JP5672362B2 - シール - Google Patents

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本発明は、一旦封緘した袋や箱が第三者によって無断に開けられてしまった場合にはその痕跡を残すことができる封緘シールのような改ざんを防止する用途に使用するシールに関する。
以下、改ざんを防止する用途に使用するシールとして封緘シールを例に説明する。
従来、封緘シールは基材シートを封緘対象物(本発明の被着物に相当する)に接着させるために必要な感圧接着剤層が形成されており、且つ、その基材シートと感圧性接着剤層の間に開封の履歴を残すための細工を施したものが一般的である。(例えば、特許文献1,2 参照)
封緘シールの例としては、基材シートと、基材シートの裏面に剥離層を設け、前記剥離層の上に金属蒸着層を介して感圧性接着剤層を設け、その感圧性接着剤層の上に剥離シートを仮接着させた構造が上げられる。
この封緘シールから剥離シートを剥離し、封緘対象物に貼り付けることができ、封緘対象物から封緘シールを剥がすと、剥離層と金属蒸着層の界面で剥離し、金属蒸着層が封緘対象物に残る構造になっている。
一旦、剥離層と金属蒸着層の界面で剥離した封緘シールは再度貼り付けることができないため、開封履歴として機能する。
また、金属蒸着層が封緘対象物に残留することによっても開封履歴としての機能を発現することができる構造となっている。
また、前記封緘シールの剥離層をパターン状にすることにより、固有の形状の金属蒸着層を封緘対象物に残すことができる特徴がある。
このような封緘シールでは開封履歴を残す目的で、食品、化粧品、パーソナルコンピュータ用ソフト、輸出用工業製品などに使用されている。
上記封緘シールの場合、開封されたとしても、市販の接着剤等で常識的に判断できない程度に修復することができてしまうため、実際に使用する個人消費者には見分けがつき難い問題がある。
また、金属面の有無による確認になるため、再度、その上から基材シートを貼付された場合、開封済かどうかを瞬時にみわけることは困難であるため、層間に特殊な加工を施すなどの必要があるという問題がある。
特開2004−212778号公報 特開2005−148325号公報 特開2007−314750号公報
そこで、本発明は、不正にシールが剥離された場合でも、外部から目視するだけで誰でも簡単にシールが剥がされたか否かを判断することができるシールを提供することを目的とする。
本発明のシールの第一の態様は、改ざんを防止する用途に使用するシールにおいて、前記シールは、基材シートと前記基材シートの一方の面の一部に接着力抑制層が設けられ、前記接着力抑制層を覆う状態で、厚さ1μm〜10μmである置換ポリアセチレンからなる色彩可変シートが設けられ、前記色彩可変シートの前記接着力抑制層が設けられた側と反対側の面に感圧接着剤層が設けられてなり、前記感圧接着剤層を介して当該シールを被着物に貼付させた状態から当該シールを剥離した場合に、前記接着力抑制層が設けられていない部分に位置する前記感圧接着剤層は前記被着物から剥離し、前記接着力抑制層が設けられた部分の色彩可変シートは接着力抑制層と当該色彩可変シートの層間にて剥離することにより前記色彩可変シートが破断し、破断した界面側縁部の色彩が変化した色彩変化部分となって色彩可変シートに痕跡が残ることを特徴とする。
また、本発明のシールの第二の態様は、前記第一の態様の基材シートが樹脂シートであることを特徴とする。
本発明のシールは、そのシールを被着物に貼付させた状態から剥離した場合に、色彩可変シートが破断した際に、前記色彩可変シートの破断した界面の色彩が変化するので、不正にシールが剥離された場合でも、外部から目視するだけで誰でも簡単にシールが剥がされたか否かを判断することができるという効果がある。
本発明の実施形態に係る封緘シールの断面図である。 本発明の実施形態に係る封緘シールであって、該封緘シールを感圧接着剤層により被着物に貼付させた後に、剥離させた状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る封緘シールであって、該封緘シールを感圧接着剤層により被着物に貼付させた後に、剥離させた状態を示す平面図である。
以下、本発明の改ざんを防止する用途に使用するシールの実施形態に係る封緘シールを図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る封緘シール1は、図1に示すように、基材シート2と該基材シート2の裏面の少なくとも一部に接着力抑制層3が設けられている。
そして、封緘シール1は、接着力抑制層3を覆う状態で色彩可変シート4が設けられ、前記色彩可変シート4の下面に感圧接着剤層5が設けられている。
また、封緘シール1は、感圧接着剤層5の下面に剥離可能に剥離シート6が設けられており、封緘シール1を感圧接着剤層5により封緘対象となる被着物7に貼付させた状態から剥離した場合に、接着力抑制層3が設けられていない部分に位置する感圧接着剤層5は被着物7から剥離するが、接着力抑制層3が設けられた部分は該接着力抑制層3と前記色彩可変シート4の層間にて剥離することにより、前記色彩可変シート4及び前記感圧接着剤層5に応力がかかり、前記色彩可変シート4が破断した際に、前記色彩可変シート4は、破断した界面の色彩が変化する性質を有する色彩可変シート4から構成されている。
また、感圧接着剤層5の裏面には、剥離可能に剥離シート6が貼付されている。
封緘シール1を構成する基材シート2としては、紙、合成紙、樹脂シートなどが使用でき、用途に応じて適宜選択することができる。
封緘シール1を剥がす際に基材シート2が延伸せずに剥離することができる方が好ましく、基材シート2としてはPET等を好んで用いることができる。
また、色彩可変シート4の暴露を防ぐためにもPET等の樹脂シートを使用する方が好ましい。
また、基材シート2の厚さとしては特に制限がなく、数十μm〜数百μmのものを適宜使用でき、特に好ましくは40μm〜200μm程度が好んで使用される。
用途によるが色彩可変シート4との密着性が低い場合には、基材シート2に対して易接着処理を行なう必要があり、例えば、基材シート2と色彩可変シート4の間にアンカー層を設けたり、基材シート2に対してコロナ処理を行なったりすることができる。
また、基材シート2の裏面の少なくとも一部に設けられる接着力抑制層3は、色彩可変シート4の基材シート2への接着を抑制すために設けるものであり、色彩可変シート4を形成する材料に対して接着強度の小さい材料を設けることで形成でき、材料としては樹脂材料を使用し、更に具体的には接着力抑制層3を形成する材料としてアクリルを主成分としたUV硬化型の樹脂等を使用することができ、特に接着強度を小さくしたい場合には樹脂材料にシリコーン等で構成されたワックスを添加したり、シリコーン樹脂で構成されたインキ、フッ素系樹脂等を使用することができる。
接着力抑制層3を構成する方法としては、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等、適宜、必要な機能によって選択することができる。
また、感圧接着剤層5の上面に設けられた色彩可変シート4は、特許文献3に記載した特開2007−314750号公報に記載の置換ポリアセチレンを使用するとができる。
色彩可変シート4は、破断しやすい方が好ましく、色彩可変シート4の厚さとしては1μm〜10μmが好ましい。
また、色彩可変シート4を構成する方法としては、スピンコート法が好んで使用されるが、特に限定されるわけでない。
また、基材シート2の裏面に設ける感圧性接着剤層5は、封緘シール1を貼り付ける被着物7に対して接着することができればよく、被着物7に合わせて適宜選択することができるが、好ましくは被着物7に対する接着強度が高く、且つ、応力がかかった際に破断しやすい感圧接着剤を選定することにより、被着物7に貼付された封緘シール1を剥離する際に接着力抑制層3の断面で破断しやすくなる。
また、感圧接着剤層5を覆うように設けられた剥離シート6は、感圧接着剤層5から容易に剥離可能であり、シリコーンやフッ素系の樹脂が塗工された基材シートにて構成されている。
次に、上記材料にて構成された封緘シール1の使用方法について記載する。
封緘シール1から剥離シート6を剥離して感圧接着剤層5を露出させ、被着物7に貼付し、被着物7を開封するものが、封緘シール1を被着物7から剥離すると接着力抑制層3が設けてある部分の感圧接着剤層5と色彩可変シート4のみ破断し、被着物7に残ることになり、色彩可変シート4の破断面に張力がかかり、色彩が変化することにより、色彩可変シート4の色彩変化部分4aを確認することで開封されたことが判別できるという効果がある。
色彩可変シート4の色彩変化部分4aは、図2及び図3に示すように、被着物7に残った色彩可変シート4の側縁部であり、被着物7を目視した際に、色彩可変シート4の側縁部だけが他の部分と色彩が異なる色彩変化部分4aとなっていることで、不正に封緘シール1が剥離された場合でも、簡単に誰でも外部から目視するだけで封緘シールが剥がされたか否かを判断することができるようになっている。
また、破断した色彩可変シート4の下面には、感圧接着剤層5が設けられており、被着物7から剥離した際に破断した感圧接着剤層5の断面が変形し、その変形に追随し色彩可変シート4も変形するため、色彩の変化が固定されるため、再度、剥離した基材シート2側を貼付したとして破断面が元の状態に戻ることはないため、改ざん防止としての効果が発現される。
本発明のシール1は、上記したように化粧品などのパッケージに貼って使用するのに好適であるが、海賊版などが流通しやすいパソコンソフトなどに貼って改ざんを防止する用途にも使用可能であり、その他、開封の痕跡を残す必要があり且つ容易に開封確認が必要な任意の用途に使用可能である。
1 封緘シール
2 基材シート
3 接着力抑制層
4 色彩可変シート
4a 色彩変化部分
5 感圧接着剤層
6 剥離シート
7 被着物

Claims (2)

  1. 改ざんを防止する用途に使用するシールにおいて、
    前記シールは、
    基材シートと前記基材シートの一方の面の一部に接着力抑制層が設けられ、
    前記接着力抑制層を覆う状態で、厚さ1μm〜10μmである置換ポリアセチレンからなる色彩可変シートが設けられ、
    前記色彩可変シートの前記接着力抑制層が設けられた側と反対側の面に感圧接着剤層が設けられてなり、
    前記感圧接着剤層を介して当該シールを被着物に貼付させた状態から当該シールを剥離した場合に、
    前記接着力抑制層が設けられていない部分に位置する前記感圧接着剤層は前記被着物から剥離し、
    前記接着力抑制層が設けられた部分の色彩可変シートは接着力抑制層と当該色彩可変シートの層間にて剥離することにより前記色彩可変シートが破断し、破断した界面側縁部の色彩が変化した色彩変化部分となって色彩可変シートに痕跡が残ることを特徴とするシール。
  2. 前記基材シートが樹脂シートであることを特徴とする請求項1記載のシール。
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