JP4984904B2 - 状態表示装置、状態表示方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、状態表示装置、状態表示方法及びプログラムに関する。特に、アプリケーションから要求された要求ジョブの状態と、各種情報を記録した記録媒体を作成する記録媒体作成装置の各種デバイスの状態とを関連付けて表示するとともに、要求ジョブの実行結果を予測し、予測した実行結果を表示することが可能な状態表示装置、状態表示方法及びプログラムに関する。
近時、個人情報や企業秘密等に対する機密保持管理の要請から、CD、DVD等の光学記録媒体へのデータ記録を集中管理の要請や、デジタル音楽データまたはデジタル画像データの光学記録媒体への記録の要請が高まっている。また、街頭や展示会等で配布するために、10〜100枚程度の比較的少量の光学記録媒体の作成やダビングのニーズも多くなっている。
そのために、デジタルデータ、イメージデータ、音楽データ等の各種データを高速でDVD、CD等の光学記録媒体に記録し、レーベル面に記録内容を印刷する装置が提案されている。例えば、ビジネス用途の記録媒体作成装置としては、未使用のCDを収納するホルダ(スタッカ)と、CD記録部と、ラベルプリンタ部と、記録済CDホルダとを備えており、医療用画像をCDのような光学記録媒体に記録し、識別ラベルをレーベル面に印刷する記録媒体作成装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、光学記録媒体への書込み、ラベル印刷、または、発行を要求する、実行待ちまたは実行中の要求ジョブのジョブ情報を表示する方法も提案されている。
特開2002−58649号公報
しかしながら、光学記録媒体への書込み、ラベル印刷、または、発行を要求する、実行待ちまたは実行中の要求ジョブの状態と、書込みドライブ、プリンタ、スタッカ等の記録媒体作成装置の各種デバイスの状態とは、別画面にて表示されていた。その為、実行待ちのジョブの状態を表示中に、記録媒体作成装置の各種デバイスの状態を確認しようとしたとき、タブを切り替えたり、別ウィンドウを表示したりする操作をしなければならなかった。即ち、実行待ちのジョブの状態を表示中に、ユーザが、記録媒体作成装置の各種デバイスの状態を容易に確認することができないという問題点があった。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、アプリケーションから要求された要求ジョブの状態と、各種情報を記録した記録媒体を作成する記録媒体作成装置の各種デバイスの状態とを関連付けて表示するとともに、要求ジョブの実行結果を予測し、予測した実行結果を表示することが可能な状態表示装置、状態表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した従来の問題点を解決すべく下記の発明を提供する。
本発明の第1の態様にかかる状態表示装置は、アプリケーションからの要求に基づいて各種情報を記録した記録媒体を作成する記録媒体作成装置の状態を表示する状態表示装置であって、前記記録媒体作成装置に備えられている1個または複数個のデバイスの状態、及び、前記アプリケーションから要求された要求ジョブの状態を、所定のタイミングで取得する状態取得手段と、前記状態取得手段によって取得した前記要求ジョブの状態及び前記要求ジョブに関連した前記デバイスの状態に基づいて、前記要求ジョブの実行結果を予測する実行結果予測手段と、前記状態取得手段によって取得した前記デバイスの状態及び前記要求ジョブの状態、並びに、前記実行結果予測手段によって予測された前記要求ジョブの実行結果に基づいて、前記デバイス毎の状態及び前記要求ジョブ毎の状態、並びに、前記要求ジョブの実行結果予測を、一括して表示する状態表示手段と、を備えていることを特徴とする。
これにより、アプリケーションから要求された実行中または実行待ちのすべての要求ジョブの状態と、記録媒体作成装置の各種デバイスの状態を1つの画面上に表示させることができる。また、要求ジョブに関連したデバイスの状態に基づいて予測した要求ジョブの実行結果により、正常に処理が終了するか否か等を、ユーザに視覚的に認識させることができる。また、異常終了を予測した場合は、ユーザに異常回避のための作業を促すことができる。
本発明の別の態様にかかる状態表示装置は、本発明の第1の態様にかかる状態表示装置における前記タイミングが、所定の時間間隔であることを特徴とする。
本発明の別の態様にかかる状態表示装置は、本発明の第1の態様にかかる状態表示装置における前記タイミングは、前記デバイスの状態が変化した時であることを特徴とする。
これらにより、すべての要求ジョブの状態と、記録媒体作成装置の各種デバイスの状態(例えば、インク残量、各種デバイスの動作状況、スタッカの状態)との最新の情報を取得し、表示することができる。
本発明の別の態様にかかる状態表示装置は、上述した本発明のいずれか1つの態様にかかる状態表示装置の前記状態表示手段が、前記実行結果予測手段によって予測された前記要求ジョブの実行結果に基づいて、予測内容毎に予め設定されている表示色により、前記予測内容を表示することを特徴とする。
これにより、要求ジョブに関連したデバイスの状態に基づいて予測した要求ジョブの実行結果により、正常に処理が終了するか否か等を表示して、ユーザに視覚的に認識させることができる。この表示は処理が正常か異常かを問わない。また、異常終了を予測した場合は、ユーザに異常回避のための作業を促すことができる。例えば、要求ジョブに50枚のディスクを発行するジョブである場合に、供給元スタッカに30枚程度しかディスクが無いとき、ブランクディスクを追加するように警告を表示し、ユーザに認識させることができる。
本発明の別の態様にかかる状態表示装置は、上述した本発明のいずれか1つの態様にかかる状態表示装置の前記状態表示手段が、実行中の前記要求ジョブに関連した前記デバイスの状態に異常が発生したときの異常Aと、実行中の前記要求ジョブに関連しない前記デバイスの状態に異常が発生したときの異常Bとにより、前記デバイスに対する異常の表示を変え、前記異常Aを異常Bより強調して表示することを特徴とする。
これにより、実行中の要求ジョブに関連したデバイスの状態に基づいて予測した要求ジョブの実行結果により、正常に処理が終了するか否か等を、ユーザに視覚的に認識させることができる。例えば、実行中の要求ジョブが白黒印刷のみである場合に、黒インク以外のインクが空であるとき、要求ジョブは正常に実行できることから、インク補充の警告は強調せずに表示する。
また、例えば、実行中の要求ジョブが供給元をスタッカ1のみとする発行ジョブ(書き込み及びラベル印刷を実行するジョブ)の場合に、スタッカ2にディスクが無くとも、発行処理を実行できることから、スタッカ1にディスクが無いときにのみディスク補充の警告は表示する。
また、例えば、実行中の要求ジョブがラベル印刷処理である場合に、ディスクへの書込み処理を行わないため、書込みドライブに異常が発生していても、処理を実行することができる。そのため、ラベル印刷の要求ジョブの実行中に発生した書込みドライブ異常は強調せずに表示する。
本発明の第1の態様にかかる状態表示方法は、アプリケーションからの要求に基づいて各種情報を記録した記録媒体を作成する記録媒体作成装置の状態を表示する状態表示方法であって、(a)前記記録媒体作成装置に備えられている1個または複数個のデバイスの状態、及び、前記アプリケーションから要求された要求ジョブの状態を、所定のタイミングで取得する状態取得工程と、(b)前記状態取得工程(a)によって取得した前記要求ジョブの状態及び前記要求ジョブに関連した前記デバイスの状態に基づいて、前記要求ジョブの実行結果を予測する実行結果予測工程と、(c)前記状態取得工程(a)によって取得した前記デバイスの状態及び前記要求ジョブの状態、並びに、前記実行結果予測工程(b)によって予測された前記要求ジョブの実行結果に基づいて、前記デバイス毎の状態及び前記要求ジョブ毎の状態、並びに、前記要求ジョブの実行結果予測を、一括して表示する状態表示工程と、を備えていることを特徴とする。
これにより、上述した本発明の態様にかかる状態表示装置と同等の効果が得られる。
本発明の別の態様にかかる状態表示方法は、本発明の第1の態様にかかる状態表示方法における前記タイミングが、所定の時間間隔であることを特徴とする。
本発明の別の態様にかかる状態表示方法は、本発明の第1の態様にかかる状態表示方法における前記タイミングは、前記デバイスの状態が変化した時であることを特徴とする。
これらにより、上述した本発明の態様にかかる状態表示装置と同等の効果が得られる。
本発明の別の態様にかかる状態表示方法は、上述した本発明のいずれか1つの態様にかかる状態表示方法の前記状態表示工程(c)が、前記実行結果予測工程(b)によって予測された前記要求ジョブの実行結果に基づいて、予測内容毎に予め設定されている表示色により、前記予測内容を表示することを特徴とする。
これにより、上述した本発明の態様にかかる状態表示装置と同等の効果が得られる。
本発明の別の態様にかかる状態表示方法は、上述した本発明のいずれか1つの態様にかかる状態表示方法の前記状態表示工程(c)が、実行中の前記要求ジョブに関連した前記デバイスの状態に異常が発生したときの異常Aと、実行中の前記要求ジョブに関連しない前記デバイスの状態に異常が発生したときの異常Bとにより、前記デバイスに対する異常の表示を変え、前記異常Aを異常Bより強調して表示することを特徴とする。
これにより、上述した本発明の態様にかかる状態表示装置と同等の効果が得られる。
本発明の第1の態様にかかるプログラムは、アプリケーションからの要求に基づいて各種情報を記録した記録媒体を作成する記録媒体作成装置の状態を表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、上述した本発明のいずれか1つの態様にかかる状態表示装置の各手段を実現させる処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムによって、コンピュータが処理を実行すると、上述した本発明の態様にかかる状態表示装置と同等の効果が得られる。
本発明によれば、アプリケーションから要求された実行中または実行待ちのすべての要求ジョブの状態と、記録媒体作成装置の各種デバイスの状態を1つの画面上に表示させることができる。また、要求ジョブに関連したデバイスの状態に基づいて予測した要求ジョブの実行結果により、正常に処理が終了するか否か等を、ユーザに視覚的に認識させることができる。また、異常終了を予測した場合は、ユーザに異常回避のための作業を促すことができる。また、すべての要求ジョブの状態と、記録媒体作成装置の各種デバイスの状態との最新の情報を取得し、表示することができる。
この発明の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施態様は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なもので置換した実施態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様も本発明の範囲に含まれる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるモニター部22を備えた記録媒体作成制御装置10及びこれにより制御される記録媒体作成装置90を示す。図1においては、記録媒体作成制御装置10は、PC又はサーバ等のホスト装置及びこれにインストールされているソフトウェアにより構成されている。PC等のホスト装置10は、CPU、RAM・ROM等のメモリ、論理回路等のハードウェアと、各種ソフトウェアとから構成されており、Windows(登録商標)等の各種汎用OSで動作可能である。
記録媒体作成制御装置10をより機能的なブロックに分解して説明すると、光学記録媒体を作成するための基本機能を提供するアプリケーション部20と、アプリケーション部20から受信したデータに従って、書込み情報、印刷情報、及び作成設定情報を作成し、一時保存するデータ変換部30と、データ変換部30からの制御信号に基づいて光学記録媒体を作成するための一連の動作処理をスケジューリングし、デバイス制御部50の各ドライバの動作手順を制御する統合制御部40と、記録媒体作成装置90の動作を制御するための各種ドライバ及びUSBインタフェース54を含むデバイス制御部50とから構成されている。
ここで、書込み情報は、光学記録媒体に書き込む情報であり、印刷情報は、光学記録媒体のレーベル面に印刷する情報であり、作成設定情報は命令要求の種類(書込み印刷要求、書込み要求、印刷要求の中のいずれか1つの要求)、光学記録媒体の作成枚数、形式等を設定した情報である。
記録媒体作成装置90は、USBハブ91及びこれに接続される第1データ記録部(ドライブ1)92及び第2データ記録部(ドライブ2)93、記録媒体作成装置90内の各部に光学記録媒体を搬送するオートローダ94、及びプリンタ95を備えており、同時に2つの光学記録媒体に対して書込処理が可能である。図1では、2つのデータ記録部と1つのプリンタを設けているが、更に多くのデータ記録部及びプリンタを設けて、より多くの並列処理を可能にするように構成しても良い。
ここで、書込み印刷要求の場合は、第1データ記録部92または第2データ記録部93によりデータ書込が終了した後に、プリンタ95によりラベル印刷が実行される。また、プリンタ95によりラベル印刷が終了した後に、第1データ記録部92または第2データ記録部93によりデータ書込を実行することも可能ではあるが、ラベル印刷処理に比較して、データ書込み処理によるエラーが重大であり、エラー発生頻度も高いことから、データ書込み処理を先に実行した方がより良い。
始めに、記録媒体作成制御装置10の各部の機能を簡単に説明した上で、光学記録媒体の作成手順を説明する。まず、アプリケーション部20は、希望する書込みデータが保存されているデータファイルの指定、ラベル印刷内容や形式の指定等を行うためのユーザインタフェースを提供する。
図1に示した例においては、セットアップ部21は、記録媒体作成装置90の仕様(有効な記録媒体作成装置90内の各部を指定する情報)を初期設定する機能を提供し、モニター部22は、記録媒体作成装置90内の各部の動作状態を示す装置状態情報を表示して、確認する機能を提供する。ここで、本発明の一実施形態にかかる状態表示装置は、モニター部22に対応する。
ディスク作成部23は、ディスクエディタ部25、パブリッシャ部26及びラベルエディタ部27を備えており、記録内容の編集、作成設定情報の編集、及びラベル印刷の編集を行う。ラベル印刷の編集にはテンプレート部24に記憶されているテンプレートを利用することが可能である。一般アプリケーション部28は、ラベル印刷の命令を要求するディスク作成部23とは異なる機能である。
アプリケーション部20により編集された内容はデータ変換部30に出力され、ディスクライブラリ31を介して生成された書込み情報32、及び、プリンタドライバ60のグラフィックデバイスインターフェース(GDI)61を介して生成された印刷情報33は、命令要求の種類に基づいて、一時記憶部34に要求ジョブが終了するまで一時記憶される。
統合制御部40は、一時記憶部34に記憶されている要求ジョブを実行するために、各デバイスの処理手順を制御する。統合制御部40は、一時記憶部34に記憶された要求ジョブを実行するための記録媒体作成装置90の各デバイス92〜95の動作手順を示す動作スケジュールを作成する。また、統合制御部40は、デバイス制御部50を介して各デバイス92〜95から取得した各デバイスの動作状態を示す装置状態情報、及び、動作スケジュールに基づいて、デバイス制御部50を介して各デバイス92〜95の動作を制御する。
具体的には、統合制御部40は、装置状態情報及び動作スケジュールに基づいて、データ記録部ドライバ51、オートローダドライバ53及び印刷入出力制御部62に対して、各デバイス92〜95の動作命令を出力する。そして、データ記録部ドライバ51、オートローダドライバ53及びプリンタドライバ60の印刷入出力制御部62によって各デバイス92〜95の動作を制御させる。
これにより、要求ジョブ毎に未記録の光学記録媒体の取り出し、光学記録媒体の搬送、データ書込、ラベル印刷等の処理、記録済み光学記録媒体の搬送等を、各デバイス92〜95の動作が互いに干渉することなく実行できるように、各デバイス92〜95の動作を制御させることが可能である。また、複数の光学記録媒体の作成処理を、リソースを効率良く利用しながら混乱することなく順次遂行させることが可能である。
更に、データ記録部ドライバ51は、統合制御部40からの動作命令のみを有効な命令として選択するフィルタドライバ52を備え、統合制御部40以外からの第1データ記録部92または第2データ記録部93への動作命令を受け付けないようにしている。
次に、図2及び図3を用いて、本発明にかかる状態表示装置であるモニター部22について説明する。図2は、モニター部22の一実施形態にかかる機能ブロック図の一例である。図2では、本発明に関連する部分の機能のみを示している。モニター部22は、状態取得部41、実行結果予測部42、状態表示部43、実行待ちジョブ情報記憶部44、及びデバイス状態情報記憶部45を備えている。
状態取得部41は、統合制御部40によって管理されたディスク作成部23から記録媒体作成装置90に対して要求された要求ジョブの実行待ちジョブ及び実行中ジョブのジョブ情報の中から、表示のための実行待ちジョブ表示情報及び実行中ジョブ表示情報を、統合制御部40を介して、所定のタイミングに取得し、ジョブ毎に、実行待ちジョブ情報記憶部44に格納する。
また、所定のタイミングとは、所定の時間間隔毎のタイミング、記録媒体作成装置90の各種デバイスの状態が変化したタイミング、ジョブの処理状態が変化したタイミング等である。例えば、ジョブの処理状態が変化したタイミングとは、実行中から実行完了に変化したタイミング、実行待ちから実行中に変化したタイミングである。これらのタイミングは定期的または不定期的に生ずる。
ここで、実行中ジョブについては、処理状況を示す処理状態情報も格納する。例えば、「10枚のディスクを発行する処理を実行中で、5枚を作成完了している」等を示す情報である。実行待ちジョブ表示情報及び実行中ジョブ表示情報として、例えば、ジョブの識別情報、処理状態情報、処理内容の種類、供給元、排出先、処理予想時間等が含まれる。
また、状態取得部41は、記録媒体作成装置90の各種デバイスの状態を示す情報、例えば、インク残量、記録媒体作成装置90の各デバイス92、93、95の動作状況、スタッカの状態等を、統合制御部40を介して、所定のタイミングに取得し、デバイス状態情報記憶部45に格納する。
また、実行待ちジョブ情報記憶部44及びデバイス状態情報記憶部45に、取得したジョブの表示情報及びデバイスの状態情報を格納した後、実行結果予測部42に対して、実行中のジョブの実行結果の予測処理を実行させる。
実行結果予測部42は、実行中のジョブの状態と、実行中のジョブに関連した記録媒体作成装置90の各種デバイスの状態とに基づいて、実行中のジョブの実行結果を予測し、予測した結果をジョブに関連付けて実行待ちジョブ情報記憶部44に格納する。実行結果とは、例えば、正常終了するか異常終了するか等である。また、予測した実行結果が異常終了である場合に、異常原因、異常回避の手続き作業等を決定する。
例えば、実行中のジョブが残り50枚のディスクを発行しなければならないジョブである場合に、供給元スタッカに30枚程度しかディスクが無いとき、20枚のディスク発行ができない結果になることとともに、供給元スタッカにブランクディスクの追加作業が必要であることを予測する。
また、実行結果予測部42は、実行結果の予測処理を実行した後、状態表示部43に対して、ジョブ状態、デバイス状態及び実行中のジョブの実行結果予測の表示を実行させる。
状態表示部43は、状態取得部41によって、実行待ちジョブ情報記憶部44に格納された実行待ちジョブ表示情報及び実行中ジョブ表示情報を取り出し、ジョブ毎に、処理順に基づいて表示する。即ち、処理手順に従ってジョブ毎に、例えば、ジョブの識別情報、処理状態情報、処理内容の種類、供給元、排出先、処理予想時間等を表示する。
また、状態表示部43は、状態取得部41によって、デバイス状態情報記憶部45に格納された記録媒体作成装置90の各種デバイスの状態を示す情報を取り出し、デバイス毎に状態を表示する。また、デバイスの状態が異常状態であるとき、異常状態のデバイスが実行中のジョブに関連付けられたデバイスである場合と、異常状態のデバイスが実行中のジョブに関連付けられたデバイスでない場合とに区別して、表示する。
例えば、実行中の要求ジョブが白黒印刷のみである場合に、黒インク以外のインクが空であるとき、要求ジョブは正常に実行できることから、インク補充の警告は強調せずに表示する。
また、例えば、実行中の要求ジョブが供給元をスタッカ1のみとする発行ジョブ(書き込み及びラベル印刷を実行するジョブ)の場合に、スタッカ2にディスクが無くとも、発行処理を実行できることから、スタッカ1にディスクが無いときにのみディスク補充の警告は表示する。
また、例えば、実行中の要求ジョブがラベル印刷処理である場合に、ディスクへの書込み処理を行わないため、書込みドライブに異常が発生していても、処理を実行することができる。そのため、ラベル印刷の要求ジョブの実行中に発生した書込みドライブ異常は強調せずに表示する。
また、状態表示部43は、実行結果予測部42によって実行された実行中のジョブの実行結果の予測を表示する。例えば、上述したように、実行中のジョブが残り50枚のディスクを発行しなければならないジョブである場合に、供給元スタッカに30枚程度しかディスクが無いとき、20枚のディスク発行ができない結果になることとともに、供給元スタッカにブランクディスクの追加作業が必要であることを、強調して表示する。
図3は、状態表示部43によって表示された画面の一例を示す図である。図3に示すように、ジョブ一覧部71に、処理実行中のジョブ及び処理実行待ちのジョブのジョブ情報がジョブ毎に表示される。図3では、ジョブ情報として、ジョブの識別情報(JOB ID)、処理状態情報(状態)、処理内容の種類(種類)、供給元スタッカ(供給元)、排出先スタッカ(排出先)、処理が完了するまでの処理予想時間(処理予想時間)が表示されている。
例えば、識別番号(JOB ID)が「0601011」であるジョブは、発行処理の実行中の状態で、10枚中5枚を完了している。また、ディスクの供給元はスタッカ1で、排出先はスタッカ3であり、処理が完了するまでの処理予想時間は10分である。また、識別番号(JOB ID)が「0601012」であるジョブは、印刷処理の待ちの状態で、10枚を印刷する予定である。また、ディスクの供給元はスタッカ1で、排出先はスタッカ4であり、処理が完了するまでの処理予想時間は3分である。
また、デバイス状態一覧部75に、記録媒体作成装置90の各種デバイスの状態を示す情報が、デバイス毎に表示される。図3では、デバイスの状態を示す情報として、インク残量(インク)、記録媒体作成装置90の各デバイス92、93、95(ドライブ1、ドライブ2、プリンタ)の動作状況、スタッカ(スタッカ1、2、3、4)の状態が表示されている。
例えば、図3では、インク残量は、あと100枚程度のラベル印刷が可能であることが表示されている。また、第1データ記録部(ドライブ1)92の動作状況は、書き込み中であり、第2データ記録部(ドライブ2)93とプリンタ95の動作状況は、待機中である。また、スタッカ1には、ブランクディスクが30枚程度、スタッカ2には、ブランクディスクが60枚程度セットされていることが表示されている。ここで、スタッカにセットされているディスクの枚数により表示されている模擬ディスクの高さが変化する。概ね10枚程度毎に変化する。また、排出先のスタッカ3は空があるが、スタッカ4は既に排出されたディスクで一杯になっていることが表示されている。
また、ジョブ実行結果予測部73に、実行結果予測部42によって実行された実行中のジョブの実行結果の予測が表示される。図3では、発行処理が正常終了する予測結果が表示されている。例えば、上述したように、実行中のジョブが残り50枚のディスクを発行しなければならないジョブである場合に、供給元スタッカに30枚程度しかディスクが無いとき、20枚のディスク発行ができない結果になることとともに、供給元スタッカにブランクディスクの追加作業が必要であることを、ジョブ実行結果予測部73に、強調して表示する。
上述したモニター部22は本発明の状態表示装置に対応し、状態取得部41は本発明の状態取得手段に対応し、実行結果予測部42は本発明の実行結果予測手段に対応し、状態表示部43は本発明の状態表示手段に対応する。
また、上述した実行結果予測部42及び状態表示部43において、予測する実行結果の対象となるジョブを実行中のジョブとしているが、実行待ちのジョブであっても良い。そのとき、ジョブ実行結果予測部73に表示するジョブの選択手段を更に備え、ジョブの選択手段によって選択されたジョブの予測される実行結果をジョブ実行結果予測部73に表示する。
以上の実施態様においては、光学記録媒体の作成を例に説明を行ったが、これに限るものではない。本発明は、光学以外の記録媒体への適用も可能である。
本発明の一実施形態にかかるモニター部22を備えた記録媒体作成制御装置10及びこれにより制御される記録媒体作成装置90を示す。 モニター部22の一実施形態にかかる機能ブロック図の一例である。 状態表示部43によって表示された画面の一例を示す図である。
符号の説明
10 記録媒体作成制御装置
22 モニター部
41 状態取得部
42 実行結果予測部
43 状態表示部
44 実行待ちジョブ情報記憶部
45 デバイス状態情報記憶部
90 記録媒体作成装置

Claims (11)

  1. アプリケーションからの要求に基づいて各種情報を記録した記録媒体を作成する記録媒体作成装置の状態を表示する状態表示装置であって、
    前記記録媒体作成装置に備えられている1個または複数個のデバイスの状態、及び、前記アプリケーションから要求された要求ジョブの状態を、所定のタイミングで取得する状態取得手段と、
    前記状態取得手段によって取得した前記要求ジョブの状態及び前記要求ジョブに関連した前記デバイスの状態に基づいて、前記要求ジョブの実行結果を予測する実行結果予測手段と、
    前記状態取得手段によって取得した前記デバイスの状態及び前記要求ジョブの状態、並びに、前記実行結果予測手段によって予測された前記要求ジョブの実行結果に基づいて、前記デバイス毎の状態及び前記要求ジョブ毎の状態、並びに、前記要求ジョブの実行結果予測を、一括して表示する状態表示手段と、
    を備え、
    前記状態表示手段は、実行中の前記要求ジョブに関連した前記デバイスの状態に異常が発生したときの異常Aと、実行中の前記要求ジョブに関連しない前記デバイスの状態に異常が発生したときの異常Bとにより、前記デバイスに対する異常の表示を変え、前記異常Aを異常Bより強調して表示することを特徴とする状態表示装置。
  2. 前記タイミングは、所定の時間間隔であることを特徴とする請求項1に記載の状態表示装置。
  3. 前記タイミングは、前記デバイスの状態が変化した時であることを特徴とする請求項1に記載の状態表示装置。
  4. 前記状態表示手段は、前記実行結果予測手段によって予測された前記要求ジョブの実行結果に基づいて、予測内容毎に予め設定されている表示色により、前記予測内容を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の状態表示装置。
  5. 前記デバイスは、ラベル印刷を実行するプリンタおよび光学記憶媒体に書込処理が可能であるデータ記録部を含み、
    前記異常Bは、前記要求ジョブがラベル印刷処理である場合、前記データ記録部のドライブ異常であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の状態表示装置。
  6. アプリケーションからの要求に基づいて各種情報を記録した記録媒体を作成する記録媒体作成装置の状態を表示する状態表示方法であって、
    (a)前記記録媒体作成装置に備えられている1個または複数個のデバイスの状態、及び、前記アプリケーションから要求された要求ジョブの状態を、所定のタイミングで取得する状態取得工程と、
    (b)前記状態取得工程(a)によって取得した前記要求ジョブの状態及び前記要求ジョブに関連した前記デバイスの状態に基づいて、前記要求ジョブの実行結果を予測する実行結果予測工程と、
    (c)前記状態取得工程(a)によって取得した前記デバイスの状態及び前記要求ジョブの状態、並びに、前記実行結果予測工程(b)によって予測された前記要求ジョブの実行結果に基づいて、前記デバイス毎の状態及び前記要求ジョブ毎の状態、並びに、前記要求ジョブの実行結果予測を、一括して表示する状態表示工程と、
    を備え、
    前記状態表示工程(c)は、実行中の前記要求ジョブに関連した前記デバイスの状態に異常が発生したときの異常Aと、実行中の前記要求ジョブに関連しない前記デバイスの状態に異常が発生したときの異常Bとにより、前記デバイスに対する異常の表示を変え、前記異常Aを異常Bより強調して表示することを特徴とする状態表示方法。
  7. 前記タイミングは、所定の時間間隔であることを特徴とする請求項6に記載の状態表示方法。
  8. 前記タイミングは、前記デバイスの状態が変化した時であることを特徴とする請求項6に記載の状態表示方法。
  9. 前記状態表示工程(c)は、前記実行結果予測工程(b)によって予測された前記要求ジョブの実行結果に基づいて、予測内容毎に予め設定されている表示色により、前記予測内容を表示することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の状態表示方法。
  10. 前記デバイスは、ラベル印刷を実行するプリンタおよび光学記憶媒体に書込処理が可能であるデータ記録部を含み、前記異常Bは、前記要求ジョブがラベル印刷処理である場合、前記データ記録部のドライブ異常であることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の状態表示方法。
  11. アプリケーションからの要求に基づいて各種情報を記録した記録媒体を作成する記録媒体作成装置の状態を表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の状態表示装置の各手段を実現させる処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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