JPH0532423Y2 - - Google Patents

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JPH0532423Y2
JPH0532423Y2 JP6269389U JP6269389U JPH0532423Y2 JP H0532423 Y2 JPH0532423 Y2 JP H0532423Y2 JP 6269389 U JP6269389 U JP 6269389U JP 6269389 U JP6269389 U JP 6269389U JP H0532423 Y2 JPH0532423 Y2 JP H0532423Y2
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JP
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cake
packaging box
cover
box
top plate
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JP6269389U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、カバー付のデコレーシヨンケーキ
等の包装箱に関する。
<従来の技術> 従来、特に把手付の携帯用ケーキ包装箱は保管
や搬送の都合上折り畳み式とし、ケーキ収納時に
組み立てる構造としているために、少なくとも周
壁の相対応する2つの面が開閉蓋として構成され
ており、箱体の稜線を有する複数のコーナー部等
で互いにフラツプを重ね合わせて係止する部分や
フラツプ端を突き合わせた部分が存在する。
<考案が解決しようとする課題> しかし、上記従来のケーキ包装箱では、フラツ
プ係止部分や突き合わせ部分に隙間が生じ、包装
状態で多量に且つ1カ月以上も冷凍保存する各種
デコレーシヨンケーキ等では、保存中に上記隙間
からほこりが侵入して付着し、生クリーム等を使
つたケーキの変質や変色をもたらすという欠点が
あつた。
また上記隙間により外気と通じるために需要者
か持ち帰る際にほこりや雨水等が侵入し易い他、
保温性も悪くケーキや箱に水滴が付着し易くケー
キの変質、変形、変色等を招いている。さらに紙
製の箱が吸着水によつて弱体化し、積み重ね保存
時に箱が変形する等の欠点がある。
次に包装箱の開閉蓋のセツトは通常舌状片の他
に差し込んで係止するのが一般的であるが、これ
が取り扱い中や持ち帰り時に外れて内部のケーキ
が放出、落下する等の問題がある。
その他、ケーキ用包装箱は、展開状態では相当
大きいサイズとなり、箱に印刷等によつてデザイ
ンを施す場合は非常に高価になり、デコレーシヨ
ンケーキ用包装箱をケーキの各種用途に応じてデ
ザインする場合等は箱の印刷コストを一層高価に
していた。
<課題を解決するための手段> 上記のような課題を解決するための本考案は、
天板2上に携帯用の把手3を突設し、開口部より
ケーキ14を挿脱可能に収納する包装箱1と、該
包装箱1の天板2と周壁を覆うように包装箱1の
上部より遊嵌又は嵌合する上部カバー36及び周
壁カバー37よりなる下部開放形の箱状のケース
カバー35とから構成され、前記上部カバー36
には包装箱1側の把手3を挿通する把手挿通部を
形成したことを特徴している。
<作用> 上部カバー36と周壁カバー37よりなる箱状
のケースカバー35は包装箱1に被せられてその
天板2の上面と周壁の少なくとも上方外周を覆
い、この部分の包装箱1の外壁を二重構造にする
とともに、箱の上部の変形を規制し箱自体の剛性
を高める。
また、ケースカバー35の全周面はデザイン的
な印刷やシートの貼着等の装飾が可能なスペース
となる。
ケースカバー35の上部カバー36に設けられ
たスリツト38等からなるスリツト挿通孔は、包
装箱1上に立設された把手3を挿通し、上部カバ
ー36の内面と包装箱1の天板2が密着可能な如
くケースカバー35を包装箱1に被せることを可
能にする。
<実施例> 以下図示する本考案の実施例につき詳述する
と、第1図は包装箱と付属品の全体斜視図で、包
装箱1は天板2上に起伏可能に切込形成した携帯
用の把手3を有し、把手3の込抜部は天板2の内
面から貼着された密閉シート4で密閉されてい
る。
包装箱1の周壁は、その側壁5で筒状に連接さ
れ、前後端は側壁5に連接する補助フラツプ6,
6と、天板2に連接する差込式係止片7付の係止
フラツプ8と底部9に連接する壁部フラツプ11
とからなつており、各フラツプ共に折り曲げ開閉
自在であり、かつ包装箱1全体が偏平に折り畳み
可能な構造となつている。壁部フラツプ11には
係止片7と差込んで壁部フラツプ11を起立状態
で係止するための差込孔12が切込形成されてい
る。
包装箱1内にはその底部9の幅と対応した幅と
形状を有するケーキ皿13がケーキ14(第3
図、第5図、第6図参照)を載置して挿入され、
該ケーキ皿13はその挿入終端部を折目15で折
り曲げて略直角に起立させる起立部17とケーキ
14を載置する皿底18とで構成され、皿底18
の四辺の各対辺はケーキ14の外径と略一致して
いる。
上記包装箱1内の上記起立部17と起立させら
れた壁部フラツプ11との間には次に述べる付属
ケース19をその動きを規制する状態で収容する
収納スペース21が形成されるようになつてい
る。付属ケース19はその周壁を筒状に形成する
天板22、固定側壁23、底部24、可動側壁2
5、天板22の開閉端の下部に差込まれる係止端
26とで形成し、両端壁27は底部24に連接さ
れるとともに、固定側壁23及び可動側壁25の
端部との間に折り畳み自在なひだ状の連結片28
を介して付属ケース19自体が偏平に折り畳み可
能に構成され、天板22の端部に形成されたフツ
クの係止片22aと係止端26に形成された係止
孔26aとにより係脱開閉可能な構造となつてい
る。
上記付属ケース19内にはケーキ14に盛り付
ける苺やその他の果実、チヨコレート、キヤンデ
イー類あるいはローソクその他の装飾物等の付属
物が直接又は内部容器を介して収納されて、包装
箱1の前記収納スペース21内においてケーキ皿
13の起立部17と包装箱1の周壁(補助フラツ
プ6及び壁部フラツプ11)との間に挿入され
る。ここに挿入された付属ケース19は起立部1
7と周壁に単に挟持されるだけでなく、起立部1
7の倒伏方向へ作用するばね力で弾力的に挟持さ
れて、その移動が規制された状態でケーキ14に
接触することなく保持される。
ケーキ皿13は第2図に示すように、その皿底
18の中央部に折り曲げ起立可能な金具からなる
ケーキロツク31が固設され、ケーキ14の底部
に上向きに差し込まれてケーキの移動をロツクす
るとともに、ケーキ皿13の表面を覆うセロフア
ン紙等からなるケーキ付着及び損傷防止用のシー
ト29を固着している。皿底18の挿入端のコー
ナーにはアールが形成されるとともに、該コーナ
ー部を折り曲げ起立させるための折目32が隅切
り状態に形成されている。該折目32によつて起
立されるコーナー起立部33の背面と包装箱1の
コーナー周壁内面との間には、ドライアイス等の
保冷材(図示しない)を収容する収納部30が形
成される。このような構成により包装箱1内に収
容したケーキを保冷状態で保管し又は持ち運ぶこ
とが可能で、ケーキや生果実等の温度による変形
や変質を防止できる。
またコーナー起立部33の内面は他の起立部1
7及び周壁とともにケーキ外周に周接又は近接し
た壁となり、ケーキの移動防止及び外周の保護も
する。
その他起立部17はケーキ皿13に載せたケー
キを包装箱1に出し入れする際の把手として、あ
るいはシヨーケース等に展示する場合の背面壁と
して利用できる。
第3図はケーキ皿13の他の実施例を示し、こ
の例では起立部17が皿底18の挿入終端側辺の
中央部にのみ形成され、長円形をすなとともに、
その表面と皿底端部にかけてリボン状の模様の印
刷又は貼着等の装飾34が施されている。そして
この例では皿底18の四隅に折目32が形成され
ている。
35はケーキ14を収容した包装箱1の天板2
上及び周壁の上部を覆うように挿脱自在に嵌合又
は遊嵌せしめるケースカバーで、包装箱1の天板
2と周壁に各対応する上部カバー36と周壁カバ
ー37とで箱状に形成されており、その中央には
包装箱1の起立状態の把手3,3を挿通するよう
に対応したスリツト38が把手挿通孔として形成
されている。
上記周壁カバー37の下端は、包装箱1に嵌合
した際に係止フラツプ8よりできるだけ下方まで
伸び、差込孔12は勿論、包装箱1の四隅の折り
合わせの隙間の少なくとも上方部を覆う構成とな
つている。また相対する周壁カバー37の対応位
置には折目39が形成され、ケースカバー35自
体が第4図に示すように、折目39によつて折り
畳み可能な構造となつている。41はスリツト3
8の上方に添つてケースカバー35の表面に装飾
用テープを模して印刷又は貼着されている装飾部
で、ケースカバー35の表面はこの他各種の装
飾、印刷等が自由にできる。
第5図、第6図は本実施例におけるカバー付包
装箱の側面図及び中央縦断面正面図である。
<考案の効果> 以上の如く構成されるこの考案の包装箱によれ
ば、次のような具体的効果を奏するものである。
イ ケーキを収容した包装箱の周壁と天板又は周
壁同士の合わせ目の隙間の少なくとも上部若し
くは包装箱の周壁等に形成された開閉蓋(又は
カバー、フラツプ等)の係脱部の隙間等をケー
スカバーによつて覆うことができるので、保存
や搬送中、箱内部にほこりや雨水等が侵入する
のが防止できる。
特に、シーズン物のデコレーシヨンケーキ等
のように製造後長期間にわたつて冷凍保存する
ものにあつては、ほこりや雑菌の侵入によるケ
ーキの変質や変色が防止され、衛生上及び不良
品発生防止の管理面で多大な効果がある。
ロ ケーキ収容状態で包装箱を保存又は搬送する
際に、ケースカバー嵌合により外部との断熱性
が高まるため、内部の保冷性が良い他、内外の
温度差による箱内外周面への水分の凝着が少な
いので、水分によるケーキの変質がなく、箱材
が水分を吸収することによる箱の剛性の低下が
なく、積み重ね保存や搬送時の積み重ね荷重に
よる箱の変形(即ちケーキの変形)や荷崩れが
防止できる。
ハ 包装箱の周壁を開閉蓋として構成するもので
は、ケースカバーにより蓋のロツクやセツトが
確実且つ強固になるため、取り扱いや携帯中に
蓋が開いて内部のケーキが放出、落下する等の
トラブルが防止される。
ニ ケースカバーは包装箱とは別個に製造される
ために箱自体とは関係なく自由にデザインでき
る。このため箱自体の印刷等によるデザインが
不要となり、全体として包装の印刷コストが低
減できる他、箱よりも安価に製造できるケース
カバーのみのデザインを多種類設けてクリスマ
スケーキやひな祭りケーキ、バレンタインケー
キ、子供の日用ケーキ、バースデーケーキある
いはバースデーケーキの男女別、年令別等の種
類分けに利用することができ、消費者のニーズ
に応じた商品の種分け包装が実現し易い。
ホ ケースカバーを被せる際に、箱天板との間に
メツセージや色紙等を介挿できる等の利用法の
他、パーテイ会場やケーキの展示ケース内等で
は、ケースカバーをケースを陳列する際のトレ
ー又は盆の代用として利用できる等多くの用途
に利用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はカバー
付包装箱の全体構造斜視図、第2図、第3図は、
ケーキ皿の異なる実施例を示す斜視図、第4図は
ケーキカバーの折り畳み状態を示す斜視図、第5
図、第6図はカバー付包装箱の側面図及び中央縦
断面正面図、第7図、第8図は包装箱及びケース
カバーの展開図である。 1……包装箱、2……天板、3……把手、5…
…側壁、6……補助フラツプ、7……係止片、1
1……壁部フラツプ、12……差込孔、13……
ケース皿、14……ケーキ、17……起立部、1
9……付属ケース、21……収納スペース、30
……保冷材収納部、32……折目、33……コー
ナー起立部、35……ケースカバー、36……上
部カバー、37……周壁カバー、38……スリツ
ト、39……折目、41……装飾部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天板2上に携帯用の把手3を突設し、開口部よ
    りケーキ14を挿脱可能に収納する包装箱1と、
    該包装箱1の天板2と周壁を覆うように包装箱1
    の上部より遊嵌又は嵌合する上部カバー36及び
    周壁カバー37よりなる下部開放形の箱状のケー
    スカバー35とから構成され、前記上部カバー3
    6には包装箱1側の把手3を挿通する把手挿通部
    を形成したカバー付ケーキ包装箱。
JP6269389U 1989-05-30 1989-05-30 Expired - Lifetime JPH0532423Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6269389U JPH0532423Y2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6269389U JPH0532423Y2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30

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Publication Number Publication Date
JPH038124U JPH038124U (ja) 1991-01-25
JPH0532423Y2 true JPH0532423Y2 (ja) 1993-08-19

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JP6269389U Expired - Lifetime JPH0532423Y2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30

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JPS5474699A (en) * 1977-11-26 1979-06-14 Kawaguchiko Seimitsu Kk Illumination indicator

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JPH038124U (ja) 1991-01-25

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