JP5654144B1 - 建設機械の制御システム及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

制限速度決定部は、作業機全体の制限速度とアーム目標速度とバケット目標速度とからブームの制限速度を決定する。バケットの刃先が設計面の外方に位置しているときの距離を正の値とし、設計面の内方から外方に向かう方向の速度を正の値として、第1制限条件は、ブームの制限速度がブーム目標速度よりも大きいことを含む。第1制限条件が満たされているときには、作業機制御部は、ブームの制限速度にてブームを制御すると共に、アーム目標速度にてアームを制御する。

Description

本発明は、建設機械の制御システム及び制御方法に関する。
従来、作業機を備える建設機械において、設計面に沿ってバケットを移動させることによって領域を掘削する手法が知られている。設計面は、掘削対象の目標形状を示す面であり、建設機械に備えられたコントローラでは、設計面の位置とバケットの位置とが認識される。
例えば、特許文献1の制御システムでは、オペレータが、作業機の侵入不可領域を設定する。制御システムは、バケットから侵入負荷領域の境界線までの距離に応じて、作業機のレバー信号の指令値を低減する。これにより、オペレータが誤って侵入不可領域に刃先を移動しようとしても、自動的に境界線上で停止する。また、作業機の速度の減少により、オペレータが、刃先が侵入不可領域に近づいていることを判断することができる。
特開平4−136324号公報
しかしながら、特許文献1の制御システムは、作業機の全ての軸、あるいは、境界に近づく方向に操作されている軸に対して制限をかける。また、バケットが境界線に達したときには、作業機が停止する。このため、オペレータの操作に対する違和感が大きい。
一方、オペレータの違和感を低減するためには、オペレータの操作に対して作業機にかけられる制限が少ないことが好ましい。特に掘削の場面では、オペレータの操作意思は、アームの操作に強く表れる。このため、特許文献1に記載されているように、制御システムがアームに対する制限を行うと、オペレータは特に違和感を感じやすい。
本発明の目的は、建設機械において、オペレータの違和感を小さく抑えながらバケットが設計面を浸食することを防止することにある。
本発明の第1の態様に係る制御システムは、建設機械を制御する装置である。建設機械は、作業機と、操作装置と、を備える。作業機は、ブームと、アームと、バケットとを有する。操作装置は、作業機を操作するための装置である。
制御システムは、設計面設定部と、目標速度決定部と、距離取得部と、制限速度決定部と、第1制限判定部と、作業機制御部と、を備える。設計面設定部は、掘削対象の目標形状を示す設計面を設定する。目標速度決定部は、ブームを操作するための操作装置の操作量に応じたブーム目標速度と、アームを操作するための操作装置の操作量に応じたアーム目標速度と、バケットを操作するための操作装置の操作量に応じたバケット目標速度と、を決定する。距離取得部は、バケットの刃先と設計面との間の距離を取得する。制限速度決定部は、距離に基づいて作業機全体の制限速度を決定する。第1制限判定部は、第1制限条件が満たされるか否かを判定する。作業機制御部は、作業機を制御する。
制限速度決定部は、作業機全体の制限速度とアーム目標速度とバケット目標速度とからブームの制限速度を決定する。バケットの刃先が設計面の外方に位置しているときの距離を正の値とし、設計面の内方から外方に向かう方向の速度を正の値として、第1制限条件は、ブームの制限速度がブーム目標速度よりも大きいことを含む。第1制限条件が満たされているときには、作業機制御部は、ブームの制限速度にてブームを制御すると共に、アーム目標速度にてアームを制御する。
本態様に係る建設機械の制御システムでは、第1制限条件が満たされているときには、ブームは、制限速度にて制御されると共に、アームは、アーム目標速度にて制御される。すなわち、ブームの制限のみが行われ、アームの制限は行われない。従って、アーム目標速度は、オペレータの操作に応じて直接的に変化する。このため、オペレータの違和感を小さく抑えながらバケットが設計面を浸食することを防止することができる。
好ましくは、第1制限条件は、前記距離が第1所定値より小さいことをさらに含む。この場合、バケットの刃先が、設計面から第1所定値離れた位置よりも設計面に近づいたときに、ブームの制限が行われる。
好ましくは、制御システムは、第2制限判定部をさらに備える。第2制限判定部は、第2制限条件が満たされるか否かを判定する。第2制限条件は、前記距離が第2所定値より小さいことを含む。第2所定値は、第1所定値より小さい。第2制限条件が満たされているときには、作業機制御部は、ブームの制限速度にてブームを制御すると共に、アーム制限速度にてアームを制御する。アーム制限速度の絶対値は、アーム目標速度の絶対値よりも小さい。
この場合、第2制限条件が満たされているときには、ブームがブームの制限速度にて制御されると共に、アームはアーム制限速度にて制御される。従って、バケットの刃先と設計面との間の距離が第2所定値より小さいときには、ブームの制限とアームの制限との両方が行われる。これにより、バケットが設計面を浸食しても浸食の拡大を迅速に抑えることができる。
好ましくは、第2所定値は、0である。この場合には、ブームの刃先が設計面に到達するまでは、ブームの制限のみが行われ、アームの制限は行われない。そして、ブームの刃先が設計面を越えると、ブームの制限とアームの制限との両方が行われる。
好ましくは、第2所定値は、0より大きい。この場合には、ブームの刃先が設計面に到達する前に、ブームの制限とアームの制限との両方が行われる。このため、ブームの刃先が設計面に到達する前であっても、ブームの刃先が設計面を越えそうなときに、ブームの制限とアームの制限との両方を行うことができる。
好ましくは、距離取得部は、所定時間ごとのバケットの刃先の偏差量を取得する。偏差量は、設計面の内方におけるバケットの刃先と設計面との間の距離の絶対値である。第2制限条件は、現在の偏差量が前回の偏差量よりも大きいことをさらに含む。この場合には、バケットによる設計面の浸食が拡大しそうなときに、ブームの制限とアームの制限との両方を行うことができる。
好ましくは、制限速度決定部は、バケットの刃先の前回の位置と現在の位置との変位量と、現在の偏差量と、に基づいて、アーム減速係数を決定する。アーム減速係数は0より大きく且つ1より小さい値である。制限速度決定部は、アーム目標速度にアーム減速係数を乗じることで、アーム制限速度を決定する。この場合には、バケットによる設計面の浸食が拡大しそうなときに、アームを大きく減速させることができる。
好ましくは、第1制限条件又は第2制限条件が満たされ、且つ、作業機全体の制限速度が、アーム目標速度とバケット目標速度との和よりも小さいときには、作業機制御部は、ブームをブーム目標速度よりも減速させる。この場合には、ブームを減速させることによって、作業機全体の速度を制限速度に抑えることができる。このため、オペレータの違和感を小さく抑えながらバケットが設計面を浸食すること防止することができる。
好ましくは、第1制限条件又は第2制限条件が満たされ、且つ、作業機全体の制限速度が、アーム目標速度とバケット目標速度との和よりも大きいときには、作業機制御部は、設計面の内方から外方に向かう方向にブームを移動させる。この場合には、設計面の内方から外方に向かう方向にブームを移動させることによって、作業機全体の速度を制限速度に抑えることができる。これにより、バケットが設計面を浸食すること防止することができる。
好ましくは、制御システムは、第3制限判定部をさらに備える。第3制限判定部は、第3制限条件が満たされるか否かを判定する。第3制限条件は、前記距離が第2所定値より小さいことを含む。第3制限条件が満たされているときには、作業機制御部は、ブームの制限速度にてブームを制御すると共に、バケット制限速度にてバケットを制御する。バケット制限速度の絶対値は、バケット目標速度の絶対値よりも小さい。
本発明の第2の態様に係る建設機械は、上述した制御システムを備える。
本発明の第3の態様に係る制御方法は、建設機械を制御する方法である。建設機械は、作業機と、操作装置と、を備える。作業機は、ブームと、アームと、バケットとを有する。操作装置は、作業機を操作するための装置である。本態様の制御は、次のステップを備える。
第1のステップでは、掘削対象の目標形状を示す設計面を設定する。第2のステップでは、ブームを操作するための操作装置の操作量に応じたブーム目標速度と、アームを操作するための操作装置の操作量に応じたアーム目標速度と、バケットを操作するための操作装置の操作量に応じたバケット目標速度と、を決定する。第3のステップでは、バケットの刃先と設計面との間の距離を取得する。第4のステップでは、距離に基づいて作業機全体の制限速度を決定する。第5のステップでは、第1制限条件が満たされるか否かを判定する。第6のステップでは、作業機を制御する。ブームの制限速度を決定するステップでは、作業機全体の制限速度とアーム目標速度とバケット目標速度とからブームの制限速度を決定する。バケットの刃先が設計面の外方に位置しているときの距離を正の値とし、設計面の内方から外方に向かう方向の速度を正の値として、第1制限条件は、ブームの制限速度がブーム目標速度よりも大きいことを含む。第1制限条件が満たされているときには、作業機を制御するステップでは、ブームの制限速度にてブームを制御すると共に、アーム目標速度にてアームを制御する。
本態様に係る建設機械の制御方法では、第1制限条件が満たされているときには、ブームは、制限速度にて制御されると共に、アームは、アーム目標速度にて制御される。すなわち、ブームの制限のみが行われ、アームの制限は行われない。このため、オペレータの違和感を小さく抑えながらバケットが設計面を浸食することを防止することができる。
本発明によれば、建設機械において、オペレータの違和感を小さく抑えながらバケットが設計面を浸食することを防止することができる。
油圧ショベルの斜視図である。 油圧ショベルの制御システムの構成を示すブロック図である。 油圧ショベルの構成を模式的に示す側面図である。 設計地形の一例を示す模式図である。 コントローラの構成を示すブロック図である。 設計面の一例を示す図である。 目標速度と垂直速度成分と水平速度成分との関係を示す模式図である。 垂直速度成分と水平速度成分との算出方法を示す図である。 垂直速度成分と水平速度成分との算出方法を示す図である。 刃先と設計面との間の距離を示す模式図である。 制限速度情報の一例を示すグラフである。 ブームの制限速度の垂直速度成分の算出方法を示す模式図である。 ブームの制限速度の垂直速度成分とブームの制限速度との関係を示す模式図である。 刃先の偏差量及び変位量を示す模式図である。 刃先の移動によるブームの制限速度の変化の一例を示す図である。 制御システムによる制御を示すフローチャートである。 他の実施形態に係るコントローラの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る油圧ショベル100の斜視図である。油圧ショベル100は、車両本体1と、作業機2とを有する。
車両本体1は、旋回体3と運転室4と走行装置5とを有する。旋回体3は、後述するエンジン及び油圧ポンプなどを収容している。運転室4は、旋回体3の前部に載置されている。運転室4内には、後述する操作装置が配置される。走行装置5は履帯5a,5bを有しており、履帯5a,5bが回転することにより油圧ショベル100が走行する。
作業機2は、車両本体1の前部に取り付けられており、ブーム6と、アーム7と、バケット8と、ブームシリンダ10と、アームシリンダ11と、バケットシリンダ12と、を有する。ブーム6の基端部は、ブームピン13を介して車両本体1の前部に揺動可能に取り付けられる。アーム7の基端部は、アームピン14を介してブーム6の先端部に揺動可能に取り付けられる。アーム7の先端部には、バケットピン15を介してバケット8が揺動可能に取り付けられる。
ブームシリンダ10とアームシリンダ11とバケットシリンダ12とは、それぞれ作動油によって駆動される油圧シリンダである。ブームシリンダ10はブーム6を駆動する。アームシリンダ11は、アーム7を駆動する。バケットシリンダ12は、バケット8を駆動する。
図2は、油圧ショベル100の駆動系200と制御システム300との構成を示すブロック図である。図2に示すように、油圧ショベル100の駆動系200は、エンジン21と油圧ポンプ22,23とを備える。油圧ポンプ22,23は、エンジン21によって駆動され、作動油を吐出する。油圧ポンプ22,23から吐出された作動油は、ブームシリンダ10とアームシリンダ11とバケットシリンダ12とに供給される。また、油圧ショベル100は、旋回モータ24を備える。旋回モータ24は、油圧モータであり、油圧ポンプ22,23から吐出された作動油によって駆動される。旋回モータ24は、旋回体3を旋回させる。
なお、図2では、2つの油圧ポンプ22,23が図示されているが、1つの油圧ポンプのみが設けられてもよい。旋回モータ24は、油圧モータに限らず、電気モータであってもよい。
制御システム300は、操作装置25と、コントローラ26と、制御弁27とを備える。操作装置25は、作業機2を操作するための装置である。操作装置25は、作業機2を駆動するためのオペレータによる操作を受け付け、操作量に応じた操作信号を出力する。操作装置25は、第1操作部材28と第2操作部材29とを有する。
第1操作部材28は、例えば操作レバーである。第1操作部材28は、前後左右の4方向に操作可能に設けられている。第1操作部材28の4つの操作方向のうち2つが、ブーム6の上げ操作と下げ操作とに割り当てられている。ブーム6の上げ操作は掘削操作に相当する。ブーム6の下げ操作は、ダンプ操作に相当する。第1操作部材28の残りの2つの操作方向が、バケット8の上げ操作と下げ操作とに割り当てられている。
第2操作部材29は、例えば操作レバーである。第2操作部材29は、前後左右の4方向に操作可能に設けられている。第2操作部材29の4つの操作方向のうち2つが、アーム7の上げ操作と下げ操作とに割り当てられている。アーム7の上げ操作は掘削操作に相当する。アーム7の下げ操作は、ダンプ操作に相当する。第2操作部材29の残りの2つの操作方向が、旋回体3の右旋回操作と左旋回操作とに割り当てられている。
操作装置25は、ブーム操作部31とバケット操作部32とを有する。ブーム操作部31は、ブーム操作信号を出力する。ブーム操作信号は、ブーム6を操作するための第1操作部材28の操作量(以下、「ブーム操作量」と呼ぶ)に応じた電圧値を有する。バケット操作部32は、バケット操作信号を出力する。バケット操作信号は、バケット8を操作するための第1操作部材28の操作量(以下、「バケット操作量」と呼ぶ)に応じた電圧値を有する。
操作装置25は、アーム操作部33と旋回操作部34とを有する。アーム操作部33は、アーム操作信号を出力する。アーム操作信号は、アーム7を操作するための第2操作部材29の操作量(以下、「アーム操作量」と呼ぶ)に応じた電圧値を有する。旋回操作部34は、旋回操作信号を出力する。旋回操作信号は、旋回体3の旋回を操作するための第2操作部材29の操作量に応じた電圧値を有する。
コントローラ26は、RAM及びROMなどの記憶部34と、CPUなどの演算部35とを有する。コントローラ26は、操作装置25からブーム操作信号、アーム操作信号、バケット操作信号、及び、旋回操作信号を取得する。コントローラ26は、これらの操作信号に基づいて、制御弁27を制御する。
制御弁27は、電磁比例制御弁であり、コントローラ26からの指令信号によって制御される。制御弁27は、ブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12、及び旋回モータ24などの油圧アクチュエータと、油圧ポンプ22,23との間に配置される。制御弁27は、油圧ポンプ22,23からブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12、及び、旋回モータ24に供給される作動油の流量を制御する。
制御システム300は、第1ストロークセンサ16と第2ストロークセンサ17と第3ストロークセンサ18とを有する。第1ストロークセンサ16は、ブームシリンダ10のストローク長さ(以下、「ブームシリンダ長」という。)を検出する。第2ストロークセンサ17は、アームシリンダ11のストローク長さ(以下、「アームシリンダ長」という。)を検出する。第3ストロークセンサ18は、バケットシリンダ12のストローク長さ(以下、「バケットシリンダ長」という。)を検出する。ストロークの計測には角度センサ等を用いてもよい。また、制御システム300は、傾斜角度センサ19を備える。傾斜角度センサ19は、旋回体3に配置される。傾斜角度センサ19は、旋回体3の水平方向に対する傾斜角度および旋回体3の車両前方に対する旋回角度を検出する。これらのセンサは、検出信号をコントローラ26に送る。なお、旋回角度は後述するGNSSアンテナ37,38の位置情報より取得してもよい。
制御システム300は、位置検出部36を備えている。位置検出部36は、油圧ショベル100の現在位置を検出する。位置検出部36は、GNSSアンテナ37,38と、3次元位置センサ39とを有する。複数のGNSSアンテナ37,38は、旋回体3に設けられている。GNSSアンテナ37,38は、RTK−GNSS(Real Time Kinematic - Global Navigation Satellite Systems、GNSSは全地球航法衛星システムをいう。)用のアンテナである。GNSSアンテナ37,38で受信されたGNSS電波に応じた信号が、3次元位置センサ39に入力される。
図3は、油圧ショベル100の構成を模式的に示す側面図である。3次元位置センサ39は、グローバル座標系におけるGNSSアンテナ37,38の設置位置P1を検出する。グローバル座標系は、作業エリアに設置した基準位置P2を元にした3次元座標系である。図3に示すように、基準位置P2は、例えば、作業エリアに設定された基準杭の先端に位置する。
コントローラ26は、位置検出部36による検出結果に基づいて、グローバル座標系で見たときのローカル座標の位置を算出する。ここでローカル座標系とは油圧ショベル100を基準とする3次元座標系である。ローカル座標系の基準位置P3は、例えば、旋回体3の旋回中心に位置する。詳細には、コントローラ26は、次のようにしてグローバル座標系で見たときのローカル座標の位置を算出する。
コントローラ26は、第1ストロークセンサ16が検出したブームシリンダ長から、ローカル座標系の垂直方向に対するブーム6の傾斜角θ1を算出する。コントローラ26は、第2ストロークセンサ17が検出したアームシリンダ長から、ブーム6に対するアーム7の傾斜角θ2を算出する。コントローラ26は、第3ストロークセンサ18が検出したバケットシリンダ長から、アーム7に対するバケット8の傾斜角θ3を算出する。
コントローラ26の記憶部34は、作業機データを記憶している。作業機データは、ブーム6の長さL1、アーム7の長さL2、バケット8の長さL3を含む。図3に示すように、ブーム6の長さL1は、ブームピン13からアームピン14までの長さに相当する。アーム7の長さL2は、アームピン14からバケットピン15までの長さに相当する。バケット8の長さL3は、バケットピン15からバケット8のツースの先端(以下、「刃先P4」という。)までの長さに相当する。また、作業機データは、ローカル座標系の基準位置P3に対するブームピン13の位置情報を含む。
コントローラ26は、ブーム6の傾斜角θ1、アーム7の傾斜角θ2、バケット8の傾斜角θ3、ブーム6の長さL1、アーム7の長さL2、バケット8の長さL3、及び、ブームピン13の位置情報から、ローカル座標系における刃先P4の位置を算出する。また、作業機データは、ローカル座標系の基準位置P3に対するGNSSアンテナ37,38の設置位置P1の位置情報を含む。コントローラ26は、位置検出部36による検出結果とGNSSアンテナ37,38の位置情報とから、ローカル座標系における刃先P4の位置を、グローバル座標系における刃先P4の位置に変換する。これにより、コントローラ26は、グローバル座標系で見たときの刃先P4の位置情報を取得する。
また、コントローラ26の記憶部34は、作業エリア内の3次元の設計地形の形状および位置を示す設計地形データを記憶している。コントローラ26は、設計地形や上述した各種のセンサからの検出結果などに基づいて、設計地形を表示部40に表示させる。表示部40は、例えばモニタであり、油圧ショベル100の各種の情報を表示する。
図4は、設計地形の一例を示す模式図である。図4に示すように、設計地形は、三角形ポリゴンによってそれぞれ表現される複数の設計面41によって構成されている。複数の設計面41それぞれは、作業機2による掘削対象の目標形状を示している。なお、図4では複数の設計面41のうちの1つのみに符号41が付されており、他の設計面41の符号は省略されている。
コントローラ26は、バケット8が設計面41を浸食すること防止するために、作業機2の動作を制限する制御を行う。以下、コントローラ26によって実行される制御について詳細に説明する。図5は、コントローラ26の構成を示すブロック図である。コントローラ26は、設計面設定部51と、目標速度決定部52と、距離取得部53と、制限速度決定部54と、第1制限判定部55と、第2制限判定部56と、作業機制御部57とを有する。
設計面設定部51は、掘削対象の目標形状を示す設計面41を設定する。詳細には、設計面設定部51は、上述した複数の設計面41のうちの一部の設計面41を目標設計面として選択する。例えば、設計面設定部51は、グローバル座標系において刃先P4の現在位置を通る垂線と設計面41との交点を掘削対象位置として設定する。設計面設定部51は、掘削対象位置を含む設計面41及びその前方と後方とにそれぞれ位置する設計面41とを掘削対象面として選択する。設計面設定部51は、バケット8の刃先P4の現在位置を通る平面42と掘削対象面との交線43を、目標設計面として設定する。
以下の説明において、設計面41は、上記のように設定された目標設計面を意味するものとする。図6は、設定された設計面41の一例を示す。コントローラ26は、設定された設計面41と刃先P4の位置関係を示す画像を表示部40に表示させる。
目標速度決定部52は、ブーム目標速度Vc_bmと、アーム目標速度Vc_amと、バケット目標速度Vc_bktとを決定する。ブーム目標速度Vc_bmは、ブームシリンダ10のみが駆動されるときの刃先P4の速度である。アーム目標速度Vc_amは、アームシリンダ11のみが駆動されるときの刃先P4の速度である。バケット目標速度Vc_bktは、バケットシリンダ12のみが駆動されるときの刃先P4の速度である。ブーム目標速度Vc_bmは、ブーム操作量に応じて算出される。アーム目標速度Vc_amは、アーム操作作量に応じて算出される。バケット目標速度Vc_bktは、バケット操作量に応じて算出される。
記憶部34は、ブーム操作量とブーム目標速度Vc_bmとの関係を規定する目標速度情報を記憶している。目標速度決定部52は、目標速度情報を参照することにより、ブーム操作量に対応するブーム目標速度Vc_bmを決定する。目標速度情報は、例えばグラフである。目標速度情報は、テーブル、或いは数式などの形態でもよい。目標速度情報は、アーム操作量とアーム目標速度Vc_amとの関係を規定する情報を含む。目標速度情報、バケット操作量とバケット目標速度Vc_bktとの関係を規定する情報を含む。目標速度決定部52は、目標速度情報を参照することにより、アーム操作量に対応するアーム目標速度Vc_amを決定する。目標速度決定部52は、目標速度情報を参照することにより、バケット操作量に対応するバケット目標速度Vc_bktを決定する。
また、図7に示すように、目標速度決定部52は、ブーム目標速度Vc_bmを、設計面41に垂直な方向の速度成分(以下、「垂直速度成分」と呼ぶ)Vcy_bmおよび平行な方向の速度成分(以下「水平速度成分」と呼ぶ)Vcx_bmに変換する。
詳細には、まず、目標速度決定部52は、GNSSアンテナ37,38の位置情報、及び、設計地形データなどから、グローバル座標の垂直軸に対するローカル座標の垂直軸の傾きと、グローバル座標の垂直軸に対する設計面41の垂直方向の傾きとを求め、これらの傾きからローカル座標の垂直軸と設計面41の垂直方向の傾きθ1(図6参照)を求める。
次に、図8に示すように、目標速度決定部52は、ローカル座標の垂直軸とブーム目標速度Vc_bmの方向とのなす角θ2から、三角関数によりブーム目標速度Vc_bmをローカル座標の垂直軸方向の速度成分VL1_bmと水平軸方向の速度成分VL2_bmに変換する。そして、図9に示すように、目標速度決定部52は、上述したローカル座標の垂直軸と設計面41の垂直方向の傾きθ1から、三角関数により、垂直軸方向の速度成分VL1_bmと水平軸方向の速度成分VL2_bmとを、上述した設計面41に対する垂直速度成分Vcy_bmおよび水平速度成分Vcx_bmとに変換する。同様に、目標速度決定部52は、アーム目標速度Vc_amを、垂直速度成分Vcy_amおよび水平速度成分Vcx_amに変換する。目標速度決定部52は、バケット目標速度Vc_bktを、垂直速度成分Vcy_bktおよび水平速度成分Vcx_bktに変換する。
図10に示すように、距離取得部53は、バケット8の刃先P4と設計面41との間の距離dを取得する。詳細には、距離取得部53は、上述したように取得した刃先P4の位置情報と、設計面41の位置を示す設計地形データなどから、バケット8の刃先P4と設計面41との間の最短となる距離dを算出する。
制限速度決定部54は、バケット8の刃先P4と設計面41との間の距離dに基づいて作業機2全体の制限速度Vcy_lmtを算出する。作業機2全体の制限速度Vcy_lmtは、バケット8の刃先P4が設計面41に接近する方向において許容できる刃先P4の移動速度である。記憶部34は、距離dと制限速度Vcy_lmtとの関係を規定する制限速度情報を記憶している。
図11は、制限速度情報の一例を示している。図11において、刃先P4が設計面41の外方に位置しているときの距離dは正の値であり、刃先P4が設計面41の内方に位置しているときの距離dは負の値である。言い換えれば、例えば図10に図示されるように、刃先P4が設計面41の上方に位置しているときの距離dは正の値であり、刃先P4が設計面41の下方に位置しているときの距離dは負の値である。さらに言い換えれば、刃先P4が設計面41に対して侵食しない位置にあるときの距離dは正の値であり、刃先P4が設計面41に対して侵食する位置にあるときの距離dは負の値である。刃先P4が設計面41上に位置しているときの距離dは0である。
また、刃先P4が設計面41の内方から外方に向かうときの速度を正の値とし、刃先P4が設計面41の外方から内方に向かうときの速度を負の値とする。言い換えれば、刃先P4が設計面41の上方に向かうときの速度を正の値とし、刃先P4が下方に向かうときの速度を負の値とする。
制限速度情報において、距離dがd1とd2との間であるときの制限速度Vcy_lmtの傾きは、距離dがd1以上若しくはd2以下のときの傾きより小さい。d1は0より大きい。d2は0より小さい。設計面41付近の操作においては制限速度をより詳細に設定するために、距離dがd1とd2との間であるときの傾きを、距離dがd1以上若しくはd2以下であるときの傾きよりも小さくする。距離dがd1以上のとき、制限速度Vcy_lmtは負の値であり、距離dが大きくなるほど制限速度Vcy_lmtは小さくなる。言い換えれば、距離dがd1以上のとき、設計面41より上方において刃先P4が設計面41から遠いほど、設計面41の下方へ向かう速度が大きくなり、制限速度Vcy_lmtの絶対値は大きくなる。距離dが0以下のとき、制限速度Vcy_lmtは正の値であり、距離dが小さくなるほど制限速度Vcy_lmtは大きくなる。言い換えれば、バケット8の刃先4Pが設計面41より遠ざかる距離dが0以下のとき、設計面41より下方において刃先P4が設計面41から遠いほど、設計面41の上方へ向かう速度が大きくなり、制限速度Vcy_lmtの絶対値は大きくなる。
なお、距離dが第1所定値dth1以上では、制限速度Vcy_lmtは、Vminとなる。第1所定値dth1は正の値であり、d1より大きい。Vminは、目標速度の最小値よりも小さい。言い換えれば、距離dが第1所定値dth1以上では、作業機2の動作の制限が行われない。従って、刃先P4が設計面41の上方において設計面41から大きく離れているときには、作業機2の動作の制限が行われない。言い換えれば、距離dが第1所定値dth1より小さいときに、作業機2の動作の制限が行われる。詳細には、後述するように、距離dが第1所定値dth1より小さいときに、ブーム6の動作の制限が行われる。
制限速度決定部54は、作業機2全体の制限速度Vcy_lmtとアーム目標速度Vc_amとバケット目標速度Vc_bktとからブーム6の制限速度の垂直速度成分(以下、「ブーム6の制限垂直速度成分」と呼ぶ)Vcy_bm_lmtを算出する。図12に示すように、制限速度決定部54は、作業機2全体の制限速度Vcy_lmtから、アーム目標速度の垂直速度成分Vcy_amと、バケット目標速度の垂直速度成分Vcy_bktとを減算することにより、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtを算出する。
また、図13に示すように、制限速度決定部54は、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtを、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtに変換する。制限速度決定部54は、上述したブーム6の傾斜角θ1、アーム7の傾斜角θ2、バケット8の傾斜角θ3、GNSSアンテナ37,38の位置情報、及び、設計地形データなどから、設計面41に垂直な方向とブーム6の制限速度Vc_bm_lmtの方向との間の関係を求め、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtを、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtに変換する。この場合の演算は、前述したブームの目標速度Vc_bmから設計面41に垂直な方向の速度Vcy_bmを求めた演算と逆の手順により行われる。
第1制限判定部55は、ブーム6を制限する為の条件判定部であり、第1制限条件が満たされているか否かを判定する。第1制限条件は、距離dが上述した第1所定値dth1より小さいこと、距離dが後述する第2所定値dth2以上であること、及び、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtがブーム目標速度Vc_bmよりも大きいことを含む。例えば、ブーム6を下降させる場合、ブーム6の下方への制限速度Vc_bm_lmtの大きさが、下方へのブーム目標速度Vc_bmの大きさよりも小さいときには、第1制限判定部55は、第1制限条件が満たされていると判定する。また、ブーム6を上昇させる場合、ブーム6の上方への制限速度Vc_bm_lmtの大きさが、上方へのブーム目標速度Vc_bmの大きさよりも大きいときには、第1制限判定部55は、第1制限条件が満たされていると判定する。
第2制限判定部56は、アーム7を制限する為の条件判定部であり、第2制限条件が満たされているか否かを判定する。第2制限条件は、刃先P4と設計面41との間の距離dが、第2所定値より小さいこと、及び、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtがブーム目標速度Vc_bmよりも大きいことを含む。第2所定値は、0である。従って、刃先P4が設計面41の外方に位置しているときには、第2制限判定部56は、第2制限条件が満たされていないと判定する。すなわち、刃先P4が設計面41の上方に位置しているときには、第2制限判定部56は、第2制限条件が満たされていないと判定する。刃先P4が設計面41の内方に位置しているときには、第2制限判定部56は、第2制限条件が満たされていると判定する。すなわち、刃先P4が設計面41の下方に位置しているときには、第2制限判定部56は、第2制限条件が満たされていると判定する。
また、第2制限条件は、現在の偏差量が前回の偏差量よりも大きいことをさらに含む。図14に示すように、距離取得部53は、所定時間間隔ごとに設計面41に対するバケット8の刃先P4の偏差量を取得する。現在の偏差量dは、設計面41の内方におけるバケット8の刃先P4と設計面41との間の距離dの絶対値である。図14において、バケット8’は、前回の偏差量dn−1のサンプリング時のバケット8の位置を示している。現在の偏差量dが前回の偏差量dn−1よりも大きいことは、刃先P4による設計面41の浸食が拡大していることを意味する。第2制限判定部56は、刃先P4と設計面41との間の距離dが0より小さい侵食中であり、且つ、現在の偏差量dが前回の偏差量dn−1よりも大きいときに、第2制限条件が満たされていると判定する。
現在の偏差量dが前回の偏差量dn−1以下であるときには、第2制限判定部56は、第2制限条件が満たされていないと判定する。従って、刃先P4が設計面41より下方に位置していても、刃先P4による設計面41の浸食が拡大していないときには、第2制限判定部56は、第2制限条件が満たされていないと判定する。
作業機制御部57は、作業機2を制御する。作業機制御部57は、アーム指令信号とブーム指令信号とバケット指令信号とを制御弁27に送ることによって、ブームシリンダ10とアームシリンダ11とバケットシリンダ12とを制御する。アーム指令信号とブーム指令信号とバケット指令信号とは、それぞれブーム指令速度とアーム指令速度とバケット指令速度とに応じた電流値を有する。
第1制限条件と第2制限条件とのいずれも満たされていない通常運転時には、作業機制御部57は、ブーム目標速度Vc_bmとアーム目標速度Vc_amとバケット目標速度Vc_bktとのそれぞれを、ブーム指令速度とアーム指令速度とバケット指令速度として選択する。すなわち、通常運転時には、作業機制御部57は、ブーム操作量とアーム操作量とバケット操作量とに応じて、ブームシリンダ10とアームシリンダ11とバケットシリンダ12とを動作させる。従って、ブームシリンダ10はブーム目標速度Vc_bmにて動作し、アームシリンダ11はアーム目標速度Vc_amにて動作し、バケットシリンダ12はバケット目標速度Vc_bktにて動作する。
第1制限条件が満たされているときには、作業機制御部57は、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtにてブーム6を動作させると共に、アーム目標速度Vc_amにてアーム7を動作させる。また、バケット目標速度Vc_bktにてバケット8を動作させる。
上述したように、作業機2全体の制限速度Vcy_lmtから、アーム目標速度の垂直速度成分Vcy_amとバケット目標速度の垂直速度成分Vcy_bktとを減算することにより、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtが算出される。従って、作業機2全体の制限速度Vcy_lmtが、アーム目標速度の垂直速度成分Vcy_amとバケット目標速度の垂直速度成分Vcy_bktとの和よりも小さいときには、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtは、ブームが上昇する負の値となる。
従って、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtは、負の値となる。この場合、作業機制御部57は、ブーム6を下降させるが、ブーム目標速度Vc_bmよりも減速させる。このため、オペレータの違和感を小さく抑えながらバケット8が設計面41を浸食すること防止することができる。
作業機2全体の制限速度Vcy_lmtが、アーム目標速度の垂直速度成分Vcy_amとバケット目標速度の垂直速度成分Vcy_bktとの和よりも大きいときには、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtは、正の値となる。従って、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtは、正の値となる。この場合、操作装置25がブーム6を下降させる方向に操作されていても、作業機制御部57は、ブーム6を上昇させる。このため、設計面41の浸食の拡大を迅速に抑えることができる。
なお、刃先P4が設計面41より上方に位置しているときには、刃先P4が設計面41に近づくほど、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtの絶対値が小さくなると共に、設計面41に平行な方向へのブーム6の制限速度の速度成分(以下、「制限水平速度成分」と呼ぶ)Vcx_bm_lmtの絶対値も小さくなる。従って、刃先P4が設計面41より上方に位置しているときには、刃先P4が設計面41に近づくほど、ブーム6の設計面41に垂直な方向への速度と、ブーム6の設計面41に平行な方向への速度とが共に減速される。
オペレータによって第1操作部28および第2操作部29が同時に操作されることにより、ブーム6とアーム7とバケット8とが同時に動作する。このとき、ブーム6とアーム7とバケット8との各目標速度Vc_bm,Vc_am,Vc_bktが入力されたとして上記の制御を説明すると次のとおりである。図15は、設計面41とバケット刃先P4との間の距離dが第1所定値dth1より小さく、バケット8の刃先が位置Pn1から位置Pn2に移動する場合のブーム6の制限速度の変化の一例を示している。位置Pn2での刃先P4と設計面41との間の距離は、位置Pn1での刃先P4と設計面41との間の距離よりも小さい。このため、位置Pn2でのブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmt2は、位置Pn1でのブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmt1よりも小さい。従って、位置Pn2でのブーム6の制限速度Vc_bm_lmt2は、位置Pn1でのブーム6の制限速度Vc_bm_lmt1よりも小さくなる。また、位置Pn2でのブーム6の制限水平速度成分Vcx_bm_lmt2は、位置Pn1でのブーム6の制限水平速度成分Vcx_bm_lmt1よりも小さくなる。但し、このとき、アーム目標速度Vc_amおよびバケット目標速度Vc_bktに対しては、制限は行われない。このため、アーム目標速度の垂直速度成分Vcy_am及び水平速度成分Vcx_amと、バケット目標速度の垂直速度成分Vcy_bkt及び水平速度成分Vcx_bktに対しては、制限は行われない。
上記のように、アーム7に対して制限を行わないことにより、オペレータの掘削意思に対応するアーム操作量の変化は、バケット8の刃先P4の速度変化として反映される。これにより、設計面41の侵食の拡大を防止しながらオペレータの掘削時の操作の違和感を抑えることができる。
第2制限条件が満たされているときには、作業機制御部57は、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtにてブーム6を制御すると共に、アーム制限速度Vc_am_lmtにてアーム7を制御する。制限速度決定部54は、アーム目標速度Vc_amにアーム減速係数を乗じることで、アーム制限速度Vc_am_lmtを算出する。制限速度決定部54は、以下の数式(1)により、アーム減速係数aを算出する。
a=1+0.001×(D+(D−Dn−1)×b)・・・(数式1)
bは所定の定数である。Dは現在の掘り込み量である。Dn−1は前回取得された掘り込み量である。掘り込み量Dの絶対値は、上述した偏差量dに相当し、掘り込み量Dは、設計面41の内方において負の値である。数式1中の“D−Dn−1”は、バケット8の刃先P4の前回の位置と現在の位置との変位量Δdに相当する。従って、制限速度決定部54は、バケット8の刃先P4の前回の位置と現在の位置との変位量Δdと、現在の偏差量dと、に基づいて、アーム減速係数を算出する。
アーム減速係数は0より大きく且つ1より小さい値である。従って、アーム制限速度Vc_am_lmtの絶対値は、アーム目標速度Vc_amの絶対値よりも小さい。すなわち、第2制限条件が満たされているときには、作業機制御部57は、アーム7をアーム目標速度Vc_amよりも減速させる。従って、第2制限条件が満たされているときには、作業機制御部57は、ブーム6をブーム目標速度Vc_bmよりも減速させる又はブーム6を上昇させると共に、アーム7をアーム目標速度Vc_amよりも減速させる。
図16は、制御システム300による制御を示すフローチャートである。なお、フローチャートの各処理の順序は、以下に説明する順序に限らず、変更されてもよい。
ステップS1では、設計面41を設定する。ステップS2では、ブーム操作量とアーム操作量とバケット操作量とにより、それぞれブーム目標速度Vc_bmとアーム目標速度Vc_amとバケット目標速度Vc_bktとを決定する。ステップS3では、ブーム目標速度Vc_bmとアーム目標速度Vc_amとバケット目標速度Vc_bktとのそれぞれを、垂直速度成分に変換する。
ステップS4では、バケット8の刃先P4と設計面41との間の距離dを取得する。ステップS5では、距離dに基づいて作業機2全体の制限速度Vcy_lmtを算出する。ステップS6では、作業機2全体の制限速度Vcy_lmtとアーム目標速度Vc_amとバケット目標速度Vc_bktとから、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtを決定する。ステップS7では、ブーム6の制限垂直速度成分Vcy_bm_lmtを、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtに変換する。
ステップS8では、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtがブーム目標速度Vc_bmよりも大きいか否かを判定する。ステップS8での判定がYesである場合、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtがブーム目標速度Vc_bmよりも大きいときには、ステップS9に進む。ステップS9では、ブーム指令速度として、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtを選択する。
ステップS10では、距離dが第2所定値dth2より小さいか否かを判定する。第2所定値dth2は、上述した第1所定値dth1よりも小さい。距離dが第2所定値dth2より小さいときには、ステップS11に進む。ステップS11では、現在の偏差量dが前回の偏差量dn−1よりも大きいか否かを判定する。現在の偏差量dが前回の偏差量dn−1よりも大きいときには、ステップS12に進む。
ステップS12では、アーム指令速度としてアーム7の制限速度Vc_am_lmtを選択する。なお、ステップS10において、距離dが第2所定値dth2以上であるときには、ステップS13に進む。ステップS11において、現在の偏差量dが前回の偏差量dn−1以下であるときには、ステップS13に進む。ステップS13では、アーム指令速度としてアーム目標速度Vc_amを選択する。
ステップS14では、ブーム指令速度とアーム指令速度とバケット指令速度とに対応する指令信号を制御弁27に出力する。この場合、ブーム指令速度は、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtである。バケット指令速度は、バケット目標速度Vc_bktである。ステップS10及びS11の少なくとも1つの判定がNoであるときには、アーム指令速度は、アーム目標速度Vc_amである。一方、ステップS10及びS11の両方の判定がYesであるときには、アーム指令速度は、アーム7の制限速度Vc_am_lmtである。
従って、第1制限条件が満たされているときには、ブーム6はブーム6の制限速度Vc_bm_lmtに制限されるが、アーム7は制限されずに、アーム操作量に応じて動作する。一方、第2制限条件が満たされているときには、ブーム6はブーム6の制限速度Vc_bm_lmtに制限され、アーム7はアーム7の制限速度Vc_am_lmtに制限される。
ステップS8での判定がNoである場合、すなわち、ブーム6の制限速度Vc_bm_lmtがブーム目標速度Vc_bm以下であるときには、ステップS15に進む。ステップS15では、ブーム指令速度として、ブーム目標速度Vc_bmを選択する。ステップS16では、ブーム指令速度とアーム指令速度とバケット指令速度とに対応する指令信号を制御弁27に出力する。この場合、ブーム指令速度は、ブーム目標速度Vc_bmである。バケット指令速度は、バケット目標速度Vc_bktである。アーム指令速度は、アーム目標速度Vc_amである。従って、第1制限条件及び第2制限条件の両方が満たされていないときには、ブーム6とアーム7とのいずれも制限されずに、それぞれブーム操作量とアーム操作量とに応じて動作する。
本実施形態に係る制御システム300の特徴は次の通りである。第1制限条件が満たされているときには、ブーム6は、制限速度Vc_bm_lmtにて制御されると共に、アーム7は、アーム目標速度Vc_amにて制御される。従って、バケット8の刃先P4が設計面41の上方に位置しているときには、ブーム6の制限のみが行われ、アーム7の制限は行われない。このため、オペレータの違和感を小さく抑えながらバケット8が設計面41を浸食すること防止することができる。
また、第2制限条件が満たされているときには、ブーム6が制限速度Vc_bm_lmtにて制御されると共に、アーム7は制限速度Vc_am_lmtにて制御される。従って、バケット8の刃先P4が設計面41を浸食しているときには、ブーム6の制限とアーム7の制限との両方が行われる。これにより、設計面41の浸食の拡大を迅速に抑えることができる。
第2制限条件は、現在の偏差量dが前回の偏差量dn−1よりも大きいことを含む。このため、バケット8による設計面41の浸食が拡大しそうなときに、ブーム6の制限とアーム7の制限との両方を行うことができる。言い換えれば、バケット8の刃先P4が設計面41の下方に位置していても、設計面41の浸食が拡大しそうではないときには、ブーム6の制限のみが行われ、アーム7の制限が行われない。これにより、オペレータの違和感を抑えることができる。
アーム減速係数は、バケット8の刃先P4の前回の位置と現在の位置との変位量Δdと、現在の偏差量dと、に基づいて決定される。このため、バケット8による設計面41の浸食が拡大しそうなときに、アーム7を大きく減速させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、建設機械の一例として油圧ショベルを挙げているが油圧ショベルに限らず、他の種類の建設機械に本発明が適用されてもよい。
刃先P4の位置の取得は、GNSSに限らず、他の測位手段によって行われてもよい。従って、刃先P4と設計面41との距離dの取得は、GNSSに限らず、他の測位手段によって行われてもよい。
ブーム操作量とアーム操作量とバケット操作量とは、操作部材の位置を示す電気的な信号に限らず、操作装置25の操作に応じて出力されるパイロット圧によって取得されてもよい。
第2制限条件は、距離dが第2所定値dth2より小さいことのみであってもよい。或いは、第2制限条件は、他の条件をさらに含んでもよい。上記の実施形態において、アーム制限速度Vc_am_lmtの絶対値が、アーム目標速度Vc_amの絶対値よりも小さいことは、第2制限条件に含まれているが、第1制限条件に含まれてもよい。或いは、第2制限条件の判定は行われず、第1制限条件のみが判定されてもよい。第1制限条件は、他の条件をさらに含んでもよい。例えば、第1制限条件は、アーム操作量が0であることをさらに含んでもよい。或いは、第1制限条件は、距離dが第1所定値dth1より小さいことを含まなくてもよい。例えば、第1制限条件は、ブーム6の制限速度がブーム目標速度よりも大きいことのみであってもよい。
第2所定値dth2は、第1所定距離dth1より小さければ、0より大きくてもよい。この場合には、ブーム6の刃先P4が設計面41に到達する前に、ブーム6の制限とアーム7の制限との両方が行われる。このため、ブーム6の刃先P4が設計面41に到達する前であっても、ブーム6の刃先P4が設計面41を越えそうなときに、ブーム6の制限とアーム7の制限との両方を行うことができる。
アーム減速係数は、上述した方法に限らず、他の方法によって決定されてもよい。例えば、アーム減速係数は、刃先P4と設計面41との間の距離dに応じて決定されてもよい。或いは、アーム減速係数は一定値であってもよい。
上述したアーム7の制限に代えてバケット8の制限が行われてもよい。この場合、図17に示すように、コントローラ26は、第2制限判定部56に代えて第3制限判定部58を有する。第3制限判定部58は、バケット8を制限する為の制限判定部であり、第3制限条件が満たされるか否かを判定する。第3制限条件が満たされているときには、作業機制御部57は、ブーム制限速度にてブーム6を制御すると共に、バケット制限速度にてバケット8を制御する。バケット制限速度の絶対値は、バケット目標速度の絶対値よりも小さい。バケット制限速度は、例えば上述したアーム制限速度と同様の手法で算出されてもよい。第3制限条件は、上述した第2制限条件と同じ条件であってもよい。なお、アーム7の制限と共にバケット8の制限が行われてもよい。すなわち、コントローラ26は、第2制限判定部56と第3制限判定部58との両方を有してもよい。
本発明によれば、建設機械において、オペレータの違和感を小さく抑えながらバケットが設計面を浸食することを防止することができる。

Claims (15)

  1. ブームと、アームと、バケットとを有する作業機と、前記作業機を操作するための操作装置と、を備える建設機械を制御する制御システムであって、
    掘削対象の目標形状を示す設計面を設定する設計面設定部と、
    前記ブームを操作するための前記操作装置の操作量に応じたブーム目標速度と、前記アームを操作するための前記操作装置の操作量に応じたアーム目標速度と、前記バケットを操作するための前記操作装置の操作量に応じたバケット目標速度と、を決定する目標速度決定部と、
    前記バケットの刃先と前記設計面との間の距離を取得する距離取得部と、
    前記距離に基づいて前記作業機全体の制限速度を決定する制限速度決定部と、
    第1制限条件が満たされるか否かを判定する第1制限判定部と、
    第2制限条件が満たされるか否かを判定する第2制限判定部と、
    前記作業機を制御する作業機制御部と、
    を備え、
    前記制限速度決定部は、前記作業機全体の制限速度と前記アーム目標速度と前記バケット目標速度とから前記ブームの制限速度を決定し、
    前記バケットの刃先が前記設計面の外方に位置しているときの前記距離を正の値とし、前記設計面の内方から外方に向かう方向の速度を正の値として、
    前記第1制限条件は、前記ブームの制限速度が前記ブーム目標速度よりも大きいことを含み、
    前記第1制限条件が満たされているときには、前記作業機制御部は、前記ブームの制限速度にて前記ブームを制御し、
    前記第2制限条件は、前記距離が第2所定値より小さいことを含み、
    前記第2制限条件が満たされているときには、前記作業機制御部は、前記ブームの制限速度にて前記ブームを制御すると共に、アーム制限速度にて前記アームを制御し、
    前記アーム制限速度の絶対値は、前記アーム目標速度の絶対値よりも小さい、
    建設機械の制御システム。
  2. 前記第1制限条件は、前記距離が第1所定値より小さいことをさらに含む、
    請求項1に記載の建設機械の制御システム。
  3. 記第2所定値は、前記第1所定値より小さい、
    請求項2に記載の建設機械の制御システム。
  4. 前記第2所定値は、0である、
    請求項1から3のいずれかに記載の建設機械の制御システム。
  5. 前記第2所定値は、0より大きい、
    請求項1から3のいずれかに記載の建設機械の制御システム。
  6. 前記距離取得部は、所定時間ごとの前記バケットの刃先の偏差量を取得し、
    前記偏差量は、前記設計面の内方における前記バケットの刃先と前記設計面との間の距離の絶対値であり、
    前記第2制限条件は、現在の前記偏差量が前回の偏差量よりも大きいことをさらに含む、
    請求項から5のいずれかに記載の建設機械の制御システム。
  7. 前記制限速度決定部は、前記バケットの刃先の前回の位置と現在の位置との変位量と、現在の前記偏差量と、に基づいて、アーム減速係数を決定し、
    前記アーム減速係数は0より大きく且つ1より小さい値であり、
    前記制限速度決定部は、前記アーム目標速度に前記アーム減速係数を乗じることで、前記アーム制限速度を決定する、
    請求項6に記載の建設機械の制御システム。
  8. 前記第1制限条件又は前記第2制限条件が満たされ、且つ、前記作業機全体の制限速度が、前記アーム目標速度と前記バケット目標速度との和よりも小さいときには、前記作業機制御部は、前記ブームをブーム目標速度よりも減速させる、
    請求項1から7のいずれかに記載の建設機械の制御システム。
  9. 前記第1制限条件又は前記第2制限条件が満たされ、且つ、前記作業機全体の制限速度が、前記アーム目標速度と前記バケット目標速度との和よりも大きいときには、前記作業機制御部は、前記設計面の内方から外方に向かう方向に前記ブームを移動させる、
    請求項1から8のいずれかに記載の建設機械の制御システム。
  10. ブームと、アームと、バケットとを有する作業機と、前記作業機を操作するための操作装置と、を備える建設機械を制御する制御システムであって、
    掘削対象の目標形状を示す設計面を設定する設計面設定部と、
    前記ブームを操作するための前記操作装置の操作量に応じたブーム目標速度と、前記アームを操作するための前記操作装置の操作量に応じたアーム目標速度と、前記バケットを操作するための前記操作装置の操作量に応じたバケット目標速度と、を決定する目標速度決定部と、
    前記バケットの刃先と前記設計面との間の距離を取得する距離取得部と、
    前記距離に基づいて前記作業機全体の制限速度を決定する制限速度決定部と、
    第1制限条件が満たされるか否かを判定する第1制限判定部と、
    第3制限条件が満たされるか否かを判定する第3制限判定部と、
    前記作業機を制御する作業機制御部と、
    を備え、
    前記制限速度決定部は、前記作業機全体の制限速度と前記アーム目標速度と前記バケット目標速度とから前記ブームの制限速度を決定し、
    前記バケットの刃先が前記設計面の外方に位置しているときの前記距離を正の値とし、前記設計面の内方から外方に向かう方向の速度を正の値として、
    前記第1制限条件は、前記ブームの制限速度が前記ブーム目標速度よりも大きいことを含み、
    前記第1制限条件が満たされているときには、前記作業機制御部は、前記ブームの制限速度にて前記ブームを制御し、
    前記第3制限条件は、前記距離が第2所定値より小さいことを含み、
    前記第3制限条件が満たされているときには、前記作業機制御部は、前記ブームの制限速度にて前記ブームを制御すると共に、バケット制限速度にて前記バケットを制御し、
    前記バケット制限速度の絶対値は、前記バケット目標速度の絶対値よりも小さい
    設機械の制御システム。
  11. 前記第1制限条件は、前記距離が第1所定値より小さいことをさらに含む、
    請求項10に記載の建設機械の制御システム。
  12. 記第2所定値は、前記第1所定値より小さい、
    請求項11に記載の建設機械の制御システム。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の制御システムを備える建設機械。
  14. ブームと、アームと、バケットとを有する作業機と、前記作業機を操作するための操作装置と、を備える建設機械を制御するための制御方法であって、
    掘削対象の目標形状を示す設計面を設定するステップと、
    前記ブームを操作するための前記操作装置の操作量に応じたブーム目標速度と、前記アームを操作するための前記操作装置の操作量に応じたアーム目標速度と、前記バケットを操作するための前記操作装置の操作量に応じたバケット目標速度と、を決定するステップと、
    前記バケットの刃先と前記設計面との間の距離を取得するステップと、
    前記距離に基づいて前記作業機全体の制限速度を決定するステップと、
    第1制限条件が満たされるか否かを判定するステップと、
    第2制限条件が満たされるか否かを判定するステップと、
    前記作業機を制御するステップと、
    を備え、
    前記制限速度を決定するステップでは、前記作業機全体の制限速度と前記アーム目標速度と前記バケット目標速度とから前記ブームの制限速度を決定し、
    前記バケットの刃先が前記設計面の外方に位置しているときの前記距離を正の値とし、前記設計面の内方から外方に向かう方向の速度を正の値として、
    前記第1制限条件は、前記ブームの制限速度が前記ブーム目標速度よりも大きいことを含み、
    前記第1制限条件が満たされているときには、前記作業機を制御するステップでは、前記ブームの制限速度にて前記ブームを制御し、
    前記第2制限条件は、前記距離が第2所定値より小さいことを含み、
    前記第2制限条件が満たされているときには、前記作業機制御部は、前記ブームの制限速度にて前記ブームを制御し、
    前記アーム制限速度の絶対値は、前記アーム目標速度の絶対値よりも小さい、
    建設機械の制御方法。
  15. ブームと、アームと、バケットとを有する作業機と、前記作業機を操作するための操作装置と、を備える建設機械を制御するための制御方法であって、
    掘削対象の目標形状を示す設計面を設定するステップと、
    前記ブームを操作するための前記操作装置の操作量に応じたブーム目標速度と、前記アームを操作するための前記操作装置の操作量に応じたアーム目標速度と、前記バケットを操作するための前記操作装置の操作量に応じたバケット目標速度と、を決定するステップと、
    前記バケットの刃先と前記設計面との間の距離を取得するステップと、
    前記距離に基づいて前記作業機全体の制限速度を決定するステップと、
    第1制限条件が満たされるか否かを判定するステップと、
    第3制限条件が満たされるか否かを判定するステップと、
    前記作業機を制御するステップと、
    を備え、
    前記制限速度を決定するステップでは、前記作業機全体の制限速度と前記アーム目標速度と前記バケット目標速度とから前記ブームの制限速度を決定し、
    前記バケットの刃先が前記設計面の外方に位置しているときの前記距離を正の値とし、前記設計面の内方から外方に向かう方向の速度を正の値として、
    前記第1制限条件は、前記ブームの制限速度が前記ブーム目標速度よりも大きいことを含み、
    前記第1制限条件が満たされているときには、前記作業機を制御するステップでは、前記ブームの制限速度にて前記ブームを制御し、
    前記第3制限条件は、前記距離が第2所定値より小さいことを含み、
    前記第3制限条件が満たされているときには、前記作業機制御部は、前記ブームの制限速度にて前記ブームを制御すると共に、バケット制限速度にて前記バケットを制御し、
    前記バケット制限速度の絶対値は、前記バケット目標速度の絶対値よりも小さい、
    建設機械の制御方法。
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