JP2003040258A - 観音開き式の詰合せ箱 - Google Patents

観音開き式の詰合せ箱

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JP2003040258A JP2001231132A JP2001231132A JP2003040258A JP 2003040258 A JP2003040258 A JP 2003040258A JP 2001231132 A JP2001231132 A JP 2001231132A JP 2001231132 A JP2001231132 A JP 2001231132A JP 2003040258 A JP2003040258 A JP 2003040258A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】飲料調味料や各種食料品や洗剤化粧品などの、
上下寸法が異なる複数の商品を、観音開き式の中央の箱
体20と左右の箱体30,30とに詰合せて、それぞれ
展示することができる、また無駄な空隙が生じないよう
に閉蓋して、嵩張らないように運搬することができる、
工程が簡単で作製費用が廉価な観音開き式の詰合せ箱を
提供する。 【解決手段】本発明は、前後左右の側面板22,22,
24,24と前後左右の側面内板23,23,25,2
5と底面板26とから成る、直方トレー状の二重壁式の
中央の箱体20の左右に、大きな目視開口aを設けた上
面板31と前後左右の側面板32,32,34,34と
底面板36とから成る、それぞれの前後寸法と左右寸法
の和とが中央の箱体20に等しい、直方体状の差込みサ
ック式の左右の箱体30,30を、それぞれ連設した観
音開き式の詰合せ箱である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料調味料や各種
食料品や洗剤化粧品などの、上下寸法( 厚さ )が異なる
複数の商品を、観音開き式の中央の箱体20と左右の箱
体30,30とに詰合せて、それぞれ展示することがで
きる、また無駄な空隙が生じないように閉蓋して、嵩張
らないように運搬することができる、板紙製や段ボール
紙製やプラスチックシート製などの観音開き式の詰合せ
箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、飲料調味料や各種食料品や洗
剤化粧品などの複数の商品を、幅広く詰合せて展示する
ことができる、例えば図6A,Bに示すような、底面板
66の前後左右辺に、前後左右の側面板62,62,6
4,64を連設して、それぞれの前後の側面板62と左
右の側面板64との間を、手間を掛けて適宜に貼着する
などして、図6A,Bに示す商品保持板67や商品仕切
り板68などを装着した、板紙製や段ボール紙製など
の、比較的大型の直方トレー状の詰合せ箱60が、一般
に広く用いられている。
【0003】また従来から、同様の複数の商品を詰合せ
て展示することができる、図3Aに示すような、底面板
26の前後辺に、前後の側面板22,22と狭幅の上面
枠板21,21と前後の側面内板23,23と折返し繋
止片27,27とを、それぞれ3本の折り目線( 符号が
ない1点鎖線、以下同じ )と谷折り線( 符号がない破
線、以下同じ )とを介して順に連設して、また底面板2
6の左右辺に、左右の側面板24,24と左右の側面内
板25,25と折返し繋止片27,27とを、それぞれ
2本の折り目線と谷折り線とを介して順に連設して、そ
れぞれの前後の側面板22と左右の側面板24との間
に、斜め45度の谷折り線を有する連設片28,28,
28,28を、それぞれ直角の折り目線を介して連設し
て、また左右の側面内板25,25の各前後辺に、切込
みを有する嵌合片29,29,29,29を、それぞれ
谷折り線を介して連設した、図3Aに示す二重壁式の箱
体20のブランクであって、左右の側面板24,24と
左右の側面内板25,25との内面どうしを、機械的に
貼着した後に、簡単な手作業などで、嵌合片29,2
9,29,29どうしを嵌合して、連設片28,28,
28,28を押込みながら、前後の側面内板23,23
を被せて折込んで、全ての折返し繋止片27,27,2
7,27を折返して繋止するだけで、簡単に図示してい
ない直方トレー状に製箱することができる、板紙製や段
ボール紙製などの、工程が簡単で作製費用が廉価な直方
トレー状の二重壁式の箱体20が、一般に広く用いられ
ている。
【0004】さらに従来から、同様の商品を収容して展
示することができる、図3B( C )に示すような、糊代
片fと大きな目視開口aを設けた上面板31と右の側面
板34と底面板36と左の側面板34とを、4本の折り
目線を介して順に連設して、この上面板31の前後辺
に、前後の側面板32,32と差込み片37,37と
を、それぞれ2本の折り目線を介して順に連設して、ま
た左右の側面板34,34の各前後辺に、折込み片3
8,38,38,38を、それぞれ折り目線を介して連
設して、さらに上面板31の大きな目視開口aの左右辺
に、適宜の商品押え片39,39を、それぞれ折り目線
を介して連設した、図3B( 図3Cでは左右が対称 )に
示す差込みサック式の箱体30のブランクであって、糊
代片fと左の側面板34とを、角筒状に機械的に貼着(
サック貼りと言う )した後に、機械的に又は簡単な手作
業で、商品押え片39,39を押込みながら商品を収容
して、折込み片38,38,38,38を折込みなが
ら、差込み片37,37を差込んで繋止するだけで、簡
単に図示していない直方体状に製箱することができる、
板紙製やプラスチックシート製などの、工程が簡単で作
製費用が廉価な、比較的小型の直方体状の差込みサック
式の箱体30が、一般に広く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、特に
図6A,Bに示す直方トレー状の詰合せ箱60について
は、また図3Aに示す直方トレー状の二重壁式の箱体2
0については、飲料調味料や各種食料品や洗剤化粧品な
どの、上下寸法( 厚さ )が異なる複数の商品を詰合せる
時に、上下寸法が小さい商品の上部又は下部に、無駄な
空隙が生じることが問題であって、この無駄な空隙の部
分に、図示していない上げ底部材や押え部材などを装着
して、上下寸法が小さい商品を破損しないように保持し
たとしても、図示していない直方逆トレー状の蓋体を被
せて閉蓋した時に、無駄な空隙の分が嵩張って、取扱い
や保管運搬などの効率が悪いことが問題であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、それぞれ前述し
た従来の、図3Aに示す直方トレー状の二重壁式の箱体
20の左右に、図3B,Cに示す直方体状の差込みサッ
ク式の箱体30,30を、それぞれ連設することによっ
て、飲料調味料や各種食料品や洗剤化粧品などの、上下
寸法が異なる複数の商品を、観音開き式の中央の箱体2
0と左右の箱体30,30とに詰合せて、それぞれ展示
することができる、また無駄な空隙が生じないように閉
蓋して、嵩張らないように運搬することができる、板紙
製や段ボール紙製やプラスチックシート製などの、工程
が簡単で作製費用が廉価な観音開き式の詰合せ箱を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の観音開き式の詰
合せ箱は、図1,図2,図4,図5に示すように、前後
左右の側面板22,22,24,24と前後左右の側面
内板23,23,25,25と底面板26とから成る、
図3Aに示す直方トレー状の二重壁式の中央の箱体20
の左右に、大きな目視開口aを設けた上面板31と前後
左右の側面板32,32,34,34と底面板36とか
ら成る、それぞれの前後寸法と左右寸法の和とが中央の
箱体20に等しい( それぞれの上下寸法( 深さ )は、通
常は中央の箱体20より小さい、しかし中央の箱体20
に等しくても大きくても良い )、図3B,Cに示す直方
体状の差込みサック式の左右の箱体30,30を、それ
ぞれ連設した、図2A,図5Aに示す観音開き式の詰合
せ箱であって、中央の箱体20の左右の側面板24,2
4の各上辺に、左右の箱体30,30の右又は左の側面
板34,34の各上辺を、それぞれ谷折り線bを介して
連設して、また中央の箱体20の左右の側面内板25,
25の各上辺に、左右の箱体30,30の上面板31,
31の右辺又は左辺を、それぞれ折り目線cを介して連
設したことを特徴とする観音開き式の詰合せ箱である。
【0008】本発明の観音開き式の詰合せ箱において
は、前述した図3Aに示す直方トレー状の二重壁式の中
央の箱体20の左右に、それぞれの前後寸法と左右寸法
の和とが中央の箱体20に等しい、また通常は、それぞ
れの上下寸法が中央の箱体20より小さい、前述した図
3B,Cに示す直方体状の差込みサック式の左右の箱体
30,30を、それぞれ連設したことによって、飲料調
味料や各種食料品や洗剤化粧品などの、通常は上下寸法
が大きい( 厚い )商品を、観音開き式の中央の箱体20
に詰合せて、また上下寸法が小さい( 薄い )商品を、観
音開き式の左右の箱体30,30に無駄な空隙が生じな
いように詰合せて、それぞれ展示することができる、図
2A,図5Aに示す形状が新奇であって、展示効果など
が優れた観音開き式の詰合せ箱を提供することができ
る。
【0009】また、本発明の観音開き式の詰合せ箱にお
いては、図2A、図5Aに示すように中央の箱体20の
左右の側面板24,24の各上辺に、左右の箱体30,
30の右又は左の側面板34,34の各上辺を、それぞ
れ谷折り線bを介して連設して、また中央の箱体20の
左右の側面内板25,25の各上辺に、左右の箱体3
0,30の上面板31,31の右辺又は左辺を、それぞ
れ折り目線cを介して連設したことによって、図2B,
図5Bに示すように、中央の箱体20の上部に、左右の
箱体30,30を、右左に持上げるように回転して重ね
ることによって、無駄な空隙が生じないように閉蓋して
嵩張らないように運搬することができる、直方逆トレー
状などの蓋体を必要としない、取扱いや保管運搬などの
効率が優れた観音開き式の詰合せ箱を提供することがで
きる。
【0010】また、図2A、図5Aに示す観音開き式の
詰合せ箱の左右のそれぞれ箱体30,30には、両端部
に上面板31、31を備えるため、詰合せ用物品を両端
部の上面板31、31の下面に係るように装填すること
により、箱体30,30を回転して中央の箱体20上に
重ねても、箱体30,30内の物品は上面板31、31
に係止されて、下方の箱体20内に落下することない。
【0011】また、図2A、図5Aに示す観音開き式の
詰合せ箱の中央の箱体20には、例えば、ボディーシャ
ンプーやハンドソープ、左右の箱体30,30には石鹸
(個包装体の複数個の石鹸を1纏めにシュリンクしたシ
ュリンク包装体)などを詰合せ装填できる。
【0012】加えて、本発明の観音開き式の詰合せ箱
は、図1,図2B,図4,図5Bに示すように、左右の
箱体30,30の底面板36,36の左辺又は右辺に、
差込み繋止片d又は差込み繋止孔eを、それぞれ設けた
ことを特徴とする観音開き式の詰合せ箱である。
【0013】本発明の観音開き式の詰合せ箱において
は、左右の箱体30,30の底面板36,36の左辺又
は右辺に、差込み繋止片d又は差込み繋止孔eを、それ
ぞれ設けたことによって、図2B,図5Bに示すよう
に、観音開き式の詰合せ箱を閉蓋した状態で、この差込
み繋止片dを差込み繋止孔eに差込んで繋止して、中央
の箱体20の上部に、左右の箱体30,30を固定する
ことができる。
【0014】また加えて、本発明の観音開き式の詰合せ
箱は、図1,図2A,図4,図5Aに示すように、中央
の箱体20の前後の側面板22,22と前後の側面内板
23,23との間に、狭幅の上面枠板21,21を、そ
れぞれ2本の折り目線を介して連設したことを特徴とす
る観音開き式の詰合せ箱である。
【0015】本発明の観音開き式の詰合せ箱において
は、中央の箱体20の前後の側面板22,22と前後の
側面内板23,23との間に、狭幅の上面枠板21,2
1を、それぞれ2本の折り目線を介して連設したことに
よって、図2A,図5Aに示すように、形状が新奇な観
音開き式の詰合せ箱の、展示効果などをさらに向上させ
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の観音開き式の詰合せ箱に
ついては、後述する実施例に示すように、表面に美麗な
印刷をした適宜の板紙や段ボール紙やプラスチックシー
トなどを用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、工
程が簡単な1枚物の、無駄が少ない長方形状の観音開き
式の詰合せ箱のブランクを作製して、まず中央の箱体2
0の、左右の側面板24,24と左右の側面内板25,
25との内面どうしを、機械的に貼着した後に、簡単な
手作業などで、中央の箱体20を二重壁式の直方トレー
状に製箱することができる、続いて簡単な手作業など
で、角筒状に貼着された左右の箱体30,30に商品を
収容して、左右の箱体30,30を差込みサック式の直
方体状に製箱することができる、工程が簡単で作製費用
が廉価な観音開き式の詰合せ箱を提供することができ
る。
【0017】
【実施例】<実施例1>図1は、本発明の実施例1にお
ける、観音開き式の詰合せ箱のブランクの( 内面側から
見た )平面図である。また図2Aは、本発明の実施例1
における、観音開き式の詰合せ箱の斜視図であって、図
2Bは、観音開き式の詰合せ箱を閉蓋した状態を示す斜
視図である。さらに図3Aは、本発明の実施例1におけ
る、二重壁式の中央の箱体20のブランクの平面図であ
って、図3B,Cは、差込みサック式の左右の箱体3
0,30のブランクの平面図である。
【0018】すなわち、縦と横と深さとが200×18
0×65mmの、直方トレー状の二重壁式の中央の箱体
20の左右に、縦と横と高さとが200×90×40m
mの、直方体状の差込みサック式の左右の箱体30,3
0を、それぞれ連設した観音開き式の詰合せ箱であっ
て、前述した従来と同様の、図3Aに示す二重壁式の中
央の箱体20のブランクの、それぞれの左右の側面板2
4,24と左右の側面内板25,25との間に、前述し
た従来と同様の、図3B,Cに示す差込みサック式の左
右の箱体30,30のブランクの、右又は左の側面板3
4,34の各上辺( 図1では右辺又は左辺 )と上面板3
1,31の右辺又は左辺とを、それぞれ谷折り線bと折
り目線cとを介して連設して、左右の箱体30,30の
底面板36,36の左辺又は右辺に、差込み繋止片d又
は差込み繋止孔eを、それぞれ設けた、図1に示す観音
開き式の詰合せ箱のブランクであって、表面に美麗な印
刷をした350g/m2 の裏白コートボール紙を用い
て、通常の打抜型を用いた打抜工程で、工程が簡単な1
枚物の、無駄が少ない長方形状の観音開き式の詰合せ箱
のブランクを作製した。
【0019】次に、図1に示す観音開き式の詰合せ箱の
ブランクの、折り目線c,cと符号がない1点鎖線で示
す全ての折り目線とを山折りして、また谷折り線b,b
と符号がない破線で示す全ての谷折り線とを谷折りし
て、まず中央の箱体20の、左右の側面板24,24と
左右の側面内板25,25との内面どうしを、機械的に
貼着した( 同時に左右の箱体30,30が角筒状に貼着
される )後に、簡単な手作業などで、嵌合片29,2
9,29,29どうしを嵌合して、連設片28,28,
28,28を押込みながら、前後の側面内板23,23
を被せて折込んで、全ての折返し繋止片27,27,2
7,27を折返して繋止することによって、中央の箱体
20を二重壁式の直方トレー状に製箱して、続いて簡単
な手作業などで、角筒状に貼着された左右の箱体30,
30に、商品押え片39,39を押込みながら商品を収
容して、折込み片38,38,38,38を折込みなが
ら、差込み片37,37を差込んで繋止することによっ
て、左右の箱体30,30を差込みサック式の直方体状
に製箱して、図2Aに示す観音開き式の詰合せ箱を得る
ことができた。
【0020】本実施例の観音開き式の詰合せ箱において
は、飲料調味料や各種食料品や洗剤化粧品などの、上下
寸法が大きい厚い商品を、観音開き式の中央の箱体20
に詰合せて、また上下寸法が小さい薄い商品を、観音開
き式の左右の箱体30,30に無駄な空隙が生じないよ
うに詰合せて、それぞれ展示することができる、しか
も、図2Bに示すように、中央の箱体20の上部に、左
右の箱体30,30を、右左に持上げるように回転して
重ねて、差込み繋止片dを差込み繋止孔eに差込んで繋
止することによって、無駄な空隙が生じないように閉蓋
して、嵩張らないように運搬することができる、図2A
に示す形状が新奇で展示効果などが優れている上に、取
扱いや保管運搬などの効率が優れた観音開き式の詰合せ
箱を得ることができた。
【0021】<実施例2>図4は、本発明の実施例2に
おける、観音開き式の詰合せ箱のブランクの( 内面側か
ら見た )平面図である。また図5Aは、本発明の実施例
2における、観音開き式の詰合せ箱の斜視図であって、
図5Bは、観音開き式の詰合せ箱を閉蓋した状態を示す
斜視図である。
【0022】すなわち、縦と横と深さとが190×16
0×65mmの、直方トレー状の二重壁式の中央の箱体
20の左右に、縦と横と高さとが190×90×40m
m及び190×70×40mmの、直方体状の差込みサ
ック式の左右の箱体30,30を、それぞれ連設した観
音開き式の詰合せ箱であって、前述した実施例1の、図
1に示す観音開き式の詰合せ箱のブランクと同様の( 縦
と横との寸法が異なる)ブランクにおいて、右の箱体3
0の、上面板31の大きな目視開口aの後辺と底面板3
6の後辺とに、谷折り線を有する三角形の商品押え片3
9と2本の谷折り線を有する適宜の商品押え片39と
を、それぞれ折り目線を介して連設して、また左の箱体
30の、底面板36の前後辺に、長方形の4本の谷折り
線を有する適宜の商品押え片39,39を、それぞれ折
り目線を介して連設した、図4に示す観音開き式の詰合
せ箱のブランクであって、表面に美麗な印刷をした35
0g/m2 のコートボール紙を用いて、実施例1と同
様に、通常の打抜型を用いた打抜工程で、工程が簡単な
1枚物の、無駄が少ない長方形状の観音開き式の詰合せ
箱のブランクを作製した。
【0023】次に、図4に示す観音開き式の詰合せ箱の
ブランクの、折り目線c,cと符号がない1点鎖線で示
す全ての折り目線とを山折りして、また谷折り線b,b
と符号がない破線で示す全ての谷折り線とを谷折りし
て、まず中央の箱体20の、左右の側面板24,24と
左右の側面内板25,25との内面どうしを、機械的に
貼着した( 同時に左右の箱体30,30が角筒状に貼着
される )後に、簡単な手作業などで、嵌合片29,2
9,29,29どうしを嵌合して、連設片28,28,
28,28を押込みながら、前後の側面内板23,23
を被せて折込んで、全ての折返し繋止片27,27,2
7,27を折返して繋止することによって、実施例1と
同様に、中央の箱体20を二重壁式の直方トレー状に製
箱して、続いて簡単な手作業などで、右の箱体30の全
ての商品押え片39,39,39,39を押込みなが
ら、また左の箱体30の全ての商品押え片39,39,
39,39を押込みながら、角筒状に貼着された左右の
箱体30,30に商品を収容して、折込み片38,3
8,38,38を折込みながら、差込み片37,37を
差込んで繋止することによって、左右の箱体30,30
を差込みサック式の直方体状に製箱して、図5Aに示す
観音開き式の詰合せ箱を得ることができた。
【0024】なお、本実施例の直方トレー状の二重壁式
の中央の箱体20においては、前の側面板22と前の側
面内板23との間と底面板26の上面側と後の側面板2
2と後の側面内板23との間とに、それぞれ折り目線を
介して連設した、図示していない白色E段ボール紙製の
側面芯板と底敷板と側面芯板とを載置して、中央の箱体
20の保形性などを強化している。
【0025】本実施例の観音開き式の詰合せ箱において
は、上下寸法( 厚さ )が62mmのプラスチックボトル
入のボディシャンプーを、観音開き式の中央の箱体20
に、また上下寸法( 厚さ )が37mmのプラスチックチ
ューブ入の洗顔フォームを、観音開き式の右の箱体30
に、さらに上下寸法( 厚さ )が36mmの紙パッケージ
入の化粧石鹸を、観音開き式の左の箱体30に、それぞ
れ無駄な空隙が生じないように詰合せて展示することが
できる、しかも、図5Bに示すように、中央の箱体20
の上部に、左右の箱体30,30を、右左に持上げるよ
うに回転して重ねて、差込み繋止片dを差込み繋止孔e
に差込んで繋止することによって、無駄な空隙が生じな
いように閉蓋して、嵩張らないように運搬することがで
きる、図2Aに示す形状と図示していない異形商品の詰
合せとが新奇であって、展示効果や保管運搬の効率など
が優れた観音開き式の詰合せ箱を得ることができた。
【0026】
【発明の効果】以上、実施例ほかに示すとおり、本発明
の観音開き式の詰合せ箱においては、飲料調味料や各種
食料品や洗剤化粧品などの、上下寸法が大きい厚い商品
を、観音開き式の中央の箱体20に詰合せて、また上下
寸法が小さい薄い商品を、観音開き式の左右の箱体3
0,30に無駄な空隙が生じないように詰合せて、それ
ぞれ展示することができる、しかも中央の箱体20の上
部に、左右の箱体30,30を回転して重ねることによ
って、無駄な空隙が生じないように閉蓋して、嵩張らな
いように運搬することができる、形状が新奇で展示効果
などが優れている上に、取扱いや保管運搬などの効率が
優れた、板紙製や段ボール紙製やプラスチックシート製
などの、工程が簡単で作製費用が廉価な観音開き式の詰
合せ箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における観音開き式の詰合せ
箱のブランクの( 内面側から見た )平面図である。
【図2】Aは、本発明の実施例1における観音開き式の
詰合せ箱の斜視図であって、Bは、観音開き式の詰合せ
箱を閉蓋した状態を示す斜視図である。
【図3】Aは、本発明の実施例1又は従来における二重
壁式の中央の箱体20のブランクの平面図であって、
B,Cは、差込みサック式の左右の箱体30,30のブ
ランクの平面図である。
【図4】本発明の実施例2における観音開き式の詰合せ
箱のブランクの( 内面側から見た )平面図である。
【図5】Aは、本発明の実施例2における観音開き式の
詰合せ箱の斜視図であって、Bは、観音開き式の詰合せ
箱を閉蓋した状態を示す斜視図である。
【図6】A,Bは、従来の直方トレー状の詰合せ箱60
の斜視図でる。
【符号の説明】
20 …中央の箱体 21 …狭幅の上面枠板 22,32,62 …前後の側面板 23 …前後の側面内板 24,34,64 …左右の側面板 25 …左右の側面内板 26,36,66 …底面板 27 …折返し繋止片 28 …連設片 29 …嵌合片 30 …左右の箱体 31 …上面板 37 …差込み片 38 …折込み片 39 …商品押え片 60 …直方トレー状の詰合せ箱 67 …商品保持板 68 …商品仕切り板 a …大きな目視開口 b …谷折り線 c …折り目線 d …差込み繋止片 e …差込み繋止孔 f …糊代片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後左右の側面板22,22,24,24
    と前後左右の側面内板23,23,25,25と底面板
    26とから成る、直方トレー状の二重壁式の中央の箱体
    20の左右に、大きな目視開口aを設けた上面板31と
    前後左右の側面板32,32,34,34と底面板36
    とから成る、それぞれの前後寸法と左右寸法の和とが中
    央の箱体20に等しい、直方体状の差込みサック式の左
    右の箱体30,30を、それぞれ連設した観音開き式の
    詰合せ箱であって、中央の箱体20の左右の側面板2
    4,24の各上辺に、左右の箱体30,30の右又は左
    の側面板34,34の各上辺を、それぞれ谷折り線bを
    介して連設して、また中央の箱体20の左右の側面内板
    25,25の各上辺に、左右の箱体30,30の上面板
    31,31の右辺又は左辺を、それぞれ折り目線cを介
    して連設したことを特徴とする観音開き式の詰合せ箱。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の観音開き式の詰合せ箱に
    おいて、左右の箱体30,30の底面板36,36の左
    辺又は右辺に、差込み繋止片d又は差込み繋止孔eを、
    それぞれ設けたことを特徴とする観音開き式の詰合せ
    箱。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の観音開き式
    の詰合せ箱において、中央の箱体20の前後の側面板2
    2,22と前後の側面内板23,23との間に、狭幅の
    上面枠板21,21を、それぞれ2本の折り目線を介し
    て連設したことを特徴とする観音開き式の詰合せ箱。
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