JP5700691B2 - 受信装置、及び受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、受信装置、及び受信方法に関する。
近年、各種無線通信システムの普及により周波数資源の枯渇が問題となっており、複数の無線信号による周波数共用化を図ることで周波数利用効率を向上させる重畳伝送技術の検討が進められている。
は、周波数帯域を共用する無線通信システムを組み合わせる一例を示す概念図である。同図において、周波数チャネルが異なる2つの無線LAN(Local Area Network)システム全体を示している。同図に示す無線通信システムは、無線LAN基地局91a、91bと、受信装置92aとを具備している。無線LAN基地局91aは、中心周波数faであるチャネルCH1の周波数帯域を用いて通信する。無線LAN基地局91bは、中心周波数fb(fa<fb)であるチャネルCH5の周波数帯域を用いて通信する。
受信装置92aは、無線LAN基地局91a、91bの双方の無線信号が到達する位置に配置され、中心周波数faの無線信号と中心周波数fbの無線信号とが互いに部分的に干渉した信号を受信する。
また、周波数帯域を互いに共用する他の例として、無線LANシステムとBluetooth(登録商標)と、WiMAX(登録商標)との組み合わせなどがあり、異なる無線方式のシステム同士が周波数を共用する場合もある。
このように、例えば、無線LAN基地局91aを通信対象とする場合、中心周波数faである希望波の送信周波数帯域と、中心周波数fbである無線LAN基地局91bからの干渉波の送信周波数帯域とが、部分的にオーバーラップ(干渉)する。このような周波数共用が他の無線通信において、受信装置92aは、誤り訂正などを効率的に行って周波数利用効率を向上させるために、希望波の送信周波数帯域にオーバーラップする干渉波の存在を正確に検出することが必要となる。
一般に干渉波が存在する場合、通信特性が著しく劣化するが、この干渉の影響を抑圧しながら分散配置されたFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)ブロックを復号し、正確な伝送を実現する技術が検討されている(非特許文献1)。具体的には、希望波の復調をする前に、受信信号のうち干渉波の存在する周波数成分をRF(Radio Frequency:無線周波数帯)段やIF(Intermediate Frequency:中間周波数帯)段においてフィルタリング処理、あるいはベースバンド帯において当該周波数成分に対する重み付けを施すことで干渉波の影響を抑圧して復調、復号することを特徴としている。
また、干渉波の存在する周波数帯域を検出する技術も検討されている(非特許文献2)。具体的には、非特許文献1に記載されている技術において、フィルタリング帯域、又は重み付け帯域を試行的に変化させて仮復調復号を行い、所定の規範、例えば誤り率が最小となるフィルタリング帯域又は重み付け帯域を干渉波の存在する周波数帯域として同定する。この場合、希望波の通信を行いながら干渉帯域を検出することが可能となる。
増野淳、杉山隆利、「マルチキャリア重畳伝送による周波数利用効率向上効果」、信学技法、vol.108、no.188、RCS2008−67、pp.85−90、2008年8月 大槻、増野、杉山、「初期尤度マスクを用いた誤り率に基づく干渉波検出方法」、信学技法、vol.111、no.180、RCS2011−119、pp.45−49、2011年8月
干渉波が存在する周波数帯域は、該干渉波を送信する送信機が有効な干渉回避機能を具備していない限り不変であるのに対し、干渉波の受信レベルは伝搬環境の変動に伴い時変動する。したがって、仮に干渉波の存在する周波数帯域を同定し、当該周波数帯域を抑圧するフィルタリング又は重み付け処理を行った場合、復調後の誤り率が最小にならない場合がある。すなわち、希望波の一部の周波数帯域に対するフィルタリングや重み付け処理は、干渉波の抑圧を果たす一方で、希望波の抑圧も行ってしまう。そのため、マルチキャリア伝送においては一部副搬送波の欠落の原因となり、シングルキャリア伝送においてはシンボル間干渉の増大の原因となることがある。その結果、希望波を復調復号した際の誤り率が増加して受信品質が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、希望波に対して干渉波が存在する場合において受信品質を向上させることができる受信装置、及び受信方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の受信装置は、受信信号に含まれる希望波の復調復号結果に基づいて、前記受信信号において干渉波の存在する周波数帯域である干渉帯域を同定する干渉帯域検出部と、前記受信信号のうち干渉帯域の信号成分を抑圧して出力するフィルタ部と、干渉帯域の信号成分が抑圧された前記受信信号を復号して得られる受信データから送信レプリカ信号を算出する送信レプリカ算出部と、前記受信信号に基づいて推定した伝送路係数を用いて前記送信レプリカ信号から受信レプリカ信号を算出する受信レプリカ算出部と、前記受信信号から前記受信レプリカ信号を減算して前記干渉波を抽出する干渉波抽出部と、抽出した前記干渉波と前記受信レプリカ信号とから干渉波電力に対する希望波電力の比を算出する電力比算出部と、前記比が予め定められた閾値以上である場合、前記フィルタ部における信号成分の抑圧を停止させ、前記比が前記閾値以上でない場合、前記フィルタ部における信号成分の抑圧を継続させるフィルタ制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の受信装置であって、前記受信信号における干渉波が存在していない周波数帯域の伝送路係数を用いて前記干渉帯域における伝送路係数を外挿する外挿補完部を更に備え、前記受信レプリカ算出部は、前記外挿補完部が外挿した伝送路係数を用いて前記送信レプリカ信号から前記受信レプリカ信号を算出することを特徴とする。
また、上記問題を解決するために、本発明の受信方法は、受信信号に含まれる希望波の復調復号結果に基づいて、前記受信信号において干渉波の存在する周波数帯域である干渉帯域を同定する干渉帯域検出ステップと、前記受信信号のうち干渉帯域の信号成分を抑圧するフィルタステップと、干渉帯域の信号成分が抑圧された前記受信信号を復号して得られる受信データから送信レプリカ信号を算出する送信レプリカ算出ステップと、前記受信信号に基づいて推定した伝送路係数を用いて前記送信レプリカ信号から受信レプリカ信号を算出する受信レプリカ算出ステップと、前記受信信号から前記受信レプリカ信号を減算して前記干渉波を抽出する干渉波抽出ステップと、抽出した前記干渉波と前記受信レプリカ信号とから干渉波電力に対する希望波電力の比を算出する電力比算出ステップと、前記比が予め定められた閾値以上である場合、前記フィルタステップにおける信号成分の抑圧を停止させ、前記比が前記閾値以上でない場合、前記フィルタステップにおける信号成分の抑圧を継続させるフィルタ制御ステップとを有する。
この発明によれば、干渉波の電力に対する希望波(受信レプリカ信号)の電力の比に基づいて、干渉波が存在する周波数帯域における信号成分の抑圧を行うか否かを判定するようにした。これにより、希望波の電力が干渉波の電力に対して大きい場合に、干渉波を抑圧するために希望波をも抑圧することなく、受信した希望波の全ての信号成分を用いて復調復号することにより受信品質を向上させることができる。
第1の実施形態における受信装置1の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における伝送路推定器13及び外挿補完器24の構成例と、推定する伝送路係数の概略とを示す図である。 同実施形態における受信装置1の干渉抑圧処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における受信装置2の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるDUR算出部70の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における受信装置2の干渉抑圧処理を示すフローチャートである。 同実施形態における受信品質の向上の一例を示すグラフである。 周波数帯域を共用する無線通信システムを組み合わせる一例を示す概念図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における受信装置及び受信方法を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における受信装置1の構成を示す概略ブロック図である。なお、本実施形態における受信装置1は、シングルキャリア伝送システムにおいて用いられる。同図に示すように、受信装置1は、フィルタ11、スイッチ12、伝送路推定器13、畳込演算器14、復調器15、復号器16、BER測定器17、フィルタ変数決定器18、及びSIR算出部20を具備している。
SIR算出部20は、受信信号バッファ21、再符号化器22、再変調器23、外挿補完器24、畳込演算器25、電力測定器26、減算器27、電力測定器28、及び除算器29を備えている。
フィルタ11は、不図示の送信装置から受信した受信信号が入力され、入力された受信信号の一部の周波数帯域を通過させる。フィルタ11が通過させる周波数帯域は、フィルタ変数決定器18の制御に応じて変化する。
スイッチ12は、フィルタ変数決定器18の制御に応じて、フィルタ11が出力する信号と、受信信号とのいずれか一方を選択して出力する。
伝送路推定器13は、スイッチ12が出力する信号に基づいて、送信装置と自装置との間の伝送路における伝送路係数を推定する。なお、伝送路推定器13は公知の技術を用いて伝送路係数を推定する。
畳込演算器14は、伝送路推定器13が推定した伝送路係数を用いて、スイッチ12が出力する信号を重み付けして加算する畳込み演算により、受信信号の伝送路歪みを補正した信号を出力する。
復調器15は、畳込演算器14が出力する信号を復調する。復号器16は、復調器15が復調した信号を誤り訂正復号することにより受信データを復元する。
BER測定器17は、送信装置がデータを送信する際に予め付与しているCRC符号や既知信号を用いて、受信データに対するBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)を測定する。なお、BER測定器17は、BERに限らずPER(Packet Error Rate)、BLER(BLock Error Rate)、SER(Symbol Error Rate)など伝送品質を表す指標を
測定するようにしてもよい。
フィルタ変数決定器18は、BER測定器17が測定したBERと、SIR算出部20が算出するSIR(Signal to Interference Ratio;希望波電力対干渉波電力比)とに基づいて、フィルタ11及びスイッチ12の制御を行う。
受信信号バッファ21は、受信信号を記憶する。
再符号化器22は、復号器16が復元した受信データを、送信装置における符号化手順と同じ符号化手順を用いて符号化して出力する。再変調器23は、再符号化器22が出力する信号を、送信装置における変調方式と同じ変調方式を用いて変調する。換言すると、再符号化器22及び再変調器23は受信データに基づいて送信レプリカ信号を算出する。
外挿補完器24は、伝送路推定器13が推定する伝送路係数に対して、フィルタ11において抑圧された信号成分の周波数帯域における伝送路係数を外挿補完する。
図2は、本実施形態における伝送路推定器13及び外挿補完器24の構成例と、推定する伝送路係数の概略とを示す図である。同図に示すように、伝送路推定器13は、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)器131、既知信号発生器132、及び除算器133を有している。外挿補完器24は、外挿補完回路241と、IFFT器242とを有している。また、同図における(a)及び(b)は、推定される伝送路係数の一例を示す図である。(a)及び(b)において横軸は周波数を示し、縦軸は振幅応答を示している。
FFT器131は、スイッチ12が出力する信号に対してFFTを行うことにより、時間領域から周波数領域の信号に変換する。既知信号発生器132は、予め定められている既知信号(トレーニング信号やパイロット信号など)を出力する。除算器133は、FFT器131が変換した信号を、既知信号発生器132が出力する既知信号で除算し、伝送路における振幅及び位相の変化を示す伝送路係数を推定する。ここで、伝送路推定器13により推定される伝送路係数は、(a)に示すように、フィルタ11において抑圧される周波数帯域である干渉帯域において振幅応答が小さくなっている。そのため、フィルタ11が通過させる周波数帯域以外の周波数帯域(干渉帯域)における伝送路係数の推定が困難になっている。
外挿補完回路241は、伝送路推定器13が出力する伝送路係数に対して、フィルタ11が抑圧する周波数帯域における伝送路係数を補完する。例えば、外挿補完回路241は、干渉帯域の伝送路係数を直線補完等により外挿することにより、フィルタ11で信号が抑圧された周波数帯域における伝送路係数を補う。ここで、外挿補完回路241が補完した伝送路係数は、(b)に示すように、フィルタ11により抑圧された周波数帯域における伝送路係数が補われた状態となる。
IFFT器242は、外挿補完回路241が補完した伝送路係数に対してIFFTを行うことにより、周波数領域から時間領域の信号に変換し、変換した信号(推定伝送路係数)を畳込演算器25に出力する。
図1に戻って、受信装置1の構成の説明を続ける。
畳込演算器25は、再変調器23が出力する送信レプリカ信号を、外挿補完器24が出力する推定伝送路係数により重み付けして加算する。これにより、畳込演算器25は、伝送路推定器13及び外挿補完器24により推定された推定伝送路係数を用いて、送信レプリカ信号から受信レプリカ信号を算出する。受信レプリカ信号は、干渉波を含まない、希望波のみの受信信号に対応する。
電力測定器26は、畳込演算器25が算出する受信レプリカ信号の電力を測定し、測定した電力値を出力する。
減算器27は、受信信号バッファ21に記憶されている受信信号を読み出し、読み出した受信信号から受信レプリカ信号を減算し、減算結果を出力する。減算器27が出力する減算結果は、受信信号に含まれる希望波が差し引かれた信号、すなわち干渉波に対応する信号である。
電力測定器28には、フィルタ11において通過周波数帯域を示す情報がフィルタ変数決定器18から入力され、干渉波に対応する信号が減算器27から入力される。電力測定器28は、通過周波数帯域における干渉波の電力を測定し、測定した電力値を出力する。
除算器29は、電力測定器26が測定した希望波に対応する電力値を、電力測定器28が測定した干渉波に対応する電力値で除算し、SIRを算出する。
SIR算出部20は、上述の構成により、受信信号、伝送路推定器13が推定した伝送路係数、受信データ、及びフィルタ11が通過させる周波数帯域に基づいてSIRを算出する。
図3は、本実施形態における受信装置1のフィルタ制御処理(干渉抑圧処理)を示すフローチャートである。受信装置1においてフィルタ制御処理が開始されると、フィルタ変数決定器18は、受信信号に含まれる希望波の周波数帯域うち一部の周波数帯域を抑圧するように通過周波数帯域を設定する。また、フィルタ変数決定器18は、フィルタ11の出力を選択させる制御をスイッチ12に対して行う。このとき、抑圧する周波数帯域の中心周波数及び周波数幅を変化させ、BER測定器17が測定するBERが最小となる中心周波数及び周波数幅を検出する。これにより、フィルタ変数決定器18は、干渉波の存在する周波数帯域を同定する(ステップS101)。
干渉波の存在する周波数帯域が同定できた後は、当該周波数帯域の周波数成分をフィルタ11で抑圧させ、復調器15及び復号器16が復号復調したデータを受信データ列として得る。一方で、SIR算出部20において、再符号化器22及び再変調器23が送信レプリカ信号を算出する(ステップS102)。
畳込演算器25は、外挿補完器24が出力する推定伝送路係数を用いて、送信レプリカ信号から受信レプリカ信号を算出する(ステップS103)。
減算器27は、受信信号バッファ21に記憶されている受信信号と、算出された受信レプリカ信号とから干渉波を抽出する(ステップS104)。
除算器29は、受信レプリカ信号と、抽出された干渉波とからSIRを算出する(ステップS105)。
フィルタ変数決定器18は、算出されたSIRが予め定められた切替閾値以上であるか否かを判定し(ステップS106)、SIRが切替閾値以上である場合(ステップS106:YES)、受信信号を選択させる制御をスイッチ12に対して行い(ステップS107)、処理をステップS102に戻す。一方、SIRが切替閾値以上でない場合(ステップS106:NO)、フィルタ変数決定器18は、フィルタ11が出力する信号を選択させる制御をスイッチ12に対して行うとともに、ステップS101において検出した周波数帯域を抑圧させる制御をフィルタ11に対して行い(ステップS108)、処理をステップS102に戻す。以降、受信装置1はステップS102からステップS108までの処理を繰り返し行い、時々刻々と変化するSIRに応じてフィルタ11を用いるか否かを切り替えて受信処理を行う。
なお、損失分岐点(切替閾値)は、実機を用いた測定結果やシミュレーション結果などに基づいて予め定められる。
上述のように、受信装置1は、受信信号における希望波と干渉波との比(SIR)に基づいて、フィルタ11を用いた受信処理を行うか否かを決定する。具体的には、SIRが切替閾値以上である場合、すなわち干渉波の電力が希望波の電力に比べ小さい場合において、フィルタ11による干渉波の抑圧及び希望波の抑圧を停止させて受信処理を行う。これにより、SIRが大きい場合には、干渉波が存在する周波数帯域の希望波も用いて受信処理を行うことで、受信品質を向上させることができる。なお、SIRが切替閾値以上でない場合にはフィルタ11による干渉波の抑圧を継続させて受信処理を行うことにより、受信品質の低下を抑えることができる。
また、外挿補完器24が干渉帯域における伝送路係数を外挿補完するようにしたので、受信レプリカ信号の精度を高めることができ、当該受信レプリカ信号を用いたSIRの精度を向上させることができる。その結果、干渉抑圧処理の精度が高めることができ、受信品質を向上させることができる。
なお、本実施形態の受信装置1において、畳込演算器14を乗算器に替えて、推定された伝送路係数を用いて、伝送路における振幅及び位相の歪みを補正するようにしてもよい。同様に、畳込演算器25を乗算器に替えて、推定伝送路係数を用いて送信レプリカ信号に伝送路における振幅及び位相の歪みを与えることで受信レプリカ信号を算出するようにしてもよい。
また、干渉抑圧処理において、定期的に、又は必要に応じてステップS101(干渉帯域の同定)から繰り返して行うようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、マルチキャリア伝送システムにおける受信装置の一例として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調された信号を受信する受信装置の構成について説明する。
図4は、第2の実施形態における受信装置2の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、受信装置2は、バンドパスフィルタ(Band Pass Filter:BPF)51、OFDM復調器52、伝送路推定器53、振幅位相歪補正器54、復調器55、ゼロ置換器56、並直列変換器57、FEC復号器58、BER測定器59、干渉帯域検出器60、置換サブキャリア設定器61、及びDUR(Desired to Undesired signal power Ratio:希望波電力対干渉波電力比)算出部70を具備している
バンドパスフィルタ51は、不図示の送信装置から受信した受信信号が入力され、入力された受信信号のうち希望波の周波数帯域を通過させ、当該周波数帯域の信号を出力する。OFDM復調器52は、バンドパスフィルタ51が出力した信号に対してFFTを行い、サブキャリアごとの信号に変換する。
伝送路推定器53は、OFDM復調器52が変換した各サブキャリアの信号に基づいて、送信装置と自装置との間の伝送路における伝送路係数をサブキャリアごとに推定する。なお、伝送路推定器53は、公知の技術を用いて伝送路係数を推定する。
振幅位相歪補正器54は、伝送路推定器53が推定した伝送路係数を用いて、OFDM復調器52が変換した各サブキャリアの信号が伝送路において受けた振幅及び位相の歪みを補正し、補正した各サブキャリアの信号を出力する。
復調器55は、振幅位相歪補正器54が出力する各サブキャリアの信号を復調する。
ゼロ置換器56は、置換サブキャリア設定器61の制御に応じて、復調器55が復調した各サブキャリアの信号を「0」に置換する。換言すると、ゼロ置換器56は、置換サブキャリア設定器61が選択したサブキャリアの信号を抑圧し、それ以外のサブキャリアの信号を出力する。
並直列変換器57は、復調器55から出力される各サブキャリアの信号のうちゼロ置換器56において信号が置換されていない信号と、ゼロ置換器56から出力されるサブキャリアの信号を置換した信号とに対してパラレル−シリアル変換して1つの信号列を出力する。
FEC復号器58は、並直列変換器57が出力信号列に対して誤り訂正復号することにより受信ビット列を復元する。
BER測定器59は、送信装置がデータを送信する際に予め付与しているCRC符号や既知の信号を用いて、受信ビット列に対するBERを測定する。
干渉帯域検出器60は、BER測定器59が測定するBERに基づいて、干渉波が存在する周波数帯域(サブキャリア)を検出する。また、干渉帯域検出器60は、検出した周波数帯域を示す抑圧帯域情報を出力する。
置換サブキャリア設定器61は、干渉帯域検出器60が検出した周波数帯域に対応するサブキャリアの信号を「0」に置換させる制御をゼロ置換器56に対して行う。
図5は、本実施形態におけるDUR算出部70の構成を示す概略ブロック図である。同図に示すように、DUR算出部70は、受信信号バッファ71、FEC再符号化器72、直並列変換器73、再変調器74、OFDM変調器75、干渉帯域外挿処理器76、振幅位相歪み付与器77、減算器78、電力測定器79、80、及び電力比算出器81を備えている。
受信信号バッファ71は、バンドパスフィルタ51が出力する信号を記憶する。
FEC再符号化器72は、FEC復号器58が出力する受信ビット列を、送信装置における符号化手順と同じ符号化手順を用いて符号化して出力する。直並列変換器73は、FEC再符号化器72が出力する信号を、送信装置におけるシリアル−パラレル変換と同様にシリアル−パラレル変換して各サブキャリアの信号に分割する。OFDM変調器75は、直並列変換器73が出力する各サブキャリアの信号に対してIFFTを行い、周波数領域から時間領域の信号に変換して出力する。FEC再符号化器72からOFDM変調器75を用いた処理により、受信ビット列から希望波の送信レプリカ信号が算出される。
干渉帯域外挿処理器76は、干渉波の影響を受けていない周波数帯域(サブキャリア)の伝送路係数を用いて、干渉波の影響を受けている周波数帯域(サブキャリア)の伝送路係数を外挿補完する。また、干渉帯域外挿処理器76は、干渉波の影響を受けていない周波数帯域の伝送路係数と外挿補完した伝送路係数とを推定伝送路係数として出力する。
振幅位相歪み付与器77は、干渉帯域外挿処理器76が出力する推定伝送路係数を送信レプリカ信号に乗算し、受信レプリカ信号を算出する。受信レプリカ信号は希望波のみの受信信号(干渉波を含まない受信信号)に対応する。
減算器78は、受信信号バッファ71から受信信号(希望波(Desired)と干渉波(Undesired)とを含む信号)を読み出し、読み出した受信信号(D+U)から受信レプリカ信号(D)を減算し、減算結果(干渉波(U))を出力する。
電力測定器79は、減算器78が出力する信号(干渉波)の電力を測定し、測定した電力値を出力する。電力測定器80は、受信レプリカ信号の電力を測定し、測定した電力値を出力する。
電力比算出器81には、電力測定器79が測定した干渉波の電力値と、電力測定器80が測定した受信レプリカ信号の電力値と、干渉帯域検出器60が検出した干渉が存在する周波数帯域(サブキャリア)を示す抑圧帯域情報とが入力される。電力比算出器81は、入力された干渉波の電力値、受信レプリカ信号(希望波)の電力値、及び抑圧帯域情報を用いて、DURを算出する。
DUR算出部70は、上述の構成により、受信信号、伝送路推定器53が推定した伝送路係数、受信ビット列、及び抑圧帯域情報に基づいてDURを算出する。
図6は、本実施形態における受信装置2の干渉抑圧処理を示すフローチャートである。受信装置2において干渉抑圧処理が開始されると、置換サブキャリア設定器61は、ゼロ置換器56を用いて信号を「0」に置換するサブキャリアの組み合わせを変化させ、BER測定器59が測定するBERが最小となるサブキャリアの組み合わせを検出する。これにより、置換サブキャリア設定器61は、干渉波の存在するサブキャリア(周波数帯域)を同定する(ステップS201)。
干渉波の存在するサブキャリアが同定できた後は、当該サブキャリアの信号をゼロ置換器56で「0」に置換させ、並直列変換器57及びFEC復号器58が復号したデータを受信ビット列として得る。一方で、DUR算出部70において、FEC再符号化器72からOFDM変調器75までの信号処理により送信レプリカ信号が算出される(ステップS202)。
振幅位相歪み付与器77は、干渉帯域外挿処理器76が出力する推定伝送路係数を用いて、送信レプリカ信号から受信レプリカ信号を算出する(ステップS203)。
減算器78は、受信信号バッファ71に記憶されている受信信号と、算出された受信レプリカ信号とから干渉波を抽出する(ステップS204)。
電力比算出器81は、受信レプリカ信号の電力値と、干渉波の電力値とに基づいてDURを算出する(ステップS205)。
置換サブキャリア設定器61は、算出されたDURが予め定められた切替閾値以上であるか否かを判定し(ステップS206)、DURが切替閾値以上である場合(ステップS206:YES)、全てのサブキャリアの信号に対して置換をしない制御をゼロ置換器56に対して行い(ステップS207)、処理をステップS202に戻す。一方、DURが切替閾値以上でない場合(ステップS206:NO)、置換サブキャリア設定器61は、干渉波が存在するサブキャリアの信号を「0」に置き換えさせる制御をゼロ置換器56に対して行い(ステップS208)、処理をステップS202に戻す。以降、受信装置2はステップS202からステップS208までの処理を繰り返して行い、時々刻々と変化するDURに応じてゼロ置換器56を制御して受信処理を行う。
なお、損失分岐点(切替閾値)は、実機を用いた測定結果やシミュレーション結果などに基づいて予め定められる。
また、干渉抑圧処理において、定期的に、又は必要に応じてステップS201(干渉帯域の同定)から繰り返して行うようにしてもよい。
上述のように、受信装置2は、受信信号における希望波と干渉波との比(DUR)に基づいて、ゼロ置換器56を用いた受信処理を行うか否かを決定する。具体的には、DUR算出部70が切替閾値以上である場合、すなわち干渉波の電力が希望波の電力に比べ小さい場合において、ゼロ置換器56を用いた干渉波の抑圧と干渉波が存在するサブキャリアの信号の抑圧とを停止させる制御する。これにより、DURが大きい場合には、干渉波が存在するサブキャリアの信号も用いて受信処理を行うことで、受信品質を向上させることができる。なお、DURが切替閾値以上でない場合には、干渉波が存在するサブキャリアの信号に対する抑圧を継続させて受信処理を行うことにより、受信品質の低下を抑えることができる。
また、外挿補完器24干渉帯域外挿処理器76が干渉帯域における伝送路係数を外挿補完するようにしたので、受信レプリカ信号の精度を高めることができ、当該受信レプリカ信号を用いたDURの精度を向上させることができる。その結果、干渉抑圧処理の精度が高めることができ、受信品質を向上させることができる。
図7は、本実施形態における受信品質の向上の一例を示すグラフである。同図では、信号の変調方式に64QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)と16QAMとを用いた場合が示されている。また、64QAM、16QAMそれぞれにおいて、干渉波が存在するサブキャリアにおいてゼロ置換をした場合としない場合とが示されている。図7(a)及び(b)において、縦軸はBLER(BLock Error Rate:ブロック誤り率)を示し、横軸はDURを示している。
図7(a)に示すように、DURが大きくなると、得失分岐点を境にゼロ置換を行わない場合のBLERが、ゼロ置換を行う場合のBLERより良くなる。すなわち、得失分岐点を境に受信信号における干渉波の電力レベルによって得失の大小が入れ替わり、DURが高い場合には、干渉が存在するサブキャリア(干渉帯域)の信号に対する抑圧を行わずに復号を行った方が誤り率が良好となる。
図7(b)は、本実施形態における受信装置2のBLERとDURとの関係を示すグラフである。得失分岐点(切替閾値)を境に、ゼロ置換を行う場合とゼロ置換を行わない場合とを切り替えて用いることにより、BLER(誤り率)を小さくすることができ、受信品質を向上させることができる。
なお、上述の第1及び第2の実施形態において、時々刻々と算出された瞬時SIR(又は瞬時DUR)に基づいてフィルタ11(又はゼロ置換器56)を用いるか否かの判定を行う構成を説明したが、これに限らず、SIR(又はDUR)の推定精度を向上させるために、一定時間ごとに測定したSIR(又はDUR)を平均化した平均値を用いたり、忘却係数を用いて重み付けしたSIR(又はDUR)を用いたりして判定を行うようにしてもよい。
また、上述の第1の実施形態において、フィルタ変数決定器18は、算出されたSIRを用いてフィルタ11の制御を行い、抑圧する周波数帯域を制御するようにしてもよい。同様に、第2の実施形態において、置換サブキャリア設定器61は、算出されたDURを用いてゼロ置換器56を用いて信号を「0」に置換するサブキャリアを変更するようにしてもよい。
また、上述の第1及び第2の実施形態において、干渉抑圧処理における干渉帯域の同定(ステップS101又はステップS201)を一定時間ごとに繰り返して行うようにしてもよい。
また、図3において示した干渉抑圧処理において干渉波の存在する周波数帯域が既知情報として得られている場合はステップS101を省略するようにしてもよい。同様に、図6において示した干渉抑圧処理において干渉波の存在する周波数帯域(サブキャリア)が既知情報として得られている場合にはステップS201を省略するようにしてもよい。
なお、本発明に記載の干渉帯域検出部及びフィルタ制御部は、実施形態におけるフィルタ変数決定器18と置換サブキャリア設定器61とに対応する。本発明に記載のフィルタ部は、実施形態におけるフィルタ11とゼロ置換器56とに対応する。本発明に記載の送信レプリカ算出部は、実施形態における再変調器23とOFDM変調器75とに対応する。本発明に記載の受信レプリカ算出部は、実施形態における畳込演算器25と振幅位相歪み付与器77とに対応する。本発明に記載の干渉波抽出部は、実施形態における減算器27と減算器78とに対応する。本発明に記載の電力比算出部は、実施形態における除算器29と電力比算出器81とに対応する。
なお、本発明における受信装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより干渉抑圧処理(図3、図6)を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。更に、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1,2…受信装置
11…フィルタ
12…スイッチ
13,53…伝送路推定器
14,25…畳込演算器
15,55…復調器
16…復号器
17,59…BER測定器
18…フィルタ変数決定器
20…SIR算出部
21,71…受信信号バッファ
22…再符号化器
23,74…再変調器
24…外挿補完器
26,28,79,80…電力測定器
27,78…減算器
29…除算器
51…バンドパスフィルタ(BPF
52…OFDM復調器
54…振幅位相歪補正器
56…ゼロ置換器
57…並直列変換器
58…FEC復号器
60…干渉帯域検出器
61…置換サブキャリア設定器
70…DUR算出部
72…FEC再符号化器
73…直並列変換器
75…OFDM変調器
76…干渉帯域外挿処理器
77…振幅位相歪み付与器
81…電力比算出器
91a,91b…無線LAN基地局
92a…受信装置
131…FFT器
132…既知信号発生器
133…除算器
241…外挿補完回路
242…IFFT器

Claims (3)

  1. 受信信号に含まれる希望波の復調復号結果に基づいて、前記受信信号において干渉波の存在する周波数帯域である干渉帯域を同定する干渉帯域検出部と、
    前記受信信号のうち干渉帯域の信号成分を抑圧して出力するフィルタ部と、
    干渉帯域の信号成分が抑圧された前記受信信号を復号して得られる受信データから送信レプリカ信号を算出する送信レプリカ算出部と、
    前記受信信号に基づいて推定した伝送路係数を用いて前記送信レプリカ信号から受信レプリカ信号を算出する受信レプリカ算出部と、
    前記受信信号から前記受信レプリカ信号を減算して前記干渉波を抽出する干渉波抽出部と、
    抽出した前記干渉波と前記受信レプリカ信号とから干渉波電力に対する希望波電力の比を算出する電力比算出部と、
    前記比が予め定められた閾値以上である場合、前記フィルタ部における信号成分の抑圧を停止させ、前記比が前記閾値以上でない場合、前記フィルタ部における信号成分の抑圧を継続させるフィルタ制御部と
    前記フィルタ部から出力される信号に対する復調復号結果に対するビット誤り率を測定する誤り率測定部と
    を備え、
    前記干渉帯域検出部は、前記フィルタ制御部が前記フィルタ部において抑圧される周波数帯の中心周波数及び周波数幅を変化させた際に、前記誤り率測定部により測定されるビット誤り率が最小となる周波数帯の中心周波数及び周波数幅を検出し、検出した中心周波数及び周波数幅で定まる周波数帯域を干渉帯域として同定する
    ことを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置であって、
    前記受信信号における干渉波が存在していない周波数帯域の伝送路係数を用いて前記干渉帯域における伝送路係数を外挿する外挿補完部を更に備え、
    前記受信レプリカ算出部は、前記外挿補完部が外挿した伝送路係数を用いて前記送信レプリカ信号から前記受信レプリカ信号を算出する
    ことを特徴とする受信装置。
  3. 受信信号に含まれる希望波の復調復号結果に基づいて、前記受信信号において干渉波の存在する周波数帯域である干渉帯域を同定する干渉帯域検出ステップと、
    前記受信信号のうち干渉帯域の信号成分を抑圧するフィルタステップと、
    干渉帯域の信号成分が抑圧された前記受信信号を復号して得られる受信データから送信レプリカ信号を算出する送信レプリカ算出ステップと、
    前記受信信号に基づいて推定した伝送路係数を用いて前記送信レプリカ信号から受信レプリカ信号を算出する受信レプリカ算出ステップと、
    前記受信信号から前記受信レプリカ信号を減算して前記干渉波を抽出する干渉波抽出ステップと、
    抽出した前記干渉波と前記受信レプリカ信号とから干渉波電力に対する希望波電力の比を算出する電力比算出ステップと、
    前記比が予め定められた閾値以上である場合、前記フィルタステップにおける信号成分の抑圧を停止させ、前記比が前記閾値以上でない場合、前記フィルタステップにおける信号成分の抑圧を継続させるフィルタ制御ステップと
    干渉帯域の信号成分が抑圧された前記受信信号に対する復調復号結果に対するビット誤り率を測定する誤り率測定ステップと
    を有し、
    前記干渉帯域検出ステップでは、前記フィルタステップにおいて抑圧される周波数帯の中心周波数及び周波数幅を変化させた際に、前記誤り率測定ステップにおいて測定されるビット誤り率が最小となる周波数帯の中心周波数及び周波数幅を検出し、検出した中心周波数及び周波数幅で定まる周波数帯域を干渉帯域として同定する
    ことを特徴とする受信方法。
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