JP5699893B2 - 車載通信機 - Google Patents

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Description

本発明は、センターから受信したリプログデータを対象機器に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新する車載通信機に関する。
リプログデータを車両に搭載されている対象機器(例えばECU(Electronic Control Unit、電子制御ユニット)等)に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新することが行われている(特許文献1乃至3参照)
特開2010−32431号公報 特開2010−191786号公報 特開2007−65893号公報
ところで、リプログデータを書込む対象機器が車両の駆動機構に関係するECU(例えばエンジン制御ECU等)であり、車両の駆動機構が動作中の期間にリプログデータを車両の駆動機構に関係するECUに書込むと、車両の駆動機構が正常に動作しなくなる虞があり、車両走行に支障を来たす虞がある。又、リプログデータを書込む対象機器が車両盗難防止等のセキュリティに関係するECU(例えばセキュリティ制御ECU等)であり、リプログデータをセキュリティに関係するECUに書込中の期間に悪意を持った第三者により車両が盗難されると、セキュリティ通報を行えない虞がある。更に、センターから受信する(ダウンロードする)リプログデータのデータ量が多大であり、リプログデータを受信するのに多大な電力を消費する場合に、車両の動作電源が充電中でない期間にセンターからリプログデータを受信すると、動作電源の残量不足によりリプログデータを正常に受信することができなくなる虞がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、センターから受信したリプログデータを対象機器に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新する場合に、想定される不具合の発生を未然に回避することができる車載通信機を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、センターから対象機器のソフトウェアを更新するためのリプログデータをリプログデータ受信手段により受信すると、制御手段は、センターから受信させたリプログデータをリプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて対象機器に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新する。ここで、制御手段は、車両の駆動機構が動作中であるか否かを判定し、車両の駆動機構が動作中でない期間に、センターからリプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを対象機器に書込むのに要する消費電力を算出し、車両の動作電源の残量を取得し、残量から消費電力を差引いた値が規定値を超えていることを条件として、リプログデータをリプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて対象機器に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新する。
これにより、車両の駆動機構が動作中でない期間(非動作中の期間)にリプログデータを対象機器に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新するので、リプログデータを書込む対象機器が車両の駆動機構に関係する機器である場合でも、車両の駆動機構が正常に動作しなくなる虞を未然に回避することができ、車両走行に支障を来たす虞を未然に回避することができる。又、リプログデータを書込中に車両の動作電源の残量が枯渇することを未然に回避することができ、リプログデータを適切に書込むことができる。
請求項2に記載した発明によれば、制御手段は、対象機器が車両の駆動機構に関係する機器であるか否かを判定し、対象機器が車両の駆動機構に関係する機器であることを条件として、車両の駆動機構が動作中であるか否かを判定し、車両の駆動機構が動作中でない期間に、センターからリプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを対象機器に書込むのに要する消費電力を算出し、車両の動作電源の残量を取得し、残量から消費電力を差引いた値が規定値を超えていることを条件として、リプログデータをリプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて対象機器に書込んで対象機器のソフトウェアを更新する。
これにより、リプログデータを書込む対象機器が車両の駆動機構に関係する機器である場合に限って、車両の駆動機構が動作中でない期間にリプログデータを対象機器に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新することができ、プログデータを書込む対象機器が車両の駆動機構に関係しない機器である場合に、リプログデータを書込む期間が制限されることを未然に回避することができる。
請求項3に記載した発明によれば、センターから対象機器のソフトウェアを更新するためのリプログデータをリプログデータ受信手段により受信すると、制御手段は、センターから受信させたリプログデータをリプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて対象機器に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新する。ここで、制御手段は、リプログデータをリプログデータ出力手段から対象機器へ出力させてリプログデータを対象機器に書込中の期間に位置データ取得手段により取得された位置データを位置データ送信手段からセンターへ送信させる。
これにより、リプログデータを対象機器に書込中の期間に車両の現在位置を示す位置データをセンターへ送信するので、リプログデータを書込む対象機器が車両盗難防止等のセキュリティに関係する機器である場合でも、リプログデータを書込中の期間に悪意を持った第三者により車両が盗難されたとしても、車両の現在位置を示す位置データをセンターへ通知することができ、セキュリティ通報を行うことができる。
請求項4に記載した発明によれば、制御手段は、対象機器がセキュリティに関係する機器であるか否かを判定し、対象機器がセキュリティに関係する機器であることを条件として、リプログデータをリプログデータ出力手段から対象機器へ出力させてリプログデータを対象機器に書込中の期間に位置データ取得手段により取得された位置データを位置データ送信手段からセンターへ送信させる。
これにより、リプログデータを書込む対象機器がセキュリティに関係する機器である場合に限って、リプログデータを対象機器に書込中の期間に車両の現在位置を示す位置データをセンターへ送信することができ、リプログデータを書込む対象機器がセキュリティに関係しない機器である場合には、不要に位置データをセンターへ送信することを未然に回避することができる。
請求項に記載した発明によれば、センターから対象機器のソフトウェアを更新するためのリプログデータをリプログデータ受信手段により受信すると、制御手段は、センターから受信させたリプログデータをリプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて対象機器に書込んで当該対象機器のソフトウェアを更新する。ここで、制御手段は、車両の動作電源が充電中であるか否かを判定し、車両の動作電源が充電中である期間にリプログデータをセンターからリプログデータ受信手段により受信させる。そして、制御手段は、センターからリプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを対象機器に書込むのに要する消費電力を算出し、車両の動作電源の残量を取得し、残量から消費電力を差引いた値が規定値を超えていることを条件として、リプログデータをリプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて対象機器に書込んで対象機器のソフトウェアを更新する。
これにより、車両の動作電源が充電中である期間にリプログデータをセンターから受信するようにしたので、センターから受信するリプログデータのデータ量が多大であり、リプログデータを受信するのに多大な電力を消費する場合でも、動作電源の残量不足によりリプログデータを正常に受信することができなくなる虞を未然に回避することができる。又、リプログデータを書込中に車両の動作電源の残量が枯渇することを未然に回避することができ、リプログデータを適切に書込むことができる。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 シーケンス図(その1) シーケンス図(その2) 表示画面を示す図
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、車両に搭載されている車載通信機の全体構成を機能ブロック図により示している。車載通信機1は、制御部2(制御手段に相当)と、無線通信部3(リプログデータ受信手段、位置データ送信手段に相当)と、GPS受信部4(位置データ取得手段に相当)と、信号入力部5と、記憶部6と、車両LANインタフェース(IF)部7(リプログデータ出力手段に相当)と、電源制御部8とを備えて構成されている。
制御部2は、CPU、RAM、ROM、I/O等を有し、制御プログラムを実行することで車載通信機1の動作全般(データ管理動作や通信動作等)を制御する。無線通信部3は、センター9との間で広域通信回線(移動通信回線や固定通信回線等)を接続する。センター9は、リプログデータと、そのリプログデータを書込む対象である対象ECU(Electronic Control Unit、電子制御ユニット)とを対応付けて管理する機能を有し、車載通信機1へ配信すべき必要があるリプログデータがあると、そのリプログデータの配信対象である車載通信機1の無線通信部3との間で広域通信回線を接続し、リプログデータ通知を当該配信対象である車載通信機1へ送信し、配信対象とする車載通信機1からリプログデータ要求を受信すると、リプログデータと対象ECUとを当該配信対象とする車載通信機1へ配信する。
尚、リプログデータとは、エンジン制御ECUやメータ制御ECU等の対象ECUに記憶されているプログラム(ソフトウェア)を更新するためのプログラムやパラメータ等からなるデータである。例えば既存のプログラムに不具合があった場合にプログラムを修正する、既存のプログラムに新しい機能を追加する、又は既存のパラメータ値を変更するといった目的で用いられる。特に車両用のECUにおいてプログラムに不具合があった場合には、安全性を維持する上で悪影響がある虞があることから、プログラムを速やかに更新する必要性がある。
GPS受信部4は、天空を周回する複数のGPS衛星(図示せず)から送信された複数のGPS衛星信号を受信し、その受信した複数のGPS衛星信号から各種パラメータを抽出して演算を行うことで、車載通信機1の現在位置(車両の現在位置)を位置データとして取得する。信号入力部5は、ACC(アクセサリ)スイッチからACC信号を入力し、IG(イグニッション)スイッチからIG信号を入力する。制御部2は、ACCスイッチから信号入力部5に入力されたACC信号のオンオフを判定することで、ACCスイッチのオンオフを判定し、IGスイッチから信号入力部5に入力されたIG信号のオンオフを判定することで、IGスイッチのオンオフを判定する。
記憶部6は、各種データを記憶する記憶領域を有し、センター9から無線通信部3に受信されたリプログデータと対象ECUとの対応を記憶する記憶領域を有する。車両LANインタフェース部7は、車両に搭載されている車両LAN10を通じて各種ECU11〜14と接続されており、各種ECU11〜14との間でデータ通信を行う。ここでは、各種ECU11〜14がエンジン制御ECU11、バッテリ監視ECU12、ナビゲーション制御ECU13、ドアロック制御ECU14である場合を例示する。電源制御部8は、車両に搭載されているバッテリ15(動作電源に相当)から供給される電力を動作電力として各機能ブロックに供給する。バッテリ15は、IGスイッチがオンしている状態ではオルタネータ(図示せず)がエンジンからベルトを通じて得た動力を電力に変換して発電することで、充電可能に構成されている。
車載通信機1は、IGスイッチがオフしている状態では通常動作モード(ウェイクアップモード)で動作し、バッテリ15から電源制御部8に供給される電力が全ての機能ブロックに動作電力として供給される一方、IGスイッチがオフしている状態では通常動作モードよりも消費電力が少ない低消費電力動作モード(スリープモード)で動作し、バッテリ15から電源制御部8に供給される電力が限られた機能ブロック(無線通信部3やGPS受信部4等)に動作電力として供給される。即ち、車載通信機1は、IGスイッチがオフしている状態でも、車両の現在位置を位置データとしてGPS受信部4により定期的に取得し、その取得した位置データを無線通信部3からセンター9へ定期的に送信する。
次に、上記した構成の作用について、図2乃至図4を参照して説明する。尚、ここでは、ACCスイッチがオンであり、IGスイッチがオンであるときに、車載通信機1がセンター9から送信されたリプログデータ通知を受信した場合を説明する。又、リプログデータを書込む対象ECUが車両の駆動機構に関係するエンジン制御ECU11(対象機器に相当)であり、即ち、エンジン制御ECU11のソフトウェアを更新する場合を説明する。
センター9は、車載通信機1へ配信すべき必要があるリプログデータがあると、そのリプログデータの配信対象である車載通信機1の無線通信部3との間で広域通信回線を接続し、リプログデータ通知を当該配信対象である車載通信機1へ送信する。車載通信機1において、制御部2は、センター9から送信されたリプログデータ通知を無線通信部3により受信すると、ACCスイッチがオンであり、IGスイッチがオンである、即ち、バッテリ15が充電可能な状態であることを条件として、リプログデータ要求を無線通信部3からセンター9へ送信させ、センター9からのリプログデータと対象ECUとの受信を待機する。
センター9は、車載通信機1から送信されたリプログデータ要求を受信すると、リプログデータと当該リプログデータを書込むECUを特定可能な対象ECUとを車載通信機1へ送信する。車載通信機1において、制御部2は、センター9から送信されたリプログデータと対象ECUとを無線通信部3により受信すると、その受信したリプログデータと対象ECUとを記憶部6に記憶させ、その受信したリプログデータのデータ量に基づいてリプログデータをECUに書込むのに要する所要時間及び消費電力を算出する(ステップS1)。
次いで、制御部2は、ACCスイッチがオンからオフに変化したか否かを判定し(ステップS2)、ACCスイッチがオンからオフに変化したと判定すると(ステップS2にて「YES」)、IGスイッチがオンからオフに変化したか否かを判定し(ステップS3)、IGスイッチがオンからオフに変化したと判定すると(ステップS3)、表示指令通知を車両LANIF部7からナビゲーション制御ECU13へ出力する。
ナビゲーション制御ECU13は、このようにして車載通信機1から出力された表示指令通知を入力すると、図4に示すように、リプログデータをECUに書込むのに要する所要時間をユーザ(運転者)に通知すると共に、ソフトウェアを更新するか否かを問合せる更新問合表示画面21を表示装置(図示せず)にて表示し、ユーザがソフトウェアを更新するか否かを選択する操作を待機する。ナビゲーション制御ECU13は、ユーザが更新問合示画面21にて「更新する」ボタン21a及び「更新しない」ボタン21bの何れかを押下し、ソフトウェアを更新するか更新しないかの何れかを選択したと判定すると、そのユーザが選択した内容を特定可能なユーザ操作結果を車載通信機1へ出力する。
車載通信機1において、制御部2は、ナビゲーション制御ECU13から出力されたユーザ操作結果を車両LANIF部7により入力すると、そのユーザが選択した内容が何れであるかを判定する(ステップS4)。制御部2は、ユーザが更新問合示画面21にて「更新する」ボタン21aを押下したことに応じて、そのユーザが選択した内容がソフトウェアを更新することであると判定すると(ステップS4にて「YES」)、ドアロック制御ECU14から車両LANIF部7に入力されたドアロック通知に基づいて全てのドアがロック(施錠)されたか否かを判定する(ステップS5)。制御部2は、全てのドアがロックされたと判定すると(ステップS5にて「YES」)、バッテリ残量要求を車両LANIF部7からバッテリ監視ECU12へ出力させる。
尚、制御部2は、ユーザが更新問合示画面21にて「更新しない」ボタン21bを押下したことに応じて、そのユーザが選択した内容がソフトウェアを更新しないことであると判定すると(ステップS4にて「NO」)、これ以降の処理を行うことはない。又、制御部2は、ユーザが更新問合示画面21にて「更新する」ボタン21a及び「更新しない」ボタン21bの何れも押下することなく一定時間が経過したと判定した場合にも、これ以降の処理を行うことはない。
バッテリ監視ECU12は、このようにして車載通信機1から出力されたバッテリ残量要求を入力すると、その時点でのバッテリ15の残量であるバッテリ残量を検出し、その検出したバッテリ残量を特定可能なバッテリ残量検出結果を車載通信機1へ出力する。車載通信機1において、制御部2は、バッテリ監視ECU12から出力されたバッテリ残量検出結果を車両LANIF部7により入力すると、そのバッテリ残量から先に算出した消費電力を差引いた値を計算し、その計算した値と規定値とを比較し、バッテリ残量から消費電力を差引いた値が規定値を超えているか否かを判定する(ステップS6)。そして、制御部2は、バッテリ残量から消費電力を差引いた値が規定値を超えていると判定すると(ステップS6にて「YES」)、書込開始要求を車両LANIF部7からエンジン制御ECU11へ出力する。
エンジン制御ECU11は、このようにして車載通信機1から出力された書込開始要求を入力すると、リプログデータの書込を許可する状態では書込許可応答を車載通信機1へ出力する。車載通信機1において、制御部2は、エンジン制御ECU11から出力された書込許可応答を車両LANIF部7により入力すると、記憶部6に記憶させているリプログデータを読出して車両LANIF部7からエンジン制御ECU11へ出力させ、リプログデータのエンジン制御ECU11への書込みを開始する。そして、制御部2は、リプログデータのエンジン制御ECU11への書込みを終了すると、リプログデータのエンジン制御ECU11への書込みを正常終了したか否かを判定し(ステップS7)、リプログデータのエンジン制御ECU11への書込みを正常終了したと判定すると(ステップS7にて「YES」)、書込完了通知を無線通信部3からセンター9へ送信させる。
ところで、以上は、リプログデータを書込む対象ECUが車両の駆動機構に関係するエンジン制御ECU11であり、エンジン制御ECU11のソフトウェアを更新する場合を説明したが、リプログデータを書込む対象ECUが車両盗難防止等のセキュリティに関係するセキュリティ制御ECUであり、セキュリティ制御ECUのソフトウェアを更新する場合も同様である。
以上に説明したように本実施形態によれば、車載通信機1において、IGスイッチがオフであり、車両の駆動機構が動作中でない期間にリプログデータをECUに書込んで当該ECUのソフトウェアを更新するようにしたので、リプログデータを車両の駆動機構に関係するエンジン制御ECU11に書込む場合でも、車両の駆動機構が正常に動作しなくなる虞を未然に回避することができ、車両走行に支障を来たす虞を未然に回避することができる。
又、リプログデータをECUに書込中の期間に車両の現在位置を示す位置データをセンター9へ送信するようにしたので、リプログデータを車両盗難防止等のセキュリティに関係するセキュリティ制御ECUに書込む場合でも、リプログデータをセキュリティ制御ECUに書込中に悪意を持った第三者により車両が盗難されたとしても、車両の現在位置を示す位置データをセンター9へ通知することができ、セキュリティ通報を行うことができる。
又、バッテリ15が充電中である期間にリプログデータをセンター9から受信するようにしたので、センター9から受信するリプログデータのデータ量が多大であり、リプログデータを受信するのに多大な電力を消費する場合でも、バッテリ15の残量不足によりリプログデータを正常に受信することができなくなる虞を未然に回避することができる。
更に、リプログデータをECUに書込むのに要する消費電力を算出し、バッテリ15の残量であるバッテリ残量を取得し、バッテリ残量から消費電力を差引いた値が規定値を超えていることを条件として、リプログデータをECUに書込むようにしたので、リプログデータを書込中にバッテリ残量が枯渇することを未然に回避することができ、リプログデータを適切に書込むことができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
リプログデータを書込む対象のECUは、車両の駆動機構に関係するエンジン制御ECU11や車両盗難防止等のセキュリティに関係するセキュリティ制御ECUに限らず、ボデー制御ECU、トランスミッションECU、エアコン制御ECU、メータ制御ECU等の他のECUであっても良い。
ACC信号やIG信号を車両LAN10を通じて入力しても良い。
リプログデータを書込む対象ECUが車両の駆動機構に関係するECUであるか否かを判定し、リプログデータを書込む対象ECUが車両の駆動機構に関係するECUであると判定した場合に、車両の駆動機構が動作中でない期間にリプログデータを対象ECUに書込み、一方、リプログデータを書込む対象ECUが車両の駆動機構に関係しないECUであると判定した場合に、車両の駆動機構が動作中でない期間に限らずリプログデータを対象ECUに書込むようにしても良い。その場合、例えば車両メーカ側が車両の駆動機構に関係するECUであるか否かをECU毎に判定し、その判定した結果を車載通信機に登録しておけば良い。
リプログデータを書込む対象ECUが車両盗難防止等のセキュリティに関係するECUであるか否かを判定し、リプログデータを書込む対象ECUが車両盗難防止等のセキュリティに関係するECUであると判定した場合に、プログデータを対象ECUに書込中の期間に車両の現在位置を示す位置データをセンターへ送信し、一方、リプログデータを書込む対象ECUが車両盗難防止等のセキュリティに関係しないECUであると判定した場合に、プログデータを対象ECUに書込中の期間に車両の現在位置を示す位置データをセンターへ送信しないようにしても良い。その場合、例えば車両メーカ側がセキュリティに関係するECUであるか否かをECU毎に判定し、その判定した結果を車載通信機に登録しておけば良い。
図面中、1は車載通信機、2は制御部(制御手段)、3は無線通信部(リプログデータ受信手段、位置データ送信手段)、4はGPS受信部(位置データ取得手段)、7は車両LANインタフェース部(リプログデータ出力手段)、11はエンジン制御ECU(対象機器)、15はバッテリ(動作電源)である。

Claims (6)

  1. センターから対象機器のソフトウェアを更新するためのリプログデータを受信するリプログデータ受信手段と、
    リプログデータを対象機器へ出力するリプログデータ出力手段と、
    センターから前記リプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記対象機器に書込んで前記対象機器のソフトウェアを更新する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、車両の駆動機構が動作中であるか否かを判定し、車両の駆動機構が動作中でない期間に、センターから前記リプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを前記対象機器に書込むのに要する消費電力を算出し、車両の動作電源の残量を取得し、前記残量から前記消費電力を差引いた値が規定値を超えていることを条件として、リプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記対象機器に書込んで前記対象機器のソフトウェアを更新することを特徴とする車載通信機。
  2. 請求項1に記載した車載通信機において、
    前記制御手段は、前記対象機器が車両の駆動機構に関係する機器であるか否かを判定し、前記対象機器が車両の駆動機構に関係する機器であることを条件として、車両の駆動機構が動作中であるか否かを判定し、車両の駆動機構が動作中でない期間に、センターから前記リプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを前記対象機器に書込むのに要する消費電力を算出し、車両の動作電源の残量を取得し、前記残量から前記消費電力を差引いた値が規定値を超えていることを条件として、リプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記対象機器に書込んで前記対象機器のソフトウェアを更新することを特徴とする車載通信機。
  3. センターから対象機器のソフトウェアを更新するためのリプログデータを受信するリプログデータ受信手段と、
    リプログデータを対象機器へ出力するリプログデータ出力手段と、
    センターから前記リプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記対象機器に書込んで前記対象機器のソフトウェアを更新する制御手段と、
    車両の現在位置を示す位置データを取得する位置データ取得手段と、
    前記位置データ取得手段により取得された位置データをセンターへ送信する位置データ送信手段と、を備え、
    前記制御手段は、リプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記リプログデータを前記対象機器に書込中の期間に前記位置データ取得手段により取得された位置データを前記位置データ送信手段からセンターへ送信させることを特徴とする車載通信機。
  4. 請求項3に記載した車載通信機において、
    前記制御手段は、前記対象機器がセキュリティに関係する機器であるか否かを判定し、前記対象機器がセキュリティに関係する機器であることを条件として、リプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記リプログデータを前記対象機器に書込中の期間に前記位置データ取得手段により取得された位置データを前記位置データ送信手段からセンターへ送信させることを特徴とする車載通信機。
  5. 請求項3又は4に記載した車載通信機において、
    前記制御手段は、センターから前記リプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを前記対象機器に書込むのに要する消費電力を算出し、車両の動作電源の残量を取得し、前記残量から前記消費電力を差引いた値が規定値を超えていることを条件として、リプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記対象機器に書込んで前記対象機器のソフトウェアを更新することを特徴とする車載通信機。
  6. センターから対象機器のソフトウェアを更新するためのリプログデータを受信するリプログデータ受信手段と、
    リプログデータを対象機器へ出力するリプログデータ出力手段と、
    センターから前記リプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記対象機器に書込んで前記対象機器のソフトウェアを更新する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、車両の動作電源が充電中であるか否かを判定し、車両の動作電源が充電中である期間にリプログデータをセンターから前記リプログデータ受信手段により受信させ、センターから前記リプログデータ受信手段により受信させたリプログデータを前記対象機器に書込むのに要する消費電力を算出し、車両の動作電源の残量を取得し、前記残量から前記消費電力を差引いた値が規定値を超えていることを条件として、リプログデータを前記リプログデータ出力手段から対象機器へ出力させて前記対象機器に書込んで前記対象機器のソフトウェアを更新することを特徴とする車載通信機。
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