JP5712845B2 - 車両用故障診断装置 - Google Patents

車両用故障診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5712845B2
JP5712845B2 JP2011164700A JP2011164700A JP5712845B2 JP 5712845 B2 JP5712845 B2 JP 5712845B2 JP 2011164700 A JP2011164700 A JP 2011164700A JP 2011164700 A JP2011164700 A JP 2011164700A JP 5712845 B2 JP5712845 B2 JP 5712845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
vehicle
ecu
identifier
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011164700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013028238A (ja
Inventor
佑美 別所
佑美 別所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2011164700A priority Critical patent/JP5712845B2/ja
Publication of JP2013028238A publication Critical patent/JP2013028238A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5712845B2 publication Critical patent/JP5712845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、車両に設けられて自己故障診断を実行する複数の電子制御ユニットからなる車両用故障診断装置に関する。
従来、車両では、電子制御化の進歩に伴い、エンジンやブレーキ等といった各種の車両構成品が電子部品を介して制御され、これら電子部品に接続された電子制御ユニットの数も増加傾向にある。そして、例えばこのような電子部品に故障が生じた場合に迅速に対応するために、それぞれの電子制御ユニットによって、自己の接続先である電子部品の故障有無を診断するための自己故障診断を実行し、その診断結果を保持する構成が普及し始めている。
このような構成の一態様として、全ての自己故障診断結果を一箇所の電子制御ユニットに集約することにより、ユーザからの要求(具体的には、車両の外部に設けられた車両解析ツールからの要求)によって、各電子制御ユニットの診断結果を効率的に出力することを図る車両用故障診断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
なお、車両解析ツールは、車両用故障診断装置から取り出した自己故障診断結果に基づいて車両の状態を解析する際に、電子部品、電子制御ユニット、及び車両構成品の少なくとも一つにおける故障箇所を特定することで、車両のメンテナンスに係る効率化を図るツールである。
特開平7−181112号公報
しかし、従来の車両用故障診断装置では、車両解析ツールからの要求によって、一律に、電子制御ユニットに記憶されている全ての自己故障診断結果を出力するだけであったので、これらの自己故障診断結果(データ)の取り出しに時間がかかったり、臨機応変に必要なデータだけを取り出すことができなかったりするという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、各電子制御ユニットの診断結果をより効率的に出力することが可能な車両用故障診断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた発明である請求項1に記載の車両用故障診断装置は、車両に設けられて自己故障診断を実行する複数の電子制御ユニットからなる装置であって、これら複数の電子制御ユニットのうち、全ての電子制御ユニットによる自己故障診断結果を統括する一つの電子制御ユニット(以下「親ECU」)と、親ECU以外の複数の電子制御ユニット(以下「子ECU」)とを備える。
親ECUは、情報取得手段、情報記憶手段、外部通信手段、及びダイアグ情報送信手段を有する。具体的には、親ECUでは、情報取得手段が、個々の子ECUから自己(子ECU)による故障診断結果(自己故障診断結果)を表すダイアグ情報を取得し、情報記憶手段が、情報取得手段にて取得したダイアグ情報、及び、当該親ECUによる自己故障診断結果に対応するダイアグ情報を記憶する。なお、外部通信手段は、車両の外部に設けられた車両解析ツールとの間で通信を行う。
そして、親ECUでは、ダイアグ情報送信手段が、情報記憶手段にて記憶されているダイアグ情報のうち、車両解析ツールから外部通信手段を介して受信した送信要求の種別に応じたダイアグ情報を、その車両解析ツールに外部通信手段を介して送信するように構成した。
さらに、親ECUは、ダイアグ情報送信手段にてダイアグ情報を送信すると、情報記憶手段にて記憶されている該ダイアグ情報に、送信日時を識別するための識別子を付加する識別子付加手段と、を有する。
そして、ダイアグ情報送信手段は、送信要求の種別が予め規定された更新要求を表す場合、識別子付加手段による識別子が未付加のダイアグ情報を送信し、送信要求の種別が予め規定された全体要求を表す場合、情報記憶手段にて記憶されている全てのダイアグ情報を送信するとともに、該ダイアグ情報のうち、識別子付加手段により識別子が付加されているダイアグ情報については、該識別子とともに送信する。
つまり、本発明の車両用故障診断装置では、親ECUが、車両解析ツールにて指定されたダイアグ情報を送信することにより、車両解析ツールの解析目的に応じた必要なデータ(自己故障診断結果)だけを送信したり、解析目的によっては全ての自己故障診断結果を送信したりすることが可能となる。
したがって、本発明の車両用故障診断装置によれば、各電子制御ユニットの診断結果をより効率的に出力することができ、その結果、車両のメンテナンスに係るさらなる効率化を図ることが可能となる。
なお、車両解析ツールからの送信要求の種別としては、一部の自己故障診断結果だけを送信する要求を表す一部要求や、親ECUに記憶されている全ての自己診断結果を送信する要求を表す全体要求が含まれる。さらに、一部要求の種別として、特定の電子制御ユニットに関する自己診断結果だけを送信する要求を表す特定要求、特定の時系列的な範囲だけを含む自己診断結果を送信する要求を表す範囲要求、及びこれら要求の組合せ等であってもよい。
また、請求項1に係る構成は、車両解析ツールからの一部要求の種別として、親ECUが未送信のダイアグ情報だけを送信する要求を表す更新要求に応答することが可能となる構成である。よって、この構成によれば、車両解析ツールからのより多様な送信要求に応じて、柔軟に対応することができる。
また、請求項1に係る構成では、親ECUが、単に全てのダイアグ情報を車両解析ツールに送信するだけでなく、送信したことのあるダイアグ情報については、その送信日時を知得可能な態様で車両解析ツールに送信することにより、車両解析ツールに多様な情報を供給することが可能となる。よって、この構成によれば、車両解析ツールにとっては、全てのダイアグ情報を受信した後に、さらに範囲要求や特定要求を送信せずに済むため、通信の重複を抑制することができる。なお、特定要求を送信せずに済む理由は、一般的に、電子制御ユニットを特定するための情報がダイアグ情報に含まれていることに因る。
また、請求項に記載の車両用故障診断装置においては、請求項に記載のように、上記識別子は、車両解析ツールを識別するための識別子であってもよい。なお、識別子は、ダイアグ情報送信手段によるダイアグ情報の送信毎に、識別子付加手段によって付加されることから、ダイアグ情報の送信先である車両解析ツールを表すことになる。そして、ダイアグ情報送信手段が、送信要求の種別が更新要求を表す場合、情報記憶手段に記憶されている識別子に基づいて、送信要求(更新要求)の送信元である車両解析ツールが未受信のダイアグ情報を送信するように構成できる。
つまり、この構成は、車両解析ツールが複数存在する場合に対応することが可能な構成である。具体的には、この構成によれば、親ECUが未送信のダイアグ情報を送信する代わりに、上記更新要求の送信元である車両解析ツールが未受信のダイアグ情報を送信するので、個々の車両解析ツールの要求に応じて、柔軟に対応することができる。
また、本発明の車両用故障診断装置では、請求項に記載のように、親ECUは、情報消去手段を有する構成であってもよい。具体的には、親ECUでは、情報消去手段が、車両解析ツールにて指定されたダイアグ情報を削除する旨を表す削除要求を、外部通信手段を介して受信した場合、情報記憶手段にて記憶されているダイアグ情報のうち、その削除要求が示すダイアグ情報を、そのダイアグ情報に対応する識別子とともに、情報記憶手段から消去するように構成できる。
この構成によれば、親ECUが車両解析ツールから削除要求を受信した場合に、その削除要求に対応するダイアグ情報だけでなく識別子も消去されるため、記憶領域に識別子が蓄積されるのを防止でき、ひいては、記憶領域の効率的な利用を図ることができる。
本発明が適用された車載ネットワークシステム1の構成を示すブロック図である。 CPU41が実行する情報保存処理の手順を示すフローチャートである。 フラッシュメモリ44に保存される情報を表すマトリックス図である。 CPU41が実行するツール応答処理の手順を示すフローチャートである。 フラッシュメモリ44に更新される情報を表すマトリックス図である。
以下に、本発明の第1実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された車載ネットワークシステム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の車載ネットワークシステム1は、車両内に設置された各電子制御ユニット(ECU11〜37)により構築された車載LAN2と、車載LAN2内の各ECU11〜37からの入力データに基づき、車両の運行状態(運転者の操作状態,車両の挙動,車両の状態等)を示すデータを記憶するゲートウェイECU10とから構成されている。なお、これらECU10〜37は、CPU41,ROM42,RAM43,フラッシュメモリ44,I/O45等からなる周知のマイクロコンピュータ40を中心に構成されている。
車両内に構築された上記車載LAN2は、互いにプロトコルが異なる系列ネットワークからなり、具体的には、制御系ネットワーク4と、ボディ系ネットワーク6と、AVCネットワーク8とからなる。そして、夫々のネットワークには、共通の伝送線に、各系統に対応する車両内の上記ECUが接続されている。例えば、制御系ネットワーク4には、エンジンECU11、ECT・ECU13、VSC・ECU15、ACC・ECU17、周辺監視ECU19等の走行に係わる車両制御用のECUが接続されている。
ここで、エンジンECU11は、車両に搭載されたエンジンを制御対象機器として制御する電子制御装置であり、ECT・ECU13は、自動変速機の変速制御を行う変速制御装置であり、これらは所謂パワートレイン系の制御装置である。例えば、エンジンECU11には、車速センサ11a、スロットル開度センサ11b、アクセルペダル開度センサ11cが、車速、エンジン制御状態、アクセル操作状態を検出するための検出装置として接続されている。
そして、エンジンECU11では、CPUが、各センサ11a〜11cからの入力値に基づき、各種の制御値を設定してエンジンに出力するとともに、そのときにエンジンの運転状態が各センサ11a〜11cの検出値によってフィードバックされるように構成され、これら制御値と検出値との整合性を判断することにより、自己の制御対象機器および検出装置を診断する自己故障診断処理を行う。なお、この処理による自己故障診断結果、及び各センサ11a〜11cからの検出値を表す検出データは、制御系ネットワーク4を介してゲートウェイECU10に送信されるようになっている。また、エンジンECU11の例と同様に、ECT・ECU13においても、自己故障診断処理を行い、その自己故障診断結果、及び検出データ(シフト位置や変速状態等)がゲートウェイECU10に送信される。
また、VSC・ECU15は、車両の姿勢制御及び制動制御を行う制御装置であり、ACC・ECU17は、車両を先行車両に追従させる制御を行う走行制御装置であり、周辺監視ECU19は、車両の周囲を撮像した周囲画像に基づいて他車両等との衝突危険性を判定し、その衝突危険性に応じて運転者に警報等を行う制御装置であり、これらは所謂車両運動系の制御装置である。例えば、VSC/ECU15には、ステアリングセンサ15a、ブレーキペダル踏込センサ15bが、ステアリング操作状態、ブレーキ操作状態を検出するための検出装置として接続されている。
そして、VSC・ECU15では、CPUが上記同様に、各センサ15a〜15bからの検出値と制御値とに基づいて、自己の制御対象機器および検出装置を診断する自己故障診断処理を行い、この処理による自己故障診断結果、及び検出データを、制御系ネットワーク4を介してゲートウェイECU10に送信するようになっている。ACC・ECU17では、車両の進行方向に沿った加速度を検出する検出装置として前後Gセンサ17a、車両の旋回軸周りの加速度(ヨーレート)を検出するヨーレートセンサ17bがそれぞれ接続されており、上記VSC・ECU15の例と同様に、自己故障診断結果、及び検出データを、ゲートウェイECU10に送信する。さらに、周辺監視ECU19では、上記の周囲画像を入力する車外カメラ19といった各種検出装置が接続されており、上記VSC・ECU15の例と同様に、自己故障診断結果、及び検出データ(但し、周囲画像データを含む)を、ゲートウェイECU10に送信する。
一方、ボディ系ネットワーク6には、メータECU21、盗難防止ECU23、エアバッグECU25等のボディ制御用のECUが接続されている。メータECUは、車速、エンジン回転数、ドアの開閉状態、変速機のシフトレンジ等、車両の各種状態を表示装置に表示するためのものであり、盗難防止ECU23は、車両状態を監視して、悪意の者が車両内の各機器を盗もうとしている場合に、警報音を鳴らしたり、外部センタに緊急通報したりするためのものであり、エアバッグECU25は、エアバッグを制御するためのものである。例えば、エアバッグECU25は、衝突Gセンサ25aが接続されており、衝突Gセンサ25aにて車両の衝突時に発生するような大きな加速度(例えば、10G以上)を検出すると、その旨を表す検出データを、ボディ系ネットワーク6を介してゲートウェイECU10に送信する。また、盗難防止ECU23は、外部センタとの間で無線通信を行うための通信部を有して構成されている。
そして、これらボディ系ネットワーク6に接続された各ECU21,23,25は、定期的に、それぞれ自己の制御対象機器や検出装置の故障有無を診断し、その自己故障診断結果をゲートウェイECU10に送信する。
この他、AVCネットワーク8には、ナビゲーションECU31、オーディオECU33、電話ECU35、ETC・ECU37等の各種情報提供(情報表示、再生等)を行う情報機器に属するAVC系ECUが接続されている。ナビゲーションECU31は、車両の現在位置や目的地、地図データ、外部センタからの受信情報に基づいて、渋滞状況等を加味した経路計算や経路案内を行うためのものであり、オーディオECU33は、利用者が望むラジオやテレビ、CDやDVD等を再生するためのものであり、電話ECU35は、利用者が所持する携帯電話機等に接続されて、その通話相手との通話内容を入出力するためのものであり、ETC・ECU37は、課金に関する指令情報等を外部センタから受信すると、これに応答して自身に接続されたカードリーダ等から各種情報を読み出し、これを外部センタに送出するためのものである。なお、ナビゲーションECU31およびETC・ECU37は、外部センタとの間で無線通信を行うための通信部を有して構成されている。
そして、これらAVCネットワーク8に接続された各ECU31,33,35,37は、定期的に、それぞれ自己の制御対象機器や検出装置の故障有無を診断し、その自己故障診断結果をゲートウェイECU10に送信する。なお、自己故障診断結果を送信する周期(送信周期)は、車両における重要度に応じて、例えば、AVCネットワーク8のECUが最も長く設定され、制御系ネットワーク4のECUが最も短く設定されている。但し、各ネットワーク4,6,8間の送信周期の違いは、制御系ネットワーク4のECUの送信周期に対して、他のネットワーク6,8のECUの送信周期が整数倍となるように予め設定されている。
また、本実施形態の車載ネットワークシステム1は、少なくとも同じ系列ネットワークに属する各ECU間で共有データ(自己故障診断結果、検出データを含む)を送受信できるように、通信プロトコルが予め設定されており、具体的には、制御系ネットワーク4ではFlexRay(登録商標)、ボディ系ネットワーク6ではLIN(Local Interconnect Network)、AVCネットワーク8ではCAN(Controller Area Network)が通信プロトコルとして採用されている。
そして、本実施形態の車載ネットワークシステム1には、異なる系列ネットワークに属する各ECU間で共有データを送受信できるように、データ通信を中継する中継装置としてゲートウェイECU10が設けられている。
ゲートウェイECU10は、前述のようにマイクロコンピュータ(マイコン)40を中心に構成され、CPU41が、ROM42に記憶されたプログラムに基づいて、RAM43を作業エリアとして、以下のゲートウェイ処理や情報保存処理、ツール応答処理を実行するように構成されている。また、ゲートウェイECU10は、車両のディーラーや整備工場、ガソリンスタンド等に設けられた車両解析ツール5との間で無線または有線による通信を行うための外部通信部50を有している。
ゲートウェイ処理では、CPU41が、例えばAVCネットワーク8からI/O45を介して受信した通信フレーム(CANメッセージ)やボディ系ネットワーク6から送られてくるLINメッセージをFlexRayメッセージへ変換して、制御系ネットワーク4にI/O45を介して送出する。また例えば、CPU41が、制御系ネットワーク4からI/O45を介して送られてくるFlexRayメッセージをCANメッセージ(及びLINメッセージ)に変換して、AVCネットワーク8(及びボディ系ネットワーク6)にI/O45を介して送出する。
[情報保存処理]
ここで、ゲートウェイECU10のCPU41が実行する情報保存処理について、図2及び図3を用いて説明する。なお、図2は、ゲートウェイECU10のCPU41が実行する情報保存処理の手順を示すフローチャートであり、図3は、本処理によってゲートウェイECU10のフラッシュメモリ44に保存される情報(登録リスト)を表すマトリックス図である。
本処理は、例えば車両のIGスイッチがオンにされると、ゲートウェイ処理とともに開始され、車両のIGスイッチがオフにされると、ゲートウェイ処理とともに終了する。
本処理が開始されると、まず、S105では、計時用タイマを作動させる。そして、続くS110では、ゲートウェイ処理の実行中に、共有データを受信したECUから送られてくるACKに基づいて、自己の接続先である各ECU11〜37の車載通信(但し、ゲートウェイECU10自体の制御を含む)に関する故障有無を診断し、その自己故障診断結果を含む情報(以下「ダイアグ情報」という)を取得する。
続くS120では、各ECU11〜37のうち少なくとも一つのECUからI/O45を介して受信したダイアグ情報を取得する。なお、これらのダイアグ情報には、自己故障診断結果の他、個々のECU10〜37を特定するためのECU・IDが含まれる。
そして、続くS130では、S110〜S120にて取得したダイアグ情報を、その取得順にフラッシュメモリ44に記憶し、S140に移行する。
S140では、S130にて記憶したダイアグ情報に、フラッシュメモリ44への記憶日時(つまり、ダイアグ情報の取得日時)を付加することにより、登録リスト7を生成する。なお、登録リスト7では、図3に示すように、取得順に記憶されたダイアグ情報に、取得日時の他、後述するフラグ識別子、送信識別子、及びツール識別子がそれぞれ対応づけられて記憶されている。
続くS150では、車両解析ツール5へのダイアグ情報の送信状態を表すフラグ識別子を、車両解析ツール5にダイアグ情報を未送信の状態であることを示すオフ(0)に設定し、S160に移行する。
S160では、各ECU11〜37によるダイアグ情報の各送信周期のいずれか(本実施形態では、制御系ネットワーク4の送信周期)に基づいて予め設定された時間(周期時間)が、S110の開始から経過したか否かを計時用タイマに基づいて判断し、周期時間が経過したと判断した場合には、計時用タイマを停止させてS110に戻り、周期時間が未経過であると判断した場合には、本ステップの再実行によって待機する。
このように、本処理が繰り返し実行されることによって、フラッシュメモリ44の登録リスト7に、ダイアグ情報等が蓄積されていくことになる。但し、フラッシュメモリ44において、ダイアグ情報等の蓄積量が所定の許容範囲量を超えた場合には、取得順の古い情報から削除され、新たに取得したダイアグ情報が上書きされるものとする。
なお、本処理では、ゲートウェイECU10がイベントドライブレコーダとしての機能を有する(例えば、ハードディスクを有する)場合には、S120にてダイアグ情報を取得する際に、このダイアグ情報とともに検出データを取得し、その検出データをともに受信したダイアグ情報に対応づけて、ハードディスク(HDD)に記憶する。但し、HDDにおいて、検出データ等の蓄積量が所定の許容範囲量を超えた場合には、取得順の古い情報から削除され、新たに取得した検出データが上書きされるものとする。
[ツール応答処理]
次に、ゲートウェイECU10のCPU41が実行するツール応答処理について、図4及び図5を用いて説明する。なお、図4は、ゲートウェイECU10のCPU41が実行するツール応答処理の手順を示すフローチャートであり、図5は、本処理によってゲートウェイECU10のフラッシュメモリ44に更新される情報(登録リスト)を表すマトリックス図である。
本処理は、例えば、外部通信部50を介して車両解析ツール5との間で、通信が確立されると開始され、通信が遮断されると終了する。なお、車両解析ツール5は、通信が確立されると、ダイアグ情報の送信を要求する旨を表す送信要求、あるいはダイアグ情報の削除を要求する削除要求を車両に送信するものとする。
本処理が開始されると、まず、S210では、外部通信部50を介して車両解析ツール5からの送信要求を受信したか否かを判断し、送信要求を受信したと判断した場合には、S225に移行し、送信要求を受信していないと判断した場合には、S215に移行する。
S215では、外部通信部50を介して車両解析ツール5からの削除要求を受信したか否かを判断し、削除要求を受信したと判断した場合には、S220に移行し、削除要求を受信していないと判断した場合には、S210に戻ることにより、送信要求あるいは削除要求を受信するまで待機する。
S220では、S215にて受信した削除要求が示すダイアグ情報を、そのダイアグ情報に対応する取得日時、フラグ識別子、送信識別子、及びツール識別子とともに、フラッシュメモリ44の登録リスト7から消去し(図5(a)参照)、本処理を終了する。
なお、削除要求の種別については、全てのダイアグ情報等を消去する要求の他、特定のECUに関するダイアグ情報を消去する要求や、車両解析ツール5が受信済みのダイアグ情報を消去する要求などがあり、これらの要求に従って削除する方法は、送信要求に応答する場合と同様であるため、その説明を省略する。
一方、S225では、S215にて受信した送信要求の種別が、車両から外部へ未送信のダイアグ情報等、又は車両解析ツール5が未受信のダイアグ情報等を送信する要求として予め規定された更新要求であるか否かを判断し、更新要求であると判断した場合には、S245に移行し、更新要求でないと判断した場合には、S230に移行する。
なお、送信要求の種別には、更新要求の他、フラッシュメモリ44に記憶されているダイアグ情報等のうち、全ての情報を送信する要求を表す全部要求や、特定のECUに関する情報を送信する要求を表す特定要求、フラッシュメモリ44への記憶日時(取得日時)が所定範囲に含まれる情報を送信する要求を表す範囲要求などがある。
そして、S230では、これらの更新要求以外の送信要求に対応するダイアグ情報(及び取得日時)を、フラッシュメモリ44から抽出し、S235に移行する。
S235では、これらの更新要求以外の送信要求の種別が、上述の全部要求または特定要求であるか否かを判断し、全部要求または特定要求であると判断した場合には、S240に移行し、全部要求または特定要求でないと判断した場合には、S000に移行する。
そして、S240では、S230にて抽出したダイアグ情報等に、そのダイアグ情報等に対応する送信識別子(後述する)を付加し、S000に移行する。
ところで、S225にて更新要求である場合に移行するS245では、その更新要求(送信要求)にツール識別子が含まれているか否かを判断し、ツール識別子が含まれていると判断した場合には、S255に移行し、ツール識別子が含まれていない場合には、S250に移行する。
なお、ツール識別子は、車両解析ツール5を識別するために予め車両解析ツール5毎に規定された識別子であり、ダイアグ情報等を車両解析ツール5毎に管理する場合に用いられる。また、車両解析ツール5が例えば外部センタに接続されており、外部センタにて個々の車両のダイアグ情報等を一括管理する場合には、このツール識別子を用いなくてもよい。
つまり、後者の場合では、車両から、複数あるうちのいずれかの車両解析ツール5にダイアグ情報等が送信されると、そのダイアグ情報等が必ず外部センタに転送されることにより、車両から外部へ送信済みのダイアグ情報と、外部センタにて受信済みのダイアグ情報とが一対一に対応するためである。
そして、S250では、このように一対一に対応するため、ツール識別子を用いる代わりにフラグ識別子に基づいて、フラッシュメモリ44の登録リスト7に、車両から外部へ送信済みのダイアグ情報があるか否かを判断する。具体的には、フラグ識別子は、車両から外部へダイアグ情報が送信された場合にオン(1)に設定され、未送信の場合にはオフ(0)に設定される識別子である。よって、ここでは、フラグ識別子が0であるダイアグ情報が、フラッシュメモリ44の登録リスト7に存在するか否かを判断し、存在する場合には、S255に移行し、存在しない場合には、S260に移行する。
S255では、識別子に基づいて該当するダイアグ情報(及び取得日時)を、フラッシュメモリ44から抽出し、S265に移行する。具体的には、S250から移行した場合には、フラグ識別子が0であるダイアグ情報等を抽出する。あるいは、S245から移行した場合には、更新要求のツール識別子に該当しないツール識別子に対応するダイアグ情報を抽出することにより、更新要求の送信元である車両解析ツール5に未送信のダイアグ情報等を抽出する。
S260では、S210にて受信した送信要求に該当するダイアグ情報が無いことを表すメッセージを、外部通信部50を介して車両解析ツール5に送信し、本処理を終了する。
一方、S265では、車両(詳細には、ゲートウェイECU10)がイベントドライブレコーダ(EDR)としての機能(EDR機能)を有するか否かを判断し、EDR機能を有すると判断した場合には、S270に移行し、EDR機能を有していないと判断した場合には、S275に移行する。
S270では、S230またはS255にて抽出されたダイアグ情報に対応する検出データを、HDDから読み出し、読み出した検出データをダイアグ情報に付加する。
続くS275では、これらのダイアグ情報等を、外部通信部50を介して車両解析ツール5に送信する。具体的には、ここでのダイアグ情報等には、ダイアグ情報とともに、取得日時、送信識別子、及び検出データの少なくとも一つが含まれていることになる。さらに、ここでのダイアグ情報等には、車両を識別するために車両毎に予め割り当てられた車両IDが含まれている。
そして、続くS280では、フラッシュメモリ44の登録リスト7において、S275にて送信したダイアグ情報に対応するフラグ識別子を1に設定する(図5(b)参照)。また、S285では、フラッシュメモリ44の登録リスト7において、S275にて送信したダイアグ情報に対応する送信日時を、送信識別子として書き込む(図5(b)参照)。さらに、S290では、フラッシュメモリ44の登録リスト7において、S245にて送信要求に含まれていると判断した場合のツール識別子を書き込み(図5(b)参照)、本処理を終了する。
なお、S275にて送信されたダイアグ情報等を受信した車両解析ツール5は、車両ID毎にダイアグ情報等を記憶し、これにより記憶されているダイアグ情報等に基づいて、当該車両におけるECU10〜37、制御対象機器、及び検出装置の少なくとも一つの故障箇所を特定したり、故障時の車両の状態を解析したりする。また、車両解析ツール5は、前述の外部センタに接続されている場合には、これらの解析結果とともに、ダイアグ情報等を外部センタに転送する。
[効果]
以上説明したように、車載ネットワークシステム1では、ゲートウェイECU10がツール応答処理を行うことによって、車両解析ツール5からの送信要求の種別に応じた形態で、自己故障診断結果を含むダイアグ情報を、より効率的に送信することができる。
また、ツール応答処理では、車両解析ツール5からの送信要求の種別が更新要求である場合に、フラッシュメモリ44に記憶されている全てのダイアグ情報と、車両解析ツール5(又は外部センタ)が受信済みのダイアグ情報との差分を、車両解析ツール5の構成に合わせて送信するため、漏れなく車両解析ツール5のからの送信要求に応えることができる。
また、ツール応答処理では、ゲートウェイECU10がEDR機能を有する場合には、ダイアグ情報とともに検出データを送信するため、これを受信した車両解析ツール5に、例えば異常検出時の車両の状態に基づいて、より詳細な解析を行わせることができる。
また、ツール応答処理では、車両解析ツール5からの送信要求の種別が全体要求または特定要求である場合に、該当するダイアグ情報とともに送信識別子(送信日時)を送信するため、車両側からのダイアグ情報の送信履歴を、車両解析ツール5に知得させることができる。これにより、車両解析ツール5では、過去の解析結果を用いて車両の状態を合理的に解析することができる。
[発明との対応]
なお、本実施形態において、ゲートウェイECU10が親ECU、ECU11〜37が子ECU、S110およびS120の処理を行うCPU41が情報取得手段、S130の処理を行うCPU41が情報記憶手段、外部通信部50が外部通信手段、ツール応答処理を行うCPU41がダイアグ情報送信手段、S280〜S290の処理を行うCPU41が識別子付加手段、S220の処理を行うCPU41が情報消去手段に相当する。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態の車載ネットワークシステム1では、親ECUの一例として、ゲートウェイECU10を説明したが、親ECUは、これに限らず、他のECU11〜37のいずれかであってもよい。また、例えば、親ECUが盗難防止ECU23、ナビゲーションECU31、及びETC・ECUのいずれかの場合には、そのECUが有する通信部を外部通信手段として用いてもよい。
また、上記実施形態では、車両解析ツール5が外部センタと別構成であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、外部センタが車両解析ツール5として構成されてもよい。
また、上記実施形態の車載ネットワークシステム1では、ECU11〜37が検出データを定期的に親ECUであるゲートウェイECU10に送信する構成であるが、これに限定されるものではなく、例えばゲートウェイECU10がEDR機能を有しない場合には、ECU11〜37が検出データを送信しない構成であってもよい。
また、上記実施形態の登録リスト7には、3つの識別子が記憶されるが、フラグ識別子、送信識別子、及びツール識別子のうち少なくとも1つの識別子が記憶されればよい。例えば、識別子として送信識別子を用いる場合、ツール応答処理では、S250の処理に代えて、送信識別子が付加されている(送信日時が書き込みされている)ダイアグ情報が存在する場合に、S260に移行し、このようなダイアグ情報が存在しない場合に、S255に移行すればよい。
1…車載ネットワークシステム、2…車載LAN、7…登録リスト、8…AVCネットワーク、10…ゲートウェイECU、40…マイクロコンピュータ、41…CPU、44…フラッシュメモリ、50…外部通信部。

Claims (3)

  1. 車両に設けられて自己故障診断を実行する複数の電子制御ユニットからなる車両用故障診断装置であって、
    前記複数の電子制御ユニットのうち、全ての電子制御ユニットによる自己故障診断結果を統括する一つの電子制御ユニットである親ECUと、該親ECU以外の複数の電子制御ユニットである子ECUとを備え、
    前記親ECUは、
    個々の前記子ECUから該子ECUによる前記自己故障診断結果を表すダイアグ情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段にて取得したダイアグ情報、及び、当該親ECUによる自己故障診断結果に対応するダイアグ情報を記憶する情報記憶手段と、
    前記車両の外部に設けられた車両解析ツールとの間で通信を行う外部通信手段と、
    前記情報記憶手段にて記憶されているダイアグ情報のうち、前記車両解析ツールから前記外部通信手段を介して受信した送信要求の種別に応じたダイアグ情報を、該車両解析ツールに前記外部通信手段を介して送信するダイアグ情報送信手段と、
    前記ダイアグ情報送信手段にてダイアグ情報を送信すると、前記情報記憶手段にて記憶されている該ダイアグ情報に、送信日時を識別するための識別子を付加する識別子付加手段と、
    を有し、
    前記ダイアグ情報送信手段は、
    前記送信要求の種別が予め規定された更新要求を表す場合、前記識別子付加手段による前記識別子が未付加のダイアグ情報を送信し、
    前記送信要求の種別が予め規定された全体要求を表す場合、前記情報記憶手段にて記憶されている全てのダイアグ情報を送信するとともに、該ダイアグ情報のうち、前記識別子付加手段により前記識別子が付加されているダイアグ情報については、該識別子とともに送信すること、
    を特徴とする車両用故障診断装置。
  2. 前記識別子は、前記車両解析ツールを識別するための識別子であり、
    前記ダイアグ情報送信手段は、前記送信要求の種別が前記更新要求を表す場合、前記情報記憶手段にて記憶されている識別子に基づいて、前記送信要求の送信元である車両解析ツールが未受信のダイアグ情報を送信することを特徴とする請求項に記載の車両用故障診断装置。
  3. 前記親ECUは、
    前記車両解析ツールにて指定されたダイアグ情報を削除する旨を表す削除要求を、前記外部通信手段を介して受信した場合、前記情報記憶手段にて記憶されているダイアグ情報のうち、該削除要求が示すダイアグ情報を、該ダイアグ情報に対応する前記識別子とともに、前記情報記憶手段から消去する情報消去手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用故障診断装置。
JP2011164700A 2011-07-27 2011-07-27 車両用故障診断装置 Active JP5712845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011164700A JP5712845B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 車両用故障診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011164700A JP5712845B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 車両用故障診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013028238A JP2013028238A (ja) 2013-02-07
JP5712845B2 true JP5712845B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=47785730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011164700A Active JP5712845B2 (ja) 2011-07-27 2011-07-27 車両用故障診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5712845B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10394739B2 (en) * 2016-03-15 2019-08-27 Honda Motor Co., Ltd. Communication system for in-vehicle diagnostic data

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5918723B2 (ja) 2013-05-23 2016-05-18 本田技研工業株式会社 車両診断システム
DE102013223704A1 (de) * 2013-11-20 2015-05-21 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Fahrzeug mit einem Ethernet-Bussystem und Verfahren zum Betreiben eines solchen Bussystems
JP2016055673A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 株式会社デンソー 故障診断装置、および電子制御装置
JP6400500B2 (ja) * 2015-02-17 2018-10-03 本田技研工業株式会社 車両検査装置
US10127871B2 (en) 2015-03-20 2018-11-13 Japan Display Inc. Liquid crystal display device including a detection circuit
JP7095240B2 (ja) * 2017-08-23 2022-07-05 株式会社デンソー 電子制御装置
JP6545339B2 (ja) * 2018-09-06 2019-07-17 本田技研工業株式会社 車両検査装置
JP2020172200A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 株式会社デンソー 車両検査装置
CN110471399A (zh) * 2019-08-27 2019-11-19 中国第一汽车股份有限公司 基于ecu的车辆诊断方法、装置、系统及车辆
KR20220015756A (ko) * 2020-07-31 2022-02-08 주식회사 엘지에너지솔루션 통신 시스템 및 방법
JP2022161344A (ja) * 2021-04-08 2022-10-21 住友電装株式会社 車載装置、プログラム及び情報処理方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10227724A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Nissan Motor Co Ltd 車両用電子制御装置
JP4306349B2 (ja) * 2003-07-25 2009-07-29 株式会社日立製作所 車両情報端末装置
JPWO2005057519A1 (ja) * 2003-12-12 2007-07-05 株式会社日立製作所 車両情報収集管理方法、車両情報収集管理システム、そのシステムに用いられる情報管理基地局装置および車両
JP2006254045A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Keyence Corp シリアルバスデータ収集装置及びデータ収集システム
JP2007326425A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Fujitsu Ten Ltd 通信制御ユニット,故障解析センタ,及び故障解析方法
JP5272383B2 (ja) * 2007-11-21 2013-08-28 株式会社デンソー 車両制御装置
JP4451905B2 (ja) * 2007-12-21 2010-04-14 本田技研工業株式会社 車両の遠隔診断システム
JP2011076322A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hitachi Automotive Systems Ltd 車載通信端末装置および車両内部データ配信方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10394739B2 (en) * 2016-03-15 2019-08-27 Honda Motor Co., Ltd. Communication system for in-vehicle diagnostic data

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013028238A (ja) 2013-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5712845B2 (ja) 車両用故障診断装置
JP6432490B2 (ja) 車載制御装置、及び、車載記録システム
US9240079B2 (en) Triggering a specialized data collection mode
JP5561186B2 (ja) 車載ネットワークシステム
WO2020153122A1 (ja) 車両セキュリティ監視装置、方法及びプログラム
CN106603620B (zh) 车载记录系统以及车载控制装置
JP2009205368A (ja) 事故通報システム、及び、車載装置
CN110268681A (zh) 车载网关装置和通信切断方法
JP2006256457A (ja) 車載データ管理装置、及び、車両情報供給システム
WO2018179536A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラムとそれを記憶した記録媒体
EP3179320A1 (en) Method and device for processing real-time vehicle traveling data
JP2020508595A (ja) データソースの動作状態に基づくテレメトリデータの処理
CN111762184A (zh) 车辆控制系统以及车辆
JP2004291673A (ja) センサ装置
CN115203078A (zh) 基于soa架构的车辆数据采集系统、方法、设备及介质
JP2013101426A (ja) 車載通信装置
JP2008216113A (ja) 不具合情報集約システムおよび車両
JP2006182138A (ja) データ記録システム
CN109308802A (zh) 异常车辆管理方法及装置
US20080039069A1 (en) System and method of intelligent agent management using an agent interface for use in vehicle diagnostics
JP2009192219A (ja) 車両診断システム
WO2018179630A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US20220300403A1 (en) Isolated software testing in production vehicles
JP7318710B2 (ja) セキュリティ装置、インシデント対応処理方法、プログラム、及び記憶媒体
US11565696B1 (en) Systems and methods for vehicle reversing detection using machine learning

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150223

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5712845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250