JP5684213B2 - 手摺の連結構造 - Google Patents
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Description
特許文献2には、手摺材と手摺材との間に球体を介在させて自在に手摺材を連結するようにした接合構造が開示されている。
特許文献3には、一方の手摺の端部に装着した第1継ぎ具の先端部に設けた開口部に、他方の手摺の端部に装着した第2継ぎ具の先端部が回動自在に嵌合した手摺継ぎ手が開示されている。
(1)手摺の端部に取り付けられるエンドキャップであって、後端面に手摺の端部が取り付けられ先端面が手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面となっていることを特徴とする手摺のエンドキャップ。
(2)前記円形の傾斜面は、前記エンドキャップの径と等しい丸棒をその軸心に対して所定の傾斜角度で切断したときの楕円形切断傾斜面における短径と等しいか、それよりも小さい直径を有する(1)に記載のエンドキャップ。
(3)前記円形の傾斜面は、中心が前記手摺の軸心と一致している(1)または(2)に記載のエンドキャップ。
(4)2本の手摺を所定の角度で連接する手摺の連接構造であって、各手摺の端部をエンドキャップ後端面に取り付け、2本の手摺の端部にそれぞれエンドキャップを装着した状態で、各エンドキャップ先端に設けられ手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させることを特徴とする手摺の連接構造。
(5)前記エンドキャップは前記手摺に該手摺の周方向に回転自在に取り付けられる(4)に記載の連接構造。
(6)前記エンドキャップは、前記円形の傾斜面から手摺と同軸方向に手摺取付用ねじを挿入するための通路が形成されており、該通路の底部に前記手摺取付用ねじが挿通する孔が形成されており、前記円形の傾斜面から前記通路内に挿入されたねじは、頭部が通路底部の前記孔周縁に係止して、ねじ部が前記孔を挿通して手摺の端面に螺入される(4)または(5)に記載の手摺の連接構造。
なお、本発明において、「連接」とは、2本の手摺が、連結または接続ではなく、ほぼ連続的に連なっていることを意味しており、対向するエンドキャップ間に隙間があってもよい。
(7)所定の角度で連接した2本の手摺を連結する手摺の連結構造であって、各手摺の端部をエンドキャップ後端面に取り付け、各エンドキャップ先端に設けられ手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させると共に、連結部材を介して両エンドキャップを連結したことを特徴とする手摺の連結構造。
(8)前記エンドキャップは、後端面に手摺が取り付けられ、かつ前記円形の傾斜面には開口が設けられており、両エンドキャップの各開口内に連結部材の両端をそれぞれ挿入して両エンドキャップを連結する(7)に記載の手摺の連結構造。
(9)前記連結部材は断面が略ハット形で構成され、一方のエンドキャップの前記開口より該エンドキャップ内に挿入保持され、かつ前記連結部材の開口縁部が一方のエンドキャップの前記開口より突出すると共に、他方のエンドキャップの前記開口内縁部に係合して両エンドキャップを連結している(8)に記載の手摺の連結構造。
(10)前記エンドキャップは、前記開口から内方に延びる筒状部を有しており、前記連結部材は、両エンドキャップ先端の円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させた状態で、両エンドキャップの前記筒状部にまたがって挿通される胴部と、この胴部の両端に形成されかつ前記筒状部後端の貫通孔より突出して該貫通孔の外縁部に係止する頭部とを備え、前記胴部には該胴部を2つに分離するための分離部が設けられている(8)に記載の手摺の連結構造。
(11)前記胴部には該胴部を2つに分離するための分離部が設けられている(10)に記載の手摺の連結構造。
(12)前記連結部材は、両端に係止部が形成された伸縮可能な弾性部材からなり、両エンドキャップの円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させた状態で、両端が両エンドキャップの前記開口を通して両エンドキャップ内に挿入されると共に、両端の前記係止部が各エンドキャップ内にそれぞれ係止している(7)に記載の手摺の連結構造。
(13)前記エンドキャップは、前記開口から内方に延びる筒状部を有しており、前記連結部材は、両エンドキャップ先端の円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させた状態で、両エンドキャップの前記筒状部にまたがって挿通される胴部を有し、この胴部の両端に前記係止部が形成されると共に、該係止部は前記筒状部後端の貫通孔より突出して各エンドキャップ内にそれぞれ係止している(11)に記載の手摺の連結構造。
(14)前記連結部材が、両エンドキャップの各開口内に両端をそれぞれ挿入して両エンドキャップを連結するダボである請求項8に記載の手摺の連結構造。
(15)所定の角度で連接した2本の手摺を連結する手摺の連結構造であって、各手摺の端部をエンドキャップ後端面に取り付け、かつ各エンドキャップ先端に設けられ手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させると共に、一方のエンドキャップにおける前記円形の傾斜面には開口が、他方のエンドキャップにおける前記円形の傾斜面には前記開口内に嵌入される突起がそれぞれ設けられていることを特徴とする手摺の連結構造。
(16)前記突起が、前記開口内に嵌入され該開口の内縁部に係合する係合突起である(14)に記載の手摺の連結構造。
(17)前記エンドキャップは、後端面に手摺が取り付けられ、かつ前記円形の傾斜面から手摺と同軸方向に手摺取付用ねじを挿入するための通路が形成されており、該通路の底部に前記手摺取付用ねじが挿通する孔が形成されており、前記円形の傾斜面から前記通路内に挿入されたねじは、頭部が通路底部の前記孔周縁に係止して、ねじ部が前記孔を挿通して手摺の端面に螺入される(7)に記載の手摺の連接構造。
(18)前記エンドキャップにおける前記円形の傾斜面には開口が設けられ、該開口の内方に前記通路が形成されており、一方のエンドキャップにおける前記開口の外周部には他方のエンドキャップに設けた開口内に嵌入され該開口の縁部に係合する係合突起が設けられている(14)に記載の手摺の連結構造。
(19)所定の角度で連接した2本の手摺を連結する手摺の連結構造であって、各手摺の端部をエンドキャップ後端面に取り付け、かつ各エンドキャップ先端に設けられ手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させると共に、一方のエンドキャップにおける前記円形の傾斜面には係合突起が立設され、他方のエンドキャップにおける前記円形の傾斜面には該円形の傾斜面と同心円状に延設された円弧状スライド溝とが形成されており、前記2本の手摺を所定角度に調整した状態で、前記係合突起の先端部が前記円弧状スライド溝の所定位置で該スライド溝内に挿入されスライド溝と係合していることを特徴する手摺の連結構造。
(20)前記他方のエンドキャップにおける前記円形の傾斜面には、前記係合突起を挿入するための挿入口と該挿入口から前記円形の傾斜面と同心円状に延設された円弧状スライド溝とが形成されており、前記係合突起は前記挿入口から他方のエンドキャップ内に挿入され、前記2本の手摺の角度調整に連動して前記円弧状スライド溝に沿ってスライドし、所定位置で該スライド溝と係合するように構成されている(18)に記載の手摺の連結構造。
(21)前記係合突起は、略L字形または鉤爪形の突起である(18)または(19)に記載の手摺の連結構造。
(22)前記エンドキャップにおける前記円形の傾斜面に開口が設けられており、両エンドキャップはそれらの開口を介して前記連結部材によって所定の角度で一体に連結・固定されている(7)に記載の手摺の連結構造。
また、本発明は下記に示すエンドキャップへの手摺の取付け構造をも提供するものである。
(23)先端に設けられ手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させて、所定の角度で連接される2本のエンドキャップのうち、少なくとも1つのエンドキャップへの手摺の取付け構造であって、前記少なくとも1つのエンドキャップは、先端に前記円形の傾斜面を有するエンドキャップ本体と、前記手摺の外周面上に外装されこの手摺の外周面からエンドキャップ本体に向かって移動自在に構成され前記エンドキャップ本体と手摺とを接続する筒形の接続部とを備えたことを特徴とするエンドキャップへの手摺の取付け構造。
(24)先端に設けられ手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させて、所定の角度で連接される2本のエンドキャップのうち、少なくとも1つのエンドキャップへの手摺の取付け構造であって、前記少なくとも1つのエンドキャップは、先端に前記円形の傾斜面を有するエンドキャップ本体と、このエンドキャップ本体の後端面に配置され後端面に手摺を取り付けた手摺取付け部と、この手摺取付部の外周面上に外装されこの手摺取付け部の外周面からエンドキャップ本体に向かって移動自在に構成され前記エンドキャップ本体と手摺取付け部とを接続する筒形の接続部とを備えたことを特徴とするエンドキャップへの手摺の取付け構造。
(25)前記エンドキャップ本体は後端面に雌ねじ部が形成され、前記筒形の接続部の先端外周面には前記雌ねじ部と螺合する雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部が前記雌ねじ部に螺合した状態で前記接続部の後端は前記手摺取付け部の外周面上に位置する請求項23に記載のエンドキャップへの手摺の取付け構造
(26)先端に設けられ手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させて、所定の角度で連接される2本のエンドキャップのうち、少なくとも1つのエンドキャップへの手摺の取付け構造であって、前記少なくとも1つのエンドキャップは、先端に前記円形の傾斜面を有し後端にフランジ部を有するエンドキャップ本体と、このエンドキャップ本体の後端部外周面上にそれぞれ嵌着されて手摺先端部を収容する筒形となる断面が略半円形である一対の手摺取付け部とを備え、この一対の略半円形接続部のうち、一方の接続部には前記フランジに係止する係止部が設けられ、他方の接続部は前記一方の接続部に手摺に向かって移動自在に接続されかつ手摺取付け用ねじ挿通孔が形成されているとを特徴とするエンドキャップへの手摺の取付け構造。
また、本発明にかかるエンドキャップへの手摺の取付け構造によれば、上記エンドキャップを用いて所定の角度で連結した手摺を取り外す場合、筒形の接続部をスライドさせることにより、手摺をその軸方向に直交する方向に簡単に取り出すことができるため、手摺の取り付け、取り外しが容易になるという効果がある。なお、上記(25)の場合は、手摺取付け部をスライドさせる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る手摺のエンドキャップを示す断面図であり、図2はその平面図(図1の矢印A方向からみた図)、図3はその側面図(図1の矢印B方向からみた図)である。また、図4は図3のY‐Y断面図、図5は図1のエンドキャップの背面図である。
なお、図1は図2のX-X線断面図に相当するものである。また、外殻部1A、有底筒部1Bおよび補強壁1Cは別個に成形し、これらを組立てたものであってもよい。
ただし、部品点数が2つになることが許容されるのであれば、円形の傾斜面4の傾斜角度αが異なる2つのエンドキャップ1,1を使用してもよいことは勿論である。この場合、両方の傾斜角度αの総和が90°になるのがよい。
なお、円形の傾斜面4は、上記楕円形切断傾斜面9の短径dよりも小さい直径を有していてもよく、通常、短径dの40%以上、好ましくは60%以上とするのがよい。
なお、回転阻止手段として、例えば後端の手摺取付け穴3の底面を粗面にする、あるいは回転防止用のねじ止めを行うなどの方法を採用してもよい。
本発明にかかる第2の実施形態(手摺の連結構造)を図11に示す。同図(a)は連結部材21による両エンドキャップ100,100の連結前を、同図(b)は連結後をそれぞれ示している。各エンドキャップ100は、基本的に図1〜10に示した第1の実施形態にかかるエンドキャップ1と略同じ構成を備えているので、第1の実施形態に示した構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
エンドキャップ100は、後端面に手摺取付け穴3を設けた合成樹脂、金属等の中空成形品で構成され、前面の円形の傾斜面4には第1の開口22が設けられている。このエンドキャップ100、100は、図11(a)に示すように、第1の実施形態における傾斜面4、周面10および曲面ないし傾斜面11,12を有している。
なお、連結部材21は取り外すことなく、連結部材21で手摺2、2を再び連結させてもよい。また、ブラケット111から手摺2を取り外すのではなく、壁面110からブラケット111ごと手摺2、2を取り外す場合もある。
本発明にかかる第3の実施形態(手摺の連結構造)を図14に示す。図14はこの実施形態における両エンドキャップ101,101の連結状態を示している。各エンドキャップ101は、基本的に図1〜10に示した第1の実施形態にかかるエンドキャップ1と略同じ構成を備えているので、第1の実施形態に示した構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
連結部材31は、例えば木質材料、各種プラスチック材料、金属材料等を用いて作製することができるが、これに限定されるものではない。
これによって、連結部材31の胴部31aは両エンドキャップの前記筒状部32、32にまたがって挿通・収容され、かつ両端の頭部31b,31bが筒状部の後端面に係止して、エンドキャップ101,101を所望の角度にて連結することができる。
なお、連結部材31は分離部34を有しないものであってもよい。
本発明にかかる第4の実施形態(手摺の連結構造)を図16および図17に示す。この実施形態における各エンドキャップ101は、連結部材41を除いて、基本的に図14に示した第3の実施形態にかかるエンドキャップ101と略同じ構成であるので、第3の実施形態に示した構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
この状態で、各エンドキャップ101,101に手摺2、2を取り付け、手摺2、2を所定の壁面にブランケットを介して固定する。なお、前記筒形柱状部42は手摺2、2を取り付ける際のストッパにもなる。
本発明にかかる第5の実施形態(手摺の連結構造)を図18(a)、(b)に示す。図18(a)はこの実施形態における両エンドキャップ102,103の連結前または連結解除状態を示し、図18(b)は連結状態を示している。各エンドキャップ102,103は、基本的に図1〜10に示した第1の実施形態にかかるエンドキャップ1と略同じ構成を備えているので、第1の実施形態に示した構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
本発明にかかる第6の実施形態(手摺の連結構造)を図19(a)、(b)に示す。図19(a)はこの実施形態における2つのエンドキャップ113,113の連結前または連結解除状態を示し、図18(b)は連結状態を示している。各エンドキャップ113,113は、基本的に図1〜10に示した第1の実施形態にかかるエンドキャップ1と略同じ構成を備えているので、第1の実施形態に示した構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
手摺を取り外す場合は、両エンドキャップ113,113を互いに反対方向に引っ張って、ダボ62を凹部61から離脱させればよい。ダボ62は、木質材料、プラスチック材料、金属材料などからなる。
この実施形態では、両エンドキャップ113,113の連結状態で、円形の傾斜面4、4同士が互いに当接している場合には、手摺2の回転を阻止できるという利点がある。
なお、ダボ62に代えて、2つのエンドキャップのうち、一方のエンドキャップの円形傾斜面4の中心から凸部を突設させ、他方のエンドキャップの円形傾斜面4の中心に前記凸部が嵌合する凹部を設けてもよい。
本発明にかかる第7の実施形態(手摺の連結構造)を図20、図21に示す。図20(a)〜 (c)はこの実施形態における2つのエンドキャップ114,114の連結方法を示しており、図21は連結状態を示している。各エンドキャップ114,114は、基本的に図1〜10に示した第1の実施形態にかかるエンドキャップ1と略同じ構成を備えているので、第1の実施形態に示した構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
本発明にかかる第8の実施形態(手摺の連結構造)を図22〜24に示す。図22(a)、(b)はこの実施形態における2つのエンドキャップ115,116を示しており、図23は一方のエンドキャップ115の側面図とその斜視図を示している。図24は他方のエンドキャップ116の側面図とその斜視図を示している。各エンドキャップ115,116は、基本的に図1〜10に示した第1の実施形態にかかるエンドキャップ1と略同じ構成を備えているので、第1の実施形態に示した構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
一方、手摺2を取り外す場合は、両エンドキャップ113,113を互いに反対方向に引っ張って、突条66を開口部65から離脱させればよい。ただし、係止用の爪部67を大きくして、開口部65の内壁面の突起68にしっかりと係止させて、両エンドキャップ113,113を外れないようにすることもできる。
本発明にかかる第9の実施形態(手摺の連結構造)を図25〜27に示す。図25はこの実施形態に係る2つのエンドキャップ117,118を用いた手摺2,2の連結方法を示しており、図26は一方のエンドキャップ117の(a)側面図、(b)斜視図、(c)部分破断正面図、(d)側断面図、(e)底面図を示している。図27は他方のエンドキャップ118の(a)側面図、(b)斜視図、(c)A−A線断面図、(d)B‐B線断面図、(e)底面図を示している。各エンドキャップ117,118は、基本的に図1〜10に示した第1の実施形態にかかるエンドキャップ1と略同じ構成を備えているので、第1の実施形態に示した構成部材と同じ構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
手摺2のエンドキャップ117,118への取り付けは、前記した有底筒部1B内の通路に挿入したねじ(図示せず)を孔6から手摺2に螺入させる方法のほか、エンドキャップ117,118の側面に設けたねじ挿通孔74よりねじ75を螺入させるようにしてもよい。
(a)一方のエンドキャップ117を手摺2の先端面に取付ける。取付けは、円形の傾斜面4の中央部にある開口71から有底筒部1B内にねじ(図示せず)を挿入し、底部のねじ挿通孔6を挿通したねじ部を手摺2の先端面に螺入させて手摺取付け穴3内に手摺2を固定する。
(b)他方のエンドキャップ118を前記一方のエンドキャップ117に、前記したように係合突起70を前記挿入口72に挿入することにより取り付ける。このとき両エンドキャップ117,118は直線方向で取付けられる。
(c)両エンドキャップ117,118を回転させて所定の収まり角度に調整する。このとき、一方のエンドキャップ117には手摺2が取付けられているが、エンドキャップ117は手摺2に対して回転可能である。
(d)角度調整が完了した後、他方のエンドキャップ118の後端に手摺取付け穴3内に手摺2の先端部を嵌入し、エンドキャップ側面のねじ挿通孔74よりねじ75を螺入させる。
これにより、手摺の取り付け作業が簡単になり、施工性が向上する。
すなわち、上記の実施形態では、一対の係合突起70、70は一方の円形傾斜面4の中央部にある有底筒部1Bの開口71を挟む両側に立設し(図26)、これに係合する挿入口72、72は他方の有底筒部1Bの開口71を挟む両側にそれぞれ形成されているが(図27)、この変形例では、一対の係合突起70′、70′および挿入口72′、72′は円形傾斜面4の中心に対して180°より小さい角度αで配列されている。角度αとしては178°以下であるのがよく、178〜90°であるのが適当である。
これにより、両エンドキャップ117′、118′は、それらの後端部に接続した手摺2、2が一直線上になっている場合のみ取り付けおよび取り外しが可能であり、手摺2、2が一直線上にない場合には取り付けおよび取り外しができなくなり、安全性がより一層高まる。その他は上記の実施形態と同じであるので、同一符号を付して説明を省略する。
本発明にかかる第10の実施形態(手摺の連結構造)を図30および図31に示す。図30はこの実施形態に係る一方のエンドキャップ119の(a)側面図、(b)斜視図、(c)部分破断正面図を示している。図31は、2つのエンドキャップ119,120の連結状態を示している。
図30に示すように、他方のエンドキャップ120における円形の傾斜面4には、鉤爪形の係合突起76が係合する円弧状スライド溝77が形成されている。このスライド溝77は、円形の傾斜面4と同心円状に延設され、円形の傾斜面4の全周ないしは少なくとも手摺2,2の角度調整に必要な長さで形成されている。
その他は、図1〜10に示した第1の実施形態にかかるエンドキャップ1と略同じ構成を備えている。
他方のエンドキャップ122には、前述までのエンドキャップが使用可能であり、手摺2はねじ88によって固定されているが、一方のエンドキャップ121と同様な構造のものを使用してもよい。
また、手摺取付け部嵌入穴82bは手摺嵌入穴82aよりも外径が小さく、かつその外周面に雄ねじ部86が形成されている。そして、手摺取付け部81は、底部が筒形の接続部82の開口85に嵌入された状態で、ねじ83により手摺2の端面に固定される。
また、手摺2を取り外す場合は、雌ねじ部87から雄ねじ部86を後退させて螺合を解除するだけでよく、これにより手摺2を手摺2の軸方向に直交する方向に取り出すことができるので、エンドキャップ121,122の連結を解除する必要がなくなる。
その他は、前記した実施形態、特に第1の実施形態と同じであるので、詳細な説明は省略する。
その他は、前記した実施形態、特に第1の実施形態と同じであるので、詳細な説明は省略する。
その他は、前記した実施形態、特に第1の実施形態と同じであるので、詳細な説明は省略する。
Claims (1)
- 所定の角度で連接した2本の手摺を、各手摺の端部に取り付けられる一対のエンドキャップで連結する手摺の連結構造であって、
前記エンドキャップは、先端面が手摺の軸心に対して傾斜した円形の傾斜面となっており、
前記円形の傾斜面は、前記エンドキャップの径と等しい丸棒をその軸心に対して所定の傾斜角度で切断したときの楕円形切断傾斜面における短径と等しいか、それよりも小さい直径を有し、
各エンドキャップ先端に設けられた円形の傾斜面同士を互いに当接ないし近接対向させると共に、一方のエンドキャップにおける前記円形の傾斜面には開口が設けられ、
前記エンドキャップは、後端面に手摺が取り付けられ、かつ前記円形の傾斜面から手摺と同軸方向に手摺取付用ねじを挿入するための通路が形成されており、該通路の底部に前記手摺取付用ねじが挿通する孔が形成され、
前記円形の傾斜面から前記通路内に挿入されたねじは、頭部が通路底部の前記孔周縁に係止して、ねじ部が前記孔を挿通して手摺の端面に螺入され、
前記通路が、前記エンドキャップにおける前記円形の傾斜面に設けられた前記開口の内方に形成されており、
他方のエンドキャップに設けた開口の外周部には、一方のエンドキャップに設けた前記開口内に嵌入され該開口の内縁部に係合する係合突起が設けられていることを特徴とする手摺の連結構造。
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