JP2009179968A - 油圧ショベルのフロント制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく領域制限制御ができる油圧ショベルのフロント制御装置を提供する。
【解決手段】アーム1b、バケット1cの実際の角速度を基にしてバケット先端の速度ベクトルVcを演算し、これから減速ベクトルVRを演算してブーム1aを制御することで、バケット先端が設定領域に沿って動作する領域制限掘削制御を行う。また、フロント作業機1Aのバケット1cの先端を下げるような操作指示がなされているにもかかわらず、バケット1cの先端位置が以前の位置と同じであると判断されると、領域制限制御の設定値(掘削領域の直線式)を補正するように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、油圧ショベルのフロント制御技術に関する。
油圧ショベルで掘削面の仕上げ作業や法面の成形作業を行うには、ブーム、アーム等の複数のフロント部材を同時に複合操作してバケット先端を直線状に動作させる必要がある。しかし、これらフロント部材はそれぞれ関節部によって連結され回動運動を行うものであるため、これらフロント部材を操作してフロント作業機のバケット先端を直線状に移動させることは、熟練を伴う非常に困難な作業である。そこで、このような作業を容易にするため、各種のフロント制御装置が従来提案されており、その一例として、掘削領域の掘削面に沿ってフロント作業機のバケット先端を移動させるようにしたフロント制御装置を提案している(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のフロント制御装置は、フロント作業機の動き得る領域を制限した掘削制御を行う領域制限掘削制御に際して、掘削時の負荷による影響を極力抑えるとともに、領域制限掘削制御の演算部分に干渉することなく、バケットの姿勢を一定に保持する制御を容易に組み込むことができるようにするものである。
特開2002−167794号公報
上記特許文献1に記載の領域制限掘削制御では、掘削時の負荷による影響を極力抑え、掘削領域の掘削面に沿ってフロント作業機のバケット先端を移動させることができ、バケットの姿勢を一定に保持しながら、このバケット先端を直線状に移動させることができる。しかし、この特許文献1に記載のものは、油温や複合操作の影響などにより、想定した範囲内の油圧制御が行えず、場合によってはフロント作業機が設定した領域境界まで到達できず領域境界の手前で止まってしまったり、設定した領域境界を越えて掘削してしまったりする可能性がある。
(1) 請求項1の発明による油圧ショベルのフロント制御装置は、多関節型のフロント作業機を構成する上下方向に回動可能なブーム、アーム、バケットを含む複数のフロント部材と、複数のフロント部材をそれぞれ駆動する複数の油圧アクチュエータと、複数のフロント部材の動作を指示する複数の操作手段と、複数の操作手段の操作信号に応じて駆動され、複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の油圧制御弁とを備える油圧ショベルに備えられ、フロント作業機に領域を制限した掘削を連続して行わせる油圧ショベルのフロント制御装置において、(a)フロント作業機の位置と姿勢に関する状態量を検出する検出手段と、(b)検出手段からの信号に基づきフロント作業機の位置と姿勢を演算する第1演算手段と、(c)検出手段からの信号に基づきアーム及びバケットの実動作速度を演算し、この動作速度からフロント作業機のバケット先端の速度ベクトルを演算する第2演算手段と、(d)フロント作業機のバケット先端が予め設定した領域内でその設定領域の境界の近傍にあるとき、第1及び第2演算手段の演算値に基づき、第2演算手段で演算した速度ベクトルの設定領域の境界に接近する方向のベクトル成分を減じる減速ベクトルを演算する第3演算手段と、(e)第3演算手段で演算した減速ベクトルに対応するブームの操作信号を演算しこれを対応する油圧制御弁に出力する第4演算手段と、(f)第3演算手段で演算した減速ベクトルに対応するブームの目標動作速度を演算し、このブームの目標動作速度と検出手段で検出したフロント作業機の位置と姿勢に関する状態量とからバケットの姿勢を一定に保持するためのバケットの操作信号を演算し、このバケットの操作信号を対応する油圧制御弁に出力する第5演算手段と、(g)フロント作業機のバケット先端が下方に移動されるように操作信号が出力されているか否かを判断する操作信号有無判断手段と、(h)第1演算手段で演算したフロント作業機のバケット先端の地面に対する位置が移動しているか否かを判断するバケット先端移動有無判断手段と、(i)第1演算手段で演算したフロント作業機のバケット先端と、補正手段で補正する前の設定領域の境界との距離が所定の距離以上であるか否かを判断する離間距離判断手段と、(j)フロント作業機のバケット先端が下方に移動されるように操作信号が出力されていると操作信号有無判断手段で判断され、かつ、第1演算手段で演算したフロント作業機のバケット先端の地面に対する位置が移動していないとバケット先端移動有無判断手段で判断され、かつ、第1演算手段で演算したフロント作業機のバケット先端と、補正手段で補正する前の設定領域の境界との距離が所定の距離以上であると離間距離判断手段で判断される場合に設定領域を補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の油圧ショベルのフロント制御装置において、油圧ショベルは、走行体と、走行体に対して旋回可能に設けられる上部旋回体とを備え、フロント作業機は、上部旋回体に揺動可能に取り付けられ、上部旋回体の姿勢を検出する上部旋回体姿勢検出手段をさらに備え、第1演算手段は、検出手段および上部旋回体姿勢検出手段からの信号に基づいて、フロント作業機のバケット先端の地面に対する位置を演算することを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の油圧ショベルのフロント制御装置において、補正手段は、第1演算手段で演算したフロント作業機の位置と姿勢に基づいて、フロント作業機のバケット先端が設定領域の境界を越えていると判断されると、設定領域を補正することを特徴とする。
本発明によれば、設定領域の境界まで掘削できるので、効率よく領域制限制御ができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態に係わるフロント制御装置を油圧ショベルに搭載される油圧駆動装置とともに示す図である。
図1において、本発明が適用される油圧ショベル1は、油圧ポンプ2と、この油圧ポンプ2から吐出される圧油により駆動されるブームシリンダ3a、アームシリンダ3b、バケットシリンダ3c、旋回モータ3d及び左右の走行モータ3e,3fを含む複数の油圧アクチュエータと、これら油圧アクチュエータ3a〜3fのそれぞれに対応して設けられた複数の操作レバー装置4a〜4fと、油圧アクチュエータ3a〜3fに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御弁5a〜5fと、油圧ポンプ2と流量制御弁5a〜5fの間の圧力が設定値以上になった場合に開くリリーフ弁6とを有し、これらは油圧ショベルの被駆動部材を駆動する油圧駆動装置を構成している。
本実施の形態では、操作レバー装置4a〜4fは操作信号として電気信号を出力する電気レバー装置であり、流量制御弁5a〜5fは電気信号をパイロット圧に変換する電気油圧変換手段、例えば比例電磁弁を両端に備えた電気・油圧操作方式である。
図2は油圧ショベル1の外観を示す斜視図である。1Aはフロント作業機、1Bは車体、1aはブーム、1bはアーム、1cはバケット、1dは上部旋回体、1eは下部走行体、13は操作室、14aは左走行駆動体、14bは右走行駆動体である。油圧ショベル1は、垂直方向に夫々回動ずるブーム1a、アーム1b及びバケット1cからなる多関節型のフロント作業機1Aと、上部旋回体1d及び下部走行体1eからなる車体1Bとで構成されている。
フロント作業機1Aでは、ブーム1aの基端が上部旋回体1dの前部に回動可能に支持されており、このブーム1aの先端にアーム1bの一端が回動可能に支持され、このアーム1bの他端にバケット1cが回動可能に支持されている。ブーム1aはブームシリンダ3aによって垂直方向に回動するように駆動され、アーム1bはアームシリンダ3bによって垂直方向に回動するように駆動され、バケット1cはバケットシリンダ3cによって垂直方向に回動するように駆動される。車体1Bでは、操作室13を有する上部旋回体1dが旋回モータ3d(図2では図示せず)を介して下部走行体1e上に取り付けられており、この旋回モータ3dが駆動されることにより、上部旋回体1dが下部走行体1eに対して旋回する。また、下部走行体1eには、車体1Bの前進方向に対して左側に左走行駆動体14aが、右側に右走行駆動体14bが夫々設けられており、左走行駆動体14aが左走行モータ3eにより駆動されることにより、また、右走行駆動体14bが右走行モータ3fにより駆動されることにより、油圧ショベル1が前進あるいは後進走行し、また、走行方向を変更することができる。
操作レバー装置4a〜4fは、図2には図示しないが、上部旋回体1dの操作室13内に設けられている。ブーム操作レバー装置4aが操作されることにより、ブームシリンダ3aが駆動されてブーム1aが垂直方向に回動駆動される。同様に、アーム操作レバー装置4bやバケット操作レバー装置4cが操作されることにより、アームシリンダ3bやバケットシリンダ3cが駆動されて、アーム1bやバケット1cが垂直方向に回動駆動され、旋回操作レバー装置4dが操作されることにより、旋回モータ3dが駆動されて、上部旋回体1dが旋回し、左走行モータ操作レバー4eや右走行モータ操作レバー装置4fが操作されることにより、左走行モータ3eや右走行モータ3fが駆動されて、油圧ショベル1が前進、後進走行し、また、走行方向を変える。
以上のような油圧ショベルに本実施の形態に係わるフロント制御装置が設けられている。この制御装置は、予め作業に応じてフロント作業機の所定部位、例えばバケット1cの先端が動き得る掘削領域の設定を指示するとともに、領域制限掘削制御の開始を指示する設定器7と、ブーム1a、アーム1b及びバケット1cのそれぞれの回動支点に設けられ、フロント作業機1Aの位置と姿勢に関する状態量としてそれぞれの回動角を検出する角度検出器8a,8b,8cと、上部旋回体1dの傾斜角度を検出する傾斜角度検出器8dと、設定器7の設定信号、操作レバー装置4a〜4fの操作信号を入力し、バケット1cの先端が動き得る掘削領域を設定すると共に操作信号の補正を行う制御ユニット9から構成されている。
設定器7は、操作パネルあるいは操作レバーのグリップ上に設けられたスイッチ等の入力手段により、制御の開始や設定の信号を制御ユニット9に出力し、制御の開始や掘削制限領域の設定を指示するものである。操作パネル上には表示装置等、他の補助手段があってもよい。図1に示す例では、設定器7に領域制限開始スイッチ7a、ダイレクトティーチスイッチ7bが設けられている。
図11は、本実施の形態に係るフロント制御装置の構成を示すブロック図である。制御ユニット9は、角度検出器8a〜8d,操作レバー4a〜4f,設定器の各スイッチ7a,7bからの各信号をそれぞれ取り込んでデジタル信号に変換するA/D変換器91、後述する制御プログラムを実行するCPU92、制御プログラムや制御に必要な各種定数を格納するROM93、演算結果あるいは演算途中の数値を一時的に記憶するRAM94、および流量制御弁5a〜5fへの制御信号をアナログ信号に変換するD/A変換器を含むシングルチップマイコン96と、フロント作業装置1Aと車体1Bの各寸法データ(ブーム長さやアーム長さ等)を記憶する不揮発性メモリ(EEPROM)97とにより構成される。制御ユニット9には、領域設定部と領域制限掘削制御部とがプログラムとしてROM93に格納されている。領域設定部では、設定器7からの指示でバケット1cの先端が動き得る掘削領域の設定演算を行う。その一例を図3を用いて説明する。
先ず初めに、掘削領域の初期値としてフロント作業機1Aが届かないくらい深い値をセットしておく。なぜならば、設定器7の開始スイッチ7aをONにした時から領域制限掘削制御が有効になるとすれば、その後フロント作業機1Aが動作し得る範囲で自由に動き、動作範囲内で掘削領域を自由に設定できるようにするためには、掘削領域の初期値は油圧ショベルのある位置からはるか下方に設定しておかなければならないからである。ここでは一例として、掘削領域の初期値は直線式でY=−20mとしておく。
次に、図3において、オペレータによる操作レバー装置の操作でバケット1cの先端を点P1の位置に動かされた後、設定器7のダイレクトティーチスイッチ7bが押圧されると、そのときのバケット1cの先端位置が制御ユニット9の領域設定部で計算される。制御ユニット9のROM等の記憶部にはフロント作業機1A及び車体1Bの各部寸法が記憶されており、領域設定部はこれらのデータと、角度検出器8a,8b,8cで検出した回動角α、β、γ及び傾斜角度検出器8dで検出した上部旋回体1dの傾斜角度θの値を用いてP1の位置を計算する。このときP1の位置は例えばブーム1aの回動支点を原点としたXY座標系の座標値(X1,Y1)として求める。XY座標系は、本体1Bに対して固定した直交座標系であり、垂直面内にあるとする。
制御ユニット9の領域設定部では、P1のY座標値より、掘削領域の直線式を下記の式を用いて計算する。
Y=Y1
このように計算した値は掘削領域の設定値として制御ユニット9のRAM等の記憶部に記憶される。
以上のように設定した掘削領域に関して、制御ユニット9の領域制限掘削制御部では、図4にフローチャートで示す処理手順によりフロント作業機1Aの動き得る領域を制限する制御を行う。以下、その内容を図4に示すフローチャートにより説明する。まず、手順110において、設定器7の領域制限開始スイッチ7aがONかどうかを判断する。設定器7の領域制限開始スイッチ7aがONであれば手順120に進む。
次に、手順120において、操作レバー装置4a〜4Fの操作信号を入力し、手順130において、角度検出器8a,8b,8cにより検出したブーム1a、アーム1b及びバケット1cの回動角度(回動角)、及び、傾斜角度検出器8dにより検出した上部旋回体1dの傾斜角度(傾斜角)θを入力する。
手順140において、検出した回動角α、β、γ及び傾斜角θと予め入力してあるフロント作業機1A及び上部旋回体1dの各部寸法とに基づきフロント作業機1Aの位置と姿勢の計算を行い、バケット1cの先端位置を計算する。バケット先端の位置はXY座標系の値として求められる。なお、走行および旋回をしていないにも関わらず、傾斜角θが変化したと判断される場合には、地面が硬く掘削できずに車体1Bがジャッキアップ等をしていると考えられる。そこで、この場合には、記憶部に記憶されているフロント作業機1A及び車体1Bの各部寸法からジャッキアップ時の車体1Bの回転中心位置を求め、この回転中心位置と傾斜角θの変化量とに基づいて、バケット先端の位置を補正して、バケット先端の地面に対する位置を算出する。
次に、手順180において、アーム角度検出器8b及びバケット角度検出器8cの信号を微分してアーム1b及びバケット1cの実際の角速度ωb,ωcを求め、この角速度から油圧シリンダ3b,3cの駆動速度を求め、この駆動速度とフロント作業機1Aの各部寸法を用いてバケット先端の速度ベクトルVcを演算する。速度ベクトルVcは、バケット先端の対地速度についての速度ベクトルとなる。そして、速度ベクトルVcの設定領域の境界に平行な方向のベクトル成分Vcxと垂直な方向のベクトル成分Vcyを求める。ここで、速度ベクトルVcのX座標成分Vcxは速度ベクトルVcの設定領域の境界に平行な方向のベクトル成分となり、Y座標成分Vcyは速度ベクトルVcの設定領域の境界に垂直な方向のベクトル成分、すなわち地面に対して垂直な方向のベクトル成分となる。
次に手順190において、バケット1cの先端が、上述のように設定した図5に示すような設定領域内の境界近傍の領域である減速領域にある場合か否かを判定する。手順190における判定の詳細は後述する。手順190において、減速領域にあると判定される場合には手順200に進み、フロント作業機1Aの減速制御演算を行う。手順190において、減速領域にないと判定される場合には手順210に進む。手順200の減速制御演算では、アーム用操作レバー装置4bの操作信号自体を減速する(操作指令値を小さくする)処理(アーム減速制御処理)と、手順180で計算したフロント作業機1Aのバケット1cの先端の速度ベクトルVcの設定領域の境界に接近する方向のベクトル成分(Vcy)を減ずる処理(減速方向変換処理;後述)とを行う。
次に手順300において、設定した掘削領域の直線式を補正する。手順300の詳細については図10を用いて説明する。手順301では、図4の手順130で入力された角度と、手順140で演算された結果を記憶装置に保存する。手順301aでは、各操作レバー装置4a〜4fの操作信号から、フロント作業機1Aのバケット1cの先端を下げるような操作指示がなされているか否かを判定する。手順301aで否定されると、手順210へ進み、手順301aで肯定されると手順302へ進む。
手順302では、作業機先端位置と補正前の設定領域の境界(掘削領域の設定値)との距離D1がある一定以上あるか否かを判定する。なお、後述するように掘削領域の設定値は補正されることもあるが、手順302では、補正前の掘削領域の設定値を用いる。手順302で否定されると、図4の手順210へ進み、手順302で肯定されると手順303へ進む。
手順303では、手順301で保存されている演算の数周期分の位置の値を基に、作業機先端位置が以前の位置と同じか否かを判定する。手順303で否定された場合は、直線式の補正は行わず図4の手順210へ進む。
一方、手順303で肯定された場合は、手順304に進み、手順301で保存された数周期分の角度の値を基に、フロントの姿勢が以前の姿勢と同じか、つまり各アクチュエータの角度が以前の値と同じかを判定する。
手順304で否定される、つまりこの場合は作業機先端と設定領域の境界との距離がある一定以上の値で、作業機先端の位置は動いていないが、フロントの姿勢が変化している状態であり、油圧制御の影響ではなく、地面が硬く掘削できずに車体がジャッキアップ等をしていると考えられる状態であり、このような場合には直線式の補正はせずに図4の手順210に進む。
一方手順304で肯定される、つまりこの場合は、作業機先端と設定領域の境界との距離がある一定以上の値で、作業機先端が動いておらず且つフロントの姿勢も変化していない状況であり、この原因は、数周期前までの領域制限制御の影響によるものと判断できる状況であり、この場合には手順305に進む。
手順305では、直線式の変更と記憶を行う。直線式の値は、前記ダイレクトティーチスイッチにより設定した直線式の値(ここではY=Y1)を下げるような値を前記ダイレクトティーチスイッチにより設定した値に加える。例えば、直線式の高さを1cm下げる補正を行い、Y=Y1−1cmとする。そして、この値を補正前の値(Y=Y1)とは別に記憶し、次からの演算には補正された(変更された)後の直線式を利用する。つまり、次の周期の演算で手順304が肯定され手順305に進んだ場合には、Y=(Y1−1cm)−1cmとなり、最初に設定した値(Y=Y1)より2cm下がった位置を補正後の設定領域とする。オペレータへ目標面の提示をする場合には補正前の直線式であるY=Y1を利用し、補正後の直線式は演算装置内部の演算に使用する。なお、再度ダイレクトティーチスイッチ7bが押されて設定領域が変更された場合には、補正された直線式はリセットされる。
図4の手順210において、バケット1cの先端が図5に示すような設定領域の境界の下方(設定領域外)にある場合か否かを判定し、設定領域外にある場合には手順220に進み、フロント作業機1Aの復元制御演算を行い、設定領域外にないときには手順230に進む。手順220の復元制御演算では、アーム用操作レバー装置4bの操作信号自体を減速する(操作指令値を小さくする)処理(アーム減速処理)と、手順180で計算したフロント作業機1Aのバケット1cの先端の速度ベクトルVcの設定領域の境界に接近する方向のベクトル成分(Vcy)を設定領域の境界に向かう方向の成分に変換する処理(復元方向変換処理;後述)とを行う。
ここで、手順190における減速領域にあるか否かの判定、手順200における減速方向変換処理、及び、手順210における設定領域外に侵入したか否かの判定について、図6及び図7を用いて説明する。制御ユニット9の記憶装置には、図6に示すような、設定領域の境界からバケット1cの先端までの距離D1と、減速ベクトル係数hとの関係が記憶されている。減速ベクトル係数hは、距離D1が距離Ya1よりも大きいときは0であり、D1がYa1よりも小さくなると、距離D1が減少するにしたがって増大し、距離D1=0で1となるように設定されている。
手順190では、手順140で演算されたバケット1cの先端位置と、上述のように領域設定部に設定された掘削領域の設定値とからバケット1cの先端位置と設定領域の境界との距離D1を計算し、この距離D1が距離Ya1より小さくなると減速領域に侵入したと判定する。また、手順210では、距離D1が負の値になったら設定領域外に侵入したと判断する。
また、手順200では、手順180で計算したバケット1cの先端の速度ベクトルVcの設定領域の境界に接近する方向のベクトル成分である、設定領域の境界に対して垂直方向のベクトル成分、すなわちXY座標系におけるY座標の成分Vcyを減じるための減速ベクトルVRを求める。具体的には、記憶装置に記憶した図6に示す関係から、そのときの設定領域の境界とバケット1cの先端との距離D1に対応する減速ベクトル係数hを計算し、この減速ベクトル係数hを速度ベクトルVcのY座標の成分(垂直方向のベクトル成分)Vcyに乗じ、更に−1を乗じて減速ベクトルVR(=−h・Vcy)を求める。ここで、減速ベクトルVRはバケット1cの先端と設定領域の境界との距離D1がYa1より小さくなるにしたがって大きくなり、D1=0でVR=−Vcyとなる、Vcyの逆方向の速度ベクトルである。このため、後述するように、減速ベクトルVRを速度ベクトルVcの垂直方向のベクトル成分Vcyに加算することにより、距離D1がYa1より小さくなるにしたがって垂直方向のベクトル成分Vcyの減少量が大きくなるようベクトル成分Vcyが減じられて、速度ベクトルVcは速度ベクトルVcaに補正される(図5)。
上述のように減速制御されたときのバケット1cの先端の軌跡の一例を図7に示す。速度ベクトルVcが斜め下方に一定であるときには、その平行成分Vcxは一定となり、垂直成分Vcyはバケット1cの先端が設定領域の境界に近づくにしたがって(距離D1がYa1より小さくなるにしたがって)小さくなる。補正後の速度ベクトルVcaはその合成ベクトルであるので、バケット1cの先端の軌跡は図7に示すように設定領域の境界に近づくにつれて平行となる曲線状となる。また、D1=0でh=1、VR=−Vcyとなるので、設定領域の境界上での補正後の速度ベクトルVcaは平行成分Vcxに一致する。
手順220における復元方向変換処理について、図8及び図9を用いて説明する。上述したようにこの処理はバケット1cの先端位置と設定領域の境界との距離D1が負の値になったときのものであり、便宜上D1の絶対値をD2に置き換えて説明する。手順220では、手順180で計算したバケット1cの先端の速度ベクトルVcの設定領域の境界に対し垂直方向のベクトル成分、すなわちXY座標系のY座標の成分Vcyを設定領域の境界に接近する方向の垂直成分に変えるための復元ベクトルVR2を求める。
具体的には、垂直方向のベクトル成分VcyをキャンセルするためのVcyの逆方向ベクトルAcyを求める。そして次に、記憶装置に記憶した図8に示す関係から、そのときの距離D2の絶対値に比例する加算用復元ベクトルARを計算し、Vcyの逆方向ベクトルAcyと加算用復元ベクトルARとの和を復元ベクトルVR2とする(VR2=Acy+AR)。ここで、加算用復元ベクトルARはバケット1cの先端と設定領域の境界との距離D2が小さくなるにしたがって小さくなるよう設定されている。このため、復元ベクトルVR2を速度ベクトルVcの垂直方向のベクトル成分Vcyに加算することにより、距離D2が小さくなるにしたがって垂直方向のベクトル成分Vcyが小さくなるよう、速度ベクトルVcは速度ベクトルVcaに補正される。
上述のように復元制御されたときのバケット1cの先端の軌跡の一例を図9に示す。速度ベクトルVcが斜め下方に一定であるときには、その平行成分Vcxは一定となり、また復元ベクトルARは距離D2に比例するので、垂直成分Vcyはバケット1cの先端が設定領域の境界に近づくにしたがって(距離D2が小さくなるにしたがって)小さくなる。補正後の速度ベクトルVcaはその合成ベクトルであるので、バケット1cの先端の軌跡は図9に示すように設定領域の境界に近づくにつれて平行となる曲線状となる。
図4の手順310において、手順210で設定領域外であると判定されている、すなわち掘りすぎであると判定されているので、掘削領域の直線式を上方向へ補正する。例えば、掘削領域の元の直線式がY=Y1とすると、この値に例えば1cm加える補正を行ってY=Y1+1cmとする。そして、この値を補正前の値(Y=Y1)とは別に記憶し、次からの演算には補正された(変更された)後の直線式を利用する。
次に手順230において、手順200又は220で得た滅速ベクトルVRあるいは復元ベクトルVR2に対応するブーム用流量制御弁5aの操作信号を演算する。具体的には、まず、滅速ベクトルVRあるいは復元ベクトルVR2に対応するブーム1aの角速度の目標値を演算し、それにリンク変換を行い、ブーム角速度の目標値に相当するブーム1aの操作信号を演算する。
ここで、この操作信号を流量制御弁5aに出力してブーム1aを操作することは、滅速ベクトルVRあるいは復元ベクトルVR2が得られるようブーム上げを行うことであり、減速制御では、減速ベクトルVRを速度ベクトルVcの垂直方向のベクトル成分Vcyに加算することに相当し、復元制御では、復元ベクトルVR2を速度ベクトルVcの垂直方向のベクトル成分Vcyに加算することに相当する。
次に手順240では手順110での判断結果に応じて操作信号を出力する。まず、手順110で肯定された場合は、手順120で入力したバケット、旋回及び走行用操作レバー装置4c〜4fの操作信号と、手順200又は220で計算したアーム減速処理の操作信号と、手順230で計算したブームの操作信号を出力する。
手順110で否定された場合は、手順250で操作レバー装置4a〜4fの操作信号を入力し、手順240では、それらの操作信号を出力する。
領域制限掘削制御を終了させる場合は、設定器7の領域制限開始スイッチ7aをもう一度押して、OFFにする。この時、それまで設定されていた掘削領域の設定値(掘削領域の直線式)は初期値のY=−20mにリセットされる。
以上のように構成した本実施の形態によれば、アーム1b、バケット1cの実際の角速度を基にしてバケット先端の速度ベクトルVcを演算し、これから減速ベクトルVRを演算してブーム1aを制御することで、バケット先端が設定領域に沿って動作する領域制限掘削制御を行うので、掘削時の負荷などによりアーム、バケットが操作レバー装置4b,4cの操作信号が指令する目標速度通りに動作しなくても、ブーム1aはアーム1b、バケット1cの実際の動作速度に応じて動作するため、バケット先端が設定領域外に侵入しないよう精度よく制御できる。
さらに、油温や複合操作等、油圧制御等の影響で領域境界手前にもかかわらず作業機先端が止まってしまったり、領域境界以上に掘削してしまったりするような場合でも、領域制限制御の設定値を一時的に変化させて(補正して)領域境界まで掘削できるので、効率よく領域制限制御ができる。
なお、上部旋回体1dの傾斜角度を考慮して、フロント作業機1Aの姿勢を演算することで、バケット1cの先端の地面に対する位置を演算するように構成した。したがって、地面が硬く掘削できずに車体がジャッキアップ等をしているか否かを判断できるので、領域制限制御の設定値の補正の要不要を的確に判断でき、効率よく領域制限制御ができる。
また、フロント作業機1Aのバケット1cの先端を下げるような操作指示がなされているにもかかわらず、バケット1cの先端位置が以前の位置と同じであると判断されると、領域制限制御の設定値を補正するように構成した。したがって、領域制限制御の設定値の補正のための判断が単純になり、本発明の制御に関するプログラミングのミスを予防して、判断の信頼性を向上できる。
堀りすぎであると判定されると、掘削領域の直線式を上方向へ補正するように構成した。これにより、領域制限制御の精度を向上するので掘削面の高さが均一となる。
−−−変形例−−−
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、バケット角についての制御については述べてないが、特許文献1に記載のようにバケット角一定保持制御を含めても良い。
更に、上述した実施の形態では、フロント作業機がブーム、アーム、バケットの3つのフロント部材を有する油圧ショベルに本発明を適用した場合について説明したが、ブームが第1ブームと第2ブームとからなる2ピースブーム式或いはオフセット式のフロント作業機を有する油圧ショベルに本発明を適用してもよく、この場合は、例えば車体に最も近い第1ブームを上述した実施の形態におけるブームと同様に扱えばよい。
また、上述した実施の形態では、操作レバー装置は電気レバー方式としたが、油圧パイロット方式であってもよい。また、フロント作業機の位置と姿勢に関する状態量を検出する手段として回動角を検出する角度検出器を用いたが、シリンダのストロークを検出してもよい。
更に、上述した実施の形態では、領域の設定値は、ダイレクトティーチスイッチ7bが押されたときのY軸方向の値のみを使用したが、バケット角度などの値を含めて、領域の設定値に勾配を与えても良い。すなわち、設定領域の境界が地面に対して傾斜した状態で設定できるように構成してもよい。
また、上述した実施の形態では、ダイレクトティーチスイッチ7bにより領域を設定したが外部の設定装置を用いて、数値的に設定しても良い。更に、上述した実施形態では、領域の補正の際には、上下方向のみを変更(補正)したが上下方向の変化に加え、勾配を変更(補正)しても良い。
上述した各実施の形態及び変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
上述の実施の形態及びその変形例において、例えば、検出手段は角度検出器8a,8b,8cに、上部旋回体姿勢検出手段は傾斜角度検出器8dにそれぞれ対応する。第1演算手段、第2演算手段、第3演算手段、第4演算手段、第5演算手段、補正手段、操作信号有無判断手段、バケット先端移動有無判断手段、および離間距離判断手段は、制御ユニット9によって実現される。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上述の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
本発明によるフロント制御装置を油圧ショベルに搭載される油圧駆動装置とともに示す図である。 油圧ショベル1の外観を示す斜視図である。 バケット1cの先端位置の算出について説明する図である。 領域制限掘削制御の処理についてのフローチャートである。 領域制限掘削制御における減速領域及び復元領域での速度ベクトルの補正方法を示す図である。 領域制限掘削制御におけるバケットの先端と設定領域の境界との距離と、減速ベクトルとの関係を示す図である。 領域制限掘削制御でバケットの先端が補正通りに減速制御されたときの軌跡の一例を示す図である。 領域制限掘削制御におけるバケットの先端と設定領域の境界との距離と、復元ベクトルとの関係を示す図である。 領域制限掘削制御でバケットの先端が補正通りに復元制御されたときの軌跡の一例を示す図である。 設定した掘削領域の直線式を補正する処理についてのフローチャートである。 フロント制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 油圧ショベル 1A フロント作業機
1B 車体 1a ブーム
1b アーム 1c バケット
1d 上部旋回体 1e 下部走行体
2 油圧ポンプ 4a〜4f 操作レバー装置
5a〜5f 流量制御弁 7 設定器
8a,8b,8c 角度検出器 8d 傾斜角度検出器
9 制御ユニット

Claims (3)

  1. 多関節型のフロント作業機を構成する上下方向に回動可能なブーム、アーム、バケットを含む複数のフロント部材と、前記複数のフロント部材をそれぞれ駆動する複数の油圧アクチュエータと、前記複数のフロント部材の動作を指示する複数の操作手段と、前記複数の操作手段の操作信号に応じて駆動され、前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する複数の油圧制御弁とを備える油圧ショベルに備えられ、前記フロント作業機に領域を制限した掘削を連続して行わせる油圧ショベルのフロント制御装置において、
    (a)前記フロント作業機の位置と姿勢に関する状態量を検出する検出手段と、
    (b)前記検出手段からの信号に基づき前記フロント作業機の位置と姿勢を演算する第1演算手段と、
    (c)前記検出手段からの信号に基づき前記アーム及びバケットの実動作速度を演算し、この動作速度から前記フロント作業機のバケット先端の速度ベクトルを演算する第2演算手段と、
    (d)前記フロント作業機のバケット先端が予め設定した領域内でその設定領域の境界の近傍にあるとき、前記第1及び第2演算手段の演算値に基づき、前記第2演算手段で演算した前記速度ベクトルの前記設定領域の境界に接近する方向のベクトル成分を減じる減速ベクトルを演算する第3演算手段と、
    (e)前記第3演算手段で演算した前記減速ベクトルに対応する前記ブームの操作信号を演算しこれを対応する油圧制御弁に出力する第4演算手段と、
    (f)前記第3演算手段で演算した減速ベクトルに対応する前記ブームの目標動作速度を演算し、このブームの目標動作速度と前記検出手段で検出した前記フロント作業機の位置と姿勢に関する状態量とから前記バケットの姿勢を一定に保持するための前記バケットの操作信号を演算し、このバケットの操作信号を対応する油圧制御弁に出力する第5演算手段と、
    (g)前記フロント作業機のバケット先端が下方に移動されるように前記操作信号が出力されているか否かを判断する操作信号有無判断手段と、
    (h)前記第1演算手段で演算した前記フロント作業機のバケット先端の地面に対する位置が移動しているか否かを判断するバケット先端移動有無判断手段と、
    (i)前記第1演算手段で演算した前記フロント作業機のバケット先端と、前記補正手段で補正する前の前記設定領域の境界との距離が所定の距離以上であるか否かを判断する離間距離判断手段と、
    (j)前記フロント作業機のバケット先端が下方に移動されるように前記操作信号が出力されていると前記操作信号有無判断手段で判断され、かつ、前記第1演算手段で演算した前記フロント作業機のバケット先端の地面に対する位置が移動していないと前記バケット先端移動有無判断手段で判断され、かつ、前記第1演算手段で演算した前記フロント作業機のバケット先端と、前記補正手段で補正する前の前記設定領域の境界との距離が所定の距離以上であると前記離間距離判断手段で判断される場合に前記設定領域を補正する補正手段とを備えることを特徴とする油圧ショベルのフロント制御装置。
  2. 請求項1に記載の油圧ショベルのフロント制御装置において、
    前記油圧ショベルは、走行体と、前記走行体に対して旋回可能に設けられる上部旋回体とを備え、
    前記フロント作業機は、前記上部旋回体に揺動可能に取り付けられ、
    前記上部旋回体の姿勢を検出する上部旋回体姿勢検出手段をさらに備え、
    前記第1演算手段は、前記検出手段および前記上部旋回体姿勢検出手段からの信号に基づいて、前記フロント作業機のバケット先端の地面に対する位置を演算することを特徴とする油圧ショベルのフロント制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の油圧ショベルのフロント制御装置において、
    前記補正手段は、前記第1演算手段で演算した前記フロント作業機の位置と姿勢に基づいて、前記フロント作業機のバケット先端が前記設定領域の境界を越えていると判断されると、前記設定領域を補正することを特徴とする油圧ショベルのフロント制御装置。
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