JP5694330B2 - 骨盤及び腰椎支持システム - Google Patents

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Description

[0001]本発明は、車両座席の様な座席と一体化された支持システムに関し、より具体的には腰椎支持システムに関する。
[0002]腰椎支持システムは、車両座席に使用されていることが知られている。調節できる腰椎支持を提供するための機械的設計については数多くの設計が使用されている。
[0003]現下の腰椎支持は、骨盤区域への限定された支持しか提供していない。往々にして、腰椎支持が高じると骨盤は後方へ回旋しがちで、不快感や下背痛が起こり易くなる。この現象は、特に、腰部椎骨の異なったL3位置に対応するためのあそびとして腰椎尖端の湾曲を上方へ移させる腰椎支持設計では顕著である。
[0004]座席の低いところで支持を提供しようとする幾つかの試みがなされてはいるが、その様なシステムは、所望の支持量も、所望の快適度も、所望の支持位置も提供できていない。本発明は、骨盤の後方回旋を快適且つ効果的に低減又は排除するよう設計された、使用者調節式の上方及び前方に向けてアーチを形成してゆく支持又は力を提供する、改良された骨盤及び腰椎支持システムを提供するものである。骨盤を前方に動かす又は引き留める能力は、骨盤及び脊柱をより好適な生体力学的形状配置へ位置付け直すのを支援することができる。骨盤支持は仙骨/尾骨の側方から掛けられ、それによって、仙骨又は尾骨への直接的で中央集中的な不快な加圧が回避される。
[0005]1つの実施形態では、本発明は、背もたれ部と座部を有する座席のための骨盤支持装置を提供している。骨盤支持装置は、背もたれ部内に配置されているフレームと、背もたれ部の底部及び座部の後部に隣接してフレームに連結されている骨盤支持部材と、を含んでいる。骨盤支持部材は、第1の格納位置と、座席に着座している者の骨盤区域への支持を提供する第2の伸展位置の間で動かせる。骨盤支持部材は、骨盤区域への支持を提供するよう作動する第1及び第2の側方支持部分であってそれぞれが背もたれ部の中心軸から間隔を空けて配置されている、第1及び第2の側方支持部分を有している。
[0006]別の実施形態では、本発明は、背もたれ部と座部を有する座席のための合体型腰椎及び骨盤支持装置を提供している。支持装置は、背もたれ部内に配置されているフレームと、フレームに連結されていて、第1の格納位置と、座席に着座している者の腰椎区域への支持を提供する第2の伸展位置の間で動かせる腰椎支持部材と、背もたれ部の底部及び座部の後部に隣接してフレームに連結されている骨盤支持部材と、を含んでいる。骨盤支持部材は、第1の格納位置と、座席に着座している者の骨盤区域への支持を提供する第2の伸展位置の間で動かせる。骨盤支持部材は、骨盤区域への支持を提供するよう作動する第1及び第2の側方支持部分であってそれぞれが背もたれ部の中心軸から間隔を空けて配置されている、第1及び第2の側方支持部分を有している。
[0007]本発明の他の態様は、詳細な説明及び添付図面を考察することにより明らかとなってゆくであろう。
本発明の骨盤及び腰椎支持システムを含んでいる座席の前方斜視図である。 図1の骨盤及び腰椎支持システムの前方斜視図である。 図1の骨盤及び腰椎支持システムの下部分の部分分解図である。 図1の骨盤及び腰椎支持システムの、第1の格納位置にある状態を示している側面図である。 図1の骨盤及び腰椎支持システムの、第2の伸展支持位置にある状態を示している側面図である。 図1の骨盤及び腰椎支持システムの後方斜視図である。 図1の骨盤及び腰椎支持システムの後方斜視図であって、アクチュエータケーブルがよく分かるように諸機構が取り払われ破断されている。 図1の骨盤及び腰椎支持システムによる支持の掛けられ方を、着座者の腰椎と仙椎と骨盤の解剖学的構造全体に関して説明している模式図である。 図1の骨盤及び腰椎支持システムの、第1の格納位置にある状態を、腰椎支持籠を取り払って示している前方斜視図である。 図1の骨盤及び腰椎支持システムの、第2の伸展支持位置にある状態を、腰椎支持籠を取り払って示している前方斜視図である。 第1の格納位置にある骨盤支持部材の拡大部分側面図であって、分かり易いように幾つかの部分が取り払われている。 骨盤支持部材の支持構造を示す断面図である。 第2の伸展支持位置にある骨盤支持部材の拡大部分側面図であって、分かり易いように幾つかの部分が取り払われている。 本発明を具現化した骨盤及び腰椎支持システムの第2の実施形態の前方斜視図であって、骨盤支持部材が第1の格納位置にあり、腰椎支持部が第2の伸展支持位置にある状態を、腰椎支持籠を取り払って示している。 図11の骨盤及び腰椎支持システムの前方斜視図であって、骨盤支持部材が第2の伸展支持位置にあり、腰椎支持部が第1の格納位置にある状態を、腰椎支持籠を取り払って示している。 本発明を具現化した骨盤及び腰椎支持システムの第3の実施形態の前方斜視図であって、第1の格納位置にある状態を、腰椎支持籠を取り払って示している。 図13の骨盤及び腰椎支持システムの前方斜視図であって、第2の伸展支持位置にある状態を、腰椎支持籠を取り払って示している。 本発明を具現化した骨盤及び腰椎支持システムの第4の実施形態の前面図である。 本発明を具現化した骨盤及び腰椎支持システムの第5の実施形態の前面図である。
[0027]本発明の幾つかの実施形態を詳細に説明する前に、本発明はその適用が、次に続く記述に述べられ添付図面に示されている構造の詳細事項及び構成要素の配列に限定されないことを理解しておきたい。本発明は、他の実施形態が実施可能であり、或いは様々なやり方で実践又は実施することができる。
[0028]図1は、背もたれ部14と、座部18と、頭受け部22と、を有する座席10を示している。図示の座席は、車両(例えば、乗用車、トラック、バンなど)でよく見られる型式のものであるが、本発明は、椅子類(例えば、事務椅子、リクライニングチェアなど)を含め、如何なる型式の座席で実践されてもよい。少なくとも背もたれ部14には、剛性のある構造的支持を座席10に提供するべく座席フレーム26が配置されている。図1に隠線で示されている様に、座席10内のフレーム26には、合体型腰椎及び骨盤支持装置30が連結されている。
[0029]図2−図10は、本発明の合体型腰椎及び骨盤支持装置30の第1の実施形態を示している。合体型腰椎及び骨盤支持装置30は、各種構成要素を支持しているフレーム34であって、座席10内に装置30を支持するために座席フレーム26の1つ又はそれ以上の場所に連結されているフレーム34を含んでいる。フレーム34は、背もたれ部14の底部及び座部18の後部に隣接する基礎部分38と、基礎部分38から上向きに延びる一対のロッド部材42を含んでいる。図示の実施形態では、一対のロッド部材42は、実際には、単体として形成されているロッド部材44の2つの端部である。基礎部分38とロッド部材42のそれぞれは、何らかの適した技法を使用して座席フレーム26に連結されている。例えば、図2及び図5に示されている様に、ロッド部材42の上端を座席フレーム26に連結するのに締結具46が提供されている。基礎部分38も同様に、締結具(例えば、従来型又はそれ以外)、溶接、又は他の適した技法を使用して座席フレーム26に連結することができる。一対の横部材48が、ロッド部材42同士を互いに対して支持するべくロッド部材42の間を横に延びている。使用される横部材はそれより少なくても多くてもよい。
[0030]装置30は、更に、概して可撓性のある材料(例えば、プラスチック)で形成されている腰椎支持部材又は籠54を有する腰椎支持組立体50を含んでいる。図示の腰椎支持籠54は、座席10の長手方向軸又は中心軸58(図1参照)に対して中心合わせされている、概して平坦で可撓性のある薄板の形態をしている。腰椎支持籠54は、背もたれ部14内に配置されていて、座席10に着座している者への所望の腰椎支持を提供するよう背もたれ部14に対して調節できる。
[0031]図5から最もよく分かる様に、図示の腰椎支持部材54は、その垂直方向の長さに沿った中間部分60が、座席10に着座している者の脊椎をより快適に受けとめ(図6も参照)且つ脊椎椎骨に力が直接掛けられることを低減する輪郭を付けられている。籠54の中心軸58に対して法線方向の輪郭は、輪郭の付けられている中間部分60も側方縁も共に、所望に応じて変えることができる。例えば、座席10の側方支持を追加したいなら籠の側方縁を前方に向かって折り立てればよいであろう。籠54は、更に、籠54の撓ませ及び快適な輪郭付けを容易にする寸法と構成のスロット又は溝62を含んでいる。スロット62の数、寸法、及び場所は、所望に応じて変えてもよい。例えば、籠54の外側縁の堅さを弱めたいなら籠54の外側周辺に沿ってスロット62を形成すればよい。また、籠54の材料及び厚さは、堅さと撓みの性質が改変されるように(全体的又は局所的に変えてもよい。籠54には孔66を形成し、加温及び/又は加冷オプションを有する座席向けとして随意的な通風機又は送風機70(図11−図14参照)による空気の流通を促すようにしてもよい。籠54は、図5に示されている様に、籠54の上端がフレーム34のロッド部材42に連結されている。籠54側のロッド受け入れ部材70がロッド部材42の部分を受け入れている。ロッド受け入れ部材70は、籠54と一体形成されていてもよいし、籠54に取り付けられる別部材とすることもできる。無論、籠54のフレーム34への固着には他の方法が使用されてもよい。
[0032]腰椎支持組立体50は、更に、異なった腰椎支持量を提供するために籠54を変形させるか又は撓ませるよう作動するサブフレーム又は駆動組立体74を含んでいる。駆動組立体74は、2つの別々に間隔を空けて配置された可撓性のある作動帯86をそれぞれに支持する上側及び下側の支持部材78、82を含んでいる。上側支持部材78は、図2及び図5に示されている様に、ロッド部材42が上側支持部材78の各々の部分に通された状態でフレーム34のロッド部材42に滑動可能に支持されている。作動帯86の上端90は、各々の締結具94(例えば、リベット)によって上側支持部材78に固着されている。作動帯86の下端98は、各々の締結具102(例えば、リベット)によって下側支持部材82に固着されている。下側支持部材82は、直接的又は間接的にフレーム34によって支持されており、図示の実施形態では、通されたロッド部材42を受け入れている。上側支持部材78と下側支持部材82のそれぞれは、作動帯86が曲がると上側及び下側支持部材78と82が揺れるか又は傾くことができるように、アイレット84を介して緩くロッド部材42に連結されている。
[0033]駆動組立体74は、第1の格納位置(図3参照)と第2の伸展位置(図4参照)の間で籠54を撓ませて座席10の使用者の腰椎領域への異なる支持量を提供させるよう作動する。籠54の伸展位置への運動は、上側支持部材78が下向きにロッド部材42に沿って下側支持部材82に向かって動く(即ち、滑動する)ことによって実現される。作動帯86の長さが固定されおり且つ支持部材78、82へ固定取付されているせいで、上側支持部材78が下向きに動かされると作動帯86が外向きに籠54の後部面に向かって反り、それにより籠54が図4に示されている様に座席10に着座している使用者に向けて外向きに撓まわされる。
[0034]上側支持部材78の運動は、アクチュエータケーブル(例えば、ボーデンケーブル)によって駆動される。図2及び図5から最もよく分かる様に、アクチュエータケーブルシース106は、上側の横部材48に従来式に固着されている。アクチュエータケーブル110は、シース106から延びていて、上側支持部材78に固定されている終端処理部材114で終わっている。図示の実施形態では、終端処理部材114は、上側支持部材78の付形部分118によって所定場所に保持される樽型終端処理具である。無論、ケーブル110の上側支持部材78への固着には他の構成を代わりに用いることもできる(図13及び図14参照)。アクチュエータケーブル110を作動させると、ケーブル110がシース106内で動いて、選択的に、上側支持部材78を図4及び図8に示されている様に下向きに牽引するか、又は上側支持部材78が図3及び図7に示されている様に作動帯86のそれらのまっすぐで反っていない形態へ自然に戻ろうとする推進力の下にその上方の静止位置へ戻れるようにする。アクチュエータケーブル110の起動に関する更なる詳細を以下に述べてゆく。
[0035]示されてはいないが、腰椎支持組立体50は、異なった使用者に対応するべく背もたれ部14内で垂直方向に腰椎支持を調節するための追加の機能性を含むことができるものと理解している。例えば、反った作動帯86の頂点を所望に応じて背もたれ部14内で垂直方向に調節できるように駆動組立体74全体がロッド部材42に沿って垂直方向に可動とされていてもよい。また、本発明から逸脱することなく他の腰椎支持組立体を図示の組立体50の代わりに用いることもできる(例えば、図15及び図16参照)。
「0036」合体型腰椎及び骨盤支持装置30は、更に、座席10に着座している者の骨盤区域への支持を提供するよう作動する骨盤支持部材126を有する骨盤支持装置又は組立体122を含んでいる。骨盤支持部材126は、腰椎支持が高じた際の骨盤の後方回旋を快適且つ効果的に低減又は排除するよう設計されている。骨盤を前方に動かす又は引き留める能力は、骨盤及び脊柱をより好適な生体力学的形状配置へ位置付け直すのを支援することができる。以下に更に詳しく説明してゆくが、骨盤支持は、仙骨/尾骨の側方から掛けられ、それによって、仙骨又は尾骨への直接的で中央集中的な不快な加圧が回避される。
[0037]図示の骨盤支持部材126は、背もたれ部14の底部及び座部18の後部に隣接して配置されており、中間部分134によって接続された第1と第2の側方支持部分130を有している(図2参照)。一方の側方支持部分130は長手方向軸58の右へ間隔を空けて配置され、他方の側方支持部分130は長手方向軸58の左へ間隔を空けて配置されている。図示の骨盤支持部材126は、概ね一定した断面形状を有するロッドから形成されており、ロッドの遠位端が逆J字形状の側方支持部分130を画定している。しかしながら、骨盤支持部材126の他の構成も考えられる。例えば、ロッド126は、射出成形、スタンピング、又はダイキャスト加工された部品であってもよく、断面形状は一定であっても可変であってもどちらでもよい。また、側方支持部分130は、骨盤に当たる側方支持部分130の感触を調整するため形状及び/又は材料を変えてもよい(例えば、より硬質又は軟質の材料、より広いかより小さい接触面積及び接触場所や異なった接触面積及び接触場所)。図示のJ字形状の側方支持部分は、V字形状又はU字形状(例えば、図13及び図14参照)又は他の形状に改変してもよい。また、側方支持部分130は、接触表面積を増やすために様々な形状の水掻きの形態(即ち、断面が中実)をとっていてもよいであろう。
[0038]図3、図4、図9、及び図10から最もよく分かる様に、側方支持部分130は、籠54の後ろに配置されていて、骨盤支持部材126の一部として第1の格納位置(図3及び図9参照)と使用者の骨盤領域への支持を仙骨/尾骨の側方から提供する第2の伸展位置(図4及び図10参照)の間を動かせる。図6は、側方支持部分130が帯域136に作り出す、骨盤領域への直接的な支持が、どの様に長手方向軸58の側方から(長手方向軸から間隔を空けて)且つ仙骨/尾骨から間隔を空けて提供されるかを模式的に説明している。この構成は、不快な圧力が中心方向に使用者の仙骨/尾骨に掛けられることを排除し、代わりに、圧力を骨盤稜付近及び周辺の軟組織に掛ける。
[0039]図2a、図3、図4、図9、図9a、及び図10を参照して、骨盤支持部材126の中間部分134は、側方支持部分130から下向きに背もたれ部14に対して後方の方向に延びている弓状部分138を含んでいる(図2a、図3、図4、図9、図9a、及び図10では一方のみ図示)。図9、図9a、及び図10から最もよく分かる様に、弓状部分138は、下から見ると凹湾曲を有している。弓状部分138は、弓状部分138同士の間を延びている中間部分134の横断方向に延びる概ねまっすぐな接続部分142(図2及び図2a参照)へと移行している。
[0040]骨盤支持部材126のための支持構造を、これより、図2a、図9、図9a、及び図10に関連付けて説明してゆく。中間部分134、より厳密には骨盤支持部材126の接続部分142は、フレーム34の基礎部分38に可動に連結されている可動式支持部材146によって支持されている。可動式支持部材146は、接続部分142を受け入れ枢動可能に支持する1つ又はそれ以上のクレードル部分150を含んでいる。一対の案内部材154が基礎部分38と連結されており、ロッド部材44の横断方向に延びる各々の部分を受け入れることによって更にしっかりと支持されている。それぞれの案内部材154は、ロッド部材44を受け入れるクレードル部分158を含んでいる。従って、案内部材154は、概して、座席10に対して不動である。案内部材154は、曲率が骨盤支持部材126の弓状部分138の曲率に概ね一致している弓状案内面162を含んでいる。換言すると、弓状案内面162の凸状上向き湾曲は弓状部分138の凹状底面を受け入れ、当該凹状底面に概ね沿う。案内部材154は、弓状部分138の前方に、座席10に着座している使用者に向かう方向に配置されている。弓状部分138は、更に、各々の後方側をフレーム34の基礎部分38に形成されている弓状案内面166(図2a及び図9a参照、一方のみ図示)によって支持されており、その結果、弓状部分138は基礎部分38と案内部材154の間に滑動可能に挟まれた格好である。
[0041]骨盤支持部材126の格納位置(図9参照)と伸展位置(図10参照)の間の運動は、フレーム34の本体部分38に取り付けられていて使用者が腰椎支持部材54と骨盤支持部材126の位置を制御したいときに操作することのできるアクチュエータ180によって制御される。図1−図10に示されている実施形態では、単一のアクチュエータ180が、腰椎支持部材54と骨盤支持部材126が一緒に動き独立作動の余地のないように、腰椎支持部材54と骨盤支持部材126の両方の運動を同期的に制御している。
[0042]図5aから最もよく分かる様に、アクチュエータケーブル184が、アクチュエータ180から延びていて、可動式支持部材146の下側の面に形成されているチャネル188の中を走って、基礎部分38に固定されている終端処理部材192で終わっている。図示の実施形態では、終端処理部材192は、樽型終端処理具の形態をとっているが、他の終端処理の仕組みが代わりに用いられていてもよい。アクチュエータ180が作動されると、ケーブル184がアクチュエータ180の中へ引っ込められてゆき、それによって、ケーブル184の長さが短くなることで、今度は可動式支持部材146が基礎部分38に対して上向きに動かされる(図9及び図10参照)。可動式支持部材146は骨盤支持部材126の接続部分142を支持しているので、可動式支持部材146が上向きに動かされると、骨盤支持部材126も上向きに動く。骨盤支持部材126の上向きの進行は、骨盤支持部材126の弓状部分138を滑動可能に挟んでいる案内部材154の弓状案内面162と基礎部分38の弓状案内面166とによって案内され、骨盤支持部材126の弓状経路に沿った図3及び図9に示されている位置から図4及び図10に示されている位置への上向きに前方へアーチを形成してゆく運動が作り出される。この弓状運動経路と、その結果生じる骨盤に掛かる力は、着座している人間の骨盤の自然な回旋経路に相当する。側方支持部分130は、上向きに前方へアーチを形成してゆく方式で伸展して腰椎支持籠54の後部と係合し、使用者の骨盤領域への支持を快適に提供し、そのとき腰椎支持籠54も追加的な使用者腰椎領域への支持を提供している。
[0043]戻しばね196の形態をしている一対の付勢部材が、骨盤支持部材126が伸展位置から格納位置へ戻ってゆくのを支援する。図2、図3、図4、図9、及び図10を参照すると、それぞれの側方支持部分130とフレーム34の基礎部分38とに戻しばね196が1つ連結されている。図示の実施形態では、それぞれの戻しばね196は、骨盤支持部材を格納位置に付勢するように、一端が側方支持部分130に引っ掛けられ他端が基礎部分38に引っ掛けられている。骨盤支持部材がアクチュエータ180の作動によって伸展位置へ動かされてゆくと、ばね196の付勢が打ち負かされ、ばね196は図4及び図10に示されている様に伸びる。ひとたびアクチュエータ180がケーブル184を長くするよう作動させられると、ばね196に蓄えられた位置エネルギーが、骨盤支持部材126が格納位置へ戻ってゆくのを支援する。骨盤支持部材126は座席10の使用者の体重によってひとりでに引っ込むことができるため、ばね196は随意であるものと理解している。更に、他の戻しばね又は付勢の仕組みを図示の戻しばね196に代えて用いることもできる。
[0044]以上に述べたように、アクチュエータ180は腰椎支持籠54と骨盤支持部材126の両方の同期的運動を制御している。上側の横部材48に接続されているシース106は、作動帯86を、ひいては籠54を、伸展位置と格納位置の間で動かすよう作動するアクチュエータケーブル110を収納していることを思い出して頂きたい。図5aから最もよく分かる様に、シース106の下端はフレーム34の基礎部分38に連結されており、ケーブル110はシース106の下端から基礎部分38によって形成されている下側の面200を周って延び、可動式支持部材146に固定されている終止端204で終わっている。図示の実施形態では、終止端204は、可動式支持部材146に形成されているポケット208に受け入れられている樽型終端処理具の形態をとっているが、他の終端処理構成を使用することもできる。アクチュエータ180によってケーブル184が引っ込められるせいで可動式支持部材146が上向きに動いてゆくと、終止端204も上向きに動き、それによって、ケーブル110が不動のベース部分38の下側の面200に沿って滑動させられて、上側支持部材78を下向きに牽引して作動帯86と籠54を反らせる。アクチュエータケーブル110及び184の長さは、合体型骨盤及び腰椎支持装置30の各種構成要素の運動量について、腰椎支持籠54と骨盤支持部材126の所望の同期的運動を実現するのに適切な運動量が提供されるように設定されている。
[0045]図11及び図12は、合体型骨盤及び腰椎支持装置230の第2の実施形態を示しており、分かり易くするために籠54を取り払って示している。装置230は、多くの点で装置30に似ており、同様の部分には同様の符号を付けている。1つ違う点は、装置230は、腰椎支持籠54と骨盤支持部材126に独立した作動性を提供するべく、1つではなしに2つのアクチュエータを含んでいることである。アクチュエータ234は、使用者が、骨盤支持部材126の位置を調節するのに、以上に装置30に関連付けて説明されているのと同じか又は同様の方式で、伸展位置(図12参照)と格納位置(図11参照)の間で操作できる。アクチュエータケーブル184を基礎部分38の終止端192で終わらせるのではなしに、ケーブル184は第2のアクチュエータ238まで延ばされ、そこで終わっている。
[0046]アクチュエータ238は、使用者が腰椎支持ブラケット54の位置を調節するのに操作できる。アクチュエータ238は、装置230のアクチュエータ234とは反対側の基礎部分38に取り付けられている。シース242とアクチュエータケーブル246は、アクチュエータ238から延びていて、上側横部材48(及び/又は以下に論じられている板250)と上側支持部材78とに、以上にアクチュエータ30に関連付けて論じられている方式と同じ方式で連結されている。アクチュエータ238は、アクチュエータケーブル246を引っ込めたり引き伸ばしたりして、上側支持部材78そしてひいては作動帯86と籠54を伸展位置(図11参照)と格納位置(図12参照)の間で動かすよう作動する。
[0047]装置230の独立作動性について、図11及び図12には、どの様に骨盤支持部材126を格納位置に入れたまま作動帯86を伸展位置に入れることができるか(図11参照)、そしてどの様に骨盤支持部材126を伸展位置に入れたまま作動帯86を格納位置に入れることができるか(図12参照)、を示すことによって説明されている。無論、使用者は、最も快適な支持を実現させるために籠54と骨盤支持部材126の所望の独立した配置の組合せを選択することもできる。示されていないが、腰椎支持組立体50は、異なった使用者に対応するべく背もたれ部14内で垂直方向に腰椎支持を調節するための追加の機能性を含むことができるものと理解している。例えば、反った作動帯86の頂点を所望に応じて背もたれ部14内で垂直方向に調節できるように駆動組立体74全体がロッド部材42に沿って垂直方向に可動とされていてもよい。また、本発明から逸脱することなく他の腰椎支持組立体を図示の組立体50の代わりに用いることもできる(例えば、図15及び図16参照)。
[0048]装置230は、更に、加温及び/又は加冷座席オプション向けに随意的な通風機又は送風機70を含んでいる。送風機70は、横部材48同士の間に支持されているか横部材48と一体形成されている板250に取り付けられていることが示されているが、代わりの方式では装置230に連結することもできる。送風機70からの風は、風が籠を通り抜けて背もたれ部14の前へ流れてゆけるように籠54の孔66(図5参照)を通る向きに方向決めされることになる。
[0049]図13及び図14は、合体型骨盤及び腰椎支持装置430の第3の実施形態を示しており、分かり易いように籠54を取り払って示している。同様の部品には同様の符号が付けられているが、この実施形態は、或る代わりの骨盤支持装置434を示している。骨盤支持部材438は、以上に示され説明されている骨盤支持部材126とは異なった形態をとっているが、とはいえ、概ね一定した断面形状を有するロッドから形成されている。具体的にいうと、側方支持部分442は、概ね逆V字形又は逆U字形の構成を有し、図示されている様に上側の中間部分446が2つの側方支持部分442を相互接続しており、その結果、骨盤支持部材438には遠位端が存在しない。弓状部分450は、上述の弓状部分138と同様であり、後部側を基礎部分454によって支持されている。下側の中間部分458が弓状部分450を相互接続している。
[0050]上述の骨盤支持部材126の付勢の仕組みとは異なり、骨盤支持部材438は付勢部材又はばね462によって、図14に示されている伸展位置へ付勢される。それぞれのばね462の上端は、下側の横部材48及び/又は板250に固着されており(例えば、引っ掛けられており)、一方、それぞれのばね462の下端は、骨盤支持部材438の下側の中間部分458に固着されている(例えば、引っ掛けられている)。ばね462は、骨盤支持部材438を上向きに図14に示されている伸展位置へ付勢するように引き伸ばされる引張ばねである。
[0051]骨盤支持部材438を格納位置へ動かすには、使用者がアクチュエータ466を作動させる。アクチュエータケーブル474を収容するシース470がアクチュエータ466から延びていて、基礎部分454から延びる下側の支持ロッド482によって支持されているフレーム支持部478に接続されている。ケーブル474は骨盤支持部材438の下側中間部分458に繋がっており、その結果、ケーブル474がアクチュエータ466によって引っ込められてゆくと、下側の中間部分458が下向きにフレーム支持部478に向かって図13に示されている位置まで牽引され、ばね462の付勢を打ち負かす。この下向きの運動が起こると、弓状部分454は基礎部分454の弓状面(図示されていないが面166に類似)によって弓状経路に沿って案内され、側方支持部分442が図13に示されている格納位置へ動かされるように仕向ける。骨盤支持部材438を伸展させるには、使用者はアクチュエータ466を作動させてケーブル474を伸ばし、それによって、ばね462が骨盤支持部材438を上向きに且つ弓状の前方にアーチを形成してゆく経路に沿って図14に示されている伸展位置に向けて付勢できるようにする。
[0052]この実施形態の単一アクチュエータ466もまた、以上に装置230に関連付けて説明されているやり方と同じ様に、シース246とケーブル246を介して同期的に腰椎支持装置50を制御するが、上側支持部材78の連結の仕組みに僅かな相違がある。具体的には、アクチュエータ466を作動させると、ケーブル246が引き込まれ且つ同時にケーブル474が伸ばされて、腰椎支持部材54と骨盤支持部材438の両方が図14に示されている伸展位置へ動かされる。使用者がアクチュエータ466を逆作動させると、ケーブル246が伸ばされケーブル474が引き込まれて、腰椎支持部材54と骨盤支持部材438の両方は図13に示されている格納位置へ戻れるようになる。幾つかの実施形態では、ケーブル474と246は単一ケーブルであってもよい。骨盤支持装置434を採用している更に他の実施形態では、腰椎支持部材54と骨盤支持部材438を独立に制御できるように2つのアクチュエータを使用することができる。
[0053]既に以上に論じられている様に、骨盤支持組立体122は、他の腰椎支持装置設計と共に使用することもできる。例えば、図15は、合体型骨盤及び腰椎支持装置530の第4の実施形態であって、先の実施形態の腰椎支持組立体50に代えて或る異なった腰椎支持組立体50’が使用されている実施形態を示している。図示の腰椎支持組立体50’は、米国特許第6,905,170号に示され説明されているものに類似しており、同特許をこれにより参考文献としてここに援用し、腰椎支持組立体50’についてはそれ以上の詳しい説明を省く。腰椎支持装置50’は、上述されている同じ骨盤支持組立体122と組み合わせて使用されている。骨盤支持組立体122は、以上に論じられているのと同じ方式でアクチュエータ532によって駆動されて腰椎支持装置50’と同期的に連携して作動する。他の実施形態では、腰椎支持組立体50’と骨盤支持組立体122を独立に作動させるために2つのアクチュエータを含むことができる。
[0054]腰椎支持組立体50’は、籠54の様な籠を含んでいないため、可撓性の薄板534(図15の左側に一部を破断図示)が合体型骨盤及び腰椎支持装置530と共に含まれていて、側方支持部分130が可撓性の薄板534の後部に係合して座席10に着座している者の骨盤領域により快適で分散された圧力を提供することができるように、骨盤支持部材126の前に配置されている。可撓性の薄板534の形状、材料、及び厚さは、以上に籠54に関連付けて論じられているのと同じ方式で、所望の支持及び快適性が提供されるように変えることができる。可撓性の薄板534は、合体型骨盤及び腰椎支持装置530に何れの適した方式で固着されていてもよい。
[0055]図16は、合体型骨盤及び腰椎支持装置630の第5の実施形態であって、先の実施形態の腰椎支持組立体50に代えて或る異なった腰椎支持組立体50”が使用されている実施形態を示している。図示の腰椎支持組立体50”は、米国特許第6,676,214号に示され説明されているものに類似しており、同特許をこれにより参考文献としてここに援用し、腰椎支持組立体50”についてはそれ以上の詳しい説明を省く。腰椎支持装置50”は、上述されている同じ骨盤支持組立体122と組み合わせて使用されている。骨盤支持組立体122は、以上に論じられているのと同じ方式でアクチュエータ632によって駆動されて腰椎支持装置50”と同期的に連携して作動する。他の実施形態では、腰椎支持組立体50”と骨盤支持組立体122を独立に作動させるために2つのアクチュエータを含むことができる。
[0056]腰椎支持組立体50”は、籠54の様な籠を含んでいないため、可撓性の薄板634(図16の左側に一部を破断図示)が合体型骨盤及び腰椎支持装置630と共に含まれていて、側方支持部分130が可撓性の薄板634の後部に係合して座席10に着座している者の骨盤領域により快適で分散された圧力を提供することができるように、骨盤支持部材126の前に配置されている。可撓性の薄板634の形状、材料、及び厚さは、以上に籠54に関連付けて論じられているのと同じ方式で、(例えば図15の可撓性の薄板534に匹敵する)所望の支持及び快適性が提供されるように変えることができる。可撓性の薄板634は、合体型骨盤及び腰椎支持装置630に何れの適した方式で固着されていてもよい。
[0057]本発明の様々な特徴及び利点は、付随の特許請求の範囲に述べられている。
10 座席
14 背もたれ部
18 座部
22 頭受け部
26 座席フレーム
30 合体型腰椎及び骨盤支持装置
34 構成要素支持用フレーム
38 基礎部分
42 一対のロッド部材
44 単体として形成されているロッド部材
46 締結具
48 横部材
50、50’、50” 腰椎支持組立体又は装置
54 腰椎支持部材又は籠
58 座席の長手方向軸又は中心軸
60 籠の中間部分
62 スロット又は溝
66 孔
70 通風機又は送風機
70 ロッド受け入れ部材
74 サブフレーム又は駆動組立体
78 上側支持部材
82 下側支持部材
84 アイレット
86 作動帯
90 作動帯の上端
94 締結具
98 作動帯の下端
102 締結具
106 ケーブルシース
110 ケーブル
114 終端処理部材
118 上側支持部材の付形部分
122 骨盤支持組立体又は装置
126 骨盤支持部材
130 側方支持部分
134 骨盤支持部材の中間部分
136 骨盤領域への支持が提供される帯域
138 中間部分の弓状部分
142 中間部分の接続部分
146 可動式支持部材
150 可動式支持部材のクレードル部分
154 案内部材
158 案内部材のクレードル部分
162 案内部材の弓状案内面
166 弓状部分の弓状案内面
180 アクチュエータ
184 アクチュエータケーブル
188 可動式支持部材に形成されているチャネル
192 終端処理部材
196 戻しばね
200 基礎部分の下側の面
204 終止端
208 ポケット
230 合体型骨盤及び腰椎支持装置
234 アクチュエータ
238 第2のアクチュエータ
242 シース
246 アチュエータケーブル
250 板
430 合体型骨盤及び腰椎支持装置
434 骨盤支持装置
438 骨盤支持部材
442 側方支持部分
446 上側の中間部分
450 弓状部分
454 基礎部分
458 下側の中間部分
462 付勢部材又はばね
466 アクチュエータ
470 シース
474 アクチュエータケーブル
478 フレーム支持部
482 支持ロッド
530 合体型骨盤及び腰椎支持装置
532 アクチュエータ
534 可撓性の薄板
630 合体型骨盤及び腰椎支持装置
632 アクチュエータ
634 可撓性の薄板

Claims (18)

  1. 背もたれ部と座部を有する座席のための骨盤支持装置において、
    前記背もたれ部内に配置されているフレームと、
    前記背もたれ部の底部及び前記座部の後部に隣接して前記フレームに連結されている骨盤支持部材であって、第1の格納位置と、前記座席に着座している者の骨盤区域への支持を提供する第2の伸展位置の間で動かせられ、前記骨盤区域への支持を提供するよう作動する第1及び第2の側方支持部分であってそれぞれが前記背もたれ部の中心軸から間隔を空けて配置されている、第1及び第2の側方支持部分を有している、骨盤支持部材と、
    前記骨盤支持部材の前記フレームに対する運動を案内するべく当該フレームと当該骨盤支持部材とに連結されている案内部材であって、前記骨盤支持部材が前記第1位置と前記第2位置の間を弓状経路に沿って動かされるように、当該骨盤支持部材の弓状部分に係合する弓状面を含んでいる、案内部材と、を備えている骨盤支持装置。
  2. 前記第1及び第2の側方支持部分のそれぞれが前記背もたれ部の中心軸から間隔を空けて配置されているため、前記第1及び第2の側方支持部分による前記骨盤区域への支持が前記座席に着座している者の仙骨及び尾骨から間隔を空けて提供される、請求項1に記載の骨盤支持装置。
  3. 前記側方支持部分は、実質的にJ字形状である、請求項1に記載の骨盤支持装置。
  4. 前記骨盤支持部材に連結されているアクチュエータと付勢部材とを更に備えており、前記アクチュエータと前記付勢部材は、前記骨盤支持部材が前記第1位置と前記第2位置の間を動けるように協働する、請求項1に記載の骨盤支持装置。
  5. 前記アクチュエータはアクチュエータケーブルを制御し、前記付勢部材はばねを含んでいる、請求項4に記載の骨盤支持装置。
  6. 前記背もたれ部の前記フレームに連結されている腰椎支持部材であって、第1の格納位置と、前記座席に着座している者の骨盤区域への支持を提供する第2の伸展位置の間で動かせられ、前記骨盤支持部材と前記腰椎支持部材が共に各々の前記第1位置から各々の前記第2位置へ同期して動くように当該骨盤支持部材と共に作動する、腰椎支持部材を更に備えている、請求項1に記載の骨盤支持装置。
  7. 単一のアクチュエータが、前記骨盤支持部材と前記腰椎支持部材の両方の同期的運動を制御する、請求項6に記載の骨盤支持装置。
  8. 背もたれ部と座部を有する座席のための合体型腰椎及び骨盤支持装置において、
    前記背もたれ部内に配置されているフレームと、
    前記フレームに連結されていて、第1の格納位置と、前記座席に着座している者の腰椎区域への支持を提供する第2の伸展位置の間で動かせられる腰椎支持部材と、
    前記背もたれ部の底部及び前記座部の後部に隣接して前記フレームに連結されている骨盤支持部材であって、第1の格納位置と、前記座席に着座している者の骨盤区域への支持を提供する第2の伸展位置の間で動かせられ、前記骨盤区域への支持を提供するよう作動する第1及び第2の側方支持部分であってそれぞれが前記背もたれ部の中心軸から間隔を空けて配置されている、第1及び第2の側方支持部分を有している、骨盤支持部材と、
    前記骨盤支持部材の前記フレームに対する運動を案内するべく当該フレームと当該骨盤支持部材とに連結されている案内部材であって、前記骨盤支持部材が前記第1位置と前記第2位置の間を弓状経路に沿って動かされるように、当該骨盤支持部材の弓状部分に係合する弓状面を含んでいる、案内部材と、を備えている合体型腰椎及び骨盤支持装置。
  9. 前記腰椎支持部材と前記骨盤支持部材は、各々の前記第1位置と前記第2位置の間で一体に動くように同期的に作動する、請求項8に記載の合体型腰椎及び骨盤支持装置。
  10. 単一のアクチュエータが、前記骨盤支持部材と前記腰椎支持部材の両方の同期的運動を制御する、請求項9に記載の合体型腰椎及び骨盤支持装置。
  11. 前記腰椎支持部材と前記骨盤支持部材は、各々の前記第1位置と前記第2位置の間で動くように独立に作動する、請求項8に記載の合体型腰椎及び骨盤支持装置。
  12. 第1のアクチュエータが前記骨盤支持部材の前記運動を制御し、第2のアクチュエータが前記腰椎支持部材の前記運動を制御する、請求項11に記載の合体型腰椎及び骨盤支持装置。
  13. 前記第1及び第2の側方支持部分のそれぞれが前記背もたれ部の中心軸から間隔を空けて配置されているため、前記第1及び第2の側方支持部分による前記骨盤区域への支持が前記座席に着座している者の仙骨及び尾骨から間隔を空けて提供される、請求項8に記載の合体型腰椎及び骨盤支持装置。
  14. 前記側方支持部分は、実質的にJ字形状である、請求項8に記載の合体型腰椎及び骨盤支持装置。
  15. 前記骨盤支持部材の前記弓状経路に沿った前記運動は、当該骨盤支持部材の前記座席に着座している者の前記骨盤区域に対する上向きの前方にアーチを形成してゆく運動をもたらす、請求項1に記載の骨盤支持装置。
  16. 前記座席に着座している者の前記骨盤区域への圧力を分散させるべく前記骨盤支持部材の前記側方支持部分に隣接して配置されている可撓性の薄板を更に備えている、請求項1に記載の骨盤支持装置。
  17. 前記骨盤支持部材の前記弓状経路に沿った前記運動は、当該骨盤支持部材の前記座席に着座している者の前記骨盤区域に対する上向きの前方にアーチを形成してゆく運動をもたらす、請求項8に記載の合体型腰椎及び骨盤支持装置。
  18. 前記座席に着座している者の前記骨盤区域への圧力を分散させるべく前記骨盤支持部材の前記側方支持部分に隣接して配置されている可撓性の薄板を更に備えている、請求項8に記載の合体型腰椎及び骨盤支持装置。
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