JP5696943B2 - 車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付構造および取付方法 - Google Patents

車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付構造および取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両のテールゲートに設けられるオープンスイッチAssyの取付構造および取付方法に関する。
近年、車両のテールゲートでは、ハンドルの操作により機械的にラッチの係合を解除するドアラッチ機構に変わって、電気式のオープンスイッチを操作することで駆動モータやソレノイド等の駆動手段をオン/オフさせてラッチの係合を電気的に解除するドアラッチ機構が採用されている。このようなドアラッチ機構を採用する場合、オープンスイッチは、操作性を考慮してテールゲートの開閉操作時に掴む把持部(ゲートハンドル等)の近傍に配置されている。
例えば、特開2011−63146号公報(特許文献1)においては、図9に示すように、車両後部のテールゲート012には、その外側にアウタパネル013を有し、該アウタパネル013の車幅方向中央部に電気式のオープンスイッチ装置016が装着されている。そして、このオープンスイッチ装置016の押圧スイッチ017を押圧することでラッチ解除の信号を発信しテールゲート012を開閉可能としている。
オープンスイッチ装置016はアウタパネル013の後方側に配設された車両後部の見栄え向上用ガーニッシュ019によって、車両後方から直接見えないように構成されている。
オープンスイッチ装置016は押圧スイッチ017を収納してアウタパネル013に取付けられるブラケット018を備えている。
オープンスイッチ装置016はアウタパネル013に設けられた取付孔014に車室内側からガーニッシュ019側へスイッチ017が収納されたブラケット018の収納部033を挿入して、ガーニッシュ019側からアウタパネル013側へ突出した取付台座部(図示省略)に取付けられたリテーナナット(図示省略)にボルト等によってアウタパネル013を挟持した構成で締結されている。
特開2011−63146号公報(特許文献1)
しかし、特許文献1によると、オープンスイッチ装置016を取付ける際、テールゲート012は上方に開放してから、押圧スイッチ017が収納されたブラケット018の収納部033をアウタパネル013の取付孔014bに挿入する構造となっている。
即ち、取付孔014bに対し、収納部033を下側から上方に向け挿入する状態でオープンスイッチ装置016(ブラケット018)の締結作業を行うことになる。
従って、オープンスイッチ装置016(ブラケット018)を片手で押さえ、他方の手で、ガーニッシュ019側からアウタパネル013側へ突出した取付台座部に取付けられたリテーナナットへの締結作業を行うには作業手順が複雑になり、作業工数が多くなる不具合を有している。
本発明はこのような不具合に鑑み成されたもので、オープンスイッチ装置が取付用孔に締結手段で固定される前に、テールゲートのような上下開閉ドアを上方に開放しても、オープンスイッチ装置が仮保持されて脱落するのを防止するようにして、組付け作業の容易化が図れるようにすることを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、アウタパネルとインナパネルとで構成され、車両の後部開口部にヒンジを介して装着されるとともに当該開口部を開閉するテールゲートと、該テールゲートの前記アウタパネルに設けられた取付用孔に取付けられるとともに下方に向けて開口する収納部を有するブラケットと前記収納部に収納されて押圧操作によりゲートを開放可能にするゲート開放スイッチとを備えるオープンスイッチAssyと、前記テールゲートを上方へ開放して前記取付用孔が下方向に向いた状態で、該オープンスイッチAssyを前記アウタパネルの内側から同アウタパネルに固定する締結手段と、前記ブラケットの前記取付用孔と対向する側とは反対側に設けられて、前記テールゲートの前記インナパネル側に突設して当該インナパネル側の部材に弾接する第1係合突起部と、を備え、前記締結手段による締結前に前記オープンスイッチAssyを前記第1係合突起部によって前記取付用孔に押圧仮保持して前記締結手段により締結することを特徴とする。

かかる発明において、オープンスイッチAssyをインナパネル側の部材に弾接する第1係合突起部によって取付用孔に押圧させるようにしたので、オープンスイッチAssyが仮保持状態になりテールゲートに組付ける際、テールゲートを上方に開放してもオープンスイッチAssyが取付用孔から脱落するのを防止することができ、これにより、締結手段による組付け作業の容易化が図れる。すなわち、従来技術のように、片手でオープンスイッチAssyを押さえ、他方の手で、締結作業を行うようなことがなく組付け作業の容易化が図れる。
また、本願発明において好ましくは、前記取付用孔の外周部に係合孔を配設すると共に、前記ブラケットには前記係合孔と対向する位置に、該係合孔に挿入して係合可能な第2係合突起部を備えるとよい。
このようにオープンスイッチAssyのブラケットに配設した第2係合突起部を係合孔に挿入して、係合孔に係合させることにより、前記第1係合突起部による弾接による仮保持力に加え第2係合突起部によってオープンスイッチAssyを取付孔に更に強固に仮保持することができる。またオープンスイッチAssyの位置決めが容易となる。
この第2係合突起部としては、外周部に係合孔の軸線に沿った条状の柔軟部を配し、前記係合孔に挿入することによって、条状の柔軟部が変形して係合孔に係合させるようにしてもよい。
また、本願発明において好ましくは、前記第1係合突起部は断面形状が略Z型形状を成し、該略Z形状の先端部分が前記インナパネル側の部材に弾接するとよい。
このような構成により、このように、第1係合突起部の断面形状を略Z型形状にしたので、オープンスイッチAssyを取付用孔とインナパネル側の部材との間に挟めて仮保持する際、弾性の圧縮変形量を大きく確保できるので、仮保持が安定し締結手段による組付け作業が容易となる。
また、本願発明において好ましくは、前記ブラケットには前記ゲート開放スイッチに到達する前にハーネスが前記ゲート開放スイッチの前記ハーネス接続部より重力方向下側に位置させるようにハーネス位置規制部を設けるとよい。
ハーネス位置規制部は、具体的には、ゲート開放スイッチに接続されるハーネスが貫通する貫通孔を配設し、該貫通孔がゲート開放スイッチのハーネス接続部より重力方向下側に位置させることによって構成される。
このような構成にすることにより、ハーネスをゲート開放スイッチの手前で、上方へ反転させることにより、車室内の気温の変化によりハーネスに結露した水滴を下側に滴下させることにより、ゲート開放スイッチへの水滴浸入を防ぎ、ゲート開放スイッチの信頼性向上を図ることができる。
また、本願発明において好ましくは、前記略Z形状の先端部分と前記インナパネル側の部材との係合面には係止用の凹凸面を施すとよい。
略Z形状の先端部分とインナパネル側の部材との係合面における滑りを防止して、オープンスイッチAssyを確実に取付用孔に押圧でき、仮保持することができる。
また、本発明において好ましくは、前記インナパネルの下端側には、前記テールゲートをロックするためのラッチ装置が取付けられるラッチ取付部が形成され、当該ラッチ取付部には同ラッチ取付部を補強するラッチリンフォースが設けられており、
前記オープンスイッチAssyは、前記アウタパネルと前記ラッチリンフォースとの間に配設されるとともに前記第1係合突起部が前記ラッチリンフォースに弾接された状態で仮保持されるようにするとよい。
第1係合突起部をラッチリンフォースに弾接させるようにしたので、新たに第1係合突起部を受ける部材を準備する必要がなく、コスト上昇を抑制することができる。
また、本発明は、アウタパネルとインナパネルとで構成され、車両の後部開口部にヒンジを介して装着されるとともに当該開口部を開閉するテールゲートと、
該テールゲートの前記アウタパネルに設けられた取付用孔に取付けられるとともに下方に向けて開口する収納部を有するブラケットと前記収納部に収納されて押圧操作によりゲートを開放可能にするゲート開放スイッチとを備えるオープンスイッチAssyと、該オープンスイッチAssyを前記アウタパネルの内側に配設して前記アウタパネルに固定する締結手段と、を備えた車両用テールゲートのオープンスイッチAssyの取付方法において、
前記テールゲートを上方へ開放して前記取付用孔が下方向に向いた状態で維持し、前記締結手段によって前記オープンスイッチAssyを前記アウタパネルの内側から前記アウタパネルに固定する前に、前記ブラケットの前記取付用孔と対向する側とは反対側に設けられて前記インナパネル側に突設して前記インナパネル側の部材に弾接する第1係合突起部によって前記取付用孔に押圧するようにして、前記オープンスイッチAssyを前記インナパネル側と前記アウタパネル側との間に挟めて仮保持し、該仮保持した状態で前記締結手段により締結することを特徴とする。
かかる取付方法の発明によれば、前記テールゲートを上方へ開放して前記取付用孔が下方向に向いた状態で維持し、締結手段によってオープンスイッチAssyをアウタパネルに固定する前に、オープンスイッチAssyをインナパネル側の部材に弾接する第1係合突起部によって取付用孔に押圧させるようにして、オープンスイッチAssyをインナパネル側とアウタパネル側との間に挟んで仮保持するので、オープンスイッチAssyが仮保持状態になりテールゲートに組付ける際、テールゲートを上方に開放してもオープンスイッチAssyが取付用孔から脱落するのを防止することができ、これにより、その後の締結手段による組付け作業の容易化が図れる。
すなわち、従来技術のように、片手でオープンスイッチAssyを押さえ、他方の手で、締結作業を行うようなことがなく組み付け作業の容易化が図れる。これによって、組付け作業効率が向上するとともに、組み付け工数低減によるコスト低減が得られる。
オープンスイッチAssyが取付用孔に締結手段で固定される前に、オープンスイッチAssyをインナパネル側の部材に弾接する第1係合突起部によって取付用孔に押圧させるようにしたので、オープンスイッチAssyが仮保持状態になりテールゲートに組付ける際、テールゲートを上方に開放してもオープンスイッチAssyが取付用孔から脱落するのを防止することができ、これにより、締結手段による組付け作業の容易化が図れ、工数低減によるコスト低減が得られる。
本発明に係るオープンスイッチAssy取付構造を示す車両の後部斜視図である。 図1のA−A矢視断面図を示す。 オープンスイッチAssyの斜視図を示す。 (A)はゲート開放スイッチを収納するブラケットの平面図、(B)は(A)の底面図、(C)は(B)の側面図を示す。 (A)は第2係合突起部、(B)は(A)のP矢視図を示す。 (A)は弾接部材の斜視図、(B)は(A)のR矢視図、(C)は(A)のY矢視図、(D)は(C)のB−B断面図を示す。 アウタパネルのオープンスイッチAssy取付孔形状図を示す。 アウタパネルとガーニッシュとブラケットとの結合関係の概要図を示す。 従来技術の説明図を示す。
図1は本発明に係るオープンスイッチAssy取付構造を示す車両の後部斜視図である。
本実施形態において、上下、左右及び前後方向はドライバーが運転席に着座した状態を基準にして説明する。
図1に示すように、車両1の後部には後部開口部(図示省略)が形成されており、該後部開口部を上下方向に開閉するテールゲート12が、該開口部の上辺に配設されたヒンジ(図示省略)によって枢着されている。
テールゲート12下方の車幅方向中央部のアウタパネル13には、オープンスイッチAssy30を取付ける凹状の取付部14が形成されている。該取付部14には、ガーニッシュ19が配設されており、該ガーニッシュの裏面側にテールゲート12を開閉するためのオープンスイッチAssy30が装着されている。
ガーニッシュ19は取付部14の車幅方向より幅広く形成されると共に、オープンスイッチAssy30を車両後方から覆うように配設され、オープンスイッチAssy30が車両後方から直視できないようになっている。ガーニッシュ19は、テールゲートを開閉操作する際に操作者が掴む把持部を兼ねている。
図2に示すように、テールゲート12は外壁部を形成するアウタパネル13と、車室内側を形成し、テールゲート12の強度を増すインナパネル20とが配設されている。
該アウタパネル13下方には車幅方向中央部の凹状の取付部14に図7に示すような取付用孔13aが形成されている。
取付用孔13aは下方へ向かうに従って徐々に車両前方側へ傾斜した傾斜部13dに形成されている。該傾斜部13dには、取付用孔13aの他に、該取付用孔13aを車幅方向に中心にして且つ、対称位置にオープンスイッチAssy30をガーニッシュ19から傾斜部13d側に突出した取付台座13eに取付ける第2締結孔13b、13bと、後述する第2係合突起部32dが係合する第2係合突起孔13c、13cが配設されている。
インナパネル20は車室内を形成する縦壁部20aに続いてラッチ装置であるラッチ部材6が取付けられる略水平方向に延在する取付けベース面部20b、該取付けベース面部20bに続いて車両1の斜め下方で且つ後方に延在した端縁壁面部20cが形成され、該端縁壁面部20cの下端部はアウタパネル13の下端部によってクリンチ後に溶接で固着されている。
そして、ラッチ部材6が取付けられる取付けベース面部20bのインナパネル20の内側(アウタパネル13と対向する面)には取付けベース面部20bを補強するラッチリンフォース21が配設されている。
ラッチリンフォース21は、インナパネル20の内側(アウタパネル13と対向する面)において、ラッチ取付部23の取付ベース面部20aに沿って接合されるベース面補強部21aと、該ベース面補強部21aに連続して形成されラッチ取付部23の端縁壁面部20cに沿って接合される端縁壁面補強部21cとを備えている。
ベース面補強部21aと端縁壁面補強部21cとの間には、ベース面補強部21aからアウタパネル13側に延出してインナパネル20と空間を有するよう屈曲形成された突起部21fが設けられている。なお、この突起部21fは、テールゲート12が閉じられた際に発生するインナパネル20の歪みにより、ベース面補強部21aと端縁壁面補強部21cの溶接部分に応力が集中するのを緩和する働きをしている。
また、ベース面補強部21aの突起部21fと反対側の端部には、インナパネル20の形状に沿って上方側に延出されインナパネル20の内側に接合される延設壁面21dが形成されており、ラッチ取付部23における補強がより強固となるように構成されている。
ラッチ部材6は取付けベース面部20bの外側(図面上下方側の面)にボルトを介して固定されるベース面補強部21aの中央部には、開口周縁部をフランジアップした挿通孔21hが取付けベース面部20bのラッチ収容孔20hと重なる位置に形成されており、ラッチ部材6が挿通される。
そして、ラッチ部材6は係合部6aと、該係合部6aを駆動する駆動機構部6bとで構成される。
ラッチ部材6は、係合部6aがテールゲート12の下端部である取付けベース面部20bの下方側に配置され、駆動機構部6bはテールゲート12の内側となる取付けベース面部20bの上方に配置される。ラッチ部材6はテールゲート12のゲート開放スイッチ31の操作に応じて作動されることで、後述する車体側に固定されたストライカ3に係合した係合部6aのロックが解除される構成となっている。
また、テールゲート12が開閉する車体後部の開口部の下辺を形成するフレーム部材16が設けられ、また、柔軟性を有する樹脂部材からなるウェザーストリップ9によってテールゲート12と車体後部の開口部との間が水密に保持されている。ウェザーストリップ9の下方には車両1の後部バンパ5が設けられている。
オープンスイッチAssy30を図3に基づいて説明する。
オープンスイッチAssy30は、テールゲート12を開放するためのゲート開放スイッチ31と、該ゲート開放スイッチ31を収納してアウタパネル13に取付けられるブラケット32とを備えている。
ゲート開放スイッチ31はテールゲート12の下部に配設された電動式のラッチ部材6と電気的に接続されている。
電動式のラッチ部材6は、車両1の後部開口部下辺のラッチ部材6と対向した位置に配設されたストライカ3と係合して、テールゲート12を後部開口部に強固に固定する装置である。
そして、ゲート開放スイッチ31の押圧部31aが通常状態(押圧されていない状態)のときは、ゲート開放スイッチ31はストライカ3と係合しており、テールゲート12を後部開口部に閉じて強固に保持するようになっている。
一方、押圧部31aが押圧された時は、ラッチ解除を示す電気信号がゲート開放スイッチ31からラッチ部材6に入力され、ラッチ部材6はテールゲート12を開放可能な状態にする。
図4に基づいて、ブラケット32の構造を説明する。
ブラケット32は、アウタパネル13の傾斜部に開口された取付用孔13a(図7参照)に嵌入し、内部にゲート開放スイッチ31を収納する収納部32aと、該収納部32aを保持し、テールゲート12に取付けるため第1締結孔32hを有したベース部32bとで構成されている。
また、ベース部32bには、本願発明の弾接部材33を取付ける雌ねじ部を備えた台座部32fと、オープンスイッチAssy30をテールゲート12に取付た状態において、ゲート開放スイッチ31とハーネス35との接続部よりテールゲート12を閉状態に位置させた状態において重力方向で高い位置になる部分にハーネス35が貫通する第2ハーネスガイド孔32gと、ベース部32bの収納部32aと同一面側に第2係合突起部32dとが配設されている。
第2係合突起部32dは、図5(A)の第2係合突起部の正面図、および図5(B)ののP矢視図に示すように、突起本体は円錐状に形成され、外周部には2本の柔軟部32eが周方向に等間隔で配設されている。第2係合突起部32dはアウタパネル13の第2係合突起孔13c(図7参照)に圧入され、オープンスイッチAssy30をアウタパネル13に位置決めするとともに保持させるものである。
即ち、第2係合突起孔13cの孔径φは柔軟部32eの両端縁間寸度M(図5参照)より若干小さく形成し、第2係合突起部32dを第2係合突起孔13cに圧入することで、柔軟部32eの変形により仮保持を確実にさせるものである。
図6に基づいて弾接部材33を説明する。
弾接部材33は図6に示すように、外観の概略が略Z型をなし、弾性力を有した樹脂部材で形成されている。図6(B)に示すように図6(A)のR矢視がZ型形状に形成されている。
そして、弾接部材33は略Z型の一端がベース部32bの台座部32fに締結される取付座33aと、他端が後述するテールゲート12のインナパネル20に配設されたラッチリンフォース21の突起部21fに弾接する弾接部(第1係合突起部)33bとで構成されている。
そして、この弾接部33bは、略Z型の傾斜部分に相当し弾性力を生起させる傾斜部33cを有している。
更に、弾接部33bがインナパネル20に配設されたラッチリンフォース21の突起部21fと当接する面には、係止用凹凸面33fが形成され、さらに、作業時に係止用凹凸面33fをラッチリンフォース21の突起部21fに係合させるために滑りを防止する滑止用凹凸部33gが設けられている。
なお、ラッチリンフォース21の突起部21fは、ラッチリンフォース21のインナパネル20との接合部分への応力集中を緩和するために設けられた部分であり、テールゲート12の構成部材を用いることで、別個に弾接部33bの係合面を形成しないでよいため、簡単な構成でオープンスイッチAssy30の仮保持を行うことができる。
そして、図6(C)は図6(A)のY矢視図であり、取付座33aには、弾接部材33をベース部32bに締結した状態で、第2ハーネスガイド孔32gよりテールゲート12を閉状態に位置させた状態において重力方向で低い位置に、第1ハーネスガイド孔33dが配設されている(図4(B)参照)。この第1ハーネスガイド孔33dが形成された部分と、第2ハーネスガイド孔32gの部分によってハーネス位置規制部が形成されて、凝結水が発生した場合の水切り効果を果たし、オープンスイッチAssy30の防水効果をえるものである。
また、図6(D)は図6(C)のB−B断面図であり、第1ハーネスガイド孔33dが形成された部分は取付座33aより一段突出した面に形成されている。
これは、ハーネス35の配索容易化のために設けた段差である。
更に、第1ハーネスガイド孔33dのハーネス35を挿通する側は面取りを施して、ハーネス35の絶縁被覆を傷めないようにしてある。
図2に基づいて、テールゲート12にオープンスイッチAssy30を組付ける順序について説明する。
テールゲート12を上方へ開放すると、テールゲート12の取付用孔13aは下方を向いた状態で維持される。
オープンスイッチAssy30に弾接部材33及びハーネス35を組付けた状態(ハーネス35は第1及び第2ハーネスガイド孔33d、32gを通してある)で、ゲート開放スイッチ31及び、ロックスイッチが収納された収納部32aを取付用孔13aに下方から上方へ向けて嵌入させると共に、第2係合突起部32d、32dを第2係合突起孔13c、13c夫々に圧入させる。
尚、35aはハーネス35を保護するための保護チューブ(塩化ビニール製)である。
従って既述のとおり、第2係合突起部32dの柔軟部32eは変形しながら第2係合突起孔13cに圧入されるので、第2係合突起孔13cを貫通した部分の柔軟部32eが抜け防止になり、オープンスイッチAssy30は取付用孔13aに保持される。
一方、弾接部材33は弾接部33bを押圧して、傾斜部33cを変形させた状態で、ラッチリンフォース21の突起部21fに弾接部33bを弾接させる。
これによって、オープンスイッチAssy30はアウタパネル13に車内側からさらに強く押圧され、取付用孔13aに仮保持される。
そして、ボルト(締結手段)37をブラケット32の第1締結孔32h、アウタパネル13の第2締結孔13bを通し、ガーニッシュ19から突出した取付台座19e(図8参照)に締結する。
尚、本実施形態では、オープンスイッチAssy30を取付用孔13aに仮保持するため弾接部材33と第2係合突起部32dを併用したが、弾接部材33の弾接部(第1係合突起部)33bだけでもよい。
本実施形態では、弾接部材33の弾接部(第1係合突起部)33bと第2係合突起部32dによってオープンスイッチAssy30を取付用孔13aに確実に保持できるようにしたので、オープンスイッチAssy30の締結作業を両手で実施できるので、締結作業が確実になると共に、工数時間も低減できコスト低減が可能となる。
また、第2係合突起部32dの本体を円錐形状にしたので、取付用孔13a及び、第2締結孔13b夫々に対する中心軸の位置決め効果があり、締結作業の容易化が図れる。
更に、弾接部材33の取付座33aには該弾接部材33をベース部32bに締結した状態で、ベース部32bの第2ハーネスガイド孔32gより重力方向で下側になる位置に、第1ハーネスガイド孔33dが配設されている。
従って、図2において、ハーネス35のP1位置が第2ハーネスガイド孔32gのP2位置より低くなっており、車室内の温度変化により、ハーネス35に結露が生じても、その水滴はP1で落下し、ゲート開放スイッチ31及び、ロックスイッチに対する防水効果を有する。
本発明は、車両のリヤゲートに設けられるオープンスイッチAssyの取付作業性の向上を図ることができるので、リヤゲートに設けられるオープンスイッチAssyの取付構造に適用可能である。
1 車両
3 ストライカ
6 ラッチ部材(ラッチ装置)
12 テールゲート
13 アウタパネル
13a 取付用孔
13b 第2締結孔
13c 第2係合突起孔
19 ガーニッシュ
20 インナパネル
21 ラッチリンフォース
21f 突起部
30 オープンスイッチAssy
31 ゲート開放スイッチ
32 ブラケット
32a 収納部
32b ベース部
32d 第2係合突起部
32g 第2ハーネスガイド孔
33 弾性部材
33a 取付座
33b 弾接部(第1係合突起部)
33d 第1ハーネスガイド孔
37 ボルト(締結手段)

Claims (7)

  1. アウタパネルとインナパネルとで構成され、車両の後部開口部にヒンジを介して装着されるとともに当該開口部を開閉するテールゲートと、
    該テールゲートの前記アウタパネルに設けられた取付用孔に取付けられるとともに下方に向けて開口する収納部を有するブラケットと前記収納部に収納されて押圧操作によりゲートを開放可能にするゲート開放スイッチとを備えるオープンスイッチAssyと、
    前記テールゲートを上方へ開放して前記取付用孔が下方向に向いた状態で、該オープンスイッチAssyを前記アウタパネルの内側から同アウタパネルに固定する締結手段と、
    前記ブラケットの前記取付用孔と対向する側とは反対側に設けられて、前記テールゲートの前記インナパネル側に突設して当該インナパネル側の部材に弾接する第1係合突起部と、を備え、
    前記締結手段による締結前に前記オープンスイッチAssyを前記第1係合突起部によって前記取付用孔に押圧仮保持して前記締結手段により締結することを特徴とする車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付構造。
  2. 前記取付用孔の外周部に係合孔を配設すると共に、前記ブラケットには前記係合孔と対向する位置に、該係合孔に挿入して係合可能な第2係合突起部を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付構造。
  3. 前記第1係合突起部は断面形状が略Z型形状を成し、該略Z形状の先端部分が前記インナパネル側の部材に弾接することを特徴とする請求項1または2記載の車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付構造。
  4. 前記ブラケットには前記ゲート開放スイッチに到達する前にハーネスが前記ゲート開放スイッチの前記ハーネス接続部より重力方向下側に位置させるようにハーネス位置規制部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付構造。
  5. 前記略Z形状の先端部分と前記インナパネル側の部材との係合面には係止用の凹凸面を施したことを特徴とする請求項3記載の車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付構造。
  6. 前記インナパネルの下端側には、前記テールゲートをロックするためのラッチ装置が取付けられるラッチ取付部が形成され、当該ラッチ取付部には同ラッチ取付部を補強するラッチリンフォースが設けられており、
    前記オープンスイッチAssyは、前記アウタパネルと前記ラッチリンフォースとの間に配設されるとともに前記第1係合突起部が前記ラッチリンフォースに弾接された状態で仮保持されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付構造。
  7. アウタパネルとインナパネルとで構成され、車両の後部開口部にヒンジを介して装着されるとともに当該開口部を開閉するテールゲートと、
    該テールゲートの前記アウタパネルに設けられた取付用孔に取付けられるとともに下方に向けて開口する収納部を有するブラケットと前記収納部に収納されて押圧操作によりゲートを開放可能にするゲート開放スイッチとを備えるオープンスイッチAssyと、該オープンスイッチAssyを前記アウタパネルの内側に配設して前記アウタパネルに固定する締結手段と、を備えた車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付方法において、
    前記テールゲートを上方へ開放して前記取付用孔が下方向に向いた状態で維持し、
    前記締結手段によって前記オープンスイッチAssyを前記アウタパネルの内側から前記アウタパネルに固定する前に、前記ブラケットの前記取付用孔と対向する側とは反対側に設けられて前記インナパネル側に突設して前記インナパネル側の部材に弾接する第1係合突起部によって前記取付用孔に押圧するようにして、前記オープンスイッチAssyを前記インナパネル側と前記アウタパネル側との間に挟めて仮保持し
    該仮保持した状態で前記締結手段により締結することを特徴とする車両用テールゲートのオープンスイッチAssy取付方法。
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