JP5715608B2 - エンジン制御装置およびそれを搭載した車両ならびにエンジン制御方法、エンジン制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンを制御する技術に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、いわゆるアイドルストップからの復帰制御に関する技術が開示されている。特許文献1の段落0036には、「車両走行中に運転者が減速操作(アクセル全閉、ブレーキ操作等)を行って」「所定減速状態になったとき」「エンジンの燃焼(燃料噴射および/または点火)を停止させる」技術が開示されている。段落0037には、「運転者が車両発進のための準備操作(ブレーキ解除、シフトレバーのドライブレンジへの操作等)や発進操作(アクセル踏み込み等)を行ったときに、再始動要求が発生したと判断」する点が開示されている。そして、「スタータ11のモータ12に通電してピニオン13を回転駆動してエンジン21をクランキングして燃料噴射を再開して再始動させる」点が開示されている。
また、特許文献2には、内燃機関の惰性回転数が、ある特定の公差領域内で一定であるタイミングを噛み合わせ時点とする技術が開示されている。
特開2011−140938号公報 特表2012−505998号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、ピニオン回転上昇軌道を予測した上で、予測ピニオン回転速度と予測エンジン回転速度とを比較して、再始動の制御を行なっていた。したがって、計算が煩雑であり、予測の精度によっては、誤ったタイミングでピニオンギアをリングギアに飛び込ませる恐れがあった。
また公差領域内の時間窓Z1(ボトムからピークまでの期間)内の回転変動量は、ピストンのストローク量や気筒の数(燃焼間隔)で大きく異なる。このため、特許文献2に記載の技術は、あらゆるタイプのエンジンにて効果を十分に得るものではなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るエンジン制御装置は、
エンジンの単位時間あたりの回転数を算出する回転数算出部と、
停止条件成立に応じて、前記エンジンを停止させるべく制御する停止制御部と、
前記停止制御部による停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記回転数算出部で算出した前記エンジンの単位時間あたりの回転数が下降から上昇に転じるボトム期間を算出するボトム算出部と、
前記停止制御部による停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記ボトム期間に合わせて、回転駆動装置を制御して前記エンジンの回転を復帰させる復帰制御部と、
を備えた。
前記回転数算出部が、クランク角度検出部が検出した前記エンジンのクランク角度に基づいて前記回転数を算出することは好適である。
前記復帰制御部が前記回転駆動装置に対して復帰指示を出してから、前記回転駆動装置の回転力が前記エンジンに伝達するまでの遅延時間をあらかじめ算出し、
前記復帰制御部は、
前記ボトム期間よりも、前記遅延時間だけ前のタイミングで前記回転駆動装置に対して復帰指示を出すことは好適である。
前記復帰制御部は、前記回転駆動装置の回転力が前記エンジンに伝達する際の前記エンジンの回転数が、所定範囲内に含まれることを条件として、前記回転駆動装置を制御することは好適である。
前記復帰条件が成立した後、前記回転数が上昇から下降に転じるトップ期間を算出するトップ算出部をさらに備え、
前記復帰制御部は、
前記トップ期間での最大回転数が、前記回転駆動装置によって定められた上限値以下の場合に、前記トップ期間に前記回転駆動装置を制御して前記エンジンの回転を復帰させることも好適である。
前記回転駆動装置は、ピニオンギアを回転させながら突き出すスタータモータであって、
前記復帰制御部は、前記エンジンのクランクシャフトに接続されたリングギアに対して、前記スタータモータのピニオンギアを噛合させるべく、前記スタータモータを制御することは好適である。
前記復帰制御部が、前記リングギアと前記ピニオンギアの噛合時の前記エンジンの回転数が、前記スタータモータの上限回転数および下限回転数から決められる定格回転数の範囲内に含まれるように、前記スタータモータを制御することは好適である。
前記回転数算出部は、前記復帰条件が成立した場合、前記復帰条件が未成立時より短い間隔で、前記エンジンの回転数を算出することは好適である。
前記ボトム算出部は、前記エンジンの回転数の変化を推定することによって前記ボトム期間を算出することは好適である。
前記復帰制御部が、エンジンの逆回転が生じる可能性のある回転数まで前記エンジンの回転数が低下した場合には、前記回転駆動装置による復帰制御を行なわないことも好適である。
上記目的を達成するため、本発明に係るエンジン制御方法にあっては、
エンジンの単位時間あたりの回転数を算出する回転数算出ステップと、
停止条件成立に応じて、前記エンジンを停止させるべく制御する停止制御ステップと、
前記停止制御ステップによる停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記エンジンの単位時間あたりの回転数が下降から上昇に転じるボトム期間を算出するボトム算出ステップと、
前記停止制御ステップによる停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記ボトム期間に合わせて、回転駆動装置を制御して前記エンジンの回転を復帰させる復帰制御ステップと、
を備えた。
上記目的を達成するため、本発明に係るエンジン制御プログラムにあっては、
エンジンの単位時間あたりの回転数を算出する回転数算出ステップと、
停止条件成立に応じて、前記エンジンを停止させるべく制御する停止制御ステップと、
前記停止制御ステップによる停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記エンジンの単位時間あたりの回転数が下降から上昇に転じるボトム期間を算出するボトム算出ステップと、
前記停止制御ステップによる停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記ボトム期間に合わせて、回転駆動装置を制御して前記エンジンの回転を復帰させる復帰制御ステップと、
をプロセッサに実行させる。
本発明によれば、エンジンの停止制御中に、復帰条件の成立に応じて、エンジンの駆動を早期かつ安定的に復帰させることができる。
本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置によるエンジン駆動復帰制御を行なう状況を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る車両の構成を説明するための概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置の詳細な構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置におけるアイドリングストップからの復帰制御を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置におけるアイドリングストップからの復帰制御を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置における処理の流れを説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置におけるエンジン回転数の推定方法を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置におけるアイドリングストップからの復帰制御を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るエンジン制御装置におけるアイドリングストップからの復帰制御を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るエンジン制御装置におけるエンジン回転数の推定方法を説明するための図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としてのエンジン制御装置100について、図1を用いて説明する。エンジン制御装置100は、回転数算出部101と停止制御部102とボトム算出部103と復帰制御部104とを含み、エンジン110および回転駆動装置120を制御する。
回転数算出部101は、エンジン110の単位時間あたりの回転数を算出する。また、停止制御部102は、停止条件成立に応じて、エンジン110を停止させるべく制御する。さらに、ボトム算出部103は、停止制御部102による停止制御後、復帰条件が成立した場合に、回転数算出部101で算出したエンジン110の単位時間あたりの回転数が下降から上昇に転じるボトム期間を算出する。復帰制御部104は、停止制御部102による停止制御後、復帰条件が成立した場合に、ボトム期間に合わせて、回転駆動装置120を制御してエンジン110の回転を復帰させる。
以上の構成により、エンジン110が停止制御中であっても、復帰条件の成立に応じて、早期にかつ安定的にエンジンの駆動を復帰させることが可能となる。
図2は、本実施形態としてのエンジン制御装置100によるエンジン駆動復帰制御を行なう状況を説明するための図である。状態201は、運転者211がアクセル212を全閉にしてブレーキ213を踏んで、車両停止に至る可能性のある所定減速状態になったことを示している。状態202は、運転者が車両加速のための準備操作(ブレーキ213解除等)を行った状態またはアクセル212踏み込みを行った状態を示している。状態202によって復帰条件が成立したと判断すると、状態203に進み、エンジン110に回転力を加え、燃料噴射を再開して再始動させる。
図3は、ECU(Engine Control Unit)とも呼ばれるエンジン制御装置100を搭載した車両の概略構成を示す図である。エンジン110は、本実施形態では4気筒エンジンであり、各気筒311は、吸気バルブ312の手前に設けられた吸気ポート313にインジェクタ314がガソリンを噴射するポート式として構成されている。吸気ポート313に吸入された空気は、インジェクタ314から噴射されたガソリンと混合して混合気となる。この混合気は、吸気バルブ312が開くことにより燃焼室315へ吸入され、点火プラグ316のスパークによって点火されて爆発燃焼する。その燃焼エネルギによりピストン317が往復運動して、クランクシャフト318を回転運動させる。燃焼後の排気は、排気バルブ319が開くことにより燃焼室315から排出される。
また、エンジン110の各気筒は、吸気行程、圧縮行程、燃焼行程、排気行程を1サイクルとしてこのサイクルを順次繰り返すものであり、クランクシャフト318が半回転つまり180°回転するごとに行程が切り替わる。クランクシャフト318が2回転つまり720°回転するごとに1サイクル進む。また、4つの気筒の点火タイミングは1番気筒、3番気筒、4番気筒、2番気筒という順であり、したがって例えば1番気筒が膨張行程にあるとき、3番気筒は圧縮行程、4番気筒は吸気行程、2番気筒は排気行程となる。エンジン110は、4気筒であるため、原則的には、吸気バルブ312は吸気行程での上死点にて開き下死点にて閉じ、排気バルブ319は排気行程での下死点にて開き上死点にて閉じる。
エンジン110のクランクシャフト318には、オートマチックトランスミッション301が接続されている。このオートマチックトランスミッション301は、エンジン110からクランクシャフト318に出力された動力を変速してデファレンシャルギア302を介して駆動輪303a,303bに伝達する。また、クランクシャフト318には、クランク角センサ304が取り付けられている。このクランク角センサ304は、クランクシャフト318に取り付けられたマグネットロータに対向する位置に磁気抵抗素子を配置したMRE(Magnet Resistance Element)回転センサである。このクランク角センサ304が発生するパルスを利用してクランク角を特定したり、エンジン回転数NEを求めたりすることができる。
このエンジン制御装置100には、クランク角センサ304の他にも、エンジン110の運転状態を示す種々のセンサ(カム角センサ、吸気温センサ、スロットルバルブポジションセンサ、エンジン110の冷却水の温度センサなど)が接続されている。エンジン制御装置100は、各種センサからの検出信号を入力して、回転駆動装置の一例としてのスタータモータ120への駆動信号やインジェクタ314への駆動信号や点火プラグ316の制御信号などを出力する。
なお、エンジン制御装置100は、シフトポジションセンサ305、アクセルペダルポジションセンサ306、ブレーキポジションセンサ307、車速センサ308にも接続されている。そして、エンジン制御装置100は、それらセンサからのオンオフ信号や検出値に基づいて、アイドルストップ制御の開始、およびそこからの復帰制御の開始を判定する。
エンジン110のクランクシャフト318には、エンジン110の本体外側に露出した状態でリングギア309が接続されている。エンジン始動時にはスタータモータ120の回転軸の先端に設けられたピニオンギア321とリングギア309とが噛み合って始動クランキングが行われる。
エンジン制御装置100は、スタータモータ120への通電によりスタータモータ120の回転軸を突出させながら回転軸の先端に設けられたピニオンギア321を回転させてリングギア309に噛み合わせる。その結果、スタータモータ120の回転軸の先端に設けられたピニオンギア321とリングギア309とが噛み合いながら回転し、このスタータモータ120の回転力によってクランクシャフト318を回転させる。
エンジン制御装置100は、復帰時には、エンジン回転速度が始動完了判定しきい値を越えた時点で、再始動完了と判定して、スタータモータ120への通電を停止する。これにより、ピニオンギア321は、リングギア309から抜き出されて元の位置に戻される。
図4は、エンジン制御装置100のより詳しい構成を説明するためのハードウェア構成図である。
図4に示すとおり、エンジン制御装置100は、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)401を中心として構成されている。そして、CPU401が実行する処理プログラムやデータなどを記憶するストレージ402、および一時的にデータを記憶するRAM(Random Access Memory)403を備えている。さらに、エンジン制御装置100は、不図示の入出力ポート、通信ポートなどを備えている。
ストレージ402内に示している、回転数算出部101、停止制御部102、ボトム算出部103、復帰制御部104、アイドルストップ条件判定部421、復帰条件判定部422、回転数検出間隔変更部423は、それぞれプログラムモジュールである。これらのプログラムモジュールを、CPU401が実行することにより、それぞれの機能を発揮する。ストレージ402は、フラッシュメモリやEEPROMであればよいが、これらに限定されるものでもない。
RAM403は、遅延時間431、ボトムタイミング432、トップタイミング433、目標クランク角度434など、プログラムモジュールで算出した値や、各種センサから入力した値などを一時的に保存している。
アイドルストップ条件判定部421は、走行中の車両において、アクセルペダルポジションセンサ306、ブレーキポジションセンサ307および車速センサ308からの入力信号に基づいてアイドルストップ条件を判定する。具体的には、アクセル212が全閉であること、ブレーキ213が踏まれていること、そして、車両停止に至る可能性のある所定減速状態になったことを条件にして、停止制御部102に対してアイドルストップ制御を行なうよう指示する。
一方、復帰条件判定部422は、アイドルストップ状態からの復帰(再始動)を行なう条件を満たしているか否かを判定する。まず、アイドルストップ状態であることが第1の条件である。そして、ブレーキ解除およびアクセル開放をセンサ306、307で検出したことが第2の条件となる。さらに、エンジン回転数がスタータモータ120の仕様によって定められた上限値と、エンジンの逆転が起こりうる下限値との間にあることが第3の条件となる。エンジン回転数が所定の回転数よりも大きい場合には、エンジン110に対する燃料供給および点火によって、自己復帰できるため、復帰制御部104には指示を送る必要がない。
回転数算出部101は、クランク角度検出部としてのクランク角センサ304が検出したクランク角度の検出値に基づいてエンジンの回転数を算出する。また、回転数算出部101は、復帰条件が成立した場合、復帰条件が未成立時より短い間隔で、エンジンの回転数を算出する。この検出間隔の変更は、回転数検出間隔変更部423によって行なわれる。例えば、復帰条件が未成立の場合には、クランク角度において180度間隔でエンジンの回転数を算出し、復帰条件が成立した場合には、クランク角度で6度(リングギア1歯分の角度)間隔でエンジンの回転数を算出する。これにより、復帰条件成立後は、エンジン回転数のより細かい変化を検出することができ、スタータモータ120の破損をより確実に防止することができる。
ボトム算出部103は、停止制御部102によるアイドルストップ制御後、復帰条件が成立した場合に、回転数算出部101で算出したエンジン110の単位時間あたりの回転数が下降から上昇に転じるボトムタイミング432を算出する。具体的には、エンジン110のピストン317の上死点TDCのタイミングを表わすボトムタイミング432は、RAM403に記憶される。
トップ算出部425は、停止制御部102によるアイドルストップ制御後、復帰条件が成立した場合に、回転数算出部101で算出したエンジン110の単位時間あたりの回転数が上昇から下降に転じるトップタイミング433を算出する。算出されたトップタイミング433は、RAM403に記憶される。
復帰制御部104は、復帰条件が成立した後、エンジン回転数が上昇から下降に転じるトップタイミング(トップ期間)433での最高回転数が、スタータモータ120によって定められた上限値以下の場合、そのトップタイミング433でスタータモータ120を制御する。これにより、回転加速度が小さくなるタイミングに、リングギア309とピニオンギア321との噛合を行なうことができ、回転変動を抑えつつスムーズかつ確実に復帰制御を行なうことができる。
RAM403は、復帰制御部104がスタータモータ120に対して復帰指示を出してから、スタータモータ120の回転力がエンジン110に伝達するまでの遅延時間431をあらかじめ算出し、記憶している。
復帰制御部104は、ボトムタイミング432よりも、遅延時間だけ前のタイミングでスタータモータ120に対して復帰指示を出す。具体的には、推定されたボトムタイミングから遅延時間を減算した時間におけるクランク角度を目標クランク角度とする。これにより、ピニオンギア321の回転数を制御する動作とピニオンギア321をリングギア309に飛び込ませる動作とを個別に制御可能な特殊なスタータを必要とせずに、復帰制御を行なうことができる。つまり、生産性の向上および装置の小型化を図ることができる。
復帰制御部104は、スタータモータ120の回転力がエンジン110に伝達する際のエンジン110の回転数が、所定範囲内に含まれることを条件として、スタータモータ120を制御する。これにより、スタータモータ120を破損させることなく復帰制御を行なうことができる。
復帰制御部104は、エンジン110のクランクシャフト318に接続されたリングギア309に対して、スタータモータ120のピニオンギア321を噛合させるべく、スタータモータ120を制御する。
復帰制御部104は、リングギア309とピニオンギア321の噛合時のエンジン110の回転数が、スタータモータ120の上限回転数および下限回転数から決められる定格回転数の範囲内に含まれるように、スタータモータ120を制御する。
ボトム算出部103は、エンジン110の回転数の変化を推定することによってボトム期間を算出する。
復帰制御部104は、エンジン110の逆回転が生じる可能性のある回転数までエンジン110の回転数が低下した場合には、回転駆動装置による復帰制御を行なわない。これにより装置の破損をより確実に防止できる。
図5、図6は、アイドルストップ制御中のエンジン回転数の変化と、復帰制御の可能性について説明する図である。図5に示す階段状の下降グラフ501は、4気筒エンジンの回転数NE(RPM)をクランク角180度ごとに算出したものである。
停止条件の成立に伴いアイドルストップ状態に入り、インジェクションを止めるとピストンは空回りになる。この状態で4気筒のうち少なくとも1気筒は圧縮行程にあるため、圧縮行程にある気筒は抵抗になって、回転数が落ちてくると波打つような階段状の挙動になる。これは6気筒、8気筒となると、波(段差)が細かくなる。実際の回転数の変化は波を描くが、クランク角180度毎の算出によれば、この図5のグラフ501のように非常に粗い回転数の変化しか把握できない。
エンジン110の自己復帰が可能な範囲503を決める下限回転数aよりもエンジン回転数が小さくなると、スタータモータ120による復帰回転制御が必要になる。ところがスタータモータ120自体に上限回転数bがあるため、回転数b以下となるタイミングT2以降でなければ復帰動作が行なえない。
一方、リングギア309の歯を検出してクランクシャフト318の1回転あたり所定数(例えば120)のパルスを発生させるクランク角センサ304の出力502をみれば、エンジン回転が停止する直前にクランクシャフト318が逆回転していることが分かる。このタイミングで、ピニオンギア321をリングギア309に噛み合わせると、ピニオンギア321やリングギア309の歯かけが起こってしまう。したがって、この逆回転部分を避けて復帰処理を行なわなければならない。しかし、クランク角180度毎の回転数の算出によれば、回転数c以下の状況で逆回転が起こると判断せざるを得ない。したがって、復帰可能な範囲504は、回転数で言えばb〜c、タイミングで言えばT2〜T3の非常に狭い範囲となる。さらに、グラフ501では、回転数bと回転数cの間に収まっているタイミングT2〜T3であっても、実際のリングギアの回転速度がその範囲に入っていない場合もあり、問題が生じてしまう。
そこで、本実施形態にかかる回転数算出部101は、復帰条件が成立した場合、復帰条件が未成立時より短い間隔(例えばクランク角6度毎)で、エンジンの回転数を算出する。図6に示す波状の下降グラフ601は、4気筒エンジンの回転数NE(RPM)をクランク角6度ごとに算出したものである。
図6に示すように、クランク角6度毎の回転数算出を行なえば、まず、逆回転の恐れが生じる下限回転数cを下げて、復帰制御可能な回転数範囲b〜cを大きくとることが可能となり、結果として復帰制御可能な範囲604の時間間隔T2〜T3も長くなる。運転者にとってみれば、アイドルストップ状態の減速中であっても、車両が停止するまで待つことなく、広い範囲で復帰制御可能であるため、運転フィーリングが格段に向上する。
一方、クランク角6度毎の回転数601によれば、復帰制御可能な範囲604内であっても、回転数601が上限値bを越えたり、下限値cを下回ったりするタイミングを把握でき、そのタイミングを避けて復帰制御を行なうことができる。
上述したようにボトム算出部103は、停止制御部102によるアイドルストップ制御後、復帰条件が成立した場合に、回転数算出部101で算出したエンジン110の単位時間あたりの回転数が下降から上昇に転じるボトムタイミング605〜607を算出する。ボトムタイミング605〜607は、エンジン110のピストン317の上死点TDCのタイミングで推定することができ、クランク角センサ304が出力する角度(実際にはリングギアのギア番号)によって表現することができる。
一方、トップ算出部425は、停止制御部102によるアイドルストップ制御後、復帰条件が成立した場合に、回転数算出部101で算出したエンジン110の単位時間あたりの回転数が上昇から下降に転じるトップタイミング608〜610を算出する。トップタイミング608〜610は、エンジン110のピストン317の上死点TDCのタイミングで推定することができ、やはりクランク角センサ304が出力する角度(実際にはリングギアのギア番号)によって表現することができる。
本実施形態では、スムーズかつ確実な復帰制御を行なうため、このように推定したボトムタイミング605〜607およびトップタイミング608〜610を利用して、スタータモータ120へ指示を送るタイミングを算出する。
具体的な復帰制御のポイントは、以下の3点である。
(A)まずボトムタイミング605〜607で、ピニオンギア321をリングギア309に噛合させることを考える。復帰指示からピニオンギア321が駆動するまでの遅延時間を逆算して、復帰指示を送るべき目標タイミング(目標CRK角)を算出する。推定回転数NEが、下限値c以上であるボトムタイミング605、606に対して、目標タイミングを経過していなければ(目標CRK角≧実CRK角であれば)、目標タイミング(目標CRK角=実CRK角)まで待って、スタータモータ120に指示を送る。
(B)ボトムタイミング607のように、推定エンジン回転数が下限値c未満の場合、ボトム狙いではなく、ボトムタイミング607を過ぎて、回転数≧cとなった時点で、スタータに指示を送る。
(C)下限値c以上であるボトムタイミング605、606に対して、目標タイミングを経過してしまっていれば(目標CRK角<実CRK角であれば)、次のボトムタイミング606、607まで待つのではなく、なるべく早くスタータに指示を送りたい。しかし、そうすると実際にスタータモータのピニオンが飛び込んだ時点でb<回転数となるかもしれないので、b≧回転数となるトップタイミング(図6ではトップタイミング609)で、スタータに指示を送る。
図7は、エンジン制御装置100で行なわれる処理の流れを説明するためのフローチャートである。エンジン制御装置100内のCPU401は、ストレージ402に格納されたプログラムモジュール101、102、103、104、421、422、423、425を実行することで、このフローチャートの処理を所定のサイクルタイムで繰り返し実行する。
まず、ステップS701において、アイドルストップ条件判定部421は、アイドルストップ状態からの復帰条件に適合するか判定する。アイドルストップ状態からの復帰条件に適合した場合、ステップS703に進む。ステップS703では、回転数算出部101は、単位時間あたりのエンジン回転数NE(Number of Engine Revolutions)として、クランク角度6度ごとに測定した回転速度からの算出値を用いるように、エンジン回転数NEの算出方法を変更する。次に、ステップS705に進み、復帰条件判定部422が、エンジンが逆回転する可能性のある回転数であるか否かを確かめる。エンジンの逆回転の恐れがないと判断すると、ステップS707に進む。
ステップS707において、ボトム算出部103は、スタータモータのピニオンギアをエンジン側のリングギアに飛び込ませる目標タイミングとしての目標クランク角(CRK角:Crank角)の算出・設定が済んでいるか、判定する。
目標クランク角の算出・設定が済んでいなければ、ステップS709に進み、ボトム算出部103とトップ算出部425は次回の上死点TDC(Top Dead Center)と下死点BDC(Bottom Dead Center)でのクランク角を取得する。さらに、ボトム算出部103は、前回TDCでのエンジン回転数NEから段階的な回転数の差分ΔNEを減算することで、次回上死点TDCのエンジン回転数NEを算出する。
次にステップS711では、復帰制御部104が、次回上死点TDCのエンジン回転数NEが、下限値c(例えば150rpm)未満か否か判定する。図6のボトムタイミング607のように次回上死点TDCのエンジン回転数NEが、下限値c未満の場合、ステップS713に進み、Nという変数に1を代入する。
次に、ステップS715において、スタータモータ120へのオン指令からスタータモータ120のピニオンギア321と、エンジン110側のリングギア309がかみ合うまでの遅延時間をその時点の回転数でのクランク角度(遅延角度)に変換する。さらに、次回上死点TDCのクランク角度から遅延角度を減算して、目標クランク角度とする。つまり、目標クランク角度の時点で、スタータモータ120に対してオン指令を送れば、ちょうど次回上死点TDCのタイミングで、スタータモータ120のピニオンギア321と、エンジン110側のリングギア309がかみ合うことになる。これにより、回転速度が最も小さくなるタイミングで、ギアの噛合が行なわれるため、回転変動を抑えつつ、スムーズかつ確実に復帰操作が行なわれる。
以上のように目標クランク角度を設定した場合、あるいは、ステップS707において、既に目標クランク角度の設定が完了していると判断した場合、ステップS717に進む。 ステップS717では、復帰制御部104が、現時点でのクランク角度(実CRK角)が、目標クランク角度と一致しているか否かを判定する。一致している場合にはステップS719に進み、N=1か否か判定する。N=1の場合、次回上死点TDCのタイミングでのエンジン回転数は下限値cを下回っているため、スタータモータ120に対してオン指令を送らずに、ステップS721に進む。
ステップS721では、N=2に設定する。これは、上死点TDCのタイミング(図6のボトムタイミング607)でのエンジン回転数は下限値cを下回っており、実クランク角度が、目標クランク角度に達したことを示す。
ステップS719でN=1ではないと判断すると、ステップS723に進み、スタータモータ120に対してオン指令を送る。これによりボトムタイミング605、606で、リングギア309とピニオンギア321との噛合を開始させることが可能となる。そして、ステップS725において、Nに0を設定する。
一方、ステップS717において、実クランク角度が目標クランク角度ではないと判断するとステップS727に進み、N=2か否か判定する。N=2の場合には、目標クランク角度を過ぎたと考えられる。ここで、エンジン回転数NEが下降曲線上にある場合には、現時点でエンジン回転数NEが下限値c以上でも、実際にピニオンギアが飛び込むタイミングで、下限値cを下回る可能性がある。したがって、ここでは、一旦、ステップS729において、実クランク角度が上死点TDCのクランク角度以上か否か判断する。実クランク角度が上死点TDCのクランク角度以上であれば、エンジン回転数NEはボトムタイミングを越えて上昇曲線上にあると考えられる。このため、この場合には、現時点でエンジン回転数NEが下限値c以上であれば、実際にピニオンギア321が飛び込むタイミングで、回転数NEが下限値cを下回る可能性はない。そこで、ステップS729で実クランク角度が上死点TDCのクランク角度以上であって、かつ、ステップS731で現時点でのエンジン回転数NEが下限値cを上回っていると判断した場合、ステップS723に進み、スタータモータ120にオン指令を送る。この処理によれば、ボトムタイミングを逃したとしても、次のボトムタイミングやトップタイミングを待たずに、回転数の上昇曲線上で復帰制御を行なうことができる。
実クランク角度が目標クランク角度と一致しておらず、N=2でもない場合には、ステップS733に進み、実クランク角度がトップタイミングのクランク角度に一致するか判定する。トップタイミングは、ある気筒がTDCからBDCへ移行する際の加速度が最も高くなる箇所である。実クランク角度がトップタイミングのクランク角度に一致する場合には、エンジン回転数NEは、トップタイミングにあると考えられる。この場合には、ステップS735において、エンジン回転数NEが上限値bを越えないことのみを確認して、ステップS737に進み、スタータモータ120にオン指令を送り駆動させる。そして、ステップS739においてNに0を設定する。
以上の処理により、アイドルストップによりエンジン回転数が下降中のタイミングであっても、復帰条件に応じて、スタータモータを破損させることなく、スムーズかつ確実にアイドルストップからの復帰が可能となる。
図8は、目標クランク角度の算出方法について説明するための図である。ボトムタイミング801は気筒番号♯3での上死点TDC(圧縮トップ)に対応し、ボトムタイミング802は気筒番号♯4での上死点TDC(圧縮トップ)に対応し、ボトムタイミング803は気筒番号♯2での上死点TDC(圧縮トップ)に対応するものとする。
いま、ボトムタイミング802を過ぎた状態で次のボトムタイミング803を推定しようとする。このとき、180度間隔で算出した回転数の直前の段差分回転数NE804と、直前のボトムタイミング802から次のボトムタイミング803までの回転数の下降具合(差分)805とが同じであると推定する。これにより、次のボトムタイミング803での回転数を推定でき、そこから時間あたりのクランク角速度を算出できる。復帰制御オン指令からスタータモータ120のピニオンギア321とリングギア309が噛合するまでの遅延時間806を、クランク角速度で割れば、遅延角度を算出できる。次回の上死点TDC(圧縮トップ)でのクランク角度は、既知の推定方法によって推定できるため、その次回圧縮トップのクランク角度から遅延角度を減算して、目標クランク角度を算出することができる。この目標クランク角度(目標タイミング)において、復帰制御オン指令を送れば、次回のボトムタイミングでピニオンギア321とリングギア309が噛合することになる。
例えば、今回の上死点TDCで算出された回転数が350rpmとする。そして、階段状の回転数の差分ΔNE(804、805)は120rpmだとする。そうすると350−120=230が、次回ボトムタイミング803での推定回転数となる。
230rpm時のクランク角度6度(リングギア1歯分)の時間を算出すると、4.3msと言うことが分かる。復帰制御オン指令からスタータモータ120のピニオンギア321とリングギア309が噛合するまでの時間を40msとすると、この遅延時間は、40/4.3で、リングギアの歯数にして9枚分に相当する。次回の圧縮トップ時の歯番号を92とすると、遅延時間を考慮に入れると92−9=83となるため、歯番号83のタイミングで復帰制御オン指令を出力すればよいことが分かる。
図9は、図7のステップS717およびS723での制御の様子をグラフに示したものである。アイドルストップ状態において復帰条件に適合した場合、回転数が上限値b以下になるタイミング901になると、ΔNE804を算出し、ΔNE805を推定する。このΔNE805と遅延時間806とを用いて、図8で説明したように、ピニオンギア321に対してオン指令を出す目標タイミング902の算出を行なう。
ボトムタイミング803において推定回転数が下限値c以上であることを確かめると、目標タイミング902で、スタータモータ120に対してオン許可904をだす。
そして、その後、エンジン回転数が所定の閾値を超えるタイミング903までスタータコントロールはオンを維持し、所定の閾値を超えれば、スタータコントロールをオフにして、リングギア309とピニオンギア321との噛合を解除する。
図10は、図7のステップS733およびS737での制御の様子をグラフに示したものである。タイミング1001で復帰条件に適合した場合、次のボトムタイミング1002を待たずに、トップタイミング1003でスタータモータ120に対してオン許可を与える。そして、その後、エンジン回転数が所定の閾値を超えるタイミング903までスタータコントロールはオンを維持し、所定の閾値を超えれば、スタータコントロールをオフにして、リングギア309とピニオンギア321との噛合を解除する。
以上、本実施形態によれば、エンジン110がアイドルストップ制御中であっても、復帰条件の成立に応じて、早期にかつ安定的にエンジンの駆動を復帰させることが可能となる。
なお、本実施形態では、スタータモータに対する駆動指示があってから、スタータモータのピニオンギアをエンジン側のリングギアに飛び込ませる構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。アイドルストップ制御中、スタータモータのピニオンギアをエンジンのリングギアに噛合させたままで空回ししておき、駆動指示がエンジン制御装置からきた場合に、スタータモータを駆動してその回転力をリングギアに伝達してもよい。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係るエンジン制御装置について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係るエンジン制御装置の回転数推定方法を説明するための図である。本実施形態に係るエンジン制御装置は、上記第1実施形態と比べると、回転数の推定方法のみ異なる。その他の構成および動作は、第1実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
図11においてグラフ1101は、以下の推定式を用いて導かれたものである。
NE+(30-p)/30×ΔNE−(1-NE/B)×Acos(π×p/15)×(cos(π×p/15)+C)/(1+C)
ここで、NEは上死点タイミングでの回転数である。Pはクランク角センサ304の出力パルス数であり、Aは低回転域での振動振幅であり、Bは低回転域での振動振幅収束係数、Cは1サイクルでの偏差を決定する指数である。この式により、タイミング1102において、間隔1103での回転数の変化を算出することができる。
グラフ601と比較すれば分かるように、この式によれば、実際の6度間隔で求めた回転数とほぼ同様の回転数曲線を得ることができ、より正確にボトムタイミングを推定できる。つまり、より正確に、スタータモータ120のオンタイミングを導き出すことができる。
以上、本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加えて、より安定的にエンジンの駆動を復帰させることが可能となる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。
301 オートマチックトランスミッション
302 デファレンシャルギア
308 リングギア
311 気筒
312 吸気バルブ
313 吸気ポート
314 インジェクタ
315 燃焼室
316 点火プラグ
317 ピストン
318 クランクシャフト
319 排気バルブ
321 ピニオンギア

Claims (12)

  1. エンジンの単位時間あたりの回転数を算出する回転数算出部と、
    停止条件成立に応じて、前記エンジンを停止させるべく制御する停止制御部と、
    前記停止制御部による停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記回転数算出部で算出した前記エンジンの単位時間あたりの回転数が上昇から下降に転じるトップ期間を算出するトップ算出部と、
    前記停止制御部による停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記トップ期間のタイミングで、回転駆動装置を制御して前記エンジンの回転を復帰させる復帰制御部と、
    を備え
    前記回転数算出部は、前記復帰条件が成立した場合、前記復帰条件が未成立時より短い間隔で、前記エンジンの回転数を算出する、
    エンジン制御装置。
  2. 前記回転数算出部は、クランク角度検出部が検出した前記エンジンのクランク角度に基づいて前記回転数を算出する、請求項1に記載のエンジン制御装置。
  3. 前記回転数算出部で算出した前記エンジンの単位時間あたりの回転数が下降から上昇に転じるボトム期間を算出するボトム算出部をさらに備え、
    前記復帰制御部が前記回転駆動装置に対して復帰指示を出してから、前記回転駆動装置の回転力が前記エンジンに伝達するまでの遅延時間をあらかじめ算出し、
    前記復帰制御部は、
    前記ボトム期間よりも、前記遅延時間だけ前のタイミングで前記回転駆動装置に対して復帰指示を出す、請求項1または2に記載のエンジン制御装置。
  4. 前記復帰制御部は、前記回転駆動装置の回転力が前記エンジンに伝達する際の前記エンジンの回転数が、所定範囲内に含まれることを条件として、前記回転駆動装置を制御する請求項1、2または3に記載のエンジン制御装置。
  5. 前記復帰制御部は、
    前記トップ期間での最大回転数が、前記回転駆動装置によって定められた上限値以下の場合に、前記トップ期間に前記回転駆動装置を制御して前記エンジンの回転を復帰させる、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  6. 前記回転駆動装置は、ピニオンギアを回転させながら突き出すスタータモータであって、
    前記復帰制御部は、前記エンジンのクランクシャフトに接続されたリングギアに対して、前記スタータモータのピニオンギアを噛合させるべく、前記スタータモータを制御する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  7. 前記復帰制御部は、前記リングギアと前記ピニオンギアの噛合時の前記エンジンの回転数が、前記スタータモータの上限回転数および下限回転数から決められる定格回転数の範囲内に含まれるように、前記スタータモータを制御する、請求項6に記載のエンジン制御装置。
  8. 前記ボトム算出部は、前記エンジンの回転数の変化を推定することによって前記ボトム期間を算出する、請求項1乃至のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  9. 前記復帰制御部は、エンジンの逆回転が生じる可能性のある回転数まで前記エンジンの回転数が低下した場合には、前記回転駆動装置による復帰制御を行なわない、請求項1乃至のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  10. エンジンの単位時間あたりの回転数を算出する回転数算出ステップと、
    停止条件成立に応じて、前記エンジンを停止させるべく制御する停止制御ステップと、
    前記停止制御ステップによる停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記エンジンの単位時間あたりの回転数が上昇から下降に転じるトップ期間を算出するトップ算出ステップと、
    前記停止制御ステップによる停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記トップ期間のタイミングで、回転駆動装置を制御して前記エンジンの回転を復帰させる復帰制御ステップと、
    前記復帰条件が成立した場合、前記復帰条件が未成立時より短い間隔で、前記エンジンの回転数を算出するステップと、
    を含むエンジン制御方法。
  11. エンジンの単位時間あたりの回転数を算出する回転数算出ステップと、
    停止条件成立に応じて、前記エンジンを停止させるべく制御する停止制御ステップと、
    前記停止制御ステップによる停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記エンジンの単位時間あたりの回転数が上昇から下降に転じるトップ期間を算出するトップ算出ステップと、
    前記停止制御ステップによる停止制御後、復帰条件が成立した場合に、前記トップ期間のタイミングで、回転駆動装置を制御して前記エンジンの回転を復帰させる復帰制御ステップと、
    前記復帰条件が成立した場合、前記復帰条件が未成立時より短い間隔で、前記エンジンの回転数を算出するステップと、
    をプロセッサに実行させるエンジン制御プログラム。
  12. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のエンジン制御装置を搭載した車両。
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