JP5890058B1 - 吹き戻し - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用目的を適正に達成することが可能で、使い勝手が良い吹き戻しを提供する。【解決手段】 筒状で変形自在な伸縮体2と、弾性を有し伸縮体2の長手方向に沿って配設された線状体3と、筒状で一端部側が伸縮体2の一端部側に接続され使用者がくわえて空気を吹き込む口吹体5と、を備え、口吹体5から空気を吹き込むと伸縮体2が伸び、空気を吹き込まない状態では、線状体3の弾性力によって伸縮体2が渦巻状に巻かれる吹き戻し1である。口吹体5と伸縮体2との間に設けられ、口吹体5側から伸縮体2側に流れる空気の流量を調節自在な流量調節弁6を備え、伸縮体2を伸ばすのに必要な口吹体5からの吹く力が、流量調節弁6の調節で変化する。【選択図】 図1

Description

この発明は、吹き戻しに関し、特に、ボイストレーニングや健康促進などに適した吹き戻しに関する。
吹き戻しは、古くから吹き戻し玩具として知られている。この吹き戻しは、筒状の伸縮体(袋状部)の長手方向に沿って線状のバネ材が配設され、伸縮体の一端部から空気を吹き込むと伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、バネ材の弾性力によって伸縮体が渦巻状に巻かれるものである。
このような吹き戻しは、従来、主に子供の玩具として使用されていたが、健康促進や治療、美容などの目的に利用可能な吹き戻しが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この吹き戻しは、抗菌性の柔軟材料から形成されたマウスピースを、吹き込み部に着脱自在に備えることで、長期間の繰り返し使用によっても衛生状態を良好に保ち得るものである。
実用新案登録第3137944号公報
ところで、伸縮体を伸ばすのに要する吹く力(必要呼気力)は、使用目的に応じた力であることが望ましい。例えば、声楽家がボイストレーニングのために吹き戻しを使用する場合は、通常の玩具目的の場合に比べて必要呼気力が高いことが望ましい。一方、高齢者が健康維持、促進のために吹き戻しを使用する場合は、通常の玩具目的の場合に比べて必要呼気力が低いことが望ましいケースがある。
一方、従来の吹き戻しの必要呼気力は、ほぼ一定であり、使用目的に応じて必要呼気力を変えるということは行われていなかった。そして、必要呼気力は、主としてバネ材の弾性力に依存するため、必要呼気力を変えるにはバネ材の弾性力を変えることが考えられる。しかしながら、バネ材の弾性力を変えるだけでは、必要呼気力を所定値に正確に調節・調整することが困難なばかりでなく、1つの吹き戻しの必要呼気力は一定であるため、使用者が別の必要呼気力を欲する場合には、別の吹き戻しを購入、使用しなければならず、経済的負担が大きく使い勝手が悪い。
また、たとえ、必要呼気力(バネ材)が異なる吹き戻しを複数種製造、用意したとしても、使用者は、予め用意された複数種の吹き戻しのなかから、所定の必要呼気力を有する吹き戻しを選択できるだけであり、必要呼気力を自身で所望値に調節することができない。このため、使用目的や自身の体調などに適合した所望の必要呼気力で吹き戻しを使用することができず、使い勝手が悪いばかりでなく、使用目的などを適正に達成することができない。
そこでこの発明は、使用目的を適正に達成することが可能で、使い勝手が良い吹き戻しを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、筒状で変形自在な伸縮体と、弾性を有し前記伸縮体の長手方向に沿って配設された線状体と、筒状で一端部側が前記伸縮体の一端部側に接続され使用者がくわえて空気を吹き込む口吹体と、を備え、前記口吹体から空気を吹き込むと前記伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、前記線状体の弾性力によって前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しであって、前記口吹体と前記伸縮体との間に設けられ、前記口吹体側から前記伸縮体側に流れる空気の流量を調節自在な流量調節手段を備え、使用者が前記流量調節手段を調節することで、前記伸縮体を伸ばすのに必要な前記口吹体からの吹く力を所望の値に変えられる、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の吹き戻しにおいて、前記流量調節手段は、バルブで構成され、該バルブのハンドルを回すことで前記流量を調節自在である、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2に記載の吹き戻しにおいて、前記流量調節手段は、所定の範囲内で任意の流量に調節自在である、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1から3に記載の吹き戻しにおいて、前記流量調節手段は、前記伸縮体に対して着脱自在となっている、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からに記載の吹き戻しにおいて、前記口吹体の一端部側が分岐され、該分岐部側に、前記口吹体側からの空気が流れることで音を発生する音発生手段が設けられている、ことを特徴とする。
請求項の発明は、筒状で変形自在な伸縮体と、弾性を有し前記伸縮体の長手方向に沿って配設された線状体と、筒状で一端部側が前記伸縮体の一端部側に接続され使用者がくわえて空気を吹き込む口吹体と、を備え、前記口吹体から空気を吹き込むと前記伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、前記線状体の弾性力によって前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しであって、前記口吹体の一端部側が分岐され、該分岐部側に、前記口吹体側から流れる空気の流量を調節自在な流量調節手段が設けられ、使用者が前記流量調節手段を調節することで、前記伸縮体を伸ばすのに必要な前記口吹体からの吹く力を所望の値に変えられる、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の吹き戻しにおいて、前記流量調節手段は、バルブで構成され、該バルブのハンドルを回すことで前記流量を調節自在である、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項6または7に記載の吹き戻しにおいて、前記流量調節手段は、所定の範囲内で任意の流量に調節自在である、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項6から8に記載の吹き戻しにおいて、前記流量調節手段は、前記口吹体に対して着脱自在となっている、ことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項6から9に記載の吹き戻しにおいて、前記流量調節手段の下流側に設けられ、空気が流れることで音を発生する音発生手段を備える、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、流量調節手段で空気の流量を調節することで、伸縮体を伸ばすのに必要な口吹体からの吹く力(必要呼気力)が変化するため、使用目的に応じた所望の必要呼気力で使用することができ、使用目的を適正に達成することが可能となる。しかも、使用者にとっては、流量調節手段を調節するだけで必要呼気力を所望の値に変えられるため、使い勝手が良く、また、必要呼気力が異なる吹き戻しを複数購入する必要がなく、経済的である。一方、製造者にとっても、必要呼気力が異なる吹き戻しを複数製造する必要がなく、製造費を削減することが可能となる。
請求項2および請求項7の発明によれば、バルブのハンドルを回すだけで空気の流量を調節することができる。
請求項およびの発明によれば、流量調節手段によって空気の流量を任意に調節自在なため、必要呼気力を任意の所望値に正確に調節・調整することが可能となり、使い勝手がさらに良い。この結果、使用目的や使用者の体調などに適合した所望の必要呼気力で吹き戻しを使用することができ、使用目的などをより適正に達成することが可能となる。
請求項の発明によれば、流量調節手段が伸縮体に対して着脱自在なため、伸縮体が劣化した場合でも、流量調節手段を他の伸縮体に取り付けて使用することができ、経済的である。また、必要呼気力の調節・変更の要否などに応じて、流量調節手段を取り付けたり外したりすることができ、使い勝手が良い。
請求項および10の発明によれば、空気が流れると音を発生する音発生手段が設けられているため、口吹体から空気を吹き込むと、伸縮体が伸びるとともに音発生手段から音が発せられる。このため、視覚と聴覚とによって空気の吹き込み状態を確認することができ、使い勝手が良く、さらに、使用目的を適正に達成することが可能となる。
請求項の発明によれば、請求項1の発明と同様に、流量調節手段を調節することで必要呼気力が変化するため、使用目的を適正に達成することが可能で、また、使い勝手が良い、などという効果が得られる。また、分岐部を下方に向けて吹き戻しを使用することで、口吹体からの唾液が分岐部側に流れるため、伸縮体が唾液で劣化するのを防止、抑制することができ、さらに、唾液をまとめて排出することが可能となり、使い勝手が良い。
請求項の発明によれば、流量調節手段が口吹体に対して着脱自在なため、口吹体や伸縮体が劣化した場合でも、流量調節手段を他の口吹体に取り付けて使用することができ、経済的である。また、必要呼気力の調節・変更の要否などに応じて、流量調節手段を取り付けたり外したりすることができ、使い勝手が良い。
この発明の実施の形態1に係る吹き戻しを示す正面図である。 図1の吹き戻しの伸縮体が伸びた状態を示す平面図である。 図1の吹き戻しの流量調節弁を示す図であり、(a)は、接続管の軸心に対して弁体の軸心が対向した状態を示し、(b)は、接続管の軸心に対して弁体の軸心が直交した状態を示す。 この発明の実施の形態2に係る吹き戻しを示す正面図である。 図4の吹き戻しの口吹体を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係る吹き戻しを示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係る吹き戻しを示す正面図である。 この発明の実施の形態3の変形例を示す正面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態に係る吹き戻し1を示す正面図である。この吹き戻し1は、特に、ボイストレーニングや健康促進、美容などの目的に利用可能な吹き戻しであり、主として、伸縮体2と、線状体3(図2参照)と、専管体4と、口吹体5と、流量調節弁(流量調節手段)6と、を備えている。
伸縮体2は、筒状で変形自在な袋状部であり、所定の厚み、強度、密度(単位面積当たりの重量)、耐久性などの材質(特性)を有する紙材で構成されている。この伸縮体2は、図2に示すように、空気が吹き込まれて膨らんだ状態で、断面が略円形となり、その内径が専管体4の外径よりもやや大きくなるように設定されている。
また、伸縮体2の長さ(専管体4が挿入された部分を除く長さ)Lは、ボイストレーニングや健康促進、美容などの目的(吹き戻し1の使用目的)や、使用者の口腔機能状態などに応じて設定されている。すなわち、伸縮体2を全長Lにわたって伸ばすのに要する空気量が、使用目的などに応じて予め設定された適正空気量になるように、伸縮体2の長さLが設定されている。
線状体3は、弾性を有し伸縮体2の長手方向に沿って真っ直ぐに配設された線材である。すなわち、ステンレス製の針金で構成され、外力を加えない状態(伸縮体2に空気を吹き込まない状態)では、渦巻状・コイル状に巻かれ、真っ直ぐに伸ばして外力を解除すると、渦巻状に戻ろうとする弾性力が作用するものであり、その弾性力(弾性係数)は、所定の値に設定されている。すなわち、伸縮体2を伸ばすのに要する必要呼気力が、使用目的などに応じて設定された適正値(あるいは、その周辺値)になるように、換言すると、口吹体5から空気を吹き込む力(呼気圧)が所定置以上でないと、伸縮体2が伸びないように、弾性力が所定値に設定されている。
また、1つの線状体3では所定値の弾性力を正確に得られない場合や、複数の線状体3によって所定値の弾性力をより正確かつ容易に得られる場合には、複数の線状体3が配設されている。すなわち、複数の線状体3が配設されることで、口吹体5から空気を吹き込む力が適正値(所定値)以上でないと、伸縮体2が伸びないようになっている。このような線状体3は、伸縮体2が渦巻状に巻かれる内輪側に、伸縮体2に一体的に配設されている。
専管体4は、筒状で一端部41が伸縮体2の一端部21に接続された専管部である。すなわち、所定の材質を有する厚い紙材で構成された円筒体で、図1、図2に示すように、その一端部41が伸縮体2の一端部21内に挿入されて、テープや接着剤などで接続されている。この専管体4の内径と長さは、使用者が容易に持つことができ、かつ、口吹体5から伸縮体2に空気を吹き込みやすいように設定されている。
口吹体5は、筒状で一端部51側が専管体4の他端部42側に接続され、使用者が口にくわえて空気を吹き込む口吹部である。すなわち、樹脂製の略円筒体で、後述するように流量調節弁6を介して一端部51が専管体4に接続され、他端部側(吹き込み側)には、マウスピース7が装着自在に取り付けられている。このマウスピース7は、円筒状で抗菌加工が施された柔軟材料(例えば、シリコーン)から構成され、筒内に口吹体5を挿入して一端部51側に圧入することで、着脱自在に装着されている。そして、このようなマウスピース7を装着することで、使用者のくわえ心地が良好になるとともに、長期間繰り返し使用しても衛生状態を良好に維持することが可能になる。
このように、口吹体5の一端部51側が、流量調節弁6および専管体4を介して伸縮体の一端部21側に接続されている。そして、口吹体5から空気を吹き込むと伸縮体2が伸び、空気を吹き込まない状態では、線状体3の弾性力によって伸縮体2が渦巻状に巻かれるものである。
流量調節弁6は、口吹体5と伸縮体2との間に設けられ、口吹体5側から伸縮体2側に流れる空気の流量を調節自在な弁・バルブである。すなわち、有底円筒状のケーシング61の側面に、ケーシング61の内面まで貫通する第1の接続管62と第2の接続管63とが設けられ、第1の接続管62と第2の接続管63とは対向して配置されている。そして、変形自在な第1のチューブ71の一端部に専管体4の他端部42が挿入され、第1のチューブ71の他端部に第1の接続管62が挿入されている。同様に、変形自在な第2のチューブ72の一端部に口吹体5の一端部51が挿入され、第2のチューブ72の他端部に第2の接続管63が挿入されている。
このように、流量調節弁6は、専管体4およびチューブ71、72を介して、口吹体5と伸縮体2との間に配置されている。また、流量調節弁6は、接続管62、63をチューブ71、72に装着したり外したりすることで、伸縮体2(専管体4)および口吹体5に対して着脱自在となっている。
図3に示すように、この流量調節弁6のケーシング61内には円筒状の弁体64が配設され、ケーシング61の上面側にはハンドル65が配設され、弁体64とハンドル65は連結されている。そして、ハンドル65を回して、弁体64を軸心に垂直な回転軸を中心に回すことで、接続管62、63に対する弁体64の配置角が変化して(流路断面が変化して)、口吹体5側から伸縮体2側に流れる空気の流量が調節される。例えば、図3(a)に示すように、接続管62、63の軸心に対して弁体64の軸心が対向(一致)した状態では、口吹体5側からの空気の流量が制限されずに(絞られずに)伸縮体2側に流れる。一方、図3(b)に示すように、接続管62、63の軸心に対して弁体64の軸心が直交した状態では、口吹体5側からの空気が完全に遮断されて伸縮体2側に流れなくなる。
また、弁体64の配置角(絞り量)を任意に調節することで、口吹体5側から伸縮体2側に流れる空気の流量を、所定の範囲内で任意の流量に調節自在となっている。すなわち、上記のように空気の流量が制限されない流量(図3(a))からゼロ(図3(b))までの範囲内で、伸縮体2側に流れる流量を任意に変えられるものである。
そして、伸縮体2を伸ばすのに必要な口吹体5からの吹く力(必要呼気力)が、流量調節弁6の調節で変化する。すなわち、口吹体5側から伸縮体2側に流れる空気の流量を、流量調節弁6のハンドル65を回して調節することで、必要呼気力が任意に変化する。例えば、図3(a)に示すように、空気の流量が制限されない状態では、低い必要呼気力で伸縮体2を伸ばすことができる。一方、接続管62、63の軸心に対して弁体64の軸心が交差した状態では、高い必要呼気力でないと伸縮体2を伸ばすことができなくなる。
このような構成の吹き戻し1では、使用者が口吹体5(マウスピース7)から空気を吹き込むと、図2に示すように、空気が伸縮体2に流入して伸縮体2が伸び、空気を吹き込まない状態では、図1に示すように、線状体3の弾性力によって伸縮体2が渦巻状に巻き戻る。この際、流量調節弁6のハンドル65を回して調節することで、縮体2を伸ばすのに必要な吹く力(必要呼気力)が変化する。従って、使用目的などに応じた所望の必要呼気力に調節することで、適正な吹き込み力での運動、訓練が行えるものである。
以上のように、この吹き戻し1によれば流量調節弁6で空気の流量を調節することで、必要呼気力が変化するため、使用目的に応じた所望の必要呼気力で使用することができ、使用目的を適正に達成することが可能となる。しかも、使用者にとっては、流量調節弁6を調節するだけで必要呼気力を所望の値に変えられるため、使い勝手が良く、また、必要呼気力が異なる吹き戻しを複数購入する必要がなく、経済的である。一方、製造者にとっても、必要呼気力が異なる吹き戻しを複数製造する必要がなく、製造費を削減することが可能となる。
しかも、流量調節弁6によって空気の流量を任意に調節自在なため、必要呼気力を任意の所望値に正確に調節・調整することが可能となり、使い勝手がさらに良い。この結果、使用目的や使用者の体調などに適合した所望の必要呼気力で吹き戻し1を使用することができ、使用目的などをより適正に達成することが可能となる。
また、流量調節弁6が伸縮体2や口吹体5に対して着脱自在なため、伸縮体2などが劣化した場合でも、流量調節弁6を他の伸縮体2などに取り付けて使用することができ、経済的である。さらに、必要呼気力の調節・変更の要否などに応じて、流量調節弁6を取り付けたり外したりすることができ、使い勝手が良い。
(実施の形態2)
図4は、この実施の形態に係る吹き戻し11を示す正面図である。この実施の形態では、口吹体5の一端部51側が分岐され、該分岐部52側に、口吹体5側からの空気が流れることで音を発生する笛(音発生手段)81が設けられている点で、実施の形態1と構成が異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
すなわち、図5に示すように、口吹体5の反マウスピース7側(一端部51側)が二股に分岐されて、一端部51と分岐部52とが形成され、マウスピース7側から吹き込んだ空気は、ほぼ等しく一端部51と分岐部52とに流れる。笛81は、一端部から所定圧の空気を吹き込むと他端部側に空気が流れて音が発生するものである。そして、変形自在な第3のチューブ73の一端部に分岐部52が挿入され、第3のチューブ73の他端部に笛81の一端部が挿入されて、笛81が着脱自在に設けられている。
このような構成の吹き戻し11では、使用者が口吹体5から空気を吹き込むと、伸縮体2が伸びるとともに笛81から音が発せられる。このため、視覚と聴覚とによって空気の吹き込み状態を確認することができ、使い勝手が良く、さらに、使用目的を適正に達成することが可能となる。つまり、音の強弱や安定性などによって、適正に空気を吹き込んでいるか否か、使用目的に合った吹き込みを行えているか否かを判断、確認することができ、その結果、使用目的を適正に達成することが可能となる。
また、笛81を下方に向けて吹き戻し11を使用することで、口吹体5からの唾液が笛81側に多く流れるため、伸縮体2が唾液で劣化するのを防止、抑制することができ、さらに、笛81側に溜まった唾液をまとめて容易に排出することが可能となり、使い勝手が良い。
(実施の形態3)
図6は、この実施の形態に係る吹き戻し12を示す正面図である。この実施の形態では、口吹体5の一端部51側が分岐され、該分岐部52側に、口吹体5側から流れる空気の流量を調節自在な流量調節弁(流量調節手段)6が設けられている点で、実施の形態1と構成が異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
すなわち、図5に示すように、口吹体5の反マウスピース7側(一端部51側)が二股に分岐されて、一端部51と分岐部52とが形成され、マウスピース7側から吹き込んだ空気は、ほぼ等しく一端部51と分岐部52とに流れる。そして、変形自在な第1のチューブ71の一端部に分岐部52が挿入され、第1のチューブ71の他端部に流量調節弁6の第2の接続管63が挿入されている。
この流量調節弁6のハンドル65を回すと、口吹体5側から第1の接続管62側(流量調節弁6の下流側)に流れる空気の流量が調節される。例えば、図3(a)に示すように、接続管62、63の軸心に対して弁体64の軸心が対向(一致)した状態では、口吹体5側からの空気の流量が制限されずに第1の接続管62側に流れる。一方、図3(b)に示すように、接続管62、63の軸心に対して弁体64の軸心が直交した状態では、口吹体5側からの空気が完全に遮断されて第1の接続管62側に流れなくなる。
このようにして流量調節弁6で第1の接続管62側への流量を調節することで、伸縮体2を伸ばすのに必要な口吹体5からの吹く力(必要呼気力)が変化する。例えば、図3(a)に示すように、空気の流量が制限されない状態では、口吹体5側からの空気が伸縮体2側と第1の接続管62側とにほぼ等しく流れるため、高い必要呼気力でないと伸縮体2を伸ばすことができない。一方、接続管62、63の軸心に対して弁体64の軸心が交差した状態では、口吹体5側からの空気が伸縮体2側に多く流れるため、低い必要呼気力で伸縮体2を伸ばすことができる。そして、実施の形態1と同様に、第1の接続管62側に流れる流量を流量調節弁6で任意に調節できるため、所定の範囲内で必要呼気力を任意に変えられるものである。ここで、所定の範囲とは、流量調節弁6が図3(b)の状態での必要呼気力から、流量調節弁6が図3(a)の状態での必要呼気力までである。
このような構成の吹き戻し12では、実施の形態1と同様に、流量調節弁6を調節することで必要呼気力が変化するため、使用目的を適正に達成することが可能となり、使い勝手が良い、などという効果が得られる。また、分岐部52を下方に向けて吹き戻し12を使用することで、口吹体5からの唾液が分岐部52および流量調節弁6側に流れるため、伸縮体2が唾液で劣化するのを防止、抑制することができ、さらに、唾液をまとめて容易に排出することが可能となり、使い勝手が良い。
また、第1のチューブ71を介して流量調節弁6が口吹体5(伸縮体2)に対して着脱自在なため、伸縮体2や口吹体5が劣化した場合でも、流量調節弁6を他の口吹体5に取り付けて使用することができ、経済的である。また、必要呼気力の調節・変更の要否などに応じて、流量調節弁6を取り付けたり外したりすることができ、使い勝手が良い。
(実施の形態4)
図7は、この実施の形態に係る吹き戻し13を示す正面図である。この実施の形態では、流量調節弁6の下流側に設けられ、空気が流れることで音を発生する笛(音発生手段)81を備える点で、実施の形態3と構成が異なり、実施の形態3と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
すなわち、変形自在な第2のチューブ72の一端部に流量調節弁6の第1の接続管62(下流側)が挿入され、第2のチューブ72の他端部に笛81の一端部が挿入されて、笛81が着脱自在に設けられている。
このような構成の吹き戻し13では、笛81への空気の流れを流量調節弁6で遮断しない状態では、使用者が口吹体5から空気を吹き込むと、伸縮体2が伸びるとともに笛81から音が発せられる。このため、実施の形態2と同様に、視覚と聴覚とによって空気の吹き込み状態を確認することができ、使い勝手が良く、さらに、使用目的を適正に達成することが可能となる。また、笛81への空気の流れを流量調節弁6で遮断した状態では、笛81が鳴らないため、遮断状態であることを音で確認することができ、使い勝手が良い。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、実施の形態1では、流量調節弁6が伸縮体2および口吹体5に対して着脱自在となっているが、流量調節弁6を口吹体5と一体的に設け、流量調節弁6を伸縮体2に対して着脱自在にしてもよい。
また、流量調節手段を流量調節弁6以外のもので構成してもよい。例えば、実施の形態3において、図8に示すような流量調節具9を流量調節手段としてもよい。すなわち、変形自在な分岐チューブ82の一端部に分岐部52が挿入され、分岐チューブ82の他端部側に流量調節具9が取り付けられている。
この流量調節具9は、装着体91と調整ネジ92とニードル93とを備える。装着体91は、円柱状で一端部側に、分岐チューブ82を挿入するための装着孔91aが形成され、他端部の外周には雄ネジ(図示せず)が形成されている。調整ネジ92は、装着体91の雄ネジに螺合し、装着孔91aに向かって突出するピン状のニードル93が設けられている。そして、調整ネジ92を回してニードル93を分岐チューブ82に対して前進、後退させる(流路断面を変える)ことで、口吹体5側から分岐チューブ82の自由端部側(流量調節具9の下流側)に流れる空気の流量が調節される。例えば、調整ネジ92を締め付けてニードル93を前進させると、ニードル93で分岐チューブ82が潰されて流量が低下し、調整ネジ92を緩めてニードル93を後退させると、分岐チューブ82が膨らんで流量が増加するものである。ここで、分岐チューブ82の自由端部に笛81を装着してもよい。
1 吹き戻し
2 伸縮体
3 線状体
4 専管体
5 口吹体
51 一端部
52 分岐部
6 流量調節弁(流量調節手段)
7 マウスピース
71〜73 チューブ
81 笛(音発生手段)
82 分岐チューブ
9 流量調節具(流量調節手段)

Claims (10)

  1. 筒状で変形自在な伸縮体と、弾性を有し前記伸縮体の長手方向に沿って配設された線状体と、筒状で一端部側が前記伸縮体の一端部側に接続され使用者がくわえて空気を吹き込む口吹体と、を備え、前記口吹体から空気を吹き込むと前記伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、前記線状体の弾性力によって前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しであって、
    前記口吹体と前記伸縮体との間に設けられ、前記口吹体側から前記伸縮体側に流れる空気の流量を調節自在な流量調節手段を備え、使用者が前記流量調節手段を調節することで、前記伸縮体を伸ばすのに必要な前記口吹体からの吹く力を所望の値に変えられる、ことを特徴とする吹き戻し。
  2. 前記流量調節手段は、バルブで構成され、該バルブのハンドルを回すことで前記流量を調節自在である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の吹き戻し。
  3. 前記流量調節手段は、所定の範囲内で任意の流量に調節自在である、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の吹き戻し。
  4. 前記流量調節手段は、前記伸縮体に対して着脱自在となっている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の吹き戻し。
  5. 前記口吹体の一端部側が分岐され、該分岐部側に、前記口吹体側からの空気が流れることで音を発生する音発生手段が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の吹き戻し。
  6. 筒状で変形自在な伸縮体と、弾性を有し前記伸縮体の長手方向に沿って配設された線状体と、筒状で一端部側が前記伸縮体の一端部側に接続され使用者がくわえて空気を吹き込む口吹体と、を備え、前記口吹体から空気を吹き込むと前記伸縮体が伸び、空気を吹き込まない状態では、前記線状体の弾性力によって前記伸縮体が渦巻状に巻かれる吹き戻しであって、
    前記口吹体の一端部側が分岐され、該分岐部側に、前記口吹体側から流れる空気の流量を調節自在な流量調節手段が設けられ、使用者が前記流量調節手段を調節することで、前記伸縮体を伸ばすのに必要な前記口吹体からの吹く力を所望の値に変えられる、ことを特徴とする吹き戻し。
  7. 前記流量調節手段は、バルブで構成され、該バルブのハンドルを回すことで前記流量を調節自在である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の吹き戻し。
  8. 前記流量調節手段は、所定の範囲内で任意の流量に調節自在である、
    ことを特徴とする請求項6または7のいずれか1項に記載の吹き戻し。
  9. 前記流量調節手段は、前記口吹体に対して着脱自在となっている、
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の吹き戻し。
  10. 前記流量調節手段の下流側に設けられ、空気が流れることで音を発生する音発生手段を備える、
    ことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の吹き戻し。
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