JP5667996B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、基板を液処理部及び熱処理部に搬送して処理する基板処理装置に関するものである。
一般に、半導体製造工程においては、例えば半導体ウエハ等の基板の上にフォトレジストを塗布し、レジスト膜を所定の回路パターンに応じて露光し、現像処理することにより回路パターンを形成するフォトリソグラフィー工程が行われる。このフォトリソグラフィー工程には、通常、塗布・現像処理装置に露光装置を接続した基板処理装置が用いられる。
この種の基板処理装置において、装置の性能を維持するために、定期的に作業者が装置内へ進入して保守・点検(メンテナンス)を行い、保守部品の交換等を行う必要がある。また、装置の稼働中に基板の搬送に支障が生じた場合にも、作業者が装置内へ進入して保守・点検(メンテナンス)を行い、保守部品の交換等を行っている。
従来のこの種の基板処理装置において、特許文献1にメンテナンス方法が開示されている。特許文献1に記載のものには、搬送アームの搬送部に対して対向する位置に配設される液処理部と熱処理部のうちの熱処理部を外部に移動して熱処理部と搬送部との間に作業スペースを形成し、インターフェイスブロック又はインデクサブロックを移動して進入経路を確保した後、作業者が作業スペースに進入して構成部材を搬出するメンテナンス方法が開示されている。
特開2010−56104号公報(特許請求の範囲、段落0124〜0153、図5,図7,図8,図10〜図15)
しかしながら、特許文献1に記載のものは、熱処理部を外部に移動して作業スペースを確保した後に、構成部材を搬出してメンテナンスを行うため、メンテナンス作業に多くの労力と時間を要し作業効率の低下が懸念される。また、特許文献1に記載のものにおいては、作業者が装置内で作業を行う際の作業効率については言及されていない。
ところで、装置内の作業は、暗所かつ閉所作業のため、作業効率が悪い上、作業者が装置内の搬送アーム等に接触して作業者の怪我や装置の損傷等の二次災害を招く虞がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、メンテナンスの作業効率の向上及び二次災害の防止を図れるようにした基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明の第1の基板処理装置は、キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、画像表示部と、を備える基板処理装置において、 上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域における上記インターフェイスブロック側に配置されると共に、インターフェイスブロック内に移動可能な複数の基板の載置部を積層する処理棚ユニットと、上記搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュール及び処理棚ユニットに対して基板を受け渡しする搬送アームと、上記処理棚ユニットの近傍に配置され、処理棚ユニットと上記液処理モジュールとの間で基板を受け渡す処理用受渡しアームと、を具備し、 上記インターフェイスブロックは、上記処理棚ユニットと露光装置との間で基板の受け渡しを行うインターフェイスアームと、該インターフェイスアームを上記インターフェイスブロックの外部に移動する移動機構と、を具備し、 上記搬送アーム、処理用受渡しアーム、インターフェイスアーム、搬送アームの移動機構及びインターフェイスアームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置又は待機位置への移動を行うように形成し、かつ、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記インターフェイスアームの移動、上記処理棚ユニットの移動及び処理用受渡しアームの上昇を行い、 上記画像表示部は、上記制御部からの信号を受けて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置の確認、上記搬送アームの待機位置の確認、上記インターフェイスアームの移動の確認、上記棚ユニットの移動の確認、上記処理用受渡しアームの上昇の確認及び上記搬送領域内の作業者の有無の確認を表示するように形成してなる、ことを特徴とする(請求項1)。
この発明の第2の基板処理装置は、キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、上記キャリアブロックと処理ブロックの間に配置されるマルチパーパスブロックと、画像表示部と、を備える基板処理装置において、 上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域における上記インターフェイスブロック側に配置されると共に、インターフェイスブロック内に移動可能な複数の基板の載置部を積層する処理棚ユニットと、上記搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュール及び処理棚ユニットに対して基板を受け渡しする搬送アームと、上記処理棚ユニットの近傍に配置され、処理棚ユニットと上記液処理モジュールとの間で基板を受け渡す処理用受渡しアームと、を具備し、 上記マルチパーパスブロックは、基板を載置する複数の載置部を積層した棚ユニットと、該棚ユニットの各載置部との間で基板を受け渡す前処理用受渡しアームと、を具備すると共に、上記棚ユニット及び前処理用受渡しアームが上記マルチパーパスブロックから搬出可能に形成してなり、 上記搬送アーム、処理用受渡しアーム、前処理用受渡しアーム及び搬送アームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置又は待機位置への移動、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記棚ユニットと前処理用受渡しアームの搬出の確認を行うように形成してなり、 上記画像表示部は、上記制御部からの信号を受けて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置の確認、上記搬送アームの待機位置の確認、上記棚ユニットと前処理用受渡しアームの搬出の確認及び上記搬送領域内の作業者の有無の確認を表示するように形成してなる、ことを特徴とする(請求項)。
請求項3記載の発明は、キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、を備える基板処理装置において、 上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域における上記インターフェイスブロック側に配置されると共に、インターフェイスブロック内に移動可能な複数の基板の載置部を積層する処理棚ユニットと、上記搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュール及び処理棚ユニットに対して基板を受け渡しする搬送アームと、上記処理棚ユニットの近傍に配置され、処理棚ユニットと上記液処理モジュールとの間で基板を受け渡す処理用受渡しアームと、を具備し、 上記インターフェイスブロックは、上記処理棚ユニットと露光装置との間で基板の受け渡しを行うインターフェイスアームと、該インターフェイスアームを上記インターフェイスブロックの外部に移動する移動機構と、を具備し、 上記搬送アーム、処理用受渡しアーム、インターフェイスアーム、搬送アームの移動機構及びインターフェイスアームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置又は待機位置への移動を行うように形成し、かつ、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記インターフェイスアームの移動、上記処理棚ユニットの移動及び処理用受渡しアームの上昇を行うように形成してなり、 上記処理ブロックの搬送領域には各層毎に仕切板によって区画されており、任意の仕切板が取り外し可能に形成されている、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、上記キャリアブロックと処理ブロックの間に配置されるマルチパーパスブロックと、を備える基板処理装置において、 上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域における上記インターフェイスブロック側に配置されると共に、インターフェイスブロック内に移動可能な複数の基板の載置部を積層する処理棚ユニットと、上記搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュール及び処理棚ユニットに対して基板を受け渡しする搬送アームと、上記処理棚ユニットの近傍に配置され、処理棚ユニットと上記液処理モジュールとの間で基板を受け渡す処理用受渡しアームと、を具備し、 上記マルチパーパスブロックは、基板を載置する複数の載置部を積層した棚ユニットと、該棚ユニットの各載置部との間で基板を受け渡す前処理用受渡しアームと、を具備すると共に、上記棚ユニット及び前処理用受渡しアームが上記マルチパーパスブロックから搬出可能に形成してなり、 上記搬送アーム、処理用受渡しアーム、前処理用受渡しアーム及び搬送アームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置又は待機位置への移動、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記棚ユニットと前処理用受渡しアームの搬出の確認を行うように形成してなり、 上記処理ブロックの搬送領域には各層毎に仕切板によって区画されており、任意の仕切板が取り外し可能に形成されている、ことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、画像表示部と、を備える基板処理装置において、 上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュールに対して基板を受け渡しする搬送アーム具備し、 上記インターフェイスブロックは、上記処理ブロックと上記露光装置との間で基板の受け渡しを行うインターフェイスアームを具備し上記搬送アーム、インターフェイスアームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記搬送アーム及び上記インターフェイスアームの移動を行い、 上記画像表示部は、上記制御部からの信号を受けて、上記搬送領域内の作業者の有無の確認を表示するように形成してなる、ことを特徴とする
この発明において、上記画像表示部は、上記制御部からの信号を受けて、更に上記インターフェイスアームの移動の確認を表示するように形成されるのが好ましい(請求項6)。
請求項8記載の発明は、請求項1,3,5又は6に記載の基板処理装置において、上記インターフェイスアームが受け渡し可能な位置に移動可能に形成され、上記インターフェイスアームに搭載される温度測定用治具によって上記熱処理モジュールの各熱処理部の温度測定を行い、その信号を上記制御部に伝達し、上記制御手段からの信号に基づいて、上記熱処理モジュールの温度調整を行うように形成してなる、ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1,3,5又は6に記載の基板処理装置において、上記インターフェイスアームが受け渡し可能な位置に移動可能に形成され、上記インターフェイスアームに搭載される上下、左右の位置を測定する位置測定用治具によって上記液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置測定を行い、その信号を上記制御部に伝達し、上記制御手段からの信号に基づいて、上記液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置調整を行うように形成してなる、ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項2又は4に記載の基板処理装置において、上記前処理用受渡しアームが受渡し可能な位置に移動可能に形成され、上記前処理用受渡しアームに搭載される温度測定用治具によって上記熱処理モジュールの各熱処理部の温度測定を行い、その信号を上記制御部に伝達し、上記制御手段からの信号に基づいて、上記熱処理モジュールの温度調整を行うように形成してなる、ことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項2又は4に記載の基板処理装置において、上記前処理用受渡しアームが受渡し可能な位置に移動可能に形成され、上記前処理用受渡しアームに搭載される上下、左右の位置を測定する位置測定用治具によって上記液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置測定を行い、その信号を上記制御部に伝達し、上記制御手段からの信号に基づいて、上記液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置調整を行うように形成してなる、ことを特徴とする。
(1)請求項記載の発明によれば、搬送アームを装置外部に露呈する点検・交換位置例えば液処理モジュールの任意の液処理部に移動することにより、搬送アームの構成部材の点検・交換を行うことができる。また、搬送アームを搬送領域内の待機位置例えばキャリアブロック側に移動し、インターフェイスブロックのインターフェイスアームをインターフェイスブロックの外部に移動した後、処理棚ユニットをインターフェイスアームの移動によって形成されたスペースに移動し、その後処理用受渡しアームを上昇させることにより、作業者の装置内への進入スペースを確保することができ、作業者は容易に装置内に進入することができる。また、装置内に作業者がいるか否かの有無を確認することができる。
(2)請求項記載の発明によれば、搬送アームを装置外部に露呈する点検・交換位置例えば液処理モジュールの任意の液処理部に移動することにより、搬送アームの構成部材の点検・交換を行うことができる。また、また、搬送アームを搬送領域内の待機位置例えばインターフェイスブロック側に移動し、マルチパーパスブロックの棚ユニットと前処理用受渡しアームをマルチパーパスブロックの外部に搬出させることにより、作業者の装置内への進入スペースを確保することができ、作業者は容易に装置内に進入することができる。また、装置内に作業者がいるか否かの有無を確認することができる。
(3)請求項5,6記載の発明によれば、搬送アームを搬送領域内の待機位置例えばキャリアブロック側に移動し、インターフェイスブロックのインターフェイスアームをインターフェイスブロックの外部に移動させることにより、作業者の装置内への進入スペースを確保することができ、作業者は容易に装置内に進入することができる。更には、装置内に作業者がいるか否かの有無を確認することができる。
(4)請求項3,4記載の発明によれば、処理ブロックの搬送領域には各層毎に仕切板によって区画されており、任意の仕切板が取り外し可能に形成されているので、仕切板を取り外すことにより、搬送領域内の作業スペースを拡大することができる。
(5)請求項8,10記載の発明によれば、インターフェイスアーム又は前処理用受渡しアームに温度測定用治具を搭載することにより、熱処理モジュールの各熱処理部の温度測定を行って、熱処理モジュールの温度調整を行うことができる。
(6)請求項9,11記載の発明によれば、インターフェイスアーム又は前処理用受渡しアームに上下、左右の位置を測定する位置測定用治具を搭載することにより、液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置測定を行って、液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置調整を行うことができる。
この発明によれば、搬送アームを装置外部に露呈する点検・交換位置例えば液処理モジュールの任意の液処理部に移動することにより、搬送アームの構成部材の点検・交換を行うことができるので、装置内に入ることなく装置外部からメンテナンスを行うことができ、メンテナンスの作業効率の向上を図ることができる。
また、装置内に入る場合は、搬送アームを待機位置に移動すると共に、処理ブロック内への作業者の進入スペースを確保することができると共に、装置内の作業者の有無を確認することができるので、二次災害の防止が図れると共に、メンテナンスの作業効率の向上が図れる。
この発明に係る基板処理装置を適用した塗布・現像処理装置の一例を示す概略平面図である。 上記塗布・現像処理装置を示す概略斜視図である。 上記塗布・現像処理装置を示す概略縦断面図である。 上記塗布・現像処理装置を示す概略縦断側面図である。 この発明における搬送アームを示す斜視図である。 上記搬送アームの交換手順を示すフローチャートである。 点検・交換起動時の上記搬送アームの位置を示す概略平面図である。 上記搬送アームの交換位置への移動を示す概略平面図である。 上記搬送アームの装置外部の露呈位置への移動を示す概略平面図である。 上記搬送アームの交換状態を示す概略平面図である。 上記搬送アームの交換状態を示す概略縦断面図である。 内部点検・交換手順を示すフローチャートである。 この発明におけるインターフェイスアームの移動状態を示す概略斜視図である。 上記インターフェイスアームのインターフェイスブロックの外部への移動状態を示す概略斜視図である。 この発明における処理棚ユニットの移動状態を示す概略斜視図である。 この発明における処理用受渡しアームの上昇状態を示す概略斜視図である。 作業者の進入状態を示す概略斜視図である。 作業者の作業状態を示す概略平面図である。 作業者の作業状態を示す概略縦断面図である。 別の内部点検・交換手順を示すフローチャートである。 上記別の内部点検・交換の作業者の作業状態を示す概略平面図である。 この発明における温度測定用治具を用いた温度測定・温度調整手順を示すフローチャートである。 上記温度測定用治具を用いた温度測定・温度調整を示す概略平面図である。 この発明における位置測定用治具を用いた位置測定・位置調整手順を示すフローチャートである。 上記位置測定用治具を用いた位置測定・位置調整を示す概略平面図である。
以下に、この発明の実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。まず、この発明に係る基板処理装置が適用される塗布・現像処理装置の構成について説明する。
上記塗布・現像処理装置1には、図1に示すように、基板であるウエハWが例えば25枚密閉収納されたキャリアCを搬入出するためのキャリアブロックS1と、マルチパーパスブロック(Multi Purpose Block)S2と、ウエハWに対して、処理を行うための処理ブロックS3と、インターフェイスブロックS4と、を直線状に配列して構成されている。インターフェイスブロックS4には、液浸露光を行う露光装置S5が接続されている。
キャリアブロックS1には、前記キャリアCを載置する載置台11と、この載置台11から見て前方の壁面に設けられる開閉部12と、開閉部12を介してキャリアCからウエハWを取り出すための受渡しアーム13とが設けられている。受渡しアーム13は、上下方向に5つのウエハ保持部14を備え、水平のX,Y方向に進退自在、鉛直のZ方向に昇降自在、鉛直軸回りのθ方向に回転自在に形成されると共に、キャリアCの配列方向に移動自在に構成されている。
キャリアブロックS1には、マルチパーパスブロックS2が接続されており、このマルチパーパスブロックS2には、ウエハWを載置する後述する複数の載置部であるモジュールを積層した棚ユニットU7と、この棚ユニットU7の積層された各モジュールとの間でウエハWを受け渡す前処理用受渡しアーム30が配設されている。前処理用受渡しアーム30は、水平のY方向に進退自在、鉛直のZ方向に昇降自在に形成されている。
なお、ウエハWを載置できる場所をモジュールと記載し、このモジュールのうちウエハWに対して加熱、液処理、ガス供給または周縁露光などの処理を行うモジュールを処理モジュールと記載する。また、処理モジュールのうち、ウエハWに薬液や洗浄液を供給するモジュールを液処理モジュールと記載し、ウエハWに熱処理を施すモジュールを熱処理モジュール、熱処理モジュールを構成する加熱部分を加熱モジュールと記載する。
マルチパーパスブロックS2には、処理ブロックS3が接続されており、この処理ブロックS3は、ウエハWに液処理を行う第1〜第6のブロックB1〜B6が下から順に積層されて構成されている。前段処理用の単位ブロックである第1の単位ブロックB1及び第2の単位ブロックB2は同様に構成されており、ウエハWに反射防止膜の形成及びレジスト膜の形成を行う。
後段処理用の単位ブロックである第3の単位ブロックB3及び第4の単位ブロックB4は同様に構成されており、液浸露光用の保護膜の形成及びウエハWの裏面側洗浄を行う。現像処理用の単位ブロックである第5の単位ブロックB5及び第6の単位ブロックB6は同様に構成されており、液浸露光後のウエハWに現像処理を行う。このようにウエハWに同じ処理を行う単位ブロックが、二層ずつ設けられている。また、便宜上、第1〜第4の単位ブロックB1〜B4を塗布ブロック、第5〜第6の単位ブロックB5〜B6を現像ブロックと呼ぶ。
これら単位ブロックB1〜B6は、液処理モジュールと、加熱モジュールと、単位ブロック用の搬送手段である搬送アームA1〜A6と、搬送アームA1〜A6が移動する搬送領域R1〜R6と、を備えており、各単位ブロックB1〜B6では、これらの配置レイアウトが同様に構成されている。各単位ブロックB1〜B6では、搬送アームA1〜A6により互いに独立してウエハWが搬送され、処理が行われる。搬送領域R1〜R6は、キャリアブロックS1からインターフェイスブロックS4へと伸びる直線搬送路である。図1では第1の単位ブロックB1について示しており、以下、代表してこの第1の単位ブロックB1について説明する。
この第1の単位ブロックB1の中央には、前記搬送領域R1が形成されている。この搬送領域R1をキャリアブロックS1からインターフェイスブロックS4側へ見た左右には液処理モジュール21、棚ユニットU1〜U6が夫々配置されている。
液処理モジュール21には、反射防止膜形成モジュールBCT1,BCT2と、レジスト膜形成モジュールCOT1,COT2とが設けられており、キャリアブロックS1側からインターフェイスブロックS4側に向かってBCT1,BCT2、COT1,COT2が、この順に配列されている。反射防止膜形成モジュールBCT及びレジスト膜形成モジュールCOTはスピンチャック22を備えており、スピンチャック22は、ウエハWの裏面中央部を吸着保持すると共に鉛直軸回りに回転自在に構成されている。図中23は処理カップであり、上側が開口している。処理カップ23は、スピンチャック22の周囲を囲み、薬液の飛散を抑える。ウエハWを処理するときには、当該処理カップ23内にウエハWが収容され、ウエハWの裏面中央部はスピンチャック22に保持される。
また、反射防止膜形成モジュールBCT1,BCT2には、これらのモジュールで共用されるノズル24が設けられている。図中25は、ノズル24を支持するアームであり、図中26は駆動機構である。駆動機構26は、アーム25を介してノズル24を各処理カップ23の配列方向に移動させると共にアーム25を介してノズル24を昇降させる。駆動機構26により、ノズル24は反射防止膜形成モジュールBCT1の処理カップ23上と反射防止膜形成モジュールBCT2の処理カップ23上との間を移動し、各スピンチャック22に受け渡されたウエハWの中心に反射防止膜形成用の薬液を吐出する。供給された薬液は、スピンチャック22により鉛直軸回りに回転するウエハWの遠心力により、ウエハWの周縁へと展伸し、反射防止膜が成膜される。また、図示は省略しているが、反射防止膜形成モジュールBCT1,BCT2は、ウエハWの周端部に溶剤を供給し、当該周端部の不要な膜を除去するノズルを備えている。
レジスト膜形成モジュールCOT1、COT2は、反射防止膜形成モジュールBCT1,BCT2と同様に構成されている。すなわち、レジスト膜形成モジュールCOT1,COT2は各々ウエハWを処理するための処理カップ23及びスピンチャック22を備えており、各処理カップ23及びスピンチャヅク22に対してノズル24が共有されている。ただし、前記ノズル24からは反射防止膜形成用の薬液の代わりにレジストが供給される。
なお、ここでは1つの液処理モジュールごとに各処理カップ23が設けられ、2つの液処理モジュールが1つのノズル24を共有しているものとして説明しているが、1つの液処理モジュールが、1つのノズル24と2つの処理カップ23とを備え、ノズル24が2つの処理カップ23に共有されているようにしてもよい。
搬送領域R1〜R6に対して液処理モジュール21と対向する位置に配置される熱処理モジュール40には、棚ユニットU1〜U6が配置されている。これら棚ユニットU1〜U6は、キャリアブロックS1側からインターフェイスブロックS4側に向けて順に配列されている。各棚ユニットU1〜U5は、ウエハWの加熱処理を行う加熱モジュール41が例えば2段に積層されて構成されている。加熱モジュール41はウエハWを加熱する熱板42と、加熱後にウエハWを冷却する冷却プレート43とを備えている。従って単位ブロックB1は10基の加熱モジュールを備えている。棚ユニットU6は、レジスト塗布後のウエハWに対して周縁露光を行う周縁露光モジュールWEE1,WEE2が積層されて構成されている。
上記搬送領域R1には、搬送アームA1が設けられている。この搬送アームA1は、X,Y方向に進退自在、Z方向に昇降自在、鉛直軸回り(θ方向)に回転自在に形成されると共に、処理ブロックS3の長さ方向に移動自在に構成されており、単位ブロックB1の全てのモジュール間でウエハWの受け渡しを行うことができる。
この場合、搬送アームA1は、図4に示すように、ウエハWを吸着保持する複数例えば4個の保持具51を着脱自在に取り付けた上下に位置する受取り、受渡し用の2本の略馬蹄形状のアーム本体52a,52bと、アーム本体52a,52bをそれぞれ片持ち支持して水平のX,Y方向に進退自在に移動する移動機構(図示せず)を有するレール53と、レール53を鉛直軸回り(θ)に回転自在に駆動する駆動機構(図示せず)を有する回動台54と、アーム本体52a,52b,レール53及び回動台54を鉛直軸方向(Z方向)に昇降自在に保持する昇降レール55とを具備している。そして、搬送アームA1は、熱処理モジュール40側に搬送領域R1に沿って配設されるガイドレール56に移動自在に装着される可動台57に装着されており、図示しない移動機構(例えばボールねじ機構、タイミングベルト機構)によって、処理ブロックS3の長さ方向に移動自在に構成されている。
なお、搬送アームA1の各部の移動機構,駆動機構は後述する制御手段である制御コンピュータ90の制御部90aに電気的に接続されており、制御部90aからの信号に基づいて、X,Y方向に進退自在、Z方向に昇降自在、鉛直軸回り(θ方向)に回転自在に形成されると共に、処理ブロックS3の長さ方向に移動自在に、かつ、マルチパーパスブロックS2側又はインターフェイスブロック側の待機位置に移動可能に構成される。更に、搬送アームA1は、液処理モジュール21の任意の箇所に移動して装置外部に露呈されるように構成されている。
他の単位ブロックについて説明する。第2の単位ブロックB2は、第1の単位ブロックB1と同様に構成されており、反射防止膜形成モジュールBCT3,BCT4及びレジスト膜形成モジュールCOT3,COT4が設けられている。また、各棚ユニットU1〜U5を構成する加熱モジュールとして10基が設けられている。棚ユニットU6を構成する周縁露光モジュールの2基が設けられている。
第3の単位ブロックB3は、第1の単位ブロックB1と略同様の構成であるが、差異点として、反射防止膜形成モジュールBCT1,BCT2の代わりに液浸露光用の保護膜形成モジュールTCT1,TCT2を備えている。また、レジスト膜形成モジュールCOT1,COT2の代わりに裏面洗浄モジュールBST1,BST2を備えている。保護膜形成モジュールTCT1,TCT2は、ウエハWに擬水性の保護膜を形成するための薬液を供給することを除いて、反射防止膜形成モジュールBCTと同様の構成である。つまり、各保護膜形成モジュールTCT1,TCT2は、各々ウエハWを処理するための処理カップ23及びスピンチャック22を備えており、ノズル24がこれら2つの処理カップ23及びスピンチャック22に共有されている。
裏面洗浄モジュールBST1,BST2は、ウエハWの表面に薬液を供給するノズル24が設けられる代わりに、ウエハWの裏面及び周縁のべベル部に洗浄液を供給し、ウエハWの裏面を洗浄するノズルが夫々個別に設けられる。このような違いを除いては、反射防止膜形成モジュールBCTと同様の構成である。なお、裏面洗浄モジュールBSTはウエハWの裏面側のみ、または上記ベベル部のみを洗浄するように構成されていてもよい。また、第3の単位ブロックB3の棚ユニットU6は、周縁露光モジュールWEEの代わりに加熱モジュール41により構成されている。
第4の単位ブロックB4は、既述の第3の単位ブロックB3と同様に構成されており、保護膜形成モジュールTCT3,TCT4及び裏面洗浄モジュールBST3,BSTT4が設けられている。第4の単位ブロックB4の棚ユニットU1〜U6は、加熱モジュール41により構成されている。
第5の単位ブロックB5は、単位ブロックB1と略同様の構成であるが、差異点として、反射防止膜形成モジュールBCT1及びレジスト膜形成モジュールCOTの代わりに現像モジュールDEV1〜DEV4を備えている。現像モジュールDEVは、ウエハWにレジストの代わりに現像液を供給する他は、レジスト膜形成モジュールCOTと同様に構成されている。また、第5の単位ブロックB5の棚ユニットU1〜U6は、加熱モジュール41により構成されている。
第6の単位ブロックB6は、単位ブロックB5と同様に構成されており、現像モジュールDEV5〜DEV8が設けられている。また、第6の単位ブロックB6の棚ユニットU1〜U6は、加熱モジュール41により構成されている。
次に、マルチパーパスブロックS2に戻って、マルチパーパスブロックS2に設けられた棚ユニットU7の構成について説明する。棚ユニットU7は、互いに積層された複数の載置部であるモジュールにより構成され、第1の単位ブロックB1のメインアームA1がアクセスできる高さ位置に、疎水化処理モジュールADH1,ADH2及び受渡しモジュールCPL1〜CPL3が設けられている。
第2の単位ブロックB2のメインアームA2がアクセスできる高さ位置には、疎水化処理モジュールADH3,ADH4及び受渡しモジュールCPL4〜CPL6が設けられている。説明中、CPLと記載した受渡しモジュールは、載置したウエハWを冷却する冷却ステージを備えている。BUと記載した受渡しモジュールは、複数枚のウエハWを収容し、滞留させることができるように構成されている。
また、疎水化処理モジュールADH1〜ADH4は、ウエハWに処理ガスを供給し、ウエハW表面の疎水性を向上させる。それによって、液浸露光時にウエハWから各膜の剥がれを抑える。特にウエハWのべベル部(周端部)の疎水性を向上させることにより、各液処理モジュール21で当該周端部の膜が除去されてウエハWの表面が剥き出しになった状態でも、当該表面が擬水作用を有し、液浸露光時に当該周端部から各膜の剥がれを抑えるように処理が行われる。
また、単位ブロックB3,B4のメインアームA3,A4がアクセスできる高さ位置に、受渡しモジュールCPL7〜CPL8,CPL9〜CPL10が設けられている。更に、キャリアブロックS1の受渡しアーム13がアクセスできる高さ位置に、受渡しモジュールBU1,BU2及びCPLOが設けられている。受渡しモジュールBU1,BU2は、既述の受渡しアーム13から搬送されたウエハWを一括で受け取るために、上下方向に5つのウエハWの保持部を備えている。受渡しモジュールCPLOは、現像処理されたウエハWをキャリアCに戻すために使用される。
更に、単位ブロックB5のメインアームA5がアクセスできる高さ位置に、受渡しモジュールCPL12〜CPL13及びBU3が設けられており、単位ブロックB6のメインアームA6がアクセスできる位置に、受渡しモジュールCPL14〜CPL15及びBU4が設けられている。
上記処理ブロックS3の搬送領域R1〜R6において、図3Aに示すように、単位ブロックB3とB4の間は強度を有する仕切板70によって区画され、それ以外の上下の単位ブロックB1とB2,B2とB3,B4とB5及びB5とB6の間には、支持部材72によって支持される取り外し可能な仕切板71によって区画されている。したがって、仕切板70以外の任意の仕切板71は装置外に取り外しが可能であるので、例えば仕切板70より上層の単位ブロックB4〜B6の点検・交換を行う場合は、仕切板70より上層の仕切板71を取り外して点検・交換作業を行い、また、仕切板70より下層の単位ブロックB1〜B3の点検・交換を行う場合は、仕切板70より下層の仕切板71を取り外して点検・交換作業を行うことができる。
処理ブロックS3のインターフェイスブロックS4側には、各単位ブロックB1〜B6のメインアームA1〜A6がアクセスできる位置に処理棚ユニットU8が設けられている。処理棚ユニットU8は、第3の単位ブロックB3〜第6の単位ブロックB6に対応する位置に受渡しモジュールBU5を備えている。受渡しモジュールBU4の下方には、受渡しモジュールTRS,CPL16〜CPL18が、互いに積層されて設けられている。この処理棚ユニットU8は、インターフェイスブロックS4内へ移動可能になっている。
また、処理棚ユニットU8に対して装置正面側(図1の紙面下側)の対向する位置に4基の露光後洗浄モジュールPIR1〜PIR4が積層されて設けられている。この露光後洗浄モジュールPIR1〜PIR4と処理棚ユニットU8の間には、処理用受渡しアーム31が配設されている。この処理用受渡しアーム31は、水平のX,Y方向に進退自在、鉛直のZ方向に昇降自在、鉛直軸回りのθ方向に回転自在に形成されており、処理棚ユニットU8の各モジュールと露光後洗浄モジュールPIR1〜PIR4との間、及び液処理モジュール21との間でウエハWの受け渡しを行うようになっている。なお、処理用受渡しアーム31には、この処理用受渡しアーム31の最上昇位置を検知する上昇位置検知センサ61が具備されており、この上昇位置検知センサ61は制御手段である制御コンピュータ90に電気的に接続されている。
また、処理棚ユニットU8の装置裏面側(図1の紙面上側)の近傍には、処理用受渡しアーム32が配設されている。この処理用受渡しアーム32は、処理棚ユニットU8と熱処理モジュール41との間でウエハWの受け渡しを行うようになっている。
上記インターフェイスブロックS4には、処理棚ユニットU8の受渡しモジュールBU4,露光後洗浄モジュールPIR1〜PIR4と露光装置S5との間でウエハWを受け渡すインターフェイスアーム33が配設されている。このインターフェイスアーム33は、水平のX,Y方向に進退自在、鉛直のZ方向に昇降自在、鉛直軸回りのθ方向に回転自在に形成されている。また、インターフェイスアーム33は、このインターフェイスアーム33を昇降自在に保持する昇降レール33aを具備しており、この昇降レール33aがインターフェイスブロックS4の床部における装置正面から裏面方向に沿うガイドレール34に移動自在に装着されている。更に、インターフェイスアーム33を移動自在に装着したガイドレール34は移動機構35によってインターフェイスブロックS4の外部に移動可能に形成されている。
上記インターフェイスアーム33の移動機構35とインターフェイスアーム33の各部の移動機構及び駆動機構は、制御コンピュータ90の制御部90aに電気的に接続されており、制御コンピュータ90からの信号に基づいてウエハWの受か渡しを行うと共に、インターフェイスブロックS4からガイドレール34の一部とインターフェイスアーム33がインターフェイスブロックS4外に移動されるようになっている。なお、ガイドレール34の一部とインターフェイスアーム33の移動の際は、インターフェイスブロックS4の正面側に設けられた開口部36に開閉可能に設けられた扉37(図2参照)が開放される。
また、インターフェイスアーム33は、インターフェイスアーム33のガイドレール34の端部移動側への移動を検知する端部移動検知センサ62と、ガイドレール34の一部とインターフェイスアーム33の移動を検知する移動検知センサ63を具備しており、端部移動検知センサ62と移動検知センサ63の検知信号が制御コンピュータ90に伝達され、インターフェイスアーム33のガイドレール34端部位置の確認と、外部への移動位置の確認が行えるようになっている。
制御部90aは制御コンピュータ90に内蔵されており、制御コンピュータ90は、制御部90aの他に、少なくとも搬送アームA1〜A6,インターフェイスアーム33,処理用受渡しアーム31等が行う後述の動作と各処理工程を実行するためのプログラムを格納する制御プログラム格納部90bと、読取部90cを内蔵している。また、制御コンピュータ90は、制御部90aに接続された入力部90eと、処理工程を作成するための処理工程画面と、後述するメンテナンス時の搬送アームA1〜A6,前処理用受渡しアーム30,インターフェイスアーム33等の移動位置を表示する表示部90dと、読取部90cに挿着されると共に、制御コンピュータ90に制御プログラムを実行させるソフトウェアが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が備えられており、制御プログラムに基づいて上記各部に制御信号を出力するように構成されている。なお、装置内には、装置内に作業者が進入したか否かの確認するセンサ(図示せず)が配置されており、このセンサと制御コンピュータ90が電気的に接続されて、装置内に作業者が進入したか否かの確認を行えるようになっている。この場合、センサとして例えば発光器と受光器を備えたビームセンサを用いることができる。このビームセンサを用いることにより、作業員が装置内に進入すると、センサが反応して装置外に取り付けられたリセットスイッチが青く発光し、同時に装置外部に取り付けられた主操作パネルで「人進入」のアラームが表示して搬送アームA1〜A6の励磁が切れるようにすることができる。また、装置外に人が出た後も,青く光ったリセットスイッチを押して解除しない限り、主操作パネルのアラームも解除できないようにすることができる。
また、制御プログラムは、ハードディスク、コンパクトディスク、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、メモリカードなどの記憶媒体90fに格納され、これら記憶媒体90fから制御コンピュータ90にインストールされて使用される。
上記のように構成される塗布・現像処理装置におけるウエハWの流れの一例について、図1ないし図3を参照しながら簡単に説明する。まず、例えば25枚のウエハWを収納したキャリアCが載置台11に載置されると、開閉部12と共にキャリアCの蓋体が外されて受渡しアーム13によりウエハWが取り出される。そして、受渡しアーム30→疎水化処理モジュールADH3,ADH4→受渡しアーム30→受渡しモジュールCPL4の順で搬送される。続いて、メインアームA2が、ウエハWを反射防止膜形成モジュールBCT3,BCT4→加熱モジュール41→受渡しモジュールCPL5→レジスト膜形成モジュールCOT3,COT4→加熱モジュール41→周縁露光モジュールWEE→受渡しモジュールCPL6に搬送する。その後、ウエハWは、受渡しアーム30→受渡しモジュールCPL9の順で搬送され、搬送アームA4により、保護膜形成モジュールTCT3,TCT4→加熱モジュール41→受渡しモジュールCPL10→裏面洗浄モジュールBST3,BST4→受渡しモジュールBU4の順で搬送される。
インターフェイスブロックS4では、ウエハWは、第1及び第3の単位ブロックB1,B3に搬送されたウエハWと同様に搬送され、露光処理及び露光後洗浄処理を受けて、さらに受渡しモジュールBU4の第6の単位ブロックB6における高さ位置に受け渡される。その後、ウエハWは搬送アームA6により、受渡しモジュールCPL14→現像モジュールDEV5〜DEV8→加熱モジュール41→受渡しモジュールCPL15→受渡しアーム30→受渡しモジュールCPLO→受け渡しアーム13→キャリアCの順で搬送される。
次に、上記のように構成される塗布・現像処理装置におけるメンテナンスについて説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態は、装置内に作業者が進入せずに、各単位ブロックB1〜B6に配設される搬送アームA1〜A6(以下に符号Aで代表する)の交換、例えば搬送アームAに着脱可能に取り付けられている保持具51の交換を行えるようにした場合である。
搬送アームAを交換する手順について図5に示すフローチャートと図6A〜図6Eを参照して説明する。まず、アーム交換モードを起動すると(ステップS−1)、図6Aに示す搬送領域Rの任意の位置にある搬送アームAが任意の液処理モジュール、例えば現像モジュールDEVの位置へ移動する(ステップS−2、図6B参照)。次に、図6Cに示すように、搬送アームAを現像モジュールDEV内に送出(移動)して搬送アームAのアーム本体52を装置外部に露呈する(ステップS−3)。この状態で、作業者Mが搬送アームAの保持具51を交換する(ステップS−4、図6D参照)。この場合、現像モジュールDEVは高所に位置しているので、図6Eに示すように、作業者Mは高所作業台Kを用いて保持具51の交換作業を行う。
上記説明では、搬送アームAの保持具の交換の場合について説明したが、搬送アームAのその他の構成部材の交換・点検を同様に行うことができる。また、各単位ブロックB1〜B6の搬送アームについても上記と同様の手順で搬送アームAの構成部材の点検・交換を行うことができる。
上記第1実施形態によれば、搬送アームAを装置外部に露呈する点検・交換位置例えば液処理モジュール21の任意の液処理モジュールに移動することにより、搬送アームAの構成部材の点検・交換を行うことができるので、装置内に入ることなく装置外部からメンテナンスを行うことができ、メンテナンスの作業効率の向上を図ることができる。また、装置が稼働中においても、単位ブロックB1〜B6のうちのメンテナンスが必要なブロックの搬送アームAのみを上述のような手順で交換を行うことができるので、他のブロックの稼働を停止させないで処理を続行することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、インターフェイスブロックS4から作業者Mが装置内に進入して搬送アームや液処理モジュールの点検・交換作業を行えるようにした場合である。
次に、第2実施形態の搬送アームや液処理モジュールの点検・交換作業の手順について、図7に示すフローチャートと図8A〜図8E,図9及び図10を参照して説明する。
まず、内部点検・交換モード1を起動すると(ステップS−11)、搬送アームAがキャリアブロックS1側すなわちマルチパーパスブロックS2側の待機位置1へ移動する(ステップS−12、図9)。このとき装置内の位置検知センサ(図示せず)が搬送アームAの待機位置1を確認して制御コンピュータ90に伝達し、表示部90dに表示する。これにより搬送領域R内の作業スペースを確保することができる。
次に、制御コンピュータ90の制御部90aからの制御信号に基づいてインターフェイスアーム33をガイドレール34の端部側に移動する(ステップS−13、図8A)。インターフェイスアーム33のガイドレール34の端部移動を検知センサ52が検知して、制御コンピュータ90に伝達すると、制御部90aからの制御信号に基づいてインターフェイスアーム33とガイドレール34(ここでは、インターフェイスアームユニットという)を装置外部に移動する(ステップS−14、図8B)。インターフェイスアームユニットが装置外部に移動すると、検知センサ53が検知して、制御コンピュータ90に伝達し、制御部90aからの制御信号に基づいてインターフェイスアームユニットの移動が停止する。これにより、処理棚ユニットU8のインターフェイスブロックS4内への移動スペースが確認され、移動スペースが確保される。この状態で、処理棚ユニットU8をインターフェイスブロックS4内に移動する(ステップS−15、図8C)。
次に、制御部90aからの制御信号に基づいて処理用受渡しアーム31のアームが上昇して最上位置に上昇する(ステップS−16、図8D)と、上昇位置検知センサ51が検知して、制御コンピュータ90に伝達する。すると、制御部90aからの制御信号に基づいて処理用受渡しアーム31が上昇位置に停止し、表示部90bに表示する。これにより、作業者Mの搬送領域R内への進入スペースが確保される(ステップS−17)。
作業者Mの進入スペースが確保された後、作業者MはインターフェイスブロックS4に設けられた開口部からインターフェイスブロックS4内に進入して(図8E)、搬送領域Rの任意の仕切板71を取り外した後、搬送領域R内に進入して、液処理モジュール21、熱処理モジュール40、搬送アームAの点検・部品交換を行う(ステップS−18、図10)。このとき、装置内に配置された検知センサによって作業者Mの有無が検知されて、制御コンピュータ90の表示部90dに表示されている。
点検・交換作業が終了した後、作業者Mは搬送領域Rから出た後に仕切板71を元の位置に戻して装置外部に出る。これを確認した後、上記手順と逆の動作を行って、処理棚ユニットU8を所定位置に移動し、インターフェイスアームユニット(インターフェイスアーム、ガイドレール34)を所定の位置に移動した後、装置の運転を開始する。
第2実施形態によれば、搬送アームAを搬送領域R内のキャリアブロックS1側すなわちマルチパーパスブロックS2側に移動し、インターフェイスブロックS4のインターフェイスアーム33をインターフェイスブロックS4の外部に移動した後、処理棚ユニットU8をインターフェイスアーム33の移動によって形成されたスペースに移動し、その後処理用受渡しアーム31を上昇させることにより、作業者Mの装置内への進入スペースを確保することができ、作業者Mは容易に装置内に進入することができる。また、装置内に作業者Mがいるか否かの有無を確認することができるので、作業者Mは安全に点検・交換作業を行うことができる。
なお、上記ステップS−12からステップS−16の手順において、ステップS−14以降にステップS−15、すなわち処理棚ユニットU8のインターフェイスブロックS4内への移動が守られていれば、ステップS−12からステップS−16の順序はこれに限らなくてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態は、マルチパーパスブロックS2から作業者Mが装置内に進入して搬送アームや液処理モジュールの点検・交換作業を行えるようにした場合である。
第3実施形態では、図12に示すように、マルチパーパスブロックS2内に配設される棚ユニットU7と前処理用受渡しアーム30は、塗布・現像処理装置の裏面側の外部に引き出し可能に構成されている。この場合、棚ユニットU7と前処理用受渡しアーム30を載置する載置台38を設け、この載置台38をガイドレール(図示せず)によってマルチパーパスブロックS2内外に移動可能に構成されている。また、マルチパーパスブロックS2には、棚ユニットU7と前処理用受渡しアーム30の装置外部への移動(搬出)を検知するセンサ64が設けられており、この検知センサ64は制御コンピュータ90に電気的に接続されている。
なお、図12では、インターフェイスブロックS4内に配設されるインターフェイスアーム33とガイドレール34(インターフェイスアームユニット)がインターフェイスブロックS4の外へ移動可能な構造を示しているが、インターフェイスアーム33とガイドレール34(インターフェイスアームユニット)はインターフェイスブロックS4の外へ移動しない構造であってもよい。第3実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
次に、第3実施形態の搬送アームや液処理モジュールの点検・交換作業の手順について、図11に示すフローチャートと図12を参照して説明する。なお、図12では、制御コンピュータ90の図示を省略してある。
まず、内部点検・交換モード2を起動すると(ステップS−21)、搬送アームAがインターフェイスブロックS4側の待機位置へ移動する(ステップS−22、図12)。このとき装置内の位置検知センサ(図示せず)が搬送アームAの待機位置2を確認して制御コンピュータ90に伝達し、表示部90dに表示する。これにより搬送領域R内の作業スペースを確保することができる。
次に、前処理用受渡しアーム30と棚ユニットU7を装置の裏面側の外部に移動(搬出)する(ステップS−23、図12)。前処理用受渡しアーム30と棚ユニットU7の搬出を検知センサ64が検知して、制御コンピュータ90に伝達し、表示部90dに表示する。これにより、前処理用受渡しアーム30と棚ユニットU7の装置外への搬出が確認され、作業者Mの搬送領域R内への進入スペースが確保される(ステップS−24)。
作業者Mの進入スペースが確保された後、作業者MはマルチパーパスブロックS2の裏面側の開口部からマルチパーパスブロックS2内に進入して、搬送領域Rの任意の仕切板71を取り外した後、搬送領域R内に進入して、液処理モジュール21、熱処理モジュール40、搬送アームAの点検・部品交換を行う(ステップS−25)。このとき、装置内に配置された検知センサによって作業者Mの有無が検知されて、表示部90dに表示されている。
点検・交換作業が終了した後、作業者Mは搬送領域Rから出た後に仕切板71を元の位置に戻して装置外部に出る。これを確認した後、上記手順と逆の動作を行って、前処理用受渡しアーム30と棚ユニットU7を所定位置に移動した後、装置の運転を開始する。
第3実施形態によれば、搬送アームAを搬送領域R内のインターフェイスブロックS4側に移動し、受渡しアーム30と棚ユニットU7をマルチパーパスブロックS2の外部に移動することにより、作業者Mの装置内への進入スペースを確保することができ、作業者Mは容易に装置内に進入することができる。また、装置内に作業者Mがいるか否かの有無を確認することができるので、作業者Mは安全に点検・交換作業を行うことができる。
なお、ステップS−22からステップS−23の手順において、ステップS−23、すなわち前処理用受渡しアーム30と棚ユニットU7を装置の裏面側の外部に移動(搬出)が守られていれば、ステップS−22とステップS−23を逆にしてもよい。
<第4実施形態>
第4実施形態は、装置内に作業者が進入せずに、熱処理モジュールの温度測定及び温度調整を行えるようにした場合である。
第4実施形態では、図14に示すように、インターフェイスアーム33がインターフェイスブロックS4内の正面側から裏面側に沿って配設されたガイドレール34に移動自在に装着されると共に、装置裏面側における後述する温度測定用治具80の受け渡し可能な位置に移動可能に形成されている。
この場合、温度測定用治具80はウエハWと同形状の円板に無線式の温度検知用センサ65が設置されている。無線式の温度検知用センサ65には、図示しないが、温度測定用の熱電対と熱電対の起電力により駆動するICチップ及び温度情報を制御コンピュータ90に伝達するアンテナが備えられている。
第4実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
次に、第4実施形態の熱処理モジュールの温度測定・温度調整の作業の手順について、図13に示すフローチャートと図14を参照して説明する。なお、図14では、制御コンピュータ90の図示を省略してある。
まず、熱処理モジュール点検・交換モードを起動すると(ステップS−31)、インターフェイスアーム33がインターフェイスブロックS4の裏面側の受渡し位置すなわち温度測定用治具80の搭載位置に移動する(ステップS−32)。この状態で、温度測定用治具80をインターフェイスアーム33に搭載する(ステップS−33)。
インターフェイスアーム33に搭載された温度測定用治具80は、インターフェイスアーム33によって処理棚ユニットU8の受渡しモジュールBU5に受け渡される(ステップS−34)。次に、搬送アームAが受渡しモジュールBU5に載置された温度測定用治具80を受け取って、熱処理モジュール40の加熱モジュール41に搬送する(ステップS−35)。加熱モジュール41に搬送された温度測定用治具80は熱板42に載置され、熱板42の温度測定を行う(ステップS−36)。
温度測定用治具80によって温度測定された温度情報は無線式温度センサ65によって制御コンピュータ90に伝達され、制御コンピュータ90の制御部90aからの信号に基づいて熱処理モジュール40の加熱モジュール41の温度調整を行う(ステップS−37)。
上記説明では、熱処理モジュール40の熱板42の温度測定と温度調整を行う場合であるが、同様の手順で冷却プレート43の温度測定と温度調整を行うことができる。
なお、上記実施形態では、インターフェイスアーム33に温度測定用治具80を搭載させて、熱処理モジュール40の温度測定と温度調整を行う場合について説明したが、インターフェイスアーム33に代えて前処理用受渡しアーム30に温度測定用治具80を搭載させて、熱処理モジュール40の温度測定と温度調整を行うようにしてもよい。この場合、前処理用受渡しアーム30は、鉛直軸回りのθ方向に回転自在に形成されているものを使用する。
この場合の手順について説明すると、まず、マルチパーパスブロックS2の前処理用受渡しアーム30を裏面側の受渡し位置すなわち温度測定用治具80の搭載位置に移動する。この状態で、温度測定用治具80を前処理用受渡しアーム30に搭載し、前処理用受渡しアーム30によって温度測定用治具80を棚ユニットU7の受渡しモジュールBU1〜BU4に受け渡す(載置する)。搬送アームAが受渡しモジュールBU1〜BU4に載置された温度測定用治具80を受け取って、熱処理モジュール40の加熱モジュール41に搬送し、温度測定用治具80を熱板42に載置して、熱板42の温度測定を行う。温度測定用治具80によって温度測定された温度情報は無線式温度センサ65によって制御コンピュータ90に伝達され、制御コンピュータ90の制御部90aからの信号に基づいて熱処理モジュール40の加熱モジュール41の温度調整を行うことができる。
上述した第4実施形態によれば、インターフェイスアーム33又は前処理用受渡しアーム30に温度測定用治具80を搭載することにより、熱処理モジュール40の各加熱モジュール41の温度測定を行って、熱処理モジュールの温度調整を行うことができる。したがって、装置内に作業者が入ることなく、熱処理モジュールの温度測定と温度調整を行うことができるので、二次災害の防止が図れると共に、メンテナンスの作業効率の向上が図れる。
<第5実施形態>
第5実施形態は、装置内に作業者が進入せずに、液処理モジュール、熱処理モジュール及び搬送アーム及び受渡しアームの位置測定と位置調整を行えるようにした場合である。
第5実施形態では、図16に示すように、インターフェイスアーム33がインターフェイスブロックS4内の正面側から裏面側に沿って配設されたガイドレール34に移動自在に装着されると共に、装置裏面側における後述する位置測定用治具81の受け渡し可能な位置に移動可能に形成されている。
この場合、位置測定用治具81はウエハWと同形状の円板に無線式の位置測定用センサ66が設置されている。位置測定用センサ66は、図示しないが、円板の裏面側に設けられ、測定対象物との間で静電容量を検出する複数の静電容量検出電極と、円板の表面に設けられ、上記静電容量検出電極と通信し、静電容量検出電極による静電容量の検出を制御する制御回路とを備えている。
第5実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
次に、第5実施形態の液処理モジュール、熱処理モジュール及び搬送アーム及び受渡しアームの位置測定と位置調整の作業の手順の一例について、図15に示すフローチャートと図16を参照して説明する。なお、図16では、制御コンピュータ90の図示を省略してある。
まず、位置調整モードを起動すると(ステップS−41)、インターフェイスアーム33がインターフェイスブロックS4の裏面側の受渡し位置すなわち位置測定用治具81の搭載位置に移動する(ステップS−42)。この状態で、温度測定用治具81をインターフェイスアーム33に搭載する(ステップS−43)。
インターフェイスアーム33に搭載された位置測定用治具81は、インターフェイスアーム33によって処理棚ユニットU8の受渡しモジュールBU5に受け渡される(ステップS−44)。次に、搬送アームAが受渡しモジュールBU5に載置された位置測定用治具81を受け取って、所定のモジュール例えば熱処理モジュール40の加熱モジュール41に搬送する(ステップS−45)。加熱モジュール41に搬送された位置測定用治具81は熱板42を貫通する昇降可能な基板保持部である3本の支持ピン(図示せず)に支持され、この状態で支持ピンの支持位置の測定例えば3本の支持ピンの支持状態が水平か傾きがあるかの測定を行い、また、支持ピンの支持位置の測定を行った後、支持ピンが下降して熱板42上に載置され、この状態で熱板42のウエハ保持位置を行う(ステップS−46)。
位置測定用治具81によって位置測定された位置測定情報は無線式位置検知センサ66によって制御コンピュータ90に伝達され、制御コンピュータ90の制御部90aからの信号に基づいて熱処理モジュール40の加熱モジュール41の位置調整を行う(ステップS−47)。
上記説明では、熱処理モジュール40の位置測定と位置調整を行う場合について説明したが、同様の手順で液処理モジュール21、搬送アームA又は受渡しアーム30〜33の位置測定と位置調整を行うこともできる。
なお、上記実施形態では、インターフェイスアーム33に位置測定用治具81を搭載させて、熱処理モジュール40、液処理モジュール21、搬送アームA又は受渡しアーム30〜33の位置測定と位置調整を行う場合について説明したが、インターフェイスアーム33に代えて前処理用受渡しアーム30に温度測定用治具80を搭載させて、熱処理モジュール40、液処理モジュール21、搬送アームA又は受渡しアーム30〜33の位置測定と位置調整を行うようにしてもよい。この場合、前処理用受渡しアーム30は、鉛直軸回りのθ方向に回転自在に形成されているものを使用する。
この場合の手順について説明すると、まず、マルチパーパスブロックS2の前処理用受渡しアーム30を裏面側の受渡し位置すなわち位置測定用治具81の搭載位置に移動する。この状態で、位置測定用治具81を前処理用受渡しアーム30に搭載し、前処理用受渡しアーム30によって位置測定用治具81を棚ユニットU7の受渡しモジュールBU1〜BU4に受け渡す(載置する)。搬送アームAが受渡しモジュールBU1〜BU4に載置された位置測定用治具81を受け取って、所定のモジュール例えば熱処理モジュール40の加熱モジュール41に搬送し、位置測定用治具81によって上述のように位置測定を行う。位置測定用治具81によって位置測定された位置測定情報は無線式位置検知センサ66によって制御コンピュータ90に伝達され、制御コンピュータ90の制御部90aからの信号に基づいて熱処理モジュール40の基板保持部である支持ピンや熱板42の位置調整を行うことができる。
上述した第5実施形態によれば、インターフェイスアーム33又は前処理用受渡しアーム30に位置測定用治具81を搭載することにより、熱処理モジュール40、液処理モジュール21、搬送アームA又は受渡しアーム30〜33の位置測定を行って、位置調整を行うことができる。したがって、装置内に作業者が入ることなく、熱処理モジュール40、液処理モジュール21、搬送アームA又は受渡しアーム30〜33の位置測定と位置調整を行うことができるので、二次災害の防止が図れると共に、メンテナンスの作業効率の向上が図れる。
<その他の実施形態>
上記第1ないし第5実施形態を組み合わせることで、第1ないし第5実施形態の機能の全てを装備することができる。すなわち、搬送アームAを装置外部に露呈する点検・交換位置例えば液処理モジュール21の任意の液処理モジュールに移動することにより、搬送アームAの構成部材の点検・交換を行うことができる。また、インターフェイスブロックS4又はマルチパーパスブロックS2のいずれから作業者の装置内への進入スペースを確保することができと共に、搬送アームAを安全な待機位置1,2へ移動した上で、作業者は容易に装置内に進入することができる。また、装置内に作業者がいるか否かの有無を確認することができる。更には、インターフェイスアーム33又は前処理用受渡しアーム30に温度測定用治具80又は位置測定用治具81を搭載することにより、装置内に作業者が進入することなく、熱処理モジュール40の各熱処理部である加熱モジュールの温度測定と温度調整を行うことができると共に、液処理モジュール21、熱処理モジュール、搬送アームA及び受渡しアームの位置測定と位置調整を行うことができる。
上記実施形態では、この発明に係る基板処理装置を半導体ウエハの塗布・現像処理装置に適用した場合について説明したが、この発明は、ウエハ以外のフラットパネルディスプレイ用のガラス基板の基板処理装置に対しても適用することができる。
S1 キャリアブロック
S2 マルチパーパスブロック
S3 処理ブロック
S4 インターフェイスブロック
S5 露光装置
A,A1〜A6 搬送アーム
U7 棚ユニット
U8 処理棚ユニット
R,R1〜R6 搬送領域
21 液処理モジュール
30 前処理用受渡しアーム
31 処理用受渡しアーム
33 インターフェイスアーム
35 移動機構
40 熱処理モジュール
41 加熱モジュール
51 保持具
70,71 仕切板
80 温度測定用治具
81 位置測定用治具

Claims (11)

  1. キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、画像表示部と、を備える基板処理装置において、
    上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域における上記インターフェイスブロック側に配置されると共に、インターフェイスブロック内に移動可能な複数の基板の載置部を積層する処理棚ユニットと、上記搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュール及び処理棚ユニットに対して基板を受け渡しする搬送アームと、上記処理棚ユニットの近傍に配置され、処理棚ユニットと上記液処理モジュールとの間で基板を受け渡す処理用受渡しアームと、を具備し、
    上記インターフェイスブロックは、上記処理棚ユニットと露光装置との間で基板の受け渡しを行うインターフェイスアームと、該インターフェイスアームを上記インターフェイスブロックの外部に移動する移動機構と、を具備し、
    上記搬送アーム、処理用受渡しアーム、インターフェイスアーム、搬送アームの移動機構及びインターフェイスアームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置又は待機位置への移動を行うように形成し、かつ、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記インターフェイスアームの移動、上記処理棚ユニットの移動及び処理用受渡しアームの上昇を行い、
    上記画像表示部は、上記制御部からの信号を受けて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置の確認、上記搬送アームの待機位置の確認、上記インターフェイスアームの移動の確認、上記棚ユニットの移動の確認、上記処理用受渡しアームの上昇の確認及び上記搬送領域内の作業者の有無の確認を表示するように形成してなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、上記キャリアブロックと処理ブロックの間に配置されるマルチパーパスブロックと、画像表示部と、を備える基板処理装置において、
    上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域における上記インターフェイスブロック側に配置されると共に、インターフェイスブロック内に移動可能な複数の基板の載置部を積層する処理棚ユニットと、上記搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュール及び処理棚ユニットに対して基板を受け渡しする搬送アームと、上記処理棚ユニットの近傍に配置され、処理棚ユニットと上記液処理モジュールとの間で基板を受け渡す処理用受渡しアームと、を具備し、
    上記マルチパーパスブロックは、基板を載置する複数の載置部を積層した棚ユニットと、該棚ユニットの各載置部との間で基板を受け渡す前処理用受渡しアームと、を具備すると共に、上記棚ユニット及び前処理用受渡しアームが上記マルチパーパスブロックから搬出可能に形成してなり、
    上記搬送アーム、処理用受渡しアーム、前処理用受渡しアーム及び搬送アームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置又は待機位置への移動、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記棚ユニットと前処理用受渡しアームの搬出の確認を行うように形成してなり、
    上記画像表示部は、上記制御部からの信号を受けて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置の確認、上記搬送アームの待機位置の確認、上記棚ユニットと前処理用受渡しアームの搬出の確認及び上記搬送領域内の作業者の有無の確認を表示するように形成してなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  3. キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、を備える基板処理装置において、
    上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域における上記インターフェイスブロック側に配置されると共に、インターフェイスブロック内に移動可能な複数の基板の載置部を積層する処理棚ユニットと、上記搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュール及び処理棚ユニットに対して基板を受け渡しする搬送アームと、上記処理棚ユニットの近傍に配置され、処理棚ユニットと上記液処理モジュールとの間で基板を受け渡す処理用受渡しアームと、を具備し、
    上記インターフェイスブロックは、上記処理棚ユニットと露光装置との間で基板の受け渡しを行うインターフェイスアームと、該インターフェイスアームを上記インターフェイスブロックの外部に移動する移動機構と、を具備し、
    上記搬送アーム、処理用受渡しアーム、インターフェイスアーム、搬送アームの移動機構及びインターフェイスアームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置又は待機位置への移動を行うように形成し、かつ、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記インターフェイスアームの移動、上記処理棚ユニットの移動及び処理用受渡しアームの上昇を行うように形成してなり、
    上記処理ブロックの搬送領域には各層毎に仕切板によって区画されており、任意の仕切板が取り外し可能に形成されている、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  4. キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、上記キャリアブロックと処理ブロックの間に配置されるマルチパーパスブロックと、を備える基板処理装置において、
    上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域における上記インターフェイスブロック側に配置されると共に、インターフェイスブロック内に移動可能な複数の基板の載置部を積層する処理棚ユニットと、上記搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュール及び処理棚ユニットに対して基板を受け渡しする搬送アームと、上記処理棚ユニットの近傍に配置され、処理棚ユニットと上記液処理モジュールとの間で基板を受け渡す処理用受渡しアームと、を具備し、
    上記マルチパーパスブロックは、基板を載置する複数の載置部を積層した棚ユニットと、該棚ユニットの各載置部との間で基板を受け渡す前処理用受渡しアームと、を具備すると共に、上記棚ユニット及び前処理用受渡しアームが上記マルチパーパスブロックから搬出可能に形成してなり、
    上記搬送アーム、処理用受渡しアーム、前処理用受渡しアーム及び搬送アームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記搬送アームの装置外部に露呈する点検・交換位置又は待機位置への移動、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記棚ユニットと前処理用受渡しアームの搬出の確認を行うように形成してなり、
    上記処理ブロックの搬送領域には各層毎に仕切板によって区画されており、任意の仕切板が取り外し可能に形成されている、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  5. キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、画像表示部と、を備える基板処理装置において、
    上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュールに対して基板を受け渡しする搬送アームを具備し、
    上記インターフェイスブロックは、上記処理ブロックと上記露光装置との間で基板の受け渡しを行うインターフェイスアームを具備し
    上記搬送アーム、インターフェイスアームの移動機構を制御する制御手段からの信号に基づいて、上記処理ブロックの搬送領域内への作業者の進入を可能にすべく、上記搬送アーム及び上記インターフェイスアームの移動を行い、
    上記画像表示部は、上記制御部からの信号を受けて、上記搬送領域内の作業者の有無の確認を表示するように形成してなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項5記載の基板処理装置において、
    上記画像表示部は、制御部からの信号を受けて、上記インターフェイスアームの移動の確認を表示するように形成してなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  7. キャリアブロックと、該キャリアブロックのキャリアから搬送された基板を処理する処理ブロックと、該処理ブロックに連設されて処理ブロックと露光装置とを接続するインターフェイスブロックと、を備える基板処理装置において、
    上記処理ブロックは、基板に処理液を供給する複数の液処理部を積層する液処理モジュールと、上記液処理モジュールと対向する位置に配置される複数の熱処理部を積層する熱処理モジュールと、上記液処理モジュールと熱処理モジュールとの間に形成される搬送領域内に移動自在に配設され、上記液処理モジュール、熱処理モジュールに対して基板を受け渡しする搬送アームと、を具備し、
    上記処理ブロックの搬送領域には各層毎に仕切板によって区画されており、任意の仕切板が取り外し可能に形成されている、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項1,3,5又は6に記載の基板処理装置において、
    上記インターフェイスアームが受け渡し可能な位置に移動可能に形成され、上記インターフェイスアームに搭載される温度測定用治具によって上記熱処理モジュールの各熱処理部の温度測定を行い、その信号を上記制御部に伝達し、上記制御手段からの信号に基づいて、上記熱処理モジュールの温度調整を行うように形成してなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項1,3,5又は6に記載の基板処理装置において、
    上記インターフェイスアームが受け渡し可能な位置に移動可能に形成され、上記インターフェイスアームに搭載される上下、左右の位置を測定する位置測定用治具によって上記液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置測定を行い、その信号を上記制御部に伝達し、上記制御手段からの信号に基づいて、上記液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置調整を行うように形成してなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項2又は4に記載の基板処理装置において、
    上記前処理用受渡しアームが受渡し可能な位置に移動可能に形成され、上記前処理用受渡しアームに搭載される温度測定用治具によって上記熱処理モジュールの各熱処理部の温度測定を行い、その信号を上記制御部に伝達し、上記制御手段からの信号に基づいて、上記熱処理モジュールの温度調整を行うように形成してなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項2又は4に記載の基板処理装置において、
    上記前処理用受渡しアームが受渡し可能な位置に移動可能に形成され、上記前処理用受渡しアームに搭載される上下、左右の位置を測定する位置測定用治具によって上記液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置測定を行い、その信号を上記制御部に伝達し、上記制御手段からの信号に基づいて、上記液処理モジュールの各液処理部、熱処理モジュールの各熱処理部、搬送アーム及び受渡しアームの位置調整を行うように形成してなる、
    ことを特徴とする基板処理装置。
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