JP5680212B2 - スレーブ装置、マスター装置及び通信方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態1に係る通信システム100の構成を示す概略図である。通信システム100は、マスター装置110と、スレーブ装置130とを備える。なお、図1の括弧内の符号は、実施の形態2〜4における構成を示している。
また、制御部111は、IICプロトコルに従ってスレーブ装置130と通信を行っている最中に、スレーブ装置130が通信の初期化(リセット)を行った場合には、初期化された通信を再開する処理を行う。
I/F部112は、制御部111からの制御に応じて、SDA及びSCLを介して、通信を実行する。
また、制御部131は、初期化部136からリセット信号を受け取ると、通信処理を初期化(リセット)して、再度、マスター装置110からのコマンド待ち状態に移行する。
スタートコンディション認識部132aは、マスター装置110が送信し、I/F部137で受信されたデータからスタートコンディションを検出する。
内部カウンタ132bは、スタートコンディション認識部132aがスタートコンディションを検出すると、このスタートコンディションから所定のビット数後に配置されているコマンドの内容を示すビットを特定し、このビットの値をレジスタ132cに格納する。例えば、スレーブアドレスが7ビットの場合、内部カウンタ132bは、SCLのクロック数をカウントすることで、スタートコンディションから8クロック後に到来するコマンド内容ビットを特定する。なお、内部カウンタ132bは、レジスタ132cの値を更新した際には、パラメータ設定部133にイネーブル信号を出力する。
レジスタ132cは、内部カウンタ132bから送られてくるビットの値(コマンド内容ビットの値)を格納する。
内部カウンタ134aは、SCLよりも2倍以上周波数の高い専用クロックでSCLの状態をラッチし、SCLのクロック信号がローレベルとなっている時間をカウントする。なお、パラメータ設定部133で設定される最大時間を示すパラメータの値は、内部カウンタ134aの動作クロックである専用クロックでその最大時間をカウントした場合のカウント値となっている。
比較部134bは、内部カウンタ134aでのカウント値が、パラメータ設定部133が設定したパラメータの値を超えると、通信異常を通知するための通信異常信号を初期化部136に与える。
図6は、IIC通信で、マスター装置110がリードのコマンドを出して、データを取得する際のシーケンスを示す概略図である。なお、図6ではスレーブ装置130のアドレス幅を7ビットとしている。
リードデータを受け取ると、マスター装置110では、制御部111が、I/F部112を介して、ACK信号をスレーブ装置130に返信する(S6)。そして、スレーブ装置130では、制御部131が、I/F部137を介して、リードデータの送信を行う(S7)。これに対して、マスター装置110では、制御部111が、I/F部112を介して、ACK信号をスレーブ装置130に返信する(S8)。
ACK信号を受け取ると、マスター装置110では、制御部111が、I/F部112を介して、SCLのクロック信号の立ち上がりに同期してライトデータをスレーブ装置130に送信する(S14)。
そして、ライトデータを受け取ったスレーブ装置130では、制御部131が、I/F部137を介して、ACK信号の返信を行う(S15)。また、制御部131は、受信準備等のためにSCLのクロック信号をローレベルに固定し、受信準備等が完了した後に、SCLのクロック信号のローレベルへの固定を解除する。これに対して、マスター装置110では、制御部111が、I/F部112を介して、ライトデータをスレーブ装置130に送信する(S16)。スレーブ装置130は、I/F部137を介して、ACK信号を返信する(S17)。
まず、スレーブ装置130の制御部131は、I/F部137を介して、スタートコンディションを認識し、マスター装置110から送信されるスレーブアドレスと、コマンドとを受信する(S20)。
マスター装置110とスレーブ装置130との間で、通常の通信において「0xFF」となるデータを送受信しないように取り決めておくことで、マスター装置110は、「0xFF」となるリードデータが連続して入力された場合、スレーブ装置130において通信が初期化されたと認識し、再度、スタートコンディションを生成し、スレーブアドレス及びコマンドの内容を出力し、スレーブ装置130との通信を再開する。
なお、スレーブ装置130において通信が初期化されたと認識する「0xFF」となるリードデータの連続入力回数は、マスター装置110が備える図示していない内部レジスタに設定されているものとする。そして、例えば、マスター装置110の制御部111は、この内部レジスタの値と、「0xFF」となるリードデータの連続入力回数をカウントアップするカウンタの値とを比較して、スレーブ装置130において通信が初期化されたか否かを判断する。
そのため、リードとライトで異常を検出するためのパラメータの値が同じ値になっていると、このパラメータの値が小さい場合は、正常なリード処理中に誤って異常が検出されてしまい、リセットがかかってしまう。一方、パラメータの値が大きい場合は、異常の検出に時間がかかりすぎて、通信システム100内での処理速度が遅くなってしまう。
次に、実施の形態2について説明する。図1に示されているように、実施の形態2に係る通信システム200は、マスター装置110と、スレーブ装置230とを備える。実施の形態2に係る通信システム200は、スレーブ装置230において、実施の形態1に係る通信システム100と異なっている。実施の形態2におけるスレーブ装置230は、コマンドの内容がリードの場合には、コマンドを受信してからリードデータを送信するまでの時間と、リード用に設定されたパラメータの値に対応する時間とを比較し、また、コマンドの内容がライトの場合には、コマンドを受信してからライトデータを受信するまでの時間と、ライト用に設定されたパラメータの値に対応する時間とを比較する。
また、制御部231は、初期化部136からリセット信号を受け取ると、通信処理を初期化(リセット)して、再度、マスター装置110からのコマンド待ち状態に移行する。
さらに、制御部231は、I/F部137を介して、マスター装置110から「リード」のコマンドを受け、このコマンドに対するリードデータを送信した際に、リードデータを送信したことを示すリードデータ送信通知を異常検出部234に与える。例えば、制御部231は、制御部231内の送信バッファ231aにリードデータを格納し、このリードデータをI/F部137を介してマスター装置110に送信する処理を行うことで、この送信バッファ231aが空になった際(送信が完了した際)に、IRQ2において信号をアサートすることで、リードデータ送信通知を行う。
さらにまた、制御部231は、I/F部137を介して、マスター装置110から「ライト」のコマンドを受け、このコマンドに対するライトデータを受信した際に、ライトデータを受信したことを示すライトデータ受信通知を異常検出部234に与える。例えば、制御部231は、I/F部137を介して取得したライトデータを、制御部231内の受信バッファ231bに格納し、このライトデータを演算処理部138又は図示してはいないメモリ等に与えることで、この受信バッファ231bが空になった際(受信が完了した際)に、IRQ2において信号をアサートすることで、ライトデータ受信通知を行う。
なお、異常検出部234は、制御部231からのリードデータ送信通知又はライトデータ受信通知を受けた場合には、時間の計測を終了する。
内部カウンタ234aは、専用クロックにてIRQ1の信号がアサートされてからの時間をカウントする。なお、パラメータ設定部233により設定される最大時間を示すパラメータの値は、内部カウンタ234aの動作クロックである専用クロックでその最大時間をカウントした場合のカウント値となっている。また、内部カウンタ234aは、IRQ2の信号がアサートされた場合には、カウントを停止する。
比較部234bは、内部カウンタ234aでのカウント値が、パラメータ設定部233が設定したパラメータの値を超えると、通信異常を通知するための通信異常信号を初期化部136に与える。
まず、スレーブ装置230の制御部231は、I/F部137を介して、スタートコンディションを認識し、マスター装置110から送信されるスレーブアドレスと、コマンドの内容を受信する(S30)。
また、実施の形態2においては、コマンドの内容がライトである場合には、パラメータ設定部233が設定するパラメータの値は、コマンドを受信してから、ライトデータの受信が完了するまでの最大時間に対応する値であるが、このような値に限定されるものではない。例えば、パラメータ設定部233が設定するパラメータの値は、コマンドを受信してから、ライトデータの受信を開始するまでの最大時間としてもよい。このような場合には、例えば、制御部231は、制御部231内の受信バッファ231bにライトデータを格納し始めた際に、IRQ2において信号をアサートすることで、ライトデータ受信通知を行う。
次に、実施の形態3について説明する。図1に示されているように、実施の形態3に係る通信システム300は、マスター装置310と、スレーブ装置130とを備える。実施の形態3に係る通信システム300は、マスター装置310において、実施の形態1に係る通信システム100と異なっている。実施の形態3では、マスター装置310でも初期化処理を行う。
また、制御部311は、初期化部317からリセット信号を受け取ると、通信処理を初期化(リセット)し、再度、リセットされた通信処理を開始する。
さらに、制御部311は、IICプロトコルに従ってスレーブ装置130と通信を行っている最中に、スレーブ装置130が通信の初期化(リセット)を行った場合には、初期化された通信を再開する処理を行う。
さらに、制御部311は、I/F部112を介してスレーブ装置130へ送信するコマンドの内容をコマンド保持部313に与える。
比較部315bは、内部カウンタ315aでのカウント値が、パラメータ設定部314が設定したパラメータの値を超えると、通信異常を通知するための通信異常信号を初期化部317に与える。
次に、実施の形態4について説明する。図1に示されているように、実施の形態4に係る通信システム400は、マスター装置410と、スレーブ装置230とを備える。実施の形態4に係る通信システム400は、マスター装置410において、実施の形態2に係る通信システム200と異なっている。実施の形態4では、マスター装置410において、リードの場合には、リードのコマンドを送信してからリードデータを受信するまでの時間と、リード用に設定されたパラメータで示される時間とが比較され、また、ライトの場合には、ライトのコマンドを送信してからライトデータを送信するまでの時間と、ライト用に設定されたパラメータで示される時間とが比較される。
また、制御部411は、初期化部317からリセット信号を受け取ると、通信処理を初期化(リセット)し、再度、リセットされた通信処理を開始する。
さらに、制御部411は、IICプロトコルに従ってスレーブ装置230と通信を行っている最中に、スレーブ装置230が通信の初期化(リセット)を行った場合には、初期化された通信を再開する処理を行う。
さらにまた、制御装置411は、I/F部112を介してスレーブ装置230へ送信するコマンドの内容をコマンド保持部313に与える。
また、制御部411は、I/F部112を介して、スレーブ装置230に「リード」のコマンドを与え、このコマンドに対するリードデータを受信した際に、リードデータを受信したことを示すリードデータ受信通知を異常検出部415に与える。例えば、制御部411は、I/F部112を介して、受け取ったリードデータを、制御部411内の受信バッファ411bに格納を開始した際(受信を開始した際)に、IRQ4において信号をアサートすることで、リードデータ受信通知を行う。
さらにまた、制御部411は、I/F部112を介して、スレーブ装置230に「ライト」のコマンドを与え、このコマンドに対するライトデータを送信した際に、ライトデータを送信したことを示すライトデータ送信通知を異常検出部415に与える。例えば、制御部411は、制御部411内の送信バッファ411aにライトデータを格納し、このライトデータをI/F部137を介してマスター装置110に送信する処理を開始した際(送信を開始した際)に、IRQ4において信号をアサートすることで、ライトデータ送信通知を行う。
なお、異常検出部415は、制御部411からのリードデータ受信通知又はライトデータ送信通知を受けた場合には、時間の計測を終了する。
内部カウンタ415aは、専用クロックを用いてIRQ3の信号がアサートされてからの時間をカウントする。なお、パラメータ設定部414により設定される最大時間を示すパラメータの値は、内部カウンタ415aの動作クロックである専用クロックでその最大時間をカウントした場合のカウント値となっている。また、内部カウンタ415aは、IRQ4の信号がアサートされた場合には、カウントを停止する。
比較部415bは、内部カウンタ415aでのカウント値が、パラメータ設定部414が設定したパラメータの値を超えると、通信異常を通知するための通信異常信号を初期化部317に与える。
また、実施の形態4においては、コマンドの内容がライトである場合には、パラメータ設定部414が設定するパラメータの値は、コマンドを送信してから、ライトデータの送信が開始されるまでの最大時間に対応する値であるが、このような値に限定されるものではない。例えば、パラメータ設定部414が設定するパラメータの値は、コマンドを送信してから、ライトデータの送信が完了するまでの最大時間としてもよい。このような場合には、例えば、制御部411は、制御部411内の送信バッファ411aにライトデータを格納し、I/F部112を介して、このライトデータをスレーブ装置に送信することで、送信バッファ411aが空になった際に、IRQ4において信号をアサートすることで、ライトデータ送信通知を行う。
Claims (20)
- IICプロトコルに従ってスレーブモードで動作するスレーブ装置であって、
異常を検出するためのパラメータの値として、前記IICプロトコルに従ってマスターモードで動作するマスター装置から送信されるコマンドの内容がリードであるか、ライトであるかによって、異なる値を設定するパラメータ設定部と、
前記パラメータ設定部により設定された前記パラメータの値に対応する時間と、前記コマンドに応じて行われる処理において計測される時間とを比較することにより異常を検出する異常検出部と、を備えること
を特徴とするスレーブ装置。 - 前記パラメータ設定部は、前記コマンドの内容がライトである場合に設定されるパラメータの値に対応する時間よりも、前記コマンドの内容がリードである場合に設定されるパラメータの値に対応する時間を長くすること
を特徴とする請求項1に記載のスレーブ装置。 - 前記マスター装置と、シリアルクロックライン及びシリアルデータラインを介して通信を行うインターフェース部をさらに備え、
前記コマンドの内容がライトである場合には、前記パラメータの値は、ライトデータを処理する際に、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間に対応したしきい値であり、
前記コマンドの内容がリードである場合には、前記パラメータの値は、リードデータを処理する際に、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出部は、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間を計測すること
を特徴とする請求項1又は2に記載のスレーブ装置。 - 前記コマンドの内容がライトである場合には、
前記パラメータの値は、前記コマンドを受信してからライトデータを受信するまでの時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出部は、前記コマンドを受信してからライトデータを受信するまで、時間を計測し、
前記コマンドの内容がリードである場合には、
前記パラメータの値は、前記コマンドを受信してからリードデータを送信するまでの時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出部は、前記コマンドを受信してからリードデータを送信するまで、時間を計測すること
を特徴とする請求項1又は2に記載のスレーブ装置。 - 前記異常検出部は、時間を計測するカウンタを備えており、前記カウンタの値が、前記パラメータの値を超えた場合に、異常を検出すること
を特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のスレーブ装置。 - 前記異常検出部が異常を検出した場合に、前記マスター装置との間の通信をリセットする初期化部をさらに備えること
を特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のスレーブ装置。 - IICプロトコルに従ってマスターモードで動作するマスター装置であって、
異常を検出するためのパラメータの値として、前記IICプロトコルに従ってスレーブモードで動作するスレーブ装置に送信するコマンドの内容がリードであるか、ライトであるかによって、異なる値を設定するパラメータ設定部と、
前記パラメータ設定部により設定された前記パラメータの値に対応する時間と、前記コマンドに応じて行われる処理において計測される時間とを比較することにより異常を検出する異常検出部と、を備えること
を特徴とするマスター装置。 - 前記パラメータ設定部は、前記コマンドの内容がライトである場合に設定されるパラメータの値に対応する時間よりも、前記コマンドの内容がリードである場合に設定されるパラメータの値に対応する時間を長くすること
を特徴とする請求項7に記載のマスター装置。 - 前記スレーブ装置と、シリアルクロックライン及びシリアルデータラインを介して通信を行うインターフェース部をさらに備え、
前記コマンドの内容がライトである場合には、前記パラメータの値は、ライトデータを処理する際に、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間に対応したしきい値であり、
前記コマンドの内容がリードである場合には、前記パラメータの値は、リードデータを処理する際に、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出部は、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間を計測すること
を特徴とする請求項7又は8に記載のマスター装置。 - 前記コマンドの内容がライトである場合には、
前記パラメータの値は、前記コマンドを送信してからライトデータを送信するまでの時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出部は、前記コマンドを送信してからライトデータを送信するまで、時間を計測し、
前記コマンドの内容がリードである場合には、
前記パラメータの値は、前記コマンドを送信してからリードデータを受信するまでの時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出部は、前記コマンドを送信してからリードデータを受信するまで、時間を計測すること
を特徴とする請求項7又は8に記載のマスター装置。 - 前記異常検出部は、時間を計測するカウンタを備えており、前記カウンタの値が、前記パラメータの値を超えた場合に、異常を検出すること
を特徴とする請求項7から10の何れか一項に記載のマスター装置。 - 前記異常検出部が異常を検出した場合に、前記スレーブ装置との間の通信をリセットする初期化部をさらに備えること
を特徴とする請求項7から11の何れか一項に記載のマスター装置。 - IICプロトコルに従ってスレーブモードで動作するスレーブ装置が行う通信方法であって、
異常を検出するためのパラメータの値として、前記IICプロトコルに従ってマスターモードで動作するマスター装置から送信されるコマンドの内容がリードであるか、ライトであるかによって、異なる値を設定するパラメータ設定過程と、
前記パラメータ設定過程により設定された前記パラメータの値に対応する時間と、前記コマンドに応じて行われる処理において計測される時間とを比較することにより異常を検出する異常検出過程と、
を有することを特徴とする通信方法。 - 前記パラメータ設定過程は、前記コマンドの内容がライトである場合に設定されるパラメータの値に対応する時間よりも、前記コマンドの内容がリードである場合に設定されるパラメータの値に対応する時間を長くすること
を特徴とする請求項13に記載の通信方法。 - 前記コマンドの内容がライトである場合には、前記パラメータの値は、ライトデータを処理する際に、前記マスター装置と通信を行うためのシリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間に対応したしきい値であり、
前記コマンドの内容がリードである場合には、前記パラメータの値は、リードデータを処理する際に、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出過程は、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間を計測すること
を特徴とする請求項13又は14に記載の通信方法。 - 前記コマンドの内容がライトである場合には、
前記パラメータの値は、前記コマンドを受信してからライトデータを受信するまでの時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出過程は、前記コマンドを受信してからライトデータを受信するまで、時間を計測し、
前記コマンドの内容がリードである場合には、
前記パラメータの値は、前記コマンドを受信してからリードデータを送信するまでの時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出過程は、前記コマンドを受信してからリードデータを送信するまで、時間を計測すること
を特徴とする請求項13又は14に記載の通信方法。 - IICプロトコルに従ってマスターモードで動作するマスター装置が行う通信方法であって、
異常を検出するためのパラメータの値として、前記IICプロトコルに従ってスレーブモードで動作するスレーブ装置に送信するコマンドの内容がリードであるか、ライトであるかによって、異なる値を設定するパラメータ設定過程と、
前記パラメータ設定過程により設定された前記パラメータの値に対応する時間と、前記コマンドに応じて行われる処理において計測される時間とを比較することにより異常を検出する異常検出過程と、を有すること
を特徴とする通信方法。 - 前記パラメータ設定過程は、前記コマンドの内容がライトである場合に設定されるパラメータの値に対応する時間よりも、前記コマンドの内容がリードである場合に設定されるパラメータの値に対応する時間を長くすること
を特徴とする請求項17に記載の通信方法。 - 前記コマンドの内容がライトである場合には、前記パラメータの値は、ライトデータを処理する際に、前記スレーブ装置と通信を行うためのシリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間に対応したしきい値であり、
前記コマンドの内容がリードである場合には、前記パラメータの値は、リードデータを処理する際に、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出過程は、前記シリアルクロックラインの信号が所定のレベルを維持している時間を計測すること
を特徴とする請求項17又は18に記載の通信方法。 - 前記コマンドの内容がライトである場合には、
前記パラメータの値は、前記コマンドを送信してからライトデータを送信するまでの時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出過程は、前記コマンドを送信してからライトデータを送信するまで、時間を計測し、
前記コマンドの内容がリードである場合には、
前記パラメータの値は、前記コマンドを送信してからリードデータを受信するまでの時間に対応したしきい値であり、
前記異常検出過程は、前記コマンドを送信してからリードデータを受信するまで、時間を計測すること
を特徴とする請求項17又は18に記載の通信方法。
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