JP5711977B2 - 吐水装置 - Google Patents
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特許文献1及び特許文献2に記載されている吐水装置では、吐水装置本体に内蔵されたパイロット弁を操作ボタンの操作により移動させることにより、パイロット弁の移動量に応じた主弁体の開度を調整して吐水流量を調整することができるようになっている。
また、特許文献3及び特許文献4に記載されている吐水装置は、上述した特許文献1及び特許文献2に記載されたようなパイロット弁の移動量に応じて主弁体の開度を調整して吐水流量を調整するものではなく、パイロット弁以外に別途に設けられた流量調節部材や流量調節弁による流量調節手段によって吐水流量を調整している。
同様に、例えば、シャワー吐水用とカラン吐水用の複数の操作ボタンを備えた吐水装置の場合にも、互いの操作ボタンの表面が面一に合わない状態になると、突出した状態の操作ボタンの方に使用者から過大な押圧力や不意な力が加えられ、操作ボタンが破損したりするおそれがあるという問題がある。
このように構成された本発明においては、パイロット弁が止水位置にあるときには回転操作手段による回転操作にかかわらず押圧操作手段が所定位置に保持され、使用者が開閉操作ボタン部を押圧操作すると、この開閉操作ボタン部が、所定位置に保持された押圧操作手段を押圧することができる。したがって、例えば、パイロット弁が止水位置にあるとき回転操作手段による回転操作を行っても、押圧操作手段が所定位置に保持されているため、開閉操作ボタン部が取り付けられる取付位置の面と開閉操作ボタン部の表面とを互いに面一に合わせることができ、開閉操作ボタン部に隣接して他の開閉操作ボタン部を設けた場合には、双方の開閉操作ボタン部の表面を互いに面一に合わせることもできる。これにより、開閉操作ボタン部が取付位置の面外に突出することを防ぎ、突出した状態の開閉操作ボタン部に不意な力が加わって開閉操作ボタン部が破損したりするのを未然に防ぐことができる。さらに、パイロット弁が吐水位置にあるときに、バルブユニットの操作手段の回転操作手段を回転操作すると、狭いスペース内で付勢手段の付勢力により押圧操作手段傾斜部が回転操作手段傾斜部に当接して押し付けられながら、バルブユニットの操作手段の押圧操作手段を回転操作手段に対して軸方向に相対的に移動させることができ、パイロット弁の移動量を変化させて、吐水流量を調整することができる。したがって、バルブユニットの操作手段とパイロット弁の大きさを小さくすることができ、吐水装置全体をさらに小型化することができる。また、例えば、パイロット弁が止水位置にあるとき回転操作手段による回転操作を行っても、この回転操作の影響を受けることなく、確実な押圧操作を実現することができる。
このように構成された本発明においては、使用者が開閉操作ボタン部を押圧すると、開閉操作ボタン部の押圧操作用突起が、流量操作手段の挿入穴を貫いてバルブユニットの操作手段の押圧操作手段に当接し、直接的に押圧することができる。したがって、バルブユニットの操作手段の大きさを小さくすることができ、吐水装置全体を小型化することができる。また、例えば、パイロット弁が止水位置にあるとき回転操作手段による回転操作を行っても、この回転操作の影響を受けることなく、確実な押圧操作を実現することができる。
図1は本発明の一実施形態による吐水装置の正面側から見た斜視図であり、図2は本実施形態による吐水装置の斜め正面側から見た分解斜視図であり、図3は本実施形態による吐水装置の斜め背面側から見た分解斜視図である。
また、図1及び図2に示すように、吐水装置1は、カラン用開閉操作ボタン6、カラン用流調ダイヤルつまみ8、シャワー用開閉操作ボタン10、シャワー用流調ダイヤルつまみ12、カラン用流調バルブユニット14、シャワー用流調バルブユニット16、カラン用流調ダイヤル18、及び、シャワー用流調ダイヤル19を有する。
また、カラン用流調ダイヤルつまみ8は、カラン用流調ダイヤル18に取り付けられ、このカラン用流調ダイヤル18は、カラン用の吐水流量を調整する流量操作手段として機能するようになっている。
また、シャワー用流調ダイヤルつまみ12は、シャワー用流調ダイヤル19に取り付けられ、このシャワー用流調ダイヤル19は、シャワー用の吐水流量を調整する流量操作手段として機能するようになっている。
なお、以下、シャワー用の吐水及び止水に関連する部材については、カラン用の吐水及び止水に関連する部材と同一であるため、説明を省略し、カラン用の吐水及び止水に関連する部材のみについて具体的に説明する。
また、吐水装置本体2は、本体流入口2aから流入した湯水が、吐水装置本体2に内蔵されたカラン用流調バルブユニット14(図2〜4参照)を通過してカラン用の吐水として流出するカラン用本体流出口2bを備えている。
さらに、吐水装置本体2は、本体流入口2aから流入した湯水が、吐水装置本体2に内蔵されたシャワー用流調バルブユニット16(図2〜4参照)を通過してカラン用の吐水として流出するシャワー用本体流出口2cを備えている。
カラン用流調バルブユニット14は、カラン用開閉操作ボタン6の押圧操作によって主弁体14aが開閉され、カラン用流調ダイヤルつまみ8の回転操作によって主弁体14aの開度が変化されるようになっている。
図10は本実施形態による吐水装置に内蔵されているカラン用流調バルブユニットの分解斜視図であり、図11は本実施形態による吐水装置に内蔵されているカラン用流調バルブユニットのカム溝形成部材を示す外観斜視図であり、図12は本実施形態による吐水装置に内蔵されているカラン用流調バルブユニットのカム溝形成部材の内部の状態を示す斜視図である。
また、図13は本実施形態による吐水装置に内蔵されているカラン用流調バルブユニットの回転操作部材を示す外観斜視図であり、図14は本実施形態による吐水装置に内蔵されているカラン用流調バルブユニットの回転操作部材の内部の状態を示す斜視図である。
バルブ本体24は、概ね円筒状の部材であり、外部側面のバルブ流入口24aから通水路24bに流入し、主弁座24cを通過した湯水を、バルブ流出口24dから流出させるようになっている。
さらに、図9及び図10に示すように、カラン用流調バルブユニット14は、パイロット弁32が主弁体14aを開弁させる吐水位置とパイロット弁32が主弁体14aを閉弁させる止水位置を押圧操作により切り替え、主弁体14aが開弁時に回転操作によりパイロット弁32の移動量を変化させ、主弁体14aの開度を調整して吐水流量を調整する操作手段として、バルブ操作ユニット34を備えている。
また、押圧操作ユニット36は、円筒状のカム溝形成部材38の中央部分を軸方向に貫く中央穴38dを通過する方向、すなわち、主弁体14aの開度を調整する方向に摺動可能に配置されており、カム溝形成部材38の内周部に形成された複数の浅溝38a及び深溝38bと押圧操作ユニット36の回動リング部材46の一部が係合可能になっている。
さらに、摺動部材42の内周部には、突起(図示せず)等の回動係止手段が設けられている。この摺動部材42の突起(図示せず)等の回動係止手段は、圧力室形成部材28のガイド部28aの外周部に長手方向に延びるように設けられた複数のガイド溝28bに係合し、圧力室形成部材28の外周部に対する摺動部材42の周方向の回動を規制している。
また、押圧操作ユニット36は、圧力室形成部材28のガイド部28aの外周側且つ摺動部材42の内周側に配置された圧縮コイルばね44を備え、この圧縮コイルばね44は、摺動部材42及びパイロット弁32をカラン用開閉操作ボタン6側に移動させて主弁体14aの開度を増加させる方向に付勢する付勢手段として機能している。
また、回動リング部材46は、この内周部に形成され且つ圧縮コイルばね44の付勢力により摺動部材42の外周に沿って形成された段部42aと係合可能なフランジ部46aを備え、押圧操作ユニット36の圧縮コイルばね44の付勢により、摺動部材42の段部42aが回動リング部材46のフランジ部46aを押圧し、回動リング部材46及び摺動部材42が、圧力室形成部材28及びカム溝形成部材38に対して軸方向に移動可能となっている。
すなわち、詳細は後述するが、回動リング部材46の係合突起46bは、パイロット弁32が止水位置にあるときに、カム溝形成部材38の浅溝38aに係合し、パイロット弁32が吐水位置にあるときに、カム溝形成部材38の深溝38bに係合するようになっている。
さらに、クラッチリング部材48は、このカラン用開閉操作ボタン6側の端面が円周方向に沿ってほぼらせん状に突出するように形成された複数の傾斜部48b,48cを備えており、これらのクラッチリング部材48の傾斜部48b,48cは、対応する回転操作部材20の傾斜部20a,20bと接触するようになっている。
また、カラン用流調ダイヤル18の回転操作により回転操作部材20がクラッチリング部材48及び圧力室形成部材28に対して相対的に回動すると、回転操作部材20の傾斜部20a,20bとクラッチリング部材48の傾斜部48b,48cとの接触位置が変化し、回転操作部材20が軸方向に移動してパイロット弁32の軸方向の位置が変化し、バルブ操作ユニット34の吐水流量の調整が行われるようになっている。
クラッチリング部材48の回動係止用突起48dのそれぞれは、摺動部材42のガイド溝42bのそれぞれに係合されており、クラッチリング部材48は、摺動部材42に対して回動が係止されているが、摺動部材42に対して軸方向に摺動可能となっている。
図14に示すように、回転操作部材20の内側且つカラン用開閉操作ボタン6側の端部には、円周方向に沿ってほぼらせん状に突出するように形成された複数の傾斜部20a,20bを備えている。
回転操作部材20がカム溝形成部材38に取り付けられた状態では、回転操作部材20の傾斜部20a,20bのそれぞれが、カム溝形成部材38の中央穴38dを通過して押圧操作ユニット36のクラッチリング部材48の傾斜部48b,48cのそれぞれと当接し、回転操作部材20の回転角度に応じて回転操作部材20の傾斜部20a,20bと押圧操作ユニット36のクラッチリング部材48の傾斜部48b,48cとの互いの軸方向の距離が変化することにより、回転操作部材20とクラッチリング部材48との軸方向の相対位置が変化するようになっている。
すなわち、これらの回転操作部材20の傾斜部20a,20bと押圧操作ユニット36のクラッチリング部材48の傾斜部48b,48cは、パイロット弁32が吐水位置にあるときに回転操作部材20の回転操作により回転操作部材20が押圧操作ユニット36に対して軸方向に相対的に移動する量を所定の範囲内に規制する規制手段として機能するようになっている。
さらに、回転操作部材20のカラン用開閉操作ボタン6側の端部は、カラン用流調ダイヤル18の内周部が取り付けられるための概ね円環状のカラン用流調ダイヤル取付部20dが設けられている。
特に、図5及び図6に示すように、パイロット弁32が止水位置にあるときには、回転操作部材20の傾斜部20a,20bと、これらに対向するクラッチリング部材48の傾斜部48b,48cとが互いに接触しているが、カラン用流調ダイヤル18の回転操作にかかわらず、回転操作部材20の突起20cが、カム溝形成部材38のフランジ38eに当接しないようになっている。したがって、吐水装置1の止水時には、回転操作部材20の傾斜部20a,20bとクラッチリング部材48の傾斜部48b,48cとの互いの接触による摩耗も少なく、カラン用流調ダイヤル18を比較的小さな回転操作力で操作することができるようになっている。
さらに、バルブ操作ユニット34の回転操作ユニット40は、キャップ50と回転操作部材20のカラン用流調ダイヤル取付部20dの基端部20eとの間に配置された圧縮コイルばね52を備え、圧縮コイルばね52が回転操作部材20に向けて付勢する軸方向の付勢力により、回転操作部材20の押圧操作ユニット36に対する軸方向のがたつきを抑え、回転操作部材20の回転角度に応じて、キャップ50の軸方向の位置をカラン用流調ダイヤル取付部20dの基端部20eと先端部20fとの間の範囲内に常時位置させるようになっている。
パイロット弁32のシャフト32aと弁部32bとの間には圧縮コイルばね32cが配置されている。
図5に示すように、吐水装置1が止水された状態では、圧縮コイルばね32cが圧縮されることによって生じた付勢力により、パイロット弁32の弁部32bが圧力開放孔14cを閉鎖すると共に、パイロット弁32のシャフト32aがカラン用開閉操作ボタン6側に付勢されるようになっている。
まず、図1及び図5に示すように、吐水装置1が止水状態で且つカラン用流調ダイヤルつまみ8を最大流量設定位置に設定した場合には、ダイヤフラム30が、バルブ本体24の主弁座24cに着座し、主弁座24cが閉鎖されている。
すなわち、吐水装置本体2の本体流入口2aからバルブ流入口24aを経て通水路24bに流入した湯水が、主弁体14aに設けられたブリード孔14bを通って圧力室26に流入し、圧力室26内の湯水の圧力により、ダイヤフラム30及び主弁体14aが主弁座24cに向けて押圧され、主弁座24cが閉鎖されている。
また、パイロット弁32の弁部32bが、圧縮された圧縮コイルばね32cの付勢力により圧力開放孔14cを閉鎖している。
また、カラン用開閉操作ボタン6のドア部材6aのストライカー突起6gがカラン用流調ダイヤル18のストライカー突起挿入穴18aの中を通過し、このストライカー突起6gの先端部が、カラン用流調バルブユニット14のバルブ操作ユニット34の押圧操作ユニット36の一部であるキャップ50の正面に当接している。
このとき、カラン用開閉操作ボタン6のドア部材6aの正面側の表面は、カウンター板4のカウンター面とほぼ面一の状態となっている。
このとき、回転操作部材20のそれぞれの傾斜部20a,20bが、カム溝形成部材38の中央穴38dを通過し、固定されている状態のクラッチリング部材48のそれぞれの傾斜部48b,48cに当接しながら回動し、回転操作部材20がクラッチリング部材48に対してカラン用開閉操作ボタン6側に軸方向に移動して、カラン用流調ダイヤル18も回転操作部材20と共にカラン用開閉操作ボタン6側に軸方向に移動する。
しかしながら、押圧操作ユニット36の摺動部材42、回転リング部材46及びクラッチリング部材48は、軸方向及び回転方向に移動することなく固定されているため、パイロット弁32の弁部32bも、圧力開放孔14cを閉鎖した状態のままとなり、ダイヤフラム30及び主弁体14aについても、主弁座24cを閉鎖した状態のままとなっている。
すなわち、図5及び図6に示すように、吐水装置1が止水状態でカラン用流調ダイヤルつまみ8の回転させて流量設定位置を変更しても、カラン用流調ダイヤルつまみ8の回転の回転角度にかかわらず、カラン用開閉操作ボタン6とカラン用流調バルブユニット14のバルブ操作ユニット34の押圧操作ユニット36との距離が一定になる。
このとき、使用者の押圧操作により、カラン用開閉操作ボタン6のドア部材6aが回動軸部材6bの回りを回動し、カラン用流調バルブユニット14側に押し込まれ、ドア部材6aのストライカー突起6gがバルブ操作ユニット34の押圧操作ユニット36のキャップ50をカラン用流調バルブユニット14側に押圧する。
そして、バルブ操作ユニット34の押圧操作ユニット36の全体が背面側に押圧される。
また、バルブ操作ユニット34の回転操作ユニット40の回転操作部材20は、圧縮コイルばね52の付勢力により、押圧操作ユニット36のキャップ50側に押し付けられているため、押圧操作ユニット36の全体がカラン用流調バルブユニット14側に押圧されると、回転操作部材20も押圧操作ユニット36の全体と共に軸方向の主弁体14a側に移動する。したがって、カラン用流調ダイヤル18についても、回転操作部材20と共に、カラン用流調バルブユニット14側に軸方向に一体的に並進し、カラン用流調バルブユニット14側に押し込まれる。
この結果、回転操作部材20と押圧操作ユニット36の摺動部材42、回転リング部材46及びクラッチリング部材48が、一体的に軸方向のカラン用開閉操作ボタン6側に移動する。
このとき、回転操作部材20は、クラッチリング部材48に対して軸方向に移動することなく、回転操作部材20のそれぞれの傾斜部20a,20b及びクラッチリング部材48のそれぞれの傾斜部48b,48cが互いに当接した状態で相対的に回動する。そして、クラッチリング部材48のそれぞれの傾斜部48b,48cが、当接している回転操作部材20のそれぞれの傾斜部20a,20bによって回動すると共に、クラッチリング部材48が軸方向の主弁体14a側に押し込まれる。
このとき、回転リング部材46の係合突起46bは、カム溝形成部材38の深溝38b内の途中に位置している。
これにより、回転リング部材46の係合突起46bとカム溝形成部材38の深溝38bとの整合が解除されて回転リング部材46が所定角度回転し、回転リング部材46の係合突起46bがカム溝形成部材38の浅溝38a内に係止される。そして、再び、パイロット弁32及び主弁体14aは、図5に示す止水位置に保持される。すなわち、パイロット弁32の弁部32bが主弁体14aの圧力開放孔14cを閉鎖し、圧力室26内の圧力が上昇することにより、ダイヤフラム30及び主弁体14aは主弁座24cに着座され、止水状態となる。
したがって、カラン用開閉操作ボタン6の軸方向の位置を変化させることなくカラン用流調ダイヤルつまみ8の回転操作を行って、吐水流量の調整操作を行ったとしても、例えば、吐水装置1が止水状態においては、カラン用開閉操作ボタン6のドア部材6aの正面側の表面は、カウンター板4のカウンター面とほぼ面一となる状態が維持される。それゆえ、カラン用開閉操作ボタン6のドア部材6aの正面側の表面と、これに隣接して並置されているシャワー用開閉操作ボタン10のドア部材10aの正面側の表面についても互いに面一に合わせることもできる。
さらに、吐水装置1が止水状態において、カラン用開閉操作ボタン6及びシャワー用開閉操作ボタン10がカウンター板4のカウンター面よりも正面側に突出することを防ぐことができ、突出した状態のカラン用開閉操作ボタン6及びシャワー用開閉操作ボタン10に不意な力が加わってカラン用開閉操作ボタン6及びシャワー用開閉操作ボタン10が破損したりするのを未然に防ぐことができる。
2 吐水装置本体
2a 本体流入口
2b カラン用本体流出口
2c シャワー用本体流出口
4 カウンター板
6 カラン用開閉操作ボタン(開閉操作ボタン部)
6a ドア部材
6b 回動軸部材
6c カラン側操作ボタンユニット本体
6d ねじりばね
6e ロック部材
6f 凹部
6g ストライカー突起(押圧操作用突起)
8 カラン用流調ダイヤルつまみ(流量操作手段)
8a つまみ部
10 シャワー用開閉操作ボタン(開閉操作ボタン部)
10a ドア部材
10b 回動軸部材
10c シャワー側操作ボタンユニット本体
10d ねじりばね
10e ロック部材
10f 凹部
10g ストライカー突起(押圧操作用突起)
12 シャワー用流調ダイヤルつまみ
14 カラン用流調バルブユニット
14a 主弁体
14b ブリード孔
14c 圧力開放孔
16 シャワー用流調バルブユニット
18 カラン用流調ダイヤル(流量操作手段)
18a ストライカー突起挿入穴
19 シャワー用流調ダイヤル
20 回転操作部材(回転操作手段)
20a 傾斜部(回転操作手段傾斜部)
20b 傾斜部(回転操作手段傾斜部)
20c 突起
20d カラン用流調ダイヤル取付部
20e カラン用流調ダイヤル取付部の基端部
20f カラン用流調ダイヤル取付部の先端部
22 固定ナット
24 バルブ本体
24a バルブ流入口
24b 通水路
24c 主弁座
24d バルブ流出口
24e 通水路
26 圧力室
28 圧力室形成部材
28a ガイド部
28b ガイド溝
30 ダイヤフラム
32 パイロット弁
32a シャフト
32b 弁部
32c 圧縮コイルばね
34 バルブ操作ユニット(バルブユニットの操作手段)
36 押圧操作ユニット(押圧操作手段)
38 カム溝形成部材
38a 浅溝
38b 深溝
38c 突起
38d 中央穴
38e フランジ
40 回転操作ユニット(回転操作手段)
42 摺動部材
42a 段部
42b ガイド溝
44 圧縮コイルばね
46 回転リング部材
46a フランジ部
46b 係合突起
46c クラッチ歯面
48 クラッチリング部材
48a クラッチ歯面
48b 傾斜部(押圧操作手段傾斜部)
48c 傾斜部(押圧操作手段傾斜部)
48d 回動係止用突起
50 キャップ
52 圧縮コイルばね
Claims (2)
- 押圧操作により吐水と止水を切り替え、回転操作により吐水流量を調整する吐水装置であって、
主弁体と、押圧操作により軸方向に移動して上記主弁体を開閉させるパイロット弁と、このパイロット弁が上記主弁体を開弁させる吐水位置と上記パイロット弁が上記主弁体を閉弁させる止水位置を押圧操作により切り替え、回転操作により、上記主弁体が開弁時に上記パイロット弁の移動量を変化させ、上記主弁体の開度を調整して吐水流量を調整する操作手段と、を備えたバルブユニットと、
使用者の押圧操作によって上記バルブユニットの主弁体を開閉させ、吐水と止水を切り替える開閉操作ボタン部と、
上記バルブユニットの操作手段に連結され、上記開閉操作ボタン部からの押圧操作によって上記バルブユニットに対して並進移動して上記バルブユニットの主弁体を開閉させ、使用者の回転操作によって回転移動して吐水流量を調整する流量操作手段と、を有し、
上記バルブユニットの操作手段は、上記パイロット弁の開閉操作ボタン部側の端部に連結され、上記開閉操作ボタン部からの押圧操作による押圧力を上記パイロット弁に伝達させる押圧操作手段と、この押圧操作手段の外周側に回転可能に取り付けられて上記流量操作手段に連結され、上記押圧操作により上記押圧操作手段と共に並進し、上記回転操作により上記押圧操作手段との軸方向の相対位置を変化させる回転操作手段と、を備え、上記押圧操作手段は、上記パイロット弁が上記止水位置にあるときには上記回転操作手段による回転操作にかかわらず所定位置に保持され、使用者が上記開閉操作ボタン部を押圧すると、この開閉操作ボタン部が上記所定位置に保持された上記押圧操作手段を押圧するように構成されており、
上記バルブユニットは、更に、上記主弁体の開度を増加させる方向に上記押圧操作手段を付勢する付勢手段と、上記パイロット弁が上記止水位置にあるときに上記押圧操作手段を係止する係止手段と、上記パイロット弁が上記吐水位置にあるときに上記回転操作により上記回転操作手段が上記押圧操作手段に対して軸方向に相対的に移動する量を所定の範囲内に規制する規制手段と、を備え、この規制手段は、上記回転操作手段及び上記押圧操作手段のそれぞれの軸方向に対向する面に円周方向に沿ってほぼらせん状に形成され且つ上記付勢手段の付勢力により互いが当接する回転操作手段傾斜部及び押圧操作手段傾斜部をそれぞれ備えていることを特徴とする吐水装置。 - 上記開閉操作ボタン部は、この開閉操作ボタン部のバルブユニット側の面からバルブユニットの操作手段の押圧操作手段に向けて延びて上記押圧操作による押圧力を上記押圧操作手段に伝達する押圧操作用突起を備え、上記流量操作手段は、上記開閉操作ボタン部の押圧操作用突起が挿入可能に形成され且つこの挿入された押圧操作用突起を上記押圧操作手段に当接可能に形成された挿入穴を備えている請求項1記載の吐水装置。
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