JP2015010636A - 弁ユニット及び水栓 - Google Patents

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【課題】クリック機構を構成する部材を減らすことができ、ひいてはその組付けの簡易化やコストダウンにも資する弁ユニット及び水栓を提供する。【解決手段】周壁に流出孔15,16が形成された筒状のガイド体12と、ガイド体内に回動可能に挿入されるスピンドル13とを具備し、スピンドルの一端側には弁体部14がスピンドルと一体的に回動する状態で設けられ、ガイド体内に挿入されたスピンドルの回動を妨げないように、ガイド体の周壁において連通孔17が連通しない位置に設けられた開口19からガイド体の内部に差し込まれる差込部材20を具備し、差込部材に設けられた板ばね部21と、スピンドルの外周部において弁体部14に干渉しない位置に装着または形成されて板ばね部をスピンドルの軸方向に押圧する押圧部22とに、互いに凹凸嵌合する部位を設けることにより、スピンドルの回動にクリック感を付与するようにしてある。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、吐出する水の止水を含む流量調節に用いることができる弁ユニット及びこれを備えた水栓に関する。
図9に示す従来の弁ユニットは、上流側からの水が筒状弁体51の一端51aから筒状弁体51内に流入するようにしたものであり、筒状弁体51の他端51bはスピンドル52に取り付けられるとともにスピンドル52によって閉塞されている。そして、スピンドル52に固定された図外のハンドルを操作してスピンドル52を回動させると、筒状弁体51がスピンドル52と一体的に回動して筒状弁体51の周壁に設けられた連通孔53の位置(位相)が変わる。また、この弁ユニットは、筒状弁体51及びスピンドル52の一部を覆う内外二重の筒状壁として固定配置されているガイド体54及びケース55を具備し、ガイド体54及びケース55にわたって連通する流出孔56が形成され、筒状弁体51の連通孔53は流出孔56に対面可能な位置に設けられている。そのため、筒状弁体51の連通孔53の位置が変わると、この連通孔53と流出孔56との連通度合が変わり、従って、ハンドルの回動操作によって、流出孔56から下流側に流出する水の流量を調節することができる。
また、上記弁ユニットは、クリック機構を具備し、このクリック機構は、スピンドル52の外周部に固着されスピンドル52とともに回動する回動リング57と、ケース内に固着されたカバー58と、このカバー58の内側にセレーション嵌合し、スピンドル52の軸方向の移動が可能であるが軸回りの回動が不能である固定リング59と、この固定リング59を付勢して回動リング57に押しつけるスプリング60とによって構成され、回動リング57と固定リング59には、互いに凹凸嵌合する部位を設けてある。そして、斯かるクリック機構により、スピンドル52の回動にクリック感が付与されることになり、このクリック感によって、弁ユニットが例えば止水状態等の所定の状態になったことを使用者に知らせるようにすることができる。
特許第5075025号公報
しかし、上記の構成を有する弁ユニットでは、クリック機構を構成する部材が多く、その組付けに手間が掛かり、製造コストの上昇にも繋がる。そして、このことは、上記弁ユニットに限らず、例えば特許文献1の図13に示されているクリック機構(ハウジング、取付カラー、板バネ、取付リングを用いるクリック機構)を備えた弁ユニット等でも同様である。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、クリック機構を構成する部材を減らすことができ、ひいてはその組付けの簡易化やコストダウンにも資する弁ユニット及び水栓を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る弁ユニットは、周壁に流出孔が形成された筒状のガイド体と、該ガイド体内に回動可能に挿入されるスピンドルとを具備し、前記スピンドルの一端側には、該一端側に開放され他端側が閉塞された筒状の弁体部が該スピンドルと一体的に回動する状態で設けられ、前記弁体部の周壁には、前記流出孔に対面可能な位置に連通孔が開設され、前記スピンドルの軸回りの回動に伴って、前記流出孔と前記連通孔との連通度合が変わり、これにより、前記スピンドルの一端側から前記弁体部内に流入し前記連通孔を経て前記流出孔から流出する水の流量が変わるようにしてある弁ユニットであって、前記ガイド体内に挿入された前記スピンドルの回動を妨げないように、前記ガイド体の周壁において前記連通孔が連通しない位置に設けられた開口から該ガイド体の内部に差し込まれる差込部材を具備し、前記差込部材に設けられた板ばね部と、前記スピンドルの外周部において前記弁体部に干渉しない位置に装着または形成されて前記板ばね部を前記スピンドルの軸方向に押圧する押圧部とに、互いに凹凸嵌合する部位を設けることにより、前記スピンドルの回動にクリック感を付与するようにしてある(請求項1)。
上記弁ユニットにおいて、前記差込部材は、前記ガイド体内に挿入された前記スピンドルの外周部に設けられた係合部に係合し、該スピンドルが前記ガイド体から抜ける方向へ移動するのを妨げるように構成されていてもよい(請求項2)。
上記弁ユニットにおいて、前記差込部材は、二つの脚部と、二つの脚部を繋ぐブリッジ部とを有する馬蹄形をした部材であり、前記ブリッジ部は該ブリッジ部の外周面に向かって肉厚方向に二つに割れ、その一方が前記板ばね部となっていてもよい(請求項3)。
一方、上記目的を達成するために、本発明に係る水栓は、請求項1〜3の何れか一項に記載の弁ユニットを具備した(請求項4)。
本願発明では、クリック機構を構成する部材を減らすことができ、ひいてはその組付けの簡易化やコストダウンにも資する弁ユニット及び水栓が得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明の弁ユニットでは、差込部材と押圧部とのみによってクリック機構を構成することができ、従って、クリック機構を構成する部材を減らすことができ、ひいてはその組付けの簡易化やコストダウンを図ることができる。
請求項2に係る発明の弁ユニットでは、差込部材によってスピンドルがガイド体から抜ける方向に移動するのを妨げることができ、この抜け止めのための部材を別途用意する必要がなく、その分、弁ユニットを構成する部材点数を減らすことも可能となる。
(A)及び(B)は、本発明の一実施の形態に係る弁ユニットを内蔵した湯水混合栓の構成を概略的に示す正面図及び縦断面図である。 前記湯水混合栓の構成を概略的に示す横断面図である。 前記弁ユニットの構成を概略的に示す分解斜視図である。 (A)〜(D)は、前記弁ユニットの構成を概略的に示す背面図、横断面図、平面図、右側面図であり、(E)は(B)におけるX−X線断面図である。 (A)〜(D)は、前記弁ユニットの押圧部の構成を概略的に示す正面図、背面図、平面図及び底面図である。 (A)〜(D)は、前記弁ユニットの差込部材の構成を概略的に示す正面図、側面図、背面図及び平面図である。 (A)〜(C)は止水状態からカラン吐水状態へと切り替わる際の各状態におけるスピンドルの構成を概略的に示す斜視図、(D)はシャワー吐水状態におけるスピンドルの構成を概略的に示す斜視図である。 (A)〜(C)は止水状態からカラン吐水状態へと切り替わる際の各状態における差込部材と押圧部の構成を概略的に示す説明図である。 従来の弁ユニットの構成を概略的に示す縦断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
本実施の形態に係る弁ユニット1は、例えば浴室の壁面に設置される湯水混合栓2に組み込まれた状態で用いられるものである(図1(A)及び(B)、図2参照)。
この湯水混合栓2は、図1(A)に示すように左右方向に延びる略円筒状の水栓本体3を有し、水栓本体3の背面の左右には偏心管4(図2参照)を介して図外の給湯配管(高温水供給配管)、給水配管(低温水供給配管)が接続される。図2に示すように、水栓本体3の内部には、水栓本体3内に別々に導入された給湯配管からの湯(高温水)と給水配管からの水(低温水)とが混合される混合室5と、混合室5の上流側に位置し、混合室5への湯水の流入比を調節するための弁部6と、混合室5の下流側に位置し、混合室5からの湯水の導出流路の切替え及び導出流量の調節を行うための弁ユニット1とが設けられている。
また、図1(A)及び図2に示すように、水栓本体3の左右にはハンドル7,8が取り付けられ、一方(左側)のハンドル7は、弁部6と連動して水栓本体3から導出部(吐水口9またはシャワーエルボ10)を経て外部に導出される湯水の温度調節機能を司る。他方(右側)のハンドル8は、水栓本体3内において混合室5の下流側に設けられた弁ユニット1と連動して導出流路の切替え(湯水を吐水口9から導出する状態とシャワーエルボ10から導出する状態との切替え)機能及び吐水流量の調整機能を司る。
上記のような構成を備えた湯水混合栓は周知であり、弁ユニット1を除いた各構成のより詳細な説明は省略する。
弁ユニット1は、図3、図4(A)〜(E)に示すように、筒状のケース11と、ケース11内に固定配置される筒状のガイド体12と、ガイド体12内に回動可能に挿入されるスピンドル13とを具備し、スピンドル13の一端側には、該一端側に開放され他端側が閉塞された筒状の弁体部14が一体成形されている。
一方、ケース11及びガイド体12は、弁体部14を含むスピンドル13の一部を覆う内外二重の筒状壁として水栓本体2内に固定配置されるものであり、ケース11及びガイド体12の周壁には、両者11,12の内外にわたって連通する流出孔15,16が形成されている(図4(B)及び(E)参照)。これに対して、弁体部14の周壁には、流出孔15,16に対面可能な位置に連通孔17が開設されている。
また、弁ユニット1は、図2に示すように、混合室5(上流側)からの水(低温水、高温水及びこれらの混合水を含む)が弁体部14の一端14aから弁体部14内に流入するように水栓本体3に組み込まれるものであり、スピンドル13の他端側のハンドル取付部(アウターセレーション部)13a(図3、図4(A)〜(D)参照)に取り付けられたハンドル8を操作してスピンドル13を軸回りに回動させると、弁体部14がスピンドル13と一体的に回動し、弁体部14の周壁に設けられた連通孔17の軸回りの位置(位相)が変わる。
従って、ハンドル8を回動操作してスピンドル13を軸回りに回動させると、スピンドル13の軸回りの回動に伴って、各流出孔15,16と連通孔17との連通度合が変わり、これにより、スピンドル13の一端側から弁体部14内に流入し連通孔17を経て各流出孔15,16から下流側に流出する水の流量が変わる。そして、流出孔15から流出した水は吐水管18(図1(A)及び(B)参照)を経てその先端(下流端)の吐水口9から外部に吐出され、流出孔16から流出した水はシャワーエルボ10を経てその下流側に接続される図外のシャワーホースの先端のシャワーヘッドから外部に吐出される。すなわち、連通孔17が流出孔15に連通しているときにはカラン吐水状態となり、連通孔17が流出孔16に連通しているときにはシャワー吐水状態となる。
弁ユニット1はまた、ガイド体12内に挿入されたスピンドル13の回動を妨げないように、ガイド体12の周壁において連通孔17が連通しない位置に設けられた開口19からガイド体12の内部に差し込まれる差込部材20を具備し(図3参照)、差込部材20に設けられた板ばね部21と、スピンドル13の外周部において弁体部14に干渉しない位置に装着され、板ばね部21をスピンドル13の軸方向に押圧する押圧部22とに、互いに凹凸嵌合する部位23,24を設けることにより、スピンドル13の軸回りの回動にクリック感を付与するようにしてある。
詳述すると、差込部材20は、図6(A)〜(D)に示すように、二つの脚部25と、二つの脚部25を繋ぐブリッジ部26とを有する馬蹄形をした部材であり、ブリッジ部26はブリッジ部26の外周面に向かって肉厚方向に二つに割れ、その一方が板ばね部21となっている。そして、板ばね部21の外面に、横断面視等脚台形状の凸部23が設けられている。
そして、開口19に差込部材20を差し込んだ際、差込部材20の二つの脚部25はガイド体12の外周部において開口19の裏側に設けられた二つの小孔30(図3参照)からガイド体12の外部に抜ける。このようにしてガイド体12に装着された差込部材20は、ガイド体12に挿入したスピンドル13を回動してもスピンドル13と共に回動することはなく、ガイド体12に固定されて動かない状態となる。
これに対して、押圧部(押圧部材)22は、図5(A)〜(D)に示すように、略C型の本体27と、本体27の内側に突出する突起28とを有し、本体27の外面に、凸部23を受け入れ可能な複数(本例では三つ)の凹部24が設けられている。そして、本例では、スピンドル13の外周部に設けられた凹み29(図3参照)に突起28を嵌入し、このとき突起28の両側面に設けられているリブ28aを潰すようにすることによって、押圧部22がスピンドル13に装着固定された状態となるようにしている。そのため、押圧部22はスピンドル13と一体的に回動することになる。
以上の構成からなるクリック機構では、スピンドル13の回動に伴って、止水状態、吐水口9からの吐水状態、シャワーエルボ10から下流側への吐水状態の三つの状態に切り替わったときに、使用者にクリック感が付与されることになる。
すなわち、ケース11及びガイド体12内に挿入されたスピンドル13が、ガイド体12及びケース11に対して図3に示す向きにあるときには、連通孔17は流出孔15,16の何れにも連通しない止水状態となっており、このとき、差込部材20と押圧部22とは図7(A)に示すような位置関係にある。また、このとき、図8(A)に示すように、差込部材20の凸部23は押圧部22の三つの凹部24のうちの中央の凹部24に嵌合した状態(クリック感が付与される状態)となっている。
上記の状態にあるスピンドル13を左回りに回動操作し、差込部材20と押圧部22とが、図7(B)及び図8(B)に示す状態を経て、図7(C)及び図8(C)に示す状態(クリック感が付与される状態)になるようにすると、差込部材20の凸部23は押圧部22の三つの凹部24のうちの一端側の凹部24に嵌合した状態(クリック感が付与される状態)になると共に、連通孔17が流出孔15と連通し、カラン吐水状態となる。
逆に、図7(A)及び図8(A)に示す上記の状態にあるスピンドル13を右回りに回動操作し、差込部材20と押圧部22とが、図7(D)に示す状態になるようにすると、差込部材20の凸部23は押圧部22の三つの凹部24のうちの他端側の凹部24に嵌合した状態(クリック感が付与される状態)になると共に、連通孔17が流出孔16と連通し、シャワー吐水状態となる。
上記構成を有する弁ユニット1の組立ては、図3に示すように、押圧部22を装着した状態のスピンドル13の他端側のハンドル取付部13aを先頭にして、ガイド体12の一端12aからその内側に挿入した後、開口19に差込部材20を差し込み、この状態のガイド体12の一端12aを先頭にして、一端11aが混合室5側へと向けられるケース11の他端11bからその内側に挿入することによって行える。そして、図3に示すように、ケース11、ガイド体12、スピンドル13の各々適宜の位置には目印31が表示されており、ガイド体12内にスピンドル13を挿入する際及びガイド体12をケース11内に挿入する際には、目印31が一致するように互いの軸回りの位相を合わせればよく、これにより、軸回りの位相だけでなく挿入方向の向きを間違えないようにすることができる。
ここで、スピンドル13の他端側のハンドル取付部13aにハンドル8を取り付ける必要があることから、図4(A)〜(C)に示すように、弁ユニット1において、ハンドル取付部13aはケース11の他端11b及びガイド体12の他端12bを抜けてその外側に突出した状態となっている。そして、スピンドル13をガイド体12の一端12aからその内側に挿入する際、スピンドル13全体がガイド体12の他端12bから抜けてしまうことは、図4(B)に示すように、弁体部14の外周部の他端側に設けられた段部14bが、ガイド体12の内壁に設けられた段部12cに係合することによって防止される。
このように、スピンドル13は、ガイド体12の一端12aからガイド体12内に所定深さまで挿入されるとそれ以上進まないようにガイド体12の内壁に係合し、他方、スピンドル13が挿入された状態のガイド体12をケース11に挿入する際、ガイド体12の一端12aからスピンドル13が抜ける方向に移動することは、ガイド体12の開口19に差し込まれた差込部材20と、スピンドル13の外周部に設けられたフランジ状の係合部32(図3参照)との係合によって妨げられることになる。
上記構成からなる弁ユニット1では、差込部材20と押圧部22とのみによってクリック機構を構成することができ、従って、クリック機構を構成する部材を減らすことができ、ひいてはその組付けの簡易化やコストダウンを図ることができる。
また、差込部材20は、スピンドル13がガイド体12から抜ける方向に移動するのを妨げるように構成されているので、この抜け止めのための部材を別途用意する必要がなく、その分、弁ユニット1を構成する部材点数を減らすことも可能となる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
弁ユニット1は、図1に示す湯水混合栓に組み込まれた状態で用いられるものに限らず、シングルレバー式湯水混合栓などの他の湯水混合栓や、一つの供給配管のみが接続される単水栓等の水栓への適用も可能である。単水栓に適用する場合、ケース11及びガイド体12に設ける流出孔は一つのみでよい。
上記実施の形態では、ケース11内にガイド体12、スピンドル13等を組み込んでカートリッジタイプの弁ユニット1を構成しているが、これに限らず、例えばケース11を省いてもよい。
上記実施の形態では、スピンドル13と弁体部14とは一体成形されているが、これに限らず、両者13,14を別体として成形し、両者13,14を適宜の手段によって一体化して一体的に回動するようにしてあってもよい。
上記実施の形態では、押圧部22に三つの凹部24を設け、止水状態、カラン吐水状態及びシャワー吐水状態の三つの状態となったときにクリック感が付与されるようにしているが、これに限らず、例えば凹部24を一つのみ設け、止水状態となったときにのみクリック感が付与されるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、押圧部22はスピンドル13と別体に形成され、スピンドル13に装着されているが、これに限らず、押圧部22がスピンドル13と一体成形されていてもよい。
カラン吐水状態から止水状態を経ずにシャワー吐水状態へと切り替える操作や、これと逆の操作を行えないようにするために、スピンドル13はガイド体12内において軸回りに360度回動可能ではなく、所定範囲(止水状態からカラン吐水状態への切替えとシャワー吐水状態への切替えとを行える範囲)のみの回動が許容されるようにしてあってもよいし、スピンドル13がガイド体12内において軸回りに360度回動可能としてあってもよい。スピンドル13の回動を所定範囲内に規制する場合、その手段としては、例えば、図3に示すように、スピンドル13の外周部に突出部33を設け、ガイド体12の内壁に、突出部33に当接してスピンドル13の回動を規制する図外の回り止め部を設ける等、種々の方法を取り得る。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 弁ユニット
2 湯水混合栓
3 水栓本体
4 偏心管
5 混合室
6 弁部
7 ハンドル
8 ハンドル
9 吐水口
10 シャワーエルボ
11 ケース
11a 一端
11b 他端
12 ガイド体
12a 一端
12b 他端
13 スピンドル
13a ハンドル取付部
14 弁体部
14a 一端
15 流出孔
16 流出孔
17 連通孔
18 吐水管
19 開口
20 差込部材
21 板ばね部
22 押圧部
23 凸部
24 凹部
25 脚部
26 ブリッジ部
27 本体
28 突起
28a リブ
29 凹み
30 小孔
31 目印
32 係合部
33 突出部
51 筒状弁体
51a 一端
51b 他端
52 スピンドル
53 連通孔
54 ガイド体
55 ケース
56 流出孔
57 回動リング
58 カバー
59 固定リング
60 スプリング

Claims (4)

  1. 周壁に流出孔が形成された筒状のガイド体と、該ガイド体内に回動可能に挿入されるスピンドルとを具備し、
    前記スピンドルの一端側には、該一端側に開放され他端側が閉塞された筒状の弁体部が該スピンドルと一体的に回動する状態で設けられ、
    前記弁体部の周壁には、前記流出孔に対面可能な位置に連通孔が開設され、
    前記スピンドルの軸回りの回動に伴って、前記流出孔と前記連通孔との連通度合が変わり、これにより、前記スピンドルの一端側から前記弁体部内に流入し前記連通孔を経て前記流出孔から流出する水の流量が変わるようにしてある弁ユニットであって、
    前記ガイド体内に挿入された前記スピンドルの回動を妨げないように、前記ガイド体の周壁において前記連通孔が連通しない位置に設けられた開口から該ガイド体の内部に差し込まれる差込部材を具備し、
    前記差込部材に設けられた板ばね部と、前記スピンドルの外周部において前記弁体部に干渉しない位置に装着または形成されて前記板ばね部を前記スピンドルの軸方向に押圧する押圧部とに、互いに凹凸嵌合する部位を設けることにより、前記スピンドルの回動にクリック感を付与するようにしてあることを特徴とする弁ユニット。
  2. 前記差込部材は、前記ガイド体内に挿入された前記スピンドルの外周部に設けられた係合部に係合し、該スピンドルが前記ガイド体から抜ける方向へ移動するのを妨げるように構成されている請求項1に記載の弁ユニット。
  3. 前記差込部材は、二つの脚部と、二つの脚部を繋ぐブリッジ部とを有する馬蹄形をした部材であり、前記ブリッジ部は該ブリッジ部の外周面に向かって肉厚方向に二つに割れ、その一方が前記板ばね部となっている請求項1または2に記載の弁ユニット。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の弁ユニットを具備した水栓。
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