JP5670426B2 - 車両用の交通安全及び効率を向上させるための方法並びにシステム - Google Patents

車両用の交通安全及び効率を向上させるための方法並びにシステム Download PDF

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Description

本発明は、車両の予想される運転についての情報、特に、車両の予想される危険な操作、周囲の車両、インフラストラクチャーあるいはその他の道路利用者に関する情報を送信することによって、車両用の交通安全及び効率を向上させるための方法並びにシステムに関する。
あらゆる車道利用者の安全及び保安を向上させるための、多様な車両用搭載安全システムが知られている。
こうしたシステムの一例が、前方衝突警告システム(FCW)であり、これは、ホスト車両前方の車道を監視し、衝突の危険性が存在すると、ドライバーに警告する電子システムである。これらのシステムは一般に、レーダーのようなセンサに基づいて、例えば、FCWを装備したホスト車両とその前走車両との間の距離及び相対速度を測定する。電子制御ユニット(ECU)が、センサからの信号を処理して、状況標識を出力し、必要であれば、ドライバーに対し警告を出力する。
これ以外に知られる安全システムとしては、車線逸脱警告システム(LDW)があるが、これは、高速道路や幹線道路上で車両がその車線から逸脱し始めると、ドライバーに警告するように設計されているメカニズムのことである。また、隣接車線に極めて接近して走行する車両のドライバーの自覚性を高める車線変更警告システム(LCW)、並びにやがて現れるカーブに関して速すぎる速度で走行しているとき、ドライバーに警告するカーブ速度警告システム(CSW)を、車両内に単独で又は組み合わせて設置することもできる。
ドライバーに危険性を警告するために、上記システムのいずれかによって発せられる警告信号は、ドライバーの不意な反応、すなわち当該車両の周囲に存在する他の道路利用者からみて予想外の反応、例えば、急ブレーキ又は唐突なハンドル操作を引き起こす可能性がある。このような反応を起こす車両付近の他の車両にとって上記の操作は危険であるため、上記のような反応が起こる可能性を出来る限り早く他の道路利用者に警告することが望ましい。
特許文献1は、車両を通して、事前警告又は他の道路利用者についての事前情報を提供するためのシステムに関し、該システムは、他の道路利用者を検知するための光学信号装置を含み、該装置は、状況の自動認識のためのセンサを備えているが、このような状況には、恐らく、事前警告又は他の道路利用者についての事前情報を必要とするものがある。こうした状況が認識されると、上記信号装置を少なくとも1回、短時間作動させるが、その時間は、道路利用者の意識的検知閾値より低く、かつ意識下検知閾値より高い。
特許文献2は、車線からの逸脱時に生成される警告信号が、使用する車線に応じて変わる、及び/又は逸脱がどちら側で起こったかによって変わる、及び/又はドライバーの挙動に応じて変わる、方法及び装置を提案している。
特許文献3は、車両に用いるために設計された信号伝達手段を開示しており、該信号伝達手段は、感知手段からの信号に応じて作動するもので、該感知手段は、当該車両に付随するブレーキが起こりうる方向でのドライバーの制動操作の一部分が行われる動作、例えば、アクセルペダルからブレーキペダルへと移るドライバーの足の動作を感知するように設計されている。この信号伝達手段は、車両の上部に取り付けられ、後続車両のドライバーに見えるストップライト又はその他の発光源を含んでもよい。この公知の解決手段により、後続車両のドライバーは、今にも起こりうる前走車両の減速によって発生する危険な状況の可能性の警告を事前に取得することができる。
従って、上記の信号伝達手段は、ドライバーによる制動操作の開始(すなわち、ドライバーの足がブレーキペダルに向かって移動しなければならない)後に初めて作動する。
特許文献4は、ブレーキプレチャージのためのシステム及び方法を記載しており、これは、ブレーキのプレフィルを含み、前方監視センサからの近接情報に基づいて、制動に伴う初期遅延を短縮するものである。ドライバーブレーキ圧力要求を車輪に対する実際ブレーキトルクに変換する際の初期遅延を短縮することによって、制動に必要な停止距離を短縮する。
特許文献5は、1つ以上の入力を受け取り、該入力に応じて少なくとも1つの表示器又は信号伝達装置の出力を制御するマイクロプロセッサを含む、車両用衝突防止安全システムを開示している。車両のブレーキペダルが施用されていないときの様々な状況において上記表示器を調整できるように、上記マイクロプロセッサには、車両の使用中、連続的に給電又はエネルギー供給することができる。好ましくは、車両外部の物体を検知するために、近接感知装置を取り付けてもよい。好ましくは、マイクロプロセッサに減速信号を送るために、さらに加速度計を加えてもよい。マイクロプロセッサは、車両のドライバーによるブレーキペダルの作動とは無関係に表示器を調整することができる。
本発明の目的は、安全システムを搭載する車両、並びに該搭載車両周囲の車両の安全及び効率をさらに向上させることである。さらに、本発明の別の目的は、当分野で公知の安全システムによる信号の発信によって起こる事故の危険性を軽減することである。
米国特許第6,525,656号明細書 米国特許出願公開第2008/0186154号明細書 欧州特許出願公開第0918661号明細書 米国特許第7,018,004号明細書 米国特許第6,850,156号明細書
上記目的及びその他の目的は、以下の説明から明らかになるであろう。これらの目的は、請求項1に記載の車両用の交通安全及び効率を向上させるための方法と、請求項13に記載の車両用の安全及び交通効率を向上させるシステムによって達成される。有利な実施形態は、続く従属項に記載されている。
本発明は、交通安全及び効率を向上させるための方法及びシステムに関する。特に、本発明のシステムは、あらゆる種類の車両に設置するのに適しており、該システムを有する車両の、恐らく近い未来に起こるであろう非標準的操作(該操作は、刺激によって誘発されたものである)を周囲に警告するために、(以下にさらに詳細に説明する、特定の条件下で)警告信号を生成する。
「周囲(の)」という用語は、他の車両、インフラストラクチャー又は道路利用者、さらには車両自体のドライバーまでも意味する。加えて、本発明のシステムが設置されている車両は、以後「自己(ego)車両」と呼ぶ。
実際に、車両の非標準操作は、連鎖反応を誘発して、周囲の車両によるさらに別の危険な操作を引き起こす可能性がある。従って、本発明の目的は、周囲、すなわち他の車両若しくはインフラストラクチャーあるいは別の道路利用者及び/又は自己車両自体のドライバーに、以下にさらに詳しく説明する特定の状況において、上記のような非標準操作が行われる、ある程度の蓋然性(例えば、そうした動作が所定の閾値を超える、計算された確率)があることを可能な限り早く警告することである。警告から、上記の操作が実際に行われる時点までに経過する時間が増えれば、事故の危険性を減少させることができ、さらにまた、全体としてみた交通の効率を高めることができる。
第1の態様では、本発明は、刺激に対して予想される自己車両のドライバーの挙動に関する情報を送信することにより、車両用の交通安全及び効率を向上させるための方法であって、
‐上記刺激に関するパラメータを感知するステップ、
‐上記刺激の感知パラメータの刺激信号関数を処理するステップ
を含み、該方法はさらに、
‐上記刺激信号関数を処理して生成された刺激信号を用いて上記刺激に対して予想されるドライバーの未来の挙動を計算するステップ、
‐予想されるドライバーの未来の挙動と、ドライバーの標準挙動とを比較するステップ、
‐上記予想されるドライバーの未来の挙動が標準挙動ではない場合に、上記自己車両の周囲に発信すべき警告信号を生成するステップ
及び
‐前記警告信号を周囲に発信するステップ
を含む、上記方法に関する。
上記態様において、本発明は、以下に記載する好ましい特徴の少なくとも1つを含んでいてよい。
上記方法は、好ましくは、感知されたパラメータの刺激信号関数を作成するために、例えば、センサによって上記刺激のパラメータを感知する別のステップも含む。
安全システム、例えば、FCWシステム、LDWシステム、CSWシステムなどが、自己車両に存在する場合、公知の安全システムが、自己車両のドライバーに警告するために警報信号を発信するとき、このような信号は、ドライバーが反応する刺激とみなすことができ、ある状況下では、このような信号自体がドライバーの不意の反応を引き起こすおそれがあることが指摘されている。またそうした場合、ドライバーの非標準反応が恐らく起こるであろうことを周囲に警告するのが望ましい。
以下において、「警告信号」という用語は、自己車両のドライバーの予想される未来の非標準挙動を周囲に警告するために、本発明のシステムによって、又は本発明の方法によって発信される信号を意味する。これに対し、「警報信号」という用語は、自己車両のドライバーに警告するために発信される信号を意味する。本発明の好ましい実施形態においては、こうした警報信号は、自己車両に存在する安全システム、例えば、FCWシステム、LDWシステム、CSWシステムなどによって発信することができる。上記の安全システムによって発信される上記警報信号が、本発明のシステムによる警告信号の発信を誘発する場合もある。
本発明の別の好ましい実施形態では、上記刺激は、別の車両に設置された交通安全及び効率を向上させるための別のシステムから来るものである。すなわち、走行中の少なくとも2台の車両が、交通安全及び効率を向上させるための本発明のシステムを搭載していることを想定して、好ましくはこれら2台の自己車両間の通信が確立され、好ましくは無線通信により情報の交換及び相互更新が行われる。
本発明のシステムの別の好ましい実施形態においては、上記刺激は、「インテリジェントインフラストラクチャー」と呼ばれる「インフラストラクチャー」から来るものであり、該インフラストラクチャーは、自己車両のシステムと通信することにより、交通安全及び効率を向上させることができる。
上記刺激に対して予想されるドライバーの挙動を評価するために、アルゴリズムを含むソフトウエアが用いられる。従って、予想される挙動は、好ましくは現場走行データから得られた情報を処理して、計算される。
さらに別の好ましい実施形態では、ドライバーの予想される未来の挙動の計算は、ドライバーの実際の反応をもとにした適応ステップ及び/又は学習ステップを含む。
好ましくは、ドライバーの予想される未来の挙動を推定するために、本発明の方法は、自己車両及び/又はその周囲に関する複数の様々なパラメータを感知するステップを含む。さらに好ましくは、本方法はまた、ドライバーの健康状態に関する複数のパラメータを感知するステップも含む。ドライバーの予想される未来の挙動を計算するのに用いられるソフトウエアは、対応する計算結果を出力するために、これらセンサからの上記情報全てを計算に使用する。
第2の態様では、本発明は、刺激に対して自己車両のドライバーの予想される挙動に関する情報を送信することによって、車両用の安全及び交通効率を向上させるシステムに関し、該システムは、
‐上記刺激に関するパラメータを感知すると共に、感知されたパラメータの刺激信号関数を作成するのに適した第1タイプのセンサと、
‐第1タイプのセンサと通信し、前記刺激関数を受信し、刺激信号を処理するのに適したコントローラと
を含み、
‐上記コントローラが、第1タイプのセンサからの上記刺激信号に基づいて予想されるドライバーの挙動を計算すると共に、予想されるドライバーの挙動が標準挙動とを比較するのに適しており、
‐予想されるドライバーの挙動が標準挙動でない場合に、自己車両の周囲に警告信号を送信するのに適した送信装置を備える
ことを特徴とする。
本発明の好ましい実施形態では、記憶媒体に常駐のソフトウエアが上記コントローラと信号通信しており、該ソフトウエアは、前記コントローラに、第1タイプのセンサからの刺激信号に基づいて、予想されるドライバーの挙動を計算させ、予想されるドライバーの挙動を標準挙動と比較させるのに適している。
本発明の別の好ましい実施形態では、上記送信装置は無線送信機である。
好ましくは、車両用の交通安全及び効率を向上させるためのシステムは、警報信号を発信する発信機を備えた安全システムをさらに含む。さらに好ましくは、上記安全システムは、前方衝突警告システム又は車線逸脱警告システムあるいは車線変更警告システム若しくはカーブ速度警告システムであり、上記警報信号はそれぞれ、前方衝突警告又は車線逸脱警告あるいは車線変更警告若しくはカーブ速度警告である。
別の好ましい実施形態では、本発明のシステムは、上記車両の外部又は内部状態に関する別のパラメータを感知する第2タイプのセンサを含む。
上記に代わり、又は加えて、本システムは、ドライバーの健康状態に関する別のパラメータを感知する第3タイプのセンサも含む。
これら別のセンサから来る情報は、予想されるドライバーの未来の挙動を計算するために、上記ソフトウエアによって処理される。
第3の態様では、本発明は、車両のネットワークに関し、該車両の少なくとも1台は、前述した交通安全及び効率を向上させるためのシステムを有しており、上記ネットワークの残りの車両は、上記システムから信号を受信するのに適した少なくとも1つの受信機を含み、車両のネットワークに存在する上記システムの各々は、ネットワークに存在する他の車両のシステム及び/又は受信機と通信するのに適した無線送信装置を含む。
本発明に従う車両用の交通安全及び効率を向上させるための方法及びシステムのさらに別の特徴及び利点は、添付の図面を参照にしながら、以下の詳細な説明からさらに明らかになるであろう。
本発明に従う交通安全及び効率を向上させるシステムを有する自己車両の概略的断面図である。 前方衝突警告信号の発信から図1の車両のドライバーのブレーキ動作の開始までに経過した平均時間を描いた2つの曲線を示す図である。 本発明の方法及びシステムが用いられる第1の状況を概略的に示す図である。 図2と同様に、車線逸脱警告信号の発信から図1の車両のドライバーの操舵動作の開始までに経過した平均時間を示す図である。 本発明の方法及びシステムが用いられる第2の状況を概略的に示す図である。 図5aの状況のバリエーションを概略的に示す図である。 本発明の方法のステップを表すフローチャートである。 本発明の方法及びシステムが用いられる第3の状況を概略的に示す図である。 本発明の方法及びシステムが用いられる第4の状況を概略的に示す図である。 本発明の方法及びシステムが用いられる第5の状況を概略的に示す図である。
図1を参照にすると、100は、自己車両を全体的に示し、添付の図面では極めて概略的にしか描いていないが、該車両は、本発明に従って実現される、交通安全及び効率を向上させるためのシステム10を有する。
以下において「車両」という用語は、ごく一般的には、オートバイ、原動機付き車両、商用車両、例えばトラック、又は自動車、スポーツ用途の車両を意味する。
システム10は、自己車両100(従って、自己車両内部の状態を検知する)及び/又はその周囲(自己車両外部の状態)に関する、所与の刺激のパラメータ若しくは1セットのパラメータを検知する1つ(以上)の第1タイプのセンサ1を含む。第1タイプのセンサ1は、自己車両100から所定の距離内にある物体の存在及び/又は位置(この場合、例えば、物体の存在は刺激である)などのパラメータ、あるいは自己車両の速度若しくは道路の状態を検知することができる。このような第1タイプのセンサ1は、例えばレーダー又は音波センサ、超音波又は赤外線ビーム検出装置、カメラ、マイクロフォン、近接センサ、レーザーセンサ、あるいはこれらの組合せを含む。
様々な好ましい実施形態では、第1タイプのセンサ1は、自己車両100とは異なる車両に設置された、交通安全及び効率を向上させるための別のシステム10によって発信される信号を検知するのに適した受信機であってもよい。第1タイプのセンサ1は、車道に沿って建設された特定のインフラストラクチャー、すなわち交通状況(道路、交通及び気象状況を含む)を検知及び/又は分析するために実現されたインフラストラクチャーから発せられる信号を検知することができるものであってもよい。
第1タイプのセンサ1は、好ましくは、車両100の予め定められた位置に配置するのが好ましい。この位置は、中でも、第1タイプのセンサ1の種類、並びに感知しようとするパラメータに応じて変わる。
さらに、本発明の好ましい実施形態においては、システム10は、ドライバーの挙動に二次的に影響しうる自己車両の外部又は内部状態に関する別の刺激(パラメータ)を感知する1つ以上の第2タイプのセンサ(図示せず)をさらに含む。「二次的に」という用語は、第1タイプのセンサ1によって収集された刺激から、別の刺激に関して収集された別のパラメータを区別するために用いられる。既述したように、第2タイプのセンサによって感知されるこれらのパラメータは、自己車両100外部の刺激、例えば光レベル、一日のうちの時刻、交通密度、レーダー標的、ドライバーコーチングシステム活動、GPS活動、道路の種類並びに摩擦など、あるいは、自己車両100内部の刺激、例えば電話及びその他の装置の作動に関するものであってよい。
また、第1タイプのセンサ1及び第2タイプのセンサは、感知したパラメータに応じて刺激信号を生成する。
あるいは、上記の第2タイプのセンサによって感知及び生成されるのではなく、上に挙げた刺激信号には、利用可能であれば、車両コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN又はCANバス)上でアクセスすることも可能である。
好ましくは、システム10はまた、ドライバーに関する情報を収集するために、第3タイプのセンサ(図示せず)、すなわちカメラ、視覚機械、並びに筋電図検査(EMG)、脳波検査(EEG)、及び皮膚反応のためのセンサなどを含んでいてもよく、これらの情報を用いて、ドライバーの健康状態全般、例えば年齢、薬物及び/又はアルコールの作用下にあるか否かなど、並びにドライバーの注意力(ドライバーの状態及び機敏さ)に影響を及ぼす仕事量を評価することができる。
センサによる自己車両100外部の状態、及び/又は自己車両内部の状態、及び/又はドライバーの状態及び機敏さに関して考えられるあらゆるパラメータの収集は、図6に表すように、本発明の方法の第1ステップAに相当する。
第1タイプのセンサ1、並びに、もし存在すれば、第2タイプ及び第3タイプのセンサは、電子制御ユニット(ECU)のようなコントローラ2と電子通信している。第1タイプのセンサ1、並びに、もし存在すれば、第2タイプ及び第3タイプのセンサは、検知したパラメータの刺激信号関数をコントローラ2に送信する。コントローラ2は、該刺激信号を受信して、処理する。
本発明の好ましい実施形態では、コントローラ2は、システム10において設定した条件/閾値が満たされると、すなわち、センサ1によって感知されたパラメータ、従って、その結果生成された刺激信号が、いくつかの予め定めた規則が満たされると、自己車両100のドライバーにブロードキャスト通信すべき警報信号を生成するのに適している。コントローラ2に警報信号を生成させるために、センサ1によって感知されたパラメータが満たさなければならない規則は、該当するシステム10の種類、型式及び設定値に応じて異なる。
これ以外にも、コントローラ2は、ドライバーにブロードキャスト通信すべき警報信号を常に発信することも可能であり、該信号は、第1タイプのセンサ1によって感知されたパラメータの関数である。言い換えれば、コントローラ2によって出力される信号は、ドライバーに常に呈示されるが、該信号は、車両内部及び/又は外部の状態の変化に応じて変わる。
好ましくは、第1タイプのセンサ1は、自己車両100に設置された安全システム20(図1では部分的に示している)の一部である。さらに好ましくは、該安全システムは、当分野で公知のタイプのものであり、その例としてFCWシステム、LDWシステム、LCWシステム、CSWシステムなどがある。この好ましい実施形態では、コントローラ2は、安全システム20にすでに組み込まれたコントローラであってよい。さらに、前述した警告信号は、安全システム自体の設定に応じて該安全システム20によって発せられる、ドライバーの注意を引くための信号である。
一例として、第1タイプのセンサ1は、前方衝突警告システムのセンサ(すなわち、レーダー又は電波レーダー及び画像処理システム)であってよい。自己車両100と潜在的「障害」車両との潜在的衝突のタイミングは、自己車両100の速度、潜在的障害車両との距離、並びに自己車両100と該障害車両同士の相対速度を評価した結果によって推測される。衝突の時間が、ある設定閾値より低い場合には、衝突警告(=警報信号)が発せられて、衝突を回避するために措置を講じる必要があることをドライバーに知らせる。従って、この場合、上記警報信号は、明確な開始時間及び終了時間を有する。
本発明の別の実施形態では、上記警報信号は、コントローラ2により発せられる連続的信号であってもよく、例えば、全地球測位システム(GPS)受信機を備える自己車両100の位置の、スクリーン(ドライバーの視野内に配置されている)上での視覚化であってよい。自己車両及び周囲の位置は、絶えずモニター上に視覚化されて、更新される。更新時間に応じて、連続した一続きの警報信号が存在し、各々が更新時間の間持続して、モニター内に視覚化された該車両の経路を形成する。
システム10は、好ましくは発信機3を含み、その例として、ラウドスピーカー、モニター、若しくは振動触覚アクチュエーターが挙げられ、これらは、自己車両100のドライバーに、検知された危険の可能性を警告するために、あるいは、ドライバーの注意が必要な、絶えず変化する全体状況をドライバーに呈示するために、センサ1によって検知された特定のパラメータに応じて、コントローラ2により発せられる信号(例えば、視覚、音響又は触覚信号としての警報信号)を発信することができる。
加えて、コントローラ2は、以下にさらに詳しく説明するように、ある条件下で警告信号を発信するのに適している。
コントローラ2は、好ましくは記憶媒体4(これは、本発明の別の実施形態においては、コントローラ2の外部にあって、該コントローラと電子通信しているものでもよい)も含み、該媒体には以下に記載する諸機能を有するソフトウエアが常駐している。
上記ソフトウエアは、自己車両100のエンジンの始動、すなわち自己車両100の動作開始時に、第1タイプのセンサ1、並びにもし存在すれば、第2及び第3タイプの他のセンサから来る情報の処理を開始する。エンジンが始動するたびに、新たな走行セッションが開始する。好ましくは、新たな始動時に、以前の走行セッションの最終値を新しい走行セッションの開始値として復活させることができるように、自己車両100の動作開始前の上記ソフトウエアの以前の状態は、メモリ(記憶媒体4又は別のメモリのいずれか)に保存されている。有利には、走行セッションを開始しようとする特定のドライバーに関連する具体的設定値が保存され、実施されるように、ドライバーのプロフィールもロードされている。
詳細には、第1段階において、上記ソフトウエアは、ドライバープロフィール及び以前の走行セッションからの情報を処理する。次に、第2段階で、システム10の第1タイプのセンサ1によって検知された特定の刺激に関して収集された全パラメータ及び(もし存在すれば)第2タイプのセンサによって検知された二次パラメータ並びに第3タイプのセンサによって感知されたドライバーの状態及び機敏さに関するパラメータが、全ての情報を統合する電子ソフトウエアを含むコントローラ2によって処理され、これらの感知パラメータに対して最も起こりそうなドライバーの未来の反応を計算する。言い換えれば、上記ソフトウエアは、後述のような好適なアルゴリズムを用いて、第1タイプのセンサ1によって検知された刺激に対する反応としてドライバーが示す、(ソフトウエアで用いられるモデル、ドライバーのプロフィール及び以前の走行セッションからの情報に応じて)最も蓋然性の高い挙動は何かを計算する。このドライバーの最も蓋然性の高い挙動は、以下においてドライバーの「予想される挙動」と呼ぶ。
本発明の好ましい実施形態では、上記の刺激はコントローラ2によって生成される警報信号であってよく、従って上記ソフトウエアは、該警報信号に対して予想されるドライバーの反応を計算する。
内部/外部刺激の変化のために、感知されるパラメータが変化するたびに、上記ソフトウエアは、このように変化した状態に応じて、計算されるドライバーの予想挙動を更新する。本発明では、さらに、上記ソフトウエアは、以下に詳しく述べるように、計算される予想挙動を標準挙動とみなすべきか否かをチェックする。
本発明の好ましい実施形態において、予測されるドライバーの挙動が標準挙動であるか否かの計算は、コントローラ2により発せられた警報信号、すなわち、例えば搭載されている安全システム20に設定された閾値を超えたことによって、又は外部システム10又は道路インフラストラクチャーが車両100にそのような警報信号を送ったために、発せられた警報信号に関してのみ、ソフトウエアによって実施される。言い換えれば、予想挙動の種類(すなわち、それが標準挙動又は非標準挙動のいずれであるか)の計算は、警告信号(=刺激)に対して予想されるドライバーの挙動に関してのみ実施するのが好ましい。
前述したように、本発明の別の実施形態では、コントローラ2からの信号は、GPSからの情報のように、ドライバーに常に呈示し、連続的に更新してもよい。従って、ドライバーが単一の一定長さの警報信号にさらされる単一の瞬間があるのではなく、ドライバーが様々に反応しうる警告信号の連続的な流れが次から次へと起こる。この複数の連続的警報信号の1つが、ドライバーの非標準挙動を誘発する刺激となりうる。
ある条件下で、システム10が安全システム20を超越することも可能である。例えば、安全システム20は、特定の条件下でしか警報信号を発しないが、システム10が、第1警報信号(=安全システム20によって発信された信号)が実際に事前に発信されていなくても、いずれにせよ周囲に警報を発するように、システム10に異なる条件を設定することができる。
第1タイプのセンサ1によって感知された刺激、好ましい実施形態では、警報信号(実際に、センサ1により感知された別の刺激の結果として発信される刺激である)に対して最も蓋然性の高いドライバーの反応を計算するために、上記ソフトウエアは、第1アルゴリズム(以下では「予想されるドライバーの挙動アルゴリズム」と呼ぶ)を含み、該アルゴリズムは、ドライバーが、未来において、すなわち第1タイプのセンサ1によって感知された刺激に気付いた後、例えば、警報信号を感知した後、恐らく示すであろう、予想される挙動を計算する。上記のアルゴリズムの考えられるインプリメンテーションは、シミュレーター又は現場走行試験データと共にトレーニングされた神経回路網、あるいは、現場走行データから導き出され、感知された情報に適用される1セットの規則及び等式である。これらの規則及び等式は、例えば、現場走行データについてのデータマイニングプロセスによって生み出され、適応性であってよい。カルマンフィルタリング又はその他の処理方法を用いて、第2タイプのセンサによって得られた周囲情報を該アルゴリズムにおいて統合するのが有利である。ドライバーのモデル化アルゴリズムを「予測されるドライバーの挙動」を計算する基本として有利に用いることができ、また、前述したように、好ましくはドライバーのプロフィール及び以前の走行セッションからの情報も用いることができる。
本発明の好ましい実施形態では、上記アルゴリズムは、適応アルゴリズムであってもよく、実際のドライバーの反応から学習することができる。この場合、神経回路網を再トレーニングするか、又はアルゴリズムにおける規則のセットを更新したり、若しくはいくつかのパラメータを変更したりするか、あるいは、時間経過と共に新しい別の規則を実行する。
コントローラ2は、読出し及び書込みメモリ、マイクロプロセッサ、CANバスアクセス及び伝送、及び/又はその他の伝送手段をさらに含んでもよい。上記アルゴリズムは、コントローラメモリ内部のスクリプトにコード化してもよいし、あるいは専用ハードウエアを介して実行してもよい。
第1アルゴリズムは、ドライバーの仕事量、敏捷性(注意力、注意散漫、眠気など)、及び健康状態を考慮に入れる場合がある。ドライバーの仕事量は、アドホックルーチンを有する第3タイプのセンサによって感知された上記の情報から推定することができ、あるいは、そのような推定装置が車両装置の一部である場合(例えば、インテリジェントドライバー情報システムを装備した車両)には、CANバス上ですでに取得することができる。第3タイプのセンサの実施形態は次の通りである。ドライバーの意識状態は、例えば、カメラなどを用いて、アイトラッキングシステムにより推定することができ、あるいは、CANバス(例えば、ドライバーインペアメントモニターシステム)上で取得することができる。また、ドライバーの健康状態は、カメラ、EEG、ECG、EMGなどによって推定することができる。
ドライバーの挙動の計算、すなわち第1アルゴリズムを用いた、第1タイプのセンサ1によって感知される刺激に対するドライバーの最も蓋然性の高い挙動の計算は、本発明の方法の第2ステップBに相当する(図6のフローチャートを参照)。
警報信号のような刺激に対するドライバーの反応には様々な種類があり、危険な操作、例えば、急ブレーキ、急な車線変更も含まれ、こうした操作によって、周囲の車両が自己車両100との衝突又は事故を回避するために、結果として不意の反応を引き起こしうることがわかっている。既述したように、以下において、「予想(される)挙動」とは、ドライバーの未来の挙動、すなわち第1アルゴリズム(すなわち「ドライバーの予想挙動アルゴリズム」)により計算される、警報信号などの刺激に対するドライバーの未来の反応を意味する。「標準挙動」とは、危険ではない挙動を意味し、言い換えれば、危険のおそれ、迅速な措置の要求、ドライバーを驚かす刺激、ドライバーの状態に関する刺激などが一切検知されない場合に、自己車両を運転中にドライバーが維持する挙動を意味する。異なる感知パラメータの各々について、標準挙動もまた同様にパラメータ化することができる。
第1タイプのセンサ1によって、並びに場合によっては、第2及び第3タイプの他のセンサ(もし存在すれば)からの他の信号によって収集される上記情報から、予測されるドライバーの挙動アルゴリズムは、警報信号のような刺激に対するドライバーの予測反応が、周囲、例えば、他の車両のドライバー又はその他の道路利用者が予想するものであるか否かを計算する。この目的のために、上記電子ソフトウエアは、以後「比較アルゴリズム」と呼ばれる第2アルゴリズムを含み、該アルゴリズムは、「ドライバーの予想挙動アルゴリズム」によって計算されたドライバーの予測反応と、周囲の車両が自己車両100のドライバーから通常予想すること、すなわちドライバーの標準挙動とを比較する。
これ以外に、上記の比較は、第2アルゴリズムではなく、別の専用ハードウエア(図示せず)によって実行することもできる。
第1の実施形態において、閾値(例えば、縦加速度及び横加速度又はハンドル速度など)を設定し、予測されるドライバーの反応が、該閾値(1つ以上を用いる場合には複数の閾値)を超える場合には、この反応を非標準挙動とみなす。上記閾値はまた、非標準操作が起こりうる設定確率であってもよい。
第2の実施形態では、上記の比較は、以下の2つのモデルの結果を比較することにより実行してもよい。1つのモデルは、第1タイプのセンサ1によって検知された刺激を考慮に入れてドライバーの予想挙動を計算するものであり、第2のモデルは、ドライバーの予想挙動を計算するが、このモデルは、ドライバーの非標準反応を誘発すると予想される特定の刺激が計算において無視されている以外は第1のモデルと同じである。2つのモデルによって行われる推定の差を用いて、予想される反応が標準又は非標準のどちらとみなされうるかを推定することができる。すなわち、上記2つのモデルで計算したドライバーの予想挙動が互いに異なっていて、しかもこの差(又はこれらの差)が1つ以上の予め設定した閾値(所定の許容限界内)を超える場合には、非標準反応であると推定される。両モデルを用いて得られた結果の比較は、第2アルゴリズムによって実行することができ、該アルゴリズムは、好ましくは適応アルゴリズムである(すなわち、ドライバーの予測挙動の履歴を考慮に入れる)。
さらに、本発明の好ましい実施形態においては、第1及び第2アルゴリズムは、自己車両100の各々のドライバーについてカスタマイズすることができる。すなわち、自己車両100を運転する可能性がある様々なドライバーについてそれぞれ異なるアルゴリズムが存在する。各走行セッションの開始時に、ドライバーのプロフィールをシステム10によって記録したり、該システムにロードしたりすることができる。
上記の比較ステップ、すなわち、予測されるドライバーの挙動が標準挙動又は危険な(非標準)挙動のどちらであるかを決定することを目的とする、計算されたドライバーの予想挙動と、周囲が予想するものとの比較は、本発明の方法のステップCである(図6のフローチャートを再度参照)。
第1アルゴリズムによって予測されるドライバーの反応が、第2アルゴリズムによって実施される計算に従い、非標準とみなされる場合には、本発明の方法は、周囲の車両に警告するステップ(図6のフローチャート中のステップD)を含み、これにより、これら車両のドライバー又は道路利用者などが、交通安全及び効率を高めるために、自己車両100から起こりうる未来の危険な運転挙動に対して反応するのに彼ら自身で備えられるようにする。
このために、システム10はさらに、警告信号を送信する送信装置5をさらに含んでいてもよく、該警告信号は、周囲の車両に対する、起こりうる非標準の/危険なドライバーの予測反応についての情報を含む。送信装置5は、予想挙動が第2アルゴリズムにより非標準と判断された場合に、警告信号を生成するのに適したコントローラ2によって作動させるのが好ましい。
同じ非標準挙動について、異なる警告信号、若しくはこうした警告信号の異なる強度/調節は、未来の操作がどれくらい「危険」であると予想されるかに応じて、考慮することができる。例えば、予想される減速が所定の閾値を超えたために、急ブレーキが予想される場合には、自己車両100のストップ/バックライトの誘発された照明を異なる強さにしてもよいし、及び/又は閾値を超える値に応じて強さ及び/又は頻度を調節することもできる。予測される減速が閾値に極めて近い場合には、車両のバックライトの瞬間的点灯が好適な警告信号であり、閾値を比較的大幅に超えることが予想される場合には、バックライトの高速な明滅及び/又はより強い照明が適していると考えられる。
予測されるドライバーの挙動が標準挙動であると推定される場合には、コントローラ2は、周囲の車両に警告信号を一切発することなく、第1タイプのセンサ1から受ける刺激信号を監視し続ける。
コントローラ2から、ドライバーの未来の反応に応じた警告信号の送信は、CANバス及び/又は車両における任意の標準送信手段を用いて実行することができる。送信装置5は、例えば、ストップライト、明滅ライト、警笛など、又は別のアドホック送信ライト若しくは音源発生装置であってよい。
別の実施形態では、警告信号の送信は、無線通信によって実施することも可能であり、このとき、送信装置5は無線送信機である。例として、第2警告信号の送信は、例えば、長中距離用連続エアインターフェース(CALM)アーキテクチャー及びガイドラインに従って、送信制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)にパッケージされたユーザーデータグラムプロトコル(UDP)を転送する無線LAN(WLAN)によって実施することができる。送信には、協調的システム送信に利用可能な周波数又は送信に使用できる他の周波数、あるいはGSM(登録商標)ネットワークを利用することができる。この第2の送信の実行(無線通信)には、送信装置5によって発信されたブロードキャスト又はナローキャスト通信された警告信号を理解することができる周囲の車両、道路利用者及び/又はインフラストラクチャーの存在が含まれる。
インテリジェント車両/インフラストラクチャーは、様々な方法でドライバーの未来の挙動に関する上記情報を利用することができる。すなわち、該情報を付近のドライバー又は危険にさらされやすい道路利用者に通信するか、あるいは、周囲の車両/インフラストラクチャーに干渉して、これらの車両が(例えば、車両のブレーキをプレチャージすることによって)より迅速に反応できるようにする。
第1タイプのセンサ1からの信号によって誘発される第1及び第2アルゴリズムを含むソフトウエアにより実施される計算、並びに警告信号のブロードキャスト通信は全て、第1タイプのセンサ1による刺激の検知及びコントローラ2によるその処理から、これに対するドライバーの実際の反応までに経過する時間内に行われる。実際、一例として、警報信号から実際のドライバーの反応までに経過した時間は、一般に、上記ソフトウエアがコントローラ2に指示して、ドライバーが何らかの動作を開始する前に警告を発信させるのに十分長いものである。
本発明の別の実施形態においては、本発明の方法の別のステップが含まれる。警告信号の送信後(又はこの送信と一緒に)、自己車両100の、システム10以外の1つ以上の車両搭載システムの状況、又は周囲車両のシステム(システム10も含む)の状況の能動的な変更を実施する。この変更は、交通安全及び効率をさらに高めるために行われる。考えられる変更としては、自己車両100及び/又は周囲車両いずれかのブレーキのプレフィリングが好適な例である。プレフィリングは、制動システムに対するコントローラ2のコマンドを通して実施され、これは、例えば無線通信によって送信される。
あるいは、上記のステップ、すなわち他の車両のシステム(例えばブレーキシステム)の変更ではなく、警告信号の送信を行うこともできる。言い換えれば、交通安全及び効率を向上させる目的でシステム10以外のシステムの状況を変更するためにコントローラによって発信される信号を、警告信号そのものとしてみなすことができる。
以下に、システム10を装備する車両100のネットワークについて説明する。全ての車両がシステム10を装備する必要はなく、車両のネットワークのこうした実行の単純な実施形態では、単一の自己車両100はシステム10を含むが、多数の他の車両は、システム10からのドライバーの未来の挙動に関する情報を受け取る受信機を含む(このようなネットワークの一例として、先頭車両がシステム10を装備しており、後続車両の各々が受信機を装備している車両部隊が挙げられる)。このような車両のネットワーク実行のより複雑な実施形態においては、ネットワークに属する自己車両100の各々がシステム10を有している。中間の実施形態では、ネットワークに属する車両の何台かがシステム10を有しており、その他の車両は、別の自己車両に設置されたシステム10からの信号を受信するための受信機を備えている。システム10の各々は、自己車両の第1タイプのセンサ1によって受信された信号に応じて、自身の自己車両を運転するドライバーの未来の挙動を予測する。協調的アプローチを用いた場合には、自己車両100の特定のシステム10内に設置された電子ソフトウエアも、周囲の車両に設置された全システム10のソフトウエアにより実施された全ての計算からの結果を考慮して、該アルゴリム並びに対応する計算結果を最適化することができる。例えば、自己車両100のシステム10のアルゴリズムが、そのような情報を受け取ったことにより、該前方車両のシステム10が、方向指示器及びハンドル動作によって受けた信号から、車線変更が該車両の起こりうる操作であると推定したため、自己車両前方の別の車両のドライバーの予想挙動が車線の変更であると認識した場合、自己車両100に設置されたシステム10のアルゴリズムは、警告信号(例えば方向指示器の作動)が発信される閾値を変更する(この場合、低下させる)ことになる。
車両のネットワークの上記実施形態においては、各車両に搭載されている異なるシステム10から来る様々な信号を調停するために、好ましくはマスターコントローラ(図示せず)が存在する。該マスターコントローラは、交通安全及び効率を高めるために異なるシステム10から来る様々な信号を調停し、どの信号を優先すべきか、あるいはどの信号を無視すべきかを決定する。言い換えれば、上記ネットワークは、交通安全及び効率を高めるために、「全体的な」最善策を考慮しなければならない。ここで言う全体的とは、ネットワークに属する車両の大部分に関して最善であるという意味で用いられる。最適化は、車両レベルだけではなく、ネットワークレベルで行うことができる(また、そのように行うのが好ましい)。
周囲車両のドライバーの予想される挙動に関する情報は、警告信号を周囲に送信するのに用いた同じ無線送信装置によって自己車両100に送信することができる。ドライバーの予想される挙動以外にも、あらゆる種類の情報をシステム10同士で共有することができ、そのような情報として、例えば部分的計算、異なる車両においてセンサ1により感知される信号、警報信号、及び警告信号がある。
システム10のネットワークを考慮する本発明の上記実施形態は、(異なるシステム10間で分散しているため)より高速の計算を可能にすると共に、(前処理されているため)送信すべきデータの量を減らすことができる。このネットワークは、協調的システムとみなすことができる。
実施例1:縦方向制御
第1の実施例では、本発明のシステム及び方法は、車両の追突を防止することを主な目標とする。
システム10は、自己車両100に設置された前方衝突警告(FCW)システム20を含み、その第1タイプのセンサ1の入力は、ドライバーの挙動を予測するための第1アルゴリズムによって使用される。特に、上記のドライバー挙動は、前方衝突警告(=警報信号)に対する平均的反応に基づき、第1アルゴリズムを用いて予測される。システム10は、有利には第2タイプの別のセンサ、例えば、速度センサを含んでもよく、該センサは、自己車両100の速度の変化を測定する。
前方衝突警告信号に対するドライバーの予想される挙動が急ブレーキであると第1アルゴリズムが予測する場合(例えば、予想される車両の減速を計算する:図6のステップB)、これは、第2アルゴリズムによって非標準挙動とみなされ(減速が、急ブレーキを示す所定閾値を超える:図6のステップC)、自己車両100のバックストップライトを送信装置5として用いることにより、ドライバーによって「実際の」制動が開始される前に、この情報を後続車両に向ける(図6のステップD)。
さらに詳細には、現場データから得られる知識からブレーキ操作を予測することができる。現場データは、FCW信号が発信されると、特定の周囲状況においてドライバーが制動する高い蓋然性があることを示す。ドライバーがどのように制動し、この操作が周囲の交通にどのくらい危険であるかは、例えば、車両の速度などの多くの因子に応じて変わる。従って、自己車両100の速度は、予め定めた閾値を超える場合に、ドライバーによって起こりうる危険操作の蓋然性を予測又は推定する上で優れた指標である。
概して、速度が所定の閾値を超える(並びに、少なくとも交通、気象、ドライバーの年齢及び敏捷性などの所定の条件下で)と、自己車両100と前走車両との間の距離及び速度(単独のパラメータ又はその適切な組合せのいずれかとして用いられる)が、対応する予め定めた閾値より低いために、前方衝突警告信号(=警報信号)が安全システム20により発せられた後、約1,500ミリ秒の遅延でドライバーが強い急ブレーキを実施することによって反応することが明らかになっている。
図2は、前方衝突警告を受けたときの平均的なドライバーの挙動を示す。上方の曲線は、時間に対しコントローラ2によって送信された警報信号を視覚的に表示したものであり、下方の曲線は、ドライバーによって実施される制動反応を時間に対して表したものである(すなわち、水平な直線からの逸脱が制動動作の強さを示すのに対し、水平な直線は「制動動作なし」を示している)。
予測される制動操作は、予測される減速に関して定量することができる。すなわち第1アルゴリズムは、制動動作により認識される予測減速を計算する。比較アルゴリズムでは、減速に関する閾値(例えば、乗用車の場合には3m/sで、トラックの場合には2m/s)が設定され、操作が危険であるという決定は、計算された予測減速がこの閾値を超えるか否かによって行われる。該閾値は現場データに基づいて先験的に設定される。
予測される減速に関する単一の閾値を用いるのではなく、信号(予測及び実際)の組合せを用いることもできる。さらに別の閾値を先験的に決定するのではなく、適合性であってもよい。第1アルゴリズムによる予測減速の計算にかかる時間は、平均して5ミリ秒以下である。
原則として、ドライバーの標準又は正常挙動ではない急ブレーキを誘導することによって、前方衝突警告(FCW)システム20は、自己車両100の後続車両による追突の蓋然性を高くする可能性がある。しかし、本発明の方法では、システム10は、予想挙動アルゴリズム及び比較アルゴリズムによって、警報信号に対して反応するドライバーの挙動が非標準挙動となるであろうことを予測し、これにより、危険な挙動が実際に起こる典型的には約1,500ミリ秒未満前に、制動動作前に、自己車両ストップライト(又はその他の車載音響若しくは視覚通信手段)を事前に作動させることにより、後続車両に警告することができる。
コントローラ2は、CANバス又は専用配線によって、ストップライトを作動させる(この作動の別の実施形態も考えられ、その例として、異なる速度、異なる強さでの明滅などがある)。
図3は、ロータリー交叉15における実施例1のシステム10及び方法の考えられる適用(使用シナリオ)を概略的に示すものである。
図3において、車両100、V1、V2及びV3がロータリー交叉15に接近している。車両100(FCWシステム20を装備)は、前方の車両V1も移動しているため、ロータリー交叉15に向かって移動している。図3に示す状況では、車両100のドライバーは、左側からやって来る車両V2を見ており、前方の車両V1が唐突に停止しようとしたことに気付かない。車両100において、FCW信号が発信され、車両100のドライバーは、周辺視野内でFCWシステムの警報信号を見て、急ブレーキをかける。車両100のすぐ後ろに位置する車両V3のドライバーは、前方の車両100からのそうした非標準反応に対して準備していないため、相当時間内に反応することができず、その結果、車両V3は、恐らく車両100に追突することになる。
システム10が自己車両100に設置されている場合には、自己車両100は、車両V3に対して、自己車両100のドライバーの予測される非標準挙動、すなわち危険な急ブレーキを、車両V3のドライバーに警告する警告信号を発信することにより(例えば、テールストップライトを明滅させることにより)知らせ、これによって、車両V3のドライバーも、その車両V3のブレーキを作動させることが可能になる。すなわち、車両V3のドライバーは、自身の車両V3を停止させるのに、より長い時間が与えられ、これによって、自己車両100との衝突の危険性が軽減される。
実施例2:縦方向制御
システム10は、FCWシステムを設置した実施例1のシステムに類似しているが、適応モデル反応が第1アルゴリズムとして適用されており、これは、警報信号後の実際のドライバーの反応を感知して、反応の発生毎にその都度モデルを更新することにより、ドライバーの挙動のより正確で、しかもカスタマイズされた予測を提供する。
あるいは、テールストップライトに代わり、無線通信を送信装置として用いる。ドライバーの危険な挙動が予測される場合には、無線通信を用いて後続車両のブレーキのプレフィリングを実施することが考慮される。
多くの因子がドライバーの挙動に影響を与える。さらに、ドライバーによって反応も様々であり、同じ刺激に対する反応も異なる。ドライバー独特の反応を考慮に入れることにより、予測される運転操作を各ドライバーについて最適化すると共に、カスタマイズすることができる。コントローラ2内部のアルゴリズムはCAN情報を感知し、ドライバーの以前の反応から得られた1セットの適応規則に基づいて、ドライバーの挙動(一般には制動操作)を予測する。さらにまた、第1アルゴリズムは、実際のドライバーの反応を確認して、モデルを更新する。このアルゴリズムには、例えば、神経回路網を用いてもよい。情報の統合には、カルマンフィルタリング及びその他の最新式の信号処理方法を使用してもよい。
非標準制動操作に関する情報は無線通信を介して周囲車両に送信される。
システム10は、無線通信能力を有し、システム10を有する他の車両及び/又は周囲におけるインフラストラクチャーと通信が可能である。インテリジェント車両(すなわちシステム10を搭載する車両)は、この情報を用いて、そのブレーキをプレチャージする。インテリジェントインフラストラクチャー(すなわち、システム10によって送信される信号を受信して、復号することができるインフラストラクチャー)は、上記の情報を用いて、交差点付近の信号機を最適に制御することができる(例えば、他の車両が自己車両100に接近するのを妨げることができる)。
実施例3:横方向制御
本実施例では、本発明のシステム10及び方法を用いて、車線変更中の側面衝突を防止する。
システム10は、自己車両100において標準的な車線逸脱警告(LDW)システム20を含み、車線逸脱警告に対する平均的反応に基づいてドライバーの挙動を予測する。該警告信号は、好適な表示ライトを使用することにより(すなわち、自己車両100のドライバーが、自己車両100によって現在使用されている車線の左側の車線に移動することが予想される場合には、自己車両100の左側の表示ライトを作動させ、また、右側の車線への変更が予想される場合には、自己車両100の右側の表示ライトを作動させることにより)、後続車両にブロードキャスト通信する。
車線逸脱警告信号(=警報信号)は、唐突かつ不意の操舵を誘発する可能性があり、従って側面衝突の蓋然性を高くする。しかし、システム10は、この不意の操作は、実際に行われるまでに約1,500ミリ秒かかると予測しており、この間、予測される操舵の方向に表示ライトを作動させることによって事前に周囲の車両に警告する(ドライバーに対するLDWシステムにより発せられる警告信号の発信、及び自己車両100のドライバーの実際操舵動作の詳細については図4を参照されたい。この図は、前述した実施例1の図2に類似しているが、この場合、下方の曲線は、自己車両100のドライバーの操舵操作を表している)。
さらに詳細には、本発明の方法のステップは、以下の通りである。
‐ステップA:情報取得:LDW信号の発生が感知される。システム10がECU(=図1のコントローラ2)において実施され、CANバスに接続されて、ここでLDW情報及び車両情報(例えば、速度)が感知されて、配信される。さらに別の情報を他のセンサ又は無線通信によって収集することができ、これらを上記システムにおいて統合してもよい。
‐ステップB:ドライバーの挙動の予測:感知されたLDW信号は、操舵操作を誘導する可能性がある。ドライバーの敏捷性レベル及びその他の因子によっては、この操舵操作は過大になり、周囲の交通にとって危険なものとなりうる。ECU2内のアルゴリズムは、CANバスを介して提供される情報を感知し、現場データ(実際の交通において、ドライバーがどのようにLDW信号に反応するか)から得られる1セットの規則に基づいて、ドライバーの挙動(一般に操舵操作)を予測する。
‐ステップC:比較:上記モデルによって予測された操舵操作を、周囲が予想する標準操作と比較する。予測された操舵操作は、予想される横方向移動に関して定量することができる。比較アルゴリズムは、横方向移動についての閾値(車両の快適性限界は、車両の横方向加速に関して一般に約1.5m/sに設定されている)を有し、予想される横方向移動がこの閾値を超えると、該操作が危険であると判断する。上記の閾値は、現場データに基づいて先験的に設定される。予想される横方向移動に関する単一の閾値を用いるのではなく、信号(予測信号と実際信号)の組合せを用いることもできる。さらに別の閾値は適応性であってもよく、その場合には先験的に決定しない。
‐ステップD:警告信号:危険な操舵操作が起こると予想される場合には、その危険な操舵操作についての対応する情報を、非常ライトの作動によって後続車両に送信する。システム10は、CANバス又は専用の配線によって非常ライトを作動させる。上記以外の車両内搭載ライト又は専用ライトを用いて、周囲に警告することもできる。
図5a及び図5bは、実施例3のシステム10及び方法の考えられる適用(使用シナリオ)を示す図である。図5aでは、車両100は、車両100のドライバーの不注意のために、左側にドリフトしている。車両100の右側に位置する車両V1は、車両100が車線を変更していると想定し、同じ操作を開始する。すなわち同様に左側に移動し始める。車両100は、そのLDWシステムからの車線逸脱警告信号を受信し、ドライバーは、もとの車線にとどまるために右側に戻ろうとして唐突かつ過度に車両100を操舵し、これによって車両V1に衝突する。1台以上の車両が、車両100が車線変更していると思い、同じ操作を開始する可能性があるため、一種のドミノ効果を予見することができ、この様子を図5bに描くが、同図では、やはり左側に移動中の別の車両V2が示されている。
自己車両100が本発明のシステム10を装備している場合には、システム10から予測されるドライバーの反応を利用して、危険な操作、すなわち自己車両100のドライバーの操舵修正が起こる前に、周囲に警告信号を発信することによって、こうした側面衝突や、ドライバーの不意な反応のために1台以上の車両が巻き込まれるドミノ効果の危険性を軽減することができる。システム10は、例えば、無線通信を用いてドミノ効果を考慮に入れることができる。
実施例4:横方向制御
実施例3と同様であるが、無線通信を用いて、他の車両に危険な操作を警告する。無線通信の場合には、警告は、一種のドミノ効果において不意な操舵操作の影響を受ける可能性がある全ての車両にまで拡大することができる。本発明の方法のステップA〜Cは、実施例3に関して記載されているものと同じであるが、上記ステップDに代わって、以下のステップを行う。
‐ステップD:予測される危険な操舵操作に関する情報を無線通信により周囲の車両に送信する。システム10は無線能力を有しているため、周囲のインテリジェント車両及びインフラストラクチャーと通信が可能である。無線通信は、TCP/IPを介してUDPパッケージにおける情報を転送するWLANを用いて、あるいは、情報をブロードキャスト通信することによって、実施してもよい。インテリジェント車両は、この情報を用いて、そのブレーキをプレチャージすることができる。インテリジェントインフラストラクチャーは、上記の情報を用いて、交差点付近の信号機を最適に制御することができる(例えば、他の車両が、システム10を装備した車両に接近するのを妨げることができる)。上記の協調的車両は周囲の交通全体を把握していることから、さらなるドミノ効果を制御することができる。
実施例5:動物の横断
この実施例では、システム10を用いて、動物が突然道路を横断してきたとき、車両ドライバーの反応を予測する。第1タイプのセンサ1は、例えば、動物が突然道路を横断してきたとき、認識することができるアルゴリズムを備えたカメラである。さらに、第1タイプのセンサ1及び/又はコントローラ2は、犬などの小型動物と大型動物(特にヘラジカ)とを識別するアルゴリズムを含む。ドライバーは、高速度で運転中に動物が道路を横断してきたとき、動物の大きさに応じて全く異なる操作で反応をするように指導されている。具体的には、動物が小型(例えば、犬)であれば、ドライバーは、恐らく急な操作を一切行わず、動物に向かって運転を続けるだけであろう。というのは、車両(この場合、自動車)は衝突を吸収するように設計されているからである。しかし、そうではなく、動物が大型動物(例えば、ヘラジカ)であった場合には、一般に自動車は衝撃を完全には吸収することができず、動物が自動車のフロントガラスに衝突してくる危険性が高い。従って、後者の状況では、自動車のドライバーは、恐らく、動物との衝突を回避するために側方に向けて急な操作を行うであろう。システム10は、この情報を考慮に入れて、ドライバーの操作の予測を目的とするモデルに該情報を組み込むことができる。特に、大型動物を検知した場合には、警報信号をドライバーに発信することができる。この警報信号は、動物を回避することを目的とする非標準の急な操作を誘発する可能性が極めて高いことから、警告信号が周囲に発信される。この情報は、様々な方法で周囲車両に再度送信することができ、ドライバーが反応する前に周囲車両に警告することによって安全性を高めることができる。
実施例6:運転中の指示
この実施例では、システム10を用いて、自己車両100の予測される挙動に関する情報を送ることにより、周囲車両の燃料効率を高める。
システム10は、自己車両100のドライバーが、減速が所定の閾値を超えるような制動をいつ行うかを予測することができ、この情報を後続走行車に送ることによって、急ブレーキで補わなければならない制動反応のドミノ式遅延を軽減する。これを実行する目的は、自己車両100の後続車両の速度のより円滑な制御を生み出すことであり、これには、より最適化された燃料使用も含まれる。
‐ステップA:情報の取得:GPS及び運転コーチング情報、並びに周囲情報及びドライバー関連情報を記録する。
‐ステップB:ドライバーの挙動の推測:システム10は、GPS及び運転コーチング情報、並びに周囲情報及びドライバー関連情報からのルートを考慮に入れることにより、ドライバーが制動しようとする程度を推定することができる。例えば、ドライバーが、GPSのルートに従って曲がろうとする曲がり角に、非常に高速度で接近している場合に、上記システム内のアルゴリズムが、制動を達成するためにドライバーがどれくらい強い急ブレーキをかける必要があるかを計算する。
‐ステップC:比較:上記の制動の推定が所定のレベルを超えるものであるとき、十分な許容限界で、後続車両も同様に制動する必要があると想定することができる。このとき、上記操作は非標準とみなされる。
‐ステップD:警告信号:例えば、自己車両100のテールストップライトが明滅し始める。車両100の未来の制動の情報を予想することにより、後続車両はより早く、しかもより穏やかに、より安全に減速することができ、その結果、燃料及びブレーキの使用が改善される。何台の車両が、システム10を有する自己車両の後ろに続いているかに応じて、該システム10は、制動操作に備えるための、より長い時間をドライバーに与えることにより、連鎖的な追突も回避することができる。後者の場合には、無線通信を用いて、情報が、(テールストップライトの事前作動を用いて行われるため、最初の後続車両だけではなく)全ての後続車両にブロードキャスト通信されることを確実にしてもよい。自己車両100が運転コーチングシステムを装備している場合には、上記の情報を用いて、運転コーチングシステムの指示がどのようにドライバーの未来の操作に影響することになるかを考慮に入れることにより、後続車両を「コーチ」することができる。
この場合、好ましくは、警報信号はドライバーに一切発信されず、ドライバーは、GPSモニター(これは、前述したように、警告信号の連続体として考えることができる)から、又は「右に曲がれ」のような警報信号を発信するラウドスピーカーからの刺激に反応するだけであることに留意すべきである。
実施例7:インフラストラクチャーの刺激
この実施例では、システム10は、インフラストラクチャーから周囲への警告信号の通信を誘発する「刺激」を受け取っている。
‐ステップA:情報の取得:信号機が協調的であると想定すると、該信号機はシステム10にその状態を送ることができる。従って、システム10は、信号機の状態(赤、緑、黄)、並びに1つの状態から別の状態への移行時間(例えば、黄又は直接緑に移行するまでに赤の状態がまだ5秒残っている、など)に関する情報を収集する。さらに、システム10は、車両の速度と、自己車両100から信号機までの距離とを検知するセンサを備えている。
‐ステップB:ドライバーの挙動の推測:システム10は、協調的信号機に到達するまでの残り時間を推定することができる。信号機の状態が「赤」である場合に予想されるドライバーの挙動に基づいて、必要な制動時間が計算される。
‐ステップC:比較:自己車両100があまりにも高速で走行しており、あと数秒で赤になろうとする信号機に接近しすぎた場合には、上記アルゴリズムは、ドライバーが急ブレーキをかけ(これは標準挙動ではない)、ブレーキライト(テールストップライト)の事前点灯を開始するであろうと推定する。
‐ステップD:警告信号:例えば、テールストップライトが明滅し始める。自己車両の未来の制動の情報を予想することにより、後続車両は、より早く、しかもより穏やかに、より安全に減速することができ、その結果、燃料及びブレーキの使用が改善される。何台の車両が、システム10を有する自己車両の後ろに続いているかに応じて、システム10は、ドライバーに制動操作に備えるのに、より長い時間を与えることにより、連鎖的な追突も回避することができる。
この場合には、システム10は、緑から赤に変わる信号機からの刺激に基づいて警告信号を提供する。
実施例8:ドミノ効果の危険性を軽減する
図3に示した実施例1に戻り、図7に新たに示すように改変を導入する(すなわちさらに車両V4が加わる)。この新たな使用ケースでは、車両100及びV3の両方がシステム10をそれぞれ備えている。図からわかるように、車両V4は車両V3の後ろに位置する。
自己車両100は、前方の車両V1も同様に移動しているため、移動中である。自己車両100のドライバーは、左側から来る車両V2を見ており、自己車両100前方の車両V1のドライバーが、唐突に、その車両V1を停止しようとしたことに気付いていない。自己車両100において、FCW信号が発信され、自己車両100のドライバーは、自己車両100に設置されたモニター上の警報信号を周辺視野内でみとめ、強い急ブレーキをかける。自己車両100のシステム10は、該ドライバーが、FCWシステムからの警報信号に反応して急ブレーキをかける蓋然性が極めて高いことをすでに計算して、車両V3に対し、推測される自己車両100の不意な非標準操作について警告する。その結果、車両V3内のシステム10がこの情報を利用して(すなわち、自己車両100のシステム10によって発信された警告信号が、車両V3に設けられた第2システム10にとって刺激となる)、車両V3の不意な非標準操作(やはり急ブレーキ)を予測し、この情報をやはり警告信号によって車両V4に送信する。言い換えれば、複数のシステム10が存在する(各車両に1台ずつ)ため、同じ車線にある車両同士の個々の追突が連続的にドミノ形式で起こる危険性が軽減される。
実施例9:交通安全及び効率を向上させるためのシステムのネットワーク
図8に表す本実施例では、第1車両のシステム10は、別の車両の別のシステム10から刺激を受け取っている。
図8では、図示した車両V1〜V4の各々がシステム10を有し、自己車両のネットワークを形成している。次に、任意の瞬間に、システム10の各々が他の車両のドライバーの予測される未来の挙動を認識する(システム10は、車両のドライバーの予測される未来の挙動に関して、相互に協調的に通信しているため)。有利には、信号機も協調的であると考えられる(すなわち、協調的なネットワークのシステム10に、実際の状況に関する情報を送信する)。
個々の車両V1〜V4で実施されるプロセスは以下の通りである。
車両V1−該車両のシステム10が、該車両自体の速度を計算する。車両V1が道路R1で高すぎる速度で走行していて、信号TL1が赤に変わろうとしているとき、上記システムは非標準操作を予測する。車両V1のドライバーは、道路R2との交差点より前で、赤信号で車両V1を停止することはできないであろう。すなわち、車両V1は、赤信号TL1で、道路R2との交差点を通過するであろう。従って、システム10は、この予測された非標準操作に関する情報を無線で他の車両V1〜V3に送信する。
車両V2−道路R2上の車両V2に設置されたシステム10は、車両V1のシステム10から、何らかの非標準操作(どんな操作でもそうなるであろう)が起こるであろうという情報を受け取り、これにより、車両V2のシステム10は、車両V2のドライバーの何らかの非標準ブレーキ操作を予測する。この予測された非標準操作に関する情報は、車両V2により無線で他の車両V1、V3、V4に送られる。
車両V3−車両V3に設置されたシステム10は、車両V2と同じプロセスを実施し、車両V3の予測された非標準操作に関する情報が無線で他の車両V1、V2、V4に送られる。
車両V4−車両V4に設置されたシステム10は、その予想される非標準操作に関する車両V1の情報以外に、車両V2及びV3から、予想される非標準ブレーキ操作に関する情報も受け取る。
このシナリオで起こることは以下の通りである。
車両V1−この車両は、信号機TL1が赤のとき、道路R1と道路R2との交差点を通過し、車両V2及びV3の両方でFCW信号の発信を作動させる。システム10のネットワークの実際の構成に応じて、上記信号は、車両V2、V3のいずれか1つのシステム10又はV1自体のシステム10から来るものでよい。
車両V2−車両V2のシステム10によって送信された情報は、車両V2のドライバーが交差点を通過しようとしている車両V1との衝突を回避するために急ブレーキをかける前に、車両V2のブレーキライトを点灯する。V2のドライバーは、車両2のFCW信号の反応として非標準挙動を有している。さらに車両V2のシステム10は、車両V4のシステム10に、車両V4におけるブレーキをプレフィルさせる。
車両V3−車両V3のシステム10は、交差点を通過中の車両V1との衝突を回避するために、車両V3のドライバーが急ブレーキをかける前に、車両V3のブレーキライトを強制的に点灯させる。
車両V4−車両V4のシステム10は、予測されていないドライバーの制動操作を予想して、後に続く可能性のある車両(ネットワークに含まれていない可能性もある)に警告するためにブレーキライトを点灯する。
実施例10:インフラストラクチャーを含むネットワーク
今度は図9を参照にして、以下のケースを考える。
車両V1は、高すぎる速度で道路R1に沿って信号機TL1に接近している。車両V1のシステム10は、車両10の速度が高すぎることと、道路R2との交差点で信号機TL1が赤に変わりつつあることを推定する。車両V1のシステム10におけるソフトウエアのアルゴリズムは、車両V1のドライバーの非標準操作を予測する。すなわち、信号が赤のとき、車両V1が信号機TL1を通過するであろうことを予測する。
道路R1上の車両V2に設置されたシステム10は、何らかの非標準操作(恐らく、予想されるどんな操作でも)が起こることに関する警告信号をシステム10から受け取り、これによって、車両V2に設けられたシステム10は、車両V2のドライバーの何らかの非標準ブレーキ操作を予測する。
車両V1及びV2両方のシステム10は、車両V1及びV2の予想される非標準操作に関する警告信号を「インテリジェント」信号機TL1及びTL2に送信し、該信号機はこの情報を受信する。
インテリジェント信号機TL1及びTL2は、適切なセンサで、交差点の付近に他の車両又は危険にさらされやすい道路利用者が存在しないことを感知して、信号機TL1の状態を赤から緑へと戻す。車両V1及びV2内のシステム10は、関連パラメータ(信号機TL1の照明)が変化し、現在は再び緑であることを感知して、計算を再度実施し、今度は非標準操作を予測しない。車両V1及びV2は、予想される方向での走行を継続し、道路R2との交差点を通過するが、その際、他の車両は、危険な操作を実施したり、あるいは警告信号を受信したりすることはない。
実施例11:マスターコントローラを含むネットワーク
この実施例では、システム10のネットワークは、マスターコントローラをさらに含み、該マスターコントローラは、個々の車両レベルでのシステム応答を最適化する(上記実施例でのように)のではなく、システムのネットワークから情報を収集すると共に、該情報を用いて、ネットワーク全体の交通安全/効率を最適化することができる。
この実施例では、大部分の車両がシステム10を装備している交通状況が想定される。システム10からの情報が全体レベルで共有され、まとめられれば、単一車両のシステム10の情報が、システム10を有する車両のすぐ周辺にある他の車両に送信されて、これら車両によって用いられたり(例えば、上記実施例1のように)、あるいは、このような情報が、ネットワークに対する一連の作用を引き起こしたりする(例えば、上記実施例8及び9のように)場合と比較して、交通安全及び効率をさらに改善することができる。
実施例8では、車両V1が赤信号で交差点を通過しようとするとき、システム10の一連の個々の決定がいかにして交差点における安全を高めうるかをすでに説明してきた。実施例9のネットワークは、この具体的実施形態において、マスターコントローラ、すなわち(a)車両ネットワークからのシステム10から来る情報、並びに、もし存在すれば、同様に(b)環境情報、(c)周囲の交通情報、(d)ドライバーの情報、及び(e)インテリジェントインフラストラクチャーの情報を受信することができ、また、該情報を処理して、周囲と通信することができるユニットを含む。図8の実施例において、車両V1の挙動が、車両V1の速度だけではなく、車両V1のドライバーの注意がそれていることにも起因しているとすると、そのような場合、マスターコントローラは、信号機TL1の状態を赤から緑に変えれば、車両V1のドライバーが、不意の操作を実施する必要がないであろうことを「理解する」。さらに、車両V2及びV3は、それぞれのドライバーの危険な挙動を引き起こすおそれのあるFCW信号を生成する必要もなくなる。
上記マスターコントローラは、安全ネットワーク最適化を可能にするため、この具体的実施例では、不意の操作が起こる場合に周囲の車両が反応するのに備えるように警告を提供するのではなく、不意の非標準操作が起こる蓋然性を低減する。従って、この場合、警告信号は、信号機の状態を変える(図9に記載する実施例10では赤から緑へ戻す)ように、該マスターコントローラによって信号機(図8のTL1)に発信される信号であり、この信号は、車両V1のシステム10から来る情報によって誘発されたものである。
マスターコントローラは、信号機又はインテリジェントインフラストラクチャーに埋め込むことができるが、拡張計算/送信能力を備える車両に設置した何らかの(好ましくは高度安全)システム10内に収納することもできる。

Claims (13)

  1. 車両の外部状態、車両の内部状態、及び/又はドライバーの健康状態のうち少なくとも一つの刺激に対して自己車両(100)のドライバーの予想される挙動に関する情報を送信することによって、車両(100)用の交通安全及び効率を向上させるための方法であって、
    ‐前記少なくとも一つの刺激に関するパラメータまたはパラメータの組を感知するステップと、
    ‐前記刺激の前記パラメータまたはパラメータの組少なくとも一つの刺激信号関数を作成するステップと、を含み、該方法はさらに、
    前記少なくとも一つの刺激信号を用いて前記刺激に対して予想されるドライバーの未来の挙動を計算するステップと、
    ‐前記予想されるドライバーの未来の挙動とドライバーの標準挙動とを比較するステップと、
    ‐前記予想されるドライバーの未来の挙動が標準挙動ではない場合に、前記自己車両(100)の周囲に発信すべき警告信号を生成するステップと、
    ‐前記警告信号を周囲に発信するステップと、を含む、方法。
  2. 予想されるドライバーの未来の挙動を計算する前記ステップが、ドライバーの実際の反応に基づいた適応ステップ及び/又は学習ステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 周囲に警告信号を発信する前記ステップが、無線通信による送信のステップを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 少なくとも1つのパラメータを感知する前記ステップが、前記自己車両(100)以外の車両及び/又は道路インフラストラクチャーによって発信された少なくとも1つの警告信号を受信するステップを含む、請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 前記自己車両(100)の周囲に警告信号を発信する前記ステップが、周囲の車両及び/又はインフラストラクチャーに前記警告信号を送信するステップを含む、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  6. 警告信号を発信する前記ステップの後に、車両搭載システムの状況を能動的に変更するステップを含む、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  7. 刺激に対して自己車両(100)のドライバーの予想される挙動に関する情報を送信することによって、車両(100)用の安全及び交通効率を向上させるためのシステム(10)であって、該システム(10)は、
    ‐前記車両の外部状態又は内部状態の少なくとも一つの刺激に関するパラメータまたはパラメータの組を感知して、前記感知されたパラメータまたはパラメータの組の少なくとも一つの刺激信号を生成る第1タイプのセンサ(1)と、
    ‐第1タイプのセンサ(1)と通信し、前記刺激信号を処理するためのコントローラ(2)とを含み、
    ‐前記コントローラ(2)が、第1タイプのセンサ(1)からの前記刺激信号に基づいて予想されるドライバーの挙動を計算し、前記予想されるドライバーの挙動と標準挙動とを比較して、
    ‐予想されるドライバーの挙動が標準挙動でない場合に、自己車両の周囲に警告信号を送信する送信装置(5)を備えていることを特徴とする、システム。
  8. 記憶媒体(4)に常駐のソフトウエアが、前記コントローラ(2)と信号通信して、該ソフトウェアは、前記コントローラ(2)に、第1タイプのセンサ(1)からの刺激信号に基づいて予想されるドライバーの挙動を計算させ、この予想されるドライバーの挙動を標準挙動と比較することを特徴とする、請求項に記載のシステム(10)。
  9. 前記送信装置(5)が、無線送信機である、請求項又はに記載のシステム(10)。
  10. 前記第1タイプのセンサが感知する前記車両の外部又は内部状態に関する別のパラメータを感知する少なくとも1つの第2タイプのセンサ及び/又は前記ドライバーの健康状態に関する別のパラメータを感知する少なくとも1つの第3タイプのセンサを含む、請求項のいずれかに記載のシステム(10)。
  11. 車両(100)のネットワークであって、該車両(100)のうちの少なくとも1台が請求項10のいずれかに記載のシステム(10)を備えており、前記ネットワークの残りの車両は、前記システム(10)を備えていないが、該システム(10)から信号を受信する少なくとも1つの受信機を含み、前記車両(100)のネットワークに存在するシステム(10)の各々は、該ネットワークに存在する他の車両(100)のシステム(10)及び/又は受信機と通信する無線送信装置(5)を含む、ネットワーク。
  12. 請求項11に記載の車両(100)のネットワークに属するのに適したシステム(10)を備えた車両(100)。
  13. コンピュータメモリにロードされたとき、請求項1〜のいずれかに記載の方法の全ステップを実施するように設計されたコンピュータプログラム命令を含む、コンピュータプログラム。
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