JP5656238B1 - 吹き戻し - Google Patents

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Abstract

【課題】 伸縮体を伸ばすのに要する必要呼気力を目的や使用者状況などに応じた適正値に、精度高く設定する。【解決手段】 筒状で変形自在な伸縮体2と、弾性を有し伸縮体2の長手方向に沿って配設された線状体3と、筒状で伸縮体2の端部に接続され使用者がくわえて空気を吹き込む口吹体5と、を備え、口吹体5から空気を吹き込むと伸縮体2が伸び、空気を吹き込まない状態では、線状体3の弾性力によって伸縮体2が渦巻状に巻かれる吹き戻し1であって、線状体3の弾性力が所定の値に設定され、さらに、口吹体5内に伸縮体2側に流入する空気量を調整する空気調整体6を備えることで、口吹体5から空気を吹き込む力が所定値以上でないと、伸縮体2が伸びないようになっている。【選択図】 図1

Description

この発明は、吹き戻しに関し、特に、健康促進や治療、美容などの目的に利用可能な吹き戻しに関する。
吹き戻しは、古くから吹き戻し玩具として知られている。この吹き戻しは、筒状の伸縮体(袋状部)の長手方向に沿って線状のバネ材が配設され、伸縮体の一端部から空気を吹き込むと伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、バネ材の弾性力によって伸縮体が渦巻状に巻かれるものである。
このような吹き戻しは、従来、主に子供の玩具として使用されていたが、健康促進や治療、美容などの目的に利用可能な吹き戻しが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この吹き戻しは、抗菌性の柔軟材料から形成されたマウスピースを、吹き込み部に着脱自在に備えることで、長期間の繰り返し使用によっても衛生状態を良好に保ち得るものである。
実用新案登録第3137944号公報
ところで、伸縮体を伸ばすのに要する吹く力(必要呼気力)は、主としてバネ材の弾性力に依存するが、この必要呼気力(弾性力)は、従来、主たる使用者である子供が容易に伸縮体を伸ばせる、ことを主要件として設定されていた。しかしながら、本願発明者は、健康促進や治療、美容などの目的や、使用者の口腔機能状態や体調等の使用者状況などにより、伸縮体を伸ばすのに要する必要呼気力を変えることが望ましい、と考えた。例えば、健康促進に適した必要呼気力と、美容に適した必要呼気力とは異なるものであり、目的や使用者状況などに適した必要呼気力に設定することが望ましい。
そして、伸縮体を伸ばすのに要する必要呼気力を変えるには、バネ材の弾性力を変えることが考えられるが、目的などに応じて必要呼気力を微妙に変える必要がある一方で、バネ材の弾性力を変えるだけでは所望の必要呼気力に微調整することが困難である。また、バネ材の弾性力が伸縮体を伸ばすのに要する力と同値にならない場合がある。この結果、必要呼気力を目的や使用者状況などに応じた適正値に、正しく設定することが困難であった。
そこでこの発明は、伸縮体を伸ばすのに要する必要呼気力を目的や使用者状況などに応じた適正値に、精度高く設定可能な吹き戻しを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、筒状で変形自在な伸縮体と、弾性を有し前記伸縮体の長手方向に沿って配設された線状体と、筒状で前記伸縮体の一端部に接続された専管体と、筒状で前記専管体の反伸縮体側の端部に接続され使用者がくわえて空気を吹き込む口吹体と、を備え、前記口吹体から空気を吹き込むと前記伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、前記線状体の弾性力によって前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しであって、前記線状体の弾性力が所定の値に設定され、さらに、前記口吹体内に前記伸縮体側に流入する空気量を調整する流量調整手段を備えることで、前記口吹体から空気を吹き込む力(必要呼気力・呼気圧)が所定値以上でないと、前記伸縮体が伸びないようになっている、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の吹き戻しにおいて、前記流量調整手段は、前記口吹体に一体的に形成されて空気を絞る絞り部と、環状で前記口吹体に装着されて空気を絞る絞り体と、を備える、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の吹き戻しにおいて、前記伸縮体は、略四角形のシート状の第1の素材と帯状の第2の素材とから構成され、前記第1の素材の一端部が上側に位置するように該一端部と他端部とを重ねて筒状とされ、前記一端部と前記他端部とが重なる重なり部の表面側に前記線状体が配置された状態で、前記第2の素材が前記重なり部の表面側を覆うようにして前記第1の素材に接続されることで、前記線状体が前記伸縮体に一体的に配設されている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3に記載の吹き戻しにおいて、複数の前記線状体が配設されることで、前記口吹体から空気を吹き込む力が所定値以上でないと、前記伸縮体が伸びないようになっている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、線状体の弾性力が所定の値に設定され、さらに、口吹体内に伸縮体側に流入する空気量を調整する流量調整手段を備えることで、口吹体から空気を吹き込む力が所定値以上でないと、伸縮体が伸びないようになっている。つまり、線状体の弾性力と、流量調整手段による空気量の調整との双方によって、伸縮体を伸ばすのに要する必要呼気力が設定されている。このため、線状体と流量調整手段との双方を調整することで、必要呼気力を目的や使用者状況などに応じた適正値に、精度高く設定することが可能となる。
請求項2の発明によれば、流量調整手段に絞り部と絞り体とを備えるため、絞り部と絞り体との双方を調整することで、伸縮体側に流入する空気量をより精度高く微調整することが可能となる。この結果、伸縮体を伸ばすのに要する必要呼気力を目的や使用者状況などに応じた適正値に、より精度高く設定することが可能となる。
請求項3の発明によれば、線状体が伸縮体に一体的に配設されているため、線状体の弾性力がそのまま伸縮体に伝わる。この結果、線状体に設定されている弾性力がそのまま、伸縮体を伸ばすのに要する必要呼気力に影響するため、線状体の弾性力を所定値に設定することで、必要呼気力を所望の適正値により精度高く設定することが可能となる。しかも、第1の素材の一端部と他端部との重なり部に線状体が配置され、さらに、線状体の上から第2の素材が配置されているため、線状体が2つの素材で強固に挟持、保持され、線状体が伸縮体に強固に一体的に配設される。
請求項4の発明によれば、複数の線状体が配設されて、伸縮体を伸ばすのに要する必要呼気力が設定されている。このため、線状体の配設数を調整することで、必要呼気力を所望の適正値により精度高く設定することが可能となる。
この発明の実施の形態に係る吹き戻しを示す斜視図である。 図1の吹き戻しの伸縮体が伸びた状態を示す平面図である。 図1の吹き戻しの線状体の配設状態を示す図である。 図1の吹き戻しの口吹体を示す断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1〜図4は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係る吹き戻し1を示す斜視図である。この吹き戻し1は、特に、健康促進や治療、美容などの目的に利用可能な吹き戻しであり、主として、伸縮体2と、線状体3と、専管体4と、口吹体5と、空気調整体(流量調整手段)6と、を備えている。
伸縮体2は、筒状で変形自在な袋状部であり、所定の厚み、強度、密度(単位面積当たりの重量)、耐久性などの材質(特性)を有する紙材を、素材21、22として構成されている。この伸縮体2は、図2に示すように、空気が吹き込まれて膨らんだ状態で、断面が円形となり、その内径が専管体4の外径よりもやや大きくなるように設定されている。このような伸縮体2は、略長方形(略四角形)のシート状の第1の素材21を、後述するようにして折り曲げることで、筒状に形成されている。
また、伸縮体2の長さ(線状体3が挿入された部分を除く長さ)Lは、健康促進や治療、美容等の目的(吹き戻し1の使用目的)や、使用者の口腔機能状態や体調等の使用者状況などに応じて設定されている。すなわち、伸縮体2を全長Lにわたって伸ばすのに要する空気量が、目的や使用者状況などに応じて予め設定された適正空気量になるように、伸縮体2の長さLが設定されている。
線状体3は、弾性を有し伸縮体2の長手方向に沿って真っ直ぐに配設された線材である。すなわち、ステンレス製の針金で構成され、外力を加えない状態(伸縮体2に空気を吹き込まない状態)では、渦巻状・コイル状に巻かれ、真っ直ぐに伸ばして外力を解除すると、渦巻状に戻ろうとする弾性力が作用するものであり、その弾性力(弾性係数)は、所定の値に設定されている。すなわち、伸縮体2を伸ばすのに要する必要呼気力が、目的や使用者状況などに応じて設定された適正値になるように、換言すると、口吹体5から空気を吹き込む力(呼気圧)が適正値(所定値)以上でないと、伸縮体2が伸びないように、弾性力が所定値に設定されている。
ここで、例えば、健康促進を目的する場合であっても、使用者の口腔機能状態や体調(年齢)等に応じて、低い順にレベル0、レベル1、レベル2などの異なる適正値が設定される場合がある。つまり、目的や使用者状況などに応じて、吹き込む力(呼気圧)の適正値が細かく設定されている。
また、1つの線状体3では所定値の弾性力を正確に得られない場合や、複数の線状体3によって所定値の弾性力をより正確かつ容易に得られる場合には、複数の線状体3が配設されている。すなわち、複数の線状体3が配設されることで、口吹体5から空気を吹き込む力が適正値(所定値)以上でないと、伸縮体2が伸びないようになっている。例えば、レベル1に対しては、所定値の弾性力の線状体3が1つ配設され、レベル2に対しては、同所定値の弾性力の線状体3が2つ配設されている。
このような線状体3は、伸縮体2が渦巻状に巻かれる内輪側に、図3に示すようにして、伸縮体2内に収容、配設されている。すなわち、伸縮体2は、略長方形の第1の素材21と帯状の第2の素材22とから構成され、第1の素材21の一端部21aが上側に位置するように、一端部21aと他端部21bとを重ねて接着して筒状とされている。そして、一端部21aと他端部21bとが重なる重なり部21cの表面側(外面側)に線状体3が配置された状態で、第2の素材22が重なり部21cの表面全体を覆うようにして第1の素材21に接着・接続されることで、線状体3が伸縮体2に一体的に配設されている。
このように、第1の素材21の一端部21aと他端部21bとの重なり部21cの上に線状体3が配置され、さらに、線状体3の上から第2の素材22が配置されているため、線状体3が2つの素材21、22で強固に挟持、保持された状態となる。この結果、線状体3が伸縮体2と強固に一体的となっている。ここで、図3では、2つの線状体3が配設されている場合を示しているが、線状体3の配設数は、上記のように設定される。
専管体4は、筒状で伸縮体2の一端部に接続された専管部である。すなわち、所定の材質を有する紙材で構成された円筒体で、図2に示すように、その一端部が伸縮体2の一端部内に挿入されて、ビニルテープなどで接続されている。この専管体4の内径と長さは、使用者が容易に持つことができ、かつ、口吹体5から伸縮体2に空気を吹き込みやすいように設定されている。
口吹体5は、筒状で専管体4の反伸縮体2側の端部(他端部)に接続され、使用者が口にくわえて空気を吹き込む口吹部であり、内部には、伸縮体2側に流入する空気量を調整する空気調整体6を備える。
すなわち、口吹体5は、樹脂製で、図4に示すように、第1の胴部51と、第2の胴部52と、第3の胴部53と、を備え、第1の胴部51は、一端側がやや細い円柱状となっている。第2の胴部52は、第1の胴部51の他端部に設けられ、第1の胴部51側の外径が小さい円錐状となっている。第3の胴部53は、第2の胴部52の反第1の胴部51側に設けられ、その外径が専管体4の内径とほぼ同寸法に設定されている。そして、専管体4内に第3の胴部53が挿入・圧入されることで、口吹体5が専管体4に接続されている。
また、口吹体5内には、第1の胴部51と第2の胴部52に位置する第1の穴部54と、第2の胴部52と第3の胴部53に位置する第2の穴部55と、第3の胴部53に位置する第3の穴部56と、が形成されている。これらの穴部54〜56は、口吹体5と同心状に形成され、各内径は、伸縮体2側に空気が流入しやすいように設定され、第1の穴部54、第2の穴部55、第3の穴部56の順に大きくなるように設定されている。
空気調整体6は、口吹体5に一体的に形成されて空気を絞る絞り部61と、円環状で口吹体5に装着されて空気を絞る絞り体62と、を備える。絞り部61は、第1の穴部54と第2の穴部55との間に形成された隔壁で、中心部に第1の絞り穴61aが形成されている。そして、第1の穴部54側からの空気が、第1の絞り穴61aを通過することで絞られて、所定流量の空気が第2の穴部55側に流入するようになっている。
絞り体62は、金属製の円板で、その外径は、第3の穴部56の内径とほぼ同寸法に設定され、第3の穴部56内に挿入・圧入されて、第2の穴部55と第3の穴部56との段差部に装着されている。また、絞り体62の中心部には、第2の絞り穴62aが形成され、第5の穴部55側からの空気が、第2の絞り穴62aを通過することで絞られて、所定流量の空気が第3の穴部56側に流入するようになっている。ここで、この実施の形態では、第1の絞り穴61aおよび第2の絞り穴62aの直径は、第1の穴部54の直径の半分程度に設定されている。
このように、吹き込まれた空気を絞り部61と絞り体62とで絞って、空気を伸縮体2に送るものであり、これにより、口吹体5から空気を吹き込む力が所定値以上でないと、伸縮体2が伸びないようになっている。換言すると、口吹体5から空気を吹き込む力(呼気圧)が、目的や使用者状況などに応じて設定された適正値以上でないと、伸縮体2が伸びないように、絞り部61と絞り体62の絞り量(絞り穴61a、62aの径)が設定されている。
このように、伸縮体2や専管体4の材質、内径、長さなどを考慮した上で、伸縮体2を伸ばすのに要する必要呼気力が、目的や使用者状況などに応じて設定された適正値になるように、線状体3の弾性力(弾性係数)、配設数と、空気調整体6による絞り量(調整空気量)とが設定されている。換言すると、口吹体5から空気を吹き込む力(呼気圧)が適正値(所定値)以上でないと、伸縮体2が伸びないように、線状体3の弾性力や空気調整体6による絞り量が調整されているものである。
また、口吹体5には、マウスピース7が装着自在となっている。このマウスピース7は、抗菌加工が施された柔軟材料(例えば、シリコーン)から構成され、図1、2に示すように、半透明な円筒状で、筒内に口吹体5を挿入して専管体4を圧入することで、装着可能となっている。そして、このようなマウスピース7を装着することで、使用者のくわえ心地が良好になるとともに、長期間繰り返し使用しても衛生状態を良好に維持することが可能になるものである。
このような構成の吹き戻し1では、使用者が口吹体5(マウスピース7)から空気を吹き込むと、図2に示すように、空気が伸縮体2に流入して伸縮体2が伸び、空気を吹き込まない状態では、図1に示すように、線状体3の弾性力によって伸縮体2が渦巻状に巻き戻る。この際、口吹体5から空気を吹き込む力(呼気圧)が、目的や使用者状況などに応じて設定された適正値(所定値)以上でないと、伸縮体2が伸び続けていかず、また、目的や使用者状況などに応じて予め設定された空気量だけ吹き込まないと、伸縮体2が全長Lにわたって伸びない。従って、このような吹き戻し1を使用して伸縮体2の伸縮(吹き戻し)を繰り返すことで、目的や使用者状況などに応じた適正な吹き込み力での運動、訓練が行えるものである。
以上のように、この吹き戻し1によれば、線状体3の弾性力が所定の値に設定され、さらに、伸縮体2側に流入する空気量を調整する空気調整体6を備えることで、口吹体5から空気を吹き込む力(呼気圧)が所定値以上でないと、伸縮体2が伸びないようになっている。つまり、線状体3の弾性力と、空気調整体6による空気量の調整(空気の絞り)との双方によって、伸縮体2を伸ばすのに要する必要呼気力(必要呼気圧)が設定されている。
このため、線状体3と空気調整体6との双方を調整することで、必要呼気力を目的や使用者状況などに応じた適正値に、精度高く設定することが可能となる。すなわち、健康促進や治療、美容等の目的や、使用者の口腔機能状態や体調等の使用者状況などに応じて、吹き込む力(呼気圧)の適正値が細かく設定されていても、この適正値に合わせて必要呼気力を精度高く設定することが可能となる。
しかも、空気調整体6に絞り部61と絞り体62とを備えるため、絞り部61と絞り体62との双方の絞り量を調整することで、伸縮体2側に流入する空気量をより精度高く微調整することが可能となる。この結果、伸縮体2を伸ばすのに要する必要呼気力を目的や使用者状況などに応じた適正値に、より精度高く設定することが可能となる。また、絞り体62が口吹体5とは別体になっているため、第2の絞り穴62aの径が異なる絞り体62を口吹体5に装着することで、口吹体5を変えることなく容易に、空気調整体6による絞り量(調整空気量)を調整、変更することが可能となる。
さらに、線状体3が、2つの素材21、22で強固に挟持、保持された状態で、伸縮体2に強固に一体的に配設されているため、線状体3の弾性力がそのまま伸縮体2に伝わる。この結果、線状体3に設定されている弾性力がそのまま、伸縮体2を伸ばすのに要する必要呼気力に影響するため、線状体3の弾性力を所定値に設定することで、必要呼気力を所望の適正値により精度高く設定することが可能となる。
すなわち、線状体3を伸縮体2に沿わせて接着、配設するだけでは、線状体3と伸縮体2とが別体の状態となり、線状体3の弾性力がそのまま伸縮体2に伝わらない。この結果、伸縮体2の弾性力(巻き戻る力)が線状体3の弾性力とは異なり、伸縮体2を伸ばすのに要する必要呼気力が影響、変化される。これに対して、この吹き戻し1では、線状体3が伸縮体2に強固に一体的に配設されているため、このような影響、変化がなく、必要呼気力を所望の適正値により精度高く設定することが可能となるものである。
また、複数の線状体3を配設して、伸縮体2を伸ばすのに要する必要呼気力を調整、設定することで、必要呼気力を所望の適正値により精度高く設定することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、1つの専管体4に対して1つの伸縮体2を設けているが、吹き戻し1の使用目的や使用者状況などに応じて、1つの専管体4に対して複数の伸縮体2を設けてもよい。また、伸縮体2に目盛を付けて、どのくらい伸縮体2を伸ばせるかを目視で容易に確認できるようにしてもよい。
1 吹き戻し
2 伸縮体
21 第1の素材
21a 一端部
21b 他端部
21c 重なり部
22 第2の素材
3 線状体
4 専管体
5 口吹体
6 空気調整体(流量調整手段)
61 絞り部
61a 第1の絞り穴
62 絞り体
62a 第2の絞り穴
7 マウスピース

Claims (4)

  1. 筒状で変形自在な伸縮体と、弾性を有し前記伸縮体の長手方向に沿って配設された線状体と、筒状で前記伸縮体の一端部に接続された専管体と、筒状で前記専管体の反伸縮体側の端部に接続され使用者がくわえて空気を吹き込む口吹体と、を備え、前記口吹体から空気を吹き込むと前記伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、前記線状体の弾性力によって前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しであって、
    前記線状体の弾性力が所定の値に設定され、さらに、前記口吹体内に前記伸縮体側に流入する空気量を調整する流量調整手段を備えることで、前記口吹体から空気を吹き込む力が所定値以上でないと、前記伸縮体が伸びないようになっている、
    ことを特徴とする吹き戻し。
  2. 前記流量調整手段は、前記口吹体に一体的に形成されて空気を絞る絞り部と、環状で前記口吹体に装着されて空気を絞る絞り体と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の吹き戻し。
  3. 前記伸縮体は、略四角形のシート状の第1の素材と帯状の第2の素材とから構成され、前記第1の素材の一端部が上側に位置するように該一端部と他端部とを重ねて筒状とされ、前記一端部と前記他端部とが重なる重なり部の表面側に前記線状体が配置された状態で、前記第2の素材が前記重なり部の表面側を覆うようにして前記第1の素材に接続されることで、前記線状体が前記伸縮体に一体的に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の吹き戻し。
  4. 複数の前記線状体が配設されることで、前記口吹体から空気を吹き込む力が所定値以上でないと、前記伸縮体が伸びないようになっている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吹き戻し。
JP2014178704A 2014-09-03 2014-09-03 吹き戻し Active JP5656238B1 (ja)

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