JP3862953B2 - 管連結装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、波付管どうしの連結、又は波付管と他の器具との連結に用いられる管連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
管連結装置の一つとして、止め具の管係止部が筒状をした装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態で保持可能な構成のものがあり、特開昭63-11012号、及び特開2000-283353 号公報に開示されているものが知られている。前者の管連結装置には、止め具の管係止部が装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態に保持可能にするための突片が、管係止部を備えた半環状をした止め具の周方向の中央部、又は止め具の両端のボス部に一体に設けられており、後者の管連結装置には、折曲げ可能な侵入阻止部が、前者と同様に止め具あるいは装置本体に一体に設けられている。
【0003】
これら突片、又は侵入阻止部は、管係止部が装置本体の内周面よりも内方に侵入するのを防止するように、装置本体を係止させて止め具の全体を保持するためのものである。しかし、止め具を保持した後、波付管を装置本体に挿入する作業の際に、前記侵入阻止部が、誤って曲げられてしまったり、折られたりしてしまうという問題があった。また、波付管を装置本体に挿入した後には、前記突片を折り取ったり、装置本体と係止して起立している侵入阻止部をドライバーや指先等で押したり、又は引いたりするという作業が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、装置本体、又は止め具に侵入阻止部を設けることなく、装置本体に対する止め具の固定に必要な固定具のみによって、止め具の管係止部が装置本体の内周面よりも内方に侵入するのを防止した状態で、該止め具を保持可能にすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、波付管が挿入される筒状の装置本体と、該装置本体に挿入された波付管を抜止め状態で係止する管係止部を備えた止め具と、該止め具を前記装置本体に対して、その管係止部が前記波付管に係止された状態で固定するための固定具とを備えた管連結装置において、前記固定具は、頭部と、ねじ部が形成されていない首部と、ねじ部とから成るタッピンねじで構成され、前記止め具は、それぞれにボス部を備えた一対の半環状の止め具分割体で構成され、一方には、内周面に管係止部が設けられ、他方には、前記装置本体の端部の被嵌着部の外側に半径方向外方に移動しないように嵌着され、前記管係止部を備えた止め具分割体のボス部に形成された下孔は、前記タッピンねじのねじ部のねじ山の外径よりも小さくて、前記首部の外径よりも大きい内径を有する下孔部と、前記ねじ部のねじ山の外径よりも大きな内径を有する大径挿通部とを備え、前記一方の止め具分割体のボス部の下孔に螺入挿通されたタッピンねじの下端部を前記他方の止め具分割体のボス部に螺入した際に、タッピンねじのねじ部の上端のねじ山が、前記下孔の下孔部の下端面に引っ掛かることで、一方の止め具分割体の管係止部が前記装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態で他方の止め具分割体に対して保持可能であることを特徴としている。
【0006】
請求項1の発明によれば、止め具は、それぞれボス部を備えた半環状をした一対の止め具分割体で構成され、固定具は、頭部と、ねじ部が形成されていない首部と、ねじ部とから成るタッピンねじで構成され、前記管係止部を備えた止め具分割体のボス部に形成された下孔は、前記タッピンねじのねじ部のねじ山の外径よりも小さくて、前記首部の外径よりも大きい内径を有する下孔部と、前記ねじ部のねじ山の外径よりも大きな内径を有する大径挿通部とを備えていて、タッピンねじのねじ部の上端のねじ山が、前記下孔の下孔部の下端面に引っ掛かることで、管係止部を備えた止め具分割体は、装置本体に対する波付管の端部の挿入を可能にすべく、管係止部が前記装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態で他方の止め具分割体に対して保持可能な構成となっている。このため、止め具を構成する半環状をした一対の止め具分割体を互いに連結するためのタッピンねじのみによって、一方の止め具分割体の内周面に形成された管係止部が装置本体の内周面よりも侵入しない状態を保持できるので、従来装置のように侵入阻止部を前記止め具、又は装置本体に設ける構造上の必要がなくなると共に、波付管挿入後において、前記侵入阻止部を折り取ったり、曲げたりする作業をも省くことができる。
【0007】
また、管係止部を備えていない止め具分割体は、装置本体の端部の被嵌着部の外側に半径方向外方に移動しないように嵌着されているために、波付管の端部を装置本体に挿入す る前における一対の止め具分割体の非連結時においても、管係止部を備えていない止め具分割体は、装置本体から外れることなく、装置本体の半径方向に沿って所定の位置を常に保持している。よって、波付管の端部を装置本体に挿入した後に行う一対の止め具分割体どうしの連結が容易となる。
【0008】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記管係止部を備えていない止め具分割体は、装置本体の軸方向の端部の被嵌着部の外側に嵌着された状態で、周方向に沿って回動可能であることを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明によれば、装置本体に波付管を挿入した後に、止め具分割体における固定具であるタッピンねじと螺合されるボス部が、真上を向くように正すことができて、タッピンねじを用いて行う一対の止め具分割体どうしの連結が容易になる。また、一対の止め具分割体を環状に連結した状態で、装置本体に対して上記のようにして、回動させることも可能となる。
【0010】
また、請求項3の発明は、波付管が挿入される筒状の装置本体と、該装置本体に挿入された波付管を抜止め状態で係止する管係止部を備えた止め具と、該止め具を前記装置本体に対して、その管係止部が前記波付管に係止された状態で固定するための固定具とを備えた管連結装置において、前記固定具は、頭部と、ねじ部が形成されていない首部と、ねじ部とから成るタッピンねじで構成され、前記止め具と装置本体とは、前記固定具により互いに連結されるボス部をそれぞれ備え、前記止め具のボス部に形成された下孔は、前記タッピンねじのねじ部のねじ山の外径よりも小さくて、前記首部の外径よりも大きい内径を有する下孔部と、前記ねじ部のねじ山の外径よりも大きな内径を有する大径挿通部とを備え、
前記止め具のボス部の下孔に螺入挿通されたタッピンねじの下端部を前記装置本体のボス部に螺入した際に、タッピンねじのねじ部の上端のねじ山が、前記下孔の下孔部の下端面に引っ掛かることで、止め具の管係止部が前記装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態で装置本体に対して保持可能であることを特徴としている。
【0011】
請求項3の発明は、半環状をした止め具に設けられたボス部に対応する相手方のボス部が装置本体に一体に設けられている構成が請求項1の発明と異なるのみで、管係止部を備えた止め具は、その管係止部が前記装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態で装置本体に対して保持可能である構成は、請求項1の発明の上記した作用効果と同一である。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、複数の実施形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態の管連結装置C1 の分解斜視図であり、図2は、2本の波付管Pを管連結装置C1 で連結した部分の縦断面図である。図1及び図2において、本発明の第1実施形態の管連結装置C1 は、2本の波付管Pの端部を互いに連結するためのものであり、前記波付管Pの端部を挿入する円筒状の装置本体A1 と、該装置本体A1 の両端開口部にそれぞれ嵌着される一対の上顎及び下顎の各止め具(半環状の止め具分割体)B1,B1'と、該上顎止め具B1 を前記装置本体A1 に対して、その管係止部15が前記波付管Pに係止された状態で固定するためのタッピンねじ(固定具)21とで構成される。
【0014】
まず、上記装置本体A1 の構成について説明する。装置本体A1 の内周面における長手方向の中央部には、その両端から挿入された波付管Pの端面を当接させるための管当接部1が周方向に沿って設けられている。また、図3に示されるように、該装置本体A1 の両開口端部には、一対の上顎及び下顎の各止め具B1,B1'を嵌着させるための被嵌着部2が、それぞれ設けられている。この被嵌着部2の横断面形状は、L字形をしており、後述する上顎及び下顎の各止め具B1,B1'の内周面に設けられた断面コの字形の嵌着部11の形状と対応している。従って、それらの凹凸の形状が互いに嵌着することにより、装置本体A1 の両開口端部に一対の上顎及び下顎の各止め具B1,B1'が嵌着された状態では、該一対の止め具B1,B1'は、装置本体A1 の長手方向に移動しない構造になっている。装置本体A1 の前記被嵌着部2の横断面がL字型の部分は、装置本体A1 の周方向に沿ったフランジ部2aと、該フランジ部2aと垂直なリング部2bとで、構成されている。
【0015】
次に、上顎及び下顎の各止め具B1,B1'の構成について説明する。上顎及び下顎の各止め具B1,B1'は、半環形状をしていて、その本体部12の一側面には、断面がコの字形をした嵌着部11が一体に設けられており、該嵌着部11の内周面に嵌着溝30が形成されている。更に、本体部12の周方向の両端部には、それぞれボス部13が設けられており、該一対のボス部13には、下孔14が貫通して形成されている。上記構成は、上顎及び下顎の各止め具B1,B1'に共通するものである。
【0016】
また、図5に示されるように、下顎止め具B1'の嵌着溝30における本体部12の側の内周面11aであって、しかも、その周方向の中央部には、外れ止め防止突起体16が設けられている。該突起体16は、半環状の下顎止め具B1'が装置本体A1 に嵌着された状態において、該止め具B1'が装置本体A1 から半径方向外方に外れるのを防止するために設けられている。図4に示されるように、外れ止め防止突起体16の内周面側は、該装置本体A1 のリング部2bとの干渉を和らげて、装置本体A1 の被嵌着部2の挿入を容易にするためのテーパ面16aが、設けられている。また、外れ止め防止突起体16の外周面側は、装置本体A1 の被嵌着部2を一度嵌め込んだ後に、そのリング部2bと干渉して、外れるのを防止すべく、本体部12の側の内周面11aに対して垂直方向に垂直面16bが設けられている。この構成により、図3及び図4に示されるように、装置本体A1 の被嵌着部2を構成するリング部2bが僅かに弾性変形して、下顎止め具B1'の嵌着溝30に該被嵌着部2が入り込んで、両者が嵌合することにより、下顎止め具B1'が、半径方向外方に移動しなくなる。かつ、嵌着部11と被嵌着部2の嵌合には、僅かな隙間が設けられているので、下顎止め具B1'は、装置本体A1 の周方向に沿って回動可能な構成になっている(図6参照)。また、下顎止め具B1'のボス部13に設けられた下孔14の下孔部14bは、前記タッピンねじ21のねじ山の外径よりも僅かに内径が小さくなるように形成されている。
【0017】
また、他方の上顎止め具B1 は、前記下顎止め具B1'の形状とほぼ同一であるが、図7ないし図9に示されるとおり、本体部12の内側には、管係止部15が、周方向のほぼ全長に亘り、しかも、両端のボス部13に向かうにしたがって突出長が徐々に短くなるように設けられている。この管係止部15は、装置本体A1 に挿入された波付管Pの周溝24に係止して、該波付管Pの抜け出しを防止する部分である。また、図8に示されるように、上顎止め具B1 のボス部13に貫通して設けられている下孔14は、入口テーパ部14aと、下孔部14bと、大径挿通部14cとの3つの部分で構成されて、上方から下方に向けて上記順序で設けられている。下孔部14bの内径は、タッピンねじ21のねじ山の外径よりも僅かに小さく形成されており、大径挿通部14cの内径は、タッピンねじ21のねじ山の外径よりも僅かに大きめに形成されている。また、下孔部14bは、ボス部13の上端部に僅かに設けられているのみで、残りの大部分は、大径挿通部14cとなっている。なお、上顎止め具B1 には、下顎止め具B1'の外れ止め防止突起体16と同一の機能を有する部分は、設けられていない。
【0018】
続いて、図8を参照して、タッピンねじ21の構成について説明する。タッピンねじ21は、頭部21aと、ねじが形成されていない首部21bと、ねじ部21cとの3つの部分で構成されて、上方から下方に向けて上記順序で設けられている。この一対のタッピンねじ21は、上顎止め具B1 の一対のボス部13の下孔部14bの内周面に対して雌ねじを形成しながら貫通した後に、下方に装着される下顎止め具B1'の一対のボス部13に設けられた前記下孔部14bに螺合されることにより、上顎止め具B1 が、下顎止め具B1'に対して、タッピンねじ21を介して(装置本体A1 の半径方向の任意の位置に)支持された状態に保持可能にするためのものである。そして、該タッピンねじ21の長さは、上記のように、上顎止め具B1 を下顎止め具B1'に対して保持した状態で、上顎止め具B1 の管係止部15が装置本体A1 の内部に侵入不可な長さに定められている。
【0019】
次に、上記した構成の管連結装置C1 を使用して、2本の波付管Pを連結する方法を、図2、図7ないし図9を参照して、以下に説明する。図7は、一対のタッピンねじ21によって上顎止め具B1 の管係止部15が装置本体A1 の内周面20よりも内方に侵入せずに、下顎止め具B1'に保持されている状態を示す横断面図であり、図8は、図7のタッピンねじ21の部分の拡大図であって、図9は、一対のタッピンねじ21によって上顎及び下顎の各止め具B1,B1'が連結されて、上顎止め具B1 の管係止部15が波付管Pに係止された状態を示す横断面図である。まず、装置本体A1 の両端の被嵌着部2に下顎止め具B1'を嵌着する。下顎止め具B1'の被嵌着部2には、外れ止め防止突起体16が設けてあるので、該下顎止め具B1'は、前述したように、装置本体A1 の半径方向外方に外れない状態で嵌着されている(図6参照)。
【0020】
一方、上顎止め具B1 の一対のボス部13に設けられた下孔部14bに対して、ドライバー25等を用いて、タッピンねじ21を回転させて螺入する。上顎止め具B1 は、樹脂成形品であるので、タッピンねじ21を回転させるだけで、そのねじ山よりも僅かに小径の下孔部14bの内周面に雌ねじを形成しながら、その頭部21aとボス部13とが当接するまで、タッピンねじ21を挿入させることが可能であり、タッピンねじ21の頭部21aがボス部13に当接した状態では、ねじ部21cの上端のねじ山は、下孔部14bから外れている。また、上顎止め具B1 の下孔14には、タッピンねじ21のねじ山より僅かに大径の大径挿通部14cが設けられており、かつ、その頭部21aの下には、前記下孔部14bの内径よりも小径の首部21bが設けられているので、タッピンねじ21の上端のねじ山が、前記下孔部14bの下端面に引っ掛かって、該タッピンねじ21に対して、上顎止め具B1 が下がるのを防止可能な構造になっている。その結果、タッピンねじ21は、上顎止め具B1 の下孔14から抜け出ることなく、しかも下孔14に対して回転可能な状態、即ち係止状態で、上顎止め具B1 と連結している。
【0021】
次に、図2の右半分及び図7並びに図8に示されるように、上顎止め具B1 の管係止部15が、前記装置本体A1 の内周面20よりも内方に侵入しないように、装置本体A1 に嵌着されている下顎止め具B1'に対して、タッピンねじ21を介して上顎止め具B1 を保持させる作業を行う。装置本体A1 に嵌着されている下顎止め具B1'の下孔部14bに対して、上顎止め具B1 の場合と同様に、ドライバー25等を用いて上顎止め具B1 のボス部13に係止されたままのタッピンねじ21を回転させる。この作業によって、下顎止め具B1'の下孔部14bの内周面に雌ねじが形成されて、下顎止め具B1'とタッピンねじ21とが螺合する。この際に、図7に示されるように、上顎止め具B1 の内周面の管係止部15が、装置本体A1 の内周面20から外方に配置されて、その内方に侵入しない位置で、下顎止め具B1'の下孔14に対するタッピンねじ21の螺合を停止させる。このようにして、上顎及び下顎の各止め具B1,B1'の各ボス部13が、一対のタッピンねじ21を介して互いに連結され、かつ、各止め具B1,B1'が、装置本体A1 に支持されて、その両端の開口から波付管Pの挿入が可能な状態になる。この作業においては、前述したとおり、下顎止め具B1'は、半径方向外方に外れないまま周方向に回動可能であるので、タッピンねじ21の回転作業が容易な周方向の位置に下顎止め具B1'を回動してから行うことも可能である。
【0022】
それから、図2の左半分及び図9に示されるように、装置本体A1 に対する波付管Pの挿入作業を行う。連結すべき2本の波付管Pの各端面が、装置本体A1 の長手方向中央部に設けられた管当接部1と当接するか、或いはこれに近接する状態まで、装置本体A1 の両端開口から、その内部に波付管Pを差し込む。この際、上記したとおり、上顎止め具B1 の内周面の管係止部15は、装置本体A1 の内周面20から外方に配置されて、その内方に侵入していないので、波付管Pは、装置本体A1 に嵌着している上顎止め具B1 の管係止部15と干渉することなく挿入可能となる。また、この際、タッピンねじ21を介して連結している上顎及び下顎の各止め具B1,B1'は、この連結状態で、装置本体A1 の周方向に回動可能であるので、波付管Pの装置本体A1 への挿入が容易な周方向の任意の位置に回動した後に、波付管Pの挿入作業を行うこともできる。次に、波付管Pの周溝24に上顎止め具B1 の管係止部15が入り込んで、各ボス部13の対向面が密着するまで、下顎止め具B1'の下孔14に対してタッピンねじ21を更に螺合させる。これにより、波付管Pが装置本体A1 に対して抜け出し不能となって、2本の波付管Pは、管連結装置C1 を介して互いに連結される。
【0023】
このように、装置本体A1 に対して上顎及び下顎の各止め具B1,B1'を固定するのに不可欠な固定具であるタッピンねじ21のみによって、該一対の上顎及び下顎の各止め具B1,B1'を、上顎止め具B1 の管係止部15が装置本体A1 の内周面20よりも侵入しない状態に互いに連結できるので、従来装置のように突片や侵入阻止部を止め具、又は装置本体に設ける構成を省けると共に、波付管Pの挿入後において、前記侵入阻止部を折り取ったり、曲げたりする作業をも省くことができる。また、下顎止め具B1'に外れ止め防止突起体16を設けたことにより、装置本体A1 に波付管Pを挿入した後に、上顎及び下顎の各止め具B1,B1'の各ボス部13が真上を向くように回動させることができて、タッピンねじ21を用いて行う前記各止め具B1,B1'どうしの連結作業を容易に行うことが可能となる。
【0024】
また、半環状をした上顎及び下顎の各止め具B1,B1'を用いているので、装置本体A1 にはボス等の大きな突出部を設ける必要がなくなり、その肉厚を全体に亘って一定にできるので、樹脂成形品である装置本体A1 を射出成形ではなく、ブロー成形により成形することが可能となり、複雑な成形金型が不要となるので、装置本体A1 の製造コストを下げることもできる。
【0025】
引き続いて、図10及び図11を参照にして、本発明の第2実施形態の管連結装置C2 について説明する。この管連結装置C2 は、上記のものと異なり、一対の半環状の止め具分割体の一方である下顎止め具B2'が、装置本体A2 に嵌着された状態で、半径方向外方に抜け出ず、しかも、周方向に沿って回動しない構成のものである。この管連結装置C2 は、被嵌着部2の周壁に凸部3が設けられた装置本体A2 と、該凸部3と嵌合する凹部17が嵌着部11に設けられた下顎止め具B2'と、第1実施形態の管連結装置C1 と同一構成の上顎止め具B1 と、一対のタッピンねじ21とで構成される。
【0026】
即ち、装置本体A2 の外周面と、その両端の被嵌着部2のフランジ部2aとで形成される入隅部に、前記凹部17に嵌合される所定の幅と高さを有する凸部3が形成されている。また、下顎止め具B2'の嵌着溝30を形成する一対の周壁部のうち、本体部12と反対側の周壁部11bには、凹部17が形成されている。この凹部17は、前記周壁部の周方向に沿って、外れ止め防止突起体16と同一位置に設けられている。これら以外の装置本体A2 と下顎止め具B2'の構成については、第1実施形態の管連結装置C1 と同一である。
【0027】
そして、装置本体A2 の両端の被嵌着部2に下顎止め具B2'を嵌着する際には、該下顎止め具B2'の凹部17と、装置本体A2 の凸部3とを位置合わせした状態で、第1実施形態の場合と同様に、下顎止め具B2'の外れ止め防止突起体16を装置本体A3 の被嵌着部2に嵌め込むと、これと同時に、下顎止め具B2'の凹部17に装置本体A2 の凸部3が嵌合される。このようにして、下顎止め具B2'の凹部17に、装置本体A2 の凸部3が嵌合されると、下顎止め具B2'は、装置本体A2 に対して回動不能で、かつ、半径方向外方には外れない状態で、装置本体A2 に嵌着される。この後に、上記のとおり装置本体A2 に嵌着されている下顎止め具B2'に対して、一対のタッピンねじ21を介して上顎止め具B1 を連結して、2本の波付管Pを互いに連結する作業については、第1実施形態で説明したのと同様である。
【0028】
即ち、上顎及び下顎の各止め具B1,B2'が周方向に回動することが、波付管Pの連結作業の都合上好ましくない場合においては、上記した管連結装置C2 が用いられる。なお、この管連結装置C2 においても、半環状をした上顎及び下顎の各止め具B1,B2'を用いるので、凸部3を有している装置本体A2 は、ブロー成形することが可能である。
【0029】
引き続いて、図12ないし図14を用いて、本発明の第3実施形態の管連結装置C3 について説明する。この管連結装置C3 は、上記した各管連結装置C1,C2 と異なり、ハンドホールの周壁等の壁体Wを挟んで異種管の連結に用いられるものである。この管連結装置C3 は、その外周面の管挿入口に臨む部分に左右一対のボス部4が一体に設けられた装置本体A3 と、半環状の上顎止め具B3 と、装置本体A3 の一対のボス部4に対して該上顎止め具B3 を結合するための一対のタッピンねじ21とで構成されている。
【0030】
即ち、装置本体A3 の被嵌着部2’には、その上半部のみにフランジ部2'aが設けられており、上顎止め具B3 の嵌着部11’と嵌合可能になっている。また、装置本体A3 の上記ボス部4には、前述した管連結装置C1 における下顎止め具B1'と同一の下孔5が設けられている。また、上顎止め具B3 においては、ボス部13’が、嵌着部11’の周方向両端に一対設けられており、該ボス部13’には、前述した管連結装置C1 における上顎止め具B1 と同一構成の下孔14が設けられている。上記以外の上顎止め具B3 の構成は、管連結装置C1 の対応部分と同一である。なお、管連結装置C3 における装置本体A3 は、上記した上顎止め具B3 を嵌着するための筒体9と、他方は、該筒体9を壁体Wに装着するための管連結具8とに、長手方向に2分割されている。筒体9の上顎止め具B3 が嵌着されるのとは反対側の端部の内周面には、雌ねじ6が設けられている。そして、壁体Wの内側に配置した管連結具8を、該壁体Wの外側に配置された筒体9の雌ねじ6に螺合させると、筒体9のフランジ部9aと前記管連結具8との間に壁体Wが挟まれて、該管連結装置C3 は、該壁体に取付けられている(図13参照)。なお、図13において、31はパッキンを示す。
【0031】
そして、波付管Pの挿入時には、管連結装置C1 の時と同様にして、予め上顎止め具B3 のボス部13’の下孔14にタッピンねじ21を係止状態で連結させておく。それから、装置本体A3 のボス部4に設けられた下孔5に対して、上顎止め具B3 のボス部13’に係止状態で連結されている上記タッピンねじ21を回転して、装置本体A3 のボス部4の下孔5に螺合させる。この作業により、上顎止め具B3 のボス部13’と装置本体A3 のボス部4とが、タッピンねじ21を介して互いに連結されて、上顎止め具B3 が装置本体A3 に支持されるので、上顎止め具B3 の管係止部15が、装置本体A3 の内周面から内方に侵入しないようにして、その一端の開口から波付管Pの挿入が可能な状態になる。そして、波付管Pを挿入した後、該波付管Pを管連結装置C3 から抜け止め状態にする作業については、管連結装置C1 の場合と同様である。
【0032】
また、図15に示されるように、装置本体に対して止め具を固定する固定具として、上記したタッピンねじ21の代わりに係止羽根付ボルト22を使用することも可能である。以下、係止羽根付ボルト22を前記管連結装置C1 に対して使用する場合について説明する。係止羽根付ボルト22は、その軸部22bの外周にカップ状をした多数の係止羽根部22cが上向きとなって一体成形された構成である。そして、上顎及び下顎の各止め具B1,B1'の各一対のボス部13には、羽根付ボルト用下孔18が設けられており、該羽根付ボルト用下孔18は、入口テーパ部18a(但し、下顎止め具B1'には、設けられていない)、下孔部18b、大径挿通部18cとで構成されて、上方から下方に向けて上記順序で設けられている。下孔部18bには、 上記係止羽根部22cの形状に対応する係止羽根孔部18dが設けられており、大径挿通部18cの外径は、該係止羽根部22cの外径よりも僅かに大きくなっている。
【0033】
そこで、上顎止め具B1 の一対のボス部13に設けた羽根付ボルト用下孔18の入口テーパ部18aに対して、係止羽根付ボルト22の下端をあてて、該ボルト22の頭部22aを押圧することにより、係止羽根部22cは、軸方向に平行になるように弾性変形した後、下孔部18bに設けた係止羽根孔部18dと嵌合して復元する。係止羽根付ボルト22は、上記形状であるために、その係止羽根部22cが係止羽根孔部18dに嵌合した後に、挿入のみが可能となって、抜き出しは不能となる。従って、係止羽根付ボルト22の頭部22aを押圧して、上顎止め具B1 に該ボルト22を貫通させた後、下顎止め具B1'の羽根付ボルト用下孔18にも係止羽根付ボルト22を係止させることにより、下顎止め具B1'に対して上顎止め具B1 を支持することが可能となる。即ち、上顎止め具B1 の管係止部15が、装置本体A1 の内周面に侵入しないように、下顎止め具B1'に対して上顎止め具B1 を支持することができる。
【0034】
なお、上記係止羽根付ボルト22の使用例は、管連結装置C1 の場合について説明したものであるが、前記した他の管連結装置C2,C3 についても、それぞれの対応部分の構成を上記のとおりにすることにより、該係止羽根付ボルト22の使用が可能となる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明は、止め具を構成する半環状をした一対の止め具分割体を各ボス部において互いに連結するタッピンねじのみによって、一方の止め具分割体の内周面に形成された管係止部が装置本体の内周面よりも侵入しない状態を保持でき、また請求項3の発明は、装置本体に対して止め具を各ボス部において互いに連結するタッピンねじのみによって、止め具の内周面に形成された管係止部が装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態を保持できるので、従来装置のように侵入阻止部を前記止め具、又は装置本体に設ける構造上の必要がなくなると共に、波付管挿入後において、前記侵入阻止部を折り取ったり、曲げたりする作業をも省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の管連結装置C1 の分解斜視図である。
【図2】 2本の波付管Pを管連結装置C1 で連結した部分の縦断面図である。
【図3】 管連結装置C1 を構成する下顎止め具B1'が、装置本体A1 に嵌着される前の状態を示す部分縦断面図である。
【図4】 下顎止め具B1'が装置本体A1 に嵌着された状態の部分拡大縦断面図である。
【図5】 下顎止め具B1'の斜視図である。
【図6】 図4のX―X線断面図である。
【図7】 管連結装置C1 を構成する上顎止め具B1 の管係止部15が、一対のタッピンねじ21によって装置本体A1 の内周面20より内方に侵入せずに、保持されている状態を示す横断面図である。
【図8】 図7のタッピンねじ21の部分の拡大図である。
【図9】 管連結装置C1 を構成する上顎止め具B1 の管係止部15が波付管Pに係止されて、装置本体A1 に固定された状態を示す横断面図である。
【図10】 本発明の第2実施形態の管連結装置C2 を構成する装置本体A2 と下顎止め具B2'との斜視図である。
【図11】 装置本体A2 と下顎止め具B2'との嵌着部を主体に示す部分拡大縦断面図である。
【図12】 本発明の第3実施形態の管連結装置C3 を構成する上顎止め具B3 の管係止部15が、一対のタッピンねじ21によって装置本体A3 の内周面より内方に侵入せずに、保持されている状態を示す斜視図である。
【図13】 波付管Pの一端部が管連結装置C3 に連結された状態を示す縦断面図である。
【図14】 管連結装置C3 を構成する上顎止め具B3 の管係止部15が、一対のタッピンねじ21によって装置本体A3 の内周面より内方に侵入せずに、保持されている状態を示す図である。
【図15】 管連結装置C1 を構成する上顎止め具B1 の管係止部15が、一対の係止羽根付ボルト22によって装置本体A1 の内周面より内方に侵入せずに、保持されている状態を示す図である。
【符号の説明】
A1,A2,A3 :装置本体
B1,B3 :上顎止め具(止め具分割体)
B1',B2':下顎止め具(止め具分割体)
C1,C2,C3 :管連結装置
P:波付管
2:装置本体の被嵌着部
4:装置本体のボス部
11:上顎及び下顎の各止め具の嵌着部
13,13’:ボス部
14:ボス部の下孔
14b:下孔部
14c:大径挿通部
15:管係止部
16:外れ止め防止突起体
21:タッピンねじ(固定具)
21a:頭部
21b:首部
21c:ねじ部
22:係止羽根付ボルト(固定具)
Claims (3)
- 波付管が挿入される筒状の装置本体と、該装置本体に挿入された波付管を抜止め状態で係止する管係止部を備えた止め具と、該止め具を前記装置本体に対して、その管係止部が前記波付管に係止された状態で固定するための固定具とを備えた管連結装置において、
前記固定具は、頭部と、ねじ部が形成されていない首部と、ねじ部とから成るタッピンねじで構成され、
前記止め具は、それぞれにボス部を備えた一対の半環状の止め具分割体で構成され、一方には、内周面に管係止部が設けられ、他方には、前記装置本体の端部の被嵌着部の外側に半径方向外方に移動しないように嵌着され、
前記管係止部を備えた止め具分割体のボス部に形成された下孔は、前記タッピンねじのねじ部のねじ山の外径よりも小さくて、前記首部の外径よりも大きい内径を有する下孔部と、前記ねじ部のねじ山の外径よりも大きな内径を有する大径挿通部とを備え、
前記一方の止め具分割体のボス部の下孔に螺入挿通されたタッピンねじの下端部を前記他方の止め具分割体のボス部に螺入した際に、タッピンねじのねじ部の上端のねじ山が、前記下孔の下孔部の下端面に引っ掛かることで、一方の止め具分割体の管係止部が前記装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態で他方の止め具分割体に対して保持可能であることを特徴とする管連結装置。 - 前記管係止部を備えていない止め具分割体は、装置本体の軸方向の端部の被嵌着部の外側に嵌着された状態で、周方向に沿って回動可能であることを特徴とする請求項1に記載の管連結装置。
- 波付管が挿入される筒状の装置本体と、該装置本体に挿入された波付管を抜止め状態で係止する管係止部を備えた止め具と、該止め具を前記装置本体に対して、その管係止部が前記波付管に係止された状態で固定するための固定具とを備えた管連結装置において、
前記固定具は、頭部と、ねじ部が形成されていない首部と、ねじ部とから成るタッピンねじで構成され、
前記止め具と装置本体とは、前記固定具により互いに連結されるボス部をそれぞれ備え、
前記止め具のボス部に形成された下孔は、前記タッピンねじのねじ部のねじ山の外径よりも小さくて、前記首部の外径よりも大きい内径を有する下孔部と、前記ねじ部のねじ山の外径よりも大きな内径を有する大径挿通部とを備え、
前記止め具のボス部の下孔に螺入挿通されたタッピンねじの下端部を前記装置本体のボス部に螺入した際に、タッピンねじのねじ部の上端のねじ山が、前記下孔の下孔部の下端面に引っ掛かることで、止め具の管係止部が前記装置本体の内周面よりも内方に侵入しない状態で装置本体に対して保持可能であることを特徴とする管連結装置。
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