JP2020133385A - 水栓及び水栓装置 - Google Patents

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JP2020133385A JP2019041936A JP2019041936A JP2020133385A JP 2020133385 A JP2020133385 A JP 2020133385A JP 2019041936 A JP2019041936 A JP 2019041936A JP 2019041936 A JP2019041936 A JP 2019041936A JP 2020133385 A JP2020133385 A JP 2020133385A
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Abstract

【課題】簡易な構造であって、不用意に湯を吐水することがなく、操作性が良い水栓を提供すること。【解決手段】この発明の水栓は、水栓本体12内に装着された、シングルカートリッジ14が、湯流入孔及び水流入孔が設けられた固定ディスク20と、該固定ディスクに摺動可能に重合配置され、湯流入孔から流入される湯及び水流入孔から流入される水を湯水流出孔に流出させる湯水連通路を有する可動ディスク40とを備え、前記可動ディスク40を操作する操作レバー16を第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯及び水の吐出量を調節するように構成され、前記湯流入孔及び水流入孔が、前記固定ディスクの前後方向の中心線に対して対称に設けられると共に、前記中心線上に操作レバー16が位置するときに止水するように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、水栓及び水栓装置に関し、特に、例えば、台所、洗面所、風呂等において使用され、1つの操作レバーで水や湯の流量を簡単に調節することができる水栓に関する。
現在、種々のシングルレバー式湯水混合栓が提案されている。
この種のシングルレバー式湯水混合栓は、操作レバーを左右回動することにより吐出水の
温度を調整し、操作レバーの先端を上下動させることにより吐出水の流量を調節すること
ができるように構成されている。
特開2002−22040号公報
一般に、この種のシングルレバー水栓を利用する利用者は、操作レバーを左右方向にお
ける中央位置で操作することが多い。ところが、この中央位置においては、湯と水とが混
合された混合水が吐出されることが多く、特に湯を必要としない場合であっても、湯が吐
水されることになり、不必要な湯を垂れ流すことによる無駄が発生している。
そこで、特許文献1に示すような湯水混合水栓が提案されている。
この湯水混合水栓によれば、操作ハンドルを右方向に回転操作すると、水栓に供給され
た温度調整済みの混合湯水を吐出し、左方向に回転操作すると、水または湯を吐出するよ
うに構成されている。
この発明においても、内部構造が非常に複雑となり、利用者においても、右方向あるい
は左方向においてどの程度操作ハンドルを回転させると、所望する湯または水あるいは湯
水混合水が吐出されるのか分からないことが多い。
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、簡易な構造であって、不用意に湯を吐水
することがなく、操作性が良い水栓及び水栓装置を提供することである。
この発明にかかる水栓は、水栓本体内にシングルカートリッジが装着された、水栓にお
いて、前記シングルカートリッジが、湯流入孔及び水流入孔が設けられた固定ディスクと
、該固定ディスクに摺動可能に重合配置され、湯流入孔から流入される湯及び水流入孔か
ら流入される水を湯水流出孔に流出させる湯水連通路を有する可動ディスクとを備え、前
記可動ディスクを操作する操作レバーを第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側であ
る第2の方向側へ回動することによって、湯及び水の吐出量を調節するように構成され、
前記湯流入孔及び水流入孔が、前記固定ディスクの前後方向の中心線に対して対称に設け
られると共に、前記中心線上に操作レバーが位置するときに止水するように構成されたこ
とを特徴とする。
この発明にかかる水栓は、前記固定ディスクの湯流入孔及び水流入孔を、腎臓型の長孔
で形成されると共に、前記固定ディスクの前後方向の中心線に対して対称に形成すればな
お良い。
この発明にかかる水栓は、前記操作レバーを、その左右方向の中央位置から、第1の方
向である左方向及び第2の方向である右方向に回動することによって、固定ディスクの湯
流入孔又は水流入孔と可動ディスクの湯水連通路とが繋がり、湯又は水が吐出されるよう
に構成すればなお良い。
この発明にかかる水栓は、前記固定ディスク及び可動ディスクに、操作レバーが止水位
置にあることを知らせるクリック機構が設けられるとなお良い。
この発明にかかる水栓は、可動ディスクが、可動ディスクの回転軸方向に伸びる直線に
垂直な面上において、第1の方向に回転したときに固定ディスクの水流入孔より湯水連通
路に水が流入し、且つ、第2の方向に回転したときに、固定ディスクの湯流入孔より湯水
連通路に湯が流入するように形成され、第1の方向及び第2の方向に回転した角度により
吐水量が決定されるようにすればなお良い。
この発明にかかる水栓装置は、湯流入孔及び水流入孔が設けられた固定ディスクと、該固定ディスクに摺動可能に重合配置され、湯流入孔から流入される湯及び水流入孔から流入される水を湯水流出孔に流出させる湯水連通路を有する可動ディスクとを備え、前記可動ディスクを操作する操作ハンドルを第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯又は水が吐出され、その吐出量が調節されるように構成された水栓と、給湯管から送水されてきた湯の温度を調節する温度調節手段が、湯流入孔に接続された給湯管に配設された、水栓装置である。
この発明にかかる水栓装置は、前記温度調節手段が、サーモスタット又はミキシングを含む温度調節器であると、なお良い。
この発明にかかる水栓装置は、前記温度調節手段が、水流入孔に接続された給水管から分岐した給水管が接続され、常に水が供給されるように構成され、給湯管で送水されてきた湯と混合して湯の温度を調節するように構成されると、なお良い。
この発明にかかる水栓装置は、更に、前記給湯管に電磁弁を配設され、前記電磁弁の開弁作動により湯が湯流入孔に供給され、前記電磁弁の閉弁作用により湯の供給が停止されるように構成され、更に、人体を検知する検知手段が配設され、前記検知手段により人体を検知したことにより送られる電気信号により前記電磁弁が作動するように構成されると、なお良い。
この発明によれば、一つの操作ハンドルを中央の止水位置から、一方向に回すことによ
り水が吐出され、反対方向に回すことにより湯が吐出され、中央位置において止水される
ことにより、水栓を利用する利用者にとって極めて分かりやすい操作方法により不用意に
湯を吐水することがなく、操作性が良い水栓及び水栓装置を提供することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明の一実施の形態である水栓のカートリッジの斜視図解図である。 本発明の一実施の形態である水栓の断面図解図である。 図1図示カートリッジの断面図解図である。 図1図示カートリッジの断面図解図である。 固定ディスクの図解図であり、(A)は平面図解図、(B)は底面図解図、(C)は側面図解図、(D)は断面図解図である。 可動ディスクの図解図であり、(A)は平面図解図、(B)は底面図解図、(C)は側面図解図、(D)は断面図解図である。 上カバーの図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は底面図解図であり、(C)は正面図解図であり、(D)は側面図解図であり、(E)は断面図解図である。 下カバーの図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は底面図解図であり、(C)は正面図解図であり、(D)は背面図解図であり、(E)は側面図解図であり、(F)は断面図解図である。 サポートプレートの図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は底面図解図であり、(C)は正面図解図であり、(D)は断面図解図である。 ディスクガイドの図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)は底面図解図であり、(C)はA―A断面図解図であり、(D)はB−B断面図解図であり、(E)は正面図解図であり、(F)は側面図解図である。 第1パッキンを表す図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)はA−A断面図解図である。 第2パッキンを表す図解図であり、(A)は平面図解図であり、(B)はA−A断面図解図である。 動作原理を示す図解図であり、(A)は操作レバーが左右方向の中央位置において、可動ディスクの湯水連通路が固定ディスクの湯流入孔及び水流入孔に連通しない状態を示す説明図であり、(B)(C)(D)は、操作レバーが左右方向の左側において、湯水連通路が水流入孔に連通する状態を示す説明図である。 動作原理を示す図解図であり、(A)は操作レバーが左右方向の中央位置において、可動ディスクの湯水連通路が固定ディスクの湯流入孔及び水流入孔に連通しない状態を示す説明図であり、(B)(C)(D)は、操作レバーが左右方向の右側において、湯水連通路が湯流入孔に連通する状態を示す説明図である。 図3A―A断面図解図であり、(A)は止水状態のときを表す図であり、(B)は湯の最大吐水量の状態のときを表す図であり、(C)は水の最大吐水量の状態のときを表す図である。 は、クリック機構を表す図3B−B断面図解図であり、(A)は止水状態のときを表す図であり、(B)及び(C)はディスクガイドが回転している状態のときを表す図であり、(D)は湯の最大吐水量の状態のときを表す図であり、(E)は水の最大吐水量の状態のときを表す図である。 別のクリック機構を表す図であり、(A)は上カバー、ディスクガイド及びクリックリングの断面図解図であり、(B)はディスクガイドの突出部の斜視図解図である。 本発明の第1の実施の形態であるカートリッジを含む、水栓装置の斜視図解図である。 本発明の第2の実施の形態である水栓装置の斜視図解図である。 本発明の第3の実施の形態である水栓装置の斜視図解図である。 は、本発明の一実施の形態である水栓の説明図である。 は、本発明の一実施の形態である水栓の説明図である。
本発明の一実施の形態である水栓について説明する。
図1は、発明の一実施の形態である水栓のカートリッジの斜視図解図である。
図2は、本発明の一実施の形態である水栓の断面図解図である。
図3は、図1図示カートリッジの断面図解図である。
図4は、図1図示カートリッジの断面図解図である。
図5は、固定ディスクの図解図であり、(A)は平面図解図、(B)は底面図解図、(C)は側面図解図、(D)は断面図解図である。
本発明にかかる水栓10は、水栓本体12内にシングルカートリッジ14が装着された
、操作ハンドルが単一の水栓10であり、操作ハンドルを構成する操作レバー16を回動
させることにより、湯水吐水部から吐出される水又は湯の流量を変化させるものである。
前記シングルカートリッジ14は、送水されてきた水及び湯を吐水管(口)に、水と湯とを切り替え且つ水及び湯の流量を調節する水及び湯の切り替え・流量調節手段である。
すなわち、シングルカートリッジ14は、前記可動ディスク40を操作する操作レバー16を第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯及び水の吐出量を調節するように構成され、前記湯流入孔22及び水流入孔24が、前記固定ディスク20の前後方向の中心線Cに対して同じ角度範囲内に設けられると共に、前記中心線Cの上に操作レバー16が位置するときに、止水するように構成されている。
前記シングルカートリッジ14は、湯流入孔22及び水流入孔24が設けられた固定デ
ィスク20と、該固定ディスク20に摺動可能に重合配置され、湯流入孔22から流入さ
れる湯及び水流入孔24から流入される水を湯水流出孔に流出させる湯水連通路42を有
する可動ディスク40とを備える。
前記固定ディスク20の湯流入孔22及び水流入孔24は、腎臓型の長孔で形成される
と共に、前記固定ディスク20の前後方向の中心線Cに対して対称に形成されている。
可動ディスク40は、可動ディスク40の回転軸方向に伸びる直線に垂直な面上におい
て、第1の方向に回転したときに固定ディスク20の水流入孔24より湯水連通路42に
水が流入し、且つ、第2の方向に回転したときに、固定ディスク20の湯流入孔22より
湯水連通路42に湯が流入するように形成され、第1の方向及び第2の方向に回転した角
度により、吐水量が決定される。
シングルカートリッジ14は、前記操作レバー16を、その左右方向の中央位置から、
第1の方向である左方向及び第2の方向である右方向に回動することによって、固定ディ
スク20の湯流入孔22又は水流入孔24と可動ディスク40の湯水連通路42とが繋が
り、湯又は水が吐出されるように構成されている。
可動ディスク40は、可動ディスクの回転軸P方向に伸びる直線に垂直な面上において
固定ディスク20に対して相対回転摺動を行い、第1の方向に回転したときに固定ディス
ク20の水流入孔24より湯水連通路42に水が流入し、且つ、第2の方向に回転したと
きに、固定ディスク20の湯流入孔26より湯水連通路42に湯が流入するように形成さ
れ、第1の方向及び第2の方向に回転した角度により、吐水量が決定される。
水栓10は、操作レバー16が止水位置にあることを知らせるクリック機構が設けられ
ている。
本発明に係るシングルカートリッジ14の基本的な動作原理は、操作レバー16を回転
軸Pを中心にして回動させることにより、操作レバー16に連結された回転軸を構成する
栓棒150を中心に回転し、この回転に伴い可動ディスク40が固定ディスク20に対し
て相対回転摺動を行い、固定ディスク20に設けられた湯流入口22又は水流入口24と
可動ディスク40に設けられた湯水連通路42との重なる面積の大きさを変化させて、湯
水吐水部を構成する吐出管240から吐出される水又は湯の流量を変化させるものである
この実施の形態においては、水又は湯の流量が最大流量に到達するまでに、略一定の比
例的に増大するように構成されている。
しかし、吐水部から吐出される水又は湯の流量が、流量の微調整を行いやすくするため
に、操作レバー16の操作量に対する流量変化率を変化するように構成してもよい。その
場合には、例えば、固定ディスク20の水流入口又は湯流入口の形状を変化させることに
より、変更するようにすれば良い。
固定ディスク20の湯流入孔22は、前後方向の中心線C(中央線)側の第1の孔縁6
0と、第1の孔縁60の手前側に続く第2の孔縁62と、固定ディスク20の周縁側の第
3の孔縁64と、第1の孔縁60の向こう側と第3の孔縁64の向こう側との間に接続し
ている第4の孔縁66とを含む。
固定ディスク20の水流入孔24は、前後方向の中心線C(中央線)側の第1の孔縁7
0と、第1の孔縁70の手前側に続く第2の孔縁72と、固定ディスク20の周縁側の第
3の孔縁74と、第1の孔縁70の向こう側と第3の孔縁74の向こう側との間に接続し
ている第4の孔縁76とを含む。
湯流入孔22の第1の孔縁60と水流入孔24の第1の孔縁70とは、平行である。
湯流入孔22の第2の孔縁62と水流入孔24の第2の孔縁72とは、手前側に向かう
に従って間隔が広がるテーパー状である。
湯流入孔22の第3の孔縁64と水流入孔24の第3の孔縁74とは、外側に広がる円
弧状である。
湯流入孔22の第4の孔縁66と水流入孔24の第4の孔縁76とは、中央線に向かう
に従って手前側に下がる傾斜状である。
可動ディスク40の湯水連通路42は、前後方向の中心線C(中央線)側の第1の孔縁
80と、第1の孔縁80の右側から手前側に延びる第2の孔縁82と、第1の孔縁80の
左側から手前側に延びる第3の孔縁84と、第2の孔縁82の手前側端と第3の孔縁84
の手前側端とに接続されている第4の孔縁86と含む。
第1の孔縁80は、向こう側に膨らむ円弧状である。
第2の孔縁82と第3の孔縁84とは、直線状であり、手前側に向かうに従ってその間
隔が広がるテーパー状である。
第4の孔縁86は、手前側に膨らむ円弧状である。
固定ディスク20の湯水流出孔26は、前後方向の中心線C(中央線)側の第1の孔縁
90と、第1の孔縁90の右側から向こう側に延びる第2の孔縁92と、第1の孔縁90
の左側から向こう側に延びる第3の孔縁94と、第2の孔縁92の向こう側端と第3の孔
縁94の向こう側端とに接続されている第4の孔縁96と含む。
第1の孔縁90は、手前側に膨らむ円弧状である。
第2の孔縁92と第3の孔縁94とは、直線状であり、向こう側に向かうに従ってその
間隔が広がるテーパー状である。
第4の孔縁96は、向こう側に膨らむ円弧状である。
可動ディスク40の湯水連通路42は、操作レバー16が固定ディスク20の前後方向
の中心線Cに平行な位置に位置しているときに、前記中心線Cと平行に形成され、固定デ
ィスク20の湯流入孔22及び水流入孔24と重ならないように形成されている。
従って、可動ディスク40は、固定ディスク20の湯流入孔22及び水流入孔24を閉
塞している。
この止水状態では、可動ディスク40が回転していないので、可動ディスク40の回転
角度は、0°である。
操作レバー16を第1の方向である反時計方向に回していくと、栓棒を介して可動ディ
スク40が固定ディスク20の摺動面上を回転する。そして、可動ディスク40の湯水連
通路42と固定ディスク20の水流入孔24とが繋がる。
また、操作レバー16を第2の方向である時計方向に回転していくと、栓棒を介して可
動ディスク40が固定ディスク20の摺動面上を回転する。そして、可動ディスク40の
湯水連通路42と固定ディスク20の湯流入孔22とか繋がる。
水栓10は、水栓本体12の内に、給湯器に接続されている湯流入通路220と、水道
管に接続されている水流入通路222と、湯または水が流出する湯水流出通路224とが
設けられている。
水栓本体12の下部には、前記湯流入通路220に連通し、上方へ伸びる吐出管240
が配設されている。
水栓本体12は、上カバー110と、下カバー120とを連結して、円柱状体のシング
ルカートリッジ14が形成されている。
上カバー110と下カバー120とは、上カバー110の下端と下カバー120の上端
とを合わせて、連結される。
上カバー110の下端の近傍には、下カバー120を固定するための連結穴116が穿
ち設けられ、一方、下カバー120の周縁には上カバー110と固定するための連結突起
124が突き出し設けられている。
而して、連結された上カバー110のカートリッジ収容部118と下カバー120のカー
トリッジ収容部128とが合わさり、円筒状の筒内に、固定ディスク20及び可動ディス
ク40が収容される。
上カバー110と下カバー120とは、その内部に形成された空間(カートリッジ収容
部118及びカートリッジ収容部128を含む)内に、固定ディスク20及び可動ディス
ク40が配設されたシングルカートリッジ14を構成する。
シングルカートリッジ14は、可動ディスク40と、可動ディスク40の上に取り付け
られるサポートガイド130と、ディスクガイド140と、栓棒150と、固定ディスク
20と、固定ディスク20の下方に配設された第1パッキン180と、第2パッキン19
0とを含む。
上カバー110は、可動ディスク40を、上カバー110内において回動自在に取り付
けるためのサポートプレート130が配設されている。
サポートプレート130の上部にはディスクガイド140が取り付けられており、ディ
スクガイド140には栓棒150がピン160により回動自在に取り付けられている。
栓棒150の上部に、レバー受け170が取り付けられ、レバー受け170を介して操
作レバー16が取り付けられている。
下カバー120は、下方に第2パッキン190が固定され、第2パッキン190の上方
に第1パッキン180が固定されている。下カバー120は、第1パッキン180の上方
に、固定ディスク20が固定されている。
下カバー120、第1パッキン180、第2パッキン190及び固定ディスク20は、
湯流入通路220、水流入通路222及び湯水流出通路224が形成されている。
湯流入通路220を介して湯が固定ディスク20に供給され、水流入通路222を介し
て水が固定ディスク20に供給される。
サポートプレート130は、可動ディスク40と同心円状の円柱状体である。
サポートプレート130は、その上面の中心には、栓棒150を取り付けるための平面
視方形状の栓棒取付穴132が穿設され、その下面には、中心より円周方向に広がる湯水
の転回穴134が配設されている。
サポートプレート130は、その下面の周縁近傍において、周方向に、可動ディスク4
0を取り付けるための可動ディスク取付部136が穿ち設けられている。
ディスクガイド140は、サポートプレート130に取り付けられる側に形成されたベ
ース部142と、栓棒150が取り付けられる突出部144とを備える。
ベース部142は円柱状で、突出部144は円柱状であり、ベース部142と突出部1
44とは同心円状に形成されている。
ベース部142は、その下面においてサポートプレート130の上面に取り付けられる
。ベース部142及び突出部144は、その中心近傍において、垂直方向に伸びる栓棒取
付孔146が貫設されており、栓棒取付孔146には、栓棒150が、貫挿されている。
栓棒150は、突出部144に穿ち設けられたピン取付孔148と栓棒150に穿ち設
けられたピン取付穴152とに、ピン160を圧入して、ディスクガイド140に取り付
けられている。
ディスクガイド140のベース部142は、正面側において、上カバー110の内側に
設けられた旋回停止部114(湯側停止部114a、水側停止部114b)に突き当たる
旋回停止部142Aが、突き出し設けられている。
サポートプレート130は、周縁側において前後2箇所に、可動ディスク取付部136
より突き出し設けられた可動ディスク40を固定するための固定凸部138が設けられて
いる。
可動ディスク40は、サポートプレート130の可動ディスク40を固定するための固
定凸部138が嵌合する固定凹部48が、設けられている。固定凹部48は、前後一対設
けられている。
サポートプレート130及びディスクガイド140は、円筒状の上カバー110の空洞
内に装填され、栓棒150によって連結固定されており、栓棒150の回転により、固定
ディスク20の上において一体的に旋回するように構成されている。
可動ディスク40は、Oリング200を介在させて、サポートプレート130の可動デ
ィスク取付部136に取り付けられている。
可動ディスク40の湯水連通路42とサポートプレート130の転回穴134との間に
は、消音アミ202が取り付けられ、水流の音をできるだけ小さくなるように、形成され
ている。
上カバー110は、上端の近傍に、クリックリング210を取り付けるためのクリック
リング取付部112が形成されている。そのクリックリング取付部112に、クリック機
構を構成する弾力性を有するクリックリング210が嵌装されている。
クリック機構は、操作レバー16を前後方向における中心線C上において、停止させて
、可動ディスク40を止水位置で停止させるように形成されている。
クリックリング210は、弾力性を有する金属片で形成され、その中央付近において、
係止凸部212が形成されている。
クリックリング210は、その係止凸部212がディスクガイド140の係止凹部21
8に嵌合したとき、回転しているディスクガイド140が停止してサポートプレート13
0及び可動ディスク40が停止するように構成されている。
固定ディスク20は、下カバー120のカートリッジ収容部128内に収容される。
固定ディスク20は、正面側において、下カバー120に固定ディスク20を固定する
ための固定ディスク固定部28が形成されている。
下カバー120は、正面側において、カートリッジ収容部128側に収容された固定デ
ィスク20に向けて突き出し設けられた固定ディスク固定部126を備える。
下カバー120のカートリッジ収容部128に収容された固定ディスク20の固定ディ
スク固定部28と下カバー120の固定ディスク固定部126とが係合されて、固定ディ
スク20は、下カバー120に固定される。
固定ディスク20は、湯流入孔22に続いてその下方に、湯流入通路220が形成され
ている。
更に、固定ディスク20は、水流入孔24に続いてその下方に、水流入通路222が形
成されている。
更に、固定ディスク20は、湯水連通路42に続いてその下方に、湯水流出通路224
が形成されている。
固定ディスク20の湯流入通路220は、第1パッキン180の湯流入通路220、第
2パッキン190の湯流入通路220及び下カバー120の湯流入通路220に連通して
いる。
固定ディスク20の水流入通路222は、第1パッキン180の水流入通路222、第
2パッキン190の水流入通路222及び下カバー120の水流入通路222に連通して
いる。
固定ディスク20の湯水流出通路224は、第1パッキン180の湯水流出通路224
、第2パッキン190の湯水流出通路224及び下カバー120の湯水流出通路224に
連通している。
給湯器(図示せず)から給湯された湯は、下カバー120(第1パッキン180及び第
2パッキン190を含む)の湯流入通路220を通り、固定ディスク20の湯流入孔22
に至り、可動ディスク40の湯水連通路42を通り、湯水流出通路224を通過して吐水
管240に到達し、吐水管240の吐水口50から吐水される。
一方、給水管(水道管)から給水された水は、下カバー120(第1パッキン180及び第2パッキン190を含む)の水流入通路222を通り、固定ディスク20の水流入孔24から可動ディスク40の湯水連通路42を通り、湯水流出通路224を通過して吐水管240に到達し、吐水管240の吐水口50から吐水される。
前記実施の形態によれば、操作ハンドルのレバーを手前側から向こう側に至る中央線C
の位置に停止させることにより、止水状態となり、吐水するときにおいては、第1の方向
である右側(反時計方向)に操作ハンドルを回すことにより、回す角度が増えるにしたが
って、吐水される水量が徐々に増量され、また、湯を吐水するときにおいては、操作ハン
ドルを第2の方向である左側(時計方向)に回すことにより、回す角度が大きくなるに従
って徐々に吐水される湯の量が増量される。
従って、水栓を操作する操作者は、誤ることなく、止水、水の吐水、湯の吐水を選択す
ることができ、また、水量を選択することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、前記第1の実施の形態の水栓を利用した水栓装置について説明する。
この発明にかかる第2の実施の形態の水栓装置は、水及び湯の吐止水・流量調節を行う湯水一体の単一水栓10に温度調節機能を付与することで、利便性を高めた水栓装置である。
前記湯水一体の単一水栓10は、給湯器などの給湯機器作られた湯を、そのまま吐水するように構成されているために、水栓の使用者の好みなどを反映した湯の温度にならない。水栓の使用者が好む温度にしたいと思っても、湯の温度を調節できない。
このような問題を解決したのが第2の実施の形態の水栓装置である。
この発明にかかる水栓装置310は、水栓本体12内にシングルカートリッジ14が装着された、操作ハンドルが単一の水栓10を備え、水栓10は、操作ハンドルを構成する操作レバー16を回動させることにより、湯水吐水部から吐出される水又は湯の流量を変化させるものである。
前記シングルカートリッジ14は、送水されてきた水及び湯を吐水管(口)に、水と湯とを切り替え且つ水及び湯の流量を調節する水及び湯の切り替え・流量調節手段である。
すなわち、シングルカートリッジ14は、前記可動ディスク40を操作する操作レバー16を第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯及び水の吐出量を調節するように構成され、前記湯流入孔22及び水流入孔24が、前記固定ディスク20の前後方向の中心線Cに対して同じ角度範囲内に設けられると共に、前記中心線Cの上に操作レバー16が位置するときに、止水するように構成されている。
前記シングルカートリッジ14は、水栓10が湯流入孔22及び水流入孔24が設けられた固定ディスク20と、該固定ディスク20に摺動可能に重合配置され、湯流入孔22から流入される湯及び水流入孔24から流入される水を湯水流出孔26に流出させる湯水連通路42を有する可動ディスク40とを備えている。
水栓装置310は、前記可動ディスク40を操作する操作ハンドル(操作レバー16)を第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯又は水が吐出され、その吐出量が調節されるように構成された水栓10と、給湯管312から送水されてきた湯の温度を調節する温度調節手段である温度調節器320が、湯流入孔22に接続された給湯管312に配設されている。
給湯管312は、止水栓322に近い領域に、温度調節手段である温度調節機器320が配設され、湯流入孔22から最適な湯温の湯が、流入するように構成されている。
温度調節機器320は、サーモスタット又はミキシングを含む温度調節器である。
前記温度調節手段である温度調節機器320は、水流入孔24に接続された給水管314に設けられた分岐部318から分岐した分岐給水管316が接続され、常に水が給水管314から供給されるように構成され、給湯管312で送水されてきた湯と混合して湯の温度を調節するように構成されている。
更に、人体を検知する検知手段が配設され、前記検知手段により人体を検知したことにより送られる電気信号により前記電磁弁が作動するように構成されている。
第2の実施の形態の水栓装置310は、制御部350と、人感センサー352と、電磁弁324及び電磁弁328と、これらを接続する信号線及び電気配線360、362、364及び366を備えている。
電磁弁324は、水栓本体12の湯流入通路220に対して湯を供給する給湯管312と止水栓(湯)322との間に組み込まれている。この実施の形態においては、電磁弁324は、温度調節機器320より湯流入通路220に近い位置に配設されている。
もう一方の電磁弁328は、水栓本体12の水流入通路222に対して水を供給する給水管314と止水栓340との間に組み込まれている。この実施の形態においては、電磁弁328は、分岐部318より水流入通路222に近い位置に配設されている。
電磁弁324及び328は、制御部350と信号線及び電気配線362、364とによって接続されている。
電磁弁324の開弁動作によって、水栓本体12に湯が供給され、電磁弁328の開弁動作によって、水が供給される。
電磁弁324および328の閉弁動作によって、湯及び水の供給が停止される。
人感センサー352は、人体を検知する検知手段であり、電磁弁324及び328の開閉を遠隔操作することにより、操作レバー16で予め調整した水量を吐水口50から、吐出することができる。
制御部350は、人感センサー352より入力された各信号等を取得し、その取得された各信号などに基づいて、温度調節機器320と、電磁弁324及び328とを制御するために設けられる。
第2の実施の形態の水栓装置310は、流し台600に配設されている。
流し台600は、天板612と、天板612に設けられたシンク614と、シンク614の下側に設けられたキャビネット616とを備える。
水栓装置310の水栓10は、その水栓本体12を天板612に連設された水栓設置領域620に取り付けることにより、配設されている。
前記水栓10に接続される給水管を構成する給湯管312及び給水管314の上端側が、水栓設置領域620に配設され、給水管を構成する給湯管312及び給水管314の下端側が、キャビネット616の内部又は外部に配設されている。
給湯管312は、電磁弁324を介して、更に止水栓(湯)322に接続され、給湯器326に接続されている。
給水管314は、電磁弁328を介して、止水栓340に接続され、止水栓340に、水道管342が接続されている。
〔第3の実施の形態〕
次に、前記第1の実施の形態の水栓を利用した水栓装置について説明する。
この発明にかかる第3の実施の形態の水栓装置は、水及び湯の吐止水・流量調節を行う湯水一体の単一水栓10に温度調節機能を付与することで、利便性を高めた水栓装置である。
前記湯水一体の単一水栓10は、給湯器などの給湯機器作られた湯を、そのまま吐水するように構成されているために、水栓の使用者の好みなどを反映した湯の温度にならない。水栓の使用者が好む温度にしたいと思っても、湯の温度を調節できない。
このような問題を解決したのが第3の実施の形態の水栓装置である。
第3の実施の形態の水栓装置410は、水栓10を構成するシングルカートリッジ14が装着された水栓本体12と、吐水口50とが分離されており、洗面化粧台700に、水栓本体12と吐水口50とが別々に取り付けられている。
水栓10は、シングルカートリッジ14が装着された水栓本体12の操作ハンドルを構成する操作レバー16を回動させることにより、湯水吐水部である吐水口50から吐出される水又は湯の流量を変化させるものである。
前記シングルカートリッジ14は、送水されてきた水及び湯を吐水管(口)に、水と湯とを切り替え且つ水及び湯の流量を調節する水及び湯の切り替え・流量調節手段である。
すなわち、シングルカートリッジ14は、前記可動ディスク40を操作する操作レバー16を第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯及び水の吐出量を調節するように構成され、前記湯流入孔22及び水流入孔24が、前記固定ディスク20の前後方向の中心線Cに対して同じ角度範囲内に設けられると共に、前記中心線Cの上に操作レバー16が位置するときに、止水するように構成されている。
シングルカートリッジ14が装着された水栓本体12と吐水口50との間に、給水・給湯管482が配置されている。
前記給水・給湯管482は、電磁弁424が、配設されている。
電磁弁424の開弁動作によって、水栓本体12のシングルカートリッジ14を切り換えてそれから給水・給湯管482に給水された水が、吐水管240の吐水口50に供給される。
電磁弁424の閉弁動作によって、吐水管240の吐水口50への水の供給が停止される。
電磁弁424の開弁動作によって、水栓本体12のシングルカートリッジ14を切り換えてそれから給水・給湯管482に給湯された湯が、吐水管240の吐水口50に供給される。
電磁弁424の閉弁動作によって、吐水管240の吐水口50への湯の供給が停止される。
第3の実施の形態の水栓装置410の水栓10は、シングルカートリッジ14が装着された水栓本体12と、吐水口50とが分離されている。
そして、洗面化粧台700に、別々に取り付けられている水栓本体12と吐水口50との間に配設された給水・給湯管482に、電磁弁424が、配設されている点において、第2の実施の形態と異なる。
第2の実施の形態においては、電磁弁324は、水栓本体12の湯流入通路220に対して湯を供給する給湯管412と止水栓(湯)422との間に組み込まれている。この第3の実施の形態においては、電磁弁324は、温度調節機器420より湯流入通路220に近い位置に配設されていない。
第2の実施の形態においては、電磁弁328は、水栓本体12の水流入通路222に対して水を供給する給水管414と止水栓440との間に組み込まれている。この第3の実施の形態においては、電磁弁328は、分岐部418より水流入通路222に近い位置に配設されていない。
第3の実施の形態の水栓装置410は、水栓10が湯流入孔22及び水流入孔24が設けられた固定ディスク20と、該固定ディスク20に摺動可能に重合配置され、湯流入孔22から流入される湯及び水流入孔24から流入される水を湯水流出孔26に流出させる湯水連通路42を有する可動ディスク40とを備えている。
水栓装置410は、前記可動ディスク40を操作する操作ハンドル(操作レバー16)を第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯又は水が吐出され、その吐出量が調節されるように構成された水栓10と、給湯管412から送水されてきた湯の温度を調節する温度調節手段である温度調節器420が、湯流入孔22に接続された給湯管412に配設されている。
給湯管412は、止水栓422に近い領域に、温度調節手段である温度調節機器420が配設され、湯流入孔22から最適な湯温の湯が、流入するように構成されている。
温度調節機器420は、サーモスタット又はミキシングを含む温度調節器である。
前記温度調節手段である温度調節機器420は、水流入孔24に接続された給水管414に設けられた分岐部418から分岐した分岐給水管416が接続され、常に水が給水管414から供給されるように構成され、給湯管412で送水されてきた湯と混合して湯の温度を調節するように構成されている。
更に、人体を検知する検知手段が配設され、前記検知手段により人体を検知したことにより送られる電気信号により前記電磁弁が作動するように構成されている。
第3の実施の形態の水栓装置410は、制御部450と、人感センサー452と、電磁弁424と、これらを接続する信号線及び電気配線460、462、464及び466を備えている。
電磁弁424は、制御部450と信号線及び電気配線462、464とによって接続されている。
電磁弁424の開弁動作によって、吐水管240の吐水口50に湯が供給され、電磁弁424の開弁動作によって、吐水管240の吐水口50に水が供給される。
電磁弁424の閉弁動作によって、湯及び水の供給が停止される。
人感センサー452は、人体を検知する検知手段であり、電磁弁424の開閉を遠隔操作することにより、操作レバー16で予め調整した水量を吐水口50から、吐出することができる。
制御部450は、人感センサー452より入力された各信号等を取得し、その取得された各信号などに基づいて、温度調節機器420と、電磁弁424とを制御するために設けられる。
第3の実施の形態の水栓装置410は、洗面化粧台700に配設されている。
洗面化粧台700は、天板712と、天板712に設けられたシンク714と、シンク714の下側に設けられたキャビネット716と、天板712に設けられたシンク714の向こう側に天板712に連設された垂直の壁部718とを備える。
水栓装置410の水栓10は、その水栓本体12を天板712に連設された壁部718の水栓設置領域720に取り付けることにより、配設されている。
また、吐水口50を天板712に連設された壁部718の水栓設置領域720に取り付けることにより、配設されている。
前記水栓10に接続される給水管を構成する給湯管412及び給水管414の上端側が、水栓設置領域620に配設され、水栓全体12のシングルカートリッジ14に連結されており、給水管を構成する給湯管412及び給水管414の下端側が、キャビネット616の内部又は外部に配設されている。
給湯管412は、止水栓(湯)422に接続され、給湯器426に接続されている。
給水管414は、止水栓440に接続され、止水栓440に、水道管442が接続されている。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これ
に限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実
施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加え
ることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
例えば、操作ハンドルは、栓棒150側より手前側に伸びる棒状のレバーを備えていた
が、このような棒状のレバーが延伸されていない例えば円柱状の操作ハンドルであっても
よい。
また、前記実施の形態においては、水栓本体12の中心軸(可動ディスクの回転軸P)
が垂直方向に伸びるように設置される構造を備えていたが、例えば、水栓本体12の中心
軸(可動ディスクの回転軸P)が水平方向に伸びるような構造としても良い。
また、クリック機構を構成するディスクガイド140の係止凹部218は、図17にお
いて示すように、複数の係止凹部(218a、218b、218c、218d、218e
、218f、218g)が、突出部144に配設された構成としてもよい。図示例におい
ては、係止凹部218dを中央線Cの位置に形成し、その右側に係止凹部218a、21
8b及び218dが均等な間隔をおいて配設されるとともにその左側に係止凹部218e
、218f及び218gが均等な間隔を置いて配設されている。かかる構成とすることに
より、ディスクガイド140の回された角度すなわち開度を示す。
10 水栓
12 水栓本体
14 シングルカートリッジ
16 操作レバー
20 固定ディスク
22 湯流入孔
60 第1の孔縁
62 第2の孔縁
64 第3の孔縁
66 第4の孔縁
24 水流入孔
70 第1の孔縁
72 第2の孔縁
74 第3の孔縁
76 第4の孔縁
26 湯水流出孔
90 第1の孔縁
92 第2の孔縁
94 第3の孔縁
96 第4の孔縁
28 固定ディスク固定部
40 可動ディスク
42 湯水連通路
80 第1の孔縁
82 第2の孔縁
84 第3の孔縁
86 第4の孔縁
48 固定凹部
50 吐水口
110 上カバー
112 クリックリング取付部
114 旋回停止部
116 連結穴
118 カートリッジ収容部
120 下カバー
124 連結突起
126 固定ディスク固定部
128 カートリッジ収容部
130 サポートプレート
132 栓棒取付穴
134 転回穴
136 可動ディスク取付部
138 固定凸部
140 ディスクガイド
142 ベース部
142A 旋回停止部
144 突出部
146 栓棒取付孔
148 ピン取付孔
150 栓棒
152 ピン取付穴
160 ピン
170 レバー受け
180 第1パッキン
190 第2パッキン
200 Oリング
202 消音アミ
210 クリックリング
212 係止凸部
218 ディスクガイドの係止凹部
220 湯流入通路
222 水流入通路
224 湯水流出通路
240 吐出管
310 水栓装置
312 給湯管
314 給水管
316 分岐給水管
318 分岐部
320 温度調節手段
322 止水栓(湯)
324 電磁弁
326 給湯器
328 電磁弁
340 止水栓
342 水道管
350 制御部
352 人感センサ
360、362、364、366 信号線及び電気配線
410 水栓装置
412 給湯管
414 給水管
416 分岐給水管
418 分岐部
420 温度調節手段
422 止水栓(湯)
424 電磁弁
426 給湯器
440 止水栓
442 水道管
450 制御部
452 人感センサ
460、462、464、466 信号線及び電気配線
482 給水・給湯管
600 流し台
612 天板
614 シンク
616 キャビネット
620、720 水栓設置領域
700 洗面化粧台
712 天板
714 シンク
716 キャビネット
718 壁部

Claims (9)

  1. 水栓本体内にシングルカートリッジが装着された、水栓において、
    前記シングルカートリッジは、湯流入孔及び水流入孔が設けられた固定ディスクと、該固定ディスクに摺動可能に重合配置され、湯流入孔から流入される湯及び水流入孔から流入される水を湯水流出孔に流出させる湯水連通路を有する可動ディスクとを備え、
    前記可動ディスクを操作する操作ハンドルを第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯及び水の吐出量が調節されるように構成され、
    前記湯流入孔及び水流入孔が、前記固定ディスクの前後方向の中心線に対して対称に設けられると共に、
    前記中心線上に操作ハンドルが位置するときに止水するように構成されたことを特徴とする、水栓。
  2. 前記固定ディスクの湯流入孔及び水流入孔は、腎臓型の長孔で形成されると共に、前記固定ディスクの前後方向の中心線に対して対称に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の水栓。
  3. 前記操作ハンドルを、その左右方向の中央位置から、第1の方向である左方向及び第2の方向である右方向に回動することによって、固定ディスクの湯流入孔又は水流入孔と可動ディスクの湯水連通路とが繋がり、湯又は水が吐出されるように構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の水栓。
  4. 前記固定ディスク及び可動ディスクは、操作ハンドルが止水位置にあることを知らせるクリック機構が設けられたことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の水栓。
  5. 可動ディスクは、可動ディスクの回転軸方向に伸びる直線に垂直な面上において、第1の方向に回転したときに固定ディスクの水流入孔より湯水連通路に水が流入し、且つ、第2の方向に回転したときに、固定ディスクの湯流入孔より湯水連通路に湯が流入するように形成され、
    第1の方向及び第2の方向に回転した角度により、吐水量が決定されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の水栓。
  6. 湯流入孔及び水流入孔が設けられた固定ディスクと、該固定ディスクに摺動可能に重合配置され、湯流入孔から流入される湯及び水流入孔から流入される水を湯水流出孔に流出させる湯水連通路を有する可動ディスクとを備え、
    前記可動ディスクを操作する操作ハンドルを第1の方向側及び前記第1の方向とは反対側である第2の方向側へ回動することによって、湯又は水が吐出され、その吐出量が調節されるように構成された水栓と、
    給湯管から送水されてきた湯の温度を調節する温度調節手段が、湯流入孔に接続された給湯管に配設された、水栓装置。
  7. 前記温度調節手段は、サーモスタット又はミキシングを含む温度調節器である、請求項6に記載の水栓装置。
  8. 前記温度調節手段は、水流入孔に接続された給水管から分岐した給水管が接続され、
    常に水が供給されるように構成され、給湯管で送水されてきた湯と混合して湯の温度を調節するように構成された、請求項6または7に記載の水栓装置。
  9. 更に、前記給湯管に電磁弁を配設され、
    前記電磁弁の開弁作動により湯が湯流入孔に供給され、前記電磁弁の閉弁作用により湯の供給が停止されるように構成され、
    更に、人体を検知する検知手段が配設され、前記検知手段により人体を検知したことにより送られる電気信号により前記電磁弁が作動するように構成された、請求項6ないし8のいずれかに記載の水栓装置。
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