JP2023026084A - 包装箱及び小型包装箱の形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】体裁を損ねず、さらに、蓋部の構成に関わらず、容易に収納容積の小さい包装箱にサイズ変更可能な包装箱を提供する。【解決手段】胴部2の高さ方向所定位置にこの胴部2の下側部分を切断分離する横切断線6が設けられ、さらに、この横切断線6の上方には折り曲げ線7が設けられ、第一の包装箱形態において、胴部2を横切断線6に沿って切断し該胴部2の該横切断線6より下方の下側部分を分離すると共に、胴部2の各角縁5を所定長さ切断し、下側部分が分離された胴部2の前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dを折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げて新たな底面10を形成することで、第一の包装箱形態よりも収納容積の小さい第二の包装箱形態となるように構成されている包装箱。【選択図】図1
Description
本発明は、収納容積が小さい包装箱形態に形態変更可能な包装箱及び小型包装箱の形成方法に関するものである。
近年、インターネットを利用した通信販売(所謂、ネット通販)が広く普及している。
ところで、この通信販売においては、商品の発送に段ボール箱等の包装箱が必要不可欠であり、そのため、販売店は、発送する商品の大きさに合わせて多様なサイズの包装箱を多数保有しておく必要がある。
しかしながら、多様なサイズの包装箱を多数保有するには、広い保管スペースが必要となり、また、コストも掛かってしまうため、個人が営むような小規模店舗では、多様なサイズの包装箱を多数保有することは難しい。
そうかといって、大きめのサイズの包装箱を揃え、小さいサイズの商品に対しても大きいサイズの包装箱を使用すると、緩衝材の使用量が多くなったり、運賃が高くなるなどのコストの問題が生じてしまう。
上記問題を解決するため、従来、特許文献1~4に示すような、サイズ変更可能な包装箱が提案されている。
上記特許文献1~4に示す従来のサイズ変更可能な包装箱(以下、「従来例」という。)は、いずれも上部開口部に四枚のプラップが設けられ、この四枚のフラップで上部開口部を閉塞するものであり、フラップと側面部との境界部に設けられるフラップを屈曲可能にする第一の折線の他に、この第一の折線の下方に側面部上に第二の折線を設けると共に、各角縁部において第二の折線まで延びる切断線を設け、この切断線に沿って切断後、第二の折線に沿って側面部を内側に折り曲げて側面部の高さを低くすることで、収納容積の小さい包装箱にサイズ変更することができるように構成されている。
しかしながら、従来例のような構成の場合、蓋部となるフラップを切断するタイプであれば、フラップに切断痕が残り、蓋を開けた場合、この切断痕が目に付いたりする。また、蓋部となるフラップを切断しないが各フラップを重ねて納めるタイプであれば、フラップ同士に重なりが生じるなどして、見栄えが悪くなってしまう。さらに、従来例のような構成は、一枚の天面(一枚の外フラップ)で蓋部が形成される包装箱には採用できない問題がある。
本発明はこのような従来例の問題に鑑みなされたものであり、体裁を損ねず、さらに、蓋部の構成に関わらず、容易に収納容積の小さい包装箱にサイズ変更可能な包装箱及び小型包装箱の形成方法を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの四側面部で形成される矩形枠状の胴部2と、前記胴部2の下部開口部を閉塞する底面部3と、前記胴部2の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部4とからなり、所定の収納容積を有する第一の包装箱形態から該第一の包装箱形態よりも収納容積が小さい第二の包装箱形態に形態変更可能な包装箱であって、前記前側面部1a、前記後側面部1b、前記左側面部1c及び前記右側面部1dには、夫々、前記胴部2の高さ方向所定位置から下側部分を分離する横切断線6が設けられ、さらに、前記前側面部1a、前記後側面部1b、前記左側面部1c及び前記右側面部1dの前記各横切断線6の上方には、夫々、折り曲げ線7が設けられ、前記第一の包装箱形態において、前記胴部2を前記横切断線6に沿って切断し該胴部2の該横切断線6より下方の下側部分を分離すると共に、前記前側面部1aと前記左側面部1c、前記左側面部1cと前記後側面部1b、前記後側面部1bと前記右側面部1d及び前記右側面部1dと前記前側面部1aの連設部となる各角縁5を所定長さ切断し、前記下側部分が分離された前記胴部2の前記前側面部1a、前記後側面部1b、前記左側面部1c及び前記右側面部1dを前記折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げて新たな底面10を形成することで、前記第二の包装箱形態となるように構成されていることを特徴とする包装箱に係るものである。
また、請求項1記載の包装箱において、前記横切断線6は、ミシン目であることを特徴とする包装箱に係るものである。
また、請求項1,2いずれか1項に記載の包装箱において、前記各角縁5にして前記横切断線6と前記折り曲げ線7との間には縦切断線8が設けられていることを特徴とする包装箱に係るものである。
また、請求項3記載の包装箱において、前記縦切断線8は、ミシン目であることを特徴とする包装箱に係るものである。
また、請求項1~4いずれか1項に記載の包装箱において、前記蓋部4は、基端部が前記胴部2の上部開口部の一開口縁に屈曲自在に連設され、この基端部と対向位置の先端部に差込片11が設けられていることを特徴とする包装箱に係るものである。
また、請求項1~5いずれか1項に記載の包装箱において、この包装箱は段ボール箱であることを特徴とする包装箱に係るものである。
また、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの四側面部で形成される矩形枠状の胴部2と、前記胴部2の下部開口部を閉塞する底面部3と、前記胴部2の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部4とからなる第一の包装箱から、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの四側面部で形成される矩形枠状の胴部2と、前記胴部2の下部開口部を閉塞する底面10と、前記胴部2の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部4とからなり、前記第一の包装箱の収納容積よりも小さい収納容積の第二の包装箱を形成する小型包装箱の形成方法であって、前記第一の包装箱の前記胴部2の高さ方向所定位置から下側部分を前記底面部3と共に切断分離し、続いて、前記下側部分を分離した前記胴部2の前記前側面部1aと前記左側面部1c、前記左側面部1cと前記後側面部1b、前記後側面部1bと前記右側面部1d及び前記右側面部1dと前記前側面部1aの連設部となる各角縁5を所定長さ切断し、続いて、前記各角縁5間の前記前側面部1a、前記後側面部1b、前記左側面部1c及び前記右側面部1dを内側に向かって折り曲げて新たな底面10を形成することで前記第二の包装箱を形成することを特徴とする小型包装箱の形成方法に係るものである。
また、請求項7記載の小型包装箱の形成方法において、前記第一の包装箱は段ボール箱であることを特徴とする小型包装箱の形成方法に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、切断部の露出による体裁を損ねることがなく、しかも、蓋部の構成に関わらず、第一の包装箱形態から、この第一の包装箱形態よりも収納容積の小さい第二の包装箱形態に容易に変更することができる実用性に優れた包装箱及び小型包装箱の形成方法となる。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの夫々に設けられた横切断線6に沿って胴部2を切断し、この胴部2の横切断線6より下方の下側部分(以下、「胴部下側部2b」という。)を底面部3と共に分離し、この胴部下側部2bが分離された胴部2の上側部分(以下、「胴部上側部2a」という。)の前側面部1aと左側面部1c、左側面部1cと後側面部1b、後側面部1bと右側面部1d及び右側面部1dと前側面部1aの連設部となる各角縁5を所定長さ切断し、胴部上側部2aの前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dを折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げることで、この折り曲げた前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dが胴部上側部2aの下部開口部を閉塞する新たな底面10となり、第一の包装箱形態よりも胴部高さ寸法が低く収納容積が小さい第二の包装箱形態となる。
このように、本発明は、第一の包装箱形態における胴部下側部2bを切断分離し、胴部上側部2aの前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの下側を内側に折り曲げ新たな底面10を形成し、第一の包装箱形態よりも胴部高さ寸法が低く収納容積が小さい第二の包装箱形態とするから、横切断線6に沿って切断した切断部及び各角縁5の切断部が載置状態において露出せず、人目に触れないから体裁が損なわれない。
しかも、本発明は、胴部2の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部4には手が加えられず、構成が維持されているから、蓋部4の構成に関わらず、第一の包装箱形態よりも胴部高さ寸法が低く収納容積が小さい第二の包装箱形態とすることができる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの四側面部で形成される矩形枠状の胴部2と、前記胴部2の下部開口部を閉塞する底面部3と、前記胴部2の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部4とからなり、所定の収納容積を有する第一の包装箱形態から該第一の包装箱形態よりも収納容積が小さい第二の包装箱形態に形態変更可能な包装箱であって、前記前側面部1a、前記後側面部1b、前記左側面部1c及び前記右側面部1dには、夫々、前記胴部2の高さ方向所定位置から下側部分を分離する横切断線6が設けられ、さらに、前記前側面部1a、前記後側面部1b、前記左側面部1c及び前記右側面部1dの前記各横切断線6の上方には、夫々、折り曲げ線7が設けられ、前記第一の包装箱形態において、前記胴部2を前記横切断線6に沿って切断し該胴部2の該横切断線6より下方の下側部分を分離すると共に、前記前側面部1aと前記左側面部1c、前記左側面部1cと前記後側面部1b、前記後側面部1bと前記右側面部1d及び前記右側面部1dと前記前側面部1aの連設部となる各角縁5を所定長さ切断し、前記下側部分が分離された前記胴部2の前記前側面部1a、前記後側面部1b、前記左側面部1c及び前記右側面部1dを前記折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げて新たな底面10を形成することで、前記第二の包装箱形態となるように構成されているものである。
以下、本実施例について具体的に説明する。
本実施例は、図1に示す一枚の段ボール製ブランクシートAを接合、折曲組立してなる段ボール製の包装箱、所謂、段ボール箱であり、図2に示す第一の包装箱形態(第一の包装箱)から、この第一の包装箱形態よりも収納容積が小さい図3に示す第二の包装箱形態(第二の包装箱)に形態変更可能に構成される包装箱である。
ブランクシートAは、図1に示すように、第一の包装箱形態の胴部2を形成する前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dと、底面部3を形成する第一底面形成部3a、第二底面形成部3b、第三底面形成部3c及び第四底面形成部3dと、蓋部4を形成する外フラップ部4a及び2つの内フラップ部4bを備える構成である。
具体的には、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dは、図1に示すように、一端側から後側面部1b、左側面部1c、前側面部1a、右側面部1dの順に連設され、また、後側面部1bと左側面部1c、左側面部1cと前側面部1a及び前側面部1aと右側面部1dは夫々、屈曲自在に連設され、さらに、後側面部1bには右側面部1dと接合する胴部接合片12が屈曲自在に設けられている。
また、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dには、夫々、横切断線6及び折り曲げ線7が設けられている。
各横切断線6は、ミシン目であり、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの夫々の高さ方向所定位置、具体的には、高さ方向中央より下方側の所定位置に水平方向一直線状に連設され、第一の包装箱形態において、胴部2を周方向に一周する状態で配設されるように設けられている。
また、各折り曲げ線7は、前記横切断線6の上方に、所定の間隔を置いて切断線6と平行に設けられている。
具体的には、折り曲げ線7は、横切断線6に対して、左側面部1c(右側面部1d)の幅寸法の1/2の長さと同等の間隔をおいて設けられ、第二の包装箱形態において、前側面部1a及び後側面部1bをこの折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げた場合、前側面部1aが下部開口部の左右方向一方側半分を閉塞し、後側面部1bがもう一方側半分を閉塞し得るように構成されている。
なお、後側面部1b及び右側面部1dに設けられる折り曲げ線7は、前側面部1a及び後側面部1bに設けられる折り曲げ線7よりも若干上方に設けられている。これは、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dを、左側面部1c及び右側面部1dが前側面部1a及び後側面部1bの内側に配されるように折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げた場合、前側面部1a及び後側面部1bが外側に膨らんでしまうことを防止するため、すなわち、この折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げた前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dによって形成される第二の包装箱形態における底面10が平坦に形成されるようにするためである。
また、本実施例の折り曲げ線7は、第一の包装箱形態において内側面となる側の面に設けられ、第一の包装箱形態において外側からは見えないように設けられている。
またさらに、後側面部1bと左側面部1c、左側面部1cと前側面部1a、前側面部1aと右側面部1d及び後側面部1bと接合片11の夫々の連設部には、第二の包装箱形態において、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの夫々を折り曲げ線7に沿って屈曲可能とするための切り込み9を形成するための縦切断線8が設けられている。
具体的には、縦切断線8は、切断線6と同様のミシン目に形成され、横切断線6から折り曲げ線7に亘って設けられている。
また、第一の包装箱形態における底面部3を形成する第一底面形成部3aは、前側面部1aの下辺(第一の包装箱形態における下部開口部の一開口縁となる辺)に屈曲自在に連設され、第二底面形成部3bは、後側面部1bの下辺に屈曲自在に連設され、第三底面形成部3cは、左側面部1cの下辺に屈曲自在に連設され、第四底面形成部3dは、右側面部1dの下辺に屈曲自在に連設されている。
具体的には、前記第一底面形成部3a、第二底面形成部3b、第三底面形成部3c及び第四底面形成部3dにおいて、第一底面形成部3aと第二底面形成部3bが合同な形状に形成され、第三底面形成部3cと第四底面形成部3dが合同な形状に形成されている。
また、第一底面形成部3a及び第二底面形成部3bは、屈曲自在に連設される底部接合片13を備え、第一底面形成部3aの底部接合片13は、適宜な接合手段により第三底面形成部3cと接合され、第二底面形成部3bの底部接合片13は、適宜な接合手段により第四底面形成部3dと接合されるように構成されている。
また、蓋部4を形成する外フラップ部4a(蓋部4の主要部)は、第一の包装箱形態及び第二の包装箱形態における上部開口部をこの外フラップ部4a一枚で閉塞し得るよう、上部開口部と同形の方形状に形成されている。
具体的には、外フラップ部4aは、先端部に差込片11が設けられ、基端部が後側面部1bの上辺(第一の包装箱形態及び第二の包装箱形態における上部開口部の一開口縁となる辺)に屈曲自在に連設されている。
また、内フラップ部4bの一方は左側面部1cの上辺に屈曲自在に連設され、もう一方は右側面部1dの上辺に屈曲自在に連設されている。
本実施例は、以上のように構成されるブランクシートAの胴部接合片12と右側面部1d、第一底面形成部3aの底部接合片13と第四底面形成部3d及び第二底面形成部3bの底部接合片13と第三底面形成部3cの夫々を適宜な接合手段により接合すると共に、所定の折り曲げ部を折り曲げで組立形成した図4に示す折り畳み扁平形態を製品形態とし、この折り畳み扁平形態の本実施例を展開、折曲組立することで、図1に示すような、前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dの四側面部で構成される矩形枠状の胴部2と、この胴部2の下部開口部を閉塞する底面部3と、胴部2の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部4とからなり、胴部2の高さ方向所定中央より下方位置にこの胴部2の下側部分(胴部下側部2b)を分離する横切断線(ミシン目)がこの胴部2を一周するように設けられ、さらに、この横切断線6の上方に所定の間隔をおいて折り曲げ線7が設けられ、また、前側面部1aと左側面部1c、左側面部1cと後側面部1b、後側面部1bと右側面部1d及び右側面部1dと前側面部1aの連設部となる各角縁5に、胴部下側部2bが分離された胴部2の上側部分(胴部上側部2a)の前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dを折り曲げ線7に沿って屈曲可能とするための切り込み9を形成するための縦切断線8(ミシン目)が設けられた第一の包装箱形態となる。
また、本実施例は、この第一の包装箱形態において、図5に示すように、胴部2に設けられた横切断線6に沿って胴部2を切断し、この胴部2の胴部下側部2b及び底面部3を分離し、続いて、図6に示すように、胴部下側部2bを切り離した胴部上側部2aの各角縁5に設けられた縦切断線8に沿って角縁5を所定長さ切断して、各角縁5に切り込み9を形成し、胴部上側部2aの前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dを夫々、折り曲げ線7に沿って屈曲可能な状態にする。
そして、図7に示すように、胴部上側部2aの前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dを夫々に設けられた折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げることで、この内側に折り曲げた前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dが新たな底面10となる図8に示すような第二の包装箱形態となる。
なお、本実施例では、第一の包装箱形態から第二の包装箱形態に形態変更する場合について説明したが、本実施例は、図4に示す折り畳み扁平形態から第二の包装箱形態にすることも可能である。
このように、本実施例は、第一の包装箱形態における胴部2の胴部下側部2bを切断分離し、胴部2の胴部上側部2aの前側面部1a、後側面部1b、左側面部1c及び右側面部1dを折り曲げ線7に沿って内側に折り曲げて新たな底面10を形成し、第一の包装箱形態よりも胴部高さ寸法が低く収納容積が小さい第二の包装箱形態とするから、横切断線6に沿って切断した切断部及び縦切断線8に沿って切断し形成された切り込み9が載置状態において露出せず、人目に触れないから体裁が損なわれない。
しかも、本実施例は、胴部2の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部4には手が加えられず、蓋部4の構成が維持されている(第一の包装箱形態と第二の包装箱形態とで形態が変わらない)から、蓋部4の構成に関わらず、第一の包装箱形態よりも胴部高さ寸法が低く収納容積が小さい第二の包装箱形態とすることができる。
なお、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1a 前側面部
1b 後側面部
1c 左側面部
1d 右側面部
2 胴部
3 底面部
4 蓋部
5 角縁
6 横切断線
7 折り曲げ線
8 縦切断線
10 底面
1b 後側面部
1c 左側面部
1d 右側面部
2 胴部
3 底面部
4 蓋部
5 角縁
6 横切断線
7 折り曲げ線
8 縦切断線
10 底面
Claims (8)
- 前側面部、後側面部、左側面部及び右側面部の四側面部で形成される矩形枠状の胴部と、前記胴部の下部開口部を閉塞する底面部と、前記胴部の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部とからなり、所定の収納容積を有する第一の包装箱形態から該第一の包装箱形態よりも収納容積が小さい第二の包装箱形態に形態変更可能な包装箱であって、前記前側面部、前記後側面部、前記左側面部及び前記右側面部には、夫々、前記胴部の高さ方向所定位置から下側部分を分離する横切断線が設けられ、さらに、前記前側面部、前記後側面部、前記左側面部及び前記右側面部の前記各横切断線の上方には、夫々、折り曲げ線が設けられ、前記第一の包装箱形態において、前記胴部を前記横切断線に沿って切断し該胴部の該横切断線より下方の下側部分を分離すると共に、前記前側面部と前記左側面部、前記左側面部と前記後側面部、前記後側面部と前記右側面部及び前記右側面部と前記前側面部の連設部となる各角縁を所定長さ切断し、前記下側部分が分離された前記胴部の前記前側面部、前記後側面部、前記左側面部及び前記右側面部を前記折り曲げ線に沿って内側に折り曲げて新たな底面を形成することで、前記第二の包装箱形態となるように構成されていることを特徴とする包装箱。
- 請求項1記載の包装箱において、前記横切断線は、ミシン目であることを特徴とする包装箱。
- 請求項1,2いずれか1項に記載の包装箱において、前記各角縁にして前記横切断線と前記折り曲げ線との間には縦切断線が設けられていることを特徴とする包装箱。
- 請求項3記載の包装箱において、前記縦切断線は、ミシン目であることを特徴とする包装箱。
- 請求項1~4いずれか1項に記載の包装箱において、前記蓋部は、基端部が前記胴部の上部開口部の一開口縁に屈曲自在に連設され、この基端部と対向位置の先端部に差込片が設けられていることを特徴とする包装箱。
- 請求項1~5いずれか1項に記載の包装箱において、この包装箱は段ボール箱であることを特徴とする包装箱。
- 前側面部、後側面部、左側面部及び右側面部の四側面部で形成される矩形枠状の胴部と、前記胴部の下部開口部を閉塞する底面部と、前記胴部の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部とからなる第一の包装箱から、前側面部、後側面部、左側面部及び右側面部の四側面部で形成される矩形枠状の胴部と、前記胴部の下部開口部を閉塞する底面と、前記胴部の上部開口部を開閉自在に閉塞する蓋部とからなり、前記第一の包装箱の収納容積よりも小さい収納容積の第二の包装箱を形成する小型包装箱の形成方法であって、前記第一の包装箱の前記胴部の高さ方向所定位置から下側部分を前記底面部と共に切断分離し、続いて、前記下側部分を分離した前記胴部の前記前側面部と前記左側面部、前記左側面部と前記後側面部、前記後側面部と前記右側面部及び前記右側面部と前記前側面部の連設部となる各角縁を所定長さ切断し、続いて、前記各角縁間の前記前側面部、前記後側面部、前記左側面部及び前記右側面部を内側に向かって折り曲げて新たな底面を形成することで前記第二の包装箱を形成することを特徴とする小型包装箱の形成方法。
- 請求項7記載の小型包装箱の形成方法において、前記第一の包装箱は段ボール箱であることを特徴とする小型包装箱の形成方法。
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