JP3633834B2 - 包装容器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は包装容器に係り、特に、ファーストフード店においてホットケーキやピザパイあるいはお好み焼きといった形状が偏平な食品を包装するのに適した包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、容器のリサイクルがあらゆる分野で推し進められている。これを受けて連日大量の容器を使用するファーストフード店でも合成樹脂製のものから紙製のものへの転換が進められている。例えば、従来収納部と蓋とがヒンジで連結された合成樹脂製の容器が使用されていたが、現在ではそれを廃して不透水性処理を施した包装紙を使用し、食品を容器に納めるといった形態から包装紙で単に包むといった形態に移行している。
【0003】
ところが、ファーストフード店で提供される食品の形状は、例えばハンバーガーに代表されるような比較的高い保形性を有するものから、例えばホットケーキやピザパイ等、形状が偏平であるが故に保形性の低いものまで種々ある。このため、ファーストフード店においては全ての食品に対して一律に同種の包装形態を適用することは好まれない。
【0004】
そこで、上記したような保形性の低い食品については、やはり前記のような収納部と蓋とがヒンジで連結された容器が適することから、材質を紙としたそのような形態を有する容器を使用することが考えられる。
【0005】
ところが、上記に例示したような形状が偏平な食品の場合、ハンバーガー等と異なり、食するときにはまず食べ易い大きさに切ったり、あるいは、一つの容器に複数枚の食品が収納されたときには1枚ずつ広げたりといったことが行われることから、そのような作業を行うには、上記の容器では収納部と蓋とが開蓋時に平面状にならないため不便である。
【0006】
そこで、収納部と蓋とが開蓋時に平面状になるような容器の採用が考えられる。従来、その種の包装容器としては、例えば実公昭54−30076号公報や実公昭56−54169号公報に開示された容器がある。前者は、二重折詰弁当の包装容器に関し、収納された2個の折箱を膝上ででも並べて置くことができるように容器をテーブル又は盆の代用として使用することが可能であり、また弁当を収納した状態にあっては埃が入らないように密閉状態を保つことのできるものである。一方、後者は、原紙等の材料を大幅に節約して効率のよい板取りを実現するとともに、収納箱としての機能も十分に備えた堅牢な収納箱に関するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の容器にあっては、開蓋時には収納部と蓋とが平面状になるので食品を食する時に都合がよいが、閉蓋時には収納部が密閉されてしまうため、特に調理直後の食品を収納すると、食品から発生する蒸気が容器内部に充満し、これによって食品が蒸れて品質が損なわれるという問題があった。また、底板と蓋板との間に位置する連結板の両側縁に形成された折込板が容器内部にのみ折り込まれるものであるため閉蓋作業に結構手間取ることとなり、特に混雑時のファーストフード店では素早く顧客を捌く必要があるにもかかわらずそれに対応できないといった問題があった。
【0008】
本発明はかかる問題を解消するためになされたものであって、その目的は、内部に収納された食品から発生する蒸気を効率よく容器外に排気し、食品が蒸れるのを防ぐことができるとともに、閉蓋作業の容易性と容器の堅牢性の両方を図った包装容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の包装容器は、底板と蓋板とが連結板を介して一列に連設されるとともにこれら各板同士の境界にはそれぞれ折り目が形成され、前記底板と蓋板の各自由端には相互に係合し合う係合板がそれぞれ折り目を介して連設され、前記底板の両側縁にはそれぞれ側壁板が折り目を介して連設され、前記蓋板の両側縁にはそれぞれ覆板が折り目を介して連設され、前記連結板の両側縁には折り目を介してそれぞれ折込板が前記側壁板及び前記覆板と折り目を介して一体に形成されてなる包装容器において、前記側壁板と前記覆板の各端縁部にそれぞれ切欠部が相互に対応するように形成され、前記連結板、側壁板及び係合板で囲まれる底板上の収納空間を前記蓋板で閉じるとともに側壁板と覆板とを互いの切欠部を介して交差させるように重合させた際に、側壁板の切欠部と覆板の切欠部とが重なり合い、これにより相互の切欠部の最深部同士間に脱気用通孔が形成されることを特徴とするものである。
【0012】
この発明によれば、底板、連結板、蓋板が一列に平面状に展開されるため、その上に食品を自由に広げることができる。また、閉蓋時に脱気用通孔が形成されるため、調理直後の食品を収納しても食品から発生する蒸気が脱気用通孔から容器外に排気される。さらに、脱気用通孔は、側壁板と覆板の各端縁部にそれぞれ形成された切欠部で形成されるものであって、容器を構成する各板のいずれかに通孔を穿設することで形成されるものではないため、容器製造の最初に行われる原板からの打ち抜き工程において、切欠部形成時に発生する打ち抜き屑を容器の搬送路の両側縁から排出することができ、打ち抜き屑が包装容器とともに搬送されて容器間に混入するといった不都合を回避することができる。またさらに、側壁板と覆板とを互いの切欠部を介して交差させるように重合させるため、側壁板の外側に覆板を単に重合させた場合に比べて、容器側面部分の強度が高いものとなる。
【0013】
また、本発明の包装容器において、前記連結板、側壁板及び係合板で囲まれる底板上の収納空間を前記蓋板で閉じた際、前記折込板が前記連結板の外面側から突出する方向に折り込まれるようになされたものとすると、折込板が容器内に折り込まれる場合に比べて折込板が邪魔にならず、迅速に閉蓋作業を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態の一例を示す包装容器の展開図、図2は、閉蓋状態を示す包装容器の斜視図、図3乃至図5は、それぞれ閉蓋する途中を示す包装容器の斜視図である。
【0016】
この包装容器1は、例えばホットケーキやピザパイ或いはお好み焼き等、形状が偏平な食品を包装するものであって、紙製の原板から図1に示す展開図に従って打ち抜いた後、折り目に沿って各板を折るとともに所定個所を糊付けして組み立てられる。上記原板としては、例えば表ライナー、中芯、裏ライナーの3層構造のものが採用され得る。その場合、図示は省略するが、表ライナーの表面には、例えば商品名や販売会社のロゴが印刷され、中芯は、表裏両ライナー間に断熱層としての空気層を形成しうるよう、例えば波形に形成される。裏ライナーは、表ライナーと同様のものであるが印刷は施されなくともよい。表裏両ライナーともその表面には、食品から発生する水分や油分が浸透しないよう適宜の被膜、例えばポリエチレン等の被膜が形成されている。なお、原板は上記した構成のものに限定されるものではなく、例えば表ライナーと中芯の2層構造でもよいし、また材質も紙に限定されず、リサイクルに対応できる合成樹脂であってもよい。
【0017】
この包装容器1は、図1の展開図において示すように、底板2、蓋板3、連結板4、一対の係合板5,6、一対の側壁板7,8、一対の覆板9,10、一対の折込板11,12、及び二対の貼着板13,14,15,16から構成されている。
【0018】
底板2と蓋板3とは略同形状であり、通常、正方形或いは長方形とされるが、両者は相互に略同形状であれば、正方形或いは長方形に限定されず、例えば台形、多角形等の他の形状であってもよい。
【0019】
このようになる底板2と蓋板3とは、連結板4を介して一列に連設されるとともにこれら各板2,3,4同士の境界にはそれぞれ折り目a,bが形成されている。連結板4は、通常細長い長方形状とされるが、その幅は収納する食品の厚みを考慮して決定すればよい。
【0020】
また、底板2と蓋板3の各自由端(それぞれ連結板4の反対側の端)には相互に係合し合う係合板5,6がそれぞれ折り目c,dを介して連設されている。これら係合板5,6の形状は、この種の包装容器や包装箱において従来から汎用されている形状でよく、図示例に限定されるものではない。本例の場合、底板2側の係合板5にはその端縁に係合雌部51を形成し、蓋体3側の係合板6にはその端縁に前記係合雌部51と係合する係合雄部61を形成しているが、これに代えて、図示はしないが、例えば、いずれか一方の係合板5(6)にスリットを形成し、他方の係合板6(5)にそのスリットに差し込み係合可能な差し込み片を形成してもよい。
【0021】
底板2の両側縁にはそれぞれ側壁板7,8が折り目e,fを介して連設され、蓋板3の両側縁にはそれぞれ覆板9,10が折り目g,hを介して連設されている。側壁板7,8はその高さ寸法が連結板4の幅寸法より小さく設定されており、一方覆板9,10はその高さ寸法が側壁板7,8のそれより大きく且つ連結板4の幅寸法よりわずかに小さく設定されている。なお、側壁板7,8及び覆板9,10の各高さ寸法は上記した例に限定されるものではなく、側壁板7,8と覆板9,10とが、閉蓋時に重合し得る範囲内で適宜決定すればよい。
【0022】
このようになる側壁板7,8,及び覆板9,10の各端縁部には、それぞれ切欠部17,18,19,20が相互に対応するように形成されている。側壁板7,8に形成される切欠部17,18は略Vの字状であって、角部は曲線で構成されている。一方、覆板9,10に形成される切欠部19,20も略Vの字状であって、角部は曲線で構成されているが、その切込深さは、側壁板7,8側の切欠部17,18のそれよりも深く設定されている。これら切欠部17,18,19,20が上記のように形成されていることで、図2に示すように、閉蓋時に側壁板7,8の切欠部17,18と覆板9,10の切欠部19,20とが重なり合い、これにより相互の切欠部17,19及び18,20の最深部同士間に脱気用通孔21,21が形成される。なお、上記したように、閉蓋時に相互の切欠部17,19及び18,20の最深部同士間に脱気用通孔21,21が形成されるのであれば、各切欠部17,18,19,20の形状は前記したような略Vの字状に限定されず、例えば略Uの字状や略三角形状等任意の形状でよい。また、その切込深さも、側壁板7,8及び覆板9,10の各高さ寸法及び脱気用通孔21の希望寸法のそれぞれに応じて適宜決定すればよい。
【0023】
前記連結板4の両側縁には折り目i,jを介してそれぞれ折込板11,12が側壁板7,8及び覆板9,10と折り目k,l,m,nを介して一体に形成されている。この折込板11,12には、その端縁中央部から略Uの字状の切込22,23が形成されるとともに、この切込22,23の底部近傍に向かって上記折り目k,l,m,nの各交点から折り目o,p,q,rが形成されている。上記切込22,23は、閉蓋時に折込板11,12が折り目k,l,m,n,o,p,q,rで折り曲げられて円滑に包装容器1内に折り込まれるようにするため形成されるもので、この目的に適うのであれば略Uの字状に限らず、例えば略Vの字状あるいは他の形状であってもよい。
【0024】
側壁板7,8及び覆板9,10の、それぞれ折込板11,12の反対側の端縁には、折り目s,t,u,vを介して貼着片13,14,15,16が連設されている。これら貼着片13,14,15,16は前記係合板5,6とは連設されておらず、両者間は切目α,β,γ,δとされている。そして各貼着片13,14,15,16の外面全体と係合板5,6の各内面端縁部とを貼着することで、包装容器1が開蓋状態に組み立てられる。なお、折り目s,t,u,vを切目としてα,β,γ,δを折り目としてもよい。
【0025】
次に、上記のようになる包装容器1を用いて例えばホットケーキ等の形状が偏平な食品Hを複数枚(図示例では3枚)包装する手順を図3乃至図5を参照して説明する。
【0026】
まず、図3に示すように、底板2上に食品Hを重ねた状態で載置し、連結板4及び蓋板3をそれぞれ折り目a,bで順次折り曲げる。この動作に伴って、図3及び図5に示すように、折込板11,12がその内部の折り目o,p,q,r及びその周囲の折り目k,l,m,nで折り曲げられて容器内部に折り込まれていく。このとき、折込板11,12には前記したように切込22,23が設けられているためその折り込み動作は円滑に行われる。
【0027】
そして、最後に係合板5,6同士を係合(係合雌部51と係合雄部61とを係合)させることにより包装容器1は閉蓋状態となり、包装容器1による食品Hの包装を完了する。ここで、食品を包装した状態で包装容器を積み重ねる際に堅牢性を得るうえから、閉蓋途中において、図2に示すように、側壁板7,8と覆板9,10とを互いの切欠部17,18,19,20を介して交差するように重合させる。なお、側壁板7,8と覆板9,10との交差形態は図示例のものに限定されず、図示例と逆の形態で側壁板7,8と覆板9,10とを互いの切欠部17,18,19,20を介して交差させてもよい。
【0028】
次に、本発明の他の実施の形態について図6乃至図10を参照して説明する。図6は、包装容器の展開図、図7乃至図9は、それぞれ閉蓋する途中を示す包装容器の斜視図、図10は、閉蓋を完了した状態を示す包装容器を連結板側から見た斜視図である。
【0029】
この実施の形態における包装容器1Aは、上記で説明した図1乃至図5に示す包装容器1と、折込板11A,12Aの形態において最も相違し、この相違に伴い側壁板7A,8A及び覆板9A,10Aの形状が若干相違するものであり、その余の構成は上記した例の包装容器1と同じである。したがって、ここでは相違点のみを説明する。なお、上記した例の包装容器1のものと同一の構成部材,部位及び要素には同一符号を付している。
【0030】
この例における折込板11A,12Aは、台形状に形成され、その高さ寸法は側壁板7A,8Aのそれよりも小さく設定されている。折込板11A,12Aの内部には、前記の例で示したような折り目はない。このようになる折込板11A,12Aは、側壁板7A,8A及び覆板9A,10Aとそれぞれ折り目k,l,m,nを介して連設されている。このため側壁板7A,8Aの端縁が、切欠部17,18から連結板4寄りの部分において折込板11A,12A側に下る傾斜辺とされ、これと同様に、覆板9A,10Aの端縁も連結板4寄りの部分において折込板11A,12A側に下る傾斜辺とされている。
【0031】
次に、上記のようになる包装容器1Aを用いて前記食品Hを複数枚(図示例では3枚)包装する手順を図7乃至図10を参照して説明する。
【0032】
まず、図7に示すように、底板2上に食品Hを重ねた状態で載置し、連結板4及び蓋板3をそれぞれ折り目a,bで順次折り曲げる。この動作に伴って、図7及び図9に示すように、折込板11A,12Aが、側壁板7A,8A及び覆板9A,10Aとの境界の折り目k,l,m,nが谷折り(容器の外側に向かって山部が突出する折れ方)されて、容器外部に突出する方向に折り込まれていく。そして、最後に係合板5,6同士を係合させることにより包装容器1Aは閉蓋状態となり、包装容器1Aによる食品Hの包装を完了する。この状態において、折込板11A,12Aは最終的に、図10に示すように、連結板4の外面側から突出する方向に折り込まれることとなる。ここで、食品を包装した状態で包装容器を積み重ねる際に、堅牢性を得るうえから、閉蓋途中において、図2で示した場合と同様に、側壁板7A,8Aと覆板9A,10Aとを互いの切欠部17,18,19,20を介して交差するように重合させる。これにより、容器の側面に脱気用通孔21,21が切欠部17,18,19,20により形成される。
【0033】
この例においては、折込板11A,12Aが容器外に突出する方向に折り込まれるため折込板が容器内に折り込まれる場合に比べて折込板11A,12Aが邪魔にならず、迅速に閉蓋作業を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の包装容器は、底板、連結板、蓋板が一列に平面状に展開されるため、その上に食品を自由に広げることができる。したがって、食品を食するときに盆の代用とすることができる。
【0035】
また、閉蓋時に脱気用通孔が形成されるものであるため、調理直後の食品を収納しても食品から発生する蒸気が脱気用通孔から容器外に排気される。したがって、蒸気により食品が蒸れて品質が損なわれるといったおそれがない。
【0036】
さらに、脱気用通孔は、側壁板と覆板の各端縁部にそれぞれ形成された切欠部で形成されるものであって、容器を構成する各板のいずれかに通孔を穿設することで形成されるものではないため、容器製造の最初に行われる原板からの打ち抜き工程において、切欠部形成時に発生する打ち抜き屑を容器の搬送路の両側縁から排出することができ、打ち抜き屑が包装容器とともに搬送されて容器間に混入するといった不都合を回避することができる。したがって、食品衛生上安全に製造することができる。
【0037】
またさらに、側壁板と覆板とを互いの切欠部を介して交差させるように重合させているので、側壁板の外側に覆板を単に重合させる場合に比べて、容器側面部分の強度が高いものとなる。したがって、食品を包装した状態(閉蓋状態)で多数の包装容器を積み重ねた際に、下段に位置する包装容器が潰れてしまうといったおそれがない。
【0038】
加えて、閉蓋状態において折込板が連結板の外面側から突出する方向に折り込まれるようになされたものとすると、折込板が容器内に折り込まれる場合に比べて折込板が邪魔にならず、迅速に閉蓋作業を行うことができる。したがって、片手ででも閉蓋することができ、作業性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す包装容器の展開図である。
【図2】閉蓋状態の一例を示す包装容器の斜視図である。
【図3】閉蓋する途中を示す包装容器の斜視図である。
【図4】閉蓋する途中を示す包装容器の斜視図である。
【図5】閉蓋する途中を示す包装容器の一部破断斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の例を示す包装容器の展開図である。
【図7】図6に示す包装容器を閉蓋する途中を示す斜視図である。
【図8】図6に示す包装容器を閉蓋する途中を示す斜視図である。
【図9】図6に示す包装容器を閉蓋する途中を示す斜視図である。
【図10】図6に示す包装容器の閉蓋を完了した状態を示す、連結板側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1,1A 包装容器
2 底板
3 蓋板
4 連結板
5,6 係合板
7,8 側壁板
9,10 覆板
11,12 折込板
17,18,19,20切欠部
21 脱気用通孔
a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,m,n折り目
Claims (2)
- 底板と蓋板とが連結板を介して一列に連設されるとともにこれら各板同士の境界にはそれぞれ折り目が形成され、前記底板と蓋板の各自由端には相互に係合し合う係合板がそれぞれ折り目を介して連設され、前記底板の両側縁にはそれぞれ側壁板が折り目を介して連設され、前記蓋板の両側縁にはそれぞれ覆板が折り目を介して連設され、前記連結板の両側縁には折り目を介してそれぞれ折込板が前記側壁板及び前記覆板と折り目を介して一体に形成されてなる包装容器において、
前記側壁板と前記覆板の各端縁部にそれぞれ切欠部が相互に対応するように形成され、前記連結板、側壁板及び係合板で囲まれる底板上の収納空間を前記蓋板で閉じるとともに側壁板と覆板とを互いの切欠部を介して交差させるように重合させた際に、側壁板の切欠部と覆板の切欠部とが重なり合い、これにより相互の切欠部の最深部同士間に脱気用通孔が形成されることを特徴とする包装容器。 - 前記連結板、側壁板及び係合板で囲まれる底板上の収納空間を前記蓋板で閉じた際、前記折込板が前記連結板の外面側から突出する方向に折り込まれるようになされたことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
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