JP5666952B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は,鞍乗型車両に関する。特に,乗員の乗車を検出する技術に関するものである。
従来,鞍乗型車両として,例えば特許文献1に見られるような鞍乗型車両が知られている。同文献の符号を借りて説明すると,この鞍乗型車両は,車両に乗員が乗車する時に着座するシート(32)が上下動可能に設けられており,乗員の乗車時に下動するシート(32)でONするシートスイッチ(43)を備えている。
この鞍乗型車両によれば,シートスイッチ(43)のON/OFFにより乗員の乗車/非乗車を検出することが可能である。
この鞍乗型車両は,少なくとも上記シートスイッチ(43)のON/OFFに基づいてエンジン(E)のアイドリングを制御する主制御装置(C)を有している。主制御装置(C)は,乗員が車両を停止させるとエンジン(E)を停止し,停止状態でアクセルが操作されるとエンジン(E)を自動的に再始動させて車両の発進を可能とするものであり(特許文献1の0031段落),シートスイッチ(43)がオン状態のときにスロットルが開かれるのに応じて,スタータモータ(61)を起動する(同0043段落)。
すなわち,この鞍乗型車両は,アイドリングストップ機能を備えており,燃料節約および排ガス削減を図ることができる。
特許第4282825号公報
鞍乗型車両の中には,ATV(All Terrain Vehicle(全地形型車両)(例えば四輪バギー))のようないわゆる不整地走行車両がある。このような車両においても,例えば農作業等に使用する際には,停止と走行とを繰り返すことがある。そこで,このような不整地走行車両においても,燃費の向上や環境意識の高まりから,アイドリングストップ機能を採用したいというニーズがあった。
このようなニーズに応えるには,不整地走行車両についても,上記従来技術のようなアイドリングストップ技術を採用することが考えられる。
ところが,不整地走行車両では,作業中等においてシートに座らず立ち乗り状態のまま停止と走行とを繰り返す場合がある。このような状況において,仮に,従来技術のような乗員のシートへの着座を検出する技術を採用したとすると,エンジン始動時に着座する必要が生じるため,立ち乗りでの作業が中断されてしまう。
すなわち,不整地走行車両に上記従来技術を用いたのでは,車両の使い勝手が損なわれてしまうという問題が生じる。このような問題は,鞍乗型車両が,オフロード用の自動二輪車である場合にも生じる。
本発明が解決しようとする課題は,使い勝手を損なうことなくアイドリングストップ機能を採用し得る鞍乗型車両を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の鞍乗型車両は,乗員が車両に乗車状態であるか否かを判断し,車両の走行状態を制御する鞍乗型車両において,車両に乗員が乗車する時に足を載せるステップと,乗員の乗車時に前記ステップに加えられる乗員の荷重を検出するステップ荷重検出手段とを備え
前記ステップ荷重検出手段は,前記ステップの足載せ面に臨んで設けられていて乗員の荷重を荷重受け面に受けて変位する可動部材と,この可動部材の変位によりON/OFFされる検出センサとを備え、
前記可動部材は,その変位方向を変換して前記検出センサを作動させるカム部を有していることを特徴とする。
この鞍乗型車両によれば,乗員の車両への乗車/非乗車を,ステップ荷重検出手段によって検出することが可能になる。
したがって,この鞍乗型車両にアイドリングストップ機能を採用する場合,エンジン始動の条件として,ステップ荷重検出手段による「乗車」の検出信号を用いることが可能となる。
すなわち,乗員は必ずしもシートに着座しなくても,ステップに足を載せることで,エンジンを始動させることが可能となる。
したがって,この鞍乗型車両によれば,立ち乗りでの作業の中断を無くすことができ,使い勝手を損なうことなくアイドリングストップ機能を採用することが可能となる
また、前記ステップ荷重検出手段は,前記ステップの足載せ面に臨んで設けられていて乗員の荷重を荷重受け面に受けて変位する可動部材と,この可動部材の変位によりON/OFFされる検出センサとを備えているので、検出センサに直接荷重がかかることを防止することができるとともに,検出センサを可動部材で保護することも可能になる
さらに,前記可動部材は,その変位方向を変換して前記検出センサを作動させるカム部を有しているので、検出センサに過度な荷重が作用するのを防止できると同時に,可動部材の小さな変位によっても検出センサを作動させることが可能になる
望ましくは,前記ステップは車両の左右に設け,これら左右のステップにそれぞれ前記ステップ荷重検出手段を設ける。
このように構成すると,「乗車」の検出形態を複数形成することが可能となる。
例えば,鞍乗型車両がATVの場合には,左右両方のステップにおけるステップ荷重検出手段で荷重が検出された場合にのみ「乗車」であるとすることができるし,鞍乗型車両が二輪車の場合には,左右いずれかのステップにおけるステップ荷重検出手段で荷重が検出された場合に「乗車」であるとすることができる
ましくは,前記ステップの足載せ面は,波状面を有しており,この波状面の上下方向に関して山部の最上部と谷部の最下部との間に前記可動部材における荷重受け面が配置されている構成とする。
このように構成すると,上記波状面によって安定した足載せ状態が得られるとともに,乗員に違和感を与えることなく,乗員の車両への乗車/非乗車を確実に検出することが可能になる。
ステップの足載せ面が波状面を有している場合において,仮に,波状面の上下方向に関して山部の最上部よりも上方に可動部材における荷重受け面を配置したとすると,乗員がステップに足を載せる際に,波状面の最上部よりも先に可動部材における荷重受け面に靴底が接触してしまうことによって,乗員が違和感を覚えるおそれがある。
逆に,谷部の最下部よりも下方に,可動部材における荷重受け面を配置したとすると,荷重受け面の変位が十分には得られなくなって,確実な検出ができなくなるおそれがある。
これに対し,山部の最上部と谷部の最下部との間に可動部材における荷重受け面を配置することにより,上記波状面によって安定した足載せ状態が得られるとともに,乗員に違和感を与えることなく,乗員の車両への乗車/非乗車を確実に検出することが可能になる。
望ましくは,前記可動部材は,前記ステップの一端に係合保持され,その係合保持部の回りに揺動可能に構成する。
このように構成すると,簡単な構造で可動部材を揺動可能に構成できる
ましくは,前記可動部材は,前記検出センサの上面全面を覆っている構成とする。
このように構成すると,検出センサを可動部材によって,塵埃等から保護することができる。
望ましくは,前記検出センサは,前記車両の車体フレーム内に配置されている構成とする。
このように構成すると,検出センサを車体フレームで保護することができる
ましくは,前記車両の走行速度を検出する車速センサと,前記車両のスロットルの開度を検出するスロットルセンサと,これら車速センサ,スロットルセンサおよび前記ステップ荷重検出手段による各検出信号に基づいて,前記車両に搭載されたエンジンのアイドリング停止および始動を制御する制御手段とをさらに備えている構成とする。
このように構成すると,立ち乗りでの作業の中断を無くすことができて使い勝手のよいアイドリングストップ機能を有する不整地走行車両を得ることができる。
本発明に係る鞍乗型車両の実施の形態である四輪バギーの外観斜視図。 同実施の形態におけるステップおよびステップ荷重検出手段を示す部分省略正面図。 同じく左右のステップおよびステップ荷重検出手段を示す分解者視図。 同じく制御装置の要部を示すブロック図。 同じくステップおよびステップ荷重検出手段の変形例を示す部分省略拡大正面図。 図5に示すステップおよびステップ荷重検出手段の部分省略左側面図。 ステップおよびステップ荷重検出手段の他の変形例を示す部分省略正面図。 ステップおよびステップ荷重検出手段のさらなる他の変形例を示す分解斜視図。
以下,本発明に係る鞍乗型車両の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示す鞍乗型車両1は,四輪バギーであり,車体フレーム2と,この車体フレーム2に取り付けたエンジンEと,このエンジンEで駆動される左右の後輪WR(一方のみ図示)と,エンジンEの上方において車体フレーム2に取り付けられたシート3と,このシート3の下方において車体フレーム2に取り付けられた左右のステップ10(一方のみ図示)と,車体フレーム2に懸架された左右の前輪WF(一方のみ図示)と,この前輪WFを操作するハンドル4と,このハンドル4に設けられたスロットルグリップ4gとを備えている。
この鞍乗型車両1は,乗員がステップ10,10に足を載せ,必要に応じてシート3に着座し,ハンドル4を握って走行することができる。車速はスロットルグリップ(以下単にスロットルともいう)4gの回動角を調整してエンジンEの回転数を調整することで調整可能である。
図2に示すように,ステップ10には,乗員の乗車時にステップ10に加えられる乗員の荷重を検出するステップ荷重検出手段20が設けられている。
したがって,この鞍乗型車両1によれば,乗員の車両への乗車/非乗車を,ステップ荷重検出手段20によって検出することが可能になる。
したがってまた,この鞍乗型車両1にアイドリングストップ機能を採用する場合,エンジン始動の条件として,ステップ荷重検出手段20による「乗車」の検出信号を用いることが可能となる。
すなわち,乗員は必ずしもシート3に着座しなくても,ステップ10に足を載せることで,エンジンEを始動させることが可能となる。
したがって,この鞍乗型車両1によれば,立ち乗りでの作業の中断を無くすことができ,使い勝手を損なうことなくアイドリングストップ機能を採用することが可能となる。
アイドリングストップ機能は,例えば次のようにして得ることができる。
鞍乗型車両1に例えば図4に示すような制御装置100を搭載する。
この制御装置100は,少なくとも,車両1の走行速度を検出する車速センサ101と,車両1のスロットル4gの開度を検出するスロットルセンサ102と,これら車速センサ101,スロットルセンサ102および前記ステップ荷重検出手段20による各検出信号に基づいて,車両1に搭載されたエンジンEのアイドリング停止および始動を制御する制御手段110とを備えている構成とする。各センサは公知のセンサで構成でき,制御手段110も公知のCPU等で構成することができる。
制御手段110は,ステップ荷重検出手段20による検出信号が「乗車」である状態においてエンジンEのスタートスイッチがONされた場合にエンジンEを始動させ,その後,車両が走行した後,車速センサ101から得られる車両1の速度が,所定時間(例えば5秒間)0である場合には,エンジンEを停止させ(アイドリングを停止させ),その後,ステップ荷重検出手段20による検出信号が「乗車」である状態において所定時間内(例えば1秒以内)にスロットルセンサ102からのスロットル開度が所定値(例えば5度)以上となったときにエンジンEを再始動させる。
この実施の形態の鞍乗型車両1においては,ステップ10は車両の左右に設け,これら左右のステップ10にそれぞれステップ荷重検出手段20を設ける。左のステップ10L(図3参照)に設けたステップ荷重検出手段20を図4において20Lで示し,右のステップ10R(図3参照)に設けたステップ荷重検出手段20を図4において20Rで示す。
このように構成すると,「乗車」の検出形態を複数形成することが可能となる。
例えば,制御手段110は,左右両方のステップ10(L,R)におけるステップ荷重検出手段20L,20Rで荷重が検出された場合にのみ「乗車」であると判断するように構成することができる。したがって,この場合,片足だけを車両1に載せた状態では,エンジンEは再始動されない。
なお,この実施の形態では,シート3を上下動可能に構成し,図1に示すように,シート3の下部に,シート3の下動または圧力変動を検出することで乗員のシート3への着座を検出する着座センサ103(図4参照)も設けてある。着座センサ103は公知のセンサで構成できる。
この場合,制御手段110は,左右両方のステップにおけるステップ荷重検出手段20L,20Rで荷重が検出され,かつ着座センサ103にて着座が検出された場合にのみ「乗車」であると判断するように構成することもできるが,左右両方のステップにおけるステップ荷重検出手段20L,20Rで荷重が検出されるか,または着座センサ103にて着座が検出された場合には「乗車」であると判断してエンジンEの再始動を可能とするように構成することもできる。また,左右いずれかのステップにおけるステップ荷重検出手段20L,または20Rで荷重が検出され,かつ着座センサ103にて着座が検出された場合に「乗車」であると判断してエンジンEの再始動を可能とするように構成することもできる。
さらに,図示はしないが,鞍乗型車両が二輪車の場合には,左右いずれかのステップ10L,10Rにおけるステップ荷重検出手段20L,または20Rで荷重が検出された場合に「乗車」であると,判断してエンジンEの再始動を可能とするように構成することもできる。
図2および図3に示すように,この実施の形態のステップ荷重検出手段20は,ステップ10の足載せ面11に臨んで設けられていて乗員の荷重を荷重受け面21に受けて変位する可動部材22と,この可動部材22の変位によりON/OFFされる検出センサ23とを備えている。
このように構成すると,検出センサ23に直接荷重がかかることを防止することができるとともに,検出センサ23を可動部材22で保護することも可能になる。
ステップ10の足載せ面11は,波状面11wを有しており,図2に示すように,波状面11wの上下方向に関して山部の最上部11tと谷部の最下部11bとの間に前記可動部材22における荷重受け面21が配置されている。
このように構成すると,上記波状面11wによって安定した足載せ状態が得られるとともに,乗員に違和感を与えることなく,乗員の車両への乗車/非乗車を確実に検出することが可能になる。
ステップの足載せ面11が波状面11wを有している場合において,仮に,波状面11wの上下方向に関して山部の最上部11tよりも上方に可動部材22における荷重受け面(仮想線21a参照)を配置したとすると,乗員がステップ10に足を載せる際に,波状面11wの最上部11tよりも先に可動部材22における荷重受け面(21a)に靴底が接触してしまうことによって,乗員が違和感を覚えるおそれがある。
逆に,谷部の最下部11bよりも下方に,可動部材22における荷重受け面(仮想線21b参照)を配置したとすると,荷重受け面(21b)の変位が十分には得られなくなって,確実な検出ができなくなるおそれがある。
これに対し,山部の最上部11tと谷部の最下部11bとの間に可動部材22における荷重受け面21を配置することにより,上記波状面11wによって安定した足載せ状態が得られるとともに,乗員に違和感を与えることなく,乗員の車両への乗車/非乗車を確実に検出することが可能になる。
図2および図3に示すステップ10は,金属製のステッププレート12と,このステッププレート12を支持する金属製のステップブラケット13とを備えている。
ステッププレート12は,板状のベース部12bと,このベース部12bの前後辺をそれぞれ上方に一体的に起立させた前後壁12c,12cと,これら前後壁12c,12cのの外側部をそれぞれ一体的に内側に折り曲げて形成した外側壁12dとを有しており,これら前後壁12c,12cと外側壁12dの波状の上面で上記波状面11wを有する足載せ面11が形成されている。
ステッププレート12は,そのベース部12bをステップブラケット13にボルト14で締め付け固定することでステップブラケット13に取り付けられる。
ステップブラケット13は,上記ステッププレート12が固定される上板部13bと,この上板部13bの前後辺をそれぞれ下方に一体的に折り曲げて垂下させた前後板13c,13cとを有する側面視コ字型の部材であり,前後板13c,13cの内側端部13d,13dを,ボルトナット15で,図2に示すように車体フレーム2のクロスメンバー2cの端部に固定することで車体フレーム2に取り付けられている。
図2および図3に示す可動部材22は,金属製の板バネ部材であり,可動部22bと,この可動部22bの外端から上方へ屈曲した固定部22cと,可動部22bの内端から下方へ屈曲した支持部22dとを有している。
可動部22bは,ステッププレート12における前後壁12c,12cの対向面同士の間隔と同一の幅を有しており,上下方向への可動性が阻害されない範囲で,前後壁12c,12cの間にぴったりと嵌り込んでいる。可動部22bの上面が前述した荷重受け面21を形成する。
固定部22cは,ステッププレート12における外側壁12dの内面に固定される。固定手段は適宜の手段を採用でき,溶接によって固定することもできる。
支持部22dは,その下端22eがステッププレート12におけるベース部12bの上面に当接している。支持部22dの下端22eはステッププレート12におけるベース部12bに固定することもできる。支持部22dの下端22eの下端がステッププレート12に当接しまたは固定されていることにより,可動部22bが過度に下方に偏倚することが防止される。
つまり,図2および図3に示す可動部材22は,いわば両端支持状態であり,その中間部分である可動部22bが上下に変位可能である。
図2および図3に示す検出センサ23は,マイクロスイッチであり,そのボタン(ピンプランジャー)23bが押されるとONし,ボタン23bへの押圧が解除されるとOFFする。
ステップ10に乗員の足が載せられると,可動部材22の可動部22bが下方に変位し(撓み),その可動部22bでボタン23bが押されて検出センサ23がONし,ステップ10から足が外されると,可動部22bが原位置に復帰して検出センサ23への押圧が解除され,検出センサ23がOFFする。
上述したように,図2および図3に示す可動部材22は,いわば両端支持状態であるから,可動部22bの中央部分が最も変位が大きい。
そこで,図2および図3に示すように,検出センサ23は,可動部22bの中央部分に対応する位置に設けてある。
これによって,ステップ10への足載せ状態をより確実に検出することが可能になる。
可動部材22は,検出センサ23の上面全面を覆っている。
これにより,検出センサ23を可動部材22によって,塵埃等から保護することができる。
この実施の形態では,可動部材22の可動部22bが,ステッププレート12における前後壁12c,12cの対向面同士の間隔と同一の幅を有しており,上下方向への可動性が阻害されない範囲で,前後壁12c,12cの間にぴったりと嵌り込んでいるので,検出センサ23は可動部材22によって,より良好に塵埃等から保護される。
例えば図5および図6に示すように,可動部材22は,ステップ10の一端10eに係合保持し,その係合保持部(10e)の回りに揺動可能に構成することもできる。
このように構成すると,簡単な構造で可動部材22を揺動可能に構成できる。
図示の係合保持部(10e)は,ステッププレート12における外側壁12dの中央部に内側下方への折り返し部12eを設け,この折り返し部12eと外壁部12dの内面とで固定部22cを挟圧保持した構造である。
例えば図7に示すように,可動部材22は,その変位方向を変換して検出センサ23を作動させるカム部24を有している構成とすることができる。
このように構成すると,検出センサ23に過度な荷重が作用するのを防止できると同時に,可動部材22の小さな変位によっても検出センサ23を作動させることが可能になる。
図7に示す可動部材22は,その固定部22cがステッププレート12における外側壁12dの内面に固定され,その固定部22c回りに揺動可能である。
図7に示す可動部材22の支持部22dはステッププレート12に当接することなく下方内側に伸び,その延設部22fの下端にカム24が設けられ,カム24のカム面24cが検出センサ23におけるボタン23bを押圧可能となっている。
つまり,図7に示す可動部材22は,いわば片持ち状態であり,可動部22bの変位に比べて自由端におけるカム24の方が大きく変位し,そのカム面24cで検出センサ23を作動させることができる。図示のカム24は,下動すると,カム面24cが検出センサ23のボタン23bを右方に押すことで検出センサ23をONする。カム面24cの角度を調整することで,ボタン23bの押し込み量を調整することができる。
例えば図7に示すように,検出センサ23は,車両1の車体フレーム2内に配置することができる。
このように構成すると,検出センサ23を車体フレーム2で保護することができる。
図7に示す車体フレーム2はパイプ状のフレーム2pを有しており,このパイプ状のフレーム2p内に,検出センサ23が配置されている。
例えば図8に示すように,ステップ10は,ステップバー16と,このステップバー16の少なくとも上面16bを覆うステップラバー17とを有し,これらステップバー16とステップラバー17との間に,ステップ荷重検出手段としてのシート状の荷重センサ25が配置されている構成とすることができる。
このように構成すると,荷重センサ25がシート状であるから荷重センサ25の配置スペースを小さくできると同時に,塵埃等に対しても強いステップ荷重検出手段を得ることができる。
図8に示すステップ10は,自動二輪車用のステップとして適したものであり,図示しない車体フレームに固定されるブラケット18にピン19でステップバー16が回動可能に取り付けられる。ステップラバー17は,荷重センサ25を介装した状態でステップバー16に固着される。荷重センサ25は公知のセンサ(例えば特開2007−283856号公報に記載の荷重センサ)で構成することができる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば,本発明のステップ荷重検出手段は,エンジン搭載車両に限らず,電動鞍乗型車両においても適用することが可能である。その場合,エンジン音が発生しないために,発進モードであるか,駐車モードであるか判断しにくいため,例えば,発進モード中に乗員検出ができた場合に発進を許可するように制御を行うこともできる。
1:鞍乗型車両, 2:車体フレーム, 3:シート, 10:ステップ, 11:足載せ面, 11w:波状面, 11t:山部の最上部, 11b:谷部の最下部,16:ステップバー, 17:ステップラバー, 20:ステップ荷重検出手段, 21:荷重受け面, 22:可動部材, 23:検出センサ, 24:カム部, 25:シート状の荷重センサ, 101:車速センサ, 102:スロットルセンサ, 110:制御手段。

Claims (7)

  1. 乗員が車両に乗車状態であるか否かを判断し,車両の走行状態を制御する鞍乗型車両において,車両に乗員が乗車する時に足を載せるステップ(10)と,乗員の乗車時に前記ステップ(10)に加えられる乗員の荷重を検出するステップ荷重検出手段(20)とを備え
    前記ステップ荷重検出手段(20)は,前記ステップ(10)の足載せ面(11)に臨んで設けられていて乗員の荷重を荷重受け面(21)に受けて変位する可動部材(22)と,この可動部材(22)の変位によりON/OFFされる検出センサ(23)とを備え、
    前記可動部材(22)は,その変位方向を変換して前記検出センサ(23)を作動させるカム部(24)を有していることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記ステップ(10)は車両の左右に設けられており,これら左右のステップにそれぞれ前記ステップ荷重検出手段(20)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記ステップ(10)の足載せ面(11)は,波状面(11w)を有しており,この波状面(11w)の上下方向に関して山部の最上部(11t)と谷部の最下部(11b)との間に前記可動部材(22)における荷重受け面(21)が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記可動部材(22)は,前記ステップ(10)の一端(10e)に係合保持され,その係合保持部の回りに揺動可能であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記可動部材(22)は,前記検出センサ(23)の上面全面を覆っていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記検出センサ(23)は,前記車両の車体フレーム(2)内に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記車両の走行速度を検出する車速センサ(101)と,前記車両のスロットル(4g)の開度を検出するスロットルセンサ(102)と,これら車速センサ(101),スロットルセンサ(102)および前記ステップ荷重検出手段(20)による各検出信号に基づいて,前記車両に搭載されたエンジン(E)のアイドリング停止および始動を制御する制御手段(110)とをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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