JP5672738B2 - ひび割れ誘発用断面欠損部材及びその設置構造 - Google Patents
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矩形状をなす複数の断面欠損部材片からなるとともに、該複数の断面欠損部材片を、それらの長手側縁部で重ねられた状態か又はそれらの長手側縁部で面外方向に隙間が生じないよう相互に連結された状態で配置できるように構成してなり、前記断面欠損部材片の重ね方向又は連結方向が前記コンクリート躯体の表面にほぼ直交するように該コンクリート躯体に配置されたとき、前記断面欠損部材片の重ね幅又は連結数を調整することによって、前記コンクリート躯体の断面寸法に応じて全体幅を可変に設定できるようになっているものである。
矩形状をなす複数の断面欠損部材片を、互いに交わる2方向に沿った縁部のうち、いずれかの方向に沿った縁部で重ねられた状態か又は該縁部で面外方向に隙間が生じないよう相互に連結された状態となるように配置することで前記ひび割れ誘発用断面欠損部材を構成するとともに、該ひび割れ誘発用断面欠損部材を、前記断面欠損部材片の重ね方向又は連結方向が前記コンクリート躯体の表面にほぼ直交するように該コンクリート躯体の断面中央近傍に配置してなり、前記ひび割れ誘発用断面欠損部材は、前記断面欠損部材片の重ね幅又は連結数を調整することによって前記コンクリート躯体の断面寸法に応じて全体幅を可変に設定できるようになっているものである。
矩形状をなす複数の断面欠損部材片を、互いに交わる2方向に沿った縁部のうち、一方の方向に沿った縁部が千鳥状にずれた状態となるようにかつ他方の方向に沿った縁部で重ねられた状態か又は該縁部で面外方向に隙間が生じないよう相互に連結された状態となるように前記各方向に面状に配置することで前記ひび割れ誘発用断面欠損部材を構成するとともに、該ひび割れ誘発用断面欠損部材を、前記断面欠損部材片の重ね方向又は連結方向が前記コンクリート躯体の表面にほぼ直交するように断面中央近傍に配置してなり、前記ひび割れ誘発用断面欠損部材は、前記断面欠損部材片の重ね幅又は連結数を調整することによって前記コンクリート躯体の断面寸法に応じて全体幅を可変に設定できるようになっているものである。
(a)既設の壁部分から突出するひび割れ誘発用断面欠損部材の上端に固定する
(b)打設後の壁部分若しくは底版の未硬化コンクリート天端に埋設する
(c)既設の壁部分若しくは底版の硬化コンクリート天端に固定する
といった方法を採用すれば、配筋誤差の影響を受けることなく、ひび割れ誘発用断面欠損部材の下端を正確かつ強固に固定することができるとともに、堰板建込みの工程に拘束されたり配筋作業や堰板建込み作業と干渉したりするおそれもない。
2 壁体(コンクリート躯体)
3,83,93 ひび割れ誘発用断面欠損部材
5a,5b,5c,5a′,5c′,75a,75b,85,95,101,102
断面欠損部材片
21,81 第1の係合部
22,82 第2の係合部
43 底版
Claims (8)
- コンクリート躯体に埋設されることにより該コンクリート躯体にひび割れを誘発するひび割れ誘発用断面欠損部材において、
矩形状をなす複数の断面欠損部材片からなるとともに、該複数の断面欠損部材片を、それらの長手側縁部で重ねられた状態か又はそれらの長手側縁部で面外方向に隙間が生じないよう相互に連結された状態で配置できるように構成してなり、前記断面欠損部材片の重ね方向又は連結方向が前記コンクリート躯体の表面にほぼ直交するように該コンクリート躯体に配置されたとき、前記断面欠損部材片の重ね幅又は連結数を調整することによって、前記コンクリート躯体の断面寸法に応じて全体幅を可変に設定できるようになっていることを特徴とするひび割れ誘発用断面欠損部材。 - 前記各断面欠損部材片を、一方の長手側縁部と他方の長手側縁部に第1の係合部と第2の係合部をそれぞれ設けて構成するとともに、長手側で互いに隣り合う2つの断面欠損部材片を、それらのうちの一方に設けられた第2の係合部と他方に設けられた第1の係合部とを係合することで相互に連結自在に構成した請求項1記載のひび割れ誘発用断面欠損部材。
- 前記一方の断面欠損部材片に設けられた前記第2の係合部を、前記他方の断面欠損部材片に設けられた前記第1の係合部に係合した状態で該第1の係合部に対して進退自在に構成することにより、前記一方の断面欠損部材片と前記他方の断面欠損部材片との重ね幅を調整自在に構成した請求項2記載のひび割れ誘発用断面欠損部材。
- ひび割れ誘発用断面欠損部材をコンクリート躯体に埋設することにより該コンクリート躯体にひび割れを誘発するひび割れ誘発用断面欠損部材の設置構造において、
矩形状をなす複数の断面欠損部材片を、互いに交わる2方向に沿った縁部のうち、いずれかの方向に沿った縁部で重ねられた状態か又は該縁部で面外方向に隙間が生じないよう相互に連結された状態となるように配置することで前記ひび割れ誘発用断面欠損部材を構成するとともに、該ひび割れ誘発用断面欠損部材を、前記断面欠損部材片の重ね方向又は連結方向が前記コンクリート躯体の表面にほぼ直交するように該コンクリート躯体の断面中央近傍に配置してなり、前記ひび割れ誘発用断面欠損部材は、前記断面欠損部材片の重ね幅又は連結数を調整することによって前記コンクリート躯体の断面寸法に応じて全体幅を可変に設定できるようになっていることを特徴とするひび割れ誘発用断面欠損部材の設置構造。 - ひび割れ誘発用断面欠損部材をコンクリート躯体に埋設することにより該コンクリート躯体にひび割れを誘発するひび割れ誘発用断面欠損部材の設置構造において、
矩形状をなす複数の断面欠損部材片を、互いに交わる2方向に沿った縁部のうち、一方の方向に沿った縁部が千鳥状にずれた状態となるようにかつ他方の方向に沿った縁部で重ねられた状態か又は該縁部で面外方向に隙間が生じないよう相互に連結された状態となるように前記各方向に面状に配置することで前記ひび割れ誘発用断面欠損部材を構成するとともに、該ひび割れ誘発用断面欠損部材を、前記断面欠損部材片の重ね方向又は連結方向が前記コンクリート躯体の表面にほぼ直交するように断面中央近傍に配置してなり、前記ひび割れ誘発用断面欠損部材は、前記断面欠損部材片の重ね幅又は連結数を調整することによって前記コンクリート躯体の断面寸法に応じて全体幅を可変に設定できるようになっていることを特徴とするひび割れ誘発用断面欠損部材の設置構造。 - 前記各断面欠損部材片を、連結される側の縁部に第1の係合部と第2の係合部をそれぞれ設けて構成するとともに、該連結される側で互いに隣り合う2つの断面欠損部材片を、それらのうちの一方に設けられた第2の係合部と他方に設けられた第1の係合部とを係合することで相互に連結した請求項4又は請求項5記載のひび割れ誘発用断面欠損部材の設置構造。
- 前記一方の断面欠損部材片に設けられた前記第2の係合部を、前記他方の断面欠損部材片に設けられた前記第1の係合部に係合した状態で該第1の係合部に対して進退させることにより、前記一方の断面欠損部材片と前記他方の断面欠損部材片との重ね幅を調整した請求項6記載のひび割れ誘発用断面欠損部材の設置構造。
- 前記コンクリート躯体を壁体とし、前記ひび割れ誘発用断面欠損部材の下端を、既設の壁部分から突出するひび割れ誘発用断面欠損部材の上端に固定するか、打設後の壁部分若しくは底版の未硬化コンクリート天端に埋設するか、又は既設の壁部分若しくは底版の硬化コンクリート天端に固定した請求項4乃至請求項7のいずれか一記載のひび割れ誘発用断面欠損部材の設置構造。
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