JP5688111B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

従来より、ハンバーガー等の加工食品を収容する容器として、正方形に形成した平板の上下辺に所定位置に係合孔を形成した台形状の側板を夫々屈曲線を介して連設し、且つ前記平板の左右辺に台形状の側板及びこの側板と連設された係止舌片を有する折曲板を夫々折曲線を介して連設すると共に、前記上下辺に連設した側板と左右辺に連設した側板とを貼着して紙容器を形成し、このような紙容器の二つを互いに開放部を対向させると共に係止孔と係止舌片とを対向させ、前記係止舌片を係止孔に挿入して組み合わせてなる紙容器があった(特許文献1)。
また、切り取りミシン目で形成されるヒンジ部を介して周壁が外方に末広がりとなる蓋部と本体とが連接されており、前記ヒンジ部が切り取りミシン目により蓋部と本体に切断されて、それぞれトレーとして使用できる紙製容器において、前記蓋部の前壁を前記本体の前壁より深く、前記本体の左右側壁を前記蓋部の左右側壁より深くし、蓋部の左右側壁をそれぞれ本体の左右側壁の内側に、また蓋部の前壁を本体の前壁の外側に位置するように、前記蓋部と本体の各前壁と各左右側壁が互い違いに嵌合されることを特徴とする紙製容器があった(特許文献2)。
そして、これら従来の容器は、例えば、フライドポテト、チキンナゲット等の食品が収納されている場合等に、例えば、複数人で分け合いながら食するために、蓋部と本体とを分離させて、夫々個別にトレーとして使用することも出来た。
また、出願人は、特許文献3に記載の包装容器連接体を知得している。すなわち、特許文献3に記載の包装容器連接体には、基板と基板から立ち上がる4つの側壁を備える第1の包装容器と第2の包装容器とが1つの側壁の頂部で連結した構成となっている。
実開平4−16132号公報 実用新案登録第2604359号公報 特開2012−148818号公報
しかし、特許文献1と特許文献2の容器はともに2つの容器に分離することができ、2つの容器をトレー状の容器として使用することができるが、各トレー状の容器を身と蓋とを有する容器状とすることができず、例えば、2つのトレー状の容器に取り分けた食品を食べ残した場合に、各トレー状の容器を身と蓋とを有する容器状にすることにより包装状態にして持ち運ぶことができないという問題があった。
また、特許文献3の包装容器連接体では、2つの容器に分離することができ、2つの容器をトレー状の容器として使用することができるが、そもそも包装容器を連結した状態で、1つの容器として使用することができないという問題があった。
そこで、本発明は、被包装物を収納する身として使用する容器体と該容器体の蓋として使用する容器体とを有し、蓋付きの包装容器として使用する包装容器で、2つの容器体が分離可能で、かつ、各容器体が身と蓋とを有する蓋付きの容器として使用できる包装容器を提供することを目的とする。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、第1容器体と、第1容器体と同一の構成の第2容器体とを有し、1枚のシート状のブランクにより形成された包装容器であって、第1容器体と第2容器体のそれぞれが、方形状の主板部で、主板部の正面側の辺部及び背面側の辺部と平行に形成された第1折れ線と第1折れ線と平行に形成された第2折れ線とが形成され、主板部の正面側の辺部と第1折れ線間の長さと主板部の背面側の辺部と第2折れ線間の長さとが略同一に形成された主板部と、主板部の正面側の辺部から連設された前面部で、主板部の正面側の辺部から連設された主構成部で、他の容器体の係止舌片を係止するための被係止部が形成された主構成部と、主構成部の主板部側とは反対側の端部に折れ線を介して回動自在の回動片部で、主構成部側に係止舌片を有する回動片部とを有する前面部と、主板部の正面側の辺部に隣接した2つの辺部のうちの一方の辺部から連設された第1側面部で、第1折れ線から連続して形成された第3折れ線と第2折れ線から連続して形成された第4折れ線とが形成され、第3折れ線と第4折れ線とは、第3折れ線と第4折れ線間の長さが主板部からの距離が長くなるに従い短くなるように傾斜するとともに、第3折れ線と第4折れ線が線対称となるように形成され、第3折れ線よりも正面側の領域である第1領域と、第3折れ線と第4折れ線の間の領域である第2領域と、第4折れ線よりも背面側の領域である第3領域とに区画され、第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅が、第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成された第1側面部と、主板部の正面側の辺部に隣接した2つの辺部のうちの他方の辺部から連設され、主板部を介して第1側面部と点対称に形成された第2側面部で、第1折れ線から連続して形成された第5折れ線と第2折れ線から連続して形成された第6折れ線とが形成され、第5折れ線と第6折れ線とは、第5折れ線と第6折れ線間の長さが主板部からの距離が長くなるに従い短くなるように傾斜するとともに、第5折れ線と第6折れ線が線対称となるように形成され、第6折れ線よりも背面側の領域である第1領域と、第5折れ線と第6折れ線の間の領域である第2領域と、第5折れ線よりも正面側の領域である第3領域とに区画され、第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅が、第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成された第2側面部と、主板部の背面側の辺部から連設され、前面部の係止舌片を係止するための被係止部が形成された後面部と、を有し、後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅と、第1側面部の第3領域及び第2側面部の第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅とが略同一に形成され、前面部の主構成部における主板部側の端部である基端から先端までの幅は、後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成され、前面部と一対の側面部と後面部において、主板部から伸びる両側の辺部が主板部の辺部に対して鈍角をなすことにより、前面部と一対の側面部と後面部とが主板部に対して外側に傾斜して形成され、第1容器体と第2容器体とが、後面部の先端辺部で連設され、該先端辺部に沿って切目線が形成され、包装容器を1つの容器として使用する場合には、第1容器体と第2容器体とを対向して重ね合わせ、一方の容器体の前面部を他方の容器体の前面部に被せた状態とし、一方の容器体の前面部の回動片部に設けられた係止舌片を他方の容器体の前面部の被係止部に係止することにより、包装容器を包装状態とし、包装容器の包装状態においては、両側の側面において、一方の容器体の第1側面部の第1領域と他方の容器体の第2側面部の第3領域とが、一方の容器体の第1側面部の第1領域が他方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、一方の容器体の第2側面部の第1領域と他方の容器体の第1側面部の第3領域とが、一方の容器体の第2側面部の第1領域が他方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、他方の容器体の第1側面部の第1領域と一方の容器体の第2側面部の第3領域とが、他方の容器体の第1側面部の第1領域が一方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、他方の容器体の第2側面部の第1領域と一方の容器体の第1側面部の第3領域とが、他方の容器体の第2側面部の第1領域が一方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、切目線を破断することにより第1容器体と第2容器体を分離して各容器体を1つの容器として使用する場合には、前面部を後面部側に回動させて、主板部の第1領域と第1側面部の第1領域と第2側面部の第3領域とからなる第1容器半体を主板部の第3領域と第1側面部の第3領域と第2側面部の第1領域とからなる第2容器半体に対向して重ね合わせ、前面部を後面部に被せた状態とし、前面部の回動片部に設けられた係止舌片を後面部の被係止部に係止することにより、容器体を包装状態とし、容器体の包装状態においては、第1側面部の第1領域と第1側面部の第3領域とが、第1側面部の第1領域が第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、第2側面部の第1領域と第2側面部の第3領域とが、第2側面部の第1領域が第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、第1側面部の第2領域及び第2側面部の第2領域は、主板部の第2領域に対して外側の折曲された状態となることを特徴とする。
第1の構成の包装容器においては、包装容器は、第1容器体及び第2容器体の一方を包装物を収納する身として使用する容器体として使用し、他方を該容器体の蓋として使用することができるので、1つの蓋付きの容器として使用できるとともに、2つの容器体が分離可能で、かつ、各容器体が身と蓋とを有する蓋付きの容器として使用することができ、包装容器に収納された被包装物を2つの容器体に取り分け、容器体と容器体とをそれぞれ身と蓋とを有する容器状として包装状態にして持ち運ぶことが可能となる。
また、包装容器を1つの容器として使用する場合には、一方の容器体の第1側面部の第1領域と他方の容器体の第2側面部の第3領域とが、一方の容器体の第1側面部の第1領域が他方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、一方の容器体の第2側面部の第1領域と他方の容器体の第1側面部の第3領域とが、一方の容器体の第2側面部の第1領域が他方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、他方の容器体の第1側面部の第1領域と一方の容器体の第2側面部の第3領域とが、他方の容器体の第1側面部の第1領域が一方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、他方の容器体の第2側面部の第1領域と一方の容器体の第1側面部の第3領域とが、他方の容器体の第2側面部の第1領域が一方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するので、第1側面部と第2側面部が噛み合う状態となり、強固に嵌合される。
また、前面部の幅が、後面部や第3領域の幅よりも長く形成されているので、一方の前面部が他方の前面部に覆い重なり、封止を確実にすることができる。
また、第2には、上記第1の構成において、前面部の回動片部における係止舌片は、回動片部と主構成部間の一対の折れ線の間に主構成部側に突出した形状の切込みを形成することにより設けられていることを特徴とする。
また、第3には、上記第2の構成において、前面部は、主板部の正面側の辺部から連設された前面部本体と、前面部本体の主板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部とを有し、前面部本体における主板部側の端部である基端から先端までの幅は、後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅と略同一であり、主構成部に形成された被係止部は、前面部本体に形成され、係止舌片を形成するための切込みは、帯状部との境界位置に形成されていることを特徴とする。
よって、帯状部が設けられているので、包装容器を包装状態とした場合には、帯状部が他方の前面部の外側の面に接し、特に、帯状部が前面部本体に対して折曲するので、帯状部が外側の面に平行に該外側の面に接するので、前面側の封止を確実にすることができる。
また、第4には、第1容器体と、第1容器体と同一の構成の第2容器体とを有し、1枚のシート状のブランクにより形成された包装容器であって、第1容器体と第2容器体のそれぞれが、方形状の主板部で、主板部の正面側の辺部及び背面側の辺部と平行に形成された第1折れ線と第1折れ線と平行に形成された第2折れ線とが形成され、主板部の正面側の辺部と第1折れ線間の長さと主板部の背面側の辺部と第2折れ線間の長さとが略同一に形成された主板部と、主板部の正面側の辺部から連設された前面部で、主板部の正面側の辺部から連設された前面部本体で、他の容器体の係止舌片を係止するための被係止部が形成された前面部本体と、前面部本体の主板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部と、帯状部の前面部本体側とは反対側の端部に一対の折れ線を介して回動自在の回動片部で、一対の折れ線の間に帯状部側に突出した形状の切込みを形成することにより設けられた係止舌片を有する回動片部とを有する前面部と、主板部の正面側の辺部に隣接した2つの辺部のうちの一方の辺部から連設された第1側面部で、第1折れ線から連続して形成された第3折れ線と第2折れ線から連続して形成された第4折れ線とが形成され、第3折れ線と第4折れ線とは、第3折れ線と第4折れ線間の長さが主板部からの距離が長くなるに従い短くなるように傾斜するとともに、第3折れ線と第4折れ線が線対称となるように形成され、第3折れ線よりも正面側の領域である第1領域と、第3折れ線と第4折れ線の間の領域である第2領域と、第4折れ線よりも背面側の領域である第3領域とに区画され、第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅が、第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成された第1側面部と、主板部の正面側の辺部に隣接した2つの辺部のうちの他方の辺部から連設され、主板部を介して第1側面部と点対称に形成された第2側面部で、第1折れ線から連続して形成された第5折れ線と第2折れ線から連続して形成された第6折れ線とが形成され、第5折れ線と第6折れ線とは、第5折れ線と第6折れ線間の長さが主板部からの距離が長くなるに従い短くなるように傾斜するとともに、第5折れ線と第6折れ線が線対称となるように形成され、第6折れ線よりも背面側の領域である第1領域と、第5折れ線と第6折れ線の間の領域である第2領域と、第5折れ線よりも正面側の領域である第3領域とに区画され、第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅が、第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成された第2側面部と、主板部の背面側の辺部から連設され、前面部の係止舌片を係止するための被係止部が形成された後面部と、を有し、前面部本体における主板部側の端部である基端から先端までの幅と、後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅と、第1側面部の第3領域及び第2側面部の第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅とが略同一に形成され、前面部と一対の側面部と後面部において、主板部から伸びる両側の辺部が主板部の辺部に対して鈍角をなすことにより、前面部と一対の側面部と後面部とが主板部に対して外側に傾斜して形成され、第1容器体と第2容器体とが、後面部の先端辺部で連設され、該先端辺部に沿って切目線が形成され、包装容器を1つの容器として使用する場合には、第1容器体と第2容器体とを対向して重ね合わせ、一方の容器体の前面部を他方の容器体の前面部に被せた状態とし、一方の容器体の前面部の回動片部に設けられた係止舌片を他方の容器体の前面部の被係止部に係止することにより、包装容器を包装状態とし、包装容器の包装状態においては、両側の側面において、一方の容器体の第1側面部の第1領域と他方の容器体の第2側面部の第3領域とが、一方の容器体の第1側面部の第1領域が他方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、一方の容器体の第2側面部の第1領域と他方の容器体の第1側面部の第3領域とが、一方の容器体の第2側面部の第1領域が他方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、他方の容器体の第1側面部の第1領域と一方の容器体の第2側面部の第3領域とが、他方の容器体の第1側面部の第1領域が一方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、他方の容器体の第2側面部の第1領域と一方の容器体の第1側面部の第3領域とが、他方の容器体の第2側面部の第1領域が一方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、切目線を破断することにより第1容器体と第2容器体を分離して各容器体を1つの容器として使用する場合には、前面部を後面部側に回動させて、主板部の第1領域と第1側面部の第1領域と第2側面部の第3領域とからなる第1容器半体を主板部の第3領域と第1側面部の第3領域と第2側面部の第1領域とからなる第2容器半体に対向して重ね合わせ、前面部を後面部に被せた状態とし、前面部の回動片部に設けられた係止舌片を後面部の被係止部に係止することにより、容器体を包装状態とし、容器体の包装状態においては、第1側面部の第1領域と第1側面部の第3領域とが、第1側面部の第1領域が第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、第2側面部の第1領域と第2側面部の第3領域とが、第2側面部の第1領域が第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、第1側面部の第2領域及び第2側面部の第2領域は、主板部の第2領域に対して外側の折曲された状態となることを特徴とする。
第4の構成の包装容器においては、包装容器は、第1容器体及び第2容器体の一方を包装物を収納する身として使用する容器体として使用し、他方を該容器体の蓋として使用することができるので、1つの蓋付きの容器として使用できるとともに、2つの容器体が分離可能で、かつ、各容器体が身と蓋とを有する蓋付きの容器として使用することができ、包装容器に収納された被包装物を2つの容器体に取り分け、容器体と容器体とをそれぞれ身と蓋とを有する容器状として包装状態にして持ち運ぶことが可能となる。
また、包装容器を1つの容器として使用する場合には、一方の容器体の第1側面部の第1領域と他方の容器体の第2側面部の第3領域とが、一方の容器体の第1側面部の第1領域が他方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、一方の容器体の第2側面部の第1領域と他方の容器体の第1側面部の第3領域とが、一方の容器体の第2側面部の第1領域が他方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、他方の容器体の第1側面部の第1領域と一方の容器体の第2側面部の第3領域とが、他方の容器体の第1側面部の第1領域が一方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、他方の容器体の第2側面部の第1領域と一方の容器体の第1側面部の第3領域とが、他方の容器体の第2側面部の第1領域が一方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するので、第1側面部と第2側面部が噛み合う状態となり、強固に嵌合される。
また、帯状部が設けられているので、包装容器を包装状態とした場合には、帯状部が他方の前面部の外側の面に接し、特に、帯状部が前面部本体に対して折曲するので、帯状部が外側の面に平行に該外側の面に接するので、前面側の封止を確実にすることができる。
また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、前面部と第1側面部のいずれか一方から第1糊代部が連設され、第1糊代部が前面部と第1側面部の他方に接着され、前面部と第2側面部のいずれか一方から第2糊代部が連設され、第2糊代部が前面部と第2側面部の他方に接着され、後面部と第1側面部のいずれか一方から第3糊代部が連設され、第3糊代部が後面部と第1側面部の他方に接着され、後面部と第2側面部のいずれか一方から第4糊代部が連設され、第4糊代部が後面部と第2側面部の他方に接着されていることを特徴とする。
本発明に基づく包装容器によれば、包装容器は、第1容器体及び第2容器体の一方を包装物を収納する身として使用する容器体として使用し、他方を該容器体の蓋として使用することができるので、1つの蓋付きの容器として使用できるとともに、2つの容器体が分離可能で、かつ、各容器体が身と蓋とを有する蓋付きの容器として使用することができ、包装容器に収納された被包装物を2つの容器体に取り分け、容器体と容器体とをそれぞれ身と蓋とを有する容器状として包装状態にして持ち運ぶことが可能となる。
また、包装容器を1つの容器として使用する場合には、一方の容器体の第1側面部の第1領域と他方の容器体の第2側面部の第3領域とが、一方の容器体の第1側面部の第1領域が他方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、一方の容器体の第2側面部の第1領域と他方の容器体の第1側面部の第3領域とが、一方の容器体の第2側面部の第1領域が他方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、他方の容器体の第1側面部の第1領域と一方の容器体の第2側面部の第3領域とが、他方の容器体の第1側面部の第1領域が一方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、他方の容器体の第2側面部の第1領域と一方の容器体の第1側面部の第3領域とが、他方の容器体の第2側面部の第1領域が一方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するので、第1側面部と第2側面部が噛み合う状態となり、強固に嵌合される。
また、前面部の幅が、後面部や第3領域の幅よりも長く形成されているので、一方の前面部4が他方の前面部4に覆い重なり、封止を確実にすることができる。
本発明の実施例に基づく包装容器の閉状態を示す前方斜視図である。 本発明の実施例に基づく包装容器の閉状態を示す後方斜視図である。 本発明の実施例に基づく包装容器の開状態を示す前方斜視図である。 本発明の実施例に基づく包装容器の展開図である。 図4の要部を抽出した展開図である。 図4の要部を抽出した展開図である。 包装容器を分離した状態を示す前方斜視図である。 容器体の閉状態を示す前方斜視図である。 容器体の閉状態を示す後方斜視図である。
本発明に基づく包装容器Aは、図1〜図6に示すように構成され、容器体1と、容器体1に接続された容器体2とを有している。包装容器Aは、1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール(特に、両面段ボール)、厚紙等)により形成されている。容器体1と容器体2のうちの一方が第1容器体に当たり、他方が第2容器体に当たる。なお、図4〜図6の展開図においては、包装容器Aの外側の面が表れているので、図4〜図6の右側が容器とした場合の左側面側となり、図4〜図6の左側が容器とした場合の右側面側となる。
容器体1と容器体2とは同一の構成であるので、容器体1を例に取って説明すると、容器体1は、方形状(前後方向に縦長長方形状)の主板部3と、主板部3の正面側の辺部3−2から連設された前面部4と、主板部3の左側面側の辺部3−1から連設された側面部5と、主板部3の右側面側の辺部3−3から連設された側面部7と、主板部3の背面側の辺部3−4から連設された後面部6と、前面部4の左右両側から連設された糊代部8と、後板部6の左右両側から連設された糊代部8とを有している。また、容器体1において、主板部3の第1領域3aと、側面部5の第1領域22と、側面部7の第3領域21と、前面部4と、前面部4から連設された糊代部8とで、容器半体(第1容器半体)1−1が形成され、また、主板部3の第3領域3cと、側面部5の第3領域21と、側面部7の第1領域22と、後面部6と、後面部6から連設された糊代部8とで、容器半体(第2容器半体)1−2が形成される。また、主板部3の第2領域3bと側面部5の第2領域19と側面部7の第2領域19とで、中間部1−3が形成される。
ここで、主板部3には、左右方向に互いに平行な折れ線(第1折れ線)13aと折れ線(第2折れ線)14aが間隔を介して形成され、主板部3は、正面側の辺部3−2と折れ線13a間の領域である第1領域3aと、折れ線13aと折れ線14a間の領域である第2領域3bと、折れ線14aと背面側の辺部3−4間の領域である第3領域3cとに区画されている。折れ線13a、14aは、主板部3の正面側の辺部3−2や背面側の辺部3−4と平行に形成され、正面側の辺部3−2と折れ線13a間の長さh1と背面側の辺部3−4と折れ線14a間の長さh3とは同一に形成され、長さh1及びh3は、折れ線13aと折れ線14a間の長さh2よりも長く形成されている。
また、前面部4は、主板部3の正面側の辺部3−2から折れ線を介して連設された前面部本体4aと、前面部本体4aの主板部3側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部4bと、帯状部4bから折れ線を介して連設された回動片部4cとを有している。前面部本体4aと帯状部4bとで、主構成部4Aが形成される。
ここで、前面部本体4aは、主板部3側の基端側から先端にいくほど幅広となる台形形状(具体的には、等脚台形形状)を呈し、前面部本体4aの幅h11は、側面部5の第3領域21の幅h22と同一(略同一としてもよい)に形成されている。
この前面部本体4aには、容器体2の前面部4における係止舌片27を係合するための被係止部29が形成されている。つまり、被係止部29は、終始端を主板部3側(前壁部4の基端側)に向けたコ字状の切込み29aと、該切込み29aの両側の端部間に設けられた折れ線29bとにより構成されている。
また、帯状部4bは、前面部本体4aの主板部3側とは反対側の辺部に沿って帯状に形成され(先端側の中央には、略U字状の切込み26aを形成することにより凹部が形成されている)、その先端側の両側の角部4b−1、4b−2には、アールが形成されて湾曲して形成されている。この帯状部4bは、容器体2を容器体1に対して被覆した状態とした場合や、容器体1を容器体2に対して被覆した状態とした場合に、容器体2の前面部4の前面部本体4aと重なり合い、また、容器体1を容器体2から分離し、容器半体1−1を容器半体1−2に被覆した場合に、後面部6と重なり合う。
また、回動片部4cは、帯状部4bの左右方向における中央領域から先端側に一対の折れ線27aを介して連設され、折れ線27aよりも外側に突出した突状部26と、突状部26の基端側から突出した係止舌片27とを有している。すなわち、一対の折れ線27a間には、略U字状の切込み26aが形成され、折れ線27aの延長線と切込み26aに囲まれた領域が係止舌片27となる。つまり、切込み26aは、回動片部4cと帯状部4bの境界位置に形成されている。この係止舌片27の左右方向の長さは、コ字状の切込み29aの左右方向の長さ以下の長さに形成されている。なお、回動片部4cを回動しやすいように、一対の折れ線27aに沿って、直線状の切込みK27が形成されている。回動片部4cは、折れ線27aを回動軸として帯状部4bに対して回動する。
また、糊代部8は、前面部本体4aの左右両側の辺部からそれぞれ連設され、台形形状を呈している。左側面側の糊代部(第1糊代部)8は、側面部5の第1領域22と切込みを介して隣接し、右側面側の糊代部(第2糊代部)8は、側面部7の第3領域21と切込みを介して隣接している。
また、側面部(第1側面部)5は、正面側の領域と背面側の領域間に段差が形成された形状を呈し、主板部3の長辺側の辺部3−1と、辺部5−1と、辺部5−2と、辺部5−3と、辺部5−4と、辺部5−5と、辺部5−6と、辺部5−7とで囲まれた形状を呈している。ここで、辺部5−1は、辺部3−1の背面側の端部から鈍角(つまり、角度α3が鈍角)をなして形成された直線状を呈し、辺部5−2は、辺部5−1の主板部3側と反対側の端部から連設され、辺部3−1に平行に形成された直線状を呈し、辺部5−3は、辺部5−2の辺部5−1側とは反対側の端部から形成され、正面側にいくほど辺部3−1から遠ざかるように傾斜した直線状を呈し、辺部5−4は、辺部5−3と辺部5−5間の角部にアールを形成するように曲線状に形成され、辺部5−5は、辺部5−4の辺部5−3側と反対側の端部から連設され、辺部3−1と平行な直線状を呈し、辺部5−6は、辺部5−5と辺部5−7間の角部にアールを形成するように曲線状に形成され、辺部5−7は、辺部5−6の辺部5−5側と反対側の端部から連設されるとともに、辺部3−1の正面側の端部から鈍角(つまり、角度α4が鈍角)をなして形成された直線状を呈している。なお、辺部5−2と辺部5−3とが接する角部5Pの位置は、辺部3−1の前後方向の中央位置3−1Pと前後方向(Y1−Y2方向)において一致している。
また、側面部5には、折れ線13aの端部と角部5P間に形成された折れ線(第3折れ線)13bと、折れ線14aの端部と角部5P間に形成された折れ線(第4折れ線)14bとが形成され、折れ線13bと折れ線14bとはともに辺部3−1に対して傾斜して形成され、左右方向の仮想上の直線に対して対称に形成されている。つまり、折れ線13bと折れ線14bとは、側面部5の先端側に向けて収束状に斜めに形成されている。これにより、側面部5は、折れ線13bよりも正面側の領域である第1領域22と、折れ線13bと折れ線14b間の領域である第2領域19と、折れ線14bよりも背面側の領域である第3領域21とに区画されている。第2領域19は、二等辺三角形(具体的には、直角二等辺三角形)を呈している。
側面部5は、以上のように形成されているので、第1領域22の幅h21(辺部3−1と辺部5−5間の幅)(第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅)は、第3領域21の幅h22(辺部3−1と辺部5−2間の幅)(第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅)よりも長く形成されている。つまり、第1領域22が第3領域21よりも幅広となっていて、第1領域22が幅広部であり、第3領域が幅狭部となっている。
また、後面部6は、主板部3の背面側の辺部3−4から折れ線を介して連設され、主板部3側の基端側から先端にいくほど幅広となる台形形状(具体的には、等脚台形形状)を呈し、後面部6の幅h31(後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅)は、前面部本体4aの幅h11と同一(略同一としてもよい)に形成されている。
この後面部6には、容器体1の前面部4における係止舌片27を係合するための被係止部30が形成されている。つまり、被係止部30は、終始端を主板部3側(後面部6の基端側)に向けたコ字状の切込み30aと、該切込み30aの両側の端部間に設けられた折れ線30bとにより構成されている。この被係止部30は、被係止部29と同一の構成であり、係止舌片27を差込み可能に形成されている。
つまり、後面部6は、前面部本体4aと同一の構成であり、包装容器Aの展開状態において、後面部6と前面部本体4aとは線対称に形成されている。
また、糊代部8は、後面部6の左右両側の辺部からそれぞれ連設され、台形形状を呈している。左側面側の糊代部(第3糊代部)8は、側面部5の第3領域21と切込みを介して隣接し、右側面側の糊代部(第4糊代部)8は、側面部7の第1領域22と切込みを介して隣接している。
なお、糊代部8は、前面部4や後面部6から連設されるものとしたが、側面部5や側面部7から連設させて、前面部4や後面部6に接着する構成としてもよい。
また、側面部(第2側面部)7は、側面部5と点対称である以外は同一の構成である。つまり、側面部7は、正面側の領域と背面側の領域間に段差が形成された形状を呈し、折れ線14cよりも背面側の領域である第1領域22と、折れ線13cと折れ線14c間の領域である第2領域19と、折れ線13cよりも正面側の領域である第3領域21とに区画されている。第2領域19は、二等辺三角形を呈している。つまり、包装容器Aの展開状態において、折れ線(第6折れ線)14cは、折れ線14bと線対称に形成され、折れ線(第5折れ線)13cは、折れ線13bと線対称に形成されている。第1領域22の幅h41(第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅)は、第3領域21の幅h42(第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅)よりも長く形成されている。つまり、第1領域22が第3領域21よりも幅広となっていて、第1領域22が幅広部であり、第3領域が幅狭部となっている。
なお、前面部4の両側の辺部が辺部3−2となす角度(鈍角)α1及びα2と、側面部5の両側の辺部が辺部3−1となす角度(鈍角)α3及びα4と、後面部6の両側の辺部が辺部3−4となす角度(鈍角)α5及びα6と、側面部7の両側の辺部が辺部3−3となす角度(鈍角)α7及びα8とは、同一に形成されている。つまり、α1=α2=α3=α4=α5=α6=α7=α8となっている。
また、幅h11と幅h22と幅h42と幅h31とは、同一(略同一としてもよい)に形成されている。
また、折れ線13aと折れ線13bと折れ線13cとは、連続して形成され、折れ線13aと折れ線13bと折れ線13cとで折れ線10aが形成され、また、折れ線14aと折れ線14bと折れ線14cとは、連続して形成され、折れ線14aと折れ線14bと折れ線14cとで折れ線10bが形成される。
以上のように、側面部5と側面部7においては、幅の大きい大壁部としての第1領域22と、幅の小さい小壁部としての第3領域21とが対向するように形成され、包装容器Aを包装状態にした場合には、包装容器Aの両側の側面は、互い違いに噛み合うようになっている。
次に、容器体2は、容器体1と同一の構成となっている。つまり、容器体2は、主板部3と、前面部4と、側面部5と、側面部7と、後面部6と、糊代部8とを有している。
主板部3は、左右方向に互いに平行な折れ線13a、14aが間隔を介して区画され、主板部3は、第1領域3aと、折れ線13aと折れ線14a間の領域である第2領域3bと、第3領域3cとに区画されている。
また、前面部4は、主板部3の辺部3−2から折れ線を介して連設された前面部本体4aと、前面部本体4aの主板部3側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部4bと、帯状部4bから折れ線を介して連設された回動片部4cとを有している。前面部本体4aには、容器体1の被係止部29と同一の構成の被係止部29が形成されている。
また、側面部5は、主板部3の正面側の領域と背面側の領域間に段差が形成された形状を呈し、折れ線13bと折れ線14bとにより、第1領域22と第2領域19と第3領域21とに区画されている。
また、後面部6には、容器体1の被係止部30と同一の構成の被係止部30が形成されている。
また、側面部7は、容器体2の側面部5と点対称に構成され、折れ線13cと折れ線14cとにより、第1領域22と第2領域19と第3領域21とに区画されている。
また、容器体1と容器体2とは、後面部6の先端辺部6a(辺部3−4側とは反対側の辺部)同士で連設され、容器体1の後面部6の先端辺部6aから折れ線を介して容器体2の後面部6が連設されている。また、この先端辺部6aに沿って、ミシン目状の切目線が形成され、この切目線を破断することにより、容器体1と容器体2とを分離することができる。なお、容器体1の後面部6の先端辺部6aと容器体2の後面部6の先端辺部6aとは共通している。
なお、容器体2においては、主板部3の第1領域3aと、側面部5の第1領域22と、側面部7の第3領域21と、前面部4と、前面部4から連設された糊代部8とで、容器半体2−1が形成され、また、主板部3の第3領域3cと、側面部5の第3領域21と、側面部7の第1領域22と、後面部6と、後面部6から連設された糊代部8とで、容器半体2−2が形成され、また、主板部3の第2領域3bと側面部5の第2領域19と側面部7の第2領域19とで、中間部2−3が形成される。
なお、容器体1及び容器体2において、切込み26a、切込みK27、切込み29a、30a、先端辺部6aに沿って形成された切目線は、ブランクの一方の面から他方の面まで貫通して形成されている。
包装容器Aが組み立てられた状態では、容器体1、容器体2ともに、前面部4の両側から連設された一対の糊代部8における一方は、側面部5(具体的には、第1領域22)の内側の面に接着され、他方は、側面部7(具体的には、第3領域21)の内側の面に接着され、また、後面部6の両側から連設された一対の糊代部8における一方は、側面部5(具体的には、第1領域22)の内側の面に接着され、他方は、側面部7(具体的には、第3領域21)の内側の面に接着されている。これにより、容器体1、容器体2ともに、主板部3側から前面部4、側面部5、7、後面部6の先端側にいくに従い内径が大きくなるように、前面部4、側面部5、7、後面部6が主板部3に対して傾斜して形成される。また、容器体1と容器体2の一方は他方に対して後面部6の先端辺部6aを介して回動可能に形成されている。
なお、包装容器Aは、組み立てられた状態の包装容器Aを開状態として2つの主板部3を同一平面上とした状態(図3において、容器体1の主板部3と容器体2の主板部3とを同一平面上とした状態)や図4に示す展開状態において、点対称の構成となっている。
次に、包装容器Aの使用状態について説明する。包装容器Aを1つの容器として使用する場合には、容器体1と容器体2の一方に被包装物を身(収納する容器)として使用し、他方を蓋として使用する。すなわち、容器体1と容器体2とは、同一の構成であるので、どちらを身、或いは、蓋として使用してもよいが、ここでは容器体1を身とし、容器体2を蓋として使用する場合を説明する。
まず、図3に示すように、容器体2を容器体1に対して開いた状態として、容器体1に被包装物(例えば、フライドポテト、チキンナゲット等)を収納する。
その後、後面部6の先端辺部6aを回動軸として、容器体2を容器体1に対して回動させ、容器体1の開口部と容器体2の開口部を対向させた状態で容器体2を容器体1に重ねて、容器体2により容器体1を被覆した状態とする。
すなわち、容器体1の側面部5及び側面部7における第3領域21の外側に容器体2の側面部5及び側面部7における第1領域22が覆い重なるとともに、容器体2の側面部5及び側面部7における第3領域21の外側に容器体1の側面部5及び側面部7における第1領域22が覆い重なり、容器体1と容器体2とは、側面部5と側面部7とが前後左右で互い違いに相互に噛み合い、強固に嵌合される。つまり、容器体1−1の側面部5の第1領域22と容器体1−2の側面部7の第3領域21とが、該第1領域22が該第3領域21の外側に被さった状態で対向するとともに、容器体1−1の側面部7の第1領域22と容器体1−2の側面部5の第3領域21とが、該第1領域22が該第3領域21の外側に被さった状態で対向し、また、容器体1−2の側面部5の第1領域22と容器体1−1の側面部7の第3領域21とが、該第1領域22が該第3領域21の外側に被さった状態で対向するとともに、容器体1−2の側面部7の第1領域22と容器体1−1の側面部5の第3領域21とが、該第1領域22が該第3領域21の外側に被さった状態で対向する。
また、前面部4側については、下側となる容器体1の前面部4の外側に上側となる容器体2の前面部4を重ねる状態とし、容器体2の前面部4の帯状部4bが容器体1の前面部4の前面部本体4aの外側の面に当接させ、これにより、容器体1の前面部4の帯状部4bが容器体2の前面部4の前面部本体4aの内側の面に当接するが、上側となる容器体2の前面部4の外側に下側となる容器体1の前面部4を重ねる状態としてもよい。
このように、容器体1と容器体2を重ねた状態では、側面においては、第3領域21に第1領域22が覆い重なり、前面部4側では、一方の前面部4が他方の前面部4に覆い重なることにより、容器体1、2の周囲がより確実に封止される。特に、帯状部4bが前面部本体4aに対して折曲するので、帯状部4bが他方の前面部4の前面部本体4aの外側の面に平行に該外側の面に接するので、前面側の封止を確実にすることができる。
次に、容器体1の前面部4の被係止部29に、容器体2の係止舌片27を差し込み、係止舌片27と被係止部29とを係合させ、容器体2の開動を制止し、持ち運びを可能とする。以上のようにして、包装容器Aが包装状態となる。
なお、係止舌片27の差込み操作をする際には、まず、回動片部4cの突状部26側を折れ線27aを軸に外側へ揺動させると、係止舌片27は内側へ回動し、前面部4の外側の面に対して起立した状態となるので、被係止部30への差込みが容易となり、差込み後に、突状部26を内側へ回動させれば、係止舌片27は、容器体1の前面部4の前面部本体4aの内側面に沿って重なり、係合がより確実となる。
そして、被包装物を取り出す際は、先ず容器体2の前面部4の回動片部4cにおける突状部26の先端側を持ち上げ、外側に回動させて、係止舌部27と被係止部29の係合を解除し、その後、容器体2を回動させて、容器体1の開口を開放する。
また、被包装物が食品で、複数人で食する等容器体1と容器体2をともに被包装物を収納する容器として使用する場合には、後面部6の先端辺部6aに沿って形成された切目線を破断し、図7に示されるように、容器体1と容器体2に分離し、容器体1内の被包装物の一部を容器体2に取り分ける。
また、容器体1と容器体2のそれぞれに収納された被包装物を包装する場合(容器体1と容器体2のそれぞれを1つの容器として使用する場合)には、容器体を二つ折りにし、図8、図9に示すように、容器半体1−1(2−1)を容器半体1−2(2−2)に被覆した状態として被包装物を包装することにより容器体の包装状態とする。
容器体1と容器体2とは同一の構成であり、容器体を包装状態とする工程も同一であるので、容器体1を例に取って説明すると、容器半体1−1を中間部1−3を介して容器半体1−2側に回動させることにより、容器半体1−1が中間部1−3に対して折曲し(つまり、主板部3においては、第1領域3aが第2領域3bに対して折曲し、側面部5においては、第1領域22が第2領域19に対して折曲し、側面部7においては、第3領域21が第2領域19に対して折曲する)、さらに、中間部1−3が容器半体1−2に対して折曲して(つまり、主板部3においては、第2領域3bが第3領域3cに対して折曲し、側面部5においては、第2領域19が第3領域21に対して折曲し、側面部7においては、第2領域19が第1領域22に対して折曲する)、容器半体1−1が容器半体1−2を覆う状態となり(つまり、容器半体1−1が容器半体1−2に対して閉状態となる)、容器体1が二つ折りの状態となる。なお、容器体1を二つ折りの状態とする場合には、予め容器体1の包装状態で底面側となる第3領域3c側に被包装物を集めておくことが好ましい。
次に、容器半体1−1が容器半体1−2を覆う状態としたら、係止舌片27を被係止部30に差し込んで係止させることにより、容器体1の二つ折りの状態を保持させて容器体を包装状態とする。
なお、容器体の包装状態では、側面部7の第3領域21の外側に側面部7の第1領域22が覆い重なり、側面部5の第1領域22が側面部5の第3領域21の外側に覆い重なり、前面部4の帯状部4bが後面部6の外側に覆い重なるので、容器体1の周囲がより確実に封止される。つまり、側面部5の第1領域22と側面部の第3領域21とが、側面部5の第1領域22が側面部5の第3領域21の外側に被さった状態で対向し、側面部7の第1領域22と側面部7の第3領域21とが、側面部7の第1領域22が側面部7の第3領域21の外側に被さった状態で対向する。
また、容器体の包装状態では、側面部5と側面部7は、第2領域19が主板部3の第2領域3bに対して外側に折曲するとともに第3領域21の内側に折り返された状態となって、折り畳まれた状態となっているが、第2領域19は二等辺三角形に形成されているので、容器半体1−1を容器半体1−2側に回動させる操作を行なうことにより、2つの第2領域19が主板部3の第2領域3bに対して外側に折曲するので、側面部5と側面部7の折り畳みを容易とすることができる。
以上のようにして、容器体1において、容器半体1−2を身として使用し、容器半体1−1を蓋として使用して包装状態とすることができる。
なお、側面部5と側面部7において、第2領域19は二等辺三角形であるとしたが、等脚台形の形状としてもよい。
上記のように、容器体1と容器体2のそれぞれを包装状態とすることができるので、例えば、容器体1と容器体2に取り分けられた食品をそれぞれ包装して持ち運ぶことができ、また、容器体1や容器体2に取り分けられた食品を食べ残したとしても、包装して持ち帰ることができる。
以上のように、包装容器Aによれば、包装容器Aは、容器体1及び容器体2の一方を被包装物を収納する身として使用する容器体として使用し、他方を該容器体の蓋として使用することができるので、1つの蓋付きの容器として使用できるとともに、2つの容器体が分離可能で、かつ、各容器体が身と蓋とを有する蓋付きの容器として使用することができ、包装容器Aに収納された被包装物を2つの容器体1、2に取り分け、容器体1と容器体2とをそれぞれ身と蓋とを有する容器状として包装状態にして持ち運ぶことが可能となる。
なお、上記の説明において、図4〜図6の展開図においては、包装容器Aの外側の面が表れ、図4〜図6の右側が容器とした場合の左側面側となり、図4〜図6の左側が容器とした場合の右側面側となるとしたが、図4〜図6の展開図において、包装容器Aの内側の面が表れているものとし、図1〜3に示す構成に対して左右対称の構成としてもよい。つまり、その場合には、例えば、図3における容器体1では、右側面側の側面部において、正面側に第1領域(つまり、幅広の部分)が存在するとともに背面側に第3領域(つまり、幅狭の部分)が存在し、左側面側の側面部において、正面側に第3領域が存在するとともに背面側に第1領域が存在することになる。
A 包装容器
1、2 容器体
1−1、1−2、2−1、2−2 容器半体
1−3 中間部
3 主板部
3a、22 第1領域
3b、19 第2領域
3c、21 第3領域
4 前面部
4a 前面部本体
4b 帯状部
4c 回動片部
5、7 側面部
6 後面部
8 糊代部
26 突状部
27 係止舌片
29、30 被係止部
10a、10b、13a、13b、13c、14a、14b、14c 折れ線

Claims (5)

  1. 第1容器体と、第1容器体と同一の構成の第2容器体とを有し、1枚のシート状のブランクにより形成された包装容器であって、
    第1容器体と第2容器体のそれぞれが、
    方形状の主板部で、主板部の正面側の辺部及び背面側の辺部と平行に形成された第1折れ線と第1折れ線と平行に形成された第2折れ線とが形成され、主板部の正面側の辺部と第1折れ線間の長さと主板部の背面側の辺部と第2折れ線間の長さとが略同一に形成された主板部と、
    主板部の正面側の辺部から連設された前面部で、主板部の正面側の辺部から連設された主構成部で、他の容器体の係止舌片を係止するための被係止部が形成された主構成部と、主構成部の主板部側とは反対側の端部に折れ線を介して回動自在の回動片部で、主構成部側に係止舌片を有する回動片部とを有する前面部と、
    主板部の正面側の辺部に隣接した2つの辺部のうちの一方の辺部から連設された第1側面部で、第1折れ線から連続して形成された第3折れ線と第2折れ線から連続して形成された第4折れ線とが形成され、第3折れ線と第4折れ線とは、第3折れ線と第4折れ線間の長さが主板部からの距離が長くなるに従い短くなるように傾斜するとともに、第3折れ線と第4折れ線が線対称となるように形成され、第3折れ線よりも正面側の領域である第1領域と、第3折れ線と第4折れ線の間の領域である第2領域と、第4折れ線よりも背面側の領域である第3領域とに区画され、第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅が、第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成された第1側面部と、
    主板部の正面側の辺部に隣接した2つの辺部のうちの他方の辺部から連設され、主板部を介して第1側面部と点対称に形成された第2側面部で、第1折れ線から連続して形成された第5折れ線と第2折れ線から連続して形成された第6折れ線とが形成され、第5折れ線と第6折れ線とは、第5折れ線と第6折れ線間の長さが主板部からの距離が長くなるに従い短くなるように傾斜するとともに、第5折れ線と第6折れ線が線対称となるように形成され、第6折れ線よりも背面側の領域である第1領域と、第5折れ線と第6折れ線の間の領域である第2領域と、第5折れ線よりも正面側の領域である第3領域とに区画され、第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅が、第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成された第2側面部と、
    主板部の背面側の辺部から連設され、前面部の係止舌片を係止するための被係止部が形成された後面部と、
    を有し、
    後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅と、第1側面部の第3領域及び第2側面部の第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅とが略同一に形成され、前面部の主構成部における主板部側の端部である基端から先端までの幅は、後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成され、
    前面部と一対の側面部と後面部において、主板部から伸びる両側の辺部が主板部の辺部に対して鈍角をなすことにより、前面部と一対の側面部と後面部とが主板部に対して外側に傾斜して形成され、
    第1容器体と第2容器体とが、後面部の先端辺部で連設され、該先端辺部に沿って切目線が形成され、
    包装容器を1つの容器として使用する場合には、第1容器体と第2容器体とを対向して重ね合わせ、一方の容器体の前面部を他方の容器体の前面部に被せた状態とし、一方の容器体の前面部の回動片部に設けられた係止舌片を他方の容器体の前面部の被係止部に係止することにより、包装容器を包装状態とし、包装容器の包装状態においては、両側の側面において、一方の容器体の第1側面部の第1領域と他方の容器体の第2側面部の第3領域とが、一方の容器体の第1側面部の第1領域が他方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、一方の容器体の第2側面部の第1領域と他方の容器体の第1側面部の第3領域とが、一方の容器体の第2側面部の第1領域が他方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、他方の容器体の第1側面部の第1領域と一方の容器体の第2側面部の第3領域とが、他方の容器体の第1側面部の第1領域が一方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、他方の容器体の第2側面部の第1領域と一方の容器体の第1側面部の第3領域とが、他方の容器体の第2側面部の第1領域が一方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、
    切目線を破断することにより第1容器体と第2容器体を分離して各容器体を1つの容器として使用する場合には、前面部を後面部側に回動させて、主板部の第1領域と第1側面部の第1領域と第2側面部の第3領域とからなる第1容器半体を主板部の第3領域と第1側面部の第3領域と第2側面部の第1領域とからなる第2容器半体に対向して重ね合わせ、前面部を後面部に被せた状態とし、前面部の回動片部に設けられた係止舌片を後面部の被係止部に係止することにより、容器体を包装状態とし、容器体の包装状態においては、第1側面部の第1領域と第1側面部の第3領域とが、第1側面部の第1領域が第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、第2側面部の第1領域と第2側面部の第3領域とが、第2側面部の第1領域が第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、第1側面部の第2領域及び第2側面部の第2領域は、主板部の第2領域に対して外側の折曲された状態となることを特徴とする包装容器。
  2. 前面部の回動片部における係止舌片は、回動片部と主構成部間の一対の折れ線の間に主構成部側に突出した形状の切込みを形成することにより設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 前面部は、主板部の正面側の辺部から連設された前面部本体と、前面部本体の主板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部とを有し、前面部本体における主板部側の端部である基端から先端までの幅は、後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅と略同一であり、主構成部に形成された被係止部は、前面部本体に形成され、係止舌片を形成するための切込みは、帯状部との境界位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の包装容器。
  4. 第1容器体と、第1容器体と同一の構成の第2容器体とを有し、1枚のシート状のブランクにより形成された包装容器であって、
    第1容器体と第2容器体のそれぞれが、
    方形状の主板部で、主板部の正面側の辺部及び背面側の辺部と平行に形成された第1折れ線と第1折れ線と平行に形成された第2折れ線とが形成され、主板部の正面側の辺部と第1折れ線間の長さと主板部の背面側の辺部と第2折れ線間の長さとが略同一に形成された主板部と、
    主板部の正面側の辺部から連設された前面部で、主板部の正面側の辺部から連設された前面部本体で、他の容器体の係止舌片を係止するための被係止部が形成された前面部本体と、前面部本体の主板部側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された帯状部と、帯状部の前面部本体側とは反対側の端部に一対の折れ線を介して回動自在の回動片部で、一対の折れ線の間に帯状部側に突出した形状の切込みを形成することにより設けられた係止舌片を有する回動片部とを有する前面部と、
    主板部の正面側の辺部に隣接した2つの辺部のうちの一方の辺部から連設された第1側面部で、第1折れ線から連続して形成された第3折れ線と第2折れ線から連続して形成された第4折れ線とが形成され、第3折れ線と第4折れ線とは、第3折れ線と第4折れ線間の長さが主板部からの距離が長くなるに従い短くなるように傾斜するとともに、第3折れ線と第4折れ線が線対称となるように形成され、第3折れ線よりも正面側の領域である第1領域と、第3折れ線と第4折れ線の間の領域である第2領域と、第4折れ線よりも背面側の領域である第3領域とに区画され、第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅が、第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成された第1側面部と、
    主板部の正面側の辺部に隣接した2つの辺部のうちの他方の辺部から連設され、主板部を介して第1側面部と点対称に形成された第2側面部で、第1折れ線から連続して形成された第5折れ線と第2折れ線から連続して形成された第6折れ線とが形成され、第5折れ線と第6折れ線とは、第5折れ線と第6折れ線間の長さが主板部からの距離が長くなるに従い短くなるように傾斜するとともに、第5折れ線と第6折れ線が線対称となるように形成され、第6折れ線よりも背面側の領域である第1領域と、第5折れ線と第6折れ線の間の領域である第2領域と、第5折れ線よりも正面側の領域である第3領域とに区画され、第1領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅が、第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅よりも長く形成された第2側面部と、
    主板部の背面側の辺部から連設され、前面部の係止舌片を係止するための被係止部が形成された後面部と、
    を有し、
    前面部本体における主板部側の端部である基端から先端までの幅と、後面部における主板部側の端部である基端から先端までの幅と、第1側面部の第3領域及び第2側面部の第3領域における主板部側の端部である基端から先端までの幅とが略同一に形成され、
    前面部と一対の側面部と後面部において、主板部から伸びる両側の辺部が主板部の辺部に対して鈍角をなすことにより、前面部と一対の側面部と後面部とが主板部に対して外側に傾斜して形成され、
    第1容器体と第2容器体とが、後面部の先端辺部で連設され、該先端辺部に沿って切目線が形成され、
    包装容器を1つの容器として使用する場合には、第1容器体と第2容器体とを対向して重ね合わせ、一方の容器体の前面部を他方の容器体の前面部に被せた状態とし、一方の容器体の前面部の回動片部に設けられた係止舌片を他方の容器体の前面部の被係止部に係止することにより、包装容器を包装状態とし、包装容器の包装状態においては、両側の側面において、一方の容器体の第1側面部の第1領域と他方の容器体の第2側面部の第3領域とが、一方の容器体の第1側面部の第1領域が他方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、一方の容器体の第2側面部の第1領域と他方の容器体の第1側面部の第3領域とが、一方の容器体の第2側面部の第1領域が他方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、他方の容器体の第1側面部の第1領域と一方の容器体の第2側面部の第3領域とが、他方の容器体の第1側面部の第1領域が一方の容器体の第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向するとともに、他方の容器体の第2側面部の第1領域と一方の容器体の第1側面部の第3領域とが、他方の容器体の第2側面部の第1領域が一方の容器体の第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、
    切目線を破断することにより第1容器体と第2容器体を分離して各容器体を1つの容器として使用する場合には、前面部を後面部側に回動させて、主板部の第1領域と第1側面部の第1領域と第2側面部の第3領域とからなる第1容器半体を主板部の第3領域と第1側面部の第3領域と第2側面部の第1領域とからなる第2容器半体に対向して重ね合わせ、前面部を後面部に被せた状態とし、前面部の回動片部に設けられた係止舌片を後面部の被係止部に係止することにより、容器体を包装状態とし、容器体の包装状態においては、第1側面部の第1領域と第1側面部の第3領域とが、第1側面部の第1領域が第1側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、第2側面部の第1領域と第2側面部の第3領域とが、第2側面部の第1領域が第2側面部の第3領域の外側に被さった状態で対向し、第1側面部の第2領域及び第2側面部の第2領域は、主板部の第2領域に対して外側の折曲された状態となることを特徴とする包装容器。
  5. 前面部と第1側面部のいずれか一方から第1糊代部が連設され、第1糊代部が前面部と第1側面部の他方に接着され、前面部と第2側面部のいずれか一方から第2糊代部が連設され、第2糊代部が前面部と第2側面部の他方に接着され、後面部と第1側面部のいずれか一方から第3糊代部が連設され、第3糊代部が後面部と第1側面部の他方に接着され、後面部と第2側面部のいずれか一方から第4糊代部が連設され、第4糊代部が後面部と第2側面部の他方に接着されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の包装容器。
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