JP5701313B2 - 転がり軸受装置 - Google Patents

転がり軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5701313B2
JP5701313B2 JP2012541411A JP2012541411A JP5701313B2 JP 5701313 B2 JP5701313 B2 JP 5701313B2 JP 2012541411 A JP2012541411 A JP 2012541411A JP 2012541411 A JP2012541411 A JP 2012541411A JP 5701313 B2 JP5701313 B2 JP 5701313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling bearing
intermediate element
buffer
refrigerant
bearing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012541411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013513075A (ja
Inventor
グレックナー ペーター
グレックナー ペーター
カイザー アンドレアス
カイザー アンドレアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schaeffler Technologies AG and Co KG
Original Assignee
Schaeffler Technologies AG and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schaeffler Technologies AG and Co KG filed Critical Schaeffler Technologies AG and Co KG
Publication of JP2013513075A publication Critical patent/JP2013513075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5701313B2 publication Critical patent/JP5701313B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C27/00Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
    • F16C27/04Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
    • F16C27/045Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/583Details of specific parts of races
    • F16C33/586Details of specific parts of races outside the space between the races, e.g. end faces or bore of inner ring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F16C35/07Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element
    • F16C35/077Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element between housing and outer race ring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C37/00Cooling of bearings
    • F16C37/007Cooling of bearings of rolling bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/23Gas turbine engines

Description

本発明は、高出力転がり軸受の分野に関し、特に、高回転ガスタービンにおける駆動装置支承装置又は主軸支承装置、伝動装置における使用のために、並びに例えばヘリコプタにおけるロータ支承装置のために使用される、高出力転がり軸受の分野に関する。
転がり軸受のこのような使用例では、このような軸受の転動体と軸受レースとの間の接触領域において、極めて高い負荷時における極めて高い運転回転数に基づいて、200℃をはるかに超える運転温度が容易に発生する。高回転数時に摩擦損失によって生じる熱は、軸受の損傷を回避するために確実にかつ迅速に排出されねばならない。そのために転がり軸受の冷却システムが使用される。
DE102006024603A1に基づいて、このような使用例のための冷却システムが公知である。このような転がり軸受のアウタレースの外周面には、冷却システムの冷媒を貫流させるために複数の切欠きが設けられている。これによって、極めて高い回転数時に摩擦損失に基づいて転がり軸受アウタレースと転動体との間において発生した熱は、排出される。
同時に、高出力用転がり軸受の前記使用例では、軸方向及び半径方向の振動も発生し、このような振動は、場合によっては転がり軸受の運転に対して不都合に作用する。このような状況から、特に、半径方向振動によって惹起される、ハウジングに対する転がり軸受の回動又はハウジング部分への転がり軸受の衝突によって、転がり軸受の損傷、さらには故障の発生することがある。
振動に基づく損傷を回避するために、今日の転がり軸受もしくは軸受システムには例えば相応な緩衝システムが設けられており、この緩衝システムを用いて転がり軸受の運転に基づく振動が減衰される。
このような公知の緩衝システムは、しばしば技術的に複雑もしくは高価な解決策であり、この場合緩衝装置は、機械式の緩衝エレメントのしばしば極めて複雑な配置形態によって実現されている。
DE102008032921A1に基づいて、転がり軸受のための別の緩衝システムが公知である。緩衝システムを備えたこの公知の転がり軸受は、中空室を形成するハウジング部分と中空室内に挿入された軸受モジュールとを有しており、この軸受モジュールは軸受アウタレースと、この軸受アウタレース内に配置されていて回転軸線を中心にして軸受アウタレースに対して回転可能に支承された軸受インナレースとを有している。この場合、軸受アウタレースは外輪郭に沿って、中空室内壁に対する環状間隙を残して正確に中空室内に挿入されており、軸受アウタレースの外輪郭と中空室内壁とは相対回動不能に形成されていて、前記環状間隙は、高粘性のダンピング液によって満たされている。
この場合の軸受アウタレースと中空室内壁もしくはハウジング部分との、形状による無接触式の回動防止装置の種々様々な構成に関しては、DE102008032921A1に記載されている。転がり軸受における他の形式の回動防止装置は、一般的に、例えば機械式の回動防止装置が公知である。
このような先行技術を背景として、本発明の課題は、効果的な冷却及び緩衝に対する前記要求に適合していて、構造的に簡単かつ安価に製造することができる転がり軸受を提供することである。
この課題は、請求項1記載の転がり軸受装置と、請求項12記載のこのような転がり軸受装置のための中間エレメントとによって解決される。
すなわち本発明による転がり軸受装置では、転がり軸受の少なくとも1つの転がり軸受アウタレースと、中間エレメントとハウジング部分とが設けられており、転がり軸受は、中間エレメントが転がり軸受アウタレースとハウジング部分との間に配置されるように、ハウジング部分内に挿入可能であり、転がり軸受アウタレースと中間エレメントとの間に、第1の接触領域が形成されていて、中間エレメントとハウジング部分との間に第2の接触領域が形成されており、第1の接触領域に冷却システムが形成されており、該冷却システムは、冷媒によって貫流される少なくとも1つの冷却切欠き、特に冷却通路を有しており、第2の接触領域に緩衝システムが形成されており、該緩衝システムは少なくとも1つの緩衝切欠きを有していて、該緩衝切欠きを介して、第2の接触領域における緩衝中空室が緩衝媒体によって充填可能であるようにした。
また本発明による転がり軸受装置のための中間エレメントでは、転がり軸受アウタレースと中間エレメントとの間に、第1の接触領域が形成可能であり、かつ中間エレメントとハウジング部分との間に第2の接触領域が形成可能であり、第1の接触領域に冷却システムが形成されており、該冷却システムは、冷媒によって貫流可能で中間エレメントに配置された少なくとも1つの冷却切欠き、特に冷却通路を有しており、第2の接触領域に緩衝システムが形成されており、該緩衝システムは、中間エレメントに配置された少なくとも1つの緩衝切欠きを有していて、該緩衝切欠きを介して、第2の接触領域における緩衝中空室が緩衝媒体によって充填可能であるようにした。
本発明による転がり軸受装置は、転がり軸受の少なくとも1つの転がり軸受アウタレースと、中間エレメントとハウジング部分とを有しており、転がり軸受は、中間エレメントが転がり軸受アウタレースとハウジング部分との間に配置されるように、ハウジング部分内に挿入可能であり、転がり軸受アウタレースと中間エレメントとの間に、第1の接触領域が形成されていて、中間エレメントとハウジング部分との間に第2の接触領域が形成されている。
第1の接触領域には冷却システムが形成されており、この冷却システムは、冷媒によって貫流可能な少なくとも1つの冷却切欠き、特に冷却通路を有している。
第2の接触領域には緩衝システムが形成されており、この緩衝システムは少なくとも1つの緩衝切欠きを有していて、該緩衝切欠きを介して、第2の接触領域における緩衝中空室、例えば間隙が緩衝媒体によって充填可能である。
このような転がり軸受装置のための、転がり軸受アウタレースとハウジング部分との間に配置可能な中間エレメントでは、転がり軸受アウタレースと中間エレメントとの間に、第1の接触領域が形成可能であり、かつ中間エレメントとハウジング部分との間に第2の接触領域が形成可能である。
第1の接触領域には冷却システムが形成されており、この冷却システムは、冷媒によって貫流可能で中間エレメントに配置された少なくとも1つの冷却切欠き、特に冷却通路を有している。
第2の接触領域には緩衝システムが形成されており、この緩衝システムは、中間エレメントに配置された少なくとも1つの緩衝切欠きを有していて、該緩衝切欠きを介して、第2の接触領域における緩衝中空室、例えば間隙が緩衝媒体によって充填可能である。
本発明の大きな利点としては、異なった2つの機能、つまり転がり軸受の冷却と緩衝とを簡単に実現することができる、ということが挙げられる。特に、本発明による中間エレメントを使用することによって、1つの転がり軸受において一体に組み合わせられた冷却兼緩衝システムを得ることができる。
本発明の別の利点としては次のことが挙げられる。すなわち本発明では、緩衝の機能領域において、本発明のように設けられた緩衝切欠きによって、緩衝中空室もしくは間隙における、例えば相応なオイルのような高粘性の液体である緩衝媒体の均一な分配が達成される。これによって均一な緩衝圧もしくは緩衝膜が緩衝中空室内において形成され(改善されたもしくは均一な緩衝圧分布)、このような均一な緩衝圧によって、これによって得られる緩衝作用のみならず、ハウジング部分内における中間エレメントもしくは転がり軸受のセンタリングも達成される。
さらに本発明では、緩衝媒体の得ることのできる均一な流れによって、ひいてはこれによって可能になる摩擦熱の付加的な排出によって、第1の接触領域における冷却システムによる冷却のみならず、転がり軸受の付加的な冷却が有利に実現される。
有利な態様では、緩衝切欠きは、ハウジング部分及び/又は中間エレメントに設けられた少なくとも1つの環状溝によって形成されている。さらに、緩衝切欠きを、ハウジング部分及び/又は中間エレメントに配置された少なくとも1つのポケットとして形成することも可能である。この場合有利には、このような複数のポケットが周方向において均一にハウジング部分及び/又は中間エレメントに配置されている。
緩衝媒体は有利にはダンピング液、特に高粘性の液体、例えば相応なオイルである。ダンピング液の粘性が高くなればなるほど、得られる緩衝作用は通常強くなる。どのような粘性を有するどのようなダンピング液が最終的に選択されるかは、軸受システムの使用領域に大きく依存している。この場合例えば、得られる運転温度、周囲媒体の形式、軸受もしくは軸受モジュールの回転数負荷、所望の緩衝能等のようなファクタが考慮される。相応なことは、有利には冷却オイルが使用される冷媒に対しても言える。
緩衝媒体、特にダンピング液による緩衝中空室もしくは間隙の充填について言えば、原則的には、ダンピング液は静的に緩衝中空室もしくは切欠き内に留まっていて、つまりダンピング液の動的な交換又は貫流が行われなくてもよい。そのために緩衝中空室は例えば相応なシールエレメント、例えばシールリングを用いて、周囲に対してシールされており、これらのシールリングは、中間エレメントの外周部及び/又はハウジング部分の内周部に形成された溝内に挿入されることができる。
しかしながらしばしば、緩衝中空室を上に述べたように常にダンピング液によって満たすのではなく、例えばダンピング液を所望のように貫流させると有利である。
そのために有利な態様では、ハウジング部分及び/又は中間エレメントに、緩衝切欠きの数に相当する数の供給路が形成されており、該供給路を介して緩衝媒体が圧力下で、かつ特に一定量で、緩衝中空室もしくは切欠き内に、圧送される。
この場合「量」というのは、ダンピング液の量であり、液体質量や液体体積として規定することができる。供給路は例えば通路、孔又は単純な開口として、ハウジング部分及び/又は中間エレメントに形成されている。そして相応な供給路を介してダンピング液は所望のように、緩衝中空室内に圧送され、これによって緩衝中空室はそれぞれ所望のように、一定量のダンピング液によって貫流される。
ダンピング液の排出のためには、単数又は複数の相応な排出路が設けられており、該排出路は、例えばハウジング部分及び/又は中間エレメントに形成された通路、孔又は単純な開口として形成されている。これによって、供給路及び排出路を介して、軸受もしくは軸受モジュールの冷却のためにも貢献するダンピング液回路を実現することができる。このような変化態様は、とりわけ経済的な観点から特に興味深い。しかしながらまた択一的に、所望のダンピング液の漏れが、例えばスリットを備えたシールリングもしくは遮断リングによって得られるようになっていてもよい。この場合にはダンピング液は例えばオイルパン内に、いわゆるオイル溜内に排出することができる。
ダンピング液は、単数又は複数の供給路を介して一定量が緩衝中空室もしくは間隙内にもたらされ、すなわち特に、緩衝中空室もしくは間隙内におけるダンピング液の量は、一定に保たれる。そのために供給路もしくは個々の供給路は例えば相応なノズルを有している。一定量のダンピング液を間隙内にもたらすことによって、例えば回動に基づく間隙の狭窄により、ダンピング液の圧力は自動的に局部的に高まることになり、このことは、最終的には間隙が狭くなることに抗して作用する。そして最終的に、この変化実施態様では、特に、転がり軸受の無接触式の支承形式及び自動的なセンタリングがさらに有利になる。
有利な態様におけるように、ハウジング部分及び/又は中間エレメントに形成されたポケットを介してダンピング液をもたらすことによって、ダンピング液は直に緩衝中空室もしくは間隙内にもたらされるのではなく、その代わりに最初に、ハイドロスタティック式の軸受におけるように、相応なポケット内に供給される。この場合各ポケットには、ただ1つの供給路を介してダンピング液を供給することができる。しかしながらまた択一的に、各ポケットに、任意の数の供給路を介してダンピング液を供給するようになっていてもよい。
ポケットは有利には、間隙に沿って均一に分配配置されている。ほぼ間隙に向かってだけ通じているポケット内においては、ダンピング液のための排出圧が形成され、これによってポケットを介して間隙内へのダンピング液の相応な排出が有利に保証される。
供給路又は各供給路におけるダンピング液の貫流量は有利には調整可能である。ダンピング液の貫流、縮めて「貫流」は、特に、供給開口の貫流横断面を単位時間当たりに貫流するダンピング液量として規定されている。この場合量は、液体質量や液体体積として規定されていてもよい。貫流の調整は有利には相応な貫流制限体を用いて行われる。貫流制限体は、種々様々な分野において使用されているので、これについても詳しい説明は省く。相応な貫流制限体は、時々、極めて高いシステム圧下で、例えば100バールの圧力下で働くことができる。このようなシステム圧を用いて、軸受モジュールの極めて高い運転負荷時にも優れた貫流特性を保証することができる。一般的に、貫流の調整は、送られるダンピング液の流速度、ひいては最終的にはダンピング液のハイドロダイナミック圧によって行われる。従って貫流量によって最終的には間隙内におけるダンピング液の圧力を調整することができ、ひいてはこれによって緩衝の硬さを調整することができる。
軸受及び/又はハウジング部分の冷却に関する貫流量が調整可能であると有利である。特に高い運転負荷の下で使用される転がり軸受には、通常、十分な冷却が必要である。この態様では有利には、ダンピング液の貫流量は、特に、第1の接触領域における冷却システムによる冷却の他に、軸受モジュールの付加的な冷却に関しても変化させられる。必要な冷却作用が強くなればなるほど、この場合より多くの貫流量が選択されねばならない。つまり全体として、貫流量の調整によって、緩衝作用の硬さと軸受モジュールの冷却とを所望のように制御することができる。個々の供給路の貫流はこの場合有利にはそれぞれ一定に保たれる。
個々の供給路のダンピング液の貫流は、有利には互いにほぼ一致している。これによって特に、相応な間隙における一定量のダンピング液を簡単に実現することができる。これによってある程度、中空室内における軸受モジュールの「ハイドロスタティック式の支承」が実現される。
冷却切欠きは有利には、転がり軸受アウタレース及び/又は中間エレメントに配置された少なくとも1つの溝、特に螺旋形の溝であってよい。
さらに、転がり軸受アウタレース及び/又は中間エレメントに、冷却切欠きと貫流接続されている少なくとも1つの冷媒供給路及び冷媒排出路が配置されていると有利である。この場合特に、冷媒供給路と冷媒排出路とが中間エレメントに配置されていると有利であり、このように構成されていると、中間エレメントに形成された螺旋形の冷却切欠きを冷媒が貫流することができる。
冷媒の貫流量の調整は、上に述べたような、緩衝媒体の貫流量の調整に相応していてよい。
本発明におけるような、このように組み合わせられた緩衝兼冷却システムは、特に、本発明による転がり軸受装置を、高出力転がり軸受における利用のために、特に、高回転ガスタービンにおける主軸軸受装置、伝動装置、又はヘリコプタにおけるロータ支承装置において、使用できるようにすることを、可能にする。
本発明の別の態様では、中間エレメントのアウタレースと、該中間エレメントが緩衝中空室もしくは間隙を残してその中に正確に挿入されている、ハウジング部分の内輪郭もしくは中空室内壁とが、互いに相対回動不能に構成されている。そのために中間エレメントと中空室内壁とは特に、「回動を防止する形状」を備えて形成されている。
すなわちハウジング部分に対する中間エレメントの回動は、自動的に、かつ単に中間室内壁だけによって「機械式に」停止されている。そのために中間エレメントの外輪郭及び中間室内壁は特に、非円形の形状を有することができる。このような非円形の形状のために外輪郭は例えば半径方向に突出する凸部を有していて、これらの凸部が、該凸部に対する相補形状をもって形成された、中空室内壁における凹部に係合するようになっている。しかしながらまた、外輪郭と中空室内壁とが、例えば楕円形状又は星形形状のような他の形状をもって形成されていてもよい。
有利な態様では、外輪郭及び中空室内壁はそれぞれ、多角形形状に形成されている。このような構成は製造技術的に特に簡単に実現することができる。
回動防止効果自体は、ハウジング部分及び外側エレメントの形状によって既に保証されている。間隙を有利には高粘性のダンピング液によって満たすことによって、付加的にさらに、無接触式の回動防止装置である回動防止装置が得られる。これについてさらに付言すれば、中空室内における外側エレメントの回動は、中空室内壁及び外輪郭の「回動を防止する形状」に基づいて、間隙を局部的に狭める。このように間隙が局部的に狭められることによって特に、有利には高粘性のダンピング液における圧力が局部的に上昇し、この圧力上昇は結局、間隙が狭くなることに抗して作用する。すなわち一方では、液体を満たされた間隙を用いて中間室内壁への外側エレメントの「機械的な」接触を回避することができ、かつ他方では、これによりハウジング部分の中空室内における軸受モジュールの自動的なセンタリングを達成することができる。つまりハウジング部分内における軸受モジュールの無接触式の回動防止装置と、ハウジング部分内における軸受モジュールの無接触式でかつ特にセンタリング作用を有する支承装置とを、同時に得ることができる。
例えばフランジ固定のような、ハウジング部分における中間エレメントのその他の固定形式による、その他の形式の回動防止装置もまた可能であり、一般に知られている。
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
1実施形態による軸受システムの一部を示す横断面図である。 1実施形態による軸受システムの一部を示す横断面図である。 1実施形態による軸受システムの一部を示す横断面図である。 1実施形態による軸受システムの一部を示す横断面図である。 1実施形態による軸受システムの一部を示す横断面図である。 1実施形態による軸受システムの一部を示す横断面図である。 1実施形態による軸受システムの一部を示す横断面図である。 1実施形態による軸受システムの一部を示す横断面図である。
図1には、組み合わせられた冷却兼緩衝システムを備えた転がり軸受装置もしくは(以下においては)軸受システム12が軸方向断面図で示されている。この軸受システム12は特に駆動装置の支承装置の枠内に設けられている。
図示のように、軸受システム12は、転がり軸受(図示されているように転動体2と転がり軸受アウタレース1とを備えた)と周囲リング6とから成る軸受モジュール13と、ハウジング部分9とを有している。軸受モジュール13もしくは周囲リング6はこの場合ハウジング部分9の中空室14内に挿入されている。軸受モジュール13自体は図示のように、転がり軸受アウタレース1と転動体2とを有しており、転がり軸受アウタレース1には、周囲リング6がプレス嵌めされている。転がり軸受アウタレース1はさらに、フランジ孔10を有するばねロッド3もしくはフランジ3を備えて形成されている。
図1から分かるように、周囲リング6は外輪郭15に沿って、中空室内壁16に対して環状の間隙14を残して、正確(passgenau)に挿入されている。
周囲リング6の外輪郭15と中空室内壁16とは相対回動不能に形成されている(図示せず)。そのために外輪郭15と中空室内壁16とはそれぞれ「回動を防止する形状」を備えて形成されている。
中空室内壁16と周囲リング6の外輪郭15との間に形成される間隙14は、ダンピング液によって満たされていて、このダンピング液によって特に貫流されている。ダンピング液によって特に、中空室14内における周囲リング6の回転が付加的に困難になる。すなわち中空室14内における周囲リング6の回転は、「回動を防止する形状」に基づいて、間隙14を局部的に狭める。このような局部的な狭窄は、一般的に、特に高粘性のダンピング液における圧力の局部的な上昇を生ぜしめ、このような圧力の局部的な上昇は最後には間隙14の局部的な狭窄に抗して作用する。これにより、間隙14のほぼ一定の間隙幅を得ることができ、このことは最終的には、中空室内壁16に対する周囲リング6の「機械的な」接触を阻止し、付加的に中空室14における軸受モジュール13の自動的なセンタリングを可能にする。
つまり全体として、軸受システム12もしくは周囲リング6を用いて、ハウジング部分9における軸受モジュール13のダンピングつまり緩衝及び無接触の回動防止、並びに同時に無接触でかつ特にセンタリング作用を有する支承形式が保証される。
ダンピング液は、供給路8を介して供給され、この供給路8はほぼ回転軸線に向かって方向付けられていて、かつ孔としてハウジング部分9に形成されている。供給路8は、中空室内壁にもしくはハウジング部分9の内輪郭16に形成された環状溝7に開口している。
環状溝7を介してダンピング液は最終的に間隙14内に送られ、これによりハイドロスタティック圧が軸受システム12の負荷に相応して保証されるようになっている。
供給路8を介してダンピング液は一定量で、間隙14の環状溝7内に送られる。ダンピング液の排出のために、中空室内壁もしくはハウジング部分9の内輪郭16には、別の環状溝11が設けられており、これらの環状溝11には、スリットを備えた遮断リング17が挿入されている。これによって、所望のダンピング液の漏れが達成される。
供給路8におけるダンピング液の貫流を調整するために、相応な貫流制限体が設けられている。ダンピング液の貫流又は単に「貫流」は、ここでは特に、供給開口の流過横断面を単位時間当たり貫流するダンピング液体積として規定されている。
前記貫流制限体を用いて、例えば100バールの極めて高いシステム圧下での作動が可能である。このように高いシステム圧によって、特に、軸受モジュール13の極めて高い運転負荷時にも選択された貫流を保証することができ、その結果特に、高い運転負荷時にも、中空室14内における軸受モジュール13の「ハイドロスタティック式の支承」を実現することができる。
周囲リング6の内輪郭18には、溝として、螺旋状の冷却通路4が形成されている。冷媒は、回転軸線に対してほぼ同軸的に方向付けられた孔として形成された供給路5を介して送られる。この供給路5は冷却通路4に開口しており、この供給路5を介して冷媒は一定量が冷却通路4に流入する。冷媒を排出するために排出路5が設けられており、この排出路5にも冷却通路4が開口している。この排出通路5もまた同様に、回転軸線に対してほぼ同軸的に方向付けられた孔として形成されている。
このように構成されていることによって、極めて高い回転数時における摩擦に基づいて生じる摩擦損失による熱は、効果的に排出される。
図2〜図8に示した軸受システム12は、それぞれの(基本的な)構造(軸受モジュール、周囲リング6、ハウジング部分9から成る)と機能(組み合わされて冷却されかつ緩衝される転がり軸受)とに関して、図1に示した軸受システム12に相当している。以下において図2〜図8に示す別の軸受システム12の特徴について特に付言しない場合には、これら別の軸受システムの特徴は、図1に示した軸受システム12の特徴に相応して形成されている。
図2に示す軸受システム12おける転がり軸受アウタレース1には、この実施形態では螺旋状の冷却通路4が形成されている。冷媒の供給及び排出は、周囲リング6における供給路5もしくは排出路5を介して行われる。
図3に示す軸受システム12では、緩衝システムの溝7と、緩衝システムの、遮断リング17を受容する溝11とは、周囲リング6の外輪郭15に配置されている。この実施形態においてもダンピング液はハウジング部分9における供給路8を介して送られ、この供給路8は環状溝7に開口している。さらに図3には転がり軸受アウタレース1が示されており、この転がり軸受アウタレース1にはこの実施形態によれば螺旋状の冷却通路4が形成されている。冷媒の供給及び排出は、周囲リング6に設けられた供給路5もしくは排出路5を介して行われる。
図4に示した軸受システム12はこの実施形態では周囲リング6を有していて、この周囲リング6の外輪郭15には、緩衝システムの溝7と緩衝システムの、遮断リング17を受容する溝11とが配置されている。この実施形態においてもダンピング液は、ハウジング部分9における供給路8を介して送られ、この供給路8は環状溝7に開口している。
図5には、組み合わせられた冷却兼緩衝システムを備えた軸受システム12が示されており、この冷却兼緩衝システムでは、ダンピング液は、ハウジング部分9の中空室内壁もしくは内輪郭16に形成されていて周方向に均一に分配配置された複数のオイルポケット20を介して、間隙14に流入する。断面図である図5にはただ1つのオイルポケット20が示されているが、このようなオイルポケット20は、図示はされていないが、複数の、例えば4〜6のオイルポケット20が周方向において均一に分配配置されている。オイルポケット20への供給は、相応な供給路8を介して行われ、この供給路8は、オイルポケット20の数に相当する数が設けられていて、ハウジング部分9に孔として形成されており、そしてそれぞれが所属のオイルポケット20に開口している。さらに図5に示した軸受システム12における転がり軸受アウタレース1には、この実施形態においても螺旋状の冷却通路4が形成されている。冷媒の供給及び排出は、周囲リング6における供給路5もしくは排出路5を介して行われる。
図6に示した軸受システム12に設けられた転がり軸受アウタレース1には、この実施形態においても螺旋状の冷却通路4が形成されている。冷媒の供給及び排出は、周囲リング6における供給路5もしくは排出路5を介して行われる。さらに図6から分かるように、ダンピング液はこの実施形態では、周囲リング6の外輪郭15に形成されていて周方向に均一に分配配置された複数のオイルポケット20を介して、間隙14に流入する。断面図である図6には、同様に1つのオイルポケット20しか示されていないが、このようなオイルポケット20は複数のオイルポケット20が周方向に均一に分配配置されている。オイルポケット20への供給は、相応な供給路8を介して行われ、この供給路8は、オイルポケット20の数に相当する数が設けられていて、ハウジング部分9に孔として形成されており、そしてそれぞれが所属のオイルポケット20に開口している。
図7に示した、組み合わせられた冷却兼緩衝システムを備えた軸受システム12の実施形態では、ダンピング液は、周囲リング6の外輪郭15に形成されていて周方向に均一に分配配置された複数のオイルポケット20を介して、間隙14に流入する。断面図である図7には同様にただ1つのオイルポケット20が示されているが、このようなオイルポケット20は、図示はされていないが、複数のオイルポケット20が周方向において均一に分配配置されている。オイルポケット20への供給は、相応な供給路8を介して行われ、この供給路8は、オイルポケット20の数に相当する数が設けられていて、ハウジング部分9に孔として形成されており、そしてそれぞれが所属のオイルポケット20に開口している。
図8に示した軸受システム12では、ダンピング液は、ハウジング部分9の中空室内壁もしくは内輪郭16に形成されていて周方向に均一に分配配置された複数のオイルポケット20を介して、間隙14に流入する。断面図である図8にはただ1つのオイルポケット20が示されているが、このようなオイルポケット20は、図示はされていないが、複数のオイルポケット20が周方向において均一に分配配置されている。オイルポケット20への供給は、相応な供給路8を介して行われ、この供給路8は、オイルポケット20の数に相当する数が設けられていて、ハウジング部分9に孔として形成されており、そしてそれぞれが所属のオイルポケット20に開口している。
1 転がり軸受アウタレースもしくは軸受アウタレース、 2 転動体、 3 ばねロッド、フランジ、 4 冷却通路、例えば螺旋状、 5 冷却オイル供給部/供給路及び冷却オイル排出部/排出路、 6 周囲リング、 7 環状溝/ポケット、 8 ダンピングオイル供給部、供給路、 9 ハウジングもしくはハウジング部分、 10 フランジ孔、 11 シールリング/遮断リングを備えた溝、 12 転がり軸受装置、軸受システム、 13 軸受モジュール、 14 間隙、 15 外輪郭(周囲リング6の)、 16 中空室内壁、ハウジング部分9の内輪郭、 17 シールリング、遮断リング、 18 内輪郭(周囲リング6の)、 19 外輪郭(転がり軸受アウタレース1の)、 20 オイルポケット

Claims (11)

  1. 転がり軸受装置であって、
    転がり軸受の少なくとも1つの転がり軸受アウタレースと、中間エレメントとハウジング部分とが設けられており、転がり軸受は、中間エレメントが転がり軸受アウタレースとハウジング部分との間に配置されるように、ハウジング部分内に挿入可能であり、転がり軸受アウタレースと中間エレメントとの間に、第1の接触領域が形成されていて、中間エレメントとハウジング部分との間に第2の接触領域が形成されており、
    第1の接触領域に冷却システムが形成されており、
    該冷却システムは、冷媒によって貫流される少なくとも1つの冷却切欠きを有しており、
    転がり軸受アウタレース及び/又は中間エレメントに、少なくとも1つの冷媒供給路及び冷媒排出路が配置されており、該冷媒供給路及び冷媒排出路は冷却切欠きと貫流接続されており、
    第2の接触領域に緩衝システムが形成されており、
    該緩衝システムは少なくとも1つの緩衝切欠きを有していて、該緩衝切欠きを介して、第2の接触領域における緩衝中空室が前記冷媒とは異なる緩衝媒体によって充填可能であり、
    ハウジング部分及び/又は中間エレメントに、前記緩衝媒体を前記緩衝切欠きに供給するための、前記冷媒供給路とは異なる供給路が形成されている
    ことを特徴とする転がり軸受装置。
  2. 緩衝切欠きが、ハウジング部分及び/又は中間エレメントに設けられた少なくとも1つの環状溝である、請求項1記載の転がり軸受装置。
  3. 緩衝切欠きが、ハウジング部分及び/又は中間エレメントに配置された少なくとも1つのポケットである、請求項1記載の転がり軸受装置。
  4. 複数のポケットが周方向において均一にハウジング部分及び/又は中間エレメントに配置されている、請求項3記載の転がり軸受装置。
  5. 緩衝媒体がダンピング液であり、かつ/又は冷媒が冷却オイルである、請求項1から4までのいずれか1項記載の転がり軸受装置。
  6. ハウジング部分及び/又は中間エレメントに、緩衝切欠きの数に相当する数の供給路が形成されており、該供給路を介して緩衝媒体が圧力下で、かつ一定量で、緩衝中空室内に、貫流制限体又は定吐出ポンプを使用して、圧送可能である、請求項1から5までのいずれか1項記載の転がり軸受装置。
  7. ハウジング部分及び/又は中間エレメントに、環状の切欠き又は環状溝が、少なくとも1つのシールエレメント又は遮断エレメントを受容するために配置されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の転がり軸受装置。
  8. 冷却切欠きは、転がり軸受アウタレース及び/又は中間エレメントに配置された少なくとも1つの螺旋状の溝である、請求項1から7までのいずれか1項記載の転がり軸受装置。
  9. 冷媒供給路及び冷媒排出路は中間エレメントに配置されていて、これによって中間エレメントに形成された螺旋状の冷却切欠きは、冷媒によって貫流可能である、請求項1から8までのいずれか1項記載の転がり軸受装置。
  10. 転がり軸受装置は、高出力転がり軸受における利用のために、高回転ガスタービンにおける主軸軸受装置、伝動装置、又はヘリコプタにおけるロータ支承装置において、使用される、請求項1からまでのいずれか1項記載の転がり軸受装置。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項記載の転がり軸受装置のための中間エレメントであって、
    転がり軸受アウタレースと中間エレメントとの間に、第1の接触領域が形成可能であり、かつ中間エレメントとハウジング部分との間に第2の接触領域が形成可能であり、
    第1の接触領域に冷却システムが形成されており、
    該冷却システムは、冷媒によって貫流可能で中間エレメントに配置された少なくとも1つの冷却切欠きを有しており、
    中間エレメントに、少なくとも1つの冷媒供給路及び冷媒排出路が配置されており、該冷媒供給路及び冷媒排出路は冷却切欠きと貫流接続されており、
    第2の接触領域に緩衝システムが形成されており、
    該緩衝システムは、中間エレメントに配置された少なくとも1つの緩衝切欠きを有していて、該緩衝切欠きを介して、第2の接触領域における緩衝中空室が前記冷媒とは異なる緩衝媒体によって充填可能であり、
    中間エレメントに、前記緩衝媒体を前記緩衝切欠きに供給するための、前記冷媒供給路とは異なる供給路が形成されている
    ことを特徴する、転がり軸受装置用の中間エレメント。
JP2012541411A 2009-12-02 2010-11-25 転がり軸受装置 Active JP5701313B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102009056662.7 2009-12-02
DE102009056662A DE102009056662A1 (de) 2009-12-02 2009-12-02 Wälzlageranordnung
PCT/EP2010/068176 WO2011067154A1 (de) 2009-12-02 2010-11-25 Wälzlageranordnung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013513075A JP2013513075A (ja) 2013-04-18
JP5701313B2 true JP5701313B2 (ja) 2015-04-15

Family

ID=43533188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012541411A Active JP5701313B2 (ja) 2009-12-02 2010-11-25 転がり軸受装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9068593B2 (ja)
EP (1) EP2507527B1 (ja)
JP (1) JP5701313B2 (ja)
CN (1) CN102639888B (ja)
CA (1) CA2776857C (ja)
DE (1) DE102009056662A1 (ja)
RU (1) RU2548307C2 (ja)
WO (1) WO2011067154A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5529714B2 (ja) * 2010-11-12 2014-06-25 三菱重工業株式会社 電動過給機の回転軸支持構造
EP2503107B1 (de) * 2011-03-22 2014-05-07 MTU Aero Engines GmbH Lageranordnung, Strömungsmaschine sowie Verfahren
FR2980536B1 (fr) * 2011-09-23 2015-12-11 Peugeot Citroen Automobiles Sa Methode de mise en œuvre d'un turbocompresseur d'un vehicule automobile
DE102012203933B4 (de) * 2012-03-14 2016-09-01 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzlageranordnung
DE102012208744A1 (de) 2012-05-24 2013-11-28 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzlager
US9638256B2 (en) * 2013-03-14 2017-05-02 United Technologies Corporation Bearing assembly with lubricant/coolant passages
JP6307882B2 (ja) * 2014-01-06 2018-04-11 株式会社ジェイテクト 主軸装置
DE102014216313A1 (de) * 2014-08-18 2016-02-18 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lagerring und Verfahren zur Herstellung eines Lagerrings
FR3036729B1 (fr) * 2015-05-29 2020-05-08 Safran Aircraft Engines Dispositif de refroidissement d’un palier a roulement pour une turbomachine.
CN105422618A (zh) * 2015-12-15 2016-03-23 谷家菊 一种汽车传动轴轴承
JP2017145724A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 株式会社豊田自動織機 電動過給機
DE102016214018B4 (de) 2016-07-29 2022-01-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lageranordnung, insbesondere für eine Strömungsmaschine, und Strömungsmaschine mit einer derartigen Lageranordnung
DE102016222030A1 (de) * 2016-11-10 2017-12-14 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wälzlageranordnung
JP6934729B2 (ja) * 2017-02-24 2021-09-15 本田技研工業株式会社 スクイズフィルムダンパベアリング装置
US10215052B2 (en) 2017-03-14 2019-02-26 Pratt & Whitney Canada Corp. Inter-shaft bearing arrangement
JP6961507B2 (ja) * 2018-02-01 2021-11-05 本田技研工業株式会社 軸受装置
US10612595B2 (en) * 2018-08-13 2020-04-07 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Lubrication groove for deep groove ball bearing
US10590993B1 (en) 2018-08-31 2020-03-17 Rolls-Royce North American Technologies Inc. Bearing race cooling
JP7146353B2 (ja) * 2018-12-25 2022-10-04 東芝三菱電機産業システム株式会社 軸受装置
CN112780686B (zh) * 2021-01-22 2022-06-28 苏州汇川技术有限公司 一种轴承冷却结构及驱动电机
CN114704554B (zh) * 2022-03-25 2023-11-24 中国航发哈尔滨东安发动机有限公司 一种自带润滑喷油的轴承安装座
CN116857288A (zh) * 2023-07-19 2023-10-10 中国航发沈阳发动机研究所 一种航空发动机主轴承的轴承座冷却结构

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2826463A (en) * 1954-04-20 1958-03-11 Parsons & Marine Eng Turbine Bearings
US3456992A (en) * 1967-04-07 1969-07-22 Curtiss Wright Corp Vibration damping device
DE1575568C3 (de) * 1967-04-21 1973-10-25 Motoren- Und Turbinen-Union Muenchen Gmbh, 8000 Muenchen Vorrichtung zur weichen, bzw elastischen Lagerung der hochtoung umlaufenden Wellen
US3698777A (en) 1970-12-08 1972-10-17 Timken Co Tapered roller bearing with minimum heat generating characteristics
JPS526744Y2 (ja) 1972-03-28 1977-02-12
DE2242852A1 (de) 1972-08-31 1974-03-14 Motoren Turbinen Union Vorrichtung zur weichen und elastischen lagerung hochtourig umlaufender wellen
US3836215A (en) * 1973-02-15 1974-09-17 Ingersoll Rand Co Shaft vibration dampening means and method
GB2111136A (en) * 1981-12-09 1983-06-29 Rolls Royce Skid control in rolling bearings
US4440456A (en) * 1983-03-24 1984-04-03 General Motors Corporation Squeeze film bearing mount
DE3319537A1 (de) * 1983-05-28 1984-11-29 Klein, Schanzlin & Becker Ag, 6710 Frankenthal Einrichtung zur oelversorgung eines hoch waermebelasteten wellenlagers
EP0143950B1 (de) * 1983-11-30 1987-03-18 BBC Brown Boveri AG Lagereinrichtung bei einem Abgasturbolader mit Tandem-Wälzlagern
US4527912A (en) * 1984-05-31 1985-07-09 General Motors Corporation Squeeze film damper
DE3443537A1 (de) * 1984-11-29 1986-06-05 Werkzeugmaschinenfabrik Adolf Waldrich Coburg Gmbh & Co, 8630 Coburg Lagerung einer werkzeugmaschinenspindel mit kuehleinrichtung in einem spindelstock
DE3604625C2 (de) 1986-02-14 1994-01-20 Bmw Rolls Royce Gmbh Gasturbine
US4669893A (en) 1986-02-18 1987-06-02 United Technologies Corporation Annular oil damper arrangement
US5080499A (en) * 1990-03-23 1992-01-14 General Motors Corporation High temperature squeeze film damper
US5071262A (en) * 1990-11-05 1991-12-10 General Electric Company Squeeze film damper fluid control
US5344239A (en) * 1992-11-25 1994-09-06 General Electric Company Squeeze film bearing damper with annular end plenums
JPH08110551A (ja) 1994-10-07 1996-04-30 Asahi Optical Co Ltd ファインダの視差調整機構
JPH09294351A (ja) 1996-03-01 1997-11-11 Meidensha Corp ホットローラー用電動機の冷却構造及び冷却・ダンパ構造
DE19613471A1 (de) * 1996-04-04 1997-10-09 Asea Brown Boveri Lagerabstützung für schnellaufende Rotoren
DE19637116A1 (de) * 1996-09-12 1998-04-02 Mtu Muenchen Gmbh Rotorlager mit Ölspalt zur Schwingungsdämpfung
JP3949801B2 (ja) * 1997-12-16 2007-07-25 東芝機械株式会社 工作機械主軸の軸受装置
US6505972B1 (en) * 2000-09-01 2003-01-14 The Timken Company Bearing with adjustable setting
WO2003016733A1 (fr) * 2001-08-13 2003-02-27 Makino Milling Machine Co., Ltd. Dispositif d'arbre rotatif
JP2003083325A (ja) 2001-09-11 2003-03-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd スクイーズフィルムダンパー軸受
DE10322631A1 (de) 2003-05-20 2004-12-09 Mtu Aero Engines Gmbh Wälzlager für den geschmierten und gekühlten Dauerbetrieb bei hohen Drehzahlen
JP3636329B1 (ja) * 2004-08-17 2005-04-06 川崎重工業株式会社 軸受振動減衰機構
DE102005029075B4 (de) * 2005-06-23 2007-04-12 Ab Skf Anordnung zur Lagerung eines Planetenrades eines Planetengetriebes
RU2313703C1 (ru) * 2006-04-27 2007-12-27 Федеральное государственное учреждение "13 Государственный научно-исследовательский институт Министерства обороны Российской Федерации" Роликовый подшипник
DE102006024603A1 (de) 2006-05-26 2007-11-29 Schaeffler Kg Wälzlager
US8459932B2 (en) 2006-08-18 2013-06-11 Hitachi, Ltd. Bearing device of gas turbine power generation equipment and gas turbine power generation equipment
DE102008032921A1 (de) 2008-07-12 2010-01-14 Schaeffler Kg Lagersystem
DE102008036196A1 (de) * 2008-08-02 2010-02-04 Mtu Aero Engines Gmbh Lagerring und Verfahren zum Kühlen eines Lagerrings

Also Published As

Publication number Publication date
CA2776857C (en) 2017-05-16
CN102639888A (zh) 2012-08-15
US9068593B2 (en) 2015-06-30
RU2548307C2 (ru) 2015-04-20
RU2012127401A (ru) 2014-01-10
CN102639888B (zh) 2016-03-09
CA2776857A1 (en) 2011-06-09
DE102009056662A1 (de) 2011-06-09
US20120328226A1 (en) 2012-12-27
WO2011067154A1 (de) 2011-06-09
JP2013513075A (ja) 2013-04-18
EP2507527A1 (de) 2012-10-10
EP2507527B1 (de) 2014-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5701313B2 (ja) 転がり軸受装置
JP6113201B2 (ja) 転がり軸受装置及びその使用
US7648277B2 (en) Device for supporting and guiding a rotating shaft
US8956048B2 (en) Squeeze film damper
EP3112714B1 (en) Spindle device
US7538464B2 (en) Seal for generator
US20150159692A1 (en) Tilt pad bearing with through-pivot lubrication
JP6409049B2 (ja) 適応型軸受ジャーナルを有する回転機械及び作動方法
WO2016047159A1 (ja) 軸受及び軸受パッド
FI71981B (fi) Lagersystem
CN113439152B (zh) 用于对涡轮机轴进行定心和旋转引导的包括多个优化的阻尼流体膜的设备
US9377051B2 (en) Duplex bearing device
US20100150493A1 (en) Round table bearing
JP2007321950A (ja) 円筒ころ軸受
US20130149141A1 (en) Bearing arrangement
US20140029877A1 (en) Shaft and bearing arrangement and hydrostatic spindle for high speed applications
KR101492637B1 (ko) 머시닝센타 주축 냉각장치
JP2012122537A (ja) 軸受ダンパ
JP2015145687A (ja) スラスト軸受及びタービン
JP2019039482A (ja) ティルティングパッドジャーナル軸受装置
WO2014162594A1 (ja) スラスト軸受装置及びその潤滑油供給方法並びに回転機械と蒸気タービン
JPH0510535Y2 (ja)
CN113726080A (zh) 一种轴承减振装置及电机
KR101727813B1 (ko) 유정압 베어링 및 이를 포함하는 공작기계
JP2023086347A (ja) スラスト軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5701313

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250