JP2008531621A - 二官能性アンモニウムニトリルの改善された製造方法 - Google Patents
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Abstract
以下の一般式(IVa)〜(IVd)
【化1】
[式中、A、R1、R2、R3、R4、R5、X、m、n及びoは、明細書に記載の意味を有する]
で表される二官能性アンモニウムニトリルを、以下の式(IIIa)〜(IIId)
【化2】
で表される化合物と、次式(V)
で表される化合物との反応により製造する改善された方法が特許請求される。
【化1】
[式中、A、R1、R2、R3、R4、R5、X、m、n及びoは、明細書に記載の意味を有する]
で表される二官能性アンモニウムニトリルを、以下の式(IIIa)〜(IIId)
【化2】
で表される化合物と、次式(V)
で表される化合物との反応により製造する改善された方法が特許請求される。
Description
本発明は、第三級ジアミンを四級化剤と一段階で反応させることによる、二官能性アンモニウムニトリル類の改善された合成法に関する。
アンモニウムニトリル類及びそれを洗剤及び洗浄剤中において漂白活性化剤として使用する方法が特許文献に記載されている。例えば、欧州特許出願公開303 520号明細書、欧州特許出願公開第458 396号明細書、欧州特許出願公開第464 880号明細書及び国際公開第2 003 078 561号パンフレットが挙げられる。これらの活性化剤を加えることによって、過酸化物溶液単独では95℃の温度で初めて達成されるのと実質的に同じ作用が40℃において生ずる程に、過酸化物水溶液の漂白作用を高めることができる。
欧州特許出願公開第303 520号明細書には、中でも、以下の二官能性アンモニウムニトリル類(I)及び(II)の合成法が記載されている。
欧州特許出願公開第303 520号では、これらのアンモニウムニトリルは、クロロアセトニトリルを過剰のN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンもしくはN,N,N’,N’−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミンとアセトン中90℃で反応させることによって得る。記載されている(I)及び(II)の合成法を繰り返すと、不満足な収率しか得ることができない。例えば、化合物(I)は、11%の収率でしか単離されなかった。
それゆえ、二官能性アンモニウムニトリル類の改善された製造方法を見出すという課題があった。
驚くべきことに、第三級ジアミンをシアノメチレン基転移性四級化剤と反応させることによって、二官能性アンモニウムニトリル類が非常に高純度の形でかつ高収率で得られることが見出された。
それゆえ、本発明の対象は、以下の一般式
[式中、Kは、式-(CH2)n-、-(CH2)n-A-(CH2)n-で表される基を示し、
Aは、酸素、または式N-R5で表される基を示し、
R1、R2、R3及びR4は、それぞれ互いに独立して、直鎖状もしくは分枝状のC1〜C24−アルキル、アルケニルまたはアルキルエーテル基、好ましくはC1〜C18−アルキル、アルケニルまたはアルキルエーテル基を意味するか、あるいは
R1、R3及びKは、両方のN原子と一緒になって、次式
Aは、酸素、または式N-R5で表される基を示し、
R1、R2、R3及びR4は、それぞれ互いに独立して、直鎖状もしくは分枝状のC1〜C24−アルキル、アルケニルまたはアルキルエーテル基、好ましくはC1〜C18−アルキル、アルケニルまたはアルキルエーテル基を意味するか、あるいは
R1、R3及びKは、両方のN原子と一緒になって、次式
で表される基を意味するか、または
R1、R2、R3、R4及びKは、両方のN原子と一緒になって、次式
R1、R2、R3、R4及びKは、両方のN原子と一緒になって、次式
で表される基を意味し、
R5は、水素またはC1〜C24−アルキル、アルケニルもしくはシクロアルキル基、好ましくはC1〜C18−アルキル、アルケニルもしくはシクロアルキル基を表し、
X-は、アニオン、例えば塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、トルエンスルホン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、クメンスルホン酸イオンまたはメシチルスルホン酸イオンであり、そして
変数m、n及びoは、1〜16の整数を表す]
で表される化合物の合成方法である。
R5は、水素またはC1〜C24−アルキル、アルケニルもしくはシクロアルキル基、好ましくはC1〜C18−アルキル、アルケニルもしくはシクロアルキル基を表し、
X-は、アニオン、例えば塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、トルエンスルホン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、クメンスルホン酸イオンまたはメシチルスルホン酸イオンであり、そして
変数m、n及びoは、1〜16の整数を表す]
で表される化合物の合成方法である。
上記方法は、次式
で表される第三級ジアミンを、以下の一般式
X − CH2CN
で表されるシアノメチレン基転移性四級化剤と、60℃以上の沸点を有する極性非プロトン性溶剤中で反応させることからなる。なお、上記式中、A、R1、R2、R3、R4、R5、X、m、n及びoは、上述の意味を有する。
X − CH2CN
で表されるシアノメチレン基転移性四級化剤と、60℃以上の沸点を有する極性非プロトン性溶剤中で反応させることからなる。なお、上記式中、A、R1、R2、R3、R4、R5、X、m、n及びoは、上述の意味を有する。
本発明の上記方法のためには、詳しくは、先ず、シアノメチレン基転移性四級化剤を適当な極性非プロトン性溶剤中に溶解もしくは懸濁させる。この溶剤は、60℃以上の沸点を有するべきである。溶剤としては、例えば、酢酸エチルエステル、酢酸n−プロピルエステル、酢酸i−プロピルエステル、酢酸n−ブチルエステル、酢酸i−ブチルエステル及びこれらの混合物、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オンなどが挙げられる。好ましいものは、酢酸エチルエステル、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミド、特に好ましいものはジメチルアセトアミドである。なぜならば、原料となる化合物がこの溶剤に非常に良好な溶解性を示す一方で、最終生成物は難溶性であり、析出するからである。この溶液または懸濁液に、第三級ジアミン(III)を滴下する。四級化剤の量は、第三級ジアミン(III)を基準にして1.8〜3.0、好ましくは2.0〜2.5、特に2.0〜2.3モル当量である。四級化剤としては、ハロゲンアセトニトリル及びアリールアセトニトリルが挙げられ、好ましいものは、クロロアセトニトリル、ブロモアセトニトリル、ヨウ素アセトニトリル、トシルアセトニトリル及びクメンアセトニトリル、特に好ましいものはクロロアセトニトリルである。反応温度は、一般的に20〜120℃、好ましくは30〜100℃、特に好ましくは40〜80℃である。反応は、1〜10時間、好ましくは2〜9時間、特に好ましくは3〜8時間行われる。得られた生成物は、濾過、吸引濾過、デカンデーションまたは遠心分離によって溶剤から分離することができる。
以下の例は、本発明を更に詳しく説明するものであるが、本発明はこれらの例に限定されない。
例1: N,N,N’,N’−テトラメチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−
1,2−エタン−ジアンモニウムジクロライドの合成
クロロアセトニトリル37.75g(0.5モル)を、酢酸エチルエステル100ml中に投入し、そして室温下に攪拌しながらN,N,N’,N’−テトラメチル−エチレンジアミン29g(0.25モル)を滴下した。この反応混合物を、50℃で5時間攪拌し、次いで室温に冷却した。析出した固形物を濾別し、そして各々50mlの酢酸エチルエステルを用いて三度洗浄した。濾過ケーキを減圧下に60℃で乾燥した。白色の固形物としてN,N,N’,N’−テトラメチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−1,2−エタンジアンモニウムジクロライドが60.9g(0.23モル)得られた。これは91%の収率に相当する。
融点: 183℃ (分解)
元素分析:
測定値: C 44.8 %; H 7.5 %; N 21.2 %;Cl 26.5 %
計算値: C 45.0 %; H 7.5 %; N 21.0 %; Cl 26.5 %
1H-NMR (D2O):
δ = 4.75 (4 H, s); δ = 4.34 (4 H, s); δ = 3.54 (12 H, s)
IR (KBr):
3040 vs, 3020 vs, 2960 vs, 1475 vs, 1440 s, 1405 m, 1350 w, 1300 w, 1250 vw, 1215 vw, 1130 w, 1010 w, 985 vs, 920 vs , 910 s, 795 s, 755 vw
1,2−エタン−ジアンモニウムジクロライドの合成
クロロアセトニトリル37.75g(0.5モル)を、酢酸エチルエステル100ml中に投入し、そして室温下に攪拌しながらN,N,N’,N’−テトラメチル−エチレンジアミン29g(0.25モル)を滴下した。この反応混合物を、50℃で5時間攪拌し、次いで室温に冷却した。析出した固形物を濾別し、そして各々50mlの酢酸エチルエステルを用いて三度洗浄した。濾過ケーキを減圧下に60℃で乾燥した。白色の固形物としてN,N,N’,N’−テトラメチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−1,2−エタンジアンモニウムジクロライドが60.9g(0.23モル)得られた。これは91%の収率に相当する。
融点: 183℃ (分解)
元素分析:
測定値: C 44.8 %; H 7.5 %; N 21.2 %;Cl 26.5 %
計算値: C 45.0 %; H 7.5 %; N 21.0 %; Cl 26.5 %
1H-NMR (D2O):
δ = 4.75 (4 H, s); δ = 4.34 (4 H, s); δ = 3.54 (12 H, s)
IR (KBr):
3040 vs, 3020 vs, 2960 vs, 1475 vs, 1440 s, 1405 m, 1350 w, 1300 w, 1250 vw, 1215 vw, 1130 w, 1010 w, 985 vs, 920 vs , 910 s, 795 s, 755 vw
例2: N,N,N’,N’−テトラメチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−1,3−プロパン−ジアンモニウムジクロライドの合成
クロロアセトニトリル57.38g(0.76モル)を、N,N−ジメチルアセトアミド160ml中に投入し、そして室温下に攪拌しながらN,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−プロパンジアミン50g(0.38モル)を滴下した。この反応混合物を50℃で5時間攪拌し、次いで室温に冷却した。析出した固形物を濾別し、そしてN,N−ジメチルアセトアミドで洗浄した。濾過ケーキを減圧下に60℃で乾燥した。N,N,N’,N’−テトラメチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−1,3−プロパンジアンモニウム−ジクロライド100.3g(0.36モル)が白色の固形物として得られた。これは94%の収率に相当する。
融点: 153℃
1H-NMR (D2O):
δ= 4.75 (4 H, s); δ = 3.74 (4 H, t); δ = 3.44 (12 H, s); δ= 2.54 (2 H, m)
クロロアセトニトリル57.38g(0.76モル)を、N,N−ジメチルアセトアミド160ml中に投入し、そして室温下に攪拌しながらN,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−プロパンジアミン50g(0.38モル)を滴下した。この反応混合物を50℃で5時間攪拌し、次いで室温に冷却した。析出した固形物を濾別し、そしてN,N−ジメチルアセトアミドで洗浄した。濾過ケーキを減圧下に60℃で乾燥した。N,N,N’,N’−テトラメチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−1,3−プロパンジアンモニウム−ジクロライド100.3g(0.36モル)が白色の固形物として得られた。これは94%の収率に相当する。
融点: 153℃
1H-NMR (D2O):
δ= 4.75 (4 H, s); δ = 3.74 (4 H, t); δ = 3.44 (12 H, s); δ= 2.54 (2 H, m)
例3: N,N,N’,N’−テトラエチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−1,3−プロパン−ジアンモニウムジクロライドの合成
クロロアセトニトリル19.6g(0.26モル)を、N,N−ジメチルアセトアミド75ml中に投入し、そして室温下に攪拌しながらテトラエチル−1,3−プロパンジアミン25g(0.13モル)を滴下した。この反応混合物を55℃で7時間攪拌し、次いで室温に冷却した。析出した固形物を濾別し、そしてN,N−ジメチルアセトアミドで洗浄した。濾過ケーキを減圧下に60℃で乾燥した。N,N,N’,N’−テトラエチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−1,3−プロパンジアンモニウムジクロライド18.3g(0.05モル)が白色の固形物として得られた。これは42%の収率に相当する。
融点: 203℃ (分解)
1H-NMR (D2O):
δ= 4.75 (4 H, s); δ = 3.72 - 3.65 (12 H, m); δ = 2.38 (2 H, m); δ = 1.44 (12 H, t)
クロロアセトニトリル19.6g(0.26モル)を、N,N−ジメチルアセトアミド75ml中に投入し、そして室温下に攪拌しながらテトラエチル−1,3−プロパンジアミン25g(0.13モル)を滴下した。この反応混合物を55℃で7時間攪拌し、次いで室温に冷却した。析出した固形物を濾別し、そしてN,N−ジメチルアセトアミドで洗浄した。濾過ケーキを減圧下に60℃で乾燥した。N,N,N’,N’−テトラエチル−N,N’−ジ(シアノメチル)−1,3−プロパンジアンモニウムジクロライド18.3g(0.05モル)が白色の固形物として得られた。これは42%の収率に相当する。
融点: 203℃ (分解)
1H-NMR (D2O):
δ= 4.75 (4 H, s); δ = 3.72 - 3.65 (12 H, m); δ = 2.38 (2 H, m); δ = 1.44 (12 H, t)
例4: 二官能性アンモニウムニトリルの漂白性能
上記のシアノメチルアンモニウム塩の漂白性能を、リニテスト装置(Heraus社製)中で20、40及び60℃で試験した。このために、漂白剤不含の標準洗剤(WMP、WFK、クレフェルト)2g/L及び過ホウ酸ナトリウム一水和物0.5g/L(Degussa社製)を硬度3の水中に溶解した。次いで、活性化剤を100mg/L、200mg/Lまたは250mg/Lのいずれかの量で加えた。洗浄時間は30分であった。次いで、これらの布片を水で濯ぎ、乾燥しそしてアイロンがけした。漂白試験布としては、木綿上のティーBC−1及びカレーBC−4(WFK Testgewebe GmbH, クレフェルト)を使用した。漂白結果としては、2g/LのWMP及び0.5g/Lの過ホウ酸ナトリウム一水和物を用いて洗浄した布と比較した洗浄後に生ずる反射率の差(Elrepho装置で測定)を評価した。
ΔΔR = ΔR(調合物+過酸塩+活性化剤)−ΔR(調合物*過酸塩)
本発明に従うカチオン性ニトリル化合物1、2及び3並びに比較物質4を含む各種漂白剤組成物を調製、試験した。
上記のシアノメチルアンモニウム塩の漂白性能を、リニテスト装置(Heraus社製)中で20、40及び60℃で試験した。このために、漂白剤不含の標準洗剤(WMP、WFK、クレフェルト)2g/L及び過ホウ酸ナトリウム一水和物0.5g/L(Degussa社製)を硬度3の水中に溶解した。次いで、活性化剤を100mg/L、200mg/Lまたは250mg/Lのいずれかの量で加えた。洗浄時間は30分であった。次いで、これらの布片を水で濯ぎ、乾燥しそしてアイロンがけした。漂白試験布としては、木綿上のティーBC−1及びカレーBC−4(WFK Testgewebe GmbH, クレフェルト)を使用した。漂白結果としては、2g/LのWMP及び0.5g/Lの過ホウ酸ナトリウム一水和物を用いて洗浄した布と比較した洗浄後に生ずる反射率の差(Elrepho装置で測定)を評価した。
ΔΔR = ΔR(調合物+過酸塩+活性化剤)−ΔR(調合物*過酸塩)
本発明に従うカチオン性ニトリル化合物1、2及び3並びに比較物質4を含む各種漂白剤組成物を調製、試験した。
化合物1〜4は次のものである。
活性化剤1〜3を用いて、漂白試験布としてのティーBC−1及びカレーBC−4に対して、20、40及び60℃の温度及び0.1もしくは0.2g/Lの濃度において洗浄試験を行った。その結果を表1に示す。
活性化剤1及び2については、洗浄試験を20℃もしくは40℃で0.1もしくは0.2g/Lの濃度で行った。その結果を表2に示す。
更に、活性化剤1を用いて、20もしくは40℃で0.25g/Lの濃度において洗浄試験を行った。その結果を、表3において疎水性活性化剤4と比較する。
Claims (19)
- 次式
Kは、式-(CH2)n-、-(CH2)n-A-(CH2)n-で表される基を示し、
Aは、酸素、または式N-R5で表される基を示し、
R1、R2、R3及びR4は、各々互いに独立して、直鎖状もしくは分枝状のC1〜C24−アルキル、アルケニルまたはアルキルエーテル基、好ましくはC1〜C18−アルキル、アルケニルまたはアルキルエーテル基を意味するか、あるいは
R1、R3及びKは、両方のN原子と一緒になって、次式
R1、R2、R3、R4及びKは、両方のN原子と一緒になって、次式
R5は、水素、またはC1〜C24−アルキル、アルケニルもしくはシクロアルキル基、好ましくはC1〜C18−アルキル、アルケニルもしくはシクロアルキル基を示し、
X-は、アニオン、例えば塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、トルエンスルホン酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオン、クメンスルホン酸イオンまたはメシチルスルホン酸イオンであり、そして
変数m、n及びoは1〜16の整数である]
で表される二官能性アンモニウムニトリルを製造する方法であって、次式
X − CH2CN
[上記二式中、A、R1、R2、R3、R4、R5、X、m、n及びoは上記の意味を有する]
で表されるシアノメチレン基転移性四級化剤と、60℃以上の沸点を有する極性非プロトン性溶剤中で反応させることを特徴とする、上記方法。 - 式X-CH2CNの四級化剤として、ハロゲンアセトニトリル、アリールアセトニトリルが使用されることを特徴とする、請求項1の方法。
- 式X-CH2CNの四級化剤として、クロロアセトニトリル、ブロモアセトニトリル、ヨウ素アセトニトリル、トシルアセトニトリル、クメンアセトニトリルが使用されることを特徴とする、請求項1の方法。
- 式X-CH2CNの四級化剤としてクロロアセトニトリルが使用されることを特徴とする、請求項1の方法。
- 式X-CH2CNの四級化剤の量が、第三級ジアミンを基準にして1.8〜3.0であることを特徴とする、請求項1の方法。
- 式X-CH2CNの四級化剤の量が、第三級ジアミンを基準にして2.0〜2.5であることを特徴とする、請求項1の方法。
- 式X-CH2CNの四級化剤の量が、第三級ジアミンを基準にして2.0〜2.3であることを特徴とする、請求項1の方法。
- 酢酸エチルエステル、酢酸n−プロピルエステル、酢酸i−プロピルエステル、酢酸n−ブチルエステル、酢酸i−ブチルエステル、これらの混合物、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オンを溶剤として用いて行われることを特徴とする、請求項1の方法。
- 酢酸エチルエステル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドの存在下に行われることを特徴とする、請求項1の方法。
- ジメチルアセトアミドを溶剤として用いて行われることを特徴とする、請求項1の方法。
- 20〜120℃で行われることを特徴とする、請求項1の方法。
- 30〜100℃で行われることを特徴とする、請求項1の方法。
- 40〜80℃で行われることを特徴とする、請求項1の方法。
- 反応時間が1〜10時間であることを特徴とする、請求項1の方法。
- 反応時間が2〜9時間であることを特徴とする、請求項1の方法。
- 反応時間が3〜8時間であることを特徴とする、請求項1の方法。
- 請求項1に従い製造された二官能性アンモニウムニトリルを含む、洗剤、洗浄剤及び消毒剤。
- 請求項1に従い製造された二官能性アンモニウムニトリルを含む、自動食器洗い機用洗浄剤。
- 請求項1に従い製造された二官能性アンモニウムニトリルを含む洗剤調合物。
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---|---|---|---|
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