JP5929795B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
内燃機関の停止時にクランク軸を駆動することが可能なアクチュエータと、
内燃機関を自動的に停止することが可能な停止装置と、
前記停止装置により内燃機関を停止したときに、圧縮行程で停止している気筒である制御対象気筒を前記筒内圧に基いて選択すると共に、前記制御対象気筒の筒内圧が予め設定された判定圧力以下に低下したときに、前記アクチュエータにより前記制御対象気筒のピストンを始動時の初爆に適した初爆適正停止位置に移動する停止位置制御手段と、
内燃機関を始動するときに、前記制御対象気筒で初爆を行うことにより、前記初爆の燃焼を利用して前記クランク軸を回転させる着火始動制御手段と、
を備えることを特徴とする。
前記停止位置制御手段は、前記電流算出手段により算出した駆動電流を前記アクチュエータに通電する構成としている。
前記停止位置制御手段は、内燃機関が停止したときに、前記電動式動弁機構により少なくとも前記一方のバルブを開弁してから前記アクチュエータを駆動する構成としている。
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図6を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための構成図である。本実施の形態のシステムは、多気筒型の内燃機関としてのエンジン10を備えている。なお、図1では、エンジン10の1気筒のみを例示している。また、本発明は、単気筒を含む任意の気筒数のエンジンに適用されるものである。エンジン10の各気筒には、ピストン12により燃焼室14が形成されており、ピストン12は、エンジン10のクランク軸16に連結されている。
本実施の形態では、自動停止制御において、エンジン10を停止したときに後述の停止位置制御を実行し、エンジン10を再始動するときに着火始動制御を実行する。着火始動制御とは、始動を行うときに、各気筒のうち膨張行程で停止している気筒で初爆(最初の燃料噴射及び点火)を行うことにより、初爆で発生するトルクを利用してクランク軸16を回転させるものである。なお、着火始動制御では、クランキングを実行せずに、初爆の燃焼のみを利用して始動を行う構成としてもよいが、クランキングを補助的に併用する構成としてもよい。また、着火始動制御では、少なくとも1気筒目での初爆を利用してクランク軸16を回転させるが、2気筒目以降の気筒でも必要に応じて膨張行程中の燃料噴射及び点火を行う構成としてもよい。
上述した問題を解決するために、本実施の形態では、エンジン10を停止したときに、ピストン12の停止位置制御を実行する。停止位置制御は、アクチュエータ40を用いてクランク軸16を回転させることにより、圧縮行程停止気筒のピストン12を膨張行程中の適正な停止位置に移動するものである。始動時には、ピストン12が適正な停止位置で停止している気筒において初爆を行うことにより、始動を円滑に行うことができる。
(2)ピストン12の停止位置が圧縮上死点から離れていること。この条件は、初爆させた気筒の次に圧縮行程を迎える気筒の圧縮圧によるブレーキ作用を考慮したもので、次の気筒をより圧縮上死点に近い位置で停止させるために必要なものである。
(3)ピストン12の停止位置がモータリングフリクション等に抗してクランク軸16を回転させるトルクを発生可能な位置であること。
次に、図6を参照して、上述した制御を実現するための具体的な処理について説明する。図6は、本発明の実施の形態1において、ECUにより実行される制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、前述の自動停止制御によりエンジン10が停止される場合の処理を示している。図6に示すルーチンでは、まず、ステップ100において、自動停止制御によりエンジン停止(燃料噴射及び点火の停止)を実行し、ステップ102では、エンジン(クランク軸16)が完全に停止したことを確認する。
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、前記実施の形態1と同様の構成に加えて、エンジン停止時にピストンの揺り返し(クランク軸の逆転)が発生した場合の処理を行うことを特徴としている。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図7は、本発明の実施の形態2において、エンジン停止時の制御対象気筒の圧力変動を示す特性線図である。前述したように、エンジン停止時には、ピストン12が圧縮上死点の手前で停止した状態で圧縮漏れが生じることが多いので、停止位置制御は、このタイミングを利用して実行するのが好ましい。しかし、場合によっては、圧縮行程停止気筒CylAの筒内圧が圧縮漏れにより低下する前に、当該気筒のピストン12が圧縮上死点を乗り越えることができずに反動で逆戻りする現象(揺り返し)が生じることがある。図7では、揺り返しが発生することにより、ピストン12が自由状態での停止位置θ0から逆戻りして逆回転停止位置θ0′に停止した場合を例示している。
次に、図9を参照して、上述した制御を実現するための具体的な処理について説明する。図9は、本発明の実施の形態2において、ECUにより実行される制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、前述の自動停止制御によりエンジン10が停止される場合の処理を示している。図9に示すルーチンでは、まず、ステップ200〜204において、実施の形態1(図6)のステップ100〜104と同様の処理を実行する。
次に、図10乃至図12を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態は、前記実施の形態1と同様の構成に加えて、エンジン停止時に電動式動弁機構を用いてバルブを開弁することにより、筒内圧を低下させることを特徴としている。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図10は、本発明の実施の形態3のシステム構成を説明するための構成図である。この図に示すように、本実施の形態のシステムは、吸気バルブ30を電気的に駆動する電動式動弁機構34と、排気バルブ32を電気的に駆動する電動式動弁機構36とを備えている。これらの電動式動弁機構34,36は、例えば日本特開2007−16710号公報に記載されているような電磁駆動式の動弁機構等により構成され、電磁力によりバルブを開弁させることが可能なソレノイドを備えている。ECU60は、電動式動弁機構34,36に制御信号を出力し、この制御信号に基いて電動式動弁機構34,36を駆動することにより、各気筒の吸気バルブ30及び排気バルブ32を個別に開閉する。
次に、図12を参照して、上述した制御を実現するための具体的な処理について説明する。図12は、本発明の実施の形態3において、ECUにより実行される制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、前述の自動停止制御によりエンジン10が停止される場合の処理を示している。図12に示すルーチンでは、まず、ステップ300〜304において、実施の形態1(図6)のステップ100〜104と同様の処理を実行する。
12 ピストン
14 燃焼室
16 クランク軸
18 吸気通路
20 排気通路
22 スロットルバルブ
24 触媒
26 燃料噴射弁
28 点火プラグ
30 吸気バルブ
32 排気バルブ
34,36 電動式動弁機構
40 アクチュエータ
50 クランク角センサ
52 エアフローセンサ
54 筒内圧センサ
60 ECU(停止装置)
Claims (5)
- 筒内圧を気筒毎に検出する筒内圧センサと、
内燃機関の停止時にクランク軸を駆動することが可能なアクチュエータと、
内燃機関を自動的に停止することが可能な停止装置と、
前記停止装置により内燃機関を停止したときに、圧縮行程で停止している気筒である制御対象気筒を前記筒内圧に基いて選択すると共に、前記制御対象気筒の筒内圧が予め設定された判定圧力以下に低下したときに、前記アクチュエータにより前記制御対象気筒のピストンを始動時の初爆に適した初爆適正停止位置に移動する停止位置制御手段と、
内燃機関を始動するときに、前記制御対象気筒で初爆を行うことにより、前記初爆の燃焼を利用して前記クランク軸を回転させる着火始動制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記停止位置制御手段は、内燃機関が停止してから前記制御対象気筒で圧縮漏れが生じるまでの予想時間に対応する圧縮漏れ発生時間が経過した後に、前記制御対象気筒の筒内圧が前記判定圧力以下に低下したか否かを判定する構成としてなる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記停止位置制御手段は、内燃機関が停止した時点において前記制御対象気筒の筒内圧が前記判定圧力以下である場合に、前記圧縮漏れ発生時間の経過を待たずに前記アクチュエータを駆動する構成としてなる請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記制御対象気筒のピストンの停止位置と当該停止位置での筒内圧とに基いて、前記ピストンを前記停止位置から前記初爆適正停止位置まで移動するのに必要な前記アクチュエータの駆動電流を算出する電流算出手段を備え、
前記停止位置制御手段は、前記電流算出手段により算出した駆動電流を前記アクチュエータに通電する構成としてなる請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記制御対象気筒に設けられた吸気バルブと排気バルブのうち少なくとも一方のバルブを電気的に駆動する電動式動弁機構を備え、
前記停止位置制御手段は、内燃機関が停止したときに、前記電動式動弁機構により少なくとも前記一方のバルブを開弁してから前記アクチュエータを駆動する構成としてなる請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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