JP5715254B2 - アシルオキシ安息香酸の製造方法 - Google Patents

アシルオキシ安息香酸の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5715254B2
JP5715254B2 JP2013523527A JP2013523527A JP5715254B2 JP 5715254 B2 JP5715254 B2 JP 5715254B2 JP 2013523527 A JP2013523527 A JP 2013523527A JP 2013523527 A JP2013523527 A JP 2013523527A JP 5715254 B2 JP5715254 B2 JP 5715254B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
reaction mixture
water
carbon atoms
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013523527A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013533294A (ja
Inventor
ザージッツ・メラーニエ
シェッファー・イザベル
ヤニチェク・ヴェルナー
Original Assignee
ウェイルケム・スウィッツァーランド・アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウェイルケム・スウィッツァーランド・アクチエンゲゼルシャフト filed Critical ウェイルケム・スウィッツァーランド・アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2013533294A publication Critical patent/JP2013533294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5715254B2 publication Critical patent/JP5715254B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/14Preparation of carboxylic acid esters from carboxylic acid halides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/02Esters of acyclic saturated monocarboxylic acids having the carboxyl group bound to an acyclic carbon atom or to hydrogen
    • C07C69/22Esters of acyclic saturated monocarboxylic acids having the carboxyl group bound to an acyclic carbon atom or to hydrogen having three or more carbon atoms in the acid moiety
    • C07C69/24Esters of acyclic saturated monocarboxylic acids having the carboxyl group bound to an acyclic carbon atom or to hydrogen having three or more carbon atoms in the acid moiety esterified with monohydroxylic compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
    • C11D3/3905Bleach activators or bleach catalysts
    • C11D3/3907Organic compounds
    • C11D3/391Oxygen-containing compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、p−ヒドロキシ安息香酸及びカルボン酸ハロゲン化物からアシルオキシ安息香酸を製造する方法に関する。
無機過酸素化合物、特に過酸化水素、及び、水に溶解し、そうすることで過酸化水素を放出する固体過酸素化合物、例えば過ホウ酸ナトリウム及び過炭酸ナトリウムが消毒及び漂白の目的で酸化剤として長い間使用されてきた。これらの物質の希薄溶液中での酸化効果は、温度に大きく依存する。例えば、アルカリ性漂白液におけるH又は過ホウ酸塩により、汚れた生地の十分に迅速な漂白が約80℃を超える温度でのみ得られる。
それよりも低い温度では、無機過酸素化合物の酸化効果は、漂白活性剤と呼ばれるものを添加することによって改善できる。過去、これについての多数の提案が、特にN−又はO−アシル化合物のクラスからなされている。
近年、次式(Ia)に従う化合物:
Figure 0005715254
(式中、R基は、特に、6〜22個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐飽和アルキル基又は6〜22個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐の単一若しくは複数の不飽和のアルケニル基であり、
は、特に、アルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属イオン、好ましくはナトリウムイオンである。)
が、無機ペルオキシ化合物用の活性剤として興味を持たれてきている。特に興味深いのは、これらの化合物を漂白剤又はペルオキシ酸先駆物質として使用することであった。
これらのペルオキシ酸先駆物質は、水溶液中において、洗濯洗剤中に存在する過炭酸ナトリウムや過ホウ酸ナトリウムなどの無機ペルオキシ化合物と反応し、低温(<70℃)で無機ペルオキシ化合物よりもかなり効果的に漂白する有機ペルオキシ酸を形成する。
特に注目すべきなのは、次式(Ib)に従うアシルオキシ安息香酸:
Figure 0005715254
(式中、Rは、特に、6〜30個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐飽和アルキル基、6〜30個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐の単一若しくは複数の不飽和のアルケニル基、又は6〜30個の炭素原子を有するアリール基である。)、また、それらの塩でもあり、これらの塩は、特に、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩である。というのは、これらのものは、良好な漂白活性剤であるだけでなく、有利には皮膚過敏性ではないことが分かっているからである。
フェノールエステルスルホネートのみならず、アシルオキシ安息香酸及びその塩も、原則として、例えば、カルボン酸塩化物、例えばアルキル酸塩化物と、フェノールスルホネート又はp−ヒドロキシ安息香酸とのショッテン・バウマン反応による反応を通して得ることができる。この例は、特に、EP0294073、EP0164786又はWO92/15556号にある。
アシルオキシ安息香酸は、>30℃の高温であっても酸塩化物及びp−ヒドロキシ安息香酸から製造できる(JP4194688)。しかし、この方法の不利益は、p−ヒドロキシ安息香酸の二量体と三量体及び/又は二量体p−ヒドロキシ安息香酸のエステルといった二次成分が形成されてしまうことである。このような分離できない二次成分の発生は、洗濯洗剤には極めて望ましくない。
米国特許第5,891,838号には、溶媒混合物としてジエチルエーテル及び水を与えるp−デカノイルオキシ安息香酸の製造方法が記載されている。しかしながら、40%の収率は満足のいくものではなく、ジエチルエーテルの産業上の取り扱いは、職場の安全基準に基づけば望ましくない。
欧州特許第0294073号明細書 欧州特許第0164786号明細書 国際公開第92/15556号パンフレット 米国特許第5891838号明細書
産業規模で実施することができ、かつ、組成及び品質の点で洗濯洗剤及び他の洗剤に使用するのに好適なアシルオキシ安息香酸に対して高い収率に至る長鎖又は芳香族アシルオキシ安息香酸の製造方法を提供することが本発明の目的であった。
この目的は、次式(I)のアシルオキシ安息香酸:
Figure 0005715254
(式中、
は、6〜30個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐飽和アルキル基、6〜30個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐の単一若しくは複数の不飽和のアルケニル基又は6〜30個の炭素原子を有するアリール基である。)
の製造方法であって、
(a)式RCOHalのカルボン酸ハロゲン化物(式中、Rは上記定義を有し、Halはハロゲン化物である)とp−ヒドロキシ安息香酸とを、塩基の存在下で、水及び1種以上の溶媒を含む溶媒混合物中において≦25℃の温度及び9〜11.5のpHで反応させ、
(b)該工程(a)後の≦25℃の温度の反応混合物を酸の添加により6〜8のpHに調整し、そして
(c)該工程(b)後の反応混合物を35〜80℃の温度に加熱し、その後酸の添加により1〜4のpHに調整すること
を特徴とする方法によって達成されることが分かった。
したがって、本発明は、次式(I)のアシルオキシ安息香酸:
Figure 0005715254
(式中、
は、6〜30個、好ましくは7〜15個、より好ましくは7〜11個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐飽和アルキル基、6〜30個、好ましくは7〜15個、より好ましくは7〜11個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐の単一若しくは複数の不飽和のアルケニル基又は6〜30個の炭素原子を有するアリール基である。)
の製造方法であって、
(a)式RCOHalのカルボン酸ハロゲン化物(式中、Rは上記定義を有し、Halはハロゲン化物である)とp−ヒドロキシ安息香酸とを、塩基の存在下で、水及び1種以上の有機溶媒を含む溶媒混合物中において≦25℃、好ましくは0〜25℃の温度及び9〜11.5、好ましくは10〜11、より好ましくは10.3〜10.7のpHで反応させ、
(b)≦25℃、好ましくは0〜25℃の工程(a)後の反応混合物を酸の添加により6〜8のpHに調整し、そして
(c)該工程(b)後の反応混合物を35〜80℃、好ましくは50〜75℃に加熱し、その後酸、好ましくはHClの添加により1〜4のpHに調整すること
を特徴とする方法を提供する。
本発明の方法は、式(I)のアシルオキシ安息香酸が反応混合物からろ過により容易に分離できるという利点を与える。本発明の方法によって得られるアシルオキシ安息香酸は、白色〜クリーム色であり、洗濯洗剤及び他の洗剤を製造するために粉末又は顆粒の状態で使用できる。格別な利点は、本発明の方法によって得られるアシルオキシ安息香酸が非常に高い純度を有し、p−ヒドロキシ安息香酸の二量体又は三量体などの二次成分を、好ましくは<1.0質量%の量、より好ましくは<0.3質量%の量、さらに好ましくは<0.1質量%の量で含有することである。副生成物を一般的に含有する他の方法からのアシルオキシ安息香酸とは異なり、本発明の方法からのアシルオキシ安息香酸は、それらの高い純度のため、洗濯洗剤及び他の洗剤に使用するのに特に好適である。
本発明の方法では、カルボン酸ハロゲン化物を添加する前に反応混合物に添加するのは工程(a)で使用する塩基の全量ではない。その代わりに、工程(a)において、カルボン酸ハロゲン化物の転化又は該ハロゲン化物とp−ヒドロキシ安息香酸から生じるフェノレートとの反応の間に、工程(a)でのpHを9〜11.5、好ましくは10〜11、より好ましくは10.3〜10.7のpH範囲内に保持するような割合で塩基を計量する。
本発明の方法の工程(a)の手順は、好ましくは、式RCOHalのカルボン酸ハロゲン化物を、水を含む溶媒混合物中におけるp−ヒドロキシ安息香酸と塩基との混合物に添加し、そして及び1種以上の有機溶媒を添加するというものである。ただし、この場合には、最初に塩基を反応混合物に添加する量は、9〜11.5、好ましくは10〜11、より好ましくは10.3〜10.7の初期pHを達成する程度の量でしかない。ハロゲン化水素HHal(ここでHalは上記の定義を有する)が工程(a)での反応の過程で形成されるので、この反応混合物のpHは、反応の過程で低下する。工程(a)全体を通したpHを、追加の塩基を添加することにより、9〜11.5、好ましくは10〜11、より好ましくは10.3〜10.7の上記範囲内に保持する。
好ましい式RCOHalのカルボン酸ハロゲン化物は、HalがCl、Br又はIであるものである。特に好ましい式RCOHalのカルボン酸ハロゲン化物は、HalがCl又はBrのものである。特に好ましい式RCOHalのカルボン酸ハロゲン化物は、次式(II)のカルボン酸塩化物である。
Figure 0005715254
式中、R基がアリール基を表す場合には、該基は、好ましくはフェニル基又は1〜3個のメチル基で置換されたフェニル基である。これらの置換フェニル基のなかでは、−C−CH基が同様に好ましい。しかしながら、アリール基としては、(非置換)フェニル基が特に好ましい。
しかし、好ましくは、R基はアルキル又はアルケニル基である。カルボン酸ハロゲン化物R−COHalの基礎をなすカルボン酸R−COOHの例は、ヘプタン酸、オクタン酸、メチルオクタン酸、ノナン酸、3,3,5−イソノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ウンデセン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、水添獣脂脂肪酸及びオクタデカン酸である。
より好ましくは、R基はアルキル基である。さらに好ましくは、カルボン酸ハロゲン化物が基礎とするカルボン酸R−COOHは、オクタン酸、ノナン酸、3,3,5−イソノナン酸、デカン酸及びドデカン酸よりなる群から選択される。これらのなかでは、ノナン酸及びデカン酸が同様に好ましく、デカン酸が特に好ましい。
本発明の方法は、好ましくは、工程(c)後に、反応混合物を<35℃、より好ましくは<30℃、さらに好ましくは0〜30℃、特に好ましくは5〜25℃の温度に冷却するように実施される(工程(d))。この方法では、特に収率の上昇を達成することが可能である。
本発明の方法によって製造される式(I)のアシルオキシ安息香酸は、好ましくは、10〜150μmのd50値を有する粒子の状態である。これらの粒子のなかでは、5〜30μmのd10値及び30〜200μmのd90値を有するものが同様に好ましい。
本発明の方法によって製造される式(I)のアシルオキシ安息香酸は、より好ましくは、12〜100μmのd50値を有する粒子の状態である。これらの粒子のなかでは、6〜25μmのd10値及び40〜150μmのd90値を有するものが好ましい。
本明細書において、本発明の方法によって製造される粒子のd50値は、次のとおりに定義される:「x」μmのd50値とは、粒子の正確に50容積%が「x」μm未満の直径を有することを意味する。同様の定義がd10及びd90値に関しても同様に当てはまる。
報告されるd10、d50及びd90値は、例えば篩い分けや磨砕などの後処理なしに本発明の方法によって製造される式(I)のアシルオキシ安息香酸についての値である;言い換えれば、これらの値は、本発明の方法から直接得られる式(I)のアシルオキシ安息香酸についての値を示す。
本発明の方法によって製造される式(I)のアシルオキシ安息香酸の粒度の測定、またそれらのd10、d50及びd90値の測定は、レーザー回折法により行う。使用した装置は、Malvern Instruments社製の、Scirocco 2000分散ユニットを有するMastersizer 2000であった。Scirocco 2000分散ユニットは、空気圧に基づいて作動する。測定は、試料を2g使用して室温(25℃)で行った。フラウンホーファー理論(汎用モデル)により評価を行った。
本発明の方法の工程(a)におけるアシル化反応の間に添加される塩基の機能は、フェノレートの形成により反応を可能にし、塩の形態の遊離ハロゲン化水素HHalを結合させることである。好適な塩基は、原則として、全て、p−ヒドロキシ安息香酸からフェノレートを形成する程度に十分に強いものである。本発明の方法の工程(a)で使用される塩基は、好ましくはアルカリ金属水酸化物から選択される。特に好ましくは、本発明の方法の工程(a)で使用される塩基はKOH又はNaOHである。
本発明の工程(a)で使用する1種以上の有機溶媒は、好ましくは直鎖又は分岐アルコール及び開鎖又は環状エーテルよりなる群から選択される。
より好ましくは、本発明の工程(a)で使用する1種以上の有機溶媒は、1〜10個の炭素原子、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する。
本発明の特に好ましい一実施形態では、有機溶媒として使用されるアルコールは、3〜6個の炭素原子を有する第二級又は第三級アルコールから選択される。
本発明の特に好ましい別の実施形態では、本発明の方法の工程(a)で使用する1種以上の有機溶媒は1〜5個の炭素原子を有する。これらのうち、好ましくは、工程(a)で使用する1種以上の有機溶媒は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン及びそれらの混合物から選択される。
非常に好ましくは、本発明の方法の工程(a)で使用する有機溶媒はイソプロパノールである。
本発明の方法の工程(b)及び(c)で使用する酸は、好ましくは4.0以下のpKa値を有する。この酸は、より好ましくは、HSO又はHCl、特に好ましくはHClである。
工程(a)における水対1種以上の有機溶媒の質量比は、好ましくは5:1〜1:5、より好ましくは3:1〜1:2である。
工程(a)における水対p−ヒドロキシ安息香酸の質量比は、好ましくは2:1〜10:1、より好ましくは2:1〜6:1である。
式RCOHalのカルボン酸ハロゲン化物対p−ヒドロキシ安息香酸のモル比は、好ましくは0.75:1〜1.5:1、より好ましくは0.9:1〜1.1:1、特に好ましくは1:1である。
本発明の工程(a)で使用する塩基対p−ヒドロキシ安息香酸のモル比は、好ましくは2:1〜2.5:1である。ここで示す塩基の量は、本発明の方法の工程(a)で使用する塩基の全量となる。
本発明の方法によって製造される式(I)のアシルオキシ安息香酸を分離し精製するための手順は、好ましくは次のとおりである:反応混合物を従来の分離方法(フィルター装置)により、好ましくは室温でろ過し、そして残留物をもはやいかなる塩も存在しなくなるまで水で洗浄する。ろ過は、好ましくは工程(d)の後で行う。形成されたアシルオキシ安息香酸は、従来の方法で乾燥できる白色粉末の状態で高い収率で得られる。
最終生成物は、カルボン酸R−COOHをせいぜい微量でしか含まない。例えば、未反応のp−ヒドロキシ安息香酸及び塩化ナトリウムなどの塩は、水で洗浄することによりフィルターケークから完全に除去できる。
さらに、本発明は、本発明の方法によって得ることのできるアシルオキシ安息香酸を提供する。
本発明の方法の生成物は、有利には、過酸化水素用の活性剤として使用できる。
したがって、本発明は、本発明の方法によって得ることのできるアシルオキシ安息香酸の、過酸化水素用の活性剤としての使用をさらに提供する。
本発明の方法によって得ることのできるアシルオキシ安息香酸は、それらの漂白活性剤としての作用の点で、従来の方法によって製造されたアシルオキシ安息香酸よりも有意に効果的である。本発明の方法によって得ることのできるアシルオキシ安息香酸では、過酸の脱離は、従来の方法によって製造されたアシルオキシ安息香酸の場合よりも有意に早く生じる。
本発明の方法によって得ることのできるアシルオキシ安息香酸は、過酸基塩活性剤として、液体又は粉末の洗濯洗剤及び他の洗剤、例えば強力洗濯粉末洗剤、磨き塩又は自動食器洗い用粉末洗剤に使用できる。これらの処方物における保存期間を延ばすために、酸を当業者に知られているように顆粒の形態に変換することができる。活性化の結果として、洗濯洗剤及び他の洗剤では、例えば無機ペルオキシ化合物/過酸化水素の漂白性能を向上させ、又は消毒剤では、消毒性能を向上させることが可能である。
以下の実施例は、本発明を例示することを目的とするものであるが、本発明をこれらの実施例に限定するものではない。
実施例
例1:p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
69.1g(0.5mol)のp−ヒドロキシ安息香酸をまず200mlの水及び300mlのイソプロパノールに溶解し、この溶液を87.4gのNaOH溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液、0.7mol)10.5のpHに20〜25℃で調整した。その後、10.5のpHのこの溶液に、3時間にわたって95.4g(0.5mol)の塩化デカノイルを計量して加えた。このpHを、40.5gのNaOH溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液、0.324mol)10.5に保持し、そして温度を20〜25℃に保持した。その後、このバッチを1時間にわたって撹拌した。その後、この反応混合物を5.3gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)7のpHに20〜25℃で調整し、そして、完全な溶液を65〜70℃に加熱し、続いて60gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)1.5〜3のpHに調整した。この反応混合物を室温(25℃)にまで冷却し、そして固形物を吸い込みフィルターでろ過し、そして150mlの水で10回洗浄した。減圧下において100℃で乾燥した後の収量は134.1gであった(91.7%の理論)。HPLC及びNMR測定によれば、生成物は、デカン酸及び未反応のp−ヒドロキシ安息香酸を有していなかった。この生成物の純度は>99.9質量%である。
比較例1:p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
69.1g(0.5mol)のp−ヒドロキシ安息香酸をまず200mlの水、そして300mlのイソプロパノールに溶解し、この溶液を87.4gのNaOH溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液、0.7mol)10.5のpHに20〜25℃で調整した。その後、10.5のpHのこの溶液に、3時間にわたって95.4g(0.5mol)の塩化デカノイルを計量して加えた。このpHを40.5gのNaOH溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液、0.324mol)10.5に保持し、そして温度を20〜25℃に保持した。その後、このバッチを1時間にわたって撹拌した。その後、反応混合物を65.3gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)1.5〜3のpHに20〜25℃で調整した。この反応混合物を吸い込みフィルターでろ過した。ここで、かなりの問題があった。というのは、吸い込みフィルター/ろ過ユニットが生成物の結晶サイズのため詰まってしまったからである。この時点で実験を中止しなければならなかった。生成物を65℃で沈殿させる場合及び反応混合物を35〜65℃でろ過する場合にも同じことが起こる。
例2:p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
この方法は例1と同様であったが、ただし溶媒混合物を逆の割合で使用した。300mlの水及び200mlのイソプロパノールを溶媒混合物として使用した。収量は127.2gであった(87.0%の理論)。この生成物の純度は>99.9質量%である。
例3:p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
この方法は例1と同様であったが、ただし0.5molのバッチサイズで、温度を、塩化デカノイルの計量添加中及びその後の撹拌中のみならず、本発明の方法の工程(b)に従うHCl溶液の添加中にも0〜5℃に保持した。収量は133.9gであった(91.6%の理論)。この生成物の純度は>99.9質量%である。
例4:p−ベンゾイルオキシ安息香酸(BOBA)の合成
69.1g(0.5mol)のp−ヒドロキシ安息香酸をまず200mlの水、そして300mlのイソプロパノールに溶解し、この溶液を87.4gのNaOH溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液、0.7mol)10.5のpHに20〜25℃で調整した。その後、pH10.5のこの溶液に、3時間にわたって70.2g(0.5mol)の塩化ベンゾイルを計量し加えた。このpHを、40.5gのNaOH溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液、0.324mol)10.5に保持し、そして温度を20〜25℃に保持した。その後、このバッチを1時間にわたって撹拌した。その後、この反応混合物を5.3gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)7のpHに20〜25℃で調整し、そして60gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)1.5〜3のpHに65〜70℃で調整した。この反応混合物を室温(25℃)にまで冷却し、そして固形物を吸い込みフィルターでろ過し、そして150mlの水で10回洗浄した。減圧下において100℃で乾燥した後の収量は119.1gであった(98.3%の理論)。HPLC及びNMR測定によれば、この生成物は、安息香酸及び未反応p−ヒドロキシ安息香酸を有していなかった。この生成物の純度は>99.9質量%である。
例5:p−ノナノイルオキシ安息香酸(NOBA)の合成
69.1g(0.5mol)のp−ヒドロキシ安息香酸をまず200mlの水、そして300mlのイソプロパノールに溶解し、この溶液を87.4gのNaOH溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液、0.7mol)10.5のpHに20〜25℃で調整した。その後10.5のpHのこの溶液に、3時間にわたって88.3g(0.5mol)の塩化ノナノイルを計量し加えた。このpHを40.5gのNaOH溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液、0.324mol)10.5に保持し、そして温度を20〜25℃に保持した。その後、このバッチを1時間にわたって撹拌した。その後、この反応混合物を5.3gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)7のpHに20〜25℃で調整し、そして60gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)1.5〜3のpHに65〜70℃で調整した。この反応混合物を室温(25℃)にまで冷却し、そして固形物を吸い込みフィルターでろ過し、そして150mlの水で10回洗浄した。減圧下において100℃で乾燥した後の収量は121.3gであった(87.2%の理論)。HPLC及びNMR測定によれば、この生成物は、ノナン酸及び未反応のp−ヒドロキシ安息香酸を有していなかった。この生成物の純度は>99.9質量%である。
例6:p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
69.1g(0.5mol)のp−ヒドロキシ安息香酸をまず200mlの水、そして300mlのイソプロパノールに溶解し、この溶液を、78.4gのKOH溶液を使用して(50質量%濃度の水溶液、0.7mol)10.5のpHに20〜25℃で調整した。その後10.5のpHのこの溶液に、3時間にわたって95.4g(0.5mol)の塩化デカノイルを計量し加えた。このpHを44.0gのKOH溶液を使用して(50質量%濃度の水溶液、0.392mol)10.5に保持し、そして温度を20〜25℃に保持した。その後、このバッチを1時間にわたって撹拌した。その後、この反応混合物を10gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)8のpHに20〜25℃で調整し、そして55gのHCl溶液を使用して(32質量%濃度の水溶液)1.5〜3のpHに65〜70℃で調整した。この反応混合物を室温(25℃)にまで冷却し、そして固形物を吸い込みフィルターでろ過し、そして150mlの水で10回洗浄した。減圧下において100℃で乾燥した後の収量は131.5gであった(90.0%の理論)。HPLC及びNMR測定によれば、生成物は、デカン酸及び未反応のp−ヒドロキシ安息香酸を有していなかった。この生成物の純度は>99.9質量%である。
例7:p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
この方法は例6と同様であったが、ただし塩化デカノイルの計量添加、その後の撹拌及び本発明の方法の工程(b)に従うHCl溶液の添加を10〜15℃で実施した。収量は133.2gであった(91.0%の理論)。この生成物の純度は>99.9質量%である。
比較例2:p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
116.3g(0.61mol)の塩化デカノイルを300mlのキシレン中で125℃で6時間にわたって加熱し、69.1g(0.5mol)の4−ヒドロキシ安息香酸を数回に分けて導入した。その後、このバッチを125℃で1時間にわたり撹拌し、室温にまで冷却し、そして吸引しながらろ過し、その後ろ過生成物を45mlのキシレンで3回洗浄した。減圧下において100℃で乾燥した後の収量は108.4gであった(74%の理論)。HPLC及びNMR測定によれば、この生成物はデカン酸及び未反応のp−ヒドロキシ安息香酸を有していなかったが、p−ヒドロキシ安息香酸の二量体及び三量体などの副生成物を0.4質量%含有していた。
比較例3:米国特許第5,891,838号のExample XVに従うp−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
DOBAを米国特許第5,891,838号の例XVに従って製造した。生成物のろ過後(脂肪性の稠度を有しており、ろ過が非常に長い時間にわたって続くという不利な結果を有する)、製造手順は次のとおりであった:ろ過からの残留物を水で何度も洗浄し、そして生成物を減圧下において100℃で乾燥させた。収量は90.6gであった。HPLC及びNMR測定によれば、生成物は、10.9質量%のデカン酸、30.4質量%のDOBA及び41質量%のp−ヒドロキシ安息香酸を含有していた。その後、この生成物を米国特許第5,891,838号と同様に精製のために再結晶化させ、そして過酸反応速度の測定のために使用した(以下の例8参照)。
例8:本発明の実施例1並びに比較例2及び3からのp−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の過酸反応速度の測定
過酸反応速度をチオ硫酸ナトリウム溶液を使用したヨード還元滴定により測定した。
この測定の基本は、p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)と過酸化水素とを水溶液中で反応させて過デカン酸及びp−ヒドロキシ安息香酸を形成させることである(無機過酸化物を使用する場合には、これらを水溶液中で反応させて過酸化水素を形成させる)。DOBAと過酸化水素との反応は、10〜11のpH及び20℃の希釈水溶液中で迅速かつ定量的に行う。続いて、形成された過デカン酸は、過剰に存在する過酸化水素と共にヨード滴定により測定できる。過デカン酸は、過酸化水素よりも実質的に反応性が高く、弱酸性媒体中において低温で、添加された沃化物I(例えば沃化カリウムとして添加)によりすぐに酸化して沃素Iを形成する。続いて、形成された沃素をチオ硫酸ナトリウムで滴定することができる。その後、見出された沃素の量から、過デカン酸の相当量を算出することができる。
具体的な手順は次のとおりであった:
1リットルの脱イオン水(20℃)を2リットルのガラスビーカーに導入し、そして撹拌した。1.5gの過炭酸ナトリウム及び8gの基準洗濯洗剤(WFK Testgewebe GmbH製「IEC 60 456 Typ A」)を添加し、これに2分間にわたって予備分解を施した。その後、分析中のDOBA0.25gを添加した。3分後に、50mlをピペットで取り、そして脱イオン水及び10mlの酢酸(20質量%濃度の水溶液)から作製された氷50g上の250mlガラスビーカーに導入した。その後、5mlの沃化カリウム水溶液(10質量%濃度の水溶液)を添加し、チオ硫酸ナトリウム溶液(0.01モル水溶液)で滴定を行った。
滴定を、50方向切替ユニット及びキーボードを有するTitrino DMS 716又はBasic 794(Metrohm)のみならず、引き抜きビュレット先端部、撹拌棒及び白金複合電極を有するTi Stand 727(Metrohm)も使用して実施した。
DOBAの添加後の特定の時間後に次の試料を採取し、これを上記のとおりに滴定した。サンプリング時間が経過するにつれて過デカン酸の量が最大値に達し、次いで、後で採取された試料の場合には一定の状態を保持する。この過デカン酸量の最大値を100%に設定する。この場合、他の試料についての過デカン酸量をこの100%との関連で表す。
過酸反応速度の測定の結果、すなわち、時間に応じた過デカン酸量の測定結果を表1に示す。
Figure 0005715254
表1の結果は、p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)からの活性成分の脱離、すなわち、ここでは過デカン酸の脱離を経時的に説明するものである。これらは、活性成分が、比較例2及び3に従って製造されたDOBAからの活性成分よりも実施例1に従って製造されたDOBAからの方が迅速に脱離することを明らかするものである。特に、表1の結果から、比較例2及び3により製造されたDOBAは、18分後にのみ過デカン酸を100%生成したのに対し、実施例1で製造されたDOBAは、わずか12分後にこのレベルに達することは明らかである。
したがって、本発明の方法は、得られた次式(I)のアシルオキシ安息香酸を洗濯洗剤に使用する点において、有意な改善を示す。
例9:p−デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)の合成
この方法は例1と同様であったが、ただし4500molのバッチサイズで、温度を、塩化デカノイルの計量添加の間及びその後の撹拌の間のみならず、本発明の方法の工程(b)に従うHCl溶液の添加の間にも10〜15℃のに保持した。生成物の純度は>99.9質量%である。粒子のd10値は14.833μmであり、d50値は54.757μmであり、d90値は111.505μmである。

Claims (9)

  1. 次式(I)のアシルオキシ安息香酸:
    Figure 0005715254
    (式中、
    は、6〜30個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐飽和アルキル基、6〜30個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐の単一若しくは複数の不飽和のアルケニル基又は6〜30個の炭素原子を有するアリール基である。)
    の製造方法であって、
    (a)式RCOHalのカルボン酸ハロゲン化物(式中、Rは上記定義を有し、Halはハロゲン化物である)とp−ヒドロキシ安息香酸とを、塩基の存在下で、水及び1種以上の有機溶媒を含む溶媒混合物中において≦25℃の温度及び9〜11.5のpHで反応させ、ここで使用する塩基はアルカリ金属水酸化物から選択され、使用する有機溶媒がイソプロパノールであり、
    (b)該工程(a)後の≦25℃の温度の反応混合物を酸の添加により6〜8のpHに調整し、そして
    (c)該工程(b)後の反応混合物を35〜80℃の温度に加熱し、その後酸の添加により1〜4のpHに調整すること
    を特徴とする方法。
  2. 工程(c)後に、前記反応混合物を<35℃の温度に冷却すること(工程(d))を特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 本発明の方法によって製造される前記式(I)のアシルオキシ安息香酸が10〜150μmのd50値を有する粒子の状態で存在することを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記粒子が5〜30μmのd10値及び30〜200μmのd90値を有することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記工程(a)で使用する塩基がKOH又はNaOHであることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  6. 前記工程(b)及び(c)で使用する酸が4.0以下のpKa値を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  7. 前記工程(b)及び(c)で使用する酸がHSO又はHClであることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  8. 前記工程(a)における水対1種以上の有機溶媒の質量比が5:1〜1:5であることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  9. 前記工程(a)における水対p−ヒドロキシ安息香酸の質量比が2:1〜10:1であることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
JP2013523527A 2010-08-13 2011-08-06 アシルオキシ安息香酸の製造方法 Expired - Fee Related JP5715254B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010034244.0 2010-08-13
DE102010034244A DE102010034244A1 (de) 2010-08-13 2010-08-13 Verfahren zur Herstellung von Acyloxybenzoesäuren
PCT/EP2011/003956 WO2012019742A1 (de) 2010-08-13 2011-08-06 Verfahren zur herstellung von acyloxybenzoesäuren

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013533294A JP2013533294A (ja) 2013-08-22
JP5715254B2 true JP5715254B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=44510863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013523527A Expired - Fee Related JP5715254B2 (ja) 2010-08-13 2011-08-06 アシルオキシ安息香酸の製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US8901342B2 (ja)
EP (1) EP2603484B1 (ja)
JP (1) JP5715254B2 (ja)
KR (1) KR20130103505A (ja)
CN (1) CN103228608B (ja)
BR (1) BR112013003218A2 (ja)
DE (1) DE102010034244A1 (ja)
ES (1) ES2532892T3 (ja)
WO (1) WO2012019742A1 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8414696D0 (en) 1984-06-08 1984-07-11 Shell Int Research P-isononanoyloxybenzenesulphonate
GB8712909D0 (en) 1987-06-02 1987-07-08 Interox Chemicals Ltd Preparation of esters
JPH04194688A (ja) 1990-11-27 1992-07-14 Nec Niigata Ltd 採取データの逐次記憶および再編集機能付ロジックアナライザ
DE4106843A1 (de) * 1991-03-04 1992-09-10 Henkel Kgaa Verfahren zur herstellung von benzoyloxybenzolsulfonaten
JP3382423B2 (ja) * 1995-07-31 2003-03-04 ジャパンエポキシレジン株式会社 フェノール化合物のエステル化方法
JPH10279526A (ja) * 1997-04-04 1998-10-20 Kao Corp アシルオキシ安息香酸又はその塩の製造法
US5795854A (en) 1997-11-20 1998-08-18 The Procter & Gamble Company Detergent composition containing cylindrically-shaped bleach activator extrudates
CA2311378C (en) * 1997-11-20 2004-04-20 The Procter & Gamble Company Detergent composition containing optimally sized bleach activator particles
JP4194688B2 (ja) 1998-09-03 2008-12-10 川研ファインケミカル株式会社 アシルオキシ安息香酸の連続的製造法
DE10229530A1 (de) * 2002-07-01 2004-01-15 Basf Ag Chirale 3,4-Dihydro-2H-pyranverbindungen
JP4044124B2 (ja) * 2006-01-25 2008-02-06 花王株式会社 漂白活性化剤造粒物
DE102010034243A1 (de) * 2010-08-13 2012-02-16 Clariant International Limited Verfahren zur Herstellung von Acyloxybenzoesäuren

Also Published As

Publication number Publication date
CN103228608A (zh) 2013-07-31
EP2603484A1 (de) 2013-06-19
US20130211131A1 (en) 2013-08-15
DE102010034244A1 (de) 2012-02-16
WO2012019742A1 (de) 2012-02-16
BR112013003218A2 (pt) 2016-05-17
CN103228608B (zh) 2014-12-03
KR20130103505A (ko) 2013-09-23
ES2532892T3 (es) 2015-04-01
EP2603484B1 (de) 2015-01-14
US8901342B2 (en) 2014-12-02
JP2013533294A (ja) 2013-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1035625C (zh) 含有改进的低聚酯污垢解脱剂的洗涤剂组合物
JPH04228000A (ja) 漂白組成物
AU604775B2 (en) Sulfone peroxycarboxylic acids
JPH0696719B2 (ja) 漂白剤及び漂白洗浄剤組成物
JPH0696720B2 (ja) 漂白剤及び漂白洗浄剤組成物
EP0523085B1 (en) Peroxy acid bleach precursors and detergent compositions containing them
JP3279609B2 (ja) 固形アセチルペルオキシボラート化合物、該化合物の製法、及び該化合物を含有する洗剤組成物、清浄化剤組成物、漂白剤組成物及び消毒剤組成物並びに有機合成のための酸化剤
JPH06100888A (ja) 汚れ落とし組成物及び汚れ落とし方法
JP5685314B2 (ja) アシルオキシ安息香酸の製造方法
EP0426217A2 (en) Bleach precursors
JP5715254B2 (ja) アシルオキシ安息香酸の製造方法
JP2978342B2 (ja) 漂白剤組成物
JP2013227345A (ja) ハーフエステルの合成方法
JPH02202600A (ja) トリアシル化されたエタノールアミンを液状水混和性過酸化物活性剤として使用する方法
JPH04273865A (ja) スルフィミドペルオキシカルボン酸
EP3266762B1 (en) Activators for peroxygenated compounds
JP2008531621A (ja) 二官能性アンモニウムニトリルの改善された製造方法
JPS6248664A (ja) 置換アジピンジペルオキシ酸
JPH0415222B2 (ja)
JPH06279784A (ja) 漂白活性化剤及び漂白剤組成物
JP2008531622A (ja) 二官能性アンモニウムニトリル類の製造方法
JP2005154293A (ja) アシルオキシベンゼンスルホン酸またはその塩の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under section 34 (pct)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20130403

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140414

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141006

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5715254

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees