JP4215498B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一枚の板紙を六面体形状となるように折り曲げてなる包装箱、及び六面体形状の包装箱による収容物品の展示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダンボールや厚紙等からなる板紙を六面体形状となるように折り曲げて形成される包装箱は、例えば商品化された家庭用の物品やその他の各種の物品を、複数一まとめに覆って梱包するために用いられ、運搬や保管を効率良く行うことを可能にするものである。このような包装箱は、六面体形状を形成し得る所望の展開形状に裁断した板紙を、例えば予め設けられた折癖線を介して折り曲げつつ、係止片を係止用切込みに係止したり、接着剤や止め金具等を介して折り曲げた板紙の各片を接合しつつ、六面体形状に組み立てられる。
【0003】
一方、このような六面体形状の包装箱に収容される複数の物品は、当該包装箱から取り出されるまで、これらの全体が包装箱によって覆われた状態となっており、開閉蓋を開放したとしても、包装箱の外側には、取出口を介して収容物品の僅かな部分しか現れないため、当該包装箱を用いて収容された物品を人目に付きやすい状態にして展示することは困難だった。このため、収容物品を展示する際には、当該収容物品を包装箱から取り出して別途に設けた展示台に載置する方法や、包装箱の側面の一部又は全部を切断除去して、当該切断除去した部分から収容物品を露出させる方法等が採用されているが、前者は包装箱とは別の専用の展示台を要することになるため効率的ではなく、また後者は包装箱として再び収容物品を梱包することができなくなるため包装箱の無駄が生じることになる。
【0004】
これに対して、包装箱を展示台としても用いることを可能にした展示機能を有する箱が種々開発されている(例えば、特許文献1参照)。このような展示機能を有する箱は、箱本体、蓋体、中蓋等の複数の箱部材によって構成されており、運搬時や保管時において物品収容箱として用いられている六面体形状の状態から、これらの箱部材の被せ合わせる方向を替えること等によって、展示台として機能させるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−55224号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の展示機能を有する箱は、各箱に収容された収容物品を各々展示することを前提として用いる展示兼用の包装箱であって、複数の箱部材からなる複雑且つ高価なものである。したがって、このような従来の展示機能を有する箱によれば、例えば贈答用の物品を収容する箱として販売場に積み重ねて多数置かれた包装箱から、1個又は数個の包装箱を選択して展示用に用い、必要に応じてこれらの展示用に用いた包装箱を再び梱包用に用いる場合等、収容物品を簡易に展示するために用いる場合には、不経済になると共に、材料の無駄を生じることになる。
【0007】
本発明は、梱包機能を損なうことなく、収容物品を人目に付きやすい状態にして簡易に展示することを可能にする包装箱及び収容物品の展示方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一枚の板紙を六面体形状となるように折り曲げてなる包装箱であって、前記六面体形状の底面又は側周面に形成される稜線と交差する押込み破断線又は押込み折癖線を備えており、該押込み破断線又は押込み折癖線によって挟まれる山折り部分を谷折りとなるように内側に折込むことにより支持台を内部に形成し、該支持台に収容容器の下端部を支持させることにより、収容物品を底面から高く保持した状態で展示することを可能にする包装箱を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0009】
ここで、前記内側に折込まれる山折り部分を挟む少なくとも一対の押込み破断線又は押込み折癖線は、包装箱を構成する板紙の展開面において前記稜線と交差して直線状に設けられている必要は必ずしもなく、例えば前記稜線の部分で折れ曲がって設けられていたり、曲線状に設けられていても良い。また前記山折り部分を挟む一対の押込み破断線又は押込み折癖線は、これらの双方が押込み破断線である場合の他、一方が押込み破断線で他方が押込み折癖線である場合も含まれる。破断線は、例えば切込線、半切れ線、ミシン目等を施しておくことにより、当該破断線に沿って板紙を分離可能とする線状部分であり、折癖線は、例えば罫線、半切れ線、ミシン目、押潰し線等を施しておくことにより、当該折癖線に沿って容易に折れ曲り可能とする線状部分である。
【0010】
また、本発明は、板紙を六面体形状となるように折り曲げてなる包装箱の底面又は側周面に形成される稜線と交差して、押込み破断線又は押込み折癖線を設け、該押込み破断線又は押込み折癖線によって挟まれる山折り部分を谷折りとなるように内側に折込むことにより支持台を内部に形成し、該支持台に収容物品の下端部を支持させることにより、収容物品を底面から高く保持した状態で展示する包装箱による収容物品の展示方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図3に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る包装箱10は、例えば贈答用の物品として洗剤や食品等を封入したボトル容器16を複数収容する六面体形状の箱であって、販売場に積み重ねた状態で多数設置されると共に、これらの多数の包装箱10から任意の1個又は数個の包装箱10を選択し、収容物品であるボトル容器16を人目に付きやすい状態にして簡易に展示できるようにするものである。すなわち、本第1実施形態の包装箱10は、ボトル容器16を複数(本第1実施形態では4本)一まとめに覆って梱包収容すると共に、運搬や保管を効率良く行うことができるように六面体形状を有しており、この六面体形状の所定の位置に単に破断線や折癖線を設けておくだけの簡単な構成によって、梱包機能を損なうことなく、必要に応じて収容物品を展示できる簡易な展示箱としても用いることができるようにするものである。
【0012】
そして、本第1実施形態の包装箱10は、一枚の板紙11(図3参照)を六面体形状となるように折り曲げてなる包装箱であって、六面体形状の側周面17に形成される稜線12と交差して、少なくとも一対の押込み破断線13が設けられており(図1(a),(b)参照)、一対の押込み破断線13によって挟まれる山折り部分14を谷折りとなるように内側に折込むことにより支持台15を内部に形成し(図2参照)、この支持台15に下端部を支持させることにより、収容物品であるボトル容器16を包装箱10の底面18から一段高く保持した状態で展示することを可能にするものである。
【0013】
また、本第1実施形態の包装箱10によれば、当該包装箱10の背面側に配置される2本の稜線12には、各三対、合計6本の複数の押込み破断線13が、各々の稜線12と交差して設けられている。
【0014】
包装箱10を構成する一枚の板紙11は、例えばダンボールや厚紙等の相当の厚さ及び曲げ強度を有する紙部材からなり、例えば図3に示すような、六面体形状を形成し得る展開形状に裁断される。また裁断された板紙11は、主として、4方の側周面17を形成する4枚の矩形形状の面板11aを、第1折癖線11bで区画しつつ連接配置すると共に、各面板11aの上辺及び下辺に第2折癖線11dを介して折曲げフラップ11cを連接配置し、且つ隣接する折曲げフラップ11cを切込線11eを介して互いに分離させた形状を有している。そして、折癖線11b,11dを介して板紙11を折り曲げつつ、接着剤や止め金具等を介して折り曲げた各片を接合して、六面体形状の包装箱10が組み立てられることになる。
【0015】
なお、ボトル容器16の展示状態を示す図1(a),(b)では、包装箱10は、その天面が開放された状態となっているが、このような展示状態においては、例えば各面板11aの上辺に連接配置された折曲げフラップ11cを第2折癖線11dを介して包装箱10の内側に折り畳んでおくことにより、天面を容易に開放させた状態としておくことが可能になる。また、内側に折り畳んだ折曲げフラップ11cは、包装箱10の外側に折り拡げることにより、当該包装箱10を、4体のボトル容器16の全体を覆う梱包用の箱として再度使用することが可能になる。
【0016】
そして、本第1実施形態によれば、六面体形状の包装箱10の側周面17に形成されて背面側に位置する一対の稜線12には、これらの稜線12と各々交差して、各三対、合計6本の押込み破断線13が設けられている。各押込み破断線13は、例えば板紙11の全厚に亘って単に切り込まれた切込線や、或いは板紙11の厚さの一部を残して切り込んだ半切れ線、ミシン目等からなり、山折り部分14を内側に折込む際の押圧力によって、当該各押込み破断線13に沿って板紙11を容易に破断できるようになっている。
【0017】
また、各押込み破断線13は、図3に示す展開面において、稜線12と垂直に交差して直線状に設けられており、これによって山折り部分14を、包装箱10の内側に略水平に折込むことを可能にして、安定した支持台15を形成することができるようになている(図1(a),(b)参照)。なお、本第1実施形態によれば、各押込み破断線13の稜線12から延設される長さを調整することにより、包装箱10の内側への支持台15の突出量を容易に調整することが可能になる。また、各一対の押込み破断線13の稜線12と離れた端部には、これらの端部に跨がって端部折癖線19が縦方向に延設して設けられており、これによって各山折り部分14を包装箱10の内側に折込む作業をスムーズに行うことが可能になる。
【0018】
そして、本第1実施形態によれば、ボトル容器16を複数収容して販売場に積み重ねた状態で設置された多数の包装箱10から、任意の1個又は数個の包装箱10を展示用のものとして選択し、包装箱10の天面を開放して収容されたボトル容器16を取り出した後、天面の折曲げフラップ11cを包装箱10の内側に折り畳むと共に、予め包装箱10に設けられた一対の押込み破断線13によって挟まれる山折り部分14を、谷折りとなように内側に折込むことにより支持台15を内部に形成する(図2参照)。しかる後に、包装箱10から取り出したボトル容器16を再び収容する際に、形成された支持台15に下端部を支持させて後列のボトル容器16を包装箱10の背面側に挿入配置することにより、当該後列のボトル容器16を包装箱10の底面18から一段高く保持し、その上部を人目に付きやすい状態として、収容物品であるボトル容器16を簡易に展示することが可能になる(図1(a),(b)参照)。
【0019】
また、本第1実施形態によれば、包装箱10の背面側に配置される2本の稜線12には、各三対、合計6本の押込み破断線13が、それぞれの稜線12と交差して設けられているので、一対の押込み破断線13によって挟まれる各3箇所の山折り部分14から、内側に折込むべき各1箇所の山折り部分14を選択することにより、支持台15によってボトル容器16が保持される高さを段階的に調整することが可能になる。
【0020】
さらに、本第1実施形態によれば、展示を止めて包装箱10の内部にボトル容器16を再び収容して梱包する場合には、包装箱10からボトル容器16を取り出し、谷折りとなように内側に折込まれた支持台15を、山折り部分14として側周面17と面一に復帰するように外側に押し出すと共に、内側に折り畳んだ折曲げフラップ11cを包装箱10の外側に折り拡げる。しかる後に、取り出したボトル容器16を内部に収容すると共に、折曲げフラップ11cを折り重ねて天面を閉塞することにより、4本のボトル容器16を一体として覆って再度梱包することが可能になる。
【0021】
すなわち、本第1実施形態の包装箱10によれば、梱包機能を損なうことなく、収容物品であるボトル容器16を人目に付きやすい状態にして簡易且つ容易に展示することができる。
【0022】
図4〜図6は、本発明の好ましい第2実施形態に係る包装箱20を示すものである。本第2実施形態によれば、六面体形状の底面28に形成されて背面側に位置する稜線22と交差して、一対の押込み破断線23が設けられている。そして、この一対の押込み破断線23によって挟まれる山折り部分24を谷折りとなるように内側に折込むことにより支持台25を内部に形成し、この支持台25に下端部を支持させることにより、収容物品であるボトル容器16を包装箱20の底面28から一段高く保持した状態で展示することを可能にするものである。
【0023】
すなわち、本第2実施形態の包装箱20は、上記第1実施形態と同様の一枚の板紙21(図6参照)を六面体形状となるように折り曲げて形成される包装箱であって、上記第1実施形態と同様の切込み線、半切れ線、ミシン目等からなる一対の押込み破断線23が、背面側に形成される稜線22の中央部分に位置して設けられている。また一対の押込み破断線23は、図6に示す展開面において、背面側に形成される稜線22と垂直に交差して直線状に設けられている。
【0024】
さらに、本第2実施形態によれば、稜線22と垂直に交差して設けられる一対の押込み破断線23によって挟まれる山折り部分24には、罫線、半切れ線、ミシン目、押潰し線等からなる、稜線22と平行な二対以上の複数の折癖線27が形成されており、この折癖線27を選択して山折り部分24を内側に折込むことにより、支持台25によってボトル容器16が保持される高さを調整することができるようになっている。また、各押込み破断線23の稜線22から延設される長さを調整することによっても、包装箱20の内側に折込まれて形成される支持台25の高さを調整することができるようになっている。
【0025】
そして、本第2実施形態の包装箱20によっても、稜線22と交差する一対の押込み破断線23によって挟まれる山折り部分24を備えていることにより、上記第1実施形態の包装箱10と略同様の作用効果を奏することになる。
【0026】
図7〜図9は、本発明の好ましい第3実施形態に係る包装箱30を示すものである。本第3実施形態によれば、六面体形状の側周面37に形成されて背面側に位置する一対の稜線32と各々交差して設けられた、各上側押込み破断線33と各下側押込み折癖線36とによって囲まれるように挟まれて、2段に配置された山折り部分34が、一対の稜線32に各々2箇所に形成されている。そして、一対の稜線32の各2箇所の山折り部分34から一方を選択して、当該選択された山折り部分34を倒立四角錘形状の谷折りとなるように内側に折込むことにより、ボトル容器16を一段高く保持する支持台35を包装箱30の内部に形成することができるようになっている。
【0027】
すなわち、本第3実施形態の包装箱30は、上記第1実施形態と同様の一枚の板紙31(図9参照)を六面体形状となるように折り曲げて形成される包装箱であって、上記第1実施形態と同様の切込み線、半切れ線、ミシン目等からなる上側押込み破断線33が、稜線32の部分でくの字状に折れ曲がって4箇所に設けられており、また罫線、半切れ線、ミシン目、押潰し線等からなる下側押込み折癖線36が、各上側押込み破断線33と対向するくの字状に折れ曲がって4箇所に設けられていることにより、各稜線32に2箇所、合計4箇所の、上側押込み破断線33と下側押込み折癖線36とによって囲まれるように挟まれた山折り部分34が形成されることになる。
【0028】
このように、山折り部分34は、押込み破断線33と押込み折癖線36とによって挟まれて設けられることもでき、また押込み破断線33や押込み折癖線36は、折れ曲がって設けられていても良い。そして、本第3実施形態の包装箱30は、稜線32と交差する上側押込み破断線33と下側押込み折癖線36とによって挟まれた山折り部分34を備えることにより、上記第1実施形態の包装箱10と略同様の作用効果を奏することになる。
【0029】
図10〜図12は、本発明の好ましい第4実施形態に係る包装箱40を示すものである。本第4実施形態によれば、六面体形状の側周面47に形成されて背面側に位置する一対の稜線42と各々交差して設けられた、上側押込み破断線43と下側押込み折癖線46とによって挟まれて、上記第3実施形態の山折り部分34と同様の形状の上段山折り部分44が形成されていると共に、一対の稜線42と各々交差して設けられた一対の押込み破断線50によって挟まれて、下段山折り部分48が形成されている。
【0030】
すなわち、本第4実施形態の包装箱40は、上記第1実施形態と同様の一枚の板紙41(図12参照)を六面体形状となるように折り曲げて形成される、前後方向に3列、合計6本のボトル容器16を収容する包装箱であって(図10参照)、上記第1実施形態と同様の切込み線、半切れ線、ミシン目等からなる上側押込み破断線43或いは押込み破断線50、又は罫線、半切れ線、ミシン目、押潰し線等からなる下側押込み折癖線46に挟まれて、各稜線42には、各々一箇所の上段山折り部分44と各々一箇所の下段山折り部分48が形成されることになる。
【0031】
また、下段山折り部分48を形成する各一対の押込み破断線50は、各稜線42から相当の長さで延設されている。したがって、上段山折り部分44を谷折りとなるように内側に折込んで上段支持台45を形成すると共に、下段山折り部分48を谷折りとなるように内側に折込んで下段支持台49を形成する際に、下段山折り部分48による下段支持台49は、包装箱40の略中央部分まで大きく突出して内側に設けられることになる(図11参照)。これによって、本第4実施形態の包装箱40によれば、図10に示すように、後列の2本のボトル容器16を上段支持台45に支持させて配置すると共に、中央列の2本のボトル容器16を下段支持台49に支持させて配置することができ、背面側の2列のボトル容器16を底面から階段状に高く保持して展示することにより、展示効果を一層向上させることが可能になる。
【0032】
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、包装箱に収容される収容物品は、洗剤や食品等を封入したボトル容器である必要は必ずしもなく、その他の形状の容器や、容器以外の物品であっても良い。また包装箱に収容される収容物品は、4体又は6体である必要は必ずしもなく、収容される個数は任意である。さらに、押込み破断線や押込み折癖線によって挟まれる山折り部分は、背面側に位置する稜線に設けられる必要は必ずしもない。
【0033】
また、本発明の包装箱は、上記各実施形態のような展開形状に裁断された一枚の板紙を用いて形成されるものである必要は必ずしもなく、例えば図13(a)〜(d)に示される、六面体形状を形成し得る公知の各種の展開形状に裁断された板紙を用い、これの稜線が形成される所定の位置に、押込み破断線や押込み折癖線によって挟まれる山折り部分60を設けることにより、本発明の包装箱を形成することもできる。
【0034】
さらに、本発明の包装箱による収容物品の展示方法によれば、包装箱に押込み破断線や押込み折癖線によって挟まれる山折り部分を予め設けておく必要は必ずしもなく、例えば販売場において、カッター等を用いて包装箱の稜線と交差して押込み破断線を切込み形成することにより一対の押込み破断線によって挟まれる山折り部分を形成し、当該山折り部分を押し込んで包装箱の内部に支持台を設けるようにすることもできる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の包装箱及び収容物品の展示方法によれば、包装箱による梱包機能を損なうことなく、収容物品を人目に付きやすい状態にして簡易に展示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る包装箱を説明する、(a)は正面側から視た斜視図、(b)は背面側から視た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る包装箱を説明する、図1(a)を上方から視た平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る包装箱を構成する板紙の展開平面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る包装箱を説明する背面側から視た斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る包装箱を説明する、図4を前後逆にして上方から視た平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る包装箱を構成する板紙の展開平面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る包装箱を説明する背面側から視た斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る包装箱を説明する、図7を前後逆にして上方から視た平面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る包装箱を構成する板紙の展開平面図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る包装箱を説明する正面側から視た斜視図である。
【図11】本発明の第4実施形態に係る包装箱を説明する、図10を上方から視た平面図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る包装箱を構成する板紙の展開平面図である。
【図13】(a)〜(d)は、包装箱を構成する板紙の展開形状を例示する平面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 包装箱
11,21,31,41 板紙
12,22,32,42 稜線
13,23、50 押込み破断線
14,24,34 山折り部分
15,25,35 支持台
16 ボトル容器
17,37,47 側周面
18,28 底面
19 折癖線
27 折癖線
33,43 上側押込み破断線
36,46 下側押込み折癖線
44 上段山折り部分
45 上段支持台
48 下段山折り部分
49 下段支持台

Claims (5)

  1. 一枚の板紙を六面体形状となるように折り曲げてなる包装箱であって、
    前記六面体形状の側周面に形成される稜線と交差する上側押込み破断線と下側押込み折癖線とによって囲まれるように挟まれて、山折り部分が形成されており、該山折り部分を倒立四角錘形状の谷折りとなるように内側に折込むことにより支持台を内部に形成し、該支持台に収容容器の下端部を支持させることにより、収容物品を底面から高く保持した状態で展示することを可能にする包装箱。
  2. 前記側周面に形成される稜線と交差する前記上側押込み破断線と前記下側押込み折癖線とによって挟まれた前記山折り部分を複数設け、内側に折込む前記山折り部分を選択することにより、前記支持台によって前記収容物品が保持される高さを調整可能とする請求項1記載の包装箱。
  3. 前記山折り部分の下方に、前記六面体形状の側周面に形成される稜線と交差して設けられた一対の押込み破断線によって挟まれて、下段山折り部分が形成されており、該下段山折り部分は、当該下段山折り部分を谷折りとなるように内側に折込んで下段支持台を形成する際に、包装箱の略中央部分まで大きく突出して内側に設けられる請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 前記上側押込み破断線又は前記下側押込み折癖線は、包装箱の背面側に位置する稜線と交差して設けられる請求項1〜3のいずれかに記載の包装箱。
  5. 板紙を六面体形状となるように折り曲げてなる包装箱の側周面に形成される稜線と交差する上側押込み破断線と下側押込み折癖線とによって囲まれるように挟まれる山折り部分を形成し、該山折り部分を倒立四角錘形状の谷折りとなるように内側に折込むことにより支持台を内部に形成し、該支持台に収容物品の下端部を支持させることにより、収容物品を底面から高く保持した状態で展示する包装箱による収容物品の展示方法。
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