JP2001088826A - 包装容器 - Google Patents
包装容器Info
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- JP2001088826A JP2001088826A JP26439499A JP26439499A JP2001088826A JP 2001088826 A JP2001088826 A JP 2001088826A JP 26439499 A JP26439499 A JP 26439499A JP 26439499 A JP26439499 A JP 26439499A JP 2001088826 A JP2001088826 A JP 2001088826A
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Abstract
収納された食品から発生する蒸気を効率よく容器外に排
気し、食品が蒸れるのを防ぐことができるとともに、閉
蓋作業の容易性と容器の堅牢性の両方を図った包装容器
を提供する。 【解決手段】 底板2と底板2と同形状の蓋板3とが連
結板4を介して一列に連設され、底板2と蓋板3の各自
由端には相互に係合し合う係合板5,6が連設され、底
板2の両側縁にはそれぞれ側壁板7,8が、蓋板3の両
側縁にはそれぞれ覆板9,10が連設され、連結板4の
両側縁にはそれぞれ折込板11,12が側壁板7,8及
び覆板9,10と一体に形成されてなる包装容器におい
て、側壁板7,8と覆板9,10の各端縁部にそれぞれ
切欠部17,18,19,20が相互に対応するように
形成され、閉蓋時に、側壁板7,8の切欠部17,18
と覆板9,10の切欠部19,20とが重なり合い、こ
れにより相互の切欠部17,18,19,20の最深部
同士間に脱気用通孔21が形成される包装容器。
Description
ファーストフード店においてホットケーキやピザパイあ
るいはお好み焼きといった形状が偏平な食品を包装する
のに適した包装容器に関する。
で推し進められている。これを受けて連日大量の容器を
使用するファーストフード店でも合成樹脂製のものから
紙製のものへの転換が進められている。例えば、従来収
納部と蓋とがヒンジで連結された合成樹脂製の容器が使
用されていたが、現在ではそれを廃して不透水性処理を
施した包装紙を使用し、食品を容器に納めるといった形
態から包装紙で単に包むといった形態に移行している。
る食品の形状は、例えばハンバーガーに代表されるよう
な比較的高い保形性を有するものから、例えばホットケ
ーキやピザパイ等、形状が偏平であるが故に保形性の低
いものまで種々ある。このため、ファーストフード店に
おいては全ての食品に対して一律に同種の包装形態を適
用することは好まれない。
については、やはり前記のような収納部と蓋とがヒンジ
で連結された容器が適することから、材質を紙としたそ
のような形態を有する容器を使用することが考えられ
る。
平な食品の場合、ハンバーガー等と異なり、食するとき
にはまず食べ易い大きさに切ったり、あるいは、一つの
容器に複数枚の食品が収納されたときには1枚ずつ広げ
たりといったことが行われることから、そのような作業
を行うには、上記の容器では収納部と蓋とが開蓋時に平
面状にならないため不便である。
なるような容器の採用が考えられる。従来、その種の包
装容器としては、例えば実公昭54−30076号公報
や実公昭56−54169号公報に開示された容器があ
る。前者は、二重折詰弁当の包装容器に関し、収納され
た2個の折箱を膝上ででも並べて置くことができるよう
に容器をテーブル又は盆の代用として使用することが可
能であり、また弁当を収納した状態にあっては埃が入ら
ないように密閉状態を保つことのできるものである。一
方、後者は、原紙等の材料を大幅に節約して効率のよい
板取りを実現するとともに、収納箱としての機能も十分
に備えた堅牢な収納箱に関するものである。
来の容器にあっては、開蓋時には収納部と蓋とが平面状
になるので食品を食する時に都合がよいが、閉蓋時には
収納部が密閉されてしまうため、特に調理直後の食品を
収納すると、食品から発生する蒸気が容器内部に充満
し、これによって食品が蒸れて品質が損なわれるという
問題があった。また、底板と蓋板との間に位置する連結
板の両側縁に形成された折込板が容器内部にのみ折り込
まれるものであるため閉蓋作業に結構手間取ることとな
り、特に混雑時のファーストフード店では素早く顧客を
捌く必要があるにもかかわらずそれに対応できないとい
った問題があった。
れたものであって、その目的は、内部に収納された食品
から発生する蒸気を効率よく容器外に排気し、食品が蒸
れるのを防ぐことができるとともに、閉蓋作業の容易性
と容器の堅牢性の両方を図った包装容器を提供すること
にある。
め、本発明の包装容器は、底板と蓋板とが連結板を介し
て一列に連設されるとともにこれら各板同士の境界には
それぞれ折り目が形成され、前記底板と蓋板の各自由端
には相互に係合し合う係合板がそれぞれ折り目を介して
連設され、前記底板の両側縁にはそれぞれ側壁板が折り
目を介して連設され、前記蓋板の両側縁にはそれぞれ覆
板が折り目を介して連設され、前記連結板の両側縁には
折り目を介してそれぞれ折込板が前記側壁板及び前記覆
板と折り目を介して一体に形成されてなる包装容器にお
いて、前記側壁板と前記覆板の各端縁部にそれぞれ切欠
部が相互に対応するように形成され、前記連結板、側壁
板及び係合板で囲まれる底板上の収納空間を前記蓋板で
閉じるとともに側壁板の外面側に覆板を重合させた際
に、側壁板の切欠部と覆板の切欠部とが重なり合い、こ
れにより相互の切欠部の最深部同士間に脱気用通孔が形
成されることを特徴とするものである。
一列に平面状に展開されるため、その上に食品を自由に
広げることができる。また、閉蓋時に脱気用通孔が形成
されるため、調理直後の食品を収納しても食品から発生
する蒸気が脱気用通孔から容器外に排気される。さら
に、脱気用通孔は、側壁板と覆板の各端縁部にそれぞれ
形成された切欠部で形成されるものであって、容器を構
成する各板のいずれかに通孔を穿設することで形成され
るものではないため、容器製造の最初に行われる原板か
らの打ち抜き工程において、切欠部形成時に発生する打
ち抜き屑を容器の搬送路の両側縁から排出することがで
き、打ち抜き屑が包装容器とともに搬送されて容器間に
混入するといった不都合を回避することができる。
が連結板を介して一列に連設されるとともにこれら各板
同士の境界にはそれぞれ折り目が形成され、前記底板と
蓋板の各自由端には相互に係合し合う係合板がそれぞれ
折り目を介して連設され、前記底板の両側縁にはそれぞ
れ側壁板が折り目を介して連設され、前記蓋板の両側縁
にはそれぞれ覆板が折り目を介して連設され、前記連結
板の両側縁には折り目を介してそれぞれ折込板が前記側
壁板及び前記覆板と折り目を介して一体に形成されてな
る包装容器において、前記側壁板と前記覆板の各端縁部
にそれぞれ切欠部が相互に対応するように形成され、前
記連結板、側壁板及び係合板で囲まれる底板上の収納空
間を前記蓋板で閉じるとともに側壁板と覆板とを互いの
切欠部を介して交差させるように重合させた際に、側壁
板の切欠部と覆板の切欠部とが重なり合い、これにより
相互の切欠部の最深部同士間に脱気用通孔が形成される
ことを特徴とするものである。
一列に平面状に展開されるため、その上に食品を自由に
広げることができる。また、閉蓋時に脱気用通孔が形成
されるため、調理直後の食品を収納しても食品から発生
する蒸気が脱気用通孔から容器外に排気される。さら
に、脱気用通孔は、側壁板と覆板の各端縁部にそれぞれ
形成された切欠部で形成されるものであって、容器を構
成する各板のいずれかに通孔を穿設することで形成され
るものではないため、容器製造の最初に行われる原板か
らの打ち抜き工程において、切欠部形成時に発生する打
ち抜き屑を容器の搬送路の両側縁から排出することがで
き、打ち抜き屑が包装容器とともに搬送されて容器間に
混入するといった不都合を回避することができる。また
さらに、側壁板と覆板とを互いの切欠部を介して交差さ
せるように重合させるため、側壁板の外側に覆板を単に
重合させた場合に比べて、容器側面部分の強度が高いも
のとなる。
結板、側壁板及び係合板で囲まれる底板上の収納空間を
前記蓋板で閉じた際、前記折込板が前記連結板の外面側
から突出する方向に折り込まれるようになされたものと
すると、折込板が容器内に折り込まれる場合に比べて折
込板が邪魔にならず、迅速に閉蓋作業を行うことができ
る。
て図を参照して説明する。
包装容器の展開図、図2は、閉蓋状態の一例を示す包装
容器の斜視図、図3は、閉蓋状態の他の例を示す包装容
器の斜視図、図4乃至図6は、それぞれ閉蓋する途中を
示す包装容器の斜視図である。
ピザパイ或いはお好み焼き等、形状が偏平な食品を包装
するものであって、紙製の原板から図1に示す展開図に
従って打ち抜いた後、折り目に沿って各板を折るととも
に所定個所を糊付けして組み立てられる。上記原板とし
ては、例えば表ライナー、中芯、裏ライナーの3層構造
のものが採用され得る。その場合、図示は省略するが、
表ライナーの表面には、例えば商品名や販売会社のロゴ
が印刷され、中芯は、表裏両ライナー間に断熱層として
の空気層を形成しうるよう、例えば波形に形成される。
裏ライナーは、表ライナーと同様のものであるが印刷は
施されなくともよい。表裏両ライナーともその表面に
は、食品から発生する水分や油分が浸透しないよう適宜
の被膜、例えばポリエチレン等の被膜が形成されてい
る。なお、原板は上記した構成のものに限定されるもの
ではなく、例えば表ライナーと中芯の2層構造でもよい
し、また材質も紙に限定されず、リサイクルに対応でき
る合成樹脂であってもよい。
示すように、底板2、蓋板3、連結板4、一対の係合板
5,6、一対の側壁板7,8、一対の覆板9,10、一
対の折込板11,12、及び二対の貼着板13,14,
15,16から構成されている。
常、正方形或いは長方形とされるが、両者は相互に略同
形状であれば、正方形或いは長方形に限定されず、例え
ば台形、多角形等の他の形状であってもよい。
板4を介して一列に連設されるとともにこれら各板2,
3,4同士の境界にはそれぞれ折り目a,bが形成され
ている。連結板4は、通常細長い長方形状とされるが、
その幅は収納する食品の厚みを考慮して決定すればよ
い。
れ連結板4の反対側の端)には相互に係合し合う係合板
5,6がそれぞれ折り目c,dを介して連設されてい
る。これら係合板5,6の形状は、この種の包装容器や
包装箱において従来から汎用されている形状でよく、図
示例に限定されるものではない。本例の場合、底板2側
の係合板5にはその端縁に係合雌部51を形成し、蓋体
3側の係合板6にはその端縁に前記係合雌部51と係合
する係合雄部61を形成しているが、これに代えて、図
示はしないが、例えば、いずれか一方の係合板5(6)
にスリットを形成し、他方の係合板6(5)にそのスリ
ットに差し込み係合可能な差し込み片を形成してもよ
い。
が折り目e,fを介して連設され、蓋板3の両側縁には
それぞれ覆板9,10が折り目g,hを介して連設され
ている。側壁板7,8はその高さ寸法が連結板4の幅寸
法より小さく設定されており、一方覆板9,10はその
高さ寸法が側壁板7,8のそれより大きく且つ連結板4
の幅寸法よりわずかに小さく設定されている。なお、側
壁板7,8及び覆板9,10の各高さ寸法は上記した例
に限定されるものではなく、側壁板7,8と覆板9,1
0とが、閉蓋時に重合し得る範囲内で適宜決定すればよ
い。
9,10の各端縁部には、それぞれ切欠部17,18,
19,20が相互に対応するように形成されている。側
壁板7,8に形成される切欠部17,18は略Vの字状
であって、角部は曲線で構成されている。一方、覆板
9,10に形成される切欠部19,20も略Vの字状で
あって、角部は曲線で構成されているが、その切込深さ
は、側壁板7,8側の切欠部17,18のそれよりも深
く設定されている。これら切欠部17,18,19,2
0が上記のように形成されていることで、図2及び図3
に示すように、閉蓋時に側壁板7,8の切欠部17,1
8と覆板9,10の切欠部19,20とが重なり合い、
これにより相互の切欠部17,19及び18,20の最
深部同士間に脱気用通孔21,21が形成される。な
お、上記したように、閉蓋時に相互の切欠部17,19
及び18,20の最深部同士間に脱気用通孔21,21
が形成されるのであれば、各切欠部17,18,19,
20の形状は前記したような略Vの字状に限定されず、
例えば略Uの字状や略三角形状等任意の形状でよい。ま
た、その切込深さも、側壁板7,8及び覆板9,10の
各高さ寸法及び脱気用通孔21の希望寸法のそれぞれに
応じて適宜決定すればよい。
介してそれぞれ折込板11,12が側壁板7,8及び覆
板9,10と折り目k,l,m,nを介して一体に形成
されている。この折込板11,12には、その端縁中央
部から略Uの字状の切込22,23が形成されるととも
に、この切込22,23の底部近傍に向かって上記折り
目k,l,m,nの各交点から折り目o,p,q,rが
形成されている。上記切込22,23は、閉蓋時に折込
板11,12が折り目k,l,m,n,o,p,q,r
で折り曲げられて円滑に包装容器1内に折り込まれるよ
うにするため形成されるもので、この目的に適うのであ
れば略Uの字状に限らず、例えば略Vの字状あるいは他
の形状であってもよい。
れ折込板11,12の反対側の端縁には、折り目s,
t,u,vを介して貼着片13,14,15,16が連
設されている。これら貼着片13,14,15,16は
前記係合板5,6とは連設されておらず、両者間は切目
α,β,γ,δとされている。そして各貼着片13,1
4,15,16の外面全体と係合板5,6の各内面端縁
部とを貼着することで、包装容器1が開蓋状態に組み立
てられる。なお、折り目s,t,u,vを切目として
α,β,γ,δを折り目としてもよい。
て例えばホットケーキ等の形状が偏平な食品Hを複数枚
(図示例では3枚)包装する手順を図4乃至図6を参照
して説明する。
Hを重ねた状態で載置し、連結板4及び蓋板3をそれぞ
れ折り目a,bで順次折り曲げる。この動作に伴って、
図4及び図6に示すように、折込板11,12がその内
部の折り目o,p,q,r及びその周囲の折り目k,
l,m,nで折り曲げられて容器内部に折り込まれてい
く。このとき、折込板11,12には前記したように切
込22,23が設けられているためその折り込み動作は
円滑に行われる。
(係合雌部51と係合雄部61とを係合)させることに
より包装容器1は閉蓋状態となり、包装容器1による食
品Hの包装を完了する。ここで、迅速な閉蓋作業が求め
られるときは、閉蓋途中において、図2に示すように、
側壁板7,8の外側に覆板9,10が重合するようにす
ればよい。また、閉蓋作業にそれほど速さが求められ
ず、食品を包装した状態での包装容器の積み重ねが行わ
れるときは、堅牢性を得るうえから、閉蓋途中におい
て、図3に示すように、側壁板7,8と覆板9,10と
を互いの切欠部17,18,19,20を介して交差す
るように重合させればよい。なお、側壁板7,8と覆板
9,10との交差形態は図示例のものに限定されず、図
示例と逆の形態で側壁板7,8と覆板9,10とを互い
の切欠部17,18,19,20を介して交差させても
よい。
7乃至図11を参照して説明する。図7は、包装容器の
展開図、図8乃至図10は、それぞれ閉蓋する途中を示
す包装容器の斜視図、図11は、閉蓋を完了した状態を
示す包装容器を連結板側から見た斜視図である。
上記で説明した図1乃至図6に示す包装容器1と、折込
板11A,12Aの形態において最も相違し、この相違
に伴い側壁板7A,8A及び覆板9A,10Aの形状が
若干相違するものであり、その余の構成は上記した例の
包装容器1と同じである。したがって、ここでは相違点
のみを説明する。なお、上記した例の包装容器1のもの
と同一の構成部材,部位及び要素には同一符号を付して
いる。
台形状に形成され、その高さ寸法は側壁板7A,8Aの
それよりも小さく設定されている。折込板11A,12
Aの内部には、前記の例で示したような折り目はない。
このようになる折込板11A,12Aは、側壁板7A,
8A及び覆板9A,10Aとそれぞれ折り目k,l,
m,nを介して連設されている。このため側壁板7A,
8Aの端縁が、切欠部17,18から連結板4寄りの部
分において折込板11A,12A側に下る傾斜辺とさ
れ、これと同様に、覆板9A,10Aの端縁も連結板4
寄りの部分において折込板11A,12A側に下る傾斜
辺とされている。
いて前記食品Hを複数枚(図示例では3枚)包装する手
順を図8乃至図11を参照して説明する。
Hを重ねた状態で載置し、連結板4及び蓋板3をそれぞ
れ折り目a,bで順次折り曲げる。この動作に伴って、
図8及び図10に示すように、折込板11A,12A
が、側壁板7A,8A及び覆板9A,10Aとの境界の
折り目k,l,m,nが谷折り(容器の外側に向かって
山部が突出する折れ方)されて、容器外部に突出する方
向に折り込まれていく。そして、最後に係合板5,6同
士を係合させることにより包装容器1Aは閉蓋状態とな
り、包装容器1Aによる食品Hの包装を完了する。この
状態において、折込板11A,12Aは最終的に、図1
1に示すように、連結板4の外面側から突出する方向に
折り込まれることとなる。ここで、迅速な閉蓋作業が求
められるときは、閉蓋途中において、図11に示すよう
に、側壁板7A,8Aの外側に覆板9A,10Aが重合
するようにすればよい。また、閉蓋作業にそれほど速さ
が求められず、食品を包装した状態での包装容器の積み
重ねが行われるときは、堅牢性を得るうえから、閉蓋途
中において、図3で示した場合と同様に、側壁板7A,
8Aと覆板9A,10Aとを互いの切欠部17,18,
19,20を介して交差するように重合させればよい。
いずれの場合においても、前述したように、容器の側面
に脱気用通孔21,21が切欠部17,18,19,2
0により形成される。
が容器外に突出する方向に折り込まれるため折込板が容
器内に折り込まれる場合に比べて折込板11A,12A
が邪魔にならず、迅速に閉蓋作業を行うことができる。
は、底板、連結板、蓋板が一列に平面状に展開されるた
め、その上に食品を自由に広げることができる。したが
って、食品を食するときに盆の代用とすることができ
る。
のであるため、調理直後の食品を収納しても食品から発
生する蒸気が脱気用通孔から容器外に排気される。した
がって、蒸気により食品が蒸れて品質が損なわれるとい
ったおそれがない。
端縁部にそれぞれ形成された切欠部で形成されるもので
あって、容器を構成する各板のいずれかに通孔を穿設す
ることで形成されるものではないため、容器製造の最初
に行われる原板からの打ち抜き工程において、切欠部形
成時に発生する打ち抜き屑を容器の搬送路の両側縁から
排出することができ、打ち抜き屑が包装容器とともに搬
送されて容器間に混入するといった不都合を回避するこ
とができる。したがって、食品衛生上安全に製造するこ
とができる。
部を介して交差させるように重合させたときは、側壁板
の外側に覆板を単に重合させた場合に比べて、容器側面
部分の強度が高いものとなる。したがって、食品を包装
した状態(閉蓋状態)で多数の包装容器を積み重ねた際
に、下段に位置する包装容器が潰れてしまうといったお
それがない。
の外面側から突出する方向に折り込まれるようになされ
たものとすると、折込板が容器内に折り込まれる場合に
比べて折込板が邪魔にならず、迅速に閉蓋作業を行うこ
とができる。したがって、片手ででも閉蓋することがで
き、作業性に優れている。
開図である。
る。
る。
である。
展開図である。
図である。
図である。
視図である。
示す、連結板側から見た斜視図である。
m,n 折り目
Claims (3)
- 【請求項1】 底板と蓋板とが連結板を介して一列に連
設されるとともにこれら各板同士の境界にはそれぞれ折
り目が形成され、前記底板と蓋板の各自由端には相互に
係合し合う係合板がそれぞれ折り目を介して連設され、
前記底板の両側縁にはそれぞれ側壁板が折り目を介して
連設され、前記蓋板の両側縁にはそれぞれ覆板が折り目
を介して連設され、前記連結板の両側縁には折り目を介
してそれぞれ折込板が前記側壁板及び前記覆板と折り目
を介して一体に形成されてなる包装容器において、 前記側壁板と前記覆板の各端縁部にそれぞれ切欠部が相
互に対応するように形成され、前記連結板、側壁板及び
係合板で囲まれる底板上の収納空間を前記蓋板で閉じる
とともに側壁板の外面側に覆板を重合させた際に、側壁
板の切欠部と覆板の切欠部とが重なり合い、これにより
相互の切欠部の最深部同士間に脱気用通孔が形成される
ことを特徴とする包装容器。 - 【請求項2】 底板と蓋板とが連結板を介して一列に連
設されるとともにこれら各板同士の境界にはそれぞれ折
り目が形成され、前記底板と蓋板の各自由端には相互に
係合し合う係合板がそれぞれ折り目を介して連設され、
前記底板の両側縁にはそれぞれ側壁板が折り目を介して
連設され、前記蓋板の両側縁にはそれぞれ覆板が折り目
を介して連設され、前記連結板の両側縁には折り目を介
してそれぞれ折込板が前記側壁板及び前記覆板と折り目
を介して一体に形成されてなる包装容器において、 前記側壁板と前記覆板の各端縁部にそれぞれ切欠部が相
互に対応するように形成され、前記連結板、側壁板及び
係合板で囲まれる底板上の収納空間を前記蓋板で閉じる
とともに側壁板と覆板とを互いの切欠部を介して交差さ
せるように重合させた際に、側壁板の切欠部と覆板の切
欠部とが重なり合い、これにより相互の切欠部の最深部
同士間に脱気用通孔が形成されることを特徴とする包装
容器。 - 【請求項3】 前記連結板、側壁板及び係合板で囲まれ
る底板上の収納空間を前記蓋板で閉じた際、前記折込板
が前記連結板の外面側から突出する方向に折り込まれる
ようになされたことを特徴とする請求項1又は2記載の
包装容器。
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JP26439499A JP3633834B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 包装容器 |
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JP26439499A Expired - Fee Related JP3633834B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 包装容器 |
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1999
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