JP5709109B2 - 発光式レバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばスロットマシンのスタートレバーとして用いられる発光式レバー装置に関する。
従来、スロットマシン等の遊技機には例えばリールの回転の開始のためのスイッチ等の役割を担うスタートレバーが備えられている。遊技者が操作しやすいようにスタートレバーのレバー軸の先端部には操作球が取付けられている。
このようなスタートレバーの中には操作球が発光するようになっており、操作球の発光の態様(点灯、点滅、消灯やこれらの組み合わせのパターン等)によって当たり等の遊技状況を遊技者に知らせるようにしたものがある。発光式レバー装置の構造としては、透光性の材料で形成された中空の操作球の中にLED等の発光素子が設置され、発光用ハーネスが筒状のレバー軸を通って操作球へ配線されて操作球の中の発光素子に接続されたものが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。又、操作球が透光性の材料で形成された中実の球体であり、筒状のレバー軸の中にも透光性材料が充填され、レバー軸の基端部(操作球が取付けられる先端部とは反対側の端部)の近傍に発光素子が設置され、発光素子からレバー軸の中の透光性材料を介して操作球へ光を導いて操作球を発光させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献4参照)。これらの発光式レバー装置ではレバー軸はいずれも左右方向に平行なピンを回転軸として揺動するようになっておりレバー軸の先端部に取付けられた操作球は上下方向にのみ動くようになっている。遊技者はリールの回転の開始等のためにレバー軸を下方に揺動させる操作をすることが多い。
一方、操作性の向上等のため、レバー軸が上下方向のような特定の方向だけでなく全方向に揺動可能であるようにしたスタートレバーも存在する。例えば、レバー軸とレバーベースとがボールジョイントのような機構によって係合されておりレバー軸が全方向に揺動可能であるようにしたレバー装置が知られている(例えば、特許文献5〜7参照)。このようにレバー軸が全方向に揺動可能であるレバー装置についても操作球を発光させたいというニーズがある。
特許第3034365号公報 特開2002−143373号公報 特許第3780200号公報 特開2002−102414号公報 特許第3212358号公報 特許第3511365号公報 特許第4686671号公報
しかしながら、レバー軸が全方向に揺動可能であるレバー装置ではレバー軸がその軸回りに回転することも可能であるため、遊技者が操作球を軸回りに過度に回転させてしまうことによって発光用ハーネスが捩れて断線してしまう可能性があり、信頼性という点で問題がある。尚、特許文献4のようにレバー軸の基端部の近傍に設置された発光素子からレバー軸の中の透光性材料を介して操作球へ光を導く構造であれば発光用ハーネスの断線の問題は生じないが、この構造ではレバー軸の揺動位置によって操作球に導かれる光の光量等が変化するため所望の発光態様で操作球を安定して発光させることが困難であるという問題がある。レバー軸が上下方向のような特定の方向だけでなく全方向に揺動すると発光態様は一層不安定になりやすい。又、特許文献3では発光色が異なる複数のLEDを操作球の中に設置して複雑な発光態様の演出を実現しているが、仮に特許文献3に開示されるような発光色が異なる複数のLEDをレバー軸の基端部の近傍に設置し、これらの発光素子が発する光をレバー軸の中の透光性材料によって操作球へ導いたとしても、操作球の発光態様は発光素子の発光態様とは異なったものとなり特許文献3のような発光態様を演出することは困難であるという問題もある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、操作球に発光素子が備えられレバー体が全方向に揺動可能である信頼性が高い発光式レバー装置を提供することを課題とする。
本発明は、断面形状が多角形のレバー体保持穴が形成されたレバーベースと、断面形状がレバー体保持穴の断面形状と相似の多角形である切頭多角錐部を有し切頭多角錐部の太い方の端部においてレバー体保持穴に遊嵌して全方向に揺動可能、且つ、軸回りの回転が不能であり先端部がレバー体保持穴から突出する中空のレバー体と、レバー体の切頭多角錐部の太い方の端部がレバー体保持穴の底部に押し付けられるようにレバー体を先端部と反対の側に付勢してレバー体をレバーベースに係止する付勢係止機構と、発光素子を備えレバー体の先端部に取付けられた操作球と、レバー体の中を通って操作球へ配線されて発光素子に接続された発光用ハーネスと、を有する発光式レバー装置であって、レバー体に、先端部から中間部に至る軸方向の穴と、軸方向の穴と連通して中間部の側面に延びる側面方向への穴が形成され、発光用ハーネスが、軸方向の穴と側面方向への穴を通って配設されている発光式レバー装置により上記課題を解決したものである。
この発光式レバー装置は、レバーベースのレバー体保持穴及びレバー体の切頭多角錐部の断面形状が多角形であるので、レバー体は全方向に揺動可能でありながら軸回りの回転は不能である。従って、発光用ハーネスが捩れて断線することがなく信頼性が高い。
尚、レバーベースはレバー体保持穴が前方に開口するように設置されるようになっており、レバー体の先端部はレバー体保持穴から前方に突出しており、レバーベースのレバー体保持穴及びレバー体の切頭多角錐部の断面形状は2辺が左右方向に平行で他の2辺が上下方向に平行である四角形であり、レバー体は上下方向の中間位置と下限位置との間で切頭多角錐部の太い方の端部の下辺を支点として揺動するようになっており、発光用ハーネスは切頭多角錐部の太い方の端部の下辺の近傍のレバー傾動支点部より操作球側においてレバー体の中からレバーベースの側へ配線されているとよい。
この発光式レバー装置では発光用ハーネスが捩れて断線することはないがレバー体が揺動すると、発光用ハーネスにおけるレバー体の中からレバーベースの側へ配線される部分には変形が生じる。一方、上記のように遊技者はリールの回転の開始等のためにレバー体を下方に揺動させる操作をすることが多い。従って、レバー体が上下方向の中間位置と下限位置との間で揺動する際に支点となるレバー体の切頭多角錐部の太い方の端部の下辺の近傍のレバー傾動支点部より操作球側においてレバー体の中からレバーベースの側へ発光用ハーネスが配線されることにより、操作回数が多い揺動(上下方向の中間位置と下限位置との間の揺動)の際の発光用ハーネスの変形が小さく抑制される。従って、発光用ハーネスの断線を防止する効果を更に高めることができる。
本発明によれば、操作球に発光素子が備えられレバー体が全方向に揺動可能である信頼性が高い発光式レバー装置を実現できる。
本発明の実施形態に係る発光式レバー装置の構造を示す分解斜視図 同発光式レバー装置の外観を示す斜視図 同発光式レバー装置の構造を示す側方から見た断面図 同発光式レバー装置のレバー体が下方に揺動した状態を示す側方から見た断面図 センサが取り外された同発光式レバー装置の外観を示す斜め後方から見た斜視図 センサが取り外された同発光式レバー装置の構造を示す上方から見た断面図 同発光式レバー装置のレバー体及び操作球の外観を示す斜め後方から見た斜視図 同レバー体及び操作球の外観を示す斜め後方から見た他の斜視図 同発光式レバー装置のレバーベースの外観を示す斜視図 同レバーベースの前面図 同側面図 同後面図 同下面図 同発光式レバー装置のレバー体の角錐スリーブの外観を示す斜め後方から見た斜視図 同角錐スリーブの前面図 同側面図 同後面図 同発光式レバー装置のレバー体のレバー軸の外観を示す斜視図 同レバー軸の側面図 同発光式レバー装置の付勢係止機構の後側ばね座部材の外観を示す斜視図 同後側ばね座部材の前面図 図21のXXII-XXII線に沿う断面図 図21のXXIII-XXIII線に沿う断面図 同発光式レバー装置のセンサの斜視図 同センサの後面図
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。本実施形態は図1〜8に示されるような発光式レバー装置10に関する。発光式レバー装置10は、断面形状が多角形のレバー体保持穴12が形成されたレバーベース14と、断面形状がレバー体保持穴12の断面形状と相似の多角形である切頭多角錐部を有し切頭多角錐部の太い方の端部においてレバー体保持穴12に遊嵌して全方向に揺動可能、且つ、軸回りの回転が不能であり先端部がレバー体保持穴12から突出する中空のレバー体16と、レバー体16の切頭多角錐部の太い方の端部がレバー体保持穴12の底部に押し付けられるようにレバー体16を先端部と反対の側に付勢してレバー体16をレバーベース14に係止する付勢係止機構18と、発光素子20Aを備えレバー体16の先端部に取付けられた操作球20と、レバー体16の中を通って操作球20へ配線されて発光素子20Aに接続された発光用ハーネス22と、を有している。
より詳細には、レバーベース14はレバー体保持穴12が前方に開口するように設置されるようになっており、レバー体16の先端部はレバー体保持穴12から前方に突出しており、レバーベース14のレバー体保持穴12及びレバー体16の切頭多角錐部の断面形状は2辺が左右方向に平行で他の2辺が上下方向に平行である四角形であり、レバー体16は上下方向の中間位置と下限位置との間で切頭多角錐部の太い方の端部の下辺を支点として揺動するようになっており、発光用ハーネス22は切頭多角錐部の太い方の端部の下辺の近傍においてレバー体16の中からレバーベース14の側へ配線されている。
レバーベース14は、図9〜13に示されるような円筒状の部材で外周部には雄ねじが形成されており、この外周部の雄ねじにおいてスロットマシン等の遊技機に取付けられるようになっている。尚、外周部の前端部(レバー体保持穴12の開口側の端部)は他の部分よりも外径が若干大きくなっており、この部分には雄ねじは形成されていない。又、外周部における前端部以外の部分の左右の端面は左右方向を向く垂直な平面となっておりこの部分にも雄ねじは形成されていない。例えば、これらの平面を相手部材(遊技機の一部)の平面な部位に当接させて外周部の雄ねじに螺合する2つのナットによって相手部材を挟むことにより軸回りの回転の位相を位置決めしつつレバーベース14を遊技機に固定することができる。レバーベース14の内側における軸方向の中間位置付近には中間壁14Aが形成されている。レバー体保持穴12は中間壁14Aから前側に形成されており、中間壁14Aの前面がレバー体保持穴12の底面となっている。レバー体保持穴12の断面形状はほぼ正方形である。又、レバー体保持穴12は断面形状が前方に向かって徐々に大きくなるテーパー穴である。又、レバーベース14における中間壁14Aから後側には後方に向かって内径が大きくなる円錐形状の後部穴14Bが形成されており、後部穴14Bの中に付勢係止機構18が設置されている。又、中間壁14Aの中心付近には中間壁14Aを貫通しレバー体保持穴12及び後部穴14Bに連通する中心孔14Cが形成されている。中心孔14Cは後方に向かって内径が大きくなる円錐形状である。更に、中間壁14Aにおける下側の2つの角部の近傍にも中間壁14Aを貫通するハーネス挿通孔14Dが形成されている。ハーネス挿通孔14Dもレバー体保持穴12に連通しているがハーネス挿通孔14Dの後側は後部穴14Bには連通しておらずレバーベース14の外周部に連通している。より詳細には、レバーベース14の外周部における2つのハーネス挿通孔14Dの後側の部分には溝部14Eが形成されており、ハーネス挿通孔14Dの後側はこれら溝部14Eに連通している。
レバー体16は、切頭多角錐部を有する角錐スリーブ24と、レバー軸26とを有してなる構成である。角錐スリーブ24は図14〜17に示されるような切頭多角錐部の細い方の端部の前面側に切頭多角錐部の細い方の端部よりも若干小さい円形部が一体で形成された外観形状の部材であり、円形部は切頭多角錐部の正方形の前端部(細い方の端部)と滑らかに連続している。角錐スリーブ24は中空構造であり、その内側における軸方向の中央付近よりも前側には円形穴24Aが形成され、軸方向の中央付近よりも後側には外周面に沿う四角錐の形状で円形穴24Aよりも大きい角錐穴24Bが形成されている。又、円形穴24Aと角錐穴24Bとの間には上面及び下面が円形穴24Aと同じ内径の円弧面であり、又、左右の側面は相互に対向する垂直面でこれら垂直面の間隔が円形穴24Aの内径よりも小さい長孔24Cが形成されている。
レバー軸26は図18及び19に示されるような先端から基端に向かって段階的に細くなる段付き軸のような形状である。より詳細には、レバー軸26は操作球20が取付けられる先端部26Aと、角錐スリーブ24に嵌合する中間部26Bと、付勢係止機構18に係止される基端部26Cとが一体で形成された構成である。先端部26Aの外周部には操作球20との螺合のための雄ねじが形成されている。中間部26Bは外径が先端部26Aよりも若干小さく、中間部26B及び先端部26Aには前方に開口する円形穴26Eが形成されている。又、中間部26Bと先端部26Aとの境界部の外周には先端部26Aよりも外径が大きいフランジ部26Dが一体で形成されており、フランジ部26Dの後端面は角錐スリーブ24の前端面に当接するようになっている。中間部26Bの軸方向の長さは角錐スリーブ24の軸方向の長さとほぼ同じである。又、中間部26Bの外周部における基端部26Cの側の端部は基端部26Cの側に向かって細くなる形状のテーパー面となっている。又、中間部26Bの軸方向の中央部付近よりも後側の部分であってテーパー面よりも前側の部分の外周部は左右の側端部が垂直な平面部26Fとなっており、中間部26Bは平面部26Fよりも先端側の部分において角錐スリーブ24の円形穴24Aに嵌合し平面部26Fにおいて角錐スリーブ24の長孔24Cに嵌合するようになっている。又、平面部26Fには左右方向に貫通して円形穴26Eに連通する軸方向に長い長孔26Gが形成されている。基端部26Cはレバーベース14の中間壁14Aの中心孔14Cを挿通してレバーベース14の後部穴14B内に突出するようになっている。尚、基端部26Cの外径は中間部26Bの一対の平面部26Fの幅とほぼ等しく中心孔14Cの内径(の最小値)よりも小さい。基端部26Cの後端部の近傍には他の部分よりも細い括れ部26Hが形成されている。又、基端部26Cにおける括れ部26Hよりも後側の部分は、上面及び下面が括れ部26Hよりも前側の部分の外径と外径がほぼ等しい円弧面であり、左右の側面は幅が括れ部26Hの外径とほぼ等しい平面である被係止部26Jが形成されている。更に、被係止部26Jの後端には後方に突出する丸棒状の被検知部26Kが一体に形成されている。尚、被検知部26Kの外径は括れ部26Hの外径とほぼ等しい。
付勢係止機構18は、座金28と、前側ばね座部材30と、後側ばね座部材32と、圧縮コイルばね34とを有して構成されている。座金28はレバー軸26の基端部26Cに遊嵌し、レバーベース14の中間壁14Aの後端面に接して設置されるようになっている。尚、座金28の内径は中間壁14Aの中心孔14Cの(後端の)内径よりも大きく、外径はレバーベース14の後部穴14Bの(前端の)内径とほぼ等しい。前側ばね座部材30はレバー軸26の基端部26Cに嵌合する円筒状の部材で前端のフランジ部とフランジ部よりも後側のばね嵌合部とが一体で形成された構成である。ばね嵌合部には圧縮コイルばね34が嵌合しフランジ部の後面に圧縮コイルばね34の前端が当接するようになっている。尚、ばね嵌合部は後方に向かって細くなる形状となっており、これによりレバー体16の揺動の際の圧縮コイルばね34との干渉が防止又は抑制されている。又、前側ばね座部材30はフランジ部の前面において座金28の後面に当接するようになっている。
後側ばね座部材32はレバー軸26の基端部26Cに係合する部材であり、図20〜23に示されるようなフランジ部32Aとフランジ部32Aよりも前側のばね嵌合部32Bとが一体で形成された構成である。ばね嵌合部32Bには圧縮コイルばね34が嵌合しフランジ部32Aの前面に圧縮コイルばね34の後端が当接するようになっている。尚、ばね嵌合部32Bは前方に向かって細くなる形状となっており、これによりレバー体16の揺動の際の圧縮コイルばね34との干渉が防止又は抑制されている。又、後側ばね座部材32にはレバー軸26の基端部26Cが挿通する孔が形成されており、孔における軸方向の中央部付近にはレバー軸26の基端部26Cに係止される中間壁32Cが形成されている。より詳細には、中間壁32Cにはレバー軸26の基端部26Cの被係止部26Jの断面形状とほぼ同じ断面形状で被係止部26Jが軸方向に挿通可能である長孔32Dが形成されている。又、中間壁32Cの後面には被係止部26Jの平面部に当接または近接してレバー軸26と後側ばね座部材32との軸回りの相対的な回転を不能とする突起部32Eが一体で形成されている。後側ばね座部材32は圧縮コイルばね34を圧縮しつつ長孔32Dにおいてレバー軸26の基端部26Cの被係止部26Jを後方から前方へ挿通した後、被係止部26Jに対して軸回りに90度回転し、若干後方へ戻ることにより中間壁32C及び突起部32Eにおいて被係止部26Jと係合され、又、圧縮コイルばね34によって後方に付勢されて被係止部26Jとの係合状態が保持されるようになっている。又、被係止部26Jと係合された後側ばね座部材32を圧縮コイルばね34が後方に付勢することでレバー体16の切頭多角錐部の太い方の端部がレバーベース14のレバー体保持穴12の底部に押し付けられ、これによりレバー体16がレバーベース14に係止されるようになっている。又、常態で切頭多角錐部の太い方の端部が全周に亘ってレバー体保持穴12の底部に当接し、レバー軸26が前後方向に平行な姿勢に保持されるようになっている。
操作球20は、発光素子20Aと、前側半球体20Bと、後側半球体20Cと、基板20Dと、マーカー20Eと、を有して構成されている。発光素子20Aは例えばLED素子であり基板20Dに設置されている。尚、図1等には発光素子20Aが1つだけ備えられた構成例が示されているが、例えば発光色が異なる複数の発光素子が備えられる構成であってもよい。前側半球体20B及び後側半球体20Cは透光性の樹脂等で形成されている。前側半球体20B及び後側半球体20Cの内周部にはレンズカットと称される凹凸が形成されていてもよい。前側半球体20Bの中心部の前面側にはマーカー20Eが設置されるようになっている。マーカー20Eには文字や記号が凹凸形状によって形成されている。マーカー20Eが透光性の樹脂等で形成されていればマーカー20Eの文字や記号を発光素子20Aが発する光によって際立たせるような演出も可能である。尚、文字や記号はマーカー20Eにプリントされていてもよい。後側半球体20Cの中心部にはレバー軸26の先端部26Aの雄ねじと螺合する雌ねじが形成されている。基板20Dは円板状の部材で前側半球体20B及び後側半球体20Cの間にこれらに挟まれるように設置されている。前側半球体20B、後側半球体20C及び基板20Dは3本のねじによって結合されている。
発光用ハーネス22は、発光素子20Aに接続される側の端部にコネクタを備えておりコネクタにおいて、基板20Dの後面に設置された相手コネクタ(図示省略)に結合されるようになっている。発光用ハーネス22は、操作球20からレバー軸26の先端部26A及び中間部26Bの円形穴26Eの中を通り、中間部26Bに形成された一対の長孔26Gの付近で2つに分岐されて分岐された各ハーネスはそれぞれいずれかの長孔26Gを通って角錐スリーブ24の角錐穴24Bの中へ配線されるようになっている。更に、分岐された各ハーネスはレバーベース14の中間壁14Aのいずれかのハーネス挿通孔14Dを通ってレバーベース14の外周部の溝部14Eへ配線されるようになっている。
又、発光式レバー装置10は、レバーベース14の後端にセンサ36を備えている。センサ36は図24及び25に示されるような略正方形の筒状体であり内周部の上下方向の一方の側には上下方向に光を投光する投光器が設置され他方の側にはこの投光器が発する光を受光する受光器が備えられている。又、内周部の左右方向の一方の側には左右方向に光を投光する投光器が設置され他方の側にはこの投光器が発する光を受光する受光器が備えられている。センサ36は常態(レバー軸26が前後方向に平行な姿勢である状態)で、レバー軸26の後端の被検知部26Kが上下方向及び左右方向の両方の投光を遮光し、2つの受光器がいずれも対応する投光器からの光を受光しないように構成されている。又、レバー軸26が上下方向及び左右方向の少なくとも一方に揺動することにより2つの受光器の少なくとも一方が対応する投光器からの光を受光するように構成されている。又、センサ36の後端はセンサカバー38で閉塞されており、これらセンサ36及びセンサカバー38は2本のねじによってレバーベース14の後端に取付けられている。センサ36やセンサカバー38には各投光器及び受光器に接続される配線が設置されており、センサ36及びセンサカバー38が結合されることによりこれらの配線が接続されるようになっている。又、センサカバー38の後端にはコネクタ(図示省略)が設置されており、センサカバー38の配線はコネクタまで配設されている。センサカバー38のコネクタにはセンサ用ハーネス40のコネクタが結合されるようになっている。
次に、発光式レバー装置10の作用について説明する。レバー体16は上記のように圧縮コイルばね34の付勢力によって常態でレバー軸26が前後方向に平行な姿勢に保持されており、操作球20は上下方向及び左右方向の揺動範囲の中間位置に保持されている。この状態ではセンサ36の上下方向に光を投光する投光器及び左右方向に光を投光する投光器が投光する光はいずれもレバー軸26の後端の被検知部26Kによって遮光され2つの受光器はいずれも対応する投光器からの光を受光しない。これによりレバー体16が常態の位置(操作球20が上下方向及び左右方向の揺動範囲の中間位置にいる位置)にいることが電気的に検出される。
一方、遊技者が操作球20に触れて圧縮コイルばね34の付勢力に抗してレバー体16を例えば下方へ揺動させることにより左右方向に光を投光する投光器からの光を対応する受光器が受光する。これによりレバー体16が揺動して常態の位置(操作球20が上下方向及び左右方向の揺動範囲の中間位置にいる位置)から離れたことが電気的に検出される。尚、発光式レバー装置10は、レバーベース14のレバー体保持穴12に、レバー体16が切頭多角錐部の太い方の端部において遊嵌しているので、レバー体16を上方や左右方向、或いは斜め方向等の下方以外の方向に揺動させることも可能であり、どの方向にレバー体16を揺動させた場合でも2つの受光器のうちの少なくとも一方が対応する投光器からの光を受光し、これによってレバー体16が揺動して常態の位置から離れたことが電気的に検出される。このようにレバー体16が揺動して常態の位置から離れたことが電気的に検出されることにより、例えばスロットマシンの場合には、リールの回転が開始される。
次に、遊技者が操作球20から手を離すとレバー体16は圧縮コイルばね34の付勢力によってレバー軸26が前後方向に平行である姿勢の常態の位置に戻る。
このように発光式レバー装置10は、レバーベース14のレバー体保持穴12及びレバー体16の切頭多角錐部の断面形状が多角形であるので、レバー体16は全方向に揺動可能でありながら軸回りに回転することはない。従って、発光用ハーネス22が捩れて断線することがなく信頼性が高い。
尚、発光用ハーネス22は捩れて断線することはないが、レバー体16が揺動すると、発光用ハーネス22におけるレバー体16の中からレバーベース14の側へ配線される部分には変形が生じる。一方、上記のように遊技者はリールの回転の開始等のためにレバー体16を下方に揺動させる操作をすることが多い。発光式レバー装置10は、レバー体16が上下方向の中間位置と下限位置との間で揺動する際に支点となるレバー体16の切頭多角錐部の太い方の端部の下辺の近傍においてレバー体16の中からレバーベース14の側へ発光用ハーネス22が配線されているので、操作回数が多い揺動(上下方向の中間位置と下限位置との間の揺動)の際の発光用ハーネス22の変形が小さく抑制される。従って、発光用ハーネス22の断線を防止する効果が高い。
又、発光式レバー装置10は、操作球20に発光素子20Aが備えられた構成であるので、多様な視覚的な演出を実現することが可能である。
尚、本実施形態において、発光用ハーネス22は切頭多角錐部の太い方の端部の下辺の近傍においてレバー体16の中からレバーベース14の側へ配線されているが、遊技機の種類等により下方へレバー体16を揺動させる操作の回数よりも他の方向へレバー体16を揺動させる操作の回数が多い場合には、最も操作回数が多い揺動の際に支点となる部位の近傍においてレバー体16の中からレバーベース14の側へ発光用ハーネス22が配線される構成とするとよい。
又、例えば、レバー体16を揺動させる方向に偏りがないような場合には、発光用ハーネス22は軸中心の近傍においてレバー体16の中からレバーベース14の側へ配線されるようになっていてもよい。このように、レバー体16の揺動の際に支点となる部位と離れた部位において発光用ハーネス22がレバー体16の中からレバーベース14の側へ配線されていても、レバー体16が軸回りに回転することはなく発光用ハーネス22が捩れることはないので、捩じれによる発光用ハーネス22の断線を防止する効果は得られる。
又、本実施形態においてレバー軸26には2つの長孔26Gが形成され、又、レバーベース14の中間壁14Aにも2つのハーネス挿通孔14Dが形成され、又、発光用ハーネス22は途中から2つに分岐されて配線されているが、発光用ハーネスは3つ以上に分岐されて配線される構成でもよい。又、発光用ハーネスは分岐されずに配線される構成でもよい。これらの場合、ハーネス挿通孔等の個数は発光用ハーネスの分岐数と同数とすればよい。
又、本実施形態においてレバーベース14のレバー体保持穴12及びレバー体16の切頭多角錐部の断面形状は正方形であるが、レバー体が切頭多角錐部の太い方の端部においてレバー体保持穴に遊嵌して全方向に揺動可能、且つ、軸回りの回転が不能であれば、レバーベースのレバー体保持穴及びレバー体の切頭多角錐部の断面形状は長方形であってもよい。又、例えば正六角形や正八角形等の五角形以上の多角形や正三角形等の三角形であってもよい。
又、本実施形態においてレバー体16は、切頭多角錐部を有する角錐スリーブ24と、レバー軸26とを有してなる構成であるが、レバー体は切頭多角錐部とレバー軸とが一体に形成された1つの部材からなる構成でもよいし、3つ以上の部材からなる構成であってもよい。
又、本実施形態においてレバー体保持穴12は断面形状が前方に向かって徐々に大きくなるテーパー穴であるが、断面形状が一定のレバー体保持穴であってもよい。
又、本実施形態において操作球20の後側半球体20Cとレバー体16のレバー軸26は別々の部材であり螺合により結合されているが操作球の後側半球体とレバー体(のレバー軸)は一体で形成された1つの部材であってもよい。
又、本実施形態においてレバーベース14はレバー体保持穴12が前方に開口するように設置されており、レバー体16の先端部はレバー体保持穴12から前方に突出しているが、例えばレバー体保持穴が上方に開口するようにレバーベースが設置されレバー体の先端部がレバー体保持穴から上方に突出する場合にも本発明は適用可能である。
又、本実施形態において遊技機としてスロットマシンが例示されているがスロットマシン以外の遊技機にも本発明は適用可能である。
本発明は、例えばスロットマシン等の遊技機に利用できる。
10…発光式レバー装置
12…レバー体保持穴
14…レバーベース
16…レバー体
18…付勢係止機構
20…操作球
20A…発光素子
22…発光用ハーネス

Claims (2)

  1. 断面形状が多角形のレバー体保持穴が形成されたレバーベースと、
    断面形状が前記レバー体保持穴の断面形状と相似の多角形である切頭多角錐部を有し前記切頭多角錐部の太い方の端部において前記レバー体保持穴に遊嵌して全方向に揺動可能、且つ、軸回りの回転が不能であり先端部が前記レバー体保持穴から突出する中空のレバー体と、
    前記レバー体の前記切頭多角錐部の前記太い方の端部が前記レバー体保持穴の底部に押し付けられるように前記レバー体を前記先端部と反対の側に付勢して前記レバー体を前記レバーベースに係止する付勢係止機構と、
    発光素子を備え前記レバー体の前記先端部に取付けられた操作球と、
    前記レバー体の中を通って前記操作球へ配線されて前記発光素子に接続された発光用ハーネスと、を有する発光式レバー装置であって、
    前記レバー体に、前記先端部から中間部に至る軸方向の穴と、該軸方向の穴と連通して前記中間部の側面に延びる側面方向への穴が形成され、
    前記発光用ハーネスが、前記軸方向の穴と前記側面方向への穴を通って配設されていることを特徴とする発光式レバー装置。
  2. 請求項1において、
    前記レバーベースは前記レバー体保持穴が前方に開口するように設置されるようになっており、前記レバー体の前記先端部は前記レバー体保持穴から前方に突出しており、
    前記レバーベースの前記レバー体保持穴及び前記レバー体の前記切頭多角錐部の断面形状は2辺が左右方向に平行で他の2辺が上下方向に平行である四角形であり、
    前記レバー体は上下方向の中間位置と下限位置との間で前記切頭多角錐部の前記太い方の端部の下辺を支点として揺動するようになっており、
    前記発光用ハーネスは前記切頭多角錐部の前記太い方の端部の下辺の近傍のレバー傾動支点部より操作球側において前記レバー体の中から前記レバーベースの側へ配線されていることを特徴とする発光式レバー装置。
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