV(Community Antenna Television)通信網、仮想専用網(Virtual
Private Network)、電話回線網、移動体通信網、または衛星通信網など通信ネットワークが利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDA(Infrared Data Association)あるいはリモートコントロールで用いられる赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(High
Data Rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
このように、画像形成装置は、電源部6と、プリンタ7と、消費電力値予測部23と、電力値取得部25と、印字制御部24とを含んで構成される。電源部6は、稼働することによって電力を消費する1または複数の負荷機器が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する。最大電力値は、1または複数の負荷機器で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される。プリンタ7は、感熱記録紙を装着可能であり、電源部6から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して感熱記録紙に画像形成を行う。プリンタ7は、消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定される。消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても電源部6の最大電力値以下に設定される。消費電力値予測部23は、プリンタ7が画像形成を行うときに、プリンタ7によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する。電力値取得部25は、総電力値を表す総電力値情報を取得する。印字制御部24は、プリンタ7、消費電力値予測部23、および電力値取得部25に接続される。印字制御部24は、総電力値情報が表す総電力値と、消費電力値予測部23の予測結果とに基づいて、プリンタ7の稼働状態を制御する。印字制御部24は、消費電力値予測部23の予測結果が最大電力値と総電力値との差分値以下となる範囲において、複数の稼働状態のうち、消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、プリンタ7を制御する。
これによって、印字制御部24は、負荷機器が稼働状態および停止状態のいずれのときであっても、電源部6の最大電力値の範囲内でプリンタ7を稼働させることができる。したがって、画像形成装置は、電源部6の最大電力値を増加させることなく、プリンタ7および負荷機器を同時に並列に稼働させることができる。
また、プリンタ7の消費電力を変化させることなく、電源部6の最大電力値を大きくすることによって、プリンタ7および負荷機器を並列に稼働させる構成に比べて、画像形成装置は、電源部6を小形化させ、かつ電源部6からの発熱量が増大することを抑制することができる。これによって、画像形成装置は、設計の自由度を高めることができる。
さらに、消費電力値予測部23は、プリンタ7の各稼働状態における消費電力の最大値を、予測結果として出力する。
画像形成装置は、プリンタ7の消費電力を、電源部6の最大電力値と負荷機器の総電力値との差分値以下にすることができる。
さらに、画像は、複数の画素列によって構成される。画素列は、加熱によって感熱記録紙に形成される有色画素と、非加熱によって感熱記録紙に形成される無色画素とから成る。画像形成装置は、感熱記録紙に形成する予定の画像を表す画像情報を入力する入力部をさらに含む。消費電力値予測部23は、入力部に入力された画像情報から各画素列に含まれる有色画素を計数する計数部28を含む。消費電力値予測部23は、計数部28の計数結果に基づいて消費電力値を予測する。
消費電力値予測部23は、プリンタ7の消費電力を画素列ごとに予測することができる。したがって、印字制御部24は、プリンタ7の稼働状態を、画素列ごとに制御することができる。
さらに、印字制御部24には、負荷機器の稼働を要求する稼働要求情報が入力される。印字制御部24は、プリンタ7が予め定める量の画像を形成するごとに、稼働要求情報が入力されているか否かを判定し、稼働要求情報が入力されていると判定したとき、負荷機器を稼働させる。
印字制御部24は、稼働要求情報の検出前には、プリンタ7を単独で稼働させて最大電力値の電力によって画像を高速に形成させることができる。また、印字制御部24は、負荷機器の稼働を迅速に開始することができる。
さらに、金銭登録機1は、前記画像形成装置と、前記1または複数の負荷機器とを含んで構成される。1または複数の負荷機器のうちの少なくとも1つは、金銭を収容する金銭収容部、すなわちドロア8である。
金銭登録機1は、金銭収容部とプリンタ7とを並列に稼働させることができる。したがって、金銭登録機1は、プリンタ7が画像を形成中、すなわちレシートを印字中に、ドロア8などの金銭収容部を開放させることができる。
また、プリンタ7の消費電力を変化させることなく、電源部6の最大電力値を大きくすることによって、プリンタ7および負荷機器を並列に稼働させる構成に比べて、金銭登録機1は、電源部6を小形化させ、かつ電源部6からの発熱量が増大することを抑制することができる。これによって、金銭登録機1は、設計の自由度を高めることができる。
さらに、コンピュータは、1または複数の負荷機器と、電源部6と、プリンタ7とに接続される。1または複数の負荷機器は、稼働することによって電力を消費する。電源部6は、1または複数の負荷機器が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する。最大電力値は、1または複数の負荷機器で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される。プリンタ7は、感熱記録紙を装着可能であり、電源部6から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して感熱記録紙に画像形成を行う。プリンタ7は、消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定される。消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても電源部6の最大電力値以下に設定される。
画像形成プログラムは、コンピュータを、消費電力値予測部23、電力値取得部25および印字制御部24として機能させる。消費電力値予測部23は、プリンタ7が画像形成を行うときに、プリンタ7によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する。電力値取得部25は、総電力値を表す総電力値情報を取得する。印字制御部24は、プリンタ7、消費電力値予測部23、および電力値取得部25に接続される。印字制御部24は、総電力値情報が表す総電力値と、消費電力値予測部23の予測結果とに基づいて、プリンタ7の稼働状態を制御する。印字制御部24は、消費電力値予測部23の予測結果が最大電力値と総電力値との差分値以下となる範囲において、複数の稼働状態のうち、消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、プリンタ7を制御する。
これによって、コンピュータを、画像形成装置の一部である消費電力値予測部23、電力値取得部25および印字制御部24として機能させることができる。
さらに、コンピュータ読取り可能な記録媒体は、前記画像形成プロブラムを記録する。
1 金銭登録機
6 電源部
7 プリンタ
8 ドロア
11 ホスト
12 プリンタ制御部
13 負荷機器制御部
14 プリンタドライバ
15 ドロアドライバ
21 印字データバッファ
22 データ変換部
23 消費電力値予測部
24 印字制御部
25 電力値取得部
26 稼働要求情報取得部
28 計数部
29 比較部

Claims (6)

  1. 稼働することによって電力を消費する、金銭を収容する金銭収容部が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する電源部であって、前記最大電力値は、前記金銭収容部で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される電源部と、
    感熱記録紙を装着可能であり、前記電源部から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して前記感熱記録紙に画像形成を行う画像形成部であって、
    消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定され、
    前記消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても前記電源部の最大電力値以下に設定される画像形成部と、
    前記画像形成部が前記画像形成を行うときに、前記画像形成部によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する消費電力値予測部と、
    前記総電力値を表す総電力値情報を取得する電力値取得部と、
    前記画像形成部、前記消費電力値予測部、および前記電力値取得部に接続され、前記総電力値情報が表す総電力値と、前記消費電力値予測部の予測結果とに基づいて、前記画像形成部の稼働状態を制御する制御部であって、
    前記消費電力値予測部の予測結果が前記最大電力値と前記総電力値との差分値以下となる範囲において、前記複数の稼働状態のうち、前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、前記画像形成部を制御する制御部とを含み、
    前記制御部には、前記金銭収容部の稼働を要求する稼働要求情報が入力され、
    前記制御部は、前記画像形成部が予め定める量の画像を形成するごとに、前記稼働要求情報が入力されているか否かを判定し、稼働要求情報が入力されていると判定したとき、稼働が要求された前記金銭収容部で消費される電力を前記総電力値として前記最大電力値と該総電力値との差分値を算出し、前記画像形成部の稼働状態を、前記予測結果が、算出した差分値以下となる範囲で前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に変更し、前記金銭収容部を稼働させるとともに変更した稼働状態で前記画像形成部を稼働させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記消費電力値予測部は、前記画像形成部の各稼働状態における消費電力の最大値を、予測結果として出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像は、加熱によって感熱記録紙に形成される有色画素と、非加熱によって感熱記録紙に形成される無色画素とから成る複数の画素列によって構成され、
    前記感熱記録紙に形成する予定の画像を表す画像情報を入力する入力部をさらに含み、
    前記消費電力値予測部は、前記入力部に入力された画像情報から各画素列に含まれる有色画素を計数する計数部を含み、前記計数部の計数結果に基づいて消費電力値を予測することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載の画像形成装置と、前記金銭収容部とを含むことを特徴とする金銭登録機。
  5. 稼働することによって電力を消費する金銭を収容する金銭収容部と、
    前記金銭収容部が接続され、予め定める最大電力値以下の電力を供給する電源部であって、前記最大電力値は、前記金銭収容部で消費される電力の総電力値よりも大きく設定される電源部と、
    感熱記録紙を装着可能であり、前記電源部から供給される電力によって、装着された感熱記録紙の表面の一部を選択的に加熱して前記感熱記録紙に画像形成を行う画像形成部であって、
    消費電力の最大値が異なる複数の稼働状態が設定され、
    前記消費電力の最大値は、いずれの稼働状態においても前記電源部の最大電力値以下に設定される画像形成部とに接続されるコンピュータを、
    前記画像形成部が前記画像形成を行うときに、前記画像形成部によって消費される電力の消費電力値を予測し、予測結果を出力する消費電力値予測部、
    前記総電力値を表す総電力値情報を取得する電力値取得部、ならびに、
    前記画像形成部、前記消費電力値予測部、および前記電力値取得部に接続され、前記総電力値情報が表す総電力値と、前記消費電力値予測部の予測結果とに基づいて、前記画像形成部の稼働状態を制御する制御部であって、
    前記消費電力値予測部の予測結果が前記最大電力値と前記総電力値との差分値以下となる範囲において、前記複数の稼働状態のうち、前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に、前記画像形成部を制御し、
    前記金銭収容部の稼働を要求する稼働要求情報が入力され、
    前記画像形成部が予め定める量の画像を形成するごとに、前記稼働要求情報が入力されているか否かを判定し、稼働要求情報が入力されていると判定したとき、稼働が要求された前記金銭収容部で消費される電力を前記総電力値として前記最大電力値と該総電力値との差分値を算出し、前記画像形成部の稼働状態を、前記予測結果が、算出した差分値以下となる範囲で前記消費電力の最大値が最も大きい稼働状態に変更し、前記金銭収容部を稼働させるとともに変更した稼働状態で前記画像形成部を稼働させる制御部として機能させるための画像形成プログラム。
  6. 請求項に記載の画像形成プロブラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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